特許第6559991号(P6559991)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6559991
(24)【登録日】2019年7月26日
(45)【発行日】2019年8月14日
(54)【発明の名称】ブレーカ切換装置及び蓄電装置
(51)【国際特許分類】
   H01H 71/50 20060101AFI20190805BHJP
   H01H 71/04 20060101ALI20190805BHJP
   H02B 1/14 20060101ALI20190805BHJP
   H02B 1/40 20060101ALI20190805BHJP
【FI】
   H01H71/50
   H01H71/04
   H02B1/14 A
   H02B1/40 Z
【請求項の数】5
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2015-65683(P2015-65683)
(22)【出願日】2015年3月27日
(65)【公開番号】特開2016-186840(P2016-186840A)
(43)【公開日】2016年10月27日
【審査請求日】2018年2月15日
(73)【特許権者】
【識別番号】000227205
【氏名又は名称】NECプラットフォームズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100109313
【弁理士】
【氏名又は名称】机 昌彦
(74)【代理人】
【識別番号】100124154
【弁理士】
【氏名又は名称】下坂 直樹
(72)【発明者】
【氏名】磯谷 聡
【審査官】 太田 義典
(56)【参考文献】
【文献】 特開2005−295664(JP,A)
【文献】 特開昭55−144708(JP,A)
【文献】 特開2013−062955(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01H 71/00−83/22
H01H 69/00−69/01
H02B 1/00− 1/38
H02B 1/40− 1/44
H02B 1/46− 7/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
筐体の外部に位置し、回転操作によって第1の状態とこの第1の状態とは異なる第2の状態との間で変化する操作部と、
前記操作部と複数のブレーカのON/OFFを切り換える切り換え部とに係合して配置され、前記操作部の前記第1の状態により前記切り換え部の位置を、前記複数のブレーカをONにする位置に位置させ、前記操作部の第2の状態により前記切り換え部の位置を、前記複数のブレーカをOFFにする位置に位置させる係合機構と、
前記切り替え部と、
を具備し、
前記係合機構は、外周縁の近傍に前記操作部が配設され、前記操作部の操作により第一シャフトを回転軸として回転し得る円板部材と、前記第一シャフトに一端が連結されている連結部材と、前記連結部材の他端にスタッドによりロッドの一端が回動可能に連結されている前記ロッドと、前記スタッドと、前記ロッドの他端が固定されてスライダガイドに摺動可能に設けられておりスライダ連結ガイドの一端側が固定されているスライダと、前記スライダガイドと、前記スライダ連結ガイドと、前記スライダの移動に連動して移動するレールガイドとを備え、
前記レールガイドは前記切り替え部に連結されている、
ことを特徴とするブレーカ切換装置。
【請求項2】
前記切り換え部は、前記複数のブレーカの各々に配設され、
前記係合機構は、複数の切り換え部の夫々に係合して配設され、前記複数のブレーカを同時に切り換え可能である、
ことを特徴とする請求項1記載のブレーカ切換装置。
【請求項3】
前記操作部は、正逆操作可能である、
ことを特徴とする請求項1又は2記載のブレーカ切換装置。
【請求項4】
前記操作部の位置を表示する表示部を具備する、
ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のブレーカ切換装置。
【請求項5】
請求項1乃至4の何れか一項に記載のブレーカ切換装置と、
前記切り換え部を有するブレーカと、を具備する蓄電装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ブレーカ切換装置及び蓄電装置に関する。
【背景技術】
【0002】
蓄電装置の内部のブレーカのON/OFFの切り換えは、一般的に、作業者による手動での切り換えにより行われている。作業者による手動での切り替えの場合、蓄電装置の扉を開閉し、作業者がブレーカスイッチのON/OFFを手動で切り替えている。このため、ブレーカのON/OFFの切り換え時に作業者が蓄電装置の内部に配設される電力線ケーブルに触れてしまうという危険性がある。
【0003】
