特許第6562475号(P6562475)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6562475コーヒーマシンに関連付けることができるミルクコンテナ、および該ミルクコンテナを有するコーヒーマシン
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6562475
(24)【登録日】2019年8月2日
(45)【発行日】2019年8月21日
(54)【発明の名称】コーヒーマシンに関連付けることができるミルクコンテナ、および該ミルクコンテナを有するコーヒーマシン
(51)【国際特許分類】
   A47J 31/44 20060101AFI20190808BHJP
【FI】
   A47J31/44 410
   A47J31/44 100
【請求項の数】14
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2017-501000(P2017-501000)
(86)(22)【出願日】2015年7月6日
(65)【公表番号】特表2017-524446(P2017-524446A)
(43)【公表日】2017年8月31日
(86)【国際出願番号】EP2015065301
(87)【国際公開番号】WO2016005304
(87)【国際公開日】20160114
【審査請求日】2018年5月14日
(31)【優先権主張番号】MI2014A001238
(32)【優先日】2014年7月7日
(33)【優先権主張国】IT
(73)【特許権者】
【識別番号】514166780
【氏名又は名称】デロンギ アップリアンチェース エッセ.エッレ.エッレ.
【氏名又は名称原語表記】DE’LONGHI APPLIANCES S.R.L.
(74)【代理人】
【識別番号】100114270
【弁理士】
【氏名又は名称】黒川 朋也
(74)【代理人】
【識別番号】100148596
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 和弘
(74)【代理人】
【識別番号】100123995
【弁理士】
【氏名又は名称】野田 雅一
(72)【発明者】
【氏名】デロンギ, ジュゼッペ
(72)【発明者】
【氏名】エヴァンジェリスティ, パオロ
(72)【発明者】
【氏名】ザラティン, エンリコ
(72)【発明者】
【氏名】ニコレッティ, ニコラ
【審査官】 土屋 正志
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2013/0206013(US,A1)
【文献】 国際公開第2011/151871(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47J 31/44
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
底部(12)、側壁(13)、およびカバー(14)を備えた、ミルクを収容するための収容体(9)と、
少なくとも1つの混合チャンバ(15)と、前記混合チャンバ(15)にミルクを供給するためのチャネル(16)と、前記混合チャンバに蒸気を供給するための蒸気供給チャネル(17)と、前記混合チャンバ(15)に空気を供給するためのチャネルと、前記混合チャンバ(15)から出る空気および蒸気と混合されたミルクのための出口チャネル(18)と、を備えた混合ユニット(10)と、
前記出口チャネル(18)と流体連通する前記混合されたミルクの外部ミルクディスペンサ(11)と、
を備える、コーヒーマシンに関連付けることができるミルクコンテナ(2)であって、
前記ミルクコンテナ(2)が、前記外部ミルクディスペンサ(11)を移動させるための移動機構(20)を備え、
前記移動機構(20)は、前記コンテナ(2)を載置するための載置面(5)に対して前記外部ミルクディスペンサ(11)を上昇させ、前記外部ミルクディスペンサ(11)の角度方向を変更することなく前記収容体(9)から前記外部ミルクディスペンサ(11)を離すための複合動作を行うように構成され配置され、
前記外部ミルクディスペンサ(11)を移動させるための前記移動機構(20)が、連接された平行四辺形の部材を含むことを特徴とする、
コーヒーマシンに関連付けることができるミルクコンテナ(2)。
【請求項2】
前記外部ミルクディスペンサ(11)が、前記載置面(5)に垂直な分注方向(L)に沿って恒久的に向けられることを特徴とする、
