特許第6561417号(P6561417)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 有限会社フジカの特許一覧

<>
  • 特許6561417-自転車の安全装置 図000002
  • 特許6561417-自転車の安全装置 図000003
  • 特許6561417-自転車の安全装置 図000004
  • 特許6561417-自転車の安全装置 図000005
  • 特許6561417-自転車の安全装置 図000006
  • 特許6561417-自転車の安全装置 図000007
  • 特許6561417-自転車の安全装置 図000008
  • 特許6561417-自転車の安全装置 図000009
  • 特許6561417-自転車の安全装置 図000010
  • 特許6561417-自転車の安全装置 図000011
  • 特許6561417-自転車の安全装置 図000012
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6561417
(24)【登録日】2019年8月2日
(45)【発行日】2019年8月21日
(54)【発明の名称】自転車の安全装置
(51)【国際特許分類】
   B62J 27/00 20060101AFI20190808BHJP
   B62J 23/00 20060101ALI20190808BHJP
   B62J 15/00 20060101ALI20190808BHJP
【FI】
   B62J27/00 A
   B62J23/00 K
   B62J23/00 Z
   B62J15/00 B
【請求項の数】2
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2017-39831(P2017-39831)
(22)【出願日】2017年2月13日
(65)【公開番号】特開2018-131190(P2018-131190A)
(43)【公開日】2018年8月23日
【審査請求日】2018年3月14日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】503018571
【氏名又は名称】有限会社フジカ
(72)【発明者】
【氏名】藤原 充弘
【審査官】 稲垣 彰彦
(56)【参考文献】
【文献】 特開2008−30731(JP,A)
【文献】 国際公開第99/52763(WO,A1)
【文献】 米国特許第5219104(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B62J 1/00−99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
前後輪間に配置されるフレームの前端に設けられた前端パイプには、ステアリングハンドル付きのステムが回転自在に支持されるとともに、該ステムの下部両側には、上周りから前下がり状に形成された前輪泥除けを備えたフロントフォークが取り付けられる一方、上部にステアリングハンドルを下部にフロントフォークを備えたステムおよび前端パイプの前側には、前輪泥除けの前側を含めて緩衝材を配備して危害防止用とされてなる自転車の安全装置であって、前記前輪泥除けの上周りから前側に添う外周に設けられた前輪泥除け周り緩衝材は、前輪泥除けと同じ幅にした内周側から扇状に開いた形の断面となるように形成され、前記前端パイプとステアリングハンドル付きステムの前側に設けられた正面前部緩衝材は、横断面が矩形をした縦長状軟質ブロック材で前記前輪泥除け周り緩衝材の上面から立ち上がるようにしてステム側に取り付けられるとともに、正面前部緩衝材には、ステアリングハンドルの左右両腕部前方に対応するようにして上アームが左右張り出し状にして設けられ、前記フロントフォークの二股に分かれる脚部分の前側には、左右一対のフォーク前側緩衝材がそれぞれ外側に向けて張り出す状態で取り付けられていることを特徴とする自転車の安全装置。
【請求項2】
前後輪間に配置されるフレームの前端に設けられた前端パイプには、ステアリングハンドル付きのステムが回転自在に支持されるとともに、該ステムの下部両側には、上周りから前下がり状に形成された前輪泥除けを備えたフロントフォークが取り付けられる一方、ステムの前側には、該ステム側から突設されたブラケットに後部がまたフロントフォーク側から伸びたバケットステーに前下部が取り付けられた軟質樹脂製のバケットが設けられるとともに、前記バケットとバケットステーおよび前輪泥除けの前側には緩衝材を配備して危害防止用とされてなる自転車の安全装置であって、前記バケット前側には、バケットの前面を横張出状にして覆う正面前部緩衝材が掛止突片でバケット前部を掛止した状態にして設けられ、前記前輪泥除けは、上周りから前下がり状をなして前輪泥除け周り緩衝材により覆われ、前記バケットステーの前側に設けられた正面前部緩衝材は、左右一対のフォーク前側緩衝材がそれぞれ外側に向けて張り出す状態で取り付けられていることを特徴とする自転車の安全装置
