(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6561070
(24)【登録日】2019年7月26日
(45)【発行日】2019年8月14日
(54)【発明の名称】高周波温熱治療装置
(51)【国際特許分類】
A61N 1/06 20060101AFI20190805BHJP
A61B 5/05 20060101ALI20190805BHJP
【FI】
A61N1/06
A61B5/05 B
【請求項の数】4
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2016-563126(P2016-563126)
(86)(22)【出願日】2015年1月27日
(65)【公表番号】特表2017-513599(P2017-513599A)
(43)【公表日】2017年6月1日
(86)【国際出願番号】KR2015000819
(87)【国際公開番号】WO2015160076
(87)【国際公開日】20151022
【審査請求日】2018年1月24日
(31)【優先権主張番号】10-2014-0045839
(32)【優先日】2014年4月17日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】516308087
【氏名又は名称】ジェイエス オウエヌ カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】JS ON CO., LTD
(74)【代理人】
【識別番号】110000051
【氏名又は名称】特許業務法人共生国際特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100083138
【弁理士】
【氏名又は名称】相田 伸二
(74)【代理人】
【識別番号】100189625
【弁理士】
【氏名又は名称】鄭 元基
(74)【代理人】
【識別番号】100196139
【弁理士】
【氏名又は名称】相田 京子
(72)【発明者】
【氏名】キム ジョンス
【審査官】
宮崎 敏長
(56)【参考文献】
【文献】
特開2003−169855(JP,A)
【文献】
特開2012−210355(JP,A)
【文献】
米国特許出願公開第2003/0097162(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61N 1/06 − A61N 1/40
A61B 5/05 − A61B 5/055
A61B 18/12 − A61B 18/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
高周波温熱治療装置において、
治療装置の上端部に装着され、動作の内容、強・中・弱の3段階での出力設定の内容、電圧設定の内容、及び使用時間の内容をユーザーに分かるように表示するディスプレーと、
前記ディスプレーの下端部に装着され、前記治療装置の本体に電源を供給する第2電源部と、
前記第2電源部に連結され、センサーモジュールを通じて流入される正常的な筋肉質と非正常的な筋肉質に関わったインピーダンス値に応じて2〜5MHzの周波数に自動で可変させて調節する機能を有する周波数調節発振モジュールと、前記センサーモジュールを通じて流入される正常的な筋肉質と非正常的な筋肉質に関わったインピーダンス値に応じて出力を500Wの範囲内で100Ω〜1kΩの範囲の抵抗で可変させて調節する機能を有する出力調節モジュールと、で構成されるインピーダンス感知部と、
前記第2電源部に連結され、前記正常的な筋肉質と非正常的な筋肉質に関わったインピーダンス値に応じて自動で可変させた周波数及び出力に対応する高周波電流を発生させる機能を有する高周波発生モジュールと、前記高周波発生モジュールで発生された高周波電流の供給を受ける機能を有する複数個の電極モジュールと、で構成され、高周波電流を発生させて電極モジュールに供給する高周波発生部と、
前記インピーダンス感知部及び高周波発生部の動作を制御する制御部と、
前記本体の電極モジュールにケーブルを通じて連結され、非正常的な筋肉質または皮膚に接した状態で前記高周波電流の供給を受けて前記制御部によるタイマーの設定時間の間、順次に深部熱を発生させる陶磁部材を含むハンドピースと、