請求項1に記載の、コーヒーマシンに関連付けることができるミルクコンテナ(2)。
【請求項3】
前記外部ミルクディスペンサ(11)を移動させるための前記移動機構(20)が、単一の自由度を有することを特徴とする、
請求項1または2に記載の、コーヒーマシンに関連付けることができるミルクコンテナ(2)。
【請求項4】
前記外部ミルクディスペンサ(11)を移動させるための前記移動機構(20)が、前記収容体(9)の前記カバー(14)に機械的に接続されていることを特徴とする、
請求項1〜3のいずれか一項に記載の、コーヒーマシンに関連付けることができるミルクコンテナ(2)。
【請求項5】
前記連接された平行四辺形の部材が、一端で前記収容体(9)に、他端で前記外部ミルクディスペンサ(11)に旋回される第1および第2のレバー(23,24)を備え、前記第1または第2のレバー(23,24)の一方が、前記混合されたミルクの出口チャネル(18)に前記外部ミルクディスペンサ(11)を流体接続するための内部チャネル(29)を有することを特徴とする、
請求項1〜4のいずれか一項に記載の、コーヒーマシンに関連付けることができるミルクコンテナ(2)。
【請求項6】
前記カバー(14)には、ミルクを充填するための前記収容体(9)の内部に、該カバーの厚さを介してアクセスするための貫通開口(32)が、該カバーの外側に設けられていることを特徴とする、
請求項1〜のいずれか一項に記載の、コーヒーマシンに関連付けることができるミルクコンテナ(2)。
【請求項7】
前記外部ミルクディスペンサ(11)が、該外部ミルクディスペンサの内部へのアクセスのために係脱不能に係合された複数の部品から構成された中空体を有することを特徴とする、
請求項1〜のいずれか一項に記載の、コーヒーマシンに関連付けることができるミルクコンテナ(2)。
【請求項8】
前記ミルクコンテナ(2)が、前記収容体(9)から前記移動機構(20)を解放するための迅速な解放手段を有することを特徴とする、
請求項1〜のいずれか一項に記載の、コーヒーマシンに関連付けることができるミルクコンテナ(2)。
【請求項9】
前記ミルクコンテナ(2)が、前記外部ミルクディスペンサ(11)を所定の位置に停止させるための手段を有することを特徴とする、
請求項1〜のいずれか一項に記載の、コーヒーマシンに関連付けることができるミルクコンテナ(2)。
【請求項10】
前記外部ミルクディスペンサ(11)を所定の位置に停止させるための手段が、前記移動機構(20)と前記収容体(9)との間に介在していることを特徴とする、
請求項1〜のいずれか一項に記載の、コーヒーマシンに関連付けることができるミルクコンテナ(2)。
【請求項11】
請求項1〜10のいずれか一項に記載の、コーヒーマシン(1)に関連付けることができるミルクコンテナ(2)、を備え、
前記コーヒーマシン(1)が、前記ミルクコンテナ(2)を載置するための載置面(5)および蒸気分注ノズル(6)を備え、使用中に、前記ミルクコンテナ(2)は、前記載置面(5)に載置され、前記蒸気供給チャネル(17)で前記蒸気分注ノズル(6)に接続されている、
コーヒーマシン(1)。
【請求項12】
使用中に、前記ミルクコンテナ(2)が前記コーヒーマシン(1)の前壁に面しており、外部コーヒーディスペンサ(3)が設けられ、カップ(7,7’)を位置決めするための下にある領域(50)に向かって前記載置面(5)に垂直な分注方向(M)に沿って向けられ、前記外部ミルクディスペンサ(11)が、少なくとも前記外部コーヒーディスペンサ(3)に隣接する使用のための第1の位置を有し、前記外部コーヒーディスペンサはまた、前記カップ(7,7’)を位置決めするための前記領域(50)に向けられていることを特徴とする、
請求項11に記載のコーヒーマシン(1)。
【請求項13】
前記外部ミルクディスペンサ(11)および前記外部コーヒーディスペンサ(3)が、それぞれ、2つの分注孔(21,22)を有することを特徴とする、
請求項12に記載のコーヒーマシン(1)。
【請求項14】
前記外部ミルクディスペンサ(11)の使用のための前記第1の位置において、前記外部ミルクディスペンサ(11)および前記外部コーヒーディスペンサ(3)の前記2つの分注孔(21,22)がすべて、前記カップ(7,7’)を位置決めするための前記領域(50)に向かってその軸線で向けられていることを特徴とする、