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自転車の安全装置に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、街中を走っているシティーサイクルで代表される自転車にみられるように、自転車は、前輪泥除けやハンドルなどが金属製で露出しているのが通例である。そのため、安全走行に気を配らずに走っていると、歩行者や他の走行自転車に当たって危害を加えるおそれがある。そこで、前輪泥除けやハンドルなどを樹脂製にすればよいようであるが、それでも当れば相手に危害を加えるおそれがあった。そうした危害のないような自転車として、特許文献1に示すような車両に係る技術が提案された。
【0003】
【特許文献1】特開2008−030731
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1は、車両における適宜表面個所に、走行に伴う相手への危害防止用の緩衝材を付してなるもので、例えば、車両は自転車で、同自転車の前輪の泥除け前端を前回りに長く延ばした形とし、少なくともその前回りの外周面に緩衝材を付してなり、また、車両は自転車で、同自転車の前バケットに緩衝材を装備してなり、さらに、これらにおいて、ステアリングハンドル回りに緩衝材が付されているような技術を含むものである。
しかし、この特許文献1の技術では、前方からみるとハンドルのステムやフロントフォーク、スポーク付きリムなどが露出した形となっており、またその他前輪泥除けやステアリングハンドルなどは部分的に緩衝材で覆われているとはいえその緩衝材の緩衝機能は低いものであって激しい衝突事故があった場合には自身および相手側の命までは保障し得ない程のものであった。
【0005】
本発明は、このような問題を解決しようとするものであり、激しい衝突があっても自転車に乗る人自身および相手側の安全がより高度に防護されるようにした自転車の安全装置を提供することを目的とする
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、前後輪間に配置されるフレームの前端に設けられた前端パイプには、ステアリングハンドル付きのステムが回転自在に支持されるとともに、該ステムの下部両側には、上周りから前下がり状に形成された前輪泥除けを備えたフロントフォークが取り付けられる一方、上部にステアリングハンドルを下部にフロントフォークを備えたステムおよび前端パイプの前側には、前輪泥除けの前側を含めて緩衝材を配備して危害防止用とされてなる自転車の安全装置であって、前記前輪泥除けの上周りから前側に添う外周に設けられた前輪泥除け周り緩衝材は、前輪泥除けと同じ幅にした内周側から扇状に開いた形の断面となるように形成され、前記前端パイプとステアリングハンドル付きステムの前側に設けられた正面前部緩衝材は、横断面が矩形をした縦長状軟質ブロック材で前記前輪泥除け周り緩衝材の上面から立ち上がるようにしてステム側に取り付けられるとともに、正面前部緩衝材には、ステアリングハンドルの左右両腕部前方に対応するようにして上アームが左右張り出し状にして設けられ、前記フロントフォークの二股に分かれる脚部分の前側には、左右一対のフォーク前側緩衝材がそれぞれ外側に向けて張り出す状態で取り付けられていることを特徴とする。自転車には電動アシスト自転車、電動自転車を含む
請求項2に記載の発明は、前後輪間に配置されるフレームの前端に設けられた前端パイプには、ステアリングハンドル付きのステムが回転自在に支持されるとともに、該ステムの下部両側には、上周りから前下がり状に形成された前輪泥除けを備えたフロントフォークが取り付けられる一方、ステムの前側には、該ステム側から突設されたブラケットに後部がまたフロントフォーク側から伸びたバケットステーに前下部が取り付けられた軟質樹脂製のバケットが設けられるとともに、前記バケットとバケットステーおよび前輪泥除けの前側には緩衝材を配備して危害防止用とされてなる自転車の安全装置であって、前記バケット前側には、バケットの前面を横張出状にして覆う正面前部緩衝材が掛止突片でバケット前部を掛止した状態にして設けられ、前記前輪泥除けは、上周りから前下がり状をなして前輪泥除け周り緩衝材により覆われ、前記バケットステーの前側に設けられた正面前部緩衝材は、左右一対のフォーク前側緩衝材がそれぞれ外側に向けて張り出す状態で取り付けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
