(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記プランジャ部材は、内部体積を画定するプランジャ部材本体を備え、前記エネルギー貯蔵部材は、前記プランジャ部材本体内部体積の実質的に内側に格納されている、請求項1に記載のシステム。
前記プランジャ部材に動作可能に結合され、前記プランジャ部材本体内部体積内に実質的に格納されているラッチ部材をさらに備え、前記ラッチ部材は、前記ラッチ部材が前記エネルギー貯蔵部材をエネルギー貯蔵状態に維持している第1の機械的状態と、前記ラッチ部材が、前記エネルギー貯蔵部材が、前記エネルギー貯蔵部材によって貯蔵されるエネルギーを解放し、前記注射器本体に対する前記ストッパ部材の後退を補助することを可能にする第2の機械的状態とを有するように構成されている、請求項2に記載のシステム。
前記エネルギー貯蔵部材は、複数の略螺旋形状のコイルを備えているばねであり、前記複数の略螺旋形状のコイルを備えている前記コイルのうちの少なくとも2つは、同軸状に整列させられ、前記同軸状に整列させられている螺旋形状のコイルは、前記コイルの圧縮時のコイル干渉を防止するために、互に対して反対巻き方向で螺旋状に巻かれている、請求項1に記載のシステム。
【背景技術】
【0003】
図1に描写されるもの等の何百万個の注射器(2)が、毎日、医療環境で消費されている。典型的注射器(2)は、チューブ状の本体(4)と、プランジャ(6)と、注射針(8)と備えている。典型的注射器は、空で供給され、使用時点において、薬品バイアルから充填され得る。
図2は、針(8)を伴う注射器(2)を注射可能薬品(10)の液体バイアルから充填するプロセスを図示する。薬品は、液体または使用時に液体と混合される粉末であることができる。
図3は、従来の注射器(12)とともに使用される、針(8)を示す。針は、針ハブ(19)と注射器の正面上のルアーロックアダプタ(14)とを用いて、注射器に接続される。
【0004】
針注射構成の使用は、鋭利な針が所望されない構造に接触する、またはそれを突き刺す危険性をもたらす。このため、いわゆる「安全注射器」が、開発されている。安全注射器(20)構成の1つは、
図4に示され、チューブ状の遮蔽体部材(22)は、注射器本体(4)に対する係止位置から解放されると、針(8)を覆うようにばね付勢される。
【0005】
そのような構成は、嵩張り、かつ使用が煩雑であるため、ユーザによって準最適に認知され得る。例えば、外部ばねベースの遮蔽体は、比較的に大きく、急速に起動し、それによって、ユーザ上等、望ましくない方向に血液粒子を噴霧し得る。いくつかの事例では、工場において注射器に薬物を事前に充填し、
図2に示される充填ステップを排除することが望ましい。さらに、既存の安全注射器構成は、概して、薬物で事前に充填されることとの適合性がない。注射のための一般的薬物は、液体形態にあり得るか、または使用時に液体と混合される粉末を備え得る。そのようなシステムのエラストマーおよびポリマー材料は、物質、湿気、または酸素を注射器本体内に含まれる液体の中に時間と共に混入させ得る。事前に充填されたガラス注射器本体は、
図5に示される。事前に充填された注射器は、ストッパ(5)に取り付けられるプランジャ(6)と、恒久的に結合された針(8)、または使用時点における針の接続のためのルアーロック接続(14)のいずれかとを伴う、ガラス管状本体(4)から構築される。ガラス本体は、薬物の中への汚染物質、湿気、または酸素のいかなる混入も最小化するために使用される。これらのガラス注射器本体は、概して、現在の安全注射器システムと適合性がない。現在利用可能な構成の欠点に対処する、改良された注射システムの必要性がある。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】
図1−5は、従来の注射器の構成の種々の側面を例証する。
【
図2】
図1−5は、従来の注射器の構成の種々の側面を例証する。
【
図3】
図1−5は、従来の注射器の構成の種々の側面を例証する。
【
図4】
図1−5は、従来の注射器の構成の種々の側面を例証する。
【
図5】
図1−5は、従来の注射器の構成の種々の側面を例証する。
【
図6A】
図6A−
6Vは、本発明による、安全注射器アセンブリの一実施形態の種々の側面を図示し、針は、注射をすると、自動的に後退させられる。
【
図6B】
図6A−
6Vは、本発明による、安全注射器アセンブリの一実施形態の種々の側面を図示し、針は、注射をすると、自動的に後退させられる。
【
図6C】
図6A−
6Vは、本発明による、安全注射器アセンブリの一実施形態の種々の側面を図示し、針は、注射をすると、自動的に後退させられる。
【
図6D】
図6A−
6Vは、本発明による、安全注射器アセンブリの一実施形態の種々の側面を図示し、針は、注射をすると、自動的に後退させられる。
【
図6E】
図6A−
6Vは、本発明による、安全注射器アセンブリの一実施形態の種々の側面を図示し、針は、注射をすると、自動的に後退させられる。
【
図6F】
図6A−
6Vは、本発明による、安全注射器アセンブリの一実施形態の種々の側面を図示し、針は、注射をすると、自動的に後退させられる。
【
図6G】
図6A−
6Vは、本発明による、安全注射器アセンブリの一実施形態の種々の側面を図示し、針は、注射をすると、自動的に後退させられる。
【
図6H】
図6A−
6Vは、本発明による、安全注射器アセンブリの一実施形態の種々の側面を図示し、針は、注射をすると、自動的に後退させられる。
【
図6I】
図6A−
6Vは、本発明による、安全注射器アセンブリの一実施形態の種々の側面を図示し、針は、注射をすると、自動的に後退させられる。
【
図6J】
図6A−
6Vは、本発明による、安全注射器アセンブリの一実施形態の種々の側面を図示し、針は、注射をすると、自動的に後退させられる。
【
図6K】
図6A−
6Vは、本発明による、安全注射器アセンブリの一実施形態の種々の側面を図示し、針は、注射をすると、自動的に後退させられる。
【
図6L】
図6A−
6Vは、本発明による、安全注射器アセンブリの一実施形態の種々の側面を図示し、針は、注射をすると、自動的に後退させられる。
【