を含むことを特徴とする高周波温熱治療装置。
【請求項2】
前記ディスプレーは、タイマーを設定する機能と、電圧を設定する機能と、強・中・弱の3段階で出力を設定する機能を有する制御パネル部と、治療装置において、LEDランプの明るさに応じて施術者が出力の強度と出力の有無について確認できる機能を有するLEDと、前記制御パネル部と、LEDに電源を供給する第1電源部と、を含むことを特徴とする、請求項1に記載の高周波温熱治療装置。
【請求項3】
前記出力調節モジュールにおいて、皮膚の美容の場合には70V、痛症及び炎症の緩和の場合には80V、悪性炎症の場合には98Vを選択的にかけることができるものを含むことを特徴とする、請求項1に記載の高周波温熱治療装置。
【請求項4】
遠隔でインターネットネットワークを通じて出力を強・中・弱の3段階で調節する機能と、制御部の動作を監視及びコントロールする機能を有するコンピューターと、を更に含むことを特徴とする、請求項1に記載の高周波温熱治療装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、人体の各部位の全ての神経筋肉質の中で正常的な筋肉質のインピーダンスと異常のある非正常的な筋肉質のインピーダンスが違うので、インピーダンス感知部においてセンサーモジュールを通じて流入される正常的な筋肉質と非正常的な筋肉質と係わった感知信号をインピーダンス値に応じて高周波発生部から高周波を発生させ、周波数調節発振モジュールにおいて2〜5MHzの周波数を自動で可変させ、非正常的な筋肉質または皮膚の位置に提供することで、正常的な筋肉質には被害を与えず、異常のある筋肉質の変形や各種の炎症に対する治療効果が得られると共に、痛症を改善させて痛み止めの使用量を減らすことができ、ディスプレーの制御パネル部において、患部の状態に応じて出力を強・中・弱の3段階で選択して調節し、電圧設定を調節することができると共に、タイマーで使用時間を調整することができるので、施術者に使用上の便宜を提供することができ、ディスプレーの第1電源部と連結されているLEDの明るさで電圧設定による出力の変化が分かると共に、高周波温熱治療装置のオン及びオフをLEDを通じて分かり、制御部において第2電源部から電源の供給を受けて、タイマーの設定時間によって陶磁部材が順次に深部熱を発生させることができるように制御可能であると共に、被施術者の患部に陶磁部材を長時間密着してもやけどの事故が発生せず、遠隔でコンピューターでインターネットネットワークを通じて出力を強・中・弱の3段階で調節できると共に、制御部の動作を監視及びコントロールすることができる、高周波温熱治療装置に関する技術である。
【背景技術】
【0002】
近来、家庭や特定場所において、ヘリウムランプ、赤外線ランプのような物理治療機が普及されており、ユーザーの患部を加圧罨法する温熱治療機と、高周波を用いた高周波治療機などが広く利用されている。
【0003】
そのうち、高周波治療機は、高周波(RF)エネルギーを人体に加えれば人体内で熱エネルギーに変換され、その熱エネルギーが人体の内部の温度を上昇させ、医療的な治療や美容効果が得られる装備である。
【0004】
ここで、高周波とは、辞書的意味でラジオ送信周波数(300kHz〜1,200kHz)を意味するが、治療用としてRFでは高周波電流を意味する。
【0005】
一般の常用交流電気は、+、−に相互に変わる回数が1秒当たり60回(60Hz)であるが、治療用に使うためには0.3MHz〜数十MHzの交流電流を必要とする。
【0006】
言い換えれば、高周波電気を生体組職に加えれば細胞内のイオンが陰極から陽極に行ったり来たりしながら、自体的に多大な摩擦熱を発生させて治療または美容の効果が得られる方法である。
【0007】
高周波を用いて熱エネルギーで深部に平均39℃〜45℃の温熱を持続的に且つ繰り返してマッサージするように伝達すれば血管の拡張が行われ、これにより全ての代謝機能が円滑になり、人体が自ら疾病を治癒する能力を倍加させるようになる。
【0008】
