(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
被呼者の番号記録から、前記被呼者のルートレベル番号情報、サブレベル1番号情報からサブレベルj番号情報、および前記ルートレベル番号情報と前記サブレベル1番号情報から前記サブレベルj番号情報との間の関係を取得する前記ステップの前に、前記方法は、
前記ユーザによって入力された前記統一アクセス番号に従って最初に前記被呼者がコールされることに成功した後、前記統一アクセス番号を取得し、前記統一アクセス番号を前記ルートレベル番号情報として使用するステップと、
前記被呼者によって送信されたn番目の入力プロンプトが受信されたときに、前記n番目の入力プロンプトに従って前記ユーザによって入力された情報を取得し、前記n番目の入力プロンプトに従って前記ユーザによって入力された前記情報をサブレベルn番号情報として使用するステップであって、前記n番目の入力プロンプトが、音声認識を用いて前記プライバシー関連の言葉を含むと決定された場合、前記プリセットされたプライバシー識別子が前記サブレベルn番号情報として使用され、ただしn≧1である、ステップと、
前記ルートレベル番号情報、前記サブレベルn番号情報、および前記ルートレベル番号情報と前記サブレベルn番号情報との間の関係を前記被呼者の前記番号記録として保存するステップとをさらに含む請求項1に記載の方法。
前記n番目の入力プロンプトに従って前記ユーザによって入力された情報を取得し、前記n番目の入力プロンプトに従って前記ユーザによって入力された前記情報をサブレベルn番号情報として使用するステップの後に、前記方法は、
前記サブレベルn番号情報によって表されるテキスト情報を取得するステップをさらに含み、
前記ルートレベル番号情報、前記サブレベルn番号情報、および前記ルートレベル番号情報と前記サブレベルn番号情報との間の関係を前記被呼者の前記番号記録として保存する前記ステップは、
前記ルートレベル番号情報、前記サブレベルn番号情報、前記ルートレベル番号情報と前記サブレベルn番号情報との間の前記関係、および前記サブレベルn番号情報によって表される前記テキスト情報を前記被呼者の前記番号記録として保存するステップと、
前記サブレベルn番号情報および/または前記サブレベルn番号情報によって表される前記テキスト情報を表示するステップとを含む請求項2に記載の方法。
前記ルートレベル番号情報とサブレベルi番号情報との間の関係に従って、i番目のプリセットされた時間の遅延の後に、前記被呼者のi番目の入力プロンプトに対応する前記サブレベルi番号情報を送信する前記ステップの前に、
前記被呼者の前記番号記録から前記被呼者の番号バージョン情報を取得するステップであって、前記番号バージョン情報は、前記被呼者が最初にコールされたときに前記被呼者の前記番号記録に保存される、ステップと、
前記番号バージョン情報に従って、前記被呼者の前記入力プロンプトが更新されたと決定されたときに、期限切れプロンプト情報を前記ユーザに対して表示するステップ、または
前記番号バージョン情報に従って、前記被呼者の前記入力プロンプトが更新されていないと決定されたときに、前記ルートレベル番号情報とサブレベルi番号情報との間の関係に従って、前記被呼者のi番目の入力プロンプトに対応する前記サブレベルi番号情報を送信する前記ステップを実行することを決定するステップとを含む請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
被呼者の番号記録から、前記被呼者のルートレベル番号情報、サブレベル1番号情報からサブレベルj番号情報、および前記ルートレベル番号情報と前記サブレベル1番号情報から前記サブレベルj番号情報との間の関係を取得する前に、前記命令は、
前記ユーザによって入力された前記統一アクセス番号に従って最初に前記被呼者がコールされることに成功した後、前記通信端末が前記統一アクセス番号を取得して、前記統一アクセス番号を前記ルートレベル番号情報として使用することを可能にし、
前記被呼者によって送信されたn番目の入力プロンプトが受信されたときに、前記n番目の入力プロンプトに従って前記ユーザによって入力された情報を取得し、前記n番目の入力プロンプトに従って前記ユーザによって入力された前記情報をサブレベルn番号情報として使用するためにさらに使用され、前記n番目の入力プロンプトが、音声認識を用いて前記プライバシー関連の言葉を含むと決定された場合、前記プリセットされたプライバシー識別子が前記サブレベルn番号情報として使用され、ただしn≧1であり、
前記命令は、前記ルートレベル番号情報、前記サブレベルn番号情報、および前記ルートレベル番号情報と前記サブレベルn番号情報との間の関係を前記被呼者の前記番号記録として保存するためにさらに使用される請求項5に記載の通信端末。
前記被呼者によって送信された番号バージョン情報を取得するステップであって、前記番号バージョン情報は、前記被呼者の前記入力プロンプトが更新されたかどうかを決定するために使用される、ステップと、
前記番号バージョン情報を前記被呼者の前記番号記録に追加するステップとをさらに含む請求項7に記載の方法。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本出願は、被呼者への入力プロンプトに従って被呼者への情報を自動的に入力するための、電話番号を記憶するための方法および装置、ならびに電話番号をダイヤルするための方法および装置を実現する。
【0004】
本出願の第1の態様は、電話番号を記憶するための方法を提供し、この方法は被呼者へのコールがユーザによって入力された統一アクセス番号(unified access number)に従って最初に成功した後、通信端末によって、統一アクセス番号を取得し、統一アクセス番号をルートレベル番号情報として使用するステップと、被呼者によって送信されたn番目の入力プロンプトが受信されたときに、n番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報を取得し、n番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報をサブレベルn番号情報として使用し、ただしn≧1である、ステップと、ルートレベル番号情報、サブレベルn番号情報、およびルートレベル番号情報とサブレベル番号情報との間の関係を被呼者の番号記録として保存するステップであって、それにより、被呼者が2度目にコールされたときに、番号記録の中の対応するサブレベル番号情報が被呼者の入力プロンプトに従って被呼者に自動的に送信される、ステップとを含む。
【0005】
第1の態様に関して、第1の態様の第1の可能な実装方式において、n番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報をサブレベルn番号情報として使用するステップは、n番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報がプライバシー情報でないと決定されたときに、n番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報をサブレベルn番号情報として使用するステップ、またはn番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報がプライバシー情報であると決定されたときに、プリセットされたプライバシー識別子をサブレベルn番号情報として使用するステップを含む。
【0006】
第1の態様または第1の態様の第1の可能な実装方式に関して、第1の態様の第2の可能な実装方式において、方法は、被呼者によって送信された番号バージョン情報を取得するステップであって、番号バージョン情報は、被呼者の入力プロンプトが更新されたかどうかを決定するために使用される、ステップと、番号バージョン情報を被呼者の番号記録に追加するステップとをさらに含む。
【0007】
第1の態様、または第1の態様の第1から第2の可能な実装方式、のいずれか1つに関して、第1の態様の第3の可能な実装方式において、方法は、サブレベルn番号情報によって表されるテキスト情報を取得するステップをさらに含み、ルートレベル番号情報、サブレベルn番号情報、およびルートレベル番号情報とサブレベル番号情報との間の関係を被呼者の番号記録として保存するステップは、ルートレベル番号情報、サブレベルn番号情報、ルートレベル番号情報とサブレベルn番号情報との間の関係、およびサブレベルn番号情報によって表されるテキスト情報を被呼者の番号記録として保存するステップと、サブレベルn番号情報および/またはサブレベルn番号情報によって表されるテキスト情報を表示するステップとを含む。
【0008】
第1の態様、または第1の態様の第1から第3の可能な実装方式、のいずれか1つに関して、第1の態様の第4の可能な実装方式において、被呼者の番号記録は、コール記録および/または電話帳を使用することによって保存される。
【0009】
本出願の第2の態様は、電話番号をダイヤルするための方法を提供し、この方法は、被呼者の番号記録から通信端末によって、被呼者のルートレベル番号情報、サブレベル1からjの番号情報、およびルートレベル番号情報とサブレベル1からjの番号情報との間の関係を取得するステップであって、ルートレベル番号情報は、被呼者の統一アクセス番号であり、サブレベルj番号情報は、最初に被呼者のコールに成功したときに被呼者のj番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力される情報であり、jは、プリセットされた規則またはユーザ選択によって決定され、番号記録内のサブレベルの総数以下である、ステップと、ルートレベル番号情報に従って2度目に被呼者をコールするステップと、第2のコールが成功した後、ルートレベル番号情報とサブレベルi番号情報との間の関係に従って、被呼者のi番目の入力プロンプトに対応するサブレベルi番号情報を送信し、ただしi≧1およびi≦jである、ステップとを含む。
【0010】
第2の態様に関して、第2の態様の第1の可能な実装方式において、被呼者の番号記録から、被呼者のルートレベル番号情報、サブレベル1からjの番号情報、およびルートレベル番号情報とサブレベル1からjの番号情報との間の関係を取得するステップの前に、方法は、被呼者へのコールがユーザによって入力された統一アクセス番号に従って最初に成功した後、統一アクセス番号を取得し、統一アクセス番号をルートレベル番号情報として使用するステップと、被呼者によって送信されたn番目の入力プロンプトが受信されたときに、n番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報を取得し、n番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報をサブレベルn番号情報として使用し、ただしn≧1である、ステップと、ルートレベル番号情報、サブレベルn番号情報、およびルートレベル番号情報とサブレベル番号情報との間の関係を被呼者の番号記録として保存するステップとをさらに含む。
【0011】
第2の態様の第1の可能な実装方式に関して、第2の態様の第2の可能な実装方式において、n番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報をサブレベルn番号情報として使用するステップは、n番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報がプライバシー情報でないと決定されたときに、n番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報をサブレベルn番号情報として使用するステップ、またはn番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報がプライバシー情報であると決定されたときに、プリセットされたプライバシー識別子をサブレベルn番号情報として使用するステップを含み、被呼者のi番目の入力プロンプトに対応するサブレベルi番号情報を送信するステップは、被呼者のi番目の入力プロンプトに対応するサブレベルi番号情報がプリセットされたプライバシー識別子であると決定されたときに、ユーザに情報を入力することを求めるプロンプトを出し、ユーザによって入力された情報を被呼者に送信するステップ、または被呼者のi番目の入力プロンプトに対応するサブレベルi番号情報がプリセットされたプライバシー識別子でないと決定されたときに、サブレベルi番号情報を被呼者に送信するステップを含む。
