特許第6562492号(P6562492)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6562492画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6562492
(24)【登録日】2019年8月2日
(45)【発行日】2019年8月21日
(54)【発明の名称】画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   H04N 1/387 20060101AFI20190808BHJP
   H04N 5/76 20060101ALI20190808BHJP
【FI】
   H04N1/387
   H04N5/76
【請求項の数】12
【全頁数】21
(21)【出願番号】特願2019-93086(P2019-93086)
(22)【出願日】2019年5月16日
【審査請求日】2019年5月16日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】505277358
【氏名又は名称】株式会社モルフォ
(74)【代理人】
【識別番号】100088155
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷川 芳樹
(74)【代理人】
【識別番号】100113435
【弁理士】
【氏名又は名称】黒木 義樹
(74)【代理人】
【識別番号】100161425
【弁理士】
【氏名又は名称】大森 鉄平
(72)【発明者】
【氏名】小関 大河
【審査官】 橘 高志
(56)【参考文献】
【文献】 特開2016−127343(JP,A)
【文献】 特開2009−164857(JP,A)
【文献】 特開2005−129996(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 1/387
H04N 5/76
G06T 3/40
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の画像の入力を受け付ける入力部と、
前記複数の画像のそれぞれを1枚ずつ基準画像として選択し、前記基準画像ごとに、前記基準画像と前記複数の画像のうちの前記基準画像を除く画像である比較画像それぞれとを、画像特徴に基づいて位置合わせする位置合わせ部と、
前記基準画像と位置合わせされた前記比較画像の中から前記基準画像と組み合わせる前記比較画像を前記基準画像ごとに選択し、組合せに含まれる画像が共通して描画可能な領域である共通領域を算出し、前記共通領域の前記基準画像に対する割合が所定閾値以上となる前記組合せを選択する選択部と、
前記選択された組合せの中から前記比較画像の枚数が最大となる前記組合せを決定する決定部と、
前記決定された組合せに対応する画像群と前記画像群に対応する前記基準画像を示す情報とを出力する出力部と、
を備える画像処理装置。
【請求項2】
前記決定部は、前記比較画像の枚数が最大枚数となる前記組合せが複数存在する場合には、前記比較画像の枚数が最大枚数となる前記組合せの中から対応する前記共通領域がより大きい前記組合せを決定する、
請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記複数の画像それぞれの指定領域から特徴量を取得する取得部と、
をさらに備え、
前記決定部は、前記比較画像の枚数が最大枚数となる前記組合せが複数存在する場合には、前記比較画像の枚数が最大枚数となる前記組合せの中から前記組合せに係る前記特徴量がより大きい前記組合せを決定する、
請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記複数の画像それぞれの指定領域から特徴量を取得する取得部と、
をさらに備え、
前記決定部は、
前記比較画像の枚数が最大枚数となる前記組合せが複数存在する場合には、前記比較画像の枚数が最大枚数となる前記組合せの中から対応する前記共通領域がより大きい前記組合せを決定し、
前記比較画像の枚数が最大枚数かつ対応する前記共通領域が最大となる前記組合せが複数存在する場合には、前記比較画像の枚数が最大枚数であって対応する前記共通領域が最大となる前記基準画像の中から前記組合せに係る前記特徴量がより大きい前記組合せを決定する、
請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記特徴量は鮮鋭度である、請求項3又は4に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記特徴量はノイズ量である、請求項3又は4に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記出力部は前記画像群を特徴量順に並び替えて出力する、請求項3〜6の何れか一項に記載の画像処理装置。
【請求項8】
前記出力部は前記画像群を時系列順に並び替えて出力する、請求項1〜6の何れか一項に記載の画像処理装置。
【請求項9】
前記出力部は、前記画像群の枚数に制限がある場合、特徴量順又は時系列順に並び替えられた前記画像群のうち、前記制限された枚数の画像群を出力する、請求項7又は8に記載の画像処理装置。
【請求項10】
前記画像群及び前記基準画像を示す情報を用いて少なくとも1枚の画像を生成する生成部をさらに備える請求項1〜9の何れか一項に記載の画像処理装置。
【請求項11】
複数の画像の入力を受け付けるステップと、
前記複数の画像のそれぞれを1枚ずつ基準画像として選択し、前記基準画像ごとに、前記基準画像と前記複数の画像のうちの前記基準画像を除く画像である比較画像それぞれとを、画像特徴に基づいて位置合わせするステップと、
前記基準画像と位置合わせされた前記比較画像の中から前記基準画像と組み合わせる前記比較画像を前記基準画像ごとに選択し、組合せに含まれる画像が共通して描画可能な領域である共通領域を算出し、前記共通領域の前記基準画像に対する割合が所定閾値以上となる前記組合せを選択するステップと、
前記選択された組合せの中から前記比較画像の枚数が最大となる前記組合せを決定するステップと、
前記決定された組合せに対応する画像群と前記画像群に対応する前記基準画像を示す情報とを出力するステップと、
を含む画像処理方法。
【請求項12】
コンピュータを動作させるプログラムであって、
前記プログラムは、コンピュータを、
複数の画像の入力を受け付ける入力部、
前記複数の画像のそれぞれを1枚ずつ基準画像として選択し、前記基準画像ごとに、前記基準画像と前記複数の画像のうちの前記基準画像を除く画像である比較画像それぞれとを、画像特徴に基づいて位置合わせする位置合わせ部、
前記基準画像と位置合わせされた前記比較画像の中から前記基準画像と組み合わせる前記比較画像を前記基準画像ごとに選択し、組合せに含まれる画像が共通して描画可能な領域である共通領域を算出し、前記共通領域の前記基準画像に対する割合が所定閾値以上となる前記組合せを選択する選択部、
前記選択された組合せの中から前記比較画像の枚数が最大となる前記組合せを決定する決定部、及び、
前記決定された組合せに対応する画像群と前記画像群に対応する前記基準画像を示す情報とを出力する出力部
