(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第1の突出は、1つまたは複数の略円形の突出、1つまたは複数の略楕円形の突出、1つまたは複数の略多角形の突出、1つまたは複数の略直線状の突出、1つまたは複数の弓形突出、またはそれらの組み合わせから成る群から選択される構成を有する、請求項3に記載の保護シース。
前記本体閉鎖端部分は、前記本体中間部分の本体中間部分壁の本体中間部分壁デュロメータより大きい本体閉鎖端部分壁デュロメータを有する本体閉鎖端部分壁を備える、請求項1に記載の保護シース。
前記本体中間部分は、圧潰可能本体中間部分として構成され、前記圧潰可能本体中間部分は、本体中間部分展開状態から、前記圧潰可能本体中間部分が前記本体中間部分展開状態に対してより小さい空間容積を占有する本体中間部分圧潰状態に向かって、圧潰可能である、請求項1に記載の保護シース。
前記可撓性管状本体は、ポリマー材料、天然ゴムラテックス、アクリロニトリルブタジエンゴム、ポリイソプレンラテックス、ポリ塩化ビニル、ポリクロロプレンゴム、およびポリウレタンから成る群から選択される1つまたは複数の材料から形成される、請求項1に記載の保護シース。
前記環状フランジは、(i)前記本体開放端から半径方向外向きに、かつ、(ii)前記保護シースの長手方向軸に沿って前記本体中間部分から軸方向に離れて延在する、請求項1に記載の保護シース。
【図面の簡単な説明】
【0012】
(IV.図面の簡単な説明)
【
図1A】
図1Aは、保護シースを使用する特定の方法の例証である。
【0013】
【
図1B】
図1Bは、保護シースを使用する特定の方法の例証である。
【0014】
【
図2A】
図2Aは、保護シースの特定の実施形態の斜視図である。
【0015】
【
図2B】
図2Bは、保護シースの特定の実施形態の上面図である。
【0016】
【
図2C】
図2Cは、保護シースの特定の実施形態の底面図である。
【0017】
【
図2D】
図2Dは、保護シースの特定の実施形態の第1の側面図である。
【0018】
【
図2E】
図2Eは、保護シースの特定の実施形態の第2の側面図である。
【0019】
【
図2F】
図2Fは、保護シースの特定の実施形態の閉鎖端面図である。
【0020】
【
図2G】
図2Gは、保護シースの特定の実施形態の開放端面図である。
【0021】
【
図3A】
図3Aは、保護シースの特定の実施形態の斜視図である。
【0022】
【
図3B】
図3Bは、保護シースの特定の実施形態の上面図である。
【0023】
【
図3C】
図3Cは、保護シースの特定の実施形態の底面図である。
【0024】
【
図3D】
図3Dは、保護シースの特定の実施形態の第1の側面図である。
【0025】
【
図3E】
図3Eは、保護シースの特定の実施形態の第2の側面図である。
【0026】
【
図3F】
図3Fは、保護シースの特定の実施形態の閉鎖端面図である。
【0027】
【
図3G】
図3Gは、保護シースの特定の実施形態の開放端面図である。
【0028】
【
図4A】
図4Aは、環状フランジの環状フランジ縁の略楕円形の環状フランジ縁周辺の周囲に延在するビーズ要素を詳述する、保護シースの特定の実施形態の拡大開放端面図である。
【0029】
【
図4B】
図4Bは、テクスチャ要素をさらに含むビーズ要素を詳述する、保護シースの特定の実施形態の拡大開放端面図である。
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【
図6A】
図6Aは、それによってビーズ要素が略円形の断面を有する、保護シース上にビーズ要素を形成する特定の方法の例証である。
【0035】
【
図6B】
図6Bは、略円形のビーズ要素断面を有するビーズ要素を含む、保護シースの特定の実施形態の図である。
【0036】
【
図6C】
図6Cは、
図6Bに示される略円形のビーズ要素断面を有するビーズ要素の拡大図である。
【0037】
【
図7A】
図7Aは、それによってビーズ要素が略半円形の断面を有する、保護シース上にビーズ要素を形成する特定の方法の例証である。
【0038】
【
図7B】
図7Bは、略半円形のビーズ要素断面を有するビーズ要素を含む、保護シースの特定の実施形態の図である。
【0039】
【
図7C】
図7Cは、
図7Bに示される略半円形のビーズ要素断面を有する、ビーズ要素の拡大図である。
【0040】
【
図8A】
図8Aは、それによってビーズ要素が略半円形の断面を有する、保護シース上にビーズ要素を形成する特定の方法の例証である。
【0041】
【
図8B】
図8Bは、
図8Aに示される略半円形のビーズ要素断面を有する、ビーズ要素の拡大図である。
【0042】
【
図9A】
図9Aは、本体閉鎖端部分展開状態にある圧潰可能本体閉鎖端部分を有する、保護シースの特定の実施形態の図である。
【0043】
【
図9B】
図9Bは、本体閉鎖端部分圧潰状態にある圧潰可能本体閉鎖端部分を有する、保護シースの特定の実施形態の図である。
【0044】
【
図9C】
図9Cは、可撓性管状本体内部通路内に本体閉鎖端部分圧潰状態の圧潰可能本体閉鎖端部分を有する、保護シースの特定の実施形態の図である。
【0045】
【
図10A】
図10Aは、本体閉鎖端部分展開状態にある圧潰可能本体閉鎖端部分を有する、保護シースの特定の実施形態の図である。
【0046】
【
図10B】
図10Bは、本体閉鎖端部分圧潰状態にある圧潰可能本体閉鎖端部分を有する、保護シースの特定の実施形態の図である。
【0047】
【
図10C】
図10Cは、それによって、圧潰可能本体閉鎖端部分がさらに、略液体のポリエチレングリコール状態にある温度感受性ポリエチレングリコールとして構成される保持材料を含む、本体閉鎖端部分圧潰状態にある潰可能本体閉鎖端部分を有する、保護シースの特定の実施形態の図である。
【0048】
【
図10D】
図10Dは、それによって、圧潰可能本体閉鎖端部分がさらに、略固体のポリエチレングリコール状態にある温度感受性ポリエチレングリコールとして構成される保持材料を含む、本体閉鎖端部分圧潰状態にある圧潰可能本体閉鎖端部分を有する、保護シースの特定の実施形態の図である。
【0049】
【
図10E】
図10Eは、それによって、圧潰可能本体閉鎖端部分がさらに、略固体のポリエチレングリコール状態にある温度感受性ポリエチレングリコールとして構成される保持材料を含む、可撓性管状本体内部通路内に本体閉鎖端部分圧潰状態にある圧潰可能本体閉鎖端部分を有する、保護シースの特定の実施形態の図である。
【0050】
【0051】
【
図11B】
図11Bは、本体閉鎖端部分内部空間内で伸縮式に係合された本体中間部分を有する、保護シースの特定の実施形態の図である。
【0052】
【
図12A】
図12Aは、本体中間部分展開状態にある圧潰可能本体中間部分を有する、保護シースの特定の実施形態の図である。
【0053】
【
図12B】
図12Bは、本体閉鎖端部分内部空間内に本体中間部分圧潰状態にある圧潰可能本体中間部分を有する、保護シースの特定の実施形態の図である。
【0054】
【
図13A】
図13Aは、保護シースの特定の実施形態を形成するために使用される形成器の図である。
【0055】
【
図13B】
図13Bは、保護シースの特定の実施形態を形成するために使用される形成器上の第1、第2、第3、および第4のコーティングの断面図である。
【0056】
【
図14A】
図14Aは、保護シースの特定の実施形態を形成するために使用される形成器の図である。
【0057】
【
図14B】
図14Bは、保護シースの特定の実施形態を形成するために使用される形成器上の第1、第2、第3、および第4のコーティングの断面図である。
【0058】
【
図15】
図15は、保護シースの特定の実施形態を形成するように、形成器上に第1、第2、第3、および第4のコーティングを生産する特定の方法の例証である。
【0059】
【
図16】
図16は、保護シースを生産する特定の方法を図示する、フローチャートを提供する。
【0060】
【
図17】
図17は、保護シースを生産する特定の方法を図示する、フローチャートを提供する。
