特許第6560109号(P6560109)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6560109印刷用サスペンドメタルマスク及びその製造方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6560109
(24)【登録日】2019年7月26日
(45)【発行日】2019年8月14日
(54)【発明の名称】印刷用サスペンドメタルマスク及びその製造方法
(51)【国際特許分類】
   B41N 1/24 20060101AFI20190805BHJP
   B41C 1/14 20060101ALI20190805BHJP
   H05K 3/12 20060101ALI20190805BHJP
【FI】
   B41N1/24
   B41C1/14 101
   H05K3/12 610P
【請求項の数】6
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2015-231315(P2015-231315)
(22)【出願日】2015年11月27日
(65)【公開番号】特開2017-94645(P2017-94645A)
(43)【公開日】2017年6月1日
【審査請求日】2018年8月3日
(73)【特許権者】
【識別番号】300071823
【氏名又は名称】株式会社ボンマーク
(74)【代理人】
【識別番号】100082175
【弁理士】
【氏名又は名称】高田 守
(74)【代理人】
【識別番号】100106150
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 英樹
(74)【代理人】
【識別番号】100142642
【弁理士】
【氏名又は名称】小澤 次郎
(72)【発明者】
【氏名】仁科 秀樹
【審査官】 亀田 宏之
(56)【参考文献】
【文献】 特開2014−138981(JP,A)
【文献】 特開2009−208259(JP,A)
【文献】 特開2014−133375(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2010/0258014(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B41N 1/24
B41C 1/14
H05K 3/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
版枠と、
前記版枠の内側に外周が張設されている少なくとも中央部に通電性のある金属製メッシュを有するメッシュと、
前記金属製メッシュに密着した状態で接合され、印刷用開口パターンが設けられたベースメタルと、を備えたスクリーン印刷用サスペンドメタルマスクであって、
前記ベースメタルは、前記印刷用開口パターンが形成される印刷用開口パターン形成領域部分と、前記印刷用開口パターンが形成されない印刷用開口パターン非形成領域部分とを備え、
前記印刷用開口パターンが形成される印刷用開口パターン形成領域部分のうちの一部は、幅200μm以下の複数本の極細細線が等間隔で平行に並べられた部分を含み、凸曲面状の極微小の凸部が多数形成された第1のブラスト加工表面であり、
前記第1のブラスト加工表面以外の前記印刷用開口パターンが形成される印刷用開口パターン形成領域部分のうちの残部及び前記印刷開口パターン非開口領域部分は、前記極微小の凸部よりも大きい凸曲面状の微小凸部が多数形成された第2のブラスト加工表面であることを特徴とするスクリーン印刷用サスペンドメタルマスク。
【請求項2】
幅15〜200μm以下の複数本の極細細線を、極細細線相互間の間隔が幅15〜200μm以下となるように平行に並べたことを特徴とする請求項1記載のスクリーン印刷用サスペンドメタルマスク。
【請求項3】
版枠と、
前記版枠の内側に外周が張設されている少なくとも中央部に通電性のある金属製メッシュを有するメッシュと、
前記金属製メッシュに密着した状態で接合され、印刷用開口パターンが設けられたベースメタルと、を備えたスクリーン印刷用サスペンドメタルマスクであって、
前記ベースメタルは、前記印刷用開口パターンが形成される印刷用開口パターン形成領域部分と、前記印刷用開口パターンが形成されない印刷用開口パターン非形成領域部分とを備え、
前記印刷用開口パターンが形成される印刷用開口パターン形成領域部分のうちの一部は、幅200μm以下の複数本の極細細線が等間隔で平行に並べられた部分を含み、凸曲面状の極微小の凸部が多数形成された第1のブラスト加工表面であり、
前記第1のブラスト加工表面以外の前記印刷用開口パターンが形成される印刷用開口パターン形成領域部分のうちの残部及び前記印刷開口パターン非開口領域部分は、前記極微小の凸部よりも大きい凸曲面状の微小凸部が多数形成された第2のブラスト加工表面であるスクリーン印刷用サスペンドメタルマスクの製造方法であって、