として動作させる、プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、画像処理装置、画像処理方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、複数の画像を合成して一枚の高解像度の画像を作成する装置を開示する。この装置は、複数の画像の中からエッジ強度が最大となる画像を1枚の基準画像として選択し、基準画像に対して他の画像を位置合わせおよび合成する。エッジ強度が最大となる基準画像は、格納した複数枚の画像の中で最も焦点がはっきりと撮影された画像であると仮定される。そのため、基準画像以外の画像は、基準画像の画質に付加価値を付与する役割になる。これにより、最低でも、基準画像を単独で使用するときの画質よりも画質向上が保証される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2000−244851号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1記載の方法では、基準画像を単独で使用するときの画質よりも画質が向上しない場合がある。例えば、基準画像と他の画像とが互いに異なるシーンを撮影している場合であったり、同一の被写体を捉えていなかったりする場合がある。このような場合、基準画像と他の画像との合成処理自体が適切に行えない。このように、複数の画像の中から単に画質の良い画像を基準画像として選択する手法では、画像合成による画質向上が見込めないことがある。
【0005】
本開示は、複数の画像の中から、複数の画像を処理するための基準画像と当該基準画像とともに処理される画像とを適切に選択する装置、方法及びプログラムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一側面によれば、画像処理装置が提供される。画像処理装置は、入力部、位置合わせ部、選択部、決定部及び出力部を備える。入力部は、複数の画像の入力を受け付ける。位置合わせ部は、複数の画像のそれぞれを1枚ずつ基準画像として選択し、基準画像ごとに、基準画像と複数の画像のうちの基準画像を除く画像である比較画像それぞれとを、画像特徴に基づいて位置合わせする。選択部は、基準画像と位置合わせされた比較画像の中から基準画像と組み合わせる比較画像を基準画像ごとに選択し、組合せに含まれる画像が共通して描画可能な領域である共通領域を算出し、共通領域の基準画像に対する割合が所定閾値以上となる組合せを選択する。決定部は、選択された組合せの中から比較画像の枚数が最大となる組合せを決定する。出力部は、決定された組合せに対応する画像群と画像群に対応する基準画像を示す情報とを出力する。
【0007】
この画像処理装置によれば、位置合わせ部により、入力された複数の画像それぞれが基準画像として1枚ずつ選択され、基準画像ごとに比較画像との位置合わせが行われる。選択部により、共通領域の基準画像に対する割合が所定閾値以上となる、基準画像と比較画像との組合せが選択される。決定部により、選択された組合せの中から、対応する比較画像の枚数が最大となる組合せが決定される。出力部により、組合せに対応する画像群と画像群に対応する基準画像を示す情報とが出力される。このように、入力された複数の画像すべてが基準画像に設定され、共通領域と基準画像との割合が所定閾値以上を満たす組合せが選択される。複数の画像を用いて画質又は認識精度を向上させる場合、共通領域が狭いほど効果は減少する。この画像処理装置は、共通領域と基準画像との割合が所定閾値以上となる組合せを選択することにより、複数の画像を処理することにより得られる効果が減少することを回避することができる。また、複数の画像を用いて画質又は認識精度を向上させる場合、比較画像の枚数が多いほど効果は増大する。この画像処理装置は、決定された組合せのうち比較画像の枚数が最大となる組合せを決定することにより、後続の画像処理による効果を最大化させることができる。よって、この画像処理装置は、複数の画像の中から、複数の画像を処理するための基準画像と当該基準画像とともに処理される画像とを適切に選択することができる。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、複数の画像の中から、複数の画像を処理するための基準画像及び当該基準画像とともに処理される画像を適切に選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】第1実施形態に係る画像処理装置の機能を説明する概要図である。
図2】第1実施形態に係る画像処理装置のハードウェアを説明する概要図である。
図3】位置合わせの対象となる画像群を説明する図である。
図4】画像の位置合わせを説明する図である。
図5】探索に関するアルゴリズムを説明するツリー構造である。
図6】第1実施形態に係る画像処理方法を説明するフローチャートである。
図7】位置合わせの対象となる画像群を説明する図である。
図8】画像の位置合わせを説明する図である。
図9】画像の位置合わせを説明する図である。
図10】第2実施形態に係る画像処理装置の機能を説明する概要図である。
図11】第3実施形態に係る画像処理装置の機能を説明する概要図である。
図12】第3実施形態に係る画像処理方法を説明するフローチャートである。
図13】第4実施形態に係る画像処理装置の機能を説明する概要図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、種々の例示的実施形態について説明する。以下の説明において、同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明は繰り返さない。
【0011】
[第1実施形態]
[画像処理装置の構成]
図1は、第1実施形態に係る画像処理装置の機能を説明する概要図である。図1に示されるように、画像処理装置1は、カメラ2、画像データベース3(画像DB3)及び画像合成装置4に接続される。画像処理装置1は、複数の画像の中から、複数の画像を処理するための基準画像及び当該基準画像とともに処理される画像を選択する。
【0012】
画像処理装置1は、処理対象となる複数の画像をカメラ2から取得する。カメラ2は、動画撮影機能又は静止画の連続撮影機能を有する。つまり、複数の画像は、時系列に並ぶ静止画像である。複数の画像は、3つ以上の画像を含むことができる。画像処理装置1は、複数の画像を画像データベース3から取得してもよい。画像データベース3は、複数の画像を予め格納する記憶媒体である。複数の画像の取得態様は、上記の取得態様に限定されない。例えば、画像処理装置1は、カメラ2及び画像データベース3の何れかに接続されていればよい。あるいは、画像処理装置1は、カメラ2及び画像データベース3とは異なる他の機器から通信を介して複数の画像を取得してもよい。
【0013】
