特許第6561130号(P6561130)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 華為技術有限公司の特許一覧

特許6561130ハイブリッド自動再送要求−肯定応答伝送方法及び装置
<>
  • 特許6561130-ハイブリッド自動再送要求−肯定応答伝送方法及び装置 図000006
  • 特許6561130-ハイブリッド自動再送要求−肯定応答伝送方法及び装置 図000007
  • 特許6561130-ハイブリッド自動再送要求−肯定応答伝送方法及び装置 図000008
  • 特許6561130-ハイブリッド自動再送要求−肯定応答伝送方法及び装置 図000009
  • 特許6561130-ハイブリッド自動再送要求−肯定応答伝送方法及び装置 図000010
  • 特許6561130-ハイブリッド自動再送要求−肯定応答伝送方法及び装置 図000011
  • 特許6561130-ハイブリッド自動再送要求−肯定応答伝送方法及び装置 図000012
  • 特許6561130-ハイブリッド自動再送要求−肯定応答伝送方法及び装置 図000013
  • 特許6561130-ハイブリッド自動再送要求−肯定応答伝送方法及び装置 図000014
  • 特許6561130-ハイブリッド自動再送要求−肯定応答伝送方法及び装置 図000015
  • 特許6561130-ハイブリッド自動再送要求−肯定応答伝送方法及び装置 図000016
  • 特許6561130-ハイブリッド自動再送要求−肯定応答伝送方法及び装置 図000017
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6561130
(24)【登録日】2019年7月26日
(45)【発行日】2019年8月14日
(54)【発明の名称】ハイブリッド自動再送要求−肯定応答伝送方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 28/04 20090101AFI20190805BHJP
   H04W 28/06 20090101ALI20190805BHJP
   H04W 72/04 20090101ALI20190805BHJP
【FI】
   H04W28/04 110
   H04W28/06 130
   H04W72/04 131
   H04W72/04 136
【請求項の数】25
【全頁数】36
(21)【出願番号】特願2017-546182(P2017-546182)
(86)(22)【出願日】2015年3月4日
(65)【公表番号】特表2018-512776(P2018-512776A)
(43)【公表日】2018年5月17日
(86)【国際出願番号】CN2015073636
(87)【国際公開番号】WO2016138646
(87)【国際公開日】20160909
【審査請求日】2017年10月16日
(73)【特許権者】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100091214
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 進介
(72)【発明者】
【氏名】成 ▲艶▼
(72)【発明者】
【氏名】周 永行
(72)【発明者】
【氏名】曲 秉玉
【審査官】 横田 有光
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2014/0293893(US,A1)
【文献】 国際公開第2013/162203(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24− 7/26
H04W 4/00−99/00
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハイブリッド自動再送要求−肯定応答伝送方法であって、
ユーザ機器により、前記ユーザ機器のサービングセルである、サブフレームn−kの第1のサービングセルで、ダウンリンクセミパーシステントスケジューリングSPSリリースを示す物理ダウンリンク共有チャネルPDSCH又はダウンリンク制御チャネルを受信するステップと、
前記ユーザ機器により、サブフレームnで、前記第1のサービングセルのものであり前記サブフレームn−kに含まれる前記PDSCH又は前記ダウンリンク制御チャネルに対応するハイブリッド自動再送要求−肯定応答HARQ−ACKを送信するステップとを含み、
nが整数であり、kが正の整数であり、kが集合Kに属し、設定されたHARQ−ACKタイミングに応じて前記集合Kが判定され、前記設定されたHARQ−ACKタイミングが第1のHARQ−ACKタイミング又は第2のHARQ−ACKタイミングを含
前記設定されたHARQ−ACKタイミングが前記第1のHARQ−ACKタイミングであるとき、前記集合Kが1つの要素のみを含み、前記サブフレームnが短縮サブフレームに基づくフレーム構造においてダウンリンク伝送に使用される第1のサブフレーム、若しくは前記短縮サブフレームに基づく前記フレーム構造においてアップリンク伝送に使用される第2のサブフレームであるか、又は
前記設定されたHARQ−ACKタイミングが前記第2のHARQ−ACKタイミングであるとき、前記集合Kが少なくとも1つの要素を含み、前記サブフレームnが前記第2のサブフレームである、方法。
【請求項2】
前記設定されたHARQ−ACKタイミングが前記第1のHARQ−ACKタイミングであるとき、前記集合Kが{3}又は{4}である、請求項に記載の方法。
【請求項3】
前記設定されたHARQ−ACKタイミングが前記第2のHARQ−ACKタイミングであるとき、前記第1のサービングセルの参照アップリンク−ダウンリンク構成に応じて前記集合Kが判定される、請求項に記載の方法。
【請求項4】
前記設定されたHARQ−ACKタイミングが前記第2のHARQ−ACKタイミングであるとき、前記第1のサービングセルの参照アップリンク−ダウンリンク構成に応じて前記集合Kが判定されることが、
前記参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成0であるとき、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム4、サブフレーム7、若しくはサブフレーム9に対応し、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2若しくはサブフレーム7に対応するとき、前記集合Kが{6}であり、若しくは、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム4若しくはサブフレーム9に対応するとき、前記集合Kが{4}であること、
前記参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成1であるとき、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム3、サブフレーム7、若しくはサブフレーム8に対応し、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2若しくはサブフレーム7に対応するとき、前記集合Kが{7,6}であり、若しくは、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム3若しくはサブフレーム8に対応するとき、前記集合Kが{4}であること、
前記参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成2であるとき、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2若しくはサブフレーム7に対応し、前記集合Kが{8,7,4,6}であること、
前記参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成3であるとき、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム3、若しくはサブフレーム4に対応し、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2に対応するとき、前記集合Kが{7,6,11}であり、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム3に対応するとき、前記集合Kが{6,5}であり、若しくは、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム4に対応するとき、前記集合Kが{5,4}であること、
前記参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成4であるとき、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2及びサブフレーム3に対応し、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2に対応するとき、前記集合Kが{12,8,7,11}であり、若しくは、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム3に対応するとき、前記集合Kが{6,5,4,7}であること、
前記参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成5であるとき、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2に対応し、前記集合Kが{13,12,9,8,7,5,4,11,6}であること、又は
前記参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成6であるとき、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム3、サブフレーム4、サブフレーム7、若しくはサブフレーム8に対応し、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム3、サブフレーム7、若しくはサブフレーム8に対応するとき、前記集合Kが{7}であり、若しくは、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム4に対応するとき、前記集合Kが{5}であること
を含む、請求項に記載の方法。
【請求項5】
前記参照アップリンク−ダウンリンク構成が前記第1のサービングセルのアップリンク−ダウンリンク構成であり、前記第1のサービングセルの前記アップリンク−ダウンリンク構成が、無線フレームでの第1のサブフレーム、第2のサブフレーム、ダウンリンクサブフレーム、及びアップリンクサブフレームの配置を示す、請求項又はに記載の方法。
【請求項6】
ハイブリッド自動再送要求−肯定応答伝送方法であって、
基地局により、ユーザ機器に対して、前記ユーザ機器のサービングセルである、サブフレームn−kの第1のサービングセルで、ダウンリンクセミパーシステントスケジューリングSPSリリースを示す物理ダウンリンク共有チャネルPDSCH又はダウンリンク制御チャネルを送信するステップと、
前記基地局により、サブフレームnで、前記ユーザ機器により送信され、前記第1のサービングセルのものであり前記サブフレームn−kに含まれる前記PDSCH又は前記ダウンリンク制御チャネルに対応するハイブリッド自動再送要求−肯定応答HARQ−ACKを受信するステップとを含み、
nが整数であり、kが正の整数であり、kが集合Kに属し、前記基地局により前記ユーザ機器に対して設定されたHARQ−ACKタイミングに応じて前記集合Kが判定され
前記基地局により前記ユーザ機器に対して設定された前記HARQ−ACKタイミングが第1のHARQ−ACKタイミングであるとき、前記集合Kが1つの要素のみを含み、前記サブフレームnが短縮サブフレームに基づくフレーム構造においてダウンリンク伝送に使用される第1のサブフレーム、若しくは前記短縮サブフレームに基づく前記フレーム構造においてアップリンク伝送に使用される第2のサブフレームであるか、又は
前記基地局により前記ユーザ機器に対して設定された前記HARQ−ACKタイミングが第2のHARQ−ACKタイミングであるとき、前記集合Kが少なくとも1つの要素を含み、前記サブフレームnが前記第2のサブフレームである、方法。
【請求項7】
前記基地局により前記ユーザ機器に対して設定された前記HARQ−ACKタイミングが前記第1のHARQ−ACKタイミングであるとき、前記集合Kが{3}又は{4}である、請求項に記載の方法。
【請求項8】
前記基地局により前記ユーザ機器に対して設定された前記HARQ−ACKタイミングが第2のHARQ−ACKタイミングであるとき、前記第1のサービングセルの参照アップリンク−ダウンリンク構成に応じて前記集合Kが判定される、請求項に記載の方法。
【請求項9】
前記基地局により前記ユーザ機器に対して設定された前記HARQ−ACKタイミングが前記第2のHARQ−ACKタイミングであるとき、前記第1のサービングセルの参照アップリンク−ダウンリンク構成に応じて前記集合Kが判定されることが、
前記参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成0であるとき、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム4、サブフレーム7、若しくはサブフレーム9に対応し、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2若しくはサブフレーム7に対応するとき、前記集合Kが{6}であり、若しくは、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム4若しくはサブフレーム9に対応するとき、前記集合Kが{4}であること、
前記参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成1であるとき、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム3、サブフレーム7、若しくはサブフレーム8に対応し、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2若しくはサブフレーム7に対応するとき、前記集合Kが{7,6}であり、若しくは、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム3若しくはサブフレーム8に対応するとき、前記集合Kが{4}であること、
前記参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成2であるとき、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2若しくはサブフレーム7に対応し、前記集合Kが{8,7,4,6}であること、
前記参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成3であるとき、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム3、若しくはサブフレーム4に対応し、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2に対応するとき、前記集合Kが{7,6,11}であり、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム3に対応するとき、前記集合Kが{6,5}であり、若しくは、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム4に対応するとき、前記集合Kが{5,4}であること、
前記参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成4であるとき、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2及びサブフレーム3に対応し、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2に対応するとき、前記集合Kが{12,8,7,11}であり、若しくは、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム3に対応するとき、前記集合Kが{6,5,4,7}であること、
前記参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成5であるとき、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2に対応し、前記集合Kが{13,12,9,8,7,5,4,11,6}であること、又は
前記参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成6であるとき、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム3、サブフレーム4、サブフレーム7、若しくはサブフレーム8に対応し、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム3、サブフレーム7、若しくはサブフレーム8に対応するとき、前記集合Kが{7}であり、若しくは、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム4に対応するとき、前記集合Kが{5}であること
