特許第6562925号(P6562925)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6562925MRI閉鎖アセンブリのためのRF遮蔽導管
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6562925
(24)【登録日】2019年8月2日
(45)【発行日】2019年8月21日
(54)【発明の名称】MRI閉鎖アセンブリのためのRF遮蔽導管
(51)【国際特許分類】
   A61B 5/055 20060101AFI20190808BHJP
【FI】
   A61B5/055 320
   A61B5/055 366
【請求項の数】8
【全頁数】36
(21)【出願番号】特願2016-541142(P2016-541142)
(86)(22)【出願日】2014年12月17日
(65)【公表番号】特表2017-500122(P2017-500122A)
(43)【公表日】2017年1月5日
(86)【国際出願番号】IL2014051108
(87)【国際公開番号】WO2015092796
(87)【国際公開日】20150625
【審査請求日】2017年12月11日
(31)【優先権主張番号】61/917,362
(32)【優先日】2013年12月18日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】202013011370.7
(32)【優先日】2013年12月18日
(33)【優先権主張国】DE
(73)【特許権者】
【識別番号】508135530
【氏名又は名称】アスペクト イメージング リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100120891
【弁理士】
【氏名又は名称】林 一好
(74)【代理人】
【識別番号】100165157
【弁理士】
【氏名又は名称】芝 哲央
(74)【代理人】
【識別番号】100126000
【弁理士】
【氏名又は名称】岩池 満
(72)【発明者】
【氏名】ラポポート ウリ
【審査官】 松本 隆彦
(56)【参考文献】
【文献】 独国実用新案第202013105276(DE,U1)
【文献】 特開平01−303139(JP,A)
【文献】 特表2016−537170(JP,A)
【文献】 特開平02−182237(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B5/055
G01R33/20−33/64
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
磁気共鳴撮像装置(MRD)のボアを開閉するように構成され、患者又は医療機器からの医療機器チュービングの接続を解除せずに、前記医療機器チュービングにより前記医療機器に接続された前記患者の前記ボアの内部への挿入および前記ボアの外部への取り出しを可能にするように構成された閉鎖アセンブリであって、
前記閉鎖アセンブリは、前記MRDの外部環境から前記ボアの内部空間へ医療機器チュービングを通すことができるように構成されるRF遮蔽導管(RFSC)を備え、
前記閉鎖アセンブリは、周縁部を有し、前記RFSCは、前記周縁部に固定され、
前記RFSCの一方の端部は、前記閉鎖アセンブリの一方側で開口するカットアウト開口部を備え、
前記RFSCの反対の端部は、前記閉鎖アセンブリの反対側で開口するカットアウト開口部を備え、
前記RFSCは、前記RFSCの2つの端部間に伸びる伸長開口部を有する開口フレームとして形成されることを特徴とする、閉鎖アセンブリ。
【請求項2】
前記RFSCは、突出しないように前記閉鎖アセンブリに連結される、請求項1に記載の閉鎖アセンブリ。
【請求項3】
前記RFSCは、長さ(l)および幅(w)を有し、幅方向に沿った前記RFSCの輪郭は、湾曲U字形、多角U字形、C字形、V字形、W字形、対称形、非対称形、円筒形、多角形、湾曲形、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択される形状である、請求項1に記載の閉鎖アセンブリ。
【請求項4】
前記RFSCの少なくとも一部が電磁導電材料を備える、請求項1に記載の閉鎖アセンブリ。
【請求項5】
前記導管は、0〜1000MHz、0〜500MHz、および0〜200MHzから成るグループから選択される周波数の通過を減衰させるように構成される、請求項1に記載の閉鎖アセンブリ。
【請求項6】
前記導管は、導波管、RFフィルタ、導波管フィルタ、減衰材料、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択される手段によって電磁干渉を減衰させるように構成される、請求項1に記載の閉鎖アセンブリ。
【請求項7】
前記RFSCの少なくとも一部は、磁気遮蔽、RF遮蔽、物理遮蔽、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択される遮蔽を備える、請求項1に記載の閉鎖アセンブリ。
【請求項8】
前記RFSCは、前記閉鎖アセンブリを前記MRDに連結するヒンジとして構成される、請求項1に記載の閉鎖アセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に、磁気共鳴撮像システム(MRI)の分野に関し、特に、動作中のRF遮蔽を維持する医療機器のための通路を備える、MRIボアの開口部に蓋をするためのMRI閉鎖アセンブリにおけるRF遮蔽導管、およびそれに関連する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