画像処理装置1は、取得された複数の画像の中から処理に用いる複数の画像を選択して出力する。図1の例では、画像処理装置1は、画像合成装置4へ複数の画像を出力する。画像処理装置1は、複数の画像の中で処理の基準となる画像を示す情報も出力し得る。画像合成装置4は、複数の画像を用いて高解像度の画像や、ノイズが低減された画像等を生成する装置である。画像合成装置4は、生成部41を備える。生成部41は、複数の画像の中から指定された1枚の基準画像を基準にして、少なくとも1枚の高解像度の画像や、ノイズが低減された画像等を生成する。一例として、生成部41は、基準画像の画像特徴に基づいて複数の画像のうちの基準画像を除く他の画像の位置合わせを行う。生成部41は、必要に応じて動的領域を考慮した上で、基準画像と他の画像とを合成し、高解像度の画像を生成する。なお、画像処理装置1の出力先は、画像合成装置4に限定されない。例えば、画像処理装置1の出力先は、結果として画像を出力しないが内部的に複数の画像の重複領域を処理する装置であればよく、例えば、物体認識装置又は物体追跡装置でもよい。あるいは、画像処理装置1の出力先は、これらの装置のためにデータを格納するデータベースとしてもよい。
【0014】
画像処理装置1は、機能的な構成要素として、入力部11、位置合わせ部13、選択部14、決定部15及び出力部16を備える。これらの構成要素が発揮する機能は、図2に示されるハードウェアによって実現される。図2は、第1実施形態に係る画像処理装置のハードウェアを説明する概要図である。図2に示されるように、画像処理装置1は、CPU(Central Processing Unit)100、RAM(Random AccessMemory)101、ROM102(Read Only Memory)、グラフィックコントローラ103、バス104、補助記憶装置105、外部接続インタフェース106及びネットワークインタフェース107を含む、通常のコンピュータシステムとして構成される。バス104を除く各構成要素は、バス104を介して通信可能に接続される。
【0015】
CPU100は、演算回路を含み、画像処理装置1を統括制御する。CPU100は、ROM102又は補助記憶装置105に記憶されたプログラムをRAM101に読み出す。CPU100は、RAM101に読み出したプログラムに基づいて種々の処理を実行する。ROM102は、画像処理装置1の制御に用いられるシステムプログラムなどを記憶する。グラフィックコントローラ103は、表示装置に表示させるための画面を生成する。補助記憶装置105は、種々の処理を実行するアプリケーションプログラムなどを記憶する。補助記憶装置105は、一例として、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)などにより構成される。外部接続インタフェース106は、画像処理装置1に種々の周辺機器を接続するためのインタフェースである。外部接続インタフェース106は、一例として、画像処理装置1に、ディスプレイ、キーボード又はマウスなどを接続させる。ネットワークインタフェース107は、ネットワークを介して情報のやりとりをする外部機器に接続するためのインタフェースである。
【0016】
画像処理装置1は、グラフィックコントローラ103を有さなくてもよい。画像処理装置1は、ハードウェアとして1つの筐体に収まっている必要はなく、いくつかの装置に分離していてもよい。
【0017】
再び図1を参照して画像処理装置1の機能的な構成要素を説明する。入力部11は、複数の画像の入力を受け付ける。入力部11は、カメラ2又は画像データベース3から複数の画像の入力を受け付ける。一例として、入力部11は、時系列に並ぶ3つ以上の静止画像の入力を受け付ける。
【0018】
位置合わせ部13は、複数の画像のそれぞれを1枚ずつ基準画像として選択し、基準画像以外の画像を当該基準画像に対応する比較画像とする。基準画像とは、位置合わせ処理ごとに複数の画像の中から1枚だけ選択される画像であり、複数の画像間の関係性を決定する際に基準となる画像である。基準画像の画像特徴は、比較画像と位置合わせする際に用いられる。画像特徴とは、画素値に基づく特徴量であり、例えば、輝度値の配列やエッジ強度などである。位置合わせとは、画像特徴に基づいて画像間の位置を合わせる処理である。また、基準画像は、後行程において画像合成が行われる場合には、複数の画像のうちの他の画像が合成される対象となる。一例として、位置合わせ部13は、複数の画像の中から1つの基準画像を選択し、選択された1つの基準画像を基準として対応する比較画像と位置合わせ処理をする。位置合わせ処理が終了した場合、複数の画像の中から次の基準画像を選択し、選択された次の基準画像を基準として位置合わせ処理を繰り返す。このように、位置合わせ部13は、少なくとも複数の画像の枚数分、位置合わせ処理を実施する。位置合わせ部13は、一例として、複数の画像の時系列順に基準画像を選択してもよい。位置合わせ部13は、複数の画像のそれぞれが少なくとも1回は基準画像となるように、複数の画像の中から基準画像を選択する。このように、位置合わせ部13は、基準画像ごとに、基準画像と比較画像それぞれとを画像特徴に基づいて位置合わせする。
【0019】
選択部14は、基準画像と位置合わせされた比較画像の中から基準画像と組み合わせる比較画像を基準画像ごとに選択する。選択部14は、一例として、基準画像と組み合わせる比較画像を網羅的に選択する。例えば、第1画像G1〜第4画像G4を対象とする場合であって第1画像G1を基準画像とするときには、選択部14は、基準画像である第1画像G1との組合せとして、(G1,G2,G3,G4)、(G1,G2,G3)、(G1,G2,G4)、(G1,G3,G4)、(G1,G2)、(G1,G3)、(G1,G4)の7通りを選択する。選択部14は、基準画像ごとに上記の組合せを選択する。例えば、第2画像G2を基準画像とする場合の組合せ、第3画像G3を基準画像とする場合の組合せ、及び、第4画像G4を基準画像とする場合の組合せを網羅的に選択する。
【0020】
選択部14は、基準画像ごとに選択した組合せごとに、組合せに含まれる画像が共通して描画可能な領域である共通領域を算出する。例えば、基準画像が第1画像G1である画像の組合せ(G1,G2,G3)については、第1画像G1〜第3画像G3全てが重なる領域が共通領域となる。共通領域は、画像全てが重なる領域に含まれる矩形領域としてもよい。共通領域を矩形領域とすることにより後述する割合の演算が容易となるため、処理速度が向上する。共通領域は、画像全てが重なる領域に含まれる最大の矩形領域としてもよい。
【0021】
選択部14は、共通領域の基準画像に対する割合が所定閾値以上となる組合せを選択する。選択部14は、組合せごとに共通領域の基準画像に対する割合を算出し、所定閾値と比較する。所定閾値は、共通領域の基準画像に対する割合を判定するために予め定められた値である。共通領域の基準画像に対する割合がパーセント表示で表現される場合、所定閾値は例えば50%〜95%の範囲に設定される。所定閾値は、70〜90%の範囲に設定されてもよい。共通領域の基準画像に対する割合が比で表現される場合、所定閾値は例えば0.5〜0.95の範囲、あるいは、0.7〜0.9の範囲に設定される。この比は、重なり率rcともいう。重なり率rcは、共通領域を基準画像の画像の大きさで除した値であり、0以上1以下の値となる。
【0022】
決定部15は、選択された組合せの中から比較画像の枚数が最大となる組合せを決定する。例えば、基準画像が第1画像G1である画像の2つの組合せ(G1,G2,G3)、(G1,G2,G3,G4)が選択部14によって選択された場合、組合せ(G1,G2,G3)の比較画像の枚数は2枚であり、組合せ(G1,G2,G3,G4)の比較画像の枚数は3枚である。この場合、決定部15は、組合せ(G1,G2,G3,G4)が比較画像の枚数が最大となる組合せであると決定する。
