(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6561251
(24)【登録日】2019年8月2日
(45)【発行日】2019年8月21日
(54)【発明の名称】航空機キャビン用の通信装置
(51)【国際特許分類】
H04B 7/185 20060101AFI20190808BHJP
B64D 47/00 20060101ALI20190808BHJP
H01Q 13/08 20060101ALI20190808BHJP
H01Q 1/28 20060101ALI20190808BHJP
H01Q 19/12 20060101ALI20190808BHJP
H01Q 5/357 20150101ALI20190808BHJP
H04B 7/15 20060101ALI20190808BHJP
【FI】
H04B7/185
B64D47/00
H01Q13/08
H01Q1/28
H01Q19/12
H01Q5/357
H04B7/15
【請求項の数】7
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2016-565559(P2016-565559)
(86)(22)【出願日】2015年1月21日
(65)【公表番号】特表2017-506478(P2017-506478A)
(43)【公表日】2017年3月2日
(86)【国際出願番号】EP2015051165
(87)【国際公開番号】WO2015110485
(87)【国際公開日】20150730
【審査請求日】2016年10月12日
(31)【優先権主張番号】1450625
(32)【優先日】2014年1月24日
(33)【優先権主張国】FR
(73)【特許権者】
【識別番号】511174786
【氏名又は名称】セントレ ナショナル デテュッド スパティアレ
【氏名又は名称原語表記】CENTRE NATIONAL D‘ETUDES SPATIALES
(73)【特許権者】
【識別番号】516221306
【氏名又は名称】エムヴィージー インダストリーズ
(74)【代理人】
【識別番号】110001427
【氏名又は名称】特許業務法人前田特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100091214
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 進介
(73)【特許権者】
【識別番号】519165571
【氏名又は名称】ヘルモーズ
(74)【代理人】
【識別番号】110001427
【氏名又は名称】特許業務法人前田特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】デュシェーヌ,リュック
(72)【発明者】
【氏名】ジュソーム,グザヴィエ
(72)【発明者】
【氏名】デュモン,パトリック
【審査官】
鴨川 学
(56)【参考文献】
【文献】
特表2011−504664(JP,A)
【文献】
仏国特許出願公開第02912266(FR,A1)
【文献】
特開平07−050610(JP,A)
【文献】
米国特許第04134119(US,A)
【文献】
特開2001−060824(JP,A)
【文献】
特開平08−018330(JP,A)
【文献】
特開2007−306368(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/185
B64D 47/00
H01Q 1/28
H01Q 5/357
H01Q 13/08
H01Q 19/12
H04B 7/15
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
航空機のキャビン内に配置されるための通信装置であって、当該装置は:
‐通信ネットワークの第一の周波数帯で通信データを送信及び受信し、定位ネットワークの第二の周波数帯で定位データを受信するように構成されたアンテナアセンブリであり、該アンテナアセンブリは、主軸の周りの回転の放射線ダイアグラムを有するアンテナであり、放射線は前記主軸の方向において最大であるアンテナ、及び、前記アンテナの前記主軸の外側の放射線を制限するように構成された放射線閉じ込めシステム、を有するアンテナアセンブリ;
‐前記アンテナに接続され、通信ネットワークを通じた通信データの送信及び受信を可能にするように構成されたモデム;
‐定位データ受信器、
‐前記モデム及び前記定位データ受信器を収容するように構成された空洞を有する、筐体;及び
