【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示の目的は、少なくとも上記のことを改善するのにいくらか用いられ得る、又は少なくとも公衆又は医療従事者に有用な選択肢を提供し得る構成要素及び/又は構成要素の製造方法を提供することである。
【0011】
第1の態様において、本開示は、広く医療用チュービングの製造方法にあり、この方法は、内型を提供するステップ、内型の周りに管状本体を押し出すステップであって、管状本体が内型を囲い込むルーメンを画定するステップを含む。
【0012】
好ましくは、この方法は、
i)ルーメン内に(又はルーメンに対して)減圧を加えるステップであって、それにより減圧がルーメンの及び内型により画定される最外側周囲の径方向内側に管状本体を引き込み、内型の最外側周囲が、管状本体の長さに沿って交互に並ぶ複数の山及び谷を画定する、ステップ、又は
ii)内型を囲い込む管状本体の少なくとも一部分又は一領域に伸展(又は延伸)を加えるステップであって、それにより伸展(又は延伸)を解除すると、管状本体の伸展された(又は延伸された)部分又は領域がルーメンの及び内型により画定される最外側周囲の径方向内側に引き込まれるように戻り(又は引き込まれることが可能となり)、最外側周囲が、管状本体の長さに沿って交互に並ぶ複数の山及び谷を画定する、ステップ、又は
iii)i)とii)との組み合わせ
をさらに含む。
【0013】
好ましくは管状本体は、押出しにより、又はダイヘッドから材料を押し出すことにより提供される。
【0014】
好ましくは管状本体は内型の周りに押し出され、及び管状本体の内面が内型の少なくとも一部分に少なくとも部分的に付着又は結着した状態となることが可能な方法で減圧が加えられ、好ましくはこの減圧は、ルーメンにおける圧力と管状本体の周囲の圧力との差であり、より好ましくはルーメン内部の(又はルーメンに供給される)圧力が、管状本体の周囲の圧力未満である(又は管状本体の周囲の圧力が、ルーメン内部の(又はルーメンに供給される)圧力より大きい)。
【0015】
好ましくは管状本体は単一壁の本体である。
【0016】
好ましくは減圧は、ルーメンの構成体に又はそれに隣接して加えられる。
【0017】
好ましくは減圧は、ダイヘッドに又はそれに隣接して加えられる。
【0018】
好ましくはルーメンは、押出しダイヘッドから出るときに減圧を受ける。
【0019】
好ましくは管状本体と内型とは共押出しされる。
【0020】
好ましくはそのように形成された管状本体は、波形である。
【0021】
好ましくはそのように形成された波形管状本体の山は、内型の最外側周囲により画定される。
【0022】
好ましくはそのように形成された波形管状本体の谷は、1つ又は複数の内型間で内側に引き込まれた、管状本体の内側に引き込まれた部分により画定される。
【0023】
好ましくは内型は、管状本体の支持となる骨組又は内部支持構造である。
【0024】
好ましくは内型は、連続的な長さ、1つ若しくは一連の半連続的な長さ又は一連の離散的な長さである。
【0025】
好ましくは内型はメッシュである。
【0026】
好ましくは内型 巻きばね又はらせん巻きの要素、らせん巻きの骨組若しくはらせん巻きのリブ、環状ディスク、リング、又は1つ以上の連結リンクにより相互に連結された、若しくは相互に連結可能な複数の個別的な支持体の1つ又は組み合わせ。
【0027】
好ましくは内型は、そのように形成されたチューブ内部においてルーメンの支持となる、又はルーメンを支持している。
【0028】
好ましくは内型は、らせん状の要素又は部材である。
【0029】
好ましくは内型は、チューブの長さ(又は区間)に沿って変化するピッチを有する。
【0030】
好ましくは内型は、約0.4mm〜約2mm、又は約0.5〜約1.9、又は約0.6〜約1.8、又は約0.7〜約1.7、又は約0.8〜約1.6、又は約0.9〜約1.5、又は約1〜約1.4、又は約1.1mm〜約1.3mmの隣接する巻き間のピッチを有するらせん巻きの要素(又は部材)である。より好ましくは、隣接する巻き間のピッチは約1mm〜約1.5mmである。
【0031】
好ましくは内型は、約1.6mm〜約4.6mm、又は約1.7〜約4.5、又は約1.8〜約4.4、又は約1.9〜約4.3、又は約2〜約4.2、又は約2.1〜約4.1、又は約2.2〜約4、又は約2.3〜約3.9、又は約2.4〜約3.8、又は約2.5〜約3.7、又は約2.6〜約3.6、又は約2.7〜約3.5、又は約2.8〜約3.4、又は約2.9〜約3.3、又は約3mm〜約3.2mmの最外側直径を有する。
【0032】
好ましくは内型はらせん巻きの要素であり、この要素は、約0.05mm〜0.3mm、又は約0.06〜約0.29、又は約0.07〜約0.28、又は約0.08〜約0.27、又は約0.09〜約0.26、又は約0.1〜約0.25、又は約0.11〜約0.24、又は約0.12〜約0.23、又は約0.13〜約0.24、又は約0.14〜約0.23、又は約0.15〜約0.22、又は約0.16〜約0.24、又は約0.17〜約0.23、又は約0.18〜約0.22、又は約0.19mm〜約0.21mmの直径を有する。好ましくは約0.1mm〜約1.5mmの直径を有する。
【0033】
好ましくは内型は、医療グレード材料製、好ましくは医療グレードステンレス鋼製である。
【0034】
好ましくは管状本体は、約0.05mm〜約0.25mm、又は約0.06〜約0.24、又は約0.07〜約0.23、又は約0.08〜約0.22、又は約0.09〜約0.21、又は約0.1〜約0.2、又は約0.11〜約0.19、又は約0.12〜約0.18、又は約0.13〜約0.17、又は約0.14mm〜約0.16mmの壁厚を有する。好ましくは約0.1mm〜約0.2mmの壁厚。
【0035】
好ましくは管状本体は、約1.5mm〜約4.5mm、又は約1.6〜約4.4、又は約1.7〜約4.3、又は約1.8〜約4.2、又は約1.9〜約4.1、又は約2〜約4、又は約2.1〜約3.9、又は約2.2〜約3.8、又は約2.3〜約3.7、又は約2.4〜約3.6、又は約2.5〜約3.5、又は約2.6〜約3.4、又は約2.7〜約3.3、又は約2.8〜約3.2、又は約2.9mm〜約3.1mmの内部直径(例えばルーメン)を有する。
【0036】
好ましくは管状本体は、約1.6mm〜約4.6mm、又は約1.7〜約4.5、又は約1.8〜約4.4、又は約1.9〜約4.3、又は約2〜約4.2、又は約2.1〜約4.1、又は約2.2〜約4、又は約2.3〜約3.9、又は約2.4〜約3.8、又は約2.5〜約3.7、又は約2.6〜約3.6、又は約2.7〜約3.5、又は約2.8〜約3.4、又は約2.9〜約3.3、又は約3mm〜約3.2mmの外部(又は外側)直径を有する。好ましくは約3mm〜約5mmの外部(又は外側)直径を有する。
【0037】
好ましくは管状本体は波形であり、この波形は約0.1mm〜約0.5mmの深さを有する。
【0038】
好ましくは内型の外側直径(例えば最外側直径)に対する内型のピッチの比は約0.10〜約0.50であり、より好ましくは比は約0.20〜約0.35であり、さらには比は約0.28又は約0.29である。
【0039】
好ましくは内型の外側直径(例えば最外側直径)に対する内型直径(例えば実際の内型要素又は部材の直径)の比は約0.02〜約0.10、さらに好ましくは約0.05〜約0.07であり、最も好ましくは比は0.06である。
【0040】
好ましくは外部(すなわち外側)チューブ直径に対する波形深さの比は約0.05〜約0.09である。
【0041】
好ましくは、管状本体の特性が、チューブに必要な所望の可撓性及び/又は構造的支持に寄与する。
【0042】
好ましくは管状本体は、ポリマー、例えば熱可塑性ポリマー、好ましくは医療用呼吸チューブに好適なポリマーである(好ましくはそれから押し出される)。
【0043】
好ましくは管状本体は、1つ又は複数の熱可塑性エラストマー、1つ又は複数のポリプロピレンベースのエラストマー、1つ又は複数の液体シリコンゴム、又は1つ又は複数の通気性熱可塑性ポリウレタン、又は通気性ポリアミド類の任意の1つ以上の1つ又は組み合わせであり(好ましくはそれから押し出され)、より好ましくはポリマーは、限定はされないが、ポリオレフィン類、熱可塑性エラストマー、又は通気性熱可塑性エラストマー、例えば、スチレン系ブロック共重合体、コポリエステルエラストマー、又は熱可塑性ポリオレフィンエラストマー若しくは熱可塑性ポリウレタンエラストマーなどの熱可塑性エラストマーファミリーなどのポリマー、さらにより好ましくは、約30〜約90、又は約30〜約80又は約30〜約70、又は約30〜約60、又は約30〜約50又は約30〜約40、又は約30、又は約40、又は約50、又は約60、又は約70、又は約80、又は約90のショアAのポリマーであってもよい。
【0044】
好ましくは管状本体は、通気性チューブであるか、又は1つ又は複数の通気性熱可塑性ポリウレタン又は通気性ポリアミド類などの通気性材料で形成され、又はそれから形成される。
【0045】
好ましくは減圧は、管状本体が溶融状態、又は半溶融状態又は未硬化状態にある間に加えられ、好ましくは減圧は約0〜約−2バール(絶対)であり、より好ましくは約0〜約−1バール(絶対)、さらにより好ましくは約−0.9バール(絶対)までであり、なおさらにより好ましくは、かかる減圧は、ルーメンの内部と管状本体の周囲の領域との圧力差である。
【0046】
好ましくは内型は導電性であり、好ましくは内型は電気駆動ヒータである。
【0047】
好ましくは内型は導電性部材又は電気駆動ヒータ又はセンサ(流量又は温度又は湿度又は圧力センサなど)を含む。