SUS材の表面全体に第1のブラスト加工を施すことにより、凹曲面状の極微小の凹部が多数形成された第1のブラスト加工表面を形成し、前記SUS材の表面に目隠しのパターンレジスト膜を形成し、前記目隠しのパターンレジスト膜が形成されたSUS材の上面から第2のブラスト加工を施すことにより、目隠しのパターンレジスト膜で保護されていないSUS材の表面に前記極微小の凹部よりも大きい微小凹部が多数形成された第2のブラスト加工表面を形成して、2種類のブラスト加工が施されたSUS母材を作製する工程と、
前記2種類のブラスト加工が施されたSUS母材を用い、凹曲面状の極微小の凹部が多数形成された第1のブラスト加工表面に、複数本の極細細線が等間隔で平行に並べられた部分を含む印刷用開口パターンを形成するためのパターンレジスト膜を形成し、2種類のブラスト加工が施されたSUS母材の上面からめっき加工を施すことにより、前記ベースメタルの前記接合めっき面と反対側の被印刷面は、前記大きい微小凹部に対応する大きい微小凸部が多数形成された第2のブラスト加工表面とし、少なくとも前記印刷用開口パターンの形成領域である複数本の極細細線が等間隔で平行に並べられた部分は、前記極微小の凹部に対応する前記微小凸部よりも小さい凸曲面状の極微小の凸部が多数形成された第1のブラスト加工表面としたベースメタルを作製する工程と、
を含むことを特徴とするスクリーン印刷用サスペンドメタルマスクの製造方法。
【請求項4】
2種類のブラスト加工が施されたSUS母材の第1のブラスト加工表面は、小粒で球状のガラスビーズによる凹曲面状の極微小の凹部が多数形成され、前記SUS母材の第2のブラスト加工表面は、大粒で球状のガラスビーズによる前記極微小の凹部よりも大きい凹曲面状の極微小の凹部が多数形成されており、
ベースメタルの第1のブラスト加工表面は、小粒で球状のガラスビーズによる凸曲面状の極微小の凸部が多数形成され、ベースメタルの第2のブラスト加工表面は、大粒で球状のガラスビーズによる前記極微小の凸部よりも大きい凸曲面状の極微小の凸部が多数形成されていることを特徴とする請求項記載のスクリーン印刷用サスペンドメタルマスクの製造方法。
【請求項5】
幅15〜200μm以下の複数本の極細細線を、極細細線相互間の間隔が幅15〜200μm以下となるように平行に並べたことを特徴とする請求項又は請求項載のスクリーン印刷用サスペンドメタルマスクの製造方法。
【請求項6】
印刷用開口パターンが形成される印刷用開口パターン形成領域部分と、前記印刷用開口パターンが形成されない印刷用開口パターン非形成領域部分とを備えたメタルマスクにおいて、
前記印刷用開口パターンが形成される印刷用開口パターン形成領域部分のうちの一部は、幅200μm以下の複数本の極細細線が等間隔で平行に並べられた部分を含み、凸曲面状の極微小の凸部が多数形成された第1のブラスト加工表面とし、
前記第1のブラスト加工表面以外の前記印刷用開口パターンが形成される印刷用開口パターン形成領域部分のうちの残部及び前記印刷開口パターン非開口領域部分は、前記極微小の凸部よりも大きい凸曲面状の微小凸部が多数形成された第2のブラスト加工表面としたことを特徴とするスクリーン印刷用メタルマスク。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、印刷用サスペンドメタルマスク及びその製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、電鋳により所望の印刷パターンにパターンニングされた多数の開口部を有するマスク基板の片面側に、囲い枠に対して緊張状態で張設した導電性を有するステンレスメッシュを重合密着させてめっきにより一体接合させてなるメッシュ一体型メタルマスクが知られている(例えば、特許文献1参照)。このメッシュ一体型メタルマスクでは、ステンレス製の電鋳母型の表面をそのまま使用しているので、電鋳母型の表面に形成される電着層(マスク基板)は荒らし加工の無い鏡面に近い状態となるため、マスク基板が印刷面に密着し版離れが悪くなる。
【0003】
また、他の従来技術として、版枠と、版枠の内側に外周を接着固定して張設され、少なくとも中央部に通電性のある金属製メッシュを有するメッシュと、金属製メッシュに密着重合させて接合めっきにより一体接合され、印刷用開口パターンが設けられたベースメタル(電着層)とを備えたものにおいて、ベースメタルは、中央部に印刷用開口パターンを形成するとともに、印刷面(基板面側)に印刷時にエアーを逃がすためのエアー抜き用凸部を多数形成したサスペンドメタルマスクが知られている(例えば、特許文献2参照)。
また、他の従来技術として、電解研磨処理で通常用いられる電解研磨液の比重1.7よりも比重が小さい電解研磨液で使用してメタルマスクの作製時に使用する電鋳母型に電解研磨を行うことによって、表面の粗面化したサスペンドメタルマスクが知られている(例えば、特許文献3の請求項3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平8−183151号公報