‐方向付けを可能にするような方法で前記筐体に取り付けられるように構成された覆いであり、該覆いは、前記アンテナアセンブリを方向付けるように前記アンテナアセンブリを支持する、覆い、
を有する、通信装置。
【請求項2】
前記覆いは、前記筐体に対する前記覆いの方向付けを可能にする少なくとも一つの蝶番を用いて前記筐体に取り付けられている、請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
前記放射線閉じ込めシステムは、前記アンテナの下に配置された無線周波数吸収アセンブリ、及び/又は、前記アンテナより上への延長の可能性をもって周りに配置された金属空洞、及び/又は、少なくとも一つ若しくはそれ以上のチョークリング、から成る、請求項1又は請求項2に記載の通信装置。
【請求項4】
航空機のキャビン内に配置されるための通信装置であって、当該装置は:
‐通信ネットワークの第一の周波数帯で通信データを送信及び受信し、定位ネットワークの第二の周波数帯で定位データを受信するように構成されたアンテナアセンブリであり、該アンテナアセンブリは、主軸の周りの回転の放射線ダイアグラムを有するアンテナであり、放射線は前記主軸の方向において最大であるアンテナ、及び、前記アンテナの前記主軸の外側の放射線を制限するように構成された放射線閉じ込めシステム、を有するアンテナアセンブリ;
‐前記アンテナに接続され、通信ネットワークを通じた通信データの送信及び受信を可能にするように構成されたモデム;
‐定位データ受信器、
航空機の壁上に筐体を取り付けるように構成された取り付けシステム、及び
当該装置と前記航空機の前記壁との間の接触損失が検出されるとすぐに、アンテナアセンブリの無線送信を中断するように構成された接触損失検出器、
を有する、通信装置。
【請求項5】
Wi‐Fiネットワークのようなワイヤレスネットワークへのアクセスポイントを形成するように構成された通信システムであり、前記通信ネットワークは前記アクセスポイントを通じて遠隔でアクセス可能である、通信システム、を有する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項6】
前記アンテナは、接地面、前記接地面上に配置された誘電体基板、前記誘電体基板上に配置された放射素子、並びに、前記アンテナが前記第一の周波数帯及び前記第二の周波数帯で放射するために十分な動作帯域を制御及び獲得するように、前記接地面に作られた複数の刻み目、を有する、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項7】
風防及び請求項1乃至6のいずれか一項に記載の通信装置を有する操縦室を有する、航空機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、データ及び/又は定位ネットワークを用いた航空機からの通信を可能にする通信装置に関する。
【背景技術】
【0002】
航空機は、データ及び/又は定位ネットワーク用いた通信を可能にする通信装置をしばしば装備する。データネットワークは、イリジウム(IRIDIUM(登録商標))型(一群の衛星を使用する通信ネットワーク)であり、定位ネットワークは、GPS型(Global Positioning System(全地球測位システム))のものである。通信装置は、概して送信/受信システム及びアンテナから成る。
【0003】
既知のやり方では、航空機は、特定のネットワークにそれぞれ特化した、いくつかのアンテナを装備する。加えて、航空機の電子機器に支障を来さないように、これらのアンテナは航空機の外殻上に配置される。
【0004】
これには、問題が無いという訳ではない。
【0005】
実際に、機器が航空機の外殻上に配置されるとすぐに、後者の全体構造は、安全性の明白な理由のために再認証されなければならない。これは、アンテナの数が大きい場合に更に制約となる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、これらの不利益の少なくとも一つを正すことを提案する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この目標を達成するために、本発明は、航空機のキャビン内に配置されるための通信装置であって、装置は:
‐通信ネットワークの第一の周波数帯で通信データを送信及び受信し、定位ネットワークの第二の周波数帯で定位データを受信するように構成されたアンテナアセンブリであり、アンテナアセンブリは、主軸の周りの回転の放射線ダイアグラムを有するアンテナであり、放射線は主軸の方向において最大であるアンテナ、及び、アンテナの軸の外側の放射線を制限するように構成された放射線閉じ込めシステム、を有するアンテナアセンブリ;