【0061】
【
図18】
図18は、複数の離散部品から保護シースを生産する特定の方法の例証である。
【0062】
【0063】
【発明を実施するための形態】
【0064】
(V.発明を実施するためのモード)
ここで、本体閉鎖端部分(4)と本体開放端部分(5)との間に配置される本体中間部分(3)を有する、可撓性管状本体(2)を含む、保護シース(1)を使用する方法を図示する、
図1Aおよび
図1Bを主に参照する。保護シース(1)はさらに、本体開放端部分(5)から半径方向外向きに延在する、環状フランジ(6)を含み、それによって、環状フランジ(6)は、略楕円形の環状フランジ縁周辺(8)を有する環状フランジ縁(7)において終端する。特定の実施形態に関して、女性ユーザ(10)の膣管(9)内で保護シース(1)を使用する方法は、子宮頸部(11)に向かって本体閉鎖端部分(4)を膣管(9)に挿入するステップと、環状フランジ縁(7)が膣管(9)の中へ進入することを妨げるように、女性ユーザ(10)の外陰部(12)の一部を環状フランジ縁(7)と係合させるステップとを含むことができる。性交中に、保護シース(1)は、受胎、疾病伝播、または同等物、もしくはそれらの組み合わせを防止するように機能することができる。
【0065】
本発明の目的のための「保護シース」という用語は、性交中に受胎から女性ユーザ(10)を予防または保護するように、例えば、性交中に疾病伝播から女性ユーザ(10)を予防または保護するように、性交中に疾病伝播から男性パートナーを予防または保護するように、または同等物、もしくはそれらの組み合わせを行うように、女性ユーザ(10)の膣管(9)に挿入するために意図された機械的障壁を意味する。
【0066】
本発明の目的のための「略楕円形」という用語は、概して、楕円形、卵形、伸長円、または同等物に関する構成を有することを意味し、それによって、略楕円形構成は、弓形円周と、実質的に垂直な外径および内径(13)(14)を有し、それによって、外径(13)は、(
図4Aの実施例に示されるように)内径(14)より大きい。本明細書で使用されるような「略楕円形」という用語は、焦点のうちの一方から曲線上の任意の点まで、次いで、他方の焦点に戻って引かれた直線が、曲線上の全ての点にとって同一の長さを有するように、2つの焦点を取り囲む平面上の曲線として楕円形を画定する、数学的定義より広義であることを意図している。
【0067】
本発明の目的のための「外陰部」という用語は、(
図1Bの実施例に示されるように)大陰唇(15)、恥丘(16)、小陰唇(17)、陰核(18)、前庭球、外陰部前庭、大および小前庭腺、外尿道口(19)、および膣口(入口)(20)を含む、女性の外性器を意味する。
【0068】
ここで主に
図2Aから
図3Gを参照すると、保護シース(1)は、本体閉鎖端部分(4)と本体開放端部分(5)との間に配置される本体中間部分(3)を有する、可撓性管状本体(2)を含む。可撓性管状本体(2)は、女性ユーザ(10)の膣管(9)と、膣管(9)に挿入される物体、例えば、性交中に膣管(9)に挿入され得る男性パートナーの陰茎との間に機械的障壁を提供することが可能である多数の多種多様な材料のうちのいずれかから形成されることができる。非限定的な例として、可撓性管状本体(2)の特定の実施形態を形成するために有用であり得る材料は、ポリマー材料、天然ゴムラテックス、アクリロニトリルブタジエンゴム、ポリイソプレンラテックス、ポリ塩化ビニル、ポリクロロプレンゴム、ポリウレタン、または同等物、もしくはそれらの組み合わせを含むことができる。
【0069】
ここで主に
図2B、
図3B、および
図5を参照すると、可撓性管状本体(2)の本体中間部分(3)は、約0.03ミリメートル〜約0.8ミリメートルの範囲内であり得る本体中間部分壁厚(22)を有する、本体中間部分壁(21)を含むことができる。特定の実施形態に関して、本体中間部分壁厚(22)は、約0.03ミリメートル〜約0.1ミリメートル、約0.05ミリメートル〜約0.15ミリメートル、約0.1ミリメートル〜約0.2ミリメートル、約0.15ミリメートル〜約0.25ミリメートル、約0.2ミリメートル〜約0.3ミリメートル、約0.25ミリメートル〜約0.35ミリメートル、約0.3ミリメートル〜約0.4ミリメートル、約0.35ミリメートル〜約0.45ミリメートル、約0.4ミリメートル〜約0.5ミリメートル、約0.45ミリメートル〜約0.55ミリメートル、約0.5ミリメートル〜約0.6ミリメートル、約0.55ミリメートル〜約0.65ミリメートル、約0.6ミリメートル〜約0.7ミリメートル、約0.65ミリメートル〜約0.75ミリメートル、および約0.7ミリメートル〜約0.8ミリメートルを含むか、またはそれらから成る群から選択される範囲内であり得る。
【0070】
ここで主に
図2Aから
図3Gを参照すると、本体中間部分(3)はさらに、特に性交中に女性ユーザ(10)の膣管(9)内で本体中間部分(3)の保持を促進することができる、少なくとも1つの本体中間部分保持要素(23)を含むことができる。例証目的として、本体中間部分保持要素(23)は、本体中間部分(3)の本体中間部分外面(25)から外向きに延在する、本体中間部分円周方向突出(24)として構成されることができる。
【0071】
ここで主に
図2Aから
図4Bを参照すると、保護シース(1)はさらに、本体開放端部分(5)から半径方向外向きに延在する、環状フランジ(6)を含む。環状フランジ(6)は、略楕円形の環状フランジ縁周辺(8)を有する環状フランジ縁(7)において終端する。
【0072】
特定の実施形態に関して、環状フランジ(6)はさらに、本体中間部分(3)の本体中間部分壁(21)の本体中間部分壁デュロメータ(28)より大きい環状フランジ壁デュロメータ(27)を有する、環状フランジ壁(26)を含むことができる。したがって、より大きい環状フランジ壁デュロメータ(27)は、本体中間部分壁(21)に対して、より大きな強度、剛性、または同等物、もしくはそれらの組み合わせを環状フランジ壁(26)に提供することができる。
【0073】
特定の実施形態に関して、環状フランジ(6)はさらに、本体中間部分壁厚(22)より大きい環状フランジ壁厚(29)を有する、環状フランジ壁(26)を含むことができる。したがって、より大きい環状フランジ壁厚(29)は、本体中間部分壁(21)に対して、より大きな強度、剛性、または同等物、もしくはそれらの組み合わせを環状フランジ壁(26)に提供することができる。
【0074】
本体中間部分壁厚(22)より大きい環状フランジ壁厚(29)を伴う環状フランジ壁(26)を有する、特定の実施形態に関して、環状フランジ壁厚(29)は、約0.1ミリメートル〜約1.5ミリメートルの範囲内であり得る。特定の実施形態に関して、環状フランジ壁厚(29)は、約0.1ミリメートル〜約0.5ミリメートル、約0.25ミリメートル〜約0.75ミリメートル、約0.5ミリメートル〜約1ミリメートル、約0.75ミリメートル〜約1.25ミリメートル、および約1ミリメートル〜約1.5ミリメートルを含むか、またはそれらから成る群から選択される範囲内であり得、それによって、より大きい環状フランジ壁厚(29)は、より大きい強度、剛性、または同等物、もしくはそれらの組み合わせを環状フランジ壁(26)に提供する。
【0075】
ここで主に
図4Aを参照すると、略楕円形の環状フランジ縁周辺(8)は、楕円形、卵形、伸長円、または同等物として構成されることができ、それによって、略楕円形構成は、弓形円周と、実質的に垂直な外径および内径(13)(14)とを有し、それによって、外径(13)は、内径(14)より大きい。対照的に、円は、実質的に同等な外径および内径を有する。
【0076】
ここで主に
図2Gおよび
図3Gを参照すると、略楕円形の環状フランジ縁周辺(8)は、本体中間部分(3)の本体中間部分周辺(30)より大きくあり得る。したがって、略楕円形の環状フランジ縁周辺(8)の寸法関係は、特に性交中に、女性ユーザ(10)の膣管(9)の中への可撓性管状本体(2)の本体閉鎖端部分(4)の挿入に続いて、環状フランジ縁(7)が女性ユーザ(10)の膣管(9)の中へ進入することを妨げるために十分であり得る。
