(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6559682
(24)【登録日】2019年7月26日
(45)【発行日】2019年8月14日
(54)【発明の名称】光起電力パネルのフローティング支持装置
(51)【国際特許分類】
B63B 35/00 20060101AFI20190805BHJP
H02S 20/10 20140101ALI20190805BHJP
B63B 35/44 20060101ALI20190805BHJP
【FI】
B63B35/00 T
H02S20/10 Z
B63B35/44 Z
【請求項の数】23
【全頁数】21
(21)【出願番号】特願2016-540672(P2016-540672)
(86)(22)【出願日】2014年12月12日
(65)【公表番号】特表2017-501079(P2017-501079A)
(43)【公表日】2017年1月12日
(86)【国際出願番号】FR2014053323
(87)【国際公開番号】WO2015092237
(87)【国際公開日】20150625
【審査請求日】2017年6月19日
(31)【優先権主張番号】1362700
(32)【優先日】2013年12月16日
(33)【優先権主張国】FR
(73)【特許権者】
【識別番号】513257339
【氏名又は名称】シエル エ テール アンテルナシオナル
【氏名又は名称原語表記】CIEL ET TERRE INTERNATIONAL
(74)【代理人】
【識別番号】100080447
【弁理士】
【氏名又は名称】太田 恵一
(72)【発明者】
【氏名】ガヴォー,アレクシ
【審査官】
稲垣 彰彦
(56)【参考文献】
【文献】
特開2001−189486(JP,A)
【文献】
特開2010−199366(JP,A)
【文献】
国際公開第2012/139998(WO,A2)
【文献】
米国特許出願公開第2011/0232727(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B63B 35/00
35/36−35/38
35/44
H01L 31/04
H02S 20/00−20/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
光起電力パネル(P)と、フローティング装置ネットワークを形成するために組み立てられるのに適した、モジュール型の複数の支持装置(1)を含む光起電力設備の作製用機器であって、
光起電力パネルのモジュール型の各支持装置(1)は、
‐フローティング装置ネットワーク(R)を形成することができるように他のフローティング装置へのカップリング部品(3)を含む構造体(2)であって、切れ目のないプラスチック部品、または着脱式の複数の部品(22、23、24、25、26)のアセンブリから形成されるプラスチックの部品である前記構造体(2)、
‐着脱式に、ねじシステム(5)、バンドシステム、さらにはクリップシステムによって前記構造体(2)に連結された装置の浮きを確実にするための一つまたは複数のフロート(4)であって、前記構造体(2)の下面に押し当てられて、構造体(2)に連結されている一つまたは複数のフロート(4)、
‐光起電力パネルを前記装置(1)の二つの側面から横方向にはみ出して取り付けできるように配置される単一の光起電力パネル(P)の保持部品、
を含み、
前記構造体(2)は単数または複数の前記フロート(4)とは異なる部品であり、したがって単数または複数の前記フロート(4)にネットワークの応力を伝達せずに、ネットワーク(R)のフローティング装置(1、7)間の応力の伝達を可能にすることを特徴とする、機器。
【請求項2】
前記構造体(2)は、切れ目のないプラスチック部品であることを特徴とする、請求項1に記載の機器。
【請求項3】
前記プラスチック部品は、中空体(20)であることを特徴とする、請求項2に記載の機器。
【請求項4】
前記プラスチック部品は、透かし体(21)であることを特徴とする、請求項2または3に記載の機器。
【請求項5】
前記構造体(2)は、複数の部品(22、23、24、25、26)のアセンブリから形成されることを特徴とする、請求項1に記載の機器。
【請求項6】
前記部品(22、23、24、25、26)は、ねじシステム、バンドシステム、さらにはクリップシステムによって組み立てられることを特徴とする、請求項5に記載の機器。
【請求項7】
前記カップリング部品(3)は、突出した耳状部材(32)を含むことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一つに記載の機器。
【請求項8】
前記構造体(2)の前記部品(22、23、24、25、26、27)の全部または一部は、前記耳状部材(32)を含み、部品(22、23、24、25、26、27)の全部または一部は、対向する、前記部品の少なくとも二つの異なる部品(22、25;23、25;23、24;22、24)に属する耳状部材(32)を介して、および前記耳状部材(32)を貫通するボルトのようなロック手段(34)を介して、相互に組み立てられることを特徴とする、請求項5または6および7に記載の機器。
【請求項9】
構造体(2)は、単数または複数の前記フロート(4)に対して横方向にはみ出して、および、単数または複数の前記フロートの輪郭上に沿って連続的に備えられることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一つに記載の機器。
【請求項10】
前記の少なくとも一つの光起電力パネル(P)を水面に対して傾斜させるための一つまたは複数の支持部品(60、61)を有する、請求項1〜9のいずれか一つに記載の機器。
【請求項11】
単数または複数の前記フロート(4)の各々は、空気容量を収容するプラスチックケーシングによって構成されることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一つに記載の機器。
【請求項12】
単数または複数の前記フロートの各々は、膨張可能な部品であることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一つに記載の機器。
【請求項13】
