(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6559668
(24)【登録日】2019年7月26日
(45)【発行日】2019年8月14日
(54)【発明の名称】移動端末番号インテリジェント保護システム及び方法
(51)【国際特許分類】
H04M 1/66 20060101AFI20190805BHJP
H04M 1/00 20060101ALI20190805BHJP
H04M 11/00 20060101ALI20190805BHJP
【FI】
H04M1/66
H04M1/00 R
H04M11/00 302
【請求項の数】22
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2016-531704(P2016-531704)
(86)(22)【出願日】2015年1月15日
(65)【公表番号】特表2017-501618(P2017-501618A)
(43)【公表日】2017年1月12日
(86)【国際出願番号】CN2015070778
(87)【国際公開番号】WO2015070823
(87)【国際公開日】20150521
【審査請求日】2018年1月15日
(73)【特許権者】
【識別番号】513155574
【氏名又は名称】シャンハイ・シュール・(クーテック)・インフォメーション・テクノロジー・カンパニー・リミテッド
【氏名又は名称原語表記】SHANGHAI CHULE (COOTEK) INFORMATION TECHNOLOGY CO, LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】110001818
【氏名又は名称】特許業務法人R&C
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼ ▲瞰▼
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼ 檬
(72)【発明者】
【氏名】叶 ▲聞▼宇
(72)【発明者】
【氏名】任 ▲騰▼
【審査官】
加内 慎也
(56)【参考文献】
【文献】
特開2013−214963(JP,A)
【文献】
特表2012−516492(JP,A)
【文献】
特開2013−126124(JP,A)
【文献】
特開2004−208030(JP,A)
【文献】
特表2010−507333(JP,A)
【文献】
米国特許出願公開第2013/0109356(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04M 1/66
H04M 1/00
H04M 11/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
傍受モジュールと、解析モジュールと、表示モジュールと、番号マーキングモジュールと、遮断モジュールと、ローカル番号データベースと、ネットワーク端に位置するクラウド番号データベースとを備え、前記ローカル番号データベースは前記クラウド番号データベースにおける一部又は全部の検証された番号及び対応するマーキング情報を記憶するものであり、前記マーキング情報は、少なくとも、番号セキュリティレベルの提示、番号タイプ、及び前記番号をマーキングする端末ユーザの数の一つ又はその組合せを備える移動端末番号インテリジェント保護システムにおいて、
前記傍受モジュールは、ユーザから移動端末に入力された番号又はユーザから受信された番号を傍受し、取得した番号が予備処理された後、前記解析モジュールに送信するためのものであり、
前記解析モジュールは、取得した番号を前記ローカル番号データベースと前記クラウド番号データベースのうちの少なくとも一つにより解析し、得られた前記マーキング情報を整合し解析するためのものであり、
前記表示モジュールは、前記解析モジュールにより処理された前記マーキング情報を前記移動端末の設定領域において表示するためのものであり、
前記番号マーキングモジュールは、ユーザから入力された前記番号と関連する前記マーキング情報を受信し、前記マーキング情報を前記クラウド番号データベースに送信するためのものであり、
前記遮断モジュールは、番号セキュリティレベル、又は番号タイプが互いに異なる各番号について、表示された前記マーキング情報に基づいてユーザが設定した対応する遮断操作を行うためのものであり、
当該遮断操作と当該番号のセキュリティレベル又は番号タイプとを関連付けさせるとともに、セキュリティレベル又は番号タイプが前記番号と同様である他の番号について、前記クラウド番号データベースは前記関連付けさせた遮断操作を前記遮断モジュールに送信することにより、前記遮断モジュールは前記遮断操作に従い、セキュリティレベルが前記番号と同様であるすべての番号を処理することを特徴とする、移動端末番号インテリジェント保護システム。
【請求項2】
前記マーキングモジュールは、前記遮断モジュールによる前記番号に対する遮断操作を記録し、当該遮断操作を前記クラウド番号データベースにアップロードして格納することを特徴とする、請求項1に記載の移動端末番号インテリジェント保護システム。
【請求項3】