【0048】
好ましくはチューブは、ヒータ、より好ましくは電気駆動ヒータ(電熱ワイヤ又は電熱回路など)をさらに含む。
【0049】
好ましくはそのように形成された管状本体は、ISO 5367:2000(E)(第4版、2000年6月1日)に従う屈曲による流れ抵抗の増加試験に合格することにより定義されるとおりの可撓性を有する。
【0050】
好ましくは医療用チュービングは呼吸チューブである。
【0051】
好ましくは内型は、1つ以上の個別の構成要素から構成される。
【0052】
好ましくは内型は1つ以上の構成要素を含む。
【0053】
好ましくはチューブは1つ以上の内型を含む。第2の態様において、本発明は、広く、
管状本体であって、本体の開口終端部の間に延在するルーメンを画定する本体と、
ルーメン内に囲い込まれた、且つ管状本体の支持となる内型であって、内型の最外側周囲が管状本体の長さに沿って交互に並ぶ複数の山及び谷を画定する、内型と
を含む医療用チューブからなると言ってもよい。
【0054】
好ましくは管状本体は押出チューブである。
【0055】
好ましくは管状本体は連続チューブである。
【0056】
好ましくは管状本体は連続押出チューブである。
【0057】
好ましくは波形管状本体の山は、内型の最外側周囲により画定される。
【0058】
好ましくは波形管状本体の谷は、内型間で内側に引き込まれた、管状本体の内側に引き込まれた部分により画定される。
【0059】
好ましくは内型は、連続的な長さ、1つ若しくは一連の半連続的な長さ又は一連の離散的な長さである。
【0060】
好ましくは内型は、巻きばね又はらせん巻きの要素、らせん巻きの骨組若しくはらせん巻きのリブ、環状ディスク、リング、又は1つ以上の連結リンクにより相互に連結された、若しくは相互に連結可能な複数の個別的な支持体の1つ又は組み合わせである。
【0061】
好ましくは内型は、内部にルーメンを画定する管状本体を支持する。
【0062】
好ましくは内型は、管状本体の支持となる骨組又は内部支持構造である。
【0063】
好ましくは管状本体は谷では内型から実質的に支持されず、山で内型により支持される。
【0064】
好ましくは管状本体の壁は、隣接する山の間に懸架される。
【0065】
好ましくは管状本体は、ポリマー、例えば熱可塑性ポリマー、好ましくは医療用呼吸チューブに好適なポリマーである(好ましくはそれから押し出される)。
【0066】
好ましくは管状本体は通気性チューブであり、又は1つ又は複数の通気性熱可塑性ポリウレタン又は通気性ポリアミド類などの通気性材料で形成され、又はそれから形成される。
【0067】
好ましくは内型は、らせん巻きのリブ、又はリブ付き要素である。
【0068】
好ましくは内型は、らせん状の要素又は部材である。
【0069】
好ましくは内型は、チューブの長さ(又は区間)に沿って変化するピッチを有する。好ましくは内型は、約0.4mm〜約2mm、又は約0.5〜約1.9、又は約0.6〜約1.8、又は約0.7〜約1.7、又は約0.8〜約1.6、又は約0.9〜約1.5、又は約1〜約1.4、又は約1.1mm〜約1.3mmの隣接する巻き間のピッチを有するらせん巻きの要素である。より好ましくは、隣接する巻き間のピッチは約1mm〜約1.5mmである。
【0070】
好ましくは内型は、約1.6mm〜約4.6mm、又は約1.7〜約4.5、又は約1.8〜約4.4、又は約1.9〜約4.3、又は約2〜約4.2、又は約2.1〜約4.1、又は約2.2〜約4、又は約2.3〜約3.9、又は約2.4〜約3.8、又は約2.5〜約3.7、又は約2.6〜約3.6、又は約2.7〜約3.5、又は約2.8〜約3.4、又は約2.9〜約3.3、又は約3mm〜約3.2mmの最外側直径を有する。
【0071】
好ましくは内型はらせん巻きの要素であり、この要素は、約0.05mm〜0.3mm、又は約0.06〜約0.29、又は約0.07〜約0.28、又は約0.08〜約0.27、又は約0.09〜約0.26、又は約0.1〜約0.25、又は約0.11〜約0.24、又は約0.12〜約0.23、又は約0.13〜約0.24、又は約0.14〜約0.23、又は約0.15〜約0.22、又は約0.16〜約0.24、又は約0.17〜約0.23、又は約0.18〜約0.22、又は約0.19mm〜約0.21mmの直径を有する。好ましくは約0.1mm〜約1.5mmの直径を有する。
【0072】
好ましくは内型は、医療グレード材料製、好ましくは医療グレードステンレス鋼製である。
【0073】
好ましくは管状本体は、約0.05mm〜約0.25mm、又は約0.06〜約0.24、又は約0.07〜約0.23、又は約0.08〜約0.22、又は約0.09〜約0.21、又は約0.1〜約0.2、又は約0.11〜約0.19、又は約0.12〜約0.18、又は約0.13〜約0.17、又は約0.14mm〜約0.16mmの壁厚を有する。好ましくは約0.1mm〜約0.2mmの壁厚。
【0074】
好ましくは管状本体は、約1.5mm〜約4.5mm、又は約1.6〜約4.4、又は約1.7〜約4.3、又は約1.8〜約4.2、又は約1.9〜約4.1、又は約2〜約4、又は約2.1〜約3.9、又は約2.2〜約3.8、又は約2.3〜約3.7、又は約2.4〜約3.6、又は約2.5〜約3.5、又は約2.6〜約3.4、又は約2.7〜約3.3、又は約2.8〜約3.2、又は約2.9mm〜約3.1mmの内部直径を有する。
【0075】
好ましくは管状本体は、約1.6mm〜約4.6mm、又は約1.7〜約4.5、又は約1.8〜約4.4、又は約1.9〜約4.3、又は約2〜約4.2、又は約2.1〜約4.1、又は約2.2〜約4、又は約2.3〜約3.9、又は約2.4〜約3.8、又は約2.5〜約3.7、又は約2.6〜約3.6、又は約2.7〜約3.5、又は約2.8〜約3.4、又は約2.9〜約3.3、又は約3mm〜約3.2mmの外部(又は外側)直径を有する。好ましくは約3mm〜約5mmの外部(又は外側)直径を有する。
【0076】
好ましくは管状本体は波形であり、この波形は約0.1mm〜約0.5mmの深さを有する。
【0077】
好ましくは内型の外側直径(例えば最外側直径)に対する内型のピッチの比は約0.10〜約0.50であり、より好ましくは約0.20〜約0.35であり、さらには約0.28又は約0.29である。
【0078】
好ましくは内型の外側直径(例えば最外側直径)に対する内型直径(例えば実際の内型要素又は部材の直径)の比は約0.02〜約0.10、さらに好ましくは約0.05〜約0.07であり、最も好ましくは0.06である。
【0079】
好ましくは外部(すなわち外側)チューブ直径に対する波形深さの比は約0.05〜約0.09である。
【0080】
好ましくは、管状本体の特性が、チューブに必要な所望の可撓性及び/又は構造的支持に寄与する。
【0081】
好ましくは管状本体は、熱可塑性エラストマー、ポリプロピレンベースのエラストマー、液体シリコンゴム(LSR)、又は通気性熱可塑性ポリウレタン類、若しくは通気性ポリアミド類の1つ又は組み合わせであり(好ましくはそれから押し出され)、より好ましくはポリマーは、限定はされないが、ポリオレフィン類、熱可塑性エラストマー、又は通気性熱可塑性エラストマー、例えば、スチレン系ブロック共重合体、コポリエステルエラストマー、又は熱可塑性ポリオレフィンエラストマー若しくは熱可塑性ポリウレタンエラストマーなどの熱可塑性エラストマーファミリーなどのポリマー、さらにより好ましくは、約30〜約90、又は約30〜約80又は約30〜約70、又は約30〜約60、又は約30〜約50又は約30〜約40、又は約30、又は約40、又は約50、又は約60、又は約70、又は約80、又は約90のショアAのポリマーであってもよい。
【0082】
好ましくは内型は、ルーメンに沿って長手方向に離間された複数のリングである。
【0083】
好ましくはリングは、トロイダル形又は円環形である。
【0084】
好ましくは内型は、互いに連結された1つ以上の個別的な要素である。
【0085】
好ましくは内型は、ルーメンに沿って規則的に離間された複数の補強リブを含む。
【0086】
好ましくは各補強リブは、らせん状の補強ワイヤの1つの巻きを含む。
【0087】
好ましくはらせん状の補強ワイヤの1つの巻きは、チューブのルーメンの周りの完全な1回転を含む。
【0088】
好ましくはらせん状の補強ワイヤの1つの巻きは、内型の隣接する山の間に配置されたワイヤを含む。
【0089】
好ましくは管状本体は、ISO 5367:2000(E)(第4版、2000年6月1日)に従う屈曲による流れ抵抗の増加試験に合格することにより定義されるとおりの可撓性を有する。
【0090】
好ましくはチューブの終端部は鼻プロングと一体化され、鼻プロングは、使用者に呼吸ガスを送達するための鼻インタフェースとして使用者の鼻孔に挿入されるように構成される。
【0091】
好ましくは内型はメッシュである。
【0092】
好ましくは内型は、チューブ内のガスの加熱又はガスの特性の検知に好適な導線である。
【0093】
好ましくは内型は導電性であり、好ましくは内型は電気駆動ヒータである。
【0094】
好ましくは内型は導電性部材又は電気駆動ヒータ又はセンサ(流量又は温度又は湿度又は圧力センサなど)を含む。
【0095】
好ましくはチューブは、ヒータ、より好ましくは電気駆動ヒータ(電熱ワイヤ又は電熱回路など)をさらに含む。
【0096】
好ましくはチューブは呼吸チューブである。
【0097】
好ましくは内型は、1つ以上の個別の構成要素から構成される。
【0098】
好ましくは内型は1つ以上の構成要素を含む。