【0023】
なお、選択部14及び決定部15は、並列的に協調動作することにより、比較画像の枚数が最大となる組合せの探索を効率的に実施してもよい。探索に関するアルゴリズムの詳細は後述する。
【0024】
出力部16は、決定された組合せに対応する画像群と画像群に対応する基準画像を示す情報とを出力する。決定された組合せに対応する画像群とは、決定部15によって決定された組合せに含まれる基準画像及び比較画像のことである。画像群に対応する基準画像とは、組合せに含まれる基準画像であり、組合せに含まれる比較画像が位置合わせの基準とした画像である。基準画像を示す情報は、画像群の中で基準画像を識別可能な情報である。例えば、基準画像を示す情報は、基準画像に付与された識別番号、Exif情報、画像群中の並び順などであり、これらに限定されない。
【0025】
出力部16は、画像群を時系列順に並び替えて出力してもよい。基準画像と時系列距離が近い画像の方が合成処理時においてゴーストが出にくい傾向にある。時系列順に並び替えることにより、画像合成装置4において合成処理が最適化され得る。あるいは、出力部16は、各画像の鮮鋭度を取得し、鮮鋭度順に並び替えて出力してもよい。合成対象となる画像の枚数に制限がある場合、鮮鋭度順に並び替えることにより、画像合成装置4において合成処理が最適化され得る。
【0026】
以上説明したとおり、画像処理装置1は、複数の画像の中から、最適な基準画像と基準画像とともに処理される比較画像との組合せを決定し、画像合成装置4へ出力する。
【0027】
[共通領域の詳細]
図3は、位置合わせの対象となる画像群を説明する図である。図3の(A)に示される第1画像G1、図3の(B)に示される第2画像G2、図3の(C)に示される第3画像G3、及び、図3の(D)に示される第4画像G4は、例示の順で時系列に撮像された画像群である。
【0028】
一例として、基準画像を第1画像G1とした例を、図4を用いて説明する。図4は、画像の位置合わせを説明する図である。基準画像を第1画像G1とした場合、比較画像は、複数の画像のうちの第1画像G1以外の画像となるため、第2画像G2、第3画像G3及び第4画像G4の3枚である。図4の(A)は、比較画像の全てを用いた位置合わせの例である。図4の(A)に示されるように、基準画像である第1画像G1を基準として、3枚の比較画像(第2画像G2、第3画像G3及び第4画像G4)が位置合わせされる。4枚の画像すべてが重なる領域が共通領域RA1である。
【0029】
図4の(B)は、比較画像のうちの2枚を用いた位置合わせの例である。図4の(B)に示されるように、基準画像である第1画像G1を基準として、2枚の比較画像(第2画像G2及び第3画像G3)が位置合わせされる。3枚の画像すべてが重なる領域が共通領域RA2である。図示は省略するが、位置合わせ部13は、2枚の比較画像の他の組合せについても、位置合わせを実施する。例えば、第2画像G2及び第4画像G4、第3画像G3及び第4画像G4の組合せも、第2画像G2及び第3画像G3の組合せと同様に位置合わせされ、選択部14によってそれぞれの組合せごとに共通領域が算出される。
【0030】
図4の(C)は、比較画像のうちの1枚を用いた位置合わせの例である。図4の(C)に示されるように、基準画像である第1画像G1を基準として、1枚の比較画像(第2画像G2)が位置合わせされる。2枚の画像が重なる領域が共通領域RA3である。図示は省略するが、位置合わせ部13は、1枚の比較画像の他の組合せについても、位置合わせを実施する。例えば、第3画像G3との組合せ及び第4画像G4との組合せも、第2画像G2の組合せと同様に位置合わせされ、選択部14によってそれぞれの組合せごとに共通領域が算出される。
【0031】
このように、位置合わせ部13は、基準画像に対する比較画像の位置合わせを行い、選択部14は、基準画像と比較画像との組合せごとに共通領域を算出する。選択部14は、算出された共通領域を用いて重なり率を算出し、重なり率が所定閾値以上となる組合せを選択する。
【0032】
[探索に関するアルゴリズムの詳細]
選択部14及び決定部15によって、重なり率rcが所定閾値以上であって比較画像が最大枚数となる組合せが決定される。この決定フローはいくつか存在する。第1の決定フローでは、位置合わせ部13によって位置合わせされた画像群について、選択部14は、重なり率rcが所定閾値以上となる組合せを全て選定し、決定部15は、選定された組合せの中から比較画像が最大枚数となる組合せを決定する。
【0033】
第2の決定フローは、第1の決定フローによる探索を効率的に行うように改善される。第2の決定フローでは、最初に、基準画像に対して最大枚数の比較画像を組み合わせて、重なり率rcが所定閾値以上となるか否かを判定する。最大枚数の比較画像を含む組合せのうち、重なり率rcが所定閾値以上となる組合せが存在した場合には、選択部14は以降の探索処理を実施せず、決定部15は、当該組合せを比較画像が最大枚数となる組合せと決定する。つまり、選択部14及び決定部15は、最大枚数の比較画像を有する組合せから探索することで処理を効率化する。
【0034】
図5は、探索に関するアルゴリズムを説明するツリー構造である。図5は、4枚の画像の組合せについて第2の決定フローで探索する例を示す。4枚の画像のうちの1枚は基準画像であり、残りの3枚は比較画像である。例えば、基準画像は第1画像G1であり、比較画像は第2画像G2〜第4画像G4である。図5に示されるように、ツリー構造の一番左のノードがルートであり、ノードには比較画像の使用状態がビット形式で示される。例えば、状態「000」は第2画像G2〜第4画像G4全てを使用する状態に対応する。状態「001」は第2画像G2及び第3画像G3を使用する状態に対応する。状態「010」は第2画像G2及び第4画像G4を使用する状態に対応する。状態「100」は第3画像G3及び第4画像G4を使用する状態に対応する。状態「011」は第2画像G2を使用する状態に対応する。状態「101」は第3画像G3を使用する状態に対応する。状態「110」は第4画像G4を使用する状態に対応する。状態「111」は何れの画像も使わない状態に対応する。各ノードは、比較画像の使用枚数に応じて階層T0〜階層T3まで階層化される。ルートである状態「000」は、階層T0であり、比較画像が3枚である。状態「001」,「010」,「100」は、階層T1であり、比較画像が2枚である。状態「011」,「101」,「110」は、階層T2であり、比較画像が1枚である。状態「111」は、階層T3であり、比較画像が0枚である。このように、ルートから出発して階層が深くなる度に比較画像の枚数が減少する。
【0035】
選択部14及び決定部15は、ルートである状態「000」から探索を開始する。状態「000」の組合せは1つであり、この1つの組合せにおいて重なり率rcが所定閾値以上となる場合には、決定部15は当該組合せを最適な組合せであると決定し、以降の処理を実行しない。ルートにおける組合せの重なり率rcが所定閾値未満である場合、選択部14及び決定部15は、階層T0から階層T1へと処理を移行する。階層T1において処理対象となる比較画像は、状態「000」から1枚減じた合計2枚となる。階層T2において処理対象となる比較画像は、さらに1枚減じた合計1枚となる。階層T1,T2においては、階層T0の処理と同様に、重なり率rcが所定閾値以上である場合には、決定部15は当該組合せを最適な組合せであると決定し、以降の処理を実行しない。つまり、階層に条件を満たす組合せが存在した場合には、次の階層に移行することなく探索を終了する。このアルゴリズムを実行することで、処理が高速化される。なお、図5は、1枚の基準画像に対応するツリー構造である。つまり、基準画像となる画像が5枚ある場合には、基準画像ごとに図5に示すツリー構造に沿って処理が実施される(処理が合計5回実施されることになる)。
