(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6559828
(24)【登録日】2019年7月26日
(45)【発行日】2019年8月14日
(54)【発明の名称】景品提供装置
(51)【国際特許分類】
G07C 15/00 20060101AFI20190805BHJP
G07F 9/00 20060101ALI20190805BHJP
【FI】
G07C15/00 A
G07F9/00 C
【請求項の数】4
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2018-74141(P2018-74141)
(22)【出願日】2018年4月6日
【審査請求日】2019年4月26日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】591076257
【氏名又は名称】株式会社ココロ
(74)【代理人】
【識別番号】100067736
【弁理士】
【氏名又は名称】小池 晃
(74)【代理人】
【識別番号】100192212
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 貴明
(74)【代理人】
【識別番号】100204032
【弁理士】
【氏名又は名称】村上 浩之
(74)【代理人】
【識別番号】100200001
【弁理士】
【氏名又は名称】北原 明彦
(72)【発明者】
【氏名】山田 敦也
(72)【発明者】
【氏名】関田 洋介
【審査官】
毛利 太郎
(56)【参考文献】
【文献】
特開2010−118022(JP,A)
【文献】
特開平10−289372(JP,A)
【文献】
特開2010−122803(JP,A)
【文献】
特開2009−104370(JP,A)
【文献】
特開2009−151694(JP,A)
【文献】
特開平1−276390(JP,A)
【文献】
登録実用新案第3055667(JP,U)
【文献】
特開平9−153180(JP,A)
【文献】
特開平8−10440(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G07C 15/00
G07F 5/00−11/72
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ほぼ無人でくじ引きによる景品を提供する景品提供装置であって、
前記景品提供装置は、少なくとも、
代金投入部と、
複数の景品が陳列された収納部と、
前記景品が取り出される景品取出口と、
外観上、前記景品とは無関係に配置された複数の選択手段と、
前記景品を前記景品取出口へと送り出す景品送出機構と、
代金投入から景品の取り出しまでを制御する制御装置とを備え、
前記制御装置は、前記選択手段を、前記収納部内の景品と同じ数だけ選択可能な状態とし、前記選択手段と前記景品とを1対1でランダムに対応付けることを特徴とする景品提供装置。
【請求項2】
前記制御装置は、前記収納部内の景品の数が1になった時に、予め設定された特殊な演出を行うよう制御することを特徴とする請求項1に記載の景品提供装置。
【請求項3】
前記選択可能な状態の選択手段が選択された場合には、必ず前記収納部内の前記景品が提供されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の景品提供装置。
【請求項4】
さらに、演出機構を備え、
該演出機構は、人の接近や代金の投入を検出して、照明の点灯及び/又は音声により、演出を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の景品提供装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ほぼ無人でくじ引きを提供する景品提供装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、店舗や商業施設での当りくじ販売、祭りのくじ引きや商店街の抽選会等において、利用者は、一定額の代金を支払うことにより、くじを引き、引き当てたくじの種類に応じて、各種等級に応じた景品を受け取ることができる。
【0003】
くじを提供する側では、様々な種類の抽選機が用いられている。
【0004】
例えば、特許文献1には、少なくもその一部が内部透視性を有し、底部開口及び天井部開口と共に、遊戯者が手を挿入する取出口をも有する中空容器と、該中空容器内の空気を攪拌する送風手段と、前記中空容器に収納される多数の軽量くじ片と、を備える抽選機が記載されている。
【0005】
また、特許文献2には、フレームに対して回転可能とされたドラムが1回転する間に、球種の識別手段が付与された複数の抽選球から選択した一の抽選球を払い出す回転式球出抽選機が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2002−8084号公報
【特許文献2】特開2005−115747号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
一般的に、特許文献1や2に記載されたような抽選機を用いる場合、利用者が抽選機を使用し、得られたくじの種類をくじ引きの提供者が確認したうえで、くじの種類に対応した景品を利用者に提供する必要がある。
【0008】
そのため、くじ引きを提供する際には対応する人の人件費等の費用や手間がかかっていた。
【0009】
また、早い段階で上位等のいわゆる「当たり」くじが出てしまった場合、くじ引き自体の魅力が薄れてしまい、くじ引きの最後の方では利用され難くなるといった問題があった。
【0010】
そこで、本発明の目的は、上記従来技術の問題点に鑑み、ほぼ無人でくじ引きを提供することができ、また、最後まで利用されるように工夫された景品提供装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の一態様は、ほぼ無人でくじ引きによる景品を提供する景品提供装置であって、景品提供装置は、少なくとも、代金投入部と、複数の景品が陳列された収納部と、景品が取り出される景品取出口と、外観上、景品とは無関係に配置された複数の選択手段と、景品を景品取出口へと送り出す景品送出機構と、代金投入から景品の取り出しまでを制御する制御装置とを備え、制御装置は、選択手段を、収納部内の景品と同じ数だけ選択可能な状態とし、選択手段と景品とを1対1でランダムに対応付ける。
【0012】
本発明の一態様によれば、利用者は複数の選択手段のうちから1つを選択することにより、くじ引きの感覚を味わうことができ、これらの操作を装置内に実装することでほぼ無人でくじ引きを提供することができるため、人件費等も節約できる。
【0013】
また、このとき、本発明の一態様では、制御装置は、前記収納部内の景品の数が1になった時に、予め設定された特殊な演出を行うよう制御しても良い。
【0014】
残存景品数が1の時に特殊な演出が行われることにより、利用者はその演出を受けることを目的としてくじを引く動機づけが生じるため、景品提供装置は最後まで利用されるようになる。
【0015】
また、本発明の一態様では、選択可能な状態の選択手段が選択された場合には、必ず収納部内の景品が提供されるようにしても良い。
【0016】
いわゆる、空くじ無しの設定とすることにより、利用者は必ず景品を受け取ることができるため、利用者も満足し易い。
【0017】
また、本発明の一態様では、さらに、演出機構を備え、該演出機構は、人の接近や代金の投入を検出して、照明の点灯及び/又は音声により、演出を行うようにしても良い。
【0018】
演出機構により、利用者を呼び込むことができるとともに、ナレーション等を加えることで、利用者が迷うことなく装置を使用することができるようになる。
【発明の効果】
【0019】
このように、本発明によれば、ほぼ無人でくじ引きを提供することができ、また、最後まで利用されるように工夫された景品提供装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】本発明の一実施形態に係る景品提供装置の構成を示す正面図である。
【
図2】(A)、(B)は、本発明の一実施形態に係る景品提供装置における景品送出機構の構成を示す概略図である。
【
図3】本発明の一実施形態に係る景品提供装置の構成例を示すブロック図である。
【
図4】本発明の一実施形態に係る景品提供装置の一連の処理を示すフローチャートである。
【
図5】本発明の一実施形態に係る景品提供装置における演出機構による演出の例を示した表である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明に係る景品提供装置について詳細に説明する。なお、本発明は以下の例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更可能である。
【0022】
図1は、本発明の一実施形態に係る景品提供装置の構成を示す正面図である。本発明の一態様は、ほぼ無人でくじ引きによる景品を提供する景品提供装置100であって、景品提供装置100は、少なくとも、代金投入部10と、複数の景品が陳列された収納部20と、景品が取り出される景品取出口30と、外観上、前記景品とは無関係に配置された複数の選択手段40と、景品を景品取出口へと送り出す景品送出機構60と、代金投入から景品の取り出しまでを制御する制御装置70とを備え、制御装置70は、選択手段を、収納部内の景品と同じ数だけ選択可能な状態とし、選択手段と景品とを1対1でランダムに対応付ける。
【0023】
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る景品提供装置100は、例えば、小型のキャラクタ商品等を包装した景品1を販売する。この景品提供装置100は、筐体50を有し、代金投入部10を備えている。また、この筐体50の上部には、景品1が複数収納される収納部20が設けられており、収納部20の外装は、透明又は半透明に形成されており、収納部20内の景品1を目視することができるようになっている。また、筐体50には、収納部20の下方に複数のボタンから成る選択手段40を備え、選択手段40の下側に、選択手段40と対応して選択された一の景品1が取り出される景品取出口30が備えられている。
【0024】
代金投入部10は、硬貨投入口11及び紙幣挿入口12を有する。また、返却レバー又はボタン(図示せず)、表示部13、代金返却口14、筐体開閉レバー15等を適宜備える。これらの機構は、通常の自動販売機等で用いられているものと同様で良い。
【0025】
収納部20内には、複数の景品1が収納される。複数の景品1は、例えばその種類ごとに、景品保持軸に保持される。
図2(A)、(B)は、本発明の一実施形態に係る景品提供装置における景品送出機構60の構成を示す概略図である。景品1Aは、例えば、