【0099】
好ましくはチューブは1つ以上の内型を含む。
【0100】
第3の態様において、本発明は、広く、
使用者の鼻孔に挿入されるように構成された1つ又は複数のガスの出口と、1つ又は複数のガスの出口に流体連結された1つ又は複数のガスの入口とを有する少なくとも1つの鼻プロングと、
1つ又は複数のガスの波形デリバリーチューブであって、チューブが、ルーメンを画定する管状本体と、ルーメン内に囲い込まれる内型とを含み、内型が管状本体の支持となり、内型の最外側周囲が管状本体の長さに沿って交互に並ぶ複数の山及び谷を画定する、チューブと、
を含む鼻カニューレ装置において、
鼻プロングの1つ又は複数のガスの入口がチューブの終端部と一体形成され、それによりチューブルーメンが鼻プロングの1つ又は複数のガスの出口に流体連結する、鼻カニューレ装置からなると言ってもよい。
【0101】
好ましくは鼻プロングは、実質的に使用者の鼻又は鼻孔の内部と解剖学的に一致するように付形される。
【0102】
好ましくは鼻プロングは、使用者の中隔を避けるように湾曲しているか、又は他の方法で付形若しくは構成されている。
【0103】
好ましくは鼻カニューレは、好ましくは使用者の鼻孔におけるプロングの安定化材として、使用者の顔面に載せるように構成された実質的に平面的な又は扁平な又は異形輪郭のバッキング材を有する。
【0104】
好ましくは1つ以上のリブがバッキング材の前面とカニューレとの間に延在し、リブは、カニューレを使用者の顔面に留め付ける又は貼り付けるために用いられるテープ又は他の好適な保持具用の接触面を提供し、好ましくはテープは接着部分を含むか、又は接着テープ若しくはコンタクト接着テープである。
【0105】
好ましくは2つの鼻プロングは、単一の波形デリバリーチューブと一体形成される。
【0106】
好ましくはカニューレは一対の鼻プロングを含み、各プロングは、一対の1つ又は複数のガスのデリバリーチューブの終端部と一体形成されるか、又はそれに取り付けられ(若しくは取り付け可能であり)、又はそれに連結され(若しくは連結可能であり)得る。
【0107】
好ましくはカニューレ装置は、ポリマー、例えば熱可塑性ポリマー、好ましくは医療用呼吸チューブに好適な1つ又は複数のポリマーで形成される。
【0108】
好ましくはカニューレ装置は、1つ又は複数の熱可塑性エラストマー、1つ又は複数のポリプロピレンベースのエラストマー、1つ又は複数の液体シリコンゴム、又は1つ又は複数の通気性熱可塑性ポリウレタン、又は通気性ポリアミド類の任意の1つ以上の1つ又は組み合わせで形成され、より好ましくはポリマーは、限定はされないが、ポリオレフィン類、熱可塑性エラストマー、又は通気性熱可塑性エラストマー、例えば、スチレン系ブロック共重合体、コポリエステルエラストマー、又は熱可塑性ポリオレフィンエラストマー若しくは熱可塑性ポリウレタンエラストマーなどの熱可塑性エラストマーファミリーなどのポリマー、さらにより好ましくは、約30〜約90、又は約30〜約80又は約30〜約70、又は約30〜約60、又は約30〜約50又は約30〜約40、又は約30、又は約40、又は約50、又は約60、又は約70、又は約80、又は約90のショアAのポリマーであってもよい。
【0109】
第4の態様において、本発明は、広く、第3の態様により定義されるとおりの一対の鼻カニューレを含む使用者インタフェースからなると言ってもよい。
【0110】
好ましくは各鼻カニューレの鼻プロングは互いに隣接して配置され、それぞれのデリバリーチューブが鼻プロングから離れる方に反対方向に延在する。
【0111】
好ましくはハーネスをさらに含み、ハーネスは鼻カニューレの間に延在し、且つそれらを結合する。
【0112】
好ましくはチューブは呼吸チューブである。
【0113】
好ましくはチューブは第1又は第2の態様により定義されるとおりであり、例えば、チューブは第1の態様により定義されるとおりの方法によって製造されるか、又は第2の態様により定義されるとおりのチューブである。
【0114】
第5の態様において、本発明は、広く、鼻カニューレの製造方法であって、
内型を提供するステップと、
内型の周りに管状本体を押し出すステップであって、管状本体が内型を囲い込むルーメンを画定するステップと、それに鼻カニューレを取り付けるステップと
を含む方法からなると言ってもよい。
【0115】
好ましくはこの方法は、
i)ルーメン内に(又はルーメンに対して)減圧を加えるステップであって、それにより減圧がルーメンの及び内型により画定される最外側周囲の径方向内側に管状本体を引き込み、内型の最外側周囲が、管状本体の長さに沿って交互に並ぶ複数の山及び谷を画定する、ステップ、又は
ii)内型を囲い込む管状本体の少なくとも一部分又は一領域に伸展(又は延伸)を加えるステップであって、それにより伸展(又は延伸)を解除すると、管状本体の伸展された(又は延伸された)部分又は領域がルーメンの及び内型により画定される最外側周囲の径方向内側に引き込まれるように戻り(又は引き込まれることが可能となり)、最外側周囲が、管状本体の長さに沿って交互に並ぶ複数の山及び谷を画定する、ステップ、又は
iii)i)とii)との組み合わせ
をさらに含む。
【0116】
好ましくはこの方法は、管状本体の終端部の上に鼻プロングをオーバーモールドするステップを含む。
【0117】
好ましくはそのように形成された管状本体は、第1の態様の方法により定義されるとおりの、又は第2の態様のチューブにより定義されるとおりのチューブである。
【0118】
好ましくは管状本体によってそのように形成されたチューブの終端部は、鼻カニューレのモールディング又は成形用のモールド又はフォームに置かれ、好ましくはモールド又はフォームは閉じられ、及び鼻カニューレが、チューブのその又はある終端部の上にオーバーモールド又は成形される。
【0119】
好ましくは鼻カニューレはポリマー、例えば熱可塑性ポリマー、好ましくは医療用呼吸チューブに好適なポリマーである。
【0120】
好ましくは鼻カニューレは、1つ又は複数の熱可塑性エラストマー、1つ又は複数のポリプロピレンベースのエラストマー、1つ又は複数の液体シリコンゴム、又は1つ又は複数の通気性熱可塑性ポリウレタン、又は通気性ポリアミド類の任意の1つ以上の1つ又は組み合わせから成形され、より好ましくはポリマーは、限定はされないが、ポリオレフィン類、熱可塑性エラストマー、1つ又は複数の液体シリコンゴム、又は通気性熱可塑性エラストマー、例えば、スチレン系ブロック共重合体、コポリエステルエラストマー、又は熱可塑性ポリオレフィンエラストマー若しくは熱可塑性ポリウレタンエラストマーなどの熱可塑性エラストマーファミリーなどのポリマー、さらにより好ましくは、約30〜約90、又は約30〜約80又は約30〜約70、又は約30〜約60、又は約30〜約50又は約30〜約40、又は約30、又は約40、又は約50、又は約60、又は約70、又は約80、又は約90のショアAのポリマーであってもよい。
【0121】
好ましくは管状本体は通気性チューブであるか、又は1つ又は複数の通気性熱可塑性ポリウレタン若しくは通気性ポリアミド類などの通気性材料で形成され、若しくはそれから形成される。
【0122】
好ましくは鼻カニューレモールドが提供され、このモールドは、管状本体の製造によりそのように形成されたチューブの終端部を受け入れ可能であり、従ってモールド設備を稼働させると鼻カニューレがモールドされ、その一部はチューブ終端部にオーバーモールドされる。
【0123】
好ましくは鼻カニューレによって作製される鼻カニューレ装置は、管状本体の製造によりそのように形成されたチューブの終端部と流体連通している。
【0124】
第6の態様において、本発明は、広く、使用者インタフェース及び/又は使用者インタフェースチュービング用の固定システムであって、
使用者側とインタフェース側とを有する、固定範囲を画定する皮膚パッチであって、皮膚パッチの使用者側が、使用者の皮膚に貼り付く又は接着するように構成される、皮膚パッチと、
固定用パッチであって、固定用パッチの少なくとも一部が、使用者インタフェース及び/又は関連する使用者インタフェースチュービングを覆って延在するように構成され、且つ皮膚パッチの使用者インタフェース側に固着されることにより使用者インタフェースを使用者に固定する、固定用パッチと
を含み、
固定用パッチ及び皮膚パッチが、好適な又は適合性のある使用者インタフェースと共に固定システムを患者に適用したときに、固定用パッチが皮膚パッチの固定範囲の中に含まれ得る又はその固定範囲に囲まれ得るように構成される、固定システムからなると言ってもよい。
【0125】
好ましくは皮膚パッチの表面積は固定用パッチの表面積と同じか、又はそれより大きい。
【0126】
好ましくは固定パッチは、使用者インタフェース及び/又は関連する使用者インタフェースチュービングの幾何学的な又は他の特徴に適応するように付形され、又は他の方法で構成される。
【0127】
好ましくは固定パッチは少なくとも1つのウィングを有する。
【0128】
好ましくは固定パッチはパッチの一端に配置された一対のウィングを有し、これらのウィングは、使用者インタフェース及び/又は関連する使用者インタフェースチュービングの両側で皮膚パッチに固定されるように構成される。
【0129】
好ましくは固定パッチはチューブ端ウィングを有し、このチューブ端ウィングは、使用者インタフェースチュービングの下側に延在するように、又は延在させるために、且つ皮膚パッチに固着するように構成される。
【0130】
好ましくは皮膚パッチの使用者側は、皮膚パッチを使用者の皮膚に貼り付ける又は接着する皮膚に優しい接着剤(例えば親水コロイドなど)を有する。