【0077】
ここで主に
図1Bを参照すると、保護シース(1)が女性ユーザ(10)によって使用されるとき、略楕円形の環状フランジ縁周辺(8)を有する環状フランジ縁(7)は、略楕円形の外陰部周辺によって境界される外陰部(12)の一部に重なるように構成されることができる。それに対応して、略楕円形の環状フランジ縁周辺(8)は、略楕円形の外陰部周辺と略隣接平行関係で延在するように輪郭形成されることができる。特定の実施形態に関して、略楕円形の外陰部周辺と略隣接平行関係で延在するように輪郭形成される、略楕円形の環状フランジ縁周辺(8)は、特に性交中に、外陰部(12)の刺激を促進することができる。
【0078】
ここで主に
図6C、
図7C、および
図8Bを参照すると、環状フランジ縁(7)はさらに、略楕円形の環状フランジ縁周辺(8)の周囲に延在するビーズ要素(31)を含むことができ、それによって、ビーズ要素(31)は、環状フランジ縁(7)を補強するように機能することができる。例証的実施例として、ビーズ要素(31)は、本体中間部分壁厚(22)より大きいビーズ要素厚(32)を有することができる。したがって、より大きいビーズ要素厚(32)は、本体中間部分壁(21)に対して、より大きな強度、剛性、または同等物、もしくはそれらの組み合わせをビーズ要素(31)に提供することができる。
【0079】
ビーズ要素厚(32)は、約0.1ミリメートル〜約3ミリメートルの範囲内であり得る。特定の実施形態に関して、ビーズ要素厚(32)は、約0.1ミリメートル〜約0.5ミリメートル、約0.25ミリメートル〜約0.75ミリメートル、約0.5ミリメートル〜約1ミリメートル、約0.75ミリメートル〜約1.25ミリメートル、約1ミリメートル〜約1.5ミリメートル、約1.25ミリメートル〜約1.75ミリメートル、約1.5ミリメートル〜約2ミリメートル、約1.75ミリメートル〜約2.25ミリメートル、約2ミリメートル〜約2.5ミリメートル、約2.25ミリメートル〜約2.75ミリメートル、および約2.5ミリメートル〜約3ミリメートルを含むか、またはそれらから成る群から選択される範囲内であり得、それによって、より大きいビーズ要素厚(32)は、より大きな強度、剛性、または同等物、もしくはそれらの組み合わせをビーズ要素(31)に提供する。
【0080】
ここで主に
図6Cを参照すると、特定の実施形態に関して、ビーズ要素(31)は、略円形のビーズ要素断面(33)を有することができる。
【0081】
ここで主に
図7Cおよび
図8Bを参照すると、他の特定の実施形態に関して、ビーズ要素(31)は、略半円形のビーズ要素断面(34)を有することができ、それによって、略半円形のビーズ要素断面(34)を有するビーズ要素(31)の略平面のビーズ要素部分(35)は、環状フランジ縁(7)によって境界される環状フランジ開口部(36)に近接して配置することができる。特定の実施形態に関して、略平面のビーズ要素部分(35)は、本体閉鎖端部分(4)に向かってそれ自体が巻き上がる傾向がより大きくあり得る、略円形のビーズ要素断面(33)を有するビーズ要素(31)に対して、略半円形のビーズ要素断面(34)を有するビーズ要素(31)の巻き抵抗を増加させることができる。
【0082】
ここで主に
図4Bを参照すると、ビーズ要素(31)はさらに、ビーズ要素(31)に、例えば、ビーズ要素(31)のビーズ要素外面(38)に連結される、テクスチャ要素(37)を含むことができる。特定の実施形態に関して、テクスチャ要素(37)は、特に性交中に、女性ユーザ(10)の外陰部(12)の刺激を促進することができる、複数のテクスチャ要素突出(39)として構成されることができる。
【0083】
ここで主に
図2Aから
図3Gを参照すると、ビーズ要素(31)はさらに、非平面ビーズ要素周辺(40)を含むことができる。例証的実施例として、保護シース(1)が女性ユーザ(10)によって使用されるとき、女性ユーザ(10)の陰核(18)に近接して配置する陰核ビーズ要素部分(41)は、女性ユーザ(10)の右または左陰唇部分(43)(44)に近接して配置する陰唇ビーズ要素部分(42)に対して、本体閉鎖端部分(4)からより短い距離にあり得る。付加的な例証的実施例として、保護シース(1)が女性ユーザ(10)によって使用されるとき、女性ユーザ(10)の会陰(46)の一部に近接して配置する会陰ビーズ要素部分(45)は、女性ユーザ(10)の右または左陰唇部分(43)(44)に近接して配置する陰唇ビーズ要素部分(42)に対して、本体閉鎖端部分(4)からより短い距離にあり得る。
【0084】
ここで主に
図2Aから
図4Bを参照すると、環状フランジ縁(7)はさらに、略楕円形の環状フランジ縁周辺(8)から半径方向外向きに延在する弓形要素(47)を含むことができる。弓形要素(47)に近接する環状フランジ部分(48)は、保護シース(1)が女性ユーザ(10)によって使用されるとき、女性ユーザ(10)の陰核(18)に係合するように構成されることができる。
【0085】
ここで主に
図2Aから
図3Gを参照すると、特定の実施形態に関して、環状フランジ(6)はさらに、環状フランジ外面(50)から外向きに延在する第1の突出(49)を含むことができる。第1の突出(49)は、保護シース(1)が女性ユーザ(10)によって使用されるとき、女性ユーザ(10)の陰核(18)に係合するように構成されることができ、これは、特に性交中に、陰核(18)の刺激を促進することができる。特定の実施形態に関して、第1の突出(49)は、環状フランジ外面(50)の一部を横断して円周方向に延在する、複数の略直線状の第1の突出(49)を含むことができる。しかしながら、第1の突出(49)が、略円形の突出、略楕円形の突出、略多角形の突出、略直線状の突出、弓形突出、または同等物、もしくはそれらの組み合わせ等の様々な寸法の多数の多種多様な構成のうちのいずれかを有することができるため、本発明は、そのように限定される必要はない。
【0086】
再度、主に
図2Aから
図3Gを参照すると、特定の実施形態に関して、環状フランジ(6)はさらに、環状フランジ外面(50)から外向きに延在する第2の突出(51)を含むことができる。第2の突出(51)は、保護シース(1)が女性ユーザ(10)によって使用されるとき、女性ユーザ(10)の外陰部(12)の右陰唇部分(43)に係合するように構成されることができ、これは、特に性交中に、右陰唇部分(43)の刺激を促進することができる。特定の実施形態に関して、第2の突出(51)は、環状フランジ外面(50)の一部を横断して円周方向に延在する、複数の略直線状の第2の突出(51)を含むことができる。しかしながら、第2の突出(51)が、略円形の突出、略楕円形の突出、略多角形の突出、略直線状の突出、弓形突出、または同等物、もしくはそれらの組み合わせ等の様々な寸法の多数の多種多様な構成のうちのいずれかを有することができるため、本発明は、そのように限定される必要はない。
【0087】
再度、主に
図2Aから
図3Gを参照すると、特定の実施形態に関して、環状フランジ(6)はさらに、環状フランジ外面(50)から外向きに延在する第3の突出(52)を含むことができる。第3の突出(52)は、保護シース(1)が女性ユーザ(10)によって使用されるとき、女性ユーザ(10)の外陰部(12)の左陰唇部分(44)に係合するように構成されることができ、これは、特に性交中に、左陰唇部分(44)の刺激を促進することができる。特定の実施形態に関して、第3の突出(52)は、環状フランジ外面(50)の一部を横断して円周方向に延在する、複数の略直線状の第3の突出(52)を含むことができる。しかしながら、第3の突出(52)が、略円形の突出、略楕円形の突出、略多角形の突出、略直線状の突出、弓形突出、または同等物、もしくはそれらの組み合わせ等の様々な寸法の多数の多種多様な構成のうちのいずれかを有することができるため、本発明は、そのように限定される必要はない。
【0088】
再度、主に
図2Aから