上述したように本発明は、前後輪間に配置されるフレームの前端に設けられた前端パイプには、ステアリングハンドル付きのステムが回転自在に支持されるとともに、該ステムの下部両側には、上周りから前下がり状に形成された前輪泥除けを備えたフロントフォークが取り付けられる一方、上部にステアリングハンドルを下部にフロントフォークを備えたステムおよび前端パイプの前側には、前輪泥除けの前側を含めて緩衝材を配備して危害防止用とされてなる自転車の安全装置であって、前記前輪泥除けの上周りから前側に添う外周に設けられた前輪泥除け周り緩衝材は、前輪泥除けと同じ幅にした内周側から扇状に開いた形の断面となるように形成され、前記前端パイプとステアリングハンドル付きステムの前側に設けられた正面前部緩衝材は、横断面が矩形をした縦長状軟質ブロック材で前記前輪泥除け周り緩衝材の上面から立ち上がるようにしてステム側に取り付けられるとともに、正面前部緩衝材には、ステアリングハンドルの左右両腕部前方に対応するようにして上アームが左右張り出し状にして設けられ、前記フロントフォークの二股に分かれる脚部分の前側には、左右一対のフォーク前側緩衝材がそれぞれ外側に向けて張り出す状態で取り付けられていることを特徴とするので、激しい衝突があっても自転車に乗る人自身および相手側の安全がより高度に防護されるようにした自転車の安全装置を提供することができる
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】 本発明である自転車の安全装置の第1実施形態を示す右側面図。
図2図1のII方向からみた前部平面図。
図3図1のIII方向からみた前部正面図。
図4図1のIV−IV線拡大断面図。
図5】 第2実施形態を示す自転車の右側面図。
図6図5のVI方向からみた前部平面図。
図7図5のVII方向からみた正面図。
図8図5のVIII−VIII線拡大断面図。
図9】 付加的な提案例である乗用車の安全装置を示す左側面図。
図10図9のX方向からの矢視図。
図11】 安全装置を示す乗用車横断縦断面図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1ないし図4は本発明である自転車の安全装置についての第1実施形態を示すもので、自転車は一般的な男性用のシティーサイクルを示し、同自転車は、フレーム1の前部にフロントフォーク2を備え、同フォーク2の下部には、ハブにスポーク3を介してリム4を装備するとともに、リム4を介してチューブ5を内蔵するタイヤ6が嵌装されている。7は前輪泥除けで、前記フロントフォーク2間にブラケットを介して取り付けられるとともにフォーク2の下端との間に泥除けステー8を介して支持されている。
【0010】
10はステムで、フロントフォーク2の上部に差し込み固定され、その上部にステアリングハンドル11が取り付けられている。
【0011】
フレーム1の上部にはシートポスト15を介してサドル16が取り付けられている一方、同フレーム1の下端にはクランク17を介してペダル18が設けられている。19はチェーンケースで、チェーン20により後方へ動力を伝達可能にしてあるとともに、フレーム1の後端には、前記と同様な構成のスポーク3・リム4・タイヤ6が設けられ、さらに泥除けステー8を介して後輪泥除け21が設けられている。22は荷台で前端部がフレーム1に支持されるとともに荷台ステー23によって後部が支持されている。
【0012】
こうした自転車において、前輪・後輪泥除け7,21はアルミ合金やステンレス製でなくゴム製あるいはやや軟質の樹脂製とされて怪我しにくいものとされ、さらに前輪泥除け7は、前下がり状に長いものとされるとともに、その前回りの部分の外周には、軟質ゴムやウレタンなどの発泡樹脂類でなるクッション材でなる前輪泥除け周り緩衝材25が粘着シートを介して粘着されている。この前輪泥除け周り緩衝材25は、内周幅が前輪泥除け7の幅(約5cm〜6cm)と同じで外周幅が前輪泥除け7の幅の2倍の幅(約10〜12cm)とされるように横断面が扇を開いたような形とされている。緩衝材25は内部が空洞である風船型であってもよい。
【0013】