【0036】
[画像処理方法]
図6は、第1実施形態に係る画像処理方法を説明するフローチャートである。図6に示される画像処理方法は、画像処理装置1によって実行される。画像処理装置1は、例えばユーザによる処理操作を受け付けたときに図6に示される画像処理方法を開始する。
【0037】
画像処理装置1の入力部11は、入力処理(ステップS10)として、複数の画像の入力を受け付ける。入力部11は、例えば4枚の画像の入力を受け付ける。例えば、図3の(A)〜(D)に示される4枚の画像が入力される。
【0038】
画像処理装置1の位置合わせ部13は、位置合わせ処理(ステップS12)として、複数の画像のそれぞれを1枚ずつ基準画像として選択する。そして、位置合わせ部13は、基準画像ごとに、基準画像と複数の画像のうちの基準画像を除く画像である比較画像それぞれとを、画像特徴に基づいて位置合わせする。例えば、位置合わせ部13は、第1画像G1を基準画像として比較画像を位置合わせする。同様に、位置合わせ部13は、第2画像G2を基準画像として比較画像を位置合わせする。同様に、位置合わせ部13は、第3画像G3を基準画像として比較画像を位置合わせする。同様に、位置合わせ部13は、第4画像G4を基準画像として比較画像を位置合わせする。
【0039】
画像処理装置1の選択部14は、選択処理(ステップS14)として、基準画像と位置合わせされた比較画像の中から基準画像と組み合わせる比較画像を基準画像ごとに選択する。そして、選択部14は、組合せに含まれる画像が共通して描画可能な領域である共通領域を算出する。例えば、図4の(A)〜(C)に示されるように、それぞれの組合せにおいて共通領域を算出する。続いて、選択部14は、共通領域の基準画像に対する割合が所定閾値以上となる組合せを選択する。例えば、図4の例において、共通領域RA1の重なり率rc1が0.3、共通領域RA2の重なり率rc2が0.5、共通領域RA3の重なり率rc3が0.8であると仮定する。重なり率に係る所定閾値が0.5である場合、共通領域RA1の重なり率rc1は所定閾値より小さいため、選択部14は、図4の(A)に示される組合せを選択せず、図4の(B)又は(C)に示される組合せが選択される。
【0040】
画像処理装置1の決定部15は、決定処理(ステップS16)として、選択された組合せの中から比較画像の枚数が最大となる組合せを決定する。決定部15は、共通領域の基準画像に対する割合が所定閾値以上となる組合せの中から比較画像の枚数が最大となる組合せを決定する。例えば、図4の(B)又は(C)に示される組合せが選択された場合、図4の(B)の組合せは比較画像が2枚、図4の(C)の組合せは比較画像が1枚である。このため、決定部15は、第1画像G1を基準画像とした図4の(B)の組合せを、比較画像の枚数が最大となる組合せであると決定する。
【0041】
画像処理装置1の出力部16は、出力処理(ステップS18)として、決定された組合せに対応する画像群と画像群に対応する基準画像を示す情報とを出力する。出力処理が終了すると、図6に示されるフローチャートは終了する。
【0042】
図6に示されるフローチャートを実行することにより、複数の画像から最適な基準画像及び比較画像が選択される。なお、選択処理(S14)及び決定処理(S16)は、同時並行的に処理してもよく、この場合、図5に示されるアルゴリズムで動作すればよい。
【0043】
[異なる画像が基準画像に選択されるユースケース]
位置合わせ部13は、一例として、複数の画像の時系列順に基準画像を選択してもよい。異なる画像が基準画像に選択されるユースケースを、図7図9を参照して説明する。
【0044】
図7は、位置合わせの対象となる画像群を説明する図である。図7の(A)に示される第1画像H1、図7の(B)に示される第2画像H2、図7の(C)に示される第3画像H3、及び、図7の(D)に示される第4画像H4は、例示の順で時系列に撮像された画像群である。図3の画像群との相違点は、第1画像H1にボケが発生している(すなわち、鮮明ではない)ことである。
【0045】
一例として、第1画像H1が基準画像に選択された例を、図8を用いて説明する。図8は、画像の位置合わせを説明する図である。基準画像を第1画像H1とした場合、比較画像は、複数の画像のうちの第1画像H1以外の画像となるため、第2画像H2、第3画像H3及び第4画像H4の3枚である。図8の(A)は、比較画像の全てを用いた位置合わせの例である。図8の(A)に示されるように、基準画像である第1画像H1を基準として、3枚の比較画像(第2画像H2、第3画像H3及び第4画像H4)が位置合わせされる。4枚の画像すべてが重なる領域が共通領域RB1である。
【0046】
図8の(B)は、比較画像のうちの2枚を用いた位置合わせの例である。図8の(B)に示されるように、基準画像である第1画像H1を基準として、2枚の比較画像(第2画像H2及び第3画像H3)が位置合わせされる。3枚の画像すべてが重なる領域が共通領域RB2である。図示は省略するが、位置合わせ部13は、2枚の比較画像の他の組合せについても、位置合わせを実施する。例えば、第2画像H2及び第4画像H4、第3画像H3及び第4画像H4の組合せも、第2画像H2及び第3画像H3の組合せと同様に位置合わせされ、選択部14によってそれぞれの組合せごとに共通領域が算出される。
【0047】
図8の(C)は、比較画像のうちの1枚を用いた位置合わせの例である。図8の(C)に示されるように、基準画像である第1画像H1を基準として、1枚の比較画像(第2画像H2)が位置合わせされる。2枚の画像が重なる領域が共通領域RB3である。図示は省略するが、位置合わせ部13は、1枚の比較画像の他の組合せについても、位置合わせを実施する。例えば、第3画像H3との組合せ及び第4画像H4との組合せも、第2画像H2の組合せと同様に位置合わせされ、選択部14によってそれぞれの組合せごとに共通領域が算出される。
【0048】
一般的に、2枚の画像の位置合わせにおいて、いずれか又は双方の画像にボケが発生していると、画像間の動きベクトル量を正確に算出することができなくなる。この結果、誤差が含まれる動きベクトル量に基づいて位置合わせが行われてしまうため、複数の画像の位置合わせの精度が低下してしまう。図8は、基準画像(第1画像H1)と、比較画像(第2画像H2〜第4画像H4)とが適切に位置合わせされなかった様子を示している。
【0049】
