特許第6561075号(P6561075)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6561075携帯端末による車載アプリ制御方法、装置及び端末
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6561075
(24)【登録日】2019年7月26日
(45)【発行日】2019年8月14日
(54)【発明の名称】携帯端末による車載アプリ制御方法、装置及び端末
(51)【国際特許分類】
   B60R 11/02 20060101AFI20190805BHJP
   B60R 16/02 20060101ALI20190805BHJP
   G10L 15/00 20130101ALI20190805BHJP
   G10L 15/28 20130101ALI20190805BHJP
   G06F 3/16 20060101ALI20190805BHJP
【FI】
   B60R11/02 M
   B60R16/02 655Z
   G10L15/00 200J
   G10L15/28 230K
   G06F3/16 650
【請求項の数】9
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2016-573067(P2016-573067)
(86)(22)【出願日】2014年8月20日
(65)【公表番号】特表2017-524590(P2017-524590A)
(43)【公表日】2017年8月31日
(86)【国際出願番号】CN2014084851
(87)【国際公開番号】WO2015192464
(87)【国際公開日】20151223
【審査請求日】2016年12月14日
(31)【優先権主張番号】201410270557.7
(32)【優先日】2014年6月17日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
(74)【代理人】
【識別番号】100110423
【弁理士】
【氏名又は名称】曾我 道治
(74)【代理人】
【識別番号】100111648
【弁理士】
【氏名又は名称】梶並 順
(74)【代理人】
【識別番号】100147500
【弁理士】
【氏名又は名称】田口 雅啓
(74)【代理人】
【識別番号】100166235
【弁理士】
【氏名又は名称】大井 一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100179914
【弁理士】
【氏名又は名称】光永 和宏
(74)【代理人】
【識別番号】100179936
【弁理士】
【氏名又は名称】金山 明日香
(72)【発明者】
【氏名】謝志華
【審査官】 中屋 裕一郎
(56)【参考文献】
【文献】 特開2013−115769(JP,A)
【文献】 特開2003−076460(JP,A)
【文献】 特開2014−044725(JP,A)
【文献】 特開2013−006472(JP,A)
【文献】 国際公開第2008/084556(WO,A1)
【文献】 特開2004−334927(JP,A)
【文献】 特表2011−511935(JP,A)
【文献】 米国特許第09285944(US,B1)
【文献】 米国特許出願公開第2015/0015500(US,A1)
【文献】 特表2012−508530(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60R 11/02
B60R 16/02
G06F 3/16
G10L 15/00 − 17/26
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
音声アイコン及びユーザによって指定された1つ又は複数の車載アプリのアイコンが表示される車載アプリUIをユーザに提供するステップと、
ユーザインタラクションを立ち上げ、ユーザが入力した音声情報を受信するステップと、
前記音声情報について音声認識を行い、前記ユーザの音声指令を取得するステップと、
前記音声指令に基づき前記車載アプリを操作するステップとを含み、
前記音声アイコンはスクリーンの中心位置に配置され、前記音声アイコンのサイズは前記1つ又は複数の車載アプリの各アイコンのサイズよりも大きく、
音声インタラクション・プロセスが未開始又はアイドルである場合、音声アイコンは静止マイクロホンであり、ユーザの音声が入力されると、マイクロホンアイコンは音量の大きさに応じてその背景色を自動的に調整し、さらにボタンの周囲に音量の大きさにつれて変化する音波パターンが表示される、携帯端末による車載アプリ制御方法。
【請求項2】