単数または複数のフロート(4)の各々は、ピラミッド型台形または円錐台形の半開きの、気密性で、空気容量を捕捉する下方に開いたポケットを形成するように構造体に連結された本体(40)を含むことを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一つに記載の機器。
【請求項14】
さらにフローティングモジュール型接合部品(7)を含む請求項1〜13のいずれか一つに記載の機器であって、前記機器は、前記接合部品(7;7’)と前記支持装置(1)との間に配分されたカップリング部品(3)を有し、前記接合部品(1)と前記支持装置(1)との相互のアセンブリを可能にする機器。
【請求項15】
各フローティング接合部品(7)は、前記接合部品(7)浮きを確実にすることのできる内部容積を有するプラスチックケーシングの形状であり、前記ケーシングは前記カップリング部品(3)を有することを特徴とする、請求項14に記載の機器。
【請求項16】
各接合部品(7)は、
‐フローティング装置ネットワーク(R)を形成することができるように、フローティング装置(1)に前記カップリング部品(3)を含む構造体(70)、
‐前記構造体(70)に連結される、装置の浮きを確実にするための一つまたは複数のフロート(71)、
を含むことを特徴とし、
前記構造体(70)は、単数または複数の前記フロート(71)とは別の部品であり、したがって単数または複数の前記フロート(71)にネットワークの応力を伝達しないで、ネットワーク(R)のフローティング装置(1、7)間で応力を伝達することができることを特徴とする、請求項14に記載の機器。
【請求項17】
カップリング部品(3)は突出した耳状部材であり、前記機器はアセンブリのロックを確実にするために対向して配置された複数の耳状部材を貫通するための止めピンまたはボルトのようなロック手段を含むことを特徴とする、請求項1〜16のいずれか一つに記載の機器。
【請求項18】
それらのカップリング部品を介して直接的に、または挿入された接合部品(7、7’)を介して間接的に、フローティング装置ネットワークが得られる、請求項1〜17のいずれか一つに記載の機器の支持装置のアセンブリから形成されるシステム。
【請求項19】
光起電力パネルのモジュール型の複数の支持装置(1)の少なくとも二つのアレイ(R1、R2)を有し、前記の二つのアレイは挿入された前記接合部品(7)のアレイ(R3)によって保持される、請求項18に記載のシステム。
【請求項20】
同一アレイ(R1)に属する二つの連続する支持装置(1)は、前記の連続する装置(1)のスペーサとなる接合部品(7)によって、また二つの平行な接合部品(7)によっても、相互に隔てられており離れていることを特徴とする、請求項19に記載のシステム。
【請求項21】
同一アレイ(R4)に属する二つの連続する支持装置(1)は、前記の連続する支持装置(1)のスペーサとなる、支持装置の隣接するアレイ(R5)に属するモジュール型の支持装置によって隔てられており離れていることを特徴とする、請求項18〜20のいずれか一つに記載のシステム。
【請求項22】
前記支持装置(1)の構造体(2)は、構造体(2)によって支持される光起電力パネル(P)の寸法に対してはみ出す寸法であり、ネットワーク(R)の支持装置の同一アレイに属する構造体(2)のはみ出し部分は、オペレータ用のメンテナンスレーン(Am)を形成するように構成されていることを特徴とする、請求項21に記載のシステム。
【請求項23】
フローティング光起電力設備作製のための、請求項1〜17のいずれか一つに記載の機器、または請求項18〜22のいずれか一つに記載のシステムの使用。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、単数または複数の光起電力パネルのフローティング支持装置、およびフローティング装置のアセンブリから形成されるフローティングシステムに関する。
【0002】
本発明の分野は、フローティング光起電力設備、より詳細にはモジュール設計の、単数または複数のパネルのフローティング支持装置のアセンブリから形成されるフローティング光起電力設備の分野である。
【背景技術】
【0003】
モジュール型のそのような装置は、光起電力パネルを同一のアレイに配列して、また多くの場合、複数の光起電力パネルアレイを構成することによって、現場で迅速に組み立てることができる。
【0004】
従来技術では、例えば米国特許出願公開第2008/0029148号明細書から、モジュール設計のパネルのフローティング支持装置のアセンブリから形成される設備が公知である。
【0005】
図1に図示したようなこの先行技術のモジュール型の各フローティング装置は、二つの円筒形の細長いフロート、ならびにそれらの間に溶接された管のアセンブリから形成される自己支持式構造体を備える。
【0006】
構造体の四つの管は、各々フロートの端部の延長部に縦方向に延びており、これらの管の末端部は端部リングを備える。
【0007】
フローティング光起電力設備のアセンブリは、細長いフロートの方向に沿って、フローティング装置の端部リングを、隣接するモジュール型装置の端部リングに直接連結することによって得られる。
【0008】
フローティング装置は、別の側面補足連結リングを四つ備え、隣接するフローティング装置の鉛直方向に沿ったアセンブリを確実にする。
【0009】
フローティング光起電力設備のアセンブリは、細長いフロートに対して鉛直方向に沿って、接合部品を介して、フローティング装置の側面リングを、隣接するモジュール型装置の側面リングに連結することによって得られる。
【0010】
この構造によって、構造体に対して回転式に装着された二つの光起電力パネルの支持が可能になる。
【0011】
この先行技術によって教示されたそのようなモジュール型装置の製造は、管のアセンブリ、典型的には溶接機械から形成された構造体の作製を必要とする。発明者の所見によると、そのような設計は製造コストが高すぎるために、経済的な関心を引かない。
【0012】
当業者にはまた、国際公開第2012/139998号による、モジュール設計のパネルのフローティング支持装置およびそれ自体フロートの形状をしている接合部品のアセンブリから形成される設備が公知である。支持装置および接合部品は、フロートネットワークを形成するように組み立てられる。
【0013】
このモジュール設計によると、モジュール型の各パネル支持装置は、実質的にプラスチックケーシングから構成されており、そのケーシングは複数の機能、詳細には、