【特許文献2】特開2014−138981号公報
【特許文献3】特開2014−133375号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記他の従来技術のサスペンドメタルマスクにおいては、ベースメタル用SUS母材の表面全体に、電解研磨、化学研磨、ブラスト等で荒らし加工を施すことによりSUS母材表面に微小な凹形状を形成することで、SUS母材の表面に形成されるベースメタルの母材側を印刷体に接する側に使用することで、印刷体に接触する側の全面に微小な凸部が多数形成されているため、印刷時にエアー抜きをすることでカスレを防止することができる。しかし、例えば、タッチパネル用配線パターンに使用されるベースメタルの場合、所望の印刷パターン形状が例えば、幅約50μm以下の複数本の極細細線であり、極細細線相互間の間隔が約50μm以下となるように平行に並べられており、極細細線の先端部は端子用の太線に接続されているので、極細細線と端子用の太線が混在した状態となる。このような場合、ベースメタルの印刷パターン全体に荒らし加工による微小な凸部が多数形成されているため、印刷時に印刷パターンの極細細線部分に滲みが発生し易くなるという問題が発生する。この問題を解決するために、発明者は、ベースメタルの接合めっき面と反対側の被印刷面は荒らし加工が施されたブラスト加工表面としているが、少なくとも所望の印刷用開口パターンの形成領域である複数本の極細細線が等間隔で平行に並べられた部分は、荒らし加工がされていない鏡面に近い表面としたものを改良案として提案した。しかし、印刷用開口パターンの形成領域である複数本の極細細線が等間隔で平行に並べられた部分を、荒らし加工がされていない鏡面に近い表面としたものでは、印刷用開口パターンの形成領域における極細細線の形成状況の如何によっては、カスレの発生を防止することができないことがある。
【0006】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、印刷時に印刷パターンの極細細線部分に滲みが発生することがない印刷用サスペンドメタルマスク及びその製造方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明に係る印刷用サスペンドメタルマスクにおいては、版枠と、版枠の内側に外周が張設されている少なくとも中央部に通電性のある金属製メッシュを有するメッシュと、金属製メッシュに密着した状態で接合され、印刷用開口パターンが設けられたベースメタルと、を備えたスクリーン印刷用サスペンドメタルマスクであって、ベースメタルは、印刷用開口パターンが形成される印刷用開口パターン形成領域部分と、印刷用開口パターンが形成されない印刷用開口パターン非形成領域部分とを備え、印刷用開口パターンが形成される印刷用開口パターン形成領域部分のうちの一部は、幅200μm以下の複数本の極細細線が等間隔で平行に並べられた部分を含み、凸曲面状の極微小の凸部が多数形成された第1のブラスト加工表面であり、第1のブラスト加工表面以外の印刷用開口パターンが形成される印刷用開口パターン形成領域部分のうちの残部及び印刷開口パターン非開口領域部分は、極微小の凸部よりも大きい凸曲面状の微小凸部が多数形成された第2のブラスト加工表面である。
【0008】
また、幅15〜200μm以下の複数本の極細細線を、極細細線相互間の間隔が幅15〜200μm以下となるように平行に並べたものである。
【0011】
また、この発明に係る印刷用サスペンドメタルマスクの製造方法においては、SUS材の表面全体に第1のブラスト加工を施すことにより、凹曲面状の極微小の凹部が多数形成された第1のブラスト加工表面を形成し、SUS材の表面に目隠しのパターンレジスト膜を形成し、目隠しのパターンレジスト膜が形成されたSUS材の上面から第2のブラスト加工を施すことにより、目隠しのパターンレジスト膜で保護されていないSUS材の表面に極微小の凹部よりも大きい微小凹部が多数形成された第2のブラスト加工表面を形成して、2種類のブラスト加工が施されたSUS母材を作製する工程と、2種類のブラスト加工が施されたSUS母材を用い、凹曲面状の極微小の凹部が多数形成された第1のブラスト加工表面に、複数本の極細細線が等間隔で平行に並べられた部分を含む印刷用開口パターンを形成するためのパターンレジスト膜を形成し、2種類のブラスト加工が施されたSUS母材の上面からめっき加工を施すことにより、ベースメタルの接合めっき面と反対側の被印刷面は、大きい微小凹部に対応する大きい微小凸部が多数形成された第2のブラスト加工表面とし、少なくとも印刷用開口パターンの形成領域である複数本の極細細線が等間隔で平行に並べられた部分は、極微小凹部に対応する微小凸部よりも小さい凸曲面状の極微小の凸部が多数形成された第1のブラスト加工表面としたベースメタルを作製する工程と、を含むものである。