【0131】
好ましくは皮膚パッチは、表面が使用者の皮膚にわたって貼り付けの圧力又は接着力を分散させるのに十分な面積の表面を有する。
【0132】
好ましくは皮膚パッチは、使用者の顔面に貼り付く又は接着するように構成される。
【0133】
好ましくは皮膚パッチは、使用者の上唇及び/又は頬に隣接して使用者の顔面に貼り付く又は接着するように構成される。
【0134】
好ましくは固定システムは、鼻カニューレ及び/又は関連するチュービングを受け入れる及び/又は固定するように構成され、チュービングは使用者の顔面の片側又は両側から延在する。
【0135】
好ましくは固定システムは、乳児又は新生児で使用するように構成される。
【0136】
好ましくは固定システムは、第3の態様により定義されるとおりの鼻カニューレと共に使用するように構成される。
【0137】
好ましくは固定システムは、第1及び/又は第2のいずれかの態様により定義されるとおりのチューブと共に使用するように構成される。
【0138】
第7の態様において、本発明は、広く、二部品型の解除自在な取付け又は連結装置を含む使用者インタフェース及び/又は使用者インタフェースチュービング用の固定システムからなると言ってもよく、装置は皮膚パッチと使用者インタフェースパッチとを含み:
皮膚パッチは患者側とインタフェース側とを有し、皮膚パッチの患者側は使用者の皮膚に貼り付け可能であり(例えば接着剤によるなど、概して親水コロイドなどの皮膚に優しい接着剤である)、皮膚パッチのインタフェース側には二部品型の解除自在な取付け又は連結システムの第1の部品が提供され、及び
使用者インタフェースパッチはインタフェース側と患者側とを有し、使用者インタフェースパッチの患者側には二部品型の解除自在な取付け又は連結システムの相補的な(complimentary)第2の部品が提供され、
使用者インタフェースパッチのインタフェース側は、使用者インタフェース及び/又は関連する使用者インタフェースチュービングに、例えば接着剤により取り付け可能であるか、若しくはそれに連結され、又は使用者インタフェースの一部として形成されてもよく、又は二部品型システムの第2の部品が上に提供される使用者インタフェースの裏面として提供されてもよい。
【0139】
好ましくは皮膚パッチのインタフェース側はフック又はループの一方を有し、及び第2のパッチの第2の部品はフック又はループの他方を有し、従って第1及び第2の部品(及びパッチ)は互いに解除自在に取り付け可能又は連結可能である。
【0140】
好ましくは第1のパッチは使用者の顔面の皮膚に設置可能及び/又は取り付け可能である。
【0141】
好ましくは使用者インタフェースパッチは使用者インタフェースに対し、又はそれと、設置可能であり、又は取り付けられるか若しくは取り付け可能であり、又は連結される。
【0142】
好ましくは使用者インタフェースパッチは使用者インタフェースと一体形成され、又はその一部を形成する。
【0143】
好ましくは皮膚パッチ上の二部品型の解除自在な取付け又は連結システムの第1の部品は、皮膚パッチのインタフェース側の約90%、又は約85%、又は約75%、又は約60%又は約50%又は約40%又は約30%又は約20%又は約10%未満を占有する。
【0144】
好ましくは二部品型の解除自在な取付け又は連結システムの第1の部品は、好適な接着剤により皮膚パッチの使用者インタフェース側に接着され、又は接着可能である。
【0145】
好ましくは皮膚パッチの使用者側は、皮膚パッチを使用者の皮膚に貼り付ける又は接着する皮膚に優しい接着剤(例えば親水コロイドなど)を有する。
【0146】
好ましくは皮膚パッチは、表面が使用者の皮膚にわたって貼り付けの圧力又は接着力を分散させるのに十分な面積の表面を有する。
【0147】
好ましくは皮膚パッチは、使用者の顔面に貼り付く又は接着するように構成される。
【0148】
好ましくは皮膚パッチは、使用者の上唇及び/又は頬に隣接して使用者の顔面に貼り付く又は接着するように構成される。
【0149】
好ましくは固定システムは、鼻カニューレ及び関連するチュービングを受け入れる及び/又は固定するように構成され、チュービングは使用者の顔面の片側又は両側から延在する。
【0150】
好ましくは固定システムは、乳児又は新生児で使用するように構成される。
【0151】
好ましくは固定システムは、請求項第3の何れか1項又はそれ以上により定義されるとおりの鼻カニューレと共に使用するように構成される。
【0152】
好ましくは固定システムは、第1及び/又は第2の態様により定義されるとおりのチューブと共に使用するように構成される。
【0153】
好ましくは上記に定義される固定パッチは、使用者インタフェースに被せて適用されるか、又は適用可能であり、且つ皮膚パッチに固着されるか、又は固着可能で、さらなる固定を提供する。
【0154】
好ましくは二部品型の解除自在な取付け又は連結システムの第1の部品は、皮膚パッチに固定される、又はそれに固定するための基材を含む。
【0155】
好ましくは基材部分は少なくとも1つのスリット又は少なくとも1つのスロットを含み、スリット又はスロットにより基材部分が範囲に分離される。
【0156】
好ましくは基材部分は、共に基材部分を蛇行状本体に分割する複数のスリット又はスロット又はその双方を含む。
【0157】
好ましくはスリット及び/又はスロットは、少なくとも1組のスリット又はスロットの第1のセットが基材の一方の縁部から基材内に延在し、且つスリット又はスロットの第2のセットが基材の他方の縁部から基材内に延在するように基材に配置され、あるセットのスリット又はスロットが、他方のセットのスリット又はスロットと交互に配置され、従ってスリット又はスロットと交わることなく一方の端部からもう一方の端部に至る基材部分に沿った経路は、それらの端部間の直線より大幅に長いジグザグ又は蛇行状の経路に従わなければならない。
【0158】
好ましくは複数のスリット又はスロットのうちのあるスリット又はスロットは湾曲している。
【0159】
好ましくはスリット又はスロットの複数が湾曲しており、湾曲したスリット又はスロットは実質的に平行に配置される。
【0160】
好ましくはスリット又はスロットは、基材部分の縁部から延び込むヘリングボーンのパターンに配置される。
【0161】
好ましくは基材は、蛇行状のスリット又はスロットにより分離された部分に分割される。
【0162】
好ましくは基材部分は、うず巻き状のスリット又はスロットにより部分に分割される。
【0163】
好ましくは基材部分は、実質的に同心円に配置されたスリット又はスロットにより小部分に分割される。
【0164】
好ましくは同心円の中心は、ほぼ基材部分の中心にある。
【0165】
好ましくはスリット又はスロットは基材部分を複数の島に分割し、各々は隣接する1つ又は複数の島に細いブリッジによりつなぎ合わされる。
【0166】
好ましくは基材部分は、S字型スリットにより部分に分割される。
【0167】
好ましくは基材部分は、T字型スリットにより部分に分割される。
【0168】
好ましくは基材部分は、皮膚パッチの範囲の少なくとも70%に及ぶ。
【0169】
好ましくは基材の周囲を囲む最短経路を画定する境界について、基材部分は境界内の範囲の少なくとも80%に及ぶ。
【0170】
第8の態様において、本発明は、広く、
コーティングに封入された内型を提供するステップと、
内型の周りに管状本体を提供するステップであって、管状本体が内型を囲い込むルーメンを画定するステップと
を含む医療用チュービングの製造方法であって、
管状本体が内型の周りに提供されることでコーティング及び管状本体の内表面が一体に結着し、内型は封入されたままである、方法からなると言ってもよい。
【0171】
好ましくは内型を提供するステップは、
医療用チュービングにおける適用に好適なコーティング内に封入された細長い型を提供するステップと、
コーティングされた細長い型から医療用チューブの支持となる内型を製造するステップと
を含む。
【0172】
好ましくはコーティングされていない細長い型がコーティング材料浴に浸漬されて、封入コーティングが塗布される。
【0173】
好ましくは浴は、約150℃超の温度の溶融ポリマーグレードを含む。
【0174】
好ましくは内型は、細長い型をうず巻き状に巻回してらせん型にすることにより製造される。
【0175】
好ましくは方法は、
コーティングされていない細長い型を提供するステップと、
医療用チュービングにおける適用に好適なコーティングに細長い型を封入するステップと
をさらに含む。
【0176】
好ましくは方法は、
i)ルーメン内に(又はルーメンに対して)減圧を加えるステップであって、それにより減圧が管状本体を径方向内側に引き込むステップ、又は
ii)内型を囲い込む管状本体の少なくとも一部分又は一領域に伸展(又は延伸)を加えるステップであって、それにより伸展(又は延伸)を解除すると、管状本体の伸展された(又は延伸された)部分又は領域が径方向内側に引き込まれるように戻る(又は引き込まれることが可能となる)ステップ、又は
iii)又はi)とii)との組み合わせ
をさらに含む。
【0177】
好ましくは管状本体は、ルーメンの及び内型により画定される最外側周囲の径方向内側に引き込まれ、最外側周囲は、管状本体の長さに沿って交互に並ぶ複数の山及び谷を画定して波形チューブを形成する。
【0178】
好ましくは管状本体は、押出しにより、又はダイヘッドから材料を押し出すことにより提供される。
【0179】