尚、高温による殺菌機能と、陳皮層へのコラーゲンの生成を誘導し、温熱によって凝った筋肉組職を緩ませる役割もし、その他にも、痛症の緩和、しわの除去、肥満の治療、毛穴の縮小などにも卓越な効果があることが広く知られている。
【0009】
一般的に、高周波治療機は、パッド部を用いて、複数の陶磁部を治療しようとする患部に密着固定して被施術者の患部を治療するようにしている。
【0010】
しかし、複数の前記陶磁部が同時に作動し、施術者が被施術者の患部を治療する過程中に同時に作動する複数の前記陶磁部の温度を分かることができないので、施術者が被施術者の患部に長時間に亘って同時に作動する複数の前記陶磁部を密着固定する際、被施術者にやけどなどの安全事故が発生される恐れが多いという問題がある。
【0011】
一方、多様なエネルギー源を用いて皮膚にエネルギーを提供することで、皮膚組職の状態を変形させるか、組職の特性を改善して皮膚を治療する技術が広く適用されている。レーザービーム、フラッシュランプ、超音波などの多様なエネルギー源を用いた皮膚治療装置が開発されており、RF高周波(radio frequency wave)エネルギーを用いた皮膚治療装置に関する研究が活発に行われている。
【0012】
皮膚の表面に高周波エネルギーが提供されれば、高周波の電流方向が変わる度に皮膚組職を構成する分子が震動しながら互いに摩擦するようになり、回転運動、捻れ、または衝突運動によって深部熱を発生させる。このような深部熱は、皮膚組職の温度を上昇させてコラーゲン層を再組織して、しわを改善し、皮膚の弾力を強化させることができる。
【0013】
また、皮膚組職の血液循環を増進させ、血液循環を増進させることで、皮膚老化を防止すると共に、皮膚の全般的な状態を改善させる効果を有する。
【0014】
大韓民国公開特許第2010−0101420(2010年9月17日公開)は、高周波を用いた治療装置を開示している。
【0015】
ここで、高周波を用いた治療は、高周波エネルギーが提供される皮膚の位置に応じて異なる効果が現われる。
【0016】
よって、治療の目的に応じて高周波を提供する位置を、施術によって異にすることで最適の治療効果が得られるところ、従来の高周波を用いた治療装置は、一つの装備を用いて多様な施術を進行し難いという問題があった。
【0017】
また、正常的な筋肉質と非正常的な筋肉質と係わった感知信号をインピーダンス値に応じて高周波発生部から高周波を発生させ、周波数調節発振モジュールにおいて2〜5MHzの周波数を自動で可変させ、正常的な筋肉質には被害を与えず、異常のある筋肉質の変形や各種の炎症に対する治療効果が得られると共に、痛症を改善させ、患部の状態に応じて電源を強・中・弱の3段階で選択して調節し、電圧設定を調節することができると共に、タイマーで使用時間を調整することができるので、施術者に使用上の便宜を提供することができる高周波温熱治療装置の開発が未だ行われていない状況である。
【0018】
よって、インピーダンス感知部において、センサーモジュールを通じて流入される正常的な筋肉質と非正常的な筋肉質と係わった感知信号をインピーダンス値に応じて高周波発生部から高周波を発生させ、周波数調節発振モジュールにおいて2〜5MHzの周波数を自動で可変させ、非正常的な筋肉質または皮膚の位置に提供するので、正常的な筋肉質には被害を与えず、異常のある筋肉質の変形や各種の炎症に対する治療効果が得られると共に、痛症を改善させ、痛み止めの使用量を減らすことができ、ディスプレーの制御パネル部において、患部の状態に応じて電源を強・中・弱の3段階で選択して調節し、電圧設定を調節することができると共に、タイマーで使用時間を調整することができるので、施術者に使用上の便宜を提供することができる高周波温熱治療装置の開発が切実に要求されている実情である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0019】