移動端末にユーザが移動端末を介して自ら記録した番号及び対応するマーキング情報を記憶するための、移動端末に位置する端末連絡先データベースをさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の移動端末番号インテリジェント保護システム。
【請求項4】
前記移動端末を介して自ら記録した番号はセキュリティレベルが最も高いものであることを特徴とする、請求項3に記載の移動端末番号インテリジェント保護システム。
【請求項5】
前記解析モジュールは、取得した番号を優先的に前記端末連絡先データベースに送信して検索し、当該番号にマッチする関連連絡先がないと、さらに前記ローカル番号データベースと前記クラウド番号データベースのうちの少なくとも一つに応じて、前記番号を検索することを特徴とする、請求項3に記載の移動端末番号インテリジェント保護システム。
【請求項6】
前記解析モジュールは、取得した番号を優先的に前記端末連絡先データベースに送信して検索し、当該番号にマッチした関連連絡先があると、当該マッチした関連連絡先の拡張情報をさらにシークすることを特徴とする、請求項3に記載の移動端末番号インテリジェント保護システム。
【請求項7】
前記クラウド番号データベースには、カスタマイズ拡張された番号のセキュリティレベル又は番号タイプならびに対応する操作がさらに含まれていることを特徴とする、請求項1に記載の移動端末番号インテリジェント保護システム。
【請求項8】
前記傍受モジュールが取得した番号を予備処理することは、取得した番号を一括してフォーマットすることを含むことを特徴とする、請求項1に記載の移動端末番号インテリジェント保護システム。
【請求項9】
前記予備処理は、取得した番号の国別コード、エリアコードを取り除くこと、及び取得した番号を同じデータ長になるように処理することのうちの少なくとも一つを含むことを特徴とする、請求項8に記載の移動端末番号インテリジェント保護システム。
【請求項10】
前記クラウド番号データベース中の番号と前記マーキング情報を検証処理するための検証モジュールをさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の移動端末番号インテリジェント保護システム。
【請求項11】
前記検証モジュールは、
ユーザのマーキング重みにより、前記マーキング情報の信頼度を計算し、又は前記マーキング情報の数を記録するための計算器と、
記録される前記マーキング情報の信頼度又は数を所定の閾値と比較するためのコンパレータとを備えるか、
ユーザのマーキング重みにより、前記マーキング情報の信頼度を計算し、又は前記マーキング情報の数を記録するための計算器と、
計算時間を記録するためのタイマーと、
記録される時間内に、記録される前記マーキング情報の信頼度又は数を所定の閾値と比較するためのコンパレータとを備えるか、又は、
第三者のシステムデータベースを備えることを特徴とする、請求項10に記載の移動端末番号インテリジェント保護システム。
【請求項12】
ユーザから移動端末に入力された番号又は移動端末から受信された番号を受信し、その番号を予備処理することと、
得られた番号をローカル番号データベースとクラウド番号データベースのうちの少なくとも一つにより解析し、前記番号に対応するマーキング情報を得て、得られた前記マーキング情報を整合し、前記ローカル番号データベースは前記クラウド番号データベースにおいて検証された番号及び対応する前記マーキング情報を記憶し、前記マーキング情報は、少なくとも、番号セキュリティレベルの提示、番号タイプ、及び前記番号をマーキングする端末ユーザの数の一つ又はその組合せを備えることと、
前記マーキング情報をユーザにフィードバックし、ユーザがフィードバックされた前記マーキング情報により前記番号に対して行う操作を実施し、ならびにユーザが自発的にマーキングした前記番号に関連する前記マーキング情報を受信し、入力された前記マーキング情報を前記クラウド番号データベースにアップロードし格納することと、を備える移動端末番号インテリジェント保護の方法であって、
前記ユーザがフィードバックされた前記マーキング情報により番号に対して行う操作は、ユーザが、前記マーキング情報における番号セキュリティレベル、又は番号タイプが互いに異なる各前記番号について対応する遮断操作を行うことを備え、
前記方法は、前記遮断操作と前記番号のセキュリティレベル又は番号タイプとを関連付けさせることにより、セキュリティレベル又は番号タイプが前記番号と同様である他の番号について、同じ遮断操作を行うことをさらに備えることを特徴とする、移動端末番号インテリジェント保護の方法。
【請求項13】
前記番号について対応する遮断操作を行うことは、前記番号に対する遮断操作を記録し、当該遮断操作を前記クラウド番号データベースにアップロードすることを備えることを特徴とする、請求項12に記載の移動端末番号インテリジェント保護の方法。
【請求項14】
移動端末にユーザが移動端末を介して自ら記録した番号及び対応する前記マーキング情報を記憶するための、移動端末に位置する端末連絡先データベースをさらに備えることを特徴とする、請求項12に記載の移動端末番号インテリジェント保護の方法。
【請求項15】
前記移動端末を介して自ら記録した番号はセキュリティレベルが最も高いものであることを特徴とする、請求項14に記載の移動端末番号インテリジェント保護の方法。
【請求項16】