前記ユーザインタラクションを立ち上げ、ユーザが入力した音声情報を受信するステップは、
前記音声アイコンがユーザにクリックされると、タッチ指令を生成するステップと、
前記タッチ指令に基づきユーザインタラクションを立ち上げ、ユーザが入力した音声情報を受信するステップと、を含む請求項1に記載の車載アプリ制御方法。
【請求項3】
ユーザインタラクションを立ち上げ、ユーザが入力した音声情報を受信するステップは、
ウェアラブル装置によってユーザインタラクションを立ち上げ、該ウェアラブル装置によって、ユーザが入力した音声情報を受信するステップを含む請求項1に記載の車載アプリ制御方法。
【請求項4】
前記車載アプリUIは、少なくとも1つの拒否アプリを含み、
ユーザによって指定された1つ又は複数の車載アプリのアイコンが表示される車載アプリUIをユーザに提供するステップは、
前記携帯端末の現在の拒否状態を取得し、取得結果を得るステップと、
前記取得結果によれば前記携帯端末の拒否機能がオンされていると、前記車載アプリUIにおいて拒否アプリに対応した第3アイコンを表示させるステップと、
前記取得結果によれば前記携帯端末の拒否機能がオフされていると、前記車載アプリUIにおいて拒否アプリに対応した第4アイコンを表示させるステップと、を含む請求項1に記載の車載アプリ制御方法。
【請求項5】
前記車載アプリUIは、音声認識によって得られた音声指令、及び/又はメッセージ時間情報、及び/又はユーザの運転情報を表示するための第1領域をさらに含む請求項1に記載の車載アプリ制御方法。
【請求項6】
音声アイコン及びユーザによって指定された1つ又は複数の車載アプリのアイコンが表示される車載アプリUIをユーザに提供する提供モジュールと、
ユーザインタラクションを立ち上げ、ユーザが入力した音声情報を受信する受信モジュールと、
前記音声情報について音声認識を行い、前記ユーザの音声指令を取得する認識モジュールと、
前記音声指令に基づき前記車載アプリを操作する処理モジュールとを備え、
前記音声アイコンはスクリーンの中心位置に配置され、前記音声アイコンのサイズは前記1つ又は複数の車載アプリの各アイコンのサイズよりも大きく、
音声インタラクション・プロセスが未開始又はアイドルである場合、音声アイコンは静止マイクロホンであり、ユーザの音声が入力されると、マイクロホンアイコンは音量の大きさに応じてその背景色を自動的に調整し、さらにボタンの周囲に音量の大きさにつれて変化する音波パターンが表示される、携帯端末による車載アプリ制御装置。
【請求項7】
前記受信モジュールは、
前記音声アイコンがユーザにクリックされると、タッチ指令を生成する検知サブモジュールと、
前記タッチ指令に基づきユーザインタラクションを立ち上げ、ユーザが入力した音声情報を受信する受信サブモジュールと、を備える請求項6に記載の車載アプリ制御装置。
【請求項8】
前記受信モジュールは、
ウェアラブル装置によってユーザインタラクションを立ち上げ、該ウェアラブル装置によって、ユーザが入力した音声情報を受信する無線インタラクション・サブモジュールを備える請求項6に記載の車載アプリ制御装置。
【請求項9】
請求項6−8のいずれか一項に記載の車載アプリ制御装置を備える携帯端末。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車載サービスの分野に関し、特に携帯端末による車載アプリ制御方法、装置及び携帯端末に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、市販の車載音声製品は、ほとんど特定の車両のためにカスタマイズされたものであり、コストが高く、機能が比較的に単一であるため、普及できない。従来の携帯端末、特にスマートフォンOSを実装した携帯端末は、一般的な運転者のコアなニーズ、例えば電話やナビゲーション等のニーズを満たすことができるとともに、日常生活に関連する機能をより多く提供できるため、生活の必需品となる傾向があり、そのサーキュレーションが運転者のみに適用するものである、カスタマイズされた車載音声製品より遥かに高い。
【0003】
しかしながら、従来の携帯電話において、特定の運転シーンのために設定されたOSを備えていない。たとえば、運転中に運転者がナビゲーションしようとする際に、仕分け表示されたアプリUIにおいてカーナビアプリを調べる必要がある。インテリジェント端末のアプリが豊か過ぎて、運転者が調べながら運転もしているため、これは安全運転に影響する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、車載アプリを使用する際に、運転者が両手を操作から解放し、運転の安全性を向上させるための、携帯端末による車載アプリ制御方法、装置及び携帯端末を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、本発明の実施例は、ユーザによって指定された1つ又は複数の車載アプリのアイコンが表示される車載アプリUIをユーザに提供するステップと、ユーザインタラクションを立ち上げ、ユーザが入力した音声情報を受信するステップと、前記音声情報について音声認識を行い、前記ユーザの音声指令を取得するステップと、前記音声指令に基づき前記車載アプリを操作するステップと、を含む携帯端末による車載アプリ制御方法を提供する。
