(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記板連結体は、前記接続部を支点として、前記第1の板体および第2の板体の前記第1の面同士又は前記第2の面同士を対向して折り畳み可能である請求項1に記載の筐体。
前記突起部の外周面には、前記第1の外れ防止部と前記第2の外れ防止部とを係合する際に前記突起部の弾性変形を容易とする切欠溝を設ける請求項4又は5に記載の筐体。
前記組立凸部および前記組立凹部は、前記第1の板体および第2の板体のうち何れか一方又は両方の板体に設け、板体の延在方向中央に対して非対称に配置する請求項11に記載の筐体。
一対の前記板連結体を組み合わせて形成する平面視矩形状の前記側壁に対して、下側に位置する底部材と、上側に位置する開閉可能な蓋体とをさらに備える請求項1〜12の何れか一項に記載の筐体。
【発明を実施するための形態】
【0008】
<第1実施形態>
本発明を適用する実施形態(以下、本実施形態)の一例を示す第1実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、本発明の技術的範囲は本実施形態に限定しない。本実施形態は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々に変更できる。
【0009】
図1は、本実施形態に係る組立式の筐体1を沈下防止用として使用する場合の全体斜視図である。
図2は、筐体1を沈下防止用に使用する場合の分解斜視図である。なお、沈下防止とは、地中に埋没設置する筐体1の地中への沈み込みを防止することである。
筐体1は、例えば量水器等の地下構造物を保護する地下構造物保護箱(例えば量水器ボックス)である。筐体1は、平面視矩形の箱型である。以下の説明において、筐体1の平面視において長辺が延びる方向を左右方向、短辺が延びる方向を前後方向として各部を説明する。
【0010】
図2に示すように、筐体1は、蓋体2と上側枠3と組立枠体4と底部材5とを備え、これらを積層して構成する。筐体1を構成する蓋体2、上側枠3、組立枠体4および底部材5は、例えば合成樹脂で形成するが、一部又はすべてを金属で形成してもよい。
【0011】
組立枠体4は、前後左右の4側面を有する平面視矩形環状で上下面が開口する四角筒状をなすもので、筐体1の側壁として機能する。
また、組立枠体4の上側には、上側枠3を設置する。上側枠3は、開口部6を有する平面視矩形環状の枠体である。上側枠3の開口部6には、開口部6を開閉可能な板状の蓋体2を着脱可能でかつ開閉可能に取り付ける。組立枠体4の下側には、その組立枠体4側を開放して底部に底面を有する底部材(底蓋)5を設置する。底部材5は、筐体1の下側を塞ぐ役割を果たす。
以下、各部について詳細に説明する。
【0012】
[上側枠]
上側枠3は、内側面にからせり出す4つの棚部3a、3bと、左右の対向する内側面から突出する一対の凸部12とを有する。
棚部は、上側枠3の前後両側の内側面からせり出す棚部3bと、上側枠3の左右両側の内側面からせり出す一対の棚部(側棚部)3aとを含む。棚部3a、3bは、閉状態の蓋体2の4辺をそれぞれ下側から支持する。棚部3a、3bの上面には、砂落し用の複数の傾斜面3dを形成する。側棚部3aは、後部側に内側から見て上側に開口する凹形状の案内部3cを形成する。案内部3cは、後段で説明するように、蓋体2の摺動面11aが摺動して蓋体2の回転を案内する。
凸部12は、案内部3cの近傍に位置している。凸部12の上側には、弾性部(付勢手段)12aを設ける。弾性部12aは、上側枠3に一体的に形成する。弾性部12aは、付勢手段として機能する。弾性部12aは、凸部12が左右方向外側に移動した場合、自身の弾性力により凸部12を初期位置に復帰する力を生じる。
上側枠3の下端面には、組立凹部7bを複数形成する。この組立凹部7bは、組立枠体4の上端面に複数形成する組立凸部7aと嵌合する。なお、組立凸部7aと組立凹部7bの形状は他でも良い。例えば、組立凸部7aを係止片として組立凹部7bを係合部として形成しても良い。
【0013】
[蓋体]
蓋体2は、左右方向に長手方向を有する矩形板状を有する。蓋体2の左右両側の端面の後部側には、この蓋体2を上側枠3に対して回動させるときの支軸となる凹部11を形成する。蓋体2の凹部11は、上側枠3に形成する凸部12と係脱可能に係合する。蓋体2の凹部11と上側枠3の凸部12との係合によって、蓋体2は、上側枠3の開口部6に対して開閉可能となる。
蓋体2は、凹部11の下側に摺動面11aを有する。摺動面11aは、下側に突出する略円弧状の湾曲面である。摺動面11aは、蓋体2の凹部11が上側枠3の凸部12を収容して、蓋体2が回動するときに、案内部3cを摺動して蓋体2の回動を案内する。
【0014】
[底部材]
底部材5は組立枠体4を下側から支持する。底部材5は、矩形状の底板5aと、底板5aの周縁から上側に突出する下側側壁5bと、管用孔部16を有する側板19とを有する。下側側壁5bの上側には、組立枠体4を搭載する。下側側壁5bは、組立枠体4とともに側壁を構成する。
【0015】
底板5aには、複数の長孔18を形成する。長孔18は、筐体1に流れ込む水を筐体1の外部に排出するとともに、筐体1内に収容する量水器の土台を固定する取付孔としても使用できる。
【0016】
下側側壁5bの上端面には、複数の組立凸部8aを形成する。この組立凸部8aは、組立枠体4の下端面に形成する組立凹部8bと嵌合する。なお、組立凸部8aと組立凹部8bの形状は他でも良い。例えば、組立凸部8aを係止片として組立凹部8bを係合部として形成しても良い。
下側側壁5bには、上側に開口する切り欠き状の嵌合口14を設ける。嵌合口14には、側板19を係脱可能に嵌め込む。
【0017】
側板19の管用孔部16は、筐体1の内外を貫通する管材(図示略)が挿通する。管材は、例えば図示しない量水器(地下構造物)の上流又は下流に水を流すために設ける。管用孔部16は、上側に開口する切欠形状である。
【0018】
側板19は、管用孔部16の大きさ又は数が異なる複数種類を用意する。側板19は、嵌合口14に複数種類の側板から何れか1つを選択してはめ込む。これにより、筐体1は、側板19の変更によって容易に、筐体1内に収容する地下構造物の数に対応できる。筐体1は、側板19を交換するのみで、管用孔部16の数を変更できる。また、管用孔部16を必要としない収容物を筐体1に収容する場合は、管用孔部16を有しない平板の側板19を使用する。つまり、筐体1は、側板19を交換するのみで、筐体1内に収容する地下構造物の種類や数の変更に容易に対応できる。
【0019】
なお、
図1および
図2の図示例では、嵌合口14は、底部材5の下側側壁5bの短辺側に設けているが長辺側に設けても良い。また、嵌合口14は、底部材5の下側側壁5bの短辺側と長辺側との双方に設けて、使用しない側の嵌合口14を管用孔部16が無い側板19で塞いでも良い。嵌合口14は、組立枠体4が構成する側壁に下側に開口する切欠形状に設けてもよい。さらに、嵌合口14は、底部材5の下側側壁5b及び組立枠体4の側壁に形成してもよい。