【0012】
また、2種類のブラスト加工が施されたSUS母材の第1のブラスト加工表面は、小粒で球状のガラスビーズによる凹曲面状の極微小の凹部が多数形成され、SUS母材の第2のブラスト加工表面は、大粒で球状のガラスビーズによる極微小の凹部よりも大きい凹曲面状の極微小の凹部が多数形成されており、ベースメタルの第1のブラスト加工表面は、小粒で球状のガラスビーズによる凸曲面状の極微小の凸部が多数形成され、ベースメタルの第2のブラスト加工表面は、大粒で球状のガラスビーズによる前記極微小の凸部よりも大きい凸曲面状の極微小の凸部が多数形成されているものである。
【0013】
また、この発明に係る印刷用メタルマスクにおいては、印刷用開口パターンが形成される印刷用開口パターン形成領域部分と、印刷用開口パターンが形成されない印刷用開口パターン非形成領域部分とを備えたメタルマスクにおいて、印刷用開口パターンが形成される印刷用開口パターン形成領域部分のうちの一部は、幅200μm以下の複数本の極細細線が等間隔で平行に並べられた部分を含み、凸曲面状の極微小の凸部が多数形成された第1のブラスト加工表面とし、第1のブラスト加工表面以外の印刷用開口パターンが形成される印刷用開口パターン形成領域部分のうちの残部及び印刷開口パターン非開口領域部分は、前記極微小の凸部よりも大きい凸曲面状の微小凸部が多数形成された第2のブラスト加工表面としたものである。


【発明の効果】
【0014】
この発明によれば、印刷パターン形状が、例えば幅約15〜200μm以下の複数本(例えば10本)の極細細線であり、極細細線相互間の間隔が約15〜200μm以下となるように平行に並んだものが要求された場合であっても、幅約15〜200μm以下の複数本の極細細線と対応する形成領域のベースメタル5の表面は、凸曲面状の極微小の凸部が多数形成されている第1のブラスト加工表面となるので、メタルマスクとしての印刷使用時に印刷ムラが発生することがなく、綺麗な印刷になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】この発明の実施の形態1において基本となる印刷用サスペンドメタルマスクの製造方法に必要な各構成要素を分離して示す斜視図である。
図2】この発明の実施の形態1において基本となる印刷用サスペンドメタルマスクの製造方法の接合めっき工程を示す断面図である。
図3】この発明の実施の形態1において基本となる印刷用サスペンドメタルマスクの製造方法の接合めっきが終了した状態を示す断面図である。
図4】この発明の実施の形態1において基本となる印刷用サスペンドメタルマスクの製造方法の接合状態からセットを解除した状態を示す断面図である。
図5】この発明の実施の形態1において基本となる印刷用サスペンドメタルマスクの製造方法のベースメタルからSUS母材を剥離している状態を示す断面図である。
図6】この発明の実施の形態1において基本となる印刷用サスペンドメタルマスクの製造方法のベースメタルの開口レジストを剥離する前の状態を示す断面図である。
図7】この発明の実施の形態1において基本となる印刷用サスペンドメタルマスクの製造方法のベースメタルの開口レジストを剥離した状態を示す断面図である。
図8】この発明の実施の形態1における印刷用サスペンドメタルマスクの製造方法に使用するSUS母材の作製工程を示す断面図である。
図9】第1のブラスト加工が施されたSUS母材の一部を拡大して示す断面図である。
図10】第2のブラスト加工が施されたSUS母材の一部を拡大して示す断面図である。
図11】この発明の実施の形態1における印刷用サスペンドメタルマスクの製造方法に使用するSUS母材の表面状態を示す要部平面図である。
図12】この発明の実施の形態1における印刷用サスペンドメタルマスクの製造方法に使用するベースメタルの作製工程を示す断面図である。
図13】この発明の実施の形態1における印刷用サスペンドメタルマスクを示す要部平面図である。
図14図13の一部を拡大して示す平面図である。
図15図13のベースメタルの第1のブラスト加工表面部分を拡大して示す断面図である。
図16図13のベースメタルの第2のブラスト加工表面部分を拡大して示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
この発明をより詳細に説明するため、添付の図面に従ってこれを説明する。なお、各図
中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化な
いし省略する。