図6M】
図6A−
6Vは、本発明による、安全注射器アセンブリの一実施形態の種々の側面を図示し、針は、注射をすると、自動的に後退させられる。
【
図6N】
図6A−
6Vは、本発明による、安全注射器アセンブリの一実施形態の種々の側面を図示し、針は、注射をすると、自動的に後退させられる。
【
図6O】
図6A−
6Vは、本発明による、安全注射器アセンブリの一実施形態の種々の側面を図示し、針は、注射をすると、自動的に後退させられる。
【
図6P】
図6A−
6Vは、本発明による、安全注射器アセンブリの一実施形態の種々の側面を図示し、針は、注射をすると、自動的に後退させられる。
【
図6Q】
図6A−
6Vは、本発明による、安全注射器アセンブリの一実施形態の種々の側面を図示し、針は、注射をすると、自動的に後退させられる。
【
図6R】
図6A−
6Vは、本発明による、安全注射器アセンブリの一実施形態の種々の側面を図示し、針は、注射をすると、自動的に後退させられる。
【
図6S】
図6A−
6Vは、本発明による、安全注射器アセンブリの一実施形態の種々の側面を図示し、針は、注射をすると、自動的に後退させられる。
【
図6T】
図6A−
6Vは、本発明による、安全注射器アセンブリの一実施形態の種々の側面を図示し、針は、注射をすると、自動的に後退させられる。
【
図6U】
図6A−
6Vは、本発明による、安全注射器アセンブリの一実施形態の種々の側面を図示し、針は、注射をすると、自動的に後退させられる。
【
図6V】
図6A−
6Vは、本発明による、安全注射器アセンブリの一実施形態の種々の側面を図示し、針は、注射をすると、自動的に後退させられる。
【
図7A】
図7A−7Lは、本発明による、適応可能安全注射器アセンブリの一実施形態の種々の側面を例証し、針は、注射をすると、手動で後退させられる。
【
図7B】
図7A−7Lは、本発明による、適応可能安全注射器アセンブリの一実施形態の種々の側面を例証し、針は、注射をすると、手動で後退させられる。
【
図7C】
図7A−7Lは、本発明による、適応可能安全注射器アセンブリの一実施形態の種々の側面を例証し、針は、注射をすると、手動で後退させられる。
【
図7D】
図7A−7Lは、本発明による、適応可能安全注射器アセンブリの一実施形態の種々の側面を例証し、針は、注射をすると、手動で後退させられる。
【
図7E】
図7A−7Lは、本発明による、適応可能安全注射器アセンブリの一実施形態の種々の側面を例証し、針は、注射をすると、手動で後退させられる。
【
図7F】
図7A−7Lは、本発明による、適応可能安全注射器アセンブリの一実施形態の種々の側面を例証し、針は、注射をすると、手動で後退させられる。
【
図7G】
図7A−7Lは、本発明による、適応可能安全注射器アセンブリの一実施形態の種々の側面を例証し、針は、注射をすると、手動で後退させられる。
【
図7H】
図7A−7Lは、本発明による、適応可能安全注射器アセンブリの一実施形態の種々の側面を例証し、針は、注射をすると、手動で後退させられる。
【
図7I】
図7A−7Lは、本発明による、適応可能安全注射器アセンブリの一実施形態の種々の側面を例証し、針は、注射をすると、手動で後退させられる。
【
図7J】
図7A−7Lは、本発明による、適応可能安全注射器アセンブリの一実施形態の種々の側面を例証し、針は、注射をすると、手動で後退させられる。
【
図7K】
図7A−7Lは、本発明による、適応可能安全注射器アセンブリの一実施形態の種々の側面を例証し、針は、注射をすると、手動で後退させられる。
【
図7L】
図7A−7Lは、本発明による、適応可能安全注射器アセンブリの一実施形態の種々の側面を例証し、針は、注射をすると、手動で後退させられる。
【
図8A】
図8A−8Lは、本発明による、適応可能安全注射器アセンブリの一実施形態の種々の側面を例証し、針は、注射をすると、自動的に後退させられる。
【
図8B】
図8A−8Lは、本発明による、適応可能安全注射器アセンブリの一実施形態の種々の側面を例証し、針は、注射をすると、自動的に後退させられる。
【
図8C】
図8A−8Lは、本発明による、適応可能安全注射器アセンブリの一実施形態の種々の側面を例証し、針は、注射をすると、自動的に後退させられる。
【
図8D】
図8A−8Lは、本発明による、適応可能安全注射器アセンブリの一実施形態の種々の側面を例証し、針は、注射をすると、自動的に後退させられる。
【
図8E】
図8A−8Lは、本発明による、適応可能安全注射器アセンブリの一実施形態の種々の側面を例証し、針は、注射をすると、自動的に後退させられる。
【
図8F】
図8A−8Lは、本発明による、適応可能安全注射器アセンブリの一実施形態の種々の側面を例証し、針は、注射をすると、自動的に後退させられる。
【
図8G】
図8A−8Lは、本発明による、適応可能安全注射器アセンブリの一実施形態の種々の側面を例証し、針は、注射をすると、自動的に後退させられる。
【
図8H】
図8A−8Lは、本発明による、適応可能安全注射器アセンブリの一実施形態の種々の側面を例証し、針は、注射をすると、自動的に後退させられる。
【
図8I】
図8A−8Lは、本発明による、適応可能安全注射器アセンブリの一実施形態の種々の側面を例証し、針は、注射をすると、自動的に後退させられる。
【
図8J】
図8A−8Lは、本発明による、適応可能安全注射器アセンブリの一実施形態の種々の側面を例証し、針は、注射をすると、自動的に後退させられる。
【
図8K】
図8A−8Lは、本発明による、適応可能安全注射器アセンブリの一実施形態の種々の側面を例証し、針は、注射をすると、自動的に後退させられる。
【
図8L】
図8A−8Lは、本発明による、適応可能安全注射器アセンブリの一実施形態の種々の側面を例証し、針は、注射をすると、自動的に後退させられる。
【
図9】
図9は、本発明による、自動後退安全注射器構成を使用して、注射を行うためのプロセスの一実施形態の種々の側面を例証する。
【
図10】
図10は、本発明による、手動後退安全注射器構成を使用して、注射を行うためのプロセスの一実施形態の種々の側面を例証する。
【
図11】