図3Gを参照すると、特定の実施形態に関して、環状フランジ(6)はさらに、環状フランジ外面(50)から外向きに延在する第4の突出(53)を含むことができる。第4の突出(53)は、保護シース(1)が女性ユーザ(10)によって使用されるとき、女性ユーザ(10)の会陰(46)の一部に係合するように構成されることができ、これは、特に性交中に、会陰(46)の一部の刺激を促進することができる。特定の実施形態に関して、第4の突出(53)は、環状フランジ外面(50)の一部を横断して円周方向に延在する、複数の略直線状の第4の突出(53)を含むことができる。しかしながら、第4の突出(53)が、略円形の突出、略楕円形の突出、略多角形の突出、略直線状の突出、弓形突出、または同等物、もしくはそれらの組み合わせ等の様々な寸法の多数の多種多様な構成のうちのいずれかを有することができるため、本発明は、そのように限定される必要はない。
【0089】
再度、主に
図2Aから
図3Gを参照すると、特定の実施形態に関して、保護シース(1)の可撓性管状本体(2)はさらに、本体中間部分(3)の本体中間部分壁(21)の本体中間部分壁デュロメータ(28)より大きい本体閉鎖端部分壁デュロメータ(55)を伴う本体閉鎖端部分壁(54)を有する、本体閉鎖端部分(4)を含むことができる。したがって、より大きい本体閉鎖端部分壁デュロメータ(55)は、本体中間部分壁(21)に対して、より大きな強度、剛性、または同等物、もしくはそれらの組み合わせを本体閉鎖端部分壁(54)に提供することができる。
【0090】
ここで主に
図2Aから
図3G、ならびに
図5Aおよび
図5Bを参照すると、特定の実施形態に関して、保護シース(1)の可撓性管状本体(2)はさらに、本体中間部分壁厚(22)より大きい本体閉鎖端部分壁厚(56)を伴う本体閉鎖端部分壁(54)を有する、本体閉鎖端部分(4)を含むことができる。したがって、より大きい本体閉鎖端部分壁厚(56)は、本体中間部分壁(21)に対して、より大きな強度、剛性、または同等物、もしくはそれらの組み合わせを本体閉鎖端部分壁(54)に提供することができる。
【0091】
本体閉鎖端部分壁厚(56)は、約0.1ミリメートル〜約1.5ミリメートルの範囲内であり得る。特定の実施形態に関して、本体閉鎖端部分壁厚(56)は、約0.1ミリメートル〜約0.5ミリメートル、約0.25ミリメートル〜約0.75ミリメートル、約0.5ミリメートル〜約1ミリメートル、約0.75ミリメートル〜約1.25ミリメートル、および約1ミリメートル〜約1.5ミリメートルを含むか、またはそれらから成る群から選択される範囲内であり得、それによって、より大きい本体閉鎖端部分壁厚(56)は、より大きな強度、剛性、または同等物、もしくはそれらの組み合わせを本体閉鎖端部分壁(54)に提供する。
【0092】
ここで主に
図2Aから
図2Gおよび
図5Aを参照すると、特定の実施形態に関して、本体閉鎖端部分(4)はさらに、本体中間部分周辺(30)より大きい本体閉鎖端部分周辺(57)を含むことができる。特定の実施形態に関して、より大きい本体閉鎖端部分周辺(57)は、特に性交中に、女性ユーザ(10)の子宮頸部(11)に近接して膣管(9)内で本体閉鎖端部分(4)の保持を促進することができる。
【0093】
ここで主に
図2Aから
図2Gを参照すると、例証的実施例として、本体中間部分周辺(30)より大きい本体閉鎖端部分周辺(57)を有する本体閉鎖端部分(4)は、球状本体閉鎖端部分(58)として構成されることができる。
【0094】
ここで主に
図3Aから
図3Gおよび
図5Bを参照すると、他の特定の実施形態に関して、本体閉鎖端部分(4)はさらに、本体中間部分周辺(30)より小さい本体閉鎖端部分周辺(57)を含むことができる。
【0095】
ここで主に
図2Aから
図3Gを参照すると、本体閉鎖端部分(4)はさらに、特に性交中に、女性ユーザ(10)の子宮頸部(11)に近接して膣管(9)内で本体閉鎖端部分(4)の保持を促進することができる、少なくとも1つの本体閉鎖端部分保持要素(59)を含むことができる。例証的実施例として、本体閉鎖端部分保持要素(59)は、本体閉鎖端部分突出(60)、例えば、本体閉鎖端部分(4)の本体閉鎖端部分外面(64)から外向きに延在する、本体閉鎖端部分長手方向突出(61)または本体閉鎖端部分円周方向突出(62)として構成されることができる。
【0096】
ここで主に
図9Aから
図10Eを参照すると、特定の実施形態に関して、本体閉鎖端部分(4)は、本体閉鎖端部分展開状態(66)から、圧潰可能本体閉鎖端部分(65)が本体閉鎖端部分展開状態(66)と比較してより少ない空間容積を占有する、本体閉鎖端部分圧潰状態(67)に向かって、圧潰することができる、圧潰可能本体閉鎖端部分(65)として構成されることができる。
【0097】
ここで主に
図9Aから
図9Cを参照すると、特定の実施形態に関して、圧潰可能本体閉鎖端部分(65)はさらに、本体閉鎖端部分展開状態(66)から本体閉鎖端部分圧潰状態(67)に向かって圧潰可能本体閉鎖端部分(65)の圧潰を促進することができる、少なくとも1つの圧潰可能本体閉鎖端部分陥凹(68)を含むことができる。
【0098】
再度、主に
図9Aから
図9Cを参照すると、特定の実施形態に関して、圧潰可能本体閉鎖端部分陥凹(68)は、圧潰可能本体閉鎖端部分長手軸に沿って配置されることができ、それによって、圧潰可能本体閉鎖端部分(65)を圧潰可能本体閉鎖端部分の第1および第2の長手方向半分(70)(71)に分割する。本体閉鎖端部分圧潰状態(67)を達成するために、圧潰可能本体閉鎖端部分(65)は、圧潰可能本体閉鎖端部分の第2の長手方向半分(71)内で圧潰可能本体閉鎖端部分の第1の長手方向半分(70)を折り畳むように、圧潰可能本体閉鎖端部分長手軸に沿って配置される圧潰可能本体閉鎖端部分陥凹(68)に沿って折り畳まれることができる。
【0099】
ここで主に
図10Aから
図10Eを参照すると、特定の実施形態に関して、圧潰可能本体閉鎖端部分(65)はさらに、本体閉鎖端部分展開状態(66)への展開まで、本体閉鎖端部分圧潰状態(67)で圧潰可能本体閉鎖端部分(65)を保持することができる、保持材料(72)を含むことができる。非限定的実施例として、保持材料(72)は、それによって、温度感受性ポリエチレングリコール(73)が膣管温度より低い温度では、略固体のポリエチレングリコール状態(74)であり、温度感受性ポリエチレングリコール(73)が膣管温度に等しいまたはそれを上回る温度では、略液体のポリエチレングリコール状態(75)である、性質を有する、温度感受性ポリエチレングリコール(PEG)(73)として構成されることができる。
【0100】
再度、主に
図10Aから
図10Eを参照すると、例証的実施例として、略液体のポリエチレングリコール状態(75)の温度感受性ポリエチレングリコール(73)は、(例えば、略液体のポリエチレングリコール状態(75)の温度感受性ポリエチレングリコール(73)で本体閉鎖端部分圧潰状態(67)の圧潰可能本体閉鎖端部分(65)をコーティングすることによって)本体閉鎖端部分圧潰状態(67)の圧潰可能本体閉鎖端部分(65)に連結されることができ、それによって、温度の低下時に、略液体のポリエチレングリコール状態(75)の温度感受性ポリエチレングリコール(73)は、略固体のポリエチレングリコール状態(74)に固化することができる。したがって、略固体のポリエチレングリコール状態(74)の温度感受性ポリエチレングリコール(73)は、本体閉鎖端部分圧潰状態(67)で圧潰可能本体閉鎖端部分(65)を保持するように機能することができる。女性ユーザ(10)の膣管(9)の中への略固体のポリエチレングリコール状態(66)の温度感受性ポリエチレングリコール(73)によって本体閉鎖端部分圧潰状態(67)で保持された圧潰可能本体閉鎖端部分(65)の挿入時に、略固体のポリエチレングリコール状態(74)の温度感受性ポリエチレングリコール(73)は、膣管温度に暴露されることができ、それによって、略固体のポリエチレングリコール状態(74)の温度感受性ポリエチレングリコール(73)は、略液体のポリエチレングリコール状態(75)に液化することができ、それによって、女性ユーザ(10)の膣管(9)内で、本体閉鎖端部分圧潰状態(67)から本体閉鎖端部分展開状態(66)に向かって圧潰可能本体閉鎖端部分(65)の展開を可能にする。