前記番号に対応するマーキング情報を取得することは、取得した番号を優先的に前記端末連絡先データベースに送信して検索し、当該番号にマッチする関連連絡先がないと、さらに前記ローカル番号データベースと前記クラウド番号データベースのうちの少なくとも一つに応じて、前記番号を検索することをさらに備えることを特徴とする、請求項14に記載の移動端末番号インテリジェント保護の方法。
【請求項17】
前記番号に対応するマーキング情報を取得することは、取得した番号を優先的に前記端末連絡先データベースに送信して検索し、当該番号にマッチした関連連絡先があると、さらに当該マッチした関連連絡先の拡張情報をシークすることをさらに含むことを特徴とする、請求項14に記載の移動端末番号インテリジェント保護の方法。
【請求項18】
前記ユーザが自発的にマーキングした前記番号に関連する前記マーキング情報を受信することは、番号のセキュリティレベル又は番号タイプならびに対応する操作に対するカスタマイズ拡張を受信することをさらに含むことを特徴とする、請求項12に記載の移動端末番号インテリジェント保護の方法。
【請求項19】
前記番号を予備処理することは、取得した番号を一括してフォーマットすることを含むことを特徴とする、請求項12に記載の移動端末番号インテリジェント保護の方法。
【請求項20】
前記予備処理は、取得した番号の国別コード、エリアコードを取り除くこと、及び取得した番号を同じデータ長になるように処理することのうちの少なくとも一つを含むことを特徴とする、請求項19に記載の移動端末番号インテリジェント保護の方法。
【請求項21】
前記クラウド番号データベース中の番号と前記マーキング情報を検証することをさらに備えることを特徴とする、請求項12に記載の移動端末番号インテリジェント保護の方法。
【請求項22】
前記検証は、
前記番号を或るマーキング情報としてマーキングする数が所定の閾値を超える場合、前記マーキング情報が検証にパスするとされること、
所定の時間内に、前記番号を或る前記マーキング情報としてマーキングする数が所定の閾値を超える場合、前記マーキング情報が検証にパスするとされること、
異なるユーザのマーキング重みに応じて、前記マーキング情報の信頼度を計算し、前記マーキング情報の信頼度が所定の閾値を超える場合、前記マーキング情報が検証にパスするとされること、及び、
第三者のシステムデータベースにより検証を行うことのうちの少なくとも一つを備えることを特徴とする、請求項21に記載の移動端末番号インテリジェント保護の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2013年11月15曰に中国特許局に出願し、出願番号が201310574602.3で、発明の名称が「移動端末番号インテリジェント保護システム及び方法」である中国特許請求の優先権を主張し、そのすべての内容は援用によりここに組み込まれるものとする。
【0002】
本発明は移動端末番号を識別し保護を提供する技術に関し、特に、電話帳に基づき実現される番号インテリジェント識別を行い、セーフティ保護を提供するシステムと方法に関する
【背景技術】
【0003】
現在社会において情報が素早く広がっており、端末ユーザの携帯電話番号等のプライバシー情報が各種の道を経由して漏洩され、様々な迷惑電話により、ユーザが防ぐに防ぎきれない。
【0004】
初期の迷惑防止ソフトは、着信番号の帰属地又は所属キャリアを検索しユーザに通報することを実現することができる。この機能は通常、以下の原理に基づき実現されるものである。着信番号が固定電話の番号である場合、そのエリアコードを照合することによりその帰属地を識別することができる。着信番号が携帯電話の番号である場合、或る帰属地の或るキャリアから発行される番号が固定の最初の幾つのフィールドを有するので、着信番号の最初の幾つのフィールドを各帰属地の各キャリアのマッチする番号フィールドと照合することにより、その対応する帰属地ならびにキャリアを識別する。しかし、帰属地あるいはキャリアのみ分かれば、ユーザにはあまり意義がなく、効率的に迷惑を防止することもできない。
【0005】
インテリジェント携帯電話の発展に伴い、広範囲の端末メーカ及び第三者の応用メーカが迷惑防止ソフトの使用を試し、例えばブラック/ホワイトリストの設置により、迷惑電話を遮断し、ユーザに必要としない妨害を低減させる。このような迷惑防止ソフトはユーザが事前に設置しておくことが必要となり、ユーザがまず、迷惑電話又は不審な電話と考えられる番号を操作する移動端末設備に入力することにより、移動端末設備で着信を受信する場合、システムが着信番号を抽出し、当該移動端末設備におけるブラックリストに応じて当該着信番号を選別し、着信番号が当該ブラックリストにない場合、システムがユーザに着信を受けることを提示する。着信番号がブラックリストにおける番号と同じである場合、システムがそれをシールドする。これに基づき、さらに市販の迷惑防止ソフトから「番号なし着信の遮断」ならびにホワイトリストの設置といった同じタイプの機能が派生した。
【0006】