請求項13に記載のコーヒーマシン(1)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コーヒーマシンに関連付けることができるミルクコンテナ、および該ミルクコンテナを有するコーヒーマシンに関する。
【背景技術】
【0002】
制御された流れの蒸気によってミルクを加熱し、ミルクディスペンサを介してカップに直接供給される前に、制御された空気の流れを介して潜在的にミルクを乳化させる混合ユニットを備えた、ミルクコンテナを接続することができる蒸気ディスペンサを有する自動コーヒーマシンが知られている。
【0003】
ミルクディスペンサを、カプチーノまたはラテをカップに分注するために、分注マシンの前壁にあるコーヒーディスペンサと協働するように配置することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ミルクディスペンサを移動させるための移動機構に見いだすことができる従来のミルクコンテナに不都合な欠点の1つは、複雑な構成であっても、ミルクディスペンサの位置を調整することができず、ミルクディスペンサの下に置くことができる異なる背の高さのカップに多目的に適応できないことである。
【0005】
既知の移動機構の限界に起因するミルクディスペンサの不十分な適応柔軟性は、コーヒーマシンの生産性を制限し、多くの場合、複数のカプチーノを同時にまたは異なる背の高さのカップに調製することができない。
【0006】
したがって、本発明の技術的課題は、先行技術の上述の技術的欠点を解消するコーヒーマシンに関連付けることができるミルクコンテナを提供することである。
【0007】
この技術的課題の範囲内で、本発明の目的は、異なる背の高さを有することもできるカップ内への分注に適合させるために、ミルクディスペンサの位置を多目的に調整可能なコーヒーマシンに関連付けることができるミルクコンテナを提供することである。
【0008】
本発明の別の目的は、少なくとも2つのカップ内への同時の分注に適合させるために、ミルクディスペンサの位置を多目的に調整可能なコーヒーマシンに関連付けることができるミルクコンテナを提供することである。
【0009】
本発明の別の目的は、ミルクコンテナが関連付けられたコーヒーマシンの生産性を向上させるミルクコンテナを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明による技術的課題ならびにこれらおよび他の目的は、コーヒーマシンに関連付けることができるミルクコンテナを提供することにより達成され、
底部、側壁、およびカバーを備えたミルクを収容するための収容体と、
少なくとも1つの混合チャンバと、混合チャンバにミルクを供給するための供給チャネルと、混合チャンバに蒸気を供給するための供給チャネルと、混合チャンバに空気を供給するための供給チャネルと、混合チャンバから出る空気および蒸気と混合されたミルクのための出口チャネルと、を備えた混合ユニットと、
前記出口チャネルと流体連通する混合ミルクの外部ディスペンサと、
を備えたコーヒーマシンに関連付けることができるミルクコンテナにおいて、
ミルクコンテナは、前記外部ディスペンサを移動させるための移動機構を備え、前記移動機構は、コンテナを載置するための載置面に対して前記外部ディスペンサを上昇させ、外部ディスペンサの角度方向を変更することなく前記収容体から外部ディスペンサを離すための複合動作を行うように構成され配置されることを特徴とする。
【0011】
本発明の好ましい実施形態では、外部ミルクディスペンサは、前記載置面に垂直な分注方向に沿って恒久的に向けられる。特に、載置面は水平なので、外部ディスペンサの向きは、ミルクディスペンサの全体的な移動軌跡の全体にわたって垂直のままである。このようにして、重力の作用により下にあるカップに真っ直ぐに、ミルクを正確に向けることができる。
【0012】
本発明の好ましい実施形態では、前記外部ディスペンサの移動機構は単一の自由度を有する。単一の自由度の提供は、ユーザがミルクディスペンサの位置を極めて簡単かつ容易に手動で調整することを可能にする。
【0013】
本発明の好ましい実施形態では、前記外部ディスペンサを移動させるための移動機構は、前記収容体のカバーに機械的に接続されている。本発明の異なる実施形態における移動機構が前記収容体の前記側壁に機械的に接続され得ることを排除するものではない。
【0014】
