(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【背景技術】
【0002】
現在生鮮品等例えばスイカの販売に際しては販売店でカットしたスイカを販売することはよく行われている。
この場合スイカ等においては球体であり、少人数で食することを考慮して球体のスイカを4分の1、6分の1、8分の1或いは10分の1等のカットスイカとして販売することが行われている。
これは大きなスイカはその保管が大変であるのと共に一つの量が多く、一度には食べきれないことから、一度に食べやすいようにカットスイカとしてカットした上で販売する販売店は今では多く見られる。
【0003】
このカットスイカは、球体のスイカをその中心線に沿って直径方向に切り込むことにより半分に輪切りにし、更に皮の外側から該スイカの直径方向にむけて更にカットするものであり、果肉からなる稜線を有する半円形の果肉部と、その稜線の両側から底部にかけて湾曲した皮部を有する稜線をその頂点とする略V字状で底部方向に皮を有する横面視、略半月状のカットスイカとして切り分けられ、このカットスイカを店頭にて、このカットの状態で販売しているものである。
【0004】
従って、このカットされた稜線部分から皮方向にむけて果肉が露出した状態で店頭において販売等することはスイカの果肉を視認できることから購入者にとってはスイカの選別や購買意欲を掻き立てる点では極めて有効ではある。
しかし、その反面果肉の乾燥等が起きやすいばかりでなく、指等を触れやすくなってしまい、衛生面で適切ではないばかりでなく、果肉部分は極めて脆いものであり、手や物が当たるとすぐに傷がついてしまい、商品価値を大きく損なうものとなる。
従って、この様な果肉が露出していることを避けるために透明なフィルム等を用いて該カットスイカの外周全面に貼り付けて覆い、その状態で販売しているものもある。
【0005】
しかし、この透明フィルムで一つずつ覆うことは非常に手間がかかるものであり、更には購入後食前にこのフィルムを剥がそうとしてもはがれにくいばかりでなく、果肉を傷つけてしまう場合も多かった。
そこで特開2002−37370号(特許文献1)に示すカットスイカ用包装袋がある。
これは、カットスイカをそのまま横方向から入れられる透明な基材を用いた包装袋であり、透明な基材からなる袋を用いていることにより袋に入れたまま視認することができると共にカットスイカが収納できる横幅をとって熱切断により形成する角型袋であって収納するカットスイカの稜線に合わせるように袋体の一側辺を直線のまま残している。
【0006】
更にカットスイカの外皮の半円の円弧状の状態に沿わせるための外皮のカーブに沿うように隅角部を熱切断によって円弧に形成している。
従って、カットスイカを横方向から挿入できると共にカットスイカに密着したカットスイカの形状の包装袋の提供を可能とするものである。
更に特開2011−37487号(特許文献2)に示すカットスイカの包装袋も存在する。
これは、前記の形態の横方向から挿入するカットスイカ用袋のカットスイカの稜線に袋の一側辺を沿わせることに伴い、カットスイカの稜線部分を含む果肉部分が袋に密着することから、稜線の先端部が尖った部分が袋体自体や溶着部分を裂いてしまうことやピンホールを造ってしまうこと等から、この挿入するカットスイカの稜線部分の該先端部の尖った部分に位置する部分L字状コーナー部の内側にカットスイカの稜線の一端部を収納するようになっており、更に直線状に突出してなる突出部を有し、この突出部が先端部を湾曲形状としているカットスイカの包装袋からなる。
【0007】
従って、この突出部分により稜線部分のとがった部分を収納して包装袋への該部分の負担の軽減を図っているものである。
更に実登3178758号(特許文献3)及び特開2014−19499号(特許文献4)に示すカットスイカ用の包装袋も存在する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
以上の様に、現在スイカをカットしたカットスイカを店頭で展示し、更に販売するためカットスイカを予め透明な袋に入れて展示販売するために前記した各種のカットスイカの包装用袋が用いられているものである。