【0017】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1において基本となる印刷用サスペンドメタルマスクの製造方法に必要な各構成要素を分離して示す斜視図、図2図7はこの発明の実施の形態1において基本となる印刷用サスペンドメタルマスクの製造方法の製造工程を示す断面図、図8はこの発明の実施の形態1における印刷用サスペンドメタルマスクの製造方法に使用するSUS母材の作製工程を示す断面図、図9は第1のブラスト加工が施されたSUS母材の一部を拡大して示す断面図、図10は第2のブラスト加工が施されたSUS母材の一部を拡大して示す断面図、図11はこの発明の実施の形態1における印刷用サスペンドメタルマスクの製造方法に使用するSUS母材の表面状態を示す要部平面図、図12はこの発明の実施の形態1における印刷用サスペンドメタルマスクの製造方法に使用するベースメタルの作製工程を示す断面図、図13はこの発明の実施の形態1における印刷用サスペンドメタルマスクを示す要部平面図、図14図13の一部を拡大して示す平面図、図15図13のベースメタルの第1のブラスト加工表面部分を拡大して示す断面図、図16図13のベースメタルの第2のブラスト加工表面部分を拡大して示す断面図である。
【0018】
この発明の基本となる印刷用サスペンドメタルマスクの製造方法に必要な構成要素は、図1に示すように、中央部に設けられた通電性を有するステンレスメッシュ又はニッケルメッシュからなる金属製メッシュ1及びこの金属製メッシュ1の外側に設けられたテトロンメッシュ2とからなるコンビネーションメッシュが内側に張設された四角形状の金属製版枠3と、ベースメタル用SUS母材4上に設けられ、印刷用開口パターンが形成される中央部分に印刷用開口パターン形成用レジスト5aが施されているNi製のベースメタル5と、テトロンメッシュ6が張設された四角形状の接合補助用金属製版枠7と、この接合補助用金属製版枠7のテトロンメッシュ6とベースメタル用SUS母材4との間に介装されるスポンジ8とから構成される。なお、四角形状の金属製版枠3に張設されるメッシュは、中央部の金属製メッシュ1と外側のテトロンメッシュ2とからなるコンビネーションメッシュが好適であるが、コンビネーションメッシュでなく、通電性を有する金属製メッシュ1の単体からなる一枚物であっても良い。上記ベースメタル5は、所望の箇所に印刷用開口パターン5bが形成されている。
【0019】
この発明の基本となる印刷用サスペンドメタルマスクの製造方法の接合めっき工程に当たっては、図2に示すように、右側に四角形状の金属製版枠3を配置し、左側に四角形状の接合補助用金属製版枠7を配置する。そして、金属製版枠3の金属製メッシュ1と重合して位置するようにベースメタル5を配置し、金属製版枠3と接合補助用金属製版枠7を互いに重合させて粘着テープ9等で締結固定し、ベースメタル用SUS母材4及びスポンジ8を介してベースメタル5と金属製メッシュ1が互いに密着状態となるようにセットする。この密着状態にセットしたものを陰極10に接続するとともに電気的に導通させて、スルファミン酸ニッケル浴が入っためっき槽11内に収容し、ニッケル12を陽極13に接続することにより、ベースメタル5と金属製メッシュ1の間で接合めっきを行い、両者を一体的に接合する。この接合めっき量は、通常片側2μmとし、電鋳めっきと同じめっき法を用いる。また、陽・陰極電流密度は約0.1〜2.0A/dm、好ましくは0.5〜1.0A/dmの低電流を用いることにより、接合めっき量の均一性向上と金属製メッシュ1の断線を防止することができる。
【0020】
次に、接合めっき工程が終了したら、上記密着状態にセットしたものをめっき槽11から取り出し(図3参照)、粘着テープ9を取り外して密着状態にセットしたものを解除する(図4参照)。次に、ベースメタル5からベースメタル用SUS母材4を剥離する(図5及び図6参照)。その後、ベースメタル5と金属製メッシュ1の接合部がめっきにより一体的に接合されている金属製版枠3のベースメタル5から印刷用開口パターン形成用レジスト5aを剥離することにより、印刷用開口パターン5bが形成される(図7参照)。なお、ベースメタル5の印刷用開口パターン形成用レジスト5a及び印刷用開口パターン5bは、簡略化してイメージのみを示したものであり、実際のものとは相違する。
【0021】
この基本となる印刷用サスペンドメタルマスクでは、ベースメタル用SUS母材4の表面全体に、電解研磨、化学研磨でなく、例えばビーズブラスト等で荒らし加工を施すことにより、SUS母材の表面に形成される電着層(ベースメタル)の印刷体に接触する側の全面に微小な凸部が多数形成されているため、印刷時にエアー抜きをすることでカスレを防止することができるが、例えば、タッチパネル用配線パターンに使用されるメタルマスクの場合、所望の印刷パターン形状が例えば、幅約50μm以下の複数本の極細細線であり、極細細線相互間の間隔が約50μm以下となるように平行に並べられており、極細細線の先端部が端子用の太線に接続されており、極細細線と端子用の太線が混在することになる。このような場合、メタルマスクの印刷パターン部分の周辺にも荒らし加工による微小な凸部が多数形成されているため、印刷時に印刷パターンの極細細線部分に滲みが発生し易くなるという問題が発生する。また、前述の改良案のように、印刷用開口パターンの形成領域である複数本の極細細線が等間隔で平行に並べられた部分を、荒らし加工がされていない鏡面に近い表面としたものであっても、印刷用開口パターンの形成領域における極細細線の形成状況の如何によっては、カスレの発生を防止することができないことがある。