次に、一例として、第2画像H2が基準画像に選択された例を、図9を用いて説明する。図9は、画像の位置合わせを説明する図である。基準画像を第2画像H2とした場合、比較画像は、複数の画像のうちの第2画像H2以外の画像となるため、第1画像H1、第3画像H3及び第4画像H4の3枚である。図9の(A)は、比較画像の全てを用いた位置合わせの例である。図9の(A)に示されるように、基準画像である第2画像H2を基準として、3枚の比較画像(第1画像H1、第3画像H3及び第4画像H4)が位置合わせされる。4枚の画像すべてが重なる領域が共通領域RB4である。図9の(A)に示されるように、第2画像H2と第1画像H1とはズレて位置合わせされているのに対して、第2画像H2と第3画像H3及び第4画像H4とは適切に位置合わせされている。第2画像H2〜第4画像H4にはボケが発生しておらず、正確に算出された動きベクトル量に基づいて位置合わせされたためである。
【0050】
図9の(B)は、比較画像のうちの2枚を用いた位置合わせの例である。図9の(B)に示されるように、基準画像である第2画像H2を基準として、2枚の比較画像(第3画像H3及び第4画像H4)が位置合わせされる。3枚の画像すべてが重なる領域が共通領域RB5である。図示は省略するが、位置合わせ部13は、2枚の比較画像の他の組合せについても、位置合わせを実施する。例えば、第1画像H1及び第4画像H4、第1画像H1及び第3画像H3の組合せも、第3画像H3及び第4画像H4の組合せと同様に位置合わせされ、選択部14によってそれぞれの組合せごとに共通領域が算出される。
【0051】
図9の(C)は、比較画像のうちの1枚を用いた位置合わせの例である。図9の(C)に示されるように、基準画像である第2画像H2を基準として、1枚の比較画像(第3画像H3)が位置合わせされる。2枚の画像が重なる領域が共通領域RB6である。図示は省略するが、位置合わせ部13は、1枚の比較画像の他の組合せについても、位置合わせを実施する。例えば、第1画像H1との組合せ及び第4画像H4との組合せも、第3画像H3の組合せと同様に位置合わせされ、選択部14によってそれぞれの組合せごとに共通領域が算出される。
【0052】
図8の(A)〜(C)、及び、図9の(A)に示される通り、基準画像及び比較画像のいずれか又は双方にボケが発生していると、ボケが発生していない場合と比較して、位置合わせの信頼度が劣後してしまう。位置合わせの信頼度が低い場合は算出される共通領域が相対的に小さくなり、信頼度が高い場合は算出される共通領域が相対的に大きくなる。図8の(B)及び図9の(B)に、位置合わせの信頼度が高い場合に算出される共通領域RB5が、信頼度が低い場合に算出される共通領域RB2よりも大きくなる様子が示されている。同様に、図8の(C)及び図9の(C)に、位置合わせの信頼度が高い場合に算出される共通領域RB6が、信頼度が低い場合に算出される共通領域RB3よりも大きくなる様子が示されている。
【0053】
以上説明した通り、位置合わせ部13は、複数の画像のそれぞれが少なくとも1回は基準画像となるように、複数の画像の中から基準画像を選択する。そのため、複数の画像の中にボケた画像が含まれている場合であっても、このボケた画像を基準画像とする、ズレて位置合わせされる画像の組み合わせがそのまま選択されることが抑制される。この結果、画像処理装置1は、複数の画像の中から、より適切な基準画像と基準画像とともに処理される比較画像との組み合わせを決定することができる。
【0054】
[プログラム]
プログラムは、コンピュータを画像処理装置1として機能させる。コンピュータとは、演算装置及び記憶媒体を含むハードウェアであり、パーソナルコンピュータ、サーバ、携帯端末などである。プログラムは、メインモジュール、入力モジュール、位置合わせモジュール、選択モジュール、決定モジュール、及び、出力モジュールを備える。メインモジュールは、装置を統括的に制御する部分である。入力モジュール、位置合わせモジュール、選択モジュール、決定モジュール、及び、出力モジュールを実行させることにより実現される機能は、上述した画像処理装置1の入力部11、位置合わせ部13、選択部14、決定部15及び出力部16の機能とそれぞれ同一である。
【0055】
プログラムは、例えば、ROM又は半導体メモリなどの非一時的な記録媒体によって提供される。また、プログラムは、ネットワークなどの通信を介して提供されてもよい。
【0056】
[第1実施形態のまとめ]
基準画像を設定する典型的な手法においては、複数の画像から任意に選択された1枚の画像を基準画像として選択し、複数の画像の位置合わせを行う。しかし、選択された1枚の画像がボケている場合(鮮明でない場合)、この基準画像と、位置合わせの対象となる他の画像とから計算される動きベクトル量に誤差が発生してしまう。この結果、複数の画像の位置合わせの精度が低下してしまい、画像合成による画質向上が見込めなくなってしまう。
【0057】
これに対して、複数の画像の位置合わせの精度を向上させるために、複数の画像から最も鮮鋭度の高い画像を選択する手法が考えられる。一般的に、画像におけるテクスチャ領域が小さいほどその画像の鮮鋭度は低くなり、画像におけるテクスチャ領域が大きい程その画像の鮮鋭度は大きくなる傾向がある。例えば、図3の(A)〜(D)に示される第1画像G1〜第4画像G4から最も鮮鋭度の高い画像を選択する場合を考える。この場合、葉っぱのテクスチャ領域が最も大きい第4画像G4が、最も鮮鋭度の高い画像として選択される可能性が高くなる。しかしながら、このような第4画像G4が、必ずしも主被写体(車)との位置が近い画像とは限らない。このように、鮮鋭度が最も高い画像を単純に選択しただけでは画像合成による画質向上が見込めないおそれがある。
【0058】
第1実施形態に係る画像処理装置1によれば、入力された複数の画像すべてが基準画像に設定され、重なり率rcが所定閾値以上を満たす組合せが選択される。複数の画像を用いて画質又は認識精度を向上させる場合、共通領域が狭いほど効果は減少する。画像処理装置1は、重なり率rcが所定閾値以上となる組合せを選択することにより、複数の画像を処理することにより得られる効果が減少することを回避することができる。また、複数の画像を用いて画質又は認識精度を向上させる場合、比較画像の枚数が多いほど効果は増大する。画像処理装置1は、決定された組合せのうち比較画像の枚数が最大となる組合せを決定することにより、後続の画像処理による効果を最大化させることができる。よって、画像処理装置1は、複数の画像の中から、複数の画像を処理するための基準画像と当該基準画像とともに処理される画像とを適切に選択することができる。
【0059】
[第2実施形態]
第2実施形態に係る画像処理装置1Aは、第1実施形態に係る画像処理装置1と比較して決定部15Aの一部機能が相違し、その他は同一である。以下では、画像処理装置1との相違点を中心に説明し、重複する説明は繰り返さない。
【0060】
図10は、第2実施形態に係る画像処理装置の機能を説明する概要図である。図10に示されるように、画像処理装置1Aは、画像処理装置1と比較して決定部15Aを備える点が相違し、その他は同一である。決定部15Aは、決定部15と同一の機能を有するとともに、追加的な機能を有する。具体的には、決定部15Aは、比較画像の枚数が最大枚数となる組合せが複数存在する場合には、比較画像の枚数が最大枚数となる組合せの中から対応する共通領域がより大きい組合せを決定する。この場合、比較画像の枚数が最大枚数となる組合せのうち共通領域が最も大きい組合せが選択される。
【0061】