しかし、まず特許文献1に示す袋も有用ではあるが、まず、カットスイカが収納できる横幅をとって熱切断により形成する角型袋であり、少なくともカットスイカの直径と最大胴回りの寸法を画定し、このカットスイカが収納できる深さがえられるように透明基材を二つ折りし、この折り線部を底辺とするものである。
【0010】
更にカットスイカを収納できる横幅をとって左右側辺を熱切断する角型袋であり、折り線部を底辺として、その上部を熱切断により熱溶断して略筒状に形成して横からカットスイカを入れる袋である。
又、一側辺をカットスイカの稜線に合せるように直線のまま残すと共に他側辺と底辺との隅角部をカットスイカの外皮のカーブに沿わせるように熱切断により円弧に形成したものである。
【0011】
従ってこのカットスイカはカットスイカの寸法により画定し、収納できる程度の深さを有するものであり、更に一側辺をカットスイカの稜線に合せ直線のまま残し、他側辺と底辺との隅角部をカットスイカの外皮のカーブに沿うように円弧に形成したものである。
このことより、従って角隅部がカットスイカの外皮のカーブに沿い、この部分にきっちりと挿入したカットスイカがはまり、該袋にカットスイカがきっちりと収まるものとなる。
特に底辺につながるカットスイカの稜線方向の一側辺ともきっちりと接することとなり、カットスイカの稜線から底の皮方向までカットスイカの少なくとも果肉部分の表面にきれいに袋が密着するものである。
【0012】
従って、カットスイカを横方向から挿入できると共にカットスイカに密着したカットスイカの形状の包装袋の提供を可能とするものである。
しかし、特にカットスイカの稜線部周囲に関しては袋の一側辺が接する可能性が高く、更にその部分は熱切断より溶断により溶着している重なった2枚のシートよりなるものであり、その間に略V字の柔らかいカットスイカの果肉部が接するような状態で袋内に封入するものであり、この柔らかい果肉がこすられた状態で封入するものとなる。
【0013】
更にはこの部分は袋内に入っている状態でも、袋体の内表面に接しているものとなり、袋体として一定の硬さや強度を有するものであることから、この部分での果肉への損傷が避けられないものとなってしまう。
特にこの様な包装をした場合において、購入後にこの袋入りのカットスイカを持ち運ぶ場合にはどうしても果肉部分に当たる袋の外表面に触れるものであり、更には手持ちのために手提げのある買い物袋等に入れた場合にはこの果肉部分の外表面に不必要な圧が掛かってしまうことは避けられないものであった。
従って、どうしても果肉部分に傷を与えてしまうものとなっている。
【0014】
更に、この様な場合にカットスイカを横から袋に入れた場合にその先端に位置するカットスイカの稜線の先端部が尖った部分を有しており、この部分を先頭として袋内に挿入されるものであり、袋体自体の裂けやピンホールを造ってしまうことの他袋体の形成に際して側辺部を形成した溶着部分を裂いてしまうこと等が生じることとなる。
従って不用意に袋体が破損しかねないものである。
【0015】
これに対して特許文献2によりこの挿入するカットスイカの稜線部分の該先端部の尖った部分に位置する部分のL字状コーナー部の内側にカットスイカの稜線の一端部を収納するようにし、更に直線状に突出してなる突出部を有し、この突出部が先端部を湾曲形状としているカットスイカの稜線部分の該先端部の尖ったと袋体との間に特段の空間部を形成することによってこの様な裂けに破損を防止するものもある。
しかし、この様に構成しても前記同様カットスイカの封入時には果肉部がこすれるものであり、更に運搬時等には手に持つものことからカットスイカの果肉部に指等で圧をかけやすいものであることには変わらないものである。
【0016】
更に特許文献3及び特許文献4に関しても特許文献1と同様の課題を有するものである。
従って、カットスイカを包装することのできる袋であり、カットスイカの果肉部分を覆うことができる袋であって、袋に封入するに際して果肉部に負担をかけず、傷等を付けない或いは極めてつきにくい構造の袋が望まれるものである。
更にこの封入に際しても簡単に封入できる袋の提供が望まれるものである。
併せて袋に封入後も持ち運び時に果肉に触れなくともよい袋であることも望まれているものである。