図11は、本技術、ペン型自動注入器、および商用注射器のための他の可能な用途を図示する。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図6A−6Dを参照すると、注射器本体が、プランジャアセンブリ、ハンドル、および針アセンブリを追加することによって、完全安全注射器に組み立てられる、安全注射器の実施形態が、描写される。
図6Aを参照すると、注射器本体(46)は、シリンダ(40)と、ルアーロックアダプタ(44)とを備え、注射器本体(46)は、注射器ストッパ、すなわち、ストッパ部材(43)に動作可能に結合され得、ストッパ部材(43)を係合する注射器本体(46)の中に挿入されるプランジャ部材(41)に動作可能に結合されて示される。ストッパ部材(43)は、ブチルゴム、クロロブチルゴム、ブロモブチルゴム、および/またはシリコンゴム等のエラストマー材料を含み得る。封止剤コーティングが、ストッパ部材(43)の少なくとも一部に塗布され、薬品材料をストッパ部材から隔離し得る。封止剤コーティングは、例えば、PTFEフィルムを含み得る。潤滑剤層が、ストッパと注射器本体との間に導入され得る。潤滑剤層は、シリコン油を含み得る。ストッパ部材の遠位部分は、従来の市販のコンプライアントなストッパを含み得る。ストッパ部材は、針に結合するために、陥凹または突起を伴わない未処理固体コンプライアント部材を含み得る。ハンドル(42)は、シリンダ(40)の近位端に結合され得る。描写される注射器本体(46)の遠位部分は、針アセンブリ(45)に選択的に結合され得る、ルアーロックアダプタ(44)の形態である。
図6Bは、
図6Aに記載されたアイテムの第2の等角図を示す。
図6Cは、注射器本体(46)と、ハンドル(42)と、プランジャアセンブリ(41)とを備えている、注射器およびプランジャアセンブリ(48)の例証である。注射器およびプランジャアセンブリ(48)は、好ましくは、製造業者によって組み立てられるが、診療現場において、ユーザによっても組み立てられ得る。注射器本体(46)は、シリンダ(40)と、ルアーロックアダプタ(44)とを備え、前述のように、プランジャ部材(41)に結合され得るストッパ部材(43)と界面接合するように構成され得る。シリンダ(40)とストッパ部材(43)とは、内部薬品チャンバを画定する。事前に充填される場合、薬物(76)が、シリンダ(40)の内側に格納され、ストッパ(43)によって封じ込められ得る。描写されるルアーロックアダプタは、シリンダからの薬物(76)の通過のための内径を画定する、ルアーロックアダプタを通して配置される孔(31)を有する。キャプ(131)が、出荷のために、注射器本体の先端上に設置され、使用に先立って、除去され得る。注射器本体は、ガラス、ポリマー、例えば、COC、COP、ナイロン、ポリプロピレン、ポリエチレン、または金属から成る群から選択されるもの等の材料を含み得る。注射器ストッパは、好ましくは、低浸出性ブチルゴムから成る。しかしながら、ストッパはまた、または代替として、シリコンゴム等の材料または他のエラストマー材料を含み得る。ストッパは、シリコン油、PTFE、または他の医療グレード潤滑剤等の医薬品グレードの潤滑剤でコーティングされることができる。ストッパはまた、フィルム内に被覆され、潤滑剤および/または薬物汚染障壁を提供することができる。描写される注射器ストッパに結合されるのは、注射器プランジャ(41)である。注射器ストッパとプランジャの接続は、例えば、ねじ接続、締まり嵌め、接着剤接続、および/または溶接接続を含み得る。ハンドル(42)は、ラッチ接触表面(70)と、整列特徴(135)とを備えている。整列特徴は、プランジャ(
図6Lの120)内のスロットと協働し、2つの構成要素を整列させる。整列特徴(135)はまた、ハンドル(42)が設置されると、プランジャが、注射器本体(46)から引き抜かれることを防止する。
図6Dは、針カバー(47)内に配置される針アセンブリ(45)を伴う、完成した注射器およびプランジャアセンブリ(48)を図示する。針カバーは、ユーザによる設置中、針の返し端とルアーロックアダプタ(44)の先端の内径を整列させるためのリブ(111)で構成され得る。隆起、複数の環状リング、または可撓性構造等の代替整列幾何学形状もまた、整列のために使用され得る。代替として、針(45)は、製造業者によって、注射器およびプランジャアセンブリ(48)に事前に結合され得る。
【0013】
図6E−6Iを参照すると、針アセンブリ(45)は、出荷中、針アセンブリをカバーの内側に保持するために、針カバー(47)内に結合され、注射器のルアーロックアダプタへの針アセンブリの設置時に、解放される。針アセンブリと針カバーの接続は、例えば、スナップ嵌め、バヨネット接続、締まり嵌め、および/またはねじ接続のうちの1つ以上のものを含み得る。針カバーはまた、リム(110)を有し得、リム(110)は、滅菌障壁に取り付けられ、出荷のために、針の無菌状態を維持するために使用され得る。スペーサ構成要素はまた、出荷中、針(45)を針カバー(47)の内側に保持するために使用され得る。
図6Fは、ノーズコーン(49)と、針ラッチ(50)と、ドア(51)と、シール(52)と、メス型ルアーベース(53)と、針(54)とから構築される針アセンブリ(45)の分解図である。ノーズコーン(49)は、メス型ルアーベース(53)上にスナップ嵌めし、他の構成要素を含むように構成され得る。針ラッチ(50)は、針(54)を把持し、かつ針を解放するように曲げられ得る、可撓性アーム(75)を備え得る。可撓性アーム(75)は、好ましくは、切り欠き特徴(61)において、針(54)を把持するように構成される。把持状態では、針(54)は、ノーズコーン(49)、針ラッチ(50)、シール(52)、およびメス型ルアーベース(53)の中心管腔の内側に配置される。ドア(51)は、好ましくは、孔(72)が、針の中心軸と整列させられ、ドアが、針ラッチの可撓性アーム(75)の内側に位置するように整列させられる。可撓性アーム(75)は、軸方向力を針に加え、ドアを前方に押しやり、可撓性アーム(75)を広げ、アームが針を解放することを可能にすることによって、曲げられ、針(54)を解放し得る。これは、針が、本書に示される方法のうちの1つによって後退させられることを可能にする。針(54)が、後退させられ、もはやドア(72)内の孔を係合しなくなると、ドアは、可撓性アーム(75)によって側方に押しやられ、孔(72)を針の軸との整列から外れさせ、針が再前進させられることを防止する。シール(52)は、針(54)の周縁の周囲における薬物漏出に対する障壁を提供する。このシールは、エラストマーOリングとして示されるが、隔壁または充填シリコーングリースシール等の他のシールも、使用され得る。