よって、本発明は、上記のような問題点を解決するために案出されたものであって、人体の各部位の全ての神経筋肉質の中で正常的な筋肉質のインピーダンスと異常のある非正常的な筋肉質のインピーダンスが違うので、インピーダンス感知部においてセンサーモジュールを通じて流入される正常的な筋肉質と非正常的な筋肉質と係わった感知信号をインピーダンス値に応じて高周波発生部から高周波を発生させ、周波数調節発振モジュールにおいて2〜5MHzの周波数を自動で可変させ、非正常的な筋肉質または皮膚の位置に提供することで、正常的な筋肉質には被害を与えず、異常のある筋肉質の変形や各種の炎症に対する治療効果が得られると共に、痛症を改善させて痛み止めの使用量を減らすことができる高周波温熱治療装置を提供することにその目的がある。
【0020】
本発明の他の目的は、ディスプレーの制御パネル部において、患部の状態に応じて電源を強・中・弱の3段階で選択して調節し、電圧設定を調節することができると共に、タイマーで使用時間を調整することができるので、施術者に使用上の便宜を提供することができる高周波温熱治療装置を提供することにある。
【0021】
本発明の他の目的は、ディスプレーの第1電源部と連結されている負荷によって、高周波温熱消費電力の変化によるLEDの明るさで高周波温熱消費電力の出力の変化が分かると共に、高周波温熱治療装置のオン及びオフをLEDを通じて分かる高周波温熱治療装置を提供することにある。
【0022】
本発明の他の目的は、制御部において第2電源部から電源の供給を受けて、タイマーの設定時間によって陶磁部材が順次に深部熱を発生させることができるように制御可能であると共に、被施術者の患部に陶磁部材を長時間に亘って密着してもやけどの事故が発生しない高周波温熱治療装置を提供することにある。
【0023】
本発明の他の目的は、遠隔でコンピューターでインターネットネットワークを通じて電源を強・中・弱の3段階で調節できると共に、制御部の動作を監視及びコントロールすることができる高周波温熱治療装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0024】
上記の目的を達成するための本発明の好適な一実施例に係る高周波温熱治療装置は、治療装置の上端部に装着され、動作の内
容、強・中・弱の3段階での出力設定の内
容、電圧設定の内容
、及び使用時間の内容をユーザーに分かるように表示するディスプレーと、前記ディスプレーの下端部に装着され、
前記治療装置の本体に電源を供給する第2電源部と、前記第2電源部
に連結され、センサーモジュールを通じて流入される正常的な筋肉質と非正常的な筋肉質
に関わっ
たインピーダンス値に応じて2〜5MHzの周波数に自動で可変させて調節する機能を有する周波数調節発振モジュールと、センサーモジュールを通じて流入される正常的な筋肉質と非正常的な筋肉質
に関わっ
たインピーダンス値に応じて出力を500Wの範囲内で100Ω〜1kΩの
範囲の抵抗で可変させて調節する機能を有する出力調節モジュール
と、で構成さ
れるインピーダンス感知部と、前記第2電源部
に連結され、
前記正常的な筋肉質と非正常的な筋肉質に関わったインピーダンス値に応じて自動で可変させた周波数及び出力に対応する高周波電流を発生させる機能を有する高周波発生モジュールと、前記高周波発生モジュール
で発生された高周波電流の供給を受ける機能を有する複数個の電極モジュールと、で構成され、高周波電流を発生させて電極モジュールに供給する高周波発生部と、前記インピーダンス感知部
及び高周波発生部の動作
を制御する制御部と、前記本体の電極モジュール
にケーブルを通じて連結され、非正常的な筋肉質または皮膚
に接した状態で
前記高周波電流の供給を受けて前記制御部によるタイマーの設定時間の間、順次に深部熱を発生させる陶磁部材を含むハンドピースと、を含むことを特徴とする。
【0025】
上記の本発明において、前記ディスプレーは、タイマーを設定する機能と、電圧を設定する機能と、強・中・弱の3段階で出力を設定する機能を有する制御パネル部と、治療装置において、LEDランプの明るさに応じて施術者が出力の強度と出力の有無について確認できる機能を有するLEDと、前記制御パネル部と、LEDに電源を供給する第1電源部と、を含むことを特徴とする。
【0026】
上記の本発明において、前記出力調節モジュールにおいて、皮膚の美容の場合には70V、痛症及び炎症の緩和の場合には80V、悪性炎症の場合には98Vを選択的にかけることができるものを含むことを特徴とする。
【0027】