尚、カットスイカに対する袋が望まれるが、カットスイカに限らず生鮮品等食品全般に用いることのできる袋であることも望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0017】
係る前記課題を解決して、カットスイカの封入を容易かつ安全にでき、カットスイカの果肉部に負担をかけずに傷つきにくい袋体の提供を図るものであり、かつ手提げを容易にできる袋の提供を図るものである。
係るために請求項1に係る発明は、表裏2枚の透明または半透明のフィルム或いはシート地からなる袋体であって、袋の側辺をシール部により融着して袋体を形成し、三つ又状に突出部を有すると共に該突出部はそれぞれ内部空洞を有すると共に連通しており、三つ又状の一の突出部の先端方向には取っ手部を有し、他の一の突出部の先端には開口部を有し、更に他の一の突出部の先端は封鎖されているものであって、取っ手部を有する突出部を胴部として、この胴部から3つ又の他の二方向の底部方向に突出形成した突出部を有するものであり、開口部を有する突出部にはその開口部方向に接着部材を有する袋体からなり、カットスイカを突出部の開口から該袋体内に収納すると共にカットスイカの稜線部を取っ手方向にむけて袋内に収納すると共に、二方向の底部の突出部の底面部上にスイカの皮を位置して収納し、開口を有する突出部を折り込み又は丸め込んで開口部を封鎖した状態で接着部材により接着することにより開口部を封鎖してカットスイカを収納するカットスイカ用袋により達成できる。
【0018】
或いは請求項2に係る発明のように取っ手部は三つ又状に形成した突出部とは異なる別部材により取っ手部を袋体とは別に構成し、この取っ手部を一の突出部の先端に連設することにより、取っ手部を形成するカットスイカ袋であってもよい。
更に請求項3に係る発明は、開口部を有する突出部の表裏二枚のフィルム又はシート地の内、底面部にあたるフィルム又はシート地は他の一方のフィルム又はシート地よりも長く形成しているカットスイカ袋であり、係る発明でもよい。
【0019】
更に、請求項4に係る発明のように底面部の長く形成しているフィルム又はシート地の内側面の端辺部に該端辺部とほぼ平行に接着部材を貼着したカットスイカ袋を用いてもよい。
これらの場合、少なくとも一の突出部の表面であって該突出部の一の側辺部から対向する他端の側辺部にかけて袋体の開封用のテープを有するカットスイカ袋を用いてもよい。
【0020】
この他、請求項6に係る発明のように請求項1乃至5のいずれかに記載のカットスイカ袋をカットスイカ以外の果物或いは野菜の包装に用いるカットスイカ袋を用いても多様な包装に対処できるものである。
【発明の効果】
【0021】
まず、請求項1に係る発明により、カットスイカを店頭において透明な袋体内に入れて展示及び販売できると共に、購入後も購入者がカットスイカをその袋に入れたそのままで取っ手部をもって簡単に持ち帰ることができる。
従って、展示に際してカットスイカを使い勝手の良く展示できると共に、カットスイカを視認しやすい状態で展示可能な袋体を提供できる。
更にカットスイカの果肉等を袋で覆え、極めて衛生的で安全性の高井袋体の提供を可能とする。
【0022】
又、展示しているカットスイカに他人の手が触れる等のことも防止できるものである。
特に、カットスイカを袋体内に入れやすい袋体であり、袋体内に入れる際にカットスイカの稜線部や果肉部を不用意に袋体で傷つけることを防止でき、きれいに袋体内にカットスイカを封入できるものである。
更に、カットスイカの皮部分を袋体の底に位置できると共にカットスイカの稜線部方向を取っ手部近くに位置できるものであり、手持ち時にもカットスイカを傷つけることなく持ち運びできるものである。
【0023】
更に請求項2に係る発明により取っ手部を必要個所に連設でき、任意の取っ手部を用いることができる。
又請求項3に係る発明により底面部のフィルム又はシート地を長く構成することにより、袋体内に入れたカットスイカの皮部分をこの長いフィルム又はシート地で覆った上で接着部材により封鎖することができるものであり、幅広のカットスイカの皮部分をきっちりと封鎖できるものである。
【0024】