【0022】
次に、これら問題を解決したこの発明の印刷用サスペンドメタルマスクの製造方法に使用する2種類のブラスト加工が施されたSUS母材の作製工程及びSUS母材の表面の状態を図8図10により説明する。
位置決め用認識マーク(図示せず)を付したSUS材41を用意し(図8(a))、先ずSUS材41の表面全体に上面から比較的小粒(約20〜80μm)の球状のガラスビーズによる第1のブラスト加工が施される(図8(b))。これにより、比較的小粒の球状のガラスビーズによりSUS材41の表面全体には、図9に示すように、球状の一部からなる凹曲面状の極微小の凹部が多数形成された第1のブラスト加工表面4aとなる。この極微小の凹部のサイズは、深さがRA25μm以下、直径が5〜80μmである。次にSUS材41の表面全体にドライフィルム42を塗布する(図8(c))。そして、ドライフィルム42の上に印刷パターンフィルム43を密着させて露光、現像等を行い(図8(d))、SUS材41の表面の、例えば幅約1000μm(1mm)のみにパターンレジスト膜42aを形成し、目隠しとする(図8(e))。なお、この幅約1000μm(1mm)のパターンレジスト膜42aが形成される形成領域は、位置決め用認識マークで位置合わせすることにより正確に設定することができ、タッチパネル用配線パターンに使用されるメタルマスクの場合、所望の印刷パターン形状が、例えば幅約50μm以下の複数本(例えば10本)の極細細線であり、極細細線相互間の間隔が約50μm以下となるように平行に並べられており、極細細線の先端部が端子用の太線に接続されているものが相当し、それに例えば+100μm程度の補正をかけたものとなる。そして、幅約1000μm(1mm)の目隠しのパターンレジスト膜42aが形成されたSUS材41の上面から比較的大粒(100〜1000μm)の球状のガラスビーズによる第2のブラスト加工が施される(図8(f))。これにより、比較的大粒の球状のガラスビーズによりSUS材41の表面全体のうち、パターンレジスト膜42aの目隠しがされていない部分には、図10に示すように、球状の一部からなる凹曲面状の極微小の凹部よりも大きい微小凹部が多数形成された第2のブラスト加工表面4bとなる。この大きい微小凹部のサイズは、深さがRA50μm以下、直径が85〜250μmである。この2種類の球状のガラスビーズによる第1のブラスト加工及び第2のブラスト加工終了後に得られるこの発明のSUS母材4の表面の状態は、図11に示すように、幅約1000μm(1mm)の目隠しのパターンレジスト膜42aで保護されていない箇所の表面は、比較的大粒の球状のガラスビーズによる凹曲面状の大きい微小凹部が多数形成された第2のブラスト加工表面4bとなるが、幅約1000μm(1mm)の目隠しのパターンレジスト膜42aで保護されている形成領域の表面は、比較的小粒の球状のガラスビーズによる凹曲面状の極微小の凹部が多数形成された第1のブラスト加工表面4aとなる。すなわち、2種類のブラスト加工が施されたSUS母材4が作製されることになる。なお、比較的小粒の球状のガラスビーズが施された第1のブラスト加工表面4aには、図9に示すように、球状の一部からなる凹曲面状の極微小の凹部が多数形成されることになる。また、比較的大粒の球状のガラスビーズが施された第2のブラスト加工表面4bには、図10に示すように、球状の一部からなる凹曲面状の大きい微小の凹部が多数形成されることになる。このように球状の一部からなる凹曲面状の極微小の凹部や微小の凹部であることから、後の作製工程で作製されるベースメタル5をSUS母材4から容易に剥がすことができる。第1及び第2のブラスト加工表面4a、4bが凹曲面状の極微小凹部又は微小凹部ではなく、垂直な壁面を持つもの、或いは上部が狭くなっているものであると、ベースメタル5が剥がれにくくなってしまうのである。なお、2種類のブラスト加工として、球状のガラスビーズを用いた例を説明したが、ガラスビーズの場合は衝撃により砕けてしまうため、再利用することができない。再利用を可能にするために、例えば金属球を使用することもできる。
【0023】
次に、問題を解決したこの発明の印刷用サスペンドメタルマスクの製造方法に使用するベースメタルの作製工程を図12により説明する。