‐アンテナに接続され、通信ネットワークを通じた通信データの送信及び受信を可能にするように構成されたモデム;及び
‐定位データ受信器、
を有する、通信装置、を提案する。
【0008】
本発明は、有利には、単独で又はそれらの技術的に可能な任意の組み合わせで採用される以下の特徴によって補足される:
‐それは、アンテナアセンブリ、モデム及び定位データ受信器を収容するように構成された空洞を有する、円筒状筐体;及び、方向付けを可能にするような方法で円筒状筐体に取り付けられるように構成された覆いであり、覆いは、アンテナアセンブリを方向付けるようにアンテナアセンブリを支持する、覆い、を有する;
‐覆いは、筐体に対する覆いの方向付けを可能にする蝶番を用いて筐体に取り付けられている;
‐放射線閉じ込めシステムは、アンテナの下に配置された無線周波数吸収アセンブリ、及び/又は、アンテナより上への延長の可能性をもって周りに配置された金属空洞、及び/又は、少なくとも一つ若しくはそれ以上のチョークリング、から成る;
‐それは、航空機の風防、航空機の側部窓のような滑らかな表面などの航空機の垂直壁に筐体を取り付けるように構成された取り付けシステムを有する;
‐それは、装置と航空機の壁との間の接触損失が検出されるとすぐに、アンテナアセンブリの無線送信を中断するように構成された接触損失検出器を有する;
‐それは、Wi‐Fiネットワークのようなワイヤレスネットワークへのアクセスポイントを形成するように構成された通信システムであり、通信ネットワークはアクセスポイントを通じて遠隔でアクセス可能である、通信システム、を有する;
‐アンテナは、接地面、接地面上に配置された誘電体基板、誘電体基板上に配置された放射素子、並びに、アンテナが第一の周波数帯及び第二の周波数帯で放射するために十分な動作帯域を制御及び獲得するように、接地面に作られた複数の刻み目、を有する。
【0009】
本発明はまた、風防及び本発明による通信装置を有する操縦室を有する、航空機、に関する。本発明の利点は非常に多い。
【0010】
それは、接続性を備えた取り外し可能、携帯可能な解決策を提供する。加えてその小型化のおかげで、それは、小さな寸法及び小さな嵩に、機器の低い空間要求及び航空機のキャビン内でのワイヤレス操作を許す。したがって、それは、通信ネットワークの第一の周波数帯で通信データを送信及び受信するため及び定位ネットワークの第二の周波数帯で定位データを受信するために、十分に大きな周波数帯域にわたることを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【0011】
本発明の他の特徴、目的及び利点は、続く記述において明らかにされるであろう。記述は、純粋に説明的であって限定的でなく、添付の図面を参照して読まれなければならない。
【
図1】
図1は、本発明による通信装置の概略図を示す。
【
図2】
図2は、いくつかの可能性に照らして、内側に本発明による通信装置が配置される航空機を模式的に示す。
【
図4A】
図4A及び
図4Bは、本発明による通信装置のアンテナの底部の断面図及び斜視図をそれぞれ示す。
【
図4B】
図4A及び
図4Bは、本発明による通信装置のアンテナの底部の断面図及び斜視図をそれぞれ示す。
【
図5A】
図5A及び
図5Bは、いくつかの実施形態によるアンテナ及び放射線閉じ込めシステムを有する、本発明によるアンテナアセンブリの断面図及び上面図をそれぞれ示す。
【
図5B】
図5A及び
図5Bは、いくつかの実施形態によるアンテナ及び放射線閉じ込めシステムを有する、本発明によるアンテナアセンブリの断面図及び上面図をそれぞれ示す。 全ての図面において、類似の要素は同一の参照符号を有する。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1に関連して、航空機のキャビン内に配置されるための通信装置Dは、通信ネットワークから第一の周波数帯で通信データを送信及び受信し、定位ネットワークから第二の周波数帯で定位データを受信するように構成されたアンテナアセンブリAを有する。
【0013】
アンテナ1は、主軸の周りの回転の放射線ダイアグラムを有し、放射線は主軸の方向において最大である。
【0014】
通信装置は航空機のキャビン内に配置されるという事実を考慮して、アンテナアセンブリAは、アンテナ1の主軸の外側の放射線を制限するためのシステム2を有する。
【0015】
通信装置Dは、航空機のキャビン内のいくつかの位置に配置されることができる。
図2に示されるように、装置は、航空機AFの操縦室内に配置されてもよく、又は乗客のために確保される空間内のいくつかの異なる位置に配置されてもよい。