更に請求項4に係る発明により接着部材を端辺部と平行に有することから端辺部に沿って接着できるものとなり、端辺部の開口部分に沿ってきれいに封鎖できるものとなる。
請求項5に係る発明により開封用テープを用いて簡単に袋体を開封できるものであり、袋体内に封入しているカットスイカをきれいに取り出すことができる。
又請求項6に係るカットスイカ袋により、カットスイカに限らす各種の果物や野菜にも用いることができ、カットスイカの封入同様極めて有用に用いることができる。
【発明を実施するための形態】
【0026】
図1は、本発明に係るスイカ袋の一例を示した図である。
本発明に係るスイカ袋にカットスイカが入った状態の図であり、袋の上部には提げ手5を有している。
この袋は表裏2枚の透明または半透明のフィルム或いはシート地を基調として、袋の側部である側辺部分はシール部1a、2a、3aを有して幅広状にフィルムを融着している。
この場合取っ手部に続く胴部であって表裏二枚のフィルム或いはシート地を有し、更にこの胴部に続く底部も同様に表裏二枚のフィルム或いはシート地からなる。
【0027】
この場合底部の底面部に一枚のフィルム或いはシートを有し、このフィルム又はシートには更に2枚目にあたるフィルム或いはシート地を用いて表裏のフィルム或いはシートとなり、胴部から二又にそれぞれ底面部を有する表裏二枚のフィルム或いはシート地からなる底部を有する。
従って胴部から底部にかけて胴部の左右方向にそれぞれ側部を融着した底部突出部11を有するものであり、胴部と底部と計三方向に突出部11、21、31が形成されており、略三つ又状に形成されている。
【0028】
特にこの二つあるうちの一方の底部突出部31は2枚の表裏のフィルム又はシートからなり、その端辺部32においては山折りに折り込むことにより形成しているものである。
更に、この底部突出部31と底部突出部21とによって底を形成する面であるフィルム又はシート部分は、空洞の底を形成するものである。
更に二又に形成した他の一の底部突出部21は表裏2枚のフィルム又はシートからなるがその端辺部には開口22を有している。
【0029】
この部分からスイカWを袋内に入れるものとなる。
本図においてはカットスイカWを袋体内に収納した上で開口部を閉じている状態の一例を示している。
次にこの場合、この開口を有する突出した他の底部突出部21は特にその底面部に位置するフィルム又はシートが、この面に添わせたもう一枚のフィルム又はシートより長く形成してあるものである。
【0030】
従ってこの底部突出部には開口を有するがこの開口部分は特にその底面部にあたるフィルム又はシート地211は表裏2枚の他の一方のフィルム又はシート地210よりも長く形成されている。
更にはその底面部の長く形成しているフィルム又はシート地211には内側面の端辺部に接着部材25が該端辺部とほぼ平行に貼着している。
【0031】
これは、この底部突出部21の開口周辺を開口部分を含んで挟み込むように折り込むと共にこの底部突出部に有する接着部材25によって底部突出部の側面即ちカットスイカ袋の底部の側面に貼着することにより開口部22を閉じた状態で封鎖できるものである。
尚、この開口を有する突出部21の表裏二枚のフィルム又はシート地210、211を異なる長さとして成形するものに限らず、同じ長さとするものであってもよい。
【0032】
底面部方向のフィルム又はシート地211を長く形成して、その長く突出している底面部方向のフィルム又はシートの内側面に接着部材25を有することにより接着部材によって該開口部である長さの異なるフィルム又はシート地210部分を挟んで貼着でき、内部の液漏れなどを効率よく防げるが、これに限らず例えば開口22を有する突出部21の表裏二枚のフィルム又はシート地210、211が同じ長さでも同様にこの部分を折り込んで或いは丸め込んで接着することによりきっちりと封鎖ができるものとなる。
もとより逆の長さ即ち底面部方向のフィルム又はシート地211が短いものであっても、例えばこの部分を折り込んだり又は丸め込むことによって液漏れしない状態でかつ、しっかりとして封鎖は可能であり、この様に構成するものであってもよい。
【0033】
又、この接着部材25の位置は少なくとも突出部21を折り込み又は丸め込んで該突出部21の表面と接着することによりこの開口22を封鎖するものであり、開口部22近傍であればよく、任意位置でよい。