上記の本発明において、遠隔でインターネットネットワークを通じて出力を強・中・弱の3段階で調節する機能と、制御部の動作を監視及びコントロールする機能を有するコンピューターと、を更に含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0028】
上述したように、本発明の高周波温熱治療装置は、次のような効果を有する。
【0029】
第一、本発明は、人体の各部位の全ての神経筋肉質の中で正常的な筋肉質のインピーダンスと異常のある非正常的な筋肉質のインピーダンスが違うので、インピーダンス感知部においてセンサーモジュールを通じて流入される正常的な筋肉質と非正常的な筋肉質と係わった感知信号をインピーダンス値に応じて高周波発生部から高周波を発生させ、周波数調節発振モジュールにおいて2〜5MHzの周波数を自動で可変させ、非正常的な筋肉質または皮膚の位置に提供することで、正常的な筋肉質には被害を与えず、異常のある筋肉質の変形や各種の炎症に対する治療効果が得られると共に、痛症を改善させて痛み止めの使用量を減らすことができる。
【0030】
第二、本発明は、ディスプレーの制御パネル部において、患部の状態に応じて電源を強・中・弱の3段階で選択して調節し、電圧設定を調節することができると共に、タイマーで使用時間を調整することができるので、施術者に使用上の便宜を提供することができる。
【0031】
第三、本発明は、ディスプレーの第1電源部と連結されているLEDの明るさで電圧設定による出力の変化が分かると共に、高周波温熱治療装置のオン及びオフをLEDを通じて分かる。
【0032】
第四、本発明は、制御部において第2電源部から電源の供給を受けて、タイマーの設定時間によって陶磁部材が順次に深部熱を発生させることができるように制御可能であると共に、被施術者の患部に陶磁部材を長時間密着してもやけどの事故が発生しない。
【0033】
第五、本発明は、遠隔でコンピューターでインターネットネットワークを通じて出力を強・中・弱の3段階で調節できると共に、制御部の動作を監視及びコントロールすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【
図1】本発明の一実施例に係る高周波温熱治療装置の外見を示す写真図。
【
図2】本発明の一実施例に係る高周波温熱治療装置の内部の構成を概略的に示すブロック図。
【発明を実施するための形態】
【0035】
以下に添付の図面と共に、本発明の好適な実施例について説明すると、以下のようである。本発明を説明することにおいて、関連のある公知技術または構成に関する具体的な説明が本発明の要旨を不要に不明にする可能性があると判断される場合には、その詳細な説明を省略し、後述する用語は本発明における機能を考慮して定義された用語であって、これはユーザー、運用者の意図や慣例などによって変わる可能性があるので、その定義は、本発明の高周波温熱治療装置を説明する本願の明細書の全般に亘った内容に基づいて行われるべきである。
【0036】
以下、本発明の望ましい一実施例に係る高周波温熱治療装置について、添付の図面を参照しながら詳しく説明する。
【0037】
図1は、本発明の一実施例に係る高周波温熱治療装置の外見を示す写真図であり、
図2は、本発明の一実施例に係る高周波温熱治療装置の内部の構成を概略的に示すブロック図である。
【0038】
図1及び
図2に示すように、本発明の高周波温熱治療装置は、治療装置の上端部に装着され、動作の内容と、強・中・弱の3段階での出力設定の内容と、電圧設定の内容及び使用時間の内容をユーザーに分かるように表示するディスプレー110と、前記ディスプレー110の下端部に装着され、治療装置の本体100に電源を供給する第2電源部120と、前記第2電源部120と連結され、センサーモジュール150を通じて流入される正常的な筋肉質と非正常的な筋肉質と係わった感知信号をインピーダンス値に応じて2〜5MHzの周波数に自動で可変させて調節する機能を有する周波数調節発振モジュール131と、センサーモジュールを通じて流入される正常的な筋肉質と非正常的な筋肉質と係わった感知信号をインピーダンス値に応じて出力を500Wの範囲内で100Ω〜1kΩ