【0101】
特定の実施形態に関して、本体閉鎖端部分圧潰状態(67)は、圧潰可能本体閉鎖端部分(65)が女性ユーザ(10)の子宮頸部(11)に向かって膣管(9)に挿入されるとき、本体閉鎖端部分展開状態(66)に向かって圧潰可能本体閉鎖端部分(65)の作動を促進することができる。
【0102】
ここで主に
図9Aから
図10Eを参照すると、特定の実施形態に関して、本体閉鎖端(4)または本体閉鎖端圧潰状態(67)の圧潰可能本体閉鎖端(65)は、可撓性管状本体(2)の可撓性管状本体体積を低減させるように、本体開放端部分(5)に向かって本体中間部分壁(21)によって境界される可撓性管状本体内部通路(76)内に配置されることができる。
【0103】
ここで主に
図11Aおよび
図11Bを参照すると、他の特定の実施形態に関して、本体中間部分(3)は、可撓性管状本体(2)の可撓性管状本体体積を低減させるように、本体閉鎖端部分壁(54)によって境界される本体閉鎖端部分内部空間(77)内で伸縮式に係合することができる。
【0104】
ここで主に
図12Aおよび
図12Bを参照すると、特定の実施形態に関して、可撓性管状本体(2)はさらに、本体中間部分展開状態(79)から、圧潰可能本体中間部分(78)が本体中間部分展開状態(79)と比較してより小さい空間容積を占有する本体中間部分圧潰状態(80)に向かって、圧潰することができる、圧潰可能本体中間部分(78)として構成される、本体中間部分(3)を含むことができる。
【0105】
再度、主に
図12Aおよび
図12Bを参照すると、圧潰可能本体中間部分(78)はさらに、本体中間部分展開状態(79)から本体中間部分圧潰状態(80)に向かって圧潰可能本体中間部分(78)の圧潰を促進することができる、少なくとも1つの圧潰可能本体中間部分陥凹(81)を含むことができる。特定の実施形態に関して、圧潰可能本体中間部分陥凹(81)は、圧潰可能本体中間部分(78)の長手方向圧潰を促進することができる、円周方向圧潰可能本体中間部分陥凹(82)として構成されることができる。
【0106】
再度、主に
図12Aおよび
図12Bを参照すると、特定の実施形態に関して、本体中間部分圧潰状態(80)の圧潰可能本体中間部分(78)は、可撓性管状本体(2)の可撓性管状本体体積を低減させるように、本体閉鎖端部分壁(54)によって境界される本体閉鎖端部分内部空間(77)内に配置されることができる。
【0107】
特定の実施形態に関して、本体中間部分圧潰状態(80)の圧潰可能本体中間部分(78)は、本体閉鎖端部分壁(54)によって境界される本体閉鎖端部分内部空間(77)の中へ本体中間部分圧潰状態(80)の圧潰可能本体中間部分(78)を強制的に押勢することによって、本体閉鎖端部分壁(54)によって境界される本体閉鎖端部分内部空間(77)内に配置されることができる。
【0108】
特定の実施形態に関して、本体閉鎖端部分壁(54)によって境界される本体閉鎖端部分内部空間(77)の中への本体中間部分圧潰状態(80)の圧潰可能本体中間部分(78)の強制的押勢を促進するように、吸引(83)が印加されることができる。例証的実施例として、本体閉鎖端部分壁(54)によって境界される本体閉鎖端部分内部空間(77)の中への本体中間部分圧潰状態(80)の圧潰可能本体中間部分(78)の強制的押勢を促進するように、長手方向吸引(84)が、本体閉鎖端部分(4)の本体閉鎖端部分の端部(85)に近接して印加されることができる。付加的な例証的実施例として、本体閉鎖端部分壁(54)によって境界される本体閉鎖端部分内部空間(77)の中への本体中間部分圧潰状態(80)の圧潰可能本体中間部分(78)の強制的押勢を促進するように、側方吸引(86)が、本体閉鎖端部分(4)の1つまたはそれを上回る本体閉鎖端部分の側面(87)に近接して印加されることができる。
【0109】
特定の実施形態に関して、本体中間部分圧潰状態(80)は、本体閉鎖端部分(4)が女性ユーザ(10)の子宮頸部(1)に向かって膣管(+)に挿入されるとき、本体中間部分展開状態(79)に向かって圧潰可能本体中間部分(78)の作動を促進することができる。
【0110】
ここで主に
図13Aから
図18を参照すると、保護シース(1)を生産する方法は、本体閉鎖端部分(4)と本体開放端部分(5)との間に配置される本体中間部分(3)を有する、可撓性管状本体(2)を提供するステップと、本体開放端部分(5)から半径方向外向きに環状フランジ(6)を拡張するステップとを含むことができ、それによって、環状フランジ(6)は、略楕円形の環状フランジ縁周辺(8)を有する環状フランジ縁(7)において終端する。
【0111】
ここで主に
図13Aから
図17を参照すると、特定の実施形態に関して、本方法はさらに、形成器(91)の上の第1の材料(90)の第1のコーティング(89)であって、本体閉鎖端部分(4)と本体開放端部分(5)との間に配置される本体中間部分(3)を有する、可撓性管状本体(2)と、本体開放端部分(5)から半径方向外向きに延在する、環状フランジ(6)であって、略楕円形の環状フランジ縁周辺(8)を有する環状フランジ縁(7)において終端する、環状フランジ(6)とを画定する、第1のコーティング(89)を形成するステップと、形成器(91)上の第1のコーティング(89)を硬化させるステップとによって、1部品保護シース構築物(88)として保護シース(1)を生産するステップを含むことができる。
【0112】
再度、主に
図13Aから
図17を参照すると、特定の実施形態に関して、本方法はさらに、形成器(91)上に第2の材料(93)の第2のコーティング(92)を形成するステップであって、第2のコーティング(92)は、本体閉鎖端部分(4)を画定する第1のコーティング(89)の一部に重なる、ステップと、形成器(91)上の第2のコーティング(92)を硬化させるステップとを含むことができる。
【0113】
再度、主に
図13Aから
図17を参照すると、特定の実施形態に関して、本方法はさらに、形成器(91)上に第3の材料(95)の第3のコーティング(94)を形成するステップであって、第3のコーティング(94)は、環状フランジ(6)を画定する第1のコーティング(89)の一部に重なる、ステップと、形成器(91)上の第3のコーティング(94)を硬化させるステップとを含むことができる。
【0114】
再度、主に
図13Aから
図17を参照すると、特定の実施形態に関して、本方法はさらに、形成器(91)上に第4の材料(97)の第4のコーティング(96)を形成するステップであって、第4のコーティング(96)は、本体閉鎖端部分(4)を画定する第2のコーティング(92)、本体中間部分(3)を画定する第1のコーティング(89)、および環状フランジ(6)を画定する第3のコーティング(94)に重なる、ステップと、形成器(91)上の第4のコーティング(96)を硬化させるステップとを含むことができる。
【0115】
ここで主に
図13Aから
図14Bおよび
図16を参照すると、特定の実施形態に関して、対応する第1、第2、第3、または第4の材料(90)(93)(95)(97)の第1、第2、第3、または第4のコーティング(89)(92)(94)(96)を形成するステップはさらに、対応する第1、第2、第3、または第4の材料(90)(93)(95)(97)の中へ形成器(91)を浸漬するステップを含むことができる。特定の実施形態に関して、本方法はさらに、対応する第1、第2、第3、または第4の材料(90)(93)(95)(97)の中へ形成器(91)を浸漬する前に、略垂直位置で形成器(91)の形成器長手軸(98)を配置するステップを含むことができる。
【0116】
ここで主に
図15および