【0012】
第2の態様の第1から第2の可能な実装方式のいずれかに関して、第2の態様の第3の可能な実装方式において、n番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報を取得するステップ、およびn番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報をサブレベルn番号情報として使用するステップの後に、方法は、サブレベルn番号情報によって表されるテキスト情報を取得するステップをさらに含み、ルートレベル番号情報、サブレベルn番号情報、およびルートレベル番号情報とサブレベル番号情報との間の関係を被呼者の番号記録として保存するステップは、ルートレベル番号情報、サブレベルn番号情報、ルートレベル番号情報とサブレベルn番号情報との間の関係、およびサブレベルn番号情報によって表されるテキスト情報を被呼者の番号記録として保存するステップと、サブレベルn番号情報および/またはサブレベルn番号情報によって表されるテキスト情報を表示するステップとを含む。
【0013】
第2の態様、または第2の態様の第1から第3の可能な実装方式、のいずれか1つに関して、第2の態様の第4の可能な実装方式において、被呼者のi番目の入力プロンプトに対応するサブレベルi番号情報を送信するステップは、i番目のプリセットされた時間の遅延の後にサブレベルi番号情報を被呼者に送信するステップ、または被呼者によって送信された入力プロンプトがi番目の時間に受信されたときにサブレベルi番号情報を被呼者に送信するステップ、または被呼者によって送信された入力プロンプトが音声認識を用いてi番目の時間に識別されたときにサブレベルi番号情報を被呼者に送信するステップを含む。
【0014】
第2の態様、または第2の態様の第1から第4の可能な実装方式の、いずれか1つに関して、第2の態様の第5の可能な実装方式において、ルートレベル番号情報とサブレベルi番号情報との間の関係に従って、被呼者のi番目の入力プロンプトに対応するサブレベルi番号情報を送信するステップの前に、この方法は、被呼者の番号記録から被呼者の番号バージョン情報を取得するステップであって、番号バージョン情報は、被呼者が最初にコールされたときに被呼者の番号記録に保存される、ステップと、番号バージョン情報に従って、被呼者の入力プロンプトが更新されたと決定されたときに、期限切れプロンプト情報をユーザに対して表示するか、または番号バージョン情報に従って、被呼者の入力プロンプトが更新されていないと決定されたときに、ルートレベル番号情報とサブレベルi番号情報との間の関係に従って、被呼者のi番目の入力プロンプトに対応するサブレベルi番号情報を送信するステップを実行するステップとを含む。
【0015】
第2の態様、または第2の態様の第1から第5の可能な実装方式、のいずれか1つに関して、第2の態様の第6の可能な実装方式において、被呼者の番号記録は、コール記録および/または電話帳を使用することによって保存される。
【0016】
本出願の第3の態様は、取得モジュールおよび保存モジュールを備える、電話番号を記憶するための装置を実現し、取得モジュールは、被呼者へのコールがユーザによって入力された統一アクセス番号に従って最初に成功した後、統一アクセス番号を取得し、統一アクセス番号をルートレベル番号情報として使用し、被呼者によって送信されたn番目の入力プロンプトが受信されたときに、n番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報を取得し、n番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報をサブレベルn番号情報として使用し、ただしn≧1であり、ルートレベル番号情報およびサブレベルn番号情報を保存モジュールに送信するように構成され、保存モジュールは、ルートレベル番号情報、サブレベルn番号情報、およびルートレベル番号情報とサブレベル番号情報との間の関係を被呼者の番号記録として保存し、それにより、被呼者が2度目にコールされたときに、番号記録の中の対応するサブレベル番号情報が被呼者の入力プロンプトに従って被呼者に自動的に送信される、ように構成される。
【0017】
第3の態様に関して、第3の態様の第1の可能な実装方式において、取得モジュールがn番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報をサブレベルn番号情報として使用するステップを実行することは、n番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報がプライバシー情報でないと決定されたときに、n番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報をサブレベルn番号情報として使用するステップ、またはn番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報がプライバシー情報であると決定されたときに、プリセットされたプライバシー識別子をサブレベルn番号情報として使用するステップを含む。
【0018】
第3の態様または第3の態様の第1の可能な実装方式に関して、第3の態様の第2の可能な実装方式において、取得モジュールは、被呼者によって送信された番号バージョン情報を取得し、番号バージョン情報は、被呼者の入力プロンプトが更新されたかどうかを決定するために使用され、番号バージョン情報を被呼者の番号記録に追加するようにさらに構成される。
【0019】
第3の態様、または第3の態様の第1から第2の可能な実装方式、のいずれか1つに関して、第3の態様の第3の可能な実装方式において、装置は、表示モジュールをさらに備え、取得モジュールは、サブレベルn番号情報によって表されるテキスト情報を取得するようにさらに構成され、保存モジュールは、サブレベルn番号情報によって表されるテキスト情報を被呼者の番号記録に追加するようにさらに構成され、表示モジュールは、サブレベルn番号情報および/またはサブレベルn番号情報によって表されるテキスト情報を表示するように構成される。
【0020】
第1の態様、または第1の態様の第1から第3の可能な実装方式、のいずれか1つに関して、第1の態様の第4の可能な実装方式において、被呼者の番号記録は、コール記録および/または電話帳を使用することによって保存される。
【0021】
本出願の第4の態様は、電話番号をダイヤルするための装置を実現し、この装置は、第1の取得モジュールと、コールモジュールと、送信モジュールとを備え、第1の取得モジュールは、被呼者の番号記録から、被呼者のルートレベル番号情報、サブレベル1からjの番号情報、およびルートレベル番号情報とサブレベル1からjの番号情報との間の関係を取得し、ルートレベル番号情報は、被呼者の統一アクセス番号であり、サブレベルj番号情報は、最初に被呼者のコールに成功したときに被呼者のj番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力される情報であり、jは、プリセットされた規則またはユーザ選択によって決定され、番号記録内のサブレベルの総数以下である、ように構成され、コールモジュールは、ルートレベル番号情報に従って2度目に被呼者をコールするように構成され、送信モジュールは、第2のコールが成功した後、ルートレベル番号情報とサブレベルi番号情報との間の関係に従って、被呼者のi番目の入力プロンプトに対応するサブレベルi番号情報を送信し、ただしi≧1およびi≦jである、ように構成される。
【0022】
第4の態様に関して、第4の態様の第1の可能な実装方式において、装置は、第2の取得モジュールおよび保存モジュールをさらに備え、第2の取得モジュールは、被呼者へのコールがユーザによって入力された統一アクセス番号に従って最初に成功した後、統一アクセス番号を取得して、統一アクセス番号をルートレベル番号情報として使用し、被呼者によって送信されたn番目の入力プロンプトが受信されたときに、n番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報を取得し、n番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報をサブレベルn番号情報として使用し、ただしn≧1である、ように構成され、保存モジュールは、ルートレベル番号情報、サブレベルn番号情報、およびルートレベル番号情報とサブレベル番号情報との間の関係を被呼者の番号記録として保存するように構成される。
【0023】
第4の態様の第1の可能な実装方式に関して、第4の態様の第2の可能な実装方式において、第2の取得モジュールがn番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報をサブレベルn番号情報として使用するステップを実行することは、n番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報がプライバシー情報でないと決定されたときに、n番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報をサブレベルn番号情報として使用するステップ、またはn番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報がプライバシー情報であると決定されたときに、プリセットされたプライバシー識別子をサブレベルn番号情報として使用するステップを含み、送信モジュールが被呼者のi番目の入力プロンプトに対応するサブレベルi番号情報を送信するステップを実行することは、被呼者のi番目の入力プロンプトに対応するサブレベルi番号情報がプリセットされたプライバシー識別子であると決定されたときに、ユーザに情報を入力することを求めるプロンプトを出し、ユーザによって入力された情報を被呼者に送信するステップ、または被呼者のi番目の入力プロンプトに対応するサブレベルi番号情報がプリセットされたプライバシー識別子でないと決定されたときに、サブレベルi番号情報を被呼者に送信するステップを含む。
【0024】
第4の態様の第1から第2の可能な実装方式のいずれかに関して、第4の態様の第3の可能な実装方式において、装置は、表示モジュールをさらに備え、第2の取得モジュールは、サブレベルn番号情報によって表されるテキスト情報を取得するようにさらに構成され、保存モジュールは、サブレベルn番号情報によって表されるテキスト情報を被呼者の番号記録に追加するようにさらに構成され、表示モジュールは、サブレベルn番号情報および/またはサブレベルn番号情報によって表されるテキスト情報を表示するように構成される。
【0025】
第4の態様、または第4の態様の第1から第3の可能な実装方式、のいずれか1つに関して、第4の態様の第4の可能な実装方式において、送信モジュールが被呼者のi番目の入力プロンプトに対応するサブレベルi番号情報を送信するステップを実行することは、i番目のプリセットされた時間の遅延の後にサブレベルi番号情報を被呼者に送信するステップ、または被呼者によって送信された入力プロンプトがi番目の時間に受信されたときにサブレベルi番号情報を被呼者に送信するステップ、または被呼者によって送信された入力プロンプトが音声認識を用いてi番目の時間に識別されたときにサブレベルi番号情報を被呼者に送信するステップを含む。
【0026】