【0020】
[組立枠体(側壁)]
組立枠体4は、底部材5と上側枠3との間に位置し、筐体1の側壁の一部を構成する。組立枠体4は、筐体1の側壁である縦壁21(第1の板体)および横壁41(第2の板体)とこれらを連結する接続部材10を有する。組立枠体4は、それぞれ縦壁21、横壁41および接続部材(接続部)10を有する一対の板連結体9から構成する。
【0021】
縦壁21は、組立枠体4の左右の2面を互いに離間対向する。また、横壁41は、組立枠体4の前後2面を互いに離間対向する。縦壁21は、横壁41よりも長手方向(延在方向)の寸法を短く形成する。横壁41は、縦壁21よりも長手方向の寸法を長く形成する。しかし、縦壁21および横壁41の寸法は他でもよく、例えば縦壁21および横壁41の寸法は同じでも良い。
また、縦壁21の寸法は、筐体1に収容する量水器の数に応じて横壁41よりも長い寸法でも良い。横壁41の寸法は、筐体1に収容する量水器の寸法に応じる寸法でも良い。筐体1の蓋体2と上側枠3と底部材5とは、組立枠体4に合わせる寸法のものを使用する。
【0022】
<板連結体>
一対の板連結体9は、長板状の縦壁21(第1の板体)および横壁41(第2の板体)と接続部材(接続部)10とをそれぞれ有する。接続部材10は、縦壁21および横壁41の端部同士を回転自在に連結して、関節部60を構成する。
【0023】
図3(a)は、縦壁21を示す斜視図であり、
図3(b)は、縦壁21を第1の面31から見た正面図であり、
図3(c)は、縦壁21を第2の面36から見た背面図である。
図4(a)は、横壁41を示す斜視図であり、
図4(b)は、横壁41を第1の面51から見た正面図であり、
図3(c)は、横壁41を第2の面56から見た背面図である。
図5(a)は、板連結体9の分解図であり、
図5(b)〜(e)は、関節部60を中心とした板連結体9の斜視図である。
図6(a)、(b)は、一対の板連結体9同士の連結構造を示す上面図および断面図である。
【0024】
図3〜
図5に示すように、縦壁21は、表裏に第1の面31と第2の面36とをそれぞれ有する。同様に横壁41は、表裏に第1の面51と第2の面56とをそれぞれ有する。縦壁21および横壁41は、直線状に並んだ状態で、第1の面31、51(又は第2の面36、56)同士が同方向を向く。
以下、板連結体9の各部構成について具体的に説明する。
【0025】
<縦壁(第1の板体)>
図3(a)に示すように、縦壁(短側壁、第1の板体)21は、長板状の部材である。
縦壁21の長手方向の第1の端部22aには、突起部23と延出部25を形成し、第1の端部22aと反対側の第2の端部22bには、連結突起28を形成する。
【0026】
突起部23は、縦壁21の第1の端部22aから縦壁21の延在方向(長手方向)に突出する。突起部23は、平面視T字状をなす。本実施形態において、突起部23は、上下に2つ形成する。突起部23は、後述の横壁41の第2の端部42bに形成する孔部46と係脱可能に係合する。なお、縦壁21に形成する突起部23および横壁41に形成する孔部46の数は1でも2以上の複数でも良い。
突起部23は、
図6(b)に示すように、先端側から板厚方向の幅が異なる先端部63と、首部62と、根元部61とを有する。先端部63は、突起部23の突出方向の末端に位置する。首部62は、先端部63より板厚方向に幅狭である。根元部61は、突起部23の最も根元側に位置し、首部62より板厚方向に幅広である。突起部23は、先端部63、首部62および根元部61の高さ方向の寸法(すなわち、縦壁21の上下方向の寸法)を一様とする。
【0027】
図3(a)に示すように、延出部25は、縦壁21の第1の端部22aにおいて縦壁21の延在方向に延出する。延出部25は、第1の端部22aにおいて、突起部23の上部側に位置する。延出部25は板状の突出板部である。延出部25の上面は、縦壁21の上面24と揃って連続する面である。延出部25は、後述の横壁41の第2の端部42bに形成する凹状の切欠部47と係合する。組立枠体4は、縦壁21が延出部25を有し、横壁41が切欠部47を有して係合するので、縦壁21の上面24と横壁41の上面44との上面を同一面にして組立できる。
【0028】
一対の連結突起28は、縦壁21の第2の端部22bから縦壁21の延在方向に突出する。一対の連結突起28は、互いの対向面に軸収容孔29を有する。一対の連結突起28は、接続部材10を介して、後述の横壁41の第1の端部42aに形成する連結突起48と接続して関節部60(
図2参照)を構成する。
【0029】
図3(b)に示すように、縦壁21の第1の面31には、複数のリブ構造32を形成する。リブ構造32は、薄壁33とこの薄壁33によって囲まれた凹部である窪部34とで構成する。つまり、縦壁21の第1の面31は、縦壁21の長手方向に互いに間隔をおいて並ぶ複数の窪部34を有する。
【0030】
図3(c)に示すように、縦壁21の第2の面36には、補強のための薄い凹部37と薄い凸部38とを形成して、第1の面31のようなリブ構造32を形成しない。つまり、縦壁21の第2の面36は、第1の面31と異なる形状である。薄い凹部37と薄い凸部38とは、筐体1を寒冷地に用いるときに凍上による影響を受けない方向と程度とに形成する。なお、第2の面36には、凹部37および凸部38を形成せずに平滑な平面に形成しても良い。
【0031】
図3(a)〜(c)に示すように、縦壁21の第1の面31および第2の面36の適宜の位置には、後述する縦壁21と横壁41とを折り畳むときに縦壁21と横壁41が係合可能な凹部88をそれぞれ一対形成する。凹部88は板面を正面から見たときに円形状を有する。凹部88は、板連結体9を折り畳む際に、横壁41の凸部89(
図4(a)〜(c)参照)が嵌り込む。
【0032】
<横壁(第2の板体)>
図4(a)に示すように、横壁(長側壁、第2の板体)41は、長板状の部材である。
横壁41の長手方向の第1の端部42aには、一対の連結突起48を形成し、第1の端部42aと反対側の第2の端部42bには、板厚方向に貫通する孔部46を形成する。
【0033】
一対の連結突起48は、横壁41の第1の端部42aから横壁41の延在方向に突出する。一対の連結突起48は、互いの対抗面に軸収容孔49を有する。一対の連結突起48は、接続部材10を介して、縦壁21の第2の端部22bに形成する連結突起28と接続して関節部60(
図2参照)を構成する。
【0034】
孔部46は、横壁41の第2の端部42bにおいて板体の板厚方向に貫通する。本実施形態において、孔部46は、上下に2つ形成する。孔部46には、縦壁21の突起部23を挿入し係合する。これにより、一対の板連結体9同士を組み立てて、組立枠体4を枠状に保持する。縦壁21の突起部23と横壁41の孔部46との係合は係合部30(
図2参照)を構成する。
【0035】
図4(b)、(c)に示すように、孔部46は、上下に位置し互いに繋がった幅広部66と幅狭部67とを有し、板体を正面から見て逆凸字状をなす。
【0036】
幅広部66は、突起部23の先端部63より水平方向に幅広に形成する。また、幅広部66の高さ方向の寸法は、突起部23より高さ寸法より大きい。したがって、幅広部66には、突起部23の先端部63を挿入することができる。
【0037】
幅狭部67は、幅広部66の下側に位置し幅広部66と繋がっている。幅狭部67は、幅広部66より下側に切り欠く形状で形成する。幅狭部67は、突起部23の首部62より水平方向に幅広かつ先端部63より水平方向に幅狭である。したがって、幅広部66から幅狭部67に首部62を挿入することで、突起部23は先端部63が引っ掛かって抜け止めとなる。
図4(c)に示すように、横壁41を板面方向から見たとき、幅狭部67の左右両側には、膨出部68を設ける。膨出部68は、孔部46を構成する左右両側の内面から中央側に向かって突出して、孔部46を狭めて幅狭部67を形成する。つまり、幅狭部67は、互いに離間対向する両膨出部68の間に位置する。膨出部68は、横壁41の板厚より薄い寸法で形成する。したがって、膨出部68は、
図6(b)に示すように横壁41の第1の面51および第2の面56に対して板厚方向に凹んだ凹部68aを形成する。膨出部68の板厚方向の寸法は、突起部23の首部62の突出方向の長さ寸法より小さいため、首部62を膨出部68同士の間の幅狭部67に収容できる。また、膨出部68の板厚方向両側に設ける凹部68aには、突起部23の先端部63と根元部61とを収容できる。
【0038】
図4(a)に示すように、孔部46を形成する第2の端部42bの上側には、横壁41の上面44を一部切り欠いて凹状の切欠部47を形成する。切欠部47は、縦壁21に形成する延出部25と係合する。これにより、
図2に示すように、縦壁21の上面24と横壁41の上面44とが同一の高さの面になり、上側枠3を搭載できる。
【0039】
図4(b)に示すように、横壁41の第1の面51には、縦壁21と同様に複数のリブ構造52を形成する。リブ構造52は、薄壁53とこの薄壁53によって囲まれた窪部54とで構成する。つまり、横壁41の第1の面51は、横壁41の長手方向に互いに間隔をおいて並ぶ複数の窪部54を有する。
【0040】
図4(c)に示すように、横壁41の第2の面56には、縦壁21と同様に補強のための薄い凹部57と薄い凸部58とを形成して、第1の面51のようなリブ構造52を形成しない。つまり、横壁41の第2の面56は、第1の面51とは異なる形状である。薄い凹部57と薄い凸部58とは、筐体1を寒冷地に用いるときに凍上による影響を受けない方向と程度とに形成する。なお、第2の面56には、凹部57と凸部58とを形成せずに平滑な平面に形成しても良い。
横壁41の第1の面51と第2の面56の適宜の位置には、後述する縦壁21と横壁41とを折り畳むときに縦壁21と横壁41が係合可能な凸部89を形成する。
【0041】
図4(a)〜(c)に示すように、横壁41の第1の面51および第2の面56には、それぞれ一対の凸部89を形成する。凸部89は板面を正面から見たときに円形状を有する。横壁41における凸部89の高さ方向の位置は、縦壁21における凹部88の高さ方向の位置と略一致する。また、横壁41における凸部89の第1の端部42aからの距離は、縦壁21における凹部88の第2の端部22bからの距離と略一致する。凸部89は、板連結体9を折り畳む際に、縦壁21の凹部88(
図3(a)〜(c)参照)に嵌り込む。
【0042】
<接続部材(接続部)>
図5(a)〜(c)に示すように、上述の縦壁21と横壁41とは、接続部材10を介して回動可能な板連結体9として使用する。接続部材10は、縦壁21の一対の連結突起28の対向する面同士、および横壁41の一対の連結突起48の対向する面同士の間に嵌る板形状を有する。
図5(a)で示すように、接続部材10は、上面及び下面にそれぞれ一対の出没軸20を有する。上面の一対の出没軸20と下面の一対の出没軸20とは、互いに同軸上に配置されている。出没軸20は、縦壁21の連結突起28に設ける軸収容孔29と横壁41の連結突起48に設ける軸収容孔49とに入り込む。出没軸20は、例えば、接続部材10の内部に設けるばねなどの弾性部材により、常時外側に押圧される。接続部材10の出没軸20を縦壁21の連結突起28の軸収容孔29に押し当てると、出没軸20が押圧されて凹み、その後、軸収容孔29内にて突出する。これにより、縦壁21と接続部材10とを連結できる。同様に、横壁41と接続部材10とを連結することで、
図5(b)のような板連結体9を構成する。連結突起28、48と接続する接続部材10は、板連結体9の関節部60として機能する。
【0043】
板連結体9は、接続部材10の上下面の出没軸20に対応する一対の回転軸Jを構成する。一対の回転軸Jのうち、一方の回転軸Jは、接続部材10に対する縦壁21の回転軸となり、他方の回転軸Jは、接続部材10に対する横壁41の回転軸となる。したがって、板連結体9は、縦壁21、接続部材10および横壁41とで、コ字状に折り畳むことができる。
図5(c)には、縦壁21および横壁41の第2の面36、56同士を向か合わせて折り畳む例を示す。また、
図5(d)には、縦壁21および横壁41の第1の面31、51同士を向か合わせて折り畳む例を示す。このように板連結体9をコ字状に折り畳むとき、縦壁21と横壁41とは、縦壁21の凹部88と横壁41の凸部89とを係合して、折り畳み状態時のガタツキを防止できる。
【0044】
なお、接続部材10は、板連結体9を構成する縦壁21と横壁41とを回転自在に連結可能であれば良く、出没軸20と軸収容孔29、49とによる連結でなく、連結突起28、48に貫通孔を形成して接続部材10にも貫通孔を形成して、ボルトとナットによる締結や、ピンとCリングとによる連結でも良い。
【0045】
<連結構造(係合部)>
次に、組立枠体4の係合部30の構造の詳細を説明する。
組立枠体4は、一対の板連結体9同士を組み合わせて構成する。組立枠体4は、一対の板連結体9のうち一方の板連結体9の突起部23を他方の板連結体9の孔部46に挿入し、他方の板連結体9の突起部23を一方の板連結体9の孔部46に挿入して平面視矩形状に構成する。
【0046】
図6(a)、(b)に示すように、係合部30において、突起部23は、孔部46に挿入し係合する。挿入に当たって、まず、突起部23を孔部46の幅広部66(
図4(b)参照)に挿入する。突起部23は、全長に亘って水平方向の幅が幅広部66より狭いため、幅広部66に容易に挿入できる。次に、突起部23を下方に移動させて、突起部23の首部62を孔部46の幅狭部67に挿入して収容する。これとともに、突起部23の先端部63および根元部61は、凹部68a(
図6(b)参照)に収まる。幅狭部67より幅寸法が大きい先端部63および根元部61は、突起部23を突出方向に係止して係合部30を構成する。
なお、
図6においては、一対の板連結体9を縦壁21の第1の面31と横壁41の第1の面51とを外側に向けて組み立てる例について図示した。しかし、一対の板連結体9は、縦壁21の第2の面36と横壁41の第2の面56とを外側に向けても組み立てできる(
図8(a)、(b)参照)。
【0047】
第1実施形態の組立枠体4を構成する2枚の板連結体9は、それぞれ第1の面(凹凸面)31、51と第2の面(平坦面)36、56とを有する縦壁21と横壁41とで構成する。組立枠体4は、縦壁21および横壁41のそれぞれの第1の面31、51同士と第2の面36、56同士とを組み合わせる板連結体9同士を組み立てて使用する。言い換えると、第1の面31、51を外側に向けて構成する組立枠体4は沈下防止用として使用できる。また、第2の面36、56を外側に向けて構成する組立枠体4は寒冷地用として使用できる。
つまり、組立枠体4は
図5(c)及び
図5(d)に示すように、板連結体9の関節部60を中心に約90度回転して縦壁21および横壁41のそれぞれの第1の面31、51か第2の面36、56同士かを外側に向ける状態にして、板連結体9同士の縦壁21の突起部23と横壁41の孔部46とを互いに係合して、組立枠体4を枠状に保持する。組立枠体4は、底部材5の組立凸部8aと係合して安定した枠体として機能する。また、板連結体9は、縦壁21の凸部39と横壁41の凹部88と凸部89とが係合して、板連結体9の折り畳み状態を保持できる。
【0048】
<使用例>
次に筐体1の使用例について具体的に説明する。筐体1は、組立枠体4の組立構成を変えることで、沈下防止用または凍上防止用として使用できる。
【0049】
(沈下防止)
沈下防止用に使用する筐体1の組立枠体4は、
図1および
図2に示すように、縦壁21の第1の面31と横壁41の第1の面51とを外側に向けて板連結体9を組み立てる。具体的には、まず、縦壁21の第1の面31と横壁41の第1の面51とを外側に向けるように、板連結体9の関節部60を回動する。つまり、板連結体9の接続部材10(関節部60)を支点として略直角に折り曲げる状態にする。さらに、一方の板連結体9の突起部23を他方の板連結体9の孔部46に挿入し係合する。これにより、一対の板連結体9の縦壁21と横壁41とが係合して組立枠体4を構成する。さらに、縦壁21の第1の面31と横壁41の第1の面51とを外側にする組立枠体4に、蓋体2と上側枠3と底部材5とを組み付けて、沈下防止用の筐体1を構成する。
【0050】
沈下防止用に使用する筐体1の組立枠体4は、リブ構造32、52を有する第1の面31、51が筐体1の外側を向き、組立枠体4の外面となる。このリブ構造32、52の薄壁33、53と窪部34、54とは、筐体1を埋設する地中と広い面積で接触して筐体1の沈下を防止する。つまり、筐体1は、表面積が広いリブ構造32、52を筐体1の外側に向けることによって、筐体1を埋没する地中との接触面積を大きくして地中への沈下を防止できる。
【0051】
(凍上防止)
図7(a)、(b)は、筐体1を寒冷地用として使用する場合の筐体1の全体斜視図および分解図を示す。寒冷地用とは、例えば冬季に水が氷る地域において筐体1内に収容する量水器の水の凍結を防止することである。また、寒冷地用とは、冬場の冷え込み等によって土中の水分が凍結する凍上が起こるときに、筐体1の浮き上がりを防止することである。
【0052】
凍上防止用に使用する筐体1の組立枠体4は、
図7(a)、(b)に示すように、板連結体9の縦壁21の第2の面36と横壁41の第2の面56とを筐体1の外側に向けて組立枠体4を組み立てる。具体的には、まず、縦壁21の第2の面36と横壁41の第2の面56とを外側に向けるように、板連結体9の関節部60を回動する。つまり、一対の板連結体9の接続部材10(関節部60)を支点として略直角に折り曲げる状態とする。さらに、一方の板連結体9の突起部23を他方の板連結体9の孔部46に挿入し係合する。これにより、一対の板連結体9の縦壁21と横壁41とが係合して組立枠体4を構成する。さらに、縦壁21の第2の面36と横壁41の第2の面56とを外側にする組立枠体4に、蓋体2と上側枠3と底部材5とを組み付けて、凍上防止用の筐体1を構成する。
【0053】
図8(a)、(b)は、一対の板連結体9同士の連結構造を示す上面図および断面図である。
寒冷地用に使用する場合の組立枠体4は、
図8(a)に示すように、リブ構造32、52を有する第1の面31、51が組立枠体4の内側を向き、組立枠体4の内面となる。そこで、リブ構造32、52の窪部34、54には、
図8(b)に示すように、例えば発泡樹脂等の断熱材80を収容して断熱材80を保持する。リブ構造32、52が保持する断熱材80は、少なくとも組立枠体4の内面全体を覆い、断熱材80の断熱効果によって寒冷地用に用いる筐体1内の温度低下を防ぎ、筐体1内に収容する量水器内の水の凍結を防止する。また、断熱材80は、一体構造として複数のリブ構造32、52を覆う。断熱材80は、それぞれのリブ構造32、52毎に別体で収容しても良いが、一体構造の断熱材80とすれば、薄壁33を超えて複数のリブ構造32、52を一体的に閉塞するので更に断熱効果が高い。
【0054】
断熱材80は、組立枠体4の組立前か組立後かの適宜のときに収容できる。断熱材80は、ウレタンフォームやフェノールフォームやポリスチレンフォームやビーズ法ポリスチレンや発泡ゴムなどの発泡系断熱材、ロックウールやグラスウールなどの繊維系断熱材、エアロゲルなどを適宜使用する。また、断熱材80は、
図8(b)に示すように、一体構造として形成して複数のリブ構造32、52を覆っても良い。一体構造の断熱材80は、組立枠体4を形成する縦壁21と横壁41との隙間を塞ぐので、筐体1内の温度低下を効果的に防止できる。つまり、一体構造の断熱材80は、薄壁33を超えて複数のリブ構造32、52を一体的に閉塞するので断熱効果がより高い。また、一体構造の断熱材80は、リブ構造32、52の窪部34、54に嵌め込むだけで取り付けできて施行性が良い。このように、リブ構造32、52を有する第1の面31、51が組立枠体4の内側を向く組立枠体4は、リブ構造32、52に設ける断熱材80によって筐体1を寒冷地用として使用できる。
【0055】
(組立枠体の積層)
図9は、組立枠体4を2段に積層して筐体1を構成する例を示す筐体1の分解図である。
図9に示すように、筐体1は、複数の組立枠体4を積層して高さ寸法を調整できる。これにより、筐体1に収容する地下構造物の高さ寸法や設置場所に合わせて、筐体1の高さを調節できる。また特に、筐体1を寒冷地用に用いる場合は、温度変化が少ない地域に筐体1を埋設する深さよりも深い位置に筐体1を埋設することが好ましい。これは、地表から深い位置の温度変化が地表よりも少ないためである。筐体1は、組立枠体4を上下方向に複数段(例えば2段)積み重ねて埋設して深く埋設できる。なお、組立枠体4を凍上防止用とする場合には、複数段の組立枠体4を一体に断熱できる一体構造の断熱材80を採用すると複数段の組立枠体4を一体的に閉塞できて更に断熱効果が高い。
【0056】
図9に示すように、組立枠体4を構成する板連結体9の上端面には、組立凸部7aと組立凹部13bとを複数形成し、下端面には、組立凹部8bと組立凸部13aとを複数形成する。板連結体9において、組立凸部7aと組立凹部8bとは、平面視で互いに重なる位置に設ける。同様に、板連結体9において、組立凹部13bと組立凸部13aとは、平面視で互いに重なる位置に設ける。組立枠体4を積層することで、組立凸部7aと組立凹部8bとが嵌合し、組立凹部13bと組立凸部13aとが嵌合する。これにより、組立枠体4同士がずれることがなく取り外し可能に組立枠体4同士を積層できる。なお、上側枠3の下面には、組立凸部7aに対応する組立凹部7bを設け、底部材5の上端面には組立凸部13aに対応する組立凹部13cと組立凹部8bに対応する組立凸部8aとを設ける。
【0057】
組立枠体4は、2段以上に積層する場合に縦壁21および横壁41の第1の面31、51および第2の面36、56の向きを組み間違えないための組違い防止機能を備える。具体的には、組立枠体4の板連結体9は、組立凸部13aが組違い防止突起として機能し、組立凹部13bが組違い防止孔として機能する。組違い防止突起(組立凸部)13aおよび組違い防止孔(組立凹部)13bは、横壁41の延在方向中央に対して非対称に配置する。つまり、組立枠体4は、上下方向に複数段積み重ねる場合に上下の各組立枠体4が同じ向きでなければ組立できない。このため、組立枠体4は、上下方向に複数段積み重ねる場合にも組立枠体4同士の向きを間違えない。
【0058】
同様に、底部材5の上端面の組立凹部13cは、第1の面31、51を揃える組立枠体4の組違い防止突起13aと適合する2か所と第2の面36、56を揃える組立枠体4の組違い防止突起13aと適合する2か所との合計4か所に形成する。これにより、上側枠3および底部材5は、組立枠体4が第1の面31、51を揃えても第2の面36、56を揃えても組立できる。
なお、組違い防止突起13aを組立枠体4の上端面に設け、組違い防止孔部13bを組立枠体4の下端面に設けてもよい。その場合は、上側枠3の下面に組立凹部13dを形成する。
【0059】
<作用効果>
本実施形態の筐体1は、縦壁21は第1の端部22aに突起部23を有し、横壁41は第2の端部42bに孔部46を有して形成する。また、突起部23は根元部61と首部62と先端部63とを有し、孔部46は幅広部66と幅狭部67と膨出部68とを有する。また、縦壁21は第2の端部22bに連結突起28を有し、横壁41は第1の端部42aに連結突起48を有する。板連結体9は、縦壁21の連結突起28と横壁41の連結突起48とを接続部材10によって連結して構成する。組立枠体4は、板連結体9同士を組み立てて構成する。このため、本実施形態の筐体1は、縦壁21や横壁41の方向を揃えて所望の性能を発揮できる。
また、本実施形態の組立枠体4は、縦壁21と横壁41とを組み合わせる板連結体9で構成しているため、組立枠体4の組み立てに必要な係合部30が2か所なので組立作業が容易である。
【0060】
筐体1は、関節部60で連結する縦壁21と横壁41とで組立枠体4を構成する。このため、筐体1は沈下防止用と凍上防止用との使用目的に応じて、組立枠体4を構成する縦壁21と横壁41との第1の面31、51または第2の面36、56の一方を外側に向けて組み立てできる。筐体1は、関節部60を有する板連結体9を組み合わせて組立枠体4を構成する。このため、縦壁21と横壁41とは、互いの第1の面31、51か第2の面36、56かを揃えて簡易に組み立てできる。つまり、筐体1は、組立枠体4の縦壁21と横壁41との第1の面31、51または第2の面36、56の一方を間違うことなく揃えて組立できるので、沈下防止や寒冷地用など用途に応じて複数の機能を確実に発揮できる。
【0061】
リブ構造32、52の窪部34、54に収容する断熱材80は、筐体1内の温度低下を防ぎ、筐体1内に収容する地下構造部が量水器の場合は量水器内の水の凍結を防止できる。また、筐体1は、リブ構造32、52の窪部34、54の空間を活用して断熱材80を収容するので、筐体1内に張り出さずに筐体1内のスペースを狭くしない。つまり、リブ構造32、52の窪部34、54に収容する断熱材80は、筐体1内での作業の邪魔にならない。
【0062】
本実施形態の筐体1は組立式で構成する。特に、組立枠体4を構成する縦壁21と横壁41とは関節部60によって一体の板連結体9となっている。このため、小型の部品として保管できて、保管場所が小さくて済む。また、板連結体9は、関節部60によって、縦壁21と横壁41との第1の面31、51か第2の面36、56かを対向するよう両面に折り畳みできる。このため、筐体1を構成する板連結体9は、コンパクトに折り畳みできて運搬や保管が容易である。また、板連結体9は、縦壁21と横壁41との第1の面31、51か第2の面36、56かを対向するよう折り畳む状態で縦壁21の凹部88と横壁41の凸部89とを係合できる。このため、板連結体9を運搬するとき、板連結体9が不用意に開くことが無く取り扱いが容易である。つまり、筐体1は、分解状態のコンパクトな部品の状態で運搬できる。このため、従来の一体式の筐体を輸送するスペースでより多くの部品を輸送でき、輸送コストを削減できる。
【0063】
本実施形態の筐体1は、筐体1を地中に設置する上下水道や電力や電気通信用の計測器や弁体等の構造物を内部に収容する例を説明したが他でも良い。例えば、筐体1は、物品を収納して運搬する場合にも使用できる。そして、物品を収納して運搬する場合、組立枠体4のリブ構造32、52を有する第1の面31、51が外側を向くように組み立てる筐体1は、外側を向くリブ構造32、52に手を掛けて運搬できる。
【0064】
また、物品を収納して運搬する場合、組立枠体4のリブ構造32、52を有する第1の面31、51が内側を向くように組み立てる筐体1は、リブ構造32、52に断熱材80を保持させて収容する。このため、筐体1は断熱性を有するので、冷凍食品等の温度管理が必要な物を運搬できる。また、リブ構造32、52に収容する断熱材80を厚みが異なる断熱材80に交換すれば、筐体1の容量を調整できる。また、一体形成の断熱材80を複数のリブ構造32、52に跨って収容すれば、薄壁33を超えて複数のリブ構造32を一体的に閉塞するので断熱効果がより高い。
【0065】
また、筐体1は、運搬するものに合わせて組立枠体4を上下方向に複数段積み重ねて筐体1の高さを変更できる(
図6参照)。そして、冷凍食品等の温度管理が必要な物を運搬する場合は、複数段の組立枠体4を一体に断熱できる一体構造の断熱材80を用いれば、複数段の組立枠体4を一体的に閉塞できて断熱効果が高い。なお、物品を内部に収納して運搬する場合には、筐体1の蓋体2や上側枠3や底部材5の内側にもリブ構造を形成して、そのリブ構造に断熱材を設けても良い。また、筐体1を運搬に用いる場合は、蓋体2や上側枠3を用いずに、組立枠体4の上側を閉塞してもよく、また組立枠体4の上面を開口させたままでも良い。また、筐体1を運搬に用いる場合は、底部材5に車輪を取り付けて移動し易くしても良い。
【0066】
なお、第1実施形態では、縦壁21の第1の端部22aに突起部23を、横壁41の第2の端部42bに孔部46を形成しているが他でも良い。例えば、縦壁21の第1の端部22aに連結突起28を、第2の端部22bに突起部23を形成して、横壁41の第1の端部42aに孔部46を、第2の端部42bに連結突起48を形成しても良い。
【0067】
<変形例1>
次に、係合部30に押圧部である案内リブ169を形成する変形例1の横壁141について
図10を基に説明する。
図10(a)は、変形例1の横壁141の正面図であり、
図10(b)は、断面図である。なお、上述の実施形態と同一態様の構成要素については、同一符号を付し、その説明を省略する。
【0068】
図10(a)に示すように、横壁141の孔部146は、上述した実施形態と同様に、幅広部66と幅狭部67とを有する。また、横壁141を板面方向から見たとき、幅狭部67の左右両側には、膨出部168A、168Bを設ける。ここでは、一対の膨出部168A、168Bのうち、横壁141の延在方向(長手方向)外側に位置する膨出部を外側膨出部168Bと呼び、内側に位置する膨出部を内側膨出部168Aと呼ぶ。孔部146(より具体的には幅狭部67)の内面であって外側膨出部168Bの側面には、孔部146(幅狭部67)の水平方向中心側に突出する案内リブ(押圧部)169を形成する。案内リブ169は、幅広部66側を起点に幅狭部67の底(奥)へ向かって傾斜する。つまり、案内リブ169は、外側膨出部168Bに、上端から下端に向かって徐々に内側膨出部168Aに接近するように傾斜状に形成する。
【0069】
図10(b)に示すように、縦壁21の複数の突起部23を横壁141の複数の孔部146における幅広部66に挿入した後、下側の幅狭部67へ押圧すると、突起部23の首部62が、幅狭部67に嵌り、縦壁21と横壁141とが係合する。このとき、案内リブ169は、突起部23の首部62を横壁141の中心方向へ押圧し、案内リブ169と内側膨出部168Aとで首部62を堅固に挟持する。加えて、案内リブ169が外側膨出部168Bに設けてあるので、案内リブ169は、縦壁21と横壁141とで構成する組立枠体4の内側の隙間を減少する方向に首部62を押圧する。つまり、案内リブ169を備える筐体1は、係合部30の係合を強固にでき組立枠体4の隙間を減少できて筐体1の密閉性を向上できる。
【0070】
案内リブ169を備える筐体1を沈下防止用として使用する場合は、縦壁21の第1の面31と横壁141との第1の面51とを外側に向ける組立枠体4の係合部30からの筐体1内への土砂の侵入を効果的に防止できる。また、筐体1を寒冷地用(凍上防止用)として使用する場合は、縦壁21の第2の面36と横壁141との第2の面56とを外側に向ける組立枠体4の係合部30からの筐体1内への冷気の侵入を効果的に防止できる。そして、案内リブ169を備える筐体1は、断熱材80による断熱効果と相まって筐体1の内部の凍結を効果的に防止できる。
【0071】
<変形例2>
次に、案内リブ169を形成する係合部30に、更に外れ防止部(ズレ防止部)としての外れ防止部271、276を形成する変形例2の縦壁221および横壁241について
図11および
図12を基に説明する。
図11(a)は、横壁241の第2の端部42bの斜視図であり、
図11(b)は、断面図である。
図11(c)は、縦壁221の第1の端部22aの斜視図であり、
図11(d)は、正面図である。また、
図12(a)、(b)は、横壁241と縦壁221の係合部30の断面図である。なお、上述の実施形態と同一態様の構成要素については、同一符号を付し、その説明を省略する。
【0072】
図11(a)、(b)に示すように、横壁241の孔部246は、上述した実施形態と同様に、幅広部66と幅狭部67とを有する。また、横壁241を板面方向から見たとき、幅狭部67の左右両側にはそれぞれ膨出部268を設ける。膨出部268には、第2の外れ防止部276を形成する。第2の外れ防止部276は、各膨出部268の横壁241の板厚方向両側にそれぞれ突出する一対の凸部である。言い換えると、第2の外れ防止部276は、1つの孔部246の第1の面31側に2か所と第2の面側に2か所との合計4か所に形成する。第2の外れ防止部276は、下側を向く第2の対向面276aを形成する。
【0073】
図11(c)、(d)に示すように、縦壁221の突起部223は、上述した実施形態と同様に、先端側から板厚方向の幅が異なる先端部263と、首部262と、根元部261と、を有する。先端部263は、根元側に後面263aを有する。後面263aは、根元部261と対向する。後面263aには、第1の外れ防止部271を形成する。第1の外れ防止部271は、先端部263から根元側に向かって延びる凸部である。また、第1の外れ防止部271は、上側を向く第1の対向面271aを有する。
また、縦壁221には、突起部223の基端側の端面に位置する根元部261の一部を切り欠いて形成する切り欠き凹部272を形成する。
【0074】
図12(a)に示すように、縦壁221の複数の突起部223を横壁241の複数の孔部246における幅広部66に挿入した後、下側の幅狭部67へ押圧すると、縦壁221の突起部223の首部262が、横壁241の孔部246における幅狭部67入り込み、縦壁221と横壁241とが係合する。
そして、
図12(b)に示すように、突起部223の第1の外れ防止部271は、孔部246の第2の外れ防止部276を乗り越える。第1の外れ防止部271と第2の外れ防止部276とは、突起部223を孔部246に挿入した状態で第1の対向面271aと第2の対向面276aとが上下方向に向かい合い係合する。これにより、第1の外れ防止部271と第2の外れ防止部276とは、係合部30の係合を強化する。
また、組立枠体4の内側に位置する第2の外れ防止部276は、縦壁221の第1の面31と第2の面36とに形成する切り欠き凹部272の内部に収まる。つまり、切り欠き凹部272は、組立枠体4を組み立てるときに、第1の外れ防止部271と係合しない第2の外れ防止部276を収容する。また、切り欠き凹部272は、突起部223と孔部246との係合のときに突起部223を孔部246に円滑に案内する機能を果たす。
【0075】
第2の外れ防止部276は、横壁241の孔部246の周囲において板厚方向両側に突出する。このため、縦壁221の突起部223を横壁241の第1の面51および第2の面56のいずれの方向から挿入する場合であっても、第1の外れ防止部271と係合できる。また、縦壁221には、一対の第2の外れ防止部276のうち、第1の外れ防止部271と係合しない他方を収容する切り欠き凹部272を形成する。このため、第1の外れ防止部271と係合しない他方の外れ防止部276は、突起部223と孔部246の係合を阻害しない。
【0076】
本変形例によれば、第1の外れ防止部271と第2の外れ防止部276とは、組立枠体4の係合部30を強固に連結して、例えば筐体1に沈下や浮上等の力が働くときに、係合部30の係合外れ(つまり突起部223と孔部246との係合外れ)を防止する。また、第1の外れ防止部271と第2の外れ防止部276とは、組立枠体4の外側で係合する。この第1の外れ防止部271と第2の外れ防止部276との係合は、組立枠体4の係合部30を外側から押圧して縦壁221と横壁241との係合ズレを防止する。また、第1の外れ防止部271と第2の外れ防止部276との係合は、縦壁221と横壁241とで構成する組立枠体4の内側の隙間を減少する。つまり、筐体1は、係合部30の係合を強固にでき組立枠体4の隙間を減少できるので、筐体1の密閉性が向上する。このため、本変形例の縦壁221および横壁241を備える筐体1を沈下防止用として使用する場合は、土砂の侵入をより効果的に防止でき、寒冷地用(凍上防止用)として使用する場合は、冷気の侵入を効果的に防止できる。
【0077】
<変形例3>
次に、外れ防止部271、276を形成する係合部30に更に切欠溝373を形成する変形例3の縦壁321について
図13、
図14を基に説明する。
図13は、縦壁321の第1の端部22aの正面図である。また、
図14(a)、(b)は、横壁241と縦壁321の係合部30の断面図であり、
図14(c)は、
図14(b)の領域Cの拡大図である。なお、上述の実施形態と同一態様の構成要素については、同一符号を付し、その説明を省略する。また、本変形例において、縦壁321と係合する横壁241は、上述の変形例2の横壁241と同等の構成を有する。
【0078】
図13に示すように、縦壁321の突起部323は、上述した実施形態と同様に、先端側から板厚方向の幅が異なる先端部363と、首部362と、根元部361と、を有する。また、突起部323の先端部363には、第1の外れ防止部271を形成する。第1の外れ防止部271は、変形例2と同様に、横壁241の第2の外れ防止部276と係合する。
【0079】
突起部323の首部362には、下方に向かって開口する凹状部である切欠溝373を形成する。切欠溝373は、突起部323の首部362の下側の一部を切り欠いて形成する。切欠溝373は、第1の外れ防止部271が第2の外れ防止部276に当接するときに、突起部323が弾性変形容易となる弾性力を付与する。つまり、突起部323は、切欠溝373によって、第1の外れ防止部271と第2の外れ防止部276との当接時に弾性変形する。
【0080】
切欠溝373を設ける組立枠体4は、
図14(a)に示すように、突起部323を孔部246の幅広部66に挿入した後、下側の幅狭部67へ押圧する。このとき、突起部323の首部362に形成する切欠溝373によって突起部323が弾性変形する。つまり、突起部323は、第1の外れ防止部271と第2の外れ防止部276とが当接するときに、切欠溝373が拡開するように弾性変形する。このため、突起部323は、孔部246の幅狭部67に円滑に入り込み、
図14(b)に示すような係合部30の係合ができる。
【0081】
本変形例の切欠溝373によれば、突起部323の外周面に、第1の外れ防止部271と第2の外れ防止部276とを係合させる際に突起部323の弾性変形を容易にできる。言い換えると、切欠き溝373は、組立枠体4を組み立てるときに、突起部323と孔部246との連結を円滑にできる。また、切欠溝373を設ける組立枠体4は、分解するときにも、第1の外れ防止部271と第2の外れ防止部276とが当接するときに突起部323が容易に弾性変形する。このため、突起部323と孔部246とを円滑に解放でき、組立枠体4の分解を容易にできる。
【0082】
また、第1の外れ防止部271は、
図14(C)に示すように、下側を向く下側傾斜面271bと上側を向く上側傾斜面(第1の対向面)271aとを有する凸部である。
下側傾斜面271bは、突起部323の首部362を孔部246の幅狭部67に挿入する際に第2の外れ防止部276と当接する。下側傾斜面271bを形成することで、第1の外れ防止部271が第2の外れ防止部276にスムーズに乗り上げて突起部323の幅狭部67への挿入が容易となる。
一方で、上側傾斜面271aは、突起部323の首部362を孔部246の幅狭部67から抜去する際に第2の外れ防止部276と当接する。上側傾斜面271aを形成することで、第1の外れ防止部271が第2の外れ防止部276にスムーズに乗り上げて突起部323の幅狭部67からの抜去が容易となる。
【0083】
上側傾斜面271aは、水平面に対して傾斜角度αの仰角で傾斜している。また、下側傾斜面271bは、水平面に対して傾斜角度βの俯角で傾斜している。下側傾斜面271bの傾斜角度βは、上側傾斜面271aの傾斜角度αよりも大きい。下側傾斜面271bは、突起部323の挿入時に第2の外れ防止部276に当接するため、傾斜角度βを大きくすることで挿入するために要する力を小さくできる。一方で、上側傾斜面271aは、突起部323の抜去時に第2の外れ防止部276と当接するため、傾斜角度αを大きくしすぎると第1の外れ防止部271の外れ防止機能が低下する。傾斜角度βは、傾斜角度αより大きい傾斜に設定することで、突起部323の挿入に要する力を、抜去に要する力に対して小さくでき、組立を容易としながら第1の外れ防止部271に十分な外れ防止機能を持たせることができる。
【0084】
同様に第2の外れ防止部276は、上側を向く上側傾斜面276bと、下側を向く下側傾斜面(第2の対向面)276aとを有する。上側傾斜面276bを設けることで、突起部323の挿入が容易となる。また、下側傾斜面276aを設けることで、突起部323の抜去が容易となる。
【0085】
第2の外れ防止部276の上側傾斜面276bは、第1の外れ防止部271の下側傾斜面271bと同じ傾斜角度βで傾斜することが好ましい。これにより、突起部323の挿入時に上側傾斜面276bと下側傾斜面271bとがスムーズに滑り合って第2の外れ防止部276と第1の外れ防止部271とを係合できる。
第2の外れ防止部276の下側傾斜面276aは、第1の外れ防止部271の上側傾斜面271aと同じ傾斜角度αで傾斜することが好ましい。これにより、突起部323の抜去時に下側傾斜面276aと上側傾斜面271aとが滑り合って円滑に係合解除できる。
【0086】
なお、ここでは、第2の外れ防止部276の上側傾斜面276bと第1の外れ防止部271の下側傾斜面271bとを同じ傾斜角度とし、第2の外れ防止部276の下側傾斜面276aと第1の外れ防止部271の上側傾斜面271aとを同じ傾斜角度としたが他でも良い。例えば、第1の外れ防止部271の上側傾斜面271aの傾斜角度αと下側傾斜面271bの傾斜角度βとを略同一の傾斜角度(α=β)にする場合は、第2の外れ防止部276の下側傾斜面276aを傾斜角度α(=β)と一致する傾斜角度に形成する。このように、第1の外れ防止部271と第2の外れの防止部276との傾斜面を設定しても、第1の外れ防止部271と第2の外れ防止部276とは、接触面積が小さな状態で摺動して円滑に係合できる。また、第1の外れ防止部271と第2の外れ防止部276との係合が不用意に外れることが無い。そして、必要なときは、突起部323と孔部246との係合を解除できる。
【0087】
なお、筐体1の組み立てや分解を頻繁に行う場合には、係合し易いように第1の外れ防止部271の下側傾斜面271bの傾斜と第2の外れ防止部276の上側傾斜面276bの傾斜を異なる傾斜として、係合解除が容易なように第1の外れ防止部271の上側傾斜面271aの傾斜と第2の外れ防止部276の下側傾斜面276aの傾斜を異なる傾斜としても良い。
【0088】
<まとめ>
以下に実施形態が含む発明について述べる。