の範囲の抵抗で可変させて調節する機能を有する出力調節モジュール132で構成され、センサーモジュールを通じて流入される正常的な筋肉質と非正常的な筋肉質と係わった感知信号をインピーダンス値に応じて周波数調節発振モジュールにおいて周波数に可変させ、出力を調節して陶磁部材を通じて非正常的な筋肉質または皮膚の位置に提供するインピーダンス感知部130と、前記第2電源部120と連結され、高周波電流を発生させて電極モジュール142に供給する高周波発生部140と、前記インピーダンス感知部130と高周波発生部140の動作を制御し、第2電源部120から電源の供給を受けてタイマーの設定時間によって陶磁部材が順次に深部熱が発生されるように制御する制御部160と、前記本体100の電極モジュール142とケーブル210を通じて連結され、非正常的な筋肉質または皮膚と接した状態で順次に深部熱を発生させる陶磁部材を含むハンドピース200と、を備える。
【0039】
上記の本発明の高周波温熱治療装置を構成する各技術的手段の機能について説明すれば、次のようである。
【0040】
前記高周波温熱治療装置の本体100は、ディスプレー110、第2電源部120、インピーダンス感知部130、高周波発生部140、センサーモジュール150、及び制御部160の構成を含み、前記ディスプレー110は、治療装置の上端部に装着され、動作の内容と、強・中・弱の3段階での出力設定の内容と、電圧設定の内容及び使用時間の内容をユーザーに分かるように表示するものである。
【0041】
ここで、前記ディスプレー110は、タイマーを設定する機能と、電圧を設定する機能と、強・中・弱の3段階で電源を設定する機能を有する制御パネル部112と、治療装置においてLEDランプの明るさに応じて施術者が出力の強度と出力の有無について確認できる機能を有するLED113と、前記制御パネル部112と、LED113に電源を供給する第1電源部111と、を含む。
図1に示されている写真の正面部分の両側にあるLEDランプの中で、左側のLED113は人体の皮膚に二つの陶磁を接触すれば、その部位のインピーダンス値に応じて明るさが変わり、施術者は色の変化に従って治療の状況を認知できるように表示したものであり、右側のLED113は全体電源のONまたはOFF機能を示すものである。
【0042】
前記第2電源部120は、前記ディスプレー110の下端部に装着され、治療装置の本体100に電源を供給するものである。
【0043】
前記インピーダンス感知部130は、前記第2電源部120と連結され、センサーモジュール150を通じて流入される正常的な筋肉質と非正常的な筋肉質と係わった感知信号をインピーダンス値に応じて周波数調節発振モジュール131において周波数に可変させ、出力を調節して陶磁部材を通じて非正常的な筋肉質または皮膚の位置に提供するものである。
【0044】
ここで、前記インピーダンス感知部130は、センサーモジュール150を通じて流入される正常的な筋肉質と非正常的な筋肉質と係わった感知信号をインピーダンス値に応じて周波数を可変的に調節する機能を有する周波数調節発振モジュール131と、センサーモジュール150を通じて流入される正常的な筋肉質と非正常的な筋肉質と係わった感知信号をインピーダンス値に応じて出力を調節する機能を有する出力調節モジュール132と、を含む。
【0045】
また、前記周波数調節発振モジュール131では、インピーダンスの値に応じて2〜5MHzの周波数に自動で可変させ、前記出力調節モジュール132では、500Wの範囲内で100Ω〜1
kΩ
の範囲の抵抗で可変させるものである。
【0046】
また、前記出力調節モジュール132において、皮膚の美容の場合には70V、痛症及び炎症の緩和の場合には80V、悪性炎症の場合には98Vを選択的にかけることができる。
図1に示されている写真の正面部分の中央にあるノブ114は、電圧を70V、80V、98Vの3段階の中で、それぞれ10V〜18Vに該当する電圧のサイズを細分してコントロールするボリュームコントロール用ダイヤルであるところ、例えば、施術者が70Vと80Vとの間で強・中・弱の3段階に細分して73V、76V、79Vでコントロールすることができ、各段階で3段階にコントロールするボリュームコントロール用ダイヤルである。これは一例示に過ぎず、前記強・中・弱の3段階の電圧のサイズのコントロールは施術者の便宜に応じて変動される可能性がある。