を含む、請求項に記載の方法。
【請求項10】
前記参照アップリンク−ダウンリンク構成が前記第1のサービングセルのアップリンク−ダウンリンク構成であり、前記第1のサービングセルの前記アップリンク−ダウンリンク構成が、無線フレームでの第1のサブフレーム、第2のサブフレーム、ダウンリンクサブフレーム、及びアップリンクサブフレームの配置を示す、請求項又はに記載の方法。
【請求項11】
基地局により、HARQ−ACKタイミングを、ユーザ機器に対して設定するステップが、
前記基地局により、前記第1のサービングセルの参照アップリンク−ダウンリンク構成を、前記ユーザ機器に対して設定するステップを含み、前記第1のサービングセルの前記参照アップリンク−ダウンリンク構成が、前記第1のサービングセルのHARQ−ACKタイミングを決定する、請求項から10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
前記基地局により、前記HARQ−ACKタイミングを、前記ユーザ機器に対して設定するステップであって、前記基地局により前記ユーザ機器に対して設定された前記HARQ−ACKタイミングが第1のHARQ−ACKタイミング又は第2のHARQ−ACKタイミングを含む、ステップ
を含む、請求項から11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
ユーザ機器であって、
前記ユーザ機器のサービングセルである、サブフレームn−kの第1のサービングセルで、ダウンリンクセミパーシステントスケジューリングSPSリリースを示す物理ダウンリンク共有チャネルPDSCH又はダウンリンク制御チャネルを受信するように構成された受信モジュールと、
サブフレームnで、前記第1のサービングセルのものであり前記サブフレームn−kに含まれる前記PDSCH又は前記ダウンリンク制御チャネルに対応するハイブリッド自動再送要求−肯定応答HARQ−ACKを送信するように構成された送信モジュールとを含み、
nが整数であり、kが正の整数であり、kが集合Kに属し、設定されたHARQ−ACKタイミングに応じて前記集合Kが判定され、前記設定されたHARQ−ACKタイミングが第1のHARQ−ACKタイミング又は第2のHARQ−ACKタイミングを含
前記設定されたHARQ−ACKタイミングが前記第1のHARQ−ACKタイミングであるとき、前記集合Kが1つの要素のみを含み、前記サブフレームnが短縮サブフレームに基づくフレーム構造においてダウンリンク伝送に使用される第1のサブフレーム、若しくは前記短縮サブフレームに基づく前記フレーム構造においてアップリンク伝送に使用される第2のサブフレームであるか、又は
前記設定されたHARQ−ACKタイミングが前記第2のHARQ−ACKタイミングであるとき、前記集合Kが少なくとも1つの要素を含み、前記サブフレームnが前記第2のサブフレームである、ユーザ機器。
【請求項14】
前記設定されたHARQ−ACKタイミングが前記第1のHARQ−ACKタイミングであるとき、前記集合Kが{3}又は{4}である、請求項13に記載のユーザ機器。
【請求項15】
前記設定されたHARQ−ACKタイミングが前記第2のHARQ−ACKタイミングであるとき、前記第1のサービングセルの参照アップリンク−ダウンリンク構成に応じて前記集合Kが判定される、請求項13に記載のユーザ機器。
【請求項16】
前記設定されたHARQ−ACKタイミングが前記第2のHARQ−ACKタイミングであるとき、前記第1のサービングセルの参照アップリンク−ダウンリンク構成に応じて前記集合Kが判定されることが、
前記参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成0であるとき、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム4、サブフレーム7、若しくはサブフレーム9に対応し、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2若しくはサブフレーム7に対応するとき、前記集合Kが{6}であり、若しくは、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム4若しくはサブフレーム9に対応するとき、前記集合Kが{4}であること、
前記参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成1であるとき、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム3、サブフレーム7、若しくはサブフレーム8に対応し、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2若しくはサブフレーム7に対応するとき、前記集合Kが{7,6}であり、若しくは、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム3若しくはサブフレーム8に対応するとき、前記集合Kが{4}であること、
前記参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成2であるとき、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2若しくはサブフレーム7に対応し、前記集合Kが{8,7,4,6}であること、
前記参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成3であるとき、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム3、若しくはサブフレーム4に対応し、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2に対応するとき、前記集合Kが{7,6,11}であり、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム3に対応するとき、前記集合Kが{6,5}であり、若しくは、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム4に対応するとき、前記集合Kが{5,4}であること、
前記参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成4であるとき、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2及びサブフレーム3に対応し、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2に対応するとき、前記集合Kが{12,8,7,11}であり、若しくは、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム3に対応するとき、前記集合Kが{6,5,4,7}であること、
前記参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成5であるとき、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2に対応し、前記集合Kが{13,12,9,8,7,5,4,11,6}であること、又は
前記参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成6であるとき、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム3、サブフレーム4、サブフレーム7、若しくはサブフレーム8に対応し、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム3、サブフレーム7、若しくはサブフレーム8に対応するとき、前記集合Kが{7}であり、若しくは、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム4に対応するとき、前記集合Kが{5}であること
を含む、請求項15に記載のユーザ機器。
【請求項17】
前記参照アップリンク−ダウンリンク構成が前記第1のサービングセルのアップリンク−ダウンリンク構成であり、前記第1のサービングセルの前記アップリンク−ダウンリンク構成が、無線フレームでの第1のサブフレーム、第2のサブフレーム、ダウンリンクサブフレーム、及びアップリンクサブフレームの配置を示す、請求項15又は16に記載のユーザ機器。
【請求項18】
基地局であって、
ユーザ機器に対して、前記ユーザ機器のサービングセルである、サブフレームn−kの第1のサービングセルで、ダウンリンクセミパーシステントスケジューリングSPSリリースを示す物理ダウンリンク共有チャネルPDSCH又はダウンリンク制御チャネルを送信するように構成された送信モジュールと、
サブフレームnで、前記ユーザ機器により送信され、前記第1のサービングセルのものであり前記サブフレームn−kに含まれる前記PDSCH又は前記ダウンリンク制御チャネルに対応するハイブリッド自動再送要求−肯定応答HARQ−ACKを受信するように構成された受信モジュールとを含み、
nが整数であり、kが正の整数であり、kが集合Kに属し、処理モジュールにより前記ユーザ機器に対して設定されたHARQ−ACKタイミングに応じて前記集合Kが判定され
前記処理モジュールにより前記ユーザ機器に対して設定された前記HARQ−ACKタイミングが第1のHARQ−ACKタイミングであるとき、前記集合Kが1つの要素のみを含み、前記サブフレームnが短縮サブフレームに基づくフレーム構造においてダウンリンク伝送に使用される第1のサブフレーム、若しくは前記短縮サブフレームに基づく前記フレーム構造においてアップリンク伝送に使用される第2のサブフレームであるか、又は
前記処理モジュールにより前記ユーザ機器に対して設定された前記HARQ−ACKタイミングが第2のHARQ−ACKタイミングであるとき、前記集合Kが少なくとも1つの要素を含み、前記サブフレームnが前記第2のサブフレームである、基地局。
【請求項19】
前記処理モジュールにより前記ユーザ機器に対して設定された前記HARQ−ACKタイミングが前記第1のHARQ−ACKタイミングであるとき、前記集合Kが{3}又は{4}である、請求項18に記載の基地局。
【請求項20】
前記処理モジュールにより前記ユーザ機器に対して設定された前記HARQ−ACKタイミングが第2のHARQ−ACKタイミングであるとき、前記第1のサービングセルの参照アップリンク−ダウンリンク構成に応じて前記集合Kが判定される、請求項18に記載の基地局。
【請求項21】
前記処理モジュールにより前記ユーザ機器に対して設定された前記HARQ−ACKタイミングが前記第2のHARQ−ACKタイミングであるとき、前記第1のサービングセルの参照アップリンク−ダウンリンク構成に応じて前記集合Kが判定されることが、
前記参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成0であるとき、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム4、サブフレーム7、若しくはサブフレーム9に対応し、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2若しくはサブフレーム7に対応するとき、前記集合Kが{6}であり、若しくは、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム4若しくはサブフレーム9に対応するとき、前記集合Kが{4}であること、
前記参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成1であるとき、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム3、サブフレーム7、若しくはサブフレーム8に対応し、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2若しくはサブフレーム7に対応するとき、前記集合Kが{7,6}であり、若しくは、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム3若しくはサブフレーム8に対応するとき、前記集合Kが{4}であること、
前記参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成2であるとき、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2若しくはサブフレーム7に対応し、前記集合Kが{8,7,4,6}であること、
前記参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成3であるとき、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム3、若しくはサブフレーム4に対応し、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2に対応するとき、前記集合Kが{7,6,11}であり、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム3に対応するとき、前記集合Kが{6,5}であり、若しくは、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム4に対応するとき、前記集合Kが{5,4}であること、
前記参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成4であるとき、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2及びサブフレーム3に対応し、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2に対応するとき、前記集合Kが{12,8,7,11}であり、若しくは、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム3に対応するとき、前記集合Kが{6,5,4,7}であること、
前記参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成5であるとき、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2に対応し、前記集合Kが{13,12,9,8,7,5,4,11,6}であること、又は
前記参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成6であるとき、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム3、サブフレーム4、サブフレーム7、若しくはサブフレーム8に対応し、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム3、サブフレーム7、若しくはサブフレーム8に対応するとき、前記集合Kが{7}であり、若しくは、前記サブフレームnが無線フレームのサブフレーム4に対応するとき、前記集合Kが{5}であること
を含む、請求項20に記載の基地局。
【請求項22】
前記参照アップリンク−ダウンリンク構成が前記第1のサービングセルのアップリンク−ダウンリンク構成であり、前記第1のサービングセルの前記アップリンク−ダウンリンク構成が、無線フレームでの第1のサブフレーム、第2のサブフレーム、ダウンリンクサブフレーム、及びアップリンクサブフレームの配置を示す、請求項20又は21に記載の基地局。
【請求項23】
前記処理モジュールが、前記第1のサービングセルの参照アップリンク−ダウンリンク構成を、前記ユーザ機器に対して設定するように構成され、前記第1のサービングセルの前記参照アップリンク−ダウンリンク構成が、前記第1のサービングセルのHARQ−ACKタイミングを決定する、請求項18から22のいずれか一項に記載の基地局。
【請求項24】
前記HARQ−ACKタイミングを、前記ユーザ機器に対して設定するように構成された処理モジュールであって、当該処理モジュールにより前記ユーザ機器に対して設定された前記HARQ−ACKタイミングが第1のHARQ−ACKタイミング又は第2のHARQ−ACKタイミングを含む、処理モジュール
を含む、請求項18から23のいずれか一項に記載の基地局。
【請求項25】
プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記プログラムが、請求項1から12のいずれか一項に記載の方法をコンピュータに実行させる、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施例は、ワイヤレス通信技術の分野に関し、特にハイブリッド自動再送要求−肯定応答伝送方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ハイブリッド自動再送要求(Hybrid Automatic Repeat Request,HARQ)は、前方誤り訂正(Forward Error Correction,FEC)コードと自動再送要求(Automatic Repeat Request,ARQ)を組み合わせることによって形成される技術である。ロングタームエボリューション(Long Term Evolution,LTE)システムでは、HARQをサポートするために、端末は、物理アップリンク制御チャネル(Physical Uplink Control Channel,PUCCH)及び物理アップリンク共有チャネル(Physical Uplink Shared Channel,PUSCH)を使用して、HARQ−肯定応答(HARQ Acknowledgment,HARQ−ACK)を基地局にフィードバックする必要がある。HARQ−ACKは、肯定応答(Acknowledgment,ACK)及び否定応答(Negative Acknowledgment,NACK)を含む。