この緩衝材25は、図4の右欄に示すように、その外周幅が15ないし25cm程度に充分広幅状にすることもある。これは図1のIII方向において急速に対面することがある歩行者あるいは相手自転車に衝突することを想定しての充分なる対策である。また、同緩衝材25は、外周側が内周側よりも可成りソフトな層材でなる2層材とすることがある。さらに、前記緩衝材25は、前輪泥除け7の前周りに添う1本ものとされていたが、図1の右欄に示すように、10ないし20cm前後に寸切りした短寸型25…のものにしてもよい。
【0014】
尚、前輪泥除け7の後回りには本緩衝材25は付されていないが、それは前輪泥除け7自身をゴムなどの軟質材として怪我が少なくなるようにしたからであって、場合によっては本緩衝材25のようなものを図1の仮想線のように付設してもよい。
また、前記実施形態の緩衝材25は完成した前輪泥除け7に対して粘着シートを介して粘着させるようにしたタイプのものであったが、工場で緩衝材25の部分を一体成形して出荷するような緩衝材付き前輪泥除けとして構成したものであってもよい。
さらに、前記実施形態では前輪泥除け7に対するものであったが、勿論後輪泥除け21周りに対しても実施することがある。
【0015】
27はゴムやウレタン、風船型などのクッション材でなる正面前部緩衝材で、左右幅と前後幅が共に20cmで高さが50cm前後の縦長状軟質ブロック材で形成したもので、ハンドル11とともに左右に回転するように取り付けたL形ブラケット28の前面に装備した縦長板状をしたゴム板質など安全な背板29の前面に粘着シートや止着具などにより取り付けられ、前端パイプ1aとステム10およびハンドル11中央部などに対しそれらを前面から覆うことにより前方の歩行者や相手自転車などの衝突から護るようにしてある。
【0016】
しかし、前方からの衝突に対してはハンドル11の両腕部など危険な部位として残り、従って、その前方には上アーム30および下アーム31を配してその危険をなくすようにしてある。これらのアーム30,31は、前記正面前部緩衝材27の上下に開けられた水平2本の上・中挿通孔32,33に通されてそれぞれ左右に張り出すようにされることでその張り出し状対向により本自転車が前方の歩行者や自転車に相対したときに緩衝機能を発揮する。下の挿通孔34は緩衝材を差し込んでもよいが、ここでは貫通穴として緩衝機能を発揮するようにしてある。
【0017】
37は軟質ゴムあるいはウレタン等の軟質発泡樹脂類、風船型などにより縦長ブロック状に形成された左右一対のフォーク前側緩衝材で、フロントフォーク2の二股に分かれる脚部分の前側に取付バンド38を介して縦長向きに設けられている。このフォーク前側緩衝材37,37は図3のように前方からみるとフロントフォーク2の前方を含み同フォーク2外側面よりも横側方に10〜15cm程度張り出す状態にセットされている。
【0018】
40はフレーム緩衝材で、軟質ゴムあるいはウレタン等の軟質発泡樹脂類、風船型などにより短寸(長さ10cm程度)の丸筒状に形成されたもので、図1の上欄にその断面を示すように丸筒状ではあるが一部が切れた形で内周に粘着シートを備えるものである。フレーム緩衝材40は、当初より短寸型にしてあるが、当初は1mなど長寸状のものでそれを適宜短寸状にカットして粘着できるようにしたものでもよい。このタイプの緩衝材40は、前記前端パイプ1aやステム10周りに装着してもよいし、ハンドル11にも巻設してもよい。
【0019】
図5ないし図8は第2実施形態を示す。この自転車は一般的に女性向けのフレームとバスケットを備えたサイクルを示し、同自転車は、レ型フレーム43の前部にフロントフォーク44を備え、同フォーク44の下部には、ハブにスポーク45を介してリム46を装備するとともに、リム46を介してチューブ47を内蔵するタイヤ48が嵌装されている。50は前輪泥除けで、前記フロントフォーク44間にブラケットを介して取り付けられるとともにフォーク44の下端との間に泥除けステー51を介して支持されている。
【0020】
53はステムで、フロントフォーク44の上部に差し込み固定され、その上部にステアリングハンドル54が取り付けられている。55は軟質樹脂製バスケットで、下方からのバスケットステー56により底部が支持されるとともに背部はフレーム43側にブラケット57を介して固定されている。
【0021】
フレーム43の上部にはシートポスト58を介してサドル59が取り付けられている一方、同フレーム43の下端にはクランク60を介してペダル61が設けられている。63はチェーンケースで、チェーン64により後方へ動力を伝達可能にしてあるとともに、フレーム43の後端には、前記と同様な構成のスポーク45・リム46・タイヤ48が設けられ、さらに泥除けステー51を介して後輪泥除け66が設けられている。67は荷台で前端部がフレーム43に支持されるとともに荷台ステーによって後部が支持されている。この荷台67には樹脂製のチャイルドシート(後用)68が装備されている。このシート68それ自体は金属部分が露出していないがその周りには別途緩衝材68aを付してもよい。