好ましくは管状本体は内型の周りに押し出され、管状本体の内面がコーティングの少なくとも一部に少なくとも部分的に付着又は結着した状態となることが可能な方法で減圧が加えられ、好ましくはこの減圧により、ルーメンにおける圧力と管状本体の周囲の圧力との間に差が生じ、より好ましくはルーメン内部の(又はルーメンに供給される)圧力が、管状本体の周囲の圧力未満である(又は管状本体の周囲の圧力が、ルーメン内部の(又はルーメンに供給される)圧力より大きい)。
【0180】
好ましくは管状本体は、コーティングと管状本体との少なくとも一部分を結着させる温度で内型の周りに提供される。
【0181】
好ましくは管状本体は、コーティングと内型とを融着させる温度で内型の周りに提供される。
【0182】
好ましくは管状本体は、少なくとも部分的にコーティングと融合する。
【0183】
好ましくは管状本体は単一壁の本体である。
【0184】
好ましくは減圧は、ルーメンの構成体に又はそれに隣接して加えられる。
【0185】
好ましくは減圧は、ダイヘッドに又はそれに隣接して加えられる。
【0186】
好ましくはルーメンは、押出しダイヘッドから出るときに減圧を受ける。
【0187】
好ましくは管状本体は、細長い型からの内型の製造と同時に押し出される。
【0188】
好ましくはそのように形成された管状本体は、波形である(軸方向の波形又はらせん状の波形であってよい)。
【0189】
好ましくはそのように形成された波形管状本体の山は、内型の最外側周囲により画定される。
【0190】
好ましくはそのように形成された波形管状本体の谷は、1つ又は複数の内型間で内側に引き込まれた、管状本体の内側に引き込まれた部分により画定される。
【0191】
好ましくは内型は、管状本体の支持となる骨組又は内部支持構造である。
【0192】
好ましくは内型は、連続的な長さ、1つ若しくは一連の半連続的な長さ又は一連の離散的な長さである。
【0193】
好ましくは内型 巻きばね又はらせん巻きの要素、らせん巻きの骨組若しくはらせん巻きのリブ、環状ディスク、リング、又は1つ以上の連結リンクにより相互に連結された、若しくは相互に連結可能な複数の個別的な支持体の1つ又は組み合わせ。
【0194】
好ましくは内型は、そのように形成されたチューブ内部においてルーメンの支持となる、又はルーメンを支持している。
【0195】
好ましくは内型は、らせん状の要素又は部材である。
【0196】
好ましくは内型は、チューブの長さ(又は区間)に沿って変化するピッチを有する。
【0197】
好ましくは内型は、約0.4mm〜約2mm、又は約0.5〜約1.9、又は約0.6〜約1.8、又は約0.7〜約1.7、又は約0.8〜約1.6、又は約0.9〜約1.5、又は約1〜約1.4、又は約1.1mm〜約1.3mmの隣接する巻き間のピッチを有するらせん巻きの要素(又は部材)を含む。より好ましくは、隣接する巻き間のピッチは約1mm〜約1.5mmである。
【0198】
好ましくは内型は、約1.6mm〜約4.6mm、又は約1.7〜約4.5、又は約1.8〜約4.4、又は約1.9〜約4.3、又は約2〜約4.2、又は約2.1〜約4.1、又は約2.2〜約4、又は約2.3〜約3.9、又は約2.4〜約3.8、又は約2.5〜約3.7、又は約2.6〜約3.6、又は約2.7〜約3.5、又は約2.8〜約3.4、又は約2.9〜約3.3、又は約3mm〜約3.2mmの最外側直径を有する。
【0199】
好ましくは内型はらせん巻きの要素であり、この要素は、約0.05mm〜0.3mm、又は約0.06〜約0.29、又は約0.07〜約0.28、又は約0.08〜約0.27、又は約0.09〜約0.26、又は約0.1〜約0.25、又は約0.11〜約0.24、又は約0.12〜約0.23、又は約0.13〜約0.24、又は約0.14〜約0.23、又は約0.15〜約0.22、又は約0.16〜約0.24、又は約0.17〜約0.23、又は約0.18〜約0.22、又は約0.19mm〜約0.21mmの直径を有する。
【0200】
好ましくは内型は、医療グレード材料製、好ましくは好適な材料、好ましくはポリマーグレード又はステンレス鋼でコーティングされた医療グレードステンレス鋼製である。
【0201】
好ましくは管状本体は、約0.05mm〜約0.25mm、又は約0.06〜約0.24、又は約0.07〜約0.23、又は約0.08〜約0.22、又は約0.09〜約0.21、又は約0.1〜約0.2、又は約0.11〜約0.19、又は約0.12〜約0.18、又は約0.13〜約0.17、又は約0.14mm〜約0.16mmの壁厚を有する。好ましくは約0.1mm〜約0.2mmの壁厚。
【0202】
好ましくは管状本体は、約1.5mm〜約4.5mm、又は約1.6〜約4.4、又は約1.7〜約4.3、又は約1.8〜約4.2、又は約1.9〜約4.1、又は約2〜約4、又は約2.1〜約3.9、又は約2.2〜約3.8、又は約2.3〜約3.7、又は約2.4〜約3.6、又は約2.5〜約3.5、又は約2.6〜約3.4、又は約2.7〜約3.3、又は約2.8〜約3.2、又は約2.9mm〜約3.1mmの内部(例えばルーメン)直径を有する。
【0203】
好ましくは管状本体は、約1.6mm〜約4.6mm、又は約1.7〜約4.5、又は約1.8〜約4.4、又は約1.9〜約4.3、又は約2〜約4.2、又は約2.1〜約4.1、又は約2.2〜約4、又は約2.3〜約3.9、又は約2.4〜約3.8、又は約2.5〜約3.7、又は約2.6〜約3.6、又は約2.7〜約3.5、又は約2.8〜約3.4、又は約2.9〜約3.3、又は約3mm〜約3.2mmの外部(又は外側)直径を有する。好ましくは約3mm〜約5mmの外部(又は外側)直径を有する。
【0204】
好ましくは管状本体は波形であり、この波形は約0.1mm〜約0.5mmの深さを有する。
【0205】
好ましくは内型の外側直径(例えば最外側直径)に対する内型のピッチの比は約0.10〜約0.50であり、より好ましくは比は約0.20〜約0.35であり、さらには比は約0.28又は約0.29である。
【0206】
好ましくは内型の外側直径(例えば最外側直径)に対する内型直径(例えば実際の内型要素又は部材の直径)の比は約0.02〜約0.10、さらに好ましくは約0.05〜約0.07であり、最も好ましくは0.06である。
【0207】
好ましくは外部(すなわち外側)チューブ直径に対する波形深さの比は約0.05〜約0.09である。
【0208】
好ましくは、管状本体の特性が、チューブに必要な所望の可撓性及び/又は構造的支持に寄与する。
【0209】
好ましくは管状本体は、ポリマー、例えば熱可塑性ポリマー、好ましくは医療用呼吸チューブに好適なポリマーである(好ましくはそれから押し出される)。
【0210】
好ましくは管状本体は、1つ又は複数の熱可塑性エラストマー、1つ又は複数のポリプロピレンベースのエラストマー、1つ又は複数の液体シリコンゴム、又は1つ又は複数の通気性熱可塑性ポリウレタンの任意の1つ以上の1つ又は組み合わせであり(好ましくはそれから押し出され)、より好ましくはポリマーは、限定はされないが、ポリオレフィン類、熱可塑性エラストマー、又は通気性熱可塑性エラストマー、例えば、スチレン系ブロック共重合体、コポリエステルエラストマー、又は熱可塑性ポリオレフィンエラストマー若しくは熱可塑性ポリウレタンエラストマーなどの熱可塑性エラストマーファミリーなどのポリマー、さらにより好ましくは、約30〜約90、又は約30〜約80又は約30〜約70、又は約30〜約60、又は約30〜約50又は約30〜約40、又は約30、又は約40、又は約50、又は約60、又は約70、又は約80、又は約90のショアAのポリマーであってもよい。
【0211】
好ましくは減圧は、管状本体が溶融状態、又は半溶融状態又は未硬化状態にある間に加えられ、好ましくは減圧は約0〜約−2バール(絶対)であり、より好ましくは約0〜約−1バール(絶対)、さらにより好ましくは約−0.9バール(絶対)までであり、なおさらにより好ましくは、かかる減圧は、ルーメンの内部と管状本体の周囲の領域との圧力差である。
【0212】
好ましくは内型は導電性であり、好ましくは内型は電気駆動ヒータである。
【0213】
好ましくは内型は導電性部材又は電気駆動ヒータ又はセンサ(流量又は温度又は湿度又は圧力センサなど)を含む。
【0214】
好ましくはチューブは、ヒータ、より好ましくは電気駆動ヒータ(電熱ワイヤ又は電熱回路など)をさらに含む。
【0215】
好ましくはそのように形成された管状本体は、ISO 5367:2000(E)(第4版、2000年6月1日)に従う屈曲による流れ抵抗の増加試験に合格することにより定義されるとおりの可撓性を有する。
【0216】
好ましくは医療用チュービングは呼吸チューブである。
【0217】
好ましくは内型は、1つ以上の個別の構成要素から構成される。
【0218】
好ましくは内型は1つ以上の構成要素を含む。
【0219】
好ましくはチューブは1つ以上の内型を含む。
【0220】
第9の態様において、本発明は、広く、医療用チュービングの製造方法であって、
i)内型を提供するステップ、
ii)内型の周りに管状本体を提供するステップであって、管状本体が内型を囲い込むルーメンを画定し、及びルーメン内に(又はルーメンに対して)減圧を加えるステップ、又は内型を囲い込む管状本体の少なくとも一部分又は一領域に伸展(又は延伸)を加えるステップ、又は
iii)又はi)とii)との組み合わせ
を含む方法からなると言ってもよい。
【0221】
好ましくはより大きい減圧又はより大きい伸展(又は延伸)又はこれらの双方の組み合わせが加えられることにより、より大きい減圧が加えられると、又は伸展(又は延伸)が解除されると、又はその双方で、管状本体の長さに沿ったルーメンの及び内型により画定される最外側周囲の径方向内側に管状本体が引き込まれ、次に内型の最外側周囲が交互に並ぶ複数の山及び谷を画定する。