【0006】
前記車載アプリUIは、さらに音声アイコンを含む。ユーザインタラクションを立ち上げ、ユーザが入力した音声情報を受信するステップは、前記音声アイコンがユーザにクリックされると、タッチ指令を生成するステップと、前記タッチ指令に基づきユーザインタラクションを立ち上げ、ユーザが入力した音声情報を受信するステップと、を含む。
【0007】
前記ユーザインタラクションが立ち上げられていない場合、前記音声アイコンは、前記車載アプリUIにおいて「オンしていない」ことを表す第1アイコンに表示され、前記ユーザインタラクションが立ち上げられた場合、前記音声アイコンは、前記車載アプリUIにおいて「オンした」ことを表す第2アイコンに表示される。
【0008】
ユーザインタラクションを立ち上げ、ユーザが入力した音声情報を受信するステップは、ウェアラブル装置によってユーザインタラクションを立ち上げ、該ウェアラブル装置によって、ユーザが入力した音声情報を受信するステップを含む。
【0009】
前記表示UIは、少なくとも1つの拒否アプリを含む。ユーザによって指定された1つ又は複数の車載アプリのアイコンが表示される車載アプリUIをユーザに提供するステップは、前記携帯端末の現在の拒否状態を取得し、取得結果を得るステップと、前記取得結果によれば前記携帯端末の拒否機能がオンされていると、前記車載アプリUIにおいて拒否アプリに対応した第3アイコンを表示させるステップと、前記取得結果によれば前記携帯端末の拒否機能がオフされていると、前記車載アプリUIにおいて拒否アプリに対応した第4アイコンを表示させるステップと、を含む。
【0010】
前記車載アプリUIは、音声認識によって得られた音声指令、及び/又はメッセージ時間情報、及び/又はユーザの運転情報を表示するための第1領域をさらに備える。
【0011】
また、本発明は、別の実施例において、ユーザによって指定された1つ又は複数の車載アプリのアイコンが表示される車載アプリUIをユーザに提供する提供モジュールと、ユーザインタラクションを立ち上げ、ユーザが入力した音声情報を受信する受信モジュールと、前記音声情報について音声認識を行い、前記ユーザの音声指令を取得する認識モジュールと、前記音声指令に基づき前記車載アプリを操作する処理モジュールと、を備える携帯端末による車載アプリ制御装置を提供する。
【0012】
前記表示UIは、さらに音声アイコンを含む。前記受信モジュールは、前記音声アイコンがユーザにクリックされると、タッチ指令を生成する検知サブモジュールと、前記タッチ指令に基づきユーザインタラクションを立ち上げ、ユーザが入力した音声情報を受信する受信サブモジュールと、を備える。
【0013】
前記受信モジュールは、ウェアラブル装置によってユーザインタラクションを立ち上げ、該ウェアラブル装置によって、ユーザが入力した音声情報を受信する無線インタラクション・サブモジュールを備える。
【0014】
また、本発明は、さらに別の実施例において、上記車載アプリ制御装置を備える携帯端末を提供する。
【発明の効果】
【0015】
本発明の上記技術的な解決手段の有益な効果について、本発明の技術案によれば、携帯端末の車載アプリを1つのUIに一括表示する。ユーザは音声制御により、UIにおける車載アプリを操作でき、それにより手を操作から効果的に解放し、運転の安全性を向上させ、よりフレンドリーな携帯端末によるサービスをユーザに提供する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明に係る携帯端末による車載アプリ制御方法のフローチャート。
図2】本発明に係る車載アプリUIのレイアウト模式図。
図3】本発明に係る車載アプリUIのレイアウト模式図。
図4】本発明に係る車載アプリUIのレイアウト模式図。
図5】本発明に係る車載アプリUIのレイアウト模式図。
図6】本発明に係る携帯端末による車載アプリ制御装置の構成模式図。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明が解決しようとする課題、技術案及び利点をより明確にするために、以下、図面及び具体的な実施例を参照しながら詳細な説明を行う。
【0018】