更に該突出部21の端辺部にほぼ平行に貼着部材25を有する状態を示すが、この様に平行に一連でこの接着部材を有することが最も密に接着できるが、これに限らず少なくとも突出部21を折り込み丸め込んで該突出部21の表面と接着できるものであればよい。
【0034】
更には、本図に示すようにこのような袋体内にカットスイカWを入れてあり、カットスイカWの稜線部を含む果肉部の多くは、該稜線部を取っ手5方向にむけて袋内に収納しており、二又の底部の底面部上にスイカの皮が位置して収納している。
従って胴部の空洞内にカットスイカWの稜線部方向を該稜線部を取っ手5方向に向けて入れるものであり、更に該胴部に続く二又の底部である底面部がスイカの底方向を覆うこととなる。
従って、袋体内にカットスイカWを完全に収納できるものである。
【0035】
この際には底部の開口22部分からカットスイカWを入れるものであり、カットスイカWは下部方向から簡単に袋体胴部内部に収納できるものであり、更に皮方向を下にするものであり、かつ底面部上に皮部分が位置することから余剰の部分である底部突出部21を開口部22を挟み込むようにして折り込んで底部側面に該接着部材25で接着すれば簡単に開口部22の封鎖と共にカットスイカWの収納を行えるものである。
この際特に果肉部分を不用意に押し込むことやフィルム又はシート地等にこすりつけるような行為をする必要はなく、果肉部を傷つけずにきれいな状態で収納できる。
【0036】
更にはカットスイカWの稜線部分の該先端部の尖った部分に位置する部分との接触も尖った方向を袋体に押し付ける必要はなく、袋体内の空洞の空洞内に入れればよく、スイカのみならず袋体自体を傷つける心配はなくなる。
更にこの様にカットスイカの底の皮が袋体内に入った状態で底面部に位置する長く形成したフィルム又はシート地211を有する底部突出部21の突出辺部分を開口部22を覆う状態で折り込んで該底部の表面と接着部材25により貼着できることとなる。
従って底部の開口22は、この長く形成した底面部突出部21の突出形成している部分211に形成した接着部材25により該底部を折り込んで開口部22をふさいだ状態で封鎖できることとなる。
【0037】
従ってこの様に形成するとカットスイカを例えば従来例のような細い筒状内を押し込む等しなくとも、空間を有する胴部内にカットスイカを入れると共に袋の開口22のある底部の底部突出部21を用いて封鎖することにより簡単かつスイカの果肉部に極力触れずに袋体内に封入できるものとなる。
特に底面部のフィルム又はシート地210、211によってスイカの底を覆いながら、該底部の開口部22のある底部突出部21を折り返して開口部22を閉じた状態で更に接着部材25を用いて該突出辺部の表面に接着して封鎖するものであり、開口部は閉じるものとなると共にその返しの部分が一定程度あれば少なくともシール部2aによって側辺を融着している部分も併せて折り込まれることとなり、内部にスイカの果汁等がたまってもこの折り返し部分によって封鎖され、こぼれにくい封鎖ができるものである。
【0038】
更に本図においては取っ手部5の周囲をシール部により形成しているが、更に若干間をおいて側辺部から他端の側辺部にかけて袋体の開封用のテープ6を有する一例を示す。
この開封用のテープ6は例えば一側辺部方向に摘み部を有しており、この摘み部をもってテープを引くとテープと共に袋体のフィルム又はシート地が裂け、袋体の開口部が表出するものである。
これによって一旦密封した袋であっても簡単に開封でき、内容物を簡単に取り出せるものである。
【0039】
尚、本図では取っ手部5を有する突出部11の表面であって該突出部11の一の側辺部から対向する他端の側辺部にかけて袋体の開封用のテープ6を有する一例を示すが、これに限らず、少なくとも一の突出部11、21、31の表面であって該突出部11、21、31の一の側辺部から対向する他端の側辺部にかけて袋体の開封用のテープ6を有するものであればよい。