第4の態様、または第4の態様の第1から第4の可能な実装方式の、いずれか1つに関して、第4の態様の第5の可能な実装方式において、装置は、バージョン決定モジュールをさらに備え、バージョン決定モジュールは、被呼者の番号記録から被呼者の番号バージョン情報を取得し、番号バージョン情報は、被呼者が最初にコールされたときに被呼者の番号記録に保存され、番号バージョン情報に従って、被呼者の入力プロンプトが更新されたと決定されたときに、期限切れプロンプト情報をユーザに対して表示するか、または番号バージョン情報に従って、被呼者の入力プロンプトが更新されていないと決定されたときに、ルートレベル番号情報とサブレベルi番号情報との間の関係に従って、被呼者のi番目の入力プロンプトに対応するサブレベルi番号情報を送信するステップを送信モジュールが実行することをトリガーするように構成される。
【0027】
第4の態様、または第4の態様の第1から第5の可能な実装方式の、いずれか1つに関して、第4の態様の第6の可能な実装方式において、被呼者の番号記録は、コール記録および/または電話帳を使用することによって保存される。
【0028】
本出願の第5の態様は通信端末を実現し、この端末はディスプレイ、1つまたは複数のプロセッサ、メモリ、複数のアプリケーションプログラム、および1つまたは複数のプログラムを備え、1つまたは複数のプログラムは、メモリに記憶され、1つまたは複数のプロセッサによって実行するように構成され、1つまたは複数のプログラムは、命令を備え、命令は、被呼者へのコールがユーザによって入力された統一アクセス番号に従って最初に成功した後、通信端末が統一アクセス番号を取得して、統一アクセス番号をルートレベル番号情報として使用することを可能にし、被呼者によって送信されたn番目の入力プロンプトが受信されたときに、n番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報を取得し、n番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報をサブレベルn番号情報として使用し、ただしn≧1であり、ルートレベル番号情報、サブレベルn番号情報、およびルートレベル番号情報とサブレベル番号情報との間の関係を被呼者の番号記録として保存するステップであって、それにより、被呼者が2度目にコールされたときに、番号記録の中の対応するサブレベル番号情報が被呼者の入力プロンプトに従って被呼者に自動的に送信される、ようにするために使用される。
【0029】
第5の態様に関して、第5の態様の第1の可能な実装方式に関して、n番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報をサブレベルn番号情報として使用するステップは、n番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報がプライバシー情報でないと決定されたときに、n番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報をサブレベルn番号情報として使用するステップ、またはn番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報がプライバシー情報であると決定されたときに、プリセットされたプライバシー識別子をサブレベルn番号情報として使用するステップを含む。
【0030】
第5の態様または第5の態様の第1の可能な実装方式に関して、第5の態様の第2の可能な実装方式において、命令は、通信端末が被呼者によって送信された番号バージョン情報を取得し、番号バージョン情報は、被呼者の入力プロンプトが更新されたかどうかを決定するために使用され、番号バージョン情報を被呼者の番号記録に追加することを可能にするためにさらに使用される。
【0031】
第5の態様、または第5の態様の第1から第2の可能な実装方式、のいずれか1つに関して、第5の態様の第3の可能な実装方式において、命令は、サブレベルn番号情報によって表されるテキスト情報を通信端末が取得することを可能にするためにさらに使用され、ルートレベル番号情報、サブレベルn番号情報、およびルートレベル番号情報とサブレベル番号情報との間の関係を被呼者の番号記録として保存するステップは、ルートレベル番号情報、サブレベルn番号情報、ルートレベル番号情報とサブレベルn番号情報との間の関係、およびサブレベルn番号情報によって表されるテキスト情報を被呼者の番号記録として保存するステップと、サブレベルn番号情報および/またはサブレベルn番号情報によって表されるテキスト情報を表示するステップとを含む。
【0032】
第5の態様、または第5の態様の第1から第3の可能な実装方式、のいずれか1つに関して、第5の態様の第4の可能な実装方式において、被呼者の番号記録は、コール記録および/または電話帳を使用することによって保存される。
【0033】
本出願の第6の態様は通信端末を実現し、この端末はディスプレイ、1つまたは複数のプロセッサ、メモリ、複数のアプリケーションプログラム、および1つまたは複数のプログラムを備え、1つまたは複数のプログラムは、メモリに記憶され、1つまたは複数のプロセッサによって実行するように構成され、1つまたは複数のプログラムは、命令を備え、命令は、通信端末が被呼者の番号記録から、被呼者のルートレベル番号情報、サブレベル1からjの番号情報、およびルートレベル番号情報とサブレベル1からjの番号情報との間の関係を取得し、ルートレベル番号情報は、被呼者の統一アクセス番号であり、サブレベルj番号情報は、最初に被呼者のコールに成功したときに被呼者のj番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力される情報であり、jは、プリセットされた規則またはユーザ選択によって決定され、番号記録内のサブレベルの総数以下であり、ルートレベル番号情報に従って2度目に被呼者をコールし、第2のコールが成功した後、ルートレベル番号情報とサブレベルi番号情報との間の関係に従って、被呼者のi番目の入力プロンプトに対応するサブレベルi番号情報を送信し、ただしi≧1およびi≦jである、ことを可能にするために使用される。
【0034】
第6の態様に関して、第6の態様の第1の可能な実装方式において、被呼者の番号記録から、被呼者のルートレベル番号情報、サブレベル1からjの番号情報、およびルートレベル番号情報とサブレベル1からjの番号情報との間の関係を取得するステップの前に、命令は、被呼者へのコールがユーザによって入力された統一アクセス番号に従って最初に成功した後、通信端末が統一アクセス番号を取得して、統一アクセス番号をルートレベル番号情報として使用することを可能にし、被呼者によって送信されたn番目の入力プロンプトが受信されたときに、n番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報を取得し、n番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報をサブレベルn番号情報として使用し、ただしn≧1であり、ルートレベル番号情報、サブレベルn番号情報、およびルートレベル番号情報とサブレベル番号情報との間の関係を被呼者の番号記録として保存するためにさらに使用される。
【0035】
第6の態様の第1の可能な実装方式に関して、第6の態様の第2の可能な実装方式において、n番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報をサブレベルn番号情報として使用するステップは、n番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報がプライバシー情報でないと決定されたときに、n番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報をサブレベルn番号情報として使用するステップ、またはn番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報がプライバシー情報であると決定されたときに、プリセットされたプライバシー識別子をサブレベルn番号情報として使用するステップを含み、被呼者のi番目の入力プロンプトに対応するサブレベルi番号情報を送信するステップは、被呼者のi番目の入力プロンプトに対応するサブレベルi番号情報がプリセットされたプライバシー識別子であると決定されたときに、ユーザに情報を入力することを求めるプロンプトを出し、ユーザによって入力された情報を被呼者に送信するステップ、または被呼者のi番目の入力プロンプトに対応するサブレベルi番号情報がプリセットされたプライバシー識別子でないと決定されたときに、サブレベルi番号情報を被呼者に送信するステップを含む。
【0036】
第6の態様の第1から第2の可能な実装方式のいずれかに関して、第6の態様の第3の可能な実装方式において、命令は、サブレベルn番号情報によって表されるテキスト情報を通信端末が取得することを可能にするためにさらに使用され、ルートレベル番号情報、サブレベルn番号情報、およびルートレベル番号情報とサブレベルn番号情報との間の関係を被呼者の番号記録として保存するステップは、ルートレベル番号情報、サブレベルn番号情報、ルートレベル番号情報とサブレベルn番号情報との間の関係、およびサブレベルn番号情報によって表されるテキスト情報を被呼者の番号記録として保存するステップと、サブレベルn番号情報および/またはサブレベルn番号情報によって表されるテキスト情報を表示するステップとを含む。
【0037】
第6の態様、または第6の態様の第1から第3の可能な実装方式、のいずれか1つに関して、第6の態様の第4の可能な実装方式において、被呼者のi番目の入力プロンプトに対応するサブレベルi番号情報を送信するステップは、i番目のプリセットされた時間の遅延の後にサブレベルi番号情報を被呼者に送信するステップ、または被呼者によって送信された入力プロンプトがi番目の時間に受信されたときにサブレベルi番号情報を被呼者に送信するステップ、または被呼者によって送信された入力プロンプトが音声認識を用いてi番目の時間に識別されたときにサブレベルi番号情報を被呼者に送信するステップを含む。
【0038】
第6の態様、または第6の態様の第1から第4の可能な実装方式、のいずれか1つに関して、第6の態様の第5の可能な実装方式において、命令は、通信端末が被呼者の番号記録から被呼者の番号バージョン情報を取得し、番号バージョン情報は、被呼者が最初にコールされたときに被呼者の番号記録に保存され、番号バージョン情報に従って、被呼者の入力プロンプトが更新されたと決定されたときに、期限切れプロンプト情報をユーザに対して表示するか、または番号バージョン情報に従って、被呼者の入力プロンプトが更新されていないと決定されたときに、ルートレベル番号情報とサブレベルi番号情報との間の関係に従って、被呼者のi番目の入力プロンプトに対応するサブレベルi番号情報を送信するステップを実行することを可能にするためにさらに使用される。
【0039】
第6の態様、または第6の態様の第1から第5の可能な実装方式、のいずれか1つに関して、第6の態様の第6の可能な実装方式において、被呼者の番号記録は、コール記録および/または電話帳を使用することによって保存される。
【0040】
本出願の第7の態様は、コンピュータ可読記憶媒体を提供し、コンピュータ可読記憶媒体は、1つまたは複数のプログラムを記憶するように構成され、1つまたは複数のプログラムは、命令を含み、複数のアプリケーションプログラムを備える通信端末によって実行されるときに、命令は、第1の態様に従って通信端末が方法を実行することを可能にするために使用される。
【0041】
本出願の第8の態様は、コンピュータ可読記憶媒体を提供し、コンピュータ可読記憶媒体は、1つまたは複数のプログラムを記憶するように構成され、1つまたは複数のプログラムは、命令を含み、複数のアプリケーションプログラムを備える通信端末によって実行されるときに、命令は、第2の態様に従って通信端末が方法を実行することを可能にするために使用される。
【0042】
前述の解決方法において、特定のサービスのために被呼者をコールするプロセスで使用される番号記録は、あらかじめ保存される。被呼者が2度目に特定のサービスについてコールされたときに、被呼者の統一アクセス番号を表すルートレベル番号情報および被呼者が最初にコールされたときに被呼者の入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報を表すサブレベル番号情報は、被呼者の番号記録から取得され、被呼者は、ルートレベル番号情報に従ってコールされる。第2のコールが成功した後、番号記録内のサブレベル番号情報は、被呼者の入力プロンプトに従って被呼者に自動的に送信される。このプロセスで、サービスへの自動コールの実装が可能であり、ユーザは、情報を手動で入力する必要がなく、それによって、複雑な入力プロセスを回避し、操作効率を改善する。