第1画像G1、第2画像G2、第3画像G3及び第4画像G4の4枚の画像を処理する場合を例示する。第1画像G1を基準画像とし、組合せ(G1,G2,G3)の重なり率rcが0.8、組合せ(G1,G2,G4)の重なり率rcが0.7であり、重なり率に係る所定閾値が0.6であるとする。さらに、両者とも比較画像の枚数は2枚であり、最大枚数であるとする。この場合、2つの組合せは、両者とも、重なり率rcが所定閾値以上であって比較画像が最大枚数になるという条件に合致する。
【0062】
決定部15Aは、上記条件に合致する2つの組合せのうち、共通領域がより大きい方の組合せ、つまり、重なり率rcがより大きい方の組合せを決定する。上記の例においては、組合せ(G1,G2,G3)の重なり率rcの方が、組合せ(G1,G2,G4)の重なり率rcよりも大きい。このため、決定部15Aは、組合せ(G1,G2,G3)を採用する。
【0063】
決定部15Aの機能は、図5に示されるツリー構造のアルゴリズムに組み込むこともできる。決定部15Aは、ツリー構造において複数のノードが存在する階層を処理するときには、同一階層のノードの処理が全て終了するまで重なり率rcのノードごとの演算結果を保持する。そして、決定部15Aは、ノードごとの演算結果のうち、重なり率rcが所定閾値以上であって最大の重なり率rcとなる組合せを決定する。このように、決定部15Aは、比較画像が最大枚数になる組合せが複数存在する場合、つまり、同一階層において重なり率rcが所定閾値以上となる条件を満たすノードが複数存在する場合であっても、最適な1つの組合せを決定することができる。
【0064】
決定部15Aは、同一階層のノードごとの演算結果を全て保持する必要はなく、同一階層において所定閾値以上となる重なり率rcの最大値に対応するノードの演算結果のみを記録しておけばよい。例えば、図5の階層T1において状態「001」「010」「100」の順に処理する場合において、全ての状態において重なり率rcが所定閾値以上であるとする。この場合、最初に、状態「001」の処理時において算出された重なり率rcが初期値として記録される。重なり率rcは、対応する状態と関連付けられて記録される。続いて、状態「010」の処理時において算出された重なり率rcが、記録されている重なり率rcよりも大きい場合には、記録されている重なり率rcが書き換えられ、重なり率rcに関連付けられる状態も変更される。状態「010」の処理時において算出された重なり率rcが、記録されている重なり率rc以下の場合には、記録されている重なり率rcは変更されない。続いて、状態「100」の処理時において算出された重なり率rcが、記録されている重なり率rcよりも大きい場合には、記録されている重なり率rcが書き換えられ、重なり率rcに関連付けられる状態も変更される。状態「100」の処理時において算出された重なり率rcが、記録されている重なり率rc以下の場合には、記録されている重なり率rcは変更されない。このように、決定部15Aは、暫定的な最大値となる組合せの演算結果のみを保持することにより、リソースを減少させることができる。
【0065】
[第2実施形態のまとめ]
第2実施形態に係る画像処理装置1Aによれば、重なり率rcが所定閾値以上であって比較画像が最大枚数になるという条件を満たす組合せが複数存在する場合であっても、条件を満たす複数の組合せの中から、後続の画像処理による効果を最大化できる組合せを重なり率rcを用いて適切に選択することができる。
【0066】
[第3実施形態]
第3実施形態に係る画像処理装置1Bは、第1実施形態に係る画像処理装置1と比較して、取得部12を備える点、及び、決定部15Bの一部機能が相違し、その他は同一である。以下では、画像処理装置1との相違点を中心に説明し、重複する説明は繰り返さない。
【0067】
図11は、第3実施形態に係る画像処理装置の機能を説明する概要図である。図11に示されるように、画像処理装置1Bは、画像処理装置1と比較して取得部12及び決定部15Bを備える点が相違し、その他は同一である。
【0068】
取得部12は、複数の画像それぞれの指定領域から特徴量を取得する。指定領域は、画像ごとに予め設定された領域である。つまり、指定領域はそれぞれの画像に対応して設定される。指定領域は、画像の一部であってもよいし、画像の全範囲であってもよい。指定領域は、例えば認識処理により顔や被写体を判定された領域などであるが、これらに限定されない。特徴量は、画素値から算出され、画質を評価可能な値である。特徴量の一例は、鮮鋭度(sharpness)、ノイズ量、コントラストなどであるが、これらに限定されない。特徴量は、その値が大きいほど画質が優れているともいえる。鮮鋭度は、二種類の強度の異なる標準偏差σを用いてガウスぼかしした画像同士の差の絶対値の和(SAD:Sum of Absolute Difference)を用いて算出することができる。
【0069】
決定部15Bは、決定部15と同一の機能を有するとともに、追加的な機能を有する。具体的には、決定部15Bは、比較画像の枚数が最大枚数となる組合せが複数存在する場合には、比較画像の枚数が最大枚数となる組合せの中から組合せに係る特徴量がより大きい組合せを決定する。この場合、比較画像の枚数が最大枚数となる組合せのうち組合せに係る特徴量が最も大きい組合せが選択される。組合せに係る特徴量は、組合せに係る画像それぞれの特徴量の合計値又は平均値である。
【0070】
第1画像G1、第2画像G2、第3画像G3及び第4画像G4の4枚の画像を処理する場合を例示する。第1画像G1を基準画像とし、組合せ(G1,G2,G3)の重なり率rcが0.8、組合せに係る特徴量がP1であり、組合せ(G1,G2,G4)の重なり率rcが0.7、組合せに係る特徴量がP2(P1>P2)であり、重なり率に係る所定閾値が0.6であるとする。さらに、両者とも比較画像の枚数は2枚であり、最大枚数であるとする。この場合、2つの組合せは、両者とも、重なり率rcが所定閾値以上であって比較画像が最大枚数になるという条件に合致する。
【0071】
決定部15Bは、上記条件に合致する2つの組合せのうち、組合せに係る特徴量がより大きい方の組合せを決定する。上記の例においては、組合せ(G1,G2,G3)の組合せに係る特徴量P1の方が、組合せ(G1,G2,G4)の組合せに係る特徴量P2よりも大きい。このため、決定部15Bは、組合せ(G1,G2,G3)を採用する。
【0072】
決定部15Bの機能は、図5に示されるツリー構造のアルゴリズムに組み込むこともできる。決定部15Bは、ツリー構造において複数のノードが存在する階層を処理するときには、同一階層のノードの処理が全て終了するまで重なり率rcのノードごとの演算結果を保持する。そして、決定部15Bは、ノードごとの演算結果のうち、重なり率rcが所定閾値以上であって組合せに係る特徴量が最大となる組合せを決定する。このように、決定部15Bは、比較画像が最大枚数になる組合せが複数存在する場合、つまり、同一階層において重なり率rcが所定閾値以上となる条件を満たすノードが複数存在する場合であっても、最適な1つの組合せを決定することができる。
【0073】