‐フロート機能:プラスチックケーシングは、装置の浮きを確実にすることのできる空気容量を気密式に収容する、
‐場合によっては、光起電力パネルを傾斜させる部品の機能:その上部壁はその下部壁に対して傾斜しており、水面に対して光起電力パネルを確実に傾斜させる、
‐構造体部品機能:プラスチックケーシングは、フロートネットワークの応力がそこを通過する構造体を構成する、
を有する。
【0014】
このモジュール型装置の多機能プラスチックケーシングは、典型的には回転成形、または切れ目のない押出‐ブロー成形によって得られ、それは、米国特許出願公開第2008/0029148号明細書の装置の溶接機械構造体に比べて、コストを削減する。
【0015】
当業者にはさらに、国際公開第2011/094803号から、フロートネットワークを構成するように直接相互に組み合わされた、モジュール設計のパネルのフローティング支持装置のアセンブリから形成される設備が公知である。
【0016】
このモジュール設計によると、各装置は、ケーシングによって構成されていると思われるフロート、および光起電力パネルをフロートに対して傾斜させることができる支持部材を備える。
【0017】
ケーシングは、相互にフロートのアセンブリを可能にする参照番号16〜22を付したカップリング部品を形成する。
【0018】
ケーシングは複数の機能、すなわち、
‐フロート機能、および、
‐中間構造体機能:ケーシングはフロートネットワークの応力が通過する構造体を構成する、
を有する。
【0019】
パネルを水面に対して傾斜させる機能は、フロートとは異なる部品によって確実にされる。
【0020】
国際公開第2012/139998号、さらには国際公開第2011/094803号では、ケーシングは、ネットワークの応力に耐えることができるよう十分な耐性がある。発明者の所見によると、単にフロートの機能だけを確実にするのに必要な厚さよりも大きい上部壁の厚さを予想して、この部品の耐性を増強することが実際には必要である。
【0021】
国際公開第2012/139998号に記載のような、複雑な形状のプラスチックケーシングの押出ブロー成形は実現可能であり、出願人によって製造された。しかし、それは、プラスチックの消費を抑制しつつ、ケーシングの表面全体に渡って比較的均一な厚さの壁を得るために、押出成形機の製造業者の側に重大な技能を必要とする。
【0022】
本発明者らの所見によると、国際公開第2012/139998号および国際公開第2011/094803号の装置のもう一つの欠点は、特にフロート部品、半剛性部材または剛性部材のような、寸法が大きいそれらの構成部品の設置場所への運搬に関わるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0023】
【特許文献1】米国特許出願公開第2008/0029148号明細書
【特許文献2】国際公開第2012/139998号
【特許文献3】国際公開第2011/094803号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0024】
本発明の目的は、製造コストが抑制され、製造が単純化されたモジュール設計のパネル支持装置を提案することである。
【0025】
本発明の別の目的は、本発明による装置、および場合によってはそれ自体が浮かぶ接合部品のアセンブリから形成されるシステムを提案することである。
【0026】
本発明のまた別の目的は、少なくとも一実施態様によってそのような支持装置を提案することであり、さらには設計によってその設置場所までの運搬を容易にすることができ、
詳細には現場でのフロートの運搬を容易にすることができる装置の作製用の機器を提案することである。
【0027】
その他の目的および利点は、下記の説明から明らかになるであろうが、その説明は単に例として示したものであり、本発明を制限することを目的とするものではない。
【課題を解決するための手段】
【0028】
本発明は、まず
‐フローティング装置ネットワークを形成することができるように、他のフローティング装置に対するカップリング部品を備える構造体、
‐前記構造体に連結された装置の浮きを確実にするための一つまたは複数のフロート、
‐少なくとも一つの光起電力パネルの保持部品、
を含む光起電力パネルのフローティング支持装置であって、
また前記構造体は、単数または複数の前記フロートとは異なる部品であり、したがって単数または複数の前記フロートにネットワークの応力を伝達せずにネットワークのフローティング装置間の応力の伝達を可能にする支持装置に関する。
【0029】
本発明による支持装置には、モジュール部品として特定の用途がある。
【0030】
本発明によると、一方ではフロート機能、またもう一方ではネットワークの応力の伝達を可能にする構造体機能は、異なる部品、すなわちフロートおよび前記構造体によって確実にされる。
【0031】
本発明によると、ネットワークの応力の伝達を可能にする部品機能は、前記構造体が単独で有しており、したがって、一方では単数または複数のフロート、さらにもう一方ではこの装置によって支持される前記の少なくとも一つの光起電力パネルは、ネットワークの応力から切り離されている。
【0032】
したがって、比較的壁の厚さが小さい、例えば2mm以下のケーシングによって形成された、好ましくはプラスチック製の、単数または複数の前記フロートの各々を寸法設定することができる。
【0033】
ネットワークの応力の伝達を確実にするための前記構造体は、例えば切れ目のないプラスチック部品であってよい。この構造体は、鋳造、特に射出成形、または他のプラスチック変形方法によって製造され得る。この構造体はネットワークの応力に抵抗しなければならないので、少なくともカップリング部品のレベルでは壁の厚さは3mm以上、好ましくは10mmより大きくなければならない。
【0034】
一実施態様によると、構造体のプラスチック部品は、好ましくは気密性の中空体である。代替的には、または補足的には、プラスチック部品は、例えば格子状の透かし体である。中空および/透かしを施した部品のそのような設計によって、プラスチックの消費を抑制し、したがって装置のコストを抑制し、さらに装置の強度を高めることができる。
【0035】