図6G−6Iは、針(54)の異なる可能な構造である。針(54)は、カニューレ(55)と、カニューレハブ(56)と、少なくとも1つの係留要素または返し(57)とから構築される。少なくとも1つの係留要素(57)は、注射器のゴムストッパを穿通し、それを把持するように意図される。少なくとも1つの係留要素(57)は、プランジャを係合する突起(32)を有し得るか、または平滑であり、概して、少なくとも部分的に、ストッパ部材の少なくとも一部の中に穿刺された後、引き出しに抵抗するように構成され得る。係留要素(57)は、ステンレス鋼、コバルト−クロム合金、およびチタンから成る群から選択される金属等の1枚のシート原材料から形成され得、返し、スカイブカット、フック幾何学形状、および/または矢じり幾何学形状等の幾何学形状を画定し得る。一実施形態では、これらの構成要素は、ステンレス鋼またはチタン等の金属を含み得る。別の実施形態では、また、ポリマーまたはガラスを含み得る。描写されるカニューレ(55)は、接着剤、エポキシ、はんだ、ろう接、溶接、レーザ溶接、摩擦溶接、締まり嵌め、または機械的加締のうちの1つ以上のもの等を使用して、カニューレハブ(56)に接合される。別の実施形態では、針(54)は、単一片構造として製造され得る。
図6Gを参照すると、返しまたは係留要素(57)は、スロット(60)と係合し、返しを保持する、ラッチ(112)を伴って構築され得る。流体通路(77)は、描写される構成では、返しの周囲に維持され、したがって、注射流体は、妨害されない。スロット(60)はまた、注射をすることに先立って、注射器本体から気泡を排除する役割を果たす。
図6Hを参照すると、返し(57)は、カニューレハブ(114)の内径の中への締まり嵌めを可能にし、返しを保持する可撓性構造(113)を伴って構築される。接着剤もまた、可撓性構造(113)上に設置され、返しをカニューレハブ(56)の内側に保持し得る。流体通路(77)および(78)は、返しの周囲に維持され、したがって、注射流体は、妨害されない。
図6Iの実施形態を参照すると、返し(115)は、カニューレハブ(58)と一体型に構築され得る。流体通路(79)は、返しの周囲またはそれを通して維持され、したがって、注射流体は、妨害されない。切り欠き(61)が、カニューレハブ(58)内に形成され、針アセンブリと係合し、注射中、針(54)を定位置に固定する。この切り欠きはまた、接着剤、締まり嵌め、または溶接技法等を採用することによって、カニューレも周囲にリングを取り付けることによって構築され得る。代替として、カニューレハブとストッパとの間の吸引取り付け、または返しを伴わず、両端が鋭い裸針等、他のストッパへの針の取り付け方法も、使用され得る。カニューレ直径サイズは、約0.00725インチ(34ゲージ)〜約0.072インチ(15ゲージ)外径の範囲である。カニューレ長さのサイズは、患者の中への注射のためにデバイスの外側に突出するために、約1/4インチ〜約2.0インチの長さの範囲である。カニューレハブ(56)は、注射器のルアーロック先端の内径内を自由にスライドするようにサイズ決定され得、したがって、外径は、ルアーロックアダプタ(
図6C44)の内径(
図6C31)より小さい。市販の注射器本体は、約0.040インチ〜約0.080インチの内径を伴う、ルアーロック先端を有する。カニューレハブ(56)外径は、約0.020インチ〜約0.079インチの範囲であることができる。好ましくは、カニューレハブは、約0.039インチの外径である。
図6H−6Iに描写される種々の実施形態では、例えば、針は、針アセンブリの鋭くされた(すなわち、返し付き等)近位端がストッパ部材の中に穿通された場合、ストッパ部材の遠位端の遠位に位置する近位入口を有する、それを通る薬物通路を画定し得る。
【0014】
図6J−6Lを参照すると、プランジャアセンブリ(41)は、プランジャベースまたはプランジャ部材本体(62)と、ラッチ部材(64)と、後退要素またはエネルギー貯蔵部材、(63)と、プランジャ先端(65)とを備え得る。
図6Jは、プランジャ(41)の分解図である。プランジャベース(62)は、中空管状構造であり、親指パッド特徴(66)の近傍に位置するラッチ嵌合表面(67)を伴う。プランジャアセンブリ(41)は、ストッパ部材の中への相互結合のためのねじ山付き遠位先端を有し得、針部材近位端がストッパ部材に完全に穿通することを可能にするように構成される中空陥凹を備え得る。親指パッド(66)は、管状構造の一端を閉鎖し、後退要素(63)が保持されるための場所を生成する。プランジャ部材本体(62)内に配置されるのは、後退要素またはエネルギー貯蔵部材(63)を保持する、ラッチ部材(64)である。プランジャ部材本体(62)は、エネルギー貯蔵部材または後退要素(63)がプランジャ部材本体内部容積内に実質的に格納され得るように、内部容積を画定し得る。ばね式エネルギー貯蔵部材に関し、ばね部材は、単一の略螺旋形状のコイルを含み得る。別の実施形態では、ばね部材は、複数の略螺旋形状のコイルを含み、これは、例えば、同軸状に整列させられるか、縦方向に平行に整列させられるか、または同軸状に整列させられかつ縦方向に平行に整列させられ得る。ばね部材が、同軸状に整列させられ、かつ縦方向に平行に整列させられるばね要素またはコイルを含むある実施形態では、ばね要素またはコイルは、互に対して反対巻き方向で螺旋状に巻かれ、コイルの圧縮時のコイル干渉を防止し得る。
【0015】