本発明の実施例は、図1に示すように、
ユーザによって指定された1つ又は複数の車載アプリのアイコンが表示される車載アプリUIをユーザに提供するステップ11と、
ユーザインタラクションを立ち上げ、ユーザが入力した音声情報を受信するステップ12と、
前記音声情報について音声認識を行い、前記ユーザの音声指令を取得するステップ13と、
前記音声指令に基づき前記車載アプリを操作する(ユーザによって車載アプリUIにおける車載アプリをタッチ操作してもよい)ステップ14と、を含む携帯端末による車載アプリ制御方法を提供する。
【0019】
上記説明したことから分かるように、本発明の車載アプリ制御方法は、携帯端末による車載アプリを1つのUIに一括表示する。ユーザは、音声制御により、UIにおける車載アプリを操作でき、それにより手を操作から効果的に解放し、運転の安全性を向上させ、よりフレンドリーな携帯端末によるサービスをユーザに提供する。
【0020】
また、本発明の車載サービス方法は、ユーザに2種類の音声入力方法を提供する。
【0021】
1つの音声入力方法として、車載アプリUIにおいて音声アイコンを提供する。上記ステップ12において、前記音声アイコンがユーザにクリックされると、タッチ指令を生成し、前記タッチ指令に基づきユーザインタラクションを立ち上げ、ユーザが入力した音声情報を受信する。より多くの情報を車載アプリUIからユーザに提供するために、前記ユーザインタラクションが立ち上げられていない場合、音声アイコンは、前記車載アプリUIにおいて「オンしていない」ことを表す第1アイコンに表示され、前記ユーザインタラクションが立ち上げられた場合、音声アイコンは、前記表示UIにおいて「オンした」ことを表す第2アイコンに表示される。ユーザは、異なる音声アイコンによって携帯端末の動作状態を把握できる。
【0022】
例えば、音声インタラクション・プロセスが未開始又はアイドルである場合、音声アイコンは静止マイクロホン(すなわち第1アイコン)であり、ユーザの音声が入力されると、マイクロホンアイコンは音量の大きさに応じてその背景色を自動的に調整し、さらにマイクロホン付近のボタン背景も音量の大きさに応じてその背景色を自動的に調整するとともに、ボタンの周囲に音量の大きさにつれて変化する音波パターン(すなわち第2アイコン)が表示され、音声認識を行う時、マイクロホンアイコンの背景色が変化せず、アイコンの背景色も回復し、音波パターンが消失するとともに、アイコンのフレームに暗くなる2本の線が表示されて、且つアイコンのフレーム軌跡に沿って時計回り又は反時計回りに回転する。
【0023】
もう1つの音声入力方法として、上記ステップ12では、ウェアラブル装置によってユーザインタラクションを立ち上げ、該ウェアラブル装置によって、ユーザが入力した音声情報を受信し、より簡単な操作方式をユーザに提供する。ウェアラブル装置として、スマートメガネ、スマートヘッドセット等が挙げられ、ブルートゥース(登録商標)によって携帯端末に音声情報を伝送できる。
【0024】
また、前記表示UIは、少なくとも1つの拒否アプリを含む。ユーザは拒否アプリのアイコンからより多くの情報を取得することができるようにするために、上記ステップ11では、前記携帯端末の現在の拒否状態を取得し、取得結果を得、前記取得結果によれば前記携帯端末の拒否機能がオンされていると、前記車載アプリUIにおいて拒否アプリに対応した第3アイコンを表示させ、前記取得結果によれば前記携帯端末の拒否機能がオフされていると、前記車載アプリUIにおいて拒否アプリに対応した第4アイコンを表示させる。
【0025】
また、本発明の車載サービス方法で提供される情報をさらに豊かにするために、好適な実施形態として、前記車載アプリUIにおいて、音声認識によって得られた音声指令、及び/又はメッセージ時間情報、及び/又はユーザの運転情報(例えば運転速度)を表示するための第1領域を設置する。
【0026】
以下、本発明の車載アプリUIを説明する。
【0027】
実施例1
図2は、音声アイコン1、及び拒否アプリ2、カーナビアプリ3、電話アプリ4、音楽アプリ5、天気アプリ6、ヘルプアプリ7、設定アプリ8のアイコンを含む車載アプリUIを示す。アイコンは角丸矩形である。音声アイコン1以外の車載アプリのアイコンは相互に置換可能である。音声アイコン1はスクリーンの中心位置に配置され、サイズが比較的大きく、運転手が簡単にクリックできる。拒否アプリ2のアイコンは1つのスイッチマークが表示され、拒否アプリのオン又はオフ状態を表示する。アイコンの形状は角丸矩形であり、周囲に機能説明又は指示用のテキスト情報(図示せず)が添付されてもよい。
【0028】
実施例2