【0016】
再び
図1に関連して、通信装置はまた、アンテナ1に接続され、通信ネットワークを通じた通信データの送信及び受信を可能にするように構成されたモデム3、及びGPS型の定位データの受信器4、を有する。
【0017】
アンテナ1は、デュアルバンドであり、イリジウム(登録商標)通信ネットワーク上の通信データを送信及び受信することができる。イリジウムネットワークは、複数の軌道通信衛星のネットワークである。このネットワークは、常時(24時間)の接続を確かにすることができ、極圏地帯を含む世界中どこでも受信地域を提供する。
【0018】
もちろん、使用されるモデム3が所望の通信装置のものであることを条件として、通信装置は任意の他の軌道衛星通信ネットワーク又は静止衛星通信ネットワークと共に動作することができる。しかしながら、これらの異なるネットワークのうちのいくつかは、全地球の受信地域及び永久的な動作を提供しないことが留意されるべきである。
【0019】
定位データの受信器4は、地球測位によって、如何なる時も、通信装置及びそれ故にそれを運搬する航空機又は車両を定位することを可能にする。地理座標に加えて、GPSは以下の情報を伝えることができる:GMT時間、高度、対地速度、機首方位など。有利には、定位データ受信器は、それが運搬される手段に対応する及び/又は通信装置によって送信される各メッセージ若しくは各データに対応する確定された速度で、この情報を自動的に伝える。
【0020】
一方では通信ネットワークへ及びへの送信/受信を、他方では定位ネットワークから来る定位データの受信の管理を提供するために、通信装置は、制御ユニット6を有する。このユニットは、全ての通信回線の管理及び接続優先権の割り当て(乗員及び/又は乗客)を可能にする。それはまた、アセンブリの内部操作及び外部操作を管理し、使用される様々なネットワーク(イリジウム及び定位)の送信レベル及び受信レベルを管理し能動的に制御するための機能性を有する。その上に、それは、データの圧縮及び復元を可能にする搭載されたソフトウェア並びにデータ暗号化機能及び復号化機能を有する。
【0021】
通信装置は、Wi‐Fiネットワークのようなワイヤレスネットワークへのアクセスポイントを形成してもよく、通信ネットワークはアクセスポイントを通じて遠隔でアクセス可能である。
【0022】
したがって、このように形成されたアクセスポイントを経由して、移動通信機器は、データ通信ネットワークへのアクセスを得ることができる。アクセスポイントはこのように、航空機上で通信をルーティングし又は移動式機器から、(通信装置が航空機の操縦室内に配置されている場合に、)データ通信ネットワークを通じて望まれる最終の受信者又は最終のネットワークへのデータを伝達する。
【0023】
この目標を達成するために、通信装置は、ワイヤレス通信ユニット7を有する。具体的には、アクセスポイントはWi‐Fiアクセスポイントである。そのため、ワイヤレス通信ユニット7の装置は、アクセスポイントを作り出すためのWi‐Fiカード(図示なし)、及びWi‐Fiアンテナ(図示なし)を有する。
【0024】
通信装置は電池5を有する。電池5は、有利には長い寿命を持ち、通信装置が中断なく最小で5時間にわたって動作することを可能にし得ることを意味する。電池5は、有利には再充電可能であり、電力供給を必要とする通信装置の構成要素に接続される。
【0025】
図3に関連して、通信装置はまた、装置の構成要素を収容するように構成された空洞9を有する、円筒状筐体8、及び、方向付けを可能にするような方法で円筒状筐体に取り付けられるように構成された覆い10、を有する。覆い10は、アンテナ1及び閉じ込めシステム2を支持し、アンテナアセンブリ(閉じ込めシステムを備えたアンテナ)は、その結果筐体8に対する方向付けの能力がある。これは、装置が特別の目的のための位置に配置され、閉じ込めシステム2を備えたアンテナ1がそのときに別個に方向付けられることを可能にする。
【0026】
筐体8に対して覆い10を方向付けるために、通信装置は、一つ又はそれ以上の(複数の)蝶番(ヒンジ)11を有する。筐体8に対して覆い10を方向付けることを可能にし得る他の種類の構成要素を予期することは、もちろん可能である。
【0027】
有利には、放射線閉じ込めシステム2は、いくつかの形を呈することができる(下記参照)。
【0028】
航空機の風防、航空機の側部窓のような滑らかな表面に筐体を接続するために、通信装置は、取り付けシステム12を有する。
【0029】
取り付けシステム12は、いくつかの形を呈することができる。
【0030】
