特許第6562310号(P6562310)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6562310
(24)【登録日】2019年8月2日
(45)【発行日】2019年8月21日
(54)【発明の名称】ネクタイ留めのいらないネクタイ
(51)【国際特許分類】
   A41D 25/00 20060101AFI20190808BHJP
【FI】
   A41D25/00 B
【請求項の数】4
【全頁数】6
(21)【出願番号】特願2016-99103(P2016-99103)
(22)【出願日】2016年4月25日
(65)【公開番号】特開2017-36533(P2017-36533A)
(43)【公開日】2017年2月16日
【審査請求日】2017年10月25日
(31)【優先権主張番号】特願2015-172330(P2015-172330)
(32)【優先日】2015年8月14日
(33)【優先権主張国】JP
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】515240887
【氏名又は名称】神田 久一
(72)【発明者】
【氏名】神田 孝子
【審査官】 姫島 卓弥
(56)【参考文献】
【文献】 特開平08−188911(JP,A)
【文献】 実開昭54−087218(JP,U)
【文献】 特開平11−021712(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3156899(JP,U)
【文献】 韓国公開特許第2000−0056945(KR,A)
【文献】 米国特許出願公開第2014/0082824(US,A1)
【文献】 登録実用新案第3011105(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A41D 25/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
大剣部(1)の裏面に該大剣部(1)の長尺方向に対し直交方向に伸びるタグプレートで構成した小剣通し(3)を有するネクタイ留めのいらないネクタイであって、上記大剣部(1)の裏面の下端部中央、且つ、上記小剣通し(3)の下位に該大剣部(1)の長尺方向又は直交方向に伸びる小剣差込口(4)を設ける一方、ボタンホールを設けていないことを特徴としたネクタイ留めのいらないネクタイ。
【請求項2】
上記小剣差込口(4)は上記大剣部(1)の裏面に両側を固定したタグプレートにより形成する請求項1記載のネクタイ留めのいらないネクタイ。
【請求項3】
上記小剣差込口(4)は上記大剣部(1)の裏面の中央合わせ目に沿って開口して形成するか又は該中央合わせ目に直交方向に開口する請求項1記載のネクタイ留めのいらないネクタイ。
【請求項4】
上記の小剣差込口(4)は開口の縁部を軟性樹脂や合成ゴムで融着又はプリントして補強した請求項3記載のネクタイ留めのいらないネクタイ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ネクタイ留めを不要にしたネクタイに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、ネクタイは付属品としてネクタイ留めを使用していた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許公開2003−265204
【特許文献2】特許公開2007−231495
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ネクタイ留めを使用して固定していたが、次のような欠点があった。
1 ネクタイ留めは保管が必要で、時には何処に置いたか忘れたりしていた。
2 外れて落ちたり、気付かずに落ちて紛失したりした。
3 毎日着用する制服用のネクタイを常用する者にはネクタイ留めを付属品として使用する事はわずらわしかった。
又、上記の先行技術文献品も取り外し可能な付属品を用いるので従来のネクタイ留めの使用とあまり変わらなかった。
本発明は以上のような欠点を無くす為にネクタイ留め機能を設けたネクタイを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係るネクタイは、大剣部(1)の裏面に該大剣部(1)の長尺方向に対し直交方向に伸びるタグプレートで構成した小剣通し(3)を有するネクタイ留めのいらないネクタイであって、上記大剣部(1)の裏面の下端部中央、且つ、上記小剣通し(3)の下位に該大剣部(1)の長尺方向又は直交方向に伸びる小剣差込口(4)を設ける一方、ボタンホールを設けていないことを特徴とする。
本発明は以上の構成によりなるネクタイ留めを不要にするネクタイである。
つまり、ネクタイ装着後の小剣部(2)を着用しているワイシャツのボタンとボタンの隙間を縫うように通してから本発明の小剣差込口(4)に差し込むことでワイシャツのボタンを介してネクタイの大剣部(1)を固定することが出来る。
【発明の効果】
【0006】
従って、ネクタイ留めを購入する必要がなく、失う事もなくなった。そしてネクタイ留めによる繰り返し使用でのネクタイ本体の傷も生じない。
又、風が吹いても乱れず、食事中にもネクタイの先端を汚す事もなくなった。
そして、若い人の間で流行っているネクタイ留めをつけない、ぶら下げスタイル者や、又、ネクタイ留め愛用者がそれを落として失った時など、どちらとも急にネクタイ留めが必要な状況にも本発明が設けてあればその場ですぐに対応出来る。