尚、バスケット55は、前後間に上端開放状の溝55aを形成したものにすれば矢印のように潰れ変形をして緩衝効果が上がる。
【0022】
こうした自転車において、前輪・後輪泥除け50,66はアルミ合金やステンレス製でなくゴム製あるいはやや軟質の樹脂製とされて怪我しにくいものが採用され、さらに前輪泥除け50は、前下がり状に長いものとされるとともに、その前回りの部分の外周には、ウレタンなどの発泡樹脂類のクッション質でなる前輪泥除け周り緩衝材70が一体吹き付け塗着により一つの泥除け部品となるべく付着されている。緩衝材70は粘着シートや接着で装着されてもよい。この前輪泥除け周り緩衝材70は、内周幅が前輪泥除け50の幅(約5cm〜6cm)と同じで外周幅が前輪泥除け50の幅の2倍の幅(約10〜12cm)となるように特定形とされている。緩衝材70は、図8に示すように、縦溝70aを付したり横溝70bを付しておけば緩衝作用が高くなる。緩衝材70は内部が空洞である風船型であってもよい。
【0023】
前記緩衝材70は、前輪泥除け50の前周りに添う1本ものとされていたが、図1の右欄に示すように、10ないし20cm前後に寸切りした短寸型25…のようなものにしてもよい。尚、前輪泥除け50の後回りにも本緩衝材70を付してもよい。
【0024】
72はゴムやウレタン、風船型などのクッション材でなる正面前部緩衝材で、左右幅が50cmで前後幅(厚さ)10cmで高さが40cm前後の横広幅状軟質ブロック材で形成した本体72aをもち、その後側にはバスケット55の前網部に差し込み可能な溝72bをもつやや幅狭状(約20cm)の掛止突片72cを一体に有するものとされている。正面前部緩衝材72の前面には同緩衝72よりもより軟質クッションである予緩衝材73が一体に貼り合わされたり一体層状に形成されている。この正面前部緩衝材72は、図5の右上欄に示すように、ゴムあるいは樹脂質の突片72cをもつものとしてその突片72cが同緩衝材72の芯材ともなるように構成してもよい。72dは緩衝用通穴である。
【0025】
75は軟質ゴムあるいはウレタン等の軟質発泡樹脂類、風船型などにより縦長ブロック状に形成された左右一対のフォーク前側緩衝材で、フロントフォーク44の二股に分かれる脚部分の前方に対応するバスケットステー56の前側に縦長向きに設けられている。このフォーク前側緩衝材75は図7のように前方からみるとフロントフォーク44の前方を含み同フォーク44外側面よりも横側方に10〜15cm程度張り出す状態にセットされている。
【0026】
77はフレーム緩衝材で、軟質ゴムあるいはウレタン等の軟質発泡樹脂類、風船型などにより短寸(長さ30cm程度)の丸筒状に形成されたもので、丸筒状ではあるが一部が切れた形で内周に粘着シートを備えるものである。このタイプの緩衝材77は、前記前端パイプ43aやステム53周りに装着してもよいし、ハンドル54にも巻装状に付着してもよい。
【0027】
図9および図10は付加的な提案例を示すもので、四輪の乗用車においての衝突安全を考慮した例を示す。80は車体、81は車輪、82はフロントバンパー、83はリアバンパー、84は乗降ドアであり、第1の例は、フロントバンパー82の前側およびリアバンパー83の後側にはゴム製あるいは樹脂製の軟質緩衝材85が付設されて衝突時の緩衝が行われるようになっている。緩衝材85には、それぞれ上突隆部86が補助緩衝部として設けられるとより安全性が向上する。
【0028】
第2の例は、図9に破線で示すように、車体80が転回したりした場合に乗車する人を護るため車体80の中央に伸縮型縦抵抗フレーム88を付設することで潰されないように構成したものであり、さらに、衝突する場合の対策として車体80の底側に前後に向く突っ張りフレーム90を張設したものである。さらに、車体80が横転した場合の対策として図11に示すように車体80内の底面側に横抵抗フレーム91を設けて対処するようにしたものである。
【符号の説明】
【0029】
1…フレーム 2…フロントフォーク 6…タイヤ 7…前輪泥除け 11…ステアリングハンドル 25…前輪泥除け周り緩衝材 27…正面前部緩衝材 37…フォーク前側緩衝材 40…フレーム緩衝材。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11