別の一実施態様によると、前記構造体は、好ましくは着脱式の複数の部品のアセンブリから形成される。前記部品は、好ましくはねじシステム、クリップシステム、さらにはバンドシステム、または前記構造体を作製するために部品の迅速なアセンブリを可能にする他のいずれかのシステムによって組み立てられる。
【0036】
一実施態様によると、構造体、および単数または複数のフロートは、ねじシステム、バンドシステム、さらにはクリップシステムによって相互に連結されている。固定システムによって、着脱式の迅速なアセンブリが確実になり、好ましくは、構造体と単数または複数のフロートとの間にツールがないという利点が与えられる。
【0037】
一実施態様によると、他のフローティング装置に対する前記カップリング部品は、好ましくはほぼ水平に突出した耳状部材であってよい。前記構造体が複数の部品のアセンブリから形成されている場合、これらの耳状部材は、支持装置を他のフローティング装置へ組み立てるためのそれらの部品機能に加えて、構造体の全てまたは一部の部品のアセンブリのための部品機能を合わせて持つことができる。
【0038】
このため、前記構造体の前記部品の全てまたは一部は前記耳状部材を含み、部品の全てまたは一部は、構造体の前記部品の少なくとも二つの異なる部品に属する向かい合った耳状部材を介して、および前記耳状部材を貫通するボルトなどのロック手段を介して、互いに組み立てられる。
【0039】
単独で、または組み合わされて取り上げられる本発明の任意の特徴によると、
‐構造体は、単数または複数の前記フロートに対して横方向にはみ出して、好ましくは単数または複数の前記フロートの周りに連続的に備えられており、
‐装置は、少なくとも一つの前記光起電力パネルを、水の表面に対して例えば10°〜30°の傾斜で傾斜させる単数または複数の支持部品を有し、
‐単数または複数の前記フロートの各々は、空気容量を収容するプラスチックケーシングよって構成されており、または代替的には、
‐単数または複数の前記フロートの各々は、膨張可能な部品である。
【0040】
さらに別の一実施態様によると、単数または複数のフロートの各々は、円錐台形(en tronc de cone)または代替的にはピラミッド型台形(en tronc de pyramide)の半開きの気密性本体を含み、その本体は下方に向かって開いたポケットを形成するように構造体に連結されて、空気容量を捕捉する。
【0041】
そのような実施態様は、本体が円錐台形またはピラミッド台形で半開きであり、好ましくは輸送時には互いにスタックされることができ、その次、例えば直接設置場所でしかそれらの構造体に組み立てられないので、フロートの輸送を大いに容易にする。
【0042】
一実施態様によると、単数または複数のフロートは、特に着脱型の固定システム(ねじ/ナット、リバーシブルクリップ、バンドシステム)によって、前記構造体の下面に押し当てられて、構造体に連結される。
【0043】
好ましい一実施態様によると、支持装置は単一の光起電力パネルを保持するように設計されており、前記保持部品は、光起電力パネルを横方向に、特に前記装置の二つの側面からはみ出して装着できるように配置されている。
【0044】
そのような設計はさらに、装置の製造に必要な特にプラスチック材料の消費を削減し、したがってそのコストを抑制することに寄与する。
【0045】
本発明はまた、本発明によるモジュール型の、複数の前記パネル支持装置を含む光起電力設備の作製用の機器に関するものである。
【0046】
機器のモジュール型パネル支持装置は、それらのカップリング部品のアセンブリによって直接的に、またはそれらのカップリング部品および仲介の接合部品を介して間接的に、フローティング装置ネットワークを形成するように相互に組み立てられるようになっている。
【0047】
単独で、または組み合わされて取り上げられる機器の任意の特徴によると、
‐機器はさらにモジュール型のフローティング接合部品を備え、前記機器は、前記接合部品と前記支持装置との相互のアセンブリを可能にする、前記接合部品および前記支持装置間に配分されたカップリング部品を有し、
‐各フローティング接合部品は、前記接合部品の浮きを確実にすることができる内部容積を有するプラスチックケーシングの形態であり、前記プラスチックケーシングは、前記接合部品を備え、または代替的には、
‐各接合部品は、一方では前記フローティング装置への前記カップリング部品を備え、フローティング装置ネットワークを形成することが可能であり、他方では、前記構造体に連結された、装置の浮きを確実にするための単数または複数のフロートを含む。前記構造体はそのとき、単数または複数の前記フロートとは異なる部品であり、したがって単数または複数の前記フロートにネットワークの応力を伝達することなく、フローティング装置ネットワークの間での応力の伝達を可能にし、
‐カップリング部品は突出した耳状部材であり、前記機器はピンまたはボルトのようなロック手段を含み、各ロック手段は対向して配置された複数の耳状部材を貫通して、アセンブリのロックを確実にすることができる。
【0048】
本発明はまた、それらのカップリング部品を介して直接的に、または挿入されたそれらのカップリング部品および接合部品を介して間接的に、本発明による機器の支持装置のアセンブリから形成される、フローティング装置ネットワークが得られるシステムに関するものである。
【0049】
一実施態様によると、前記システムは前記接合部品を備え、前記システムは少なくとも二つの本発明によるパネル支持装置アレイを有し、前記二つのアレイは、挿入された接合部品の一つのアレイによって保持されている。この接合部品のアレイによって、場合によっては、連続した、または断続的なメンテナンスレーンを構成することができる。
【0050】
一実施態様によると、同一アレイに属する二つの連続する支持装置は、前記の連続する装置のスペーサとなる接合部品によって、また二つの平行な接合部品によっても、相互に隔てられており離れている。
【0051】
代替的には、または補足的には、一実施態様によると、同一アレイに属する二つの連続する支持装置は、連続する二つの装置のスペーサとなる、隣接するアレイの少なくとも一つの支持装置によって、相互に隔てられており離れていることがある。
【0052】
そのような装置ネットワークの構成によって、二つの連続したパネル支持装置を隔てて、離して保持することが可能になる。それによって、有利には、前記アレイの方向に沿って、装置に対してはみ出してパネルを取り付けることが可能になる。