MRI技術は、医療診断および研究のために患者を撮像する際、磁気および無線周波数を用いる。MRIの過程で生じる電磁干渉(EMI)は、たとえば医療用電気装置、コンピュータ、データ伝送部品、他のスキャニング装置など近傍の他の装置に悪影響を及ぼす。さらに、たとえば電線、テレビおよびラジオ信号、エレベータなどの外部要因で生じるEMIは、MRIの動作および結果を阻害する。
【0003】
MRIサービスを提供する施設は、これらの干渉が外部に漏洩することを防止するとともに、MRI処置がそれらの干渉から遮蔽されることができる、特別に設計された室を設ける。
【0004】
この遮蔽は、磁気遮蔽およびRF遮蔽を実現するための受動部品または能動部品を含んでよい。たとえば、RF遮蔽を実現するために、壁、床、および天井は、たとえば銅やアルミニウムなどの導電性金属のシートで形成され、壁との閉回路を維持するドアを含む。磁気遮蔽は、RFシールドの周囲に磁気シールドを構成することによって提供され得る。受動的解決策は、一般的に金属や合金である磁気遮蔽材料の使用を伴う。これらの材料は、たとえば「ミューメタル」など非常に高い透磁率の金属から成る必要がある。第2の選択肢は、一般的に磁力計、コントローラ、増幅器、および補償コイルを含む能動磁気キャンセルシステムである。この解決策は、費用がかさむ傾向があり、調整や操作を必要とする。
【0005】
たとえば空調、電気配線、通信装置、医療機器などといったシステムのEMI遮蔽室内への通路を設けるために、たとえば導波管減衰器およびRFフィルタなどの手段が用いられる。全ての通水および通気チューブは、EMIを減衰させるように構成された導管内を通り、全ての電気配線すなわち導電性配線は、RFが導電性配線と結合することを回避するためにRFフィルタを介して接続される。これらの手段は、各チューブおよびケーブルが事前計画され、前もって構成された所定の場所に事前挿入されることを必要とする。
【0006】
多くの患者は、MRI中の医療サポートや監視を必要とする。これらの患者は、新生児、鎮静状態の患者、または他の医学的に不安定な患者を含む。MRIを受ける間もこれらの患者の生命維持および監視状態を保つことが非常に重要である。患者を撮像するために医療機器を取り外すのには時間がかかり、患者のストレスの原因となり、あるいは医学的問題を誘発し得る。
【0007】
MRIスキャナは非常に強い磁石を用いるので、抑止されていない鉄含有物が引き寄せられ、それらが磁石のボア内に浮遊する。この危険な現象は、スキャナ室内の個体に重傷や致命傷をもたらす可能性がある投射すなわちミサイル効果として知られている。ステープラ針ほどの小さな物体でさえ、潜在的危険となり得る。引き寄せられた鉄含有物に起因するMRI設備での数々の深刻な事故が記録されている。医療機器を通すためにMRIボアを開いた状態に保つことは、投射物が入り込む空間を残すことになり得る。
【0008】
MRDボアの内部空間から外部環境への、またその逆方向の医療機器の通路を保護する装置に対する長年の要望がある。この装置は、物理遮蔽、EMI遮蔽、およびRF遮蔽を提供するとともに、その遮蔽を損なうことなく医療機器および生命維持装置を通すことを可能にする。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、(a)遠位端および近位端を有する長手方向主軸と、(b)軸方向に伸長し、近位端に存在する開口部を終点とするオープンボアと、(c)開口部に嵌合する形状の閉鎖アセンブリとを備える磁気共鳴撮像装置(MRD)に、閉鎖アセンブリに取り付けられ、MRDの外部環境からボアの内部空間へ医療機器チュービングを通すことができる形状の開口部を有するRF遮蔽導管(RFSC)を設けるものであり、導管は、l:wの比が既定値nを上回る長さ(l)および幅(w)によってRF遮蔽を提供することを特徴とする。
【0010】
本発明の他の目的は、上記MRDボアの内部空間から外部環境へ医療機器チュービングを通すことができるサイズおよび形状によって適合される、上記のいずれかで定義されたようなRFSCを開示することである。
【0011】
本発明の他の目的は、閉鎖アセンブリに突出しないように連結され、それによってMRDボアと外部環境との間に間接的アクセスが提供される、上記のいずれかで定義されたようなRFSCを開示することである。
【0012】
本発明の他の目的は、複数の形状およびサイズを有する医療機器チュービングを通すことができる形状である、上記のいずれかで定義されたようなRFSCを開示することである。
【0013】
本発明の他の目的は、医療機器チュービングを通すための少なくとも1つの所定の置き場をさらに備える、上記のいずれかで定義されたようなRFSCを開示することである。
【0014】
本発明の他の目的は、RFSCの幅方向に沿った輪郭が、湾曲U字形、多角U字形、C字形、V字形、W字形、対称形、非対称形、円筒形、多角形、ストレートフェース形、湾曲形、閉じた形状、開いた形状、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択される形状である、上記のいずれかで定義したようなRFSCを開示することである。
【0015】
本発明の他の目的は、直線形、湾曲形、多角形、対称形、非対称形、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択される形状である、長さ方向に沿ったRFSC壁をさらに備える、上記のいずれかで定義したようなRFSCを開示することである。
【0016】
本発明の他の目的は、RFSC開口部の少なくとも一部が湾曲した端縁部輪郭を備える、上記のいずれかで定義したようなRFSCを開示することである。
【0017】
本発明の他の目的は、少なくとも一部が滑面仕上げである、上記のいずれかで定義したようなRFSCを開示することである。
【0018】
本発明の他の目的は、RFSCの少なくとも一部が穿孔され、また、孔は、0〜約1000MHz、0〜約500MHz、0〜約200MHz、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択されるRFを減衰させるための導波管として構成される長さおよび径を有する、上記のいずれかで定義されたようなRFSCを開示することである。