まず上記SUS母材の作製工程で得られた2種類のブラスト加工が施されたSUS母材4を第1のブラスト加工表面4a及び第2のブラスト加工表面4bが上となるように用意し(図12(a))、2種類のブラスト加工が施された荒らしSUS母材4の上面にドライフィルム52を塗布する(図12(b))。次にドライフィルム52の上に印刷パターンフィルム53を密着させて露光、現像等を行い(図12(c))、2種類のブラスト加工が施されたSUS母材4の上面中央の幅約1000μm(1mm)の範囲である第1のブラスト加工表面4aに、例えば幅約50μm以下の複数本(例えば10本)の極細細線であり、極細細線相互間の間隔が約50μm以下となるように平行に並べたパターンレジスト膜52aを形成する(図12(d))。なお、幅約1000μm(1mm)の範囲にパターンレジスト膜52aを正確に形成するために位置決め用認識マークが利用される。そして、パターンレジスト膜52aが形成された2種類のブラスト加工が施されたSUS母材4の上面からめっき加工を施すことにより、ベースメタル5を作製する(図12(e))。このめっき加工終了後に得られるこの発明のベースメタル5の表面の状態は、2種類のブラスト加工が施されたSUS母材4の比較的大粒の球状のガラスビーズが施された第2のブラスト加工表面4bと対応する面が、対称となる逆の関係となりベースメタル5の第2のブラスト加工表面5dとなる。一方、2種類のブラスト加工が施されたSUS母材4の上面中央の幅約1000μm(1mm)の範囲である比較的小粒の球状のガラスビーズが施された第1のブラスト加工表面4aに対応する面が、対称となる逆の関係となりベースメタル5の第1のブラスト加工表面5cとなる。なお、ベースメタル5の第1のブラスト加工表面5cには、図15に示すように、球状の一部からなる凸曲面状の極微小の凸部が多数形成されることになる。また、ベースメタル5の第2のブラスト加工表面5dには、図16に示すように、球状の一部からなる凸曲面状の大きい微小凸部が多数形成されることになる。このように球状の一部からなる凸曲面状の極微小の凸部や微小凸部であることから、印刷対象物(印刷体)に対し滑らかに接触することになるので、印刷対象物に傷が付きにくいという利点がある。
【0024】
次に、この発明の印刷用サスペンドメタルマスクの要部構成を図13図15により説明する。2種類の球状のガラスビーズによるブラスト加工終了後に得られる2種類のブラスト加工が施されたSUS母材4を使用して、印刷用サスペンドメタルマスクを作製する場合を考える。例えば、タッチパネル用配線パターンに使用されるサスペンドメタルマスクのベースメタル5の場合、所望の印刷パターン形状の一部が、例えば幅約50μm以下の複数本(例えば10本)の極細細線であり、極細細線相互間の間隔が約50μm以下となるように平行に並べたもので、極細細線の先端部は端子用の太線に接続されているので、極細細線と端子用の太線が混在した状態となる。幅約50μm以下の複数本(10本)の極細細線と対応する形成領域のベースメタル5の表面は、比較的小粒の球状のガラスビーズが施された第1のブラスト加工表面4aに対応し、対称となる逆の関係となり球状の一部からなる凸曲面状の極微小の凸部が多数形成された第1のブラスト加工表面5cとなる。一方、極細細線と対応する形成領域以外、すなわち第1のブラスト加工表面5c以外の箇所(端子用の太線を含む)のベースメタル5の表面は、比較的大粒の球状のガラスビーズが施された第2のブラスト加工表面4bと対応し、対称となる逆の関係となり球状の一部からなる凸曲面状の大きい微小凸部が多数形成された第2のブラスト加工表面5dとなる。なお、図13図14において、ベースメタル5の裏側には金属製メッシュ1がめっきにより接合されているので、ベースメタル5の印刷パターン形状を通して裏側の金属製メッシュ1の一部が見える。
これにより、タッチパネル用配線パターンに使用されるサスペンドメタルマスクのベースメタル5の場合で、所望の印刷パターン形状の一部が、例えば幅約50μm以下の複数本(例えば10本)の極細細線であり、極細細線相互間の間隔が約50μm以下となるように平行に並んだものが要求された場合であっても、幅約50μm以下の複数本の極細細線と対応する形成領域のベースメタル5の表面は、比較的小粒の球状のガラスビーズ加工が施された面と対応する対称となる逆の関係となり、球状の一部からなる凸曲面状の極微小の凸部が多数形成された第1のブラスト加工表面5cとなるので、印刷時に印刷パターンの極細細線部分に滲みが発生することがない。
なお、所望の印刷パターン形状の一部を、例えば幅約50μm以下の複数本の極細細線であり、極細細線相互間の間隔が約50μm以下となるように平行に並べたものとしたが、複数本の極細細線の本数と幅と間隔は、設計値であるので任意に変更することができる。例えば、本数は20〜30本、幅と間隔は、約15μm〜200μmまで可能である。
また、2種類のブラスト加工が施されたSUS母材4及びベースメタル5について説明したが、大きさの異なる3種類、4種類のブラスト加工が施されたものであっても良い。
【0025】
実施の形態2.