本発明の好ましい実施形態では、前記外部ディスペンサを移動させるための移動機構は、連接された平行四辺形の部材(articulated parallelogram)を含む。この場合、好ましくは、連接された平行四辺形の部材は、一端で収容体に、他端で外部ディスペンサに旋回される第1および第2のレバーを備え、前記第1または第2のレバーの一方が、前記混合ミルクの出口チャネルに前記外部ディスペンサを流体接続するための内部チャネルを有する。本発明の異なる実施形態における移動機構が、異なるシステムの連接レバー、またはギヤ変速機のシステム、またはさらに別のシステムから構成され得、これにより、外部ミルクディスペンサがコンテナの載置面に対して複合の上昇動作を行い、前記分注方向の向きを変えることなく前記収容体からの離れる動作を可能にすることを排除するものではない。
【0015】
本発明の好ましい実施形態では、カバーは、ミルクを充填するための収容体の内部にその厚さを介してアクセスすることができる貫通開口を外側に示している。したがって、カバーを取り外すことによって、またはカバー自体の貫通開口によってカバーを取り外す必要なく、コンテナにミルクを充填することが可能である。
【0016】
本発明の好ましい実施形態では、外部ミルクディスペンサは、その内部へのアクセスのために係脱不能に係合された2つの部品から構成された中空体を有する。ミルクディスペンサのこの構成は、ミルクディスペンサの内部の洗浄および検査作業を容易にする。本発明の好ましい実施形態では、ミルクコンテナは、収容体から移動機構を解放するための迅速な解放手段を有する。したがって、移動機構は、ミルクディスペンサに関連付けられたままであり、ミルクコンテナの本体とは別個にかつ独立して検査および洗浄され得る。
【0017】
本発明の好ましい実施形態では、ミルクコンテナは、外部ミルクディスペンサを所定の位置に停止させるための停止手段を有する。したがって、ユーザは、ミルクディスペンサの位置の調整に導かれ、外部ミルクディスペンサがその異なる可能な使用位置のうちの1つに達すると、ユーザが知覚可能な方法で停止手段が介在しているので、人為ミスの可能性ははるかに低い。
【0018】
外部ミルクディスペンサを所定の位置で停止させるための停止手段は、移動機構と収容体との間に介在していることが好ましい。
【0019】
本発明はまた、ミルクコンテナを載置するための載置面と、前記蒸気入口チャネルに接続可能な蒸気を分注するための分注ノズルとを備えたコーヒーマシンを開示する。
【0020】
本発明の好ましい実施形態では、使用中のミルクコンテナはコーヒーマシンの前壁に面しており、ここでは、カップを位置決めするための下にある領域に向かって前記載置面に垂直な分注方向に沿って向けられた外部コーヒーディスペンサが想定され、また、外部ミルクディスペンサは、少なくとも前記外部コーヒーディスペンサに隣接する使用のための第1の位置を有し、ここで、外部コーヒーディスペンサはまた、カップを位置決めするための前記領域に向けられている。
【0021】
本発明の好ましい実施形態では、外部ミルクディスペンサおよび外部コーヒーディスペンサは、それぞれ、2つの分注孔を有する。
【0022】
本発明の好ましい実施形態では、前記外部ミルクディスペンサの前記第1の使用位置において、前記外部ミルクディスペンサおよび前記外部コーヒーディスペンサの前記2つの分注孔はすべて、カップを位置決めするための前記領域に向かってその軸線で向けられている。
【0023】
このように、コーヒーマシンは、ミルクコンテナと協働して、2杯のカプチーノを、下にある分注領域にユーザが配置した背の高いまたは低いカップに完全に自動で同時に分注することができるため、コーヒーマシンの生産性が最適化される。
【0024】
また、本発明の他の特徴は、以下の特許請求の範囲に規定される。
【0025】
本発明のさらなる特徴および利点は、添付の図面に非限定的な例として示された、本発明によるミルクコンテナおよびコーヒーマシンの好ましいが排他的ではない実施形態の説明からより完全に明らかとされよう。
【図面の簡単な説明】
【0026】
図1】関連するミルクコンテナおよび外部ミルクディスペンサが不使用位置にあるコーヒーマシンの正面図である。
図2】関連するミルクコンテナおよび外部ミルクディスペンサが背の低いカップに分注するための第1の使用位置にあるコーヒーマシンの正面図である。
図3】関連するミルクコンテナおよび外部ミルクディスペンサが図2に示すものよりも背の高いカップに分注するための第2の使用位置にあるコーヒーマシンの正面図である。
図4】関連するミルクコンテナおよび外部ミルクディスペンサが図3に示す第2の使用位置にあるコーヒーマシンの斜視図である。