【発明を実施するための形態】
【0044】
次の説明では、制限するのではなくむしろ例示するために、特定のシステム構造、インターフェース、および技術などの具体的詳細が提示され、本出願を完全に理解できるようにしている。しかしながら、当業者であれば、本出願がこれらの具体的詳細がなくても他の実装方式で実施され得ることを理解すべきである。他の場合には、よく知られている装置、回路、および方法の詳細な説明は省かれ、それにより、本出願は不要な詳細に妨げられることなく説明される。
【0045】
本出願の通信端末は、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、またはハンドヘルドコンピュータなどの、コールを実装することができる端末であり得るか、または携帯電話、携帯情報端末(英語で略してPDA)、専用メディアプレーヤー、または家電製品であってよい。通信端末と被呼者との間の通信は、イーサネットまたは光ファイバーに基づく有線通信などの、有線通信であり得るか、またはWiFi、Bluetooth、もしくは携帯電話ネットワークに基づくワイヤレス通信などの、ワイヤレス通信であり得る。
【0046】
本出願の統合アクセス番号は、複数のサービスを提供し得る主インターフェースをコールするための番号、たとえば、モバイルサービスデスクマネージャ番号10086、または電話制御盤の番号である。本出願における被呼者は、統一アクセス番号に従ってコールされる主インターフェース、たとえば、サービスデスクマネージャ、または電話制御盤である。統一アクセス番号に従って正常にコールされた後、被呼者は、入力プロンプトを通信端末に送信し、通信端末によって送信される選択に従って被呼者の特定のサービスに入る。
【0047】
本出願の明細書において説明されている「第1のコール」および「第2のコール」は、相対的概念であることに留意されたい。「第1」および「第2」は、2つのコールの順序を単に示しているだけである、すなわち、第1のコールは、入力プロンプトに対応する情報を手動で入力することによってユーザによって行われるコールを示し、第2のコールは、第1のコールの後の任意のコールであってよい。
【0048】
図1を参照すると、
図1は、本出願による電話番号を記憶するための方法の実装方式のフローチャートである。この実装方式では、方法は、次のステップを含む。
【0049】
101. ユーザによって入力された統一アクセス番号に従って最初に被呼者をコールすることに成功した後、通信端末は、統一アクセス番号を取得し、統一アクセス番号をルートレベル番号情報として使用する。
【0050】
この実装方式において、モバイルサービスデスクマネージャをコールするステップは、一例として使用されている。通信端末は、モバイルサービスデスクマネージャの統合アクセス番号10086に従ってモバイルサービスデスクマネージャにコール命令を送信する。被呼者としての機能を果たすモバイルサービスデスクマネージャは、コール命令を受信して、それに応答する。すなわち、コールが正常に実装される。最初にコールが成功した後、通信端末は、10086を取得し、10086をルートレベル番号情報として使用する。
【0051】
102. 被呼者によって送信されたn番目の入力プロンプトを受信すると、通信端末は、n番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報を取得し、n番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報をサブレベルn番号情報として使用し、ただし、n≧1である。
【0052】
コールが成功した後、被呼者は、音声を用いて、入力プロンプト命令を通信端末にブロードキャストする。通信端末は、音声を用いて、入力プロンプト命令に従って入力プロンプトをブロードキャストし、ユーザが情報を入力した後、入力された情報を被呼者に送信する。通信端末は、統合アクセス番号をルートレベル番号情報として使用し、n番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報を対応するサブチャネルn番号情報として使用する。
【0053】
モバイルサービスデスクマネージャをコールするステップは、そのまま一例として使用されている。コールが成功した後、モバイルサービスデスクマネージャは、最初に入力プロンプト情報をユーザに送信し、言語を選択するプロンプトをユーザに対して出す。ユーザは、最初に、第1の入力プロンプトに従って「1」を入力することによって普通話サービスを選択する。通信端末は、ユーザによって入力された「1」をモバイルサービスデスクマネージャに送信する。「1」を受信した後、モバイルサービスデスクマネージャは、ユーザによって選択された言語が普通話であると決定し、2度目に入力プロンプト情報を普通話で通信端末に送信し続け、必要なサービスを選択するようユーザにプロンプトを出す。ユーザは、2度目に、第2の入力プロンプトに従って「9」を入力することによって手動サービスを選択する。通信端末は、ユーザによって入力された「9」をモバイルサービスデスクマネージャに送信し、「9」を受信した後に、モバイルサービスデスクマネージャは、そのコールを手動サービスに転送する。手動による担当者との相談が完了した後、ユーザは電話を切る、すなわち、このコールを中断する。通信端末は、ユーザによって入力された「1」を取得し、「1」をサブレベル1番号情報として使用し、ユーザによって入力された「9」を取得し、「9」をサブレベル2番号情報として使用する。
【0054】
103. 通信端末は、ルートレベル番号情報、サブレベルn番号情報、およびルートレベル番号情報とサブレベル番号情報との間の関係を被呼者の番号記録として保存し、それにより、被呼者が2度目にコールされたときに、番号記録の中の対応するサブレベル番号情報が被呼者の入力プロンプトに従って被呼者に自動的に送信される。
【0055】
モバイルサービスデスクマネージャをコールするステップは、そのまま一例として使用されている。通信端末は、ルートレベル番号情報「10086」を取得し、サブレベル1番号情報「1」を取得し、サブレベル2番号情報「9」を取得し、特に、ルートレベル番号情報とサブレベル番号情報との間の関係は、「1」が「10086」のサブレベル1であり、「9」が「10086」のサブレベル2であるという関係である。前述の情報は、モバイルサービスデスクマネージャの番号記録として使用され、それにより、対応する記録ファイルを生成する。番号記録は、コール記録および/または電話帳を使用することによって保存され、表示され得る。一般的に、番号記録内のルートレベル番号情報および各サブレベルの番号情報は、ツリーモデル(
図2に示されているような)または並列モデル(
図3に示されているような)を使用することによって階層的に表示される。たとえば、通信端末は、ツリーモデル(
図2に示されているような)を使用することによってコール記録にモバイルサービスデスクマネージャの前述の番号記録を保存し、表示する。ユーザは、電話帳内の番号記録にサブレベルの番号情報を保存することを選択できるので、電話帳を手動で編集するプロセスは、必要とされない。ユーザが、サブレベル2ノード「9」をタップし、電話帳内にサブレベル2ノード「9」を保存することを選択した場合、通信端末は、電話帳にサブレベル2ノード「9」を保存することを選択するために使用され、ユーザによって入力される、命令を取得し、ルートレベル番号情報「10086」、サブレベル1番号情報「1」およびサブレベル2番号情報「9」、ならびにルートレベル番号情報とサブレベル番号情報との間の関係をモバイルサービスデスクマネージャの番号記録として使用し、並列モデル(各レベルの番号情報がスペースなどの分離記号を使用することによって分離され、それにより、各レベルの番号情報を識別する)(
図3に示されているような)を使用することによって番号記録を電話帳に保存し、表示する。
【0056】
番号記録を保存するのに成功した後、ユーザは、サブサービスのために、保存済み番号記録を直接使用することによって2度目にモバイルサービスデスクマネージャを自動的にコールし得る。たとえば、モバイルサービスデスクマネージャ上で手動サービスに対するユーザの第2のコール命令を受信した後、通信端末は、モバイルサービスデスクマネージャの手動サービスに対応する保存済み番号記録内のルートレベル番号情報「10086」に従ってモバイルサービスデスクマネージャにコール命令を送信する。コールが成功した後、通信端末は、サービスデスクマネージャによって送信された第1の入力プロンプトを受信したときに番号記録内のサブレベル1番号情報「1」を自動的に送信し、モバイルサービスデスクマネージャによって送信された第2の入力プロンプトを受信したときに番号記録内のサブレベル2番号情報「9」を自動的に送信し、それにより、サービスデスクマネージャの入力プロンプトに対応する情報は、ユーザの入力記録に従って自動的に送信されるものとしてよく、手動入力は不要である。
【0057】
図4を参照すると、
図4は、本出願による電話番号を記憶するための方法の別の実装方式のフローチャートである。この方法は、次のステップを含む。
【0058】
401. ユーザによって入力された統合アクセス番号に従って最初に被呼者をコールするのに成功した後、通信端末は、統合アクセス番号を取得し、統合アクセス番号をルートレベル番号情報として使用する。
【0059】
この実装方式において、モバイルサービスデスクマネージャをコールするステップは、一例として使用されている。モバイルサービスデスクマネージャの統合アクセス番号に従って最初にモバイルサービスデスクマネージャをコールするのに成功した後、通信端末は、ルートレベル番号情報として統合アクセス番号10086を取得する。
【0060】
402. 被呼者によって送信されたn番目の入力プロンプトを受信したときに、通信端末は、n番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報がプライバシー情報であるかどうかを決定する。情報がプライバシー情報でない場合に、ステップ403を実行するか、または情報がプライバシー情報である場合に、ステップ404を実行する。
【0061】
被呼者によって送信された入力プロンプトを取得した後、通信端末は、入力プロンプトに従って、ユーザによって入力された対応する情報がプライバシー情報であるかどうかを最初に決定する。たとえば、音声認識モジュールが、通信端末上に配設されている。音声を用いて、被呼者の入力プロンプトをブロードキャストするときに、通信端末は、音声認識を用いて、入力プロンプトが、「銀行カード番号」、「パスワード」、または「IDカード番号」などのプライバシー関連の言葉を含んでいるかどうかを識別し、入力プロンプトがプライバシー関連の言葉を含む場合に、通信端末は、ユーザによって入力された対応する情報がプライバシー情報であると決定する。代替的に、被呼者によって送信され、プライバシーに関係する入力プロンプト命令は、共通命令の識別子とは異なる識別子を有し、被呼者によって送信された入力プロンプト命令が共通命令でないと決定したときに、通信端末は、ユーザによって入力された対応する情報がプライバシー情報であると決定する。
【0062】
403. 通信端末は、n番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報をサブレベルn番号情報として使用する。
【0063】
404. 通信端末は、プリセットされたプライバシー識別子をサブレベルn番号情報として使用する。
【0064】