【0053】
さらに別の一実施態様によると、前記支持装置の構造体は、その構造体によって支持される光起電力パネルの寸法に対してはみ出すような寸法に構成することができ、したがってネットワークの同一アレイの支持装置に属する構造体のはみ出し部分は、オペレータ用のメンテナンスレーンを形成する。
【0054】
本発明は、下記の添付図面を参照して行う説明からより明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【
図1】
図1は、本発明によるパネル支持装置および接合部品のアセンブリから形成されるシステムを図示している。
【
図3】
図3は、本発明の第二の実施態様を図示している。
【
図4】
図4は、装置の構造体が複数の部品のアセンブリから形成される本発明の第三の実施態様を図示している。
【
図6】
図6は、各接合部品が一方ではカップリング部品を支持する構造体(例えば、耳状部材)を、またもう一方では、前記接合部品の浮きを確実にするフロートを含む第四の実施態様を図示している。
【
図7】
図7は、それらのカップリング部品を介して直接、本発明による支持装置のアセンブリから形成される、一実施態様による本発明にかかるシステム(パネルは見えない)を図示している。
【
図8】
図8は、
図7のシステムの図面であり、光起電力パネルが図示されている。
【
図9】
図9は、本発明によるシステムのさらに別の実施態様を図示している。
【
図10】
図10は、フロートがスタック可能に設計された本発明による装置の第五の実施態様の斜視図である。
【
図11】
図11は、フロートがスタック可能に設計された本発明による装置の第五の実施態様の正面図である。
【
図12】
図12は、フロートがスタック可能に設計された本発明による装置の第五の実施態様の側面図(左)である。
【
図13】
図13は、フロートがスタック可能に設計された本発明による装置の第五の実施態様の側面図(右)である。
【
図14】
図14は、フロートがスタック可能に設計された本発明による装置の第五の実施態様の上方図である。
【
図15】
図15は、開口し、スタック可能な設計であり、
図10〜14による装置内で使用されるフロートの上方からの斜視図である。
【
図16】
図16は、開口し、スタック可能な設計であり、
図10〜14による装置内で使用されるフロートの下方からの斜視図である。
【
図17】
図17は、開口し、スタック可能な設計であり、
図10〜14による装置内で使用されるフロートの正面図である。
【
図18】
図18は、開口し、スタック可能な設計であり、
図10〜14による装置内で使用されるフロートの側面図である。
【
図19】
図19は、開口し、スタック可能な設計であり、
図10〜14による装置内で使用されるフロートの側面図である。
【
図20】
図20は、光起電力パネルなしの、別の実施態様による本発明にかかるシステムの部分斜視概略図(フロートは図示せず)であり、その実施態様において、前記の装置の構造体は、光起電力パネルに対してはみ出す寸法であり、それによってメンテナンスレーンが形成される。
【
図21】
図21は、光起電力パネルありの、別の実施態様による本発明にかかるシステムの部分斜視概略図(フロートは図示せず)であり、その実施態様において、前記の装置の構造体は光起電力パネルに対してはみ出す寸法であり、それによってメンテナンスレーンが形成される。
【発明を実施するための形態】
【0056】
したがって本発明は、
‐フローティング装置ネットワークRを形成することができるように他のフローティング装置へのカップリング部品3を備える構造体2、
‐前記構造体2に連結された装置の浮きを確実にするための一つまたは複数のフロート4、
‐少なくとも一つの光起電力パネルPの保持部品、
を備える光起電力パネルのフローティング支持装置1に関する。
【0057】
本発明によると、前記構造体2は、単数または複数の前記フロート4とは異なる部品であり、それによって、単数または複数の前記フロート4にネットワークRの応力を伝達することなく、ネットワークRのフローティング装置1、7(または1、7’)間の応力の伝達が可能になる。この支持装置1は、モジュール型の部品として特徴のある用途を見出す。
【0058】
本発明によると、一方ではフロートの機能、およびネットワークRの二つの方向に沿ってネットワークの応力の伝達を可能にする構造体の機能は、分離された部品によって確実にされる。
【0059】
また、好ましくはプラスチック製の単数または複数のフロート4を、材料の厚さを薄くして寸法決定することができる。単数または複数のフロート4の各々は、壁の厚さが例えば2mm以下の比較的薄いプラスチックケーシングによって形成されてよい。半剛性の単数または複数のフロートは、押出ブロー成形、回転成形またはその他によって得られる。各フロートは、空気容量を収容する気密性ケーシングを含む。しかしながら、
図1〜9に図示されたそのようなフロートの解決方法は、フロートの寸法が大きいという欠点を示し、これによって現場での輸送は容易ではない。別の変形例(図示せず)によると、単数または複数のフロートの各々は、膨張可能な部品であり得る。この場合、フロートは少なくとも部分的に、気密式に空気容量を内包するための可撓性ケーシングを備える。この膨張可能な部品は、しぼんだ状態で、特により寸法の小さい位置では平らにして輸送することができるという利点を有する。したがって設置位置でだけ浮きを確実にする空気容量を収容するように、膨張、および/または形成されることができる。
【0060】
さらに
図10〜19に図示された別の実施態様によると、単数または複数のフロート4の各々は、半開きで、気密性で、空気容量を捕捉する下方に開いたポケットを形成するように構造体に連結された本体40を備える。そのような半開きの本体は、プラスチック材料製であり得、例えば熱成形によって得られる。
【0061】
そのような実施態様によって、その円錐台形(図示せず)またはピラミッド台形(図示)の半開きの本体40は、有利には輸送時に互いにスタックすることができ、その次、例えば直接設置位置でのみそれらの構造体に組み立てることができるので、フロートの輸送が著しく容易になる。
【0062】
半開きの本体は、