図5】連接された平行四辺形の部材を強調したミルクコンテナの正面図である。
図6】ミルクディスペンサから移動機構を解放するための迅速な解放手段を強調したミルクコンテナを高くした側面図である。
図7】連接された平行四辺形の部材と外部ミルクディスペンサとからなるセットの斜視図である。
図8】連接された平行四辺形の部材と外部ミルクディスペンサからなるセットの斜視図であり、外部ミルクディスペンサが分解されている。
図9】外部ミルクディスペンサを適所に停止させるための停止手段をより良く説明するための、接続手段のないミルクコンテナの正面図である。
図10】外部ミルクディスペンサが第2の使用位置にあるミルクコンテナの上から見た平面図であり、外部ミルクディスペンサを適所に停止させるための手段をより良く説明するために部分的に断面で示している。
図11】外部ミルクディスペンサが第2の使用位置にあるミルクコンテナの上から見た平面図であり、混合ユニットをより良く説明するために部分的に断面で示している。
【発明を実施するための形態】
【0027】
上記の図を参照すると、コーヒーマシン1、およびコーヒーマシン1に関連付けることができるミルクコンテナ2が示されている。
【0028】
コーヒーマシン1は、既知の方法で、コーヒーマシン1の前壁4に、載置面5の上方の特定の高さに配置されたコーヒーディスペンサ3と、コーヒーマシン1の前壁4に、コーヒーディスペンサ3の側部に配置された蒸気を分注するための分注ノズル6とを備えている。
【0029】
コーヒーディスペンサ3は、載置面5に対して垂直に移動可能に支持されているため、その角度方向、ひいては載置面5に対して垂直なままの分注方向Mを変えることなく、載置面5上の高さ位置を調整することができるようになっている。
【0030】
特に、コーヒーディスペンサ3は、コーヒーマシン1の幅方向に間隔を置いて配置された2つの分注孔21を底部に備えている。分注孔21は、分注方向Mに向いたそれぞれの軸線を有する。
【0031】
載置面5は、ミルクコンテナ2とカップ7,7’の両方を載置するのに適している。当然、ミルクコンテナ2を載置する載置面と、コーヒーマシン1を載置する載置面8とは異なる高さに配置されたカップ7,7’を載置するための載置面とを設けることが可能である。
【0032】
ミルクコンテナ2は、ミルク収容体9、ミルク混合ユニット10、および外部ミルクディスペンサ11を備えている。
【0033】
ミルク収容体9は、底部12と、側壁13と、カバー14とを備えている。
【0034】
好ましくは、カバー14は、収容体9の残りの部分とは別個に独立して取り扱うために取り外し可能に組み立てられる。
【0035】
さらに、カバー14は、ミルクを充填するための収容体9の内部にその厚さを介してアクセスすることができる貫通開口32を外側に示している。
【0036】
収容体9の側壁13は、特定の四角形の形態の場合、ミルクコンテナ2の収容体9の幅寸法を画定する2つの側面13aと、ミルクコンテナ2の収容体9の深さ寸法を画定する前壁13bおよび後壁13cとを備えている。
【0037】
特定の場合の混合ユニット10は、ミルク収容体9のカバー14に一体化されており、混合チャンバ15と、ミルクを混合チャンバ15に供給するための供給チャネル16と、混合チャンバに蒸気を供給するための供給チャネル17と、混合チャンバ15から出る混合ミルクのための出口チャネル18と、を備えている。
【0038】
混合ミルクの出口チャネル18は、外部ミルクディスペンサ11と流体連通している。
【0039】
外部ディスペンサ11の本体は、内部チャンバ11cを有し、検査され、必要に応じて清掃され得るその内部チャンバ11cへのアクセスのために係脱不能に係合された2つの部品11a,11bから構成される。
【0040】
外部ディスペンサ11の本体はまた、内部チャンバ11cと流体連通している底部に2つの分注孔22を有し、ミルクをチャンバ11に入れるための入口マニホールド30を有する。
【0041】
分注孔22は、ミルクコンテナ2の幅方向に離間され、コーヒー分注孔21と同じ中心間距離を有している。
【0042】
ミルク供給チャネル16は、そこに収容されたミルクを引き出すために、底部12に実質的に直角に収容体9内に延びている。
【0043】
混合ユニット10はまた、混合チャンバ15に空気を供給するためのチャネル51を備えている。このような空気供給チャネルは、外部環境と連通して、空気流調整手段を備えることができる。
【0044】