特に、モバイルサービスデスクマネージャをコールするステップは、そのまま一例として使用されている。最初にコールが成功した後、モバイルサービスデスクマネージャは、第1の入力プロンプトを通信端末に送信し、それによりユーザは言語を選択することができる。通信端末は、第1の入力プロンプトがプライバシー関連の言葉を含まないと決定し、ユーザによって入力され、第1の入力プロンプトに対応している「1」を直接取得し、「1」をサブレベル1番号情報として使用する。モバイルサービスデスクマネージャは、通信端末によって送信された入力済み情報「1」を受信し、ユーザによって選択された言語が普通話であると決定し、第2の入力プロンプトを通信端末に送信し、それにより、ユーザは、サービスのタイプを選択することができる。通信端末は、第2の入力プロンプトがプライバシー関連の言葉を含まないと決定し、ユーザによって入力され、第2の入力プロンプトに対応している「3」を直接取得し、「3」をサブレベル2番号情報として使用する。モバイルサービスデスクマネージャは、通信端末によって送信された入力済み情報「3」を受信し、ユーザによって選択されたサービスがコール費用リチャージングであると決定する。モバイルサービスデスクマネージャは、第3の入力プロンプトを通信端末に送信し、それにより、ユーザは、銀行カード番号およびパスワードを入力することができる。通信端末は、第3の入力プロンプトがプライバシー関連の言葉「銀行カード番号」を含むと決定し、「***」などのプリセットされたプライバシー識別子をサブレベル3番号情報として直接使用する。モバイルサービスデスクマネージャが、ユーザによって入力され、第3の入力プロンプトに対応している、通信端末によって送信される情報を受信した後、コール費用リチャージングは、完了する。
【0065】
一般的に、プリセットされたプライバシー識別子は、入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報から区別され得る文字または文字列に設定されるべきである。
【0066】
405. 通信端末は、被呼者によって送信された番号バージョン情報を取得し、番号バージョン情報は、被呼者の入力プロンプトが更新されたかどうかを決定するために使用される。
【0067】
好ましい一実装方式として、この実装方式において、通信端末は、被呼者によって送信された番号バージョン情報をさらに記録するものとしてよく、したがって、番号記録に従ってその後のコールを実行するときに、通信端末は、番号記録が有効であるかどうかを決定することができる。番号バージョン情報は、被呼者のユーザ操作プロセスの各更新に対応している。保存されている番号記録に従って次回被呼者をコールしたときに、ユーザは、保存されている番号バージョン情報を被呼者の現在の番号バージョン情報と比較して、保存されている番号バージョン情報が現在の番号バージョン情報と整合しているかどうかを決定し得る。保存されている番号バージョン情報が、現在の番号バージョン情報と整合している場合、番号記録は有効であると決定され、サブレベル番号へのコールは、番号記録に従って自動的に実装されるか、または保存されている番号バージョン情報が、現在の番号バージョン情報と整合していない場合、番号記録は無効であると決定され、番号記録が期限切れになっていることがユーザに通知される。
【0068】
一般的に、コールプロセスにおいて、被呼者は、現在の番号バージョン情報を通信端末にリリースし、通信端末は、被呼者によってリリースされた現在の番号バージョン情報、たとえば、「バージョン2.1」を取得する。
【0069】
406. 通信端末は、サブレベルn番号情報によって表されるテキスト情報を取得する。
【0070】
好ましい実装方式として、この実装方式において、ユーザがn番目の入力プロンプトに対応する情報を入力したときに、通信端末は、構文解析を用い、被呼者によって送信されたn番目の入力プロンプト命令に従って、n番目の入力プロンプトによって表されるテキスト情報をさらに取得し得るか、または音声を用いて、被呼者によって送信されたn番目の入力プロンプトをブロードキャストしたときに、通信端末は、音声認識を用いて、n番目の入力プロンプトによって表されるテキスト情報を取得し、それよって、ユーザは、各サブレベルの番号情報によって表されるサブサービスをより直観的に学習することができる。次いで、通信端末は、ユーザによって入力され、n番目の入力プロンプトに対応している情報、すなわち、サブレベルn番号情報に従って、サブレベルn番号情報によって表されるテキスト情報としてn番目の入力プロンプトによって表されるテキスト情報の対応する部分を選択する。たとえば、通信端末は、「普通話サービス-1、英語サービス-2」である、モバイルサービスデスクマネージャによって送信された第1の入力プロンプト命令を構文解析することによってテキスト情報を取得し、入力され、第1の入力プロンプトに対応している「1」に従って、情報「1」、すなわち、「普通話サービス」によって表されるテキスト情報を取得する。通信端末は、モバイルサービスデスクマネージャによって送信された第3の入力プロンプト命令を構文解析することによって、テキスト情報、すなわち、「銀行カード番号とパスワードを入力してください」を取得し、ユーザによって入力され、第3の入力プロンプトに対応している情報に従って、情報、すなわち、「銀行カード番号とパスワードを入力してください」によって表されるテキスト情報を取得する。
【0071】
407. 通信端末は、ルートレベル番号情報、サブレベルn番号情報、ルートレベル番号情報とサブレベルn番号情報との間の関係、サブレベルn番号情報によって表されるテキスト情報、および番号バージョン情報を被呼者の番号記録として保存する。
【0072】
特に、モバイルサービスデスクマネージャをコールするステップは、そのまま一例として使用されている。通信端末は、モバイルサービスデスクマネージャの番号記録として、取得されたルートレベル番号情報「10086」、サブレベル1番号情報「1」、サブレベル2番号情報「3」、サブレベル3番号情報「***」、ルートレベル番号情報とサブレベル番号情報との間の関係、すなわち、「1」は「10086」のサブレベル1である、「3」は「10086」のサブレベル2である、「***」は「10086」のサブレベル3であるという関係、モバイルサービスデスクマネージャの番号バージョン情報、すなわち、「バージョン2.1」、第1のテキスト情報、すなわち、「普通話サービス」、第2のテキスト情報、すなわち、「コール費用リチャージング」、および第3のテキスト情報、すなわち、「銀行カード番号とパスワードを入力してください」、を保存する。番号記録は、コール記録および/または電話帳に保存され得る。
【0073】
408. 通信端末は、サブレベルn番号情報および/またはサブレベルn番号情報によって表されるテキスト情報を表示する。
【0074】
たとえば、通信端末は、ツリーモデルを使用することによって、ルートレベル番号情報およびコール記録内の前述のモバイルサービスデスクマネージャの番号記録内の各サブレベルの番号情報を階層的に表示し、並列方式で、各サブレベルの番号情報および各サブレベルの番号情報によって表されるテキスト情報を、
図5に示されているように、表示する。ユーザは、表示されているルートレベル番号情報または任意のサブレベルの表示されている番号情報を選択することによって被呼者をコールし得る。通信端末は、ユーザ選択に従って被呼者をコールし、対応するサブレベル番号情報を入力するプロセスを自動的に実行する。
【0075】
この実装方式は、好ましい方式であることは理解され得る。別の実装方式において、前述のステップ402から404、ステップ405、またはステップ406は、
図1に示されているステップに基づき、達成される必要がある機能に従って、選択的に実行され得る。それに対応して、ステップ405が実行されないときに、ステップ407で保存された番号記録は、番号バージョン情報を含まず、ステップ406が実行されないときに、ステップ407で保存された番号記録は、サブレベルn番号情報によって表されるテキスト情報を含まず、それに対応して、通信端末は、ステップ408でサブレベルn番号情報を表示するステップを実行する。
【0076】
それに加えて、本出願における電話番号を記憶するための方法におけるステップの順序は、本出願における方法にいっさい制限を課すべきでない。これらのステップの前述の順序は、この方法をはっきり説明するためにだけ使用されている。異なる実装方式において、コールが成功した後、ルートレベル番号情報、サブレベル番号情報、番号バージョン情報、およびサブレベル番号情報によって表されるテキスト情報を取得するための前述のステップは、任意の順序で実行され得るか、または同時に実行され得る。
【0077】
図6を参照すると、
図6は、本出願による電話番号をダイヤルするための方法の実装方式のフローチャートである。通信端末は、被呼者の番号記録をあらかじめ保存し、電話番号をダイヤルするための方法を実行する。通信端末は、電話番号を記憶する前述の実装方式を実行するものとしてよく、それによって、被呼者の番号記録があらかじめ保存され得る。特に、この方法は、次のステップを含む。
【0078】
601. 通信端末は、被呼者の番号記録から、被呼者のルートレベル番号情報、サブレベル1からjの番号情報、およびルートレベル番号情報とサブレベル1からjの番号情報との間の関係を取得し、ルートレベル番号情報は、被呼者の統一アクセス番号であり、サブレベルj番号情報は、最初に被呼者のコールに成功したときに被呼者のj番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力される情報であり、jは、プリセットされた規則またはユーザ選択によって決定され、番号記録内のサブレベルの総数以下である。
【0079】
たとえば、最初に、モバイルサービスデスクマネージャなどの、被呼者をコールしたときに、通信端末は、電話番号を記憶する前述の実装方式を実行し、被呼者の番号記録を電話帳に保存する。ユーザは、
図2に示されている電話帳の中の番号記録から表示項目「9」を選択することによってモバイルサービスデスクマネージャを手動サービスのためにコールする。「9」は、モバイルサービスデスクマネージャの番号記録内のサブレベル2番号情報であるので、jは2と決定される。ユーザは、電話帳内にあり、モバイルサービスデスクマネージャのものである番号記録から、ルートレベル番号情報「10086」、サブレベル1および2の番号情報、すなわち、サブレベル1番号情報「1」およびサブレベル2番号情報「9」、ならびにルートレベル番号情報とサブレベル1および2の番号情報との間の関係、特に、「1」が「10086」のサブレベル1であり、「9」が「10086」のサブレベル2であるという関係を取得する。
【0080】
同様に、ユーザは、コール記録から、対応するサービスについて被呼者も選択し得る。
【0081】
前述の例では、jは、ユーザ選択によって決定されることが理解され得る。しかしながら、別の実装方式では、jは、直接的に、被呼者の番号記録内のサブレベルの総数であってよい。
図2に示されているように、番号記録内のサブレベルの総数も2である。代替的に、被呼者をコールするために使用され、ユーザによって入力されたコール命令を受信したときに、通信端末は、プリセットされた規則に従ってjを決定する。たとえば、対応するサブレベルの数は、被呼者の最高のサブレベルでの別の端末のコール頻度に従ってjとして決定されるか、またはサブレベルの数は、ユーザによって実行される特定のコールまたは複数のコールに従ってjとして決定される。
【0082】
602. 通信端末は、ルートレベル番号情報に従って2度目に被呼者をコールする。
【0083】
たとえば、通信端末は、前述の取得されたルートレベル番号情報「10086」に従って2度目にモバイルサービスデスクマネージャをコールする。
【0084】
603. 第2のコールが成功した後、通信端末は、ルートレベル番号情報とサブレベルi番号情報との間の関係に従って、被呼者のi番目の入力プロンプトに対応するサブレベルi番号情報を送信し、ただしi≧1およびi≦jである。
【0085】
たとえば、モバイルサービスデスクマネージャへの第2のコールが成功したときに、通信端末は、モバイルサービスデスクマネージャに、モバイルサービスデスクマネージャの番号記録から取得され、モバイルサービスデスクマネージャの1番目からj番目までの入力プロンプトに対応しているサブレベル1からjの番号情報を自動的に送信する。