本実施形態の筐体は、表裏に第1の面と第2の面とをそれぞれ有する矩形状の第1の板体および第2の板体で筐体の側壁を構成する筐体であって、第1の板体および第2の板体の端部同士を接続部により回転自在に連結する板連結体を一対備え、第1の板体は、接続部と反対側の端面から第1の板体の延在方向に突出する突起部を有し、第2の板体は、接続部と反対側の端部に第2の板体の板厚方向に貫通する孔部を有し、連結板体は、一対の板連結体のうち一方の突起部を他方の孔部に挿入し、他方の突起部を一方の孔部に挿入して第1の面および第2の面のうち、何れか一方を選択的に内面側又は外面側として平面視矩形状の側壁を形成する。
この構成によれば、筐体は、側壁を組み立てるときに裏側か表側かを選択して板連結体を回動して板連結体を組み立てて側壁を構成する。このため、第1の板体および第2の板体の表裏を反転させて側壁を構成でき、側壁の外面および内面の表面形状を変更できる。また、一対の板連結体の突起部を孔部に挿入することで、側壁を容易に組み立てることができる。
【0089】
また、上記の筐体において、板連結体は、接続部を支点として、第1の板体および第2の板体の第1の面同士又は第2の面同士を対向して折り畳み可能である。
この構成によれば、板連結体は、第1の面同士か第2の面同士かを対面可能に折り畳みでき、筐体を構成する部品の運搬や保管する場所を最少にできて運搬や保管時にスペースを取らない。
【0090】
また、上記の筐体において、突起部は、先端部と先端部より根元側に位置し先端部より板厚方向に幅狭の首部とを備え、孔部は、先端部より水平方向に幅広の幅広部と幅広部より下側で幅広部と繋がり突起部の首部より水平方向に幅広かつ先端部より水平方向に幅狭な幅狭部とを有し、首部は、幅狭部に嵌る。
この構成によれば、突起部と先端部とを係合して、強固に固定された側壁を構成できる。
【0091】
また、上記の筐体において、第1の板体は、突起部に上側を向く第1の対向面を形成する第1の外れ防止部を有し、第2の板体は、孔部の周囲に下側を向く第2の対向面を形成する第2の外れ防止部を有し、第1の外れ防止部と第2の外れ防止部とは、突起部を孔部に挿入した状態で第1の対向面と第2の対向面とが上下方向に向かい合って係合する。
この構成によれば、第1の外れ防止部と第2の外れ防止部とが係合して、強固に固定された側壁を構成できる。また、第1の外れ防止部と第2の外れ防止部とが係合して、組立枠体の不用意な係合解除を防止できる。
【0092】
また、上記の筐体において、第1の外れ防止部は、第1の外れ防止部は、突起部の先端部から根元側に向かって延びる凸部であり、第2の外れ防止部は、第2の板体の板厚方向両側に突出する一対の凸部であり、第1の外れ防止部は、第2の外れ防止部の一対の凸部のうち一方と係合し、第1の板体には、突起部の根元側の端面に第2の外れ防止部の一対の凸部のうち他方を収容する切り欠き凹部を形成する。
この構成によれば、第2の外れ防止部を第2の板体の板厚方向両側に形成することで、突起部を孔部に対し第2の板体の何れの面から挿入しても、第1の外れ防止部と第2の外れ防止部とを係合できる。また、切り欠き凹部が第1の外れ防止部と係合しない第2の外れ防止部を収容して、第1の外れ防止部と係合しない第2の外れ防止部が係合を阻害することがない。
【0093】
また、上記の筐体において、突起部の外周面には、第1の外れ防止部と第2の外れ防止部とを係合する際に突起部の弾性変形を容易とする切欠溝を設ける。
この構成によれば、突起部が容易に変形する為に、組立枠体の組立が容易となる。
【0094】
また、上記の筐体において、第1の外れ防止部は、下側を向く下側傾斜面と第1の対向面して上側を向く上側傾斜面とを有する凸部であり、下側傾斜面が突起部の首部を孔部の幅狭部に挿入する際に第2の外れ防止部と当接し、上側傾斜面が突起部の首部を孔部の幅狭部から抜去する際に第2の外れ防止部と当接する。
この構成によれば、組立枠体の内側と外側とのいずれかを揃えて組み立てても、組み立てし易く、また、不用意な係合解除を防止できる筐体を供給できる。
【0095】
また、上記の筐体において、孔部の内面には、孔部の水平方向中心側に突出して突起部を押圧する押圧部を形成する。
この構成によれば、押圧部によって連結部の連結を強固にして、密閉性を向上した筐体を供給できる。
【0096】
また、上記の筐体において、第1の板体および第2の板体の第1の面と第2の面とは、互いに異なる表面形状を有する。
また、上記の筐体において、第1の板体および第2の板体の第1の面には、断熱材を保持可能なリブ構造を形成する。
これらの構成によれば、側壁の外面および内面の表面形状を変更できる。また、沈下防止、寒冷地用や保冷用等の目的に応じて、組立枠体の表裏を間違えずに組立できて、筐体の沈下防止、凍上時の浮上防止や筐体内の保温、寒冷地用や保冷用の熱遮断性等の所望性能を発揮できる。
【0097】
また、上記の筐体において、板連結体の上端面および下端面のうち何れか一方には、上下方向に沿って突出する組立凸部を設け、他方には平面視で組立凸部と重なる位置に組立凹部を設け、板連結体を上下方向に積層と組立凸部が組立凹部に嵌合する。
この構成によれば、筐体を寒冷地用に用いる場合に、温度変化が少ない深い位置に筐体を埋設できる。そして、この場合、積み重ねて組み立てる組立枠体に用いる断熱材は、複数段の組立枠体を一体に断熱できる一体構造とすれば、複数段の組立枠体を一体的に閉塞できて断熱効果が高い。また、筐体を運搬用に用いる場合は、収容する物に合わせて組立枠体を積み重ねるだけで筐体の大きさを変更できる。
【0098】
また、上記の筐体において、組立凸部および組立凹部は、第1の板体および第2の板体のうち何れか一方又は両方の板体に設け、板体の延在方向中央に対して非対称に配置されている。
この構成によれば、上下方向に積層する第1の板体または第2の板体同士の表裏の面を組み違えることがない。
【0099】
また、上記の筐体において、一対の板連結体を組み合わせて形成する平面視矩形状の側壁に対して、下側に位置する底部材と、上側に位置する開閉可能な蓋体とをさらに備える。
この構成によれば、筐体は、筐体中に設置する上下水道や電力や電気通信用の計測器や弁体等の数に応じて組立枠体や底部材、蓋体を変更できる。このため、筐体は、部品を共通化できると共に、保管や運搬時に場所を取らずに空間を有効利用できる。
【0100】
また、上記の筐体において、筐体の内外を貫通する管材が挿通する管用孔部を有する側板を備え、側板は、管用孔部の大きさ又は数が異なる複数種類を用意し、側壁の一部には、上側又は下側に開口する切り欠き状の嵌合口を設け、嵌合口には、複数種類の側板から何れか1つを選択して嵌め込む。
この構成によれば、筐体は側板を交換するのみで挿通部の数を変更でき、筐体内に収容する量水器などの地下構造物の数の変更に容易に対応できる。
【0101】
以上に、本発明の様々な実施形態を説明したが、各実施形態における各構成およびそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換およびその他の変更が可能である。また、本発明は実施形態によって限定されない。