図2(A)に示すように、包装袋22A又は包装容器に包まれた状態で、該包装袋22A又は包装容器に備えられたフック23Aにより、景品保持軸21Aに保持される。また、景品1が大きい場合や有形物ではない場合等には、
図2(B)に示すように、景品引換券1Bを景品保持軸21Bに保持させるようにしても良い。
【0026】
景品1は、後述する選択手段40により選択された場合に、景品送出機構60により、景品取出口30へと送り出される。景品送出機構60は、例えば、
図2(A)に示すように、らせん状の景品保持軸21Aを回転させることで、景品1Aを前方に送り出し、景品1Aを景品保持軸21Aから離脱させて下方の景品取出口30へと落下させるようにしてもよいし、
図2(B)に示すように、穴部22Bを有する景品や景品引換券1Bを軸状の景品保持軸21Bに通しておいて、景品送出機構60により景品保持軸21Bを斜め下方に下げるようにして、景品引換券1Bを景品保持軸21Bから離脱させて下方の景品取出口30へと落下させるようにしてもよい。
【0027】
選択手段40は、外観上、景品1とは無関係に配置される。すなわち、例えば、
図1に示されるように、すべての選択手段が1か所に並べて配置され、どの選択手段を選んでもどの景品が当たるかは分からないように配置される。このため、利用者は、くじ引きの感覚で、複数配置された選択手段40の中から1つを選択することができる。制御装置70は、複数の選択手段40の内、例えば、選択可能な選択手段41は点灯状態とし、選択不可能な選択手段42は非点灯状態とすることができる。選択手段40としては、例えば、スイッチやボタンなどが挙げられる。
【0028】
選択手段40の数は、収納部20内の景品1の数と同数になるようにすることが好ましい。例えば、100個程度の景品1を収納することを前提とする場合には、選択手段の数も100程度とすることが好ましい。
【0029】
図3は、本発明の一実施形態に係る景品提供装置の構成例を示すブロック図である。制御装置70は、景品提供装置100における景品提供のための各種制御を統括するものである。制御装置70は、例えば、CPU71、ROM72、RAM73、周辺回路74等から構成されるマイクロコンピュータを備える。制御装置70は、さらに、外部と通信するための通信機構75を有していても良い。これにより、後述するように、選択手段40と収納部20内の景品1とを1対1でランダムに対応付けたり、残存景品数Nを記憶したり、その他必要な情報を外部とやり取りすることができる。
【0030】
続いて、本発明の一実施形態に係る景品提供装置100の制御について説明する。
図4は、本発明の一実施形態に係る景品提供装置の一連の処理を示すフローチャートである。
【0031】
景品提供装置100では、先ず、利用者が代金を投入したことを検知する(工程S1)。そして、投入代金が、景品提供装置100の使用代金に達した場合には、次の工程へと移行する。代金投入を検知する工程S1は、通常の自動販売機等における処理と同じであり、つり銭が生じれば、代金返却口から返却する。
【0032】
そして、工程S1で必要な代金が投入されたことが検知されると、景品提供装置100の制御装置70は、収納部20内の残存景品数Nに応じて選択手段40を選択可能な状態とする(工程S2)。選択可能な状態にするとは、例えば、選択可能な選択手段40のみを点灯することで、利用者にその選択手段40が選択可能であることを認識させる。また、加えて、後述する演出機構80によるナレーションにより、利用者に知らせても良い。
【0033】
選択可能とされた選択手段40と収納部20内の景品とは、制御装置70により1対1でランダムに対応付けられる。選択手段40と景品とを対応付ける手段は、特に限定されないが、例えば、制御装置70内に乱数生成回路を備えておき、生成された乱数に応じて対応付けても良いし、或いは、景品入れ替え時や遠隔操作により、手動で設定を変更するようにしても良い。
【0034】
利用者は、工程S2において選択可能となった選択手段40のうちから1つを選択する(工程S3)。例えば、選択した選択手段40を押下する。
【0035】
この時、本発明の一態様では、選択可能な状態の選択手段40が選択された場合には、必ず収納部20内の景品が提供されるように設定することが好ましい。いわゆる、空くじ無しの設定とすることにより、利用者は必ず景品を受け取ることができるため、利用者も満足し易い。
【0036】
利用者により選択手段40が選択された場合、制御装置70において、残存景品数Nが1であるか否かを判定する(工程S4)。残存景品数Nが1以外の場合、すなわち、景品提供装置100の収納部20内に複数の景品1が残されている場合、制御装置70により、選択された選択手段に対応する景品1の種類が決定される。景品1は、その都度、制御装置70で決定しても良いし、あらかじめ、対応付けられた対応関係により決定しても良い。
【0037】
景品1の種類が決定した後、制御装置70は、その景品1が保持されている景品保持軸を景品送出機構60により稼働させ、該当する景品1を景品取出口30へと送り出す(工程S5)。利用者は景品取出口30から決定された景品1を取出し、利用者による一連の操作は終了する。選択された景品1が景品引換券の場合は、例えば、景品提供装置100を提供する店舗の受付に持参したり、または、景品引換券に記載された連絡先に連絡することにより、景品1を受け取るようにしても良い。
【0038】
景品1が提供された後は、制御装置70の記憶部に記憶された残存景品数Nの数を1減算する(工程S6)。これにより、収納部20内の景品1の数と選択可能な選択手段40の数を常に同じになるように制御することができる。