混合チャンバ15は、蒸気供給導管17から入ってくる蒸気の流れを可能にするためにベンチュリ管のような形状にされて、ミルクがミルク供給導管16から吸引され、空気が空気供給導管から吸引される結果、混合チャンバ15自体に窪みが形成される。
【0045】
ミルクコンテナ2は、外部ディスペンサ11を移動させるための移動機構20を備えている。
【0046】
好適には、移動機構20は、外部ミルクディスペンサ11を表面5に対して上昇させ、それ自体の角度方向を変えることなく外部ミルクディスペンサ11を収容体9から離すための結合された動きをするように構成され配置される。したがって、載置面5に垂直なミルク分注方向Lは変更されない。
【0047】
載置面5は水平であるため、コーヒー分注方向Mとミルク分注方向Lは共に垂直である。
【0048】
特定の場合に外部ディスペンサ11を移動させるための機構20は、収容体9のカバー14に機械的に接続されている。
【0049】
混合ユニット10が収容体9の側壁13に一体化されたミルクコンテナ2の構成変更例では、移動機構20も収容体9の側壁13に機械的に接続されている。
【0050】
移動機構20は、単一の自由度を有し、特定の場合には、連接された平行四辺形の部材を含む。
【0051】
連接された平行四辺形の部材は、端部の一端がカバー14に、他端が外部ミルクディスペンサ11にヒンジ止めされるように、端部にピン25,26およびピン27,28をそれぞれ有する、第1のレバー23および第2のレバー24をそれぞれ備えている。
【0052】
ミルクディスペンサ11の動きが、ミルクコンテナ2の収容体9の幅方向に向けて垂直に行われるように、ピン25,26,27,28は、ミルクコンテナ2の収容体9の深さ方向に水平に向けられている。
【0053】
特に、第1のレバー23のヒンジピン25,26は、軸線方向に中空であり、第1のレバー23の本体に沿って存在する、例えばチューブ29を備えたチャネルを通じて流体連通している。
【0054】
ヒンジピン25は、混合チャンバ15の出口チャネル18と回転可能にかつ流体密に係合し、ヒンジピン26は、外部ミルクディスペンサ11の入口マニホールド30と回転可能にかつ流体密に係合する。
【0055】
ヒンジピン25,26および相対的な接続チャネルは、第1のレバー23の本体と一体的に、または図示のように相互に堅固に接続された多数の部分に形成され得る。
【0056】
第1のレバー23の本体は、第2のレバー24をその内部に取り囲むように形成されており、連接された平行四辺形の部材によって想定され得るいずれの位置にも見えないことに留意されたい。
【0057】
ミルクコンテナ2は、移動機構20を収容体9から解放するための適切で迅速な解放手段を有する。
【0058】
解放手段は、弾性要素35とは対照的に、および弾性要素35の作用によって可動ステム34を制御するためのボタン33を備えている。
【0059】
ステム34は、第1のレバー23のピン25と交差するスロット36を有し、カバー14の本体に設けられたガイド37に沿って第1のレバー23のピン25に対して垂直に移動可能に支持されている。
【0060】
ステム34はまた、第1のレバー23のピン25の外部当接部39の迎え面38と、ステム34のための端部ストッパを画定する位置において出口チャネル18の壁の外面に係合可能なフランジ40と、を有する。
【0061】
ボタン33が解放されると、フランジ40とカバー14の下壁41との間に介在する弾性要素35は、ステム34を端部ストッパに位置決めし、この端部ストッパにおいて、迎え面38は、ピン25の外部当接部39に対して係合され、出口チャネル18からのその抽出を妨げる。ユーザが弾性要素35の力を圧倒してボタン33を押すと、ステム34は、ピン25の外部当接部39を迎え面38との係合から解放して移動し、したがって、ピン25を出口チャネル18から引き出すことができる。
【0062】
ミルクコンテナ2は、最終的に、外部ミルクディスペンサ11を所定の位置に停止させるための停止手段を有する。
【0063】
外部ミルクディスペンサ11を所定の位置で停止させるための停止手段は、移動機構20と収容体9との間に介在している。特に、外部ミルクディスペンサ11を所定の位置で停止させるための停止手段は、第1のレバー23のピン25の軸線を中心とする円の円弧に沿ってカバー14の前壁に配置された一連のバルジ42と、弾性要素44とは対照的に弾性要素44の作用により移動可能なボール43を備えたフィーラとを備えている。
【0064】