このような危険性を回避するために、例えば、特許文献1には、ブレーカ自動投入装置に関する技術が開示されている。この特許文献1記載の技術は、非常時作動モータ、作動カム及び昇降部材を具備している。特許文献1記載の技術は、非常時作動モータを駆動させ、旋回ピンを昇降部材の作動カムに噛み込ませる。そして、特許文献1記載の技術は、旋回ピンを作動カムに噛み込ませた後に、モータを駆動させ続け、モータの駆動力を用いて昇降部材を上昇させる。これにより、特許文献1記載の技術は、昇降部材に係合しているスイッチレバーのON/OFFを切り換えている。このように、特許文献1記載の技術は、非常時作動モータを駆動させ、スイッチレバーのON/OFFを切り換えることで、作業者が蓄電装置の内部に手を入れる必要がなく、上述のような危険性を回避している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実用新案登録第3114651号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1記載の技術は、上述したように、非常時作動モータの駆動力を利用して、スイッチレバーのON/OFFを切り換えている。このため、上記特許文献1記載の技術は、非常時作動モータに故障等の不具合が生じた場合、スイッチレバーのON/OFFを切り換えることできない。
【0006】
また、上記特許文献1記載の技術は、ブレーカを切り換えるか否かを判断し、切り換えが必要な場合にブレーカの切り換えを制御している。このため、上記特許文献1記載の技術は、利用者自らが切り換えを判断した際に切り換えを行うことを想定していない。このため、上記特許文献1記載の技術は、利用者自らが切り換えを判断し、切り替えようとしても、モータが動かないと、往復機構を動かせない。すなわち、上記特許文献1記載の技術は、利用者自らが所望するタイミングでブレーカを切り換えることが困難であるという技術的課題がある。
【0007】
そこで、本発明の目的は、上記従来の実状に鑑みて、利用者自らが所望するタイミングで蓄電装置の外部からブレーカの切り換えを行うことが可能なブレーカ切換装置及び蓄電装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明に係るブレーカ切換装置は、筐体の外部に位置し、第1の状態とこの第1の状態とは異なる第2の状態との間で変化する操作部と、上記操作部とブレーカのON/OFFを切り換える切り換え部とに係合して配置され、上記操作部の上記第1の状態により上記切り換え部をONに位置させ、上記操作部の第2の状態により上記切り換え部をOFFに位置させる係合機構と、を具備して構成される。
【0009】
上記目的を達成するために、本発明に係る蓄電装置は、上記ブレーカ切換装置と、上記切り換え部を有するブレーカと、を具備して構成される。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、利用者自らが所望するタイミングで蓄電装置の外部からブレーカの切り換えを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の一実施形態(第1の実施形態)に係るブレーカ切換装置及び蓄電装置の構成を示す構成図である。
図2】本発明の他の実施形態(第2の実施形態)に係るブレーカ切換装置を具備する蓄電装置の外観を示す外観図である。
図3図2におけるA部の内部構成の第1の状態を示す内部構成図である。
図4図2におけるA部の内部構成の第2の状態を示す内部構成図である。
図5】本発明の他の実施形態(第2の実施形態)に係るブレーカ切換装置の係合機構の第1の動作態様を示す図である。
図6】本発明の他の実施形態(第2の実施形態)に係るブレーカ切換装置の係合機構の第2の動作態様を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を用いて、本発明の実施形態について説明する。
【0013】
(第1の実施形態)
図1を用いて、本発明の一実施形態(第1の実施形態)について説明する。図1は、本実施形態(第1の実施形態)に係るブレーカ切換装置100及び蓄電装置101の構成を示す構成図である。
【0014】
本実施形態のブレーカ切替装置100は、操作部110及び係合機構120を具備している。操作部110は、蓄電装置101の筐体105の外部に位置し、第1の状態とこの第1の状態とは異なる第2の状態との間で変化している。係合機構120は、筐体105の内部に位置し、操作部110に係合して配置されている。この係合機構120は、操作部110とブレーカ103のON/OFFを切り換える切り換え部104とに係合して配置されている。そして、係合機構120は、操作部110の第1の状態により切り替え部104をONに位置させ、操作部110の第2の状態により切り換え部104をOFFに位置させている。ここで、係合機構120が切り換え部104をONに位置させる際における係合機構120の位置は、切り換え部104をONに位置させることが可能な位置であれば特に限定されないが、一例として、ONに位置させた切り換え部104の近傍の位置である。また、係合機構120が切り換え部104をONに位置させる際における係合機構120の位置は、他例として、所定の位置まで切り換え部104を押すことで、切り換え部104がONの位置まで行けるのであれば、上述の所定の位置である。上述の所定の位置まで切り換え部104を押せば、切り換え部104がONの位置まで行ける切り替え部104は、例えば、完全にONの位置まで行かなくとも、ONとOFFとの間で僅かでもON側に位置するとONの位置に移動する操作レバーを想定している。係合機構120が切り換え部104をOFFに位置させる際における係合機構120の位置も、ONに位置させる場合と同様に、切り換え部104をOFFに位置させることが可能な位置であれば特に限定されない。