【0222】
好ましくは内型はコーティングに封入され、管状本体が内型の周りに提供されることでコーティングと管状本体の内表面とが一体に結着し、ここで内型は封入されたままである。
【0223】
第10の態様において、本発明は、広く、
管状本体であって、本体の開口終端部の間に延在するルーメンを画定する本体と、ルーメン内に囲い込まれ、且つ管状本体の支持となる内型と、内型を封入するコーティングであって、内型を管状本体に固定するコーティングとを含む医療用チューブからなると言ってもよい。
【0224】
好ましくはコーティングと管状本体とは、チューブに沿って融着される。
【0225】
好ましくはコーティングと管状本体とは、チューブに沿った離散的な位置で融着される。
【0226】
好ましくはコーティングと管状本体とは、チューブの長さに沿って実質的に連続的に融着される。
【0227】
好ましくは内型の最外側周囲が、管状本体の長さに沿って交互に並ぶ複数の山及び谷を画定する。
【0228】
好ましくは波形管状本体の山は、内型の最外側周囲により画定される。
【0229】
好ましくは波形管状本体の谷は、内型間で内側に引き込まれた、管状本体の内側に引き込まれた部分により画定される。
【0230】
好ましくは内型は、連続的な長さ、1つ若しくは一連の半連続的な長さ又は一連の離散的な長さである。
【0231】
好ましくは内型は、巻きばね又はらせん巻きの要素、らせん巻きの骨組若しくはらせん巻きのリブ、環状ディスク、リング、又は1つ以上の連結リンクにより相互に連結された、若しくは相互に連結可能な複数の個別的な支持体の1つ又は組み合わせである。
【0232】
好ましくは内型は、内部にルーメンを画定する管状本体を支持する。
【0233】
好ましくは内型は、らせん状の要素又は部材である。
【0234】
好ましくは内型は、チューブの長さ(又は区間)に沿って変化するピッチを有する。
【0235】
好ましくは内型は、管状本体の支持となる骨組又は内部支持構造である。
【0236】
好ましくは管状本体は谷では内型から実質的に支持されず、山で内型により支持される。
【0237】
好ましくは管状本体の壁は、隣接する山の間に懸架される。
【0238】
好ましくは管状本体は、ポリマー、例えば熱可塑性ポリマー、好ましくは医療用呼吸チューブに好適なポリマーである(好ましくはそれから押し出される)。
【0239】
好ましくは内型は、らせん巻きのリブ、又はリブ付き要素である。
【0240】
好ましくは内型は、らせん巻きのストリップであり、コーティングがストリップを封入する。
【0241】
好ましくは内型は、らせん巻きの金属ワイヤであり、コーティングがワイヤを封入する。
【0242】
好ましくはコーティングは、管状本体と容易に結着する表面を提供する。
【0243】
好ましくは内型は、約0.4mm〜約2mm、又は約05〜約1.9、又は約0.6〜約1.8、又は約0.7〜約1.7、又は約0.8〜約1.6、又は約0.9〜約1.5、又は約1〜約1.4、又は約1.1mm〜約1.3mmの隣接する巻き間のピッチを有するらせん巻きの要素(又は部材)である。より好ましくは、隣接する巻き間のピッチは約1mm〜約1.5mmである。
【0244】
好ましくは内型は、約1.6mm〜約4.6mm、又は約1.7〜約4.5、又は約1.8〜約4.4、又は約1.9〜約4.3、又は約2〜約4.2、又は約2.1〜約4.1、又は約2.2〜約4、又は約2.3〜約3.9、又は約2.4〜約3.8、又は約2.5〜約3.7、又は約2.6〜約3.6、又は約2.7〜約3.5、又は約2.8〜約3.4、又は約2.9〜約3.3、又は約3mm〜約3.2mmの最外側直径を有する。
【0245】
好ましくは内型はらせん巻きの要素であり、この要素は、約0.05mm〜0.3mm、又は約0.06〜約0.29、又は約0.07〜約0.28、又は約0.08〜約0.27、又は約0.09〜約0.26、又は約0.1〜約0.25、又は約0.11〜約0.24、又は約0.12〜約0.23、又は約0.13〜約0.24、又は約0.14〜約0.23、又は約0.15〜約0.22、又は約0.16〜約0.24、又は約0.17〜約0.23、又は約0.18〜約0.22、又は約0.19mm〜約0.21mmの直径を有する。好ましくは約0.1mm〜約1.5mmの直径を有する。
【0246】
好ましくは内型は、医療グレード材料製、好ましくは医療グレードステンレス鋼製である。
【0247】
好ましくは管状本体は、約0.05mm〜約0.25mm、又は約0.06〜約0.24、又は約0.07〜約0.23、又は約0.08〜約0.22、又は約0.09〜約0.21、又は約0.1〜約0.2、又は約0.11〜約0.19、又は約0.12〜約0.18、又は約0.13〜約0.17、又は約0.14mm〜約0.16mmの(壁)厚さを有する。好ましくは約0.1mm〜約0.2mmの壁厚。
【0248】
好ましくは管状本体は、約1.5mm〜約4.5mm、又は約1.6〜約4.4、又は約1.7〜約4.3、又は約1.8〜約4.2、又は約1.9〜約4.1、又は約2〜約4、又は約2.1〜約3.9、又は約2.2〜約3.8、又は約2.3〜約3.7、又は約2.4〜約3.6、又は約2.5〜約3.5、又は約2.6〜約3.4、又は約2.7〜約3.3、又は約2.8〜約3.2、又は約2.9mm〜約3.1mmの内部直径(例えばルーメン)を有する。好ましくは約3mm〜約5mmの外部(又は外側)直径を有する。
【0249】
好ましくは管状本体は波形であり、この波形は約0.1mm〜約0.5mmの深さを有する。
【0250】
好ましくは内型の外側直径(例えば最外側直径)に対する内型のピッチの比は約0.10〜約0.50であり、より好ましくは約0.20〜約0.35であり、さらには約0.28又は約0.29である。
【0251】
好ましくは内型の外側直径(例えば最外側直径)に対する内型直径(例えば実際の内型要素又は部材の直径)の比は約0.02〜約0.10、さらに好ましくは約0.05〜約0.07であり、最も好ましくは0.06である。
【0252】
好ましくは外部(すなわち外側)チューブ直径に対する波形深さの比は約0.05〜約0.09である。
【0253】
好ましくは、管状本体の特性が、チューブに必要な所望の可撓性及び/又は構造的支持に寄与する。
【0254】
好ましくは管状本体は、約1.6mm〜約4.6mm、又は約1.7〜約4.5、又は約1.8〜約4.4、又は約1.9〜約4.3、又は約2〜約4.2、又は約2.1〜約4.1、又は約2.2〜約4、又は約2.3〜約3.9、又は約2.4〜約3.8、又は約2.5〜約3.7、又は約2.6〜約3.6、又は約2.7〜約3.5、又は約2.8〜約3.4、又は約2.9〜約3.3、又は約3mm〜約3.2mmの外部(又は外側)直径を有する。
【0255】
好ましくは管状本体は、熱可塑性エラストマー、ポリプロピレンベースのエラストマー、1つ又は複数の液体シリコンゴム、又は通気性熱可塑性ポリウレタン類の1つ又は組み合わせであり(好ましくはそれから押し出され)、より好ましくはポリマーは、限定はされないが、ポリオレフィン類、熱可塑性エラストマー、又は通気性熱可塑性エラストマー、例えば、スチレン系ブロック共重合体、コポリエステルエラストマー、又は熱可塑性ポリオレフィンエラストマー若しくは熱可塑性ポリウレタンエラストマーなどの熱可塑性エラストマーファミリーなどのポリマー、さらにより好ましくは、約30〜約90、又は約30〜約80又は約30〜約70、又は約30〜約60、又は約30〜約50又は約30〜約40、又は約30、又は約40、又は約50、又は約60、又は約70、又は約80、又は約90のショアAのポリマーであってもよい。
【0256】
好ましくは内型は、ルーメンに沿って長手方向に離間された複数のリングである。
【0257】
好ましくはリングは、トロイダル形又は円環形である。
【0258】
好ましくは内型は、互いに連結された1つ以上の個別的な要素である。
【0259】
好ましくは内型は、ルーメンに沿って規則的に離間された複数の補強リブを含む。
【0260】
好ましくは各補強リブは、らせん状の補強ワイヤの1つの巻きを含む。
【0261】
好ましくはらせん状の補強ワイヤの1つの巻きは、チューブのルーメンの周りの完全な1回転を含む。
【0262】
好ましくはらせん状の補強ワイヤの1つの巻きは、内型の隣接する山の間に配置されたワイヤを含む。
【0263】
好ましくは管状本体は、ISO 5367:2000(E)(第4版、2000年6月1日)に従う屈曲による流れ抵抗の増加試験に合格することにより定義されるとおりの可撓性を有する。
【0264】
好ましくはチューブの終端部は鼻プロングと一体化され、鼻プロングは、使用者に呼吸ガスを送達するための鼻インタフェースとして使用者の鼻孔に挿入されるように構成される。
【0265】
好ましくは内型はメッシュである。
【0266】
好ましくは内型は、チューブ内のガスの加熱又はガスの特性の検知に好適な導線である。
【0267】
好ましくは内型は導電性であり、好ましくは内型は電気駆動ヒータである。
【0268】
好ましくは内型は導電性部材又は電気駆動ヒータ又はセンサ(流量又は温度又は湿度又は圧力センサなど)を含む。
【0269】
好ましくはチューブは、ヒータ、より好ましくは電気駆動ヒータ(電熱ワイヤ又は電熱回路など)をさらに含む。
【0270】
好ましくはチューブは呼吸チューブである。
【0271】
好ましくは内型は、1つ以上の個別の構成要素から構成される。
【0272】
好ましくは内型は1つ以上の構成要素を含む。
【0273】
好ましくはチューブは1つ以上の内型を含む。
【0274】