図15〜19に例として図示された円形(円錐台形のとき)、さらには多角形、特には長方形(ピラミッド台形)の形状であってよい。したがってピラミッド台形の場合、半開きの本体は、多角形、特にほぼ長方形の上部壁41、ならびに特に数が四のときピラミッドの壁を形成する側面壁42〜45を含んでよい。円錐台形の半開きの本体の場合、上部壁は円形、すなわち円盤の形状であり、側面壁は円錐台を形成する。
【0063】
半開きの本体が円錐台形、またはピラミッド台形である二通りの場合、本体は下方に向かって開口しており、すなわち下部壁を備えておらず、したがって、この半開きの本体は、一つ、または好ましくは複数の同型の同じ半開きの本体とスタック可能である。
【0064】
水に入れるとき、装置1のある程度の水平性を維持して、フロートの開いた容積内に空気を捕捉するためには、装置の傾斜に特に注意が払われる。
【0065】
前記カップリング部品を有する、ネットワークの応力の伝達を確実にするための前記構造体2は、好ましくは切れ目のない、特にプラスチック部品であってよい。そのような作製は、
図1〜3および
図6の実施態様で、非限定的な例として図示されている。
【0066】
この構造体は、鋳造、特に回転成形、押出ブロー成形、または他のプラスチック変形方法によって製造され得る。この構造体はネットワークの応力に対し耐性がなければならないので、少なくともカップリング部品3のレベルでは壁の厚さは3mm以上、好ましくは10mm以上であってよい。
【0067】
材料の消費を抑制するために、前記構造体は、例えば
図2に非限定的に図示したように、中空体20であってよい。代替的には、または補足的には、プラスチック部品は、例えば
図3に非限定的に図示したように、例えば格子状の透かし体21であってよい。
【0068】
一実施態様によると、前記カップリング部品3は、突出した耳状部材32であってよい。カップリング部品3、特に前記耳状部材32は、構造体2の四つの角に備えられる。
【0069】
構造体2は、上方から見ると、図面に示したようにほぼ長方形の形状であり得る。単数または複数のフロート4は、好ましくは前記構造体の下面に押し当てられて、あらゆる適切な手段によって、構造体2の下部に固定されている。
【0070】
しかしながら、好ましくは着脱式に、および好ましくはツールなしで、単数または複数のフロートを構造体へ迅速に組み立てることを可能にする固定システムが優先されている。これらのシステムは、ねじシステム5、バンドシステム、さらにはクリップシステムから選択することができる。図示された実施例によると、ねじシステムの二つのねじ5は、構造体2の二つの中ぐりを貫通して、フロート4のねじ穴にはめ込まれる。一実施態様によると、構造体、および単数または複数のフロートは、接着、はんだ付けのような他のあらゆる技術によって連結され得る。
【0071】
代替的には、
図4および5に非限定的に図示された実施態様によると、前記構造体2は複数の部品22、23、24、25、26、27のアセンブリから形成される。これらの部品22、23、24、25、26、27は、プラスチック製であり得、例えば鋳造、特に射出成形によって得ることができる。
【0072】
前記部品22、23、24、25は、ねじシステム、クリップシステム、さらにはバンドシステム、または現場での迅速なアセンブリが可能な他のあらゆるシステムによって、組み立てられる。
【0073】
図4および5の実施態様は、ねじシステム(ボルト34)を使用して、構造体2の部品22、23、24および25、さらに26および27のアセンブリを可能にする。
【0074】
この有利な実施態様によると、ボルトのようなロック手段34によって、構造体2の部品22、23、24、25、さらに26、27のアセンブリが可能になるだけでなく、隣接するフローティング装置の耳状部材32と協働して、支持装置1とネットワークRに隣接するフローティング装置とのカップリングを確実にする。
【0075】
一般的には、前記構造体2の前記部品22、23、24、25の全てまたは一部は、前記耳状部材3を含み得、部品22、23、24、25の全てまたは一部は、前記部品22、25;23、25;23、24;22、24の少なくとも二つの異なる部品に属する、対向する耳状部材32を介して、また前記耳状部材32を貫通するボルトのようなロック手段34を介して、相互に組み立てられる。
【0076】
より詳細には、
図4の実施態様の構造体2は、四つの部品22、23、24、25を含む。四つの部品22、23、24、25は、各々二つの耳状部材32を備える。部品は、二つの異なる部品22、25;23、25;23、24;22、24に属する二つの耳状部材32に対向して配置され、また二つの耳状部材32を貫通するボルト34のようなロック手段34を設置することによって、相互に二つずつ組み立てられる。
【0077】
図示された実施態様によると、部品22および23は上方から見てV字型であり、Xを形成するように互い違いに配置され、それらの中央部のレベルで特にねじ止めによって、各々フロート4に固定される。Vの端部には、前記耳状部材32が各々備えられている。
【0078】
他の二つの部品24および25は、それらの両端部に耳状部材32を各々備える細長い部品である。各部品24または25はV字型の二つの部品22および23を接続し、各部品24および25の二つの耳状部材は、各々部品22および23に属する二つの耳状部材32に各々対向して配置され、ボルトのようなロック手段34によってこれらに接続される。この同一のロック手段34は、参照番号7を付された隣接するフローティング装置の耳状部材32を貫通して、保持する。構造体2のアセンブリ部品は、好ましくは単数または複数のフロートの下面に沿って延在している。
【0079】
一実施態様によると、フロート4は単一であり、特に平行六面体であってよい。そのとき構造体2は、好ましくはこのフロートの上部面に固定されている。
【0080】
一実施態様によると、構造体2は、単数または複数の前記フロート4に対して側面方向にはみ出すように備えられている。
【0081】
構造体2を単数または複数の前記フロートに対して横方向に突出するように備えることによって、衝突した場合に、単数または複数のフロートを保護することができる。例えば図面では、構造体2は、横方向に、好ましくはフロート4の四つの側面であるフロートの輪郭上に沿って連続的にはみ出し、カップリング部品、特に耳状部材のレベルでだけはみ出しているわけではない。
【0082】
一実施態様によると、前記装置は、少なくとも一つの前記光起電力パネルPを水面に対して傾斜させるために、一つまたは複数の支持部品60、61を有する。この部品によって、特に10〜30°の範囲の角度で、光起電力パネルを水面に対して傾斜させることができる。
【0083】
この支持部品60は、前記構造体2を形成する前記部品を含むか、またはそれによって構成されてよく、さらには一つまたは複数の異なる部品を含むか、またはそれによって構成されてよい。
【0084】
例えば
図1および2の実施態様によると、切れ目のないプラスチック部品によって形成された前記構造体2は、少なくとも一つの下方固定リブ10、および、より上のレベルに少なくとも一つの上方固定リブ11を有し、それによって、光起電力パネルPの傾斜が可能になる。
【0085】
図3に図示された別の実施態様によると、構造体2は、少なくとも一つの下方固定リブ10を有する。少なくとも一つの上方固定リブ11は、構造体2とは異なる支持部品61に、上のレベルに備えられている。これらのリブ10および11によって、光起電力パネルPの傾斜が可能になる。
【0086】
これらの固定リブ10、11によって、本出願人の国際公開第2013/153329号によって教示された光起電力パネルの固定装置の保持部品の設置が可能であり、前記リブ10および11を各々前記保持部品の補足の固定溝内に通す。下方リブ10に通された保持部品によって、パネルをその側面の一つによって保持することが可能になり、上方リブ11に通された保持部品によって、パネルを別の側面によって保持することが可能になる。
【0087】
また一般的には、保持部品は国際公開第2013/153329号の固定装置において参照として記載されたものであり得る。そのような部品によって、有利には光起電力パネルPをそれらの二つの側面だけで保持することができ、支持装置1に対してはみ出して、光起電力パネルの装着が可能である。
【0088】
図5の一実施態様によると、構造体2は、複数の部品22、23、24、25、26、27の、特にそれらの耳状部材32およびボルトのようなロック手段34を介したアセンブリから形成される。
【0089】
いくつかの部品は、国際公開第2013/153329号の装置の保持部品の設置用リブを有してよい。例えば、部品26は、パネルの側面保持用の保持部品を設置するために、少なくとも一つのリブ12を有する。反対側のもう一つの部品27は、パネルの別の側面の保持用の保持部品を設置するために、リブ12を有する。
【0090】
しかしながら、保持部品は、当業者に公知の別の形状をとることができる。したがって、当業者は保持部品として公知の他の固定装置、特にピンチシステム、ねじ固定システム、クリップシステム、カム付きシステム、または当業者に公知の他のいずれかの固定システムを使用することができる。しかしながら、好ましくは着脱式で、メンテナンス作業のために光起電力パネルの取り外し可能にする固定システムであることが重要である。有利な一実施態様によると、前記保持部品は、光起電力パネルPが前記装置1の二つの側面から横方向にはみ出して取り付けできるように配置される。
【0091】
本発明は、また、前記の本発明によるモジュール型パネル支持装置1を複数含む光起電力設備の作製用機器に関する。
【0092】
機器のモジュール型パネル支持装置1は、カップリング部品によって直接(
図7、8さらには
図20および21を参照)、あるいはそれらのカップリング部品および接合部品7または7’を介して間接的に、フローティング装置1、7(または1、7’)のネットワークRを形成するように互いに組み立てられるようになっている。
【0093】
ネットワークの装置1、7(または1、7’)は、水面の二つの方向に沿って延びている。一実施態様によると、
図20および21に図示したように(フロートは図示せず)、前記装置の構造体2は、構造体2によって支持される光起電力パネルPの寸法に対してはみ出す寸法であってよい。ネットワークの構造体2のはみ出す部分は、そのように、また
図21に非限定的な実施例として図示したように、オペレータ用のメンテナンスレーンを形成する。特に、構造体2は、ネットワークの支持装置の同一アレイに属する構造体2のはみ出した部分がオペレータ用メンテナンスレーンを形成するように構成される。そのような実施態様は、支持装置1がそれらのカップリング部品3によって相互に直接組み立てられるとき、特定の用途を見出す。
【0094】
一実施態様によると、機器は、そのようにモジュール型の、および好ましくはフローティング式の接合部品7を含む。
【0095】
例えば各接合部品は、プラスチックケーシングの形状であってよい。このケーシングは、前記接合部品の浮きを確実にすることのできる内部容積を内包する。前記接合部品のこのプラスチックケーシングは、内部壁、上部壁、および四つの側壁を有することができる。前記接合部品7の気密性ケーシングは、栓によって閉じられる開口部を有してよい。前記接合部品7の半剛性プラスチックケーシングは、押出ブロー成形、回転成形によって得ることができる。
【0096】
代替的には、また
図6に図示した一実施態様によると、各接合部品7’は:
‐フローティング装置ネットワークRを形成することができるようにフローティング装置1に前記カップリング部品3を含む構造体70、
‐前記構造体70に連結される、装置の浮きを確実にするための一つまたは複数のフロート71
を備える。
【0097】
前記構造体70は、有利には単数または複数の前記フロート71とは別の部品であり、単数または複数のフロート71にネットワークの応力を伝達することなく、ネットワークRのフローティング装置1、7’間で応力を伝達することができる。
【0098】
構造体70は、好ましくはプラスチックの、および好ましくは切れ目のない部品であってよい。この構造体は、鋳造、回転成形、押出ブロー成形、または他のプラスチック変形方法によって製造される。この構造体はネットワークの応力に耐性がなければならないので、少なくともカップリング部品3のレベルで壁の厚さは3mm以上、好ましくは10mm以上である。材料の消費を抑制するために、前記構造体は、例えば、
図6に非限定的に図示したように、中空体であってよい。代替的には、または補足的には、プラスチック部品は、例えば格子状の透かし体であってよい。代替的には、構造体70は、特にねじシステム、バンドシステム、さらにはクリップシステムによる複数部品のアセンブリ(図示せず)から形成することができる。
【0099】
一実施態様によると、前記カップリング部品3は突出した耳状部材32であってよい。
【0100】
前記接合部品7’の単数または複数のフロート71の各々は、半剛性のプラスチックケーシングであってよく、または膨張可能な部品であってよい。
【0101】
機器はさらに、前記接合部品7間に配分されたカップリング部品3、ならびに前記接合部品7および前記支持装置1との相互のアセンブリを可能にする前記支持装置1を有する。
【0102】
例えば、カップリング部品3は、装置1から突出した耳状部材32、および接合部品から突出した耳状部材32である。前記機器はロック手段34(ボルト)を備え、各手段は、対向して配置された複数の耳状部材を貫通して、アセンブリのロックを確実にするためのものである。耳状部材32は、好ましくは前記接合部品7または7’の四つの角に備えられる。
【0103】
場合によっては、同一のロック手段34によって、エラストマバッファ(tampon elastomere)が、横方向に広がっている耳状部材間にサンドイッチ状に挟まれることがある。
【0104】
機器のモジュール型部品のアセンブリから形成されるシステムは、本発明による支持装置1の少なくとも二つのアレイR1、R2を有してよく、前記の二つのアレイは、場合によっては挿入された接合部品7のアレイR3によって保持される。この接合部品のアレイR3は、場合によっては、連続した、または不連続のメンテナンスレーンを構成することができる。
【0105】
フローティング接合部品7(または7’)を粗つなぎ配置して、その上をオペレータが移動できる連続したメンテナンスレーンを形成することができる。踏まれるための接合部品7(または7’)の上部面は、筋状、ワッフル状であってよく、あるいは人目を引くのに好都合な他のあらゆる浮彫模様を有してよい。代替的には、アレイR3の接合部品7(または7’)は互いに間隔をあけて、例えば不連続のメンテナンスレーンを形成することができる。
【0106】
図1に図示した実施態様によると、同一アレイR1に属する連続した二つの支持装置1は、前記の連続した装置1のスペーサとなる接合部品7によって、また二つの平行な接合部品7によっても、相互に間隔をあけられることができる。
【0107】
このため、例えば接合部品は、アレイR1の支持装置のカップリング部品に固定されたカップリング部品、および同じアレイR1上で連続した支持装置のカップリング部品に固定されたカップリング部品を有する。
【0108】
連続した二つの支持装置1間の空いた間隔によって、前述したように、アレイ1の方向に沿って、光起電力パネルPをはみ出すように取り付けることが可能になる。
【0109】
代替的には、または補足的には、同じ目的で、同一アレイR4に属する二つの連続する支持装置1は、前記の連続する装置1のスペーサとなる隣接する支持装置アレイR5の支持装置1によって、間隔をあけて離されることができる。
【0110】
非限定的な実施例によると、
図1は、支持装置1のスペーサとなる二つの接合部品7によって間隔をあけて離されたアレイR1の連続した二つの支持装置1を図示している。
【0111】
図7は、非限定的な別の実施例に従って、隣接する二つのアレイの二つの支持装置1によって間隔をあけて離された同一アレイの連続した二つの支持装置1を図示している。
【0112】
図9は、非限定的な別の実施例に従って、連続する二つの装置それぞれのスペーサとなる接合部品および支持装置によって、間隔をあけて離された同一アレイの連続した二つの支持装置1を図示している。
【0113】
図7および8の実施例によると、支持装置1は、格子状の形態の例として、直接それらのカップリング部品(すなわち、それらの耳状部材)によって組み立てられる。
【0114】
支持装置の同一アレイのパネルは、好ましくは平行であり、水面に対して同じ傾斜を示す。装置の隣接するアレイのパネルは、同じ傾斜で平行であるか、さらには
図8によると、相反する傾斜角に沿って方向づけられている。
【0115】
好ましくは、支持装置1および接合部品のカップリング部品3は、一方では支持装置に対応する接合部品のアセンブリを、もう一方では二つの支持装置のスペーサとなる接合部品のアセンブリを可能にするように構成される。
【0116】
対応するアセンブリとしては、二つのカップリング部品、特に支持装置の二つの耳状部材は、各々二つのカップリング部品、特に前記接合部品7の二つの耳状部材と組み立てられる。
【0117】
スペーサを設けるアセンブリとしては、接合部品7のカップリング部品の一つは、第一の装置1のカップリング部品に組み合わされ、前記接合部品7のカップリング部品のもう一つは、第二の支持装置1のカップリング部品に組み立てられる。場合によっては、これらの二つの型のアセンブリは、
図1に図示したように組み合わされてよい。
【0118】
一般的には、前記構造体2およびフロート4、および場合によってはパネルの傾斜を可能にする部品60、61は、前記接合部品7と同様に、プラスチック材料製である。
【0119】
この様々な部品は、積み木のように、現場で、迅速に、および好ましくはツール無しで組み立てられる。これらの部品は、好ましくは容易に取り外し可能であり、したがってメンテナンスのとき、損傷した部品だけを迅速に取り替えることができる。
【0120】
もちろん、下記に定義するような本発明の枠を越えずに、当業者は他の実施態様を考案することができるであろう。
【符号の説明】
【0121】
1 パネルのフローティング支持装置
2 ネットワークの応力伝達構造体
20 中空体(構造体)
21 特に付加された、透かし体(構造体)
22、23、24、25、26 部品(構造体)
3 カップリング部品
30 カップリング部品(装置1)
31 カップリング部品(接合部品7)
32 耳状部材
34 ロック手段
4 フロート
40 半開きの気密性体(
図15〜19によるとピラミッド台形)
41 上部壁
42〜45 四つの角付きのピラミッドの側壁
5 ねじシステム
60、61 光起電力パネルを傾斜させる部品
7 接合部品(切れ目なし)
7’ 接合部品(複数の部分による)
70 ネットワークの応力伝達用構造体(部品7’)
71 フロート(部品7’)
10 固定リブ(下方)
11 固定リブ(上方)
12 固定リブ
Am メンテナンスレーン
P 光起電力パネル
R フローティング装置ネットワーク
R1、R2、R4、R5 パネルの支持装置アレイ
R3 接合部品の挿入アレイ