【0003】
既存のLTEシステムは、2つのタイプの無線フレーム構造を含む。フレーム構造タイプ1は周波数分割複信(Frequency−Division Duplex,FDD)に適用され、フレーム構造タイプ2は時分割複信(Time Division Duplex,TDD)に適用される。フレーム構造タイプ1が図1に示され、フレーム構造タイプ2が図2に示されている。図1は、既存のLTEシステムにおけるフレーム構造タイプ1の概略構造図である。図2は、既存のLTEシステムにおけるフレーム構造タイプ2の概略構造図である。図2に示されているフレーム構造タイプ2で、DwPTSはダウンリンクパイロットタイムスロット(Downlink Pilot timeslot,DwPTS)、UpPTSはアップリンクパイロットタイムスロット(Uplink Pilot timeslot,UpPTS)、及びGPはガード期間(Guard Period,GP)である。フレーム構造タイプ1及びフレーム構造タイプ2の両方について、各無線フレームは10個のサブフレームを含み、各サブフレーム(Subframe)の長さは1ミリ秒(ms)である。TDDの場合、既存のLTEシステムでは、表1に示されているように、7つのタイプのアップリンク−ダウンリンク構成が存在する。
【0004】
表1で、Dはダウンリンクサブフレーム、Uはアップリンクサブフレーム、及びSは特殊サブフレームである。
【0005】
既存のLTEシステムでは、FDDの場合、ダウンリンクサブフレームn−4で送信される物理ダウンリンク共有チャネル(Physical Downlink Shared Channel,PDSCH)に対応するHARQ−ACKが、アップリンクサブフレームnでフィードバックされる。TDDの場合、ダウンリンクサブフレームn−kで送信されるPDSCHに対応するHARQ−ACKが、アップリンクサブフレームnでフィードバックされ、kは集合Kに属する。すべてのTDDアップリンク−ダウンリンク構成の場合、Kに対応する集合は、表2に示されている。
【0006】
【表1】
【0007】
【表2】
【0008】
将来の進化型LTEシステムでは、サービス遅延を低減するために、各サブフレームの長さが短縮され、たとえば、各サブフレームの長さが0.2msに短縮され、新しいサブフレームタイプ1と新しいサブフレームタイプ2が導入される。たとえば、図3は、各サブフレームの長さが0.2msである新しいサブフレームタイプ1の概略構造図である。図4は、各サブフレームの長さが0.2msである新しいサブフレームタイプ2の概略構造図である。時間の点で短縮されたサブフレームは、短縮サブフレーム若しくは超短縮サブフレームと呼ばれ得るか、又は短縮送信時間間隔(Transmission Time Interval,TTI)若しくは超短縮TTIと呼ばれ得る。短縮サブフレームの長さが0.2msであるとき、短縮サブフレームは、11個のシンボル(それは、シングルキャリア周波数分割多重アクセス(Single Carrier Frequency Division Multiple Access,SC−FDMA)シンボルであり得る)を時間ドメイン内に含み得る。たとえば、図3に示されているように、新しいサブフレームタイプ1の場合、最初の9個のシンボルがダウンリンク伝送に使用され、1つのシンボルがガード期間(Guard Period,GP)に使用され、1つのシンボルがアップリンク伝送に使用される。たとえば、図4に示されているように、新しいサブフレームタイプ2の場合、最初のシンボルがダウンリンク伝送に使用され、1つのシンボルがGPに使用され、残りの9個のシンボルがアップリンク伝送に使用される。
【0009】
短縮サブフレームに基づくフレーム構造が使用されるとき、HARQ−ACKをフィードバックする方法を設計し直す必要がある。それにより、新しいサブフレーム構造が使用されるときに、システムが低サービス遅延要件を有するサービスを提供できるようにし、新しいサブフレーム構造の十分な大きさのカバレッジを確保できるようにする。
【発明の概要】
【0010】
本発明の実施例は、システムが低サービス遅延要件を有するサービスを提供できるようにし、新しいサブフレーム構造の十分な大きさのカバレッジを確保できるようにする、HARQ−ACKフィードバック用のハイブリッド自動再送要求−肯定応答伝送方法及び装置を提供する。
【0011】
第1の態様によれば、ハイブリッド自動再送要求−肯定応答伝送方法であって、
ユーザ機器により、ユーザ機器のサービングセルである、サブフレームn−kの第1のサービングセルで、ダウンリンクSPSリリースを示すPDSCH又はダウンリンク制御チャネルを受信するステップと、
ユーザ機器により、サブフレームnで、第1のサービングセルのものでありサブフレームn−kに含まれるPDSCH又はダウンリンク制御チャネルに対応するHARQ−ACKを送信するステップとを含み、
nが整数であり、kが正の整数であり、kが集合Kに属し、設定されたHARQ−ACKタイミングに応じて集合Kが判定され、設定されたHARQ−ACKタイミングが第1のHARQ−ACKタイミング又は第2のHARQ−ACKタイミングを含む、方法が提供される。
【0012】
第1の態様に関連して、第1の態様の第1の可能な実装方式では、設定されたHARQ−ACKタイミングが第1のHARQ−ACKタイミングであるとき、集合Kは1つの要素のみを含み、サブフレームnは第1のサブフレーム、第2のサブフレーム、若しくはアップリンクサブフレームであるか、又は
設定されたHARQ−ACKタイミングが第2のHARQ−ACKタイミングであるとき、集合Kは少なくとも1つの要素を含み、サブフレームnは第2のサブフレーム若しくはアップリングサブフレームである。
【0013】
第1の態様の第1の可能な実装方式に関連して、第1の態様の第2の可能な実装方式では、設定されたHARQ−ACKタイミングが第1のHARQ−ACKタイミングであるとき、集合Kは{3}又は{4}である。
【0014】
第1の態様又は第1の態様の第1の可能な実装方式に関連して、第1の態様の第3の可能な実装方式では、設定されたHARQ−ACKタイミングが第2のHARQ−ACKタイミングであるとき、第1のサービングセルの参照アップリンク−ダウンリンク構成に応じて集合Kが判定される。
【0015】
第1の態様の第3の可能な実装方式に関連して、第1の態様の第4の可能な実装方式では、設定されたHARQ−ACKタイミングが第2のHARQ−ACKタイミングであるとき、第1のサービングセルの参照アップリンク−ダウンリンク構成に応じて集合Kが判定されることは、
参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成0であるとき、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム4、サブフレーム7、若しくはサブフレーム9に対応し、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2若しくはサブフレーム7に対応するとき、集合Kが{6}であり、若しくは、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム4若しくはサブフレーム9に対応するとき、集合Kが{4}であること、
参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成1であるとき、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム3、サブフレーム7、若しくはサブフレーム8に対応し、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2若しくはサブフレーム7に対応するとき、集合Kが{7,6}であり、若しくは、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム3若しくはサブフレーム8に対応するとき、集合Kが{4}であること、
参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成2であるとき、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2若しくはサブフレーム7に対応し、集合Kが{8,7,4,6}であること、
参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成3であるとき、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム3、若しくはサブフレーム4に対応し、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2に対応するとき、集合Kが{7,6,11}であり、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム3に対応するとき、集合Kが{6,5}であり、若しくは、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム4に対応するとき、集合Kが{5,4}であること、
参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成4であるとき、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2及びサブフレーム3に対応し、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2に対応するとき、集合Kが{12,8,7,11}であり、若しくは、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム3に対応するとき、集合Kが{6,5,4,7}であること、
参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成5であるとき、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2に対応し、集合Kが{13,12,9,8,7,5,4,11,6}であること、又は
参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成6であるとき、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム3、サブフレーム4、サブフレーム7、若しくはサブフレーム8に対応し、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム3、サブフレーム7、若しくはサブフレーム8に対応するとき、集合Kが{7}であり、若しくは、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム4に対応するとき、集合Kが{5}であることを含む。
【0016】
第1の態様の第3又は第4の可能な実装方式に関連して、第1の態様の第5の可能な実装方式では、参照アップリンク−ダウンリンク構成は第1のサービングセルのアップリンク−ダウンリンク構成であり、第1のサービングセルのアップリンク−ダウンリンク構成は、無線フレームでの第1のサブフレーム、第2のサブフレーム、ダウンリンクサブフレーム、及びアップリンクサブフレームの配置を示す。
【0017】
第2の態様によれば、ハイブリッド自動再送要求−肯定応答伝送方法であって、
地局により、ユーザ機器に対して、ユーザ機器のサービングセルである、サブフレームn−kの第1のサービングセルで、ダウンリンクSPSリリースを示すPDSCH又はダウンリンク制御チャネルを送信するステップと、
基地局により、サブフレームnで、ユーザ機器により送信され、第1のサービングセルのものでありサブフレームn−kに含まれるPDSCH又はダウンリンク制御チャネルに対応するハイブリッド自動再送要求−肯定応答HARQ−ACKを受信するステップとを含み、
nが整数であり、kが正の整数であり、kが集合Kに属し、基地局によりユーザ機器に対して設定されたHARQ−ACKタイミングに応じて集合Kが判定される、方法が提供される。
【0018】
第2の態様に関連して、
基地局により、HARQ−ACKタイミングを、ユーザ機器に対して設定するステップであって、基地局によりユーザ機器に対して設定されたHARQ−ACKタイミングが第1のHARQ−ACKタイミング又は第2のHARQ−ACKタイミングを含む、ステップを含む、方法が提供される。
【0019】
第2の態様に関連して、第2の態様の第1の可能な実装方式では、基地局によりユーザ機器に対して設定されたHARQ−ACKタイミングが第1のHARQ−ACKタイミングであるとき、集合Kは1つの要素のみを含み、サブフレームnは第1のサブフレーム、第2のサブフレーム、若しくはアップリンクサブフレームであるか、又は
基地局によりユーザ機器に対して設定されたHARQ−ACKタイミングが第2のHARQ−ACKタイミングであるとき、集合Kは少なくとも1つの要素を含み、サブフレームnは第2のサブフレーム若しくはアップリンクサブフレームである。
【0020】
第2の態様の第1の可能な実装方式に関連して、第2の態様の第2の可能な実装方式では、基地局によりユーザ機器に対して設定されたHARQ−ACKタイミングが第1のHARQ−ACKタイミングであるとき、集合Kは{3}又は{4}である。
【0021】
第2の態様又は第2の態様の第1の可能な実装方式に関連して、第2の態様の第3の可能な実装方式では、基地局によりユーザ機器に対して設定されたHARQ−ACKタイミングが第2のHARQ−ACKタイミングであるとき、第1のサービングセルの参照アップリンク−ダウンリンク構成に応じて集合Kが判定される。
【0022】
第2の態様の第3の可能な実装方式に関連して、第2の態様の第4の可能な実装方式では、基地局によりユーザ機器に対して設定されたHARQ−ACKタイミングが第2のHARQ−ACKタイミングであるとき、第1のサービングセルの参照アップリンク−ダウンリンク構成に応じて集合Kが判定されることは、
参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成0であるとき、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム4、サブフレーム7、若しくはサブフレーム9に対応し、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2若しくはサブフレーム7に対応するとき、集合Kが{6}であり、若しくは、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム4若しくはサブフレーム9に対応するとき、集合Kが{4}であること、
参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成1であるとき、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム3、サブフレーム7、若しくはサブフレーム8に対応し、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2若しくはサブフレーム7に対応するとき、集合Kが{7,6}であり、若しくは、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム3若しくはサブフレーム8に対応するとき、集合Kが{4}であること、
参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成2であるとき、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2若しくはサブフレーム7に対応し、集合Kが{8,7,4,6}であること、
参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成3であるとき、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム3、若しくはサブフレーム4に対応し、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2に対応するとき、集合Kが{7,6,11}であり、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム3に対応するとき、集合Kが{6,5}であり、若しくは、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム4に対応するとき、集合Kが{5,4}であること、
参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成4であるとき、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2及びサブフレーム3に対応し、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2に対応するとき、集合Kが{12,8,7,11}であり、若しくは、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム3に対応するとき、集合Kが{6,5,4,7}であること、