図16を参照すると、特定の実施形態に関して、対応する第1、第2、第3、または第4の材料(90)(93)(95)(97)の第1、第2、第3、または第4のコーティング(89)(92)(94)(96)を形成するステップはさらに、形成器(91)上に対応する第1、第2、第3、または第4の材料(90)(93)(95)(97)を堆積させるステップを含むことができる。特定の実施形態に関して、本方法はさらに、形成器(91)上に対応する第1、第2、第3、または第4の材料(90)(93)(95)(97)を堆積させる前に、材料分注器(99)に対して略水平位置で形成器(91)の形成器長手軸(98)を配置するステップと、形成器(91)上に対応する第1、第2、第3、または第4の材料(90)(93)(95)(97)を堆積させながら、形成器長手軸(98)の周囲で形成器(91)を回転させるステップとを含むことができる。
【0117】
ここで主に
図18を参照すると、特定の実施形態に関して、保護シース(1)を生産する方法は、複数の離散部品(100)から保護シース(1)を生産するステップを含むことができる。特定の実施形態に関して、本方法は、対向する離散本体中間部分の第1および第2の開放端(102)(103)を有する、離散本体中間部分(101)として、本体中間部分(3)を提供するステップと、離散環状フランジ(104)として環状フランジ(6)を提供するステップと、離散本体中間部分の第1の開放端(102)に近接して離散環状フランジ(104)を離散本体中間部分(101)に連結するステップと、離散本体閉鎖端部分(105)として本体閉鎖端部分(4)を提供するステップと、離散本体中間部分の第2の開放端(103)に近接して離散本体閉鎖端部分(105)を離散本体中間部分(101)に連結するステップとを含むことができる。
【0118】
再度、主に
図18を参照すると、特定の実施形態に関して、離散環状フランジ(104)を離散本体中間部分(101)に連結するステップは、第1の接着層(106)を用いて離散環状フランジ(104)を離散本体中間部分(101)に接着させるステップを含むことができ、離散本体閉鎖端部分(105)を離散本体中間部分(101)に連結するステップは、第2の接着層(107)を用いて離散本体閉鎖端部分(105)を離散本体中間部分(101)に接着させるステップを含むことができる。
【0119】
再度、主に
図18を参照すると、離散環状フランジ(104)を離散本体中間部分(101)に連結するステップは、第1の接合プロセス(108)を用いて、例えば、温度、圧力、または同等物、もしくはそれらの組み合わせを使用して、離散環状フランジ(104)を離散本体中間部分(101)に接合するステップを含むことができ、離散本体閉鎖端部分(105)を離散本体中間部分(101)に連結するステップは、第2の接合プロセス(109)を用いて、例えば、温度、圧力、または同等物、もしくはそれらの組み合わせを使用して、離散本体閉鎖端部分(105)を離散本体中間部分(101)に接合するステップを含むことができる。
【0120】
ここで主に
図6Aから
図8Bを参照すると、特定の実施形態に関して、保護シース(1)を生産する方法はさらに、略楕円形の環状フランジ縁周辺(8)の周囲に延在するビーズ要素(31)を形成するステップを含むことができる。
【0121】
ここで主に
図6Aから
図6Cを参照すると、ビーズ要素(31)は、略円形のビーズ要素断面(33)を有することができ、それによって、略円形のビーズ要素断面(33)を有するビーズ要素(31)を形成する方法は、巻かれたビーズ要素(110)を提供するように、それ自体の上で環状フランジ(6)の一部を巻くステップを含むことができる。
【0122】
特定の実施形態に関して、巻かれたビーズ要素(110)は、巻かれたビーズ要素(110)が広がることを妨げる、接着要素を含むことができる。
【0123】
他の特定の実施形態に関して、巻かれたビーズ要素(110)は、巻かれたビーズ要素(110)を形成する材料において生成される架橋結合によって、例えば、巻かれたビーズ要素(110)を形成する材料において架橋結合を生成するために十分である温度および時間で、巻かれたビーズ要素(110)を硬化させることによって、広がることを妨げられることができる。
【0124】
ここで主に
図7Aから
図8Bを参照すると、ビーズ要素(31)は、略半円形のビーズ要素断面(34)を有することができ、それによって、略半円形のビーズ要素断面(34)を有するビーズ要素(31)の略平面のビーズ要素部分(35)は、環状フランジ縁(7)によって境界される環状フランジ開口部(36)に近接して配置することができる。
【0125】
ここで主に
図7Aから
図7Cを参照すると、略半円形のビーズ要素断面(34)を有するビーズ要素(31)を形成する方法は、環状フランジ(6)の周囲に弾性環状部材(111)を配置し、弾性環状部材(111)の弾性環状部材外面(113)を覆って環状フランジ(6)の環状フランジ重層部分(112)を重ねるステップを含むことができる。
【0126】
特定の実施形態に関して、環状フランジ(6)の周囲に弾性環状部材(111)を配置し、弾性環状部材外面(113)を覆って環状フランジ重層部分(112)を重ねるステップは、保護シース(1)が製造プロセス中に保護シース(1)を形成する形成器(91)の上に配置している間に行われることができる。
【0127】
ここで主に
図8Aおよび
図8Bを参照すると、略半円形のビーズ要素断面(34)を有するビーズ要素(31)を形成する方法は、環状フランジ縁(7)に近接して環状フランジ(6)の環状フランジ外面(50)の周囲でビーズ要素(31)を円周方向に堆積させるステップを含むことができる。
【0128】
ここで主に
図8Aを参照すると、特定の実施形態に関して、ビーズ要素(31)が、製造プロセス中に環状フランジ縁(7)に近接して環状フランジ(6)の環状フランジ外面(50)の周囲で円周方向に堆積させられることができる一方で、例えば、形成器(91)の形成器長手軸(98)は、ビーズ要素分注器(114)に対して略水平位置に配置し、形成器(91)は、環状フランジ縁(7)に近接して環状フランジ外面(50)の周囲にビーズ要素(31)を堆積させるように、ビーズ要素(31)の円周方向堆積中に形成器長手軸(98)の周囲で回転する。
【0129】
特定の実施形態に関して、保護シース(1)を生産する方法はさらに、本体中間部分保持要素(23)を本体中間部分(3)に連結するステップを含むことができる。特定の実施形態に関して、本方法はさらに、本体中間部分(3)の本体中間部分外面(25)から外向きに延在する本体中間部分円周方向突出(24)として、本体中間部分保持要素(23)を構成するステップを含むことができる。
【0130】
特定の実施形態に関して、本体中間部分円周方向突出(24)は、本体中間部分(3)の周囲に弾性環状部材(111)を配置することによって形成することができる。
【0131】
特定の実施形態に関して、本体中間部分円周方向突出(24)は、例えば、本体中間部分円周方向突出分注器を介して、本体中間部分(3)の周囲で本体中間部分円周方向突出(24)を円周方向に堆積させることによって形成されることができる。
【0132】
ここで主に
図1Aおよび
図1Bを参照すると、女性ユーザ(10)の膣管(9)内で保護シース(1)を使用する方法は、本体閉鎖端部分(4)と本体開放端部分(5)との間に配置される本体中間部分(3)を有する、可撓性管状本体(2)と、本体開放端部分(5)から半径方向外向きに延在する、環状フランジ(6)であって、略楕円形の環状フランジ縁周辺(8)を有する環状フランジ縁(7)において終端する、環状フランジ(6)とを含む、保護シース(1)を取得するステップと、女性ユーザ(10)の子宮頸部(11)に向かって本体閉鎖端部分(4)を膣管(9)に挿入するステップと、環状フランジ縁(7)が膣管(9)の中へ進入することを妨げるように、女性ユーザ(10)の外陰部(12)の一部を環状フランジ縁(7)と係合させるステップとを含むことができる。特定の実施形態に関して、本方法はさらに、環状フランジ縁(7)で女性ユーザ(10)の外陰部(12)を刺激するステップを含むことができる。
【0133】