取っ手部5を有する突出部21の表面に開封用のテープ6を有することによりカットスイカWを立設状態で開封でき、その取り出し等が最もしやすいが、これに限らずなくとも一の突出部11、21、31の表面であって該突出部11、21、31の一の側辺部から対向する他端の側辺部にかけて袋体の開封用のテープ6を有することにより、任意の突出部11、21、31を引き裂いて中からカットスイカを取り出せるものであってもよい。
【0040】
図2は、
図1に示すスイカ袋の袋自体を示す図である。
本発明に係るスイカ袋は、表裏二枚からなる袋であり、透明な或いは半透明の袋であって、収納する中身が透けて見えるようなフィルム又はシート地を用いて構成するものである。
カットスイカを袋内に入れた状態で店頭において展示し、そのまま手持ちにより購入でき、更には持ち帰れる。
本図は、カットスイカを入れない状態の本発明に係るスイカ袋の一例を明示する。
本図に示すように表裏からなる袋体をその側辺をシール加工により一定の幅の融着部1a、2a、3aを有して製袋しているものであり、三つ又に分かれている袋である。
【0041】
即ち胴部と底部方向二方向の計三方向に突出部11、21、31が形成されて三つ又状に形成されている。
この三つ又のうちの一方向の突出部21は開口部22を有する表裏フィルム又はシート地210、211を用いて形成した袋部からなり、この突出部21と両側辺部2aで融着しているが内部は連通している他の二方向へ突出形成している所謂二又の表裏フィルム又はシート地を用いて形成した突出部11、31からなる袋部を有している。
この場合、この二又部分は袋の奥即ち底部分である端辺部分32はフィルム又はシート地の折り返し又はシールにより一定の幅の融着部を有して密封状態の封鎖している袋部分を有している。
【0042】
この様に形成している二つの突出部11、31のうちの一方の突出部11の先端方向には取っ手部5を有しているものである。
従って開口部22を有する突出部21から更に二又に分かれた袋体、いわゆる三つ又状に分かれた突出部11、31を有する内部が連通している袋であり、この更に二又に分かれた突出部11、31のうちの一方の突出部11の先端には取っ手部5を有しているものである。
この場合取っ手部5を有している突出部11からみると内部が連通している更に別れた二又の内部の連通する袋部が繋がっており、その突出部21の一方には開口部22を有しており、他の突出部31の一方には密封状態の封鎖している袋部分32を有している。
【0043】
即ち、三つ又状となっており、一の端辺部は開口部22を有しているものであり、他の一は山折りの折り込み部分32やシール部を設けて融着して底を形成して底部を封鎖しているものであり、その余の一は取っ手部5を有しているものである。
特に取っ手部5を有する突出部11に関しては、該三つ又の内部連通の袋でありその取っ手部5に繋がる底部分は封鎖状態であり、例えば山折りの上でシール部を設けて融着によって封鎖しているものや取っ手部5を融着によって袋体の底部に融着して連設するもの等であってもよい。
尚、この取っ手を有する部分5は、この袋体を下げる手提げ部としてなることから、該取っ手部5が三つ又状の三つの突出部を有する中でこの取っ手部5を有する突出部11が上部に位置するものであり、この取っ手部5を有する突出部11を殊更封鎖状態としないものであっても、収納しているカットスイカWは零れおちる心配がないことなら、この突出部に関しては封鎖していないものであってもよい。
【0044】
特にカットスイカWの出し入れを行うための開口ではないが、開口状態としているものであってもよい。
次に、この三つ又状に分かれている内部が連通している袋体の突出部11、21、31はそれぞれが同じ長さとしてもよいと共にそれぞれ異なる長さを有するものであっても、いずれか一のみ長いものであってもよい。
例えば一例として開口部を有する袋体の突出部を最も長く形成し、他の二つの突出部の長さが同じものでもよく、或いはこの取っ手部を有する突出部の長さが突出部の空洞部の長さ即ち密封している底の封鎖部分までの突出部の長さがほぼ同じで、取っ手を有する突出部の長さのために取っ手部を有する突出部が若干長い突出部の長さを有するものであってもよい。
【0045】
開口部22を有する突出部21を他の突出部の長さよりも長く形成するものであってもよい。