【0086】
被呼者のi番目の入力プロンプトに対応するサブレベルi番号情報を送信するステップは、
i番目のプリセットされた時間の遅延の後にサブレベルi番号情報を被呼者に送信するステップであって、プリセットされた時間は、ユーザもしくは携帯端末によってプリセットされ得るか、または被呼者によって最後に送信されたi番目の入力プロンプトの持続時間に従ってプリセットされ続けるものとしてよく、プリセットされた時間の値は、一般的に、0から5秒であり、好ましくは、プリセットされた時間は、2から3秒であり、より好ましくは、プリセットされた時間は、2秒であり、すべての入力プロンプトに対応する遅延されるべきプリセットされた時間は、同じになるように、または異なるように設定され得ると理解してよく、これは、本明細書において制限されず、たとえば、「10086」に従ってモバイルサービスデスクマネージャをコールするのに成功した後、通信端末は、第1のプリセットされた時間の遅延の後にサブレベル1番号情報「1」をモバイルサービスデスクマネージャに送信し、第2のプリセットされた時間の遅延の後にサブレベル2番号情報「9」をモバイルサービスデスクマネージャに送信し、すなわち、手動サービスについてのモバイルサービスデスクマネージャへのコールは、自動的に実装される、ステップ、または
被呼者によって送信された入力プロンプトがi番目の時間に受信されたときにサブレベルi番号情報を被呼者に送信するステップであって、たとえば、i番目の時間に、被呼者によって送信された入力プロンプト命令を受信したときに、通信端末は、番号記録内のサブレベルi番号情報を被呼者に送信する、ステップ、または
被呼者によって送信された入力プロンプトが音声認識を用いてi番目の時間に識別されたときにサブレベルi番号情報を被呼者に送信するステップであって、たとえば、通信端末は、音声認識を用いて、被呼者によって送信された音声案内が「入力してください」を含むかどうかを識別し、i番目の時間に、被呼者によって送信された音声案内が「入力してください」を含むと識別された場合、通信端末は、音声案内が被呼者のものであり、i番目の時間に受信された入力プロンプトであると決定し、番号記録内のサブレベルi番号情報を被呼者に送信する、ステップを特に含み得る。
【0087】
図7を参照すると、
図7は、本出願による電話番号をダイヤルするための方法の別の実装方式のフローチャートである。通信端末は、被呼者の番号記録をあらかじめ保存し、電話番号をダイヤルするための方法を実行し、通信端末は、電話番号を記憶する前述の実装方式を実行するものとしてよく、それによって、被呼者の番号記録があらかじめ保存され得る。特に、この方法は、次のステップを含む。
【0088】
701. 通信端末は、被呼者の番号記録から、被呼者のルートレベル番号情報、サブレベル1からjの番号情報、ルートレベル番号情報とサブレベル1からjの番号情報との間の関係、および被呼者の番号バージョン情報を取得し、ルートレベル番号情報は、被呼者の統一アクセス番号であり、サブレベルj番号情報は、最初に被呼者のコールに成功したときに被呼者のj番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力される情報であり、jは、プリセットされた規則またはユーザ選択によって決定され、番号記録内のサブレベルの総数以下である。
【0089】
たとえば、最初に、モバイルサービスデスクマネージャなどの、被呼者をコールしたときに、通信端末は、電話番号を記憶する前述の実装方式を実行し、被呼者の番号記録を電話帳に保存する。ユーザは、
図5に示されている電話帳内の番号記録から表示項目「銀行カード番号とパスワードを入力してください」を選択して、コール費用リチャージングについてモバイルサービスデスクマネージャをコールする。「銀行カード番号とパスワードを入力してください」は、モバイルサービスデスクマネージャの番号記録内のサブレベル3番号情報であるので、jは3と決定される。ユーザは、電話帳内にあり、モバイルサービスデスクマネージャのものである番号記録から、モバイルサービスデスクマネージャのルートレベル番号情報「10086」、サブレベル1から3の番号情報、すなわち、サブレベル1番号情報「1」、サブレベル2番号情報「3」、およびサブレベル3番号情報「***」、ルートレベル番号情報とサブレベル番号情報との間の関係、特に、「1」は「10086」のサブレベル1である、「3」は「10086」のサブレベル2である、「***」は「10086」のサブレベル3であるという関係、および番号バージョン情報、すなわち、「バージョン2.1」を取得する。番号バージョン情報は、被呼者が最初にコールされたときに被呼者の番号記録に保存され、被呼者のユーザ操作プロセスの各更新に対応している。
【0090】
702. 通信端末は、ルートレベル番号情報に従って2度目に被呼者をコールする。
【0091】
たとえば、通信端末は、前述の取得されたルートレベル番号情報「10086」に従ってモバイルサービスデスクマネージャにコール命令を送信する。
【0092】
703. 通信端末は、番号バージョン情報に従って、被呼者の入力プロンプトが更新されたかどうかを決定する。
【0093】
たとえば、通信端末は、番号記録内の番号バージョン情報を被呼者に送信する。一般的に、ルートレベル番号情報に従って被呼者をコールするときに、通信端末は、番号バージョン情報をコール命令に加えることができる。被呼者は、受信された番号バージョン情報を被呼者の現在の番号バージョン情報と比較し、比較結果を通信端末に送信する。確実に、通信端末は、それ自体比較を実行し得る。たとえば、被呼者は、一定間隔で通信端末と通信する。被呼者の番号バージョン情報が更新されるときに、被呼者は、更新された番号バージョン情報を通信端末に送信し、通信端末は、被呼者によって送信された最新の番号バージョン情報をローカルに保存する。ユーザが被呼者をコールすることを必要とするときに、通信端末は、番号記録内の番号バージョン情報を最新の保存済み番号バージョン情報と自動的に比較する。比較の結果、番号記録内の番号バージョン情報が最新の保存済み番号バージョン情報と整合していない場合、通信端末は、ステップ704を実行するか、または比較の結果、番号記録内の番号バージョン情報が最新の保存済み番号バージョン情報と整合している場合、通信端末は、ステップ705を実行する。
【0094】
704. 通信端末は、期限切れプロンプト情報をユーザに対して表示する。
【0095】
番号記録内の番号バージョン情報が、被呼者の現在の番号バージョン情報と整合していない場合、被呼者の入力プロンプトは更新されていると決定され、番号記録に保存されている自動的に入力された情報は、現在の入力プロンプトに対応していないことがある。不適切な自動操作を回避するために、通信端末は、番号記録内のサブレベル番号情報を送信するステップをもはや実行しないが、期限切れプロンプト情報をユーザに対して表示し、保存済み番号記録が無効であり、手動入力が必要であるユーザにプロンプトを出す。
【0096】
705. 通信端末は、ルートレベル番号情報とサブレベルi番号情報との間の関係に従って、被呼者のi番目の入力プロンプトに対応するサブレベルi番号情報を取得する。
【0097】
番号記録内の番号バージョン情報が、被呼者の現在の番号バージョン情報と整合している場合、被呼者の入力プロンプトは更新されないと決定される。通信端末は、i番目のプリセットされた時間の遅延の後、被呼者によって送信された入力プロンプトがi番目の時間に受信されたとき、または被呼者によって送信された入力プロンプトが音声認識を用いてi番目の時間に識別されたときに、ルートレベル番号情報とサブレベルi番号情報との間の関係に従ってサブレベルi番号情報を取得し得る。
【0098】
706. 通信端末は、サブレベルi番号情報がプリセットされたプライバシー識別子であるかどうかを決定する。サブレベルi番号情報が、プリセットされたプライバシー識別子である場合に、ステップ707を実行するか、またはサブレベルi番号情報が、プリセットされたプライバシー識別子でない場合に、ステップ708を実行する。
【0099】
707. 通信端末は、情報を入力するようユーザにプロンプトを出し、ユーザによって入力された情報を被呼者に送信する。
【0100】
708. 通信端末は、サブレベルi番号情報を被呼者に送信する。
【0101】
たとえば、最初に、モバイルサービスデスクマネージャによって送信された入力プロンプトを受信したときに、通信端末は、サブレベル1番号情報「1」を取得し、サブレベル1番号情報「1」がプリセットされたプライバシー識別子でないと決定し、したがって、サブレベル1番号情報「1」は、プライバシー情報でなく、通信端末は、サブレベル1番号情報「1」をモバイルサービスデスクマネージャに送信する。2度目に、モバイルサービスデスクマネージャによって送信された入力プロンプトを受信したときに、通信端末は、サブレベル2番号情報「3」を取得し、サブレベル2番号情報「3」がプリセットされたプライバシー識別子でないと決定し、したがって、サブレベル2番号情報「3」は、プライバシー情報でなく、通信端末は、サブレベル2番号情報「3」をモバイルサービスデスクマネージャに送信する。3度目に、モバイルサービスデスクマネージャによって送信された入力プロンプトを受信したときに、通信端末は、サブレベル3番号情報「***」を取得し、サブレベル3番号情報「***」がプリセットされたプライバシー識別子であると決定し、したがって、サブレベル3番号情報「***」はプライバシー情報であり、通信端末は、3度目にモバイルサービスデスクマネージャによって送信された入力プロンプトまたはモバイルサービスデスクマネージャによって保存され、サブレベル3番号情報によって表されるテキスト情報に従って、「銀行カード番号とパスワード」を入力するようユーザにプロンプトを出し、ユーザによって入力された情報をモバイルサービスデスクマネージャに送信する。
【0102】
図8を参照すると、
図8は、本出願による電話番号を記憶するための装置の実装方式の概略構造図である。装置は、取得モジュール810と保存モジュール820とを備える。
【0103】
取得モジュール810は、被呼者へのコールがユーザによって入力された統一アクセス番号に従って最初に成功した後、統一アクセス番号を取得し、統一アクセス番号をルートレベル番号情報として使用し、被呼者によって送信されたn番目の入力プロンプトが受信されたときに、n番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報を取得し、n番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報をサブレベルn番号情報として使用し、ただしn≧1であり、ルートレベル番号情報およびサブレベルn番号情報を保存モジュール820に送信するように構成される。
【0104】
保存モジュール820は、ルートレベル番号情報、サブレベルn番号情報、およびルートレベル番号情報とサブレベル番号情報との間の関係を被呼者の番号記録として保存し、それにより、被呼者が2度目にコールされたときに、番号記録の中の対応するサブレベル番号情報が被呼者の入力プロンプトに従って被呼者に自動的に送信される、ように構成される。
【0105】
番号記録は、コール記録および/または電話帳を使用することによって保存され、表示され得る。番号記録の表示のために、番号記録内のルートレベル番号情報および各サブレベルの番号情報は、ツリーモデル(
図2に示されているような)または並列モデル(
図3に示されているような)を使用することによって階層的に表示される。
【0106】
好ましくは、取得モジュール810がn番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報をサブレベルn番号情報として使用するステップを実行することは、n番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報がプライバシー情報でないと決定されたときに、n番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報をサブレベルn番号情報として使用するステップ、またはn番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報がプライバシー情報であると決定されたときに、プリセットされたプライバシー識別子をサブレベルn番号情報として使用するステップを含む。