更に、ネクタイ留め機能を設けたネクタイにもかかわらず外観もスッキリして、裏面で目立つ事もない。又、材料もテープ状の素材が1枚で済む事で安価で販売できる。又、請求項3、請求項4ではネクタイ本体を利用したので特別な素材が不要となったばかりか外観も従来のものと変わらないので高級ネクタイにも本発明が設け易くなった。
又、もし、ワイシャツのボタンと小剣差込口(4)の位置が重なってもネクタイの結び目で位置の調整が出来るので殆どの体型にも対応した。
特に制服用のネクタイを常用する学校や軍隊、そしてスーパーマーケット等の店員、更に列車やバス、タクシーの運転手達から強く切望されていた簡単なネクタイ留め機能のあるネクタイが本発明で提供される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明の請求項2の小剣差込口(4)を示す第1実施例の図。
図2】同、小剣差込口(4)の両端をリベットで固定したものの使用の図。
図3】同、小剣通し(3)が無い形態を示す第2実施例の図。
図4】同、小剣差込口(4)は両端を糸で縫って固定したものの使用の図。
図5】同、請求項3の小剣差込口(4)は両端を糸で区切った開口形式の図。
図6】同、小剣差込口(4)が両端を糸で区切って開口した使用の図。
図7】同、請求項4の小剣差込口(4)は開口形式をボタンホール縫いとした図。
図8】同、小剣差込口(4)は開口形式を直交方向にボタンホール縫いとした図。
図9】同、請求項5の小剣差込口(4)は開口形式を軟性樹脂とした図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を実施する為の形態にについて説明する。
大剣部(1)の裏面の下端部中央合わせ目に小剣差込口(4)を設けたことを特徴としたネクタイ留めのいらないネクタイの最良の形態が図1である。
本発明は以上のような構造であるので、これを使用する時の実施の形態を図に基づいて説明する。
【0009】
図1は請求項2の第1実施例であり、ネクタイの大剣部(1)の裏の中央合わせ目の下端部に小剣部(2)の先端部が入出可能な差込口の狭い小剣差込口(4)を中央合わせ目に直交方向に設けてあるが、ここではタグの両側を糸で縫って固定した図である。
【0010】
又、図2は請求項2の第1実施例であり、小剣通し(3)に通して従来通りにネクタイを結んだ後に小剣部(2)を、着用しているワイシャツの本発明の直近ボタンつまり、通常は第五ボタン上の隙間に入れてから、第五ボタン下の隙間から外に引き出して先端を細くして、ここではタグの両側を樹脂製のリベットで固定した小剣差込口(4)に差し込んで引っ張り出した図である。
【0011】
又、図3は請求項2の第2実施例であり、ここでは従来の社名等の入ったタグプレートの小剣通し(3)をそのままの形状で差込口を狭く直して本発明として、大剣部(1)の裏の中央合わせ目の下端部にタグプレートの両側を固定した小剣差込口(4)を設けた図である。従って、小剣通し(3)は無く小剣差込口(4)のみの構成である。
【0012】
又、図4はその使い方であって、ここではネクタイを首で結んだら小剣部(2)の先を着用しているワイシャツの通常は第二ボタンの上の隙間から内側に入れて、そのまま下に導き請求項1の第1実施例と同様に第五ボタン下から外に出して小剣差込口(4)に入れて引っ張り出した図である。
【0013】
又、図5は請求項3のネクタイの大剣部(1)の裏の中央縫い合わせ目の下端部に上下2ヶ所を縫って仕切り、その両端の内側を開口して長尺方向に小剣差込口(4)を設けた図である。又、この仕切りのように糸を縫わずに他の素材の軟性樹脂や合成ゴムで両端を固定し開口しても良い。
【0014】
又、図6は請求項3の図であり、請求項1と同様の方法でセットしたら小剣部(2)の先端を細くして小剣差込口(4)の開口部に差し込んで大剣部(1)裏の筒状内より引っ張り出した図である。なお、これら長尺方向での開口部は多少長めに設けた方が扱いやすい。
【0015】
又、図7は請求項4を示す図でありここでは中央合わせ目に小剣差込口(4)の開口部をボタンホール縫いして長尺方向に設けた図である。
【0016】
又、図8は小剣差込口(4)の上記と同じ開口部をボタンホール縫いして合わせ目に直交方向に設けた図である。
【0017】
又、図9は請求項5を示す図であり小剣差込口(4)を中央合わせ目の長尺方向に軟性樹脂や合成ゴムを融着やプリントして開口して設けた図である。
なお、小剣差込口(4)を設ける位置の下端部とは小剣部(2)を小剣差込口(4)に通して身体を前に倒した状態になってもネクタイ先が垂れ下がらぬ支点となる位置であって、大剣部(1)の裏の中央縫い合わせ目の先端より3、4センチ上が好ましい。
又、図1で示すタグの幅は1cm前後でタグの長さは4cm位で両端とその内側に差込口が2cm位になるよう両側を縫い付けて固定しているが図2に示すタグのように樹脂製のリベットやハト目又は、高周波着けでも良く形状や固定方法は特には限定しない。
又、請求項2の素材は取扱いや機能性から伸縮性のあるテープ状の平ゴムが好ましいが、デザイン的に合成皮革や軟性樹脂プレートでも良く素材も形状も図1に示すタグのように特には限定しない。
【符号の説明】
【0018】
大剣部(1)
小剣部(2)
小剣通し(3)
小剣差込口(4)
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9