これはこの開口部22を有する突出部21は、開口22を閉じるために開口部22をふさいだ状態で閉鎖することが必要となることから、この部分を折り込んで或いは丸め込んで開口部22をふさぐことが必要であり、例えばこの突出部21の開口周縁や周縁或いは端辺部に平行等の位置に接着部材25を貼着することにより、折り込んで開口部22をふさいだ状態でこの接着部材25を用いて該突出部21の底部の側面の表面に貼着できることとなることより、折り込むことや接着部材の貼着部分等のため他の突出部より長く形成することにより該封鎖をきっちりと行えるものとなる。
【0046】
従って本袋体は、表裏2枚のフィルム又はシート地を用いて、三つ又の袋体を形成するが、特に取っ手部5を上部とした場合にその底面部に位置するフィルム又はシートと更にこのフィルム又はシートと表裏の関係となるフィルム又はシートを添わせて側辺をシール2a、3aして形成する。
又、取っ手部5にはそれぞれの底面を形成するフィルム又はシートと表裏の対になる一のフィルム又はシートが取っ手方向に屈曲して更にこのそれぞれの対になるフィルム又はシート同士によって表裏の袋体を形成するものとなる。
従って三つ又のそれぞれの一面が隣り合う三又の他の面と表裏の関係となってそれぞれに袋体を形成するものである。
【0047】
この様に形成することにより三つ又の袋体であって内部が連通した袋体を形成できるものである。
更にそれぞれフィルム又はシート地は袋体の形成に際して表裏の関係にある対となるフィルム又はシート地とその側辺においてシール加工によって側辺のシール部1a、2a、3aを形成して融着することとなり、袋体を形作るものである。
但し、前述のように底部を開口部の他の2つの突出部11、31の先端は、例えばフィルム又はシート地を折り込んで底部を形成するものであってもよい。
或いはシール加工により側辺と同様にシール部を形成して融着するものであってもよい。
【0048】
本図においては開口部以外の突出部の先端部分であって取っ手部を有していない先端部はフィルム又はシート地を折り込んで形成し、取っ手部を有する先端部はフィルム又はシート地を折り込んで形成した上で取っ手部の形成のために取っ手部周囲の表裏のフィルム又はシート地を融着して所謂ヘッダー部を形成しているものであり、表裏二枚の空洞を有する本体部との境部分にはシール部を形成して融着により取っ手との境部分を強度を持って形成しているものでもよい。
従って、このために予め取っ手部5を折り込んで融着した部分に取っ手部等を形成してもよく、或いはこの部分をシール部の形成によって別部材からなる取っ手部を融着や接着等によりして連設形成してもよいものである。
【0049】
或いはこの取っ手部分に関しては底を封鎖せずに開口のままにし、この表裏二枚のシートの側辺のみをシールして空洞を有する袋体として用いるものであってもよい。
尚、
図1及び
図2において取っ手部5の周囲は表裏のフィルム又はシート地を融着して強度を増した状態を示す。
これにより袋体の強度を増すものである。
尚、側辺部に融着によりシールを形成したものでも、更に取っ手部の孔の周囲を融着して取っ手部の強度を増したものでもよい。
【0050】
尚、
図1及び
図2共に取っ手部5の孔として2連の楕円孔を有する一例を示しているが、これに限らず、一つの楕円孔等の孔を有するものであってもよい。
もとより他の取っ手部5の形態即ち公知の各種の取っ手の形態をもって構成したものでもよい。
次に
図3〜
図4、
図5に至る図は、本発明に係るカットスイカ用の袋にカットスイカを収納する状態の図であり、
図3は袋体の空洞内にカットスイカを収納するために袋内に入れ始めている状態を示す図であり、
図4はカットスイカの稜線部方向を該稜線部を取っ手方向に向けて入れると共に袋体の胴部にカットスイカを収納している状態を示す図である。
【0051】
更に
図5は底面部のフィルム又はシートによってスイカの底を覆いながら、該底部の開口部のある底部突出部を折り返して開口部を閉じた上で該底部突出部の内側面の接着部材によって該突出辺部の表面と接着して開口部を封鎖した状態を示す図である。
まず
図3は、本発明に係るスイカ袋の開口部を広げ該開口部22から袋の空洞部内にカットスイカWを入れる状態を示した図である。