【0015】
なお、本実施形態では、切り換え部104は複数からなり(104a、104b、104c)、また、切り換え部104を有するブレーカ103も複数からなるが(103a、103b、103c)、これに限定されず、例えば、単数であっても良い。
【0016】
このように、本実施形態のブレーカ切替装置100によれば、モータ等の駆動手段を用いずに、利用者が筐体105の外部に位置する操作部110を操作し、この操作に係合する係合機構120を利用してブレーカ103の切り換えを行うことが可能となる。
【0017】
よって、本実施形態のブレーカ切換装置100によれば、利用者自らが所望するタイミングで蓄電装置101の筐体105の外部からのブレーカ103の切り換えを行うことができる。同様に、本実施形態の蓄電装置101によれば、利用者自らが所望するタイミングで筐体105の外部からのブレーカ103の切り換えを行うことができる。
【0018】
(第2の実施形態)
図2乃至図6を用いて、本発明の他の実施形態(第2の実施形態)について説明する。まず、図2乃至図4を用いて、ブレーカ切替装置200を具備する蓄電装置201の構成について説明する。
【0019】
図2は、本実施形態(第2の実施形態)に係るブレーカ切替装置200を具備する蓄電装置201の外部構成を示す構成図である。図3及び図4は、図2におけるA部の内部構成の第1及び第2の状態を示す内部構成図である。
【0020】
蓄電装置201は、ブレーカ切換装置200、電力線ケーブル202及びブレーカ203を具備している。蓄電装置201は、電力線ケーブル202を介して図示しない外部の分電盤から電力を受電し、電力線ケーブル202を介して図示しない機器に電力を供給する装置である。ブレーカ切換装置200については、後述する。
【0021】
電力線ケーブル202は、図示しない外部の分電盤とブレーカ203、及び図示しない機器とブレーカ203とを接続している。なお、電力線ケーブル202は、周知の技術であるため、その詳細な説明を省略する。
【0022】
ブレーカ203は、図示しない分電盤から図示しない機器に電力を供給するか否かを切り替えるブレーカスイッチ(切り換え部)204を有している。本実施形態において、蓄電装置は、ブレーカスイッチ204の切り換えを筐体205の外部から利用者が手動で行うことが可能なブレーカ切替装置200を具備している。
【0023】
このブレーカ切替装置200は、操作部210及び係合機構220を有している。ブレーカ切替装置200の操作部210は、蓄電装置201の筐体205の外部に位置している。このため、利用者が蓄電装置201の扉を開けずに操作部210に触ることが可能となる。また、操作部210には、この操作部210の位置を表示する図示しない表示部が設けられる。このように、表示部に操作部210の位置が表示されることで、作業者が筐体205の外部から後述する切り換えガイド230が下降した位置に位置しているのか、又は上昇した位置に位置しているのかを把握することが可能となる。
【0024】
蓄電装置201の内部には、ブレーカ切替装置200の係合機構220が配設されている。係合機構220の切り換えガイド230は、利用者により操作部210が操作されると、昇降する。この係合機構220の切り換えガイド230の昇降動作により、ブレーカスイッチ204の切り換えが行われる。
【0025】
詳述すると、切り換えガイド230が下降すると、切り換えガイド230の第1の棒状部材230aがブレーカスイッチ204を下方に押圧する。これにより、切り換えガイド230の下降に応じて、ブレーカ203をONからOFFに切り替えることが可能となる。
【0026】
一方、切り換えガイド230が上昇すると、切り換えガイド230の第2の棒状部材230bがブレーカスイッチ204を上方に押圧する。これにより、切り換えガイド230の上昇に応じてブレーカ203をOFFからONに切り替えることが可能となる。この切り換えガイド230の昇降動作は、係合機構220により実現されている。
【0027】
このように、本実施形態のブレーカ切換装置200は、操作部210及び係合機構220を用いて、蓄電装置の扉を開けずに、蓄電装置201の筐体205の外部からブレーカ203の切り換えを行うことが可能となる。以下、係合機構220の具体的な構成について説明する。
【0028】
(係合機構の構成)
次に、図5及び図6を用いて、本実施形態のブレーカ切換装置200の係合機構220の構成及び動作について説明する。図5及び図6は、本実施形態(第2の実施形態)に係るブレーカ切換装置200の係合機構220の第1及び第2の動作態様を示す図である。なお、これら図5及び図6に示す係合機構220は、図3のA方向から目視した状態を示している。まず、ブレーカ切換装置200の係合機構220の構成について説明する。
【0029】
本実施形態において、係合機構220は、円板部材221、シャフト222、連結部材223、ロッド224、スタッド225、スライダ226、スライダガイド227、スライダ連結ガイド228及びレールガイド229を具備している。
【0030】
円板部材221は、円板状をなして形成されている。円板部材221の一方の面上における円板部材221の外周縁の近傍には、操作部210が配設されている。円板部材221の中心には、孔が形成されている。この孔の形状は、多角形状をなして形成されると良い。円板部材221の孔には、シャフト222が嵌装されている。このため、円板部材221は、利用者により操作部210が操作されると、円板部材221の孔を回転軸として回転する。