それは、任意の滑らかな表面及び風防、側部窓又は操縦室内又はキャビン内のポートに取り付けられることができる、真空ポンプを設けられた吸引カップであってもよい。この吸引カップは、筐体の基部に又は筐体の側面上に展開してもよい(
図3参照)。
【0031】
それは、雄部が筐体8に取り付けられ、雌部が航空機の内側トリムに又はこの雌部を受容することができる付属品若しくは任意の他の部分に取り付けられたベルクロ(登録商標)システムを使用した取り付けシステムであってもよい。
【0032】
通信装置Dは、通信装置がもはや航空機内のその取り付け支持部(例えば航空機のガラス壁)と接触していなければすぐに、切断されることができなければならない。実際に、この場合には、通信装置は、航空機の運転を混乱させ得る。
【0033】
これを達成するために、通信装置は、航空機のその支持部からの装置の分離を検出するように構成されたDET接触損失検出器を有する。
【0034】
このDET検出器は、もし航空機のガラス壁との接触が失われると、アンテナ1の無線送信を切断する目的を有する。したがって、この追加的な安全装置は、航空機に乗っている人又は器械に向けた無線送信の如何なる危険性も避ける。
【0035】
好ましくは、一つ又はそれ以上のプッシュボタン型のスイッチが、ボタン部分のみが空洞9の高さから窓に向かって突出するように、通信装置の空洞9の内側に設置される。定常開型のスイッチを用いて、ボタンが押されたときに電気接続が作り出される。本発明のガラス壁への取り付けは、(複数の)ボタンを押圧する。この名目の配置において、電気接続が確立され、アンテナ1は動作することができる。
【0036】
壁に対する装置の分離の事象において、少なくとも一つのスイッチへの圧力がそれ以上維持されない。そのとき電気接続は切断される。
【0037】
一つの変形例として、接触損失検出器は、圧力スイッチ又は誘導検出器又は容量検出器又は光学検出器のような他の種類のセンサを使用してもよい。例えば、空洞が窓の端で金属部分の付近に接続されている場合は、誘導検出器は、航空機の金属の壁との接触の損失を検出する。
【0038】
アンテナ1は、好ましくは仏国特許第2912266B1号明細書において記述される種類のものであり、その一つの断面図及び一つの斜視図は
図4A及び
図4Bにそれぞれ示される。このアンテナはまた、接地面13、接地面13上に配置された誘電体基板14、誘電体基板14上に配置された放射素子15、並びに、アンテナが第一の周波数帯及び第二の周波数帯で放射するために十分な動作帯域を制御及び獲得するように、接地面13に作られた複数の刻み目16、を有する。
図4Bにおいて、8つの細い刻み目16が接地面13に設けられている。このアンテナは、主軸Xに沿って放射する。
【0039】
アンテナ1に給電するために、後者は、放射素子15に接続された同軸プローブ18を有する。
【0040】
アンテナ1は、全体として円形状のものである。
【0041】
このようなアンテナは、通信データの送信若しくは受信及び定位データの受信を同時に行うことを可能にする。
【0042】
加えて、アンテナは、全方向性であり且つ小型である。λを通信装置の動作周波数の平均波長に対応するものとして、誘電体基板14の直径はλ/3程度であり、その厚さはλ/30程度である。
【0043】
有利には、アンテナの能力及び性能を向上させるために、アンテナ1は、特定のフィルタ(図示なし)及び前置増幅器(図示なし)を有する。
【0044】
アンテナの放射線閉じ込めシステム2は、いくつかの形式をとり得る。
【0045】
出願人は、
図5A及び
図5Bに、これらの図において2
1,2
2,2
3を付される閉じ込めシステムのための3つの考えられる実施形態を備えたアンテナアセンブリAを示している。閉じ込めシステム2の実施形態のそれぞれは、他のものと一緒に又は組み合わせて使用されてもよい。
【0046】
第一の実施形態によれば、閉じ込めシステム2は、アンテナ1の下に配置された無線周波数吸収アセンブリ21である。吸収アセンブリは、例えば、2cmから5cm程度の厚さの、炭素粒子を詰め込まれた発泡型の材料で作られる。
【0047】
閉じ込めシステム2が吸収アセンブリである場合において、通信装置Dは、アンテナ1の同軸プローブ18に接続された無線周波数コネクタ19、コネクタ19と無線周波数クロスオーバー21との間に接続された無線周波数ケーブル20を有する。
【0048】
第二の実施形態によれば、閉じ込めシステム2は、それより上への延長の可能性をもって周りに配置された金属空洞22である。
【0049】
第三の実施形態によれば、閉じ込めシステムは、アンテナ1の周りに配置された一つ又はそれ以上のチョークリング23から成る。