【0107】
特に、音声認識モジュールが、取得モジュール810上に配設されている。通信端末が、音声を用いて、被呼者の入力プロンプトをブロードキャストするときに、取得モジュール810は、音声認識を用いて、入力プロンプトが、「銀行カード番号」、「パスワード」、または「IDカード番号」などのプライバシー関連の言葉を含んでいるかどうかを識別し、入力プロンプトがプライバシー関連の言葉を含む場合に、通信端末は、ユーザによって入力された対応する情報がプライバシー情報であると決定する。代替的に、被呼者によって送信されたプライバシーに関係する入力プロンプト命令は、共通命令の識別子とは異なる識別子を有し、取得モジュール810が、被呼者によって送信された入力プロンプト命令が共通命令でないと決定したときに、通信端末は、ユーザによって入力された対応する情報がプライバシー情報であると決定する。
【0108】
一般的に、プリセットされたプライバシー識別子は、入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報から区別され得る文字または文字列に設定され得る。
【0109】
好ましくは、取得モジュール810は、被呼者によって送信された番号バージョン情報を取得し、番号バージョン情報を保存モジュール820に送信するようにさらに構成され、それによって、番号記録に従ってその後のコールを実行したときに、通信端末は、番号記録が有効であるかどうかを決定することができる。番号バージョン情報は、被呼者の入力プロンプトが更新されたかどうかを決定するために使用される。番号バージョン情報は、被呼者のユーザ操作プロセスの各更新に対応している。
【0110】
保存モジュール820は、番号バージョン情報を被呼者の番号記録に追加するようにさらに構成される。
【0111】
好ましくは、電話番号を記憶するための装置は、表示モジュール830をさらに備え得る。
【0112】
表示モジュール830は、ルートレベル番号情報と番号記録内のサブレベルn番号情報との間の関係に従ってルートレベル番号情報および番号記録内のサブレベルn番号情報を階層的に表示するように構成される。
【0113】
好ましくは、取得モジュール810は、サブレベルn番号情報によって表されるテキスト情報を取得し、サブレベルn番号情報によって表されるテキスト情報を保存モジュール820に送信するようにさらに構成され、ユーザは、各サブレベルの番号情報によって表されるサブサービスをより直観的に学習することができる。
【0114】
保存モジュール820は、サブレベルn番号情報によって表されるテキスト情報を被呼者の番号記録に追加するようにさらに構成される。
【0115】
表示モジュール830は、サブレベルn番号情報および/またはサブレベルn番号情報によって表されるテキスト情報を表示するようにさらに構成される。
【0116】
図9を参照すると、
図9は、本出願による電話番号をダイヤルするための装置の実装方式の概略構造図である。この実装方式において、装置は、被呼者の番号記録をあらかじめ保存しておく。この装置は、第1の取得モジュール910と、コールモジュール920と、送信モジュール930とを備える。
【0117】
第1の取得モジュール910は、被呼者の番号記録から、被呼者のルートレベル番号情報、サブレベル1からjの番号情報、およびルートレベル番号情報とサブレベル1からjの番号情報との間の関係を取得するように構成され、ルートレベル番号情報は、被呼者の統一アクセス番号であり、サブレベルj番号情報は、最初に被呼者のコールに成功したときに被呼者のj番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力される情報であり、jは、プリセットされた規則またはユーザ選択によって決定され、番号記録内のサブレベルの総数以下である。
【0118】
最初に被呼者をコールしたときに、電話番号をダイヤルするための装置は、被呼者の番号記録をあらかじめコール記録および/または電話帳に保存する。第1の取得モジュール910は、コール記録または電話帳から被呼者の番号記録を取得する。
【0119】
コールモジュール920は、ルートレベル番号情報に従って2度目に被呼者をコールするように構成される。
【0120】
送信モジュール930は、第2のコールが成功した後、ルートレベル番号情報とサブレベルi番号情報との間の関係に従って、被呼者のi番目の入力プロンプトに対応するサブレベルi番号情報を送信し、ただしi≧1およびi≦jである、ように構成される。
【0121】
特に、送信モジュール930は、i番目のプリセットされた時間の遅延の後、被呼者によって送信された入力プロンプトがi番目の時間に受信されたとき、または被呼者によって送信された入力プロンプトが音声認識を用いてi番目の時間に識別されたときに、ルートレベル番号情報とサブレベルi番号情報との間の関係に従って番号記録内のサブレベルi番号情報を被呼者に送信し得る。
【0122】
好ましくは、電話番号をダイヤルするための装置は、第2の取得モジュール940および保存モジュール950をさらに備え得る。第2の取得モジュール940および保存モジュール950は、電話番号を記憶する前述の実装方式において取得モジュール810および保存モジュール820とそれぞれ整合しており、詳細は本明細書において説明されない。
【0123】
好ましくは、送信モジュール930が被呼者のi番目の入力プロンプトに対応するサブレベルi番号情報を送信するステップを実行することは、被呼者のi番目の入力プロンプトに対応するサブレベルi番号情報がプリセットされたプライバシー識別子であると決定されたときに、情報を入力するようユーザにプロンプトを出し、ユーザによって入力された情報を被呼者に送信する、ステップ、または被呼者のi番目の入力プロンプトに対応するサブレベルi番号情報がプリセットされたプライバシー識別子でないと決定されたときに、サブレベルi番号情報を被呼者に送信するステップを含む。
【0124】
より好ましくは、送信モジュール930が被呼者のi番目の入力プロンプトに対応するサブレベルi番号情報を送信するステップを実行することは、i番目のプリセットされた時間の遅延の後、被呼者によって送信された入力プロンプトがi番目の時間に受信されたとき、または被呼者によって送信された入力プロンプトが音声認識を用いてi番目の時間に識別されたときに、被呼者のサブレベルi番号情報を取得するステップと、サブレベルi番号情報がプリセットされたプライバシー識別子であると決定されたときに、情報を入力するようユーザにプロンプトを出し、ユーザによって入力された情報を被呼者に送信する、ステップ、またはサブレベルi番号情報がプリセットされたプライバシー識別子でないと決定されたときに、サブレベルi番号情報を被呼者に送信するステップとを含む。
【0125】
好ましくは、電話番号をダイヤルするための装置は、表示モジュール960をさらに備え得る。表示モジュール960は、電話番号を記憶する前述の実装方式において表示モジュール830と整合しており、詳細は、本明細書において説明されない。
【0126】
好ましくは、番号記録は、番号バージョン情報を含み、電話番号をダイヤルするための装置は、バージョン決定モジュール970をさらに備え得る。バージョン決定モジュール970は、
被呼者の番号記録から被呼者の番号バージョン情報を取得し、番号バージョン情報は、被呼者が最初にコールされたときに被呼者の番号記録に保存され、
番号バージョン情報に従って、被呼者の入力プロンプトが更新されたと決定されたときに、期限切れプロンプト情報をユーザに対して表示するか、または
番号バージョン情報に従って、被呼者の入力プロンプトが更新されていないと決定されたときに、ルートレベル番号情報とサブレベルi番号情報との間の関係に従って、被呼者のi番目の入力プロンプトに対応するサブレベルi番号情報を送信するステップを送信モジュール930が実行することをトリガーするように構成される。
【0127】
電話番号を記憶するための前述の装置および電話番号をダイヤルするための前述の装置は、通信端末であり得るか、または通信端末の回路であり、ソフトウェアプログラムを実行することができるいくつかのハードウェア回路であり得る。
【0128】
図10を参照すると、
図10は、本出願による通信端末の実装方式の概略構造図である。この実装方式における通信端末1000は、送信機1010、受信機1020、1つまたは複数のプロセッサ1030、メモリ1040、ディスプレイ1060、およびバス1050を備える。
【0129】
送信機1010は、命令および情報を被呼者に送信するように構成され、これは、たとえば、被呼者をコールすること、または入力された情報を被呼者に送信することであってよい。
【0130】
受信機1020は、被呼者によって送信された命令および情報を受信する、たとえば、被呼者の入力プロンプトを受信するように構成される。
【0131】
ディスプレイ1060は、プロセッサ1030によって入力された情報を表示するように構成される。
【0132】
メモリ1040は、リードオンリーメモリおよびランダムアクセスメモリを含み得る。メモリ1040の一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)もさらに含み得る。
【0133】
メモリ1040は、次の要素、すなわち、実行可能モジュールもしくはデータ構造体、実行可能モジュールまたはデータ構造体のサブセット、または実行可能モジュールもしくはデータ構造体の拡張セット、すなわち、
動作命令、すなわち、様々な動作を実装するために使用される、様々な動作命令を含む命令、または
様々な基本サービスを実装し、ハードウェアベースのタスクを処理するために使用される、様々なシステムプログラムを含む、オペレーティングシステムを記憶する。
【0134】
プロセッサ1030は、CPU(Central Processing Unit、中央演算処理装置)とも称され得る。特定のアプリケーションにおいて、通信端末のすべてのコンポーネントは、バス1050を使用することによって一緒に結合される。データバスに加えて、バス1050は、電源バス、制御バス、状態信号バス、および同様のものを含み得る。しかしながら、説明を明確にするために、図中の様々なバスは、バス1050としてマークされている。
【0135】
本発明のこの実施形態において、通信端末1000は、複数のアプリケーションプログラムおよび1つまたは複数のプログラムをさらに備える。複数のアプリケーションプログラムおよび1つまたは複数のプログラムは、メモリ1040に記憶され、プロセッサ1030によって実行するように構成される。1つまたは複数のプログラムは、命令を含む。プロセッサ1030は、メモリ1040に記憶されている1つまたは複数のプログラム内の命令を呼び出すことによって次の動作を実行する。
【0136】
第1の態様において、1つまたは複数のプログラムの中の命令は、電話番号を記憶するために使用され、特に、
ユーザによって入力された統合アクセス番号に従って最初に被呼者がコールされることに成功した後、通信端末1000が統合アクセス番号を取得し、統合アクセス番号をルートレベル番号情報として使用することを可能にし、
被呼者によって送信されたn番目の入力プロンプトが受信されたときに、n番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報を取得し、n番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報をサブレベルn番号情報として使用し、ただしn≧1であり、
ルートレベル番号情報、サブレベルn番号情報、およびルートレベル番号情報とサブレベル番号情報との間の関係を被呼者の番号記録として保存し、それにより、被呼者が2度目にコールされたときに、番号記録の中の対応するサブレベル番号情報が被呼者の入力プロンプトに従って被呼者に自動的に送信される、ために使用される。