参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成5であるとき、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2に対応し、集合Kが{13,12,9,8,7,5,4,11,6}であること、又は
参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成6であるとき、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム3、サブフレーム4、サブフレーム7、若しくはサブフレーム8に対応し、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム3、サブフレーム7、若しくはサブフレーム8に対応するとき、集合Kが{7}であり、若しくは、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム4に対応するとき、集合Kが{5}であることを含む。
【0023】
第2の態様の第3及び第4の可能な実装方式に関連して、第2の態様の第5の可能な実装方式では、参照アップリンク−ダウンリンク構成は第1のサービングセルのアップリンク−ダウンリンク構成であり、第1のサービングセルのアップリンク−ダウンリンク構成は、無線フレームでの第1のサブフレーム、第2のサブフレーム、ダウンリンクサブフレーム、及びアップリンクサブフレームの配置を示す。
【0024】
第2の態様又は第2の態様の第1から第5の可能な実装方式のいずれか1つに関連して、第2の態様の第6の可能な実装方式では、基地局により、HARQ−ACKタイミングを、ユーザ機器に対して設定するステップは、
基地局により、第1のサービングセルの参照アップリンク−ダウンリンク構成を、ユーザ機器に対して設定するステップを含み、第1のサービングセルの参照アップリンク−ダウンリンク構成は、第1のサービングセルのHARQ−ACKタイミングを決定する。
【0025】
第3の態様によれば、ユーザ機器であって、
ユーザ機器のサービングセルである、サブフレームn−kの第1のサービングセルで、ダウンリンクSPSリリースを示すPDSCH又はダウンリンク制御チャネルを受信するように構成された受信モジュールと、
サブフレームnで、第1のサービングセルのものでありサブフレームn−kに含まれるPDSCH又はダウンリンク制御チャネルに対応するHARQ−ACKを送信するように構成された送信モジュールとを含み、
nが整数であり、kが正の整数であり、kが集合Kに属し、設定されたHARQ−ACKタイミングに応じて集合Kが判定され、設定されたHARQ−ACKタイミングが第1のHARQ−ACKタイミング又は第2のHARQ−ACKタイミングを含む、ユーザ機器が提供される。
【0026】
第3の態様に関連して、第3の態様の第1の可能な実装方式では、設定されたHARQ−ACKタイミングが第1のHARQ−ACKタイミングであるとき、集合Kは1つの要素のみを含み、サブフレームnは第1のサブフレーム、第2のサブフレーム、若しくはアップリンクサブフレームであるか、又は
設定されたHARQ−ACKタイミングが第2のHARQ−ACKタイミングであるとき、集合Kは少なくとも1つの要素を含み、サブフレームnは第2のサブフレーム若しくはアップリンクサブフレームである。
【0027】
第3の態様の第1の可能な実装方式に関連して、第3の態様の第2の可能な実装方式では、設定されたHARQ−ACKタイミングが第1のHARQ−ACKタイミングであるとき、集合Kは{3}又は{4}である。
【0028】
第3の態様又は第3の態様の第1の可能な実装方式に関連して、第3の態様の第3の可能な実装方式では、設定されたHARQ−ACKタイミングが第2のHARQ−ACKタイミングであるとき、第1のサービングセルの参照アップリンク−ダウンリンク構成に応じて集合Kが判定される。
【0029】
第3の態様の第3の可能な実装方式に関連して、第3の態様の第4の可能な実装方式では、設定されたHARQ−ACKタイミングが第2のHARQ−ACKタイミングであるとき、第1のサービングセルの参照アップリンク−ダウンリンク構成に応じて集合Kが判定されることは、
参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成0であるとき、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム4、サブフレーム7、若しくはサブフレーム9に対応し、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2若しくはサブフレーム7に対応するとき、集合Kが{6}であり、若しくは、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム4若しくはサブフレーム9に対応するとき、集合Kが{4}であること、
参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成1であるとき、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム3、サブフレーム7、若しくはサブフレーム8に対応し、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2若しくはサブフレーム7に対応するとき、集合Kが{7,6}であり、若しくは、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム3若しくはサブフレーム8に対応するとき、集合Kが{4}であること、
参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成2であるとき、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2若しくはサブフレーム7に対応し、集合Kが{8,7,4,6}であること、
参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成3であるとき、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム3、若しくはサブフレーム4に対応し、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2に対応するとき、集合Kが{7,6,11}であり、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム3に対応するとき、集合Kが{6,5}であり、若しくは、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム4に対応するとき、集合Kが{5,4}であること、
参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成4であるとき、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2及びサブフレーム3に対応し、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2に対応するとき、集合Kが{12,8,7,11}であり、若しくは、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム3に対応するとき、集合Kが{6,5,4,7}であること、
参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成5であるとき、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2に対応し、集合Kが{13,12,9,8,7,5,4,11,6}であること、又は
参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成6であるとき、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム3、サブフレーム4、サブフレーム7、若しくはサブフレーム8に対応し、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム3、サブフレーム7、若しくはサブフレーム8に対応するとき、集合Kが{7}であり、若しくは、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム4に対応するとき、集合Kが{5}であることを含む。
【0030】
第3の態様の第3又は第4の可能な実装方式に関連して、第3の態様の第5の可能な実装方式では、参照アップリンク−ダウンリンク構成は第1のサービングセルのアップリンク−ダウンリンク構成であり、第1のサービングセルのアップリンク−ダウンリンク構成は、無線フレームでの第1のサブフレーム、第2のサブフレーム、ダウンリンクサブフレーム、及びアップリンクサブフレームの配置を示す。
【0031】
第4の態様によれば、基地局であって、
ーザ機器に対して、ユーザ機器のサービングセルである、サブフレームn−kの第1のサービングセルで、ダウンリンクSPSリリースを示すPDSCH又はダウンリンク制御チャネルを送信するように構成された送信モジュールと、
サブフレームnで、ユーザ機器により送信され、第1のサービングセルのものでありサブフレームn−kに含まれるPDSCH又はダウンリンク制御チャネルに対応するハイブリッド自動再送要求−肯定応答HARQ−ACKを受信するように構成された受信モジュールとを含み、
nが整数であり、kが正の整数であり、kが集合Kに属し、処理モジュールによりユーザ機器に対して設定されたHARQ−ACKタイミングに応じて集合Kが判定される、基地局が提供される。
【0032】
第4の態様に関連して、
HARQ−ACKタイミングを、ユーザ機器に対して設定するように構成された処理モジュールであって、当該処理モジュールによりユーザ機器に対して設定されたHARQ−ACKタイミングが第1のHARQ−ACKタイミング又は第2のHARQ−ACKタイミングを含む、処理モジュールを含む、基地局が提供される。
【0033】
第4の態様に関連して、第4の態様の第1の可能な実装方式では、処理モジュールによりユーザ機器に対して設定されたHARQ−ACKタイミングが第1のHARQ−ACKタイミングであるとき、集合Kは1つの要素のみを含み、サブフレームnは第1のサブフレーム、第2のサブフレーム、若しくはアップリンクサブフレームであるか、又は
処理モジュールによりユーザ機器に対して設定されたHARQ−ACKタイミングが第2のHARQ−ACKタイミングであるとき、集合Kは少なくとも1つの要素を含み、サブフレームnは第2のサブフレーム若しくはアップリンクサブフレームである。
【0034】
第4の態様の第1の可能な実装方式に関連して、第4の態様の第2の可能な実装方式では、処理モジュールによりユーザ機器に対して設定されたHARQ−ACKタイミングが第1のHARQ−ACKタイミングであるとき、集合Kは{3}又は{4}である。
【0035】
第4の態様又は第4の態様の第1の可能な実装方式に関連して、第4の態様の第3の可能な実装方式では、処理モジュールによりユーザ機器に対して設定されたHARQ−ACKタイミングが第2のHARQ−ACKタイミングであるとき、第1のサービングセルの参照アップリンク−ダウンリンク構成に応じて集合Kが判定される。
【0036】
第4の態様の第3の可能な実装方式に関連して、第4の態様の第4の可能な実装方式では、処理モジュールによりユーザ機器に対して設定されたHARQ−ACKタイミングが第2のHARQ−ACKタイミングであるとき、第1のサービングセルの参照アップリンク−ダウンリンク構成に応じて集合Kが判定されることは、
参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成0であるとき、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム4、サブフレーム7、若しくはサブフレーム9に対応し、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2若しくはサブフレーム7に対応するとき、集合Kが{6}であり、若しくは、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム4若しくはサブフレーム9に対応するとき、集合Kが{4}であること、
参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成1であるとき、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム3、サブフレーム7、若しくはサブフレーム8に対応し、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2若しくはサブフレーム7に対応するとき、集合Kが{7,6}であり、若しくは、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム3若しくはサブフレーム8に対応するとき、集合Kが{4}であること、
参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成2であるとき、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2若しくはサブフレーム7に対応し、集合Kが{8,7,4,6}であること、
参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成3であるとき、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム3、若しくはサブフレーム4に対応し、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2に対応するとき、集合Kが{7,6,11}であり、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム3に対応するとき、集合Kが{6,5}であり、若しくは、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム4に対応するとき、集合Kが{5,4}であること、
参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成4であるとき、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2及びサブフレーム3に対応し、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2に対応するとき、集合Kが{12,8,7,11}であり、若しくは、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム3に対応するとき、集合Kが{6,5,4,7}であること、
参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成5であるとき、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2に対応し、集合Kが{13,12,9,8,7,5,4,11,6}であること、又は
参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成6であるとき、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム3、サブフレーム4、サブフレーム7、若しくはサブフレーム8に対応し、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム3、サブフレーム7、若しくはサブフレーム8に対応するとき、集合Kが{7}であり、若しくは、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム4に対応するとき、集合Kが{5}であることを含む。
【0037】
第4の態様の第3又は第4の可能な実装方式に関連して、第4の態様の第5の可能な実装方式では、参照アップリンク−ダウンリンク構成は第1のサービングセルのアップリンク−ダウンリンク構成であり、第1のサービングセルのアップリンク−ダウンリンク構成は、無線フレームでの第1のサブフレーム、第2のサブフレーム、ダウンリンクサブフレーム、及びアップリンクサブフレームの配置を示す。
【0038】
第4の態様又は第4の態様の第1から第5の可能な実装方式のいずれか1つに関連して、第4の態様の第6の可能な実装方式では、
理モジュールが、第1のサービングセルの参照アップリンク−ダウンリンク構成を、ユーザ機器に対して設定するように具体的に構成され、第1のサービングセルの参照アップリンク−ダウンリンク構成が、第1のサービングセルのHARQ−ACKタイミングを決定する。
【0039】
本発明の実施例で提供されるハイブリッド自動再送要求−肯定応答伝送方法及び装置によると、HARQ−ACKタイミングが上位層を使用して設定され、第1のHARQ−ACKタイミング及び第2のHARQ−ACKタイミングが提供される。セル中心のユーザの場合、第1のHARQ−ACKタイミングが設定されることができ、それにより遅延が低減され、システムは低遅延サービスを提供することができる。セル端のユーザの場合、第2のHARQ−ACKタイミングが設定されることができ、それによりHARQ−ACK性能が保証され、すなわち、システムのカバレッジが保証される。したがって、短縮サブフレーム構造が使用されるとき、システムは低サービス遅延要件を有するサービスを提供することができ、新しいサブフレーム構造の十分な大きさのカバレッジを保証することができる。