決定部15Bは、同一階層のノードごとの演算結果を全て保持する必要はなく、同一階層において所定閾値以上であって組合せに係る特徴量が最大となるノードの演算結果のみを記録しておけばよい。例えば、図5の階層T1において状態「001」「010」「100」の順に処理する場合において、全ての状態において重なり率rcが所定閾値以上であるとする。この場合、最初に、状態「001」の処理時において算出された組合せに係る特徴量が初期値として記録される。組合せに係る特徴量は、対応する状態と関連付けられて記録される。続いて、状態「010」の処理時において算出された組合せに係る特徴量が、記録されている組合せに係る特徴量よりも大きい場合には、記録されている組合せに係る特徴量が書き換えられ、組合せに係る特徴量に関連付けられる状態も変更される。状態「010」の処理時において算出された組合せに係る特徴量が、記録されている組合せに係る特徴量以下の場合には、記録されている組合せに係る特徴量は変更されない。続いて、状態「100」の処理時において算出された組合せに係る特徴量が、記録されている組合せに係る特徴量よりも大きい場合には、記録されている組合せに係る特徴量が書き換えられ、組合せに係る特徴量に関連付けられる状態も変更される。状態「100」の処理時において算出された組合せに係る特徴量が、記録されている組合せに係る特徴量以下の場合には、記録されている組合せに係る特徴量は変更されない。このように、決定部15Bは、暫定的な最大値となる組合せの演算結果のみを保持することにより、リソースを減少させることができる。
【0074】
[画像処理方法]
図12は、第3実施形態に係る画像処理方法を説明するフローチャートである。図12に示される画像処理方法は、画像処理装置1Bによって実行される。画像処理装置1Bは、例えばユーザによる処理操作を受け付けたときに図12に示される画像処理方法を開始する。
【0075】
画像処理装置1Bの入力部11は、入力処理(ステップS20)として、複数の画像の入力を受け付ける。この処理は図6の入力処理(ステップS10)と同一である。
【0076】
画像処理装置1Bの取得部12は、取得処理(ステップS21)として、複数の画像それぞれの指定領域から特徴量を取得する。取得部12は、入力処理で受け付けられた画像それぞれから特徴量を取得する。取得部12は、画像ごとに指定領域を検出し、指定領域内の鮮鋭度などを取得する。
【0077】
画像処理装置1Bの位置合わせ部13は、位置合わせ処理(ステップS22)として、基準画像の選択と比較画像の位置合わせとを行う。この処理は図6の位置合わせ処理(ステップS12)と同一である。
【0078】
画像処理装置1Bの選択部14は、選択処理(ステップS24)として、基準画像と位置合わせされた比較画像の中から基準画像と組み合わせる比較画像を基準画像ごとに選択する。そして、選択部14は、組合せに含まれる画像が共通して描画可能な領域である共通領域及び重なり率rcを算出する。この処理は図6の選択処理(ステップS14)と同一である。
【0079】
画像処理装置1Bの決定部15Bは、決定処理(ステップS26)として、選択された組合せの中から比較画像の枚数が最大となる組合せを決定する。決定部15Bは、重なり率rcが所定閾値以上となる組合せの中から比較画像の枚数が最大となる組合せを決定する。そして、重なり率rcが所定閾値以上であって比較画像の枚数が最大となる組合せが複数存在する場合には、当該複数の組合せの中から組合せに係る特徴量が最も大きい組合せを決定する。
【0080】
画像処理装置1の出力部16は、出力処理(ステップS28)として、決定された組合せに対応する画像群と画像群に対応する基準画像を示す情報とを出力する。この処理は図6の出力処理(ステップS18)と同一である。出力処理が終了すると、図12に示されるフローチャートは終了する。
【0081】
図12に示されるフローチャートを実行することにより、複数の画像から最適な基準画像及び比較画像が選択される。なお、取得処理(S21)及び位置合わせ処理(S22)は同時並行的に処理してもよい。選択処理(S24)及び決定処理(S26)は、同時並行的に処理してもよく、この場合、図5に示されるアルゴリズムで動作すればよい。
【0082】
[第3実施形態のまとめ]
第3実施形態に係る画像処理装置1Bによれば、重なり率rcが所定閾値以上であって比較画像が最大枚数になるという条件を満たす組合せが複数存在する場合であっても、条件を満たす複数の組合せの中から、後続の画像処理による効果を最大化できる組合せを組合せに係る特徴量を用いて適切に選択することができる。
【0083】
[第4実施形態]
第4実施形態に係る画像処理装置1Cは、第1実施形態に係る画像処理装置1と比較して、生成部41を備える点が相違し、その他は同一である。以下では、画像処理装置1との相違点を中心に説明し、重複する説明は繰り返さない。
【0084】
図13は、第4実施形態に係る画像処理装置の機能を説明する概要図である。図13に示されるように、画像処理装置1C、画像処理装置1と比較して生成部41を備える点が相違し、その他は同一である。生成部41は、画像処理装置1に接続された画像合成装置4の生成部41と同一である。
【0085】
[第4実施形態のまとめ]
第4実施形態に係る画像処理装置1Cによれば、複数の画像を適切に選択して高解像度の画像を生成することができる。
【0086】
[変形例]
本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。
【0087】
例えば、第2実施形態の決定部15Aの機能と第3実施形態の決定部15Bの機能とを組合せてもよい。この場合、決定部は、最初に、決定部15Aのように、比較画像の枚数が最大枚数となる組合せが複数存在する場合には、比較画像の枚数が最大枚数となる組合せの中から対応する共通領域がより大きい組合せを決定する。そして、比較画像の枚数が最大枚数かつ対応する共通領域が最大となる組合せが複数存在する場合には、決定部は、決定部15Bのように、比較画像の枚数が最大枚数であって対応する共通領域が最大となる基準画像の中から組合せに係る特徴量がより大きい組合せを決定する。このように、画像処理装置は、比較画像の枚数、共通領域の大きさ、組合せに係る特徴量の順に重みを付け、重みの高い項目から最大化するように組合せを選択してもよい。
【0088】
また、第4実施形態に係る生成部41を、第2実施形態に係る画像処理装置1A及び第3実施形態に係る画像処理装置1Bに備えてもよい。
【符号の説明】
【0089】
1,1A,1B,1C…画像処理装置、11…入力部、12…取得部、13…位置合わせ部、14…選択部、15,15A,15B…決定部、16…出力部、41…生成部。
【要約】
【課題】複数の画像の中から基準画像と当該基準画像とともに処理される画像とを適切に選択する装置を提供する。
【解決手段】複数の画像の入力を受け付ける入力部と、複数の画像のそれぞれを1枚ずつ基準画像として選択し、基準画像ごとに、基準画像と複数の画像のうちの基準画像を除く画像である比較画像それぞれとを、画像特徴に基づいて位置合わせする位置合わせ部と、基準画像と位置合わせされた比較画像の中から基準画像と組み合わせる比較画像を基準画像ごとに選択し、組合せに含まれる画像が共通して描画可能な領域である共通領域を算出し、共通領域の基準画像に対する割合が所定閾値以上となる組合せを選択する選択部と、選択された組合せの中から比較画像の枚数が最大となる組合せを決定する決定部と、決定された組合せに対応する画像群と画像群に対応する基準画像を示す情報とを出力する出力部とを備える。
【選択図】図1
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