ラッチ嵌合表面(67)の遠位には、隙間スロット(120)があり、隙間スロット(120)は、後退要素(63)の解放時、ラッチ部材(64)がプランジャねじ(65)に向かって進行することを可能にする。プランジャねじ(65)は、タブ(121)とスロット(123)との間のスナップ接続を用いて、プランジャベース(62)の先端に結合される。プランジャねじ(65)とプランジャベース(62)の他の取り付け方法として、限定ではないが、ねじ式接続、接着接続、溶接接続、および/または一体型構造が挙げられる。ラッチガード(122)が、ラッチが不注意に起動させられることを防止するように構成され得る。描写されるラッチ部材(64)は、ラッチフック(68)と、トリガ要素(69)と、後退要素係合特徴(124)とを有する。ラッチ部材は、ポリエーテルイミド、peek、および/またはポリアミド等のポリマー材料を含み得る。同様に、プランジャの種々の構成要素は、ポリエーテルイミド、peek、および/またはポリアミド等のポリマー材料を含み得る。
図6Kは、プランジャ(41)の完全に組み立てられた図を描写する。
図6Lは、プランジャ(41)の断面図を図示し、針の後退前に、後退要素またはエネルギー貯蔵部材(63)を圧縮状態に保持するために定位置に設置されたラッチ部材(64)を示す。ラッチは、プランジャ本体(62)の内側の嵌合表面(67)を係合し、プランジャ内側の後退要素を圧縮状態に保持するフック(68)を有する。代替構成は、プランジャシャフトの外側に後退要素(63)を有し得る。描写されるラッチ部材(64)は、フック(68)を嵌合表面(67)から係合解除し、後退要素(63)を解放し、拡張させるように作用するトリガ要素(69)を有する。ラッチは、軸方向力がトリガ(69)に加えられると、解放するようにトリガされる。この軸方向力は、ハンドル接触表面(図
6Sの70)との接触によって、注射ストロークの底部に加えられる。解放された後退要素は、ラッチにプランジャベース(62)内のスロット(120)に沿って軸方向に移動させ、この移動は、
図6Mに示されるハンドル(42)のラッチ接触表面(70)よって作用され、プランジャに退行移動させ、プランジャに結合されたプランジャねじに結合されたストッパ(43)に結合された針(
図6Fの54)を後退させる。本明細書に示される後退要素は、金属ばねであるが、他の圧縮性要素も、想定される。エネルギー貯蔵部材または後退要素(63)は、1つ以上の螺旋ばねまたは固体ペレット部材を含み得、ポリマー、エラストマー、またはゴム材料等の材料を含み得る。例えば、エネルギー貯蔵部材ばねは、ステンレス鋼、炭素鋼、ベリリウム銅合金、ニッケル−チタン合金、クロム−シリコン合金、およびコバルト−ニッケル合金から成る群から選択される材料を含み得る。代替として、ばねエネルギー貯蔵部材は、スチレンポリマー、コポリエステルポリマー、ポリウレタン、ポリアミド、ポリオレフィン混成物、ポリオレフィン合金、ポリオレフィンプラストマ、ポリオレフィンプラストマ、およびゴムから成る群から選択される材料等のエラストマーポリマーを含み得る。固体ペレットエネルギー貯蔵部材は、スチレンポリマー、コポリエステルポリマー、ポリウレタン、ポリアミド、ポリオレフィン混成物、ポリオレフィン合金、ポリオレフィンプラストマ、ポリオレフィンプラストマ、およびゴムから成る群から選択されるエラストマーポリマーを含み得る。プランジャベース(62)、ラッチ(64)、およびプランジャ先端(65)は、ナイロン、Ultem、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエチレン、ポリプロピレン、COC、COP、ガラスまたは炭素ファイバ充填ポリマー、または他の充填ポリマー複合材等のポリマーから構築され得る。ラッチ、プランジャベース、またはプランジャ先端のための代替材料は、金属または他の構造材料である。
【0016】
図6M−
6Vを参照すると、一実施形態のための一続きの注射が、図示される。
図6Mは、注射器本体(46)と、ハンドル(42)と、プランジャ(41)とを有する注射器本体アセンブリ(48)を示す、側面図である。針カバー(47)が、針(45)を注射器先端の中に誘導する。
図6Nは、使用中のデバイスの断面を示す。針(45)は、注射器本体アセンブリ(48)に結合されている。送達される薬物(76)は、注射器組立に先立って、注射筒(40)の内側に事前装填されている。針アセンブリ(45)は、出荷、取り扱い、組立、注射、および/または患者からの引き抜き中、針を保持するように整列させられた針ラッチ(50)およびドア(51)を用いて針(54)を把持する。注射器ストッパ(43)は、プランジャ(41)の端部に位置し、針の吸引が、注射部位が血管内にあるかどうかを識別するために必要である場合、距離(74)にわたって後退させられることが可能である。後退要素(63)は、ラッチ(64)によって圧縮状態に制約されている。注射を投与する人物が、軸方向力をプランジャ親指パッド(66)およびハンドル(42)に加え、液体を針を通して患者の中に押しやる。図
6Oは、デバイスの断面を描写し、針の吸引を図示する。力が、親指パッド(66)に加えられ、プランジャ(41)およびストッパ(43)を後退方向に引っ張り、距離(74)を減少させ、針の先端に若干の真空を生成し、針を吸引し得る。図
6Pは、カニューレハブにおける切り欠き(61)と界面接合する可撓性アーム(75)によって、針ラッチ(50)によって把持されている針を図示する。図
6Qは、注射をする進度を図示する。力が、親指パッド(66)に前進方向に加えられ、プランジャ(41)およびストッパ(43)を移動させ、薬物(76)を針を通して押しやり得る。図
6Rは、注射中、保持されている針を示す。図
6Sは、注射の完了を図示する。プランジャ(41)は、完全に前進させられている。針は、ドア(51)を針ラッチアーム(75)の中に押しやり、アームを広げ、後退のために針(54)を解放することによって、解放される。ストッパ(43)は、返し(57)によって穿刺されている。返し(57)は、穿刺されると、ストッパに結合し、ストッパ(43)の後退方向運動時の針の後退を可能にするように構成される。ラッチ(64)は、ハンドル(42)から突出するラッチ接触表面(70)とラッチトリガ要素(69)との間の接触によって回転させられる。ラッチフック(68)は、嵌合表面(67)から係合解除し、後退要素(63)を解放し、軸方向力を加え、プランジャ(41)およびストッパ(43)を後退方向に移動させ、結合された針(54)を注射器の先端から後退させる。ラッチフック係合解除は、注射ストロークの終了と同時に生じ得るか、または注射ストロークの終了前に生じ得る。ユーザは、その親指を親指パッド(66)から除去し、プランジャが、後退方向に移動し、針を後退させることを可能にし得る。代替として、ユーザは、親指パッド(66)との親指接触を保持し、後退速度を制御し得る。図