【0040】
本発明の実施例又は従来技術の技術的解決策をより明確に説明するために、下記では、実施例又は従来技術を説明するために必要な添付の図面について簡単に説明する。明らかに、下記の説明における添付の図面は、本発明のいくつかの実施例を示しており、当業者は、これらの添付の図面から創造的労力を用いずに他の図面を導き出し得る。
【図面の簡単な説明】
【0041】
図1】既存のLTEシステムのフレーム構造タイプ1の概略構造図である。
図2】既存のLTEシステムのフレーム構造タイプ2の概略構造図である。
図3】新しいサブフレームタイプ1の概略構造図である。
図4】新しいサブフレームタイプ2の概略構造図である。
図5】本発明の実施例によるハイブリッド自動再送要求−肯定応答伝送方法の実施例1の流れ図である。
図6】本発明の実施例によるPUCCH構造の概略図である。
図7】本発明の実施例による別のPUCCH構造の概略図である。
図8】本発明の実施例による更に別のPUCCH構造の概略図である。
図9】本発明の実施例によるPUSCHでのUCIマッピングの概略図である。
図10】本発明の実施例によるハイブリッド自動再送要求−肯定応答伝送方法の実施例2の概略流れ図である。
図11】本発明の実施例によるユーザ機器の実施例1の概略構造図である。
図12】本発明の実施例による基地局の実施例1の概略構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0042】
本発明の実施例の目的、技術的解決策、及び利点を明らかにするために、下記では、本発明の実施例についての添付の図面を参照しながら、本発明の実施例の技術的解決策について明確且つ十分に説明する。明らかに、説明される実施例は、本発明の実施例の一部であって、すべてではない。当業者によって本発明の実施例に基づいて創造的労力なしで得られる他のすべての実施例は、本発明の保護範囲に含まれるものとする。
【0043】
将来の進化型LTEシステムでは、サービス遅延を低減するために、短縮サブフレームに基づくフレーム構造が導入される。短縮サブフレームに基づくフレーム構造では、各サブフレームの長さが短縮され、新しいサブフレームタイプ1及び新しいサブフレームタイプ2が導入される。たとえば、各サブフレームの長さが0.2msに短縮されるとき、新しいサブフレームタイプ1の概略構造図が図3に示され、新しいサブフレームタイプ2の概略構造図が図4に示されている。各短縮サブフレームの長さは、本発明で限定されないことに留意する必要がある。たとえば、各サブフレームの長さは、代替で0.25msに短縮され得る。この場合、各サブフレームは、14個の時間ドメインシンボルを含む。新しいサブフレームタイプ1の14個のシンボルのうち、ダウンリンク伝送用のシンボルが12個、ガード期間(Guard Period,GP)用のシンボルが1個のみ、アップリンク伝送用のシンボルが1個のみ、存在し得る。新しいサブフレームタイプ2の14個のシンボルのうち、ダウンリンク伝送用のシンボルが1個のみ、ガード期間用のシンボルが1個のみ、アップリンク伝送用のシンボルが12個、存在し得る。
【0044】
短縮サブフレームに基づくフレーム構造において、新しいサブフレームタイプ1のサブフレームは、主としてダウンリンク伝送に使用され、第1のサブフレームと呼ばれ得る。新しいサブフレームタイプ2のサブフレームは、主としてアップリンク伝送に使用され、第2のサブフレームと呼ばれ得る。
【0045】
短縮サブフレームに基づくフレーム構造において、フレームは、第1のサブフレーム及び第2のサブフレームのみを含み得るとともに、ダウンリンクサブフレーム及びアップリンクサブフレームを更に含み得る。アップリンクサブフレームのすべてのシンボルはアップリンク伝送に使用され、ダウンリンクサブフレームのすべてのシンボルはダウンリンク伝送に使用される。
【0046】
短縮サブフレームに基づくフレーム構造では、各サブフレームの長さが短縮され、したがってサービス遅延が低減される。しかしながら、サブフレーム構造が変化するため、さまざまなサブフレームを含む無線フレームの構造も変化する。したがって、新しいサブフレーム構造に基づくLTEシステムは、既存のHARQ−ACKフィードバック機構を使用してHARQ−ACKを送信することができない。短縮サブフレームの場合に、システムが低サービス遅延要件を有するサービスを提供し、カバレッジ領域を保証できることを、HARQ−ACKフィードバック機構が保証できるようにするために、本発明の下記の実施例は、上述した問題を解決するHARQ−ACK伝送方法及び装置を提供する。
【0047】
図5は、本発明の実施例によるハイブリッド自動再送要求−肯定応答伝送方法の実施例1の流れ図である。図5に示されているように、この実施例の方法は、下記のステップを含む。
【0048】
ステップS501.ユーザ機器は、ユーザ機器のサービングセルである、サブフレームn−kの第1のサービングセルで、ダウンリンクSPSリリースを示すPDSCH又はダウンリンク制御チャネルを受信する。
【0049】
具体的には、第1のサービングセルは、ユーザ機器のサービングセルである。第1のサービングセルの複信モードはTDDであり得るが、第1のサービングセルの複信モードはTDDに限定されない。ユーザ機器が、サブフレームn−kの第1のサービングセルで、ダウンリンクセミパーシステントスケジューリング(Semi−Peristent Scheduling,SPS)リリースを示すPDSCH伝送若しくはダウンリンク制御チャネルを受信することは、ユーザ機器が、サブフレームn−kで、第1のサービングセルにより運ばれた、ダウンリンクSPSリリースを示すPDSCH伝送若しくはダウンリンク制御チャネルを受信することであり得るか、又は、ユーザ機器が、サブフレームn−kで、第1のサービングセルで伝送された、ダウンリンクSPSリリースを示すPDSCH若しくはダウンリンク制御チャネルを受信することであり得る。
【0050】
本発明のすべての実施例のダウンリンク制御チャネルは、物理ダウンリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel,PDCCH)又は拡張物理ダウンリンク制御チャネル(Enhanced Physical Downlink Control Channel,EPDCCH)である。
【0051】
ユーザ機器のサービングセルは、ネットワーク側デバイスによりユーザ機器に対して設定されたサービングセルのことを指し得るか、又はユーザ機器にサービスするサービングセルのことを指し得るか、又はユーザ機器によりアクセスされるサービングセルのことを指し得る。本発明のこの実施例におけるサービングセル(serving cell)は、コンポーネントキャリア(component carrier)とも呼ばれ得る。本発明のこの実施例で、第1のサービングセルは、ユーザ機器のプライマリサービングセル(Primary serving cell)であり得る。
【0052】
ステップS502.ユーザ機器は、サブフレームnで、第1のサービングセルのものでありサブフレームn−kに含まれるPDSCH又はダウンリンク制御チャネルに対応するHARQ−ACKを送信する。ここで、nは整数であり、kは正の整数であり、kは集合Kに属し、設定されたHARQ−ACKタイミングに応じて集合Kが判定され、設定されたHARQ−ACKタイミングは、第1のHARQ−ACKタイミング又は第2のHARQ−ACKタイミングを含む。
【0053】
具体的には、サブフレームn−kの第1のサービングセルで、ダウンリンクSPSリリースを示すPDSCH又はダウンリンク制御チャネルを受信した後で、ユーザ機器は、ダウンリンクSPSリリースを示す受信したPDSCH又は受信したダウンリンク制御チャネルに対応するHARQ−ACKをフィードバックする必要がある。この実施例で、ユーザ機器は、サブフレームnで、第1のサービングセルのものでありサブフレームn−kに含まれるPDSCH又はダウンリンク制御チャネルに対応するHARQ−ACKを送信する。ここで、nは整数であり、kは正の整数であり、kは集合Kに属し、設定されたHARQ−ACKタイミングに応じて集合Kが判定され、設定されたHARQ−ACKタイミングは、第1のHARQ−ACKタイミング又は第2のHARQ−ACKタイミングを含む。設定されたHARQ−ACKタイミングは、上位層(higher layer)により設定されたHARQ−ACKタイミングのことを指す。本発明のこの実施例で、設定されたHARQ−ACKタイミングが第1のHARQ−ACKタイミング又は第2のHARQ−ACKタイミングを含むとは、上位層が第1のサービングセルのHARQ−ACKタイミングを第1のHARQ−ACKタイミングとして設定するか、又は上位層が第1のサービングセルのHARQ−ACKタイミングを第2のHARQ−ACKタイミングとして設定することを指し得る。本発明のこの実施例で説明される、第1のサービングセルのHARQ−ACKタイミングは、ユーザ機器の観点から説明されており、すなわち、異なるユーザ機器に対して、HARQ−ACKタイミングは異なる可能性があることに留意する必要がある。同じユーザ機器について、設定されたHARQ−ACKタイミングは、ある期間内の第1のHARQ−ACKタイミングであることができ、すなわち、第1のサービングセルのものであり、上位層によりユーザ機器に対して設定されたHARQ−ACKタイミングは、第1のHARQ−ACKタイミングであり、また、設定されたHARQ−ACKタイミングは、別の期間内の第2のHARQ−ACKタイミングであり、すなわち、第1のサービングセルのものであり、上位層によりユーザ機器に対して設定されたHARQ−ACKタイミングは、第2のHARQ−ACKタイミングである。第1のHARQ−ACKタイミングと第2のHARQ−ACKタイミングとの間の切り替えが必要であるとき、HARQ−ACKタイミング再構成が上位層シグナリングを使用して実行され得る。
【0054】
サブフレームn−kの第1のサービングセルに対応するHARQ−ACKは、ステップS501でサブフレームn−kの第1のサービングセルでユーザ機器により受信された、ダウンリンクSPSリリースを示すPDSCH伝送又はダウンリンク制御チャネルに対応するHARQ−ACKであり得る。SPSリリースを示すPDSCH伝送又はダウンリンク制御チャネルがサブフレームn−kのサブフレームにおける第1のサービングセルで受信されないとき、ダウンリンクSPSリリースを示すPDSCH伝送又はダウンリンク制御チャネルが第1のサービングセルで受信されなかったサブフレームにおける第1のサービングセルに対応するHARQ−ACKは、不連続伝送(Discontinuous Transmission,DTX)又は否定応答であり得る。ステップS501の集合Kが複数の要素を含むとき、複数のサブフレームにおける第1のサービングセルのHARQ−ACKが、サブフレームnで送信される。
【0055】
本発明のこの実施例で、上位層により設定されたHARQ−ACKタイミングは、上位層シグナリングの指示に応じて直接取得されることができ、すなわち、上位層シグナリングは、第1のサービングセルのHARQ−ACKタイミングが第1のHARQ−ACKタイミングであるか第2のHARQ−ACKタイミングであるかを直接示す。上位層シグナリングが、第1のサービングセルのHARQ−ACKタイミングが第2のHARQ−ACKタイミングであることを示しているとき、ユーザ機器は、第1のサービングセルの参照アップリンク−ダウンリンク構成に応じて集合Kを更に判定し得る。第1のサービングセルの参照アップリンク−ダウンリンク構成は、第1のサービングセルのアップリンク−ダウンリンク構成であり得る。第1のサービングセルのアップリンク−ダウンリンク構成は、第1のサービングセルのための無線フレームにおける第1のサブフレーム、第2のサブフレーム、ダウンリンクサブフレーム、及びアップリンクサブフレームの配置を定義し、たとえば、これら複数のタイプのサブフレームの数、位置等を定義する。短縮サブフレームに基づくフレーム構造では、第1のサブフレーム及び第2のサブフレームのみが含まれる可能性があることに留意する必要がある。このとき、S1を使用して第1のサブフレームを表し、S2を使用して第2のサブフレームを表した場合、第1のサービングセルのアップリンク−ダウンリンク構成は、表3の複数のタイプを含む可能性がある。
【0056】
表3に示されているアップリンク−ダウンリンク構成の7個のタイプに加えて、第1のサービングセルのアップリンク−ダウンリンク構成は、別のアップリンク−ダウンリンク構成であることができ、たとえば、第1のサブフレーム又は第2のサブフレームのみが無線フレームに存在するアップリンク−ダウンリンク構成であることができる。代替で、第1のサービングセルの参照アップリンク−ダウンリンク構成は、第1のサービングセルのアップリンク−ダウンリンク構成と異なり得る。たとえば、第1のサービングセルのアップリンク−ダウンリンク構成は構成0であるが、第1のサービングセルの参照アップリンク−ダウンリンク構成はアップリンク−ダウンリンク構成2であり得る。
【0057】
代替で、上位層により設定されたHARQ−ACKタイミングは、上位層により設定された参照アップリンク−ダウンリンク構成に応じて取得され得る。すなわち、ユーザ機器は、上位層シグナリングを使用して設定された参照アップリンク−ダウンリンク構成に応じて、第1のサービングセルのHARQ−ACKタイミングを判定する。たとえば、設定された参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成0〜6以外のアップリンク−ダウンリンク構成であるとき、たとえば、上位層により設定された参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成7であるとき、上位層により設定されたHARQ−ACKタイミングは第1のHARQ−ACKタイミングであり得る。上位層により設定された参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成0〜6のいずれかであるとき、上位層により設定されたHARQ−ACKタイミングは第2のHARQ−ACKタイミングである。設定されたHARQ−ACKタイミングが第2のHARQ−ACKタイミングであるとき、設定された参照アップリンク−ダウンリンク構成に応じて集合Kを更に判定する必要があり、この場合、集合Kは、少なくとも1つの要素を含む。設定されたHARQ−ACKタイミングが第2のHARQ−ACKタイミングであるとき、第2のサービングセルのHARQ−ACKがフィードバックされるサブフレームは、第2のサブフレーム又はアップリンクサブフレームのみである。
【0058】
【表3】
【0059】
上位層により設定されたHARQ−ACKタイミングが第1のHARQ−ACKタイミングであるとき、集合Kは、1つの要素のみを含む。たとえば、集合Kは、{3}又は{4}であり得る。上位層により設定されたHARQ−ACKタイミングが第1のHARQ−ACKタイミングであるとき、第1のサービングセルのHARQ−ACKがフィードバックされるサブフレームは、第1のサブフレーム、第2のサブフレーム、又はアップリンクサブフレームを含む。
【0060】
第1のサービングセルの参照アップリンク−ダウンリンク構成に応じて集合Kを判定することは、下記の2つの方式で実装され得る。本発明のこの実施例は、2つの方式のいずれかを使用し得る。
【0061】
方式1:
【0062】
参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成0であるとき、サブフレームnは無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム4、サブフレーム7、若しくはサブフレーム9に対応し、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2若しくはサブフレーム7に対応するとき、集合Kは{6}であり、若しくは、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム4若しくはサブフレーム9に対応するとき、集合Kは{4}であるか、
参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成1であるとき、サブフレームnは無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム3、サブフレーム7、若しくはサブフレーム8に対応し、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2若しくはサブフレーム7に対応するとき、集合Kは{7,6}であり、若しくは、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム3若しくはサブフレーム8に対応するとき、集合Kは{4}であるか、
参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成2であるとき、サブフレームnは無線フレームのサブフレーム2若しくはサブフレーム7に対応し、集合Kは{8,7,4,6}であるか、