上記の説明は、女性ユーザ(10)の膣管(9)内で使用するための保護シース(1)に関して、保護シース(1)の要素を説明するが、保護シース(1)の要素および保護シース(1)の要素を生産する方法はさらに、男性用コンドーム、指サック、プローブカバー、ポリマー手袋(例えば、使い捨て手袋)、または同等物、もしくはそれらの組み合わせ等の保護シースの他の実施形態に適用されることができるため、本発明はそのように限定される必要はない。
【0134】
保護シースの他の実施形態に適用されることができる保護シース(1)の要素の例証的実施例は、開口部(117)を境界する縁(116)の縁周辺(115)の周囲に延在する、ビーズ要素(31)であって、略半円形のビーズ要素断面(34)を含む、ビーズ要素(31)を含むことができ、それによって、略半円形のビーズ要素断面(34)を有するビーズ要素(31)の略平面のビーズ要素部分(35)は、縁(116)によって境界される開口部(117)に近接して配置する。
【0135】
保護シースの他の実施形態に適用されることができる保護シース(1)の要素の別の例証的実施例は、開口部(117)を境界する縁(116)の縁周辺(115)の周囲に延在する、ビーズ要素(31)であって、ビーズ要素(31)に連結されるテクスチャ要素(37)を含む、ビーズ要素(31)を含むことができる。
【0136】
保護シースの他の実施形態に適用されることができる保護シース(1)の要素の別の例証的実施例は、開口部(117)を境界する縁(116)の縁周辺の周囲(115)に延在する、ビーズ要素(31)であって、非平面ビーズ要素周辺(40)を備える、ビーズ要素(31)を含むことができる。
【0137】
保護シースの他の実施形態に適用されることができる保護シース(1)の要素を生産する方法の例証的実施例は、開口部(117)を境界する縁(116)の縁周辺(115)の周囲に延在する、ビーズ要素(31)を形成する方法であって、縁(116)の周囲に弾性環状部材(111)を配置し、略半円形のビーズ要素断面(34)を有するビーズ要素(31)を提供するように、弾性環状部材(111)の弾性環状部材外面(113)を覆って縁(116)の縁重層部分(118)を重ねるステップを含む、方法を含むことができ、それによって、略半円形のビーズ要素断面(34)を有するビーズ要素(31)の略平面のビーズ要素部分(35)は、縁(116)によって境界される開口部(117)に近接して配置する。
【0138】
保護シースの他の実施形態に適用されることができる保護シース(1)の要素を生産する方法の例証的実施例は、開口部(117)を境界する縁(116)の縁周辺(115)の周囲に延在する、ビーズ要素(31)を形成する方法であって、略半円形のビーズ要素断面(34)を有するビーズ要素(31)を提供するように、縁(116)の周囲でビーズ要素(31)を円周方向に堆積させるステップを含む、方法を含むことができ、それによって、略半円形のビーズ要素断面(34)を有するビーズ要素(31)の略平面のビーズ要素部分(35)は、縁(116)によって境界される開口部(117)に近接して配置する。
【0139】
保護シースの他の実施形態に適用されることができる保護シース(1)の要素を生産する方法の別の例証的実施例は、本体(121)から外向きに延在する円周方向突出(120)として構成される保持要素(119)を形成する方法であって、本体(121)の周囲に弾性環状部材(111)を配置するステップを含む、方法を含むことができる。
【0140】
保護シースの他の実施形態に適用されることができる保護シース(1)の要素を生産する方法の別の例証的実施例は、本体(121)から外向きに延在する円周方向突出(120)として構成される保持要素(119)を形成する方法であって、本体(121)の周囲で円周方向突出(120)を円周方向に堆積させるステップを含む、方法を含むことができる。
【0141】
ここで主に
図19を参照すると、保護シース(1)の付加的実施形態は、対向する本体中間部分の第1および第2の開放端(124)(125)を有する、本体中間部分(123)を含む、可撓性管状本体(122)であって、本体中間部分の第2の開放端(125)は、本体中間部分の第2の開放端直径(126)を有する、可撓性管状本体(122)と、対向する離散本体端部分の開放端および閉鎖端(128)(129)を有する、離散本体端部分(127)であって、離散本体端部分開放端(128)は、離散本体端部分開放端直径(130)を有する、離散本体端部分(127)とを含み、それによって、離散本体端部分開放端直径(130)は、本体中間部分の第2の開放端直径(126)より大きく、それによって、離散本体端部分開放端(128)は、本体中間部分の第2の開放端(125)に連結する。
【0142】
再度、主に
図19を参照すると、特定の実施形態に関して、離散本体閉鎖端部分(127)は、球状離散本体閉鎖端部分(131)として構成されることができる。
【0143】
特定の実施形態に関して、離散本体端部分開放端(128)は、特に性交中に、女性ユーザ(10)の子宮頸部(11)に近接して膣管(9)内で離散本体端部分(127)の保持を促進するように、本体中間部分の第1の開放端(124)から少なくとも約60ミリメートルの距離に配置することができる。例証的実施例として、本体中間部分の第1の開放端(124)から約90ミリメートルの距離に配置する、離散本体端部分開放端(128)は、膣管(9)内で離散本体端部分(127)の保持を促進するように、女性ユーザ(10)の子宮頸部(11)に向かって膣管(9)内で約90ミリメートルの距離に離散本体端部分(127)を位置付けることができる。
【0144】
特定の実施形態に関して、離散本体端部分開放端(128)は、本体中間部分の第2の開放端(125)から約80ミリメートル未満の距離に配置することができる。特定の実施形態に関して、この距離は、約80ミリメートル未満、約75ミリメートル未満、約70ミリメートル未満、約65ミリメートル未満、約60ミリメートル未満、約55ミリメートル未満、約50ミリメートル未満、約45ミリメートル未満、約40ミリメートル未満、約35ミリメートル未満、約30ミリメートル未満、約25ミリメートル未満、約20ミリメートル未満、約15ミリメートル未満、約10ミリメートル未満、および約5ミリメートルを含むか、またはそれらから成る群から選択されることができ、それによって、より短い距離は、(
図19の実施例に示されるように)本体中間部分の第2の開放端直径(126)と離散本体端部分開放端直径(130)との間のより大きい角度を提供する、より長い距離に関して、本体中間部分の第2の開放端直径(126)と離散本体端部分開放端直径(130)との間により小さい角度(132)を提供する。
【0145】
特定の実施形態に関して、離散本体端部分(127)はさらに、本体中間部分(123)の本体中間部分壁(136)の本体中間部分壁デュロメータ(135)より大きい離散本体端部分壁デュロメータ(134)を有する、離散本体端部分壁(133)を含むことができる。
【0146】
特定の実施形態に関して、離散本体端部分(127)はさらに、本体中間部分(123)の本体中間部分壁(136)の本体中間部分壁厚(138)より大きい離散本体端部分壁厚(137)を有する、離散本体端部分壁(133)を含むことができる。
【0147】
特定の実施形態に関して、保護シース(1)はさらに、本体中間部分の第1の開放端(124)から半径方向外向きに延在する、環状フランジ(6)であって、上記で説明されるように、略楕円形の環状フランジ縁周辺(8)を有する環状フランジ縁(7)において終端する、環状フランジ(6)を含むことができる。
【0148】
特定の実施形態に関して、略楕円形の環状フランジ縁周辺(8)を有する環状フランジ縁(7)は、上記で説明されるように、保護シース(1)が女性ユーザ(10)によって使用されるとき、女性ユーザ(10)の外陰部(12)の一部に重なるように構成されることができる。
【0149】