【0039】
また、工程S4において、残存景品数Nが1の場合、すなわち、収納部20内の景品1が最後の1個である場合、特殊な演出を行う(工程S7)。一般に、くじ引きにおいて、早い段階で上位等のいわゆる「当たり」くじが出てしまった場合、くじ引き自体の魅力が薄れてしまい、くじ引きの最後の方では利用され難くなるといった問題があった。したがって、残存景品数が1の時に特殊な演出が行うことで、利用者はその演出を受けることを目的としてくじを引く動機づけが生じるため、景品提供装置100は最後まで利用されるようになる。
【0040】
特別な演出(例えば、ラストスペシャル賞と称する)としては、最後の1個の景品を提供するとともに、通常の景品とは別に保持しておいた通常のくじ引きでは提供されない景品又は景品引換券を提供するようにすることができる。なお、このような特別な演出をすることにより、景品がすべてなくなるまで、景品提供装置100による提供を続けても良いが、例えば、収納部20内の景品の等級と残存数の情報を通信等により、管理者に通知し、適宜景品を補充するような運用でも良い。
【0041】
特別な演出により、収納部20内の景品がすべてなくなった場合には、制御装置70等により景品の補充を管理者に通知する(工程S8)。例えば、通信機構75による通信により情報が通知される。管理者は、景品がすべてなくなったことを確認すると、景品提供装置100に景品を補充し、制御装置70内の残存景品数Nの情報を補充した景品1の数に更新する。
【0042】
本発明の一実施形態に係る景品提供装置100は、さらに、演出機構80を備え、演出機構80は、人の接近や代金の投入を検出して、照明の点灯及び/又は音声により、演出を行うようにすることができる。演出機構80により、利用者を呼び込むことができるとともに、ナレーション等を加えることで、利用者が迷うことなく装置を使用することができるようになる。
【0043】
例えば、照明としては、筐体50の収納部20内に設ける「筐体内照明」、収納部20の外縁に設ける「カラフル電飾」、選択手段40を点灯させる「選択手段電飾」、収納部20内の景品保持軸周辺を点灯することで景品を際立たせる「ラック電飾」、景品取出口30に設ける「取出口照明」などを備える。
【0044】
また、音声は、利用者に景品提供装置100の操作をナビゲートするための台詞と、くじ引きの際の高揚感を演出するためのBGM等の演出を行う。これらの、照明及び/又は音声による演出も制御装置70に記憶された設定等に基づいて行われる。演出機構80による演出の設定例を
図5に示す。
図5は、本発明の一実施形態に係る景品提供装置における演出機構80による演出の例を示した表である。
【0045】
以上説明してきたように、本発明によれば、複数の選択手段から1つを選択させることで、ほぼ無人でくじ引きを提供することができ、また、ラストスペシャル賞などの設定を加えることで最後まで利用されるように工夫された景品提供装置を提供することができる。
【0046】
なお、上記のように本発明の一実施形態及び各実施例について詳細に説明したが、本発明の新規事項及び効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは、当業者には、容易に理解できるであろう。従って、このような変形例は、全て本発明の範囲に含まれるものとする。
【0047】
例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義又は同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また、景品提供装置の構成も本発明の一実施形態及び各実施例で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。
【産業上の利用可能性】
【0048】
本発明に係る景品提供装置は、店舗や商業施設での当りくじ販売、遊戯施設や、祭りのくじ引きや商店街の抽選会等様々な場面で、人が常駐することなくくじ引きを提供することができるため、人件費等の費用がかかることなく効率的にくじ引きによる景品を提供することができる。
【符号の説明】
【0049】
1 景品、10 代金投入部、11 硬化投入口、12 紙幣投入口、13 表示部、14 代金返却口、15 筐体開閉レバー、20 収納部、21A,21B 景品保持軸、22A 包装袋、22B 穴部、23A フック、30 景品取出口、40 選択手段、41 選択手段(点灯)、42 選択手段(非点灯)、50 筐体、60 景品送出機構、70 制御装置、71 CPU、72 ROM、73 RAM、74 周辺回路、75 通信機構、80 演出機構、100 景品提供装置
【要約】
【課題】ほぼ無人でくじ引きを提供することができ、また、最後まで利用されるように工夫された景品提供装置を提供することを目的とする。
【解決手段】ほぼ無人でくじ引きによる景品を提供する景品提供装置100であって、景品提供装置100は、少なくとも、代金投入部10と、複数の景品が陳列された収納部20と、景品が取り出される景品取出口30と、外観上、前記景品とは無関係に配置された複数の選択手段40と、景品を景品取出口へと送り出す景品送出機構60と、代金投入から景品の取り出しまでを制御する制御装置とを備え、制御装置は、選択手段40を、収納部内の景品と同じ数だけ選択可能な状態とし、選択手段40と景品とを1対1でランダムに対応付ける。
【選択図】
図1