第11の態様において、本発明は、広く、
管状本体であって、本体の開口終端部の間に延在するルーメンを画定する本体と、ルーメン内に囲い込まれ、且つ管状本体の支持となる内型とを含む医療用チューブからなると言ってもよい。
【0275】
好ましくは内型の最外側周囲が、管状本体の長さに沿って交互に並ぶ複数の山及び谷を画定する。
【0276】
好ましくは内型はコーティングに封入され、コーティングが内型を管状本体に固定する。
【0277】
第12の態様において、本発明は、広く、
使用者の鼻孔に挿入されるように構成された1つ又は複数のガスの出口と、1つ又は複数のガスの出口に流体連結された1つ又は複数のガスの入口とを有する少なくとも1つの鼻プロングであって、使用者の鼻孔の解剖学的湾曲に従うように付形されたプロング
を含む鼻カニューレ装置からなると言ってもよい。
【0278】
好ましくは鼻プロングは、使用者の鼻の下部での使用者の中隔との接触を回避するように付形される。
【0279】
好ましくは鼻プロングは、使用者の鼻の内部構造との接触を回避するように付形される。
【0280】
好ましくは鼻プロングは、1つ又は複数のガスの出口を通る1つ又は複数の呼吸ガスの流れが使用者の上気道と実質的に整列するように付形される。
【0281】
好ましくは鼻プロングは、使用者の鼻孔内にほぼ上方且つ後方に延在するように付形され、鼻プロングは少なくとも2つの変曲点を含む湾曲を有する。
【0282】
好ましくは鼻プロングは、1つ又は複数のガスの入口と1つ又は複数のガスの出口との間に延在するルーメンを画定し、ルーメンの形状は、1つ又は複数のガスの入口における略円形から、1つ又は複数のガスの出口における略楕円形に変化する。
【0283】
好ましくはプロングは、ルーメンの断面積を最大化するように付形される。
【0284】
好ましくはインタフェースは、使用者の上唇に沿って延在する支持体をさらに含む。
【0285】
好ましくはインタフェースは、使用者の矢状面に関して対称に離間された2つの鼻プロングを含み、これらのプロングは、使用者の上唇に沿って配置された共通の支持体上の基部から使用者の鼻の下側で内方に延在する。
【0286】
好ましくは鼻プロングは、支持体から使用者の中隔に向かって延在し、使用者の外鼻孔の角を回り込んで使用者の鼻孔の中へと上方且つ後方に湾曲し、各プロングは略傾斜した後方軌跡に沿って延在し、且つ使用者の上気道通路に対して1つ又は複数のガスの出口の向きを決める2つの内外側方向の変曲点を通過する。
【0287】
好ましくはプロングは、使用者の外鼻孔の解剖学的形状に適合する異形の軌跡を有し得る。より好ましくは、i)かかるプロングの第1の部分(又はフェーズ)において、軌跡は顔面の正中線に向かって水平に動き、ii)プロングの第2の部分(又はフェーズ)において、軌跡は直接外鼻孔内へと頭頂部に向かって上方に湾曲し、iii)プロングの第3の部分(又はフェーズ)において、軌跡は、外鼻孔の解剖学的湾曲に従い頭部に入り込むように巻き戻り、及びiv)第4の部分(又はフェーズ)において、軌跡はカニューレの中心に向かって水平に傾き、流出口が使用者の上気道と整列する。
【0288】
好ましくはプロングは、中心軌跡に沿って変化する断面を有する。例えば、断面は、軌跡の基部で(すなわち第1の部分の領域において)略円形で、軌跡又はプロングの端部に向かって(例えば第4の部分の領域において)略楕円形になってもよい。
【0289】
好ましくは断面直径は、概して、第1の部分(又はフェーズ)から第4の部分(又はフェーズ)の端部まで軌跡に沿って減少する。
【0290】
好ましくは鼻カニューレは、使用者の顔面に載せるように構成された異形輪郭のバッキング材又は接顔パッドをさらに含む。
【0291】
好ましくはバッキング材又は接顔パッドは、実質的に使用者の顔面又は上唇領域に適合して湾曲する輪郭となるように予め成形される。
【0292】
好ましくは各プロングは、ガス供給源からの独立した流れを受け取ることが可能である。
【0293】
第13の態様において、本発明は、広く、
少なくとも1つの鼻プロングであって、使用者の鼻孔に挿入されるように構成された1つ又は複数のガスの出口と、1つ又は複数のガスの出口に流体連結された1つ又は複数のガスの入口とを有するプロングと、
1つ又は複数のガスのデリバリーチューブであって、ルーメンを画定する管状本体と、ルーメン内に囲い込まれた内型であって、管状本体の支持となる内型とを含むチューブとを含む鼻カニューレ装置において、
鼻プロングの1つ又は複数のガスの入口がチューブの終端部と一体形成され、それによりチューブルーメンが鼻プロングの1つ又は複数のガスの出口に流体連結する、鼻カニューレ装置からなると言ってもよい。
【0294】
好ましくは内型の最外側周囲が、管状本体の長さに沿って交互に並ぶ複数の山及び谷を画定する。
【0295】
好ましくはプロングは、使用者の鼻孔の解剖学的湾曲に従うように付形される。
【0296】
好ましくは鼻プロングは、使用者の中隔を避けるように湾曲しているか、又は他の方法で付形若しくは構成されている。
【0297】
好ましくは鼻カニューレは、好ましくは使用者の鼻孔におけるプロングの安定化材として、使用者の顔面に載せるように構成された異形輪郭のバッキング材又は接顔パッドを有する。
【0298】
好ましくは1つ以上のリブが、バッキング材又は接顔パッド(facial pas)の前面とカニューレとの間に延在し、リブは、カニューレを使用者の顔面に留め付ける又は貼り付けるために用いられるテープ又は他の好適な保持具用の接触面を提供し、好ましくはテープは接着部分を含むか、又は接着テープ若しくはコンタクト接着テープである。
【0299】
好ましくは2つの鼻プロングは、単一の波形デリバリーチューブと一体形成される。
【0300】
好ましくはカニューレ装置は、液体シリコンゴム又はポリマー、例えば熱可塑性ポリマー、好ましくは医療用呼吸チューブに好適な1つ又は複数のポリマーで形成される。
【0301】
好ましくはカニューレ装置は、1つ又は複数の熱可塑性エラストマー、1つ又は複数のポリプロピレンベースのエラストマー、1つ又は複数の液体シリコンゴム、又は1つ又は複数の通気性熱可塑性ポリウレタンの任意の1つ以上の1つ又は組み合わせで形成され、より好ましくはポリマーは、限定はされないが、ポリオレフィン類、熱可塑性エラストマー、通気性ポリエステルエラストマー、又は通気性熱可塑性エラストマー、例えば、スチレン系ブロック共重合体、コポリエステルエラストマー、又は熱可塑性ポリオレフィンエラストマー若しくは熱可塑性ポリウレタンエラストマーなどの熱可塑性エラストマーファミリー、通気性ポリエステルエラストマーなどのポリマー、さらにより好ましくは、約30〜約90、又は約30〜約80又は約30〜約70、又は約30〜約60、又は約30〜約50又は約30〜約40、又は約30、又は約40、又は約50、又は約60、又は約70、又は約80、又は約90のショアAのポリマーであってもよい。
【0302】
好ましくは、かかるカニューレは、上記の態様のいずれか一つにより定義されるとおりのチューブと組み合わせて使用され得る。
【0303】
第14の態様において、本発明は、広く、第13の態様により定義されるとおりの一対の鼻カニューレを含む使用者インタフェースからなると言ってもよい。
【0304】
好ましくは、かかる使用者インタフェースにおいて、鼻プロングは互いに隣接して配置され、それぞれのデリバリーチューブが鼻プロングから離れる方に反対方向に延在する。
【0305】
好ましくは、かかる使用者インタフェースはハーネスをさらに含み、ハーネスは鼻カニューレの間に延在し、且つそれらを結合する。
【0306】
好ましくはチューブは呼吸チューブである。
【0307】
好ましくは、かかる使用者インタフェースにおいて、チューブは、上記の態様のいずれか一つにより定義されるとおりである。
【0308】
好ましくは、かかる使用者インタフェースにおいて、プロングはチューブに糊着されるか、又は他の方法で接着される。
【0309】
第15の態様において、本発明は、広く、
使用者の鼻孔に挿入されるように構成されたガス出口と、ガス出口に流体連結されたガス入口とを有する少なくとも1つの鼻プロング、
を含む鼻カニューレ装置からなると言ってもよく、
少なくとも1つの鼻プロングはバッキング材を含み、バッキング材は使用者の顔面に載せるように構成され、ここでバッキング材の後表面の周囲の少なくとも一部の周りにリップが延在し、後表面が、使用者インタフェースパッチを受け入れる又は保持するように構成され、従って使用時、使用者インタフェースパッチを、使用者の顔面に固着された皮膚パッチに、又はそのような皮膚パッチと、解除自在に取り付け可能又は連結可能にし得る。
【0310】
好ましくはリップは遮断壁である。
【0311】
好ましくはリップは変形可能である。
【0312】
好ましくはリップは、バッキング材に関連するプロングに実質的に隣接する領域の少なくとも周囲にわたり延在する。
【0313】
好ましくはリップは、一連の1つ以上の個別のリップである。
【0314】
好ましくは1つ以上の個別のリップはリップ部分に隣接し、又はそれと接合しているか若しくは重なっている。
【0315】
好ましくはリップは、バッキング材の後表面の周囲にわたり延在する無端のリップである。
【0316】
好ましくは、使用時、リップは、バッキング材の後表面と使用者インタフェースパッチのカニューレ側を向く表面との間に流体シール、又は流体遮断壁を実質的に形成する。
【0317】
好ましくはバッキング材は、使用者の顔面に載せるように構成された実質的に平面的な又は扁平な又は異形輪郭(予め成形された曲面など)のバッキング材である。