図3は、音声アイコン1、及び拒否アプリ2、カーナビアプリ3、電話アプリ4、音楽アプリ5、天気アプリ6、ヘルプアプリ7、設定アプリ8のアイコンを含む車載アプリUIを示す。アイコンは円形である。音声アイコン1以外の車載アプリのアイコンは相互に置換可能である。音声アイコン1はスクリーンの中心位置に配置され、サイズが比較的大きく、運転手が簡単にクリックできる。拒否アプリ2のアイコンは1つのスイッチマークが表示され、拒否アプリのオン又はオフ状態を表示する。アイコンの形状は角丸矩形であり、周囲に機能説明又は指示用のテキスト情報(図示せず)が添付されてもよい。
【0029】
実施例3
図4は、第1領域9を含む車載アプリUIのレイアウト(第1領域において時間情報を表示させる)を示し、車載アプリUIはさらに音声アイコン1、カーナビアプリ3、電話アプリ4、ヘルプアプリ7、設定アプリ8のアイコンを含む。音声アイコン1以外の車載アプリのアイコンは相互に置換可能である。音声アイコン1はスクリーンの中心位置に配置され、サイズが比較的大きく、運転手が簡単にクリックできる。
【0030】
実施例4
図5は、第1領域9を含む車載アプリUIのレイアウト(第1領域において認識した音声指令及び音声インタラクション・プロセスを表示させる)を示し、車載アプリUIはさらに音声アプリ1、カーナビアプリ3及び電話アプリ4のアイコンを含む。音声アプリのアイコン1以外、カーナビアプリ3と電話アプリ4のアイコンの位置は相互に置換可能である。音声アイコン1はスクリーンの中心線位置に配置され、サイズが比較的大きく、運転手が簡単にクリックできる。
【0031】
以上のように、本発明の車載アプリUIは非常にシンプルであり、インタラクション及び機能の実用性を有し、運転シーンに非常に適し、あらゆる携帯端末に適用できる。
【0032】
また、図6に示すように、本発明は、
ユーザによって指定された1つ又は複数の車載アプリのアイコンが表示される車載アプリUIをユーザに提供する提供モジュールと、
ユーザインタラクションを立ち上げ、ユーザが入力した音声情報を受信する受信モジュールと、
前記音声情報について音声認識を行い、前記ユーザの音声指令を取得する認識モジュールと、
前記音声指令に基づき前記車載アプリを操作する処理モジュールと、を備える携帯端末による車載アプリ制御装置をさらに提供する。
【0033】
上記説明したことから分かるように、本発明の車載アプリ装置は、携帯端末による車載アプリを1つのUIに一括表示する。ユーザは、音声制御により、UIにおける車載アプリを操作でき、それにより手を操作から効果的に解放し、運転の安全性を向上させ、よりフレンドリーな携帯端末によるサービスをユーザに提供する。
【0034】
また、本発明の車載サービス装置は、ユーザに2種類の音声入力方法を提供する。
【0035】
1つの音声入力方式として、車載アプリUIにおいて音声アイコンを提供する。前記受信モジュールは、前記音声アイコンがユーザにクリックされると、タッチ指令を生成する検知サブモジュールと、前記タッチ指令に基づきユーザインタラクションを立ち上げ、ユーザが入力した音声情報を受信する受信サブモジュールと、を備える。
【0036】
もう1つの音声入力方式として、前記受信モジュールは、ウェアラブル装置によってユーザインタラクションを立ち上げ、該ウェアラブル装置によって、ユーザが入力した音声情報を受信する無線インタラクション・サブモジュールを備え、より簡単な操作方式をユーザに提供できる。
【0037】
本実施例の車載アプリ制御装置は、本発明の車載アプリ制御方法に対応し、該方法の技術的効果と同様の効果を達成できるとは言うまでもない。
【0038】
また、本発明は、上記車載アプリ制御装置を備える携帯端末をさらに提供する。携帯端末は、携帯電話、PAD等の装置であってもよい。提供モジュールは、携帯端末のディスプレイスクリーン及びディスプレイスクリーンを制御する処理チップであってもよい。受信モジュールは、ユーザの音声情報を直接受信する携帯端末のマイクロホンを含んでもよく、受信モジュールは、ユーザのウェアラブル装置が送信する音声情報を受信するための無線通信受信機をさらに備えてもよい。認識モジュールは携帯端末の音声認識チップ、処理モジュールは携帯端末のプロセッサであってもよい。
【0039】
以上、本発明の好ましい実施の形態を説明したが、当業者は、本発明の前記原理を逸脱せずに、様々な改良や修飾を行うことができ、これらの改良や修飾も本発明の保護範囲に属する。
【産業上の利用可能性】
【0040】
上記のように、上記実施例及び好ましい実施形態によれば、携帯端末による車載アプリを1つのUIに一括表示する。ユーザは、音声制御により、UIにおける車載アプリを操作でき、それにより手を操作から効果的に解放し、運転の安全性を向上させ、よりフレンドリーな携帯端末によるサービスをユーザに提供する。
図1
図2
図3
図4
図5
図6