この場合係る袋は三つ又の突出部11、21、31を有すると共にそれぞれその側辺部はシール部1a、2a、3aによって融着されていることから内部で連通する空洞部を有する。
【0052】
従って特に三つ又状に三方に突出部11、21、31を有することからその中心部分には広い空洞部を有しており、ある程度嵩の張るカットスイカWであっても簡単に空洞内にスイカを入れることができると共に任意方向に位置を容易に定めて入れることができる。
このことは極めてもろい果肉部分が不用意に袋体に強く触れてしまうことを防ぐことができると共に極力袋体に接触しないようにしてスイカを空洞内に簡単に入れることができるものとなる。
【0053】
尚、本図の取っ手部周囲に関しては、側辺を融着により一定の幅によるシール部を設けて構成していると共に取っ手部から胴部の間に同様にシール部を設けている。
例えば取っ手部周囲のヘッダー部全体に限らず側辺部分のみのシールによっても同様に取っ手部周囲の強化が図れる。
尚、取っ手部の先の端辺部はこの表裏のフィルム又はシート地は山折りにより折り込んで構成されている一例である。
もとより、この部分は取っ手部の孔周囲にシール部を設けても、或いはこの取っ手部全体をシールにより溶着してもよい。
【0054】
図4は、袋体の所定の位置にカットスイカWを位置させた状態の一例を示す図である。
カットスイカの最も脆い部分である稜線部は、取っ手5を有する突出部11内に収納されるものであり、特に袋の底面部によってスイカWの下部が支えられることから、殊更スイカの稜線部をきっちりと収納する必要はなくスイカの稜線部の上部には空間を有して収納できるものである。
【0055】
特に袋の封鎖後に取っ手部5をもってこの袋を持つと、取っ手である上部から持ち上げられることとなることから該稜線部の周辺の空間は安全に保持できるものである。
更にカットスイカの果肉部に関しても袋の空洞内に位置されることとなり、果肉部への不要な圧力等はかからないものである。
【0056】
更にこのカットスイカの皮方向はそのカットの形状から幅広に切り分けられているが、三つ又の3つの突出部11、21、31の中心の空洞部と共に更に幅広の皮の突出方向には二方向に底部突出部が形成されていると共にそれぞれに空洞部を有することから、幅広の皮の形状にも沿ってスイカの皮の周囲も収納できるものとなる。
【0057】
図5は、
図4の状態のように袋内にカットスイカを収納した後、更に開口部22のある底部突出部21の底部のフィルム又はシート地211を折り返して開口部22を閉じた上で底部突出部21の底部のフィルム又はシート地211の接着部材25によって該底部である底部突出部21の表面と接着するものである。
即ち底部突出部21の内側面の接着部材25によって該突出辺部21の表面と接着して開口部22を封鎖した状態を示す図である。
従って、カットスイカWを収納した状態でスイカを外部から視認できると共に全面をきっちりと袋で覆っていることから極めて衛生的となる。
特にこのまま店頭において展示できると共に、この取っ手部によって簡単に持ち運びでき、例えば店頭から該商品を簡単にレジなどに衛生的に持ち運べると共にそのまま自宅等に持ち帰れるものである。
【0058】
図6は、袋に収納するものをカットスイカから代えて、白菜Bを収納した一例を示す。
本発明に係るスイカ袋は、カットしたスイカを収納するのに最適な形態を有するが、カットスイカだけに限定して使用できるものではなく、本図に示すように白菜やキャベツ或いは複数のジャガイモなど各種食料品に対しても使用できるものである。
【0059】
従って、収納すべき商品は特段限定せずに各種商品に対して収納することのできる袋として用いるものであってもよい。
例えば野菜や果物であり、外部から視認でき、かつ包装状態として衛生的に包装できるものであり、特に手を商品自体に触れずに買い物ができるものとなる。 従ってカットスイカと同様に極めて有用に活用できるものとなる。
【0060】
更に
図6は、収納すべき商品が若干縦長形状を有する者の一例として明示しているものであり、取っ手部を有する所謂袋体本体の胴部即ち取っ手部を有する突出部の長さを他の三つ又状の突出部の内の取っ手部分以外の突出部が短く形成されている一例を示す図である。
従って包装すべきものに対応して適した形状を用いることができるものである。