【0318】
好ましくはバッキング材は、使用者の1つ又は複数の鼻孔における1つ又は複数のプロングの安定化材として働く。
【0319】
好ましくは少なくとも1つのバッキング材は、少なくとも1つの鼻プロングから横方向外側に、使用者の中隔から離れる方に延在する。
【0320】
好ましくはカニューレは、上記の態様のいずれか一つによってさらに定義される。
【0321】
好ましくはカニューレは、上記の態様にあるとおりの固定システムと共に機能する。
【0322】
好ましくは上記の態様のいずれか一つにより定義されるとおりのバッキング材(又はバッキング材構成要素)の後表面に受け入れ可能又は保持可能な使用者インタフェースパッチ。
【0323】
好ましくは少なくとも1つ又は複数のリップは疎水性である。
【0324】
好ましくは少なくとも1つ又は複数のリップは、少なくとも1つの外周囲リップ部分と、少なくとも1つの内周囲リップ部分とを含み、前記リップの各々は使用者の顔面との接触のために提供される。
【0325】
好ましくはカニューレのガス入口は、上記の態様のいずれか一つに定義されるとおりのチューブに又はそのようなチューブと流体連結される。
【0326】
第16の態様において、本発明は、広く、その表面にわたり分散した機械的ファスナを支持する基材部分を含む解除自在なファスナの一部からなると言ってもよく、基材部分は可撓性であるが実質的に非延伸性であり、基材部分は少なくとも1つのスリット又は少なくとも1つのスロットにより複数の範囲に分割され、従って基材の分割された別々の部分が独立して屈曲することにより、基材が下側にある複雑な湾曲面に実質的に一致し得る。
【0327】
好ましくは基材部分は、共に基材部分を蛇行状本体に分割する複数のスリット又はスロット又はその双方を含む。
【0328】
好ましくはスリット及び/又はスロットは、少なくとも1組のスリット又はスロットの第1のセットが基材の一方の縁部から基材内に延在し、且つスリット又はスロットの第2のセットが基材の他方の縁部から基材内に延在するように基材に配置され、あるセットのスリット又はスロットが、他方のセットのスリット又はスロットと交互に配置され、従ってスリット又はスロットと交わることなく一方の端部からもう一方の端部に至る基材部分に沿った経路は、それらの端部間の直線より大幅に長いジグザグ又は蛇行状の経路に従わなければならない。
【0329】
好ましくは複数のスリット又はスロットのうちのあるスリット又はスロットは湾曲している。
【0330】
好ましくはスリット又はスロットの複数が湾曲しており、湾曲したスリット又はスロットは実質的に平行に配置される。
【0331】
好ましくはスリット又はスロットは、基材部分の縁部から延び込むヘリングボーンのパターンに配置される。
【0332】
好ましくは基材は、蛇行状のスリット又はスロットにより分離された部分に分割される。
【0333】
好ましくは基材部分は、うず巻き状のスリット又はスロットにより部分に分割される。
【0334】
好ましくは基材部分は、実質的に同心円に配置されたスリット又はスロットにより小部分に分割される。
【0335】
好ましくは同心円の中心は、ほぼ基材部分の中心にある。
【0336】
好ましくはスリット又はスロットは基材部分を複数の島に分割し、各々は隣接する1つ又は複数の島に細いブリッジによりつなぎ合わされる。
【0337】
好ましくは基材部分は、S字型スリットにより部分に分割される。
【0338】
好ましくは基材部分は、T字型スリットにより部分に分割される。
【0339】
好ましくは基材部分は、皮膚パッチの範囲の少なくとも70%に及ぶ。
【0340】
好ましくは基材の周囲を囲む最短経路を画定する境界について、基材部分は境界内の範囲の少なくとも80%に及ぶ。
【0341】
第16の態様において、本発明は、広く、使用者インタフェースアセンブリからなると言ってもよく、アセンブリは、
使用者インタフェース及び/又は使用者インタフェースに関連する構成要素(例えばチューブ又はチュービングなど)用の固定システムと、
インタフェースの使用者に呼吸回路の少なくとも一部を提供する、使用者インタフェースに連結されるチューブと
を含み、
固定システムは、二部品型の解除自在な取付け(又は連結)装置を含み、この装置は、
皮膚パッチと使用者インタフェースパッチとを含み、
皮膚パッチは、患者側とインタフェース側とを有し、
皮膚パッチの患者側は、使用者の皮膚に貼り付け可能であり(例えば接着剤による、概して親水コロイドなどの皮膚に優しい接着剤である)、
皮膚パッチのインタフェース側には、二部品型の解除自在な取付け又は連結システムの第1の部品が提供され、及び
使用者インタフェースパッチは、インタフェース側と患者側とを有し、
使用者インタフェースパッチの患者側には、二部品型の解除自在な取付け又は連結システムの相補的な(complimentary)第2の部品が提供され、
使用者インタフェースパッチのインタフェース側は、使用者インタフェース及び/又は使用者インタフェースに関連する構成要素(例えばチューブ又はチュービング)に取り付け可能(又は連結可能)であり、及び
チューブは、
管状本体であって、本体の開口終端部の間に延在するルーメンを画定する本体と、ルーメン内に囲い込まれ、且つ管状本体の支持となる内型と、内型を封入するコーティングであって、内型を管状本体に固定するコーティングとを含む。
【0342】
好ましくはインタフェースは鼻カニューレである。
【0343】
好ましくはインタフェースは1つ又は一対の鼻プロングを含む。
【0344】
好ましくはインタフェースは、固定システムを含む。
【0345】
好ましくはチューブは医療用呼吸チューブである。
【0346】
好ましくはインタフェースは、使用者の鼻孔に挿入されるように構成されたガス出口と、ガス出口に流体連結されたガス入口とを有する少なくとも1つの鼻プロングを含む鼻カニューレ装置であり、少なくとも1つの鼻プロングはバッキング材を含み、バッキング材は使用者の顔面に載せるように構成され、ここでバッキング材の後表面の周囲の少なくとも一部の周りにリップが延在し、後表面は、使用者インタフェースパッチを受け入れる又は保持するように構成され、従って使用時、使用者インタフェースパッチを、使用者の顔面に固着された皮膚パッチに、又はそのような皮膚パッチと、解除自在に取り付け可能又は連結可能にし得る。
【0347】
好ましくはリップは遮断壁である。
【0348】
好ましくはリップは変形可能である。
【0349】
好ましくはリップは、バッキング材に関連するプロングに実質的に隣接する領域の少なくとも周囲にわたり延在する。
【0350】
好ましくはリップは、バッキング材の後表面の周囲にわたり延在する無端のリップである。
【0351】
好ましくはリップは、一連の1つ以上の個別のリップである。
【0352】
好ましくは1つ以上の個別のリップはリップ部分に隣接し、又はそれと接合しているか若しくは重なっている。
【0353】
好ましくは、使用時、リップは、バッキング材の後表面と使用者インタフェースパッチのカニューレ側を向く表面との間に流体(例えば液体)シール、又は流体遮断壁を実質的に形成する。
【0354】
好ましくはバッキング材は、使用者の顔面に載せるように構成された実質的に平面的な又は扁平な又は異形輪郭(予め成形された曲面など)のバッキング材である。
【0355】
好ましくはバッキング材は、使用者の1つ又は複数の鼻孔における1つ又は複数のプロングの安定化材として働く。
【0356】
好ましくは少なくとも1つのバッキング材は、少なくとも1つの鼻プロングから横方向外側に、使用者の中隔から離れる方に延在する。
【0357】
上記に記載したとおりのチューブの様々な実施形態は、例えば本明細書に記載されるものなどの、使用者インタフェース又は鼻カニューレと組み合わせて利用され得ることが理解されなければならない。
【0358】
上記に記載したとおりの固定システムの様々な実施形態は、例えば本明細書に記載されるものなどの、使用者インタフェース又は鼻カニューレと組み合わせて利用され得ることが理解されなければならない。
【0359】
本明細書に記載されるとおりの使用者インタフェースアセンブリの様々な実施形態は、同様に本明細書に記載されるとおりのチューブと組み合わせて利用され得ることが理解されなければならない。
【0360】
〜を含んでいる(comprising)という用語は、本明細書及び特許請求の範囲で使用されるとき、「少なくとも一部において〜からなる」を意味する。用語「〜を含んでいる(comprising)」を含む本明細書及び特許請求の範囲の各記載を解釈するとき、この用語が前に置かれるそれ又はそれら以外の特徴も存在し得る。「〜を含む(comprise)」及び「〜を含む(comprises)」などの関連する用語も同様に解釈されるべきである。
【0361】
本開示はまた、広く、個々に又はまとめて、本願の明細書において参照又は指示される部分、要素及び特徴及び/又は開示の記載、及び任意の2つ以上の前記部分、要素、特徴又は開示の記載のあらゆる組み合わせにあると言ってもよく、及び本明細書において、本開示が関連する技術分野で均等物であることが公知の特定の完全体(integer)が言及される場合、かかる公知の均等物は個々に記載されているものとして本明細書に援用されたものと見なされる。
【0362】
本開示は上記にあり、また、以下にあくまでも例として提供するその構築物も想定する。
【0363】
ここで、本開示の以上の、及び他の特徴、態様及び利点を、好ましい実施形態の図面を参照して説明し、これらの実施形態は本開示を例示することを意図したもので、それを限定する意図はなく、図については以下のとおりである: