特許第6561406号(P6561406)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 華為技術有限公司の特許一覧

<>
  • 特許6561406-位置決め装置および方法 図000003
  • 特許6561406-位置決め装置および方法 図000004
  • 特許6561406-位置決め装置および方法 図000005
  • 特許6561406-位置決め装置および方法 図000006
  • 特許6561406-位置決め装置および方法 図000007
  • 特許6561406-位置決め装置および方法 図000008
  • 特許6561406-位置決め装置および方法 図000009
  • 特許6561406-位置決め装置および方法 図000010
  • 特許6561406-位置決め装置および方法 図000011
  • 特許6561406-位置決め装置および方法 図000012
  • 特許6561406-位置決め装置および方法 図000013
  • 特許6561406-位置決め装置および方法 図000014
  • 特許6561406-位置決め装置および方法 図000015
  • 特許6561406-位置決め装置および方法 図000016
  • 特許6561406-位置決め装置および方法 図000017
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6561406
(24)【登録日】2019年8月2日
(45)【発行日】2019年8月21日
(54)【発明の名称】位置決め装置および方法
(51)【国際特許分類】
   G01S 5/10 20060101AFI20190808BHJP
   H04W 64/00 20090101ALI20190808BHJP
   H04W 4/02 20180101ALI20190808BHJP
【FI】
   G01S5/10 Z
   H04W64/00 173
   H04W4/02
【請求項の数】19
【全頁数】35
(21)【出願番号】特願2016-558103(P2016-558103)
(86)(22)【出願日】2014年3月19日
(65)【公表番号】特表2017-517718(P2017-517718A)
(43)【公表日】2017年6月29日
(86)【国際出願番号】CN2014073670
(87)【国際公開番号】WO2015139222
(87)【国際公開日】20150924
【審査請求日】2016年10月27日
(73)【特許権者】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100146835
【弁理士】
【氏名又は名称】佐伯 義文
(74)【代理人】
【識別番号】100140534
【弁理士】
【氏名又は名称】木内 敬二
(72)【発明者】
【氏名】崔 杰
(72)【発明者】
【氏名】李 安▲ジエン▼
【審査官】 ▲高▼場 正光
(56)【参考文献】
【文献】 特開2011−049906(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2010/0001905(US,A1)
【文献】 特表2007−512784(JP,A)
【文献】 国際公開第2013/048210(WO,A2)
【文献】 国際公開第2013/191602(WO,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2009/0303129(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2010/0323718(US,A1)
【文献】 国際公開第2013/036060(WO,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2013/051317(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01S 5/00 − G01S 5/14
H04B 7/24 − H04B 7/26
H04W 4/00 − H04W 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
位置決め装置であって、
補助データ情報を端末に送信するよう構成される送信モジュールであって、前記補助データ情報は同じセルの各位置決めノードで測定を実行するために前記端末によって要求される情報であり、前記補助データ情報は、前記同じセルの各位置決めノードの位置決めノードインデックス番号を備え、前記位置決めノードインデックス番号は、同じセルに属する異なる位置決めノードを区別するよう構成される、送信モジュールと、
前記端末によって送信された基準信号時間差(RSTD)測定値を受信し、前記RSTD測定値を位置決めモジュールに提供するよう構成される受信モジュールと
前記RSTD測定値を使用することによって前記端末の位置を判断するよう構成される前記位置決めモジュールと
を備え
前記補助データ情報は、前記同じセルの各位置決めノードの基準信号情報と、前記位置決めノードインデックス番号および前記基準信号情報の間の対応関係とをさらに備え、前記同じセルの各位置決めノードの前記基準信号情報は、各位置決めノードに基準信号を送信するよう指示するために使用され、
前記同じセルの各位置決めノードの前記基準信号情報は、少なくとも、基準信号送信帯域幅、基準信号送信時間、基準信号サブフレーム量、基準信号周波数情報、および基準信号ミュート情報を備える、位置決め装置。
【請求項2】
前記位置決めノードインデックス番号は、前記補助データ情報内の所定のフィールドに配置され、前記所定のフィールドは、以下の、すなわち、セルグローバル識別情報CGIフィールド、発展型セルグローバル識別情報eCGIフィールド、およびインデックス番号フィールドのいずれか1つである、請求項1に記載の位置決め装置。
【請求項3】
前記装置は、
前記位置決めノードに対する各位置決めノードの前記基準信号情報を構成するよう構成される構成モジュールであって、前記同じセルの各位置決めノードの前記基準信号情報は、各位置決めノードに基準信号を送信するよう指示し、前記同じセルの各位置決めノードに対する前記位置決めノードインデックス番号を設定し、各位置決めノードの前記基準信号情報および各位置決めノードインデックス番号を関連付けモジュールに提供し、各位置決めノードインデックス番号を判断モジュールに提供するために使用される、構成モジュールと、
各位置決めノードインデックス番号に対応する地理的位置を判断するよう構成される前記判断モジュールと、
各位置決めノードインデックス番号を各位置決めノードインデックス番号に対応する位置決めノードの基準信号情報と関連付けて、前記位置決めノードインデックス番号および前記基準信号情報の間の対応関係を取得するよう構成される前記関連付けモジュールと、
をさらに備える、請求項1に記載の位置決め装置。
【請求項4】
位置決め装置であって、
ネットワーク側デバイスによって送信された補助データ情報を受信して、前記補助データ情報を測定モジュールに提供するよう構成される受信モジュールであって、前記補助データ情報が、同じセルの各位置決めノードで測定を実行するために端末によって要求される情報であり、前記補助データ情報が、前記同じセルの各位置決めノードの位置決めノードインデックス番号を備え、前記位置決めノードインデックス番号は、前記同じセルに属する異なる位置決めノードを区別するよう構成される、受信モジュールと、
前記補助データ情報を使用することによって、前記同じセルの各位置決めノードによって送信された基準信号で測定を実行し、基準信号時間差(RSTD)測定値を取得し、前記RSTD測定値を、送信モジュールに提供するよう構成される前記測定モジュールと
前記RSTD測定値を前記ネットワーク側デバイスに送信するよう構成される前記送信モジュールと
を備え
前記補助データ情報は、前記同じセルの各位置決めノードの基準信号情報と、前記位置決めノードインデックス番号および前記基準信号情報の間の対応関係とをさらに備え、前記同じセルの各位置決めノードの前記基準信号情報は、各位置決めノードに基準信号を送信するよう指示するために使用され、
前記同じセルの各位置決めノードの前記基準信号情報は、少なくとも、基準信号送信帯域幅、基準信号送信時間、基準信号サブフレーム量、基準信号周波数情報、および基準信号ミュート情報を備える、位置決め装置。
【請求項5】
前記位置決めノードインデックス番号は、前記補助データ情報内の所定のフィールドに配置され、前記所定のフィールドは、以下の、すなわち、セルグローバル識別情報CGIフィールド、発展型セルグローバル識別情報eCGIフィールド、およびインデックス番号フィールドのいずれか1つである、請求項4に記載の位置決め装置。
【請求項6】
前記装置は、判断モジュールをさらに備え、
前記受信モジュールが、前記補助データ情報を使用することによって、前記基準信号情報に含まれる送信指示に従って前記同じセルの各位置決めノードによって送信された前記基準信号を受信し、前記判断モジュールに、前記同じセルの各位置決めノードによって送信された前記基準信号を提供するようさらに構成され、
前記判断モジュールが、前記位置決めノードインデックス番号と前記基準信号情報との間の前記対応関係を使用することによって、各基準信号に対応する位置決めノードインデックス番号を判断するよう構成される、
請求項4に記載の位置決め装置。
【請求項7】
位置決め装置であって、
プログラム命令を備える情報を格納するよう構成されるメモリと、
補助データ情報を端末に送信するよう構成されるトランシーバであって、前記補助データ情報が同じセルの各位置決めノードで測定を実行するために前記端末によって要求される情報であり、前記補助データ情報が、前記同じセルの各位置決めノードの位置決めノードインデックス番号を備え、前記位置決めノードインデックス番号は、前記同じセルに属する異なる位置決めノードを区別するよう構成され、さらに、前記端末によって送信された基準信号時間差(RSTD)測定値を受信して前記RSTD測定値をプロセッサに提供するよう構成されるトランシーバと
前記メモリおよび前記トランシーバに結合され、前記プログラム命令の実行を制御するよう構成され、前記RSTD測定値を使用することによって前記端末の位置を判断するよう特に構成される前記プロセッサと
を備え
前記補助データ情報は、前記同じセルの各位置決めノードの基準信号情報と、前記位置決めノードインデックス番号および前記基準信号情報の間の対応関係とをさらに備え、前記同じセルの各位置決めノードの前記基準信号情報は、各位置決めノードに基準信号を送信するよう指示するために使用され、
前記同じセルの各位置決めノードの前記基準信号情報は、少なくとも、基準信号送信帯域幅、基準信号送信時間、基準信号サブフレーム量、基準信号周波数情報、および基準信号ミュート情報を備える、位置決め装置。
【請求項8】
前記位置決めノードインデックス番号は、前記補助データ情報内の所定のフィールドに配置され、前記所定のフィールドは、以下の、すなわち、セルグローバル識別情報CGIフィールド、発展型セルグローバル識別情報eCGIフィールド、およびインデックス番号フィールドのいずれか1つである、請求項7に記載の位置決め装置。
【請求項9】
前記プロセッサは、各位置決めノードに対する各位置決めノードの前記基準信号情報を構成するようさらに構成され、各位置決めノードの前記基準信号情報は、前記同じセルの各位置決めノードに基準信号を送信するよう指示し、各位置決めノードに対して前記位置決めノードインデックス番号を設定するために使用され、前記プロセッサはさらに、各位置決めノードインデックス番号に対応する地理的位置を判断し、各位置決めノードインデックス番号を、各位置決めノードインデックス番号に対応する位置決めノードの基準信号情報と関連付け、前記位置決めノードインデックス番号と前記基準信号情報との間の対応関係を取得するようさらに構成される、請求項7に記載の位置決め装置。
【請求項10】
位置決め装置であって、
プログラム命令を備える情報を格納するよう構成されるメモリと、
ネットワーク側デバイスによって送信された補助データ情報を受信し、前記補助データ情報をプロセッサに提供するよう構成されるトランシーバであって、前記補助データ情報は同じセルの各位置決めノードで測定を実行するために端末によって要求される情報であり、前記補助データ情報は、前記同じセルの各位置決めノードの位置決めノードインデックス番号を備え、前記位置決めノードインデックス番号は、前記同じセルに属する異なる位置決めノードを区別するよう構成される、トランシーバと、
前記メモリおよび前記トランシーバに結合し、前記プログラム命令の実行を制御するよう構成され、前記補助データ情報を使用することによって、前記同じセルの各位置決めノードによって送信された基準信号で測定を実行し、基準信号時間差(RSTD)測定値を取得し、前記RSTD測定値を前記トランシーバに提供するよう特に構成される前記プロセッサ
を備え、
前記トランシーバが、前記RSTD測定値を前記ネットワーク側デバイスに、送信するようさらに構成され
前記補助データ情報は、前記同じセルの各位置決めノードの基準信号情報と、前記位置決めノードインデックス番号および前記基準信号情報の間の対応関係とをさらに備え、前記同じセルの各位置決めノードの前記基準信号情報は、各位置決めノードに基準信号を送信するよう指示するために使用され、
前記同じセルの各位置決めノードの前記基準信号情報は、少なくとも、基準信号送信帯域幅、基準信号送信時間、基準信号サブフレーム量、基準信号周波数情報、および基準信号ミュート情報を備える、位置決め装置。
【請求項11】
前記位置決めノードインデックス番号は、前記補助データ情報内の所定のフィールドに配置され、前記所定のフィールドは、以下の、すなわち、セルグローバル識別情報CGIフィールド、発展型セルグローバル識別情報eCGIフィールド、およびインデックス番号フィールドのいずれか1つである、請求項10に記載の位置決め装置。
【請求項12】
前記トランシーバが、前記補助データ情報を使用することによって、前記基準信号情報に含まれる送信指示に従って前記同じセルの各位置決めノードにより送信された前記基準信号を受信し、前記プロセッサに、前記同じセルの各位置決めノードによって送信された前記基準信号を提供するようさらに構成され、
前記プロセッサが、前記位置決めノードインデックス番号と前記基準信号情報との間の前記対応関係を使用することによって、各基準信号に対応する位置決めノードインデックス番号を判断するよう構成される、
請求項10に記載の位置決め装置。
【請求項13】
位置決め方法であって、
ネットワーク側デバイスによって、補助データ情報を端末に送信するステップであって、前記補助データ情報が同じセルの各位置決めノードで測定を実行するために前記端末によって要求される情報であり、前記補助データ情報が、前記同じセルの各位置決めノードの位置決めノードインデックス番号を備え、前記位置決めノードインデックス番号は、前記同じセルに属する異なる位置決めノードを区別するよう構成される、ステップと、
前記ネットワーク側デバイスによって、前記端末によって送信された基準信号時間差(RSTD)測定値を受信するステップと
前記ネットワーク側デバイスによって、前記RSTD測定値を使用することによって前記端末の位置を判断するステップと
を備え
前記補助データ情報は、前記同じセルの各位置決めノードの基準信号情報と、前記位置決めノードインデックス番号および前記基準信号情報の間の対応関係とをさらに備え、前記同じセルの各位置決めノードの前記基準信号情報は、各位置決めノードに基準信号を送信するよう指示するために使用され、
前記同じセルの各位置決めノードの前記基準信号情報は、少なくとも、基準信号送信帯域幅、基準信号送信時間、基準信号サブフレーム量、基準信号周波数情報、および基準信号ミュート情報を備える、位置決め方法。
【請求項14】
前記位置決めノードインデックス番号は、補助データ情報内の所定のフィールドに配置され、前記所定のフィールドは、以下の、すなわち、セルグローバル識別情報CGIフィールド、発展型セルグローバル識別情報eCGIフィールド、およびインデックス番号フィールドのいずれか1つである、請求項13に記載の位置決め方法。
【請求項15】
ネットワーク側デバイスによって、補助データ情報を端末に送信する前記ステップの前に、前記方法は、
前記ネットワーク側デバイスによって、各位置決めノードに対する各位置決めノードの前記基準信号情報を構成するステップであって、前記同じセルの各位置決めノードの前記基準信号情報が前記位置決めノードに基準信号を送信するよう指示するために使用される、ステップと、
前記ネットワーク側デバイスによって、各位置決めノードに対して前記位置決めノードインデックス番号を設定し、各位置決めノードインデックス番号に対応する地理的位置を判断するステップと、
前記ネットワーク側デバイスによって、各位置決めノードインデックス番号を、各位置決めノードインデックス番号に対応する位置決めノードの基準信号情報と関連付けて、前記位置決めノードインデックス番号と前記基準信号情報との間の対応関係を取得するステップと
をさらに備える、請求項13に記載の位置決め方法。
【請求項16】
位置決め方法であって、
端末によって、ネットワーク側デバイスにより送信された補助データ情報を受信するステップであって、前記補助データ情報が同じセルの各位置決めノードで測定を実行するために前記端末によって要求される情報であり、前記補助データ情報が前記同じセルの各位置決めノードの位置決めノードインデックス番号を備え、前記位置決めノードインデックス番号は、前記同じセルに属する異なる位置決めノードを区別するよう構成される、ステップと、
前記補助データ情報を使用することにより前記端末によって、前記同じセルの各位置決めノードにより送信された基準信号で測定を実行し、基準信号時間差(RSTD)測定値を取得するステップと
前記端末によって、前記RSTD測定値を前記ネットワーク側デバイスに送信するステップと
を備え
前記補助データ情報は、前記同じセルの各位置決めノードの基準信号情報と、前記位置決めノードインデックス番号および前記基準信号情報の間の対応関係とをさらに備え、前記同じセルの各位置決めノードの前記基準信号情報は、各位置決めノードに基準信号を送信するよう指示するために使用され、
前記同じセルの各位置決めノードの前記基準信号情報は、少なくとも、基準信号送信帯域幅、基準信号送信時間、基準信号サブフレーム量、基準信号周波数情報、および基準信号ミュート情報を備える、位置決め方法。
【請求項17】
前記位置決めノードインデックス番号は、前記補助データ情報内の所定のフィールドに配置され、前記所定のフィールドは、以下の、すなわち、セルグローバル識別情報CGIフィールド、発展型セルグローバル識別情報eCGIフィールド、およびインデックス番号フィールドのいずれか1つである、請求項16に記載の位置決め方法。
【請求項18】
前記補助データ情報を使用することにより前記端末によって、前記同じセルの各位置決めノードによって送信された前記基準信号で測定を実行して、前記RSTD測定値を取得する前記ステップの前に、前記方法は、
前記補助データ情報を使用することにより前記端末によって、前記基準信号情報に含まれる送信指示に従って前記同じセルの各位置決めノードによって送信された前記基準信号を受信するステップと、
前記位置決めノードインデックス番号と前記基準信号情報との間の前記対応関係を使用することにより前記端末によって、前記同じセルの各基準信号に対応する位置決めノードインデックス番号を判断するステップと
をさらに備える、請求項16に記載の位置決め方法。
【請求項19】
請求項13から18のいずれか一項に記載の方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本方法は、通信技術の分野に関し、特に、位置決め装置および方法に関する。
【背景技術】
【0002】
位置決め技術は、端末の地理的位置を判断するために使用される。一般に、端末の地理的位置は、無線ユニバーサルネットワークノリソースを使用することによって、例えば、観測到達時間差法(Observed Time Difference of Arrival、OTDOA)による位置決めの方法で、判断することができる。
【0003】
発展型ユニバーサル陸上無線アクセスネットワーク(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network、E−UTRAN)システムでは、1つの基地局がある端末に働きかける場合、端末と基地局との間の無線波伝達信号の特性パラメータ(例えば、信号の電界強度、到着の伝達信号の時間差、または信号の到来方位)が、端末と基地局との間の距離を取得するために検出され、次いで、端末と基地局との間の距離を半径として使用することによって、円が取得され、この場合、端末は、その円の範囲内にあると考えられる。複数の異なる基地局(例えば、3つの異なる基地局、すなわち、基地局0、基地局1、および基地局2)が同じ端末に働きかける場合、基地局から端末への距離がまず取得され、ここで、端末から基地局0への距離がd0であり、端末から基地局1への距離がd1であり、端末から基地局2への距離がd2であり、その場合、端末から基地局0への距離と端末から基地局1への距離との間の差異d1−d0を使用することによって双曲線が形成され、端末から基地局1への距離と端末から基地局2への距離との間の差異d2−d1を使用することによって別の双曲線が形成され、この場合、2つの沿う曲線の交点が、端末の位置となる。端末は、無線波伝達信号で搬送されるセル識別子(Cell Identification、CID)を使用することによって、異なる無線波伝達信号を判断する。
【0004】
しかしながら、モバイル通信技術の持続的な発展に伴い、信号カバレッジ強度は増加し続けている。ホットスポット領域または「ブラックホール」領域によっては、カバレッジ信号を強化するか、または容量を増加するためのノードを作動させることができ、これらのノードは、これらのノードが同じセルに属する場合、同じCIDを有する。したがって、先行技術では、位置決めノード(同じセルに属するノード)が無線波伝達信号を送信する場合、端末は、受信した無線波伝達信号を使用することによって位置決めノードを識別することができない。したがって、端末により実行される位置決め測定は、対応する位置決めノードと関連付けることができず、したがって、端末は、正確に位置を特定することができない。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施形態は、位置決め装置および方法を提供し、同じセルに属する複数のノードが同じ端末に働きかける場合に、端末の位置を特定する際の問題を解決するために使用される。
【0006】
第1の態様によれば、本発明の一実施形態は、位置決め装置を提供し、
補助データ情報を端末に送信するよう構成される送信モジュールであって、補助データ情報は各位置決めノードで測定を実行するために端末によって要求される情報であり、補助データ情報は、各位置決めノードの位置決めノードインデックス番号を含む、送信モジュールと、
端末によって送信された位置決め測定結果を受信し、位置決め測定結果を位置決めモジュールに提供するよう構成される受信モジュールであって、位置決め測定結果は、各位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果か、または基準位置決めノードインデックス番号に対する別の位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果を含む、受信モジュールと、
位置決め測定結果を使用することによって端末の位置を判断するよう構成される位置決めモジュールとを含む。
【0007】
第1の可能な実施形態において、第1の態様を参照すると、位置決めノードインデックス番号は、補助データ情報内の所定のフィールドに配置され、所定のフィールドは、以下の、すなわち、セルグローバル識別情報CGIフィールド、発展型セルグローバル識別情報eCGIフィールド、およびインデックス番号フィールドのいずれか1つである。
【0008】
第2の可能な実施形態において、第1の態様または第1の態様の第1の可能な実施形態を参照すると、補助データ情報は、各位置決めノードの基準信号情報と、位置決めノードインデックス番号および基準信号情報の間の対応関係とをさらに含み、各位置決めノードの基準信号情報は、少なくとも、基準信号送信帯域幅、基準信号サブフレーム量、基準信号周波数情報、および基準信号ミュート情報を含む。
【0009】
第3の可能な実施形態において、第1の態様の第2の可能な実施形態を参照すると、本装置は、
各位置決めノードに対する各位置決めノードの基準信号情報を構成するよう構成される構成モジュールであって、各位置決めノードの基準信号情報が各位置決めノードに基準信号を送信するよう指示して、各位置決めノードに対する位置決めノードインデックス番号を設定して、各位置決めノードの基準信号情報および各位置決めノードインデックス番号を関連付けモジュールに提供し、各位置決めノードインデックス番号を判断モジュールに提供するよう使用される、構成モジュールと、
各位置決めノードインデックス番号に対応する地理的位置を判断するよう構成される判断モジュールと、
各位置決めノードインデックス番号を各位置決めノードインデックス番号に対応する位置決めノードの基準信号情報と関連付けて、位置決めノードインデックス番号および基準信号情報の間の対応関係を取得するよう構成される関連付けモジュールと、をさらに含む。
【0010】
第4の可能な実施形態において、第1の態様または第1の態様の上記可能な実施形態のいずれか1つを参照すると、
位置決め測定結果が各位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果を含む場合、位置決め測定結果は基準信号受信強度であり、または
位置決め測定結果が基準位置決めノードインデックス番号に対する他の位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果を含む場合、位置決め測定結果が、基準信号時間差RSTD測定値であり、
位置決めモジュールは、位置決め測定結果が各位置決めノードインデックス番号に対応する基準信号受信強度である場合に、基準信号受信強度が端末の位置として最大となる位置決めノードの位置を選択するよう特に構成され、または位置決め測定結果が基準位置決めノードインデックス番号に対する他の位置決めノードインデックス番号に対応するRSTD測定値である場合に、端末の位置として端末に最も近い位置決めノードの位置を選択するか、またはネットワーク側デバイスによって、所定のアルゴリズムを使用することによって、端末の位置を判断するよう特に構成される。
【0011】
第2の態様によれば、本発明の一実施形態は、別の位置決め装置を提供し、
ネットワーク側デバイスによって送信された補助データ情報を受信して、補助データ情報を測定モジュールに提供するよう構成される受信モジュールであって、補助データ情報が、各位置決めノードで測定を実行するために端末によって要求される情報であり、補助データ情報が、各位置決めノードの位置決めノードインデックス番号を含む、受信モジュールと、
補助データ情報を使用することによって、各位置決めノードによって送信された基準信号で測定を実行し、位置決め測定結果を取得し、位置決め測定結果を、送信モジュールに提供するよう構成される測定モジュールであって、位置決め測定結果が各位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果か、または基準位置決めノードインデックス番号に対する別の位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果を含む、測定モジュールと、
位置決め測定結果をネットワーク側デバイスに送信するよう構成される送信モジュールとをさらに含む。
【0012】
第1の可能な実施形態において、第2の態様を参照すると、位置決めノードインデックス番号は、補助データ情報内の所定のフィールドに配置され、所定のフィールドは、以下の、すなわち、セルグローバル識別情報CGIフィールド、発展型セルグローバル識別情報eCGIフィールド、およびインデックス番号フィールドのいずれか1つである。
【0013】
第2の可能な実施形態において、第2の態様または第2の態様の第1の可能な実施形態を参照すると、補助データ情報は、各位置決めノードの基準信号情報と、位置決めノードインデックス番号および基準信号情報の間の対応関係とをさらに含み、各位置決めノードの基準信号情報は、少なくとも、基準信号送信帯域幅、基準信号サブフレーム量、基準信号周波数情報、および基準信号ミュート情報を含む。
【0014】
第3の可能な実施形態において、第2の態様の第2の可能な実施形態を参照すると、本装置は、判断モジュールをさらに含み、
受信モジュールが、補助データ情報を使用することによって、各位置決めノードによって送信された基準信号を受信し、判断モジュールに、各位置決めノードによって送信された基準信号を提供するようさらに構成され、
判断モジュールが、位置決めノードインデックス番号と基準信号情報との間の対応関係を使用することによって、各基準信号に対応する位置決めノードインデックス番号を判断するよう構成される。
【0015】
第4の可能な実施形態において、第2の態様または第2の態様の上記可能な実施形態のいずれか1つを参照すると、
位置決め測定結果が各位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果を含む場合、位置決め測定結果は、基準信号受信強度であり、または
位置決め測定結果が基準位置決めノードインデックス番号に対する他の位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果を含む場合、位置決め測定結果は、基準信号時間差RSTD測定値である。
【0016】
第3の態様によれば、本発明の一実施形態は、別の位置決め装置を提供し、
プログラム命令を含む情報を格納するよう構成されるメモリと、
補助データ情報を端末に送信するよう構成されるトランシーバであって、補助データ情報は各位置決めノードで測定を実行するために端末によって要求される情報であり、補助データ情報は、各位置決めノードの位置決めノードインデックス番号を含み、さらに、端末によって送信された位置決め測定結果を受信して位置決め測定結果をプロセッサに提供するよう構成されるトランシーバであって、位置決め測定結果は、各位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果か、または基準位置決めノードインデックス番号に対する別の位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果を含む、トランシーバと、
メモリおよびトランシーバに結合され、プログラム命令の実行を制御するよう構成され、位置決め測定結果を使用することによって端末の位置を判断するよう特に構成されるプロセッサとを含む。
【0017】
第1の可能な実施形態において、第3の態様を参照すると、位置決めノードインデックス番号は、補助データ情報内の所定のフィールドに配置され、所定のフィールドは、以下の、すなわち、セルグローバル識別情報CGIフィールド、発展型セルグローバル識別情報eCGIフィールド、およびインデックス番号フィールドのいずれか1つである。
【0018】
第2の可能な実施形態において、第3の態様または第3の態様の第1の可能な実施形態を参照すると、補助データ情報は、各位置決めノードの基準信号情報と、位置決めノードインデックス番号および基準信号情報の間の対応関係とをさらに含み、各位置決めノードの基準信号情報は、少なくとも、基準信号送信帯域幅、基準信号サブフレーム量、基準信号周波数情報、および基準信号ミュート情報を含む。
【0019】
第3の可能な実施形態において、第3の態様の第2の可能な実施形態を参照すると、
プロセッサは、各位置決めノードに対する各位置決めノードの基準信号情報を構成するようさらに構成され、各位置決めノードの基準信号情報は、各位置決めノードに基準信号を送信するよう指示し、各位置決めノードに対して位置決めノードインデックス番号を設定するために使用され、プロセッサはさらに、各位置決めノードインデックス番号に対応する地理的位置を判断し、各位置決めノードインデックス番号を、各位置決めノードインデックス番号に対応する位置決めノードの基準信号情報と関連付け、位置決めノードインデックス番号と基準信号情報との間の対応関係を取得するようさらに構成される。
【0020】
第4の可能な実施形態において、第3の態様または第3の態様の上記可能な実施形態のいずれか1つを参照すると、
位置決め測定結果は、各位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果を含む場合、位置決め測定結果は基準信号受信強度であり、または
位置決め測定結果が基準位置決めノードインデックス番号に対する他の位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果を含む場合、位置決め測定結果が、基準信号時間差RSTD測定値であり、
プロセッサは、位置決め測定結果が各位置決めノードインデックス番号に対応する基準信号受信強度である場合に、基準信号受信強度が端末の位置として最大となる位置決めノードの位置を選択するよう特に構成され、または位置決め測定結果が基準位置決めノードインデックス番号に対する他の位置決めノードインデックス番号に対応するRSTD測定値である場合に、端末の位置として端末に最も近い位置決めノードの位置を選択するか、またはネットワーク側デバイスによって、所定のアルゴリズムを使用することによって、端末の位置を判断するよう特に構成される。
【0021】
第4の態様によれば、本発明の一実施形態は、別の位置決め装置を提供し、
プログラム命令を含む情報を格納するよう構成されるメモリと、
ネットワーク側デバイスによって送信された補助データ情報を受信し、補助データ情報をプロセッサに提供するよう構成されるトランシーバであって、補助データ情報は各位置決めノードで測定を実行するために端末によって要求される情報であり、補助データ情報は、各位置決めノードの位置決めノードインデックス番号を含む、トランシーバと、
メモリおよびトランシーバに結合し、プログラム命令の実行を制御するよう構成され、補助データ情報を使用することによって、位置決めノードによって送信された基準信号で測定を実行し、位置決め測定結果を取得市、位置決め測定結果をトランシーバに提供するよう特に構成されるプロセッサとを含み、位置決め測定結果が、各位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果を含むか、または基準位置決めノードインデックス番号に対する別の位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果を含み、
トランシーバが、位置決め測定結果をネットワーク側デバイスに、送信するようさらに構成される。
【0022】
第1の可能な実施形態において、第4の態様を参照すると、位置決めノードインデックス番号は、補助データ情報内の所定のフィールドに配置され、所定のフィールドは、以下の、すなわち、セルグローバル識別情報CGIフィールド、発展型セルグローバル識別情報eCGIフィールド、およびインデックス番号フィールドのいずれか1つである。
【0023】
第2の可能な実施形態において、第4の態様または第4の態様の第1の可能な実施形態を参照すると、補助データ情報は、各位置決めノードの基準信号情報と、位置決めノードインデックス番号および基準信号情報の間の対応関係とをさらに含み、各位置決めノードの基準信号情報は、少なくとも、基準信号送信帯域幅、基準信号サブフレーム量、基準信号周波数情報、および基準信号ミュート情報を含む。
【0024】
第3の可能な実施形態において、第4の態様の第2の可能な実施形態を参照すると、
トランシーバが、補助データ情報を使用することによって、各位置決めノードにより送信された基準信号を受信し、プロセッサに、各位置決めノードによって送信された基準信号を提供するようさらに構成され、
プロセッサが、位置決めノードインデックス番号と基準信号情報との間の対応関係を使用することによって、各基準信号に対応する位置決めノードインデックス番号を判断するよう構成される。
【0025】
第4の可能な実施形態において、第4の態様または第4の態様の上記可能な実施形態のいずれか1つを参照すると、
位置決め測定結果が各位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果を含む場合、位置決め測定結果は、基準信号受信強度であり、または
位置決め測定結果が基準位置決めノードインデックス番号に対する他の位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果を含む場合、位置決め測定結果は、基準信号時間差RSTD測定値である。
【0026】
第5の態様によれば、本発明の一実施形態は、位置決め方法を提供し、
ネットワーク側デバイスによって、補助データ情報を端末に送信するステップであって、補助データ情報は各位置決めノードで測定を実行するために端末によって要求される情報であり、補助データ情報は、各位置決めノードの位置決めノードインデックス番号を含む、ステップと、
ネットワーク側デバイスによって、端末によって送信された位置決め測定結果を受信するステップであって、位置決め測定結果は、各位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果か、または基準位置決めノードインデックス番号に対する別の位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果を含む、ステップと、
ネットワーク側デバイスによって、位置決め測定結果を使用することによって端末の位置を判断するステップとを含む。
【0027】
第1の可能な実施形態において、第5の態様を参照すると、位置決めノードインデックス番号は、補助データ情報内の所定のフィールドに配置され、所定のフィールドは、以下の、すなわち、セルグローバル識別情報CGIフィールド、発展型セルグローバル識別情報eCGIフィールド、およびインデックス番号フィールドのいずれか1つである。
【0028】
第2の可能な実施形態において、第5の態様または第5の態様の第1の可能な実施形態を参照すると、補助データ情報は、各位置決めノードの基準信号情報と、位置決めノードインデックス番号および基準信号情報の間の対応関係とをさらに含み、各位置決めノードの基準信号情報は、少なくとも、基準信号送信帯域幅、基準信号サブフレーム量、基準信号周波数情報、および基準信号ミュート情報を含む。
【0029】
第3の可能な実施形態において、第5の態様の第2の可能な実施形態を参照すると、ネットワーク側デバイスによって、補助データ情報を端末に送信するステップの前に、本方法は、
ネットワーク側デバイスによって、各位置決めノードに対する各位置決めノードの基準信号情報を構成するステップであって、各位置決めノードの基準信号情報が各位置決めノードに基準信号を送信するよう指示するために使用される、ステップと、
ネットワーク側デバイスによって、各位置決めノードに対して位置決めノードインデックス番号を設定し、各位置決めノードインデックス番号に対応する地理的位置を判断するステップと、
ネットワーク側デバイスによって、各位置決めノードインデックス番号を、各位置決めノードインデックス番号に対応する位置決めノードの基準信号情報と関連付けて、位置決めノードインデックス番号と基準信号情報との間の対応関係を取得するステップとをさらに含む。
【0030】
第4の可能な実施形態において、第5の態様または第5の態様の上記可能な実施形態のいずれか1つを参照すると、
位置決め測定結果は、各位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果を含む場合、位置決め測定結果は基準信号受信強度であり、または
位置決め測定結果が基準位置決めノードインデックス番号に対する他の位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果を含む場合、位置決め測定結果は、基準信号時間差RSTD測定値であり、
ネットワーク側デバイスによって、位置決め測定結果を使用することによって端末の位置を判断するステップが、
位置決め測定結果が各位置決めノードインデックス番号に対応する基準信号受信強度である場合に、ネットワーク側デバイスによって、基準信号受信強度が端末の位置として最大となる位置決めノードの位置を選択するステップか、または
位置決め測定結果が基準位置決めノードインデックス番号に対する他の位置決めノードインデックス番号に対応するRSTD測定値である場合に、ネットワーク側デバイスによって、端末の位置として端末に最も近い位置決めノードの位置を選択するステップか、もしくはネットワーク側デバイスによって、所定のアルゴリズムを使用することによって、端末の位置を判断するステップを含む。
【0031】
第6の態様によれば、本発明の一実施形態は、別の位置決め方法を提供し、
端末によって、ネットワーク側デバイスにより送信された補助データ情報を受信するステップであって、補助データ情報は各位置決めノードで測定を実行するために端末によって要求される情報であり、補助データ情報は、各位置決めノードの位置決めノードインデックス番号を含む、ステップと、
補助データ情報を使用することにより端末によって、位置決めノードにより送信された基準信号で測定を実行し、位置決め測定結果を取得するステップであって、位置決め測定結果が、各位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果か、または基準位置決めノードインデックス番号に対する別の位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果を含む、ステップと、
端末によって、位置決め測定結果をネットワーク側デバイスに送信するステップとを含む。
【0032】
第1の可能な実施形態において、第6の態様を参照すると、位置決めノードインデックス番号は、補助データ情報内の所定のフィールドに配置され、所定のフィールドは、以下の、すなわち、セルグローバル識別情報CGIフィールド、発展型セルグローバル識別情報eCGIフィールド、およびインデックス番号フィールドのいずれか1つである。
【0033】
第2の可能な実施形態において、第6の態様または第6の態様の第1の可能な実施形態を参照すると、補助データ情報は、各位置決めノードの基準信号情報と、位置決めノードインデックス番号および基準信号情報の間の対応関係とをさらに含み、各位置決めノードの基準信号情報は、少なくとも、基準信号送信帯域幅、基準信号サブフレーム量、基準信号周波数情報、および基準信号ミュート情報を含む。
【0034】
第3の可能な実施形態において、第6の態様の第2の可能な実施形態を参照すると、補助データ情報を使用することにより端末によって、各位置決めノードによって送信された基準信号で測定を実行して、位置決め測定結果を取得するステップの前に、本方法は、
補助データ情報を使用することにより端末によって、各位置決めノードによって送信された基準信号を受信するステップと、
位置決めノードインデックス番号と基準信号情報との間の対応関係を使用することにより端末によって、各基準信号に対応する位置決めノードインデックス番号を判断するステップとをさらに含む。
【0035】
第4の可能な実施形態において、第6の態様または第6の態様の上記可能な実施形態のいずれか1つを参照すると、
位置決め測定結果が各位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果を含む場合、位置決め測定結果は、基準信号受信強度であり、または
位置決め測定結果が基準位置決めノードインデックス番号に対する他の位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果を含む場合、位置決め測定結果は、基準信号時間差RSTD測定値である。
【0036】
本発明の実施形態で提供される位置決め装置および方法により、送信モジュールは、補助データ情報を端末に送信し、ここで、補助データ情報は、各位置決めノードで測定を実行するために端末により要求される情報であり、補助データ情報は、各位置決めノードの位置決め基準信号情報を含み、各位置決めノードの位置決め基準信号情報は、各位置決めノードの少なくとも位置決めノードインデックス番号を含み、受信モジュールは、端末によって送信された位置決め測定結果を受信し、位置決め測定結果を位置決めモジュールに提供し、ここで、位置決め測定結果は、各位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果か、または基準位置決めノードインデックス番号に対する別の位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果を含み、位置決めモジュールは、各位置決め測定結果を使用することによって、端末の位置を判断する。先行技術と比較すると、位置決めノード(同じセルに属するノード)が無線波伝達信号を端末に送信した場合、端末は、受信した無線波伝達信号を使用することによって位置決めノードを識別することができず、したがって、端末によって実行される位置決め測定は、対応する位置決めノードと関連付けることができず、端末を正確に位置特定することができないという問題を引き起こし、この解決策では、ネットワーク側デバイスが、位置決めノードインデックス番号を使用することによって、同じセルに属する異なる位置決めノードを区別し、その結果、位置決めノードによって送信された基準信号を受信すると、端末は、基準信号を区別することができ、次いで、判断された位置決め測定結果を、ネットワーク側デバイスにもたらし、ネットワーク側デバイスは、位置決め測定結果を使用することによって、端末を正確に位置特定することができる。
【0037】
本発明の実施形態における、または先行技術における技術的解決策をより明確に説明するために、以下に、本発明または先行技術を説明するために必要とされる添付図面を簡潔に導入する。明らかに、以下の説明における添付図面は、単に本発明のいくつかの実施形態を示し、当業者は、創造的な努力なくこれらの添付図面から他の図面をさらに導出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0038】
図1】本発明の一実施形態による位置決めシステムの概略構成図である。
図2】本発明の一実施形態による別の位置決めシステムの概略構成図である。
図3】本発明の一実施形態による位置決め装置の概略構成図である。
図4】本発明の一実施形態による別の位置決め装置の概略構成図である。
図5】本発明の一実施形態によるさらに別の位置決め装置の概略構成図である。
図6】本発明の一実施形態によるまたさらに別の位置決め装置の概略構成図である。
図7】本発明の一実施形態による位置決めシステムにおけるネットワーク側デバイスのハードウェアの概略構成図である。
図8】本発明の一実施形態による位置決めシステムにおける端末のハードウェアの概略構成図である。
図9】本発明の一実施形態による位置決め方法のフローチャートである。
図10】本発明の一実施形態による別の位置決め方法のフローチャートである。
図11】本発明の一実施形態による位置決め方法における位置決めノードの基準信号送信方式の概略図である。
図12】本発明の一実施形態によるさらに別の位置決め方法のフローチャートである。
図13】本発明の一実施形態によるまたさらに別の位置決め方法のフローチャートである。
図14A】本発明の一実施形態によるさらなる別の位置決め方法のフローチャートである。
図14B】本発明の一実施形態によるさらなる別の位置決め方法のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0039】
以下で、本発明の実施形態における添付図面を参照して本発明の実施形態での技術的解決策を明確および完全に説明する。明らかに、説明する実施形態は、本発明の実施形態の単なる一部であり、全てではない。創造的努力無しに本発明の実施形態に基づいて当業者によって得られる他の全ての実施形態は、本発明の保護範囲内にある。
【0040】
本発明は、位置決めシステム10を提供する。図1に示すように、システム10は、ネットワーク側デバイス101と端末102とを含む。
【0041】
ネットワーク側デバイス101は、位置決めサーバまたは基地局とすることができる。
【0042】
システム10は、システム・アーキテクチャ・エボリューション(System Architecture Evolution、SAE)/ロング・ターム・エボリューション(Long Term Evolution、LTE)セルラネットワーク、または2G/3G、WiMAX、もしくは符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、CDMA)セルラネットワークなどの、別のセルラネットワークに適用可能である。対応するネットワーク側デバイス101は、さまざまなセルラネットワークにおけるさまざまな実デバイスに対応する。例えば、2G/3Gセルラネットワークでは、実デバイスは、基地局とすることができ、LTEセルラネットワークでは、実デバイスは、発展型基地局(evolved NodeB、eNB)とすることができる。
【0043】
ネットワーク側デバイス101は、補助データ情報を端末102に送信するよう構成され、補助データ情報は各位置決めノードで測定を実行するために端末102によって要求される情報であり、補助データ情報は、各位置決めノードの位置決めノードインデックス番号を含み、
ネットワーク側デバイスはさらに、端末102によって送信された位置決め測定結果を受信するよう構成され、位置決め測定結果は、各位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果か、または基準位置決めノードインデックス番号に対する別の位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果を含み、
ネットワーク側デバイス101はさらに、位置決め測定結果を使用することによって端末102の位置を判断するよう構成される。
【0044】
端末102は、ネットワーク側デバイス101によって送信された補助データ情報を受信し、補助データ情報を使用することによって、各位置決めノードによって送信された基準信号で測定を実行して、位置決め測定結果を取得し、位置決め測定結果を、ネットワーク側デバイス101に送信するよう構成される。
【0045】
基準位置決めノードインデックス番号に対応する基準位置決めノードは、事前にネットワーク側デバイス101によって設定され、基準位置決めノードに対応するインデックス番号は、端末102にもたらされ、その結果、端末102は、位置決め測定を実行する。
【0046】
さらに、本発明は、別の位置決めシステム20をさらに提供する。図2に示すように、システム20は、位置決めノード103をさらに含む。
【0047】
位置決めノード103は、ネットワーク側デバイス101によって送信された基準信号情報を受信するよう構成され、各位置決めノードの基準信号情報は、各位置決めノードに基準信号を送信するよう指示するために使用される。
【0048】
位置決めノード103は、端末102が受信することができる基準信号に対応する全ての位置決めノードであることに留意されたい。位置決めノード103は、基準位置決めノードおよび隣接位置決めノードを含む。
【0049】
基準位置決めノードは、端末102に対する基準点として、基準信号時間差(Reference Signal Time Difference、RSTD)を測定するために使用される。例えば、端末102は、4つの位置決めノード(位置決めノードa、位置決めノードb、位置決めノードc、位置決めノードd)によって送信された基準信号を受信することができ、ネットワーク側デバイス101は、位置決めノードaを基準位置決めノードとして設定する。端末102が、補助データ情報を使用することによってRSTDについての位置決め測定結果を取得した場合、位置決め測定結果は、位置決めノードaと位置決めノードbとの間のRSTD、位置決めノードaと位置決めノードcとの間のRSTD、および位置決めノードaと位置決めノードdとの間のRSTDを含む。
【0050】
基準信号情報は、少なくとも、基準信号送信帯域幅、基準信号送信時間、基準信号サブフレーム量、基準信号周波数情報、および基準信号ミュート情報を含む。
【0051】
基準信号ミュート情報は、位置決めノードが基準信号期間内に基準信号を送信したかどうかを示すために使用される。一般に、位置決めノードが基準信号期間内に基準信号を送信したかどうかは、2進法で示すことができる。例えば、端末102が6つの位置決めノードの基準信号を受信することができる場合、基準信号ミュート情報は、100000、010000、または001000などとすることができる。100000は、位置決めノードが、第1の基準信号期間内に基準信号を送信したことを示す。
【0052】
それに対応して、ネットワーク側デバイス101は、各位置決めノードに対する各位置決めノードの基準信号情報を構成し、各位置決めノードに対する位置決めノードインデックス番号を設定し、位置決めノードインデックス番号に対応する地理的位置を特定して、各位置決めノードインデックス番号を、各位置決めノードインデックス番号に対応する位置決めノードの基準信号情報と関連付け、位置決めノードインデックス番号と基準信号情報との間の対応関係を取得するようさらに構成される。
【0053】
図1および図2を参照すると、本発明は、位置決め装置30を提供する。図3に示すように、装置30は、ネットワーク側デバイス101とすることができ、特に、送信モジュール301、受信モジュール302、および位置決めモジュール303を含む。
【0054】
送信モジュール301は、補助データ情報を端末に送信するよう構成され、補助データ情報は、各位置決めノードで測定を実行するために端末によって要求される情報であり、補助データ情報は、各位置決めノードの位置決めノードインデックス番号を含む。
【0055】
受信モジュール302は、端末によって送信された位置決め測定結果を受信し、位置決め測定結果を位置決めモジュール303に提供するよう構成され、位置決め測定結果は、各位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果か、または基準位置決めノードインデックス番号に対する別の位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果を含む。
【0056】
位置決めモジュール303は、位置決め測定結果を使用することによって、端末の位置を判断するよう構成される。
【0057】
本発明のこの実施形態で提供する位置決め装置によって、送信モジュールは、補助データ情報を端末に送信し、補助データ情報は各位置決めノードで測定を実行するために端末によって要求される情報であり、補助データ情報は、各位置決めノードの位置決めノードインデックス番号を含み、受信モジュールは、端末によって送信された位置決め測定結果を受信し、位置決め測定結果を位置決めモジュールに提供し、位置決め測定結果は、各位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果か、または基準位置決めノードインデックス番号に対する他の位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果を含み、位置決めモジュールは、位置決め測定結果を使用することによって端末の位置を判断する。先行技術と比較すると、位置決めノード(同じセルに属するノード)が無線波伝達信号を端末に送信した場合、端末は、受信した無線波伝達信号を使用することによって位置決めノードを識別することができず、したがって、端末によって実行される位置決め測定は、対応する位置決めノードと関連付けることができず、端末を正確に位置特定することができないという問題を引き起こし、この解決策では、ネットワーク側デバイスが、位置決めノードインデックス番号を使用することによって、同じセルに属する異なる位置決めノードを区別し、その結果、位置決めノードによって送信された基準信号を受信すると、端末は、基準信号を区別することができ、次いで、判断された位置決め測定結果を、ネットワーク側デバイスにもたらし、ネットワーク側デバイスは、位置決め測定結果を使用することによって、端末を正確に位置特定することができる。
【0058】
さらに任意選択的に、補助データ情報は、基準信号情報と、位置決めノードインデックス番号および基準信号情報の間の対応関係とをさらに含み、基準信号情報は、少なくとも、基準信号送信帯域幅、基準信号サブフレーム量、基準信号周波数情報、および基準信号ミュート情報を含む。
【0059】
位置決めノードインデックス番号は、補助データ情報内の所定のフィールドに配置され、所定のフィールドは、以下の、すなわち、セルグローバル識別情報(Cell Global Identity、CGI)フィールド、発展型セルグローバル識別情報(enhanced Cell Global Identity、eCGI)フィールド、およびインデックス番号フィールドのいずれか1つであることに留意すべきである。
【0060】
2G/3Gセルラネットワークでは、位置決めノードインデックス番号は、補助データ情報内のCGIフィールドまたはインデックス番号フィールドに配置することができ、LTEセルラネットワークでは、位置決めノードインデックス番号は、補助データ情報内のeCGIフィールドまたはインデックス番号フィールドに配置することができる。インデックス番号フィールドは、補助データ情報内の新規フィールドであり、位置決めノードインデックス番号を格納するために使用される。しかしながら、CGIフィールドまたはeCGIフィールドは、補助データ情報内のオリジナルフィールドである。先行技術におけるCGIフィールド(eCGIフィールド)は、CGI(eCGI)を格納するために使用される。しかしながら、この解決策では、CGIまたはeCGIは、端末が位置決め測定結果を判断するのに重要な情報ではなく、したがって、CGIフィールドまたはeCGIフィールドは、位置決めノードインデックス番号を格納するために使用することができ、CGI(eCGI)は、疑似CGI(疑似eCGI)に変更され、その結果、位置決めノードインデックス番号に対して新規シグナリングをさらに追加することが避けられる。
【0061】
要約すると、補助データ情報は、物理的セルID、CGI/eCGI、基準信号シーケンス情報、位置決めノードの基準信号情報、位置決めノードの位置決めノードインデックス番号、および位置決めノードインデックス番号と基準信号情報との間の対応関係を含むことができる。CGI/eCGIは、オプションの情報である。
【0062】
さらに任意選択的に、本発明は、位置決め装置40をさらに提供することができる。図4に示すように、装置40は、構成モジュール304、判断モジュール305、および関連付けモジュール306をさらに含む。
【0063】
構成モジュール304は、各位置決めノードに対する各位置決めノードの基準信号情報を構成するよう構成され、各位置決めノードの基準信号情報は、各位置決めノードに、基準信号を送信するよう指示して、各位置決めノードに対する位置決めノードインデックス番号を設定するために使用され、構成モジュール304はさらに、各位置決めノードの基準信号情報と各位置決めノードインデックス番号とを関連付けモジュール306に提供して、各位置決めノードインデックス番号を判断モジュール305に提供するよう構成される。
【0064】
判断モジュール305は、各位置決めノードインデックス番号に対応する地理的位置を判断するよう構成される。
【0065】
各位置決めノードインデックス番号に対応し、判断モジュール305によって判断される、地理的位置は、位置決めモジュール303によって、端末の地理的位置を判断するために使用される。
【0066】
関連付けモジュール306は、各位置決めノードインデックス番号を、各位置決めノードインデックス番号に対応する位置決めノードの基準信号情報と関連付け、位置決めノードインデックス番号と基準信号情報との間の対応関係を取得するよう構成される。
【0067】
さらに任意選択的に、位置決め測定結果が各位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果を含む場合、位置決め測定結果は、基準信号受信強度であり、または
位置決め測定結果が基準位置決めノードインデックス番号に対する他の位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果を含む場合、位置決め測定結果は、基準信号時間差RSTD測定値である。
【0068】
位置決めモジュールは、位置決め測定結果が各位置決めノードインデックス番号に対応する基準信号受信強度である場合、ネットワーク側デバイスによって、基準信号受信強度が端末の位置として最大になる位置決めノードの位置を選択するか、または位置決め測定結果が基準位置決めノードインデックス番号に対する他の位置決めノードインデックス番号に対応するRSTD測定値である場合、ネットワーク側デバイスによって、端末の位置として端末に最も近い位置決めノードの位置を選択するか、またはネットワーク側デバイスよって、所定のアルゴリズムを使用することにより、端末の位置を判断するよう特に構成される。
【0069】
図1および図2を参照すると、本発明は、位置決め装置50を提供する。図5に示すように、装置50は、端末102とすることができ、受信モジュール501、測定モジュール502、および送信モジュール503を特に含む。
【0070】
受信モジュール501は、ネットワーク側デバイスによって送信された補助データ情報を受信し、補助データ情報を測定モジュール502に提供するよう構成され、補助データ情報は、各位置決めノードの位置基準信号で測定を実行するために端末によって要求される情報であり、補助データ情報は、各位置決めノードの位置決めノードインデックス番号を含む。
【0071】
測定モジュール502は、補助データ情報を使用することによって、各位置決めノードの位置基準信号で測定を実行し、位置決め測定結果を取得して、位置決め測定結果を送信モジュール503に提供するよう構成され、位置決め測定結果は、各位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果か、または基準位置決めノードインデックス番号に対する別の位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果を含む。
【0072】
送信モジュール503は、位置決め測定結果をネットワーク側デバイスに送信するよう構成される。
【0073】
本発明のこの実施形態で提供される位置決め装置により、受信モジュールは、ネットワーク側デバイスによって送信された補助データ情報を受信して、補助データ情報を測定モジュールに提供し、補助データ情報は、各位置決めノードで測定を実行するために端末によって要求される情報であり、補助データ情報が、各位置決めノードの位置決めノードインデックス番号を含み、測定モジュールは、補助データ情報を使用することによって、各位置決めノードによって送信された基準信号で測定を実行し、位置決め測定結果を取得し、位置決め測定結果を、送信モジュールに提供するよう構成し、位置決め測定結果が各位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果か、または基準位置決めノードインデックス番号が他の位置決めノードインデックス番号に別々に対応する位置決め測定結果を含み、送信モジュールは、位置決め測定結果をネットワーク側デバイスに送信する。先行技術と比較すると、位置決めノード(同じセルに属するノード)が無線波伝達信号を端末に送信した場合、端末は、受信した無線波伝達信号を使用することによって位置決めノードを識別することができず、したがって、端末によって実行される位置決め測定は、対応する位置決めノードと関連付けることができず、端末を正確に位置特定することができないという問題を引き起こし、この解決策では、ネットワーク側デバイスが、位置決めノードインデックス番号を使用することによって、同じセルに属する異なる位置決めノードを区別し、その結果、位置決めノードによって送信された基準信号を受信すると、端末は、基準信号を区別することができ、次いで、判断された位置決め測定結果を、ネットワーク側デバイスにもたらし、ネットワーク側デバイスは、位置決め測定結果を使用することによって、端末を正確に位置特定することができる。
【0074】
さらに任意選択的に、補助データ情報は、基準信号情報と、位置決めノードインデックス番号および基準信号情報の間の対応関係とをさらに含み、基準信号情報は、少なくとも、基準信号送信帯域幅、基準信号サブフレーム量、基準信号周波数情報、および基準信号ミュート情報を含む。
【0075】
位置決めノードインデックス番号は、補助データ情報内の所定のフィールドに配置され、所定のフィールドは、以下の、すなわち、CGIフィールド、eCGIフィールド、およびインデックス番号フィールドのいずれか1つであることに留意すべきである。
【0076】
さらに任意選択的に、本発明は、位置決め装置60をさらに提供することができる。図6に示すように、装置60は、判断モジュール504をさらに含む。
【0077】
受信モジュールは、補助データ情報を使用することによって、各位置決めノードによって送信された基準信号を受信し、判断モジュール504に、各位置決めノードによって送信された基準信号を提供するようさらに構成される。
【0078】
判断モジュール504は、位置決めノードインデックス番号と基準信号情報との間の対応関係を使用することによって、各基準信号に対応する位置決めノードインデックス番号を判断し、位置決めノードインデックス番号を、測定モジュール502に提供するよう構成される。したがって、測定モジュール502は、補助データ情報と位置決めノードインデックス番号とを使用することによって、位置決めノードの位置基準信号で測定を実行し、位置決め測定結果を取得する。
【0079】
さらに任意選択的に、位置決め測定結果が各位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果を含む場合、位置決め測定結果は、基準信号受信強度であり、または
位置決め測定結果が基準位置決めノードインデックス番号に対する他の位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果を含む場合、位置決め測定結果は、基準信号時間差RSTD測定値である。
【0080】
図7に示すように、図7は、ネットワーク側デバイスのハードウェアの概略構成図である。ネットワーク側デバイスは、メモリ701、トランシーバ702、プロセッサ703、およびバス704を含むことができ、メモリ701、トランシーバ702、およびプロセッサ703は、バス704を使用することによって、互いと通信可能に接続される。
【0081】
メモリ701は、リードオンリメモリ(Read Only Memory、ROM)、静的ストレージデバイス、動的ストレージデバイス、またはランダム・アクセス・メモリ(Random Access Memory、RAM)とすることができる。メモリ701は、オペレーティングシステムおよび別のアプリケーションプログラムを格納することができる。本発明のこの実施形態で提供される技術的解決策は、ソフトウェアおよびファームウェアを使用することによって実施され、本発明のこの実施形態で提供される技術的解決策を実施するためのプログラムコードは、メモリ701に格納され、プロセッサ703によって実行される。
【0082】
トランシーバ702は、装置と別のデバイスまたは通信ネットワーク(例えば、これらに限定されないが、Ethernet、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)または無線ローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Network、WLAN))の間で通信するために使用される。
【0083】
プロセッサ703は、汎用中央処理装置(Central Processing Unit、CPU)、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、または1つもしくは複数の集積回路とすることができ、関連プログラムを実行するよう構成され、本発明の実施形態で提供される技術的解決策を実施する。
【0084】
バス704は、情報が装置の部品(メモリ701、トランシーバ702、およびプロセッサ703など)の間で伝達されるパスを含むことができる。
【0085】
図7で示したハードウェアは、メモリ701、トランシーバ702、プロセッサ703、およびバス704のみを含むが、特定の実施処理では、当業者は、端末が、通常の実行を実施するために重要な別のコンポーネントをさらに含むことを理解すべきであることに留意されたい。さらに、当業者は、端末が、別の機能を実施するためのハードウェアコンポーネントをさらに含むことができることも理解すべきである。
【0086】
具体的には、図7に示したネットワーク側デバイスが図3および図4における実施形態で示した装置を実現するよう構成される場合、装置内のトランシーバ702は、補助データ情報を端末に送信するよう構成され、補助データ情報は各位置決めノードで測定を実行するために端末によって要求される情報であり、補助データ情報は、各位置決めノードの位置決めノードインデックス番号を含み、トランシーバ702はさらに、端末によって送信された位置決め測定結果を受信して、位置決め測定結果をプロセッサに提供するよう構成され、位置決め測定結果は、各位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果か、または基準位置決めノードインデックス番号に対する別の位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果を含む。
【0087】
プロセッサ703は、メモリ701およびトランシーバ702に結合され、プログラム命令の実行を制御するよう構成され、各位置決め測定結果によって端末の位置を判断するよう特に構成される。
【0088】
位置決めノードインデックス番号は、補助データ情報内の所定のフィールドに配置され、所定のフィールドは、以下の、すなわち、CGIフィールド、eCGIフィールド、およびインデックス番号フィールドのいずれか1つである。
【0089】
補助データ情報は、基準信号情報と、位置決めノードインデックス番号および基準信号情報の間の対応関係とをさらに含み、基準信号情報は、少なくとも、基準信号送信帯域幅、基準信号サブフレーム量、基準信号周波数情報、および基準信号ミュート情報を含む。
【0090】
さらに任意選択的に、プロセッサ703は、各位置決めノードに対する各位置決めノードの基準信号情報を構成するようさらに構成され、各位置決めノードの基準信号情報は、各位置決めノードに基準信号を送信するよう指示し、各位置決めノードに対して位置決めノードインデックス番号を設定するために使用され、プロセッサ703はさらに、各位置決めノードインデックス番号に対応する地理的位置を判断し、各位置決めノードインデックス番号を、各位置決めノードインデックス番号に対応する位置決めノードの基準信号情報と関連付け、位置決めノードインデックス番号と基準信号情報との間の対応関係を取得するようさらに構成される。
【0091】
さらに、位置決め測定結果が各位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果を含む場合、位置決め測定結果は、基準信号受信強度であり、または位置決め測定結果が基準位置決めノードインデックス番号に対する別の位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果を含む場合、位置決め測定結果は、基準信号時間差RSTD測定値であることに留意されたい。
【0092】
具体的には、位置決め測定結果が各位置決めノードインデックス番号に対応する基準信号受信強度である場合、プロセッサ703は、基準信号受信強度が端末の位置として最大になる位置決めノードの位置を選択するか、または位置決め測定結果が基準位置決めノードインデックス番号に対する他の位置決めノードインデックス番号に対応するRSTD測定値である場合、プロセッサ703は、端末の位置として端末に最も近い位置決めノードの位置を選択するか、またはネットワーク側デバイスが、所定のアルゴリズムを使用することにより、端末の位置を判断する。
【0093】
本発明のこの実施形態で提供される位置決め装置により、メモリは、プログラム命令を含む情報を格納し、トランシーバは、補助データ情報を端末に送信し、補助データ情報は各位置決めノードで測定を実行するために端末によって要求される情報であり、補助データ情報は、各位置決めノードの位置決めノードインデックス番号を含み、トランシーバはさらに、端末によって送信された位置決め測定結果を受信し、位置決め測定結果をプロセッサに提供し、位置決め測定結果は、各位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果か、または基準位置決めノードインデックス番号に対する別の位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果を含み、プロセッサは、メモリおよびトランシーバに結合され、プログラム命令の実行を制御するよう構成され、位置決め測定結果を使用することによって端末の位置を判断するよう特に構成される。先行技術と比較すると、位置決めノード(同じセルに属するノード)が無線波伝達信号を端末に送信した場合、端末は、受信した無線波伝達信号を使用することによって位置決めノードを識別することができず、したがって、端末によって実行される位置決め測定は、対応する位置決めノードと関連付けることができず、端末を正確に位置特定することができないという問題を引き起こし、この解決策では、ネットワーク側デバイスが、位置決めノードインデックス番号を使用することによって、同じセルに属する異なる位置決めノードを区別し、その結果、位置決めノードによって送信された基準信号を受信すると、端末は、基準信号を区別することができ、次いで、判断された位置決め測定結果を、ネットワーク側デバイスにもたらし、ネットワーク側デバイスは、位置決め測定結果を使用することによって、端末を正確に位置特定することができる。
【0094】
図8に示すように、図8は、端末のハードウェアの概略構成図である。端末は、メモリ801、トランシーバ802、プロセッサ803、およびバス804を含むことができる。メモリ801、トランシーバ802、およびプロセッサ803は、バス804を使用することによって、互いと通信可能に接続される。
【0095】
メモリ801は、リードオンリメモリ(Read Only Memory、ROM)、静的ストレージデバイス、動的ストレージデバイス、またはランダム・アクセス・メモリ(Random Access Memory、RAM)とすることができる。メモリ801は、オペレーティングシステムおよび別のアプリケーションプログラムを格納することができる。本発明のこの実施形態で提供される技術的解決策は、ソフトウェアおよびファームウェアを使用することによって実施され、本発明のこの実施形態で提供される技術的解決策を実施するためのプログラムコードは、メモリ801に格納され、プロセッサ803によって実行される。
【0096】
トランシーバ802は、装置と別のデバイスまたは通信ネットワーク(例えば、これらに限定されないが、Ethernet、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)または無線ローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Network、WLAN))の間で通信するために使用される。
【0097】
プロセッサ803は、汎用中央処理装置(Central Processing Unit、CPU)、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、または1つもしくは複数の集積回路とすることができ、関連プログラムを実行するよう構成され、本発明の実施形態で提供される技術的解決策を実施する。
【0098】
バス804は、情報が装置の部品(メモリ801、トランシーバ802、およびプロセッサ803など)の間で伝達されるパスを含むことができる。
【0099】
図8で示したハードウェアは、メモリ801、トランシーバ802、プロセッサ803、およびバス804のみを含むが、特定の実施処理では、当業者は、端末が、通常の実行を実施するために重要な別のコンポーネントをさらに含むことを理解すべきであることに留意されたい。さらに、当業者は、端末が、別の機能を実施するためのハードウェアコンポーネントをさらに含むことができることも理解すべきである。
【0100】
具体的には、図8で示す端末が図5および図6での実施形態において示される装置を実現するよう構成される場合、本装置のトランシーバ802は、ネットワーク側デバイスによって送信された補助データ情報を受信し、補助データ情報をプロセッサ803に提供するよう構成され、補助データ情報は、各位置決めノードで測定を実行するために端末によって要求される情報であり、補助データ情報は、各位置決めノードの位置決めノードインデックス番号を含む。
【0101】
プロセッサ803は、メモリ801およびトランシーバ802に結合され、プログラム命令の実行を制御するよう構成され、補助データ情報を使用することによって、各位置決めノードにより送信された基準信号で測定を実行し、位置決め測定結果を取得して、位置決め測定結果をトランシーバ802に提供するよう構成され、位置決め測定結果は、各位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果か、または基準位置決めノードインデックス番号に対する別の位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果を含む。
【0102】
トランシーバ802は、位置決め測定結果をネットワーク側デバイスに送信するよう構成される。
【0103】
位置決めノードインデックス番号は、補助データ情報内の所定のフィールドに配置され、所定のフィールドは、以下の、すなわち、CGIフィールド、eCGIフィールド、およびインデックス番号フィールドのいずれか1つである。
【0104】
補助データ情報は、基準信号情報と、位置決めノードインデックス番号および基準信号情報の間の対応関係とをさらに含み、基準信号情報は、少なくとも、基準信号送信帯域幅、基準信号サブフレーム量、基準信号周波数情報、および基準信号ミュート情報を含む。
【0105】
さらに任意選択的に、トランシーバ802は、補助データ情報を使用することによって、各位置決めノードによって送信された基準信号を受信し、プロセッサ803に、各位置決めノードによって送信された基準信号を提供するようさらに構成される。プロセッサ803は、位置決めノードインデックス番号と基準信号情報との間の対応関係を使用することによって、各基準信号に対応する位置決めノードインデックス番号を判断し、補助データ情報と位置決めノードインデックス番号とを使用することによって、各位置決めノードで測定を実行し、位置決め測定結果を取得する。
【0106】
位置決め測定結果が各位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果を含む場合、位置決め測定結果は、基準信号受信強度であり、または位置決め測定結果が基準位置決めノードインデックス番号に対する他の位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果を含む場合、位置決め測定結果は、RSTD測定値である。
【0107】
本発明のこの実施形態で提供される位置決め装置により、メモリは、プログラム命令を含む情報を格納し、トランシーバは、ネットワーク側デバイスによって送信された補助データ情報を受信し、補助データ情報をプロセッサに提供し、補助データ情報は各位置決めノードで測定を実行するために端末によって要求される情報であり、補助データ情報は、各位置決めノードの位置決めノードインデックス番号を含み、プロセッサは、メモリおよびトランシーバに結合し、プログラム命令の実行を制御するよう構成され、補助データ情報を使用することによって、各位置決めノードによって送信された基準信号で測定を実行し、位置決め測定結果を取得し、位置決め測定結果をトランシーバに提供するよう特に構成され、位置決め測定結果が、各位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果を含むか、または基準位置決めノードインデックス番号に対する別の位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果が他の位置決めノードインデックス番号に別々に対応し、トランシーバが、位置決め測定結果をネットワーク側デバイスに送信する。先行技術と比較すると、位置決めノード(同じセルに属するノード)が無線波伝達信号を端末に送信した場合、端末は、受信した無線波伝達信号を使用することによって位置決めノードを識別することができず、したがって、端末によって実行される位置決め測定は、対応する位置決めノードと関連付けることができず、端末を正確に位置特定することができないという問題を引き起こし、この解決策では、ネットワーク側デバイスが、位置決めノードインデックス番号を使用することによって、同じセルに属する異なる位置決めノードを区別し、その結果、位置決めノードによって送信された基準信号を受信すると、端末は、基準信号を区別することができ、次いで、判断された位置決め測定結果を、ネットワーク側デバイスにもたらし、ネットワーク側デバイスは、位置決め測定結果を使用することによって、端末を正確に位置特定することができる。
【0108】
図3および図4を参照すると、本発明の一実施形態は、位置決め方法を提供する。図9に示すように、本方法は、具体的には、以下を含む。
【0109】
901:ネットワーク側デバイスは、補助データ情報を端末に送信し、補助データ情報は、各位置決めノードで測定を実行するために端末によって要求される情報であり、補助データ情報は、各位置決めノードの位置決めノードインデックス番号を含む。
【0110】
902:ネットワーク側デバイスは、端末によって送信された位置決め測定結果を受信し、位置決め測定結果は、各位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果か、または基準位置決めノードインデックス番号に対する別の位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果を含む。
【0111】
903:ネットワーク側デバイスは、位置決め測定結果を使用することによって、端末の位置を判断する。
【0112】
本発明のこの実施形態で提供される位置決め方法により、先行技術と比較すると、位置決めノード(同じセルに属するノード)が無線波伝達信号を端末に送信した場合、端末は、受信した無線波伝達信号を使用することによって位置決めノードを識別することができず、したがって、端末および位置決めノードの位置を取得することができず、端末によって実行される位置決め測定は、対応する位置決めノードと関連付けることができず、端末を正確に位置特定することができないという問題を引き起こし、この解決策では、ネットワーク側デバイスが、位置決めノードインデックス番号を使用することによって、同じセルに属する異なる位置決めノードを区別し、その結果、位置決めノードによって送信された基準信号を受信すると、端末は、基準信号を区別することができ、次いで、判断された位置決め測定結果を、ネットワーク側デバイスにもたらし、ネットワーク側デバイスは、位置決め測定結果を使用することによって、端末を正確に位置特定することができる。
【0113】
さらに任意選択的に、位置決めノードインデックス番号は、補助データ情報内の所定のフィールドに配置され、所定のフィールドは、以下の、すなわち、CGIフィールド、eCGIフィールド、およびインデックス番号フィールドのいずれか1つである。
【0114】
2G/3Gセルラネットワークでは、位置決めノードインデックス番号は、補助データ情報内のCGIフィールドまたはインデックス番号フィールドに配置することができ、LTEセルラネットワークでは、位置決めノードインデックス番号は、補助データ情報内のeCGIフィールドまたはインデックス番号フィールドに配置することができる。インデックス番号フィールドは、補助データ情報内の新規フィールドであり、位置決めノードインデックス番号を格納するために使用される。しかしながら、CGIフィールドまたはeCGIフィールドは、補助データ情報内のオリジナルフィールドである。先行技術におけるCGIフィールド(eCGIフィールド)は、CGI(eCGI)を格納するために使用される。しかしながら、この解決策では、CGIまたはeCGIは、端末が位置決め測定結果を判断するのに重要な情報ではなく、したがって、CGIフィールドまたはeCGIフィールドは、位置決めノードインデックス番号を格納するために使用することができ、CGI(eCGI)は、疑似CGI(疑似eCGI)に変更され、その結果、位置決めノードインデックス番号に対して新規シグナリングをさらに追加することが避けられる。
【0115】
要約すると、補助データ情報は、物理的セルID、CGI/eCGI、基準情報情報、位置決めノードインデックス番号、および位置決めノードインデックス番号と基準信号情報との間の対応関係を含むことができる。CGI/eCGIは、オプションの情報である。
【0116】
さらに任意選択的に、図10に示すように、図9でのステップ901の前に、この解決策は、以下をさらに含むことができる。
【0117】
904:ネットワーク側デバイスは、各位置決めノードに対する各位置決めノードの基準信号情報を構成する。
【0118】
基準信号情報は、基準信号送信帯域幅、基準信号送信時間、基準信号サブフレーム量、基準信号周波数情報、基準信号ミュート情報、および基準信号シーケンス情報などを含むことができる。
【0119】
この解決策での位置決めノードは、1つのセルに属する複数の位置決めノードである。したがって、位置決めノードに対応する基準信号送信帯域幅、基準信号周波数情報、および基準信号シーケンス情報などは全て同じであり、したがって、位置決めノードのさまざまな基準信号送信方式を使用することによって区別される必要がある。基準信号送信方式は、基準信号送信時間、基準信号サブフレーム量、および基準信号ミュート情報を含む。図11に示すように、本発明は、位置決めノードの基準信号送信方式を提供する。
【0120】
図11では、各基準信号の送信期間内で、特定の位置決めノードまたはいくつかの特定の位置決めノードだけが、基準信号を送信することを許可される。図1では、1は、基準信号を送信することを示し、0は、基準信号を送信しないことを示す。したがって、位置決めノード1は、第1の基準期間の第1のサブフレームで基準信号を送信し、他の位置決めノード2から6は、基準信号を送信しない。したがって、これらの位置決めノードによって送信された基準信号のシーケンスは同じだが、第1の基準信号期間の第1のサブフレームでは、端末は、位置決めノード1によって送信された基準信号を受信し(位置決めノード1が基準信号を送信する場合、位置決めノード2、3、4、5、および6は、基準信号を送信しない)、第2の基準信号期間の第1のサブフレームでは、端末は、位置決めノード2によって送信された基準信号を受信し(位置決めノード2が基準信号を送信する場合、位置決めノード1、3、4、5、および6は、基準信号を送信しない)、残りは、類推することによって推定することができる。位置決めノード1の位置決めノードインデックス番号は1であり、位置決めノード2の位置決めノードインデックス番号は2であり、位置決めノード3の位置決めノードインデックス番号は3であり、位置決めノード4の位置決めノードインデックス番号は4であり、位置決めノード5の位置決めノードインデックス番号は5であり、位置決めノード6の位置決めノードインデックス番号は6であることを理解することができる。さらに、本発明は、位置決めノードインデックス番号の表現方式を限定せず、番号または文字などとすることができる。
【0121】
ネットワーク側の視点から、位置決めノードは、各基準信号期間内に基準信号を送信しない。図11に対応して、位置決めノード1は、第1の基準信号期間の第1のサブフレームで基準信号を送信し、位置決めノード2は、第2の基準信号期間の第1のサブフレームで基準信号を送信し、残りは、類推することによって推定することができる。したがって、基準信号ミュート情報は、位置決めノードが基準信号期間内に基準信号を送信したかどうかを示すために使用される。各位置決めノードは、基準信号ミュートメッセージに対応するワンタイムパターン(タイムパターン)を有する。図5に対応して、タイムパターンは、それぞれ、位置決めノード1:100000、位置決めノード2:010000、位置決めノード3:001000、位置決めノード4:000100、位置決めノード5:000010、および位置決めノード6:000001である。
【0122】
図11に示す方式は、基準信号送信方式を使用することによって要約されることに留意されたい。具体的な方式は、実際の状況により変化する。
【0123】
具体的には、基準信号送信時間は、基準信号が特定の時間で周期的に送信されることを示すために使用され、すなわち、基準信号が、どの無線フレームのどのサブフレームで送信開始されるかを示す(各無線フレームは、10サブフレームを含む)。最初は、基準信号期間は、4つの段階に分割され、期間インターバルは、それぞれ、160ms、320ms、640ms、および1280msである。詳細のために、表1を参照し、具体的には、次の通りである。
【0124】
【表1】
【0125】
表1では、基準信号インデックス値IPRSは41である場合、対応する基準信号期間TPRSは160msであり、基準信号サブフレームオフセットΔPRSは41であり、送信するための特定のサブフレームが、160msで第41のサブフレームであることを示す。すなわち、位置決めノードは、第41のサブフレームで基準信号を送信する。
【0126】
基準信号インデックス値IPRSは191である場合、対応する基準信号期間TPRSは320msであり、基準信号サブフレームオフセットΔPRSは191−160=31であり、送信するための特定のサブフレームが、320msで第31のサブフレームであることを示す。すなわち、位置決めノードは、第31のサブフレームで基準信号を送信する。
【0127】
基準信号インデックス値IPRSは640である場合、対応する基準信号期間TPRSは640msであり、基準信号サブフレームオフセットΔPRSは640−480=160であり、送信するための特定のサブフレームが、640msで第160のサブフレームであることを示す。すなわち、位置決めノードは、第160のサブフレームで基準信号を送信する。残りは、類推することによって推定することができ、詳細は、本明細書には記載しない。
【0128】
41msの例の場合には、基準信号ミュート情報がない場合、位置決めノードは、第41ms、第201ms、第361ms、第521ms、第681ms、第841ms……で基準信号を送信することに留意されたい。基準信号ミュート情報100000を使用する場合、位置決めノードが第41msでのみ基準信号を送信し、他の瞬間には何らの基準信号も送信されないことを意味する。例えば、図11では、位置決めノード1から6の基準信号インデックス値IPRSは全て1であり、基準信号期間TPRSは160msであり、基準信号サブフレームオフセットΔPRSは1であり、各位置決めノードが第1ms、第161ms、第321ms、第481ms、第641ms、第801ms……で基準信号を送信することを示す。しかしながら、各位置決めノードに対応する基準信号ミュート情報は異なり、これは、位置決めノード1が第1ms(第1のサブフレーム)でのみ基準信号を送信し、位置決めノード2が第161ms(第161のサブフレーム)でのみ基準信号を送信し、位置決めノード3が第321ms(第321のサブフレーム)でのみ基準信号を送信し、位置決めノード4が第481ms(第481のサブフレーム)でのみ基準信号を送信し、位置決めノード5が第641ms(第641のサブフレーム)でのみ基準信号を送信し、位置決めノード6が第801ms(第801のサブフレーム)でのみ基準信号を送信することを引き起こす。
【0129】
905:ネットワーク側デバイスが、各位置決めノードに対する位置決めノードインデックス番号を設定し、各位置決めノードインデックス番号に対応する地理的位置を判断する。
【0130】
各位置決めノードインデックス番号に対応する地理的位置は、ネットワーク側デバイスによって、端末の地理的位置を判断するために使用される。端末の地理的位置として使用される位置決めノードインデックス番号を判断する場合、ネットワーク側デバイスは、位置決めノードインデックス番号に対応する地理的位置に従って、端末の地理的位置を判断することができる。
【0131】
906:ネットワーク側デバイスは、各位置決めノードインデックス番号を、各位置決めノードインデックス番号に対応する位置決めノードの基準信号情報と関連付け、位置決めノードインデックス番号と基準信号情報との間の対応関係を取得する。
【0132】
位置決めノードインデックス番号と基準信号情報との間の対応関係は、セットの方式を使用することによって指示することができる。例えば、補助データセット:位置決めノード基準信号情報1からN。
位置決めノード基準信号情報1:{
基準位置決めノード1の位置決めノードインデックス番号
基準位置決めノード1のセルID
基準位置決めノード1の基準信号情報}
位置決めノード基準信号情報2:{
基準位置決めノード2の位置決めノードインデックス番号
基準位置決めノード2のセルID
基準位置決めノード2の基準信号情報}
...