参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成3であるとき、サブフレームnは無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム3、若しくはサブフレーム4に対応し、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2に対応するとき、集合Kは{7,6,11}であり、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム3に対応するとき、集合Kは{6,5}であり、若しくは、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム4に対応するとき、集合Kは{5,4}であるか、
参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成4であるとき、サブフレームnは無線フレームのサブフレーム2及びサブフレーム3に対応し、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2に対応するとき、集合Kは{12,8,7,11}であり、若しくは、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム3に対応するとき、集合Kは{6,5,4,7}であるか、
参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成5であるとき、サブフレームnは無線フレームのサブフレーム2に対応し、集合Kは{13,12,9,8,7,5,4,11,6}であるか、又は
参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成6であるとき、サブフレームnは無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム3、サブフレーム4、サブフレーム7、若しくはサブフレーム8に対応し、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム3、サブフレーム7、若しくはサブフレーム8に対応するとき、集合Kは{7}であり、若しくは、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム4に対応するとき、集合Kは{5}である。
【0063】
方式2:ユーザ機器は、第1のサービングセルの参照アップリンク−ダウンリンク構成及び関連集合表に応じて集合Kを判定する。関連集合表が表4に示されている。表4は、第1のサービングセルの各参照アップリンク−ダウンリンク構成において、HARQ−ACKがフィードバックされる各サブフレームnに対応する、関連集合Kを提供する。
【0064】
本発明のこの実施例で、サブフレーム番号は、複数の無線フレームにおけるサブフレームの番号のことを指し、次のように取得され得ることに留意する必要がある。すなわち、複数の無線フレームにおけるサブフレームは、0から単調に増加する方式で順に番号付けられ、すなわち、現在の無線フレームの最後のサブフレームの番号がn’である場合、次の無線フレームの最初のサブフレームの番号はn’+1である。複数の無線サブフレームにおいて、各サブフレームは、そのサブフレームが存在する無線フレームにおけるサブフレームシーケンス番号を更に有し、すなわち、サブフレームシーケンス番号は、無線フレームにおけるサブフレームのサブフレームシーケンス番号である。たとえば、無線フレームにおけるサブフレーム2の場合、2は、無線フレームにおけるサブフレームのサブフレームシーケンス番号又はサブフレーム番号である。
【0065】
【表4】
【0066】
本発明のこの実施例で、集合Kが複数の要素を含むとき、サブフレームn−kは、集合Kに対応するすべてのサブフレームのことを指し得る。たとえば、集合Kが{k,k,・・・kM−1}である場合、サブフレームn−kはM個のサブフレーム、すなわちサブフレームn−k、サブフレームn−k、・・・サブフレームn−kM−1のことを指し得る。この場合、ステップS501でユーザ機器がサブフレームn−kの第1のサービングセルで、ダウンリンクSPSリリースを示すPDSCH伝送又はダウンリンク制御チャネルを受信することは、ユーザ機器がサブフレームn−k、サブフレームn−k、・・・サブフレームn−kM−2、又はサブフレームn−kM−1の第1のサービングセルで、ダウンリンクSPSリリースを示すPDSCH伝送又はダウンリンク制御チャネルを受信することを同様に指すことができる。
【0067】
ユーザ機器は、サブフレームn−kの第1のサービングセルで、ダウンリンクSPSリリースを示すPDSCH伝送又はダウンリンク制御チャネルを受信する。集合Kに応じて、サブフレームn−kは、1つのサブフレーム又は複数のサブフレームを含み得る。複数のサブフレームが含まれるとき、この実施例で、ユーザ機器は、まず複数のサブフレームにおける第1のサービングセルで、ダウンリンクSPSリリースを示すPDSCH伝送又はダウンリンク制御チャネルを受信し、次に、ステップS502を実行して、サブフレームnで、第1のサービングセルのものでありこれらのサブフレームに含まれるPDSCH又はダウンリンク制御チャネルに対応するHARQ−ACK応答を送信することができる。集合Kに応じて、ユーザ機器は、HARQ−ACKを伝送できる各サブフレームで、サブフレームをフィードバックする必要があるHARQ−ACKを判定し得るか、又は、サブフレームで受信された、ダウンリンクSPSリリースを示すPDSCH伝送若しくはダウンリンク制御チャネルのHARQ−ACK応答をフィードバックすべきであるサブフレームを学習し得る。
【0068】
たとえば、第1のサービングセルの参照アップリンク−ダウンリンク構成が構成2である場合、ステップS502では、サブフレームn−8、サブフレームn−7、サブフレームn−6、及びサブフレームn−4のHARQ−ACKが、サブフレームnで送信される。具体的には、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2又はサブフレーム7に対応する場合、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2に対応するときは、無線フレームのサブフレーム4、ダウンリンクサブフレーム5、サブフレーム6、又はサブフレーム8のHARQ−ACKがサブフレームnでフィードバックされ、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム7に対応するときは、無線フレームのサブフレーム0、サブフレーム1、サブフレーム3、又はサブフレーム9のHARQ−ACKがサブフレームnでフィードバックされる。本明細書で説明される無線フレームは、言及されたサブフレームが同じ無線フレームに含まれることに限定するために使用されず、無線フレームにおける言及されたサブフレームのサブフレームシーケンス番号を限定するために使用される。
【0069】
ステップS501で上位層により設定されたHARQ−ACKタイミングが第1のHARQ−ACKタイミングであるとき、このステップのサブフレームnは、第1のサブフレーム、第2のサブフレーム、又はアップリンクサブフレームを含む。この場合、1つのサブフレームのみのHARQ−ACKを、サブフレームnでフィードバックする必要がある。この場合、HARQ−ACKが物理アップリンク制御チャネル(Physical Uplink Control Channel,PUCCH)でフィードバックされるとき、PUCCHチャネルの時間ドメインは、1つのシンボルのみに対応する。シンボルを備えるPUCCH構造が図6に示されていることができる。図6は、本発明の実施例によるPUCCH構造の概略図である。図6のPUCCHは、時間ドメインの1つのシンボルと、周波数ドメインの2つの物理リソースブロック(Physical Resource Block,PRB)とを含む。周波数ドメインの2つのPRBの場合、アップリンク制御情報を送信するためのリソース要素(Resource Element,RE)と、参照信号(Reference Signal,RS)を送信するためのREとが、交互に配置される(これは、くし型置換(comb replacement)とも呼ばれ得る)。図6で、各RE61はRSを送信するために使用され、各RE62はデータを送信するために使用される。PUCCH構造は、1ビットのHARQ−ACK又は2ビットのHARQ−ACKを送信するために使用され得る。1ビットのHARQ−ACK又は2ビットのHARQ−ACKは、変調シンボルに変調される(たとえば、1ビットのHARQ−ACKは、二位相偏位変調(Binary Phase Shift Keying,BPSK)変調シンボルに変調され、2ビットのHARQ−ACKは、四位相偏位変調(Quadrature Phase Shift Keying,QPSK)変調シンボルに変調される)。変調シンボルは、長さ12のZadoff−Chu(ZC)シーケンスを乗算され、伝送のために12個のREにマップされる。12個のREは、アップリンク制御情報を送信するために使用される。図6に示されているPUCCH構造の適用は、本実施例のステップS501及びステップS502に依存しない可能性があることに留意する必要がある。つまり、PUCCH構造は、短縮サブフレーム構造が使用されるシステムのHARQ−ACKフィードバックに適用され得る。ただし、HARQ−ACKタイミングは、本発明のこの実施例のステップS501及びステップS502で定義されたHARQ−ACKタイミングと一致しない可能性がある。
【0070】
第1のHARQ−ACKタイミングがHARQ−ACKをフィードバックするために使用されるとき、HARQ−ACKを時間内にフィードバックすることができ、それにより遅延を低減し、短縮サブフレーム構造が使用されるシステムは低遅延サービスを提供することができる。しかしながら、第1のHARQ−ACKタイミングが使用されるとき、HARQ−ACKは、第1のサブフレームでフィードバックされる必要がある。図3より、第1のサブフレームの時間ドメインが、1つのアップリンクシンボル(それは、SC−FDMAシンボルであり得る)のみを含むことがわかり得る。したがって、図6に示されているPUCCH構造のみを使用してHARQ−ACKをフィードバックすることができ、すなわち、HARQ−ACKを1つのシンボルのみでフィードバックすることができる。ユーザ機器がセル端にある場合、この構造のPUCCH性能は、性能目標を満たさない可能性があり、したがってシステムのPUCCHカバレッジが保証されない可能性がある。
【0071】
ステップS501で上位層により設定されたHARQ−ACKタイミングが第2のHARQ−ACKタイミングであるとき、HARQ−ACKは、第2のフレーム又はアップリンクサブフレームのみでフィードバックされる。第2のサブフレームの場合、最大で9個のシンボルが時間ドメインに含まれ得る。したがって、図7に示されているPUCCHチャネル構造若しくは図8に示されているPUCCHチャネル構造がHARQ−ACKをフィードバックするために使用され得るか、又は、HARQ−ACKは図9に示されているようにPUSCHでフィードバックされ得る。この場合、HARQ−ACKは、複数の時間ドメインシンボルでフィードバックされることができる。これにより、HARQ−ACKフィードバック性能を向上させ、したがってHARQ−ACKカバレッジを保証することができる。図7は、本発明の実施例による別のPUCCH構造の概略図である。図8は、本発明の実施例による更に別のPUCCH構造の概略図である。図9は、本発明の実施例によるPUSCHでのUCIマッピングの概略図である。
【0072】
図7に示されているPUCCHチャネル構造で、HARQ−ACKは、通信路符号化を経た後で、8つのQPSK変調シンボルに変調される。各QPSK変調シンボルは、1つの時間ドメインシンボルにマップされ、各時間ドメインシンボルはZCシーケンスを乗算され、逆高速フーリエ変換(Inverse Fast Fourier Transform,IFFT)処理を経た後で1つのシンボルにマップされる。図8に示されているPUCCHチャネル構造では、通信路符号化がHARQ−ACK情報に実行された後で、48個の符号化ビット(b0、b1、・・・b47)が得られる。48個の符号化ビット(b0、b1、・・・b47)は、24個のQPSK変調シンボル(q0、q1、・・・q23)に変調される。最初の12個のQPSK変調シンボル(q0、q1、・・・q11)の離散フーリエ変換(Discrete Fourier Transform,DFT)後に得られる(Q0、Q1、・・・Q11)は、サブフレームの3番目の時間ドメインシンボルにマップされ、さらに時間ドメインスプレッディングを利用して次の3つの時間ドメインシンボルにマップされる。24個の変調シンボルの最後の12個のQPSK変調シンボル(q12、q1、・・・q23)のDFT変換後に得られる(Q12、Q1、・・・Q23)は、サブフレームの7番目の時間ドメインシンボルにマップされ、さらに時間ドメインスプレッディングを利用して次の3つの時間ドメインシンボルにマップされる。サウンディング参照信号(Sounding Reference Signal,SRS)をサブフレームの最後の時間ドメインシンボルで送信する必要がある場合、図7に示されているPUCCHチャネル構造では、最後の時間ドメインシンボルがパンクチャされ、すなわち、12個の符号化ビットのみが通信路符号化の後に送信され得る。図8に示されているPUCCHチャネル構造では、最後の時間ドメインシンボルが同様にパンクチャされ、最後の12個の変調シンボルが長さ3の時間ドメインスプレッディング符号を使用して8番目から10番目の時間ドメインシンボルにマップされる。図8で、Wは時間ドメインスプレッディング符号である。図7及び図8に示されているPUCCH構造の適用は、本実施例のステップS501及びステップS502に依存しない可能性があることに留意する必要がある。2つのPUCCH構造は、短縮サブフレーム構造が使用されるシステムでHARQ−ACKフィードバックに適用され得る。ただし、HARQ−ACKタイミングは、本発明のこの実施例のステップS501及びステップS502で定義されたHARQ−ACKタイミングに一致しない可能性がある。また、2つのPUCCH構造は、別のシナリオではアップリンク制御情報フィードバックに適用され得る。加えて、アップリンク制御情報(Uplink Control Information,UCI)が図9のPUSCHでフィードバックされる構造の適用は、この実施例のステップS501及びステップS502に依存しない可能性があり、構造は別のシナリオではPUSCHでのUCI伝送に適用され得る。図9で、チャネル状態情報(Channel State Information,CSI)はRE91で伝送され、RSはRE92で伝送され、データはRE93で伝送され、RE94はnullであり、ランク(RI)はRE95で伝送される。
【0073】
この実施例で提供されるハイブリッド自動再送要求−肯定応答伝送方法によると、HARQ−ACKタイミングは上位層を使用して設定され、第1のHARQ−ACKタイミング及び第2のHARQ−ACKタイミングが提供される。セル中心のユーザの場合、第1のHARQ−ACKタイミングが設定されることができ、それにより遅延が低減され、システムは低遅延サービスを提供することができる。セル端のユーザの場合、第2のHARQ−ACKタイミングが設定されることができ、それによりHARQ−ACK性能が保証され、すなわち、システムのカバレッジが保証される。したがって、短縮サブフレーム構造が使用されるとき、システムは低サービス遅延要件を有するサービスを提供することができ、新しいサブフレーム構造の十分な大きさのカバレッジを保証することができる。
【0074】
短縮サブフレームに基づくフレーム構造に適用されることに加えて、本発明のすべての実施例は、別のシナリオにも適用され得ることに留意する必要がある。たとえば、フレーム構造において、各サブフレームの長さは1msであるが、第1のサブフレーム及び第2のサブフレームに類似するサブフレーム構造がフレーム構造に導入され、したがってフレーム構造は、本発明の実施例で説明される方法にも適用され得る。
【0075】
図10は、本発明の実施例によるハイブリッド自動再送要求−肯定応答伝送方法の実施例2の概略流れ図である。図10に示されているように、この実施例の方法は、下記のステップを含む。
【0076】
ステップS901.基地局は、HARQ−ACKタイミングを、ユーザ機器に対して設定する。ここで、基地局によりユーザ機器に対して設定されたHARQ−ACKタイミングは第1のHARQ−ACKタイミング又は第2のHARQ−ACKタイミングを含む。
【0077】
具体的には、このステップで、基地局がHARQ−ACKタイミングをユーザ機器に対して設定することは、基地局がHARQ−ACKタイミングをユーザ機器に対して設定することを同様に指すことができ、下記の2つの方式で実装され得る。
【0078】
方式1:基地局は、上位層シグナリングをユーザ機器に送信する。上位層シグナリングは、第1のサービングセルのHARQ−ACKタイミングが第1のHARQ−ACKタイミングであることを示し、又は、上位層シグナリングは、第1のサービングセルのHARQ−ACKタイミングが第2のHARQ−ACKタイミングであることを示す。
【0079】
上位層シグナリングが、第1のサービングセルのHARQ−ACKタイミングが第2のHARQ−ACKタイミングであることを示しているとき、ユーザ機器は、第1のサービングセルの参照アップリンク−ダウンリンク構成に応じて集合Kを更に判定し得る。第1のサービングセルの参照アップリンク−ダウンリンク構成は、第1のサービングセルのアップリンク−ダウンリンク構成であり得る。第1のサービングセルのアップリンク−ダウンリンク構成は、第1のサービングセルのための無線フレームにおける第1のサブフレーム、第2のサブフレーム、ダウンリンクサブフレーム、及びアップリンクサブフレームの配置を定義し、たとえば、複数のタイプのサブフレームの数、位置等を定義する。
【0080】
方式2:基地局は、第1のサービングセルの参照アップリンク−ダウンリンク構成をユーザ機器に対して設定し、第1のサービングセルのHARQ−ACKタイミングは、参照アップリンク−ダウンリンク構成に応じて判定される。
【0081】
方式2で、基地局は、上位層シグナリングを使用して第1のサービングセルの参照アップリンク−ダウンリンク構成を示し、ユーザ機器は、上位層により設定された参照アップリンク−ダウンリンク構成に応じて、第1のサービングセルのHARQ−ACKタイミングを判定する。たとえば、設定された参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成0〜6以外のアップリンク−ダウンリンク構成であるとき、たとえば、上位層により設定された参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成7であるとき、上位層により設定されたHARQ−ACKタイミングは第1のHARQ−ACKタイミングであり得る。上位層により設定された参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成0〜6のいずれかであるとき、上位層により設定されたHARQ−ACKタイミングは第2のHARQ−ACKタイミングである。設定されたHARQ−ACKタイミングが第2のHARQ−ACKタイミングであるとき、設定された参照アップリンク−ダウンリンク構成に応じて集合Kを更に判定する必要がある。この場合、集合Kは、少なくとも1つの要素を含む。設定されたHARQ−ACKタイミングが第2のHARQ−ACKタイミングであるとき、第2のサービングセルのHARQ−ACKが受信されるサブフレームは、第2のサブフレーム又はアップリンクサブフレームのみである。
【0082】
方式2で、基地局は、第1のサービングセルのものでありユーザ機器によりフィードバックされるHARQ−ACKを受信するために、第1のサービングセルのものでありユーザ機器に通知される参照アップリンク−ダウンリンク構成に応じて、ユーザ機器に対する第1のサービングセルのHARQ−ACKタイミングを更に判定し得る。
【0083】
HARQ−ACKタイミングをユーザ機器に対して設定するとき、基地局は、ユーザ機器の関連するパラメータに応じて、異なるユーザ機器に対して異なるHARQ−ACKタイミングを設定する可能性があることに留意する必要がある。たとえば、第1のHARQ−ACKタイミングは、セル中心のユーザ又は比較的良好なチャネル品質を有するユーザ機器に対して設定され、第2のHARQ−ACKタイミングは、セル端のユーザ又は比較的粗悪なチャネル品質を有するユーザ機器に対して設定される。この前に、基地局は、ユーザ機器の関連するパラメータを測定するか、又はユーザ機器により能動的に報告された関連するパラメータを受信し得る。
【0084】
ステップS902.基地局は、ユーザ機器に対して、ユーザ機器のサービングセルである、サブフレームn−kの第1のサービングセルで、ダウンリンクSPSリリースを示すPDSCH又はダウンリンク制御チャネルを送信する。
【0085】
具体的には、第1のサービングセルは、ユーザ機器のサービングセルである。第1のサービングセルの複信モードはTDDであり得るが、第1のサービングセルの複信モードはTDDに限定されない。基地局が、ユーザ機器に対して、サブフレームn−kの第1のサービングセルで、ダウンリンクSPSリリースを示すPDSCH伝送又はダウンリンク制御チャネルを送信することは、基地局が、ユーザ機器に対して、サブフレームn−kで、ダウンリンクSPSリリースを示すPDSCH伝送又はダウンリンク制御チャネルを送信することであり得る。ダウンリンクSPSリリースを示すPDSCH伝送又はダウンリンク制御チャネルは、第1のサービングセルで運ばれる。
【0086】
ユーザ機器のサービングセルは、ネットワーク側デバイスによりユーザ機器に対して設定されたサービングセルのことを指し得るか、又はユーザ機器にサービスするサービングセルのことを指し得るか、又はユーザ機器によりアクセスされるサービングセルのことを指し得る。本発明のこの実施例におけるサービングセル(serving cell)は、コンポーネントキャリア(component carrier)とも呼ばれ得る。本発明のこの実施例で、第1のサービングセルは、ユーザ機器のプライマリサービングセル(Primary serving cell)であり得る。
【0087】
ステップS903.基地局は、サブフレームnで、ユーザ機器により送信され、第1のサービングセルのものでありサブフレームn−kに含まれるPDSCH又はダウンリンク制御チャネルに対応するHARQ−ACKを受信する。ここで、nは整数であり、kは正の整数であり、kは集合Kに属し、基地局によりユーザ機器に対して設定されたHARQ−ACKタイミングに応じて集合Kが判定される。
【0088】
具体的には、ユーザ機器に対して、サブフレームn−kの第1のサービングセルで、ダウンリンクSPSリリースを示すPDSCH又はダウンリンク制御チャネルを送信した後で、基地局は、ユーザ機器によりフィードバックされサブフレームn−kに含まれるHARQ−ACKを受信する必要がある。この実施例で、ユーザ機器は、サブフレームnで、ユーザ機器によりフィードバックされ、第1のサービングセルのものでありサブフレームn−kに含まれるPDSCH又はダウンリンク制御チャネルに対応するHARQ−ACKを受信する。ここで、kは正の整数であり、kは集合Kに属し、第1のサービングセルのHARQ−ACKタイミングに応じて集合Kが判定され得る。
【0089】
第1のサービングセルのものでありサブフレームn−kに含まれるPDSCH又はダウンリンク制御チャネルに対応するHARQ−ACKは、ダウンリンクSPSリリースを示すPDSCH伝送又はダウンリンク制御チャネルに対応するHARQ−ACKであり得る。ダウンリンクSPSリリースを示すPDSCH伝送又はダウンリンク制御チャネルは、ステップS902で、基地局により、ユーザ機器に対して、サブフレームn−kの第1のサービングセルで送信される。ダウンリンクSPSリリースを示すPDSCH伝送又はダウンリンク制御チャネルがユーザ機器に対してサブフレームn−kのダウンリンクサブフレームにおける第1のサービングセルで送信されないとき、基地局は、ダウンリンクSPSリリースを示すPDSCH伝送又はダウンリンク制御チャネルがユーザ機器に対して第1のサービングセルで送信されなかったダウンリンクサブフレームにおける第1のサービングセルに対応するHARQ−ACKが、DTX又は否定応答であり得ると推定し得る。ステップS903の集合Kが複数の要素を含むとき、複数のサブフレームにおける第1のサービングセルのHARQ−ACKが、サブフレームnで受信される。
【0090】
第1のサービングセルの参照アップリンク−ダウンリンク構成に応じて集合Kを判定することは、下記の2つの方式で実装され得る。本発明のこの実施例は、2つの方式のいずれかを使用し得る。
【0091】
方式1:
【0092】
参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成0であるとき、サブフレームnは無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム4、サブフレーム7、若しくはサブフレーム9に対応し、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2若しくはサブフレーム7に対応するとき、集合Kは{6}であり、若しくは、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム4若しくはサブフレーム9に対応するとき、集合Kは{4}であるか、
参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成1であるとき、サブフレームnは無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム3、サブフレーム7、若しくはサブフレーム8に対応し、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2若しくはサブフレーム7に対応するとき、集合Kは{7,6}であり、若しくは、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム3若しくはサブフレーム8に対応するとき、集合Kは{4}であるか、
参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成2であるとき、サブフレームnは無線フレームのサブフレーム2若しくはサブフレーム7に対応し、集合Kは{8,7,4,6}であるか、
参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成3であるとき、サブフレームnは無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム3、若しくはサブフレーム4に対応し、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2に対応するとき、集合Kは{7,6,11}であり、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム3に対応するとき、集合Kは{6,5}であり、若しくは、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム4に対応するとき、集合Kは{5,4}であるか、
参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成4であるとき、サブフレームnは無線フレームのサブフレーム2及びサブフレーム3に対応し、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2に対応するとき、集合Kは{12,8,7,11}であり、若しくは、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム3に対応するとき、集合Kは{6,5,4,7}であるか、
参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成5であるとき、サブフレームnは無線フレームのサブフレーム2に対応し、集合Kは{13,12,9,8,7,5,4,11,6}であるか、又は、
参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成6であるとき、サブフレームnは無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム3、サブフレーム4、サブフレーム7、若しくはサブフレーム8に対応し、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム3、サブフレーム7、若しくはサブフレーム8に対応するとき、集合Kは{7}であり、若しくは、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム4に対応するとき、集合Kは{5}である。
【0093】
方式2:基地局は、第1のサービングセルの参照アップリンク−ダウンリンク構成及び関連集合表に応じて集合Kを判定する。関連集合表が表4に示されている。表4は、第1のサービングセルの各参照アップリンク−ダウンリンク構成において、HARQ−ACKがフィードバックされる各サブフレームnに対応する、関連集合Kを提供する。
【0094】
本発明のこの実施例で、集合Kが複数の要素を含むとき、サブフレームn−kは、集合Kに対応するすべてのサブフレームのことを指し得る。たとえば、集合Kが{k,k,・・・kM−1}である場合、サブフレームn−kはM個のサブフレーム、すなわちサブフレームn−k、サブフレームn−k、・・・サブフレームn−kM−1のことを指し得る。この場合、ステップ901において、基地局がユーザ機器に対してサブフレームn−kの第1のサービングセルで、ダウンリンクSPSリリースを示すPDSCH伝送又はダウンリンク制御チャネルを送信することは、基地局がユーザ機器に対してサブフレームn−k、サブフレームn−k、・・・サブフレームn−kM−2、及びサブフレームn−kM−1の第1のサービングセルで、ダウンリンクSPSリリースを示すPDSCH伝送又はダウンリンク制御チャネルを送信することを同様に指すことができる。サブフレームn−kは同様の理解を有し、k1が集合K1に属する。詳細はここでは説明されない。
【0095】
基地局は、ユーザ機器に対して、サブフレームn−kの第1のサービングセルで、ダウンリンクSPSリリースを示すPDSCH伝送又はダウンリンク制御チャネルを送信する。集合Kに応じて、サブフレームn−kは、1つのサブフレーム又は複数のサブフレームを含み得る。複数のサブフレームが含まれるとき、この実施例で、基地局は、まずユーザ機器に対して、複数のサブフレームにおける第1のサービングセルで、ダウンリンクSPSリリースを示すPDSCH伝送又はダウンリンク制御チャネルを送信し、次に、ステップS903を実行して、サブフレームnで、これらのサブフレームにおける第1のサービングセルに対応するHARQ−ACK応答を受信し得る。集合Kに応じて、基地局は、HARQ−ACKを伝送できる各サブフレームで、サブフレームをフィードバックする必要があるHARQ−ACKを判定し得るか、又は、サブフレームでユーザ機器に伝送された、ダウンリンクSPSリリースを示すPDSCH伝送又はダウンリンク制御チャネルのHARQ−ACKを受信すべきであるサブフレームを学習し得る。たとえば、第1のサービングセルの参照アップリンク−ダウンリンク構成が構成2である場合、ステップS902で、サブフレームn−8、サブフレームn−7、サブフレームn−6、又はサブフレームn−4のHARQ−ACK応答がサブフレームnで受信される。具体的には、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2又はサブフレーム7に対応する場合、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2に対応するときは、無線フレームのサブフレーム4、ダウンリンクサブフレーム5、サブフレーム6、又はサブフレーム8のHARQ−ACKがサブフレームnで受信され、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム7に対応するときは、無線フレームのサブフレーム0、サブフレーム1、サブフレーム3、又はサブフレーム9のHARQ−ACKがサブフレームnで受信される。本明細書で説明される無線フレームは、言及されたサブフレームが同じ無線フレームに含まれることに限定するために使用されず、無線フレームにおける言及されたサブフレームのサブフレームシーケンス番号を限定するために使用される。
【0096】
ステップS903で、ステップS901のHARQ−ACKタイミングが第1のHARQ−ACKタイミングであるとき、このステップのサブフレームnは、第1のサブフレーム、第2のサブフレーム、又はアップリンクサブフレームを含む。この場合、1つのサブフレームのみのHARQ−ACKをサブフレームnで受信する必要がある。この場合、基地局は、図6に示されているPUCCHチャネル構造に応じて、HARQ−ACKを受信し得る。PUCCH構造は上述したとおりであり、詳細はここでは説明されない。
【0097】
第1のHARQ−ACKタイミングが使用されるとき、ユーザ機器は、HARQ−ACKを時間内にフィードバックすることができ、それにより短縮サブフレーム構造が使用されるシステムは低遅延サービスを提供することができる。
【0098】
ステップS903で、上位層により設定されたHARQ−ACKタイミングが第2のHARQ−ACKタイミングであるとき、HARQ−ACKは、第2のフレーム又はアップリンクサブフレームのみでフィードバックされる。この場合、基地局は、図7に示されているPUCCHチャネル構造に基づき、ユーザ機器により送信されたHARQ−ACKを受信し得る。代替で、基地局は、図8に示されているPUCCHチャネル構造に基づき、ユーザ機器により送信されたHARQ−ACKを受信し得る。ユーザ機器及び基地局は、同じPUCCHチャネル構造に基づいている必要があることに留意する必要がある。ユーザ機器側がPUSCHでHARQ−ACKをフィードバックする場合、基地局は、図9に示されている構造に応じてHARQ−ACKを受信し得る。図7に示されているPUCCHチャネル構造、図8に示されているPUCCHチャネル構造、及び図9に示されているUCIをPUSCHでフィードバックするための機構は、上述されており、詳細はここでは説明されない。
【0099】
この実施例で提供されるハイブリッド自動再送要求−肯定応答伝送方法によると、基地局は、上位層を使用してHARQ−ACKタイミングを設定し、第1のHARQ−ACKタイミング及び第2のHARQ−ACKタイミングが提供される。セル中心のユーザの場合、第1のHARQ−ACKタイミングが設定されることができ、それにより遅延が低減され、システムは低遅延サービスを提供することができる。セル端のユーザの場合、第2のHARQ−ACKタイミングが設定されることができ、それによりHARQ−ACK性能が保証され、すなわち、システムのカバレッジが保証される。したがって、短縮サブフレーム構造が使用されるとき、システムは低サービス遅延要件を有するサービスを提供することができ、新しいサブフレーム構造の十分な大きさのカバレッジを保証することができる。