保護シース(1)の付加的実施形態を生産する方法は、対向する本体中間部分の第1および第2の開放端(124)(125)を有する、本体中間部分(123)を含む、可撓性管状本体(122)を提供するステップであって、本体中間部分の第2の開放端(125)は、本体中間部分の第2の開放端直径(126)を有する、ステップと、対向する離散本体端部分の開放端および閉鎖端(128)(129)を有する、離散本体端部分(127)を提供するステップであって、離散本体端部分開放端(128)は、離散本体端部分開放端直径(130)を有し、それによって、離散本体端部分開放端直径(130)は、本体中間部分の第2の開放端直径(126)より大きい、ステップと、離散本体端部分開放端(128)を本体中間部分の第2の開放端(125)に連結するステップとを含む。
【0150】
特定の実施形態に関して、保護シース(1)の付加的実施形態を生産する方法はさらに、上記で説明されるような1つまたはそれを上回る要素を含むことができる、上記で説明されるような1部品保護シース構築物(88)として、保護シース(1)を生産するステップを含むことができる。
【0151】
他の特定の実施形態に関して、保護シース(1)の付加的実施形態を生産する方法はさらに、上記で説明されるような1つまたはそれを上回る要素を含むことができる、上記で説明されるような複数の離散部品から保護シース(1)を生産するステップを含むことができる。
【0152】
先述から容易に理解されることができるように、本発明の基本的概念は、種々の方法で具現化されてもよい。本発明は、ベストモードを含む、保護シースならびにそのような保護シースを作製および使用するための方法の多数の、かつ様々な実施形態を伴う。
【0153】
したがって、本明細書によって開示されるか、または本願に付随する図もしくは表に示される、本発明の特定の実施形態または要素は、限定的であることを意図しておらず、むしろ、本発明によって一般的に包含される多数の、かつ多様な実施形態、またはそれらの任意の特定の要素に関して包含される均等物を例示する。加えて、本発明の単一の実施形態または要素の具体的説明は、可能性として考えられる全ての実施形態または要素を明示的に説明しない場合があり、多くの代替案が、説明および図によって暗示的に開示されている。
【0154】
装置の各要素または方法の各ステップは、装置の用語または方法の用語によって説明され得ることを理解されたい。そのような用語は、本発明が権利を有する、暗示的に広い範囲を明示的にすることが所望される場合に置換されることができる。一実施例のみとして、方法の全てのステップは、措置、その措置を講じるための手段、またはその措置を引き起こす要素として開示され得ることを理解されたい。同様に、装置の各要素は、物理的要素または物理的要素が促進する措置として開示されてもよい。一実施例のみとして、「保護装置」の開示は、明示的に議論されるかどうかにかかわらず、「保護する」行為の開示を包含すると理解されるべきであり、逆に、「保護する」行為の開示が効果的に存在した場合、そのような開示は、「保護装置」およびさらに「保護するための手段」の開示を包含すると解釈されるべきである。各要素またはステップのためのそのような代替用語は、説明に明示的に含まれると理解されるべきものである。
【0155】
加えて、使用される各用語に関して、本願でのその利用が、そのような解釈と矛盾しない限り、Random House Webster’s Unabridged Dictionary第2版に含まれるように、一般的な辞書の定義が、各用語について説明に含まれると解釈されるべきであり、各定義は、参照することにより本明細書に組み込まれることを理解されたい。
【0156】
本明細書の全ての数値は、明示的に示されるかどうかにかかわらず、「約」という用語によって修飾されると見なされる。本発明の目的で、範囲は、「約」1つの特定の値から「約」別の特定の値まで表されてもよい。そのような範囲が表されるとき、別の実施形態は、一方の特定の値から他方の特定の値まで含む。終点による数値範囲の記載は、その範囲内に包含される全ての数値を含む。1〜5の数値範囲は、例えば、1、1.5、2、2.75、3、3.80、4、5等の数値を含む。範囲のそれぞれの終点は、他の終点に関して、および他の終点から独立して、両方で有意であることがさらに理解され得る。値が「約」という先行詞の使用によって近似値として表されるとき、特定の値が別の実施形態を形成することが理解され得る。「約」という用語は、概して、当業者が記載された数値と同等であるか、または同一の機能もしくは結果を有すると見なすであろう、数値の範囲を指す。同様に、「実質的に」という先行詞は、完全ではなく大部分が同一の形態、様式、または程度を意味し、特定の要素は、当業者が同一の機能または結果を有すると見なすような、範囲の構成を有する。特定の要素が「実質的に」という先行詞の使用によって近似値として表されるとき、特定の要素が別の実施形態を形成することが理解され得る。
【0157】
また、本発明の目的で、「1つの」(「a」または「an」)実体という用語は、別様に限定されない限り、1つまたはそれを上回るその実体を指す。したがって、「1つの」(「a」または「an」)、「1つまたはそれを上回る」、および「少なくとも1つの」という用語は、本明細書で同義的に使用されることができる。
【0158】
したがって、本出願人は、少なくとも、i)本明細書で開示および説明される保護シースのそれぞれ、ii)開示および説明される関連方法、iii)これらのデバイスおよび方法のそれぞれの類似、同等、およびさらに暗示的変形例、iv)示され、開示され、または説明される機能のそれぞれを達成する、これらの代替実施形態、v)開示および説明されるものを達成することが暗示的であるように示される、機能のそれぞれを達成する、これらの代替設計および方法、vi)別個の独立した発明として示される、各特徴、構成要素、およびステップ、vii)開示される種々のシステムまたは構成要素によって増進される用途、viii)そのようなシステムまたは構成要素によって生産される、結果として生じる製品、ix)前述に、および添付実施例のうちのいずれかを参照して、実質的に説明されるような方法および装置、x)開示される以前の要素のそれぞれの種々の組み合わせおよび順列を請求していると理解されるべきである。
【0159】
本願の背景技術のセクションは、本発明が関連する活動分野の記述を提供する。このセクションはまた、本発明が取り入れられる技術の状態についての情報、問題、または懸念を関係付けることに有用である、特定の米国特許、特許出願、刊行物、または請求された発明の主題の言い換えを組み込むか、または含み得る。本明細書で引用されるか、または組み込まれる、任意の米国特許、特許出願、刊行物、記述、または他の情報は、本発明に関する先行技術として承認されるものと解釈され、理解され、または見なされるものと意図されるものではない。
【0160】
本明細書に記載される請求項は、該当する場合、本発明の本説明の一部として参照することによって本明細書に組み込まれ、本出願者は、請求項またはそれらの任意の要素もしくは構成要素のうちのいずれかまたは全てを支持するために、付加的説明等の請求項のそのような組み込まれた内容の全体または一部を使用する権利を明示的に留保し、本出願者はさらに、本願によって、またはその任意の後続の出願もしくは継続、分割、または部分的継続出願によって、保護が求められる事柄を定義するため、または任意の国もしくは条約の特許法、規則、または規制に従って、もしくは準拠して、料金の削減の任意の利益を得るために、そのような請求項またはそれらの任意の要素もしくは構成要素のいずれかの部分または全てを、説明から請求項の中へ、または逆も同様に、必要に応じて移動させる権利を明示的に留保し、参照することによって組み込まれる、そのような内容は、その任意の後続の継続、分割、または部分的継続出願、もしくはそれの任意の再発行または拡張を含む、本願の係属全体の間に存続するものとする。
【0161】
加えて、本明細書に記載される請求項は、該当する場合、本発明の限定数の好ましい実施形態の境界を説明することをさらに意図しており、本発明の最も広義の実施形態または請求され得る本発明の実施形態の完全な一覧として解釈されるものではない。本出願者は、任意の継続、分割、部分的継続、または類似出願として上記に記載される説明に基づいて、さらなる請求項を作成するいかなる権利も放棄しない。