ボール43は、第1のレバー23の本体に設けられ、カバー14の前壁に面する筐体45内に収容されている。
【0065】
筐体45は、ピン25の軸線の方向に平行に、第1のレバー23のピン25からバルジ42に対して同じ半径方向距離に配置されている。
【0066】
ボール43は、弾性要素44によってカバー14の前壁に恒久的に接触して保持され、高くなった接続ストレッチに沿って2つのバルジ42とバルジ42にスナップ嵌め係合する突出位置との間で摺動するとき、筐体45に沿って格納位置間を移動可能である。明らかに、筐体45およびバルジ42の位置を、上記の説明とは逆にすることができる。
【0067】
実際には、バルジ42へのボール43のスナップ嵌めにより、ユーザが容易に認識できる複数の使用位置の間で選択された使用位置に、外部ミルクディスペンサ11の移動を正確に停止させることができる。2つのカプチーノを分注するためのコーヒーマシンの準備は、使用されるカップ7,7’に従って以下のように行われる。
【0068】
表面5に置かれたミルクコンテナ2は、コーヒーマシンの蒸気分注ノズル6で蒸気入口チャネル17に接続されている。
【0069】
外部コーヒーディスペンサ3は、カップ7,7’を位置決めするための下にある領域50に向けられ、その角度方向を変えることなく領域50の上で高さを調節することができる。
【0070】
図1および図2を参照すると、ユーザは、外部コーヒーディスペンサ3の高さ位置を調整して、カップ7の特定の高さに適合させる。次に、ユーザは、収容体9の前壁の基部の前部に配置された外部ミルクディスペンサ11を、図1に示す静止位置から第1の使用位置まで移動させ、この第1の使用位置では、外部ミルクディスペンサ11は、外部コーヒーディスペンサ3の前部に配置され、また、カップ7を位置決めするための領域50に向けられ、外部コーヒーディスペンサ3に対して、カップ7の載置面の上方に実質的に同じ距離にある。ユーザは、バルジ42の1つへのボール43のスナップ嵌めを知覚することによって、第1の使用位置に達したことを認識する。この時点で、カップ7は、外部コーヒーディスペンサ3および外部ミルクディスペンサ11の下の載置面5上に配置されている。カップ7は、特にコーヒーマシンの幅方向に互いに並んで配置されている。静止位置から第1の使用位置への移動では、上述したような外部ミルクディスペンサ11の角度方向は変更されないままである。ミルク分注孔22は、ミルクコンテナ2の幅方向に離間され、コーヒー分注孔21と同じ中心間距離を有している。したがって、第1の使用位置では、2対の分注孔21,22が形成され、分注孔21,22の各対は、カップ7に直接分注するために、対応するカップ7の上に垂直に整列される。
【0071】
図1および図3を参照すると、ユーザは、外部コーヒーディスペンサ3の高さ位置を調整して、カップ7’の高さに適合させる。この場合、図2に示される用途において使用されるカップ7と比較してより背の高いカップ7’を考慮して、外部コーヒーディスペンサ3は、図2に示される用途において想定されるものよりも高い位置にある。したがって、ユーザは、外部ミルクディスペンサ11を、第2の使用位置に移動させ、第2の使用位置では、外部ミルクディスペンサ11は外部コーヒーディスペンサ3の前に位置し、また、カップ7’の位置決め領域50に向けられ、外部コーヒーディスペンサ3に対して、カップ7’の載置面の上方に実質的に同じ距離にある。この時点で、カップ7’は、外部コーヒーディスペンサ3の下の載置面5上に配置されている。カップ7’は、特にコーヒーマシンの幅方向に互いに並んで配置されている。したがって、この第2の使用位置では、外部ミルクディスペンサ11は、図2に示される用途において想定されるものよりも高い位置にある。第2の使用位置に向かう移動では、上述したような外部ミルクディスペンサ11の角度方向は変更されないままである。したがって、第2の使用位置ではまた、2対の分注孔21,22が形成され、分注孔21,22の各対は、カップ7’に直接分注するために、対応するカップ7’の上に垂直に整列される。
【0072】
本明細書で着想されるような自動コーヒーマシンに関連付けることができるミルクコンテナは、本発明の概念の範囲内に入る多くの修正および変形が可能であり、さらに、すべての詳細は技術的に同等の要素で置き換え可能である。
【0073】
使用される材料および寸法を、実際には、要求および従来技術に従って、任意のタイプとすることができる。
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