【0100】
図11は、本発明の実施例によるユーザ機器の実施例1の概略構造図である。図11に示されているように、この実施例のユーザ機器は、
ユーザ機器のサービングセルである、サブフレームn−kの第1のサービングセルで、ダウンリンクSPSリリースを示すPDSCH又はダウンリンク制御チャネル受信するように構成された受信モジュール111と、
サブフレームnで、第1のサービングセルのものでありサブフレームn−kに含まれるPDSCH又はダウンリンク制御チャネルに対応するHARQ−ACKを送信するように構成された送信モジュール112とを含み、nは整数であり、kは正の整数であり、kは集合Kに属し、設定されたHARQ−ACKタイミングに応じて集合Kが判定され、設定されたHARQ−ACKタイミングは、第1のHARQ−ACKタイミング又は第2のHARQ−ACKタイミングを含む。
【0101】
この実施例のユーザ機器は、図5に示されている方法の実施例の技術的解決策を実行するように構成される。実装の原則及び技術的な効果は同様であり、詳細はここでは説明されない。
【0102】
さらに、図11に示されている実施例で、設定されたHARQ−ACKタイミングが第1のHARQ−ACKタイミングであるとき、集合Kは1つの要素のみを含み、サブフレームnは第1のサブフレーム、第2のサブフレーム、若しくはアップリンクサブフレームであるか、又は、設定されたHARQ−ACKタイミングが第2のHARQ−ACKタイミングであるとき、集合Kは少なくとも1つの要素を含み、サブフレームnは第2のサブフレーム若しくはアップリンクサブフレームである。
【0103】
さらに、図11に示されている実施例で、設定されたHARQ−ACKタイミングが第1のHARQ−ACKタイミングであるとき、集合Kは{3}又は{4}である。
【0104】
さらに、図11に示されている実施例で、設定されたHARQ−ACKタイミングが第2のHARQ−ACKタイミングであるとき、第1のサービングセルの参照アップリンク−ダウンリンク構成に応じて集合Kが判定される。
【0105】
さらに、図11に示されている実施例で、設定されたHARQ−ACKタイミングが第2のHARQ−ACKタイミングであるとき、第1のサービングセルの参照アップリンク−ダウンリンク構成に応じて集合Kが判定されることは、
参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成0であるとき、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム4、サブフレーム7、若しくはサブフレーム9に対応し、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2又はサブフレーム7に対応するとき、集合Kが{6}であり、若しくは、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム4若しくはサブフレーム9であるとき、集合Kが{4}であること、
参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成1であるとき、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム3、サブフレーム7、若しくはサブフレーム8に対応し、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2若しくはサブフレーム7に対応するとき、集合Kが{7,6}であり、若しくは、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム3若しくはサブフレーム8に対応するとき、集合Kが{4}であること、
参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成2であるとき、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2若しくはサブフレーム7に対応し、集合Kが{8,7,4,6}であること、
参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成3であるとき、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム3、若しくはサブフレーム4に対応し、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2に対応するとき、集合Kが{7,6,11}であり、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム3に対応するとき、集合Kが{6,5}であり、若しくは、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム4に対応するとき、集合Kが{5,4}であること、
参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成4であるとき、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2及びサブフレーム3に対応し、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2に対応するとき、集合Kが{12,8,7,11}であり、若しくは、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム3に対応するとき、集合Kが{6,5,4,7}であること、
参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成5であるとき、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2に対応し、集合Kが{13,12,9,8,7,5,4,11,6}であること、又は、
参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成6であるとき、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム3、サブフレーム4、サブフレーム7、若しくはサブフレーム8に対応し、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム3、サブフレーム7、若しくはサブフレーム8に対応するとき、集合Kが{7}であり、若しくは、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム4に対応するとき、集合Kが{5}であることを含む。
【0106】
さらに、図11に示されている実施例で、参照アップリンク−ダウンリンク構成は第1のサービングセルのアップリンク−ダウンリンク構成であり、第1のサービングセルのアップリンク−ダウンリンク構成は、無線フレームでの第1のサブフレーム、第2のサブフレーム、ダウンリンクサブフレーム、及びアップリンクサブフレームの配置を示す。
【0107】
図12は、本発明の実施例による基地局の実施例1の概略構造図である。図12に示されているように、この実施例の基地局は、
ハイブリッド自動再送要求−肯定応答HARQ−ACKタイミングを、ユーザ機器に対して設定するように構成された処理モジュール121であって、当該処理モジュール121によりユーザ機器に対して設定されたHARQ−ACKタイミングが第1のHARQ−ACKタイミング又は第2のHARQ−ACKタイミングを含む、処理モジュール121と、
ユーザ機器に対して、ユーザ機器のサービングセルである、サブフレームn−kの第1のサービングセルで、ダウンリンクSPSリリースを示すPDSCH又はダウンリンク制御チャネルを送信するように構成された送信モジュール122と、
サブフレームnで、ユーザ機器により送信され、第1のサービングセルのものでありサブフレームn−kに含まれるPDSCH又はダウンリンク制御チャネルに対応するHARQ−ACKを受信するように構成された受信モジュール123とを含み、nは整数であり、kは正の整数であり、kは集合Kに属し、処理モジュール121によりユーザ機器に対して設定されたHARQ−ACKタイミングに応じて集合Kが判定される。
【0108】
この実施例の基地局は、図10に示されている方法の実施例の技術的解決策を実行するように構成される。実装の原則及び技術的な効果は同様であり、詳細はここでは説明されない。
【0109】
さらに、図12に示されている実施例で、処理モジュール121によりユーザ機器に対して設定されたHARQ−ACKタイミングが第1のHARQ−ACKタイミングであるとき、集合Kは1つの要素のみを含み、サブフレームnは第1のサブフレーム、第2のサブフレーム、若しくはアップリンクサブフレームであるか、又は、処理モジュール121によりユーザ機器に対して設定されたHARQ−ACKタイミングが第2のHARQ−ACKタイミングであるとき、集合Kは少なくとも1つの要素を含み、サブフレームnは第2のサブフレーム若しくはアップリンクサブフレームである。
【0110】
さらに、図12に示されている実施例で、処理モジュール121によりユーザ機器に対して設定されたHARQ−ACKタイミングが第1のHARQ−ACKタイミングであるとき、集合Kは{3}又は{4}である。
【0111】
さらに、図12に示されている実施例で、処理モジュール121によりユーザ機器に対して設定されたHARQ−ACKタイミングが第2のHARQ−ACKタイミングであるとき、第1のサービングセルの参照アップリンク−ダウンリンク構成に応じて集合Kが判定される。
【0112】
さらに、図12に示されている実施例で、処理モジュール121によりユーザ機器に対して設定されたHARQ−ACKタイミングが第2のHARQ−ACKタイミングであるとき、第1のサービングセルの参照アップリンク−ダウンリンク構成に応じて集合Kが判定されることは、
参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成0であるとき、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム4、サブフレーム7、若しくはサブフレーム9に対応し、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2又はサブフレーム7に対応するとき、集合Kが{6}であり、若しくは、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム4若しくはサブフレーム9であるとき、集合Kが{4}であること、
参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成1であるとき、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム3、サブフレーム7、若しくはサブフレーム8に対応し、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2若しくはサブフレーム7に対応するとき、集合Kが{7,6}であり、若しくは、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム3若しくはサブフレーム8に対応するとき、集合Kが{4}であること、
参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成2であるとき、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2若しくはサブフレーム7に対応し、集合Kが{8,7,4,6}であること、
参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成3であるとき、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム3、若しくはサブフレーム4に対応し、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2に対応するとき、集合Kが{7,6,11}であり、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム3に対応するとき、集合Kが{6,5}であり、若しくは、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム4に対応するとき、集合Kが{5,4}であること、
参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成4であるとき、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2及びサブフレーム3に対応し、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2に対応するとき、集合Kが{12,8,7,11}であり、若しくは、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム3に対応するとき、集合Kが{6,5,4,7}であること、
参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成5であるとき、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2に対応し、集合Kが{13,12,9,8,7,5,4,11,6}であること、又は、
参照アップリンク−ダウンリンク構成がアップリンク−ダウンリンク構成6であるとき、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム3、サブフレーム4、サブフレーム7、若しくはサブフレーム8に対応し、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム2、サブフレーム3、サブフレーム7、若しくはサブフレーム8に対応するとき、集合Kが{7}であり、若しくは、サブフレームnが無線フレームのサブフレーム4に対応するとき、集合Kが{5}であることを含む。
【0113】
さらに、図12に示されている実施例で、参照アップリンク−ダウンリンク構成は第1のサービングセルのアップリンク−ダウンリンク構成であり、第1のサービングセルのアップリンク−ダウンリンク構成は、無線フレームでの第1のサブフレーム、第2のサブフレーム、及びアップリンクサブフレームの配置を示す。
【0114】
さらに、図12に示されている実施例で、処理モジュール121は、第1のサービングセルの参照アップリンク−ダウンリンク構成を、ユーザ機器に対して設定するように具体的に構成され、第1のサービングセルの参照アップリンク−ダウンリンク構成が、第1のサービングセルのHARQ−ACKタイミングを決定する。
【0115】
本発明のこの実施例の受信モジュール111は、ユーザ機器の受信機に対応し得るか、又はユーザ機器の送受信機に対応し得ることに留意する必要がある。送信モジュール112は、ユーザ機器の送信機に対応し得るか、又はユーザ機器の送受信機に対応し得る。ユーザ機器は、プロセッサを更に含み得る。ここでのプロセッサは、中央処理装置(Central Processing Unit,CPU)、特定用途向け集積回路(ApplicationSpecific Integrated Circuit,ASIC)、又は本発明のこの実施例を実装する1つ若しくは複数の集積回路であり得る。ユーザ機器は、メモリを更に含み得る。メモリは、命令コードを格納するように構成される。プロセッサは、メモリ内の命令コードを呼び出して本発明のこの実施例の受信モジュール111及び送信モジュール112を制御して、上述した操作を実行する。
【0116】
本発明のこの実施例の送信モジュール122は、基地局の送信機に対応し得るか、又は基地局の送受信機に対応し得る。受信モジュール123は、基地局の受信機に対応し得るか、又は基地局の送受信機に対応し得る。処理モジュール121は、基地局のプロセッサに対応し得る。ここでのプロセッサは、CPU、ASIC、又は本発明のこの実施例を実装する1つ若しくは複数の集積回路であり得る。基地局は、メモリを更に含み得る。メモリは、命令コードを格納するように構成される。プロセッサは、メモリ内の命令コードを呼び出して本発明のこの実施例の送信モジュール122、受信モジュール123、及び処理モジュール121を制御して、上述した操作を実行する。
【0117】
当業者は、方法の実施例のステップのすべて又は一部が、関連するハードウェアに命令を与えるプログラムにより実装され得ることを理解し得る。プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納され得る。プログラムを実行すると、方法の実施例のステップが実行される。上述した記憶媒体は、ROM、RAM、磁気ディスク、又は光ディスクなど、プログラムコードを格納することができるすべての媒体を含む。
【0118】
最後に、上述した実施例は、本発明の技術的解決策について説明することを単純に意図したものであり、本発明を限定することを意図したものではないことに留意する必要がある。本発明について上述した実施例を参照しながら詳細に説明したが、当業者は、上述した実施例で説明される技術的解決策に変更を加えられること、又は上述した実施例の一部若しくはすべての技術的特徴を等価物で置換できることを理解するはずである。したがって、本発明の保護範囲は、請求項の保護範囲に従うものとする。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12