上記実施の形態1では、所望の印刷パターン形状の一部が、例えば幅約50μm以下の複数本(例えば10本)の極細細線であり、極細細線相互間の間隔が約50μm以下となるように平行に並べたものであり、各極細細線を全て同一幅であるとしたが、この実施の形態2においては、複数本の極細細線のうち、大きな開口の近くに配置される1本の極細細線(図12の最上端に配置される極細細線)の幅を、最上端の下方に配置される他の極細細線の幅の2倍以上に設定したものである。この場合、スキージの進行方向は下方から上方に向かって移動するものとする。大きな開口の近くに配置される1本の極細細線(図12の最上端に配置される極細細線)の下方寄り(スキージ進行方向の入口側)の1/2の部分は、滲みの問題があるため、球状の一部からなる凸曲面状の極微小の凸部が多数形成された第1のブラスト加工表面5cとするが、大きな開口の近くに配置される1本の極細細線(図12の最上端に配置される極細細線)の上方寄り(スキージ進行方向の出口側)の1/2の部分は、滲みの問題が発生することが少ないので、球状の一部からなる凸曲面状の大きい微小凸部が多数形成された第2のブラスト加工表面5dとしたものである。
この実施の形態2においても、実施の形態1と同様、印刷時に印刷パターンの極細細線部分に滲みが発生することがないという効果を得ることができる。
【0026】
実施の形態3.
上記実施の形態1、2では、印刷用サスペンドメタルマスクの製造方法に使用する2種類のブラスト加工が施されたSUS母材の作製工程、同じく印刷用サスペンドメタルマスクの製造方法に使用するベースメタルの作製工程、及び印刷用サスペンドメタルマスクの要部構成について説明したが、この発明は印刷用サスペンドメタルマスクに限らず、印刷用開口パターンが形成される印刷に関係がある部分と、印刷用開口パターンが形成されない印刷に関係がない部分とを備えたメタルマスクにおいて、印刷用開口パターンが形成される印刷に関係がある部分のうちの一部は、複数本の極細細線が等間隔で平行に並べられた部分を含み、凸曲面状の極微小の凸部が多数形成された第1のブラスト加工表面とし、第1のブラスト加工表面以外の印刷用開口パターンが形成される印刷に関係がある部分のうちの残部及び印刷に関係がない部分は、極微小の凸部よりも大きい凸曲面状の微小凸部が多数形成された第2のブラスト加工表面としたスクリーン印刷用メタルマスクの場合にも、適用することが可能である。
【符号の説明】
【0027】
1 金属製メッシュ
2 テトロンメッシュ
3 金属製版枠
4 2種類のブラスト加工が施されたSUS母材(ベースメタル用SUS母材)
4a 第1のブラスト加工表面
4b 第2のブラスト加工表面
5 ベースメタル
5a 印刷用開口パターン形成用レジスト
5b 印刷用開口パターン
5c 第1のブラスト加工表面
5d 第2のブラスト加工表面
6 テトロンメッシュ
7 接合補助用金属製版枠
8 スポンジ
9 粘着テープ
10 陰極
11 めっき槽
12 ニッケル
13 陽極
41 SUS材
42、52 ドライフィルム
42a 目隠しのパターンレジスト膜
52a パターンレジスト膜
43、53 印刷パターンフィルム
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
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図16