6Tは、針解放機構の一実施形態を図示する。針(57)の返し(57)は、プランジャ(41)に結合されているストッパ(43)に接触し、結合する。返し(57)とストッパ(53)の結合は、返しをストッパの中に突き刺すことによって生成され得る。返しとストッパを結合するための他の好適な方法として、限定ではないが、真空、接着剤、フック、および/またはVelcro(登録商標)タイプ接続が挙げられる。針(54)は、結合動作中、ストッパ(43)によって前方に押しやられ、ドア(51)とカニューレハブ(56)の遠位端で接触し、ドアを針ラッチ(51)の可撓性アーム(75)と係合するように押す。可撓性アームは、側方に広げられ、ストッパ(43)に結合されるプランジャ(41)に結合される後退要素(63)による針(54)の後退時、針(54)の切り欠き(61)が軸方向に移動することを可能にする。図
6Uは、シリンダ(40)の内側に後退させられた針(54)を図示する。後退要素(63)は、プランジャ(41)を後方に押しやり、プランジャ(41)は、ストッパ(43)およびプランジャ(41)に結合される針(57)を後退させる。この針の後退率速度は、ストッパ(43)とシリンダ(40)との間の摩擦によって減衰させられる。ストッパ(43)の異なる潤滑レベルが、針の後退を加速または減速させるために使用されることができる。図
6Vは、針が後退させられた後のドア(51)の位置を図示する。可撓性アーム(75)は、ドア孔(
図6Fの72)を針の軸との整列から押し出し、ユーザによる針の再露出を防止する。針捕捉特徴(71)が、ここで、針軸と整列させられ、針がプランジャの偶発的前進によって、再び露出されることを防止する。
【0017】
図7A−LDを参照すると、注射器本体が、プランジャと、ハンドルと、針とに接続され、手動起動安全注射器を生成する安全注射器実施形態が、描写される。
図7Aは、ハンドル(81)およびプランジャ部材(80)に接続される注射器本体(46)を備え得る注射器およびプランジャアセンブリ(140)の例証である。注射器本体は、空で提供され得るか、または組立に先立って、薬物で事前に充填され得る。針(45)は、針カバー(47)内に配置されて示される。描写される実施形態では、針は、シリンダ(40)に結合されるルアーロック先端(44)を使用して、注射器本体(46)に結合されることになる。代替として、ハンドル(81)およびプランジャ部材(80)は、注射器本体(46)と一緒に供給され、診療現場において、ユーザによって組み立てられ得る。さらに、針(45)は、製造業者によって、注射器およびプランジャアセンブリ(140)に事前に結合され得る。
図7Bは、組み立てられ、注射を開始する準備ができている、安全注射器の例証である。描写される針(45)は、ハンドル(81)およびプランジャ部材(80)が結合された状態で、注射器本体(46)に結合されている。
図7Cは、デバイスの分解図である。注射器本体(46)は、シリンダ(40)と、ルアーロック先端(44)とを備え、ストッパ部材(43)と界面接合されるように構成される。薬物(76)は、シリンダの内側に事前に充填され、ストッパ(43)を用いて保持されることができる。代替として、薬物は、使用時、薬品バイアルから注射器の中に充填されることができる。プランジャ部材(80)は、ストッパ(43)の中にねじ込まれる。ハンドル(81)は、注射器本体(46)に結合される。針カバー(47)の内側の針(45)は、次いで、注射器本体(46)に結合される。
【0018】
図7D−7Lを参照すると、注射をするための一続きの実施形態が、示される。
図7Dは、ハンドル(81)およびプランジャ部材(80)が設置された状態の注射器本体(46)を示す。プランジャは、力をストッパに加えるためのリング(82)を有する。針アセンブリ(45)は、整列を誘導するための針カバー(47)を使用して、注射器の先端の中に挿入される。
図7Eは、注射をするための準備ができた針(54)が設置された針アセンブリ(45)を示す。
図7Fは後退方向の力をプランジャリング(82)に加えることによる、針(54)の吸引を示す。この動作は、ストッパ(43)を後退方向に引っ張り、針先端が血管内にあるかどうかを決定するための若干の真空を針先端に生成する。代替として、プランジャは、親指パッド(
図6Jの66)タイプの構造を有し、および/または、針を把持し手動で後退させるための平滑シャフトを有し得る。
図7Gは、患者の中への薬品(76)の注射を図示する。
図7Hは、注射中の針アセンブリを図示する。針(54)は、針ラッチ(50)およびドア(51)によって、切り欠き(61)に捕捉される。
図7Iは、注射の完了および針の解放を図示する。力が、プランジャ(80)の端部に加えられ、ストッパ(53)に注射筒(40)の端部に到達させ、薬物を排出する。ストッパ(43)は、力を返し(57)を通して針(54)に加え、針およびドア(51)を前方に押しやり、針ラッチ(50)を掛止解除する。針(54)の返し(57)は、ストッパ(43)を穿通し、針をプランジャロッド(80)に結合する。ストッパの穿通は、部分的または完全であり得る。
図7Jは、掛止解除位置における針のより大きい図である。ドア(51)は、カニューレハブ(56)および返し(57)を通して作用されるプランジャ力によって、前方に押される。ドア(51)は、針ラッチ(50)に切り欠き(61)から係合解除させ、針が解放されることを可能にする。ドア(51)は、針(54)と整列させられる、孔(71)を有する。
図7Kは、プランジャ(80)のリング(82)への後退方向の力の適用、ストッパ(43)およびそれと結合された針(54)の後退を示す。
図7Lは、針(54)による撤去時のドア(51)の動きを図示する。ドアは、側方にスライドし、したがって、孔(
図6Mの72)は、針と整列させられない。針捕捉特徴(71)が、ここで、針軸と整列させられ、針がプランジャの偶発的前進によって再び露出されることを防止する。この時点において、プランジャ(80)は、ストッパ(43)からねじって外され、廃棄されることができる。代替として、プランジャは、脆弱であり、廃棄のために破壊され、さらに、偶発的針露出を防止することができる。
【0019】
図8A−8Lを参照すると、自動後退可能針安全注射器の代替実施形態の種々の側面が、図示される。
図8Aは、ストッパ部材(43)に結合されるシリンダ(40)を備えている注射器本体(46)を伴う注射器の分解図である。針アセンブリ(45)は、針カバー(47)内に配置される。プランジャ(90)は、プランジャねじ(94)と、後退要素(93)と、ブレーキ(91)と、ブレーキリテーナ(92)と、プランジャロッド(95)と、親指パッド(96)とから成るように示される。
図8Bは、注射のための準備ができている完成した注射器の代替図である。針アセンブリ(45)は、ストッパ(43)およびハンドル(42)に結合されるプランジャが設置された状態で、注射器(40)の先端上に設置される。
図8Cは、針カバー(47)および針アセンブリ(45)が設置された状態の注射器の例証である。デバイスの近位端は、薬物(76)で充填された注射器と、定位置のストッパ(43)と、ストッパ内に設置されたプランジャねじ(94)とを示し、後退要素(93)は、プランジャねじおよび近位ベース(97)に結合されて示される。ブレーキ(91)は、ブレーキリテーナ(92)を用いて、近位ベース(97)に結合される。プランジャロッド(95)は、プランジャねじ(94)と、親指パッド(96)とに結合され、ブレーキ(91)内の孔を通して配置される。
図8Dおよび8Eは、親指パッド(96)への後退方向の力の適用を用いて、ストッパ(43)を距離(98)にわたって後退させることによる、針の吸引を示す。
図8Fは、親指パッド(96)への前進方向の力の適用による、流体の注射を示す。この力は、プランジャロッド(95)を通して伝達され、ストッパ(43)を移動させ、液体を針(54)を通して排出する。後退要素(93)は、伸ばされ、貯蔵エネルギーが、針(54)を後退させるために後に使用される。ブレーキ(91)は、「制動」および「自由」の2つの構成を有するように構成される。「制動」構成では、ブレーキは、プランジャロッド(95)の前進方向運動を可能にし、後退方向運動に抵抗するであろう。一方、「自由」構成では、ブレーキは、前進方向および後退方向運動の両方を可能にするであろう。ブレーキは、ユーザが、その親指を親指パッドから除去しようとする場合、プランジャが後退方向に移動することを防止する。これは、単一薬剤が複数の注射部位にわたって投与されるべき場合、または部分的用量のみが要求される場合、有用である。ユーザは、残りの用量を排出し、安全機構をトリガし、針を後退させ得る。ブレーキを「制動」から「自由」に切り替えるためのトリガ機構は、親指パッド(101)の遠位表面とブレーキ(100)の近位表面との間の接触によって生じるブレーキの圧壊である。
図8Gは、注射の完了を図示する。流体は、患者の中に注射されており、ストッパ(43)は、注射器本体の底についている。針(54)は、針アセンブリ(45)から解放され、返し(57)は、ストッパ(43)に結合される。ブレーキ(91)は、ブレーキと親指パッド表面(101)との間の接触によって、「制動」から「自由」に切り替えられている。後退要素(93)は、完全に伸ばされ、貯蔵エネルギーが、針を後退させるために使用される。この時点において、ユーザの親指を親指パッドから除去すると、針が後退させられることを可能にする。
図8Hは、後退において貯蔵されたエネルギーによって注射器本体の中に後退させられた針を図示する。
図8I−8Lは、ブレーキ構成要素を図示する。ブレーキ(91)は、上向きに角度付けられ(110)、それを通して設置されたプランジャシャフトを妨げるように構成される中心孔(103)から成る。この妨げは、上向きの方向におけるプランジャシャフト運動に抵抗する一方、他の方向における自由運動を可能にするように提供される。ブレーキはさらに、上側表面(102)への圧壊力の適用の下、塑性的に変形するように設計される、首状部分(104)を備えている。これは、ブレーキを変形させ、角度(110)を減少させ、中心孔(103)をプランジャシャフトと整列させ、プランジャシャフトの両方向における自由運動を可能にする。ブレーキ(102)の上側表面はまた、ブレーキ係合解除中、変形し、組立許容誤差に適応し、後退機構が確実に機能することを可能にするように意図される。
【0020】
前述の針後退および保護のシステムおよび方法は、事前に充填された注射器における使用のために図示される。これらのシステムおよび方法はまた、商用注射器およびペン型自動注入器においても有用である。
【0021】
図9を参照すると、注射を行うための方法の一実施形態が、図示される。本方法は、注射器本体と、プランジャと、ハンドルで事前に組み立てられる、事前に充填された注射器を提供すること(150)を伴う。針を注射器の先端に結合し、針の少なくとも一部は、注射器本体の内径の内側に延びる(151)。好ましくは、本針は、針カバーによって、注射器本体の中に誘導されるが、しかしながら、他の誘導特徴も、使用され得る。誘導が、使用されないこともあり、ユーザは、注射器本体の内径に進入する針を視覚化することができる。針カバーを除去する(152)。注射をする(153)。注射の完了時、針は、プランジャに結合されるストッパに結合され、プランジャは、針を注射筒の中に自動的に後退させるように構成される(154)
図10を参照すると、注射を行う方法の一実施形態が、図示される。本方法は、注射器本体と、プランジャと、ハンドルで事前に組み立てられる、事前に充填された注射器を提供すること(160)を伴う。針と注射器の先端を結合し、針の少なくとも一部は、注射器本体の内径の内側に延びる(161)。好ましくは、本針は、針カバーによって注射器本体の中に誘導されるが、しかしながら、他の誘導特徴も、使用され得る。代替として、誘導が、使用されないこともあり、ユーザは、注射器本体の内径に進入する針を視覚化することができる。針カバーを除去する(162)。注射をする(163)。注射の完了時、針は、プランジャに結合されるストッパに結合され、プランジャは、針を注射筒の中に手動で後退させるように構成される(164)。
【0022】
図11を参照すると、ペン型自動注入器の一実施形態が、図示される(200)。描写される自動注入器は、内側に配置されるブチルゴムストッパ(206)とともに、注射ボタン(201)と、薬品バイアル(203)とを格納する本体(205)を備えている。針(204)は、デバイスの遠位先端における針ガード(202)の内側に配置される。薬品バイアル(203)は、薬物で事前に充填され得る。後退可能針機構(
図6Fの45)および針幾何学形状(
図6Fの54)が、自動注入器(200)のブチルゴムストッパ(206)に結合するために使用されることができる一方、プランジャ機構(
図6Lの41)は、注射ボタン(201)に使用され、後退可能針自動注入器を生成することができる。
【0023】
本発明の種々の例示的な実施形態が、本明細書で説明される。非限定的な意味で、これらの実施例が参照される。それらは、本発明のより広く適用可能な側面を図示するように提供される。種々の変更が、説明される本発明に行われ得、本発明の真の精神および範囲から逸脱することなく、同等物が置換され得る。加えて、多くの修正が、特定の状況、材料、組成物、過程、過程の行為またはステップを、本発明の目的、精神、または範囲に適合させるように行われ得る。さらに、当業者によって、本明細書で説明および図示される個々の変化例の各々は、本発明の範囲または精神から逸脱することなく、他のいくつかの実施形態のうちのいずれかの特徴から容易に分離され、またはそれらと組み合わせられ得る、別個の構成要素および特徴を有することが理解されるであろう。全てのそのような修正は、本開示と関連付けられる特許請求の範囲内にあることを目的とする。
【0024】
対象診断または介入手技を実行するために説明されるデバイスのうちのいずれかは、そのような介入を実行する際に使用するためのパッケージ化した組み合わせで提供され得る。これらの供給「キット」はさらに、使用説明書を含み得、そのような目的で一般的に採用されるような滅菌トレイまたはコンテナの中でパッケージ化され得る。
【0025】
本発明は、対象デバイスを使用して行われ得る方法を含む。方法は、そのような好適なデバイスを提供する行為を含み得る。そのような提供は、エンドユーザによって行われ得る。言い換えれば、「提供する」行為は、エンドユーザが、対象方法において必要デバイスを提供するように、取得すること、アクセスすること、接近すること、位置付けること、設定すること、起動すること、電源を入れること、または別様に行動することを単に要求する。本明細書に記載の方法は、論理的に可能である、記載した事象の任意の順序で、ならびに事象の記載した順序で実行され得る。
【0026】
本発明の例示的な側面が、材料選択および製造に関する詳細とともに、上記で説明されている。本発明の他の詳細に関しては、これらは、上記で参照した特許および出版物との関連で理解され、ならびに、概して当業者によって知られ、または理解され得る。例えば、当業者であれば、所望の場合、例えば、器具類の他の部分または近くの組織構造に対して、可動連結部品の比較的広い界面等のデバイスの種々の部分の低摩擦操作または前進を促進するために、そのような物体と関連して、1つ以上の潤滑被覆(例えば、ポリビニルピロリドンベースの組成物等の親水性ポリマー、テトラフルオロエチレン等のフッ素重合体、親水性ゲル、またはシリコン)が使用され得ることを理解するであろう。同じことが、一般的または論理的に採用されるような追加の行為に関して、本発明の方法ベースの側面に関して当てはまり得る。
【0027】
加えて、本発明は、種々の特徴を随意的に組み込む、いくつかの実施例を参照して説明されているが、本発明は、本発明の各変化例に関して検討されるように、説明または指示されるものに限定されない。種々の変更が、説明される本発明に行われ得、本発明の真の精神および範囲から逸脱することなく、同等物(本明細書で記載される、またはいくらか簡略にするために含まれない)が置換され得る。加えて、値の範囲が提供される場合、その範囲の上限と下限との間の全介在値、およびその規定範囲内の任意の他の規定または介在値が、本発明内に包含されることを理解されたい。
【0028】
説明される本発明の変形例の任意の随意的な特徴が、独立して、または本明細書で説明される特徴のうちのいずれか1つ以上のものと組み合わせて説明され得ることも検討される。単数項目への言及は、複数の同じ項目が存在する可能性を含む。より具体的には、本明細書で、および本明細書と関連付けられる請求項で使用されるように、「1つの(a、an)」、「該(said)」、および「the(the)」等の単数形は、特に指定がない限り、複数の指示対象を含む。言い換えれば、冠詞の使用は、上記の説明ならびに本開示と関連付けられる請求項において、対象項目の「少なくとも1つ(at least one)」を可能にする。さらに、そのような請求項は、いずれの随意的要素も除外するように起草され得ることが留意される。そのようなものとして、この記述は、請求項の要素の記載に関連した「単独で(solely)」、「のみ(only)」、および同等物等の排他的用語の使用、または「負の」制限の使用の根拠としての機能を果たすことを目的としている。
【0029】
そのような排他的用語を使用することなく、本開示と関連付けられる請求項の中の「備えている(comprising)」という用語は、所与の数の要素が、そのような請求項の中で列挙されるか、または特徴の追加を、そのような請求項で説明される要素セットの性質を転換するものとを見なすことができるかどうかにかかわらず、任意の追加の要素を含むことを可能にするものとする。本明細書で具体的に定義される場合を除いて、本明細書で使用される全ての技術および科学用語は、請求項の妥当性を維持しながら、可能な限り広い一般的に理解されている意味が与えられるものである。
【0030】
本発明の広がりは、提供される実施例および/または本明細書に限定されず、本開示と関連付けられた特許請求の範囲の用語の範囲によってのみ限定される。