【0047】
前記高周波発生部140は、前記第2電源部120と連結され、高周波電流を発生させて電極モジュール142に供給するものである。
【0048】
ここで、前記高周波発生部140は、第2電源部120によって高周波電流を発生させる機能を有する複数個の高周波発生モジュール141と、前記高周波発生モジュール141から発生された高周波電流の供給を受ける機能を有する複数個の電極モジュール142と、を含む。
【0049】
前記高周波発生部140では、人体内の異常が発生した部位の炎症(悪性腫瘍を含み)は42℃では死滅し始め、45℃以上では何れも死滅(壊死)するので、高周波温熱治療施術を随時に繰り返せば、異常が発生した部位(悪性腫瘍を含み)は死滅されると共に、病院の治療剤を並行して治療効果を上昇させることができ、高周波温熱治療だけでも相当な治療効果が得られる。また、人体の患部に応じて多少の時間差はあるが、5分〜30分のみで治療が可能である。
【0050】
前記制御部160は、前記インピーダンス感知部130と高周波発生部140の動作を制御し、第2電源部120から電源の供給を受け、タイマーの設定時間によって陶磁部材が順次に深部熱が発生されるように制御する。
【0051】
前記ハンドピース200は、前記本体100の電極モジュール142とケーブル210を通じて連結され、非正常的な筋肉質または皮膚と接した状態で順次に深部熱を発生させる陶磁部材を含む。
【0052】
ここで、前記ハンドピース200は、皮膚の表面に接触させる接触式ハンドピースと、皮膚の表面を貫通して皮膚内部の筋肉質に挿入する浸湿式ハンドピースと、で構成されるところ、前記接触式ハンドピースと浸湿式ハンドピースは、単数または複数個が連結される。すなわち、接触式ハンドピースのみが複数個連結されることができ、浸湿式ハンドピースのみが複数個連結されることができ、または接触式ハンドピースと浸湿式ハンドピースが1つずつ連結されることもできる。
【0053】
また、前記ハンドピース200は、ケーブル210によって本体100と連結され、高周波発生部140から提供される高周波電流を皮膚や筋肉質に提供し、ハンドピース200の端部には陶磁部材が形成されている。ここで、前記陶磁部材は、施術者によって患者の皮膚と接した状態で前記ケーブル210を通じて前記本体100の高周波発生部140から高周波電流の伝達を受けて患者の患部に順次に深部熱を発生させる。
【0054】
また、上述したような高周波温熱治療装置は、遠隔でインターネットネットワーク310を通じて電源を強・中・弱の3段階で調節する機能と、制御部160の動作を監視及びコントロールする機能を有するコンピューター300をさらに含むことができるのでリモートコントロールも可能であり、その他にもリモートコントローラーでコントロールすることもできる。
【0055】
上述した高周波温熱治療装置の動作の原理について記述すると、優先的に患者を治療テーブル上に気楽になるように横にして、炎症部位に2つの活性型電極を合わせて治療を始めるところ、可変される周波数2〜5MHzの高周波が炎症部位の間に通過しながら熱を発生させる。
【0056】
よって、非正常的な筋肉質または皮膚の炎症が2〜5MHzの高周波を用いて非浸湿的なエネルギー制御方式を用いて炎症組職のみに選択的に42℃の熱を加えるので、直接的に炎症組職の壊死を誘導し、代謝及び免疫体系を活性化することができる。
【0057】
図面と明細書において、最適の実試例が開示されており、ここで使われている用語は単に本発明を説明するための目的で使われており、意味の限定や特許請求の範囲に記載されている本発明の範囲を制限するために使われたものではない。よって、本願の技術分野の通常の知識を持った者であれば、これらのものから多様な変形及び均等な他の実試例が可能であるはずであり、よって、本発明の真の技術的な保護範囲は、添付の特許請求の範囲の技術的思想により定められるべきである。
【産業上の利用可能性】
【0058】
上述したような高周波温熱治療装置は、皮膚の美容及び炎症の治療ができるエステ、皮膚科医院及び病院などで使うことが出来るので、その使用及び適用対象が広範囲である。