位置決めノード基準信号情報N:{
基準位置決めノードNの位置決めノードインデックス番号
基準位置決めノードNのセルID
基準位置決めノードNの基準信号情報}
基準位置決めノードのセルIDは、物理的セルIDとすることができ、または基準位置決めノードのセルIDは、物理的セルIDおよびグローバルセルIDを含むことができることを理解することができる。
【0133】
補助データセットに含まれる情報は、これに限定されない。
【0134】
さらに任意選択的に、位置決め測定結果が各位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果を含む場合、位置決め測定結果は、基準信号受信強度であり、または
位置決め測定結果が基準位置決めノードインデックス番号に対する他の位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果を含む場合、位置決め測定結果は、基準信号時間差RSTD測定値である。
【0135】
図9のステップ903では、ネットワーク側デバイスによって、各位置決め測定結果を使用することにより端末の位置を判断するステップが、
位置決め測定結果が各位置決めノードインデックス番号に対応する基準信号受信強度である場合、ネットワーク側デバイスによって、基準信号受信強度が端末の位置として最大になる位置決めノードの位置を選択するステップか、または
位置決め測定結果が他の位置決めノードインデックス番号に別々に対応する基準位置決めノードインデックス番号に対する他の位置決めノードインデックス番号に対応するRSTD測定値である場合、ネットワーク側デバイスによって、端末の位置として端末に最も近い位置決めノードの位置を選択するステップか、またはネットワーク側デバイスよって、所定のアルゴリズムを使用することにより、端末の位置を判断するステップをさらに含む。所定のアルゴリズムは、双曲線判定法、または三辺測量法などとすることができる。
【0136】
図5および図6を参照すると、本発明の一実施形態は、別の位置決め方法を提供する。図12に示すように、本方法は、具体的には、以下を含む。
【0137】
1201:端末は、ネットワーク側デバイスによって送信された補助データ情報を受信し、補助データ情報は、各位置決めノードで測定を実行するために端末によって要求される情報であり、補助データ情報は、各位置決めノードの位置決めノードインデックス番号を含む。
【0138】
1202:端末は、補助データ情報を使用することによって、位置決めノードによって送信された基準信号で測定を実行し、位置決め測定結果を取得し、位置決め測定結果は、各位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果か、または基準位置決めノードインデックス番号に対する別の位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果を含む。
【0139】
1203:端末は、位置決め測定結果をネットワーク側デバイスに送信する。
【0140】
本発明のこの実施形態で提供される位置決め方法により、先行技術と比較すると、位置決めノード(同じセルに属するノード)が無線波伝達信号を端末に送信した場合、端末は、受信した無線波伝達信号を使用することによって位置決めノードを識別することができず、したがって、端末により実行される位置決め測定は、対応する位置決めノードと関連付けることができず、端末によって実行される位置決め測定は、対応する位置決めノードと関連付けることができず、端末を正確に位置特定することができないという問題を引き起こし、この解決策では、ネットワーク側デバイスが、位置決めノードインデックス番号を使用することによって、同じセルに属する異なる位置決めノードを区別し、その結果、位置決めノードによって送信された基準信号を受信すると、端末は、基準信号を区別することができ、次いで、判断された位置決め測定結果を、ネットワーク側デバイスにもたらし、ネットワーク側デバイスは、位置決め測定結果を使用することによって、端末を正確に位置特定することができる。
【0141】
さらに任意選択的に、位置決めノードインデックス番号は、補助データ情報内の所定のフィールドに配置され、所定のフィールドは、以下の、すなわち、CGIフィールド、eCGIフィールド、およびインデックス番号フィールドのいずれか1つである。
【0142】
さらに任意選択的に、補助データ情報は、基準信号情報と、位置決めノードインデックス番号および基準信号情報の間の対応関係とをさらに含み、基準信号情報は、少なくとも、基準信号送信帯域幅、基準信号サブフレーム量、基準信号周波数情報、および基準信号ミュート情報を含む。
【0143】
さらに任意選択的に、図13に示すように、図12でのステップ1202の前に、この解決策は、以下をさらに含むことができる。
【0144】
1204:端末は、補助データ情報を使用することによって、各位置決めノードによって送信された基準信号を受信する。
【0145】
基準信号は、無線波伝達信号とすることができる。
【0146】
補助データ情報は、位置決めノードの位置決めノードインデックス番号、位置決めノードの基準信号情報、位置決めノードインデックス番号と基準信号情報との間の対応関係、および基準信号シーケンス情報などを含む。
【0147】
端末は、位置決めノードの基準信号情報と基準信号シーケンス情報とを使用することによって、位置決めノードによって送信された基準信号情報を受信する。
【0148】
1205:端末は、位置決めノードインデックス番号と基準信号情報との間の対応関係を使用することによって、各基準信号に対応する位置決めノードインデックス番号を判断する。
【0149】
例えば、端末が受信した基準信号情報において、基準信号送信帯域幅が1Mであり、基準信号送信時間が第41のサブフレームであり、基準信号サブフレーム量が1であり、基準信号周波数情報が950MHZであり、基準信号ミュート情報が100000である場合、基準信号情報および位置決めノードインデックス番号と基準信号情報との間の対応関係を使用することによって、基準信号に対応する位置決めノードインデックス番号が1であると判断される。
【0150】
さらに任意選択的に、位置決め測定結果が各位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果を含む場合、位置決め測定結果は、基準信号受信強度であり、または
位置決め測定結果が基準位置決めノードインデックス番号に対する他の位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果を含む場合、位置決め測定結果は、RSTD測定値である。
【0151】
さらに、図12のステップ1202では、端末は、補助データ情報と位置決めノードによって送信された基準信号とを使用することによって、位置決めノードインデックス番号に対応する位置決め測定結果を判断することに留意されたい。端末が基準信号の信号強度を測定するために選択する場合、端末は、受信の各基準信号受信強度を測定する。端末が基準信号のRSTD測定値を測定するために選択する場合、端末は、位置決めノードによって送信された受信基準信号の受信時間をまず取得し、次いで、事前にネットワーク側デバイスによって送達されて、位置決め基準点として使用される基準位置決めノードと、他の位置決めノードとの間の基準信号を受信した際の時間差を比較する。端末は、基準位置決めノードと他の位置決めノードとの間の基準信号をそれぞれ受信した際の時間差を使用することによって、基準位置決めノードインデックス番号が他の位置決めノードインデックス番号に別々に対応するRSTD測定値を取得する。
【0152】
例えば、端末が2つの位置決めノード(第1の位置決めノードおよび第2の位置決めノード)によって送信された基準信号を受信し、位置決め測定結果が、基準位置決めノードインデックス番号が他の位置決めノードインデックス番号に別々に対応するRSTD測定値を含むと仮定すると、その場合、端末がステップ1201からステップ1206の実行を完了した後、位置決め測定結果は、
第1の位置決めノードの物理的セルID:第1の位置決めノードの物理的セルID、
第1の位置決めノードの発展型グローバルセルID:第1の位置決めノードの発展型グローバルセルID、
第1の位置決めノードの基準信号周波数情報:第1の位置決めノードの基準信号送信周波数、
第1の位置決めノードの位置決めノードインデックス番号:1、
第2の位置決めノードの物理的セルID:第2の位置決めノードの物理的セルID、
第2の位置決めノードの発展型グローバルセルID:第2の位置決めノードの発展型グローバルセルID、
第2の位置決めノードの基準信号周波数情報:第2の位置決めノードの基準信号送信周波数、
第2の位置決めノードの位置決めノードインデックス番号:2、および
位置決め測定結果:1および2に対するRSTD測定値、
を含む。
【0153】
図9から図13を参照すると、本発明は、位置決め方法をさらに提供することができる。図14Aおよび図14Bに示すように、本方法は、以下を含む。
【0154】
1401:ネットワーク側デバイスは、第1の位置決めノードに対する基準信号情報を構成し、第1の位置決めノードに対する位置決めノードインデックス番号を設定し、第1の位置決めノードインデックス番号に対応する地理的位置を判断し、第1の位置決めノードインデックス番号を対応する基準信号情報と関連付け、第1の位置決めノードの位置決めノードインデックス番号と基準信号情報との間の対応関係を取得する。
【0155】
第1の位置決めノードは、ネットワーク側デバイスの管理領域内の全ての位置決めノードとして見ることができる。
【0156】
1402:ネットワーク側デバイスは、構成された基準信号情報を、第1の位置決めノードに送信する。
【0157】
1403:ネットワーク側デバイスは、位置決め測定要求を端末に送信する。
【0158】
位置決め測定要求は、端末に位置決め測定を実行するよう指示するために使用される。
【0159】
1404:端末は、補助データ適用要求を、ネットワーク側デバイスに送信する。
【0160】
補助データ適用要求は、ネットワーク側デバイスに、補助データ情報を端末に送信するよう指示するために使用される。
【0161】
ステップ1404は、オプションのステップである。本発明において、ネットワーク側デバイスは、位置決め測定要求を端末に送信した後、ステップ1405を直接実行することができる。
【0162】
1405:ネットワーク側デバイスは、補助データ情報を、端末に送信する。
【0163】
1406:ネットワーク側デバイスは、基準位置決めノードの位置決めノードインデックス番号を、端末に送信する。
【0164】
ステップ1406は、オプションのステップである。端末が、RSTD測定値を使用せず、代わりに、基準信号の別のパラメータを使用する場合、このステップは、実行する必要がない。
【0165】
任意選択的に、基準位置決めノードの位置決めノードインデックス番号は、補助データ情報に直接配置することができる。
【0166】
1407:端末は、ネットワーク側デバイスによって送信された補助データ情報を受信する。
【0167】
1408:端末は、ネットワーク側デバイスによって送信された、基準位置決めノードの位置決めノードインデックス番号を受信する。
【0168】
したがって、ステップ1408は、オプションのステップである。端末が、RSTD測定値を使用せず、代わりに、基準信号の別のパラメータを使用する場合、このステップは、実行する必要がない。
【0169】
基準位置決めノードは、第1の位置決めノードにおける1つの位置決めノードである。
【0170】
1409:端末は、補助データ情報を使用することによって、第2の位置決めノードによって送信された基準信号を受信する。
【0171】
第2の位置決めノードは、端末が受信することができる基準信号に対応する位置決めノードである。第1の位置決めノードが第2の位置決めノードを含むことを理解することができる。
【0172】
1410:端末は、位置決めノードインデックス番号と基準信号情報との間の対応関係を使用することによって、各基準信号に対応する位置決めノードインデックス番号を判断する。
【0173】
1411:端末は、第2の位置決めノードによって送信された基準信号を測定し、位置決め測定結果を取得する。
【0174】
1412:端末は、位置決め測定結果をネットワーク側デバイスに送信する。
【0175】
1413:ネットワーク側デバイスは、位置決め測定結果を使用することによって、端末の位置を判断する。
【0176】
この解決策では、ネットワーク側デバイスは、位置決めノードインデックス番号を使用することによって、同じセルに属する異なる位置決めノードを区別し、その結果、位置決めノードによって送信された基準信号を受信した後、端末は、基準信号を区別することができ、次いで、判断された位置決め測定結果を、ネットワーク側デバイスに提供し、ネットワーク側デバイスは、位置決め測定結果を使用することによって、端末を正確に位置特定することができる。
【0177】
簡潔で簡便な説明のために、上記の機能モジュールの分割は、図示のための一例であることが当業者によって明確に理解されよう。実際の用途において、上記機能は、要求に従って異なる機能モジュールに割り当てられ、実現することができ、すなわち、装置の内部構造は、上記の機能の全てまたはいくつかを実現するために、異なる機能モジュールに分割される。上記システム、装置、およびユニットの詳細な動作処理に対して、上記方法実施形態における対応する処理を参照することができ、詳細は、本明細書では、再び説明しない。
【0178】
本発明において提供された、いくつかの実施形態において、開示したシステム、装置、および方法は、他の方法で実現してもよいことを理解すべきである。例えば、説明した装置実施形態は、単なる例示である。例えば、モジュールまたはユニット区分は、単なる論理機能区分であり、実際の実装において、他の区分としてもよい。例えば、複数のユニットまたは構成要素を、別のシステムに結合または統合してもよく、またはいくつかの機能を無視するか、または実行しなくてもよい。さらに、表示したまたは説明した相互結合または直接結合または通信接続は、何らかのインターフェースを使用することによって実現してもよい。装置またはユニット間の間接結合または通信接続は、電気的、機械的、または他の形式で実現することができる。
【0179】
別々の部品として説明したユニットは、物理的に別々のものとしてもよいし、しなくてもよく、ユニットとして説明した部品は、物理的ユニットとしてもよいし、しなくてもよく、一箇所に配置してもよいし、複数のネットワークユニット上に分散させてもよい。いくつかの、または全てのユニットは、本実施形態の解決策の目的を達成するために、実際の必要性に従って選択することができる。
【0180】
さらに、本発明の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合してもよく、またはユニットのそれぞれは、物理的に独立して存在してもよく、または2つ以上のユニットが1つのユニットに統合される。統合されたユニットは、ハードウェアの形態で実装してもよく、またはソフトウェア機能ユニットの形態で実装してもよい。
【0181】
統合されたユニットが、ソフトウェア機能ユニットの形式で実装され、および独立の製品として販売もしくは使用される場合、統合されたユニットは、コンピュータ読込み可能ストレージ媒体に格納してもよい。そのような理解に基づいて、本発明の本質的な技術的解決策、または先行技術に起因する部分、または技術的解決策の全てもしくは一部は、ソフトウェア製品の形態で実現してもよい。コンピュータソフトウェア製品は、ストレージメディアに格納され、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワークデバイスなどとすることができる)またはプロセッサ(プロセッサ)に指示するためのいくつかの命令を含み、本発明の実施形態で説明した方法のステップの全てまたはいくつかを実行する。上記のストレージ媒体は、プログラムコードを格納することができる何らかの媒体を含み、そのような媒体には、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、リードオンリメモリ(ROM、Read−Only Memory)、ランダム・アクセス・メモリ(RAM、Random Access Memory)、磁気ディスク、または光学ディスクなどがある。
【0182】
上記の説明は、本発明の単なる特定の実装方式であり、本発明の保護範囲を限定する意図はない。本発明で開示される技術的範囲内で当業者によって容易に理解される任意の変更例または代替例は、本発明の保護範囲内である。したがって、本発明の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従う。
【符号の説明】
【0183】
10 位置決めシステム
20 位置決めシステム
30 位置決め装置
40 位置決め装置
50 位置決め装置
60 位置決め装置
101 ネットワーク側デバイス
102 端末
103 位置決めノード
301 送信モジュール
302 受信モジュール
303 位置決めモジュール
304 構成モジュール
305 判断モジュール
306 関連付けモジュール
501 受信モジュール
502 測定モジュール
503 送信モジュール
504 判断モジュール
701 メモリ
702 トランシーバ
703 プロセッサ
704 バス
801 メモリ
802 トランシーバ
803 プロセッサ
804 バス
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14A
図14B