【0137】
好ましくは、n番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報をサブレベルn番号情報として使用するステップは、n番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報がプライバシー情報でないと決定されたときに、n番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報をサブレベルn番号情報として使用するステップ、またはn番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報がプライバシー情報であると決定されたときに、プリセットされたプライバシー識別子をサブレベルn番号情報として使用するステップを含む。
【0138】
好ましくは、命令は、通信端末1000が被呼者によって送信された番号バージョン情報を取得し、番号バージョン情報は、被呼者の入力プロンプトが更新されたかどうかを決定するために使用され、番号バージョン情報を被呼者の番号記録に追加することを可能にするためにさらに使用される。
【0139】
好ましくは、命令は、通信端末1000が番号記録内のルートレベル番号情報とサブレベルn番号情報との間の関係に従って,番号記録内のルートレベル番号情報およびサブレベルn番号情報を階層的に表示することを可能にするためにさらに使用される。
【0140】
好ましくは、命令は、通信端末1000がサブレベルn番号情報によって表されるテキスト情報を取得し、サブレベルn番号情報によって表されるテキスト情報を被呼者の番号記録に追加し、サブレベルn番号情報および/またはサブレベルn番号情報によって表されるテキスト情報を表示するためにさらに使用される。
【0141】
好ましくは、被呼者の番号記録は、コール記録および/または電話帳を使用することによってメモリ1040内に保存される。
【0142】
第2の態様において、1つまたは複数のプログラムの中の命令は、電話番号をダイヤルするために使用される。被呼者の番号記録は、メモリ1040内にあらかじめ記憶されている。たとえば、1つまたは複数のプログラム中の命令は、被呼者が最初にコールされたときに、通信端末が第1の態様における前述のステップを実行し、それにより、被呼者の番号記録を保存することを可能にするためにさらに使用され得る。第2の態様において、1つまたは複数のプログラム中の命令は、
通信端末1000が被呼者の番号記録から、被呼者のルートレベル番号情報、サブレベル1からjの番号情報、およびルートレベル番号情報とサブレベル1からjの番号情報との間の関係を取得し、ルートレベル番号情報は、被呼者の統一アクセス番号であり、サブレベルj番号情報は、最初に被呼者のコールに成功したときに被呼者のj番目の入力プロンプトに従ってユーザによって入力される情報であり、jは、プリセットされた規則またはユーザ選択によって決定され、番号記録内のサブレベルの総数以下である、ことを可能にし、
ルートレベル番号情報に従って2度目に被呼者をコールし、
第2のコールが成功した後、ルートレベル番号情報とサブレベルi番号情報との間の関係に従って、被呼者のi番目の入力プロンプトに対応するサブレベルi番号情報を送信し、ただしi≧1およびi≦jである、ために特に使用される。
【0143】
好ましくは、被呼者のi番目の入力プロンプトに対応するサブレベルi番号情報を送信するステップは、
i番目のプリセットされた時間の遅延の後に番号記録内のサブレベルi番号情報を被呼者に送信するステップ、または
被呼者によって送信された入力プロンプトがi番目の時間に受信されたときに番号記録内のサブレベルi番号情報を被呼者に送信するステップ、または
被呼者によって送信された入力プロンプトが音声認識を用いてi番目の時間に識別されたときに番号記録内のサブレベルi番号情報を被呼者に送信するステップを特に含む。
【0144】
好ましくは、被呼者のi番目の入力プロンプトに対応するサブレベルi番号情報を送信するステップは、被呼者のi番目の入力プロンプトに対応するサブレベルi番号情報がプリセットされたプライバシー識別子であると決定されたときに、情報を入力するようユーザにプロンプトを出し、ユーザによって入力された情報を被呼者に送信する、ステップ、または被呼者のi番目の入力プロンプトに対応するサブレベルi番号情報がプリセットされたプライバシー識別子でないと決定されたときに、サブレベルi番号情報を被呼者に送信するステップを含む。
【0145】
より好ましくは、被呼者のi番目の入力プロンプトに対応するサブレベルi番号情報を送信するステップは、i番目のプリセットされた時間の遅延の後、被呼者によって送信された入力プロンプトがi番目の時間に受信されたとき、または被呼者によって送信された入力プロンプトが音声認識を用いてi番目の時間に識別されたときに、被呼者のサブレベルi番号情報を取得するステップと、サブレベルi番号情報がプリセットされたプライバシー識別子であると決定されたときに、情報を入力するようユーザにプロンプトを出し、ユーザによって入力された情報を被呼者に送信する、ステップ、またはサブレベルi番号情報がプリセットされたプライバシー識別子でないと決定されたときに、サブレベルi番号情報を被呼者に送信するステップとを含む。
【0146】
好ましくは、番号記録は、番号バージョン情報を含む。
【0147】
命令は、通信端末1000が被呼者の番号記録から被呼者の番号バージョン情報を取得し、番号バージョン情報は、被呼者が最初にコールされたときに被呼者の番号記録に保存され、番号バージョン情報に従って、被呼者の入力プロンプトが更新されたと決定されたときに、期限切れプロンプト情報をユーザに対して表示するか、または番号バージョン情報に従って、被呼者の入力プロンプトが更新されていないと決定されたときに、ルートレベル番号情報とサブレベルi番号情報との間の関係に従って、被呼者のi番目の入力プロンプトに対応するサブレベルi番号情報を送信するステップを実行することを可能にするためにさらに使用される。
【0148】
好ましくは、被呼者の番号記録は、コール記録および/または電話帳を使用することによってメモリ1040内に保存される。
【0149】
1つまたは複数のプログラム内の前述の命令は、第1の態様または第2の態様において使用され得るか、または第1の態様および第2の態様の両方において使用され得る。プロセッサ1030は、電話番号を記憶し、および/またはダイヤルする動作を実装するための命令を実行する。
【0150】
本発明の前述の実施形態において開示されている方法も、プロセッサ1030において適用され得るか、またはプロセッサ1030によって実装され得る。プロセッサ1030は、集積回路チップであってよく、信号処理機能を有する。一実装プロセスにおいて、前述の方法のステップは、プロセッサ1030内のハードウェアの集積論理回路またはコンピュータ可読記憶媒体に保存されている1つまたは複数のプログラム内の命令を使用することによって遂行され得る。前述のプロセッサ1030は、汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、もしくは別のプログラム可能論理デバイス、ディスクリートゲートもしくはトランジスタ論理デバイス、またはディスクリートハードウェアコンポーネントであってよく、本発明のこの実施形態において開示されている方法、ステップ、および論理ブロック図を実装もしくは実行するものとしてよい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであるか、またはプロセッサは、任意の従来型のプロセッサまたは同様のものであってよい。本発明のこの実施形態において開示されている方法のステップは、また、ハードウェア復号プロセッサによっても実行され得るか、または復号プロセッサ内のハードウェアとコンピュータ可読記憶媒体内に保存されている1つもしくは複数のプログラム内の命令との組合せによって実行され得る。コンピュータ可読記憶媒体は、メモリ1040内に配置され得る。プロセッサ1030は、メモリ1040内の情報を読み取り、プロセッサ1030のハードウェアと一緒に前述の方法のステップを遂行する。
【0151】
前述の解決方法において、特定のサービスのために被呼者をコールするプロセスで使用される番号記録は、あらかじめ保存される。被呼者が2度目に特定のサービスについてコールされたときに、被呼者の統一アクセス番号を表すルートレベル番号情報および被呼者が最初にコールされたときに被呼者の入力プロンプトに従ってユーザによって入力された情報を表すサブレベル番号情報は、被呼者の番号記録から取得され、被呼者は、ルートレベル番号情報に従ってコールされる。第2のコールが成功した後、番号記録内のサブレベル番号情報は、被呼者の入力プロンプトに従って被呼者に自動的に送信される。このプロセスで、サービスへの自動コールの実装が可能であり、ユーザは、情報を手動で入力する必要がなく、それによって、複雑な入力プロセスを回避し、操作効率を改善する。
【0152】
本出願において提供されるいくつかの実装方式において、開示されているシステム、装置、および方法が、他の方式で実装され得ることが理解されるべきである。たとえば、説明されている装置の実施形態は、単なる例にすぎない。たとえば、モジュールまたはユニット分割は、単なる論理機能分割であり、実際の実装では他の分割であってもよい。たとえば、複数のユニットまたは構成要素が、別のシステム内に組み合わされ得るか、もしくは一体化され得るか、またはいくつかの特徴が無視され得るか、もしくは実施され得ない。それに加えて、表示されている、または説明されている相互結合もしくは直接的結合もしくは通信接続は、いくつかのインターフェースを使用することによって実装され得る。装置もしくはユニットの間の間接的結合もしくは通信接続は、電子的な、機械的な、または他の形態で実装され得る。
【0153】
分離している部分として説明されるユニットは、物理的に分離し得るかまたは分離し得ず、およびユニットとして表示される部分は、物理的ユニットであり得るかまたは物理的ユニットであり得ず、1つの位置に配置され得るか、または複数のネットワークユニット上に分散され得る。ユニットの一部または全部は、実施形態の解決方法の目的を達成するために実際に必要になるものに従って選択され得る。
【0154】
それに加えて、本出願の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニット内に一体化され得るか、またはユニットの各々が、物理的に単独で存在し得るか、または2つもしくはそれ以上のユニットが、1つのユニット内に一体化される。一体化されたユニットは、ハードウェアの形態で実装され得るか、またはソフトウェア機能ユニットの形態で実装され得る。
【0155】
一体化されたユニットがソフトウェア機能ユニットの形態で実装され、独立した製品として販売または使用される場合、一体化されたユニットは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶され得る。このような理解に基づき、本出願の技術的解決方法は本質的に、または従来技術に寄与する部分は、または技術的解決方法の全部もしくは一部は、ソフトウェア製品の形態で実装され得る。ソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、本出願の実装方式において説明されている方法のステップの全部または一部を実行するようにコンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、もしくはネットワークデバイス)またはプロセッサ(processor)に指令するための複数の命令を含む。前述の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、取り外し可能なハードディスク、リードオンリーメモリ(ROM、Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)、磁気ディスク、または光ディスクなどの、プログラムコードを記憶することができる任意の媒体を含む。