しかし、現在、これらのインテリジェント遮断と称するものは、事前に設定しておいた着信番号をシールドする方法により遮断することが多く、保護の手段が単一であるに加えて、ユーザが受信した電話番号又はユーザが手動で入力した電話番号しか遮断し保護することができない。しかしながら、現在、ある銀行やあるクライアントの仮面を被った各種のプロモーション電話により、常にユーザが防ぐに防ぎきれなく、電話に出ると迷惑し、電話に出ないと大切な電話を逃がしてしまうおそれがある。詐欺電話がより一層わかりづらくなり、常に一回かけると番号が変わるので、従来の迷惑防止機能では、ユーザがこれまで受信したことのない新しい番号を識別することができず、遮断することもできない。
【0007】
続出してきた迷惑と詐欺の新しい手法に対して、従来の迷惑防止ソフトでは、すでにユーザの需要を十分に満足させることができないことが明らかである。
【発明の概要】
【0008】
本発明の目的は、上記の問題を解決し、連絡先あるいはよく知らない番号の持ち主の身元を識別し、不審な迷惑電話、不審な詐欺電話を提示し、端末ユーザがオフラインの状態で同様に番号識別システムを正常に使用できることを有効に保証することが可能である、移動端末番号をインテリジェント識別し、セーフティ保護を提供するシステムと方法を提供することにある。
【0009】
本発明は、傍受モジュールと、解析モジュールと、表示モジュールと、番号マーキングモジュールと、ローカル番号データベースとネットワーク端に位置するクラウド番号データベースのうちの少なくとも一つとを備える移動端末番号をインテリジェント識別し、セーフティ保護を提供するシステムと方法が開示されている。前記ローカル番号データベースは前記クラウド番号データベースにおける一部又は全部の検証された番号及び対応するマーキング情報を記憶し、前記移動端末番号インテリジェント保護システムにおいて、前記傍受モジュールはユーザから移動端末に入力された番号又はユーザから受信された番号を傍受し、取得した番号が予備処理された後、解析モジュールに送信するためのものであり、前記解析モジュールは、取得した番号をローカル番号データベースとクラウド番号データベースのうちの少なくとも一つにより解析し、得られたマーキング情報を整合し解析するためのものであり、前記表示モジュールは、解析モジュールにより処理されたマーキング情報を前記移動端末の設定領域において表示するためのものであり、前記番号マーキングモジュールは、ユーザから入力された前記番号と関連するマーキング情報を受信し、前記マーキング情報をクラウド番号データベースに送信するためのものである。
【0010】
本発明の移動端末番号インテリジェント保護システムの一実施例によれば、さらに
、番号セキュリティレベル、又は番号タイプが
互いに異なる
各番号について
、表示された前記マーキング情報に基づいてユーザが設定した対応する遮断操作を行うための遮断モジュールを備える。
【0011】
本発明の移動端末番号インテリジェント保護システムの一実施例によれば、前記マーキングモジュールは、前記遮断モジュールによる前記番号に対する遮断操作を記録し、当該遮断操作を前記クラウド番号データベースにアップロードし、前記クラウド番号データベースは前記アップロードされた遮断操作を格納し、当該操作と当該番号のセキュリティレベル又は番号タイプとを関連付けさせるとともに、セキュリティレベル又は番号タイプが前記番号と同様である他の番号について、前記クラウド番号データベースは前記関連付けさせた遮断操作を前記遮断モジュールに送信することにより、前記遮断モジュールは前記遮断操作に従い、セキュリティレベルが前記着信番号と同様であるすべての番号を処理する。
【0012】
本発明は、ユーザの移動端末から番号を得て、番号を予備処理することと、得られた番号をローカル番号データベースとクラウド番号データベースの中の少なくとも一つにより解析し、前記番号に対応するマーキング情報を得て、前記得られたマーキング情報を整合することと、前記マーキング情報をユーザにフィードバックし、ユーザがフィードバックされたマーキング情報により選択した前記番号に対する操作を実行し、ならびにユーザが自発的にマーキングした前記番号と関連するマーキング情報を受信し、入力されたマーキング情報を前記クラウド番号データベースにアップロードし格納することとを備える、移動端末番号インテリジェント保護の方法が開示されている。
【0013】
本発明の移動端末番号インテリジェント保護方法の一実施例によれば、ユーザが前記マーキング情報のうち異なる番号セキュリティレベル又は番号タイプにより、前記番号について対応する遮断操作をとる。
【0014】
本発明の移動端末番号インテリジェント保護方法の一実施例によれば、前記の番号について対応する遮断操作をとることは、前記番号に対する遮断操作を記録し、当該遮断操作を前記クラウド番号データベースにアップロードし、前記遮断操作と前記番号のセキュリティレベル又は番号タイプとを関連付けさせることにより、セキュリティレベル又は番号タイプが当該番号と同様である他の番号に対して、同じ遮断操作をとることを備える。
【0015】
従来技術に対して、本発明はユーザが自発的にマーキングすることと、第三者がクラウド番号データベースを識別し作成することに基づき、傍受された番号により、ローカルならびにクラウド番号データベースに合わせて同期に解析することで、よく知らない番号の持ち主の詳しい身元を識別し提示することができ、ユーザが大切な電話を逃がすことなく、できる限り迷惑電話で迷惑することを防ぐことができる。また、本発明は着信の番号タイプ又はセキュリティレベルにより、着信電話をレベル別に遮断し、ユーザにマルチレベルの遮断方策を提供し、ユーザが更に簡単で便利に番号の保護をすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0016】
以下の添付図面を参照して、制限的なものでない実施例について詳説することにより、本発明の他の特徴、目的、メリットがより一層顕著になる。
【
図1】
図1は、本発明に係る移動端末番号インテリジェント保護システムの一実施態様の概略的ブロック図を示す。
【
図2】
図2は、本発明に係る移動端末番号インテリジェント保護システムの具体的実施例において、解析モジュールが端末連絡先データベース、ローカル番号データベース、クラウド番号データベースに従いマーキング情報を検索する概略的ブロック図を示す。
【
図3】
図3は、本発明に係る移動端末番号インテリジェント保護システムの具体的実施例において、解析モジュールが端末連絡先データベース、ローカル番号データベース、クラウド番号データベースに従いマーキング情報を検索する概略的ブロック図を示す。
【
図4】
図4は、本発明に係る移動端末番号インテリジェント保護システムの具体的実施例において、解析モジュールが端末連絡先データベース、ローカル番号データベース、クラウド番号データベースに従いマーキング情報を検索する概略的ブロック図を示す。
【
図5】
図5は、本発明に係る移動端末番号インテリジェント保護システムの具体的実施例において、解析モジュールが端末連絡先データベース、ローカル番号データベース、クラウド番号データベースに従いマーキング情報を検索する概略的ブロック図を示す。
【
図6】
図6は、本発明に係る移動端末番号インテリジェント保護システムの具体的実施例において、マーキング情報が移動端末表示設備の異なる設定位置に表示される概略図を示す。
【
図7】
図7は、本発明に係る移動端末番号インテリジェント保護システムの具体的実施例において、マーキング情報が移動端末表示設備の異なる設定位置に表示される概略図を示す。
【
図8】
図8は、本発明に係る移動端末番号インテリジェント保護システムの具体的実施例において、マーキング情報が移動端末表示設備の異なる設定位置に表示される概略図を示す。
【
図9】
図9は、本発明に係る移動端末番号インテリジェント保護システムの一実施態様において、遮断モジュールが番号の対応するセキュリティレベル又は番号タイプにより、対応する遮断操作をとる流れの概略図を示す。
【
図10】
図10は、本発明に係る移動端末番号インテリジェント保護システムの別の実施態様の概略的ブロック図を示す。
【
図11】
図11は、本発明に係る移動端末番号インテリジェント保護方法の一実施態様の流れの概略図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0017】
次に、添付図面と実施例を用いて本発明をさらに説明する。
【0018】
図1は、本発明の移動端末番号インテリジェント保護システムの一実施態様の原理の概略図を示す。
図1を参照されたい。前記システムは番号及びマーキング情報を提供する番号データベースと、移動端末に位置する傍受モジュール210と、解析モジュール220と、表示モジュール230と、遮断モジュール240と、マーキングモジュール250とを備える。
【0019】
中でも、番号データベースは、システムから提供されるデータベースと端末連絡先データベース130の両者から構成されてもよい。システムから提供されるデータベースはネットワーク端に位置するクラウド番号データベース110でもよく、移動端末に位置するローカル番号データベース120でもよく、あるいはクラウド番号データベース110とローカル番号データベース120により共同で構成されてもよい。
【0020】
具体的には、クラウド番号データベース110は番号及び関連するマーキング情報を記憶するものであり、中でも、マーキング情報には番号に関連する連絡先又は事業者の基本情報、例えば連絡先又は事業者の名称、住所、社交ネットワークアカウント等の一般情報、あるいは番号に関連する連絡先又は事業者の拡張情報、例えば事業者による販売促進活動、特典広告等のビジネス情報、あるいは番号のセキュリティレベル情報、あるいは番号タイプ、あるいは端末ユーザからによる他のマーキング情報が含まれてもよい。クラウド番号データベース110に記憶される番号及びマーキング情報は検証にパスした後、これらの検証されたマーキング情報の一部又は全部がローカル番号データベース120としてダウンロードされ移動端末に格納されることが可能とする。移動端末に格納されるローカル番号データベース120はネットワーク接続なしの環境で使用しやすく、所定の周期に従いチェックし更新を行い、クラウド番号データベース110において更新された検証番号を得て、クラウド番号データベース110と歩調を合わせることができ、端末ユーザがネットワーク接続されていない状態でも正常に使用できることを有効に保証する。
【0021】
端末連絡先データベース130はユーザが自発的に移動端末に格納し記録する連絡先の番号及び関連するマーキング情報を記憶することに適合する。これらの番号は移動端末のみに格納され、クラウドデータベースにアップロードしてその他のユーザと共有するものではない。端末連絡先データベース130に記録される番号及び関連するマーキング情報はユーザにより自ら入力されることから、ユーザに認可されたので、安全性が最も高い。
【0022】
傍受モジュール210は端末ユーザにより移動端末に入力される番号を傍受し、取得した番号が予備処理された後、解析モジュール220に送信されるものである。例えば、得られた番号を一括してフォーマットしてもよく、例えばその国別コード、エリアコードを取り除き、あるいは、得られた番号を同じデータ長になるように処理すること等が可能である。
【0023】
次いで、解析モジュール220は、端末連絡先データベース130、ローカル番号データベース120、クラウド番号データベース110の中の少なくとも一つのデータベースから得られたマーキング情報を整合し処理する。
【0024】
一実施態様において、
図2のように、解析モジュール220は、取得した番号を優先的に端末連絡先データベース130に送信し、既存の連絡先であるかどうかを検索し、既存の連絡先であれば検索マッチの結果が得られる。端末連絡先データベース130には当該番号にマッチする結果がないと、解析モジュール220は当該番号をさらにローカル番号データベース120及び/又はクラウド番号データベース110に送信し検索する。別の実施態様において、
図3のように、解析モジュール220はまず、当該番号をローカル番号データベース120及び/又はクラウド番号データベース110に送信し検索してもよい。
【0025】
具体的に実現する際に、ネットワーク帯域を検出し、検出結果により、ローカル番号データベース120かクラウド番号データベース110に準じて検索を行うことができる。
例えば、
図4のように、所定帯域閾値を設置してもよく、ネットワーク帯域が所定帯域閾値を超えることが検出される場合、自動的にクラウド番号データベース110に接続し番号のマッチングを行い、その一方で、ローカル番号データベース120に接続しマッチングを行う。又、例えば、
図5のように、優先的にローカル番号データベース120を呼び出してマーキング情報の検索と分析するように設定してもよく、マッチする結果がフィードバックされていなっかたり情報が不完全であったりする場合、ネットワークの提示を与え、又は自動的にクラウド番号データベース110に接続しさらに解析し、二回の解析の結果を整合してユーザへより完全な番号情報を提供する。
【0026】
中でも、端末連絡先データベースに格納された連絡先の番号について、解析モジュール220はさらに関連連絡先の拡張情報をシークすることができる。端末連絡先データベース130にないよく知らない番号について、解析モジュール220はローカル番号データベース120及び/又はクラウド番号データベース110の検索結果により、当該よく知らない番号のマーキング情報を得る。
【0027】
一つの具体的実施態様において、その番号で端末連絡先データベース130において関連する連絡先とマッチングすることができる場合、解析モジュール220は連絡先の拡張情報(連絡先氏名、会社/役職、備考、メールボックス、社交ネットワークアカウント等の他の関連情報を含む)をシークする。
【0028】
別の具体的実施態様において、その番号はローカル番号データベース120又はクラウド番号データベース110にマッチするマーキング情報がある場合、解析モジュール220は番号のマーキング情報、例えば番号がローカル番号データベース120又はクラウド号データベース110にマーキングする番号の関連連絡先又は事業者の基本情報(例えば連絡先名称、事業者名称、事業者住所、事業者又は連絡先の社交ネットワークアカウント等の一般情報)、あるいは例えば番号の関連連絡先又は事業者の拡張情報(例えば事業者による販売促進活動、特典広告等のビジネス情報)、あるいは例えば番号セキュリティレベルの提示(例えば擬似迷惑電話、擬似詐欺電話、検証にパス等)、あるいは例えば番号タイプ(例えば不動産仲買業者、ビジネスプロモーション、保険理財、宅配出前等)、あるいは上記の組み合わせを得る。なお、番号がクラウド番号データベース110においてマッチできた場合、解析モジュール220は、さらに、クラウド番号データベースにおいて統計された当該番号を或る番号タイプとマーキングした端末ユーザの数が得られる(例えば、20名のユーザがこの番号を不動産仲買業者とマーキングする)。
【0029】
次に、解析モジュール220は得られたマーキング情報を表示モジュール230に送信し、表示モジュール230は前記マーキング情報の移動端末表示設備における設定位置を表示し、ユーザに提示する。中でも、
図6から
図8のように、前記マーキング情報が呼び出しインターフェイスに表示されてもよく、番号入力欄に表示されてもよく、あるいは通話履歴欄に表示されてもよい。
【0030】
一実施態様において、ユーザの通信番号が呼出元により着信と発信の二種類に分けられる。従って、発信については、通常、ユーザがかけようとする番号及びそれに関連する事業者又は連絡先を熟知する、あるいはユーザがかけようとする番号に関連する事業者又は連絡先しか判らないが番号の真実性を検証できない、あるいはユーザが着信番号をコールバックするだけで、かけようとする番号又はそれに関連する連絡先又は事業者がまったく判らないといういくつかの場合があり、着信については、ユーザがその由来をコントロールできないことが多いので、着信と発信については、それぞれ異なる処理方法をとることができる。
【0031】
例えば、発信について、ユーザが電話番号を入力した後、表示モジュール230は、解析モジュール220が得たマーキング情報をダイヤルに表示したり電話番号の入力欄に表示したりすることで、ユーザが発信する前に番号の関連連絡先又は事業者名称、タイプ、セキュリティレベル等をある程度認識でき、更にそれに基づき発信するかどうかを決め、誤って発信することを防ぐ。中でも、ユーザの需要に応じて、よく知らない番号のみを識別し表示してもよく、すべての番号を識別し表示してもよい。一実施態様において、まずマーキング情報を表示し、ユーザが表示されたマーキング情報を確認した後でダイヤルすることができる。別の実施態様において、ユーザがダイヤルの動作を実施した後、発信番号の識別されたマーキング情報を表示する。さらに、識別されたマーキング情報が設定時間の長さに従い表示され、又は通話完了まで表示されたままにするように表示の時間を設定できる。
【0032】
又、例えば、着信について、ユーザが着信番号が分かる場合、表示モジュール230は、解析モジュール220が得たマーキング情報を表示画面の設定位置に表示し、ユーザが、表示される情報により受話するかどうかを選択し、迷惑電話による妨害を有効に低減した。具体的には、よく知らない番号のみを表示するように設定してもよく、すべての番号を表示するように設定してもよい。さらに着信のマーキング情報の表示時間を設定することができ、例えば、電話が繋がった後にマーキング情報を表示し、受話するかどうかをユーザに提示してもよく、電話が切れた後にマーキング情報を表示し、マーキング情報が正確であるかどうかを確認するようにユーザに指示してもよい。
【0033】
解析されたマーキング情報を表示画面に表示する以外、ユーザは、さらに遮断モジュール240により、得られたマーキング情報に従い、セキュリティレベル又は番号タイプが
互いに異なるよく知らない
各番号について着信ルールを
設定し、これらの着信ルールによりセキュリティレベル又は番号タイプが異なる着信挙動を処理し、より全面で、より人間的な迷惑防止を図ることができる。
【0034】
例えば、クラウド番号データベースは記憶される番号を三種類のセキュリティレベルに分ける。具体的には、第一のセキュリティレベルは、番号の登録される機関、企業、事業者等のタイプにより、端末ユーザにより常用番号/公共番号と定義され、そのセキュリティレベルが最も高い。第二のセキュリティレベルは不審な迷惑番号、例えば保険プロモーション、アンケート調査、相談普及等であり、そのセキュリティレベルが中くらいである。第三のセキュリティレベルは不審な詐欺番号、例えば着信音が一回だけ鳴ってすぐ切れることにより、ユーザを誘惑してコールバックさせるようにするチャージトラップ番号であり、そのセキュリティレベルが最も低い。又、例えば、クラウド番号データベースは、さらに記憶される番号を異なる番号タイプに設置することができ、具体的には、番号タイプは不動産仲買業者、ビジネスプロモーション、非表示番号、宅配出前等である。なお、番号のセキュリティレベル又は番号タイプならびに対応する操作は、さらにユーザによるカスタマイズ拡張、例えば、所定の事業者について、ユーザの好みにより星評価することできる等が許容され、事業者の具体的情報、例えば事業者のある具体的支店が含まれてもよい。
【0035】
異なるセキュリティレベル又は番号タイプに対応して、ユーザが遮断モジュール240により、各セキュリティレベル又は番号タイプの着信番号に対して異なる遮断操作をとることが可能である。
【0036】
具体的には、
図9のように、遮断モジュール240は解析モジュール220が得たマーキング情報を受信し、番号の対応するセキュリティレベル又は番号タイプを抽出し、前記セキュリティレベル又は番号タイプにより、対応する遮断操作をとる。
【0037】
具体的実施例において、番号タイプ又はセキュリティレベルがマーキングされた番号について、当該タイプ又はセキュリティレベルの番号に対して統一的な遮断操作を
設定してもよい。例えば、常用番号又は公衆番号の場合、正常に受話できるようにする。例えば、ユーザが400−699−9999からの電話を受信する場合、それはクラウド番号データベースにハイアールの顧客サービス電話とマーキングされるため、正常に鳴動しユーザに受話するように提示する。不審な迷惑番号について、その着信を無音化にしてもよい。不審な詐欺番号について、直接着信を拒否してもよい。例えば、常用の出前又は宅配の場合、正常に受話するように設定できる。不動産仲買業者について、遮断モジュール240により所定期間内に正常に受話するようにし、他の期間内に無音化にしたり直接切ったりすることができる。
【0038】
当該ユーザから操作される移動端末に番号の対応するマーキング情報を表示し着信を遮断するに加えて、ユーザは、さらにマーキングモジュール250により自発的にマーキングし、自発的マーキング及び関連遮断操作をアップロードし、前記クラウド番号データベースに記憶することができる。
【0039】
具体的には、マーキングされたよく知らない番号について、ユーザが表示されるマーキング情報に納得せず、自発的にマーキングする場合、又はマーキングされていないよく知らない番号について、ユーザが自発的にマーキングする場合、マーキングモジュール250はユーザによる自発的マーキングを記録し、それを前記クラウド番号データベースにアップロードする。アップロードされる自発的マーキングが検証にパスする場合、クラウド番号データベース110は、当該自発的マーキングの情報を更新されたマーキング情報として当該番号を更新する。
【0040】
マーキングモジュール250は、さらにユーザによる着信番号に対する関連操作を記録しアップロードすることができる。具体的には、着信番号について、マーキングモジュール250は着信番号のセキュリティレベル又は番号タイプを記録し、ユーザによる当該着信番号に対する操作を検出し記録し、当該番号及び当該番号に対してユーザが記録する操作を前記クラウド番号データベース110にアップロードし、クラウド番号データベース110はその記録しアップロードされる操作を格納し、当該操作と当該番号のセキュリティレベル又は番号タイプとを関連付けさせる。ユーザはセキュリティレベル又は番号タイプが当該番号と同様である他の番号からの着信を受信する場合、クラウド番号データベース110は、関連操作を移動端末の遮断モジュール240に送信することにより、遮断モジュール240は、記録される操作に従い、自動的にセキュリティレベルが前記着信番号と同様であるすべての番号を処理する。
【0041】
図10を参照されたい。図面には本発明の移動端末通信インテリジェント保護システムの別の実施態様の原理概略図を示す。中でも、前記システムは、さらに、クライアントからフィードバックされるマーキング情報を処理するための検証モジュール260を備える。検証を経由してその正確性が確認されたマーキング情報のみを当該番号のマーキング情報としてクラウド番号データベースに記憶する。
【0042】
具体的には、多様な検証方法が有りうる。
【0043】
一実施例において、例えば、前記番号を或るマーキング情報としてマーキングする数が所定の閾値を超える場合、当該マーキング情報が検証にパスするとされる。例えば、ある番号が不動産仲買業者としてマーキングされる数が所定の閾値、例えば300人を超える場合、当該番号を不動産仲買業者として検証する。別の実施例において、又、例えば、所定時間内に、番号を或るマーキング情報としてマーキングする数が所定の閾値を超える場合、当該マーキング情報が検証にパスするとされる。例えば、詐欺電話については、通常、ある期間内に頻繁に複数のユーザに発信し詐欺を行うものであり、一日内に、当該電話番号に対するマーキング情報が所定の閾値を超えると、詐欺電話として検証される。なお、更に別の実施例において、例えば、異なるユーザの異なる信用ランクは異なるマーキング情報の重みが付与され、重みによりマーキング情報の信頼度を計算し、マーキング情報の信頼度がある所定の閾値に達する場合、検証にパスするとされる。例えば、ユーザが従来マーキングした結果により当該ユーザの異なる信用ランクを設置でき、ある番号のマーキング情報を統計する場合、対応するマーキング情報を提供するユーザの信用ランクも計算に関与し、計算された信頼度と所定の閾値を比較した結果から、検証にパスするかどうかを判断する。例えば、マーキング情報の信頼度が所定の閾値を超える場合、検証にパスするとされる。
【0044】
上記の検証の過程では、ユーザがマーキングする場合、ユーザの設備情報をアップロードし、それをマーキング情報提供者の身元の唯一の識別コードとすることができ、同一のユーザが同一の番号を複数回マーキングする場合、システムがマーキング情報を一回しか受け入れない。なお、さらにユーザの現在地の地理的位置情報をアップロードすることができ、ユーザがある電話番号をある全国的事業者としてマーキングする場合、システムが自動的に当該マーキング情報にその地理的位置の情報を加えることにより、より正確なマッチが図れる。なお、例えば、さらに第三者のシステムのデータベースに合わせてさらに検証を行うことが可能である。
【0045】
クラウド番号データベース110に検証される番号及びその関連するマーキング情報又は関連する遮断操作は、端末ユーザの移動端末にダウンロードされ、移動端末のローカル番号データベースとして、オフラインの状態でユーザにサービスを与えることができる。
【0046】
本発明は、さらに上記のシステムを用いて移動端末通信インテリジェント保護を行う方法が提供される。一つの具体的実施態様において、
図11のように、前記方法は、ユーザの移動端末から番号を得て、番号を予備処理する工程S1と、得られた番号をローカル番号データベースとクラウド番号データベースの中の少なくとも一つにより解析し、前記番号に対応するマーキング情報を得て、前記得られたマーキング情報を整合する工程S2と、前記マーキング情報をユーザにフィードバックし、ユーザがフィードバックされたマーキング情報により前記番号に対する操作を選択し、ならびにユーザが自発的にマーキングした前記番号に関連するマーキング情報を受信し、入力されたマーキング情報を前記クラウド番号データベースにアップロードし格納する工程S3と、を備える。
【0047】
上記の実施例は本発明を実現し使用するために当業者に提供するものであり、当業者は本発明の趣旨から離れることなく、上記の実施例について種々の変形や変更を行うことができるので、本発明の保護範囲は上記の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載される革新性という特徴の最も大きな範囲に適合すべきである。