【0031】
シャフト222は、棒状をなして形成され、断面視すると、円板部材221の孔の形状と同形状をなして形成されている。このため、円板部材221の孔に嵌装されたシャフト222は、利用者が操作部210を操作すると、円板部材221とともに回転する。シャフト222には、連結部材223の一端が連結されている。
【0032】
連結部材223は、円板部材221の面上に沿って延設されている。この連結部材223の他端が円板部材221の外周縁の近傍に位置している。このため、連結部材223の一端を中心に他端が円板部材221の外周縁の近傍に沿って移動する。連結部材223の他端には、ロッド224が回動可能に連結されている。
【0033】
ロッド224は、伸縮式のロッドにより構成されている。そして、ロッド224の一端は、スタッド225により連結部材223の他端に回動可能に連結されている。ロッド224の他端は、スライダ226に固定されている。ロッド224は、連結部材223の移動による連結部材223の他端とスライダ226との距離に応じて伸縮しながら、上下方向に往復移動する。
【0034】
スライダ226は、スライダガイド227に摺動可能に設けられている。スライダガイド227は、第1のガイド部材227a及び第2のガイド部材227bを有している。これら第1のガイド部材227a及び第2のガイド部材227bは、互いに対向する面に、この面に沿って凹部が形成されている。この凹部にスライダ226が挿通される。これにより、スライダ226が往復移動する。
【0035】
スライダ226には、スライダ連結ガイド228の一端側が固定されている。スライダ連結ガイド228は、第1のガイド部材228a及び第2のガイド部材228bを有している。なお、本実施形態では、スライダ連結ガイド228は、第1のガイド部材228a及び第2のガイド部材228bからなる二本のガイド部材により構成されているが、これに限定されない。例えば、スライダ226の移動に連動してレールガイド229が移動するのであれば、一本のガイド部材により構成しても良い。このスライダ連結ガイド228の他端側には、レールガイド229が固定されている。このため、スライダ226の昇降動作に連動してスライダ連結ガイド228及びレールガイド229が昇降する。
【0036】
レールガイド229には、切り換えガイド230が連結されている。切り換えガイド230は、上述したように、第1のガイド部材230a及び第2のガイド部材230bを有している。切り換えガイド230は、これら第1のガイド部材230a及び第2のガイド部材230bを平行に並べて構成される。そして、平行に並べた第1のガイド部材230a及び第2のガイド部材230bの間には、上述したように、ブレーカスイッチ204が位置している。このため、レールガイド230が下降すると、第1のガイド部材230aがブレーカスイッチ204を下方に押圧する。これにより、レールガイド230の下降に応じて、ブレーカ203をONからOFFに切り替えることが可能となる。一方、レールガイド230が上昇すると、第2のガイド部材230bがブレーカスイッチ204を上方に押圧する。これにより、レールガイド230の上昇に応じて、ブレーカ203をOFFからONに切り替えることが可能となる。
【0037】
(係合機構の動作)
次に、本実施形態のブレーカ切換装置200の係合機構220の動作について説明する。
【0038】
利用者が操作部210を握って円板部材221を回すと、シャフト222が回転する。シャフト222が回転すると、連結部材223が円板部材221の中心を回転軸として、回転する。これにより、連結部材223に連結されているロッド224が下方に移動する。また、ロッド224に固定されているスライダ226が下方に移動する。また、スライダ226に連結されているスライダ連結ガイド228が下方に移動する。そして、レールガイド229に連結されている切り換えガイド230が下方に移動する。切り換えガイド230により押圧され、ブレーカスイッチ204がONからOFFに移動する。これにより、ブレーカ203が切り換る。なお、操作部210を逆回りに回転させると、ブレーカ203の逆方向への切り換えも可能である。
【0039】
このように、本実施形態のブレーカ切換装置200によれば、モータ等の駆動手段を用いずに、操作部210を操作し、この操作に連動する係合機構220の昇降動作を利用してブレーカ203の切り換えを行うことが可能となる。そして、ブレーカ切換装置200は、操作部210を筐体205の外部に配設させているため、蓄電装置の扉を開けずにブレーカ203を切り換えることが可能になる。
【0040】
よって、本実施形態のブレーカ切換装置200は、利用者自らが所望するタイミングで蓄電装置201の筐体205の外部からブレーカ203の切り換えを行うことができる。
【0041】
なお、本実施形態では、ブレーカ切換装置200により複数のブレーカ203(203a、203b、203c)の切り換えを行っているが、ブレーカ203の数については、特に限定されず、例えば、一つのブレーカ203の切り換えを行うようにしても良い。
【符号の説明】
【0042】
100 ブレーカ切換装置
110 操作部
120 係合機構
図1
図2
図3
図4
図5
図6