【0019】
本発明の他の目的は、取外し可能モジュールとして構成される、上記のいずれかで定義されたようなRFSCを開示することである。
【0020】
本発明の他の目的は、少なくとも一部が電磁導電材料を備える、上記のいずれかで定義されたようなRFSCを開示することである。
【0021】
本発明の他の目的は、透明材料の少なくとも一部をさらに備える、上記のいずれかで定義されたようなRFSCを開示することである。
【0022】
本開示の他の目的は、長さ方向に沿った長手方向軸壁と、長手方向軸壁に垂直な少なくとも2つの壁とを備え、壁の少なくとも一方が、定位置に固定された長手方向壁に対して可動的に連結、上記のいずれかで定義されたようなRFSCを開示することである。
【0023】
本発明の他の目的は、RFSCがRF検出器システムをさらに備え、またRF検出システムは、可聴、感知、視覚、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択されるインジケータを備える、上記のいずれかで定義されたようなRFSCを開示することである。
【0024】
本発明の他の目的は、導管の幅と長さとの比が既定値nを上回る範囲で、幅、長さ、または奥行きを変えることができる少なくとも1つの伸縮壁を備える、上記のいずれかで定義されたようなRFSCを開示することである。
【0025】
本発明の他の目的は、閉鎖アセンブリとMRDとの間で周縁部の少なくとも一部の場所で閉鎖アセンブリに取り付けられる、上記のいずれかで定義されたようなRFSCを開示することである。
【0026】
本発明の他の目的は、長さ方向に沿った開口面をさらに備え、それによって医療機器チュービングを機器端部から一切取り外さずに取り出すことができる、上記のいずれかで定義されたようなRFSCを開示することである。
【0027】
本発明の他の目的は、0〜約1000MHz、0〜約500MHz、0〜約200MHz、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択される周波数の通過を減衰させるように導管が構成される、上記のいずれかで定義されたようなRFSCを開示することである。
【0028】
本発明の他の目的は、導波管、RFフィルタ、導波管フィルタ、減衰材料、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択される手段によって電磁干渉を減衰させるように導管が構成される、上記のいずれかで定義されたようなRFSCを開示することである。
【0029】
本発明の他の目的は、RFSCの少なくとも一部が、磁気遮蔽、RF遮蔽、物理遮蔽、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択される遮蔽を備える、上記のいずれかで定義されたようなRFSCを開示することである。
【0030】
本発明の他の目的は、RFSCの少なくとも一部が、閉鎖アセンブリとの導電回路を閉じる、上記のいずれかで定義されたようなRFSCを開示することである。
【0031】
本発明の他の目的は、MRDに連結された少なくとも1つの第1の連結部材および閉鎖アセンブリに連結された少なくとも1つの第2の連結部材を有し、また少なくとも1つの第1の連結部材が少なくとも1つの第2の連結部材に可動的に連結されるヒンジをさらに備える閉鎖アセンブリにRFSCが取り付けられる、上記のいずれかで定義されたようなRFSCを開示することである。
【0032】
本発明の他の目的は、ヒンジが緊急解除機構をさらに備え、それによって少なくとも1つのヒンジ連結された部材の取外しが可能である、上記のいずれかで定義されたようなRFSCを開示することである。
【0033】
本発明の他の目的は、MRDに連結されたヒンジ部材が、MRD外壁の少なくとも一部、MRDボア内の少なくとも一部、MRD開口部周縁部の少なくとも一部、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択される場所で連結される、上記のいずれかで定義されたようなRFSCを開示することである。
【0034】
本発明の他の目的は、MRDに連結されたヒンジ部材が、MRD開口部に対して、上側、下側、右側、左側、床に垂直、床に非垂直、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択される場所で連結される、上記のいずれかで定義されたようなRFSCを開示することである。
【0035】
本発明の他の目的は、ヒンジ連結部材が、直接、間接的に、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択される方法で連結される、上記のいずれかで定義されたようなRFSCを開示することである。
【0036】
本発明の他の目的は、少なくとも1つのヒンジ連結部材が、手動、自動、自己、遠隔制御、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択される手段によって可動性を有する、上記のいずれかで定義されたようなRFSCを開示することである。
【0037】
本発明は、(a)遠位端および近位端を有する長手方向主軸と、(b)軸方向に伸長し、近位端に存在する開口部を終点とするオープンボアと、(c)開口部に嵌合する形状の閉鎖アセンブリとを備える磁気共鳴撮像装置(MRD)に、MRDまたはそのオープンボアに連結された少なくとも1つの第1の連結部材および閉鎖アセンブリに連結された少なくとも1つの第2の連結部材を備え、少なくとも1つの第1の連結部材が少なくとも1つの第2の連結部材に可動的に連結されるRF遮蔽ヒンジ(RFSH)を設けるものであり、RFSHは、MRDの外部環境からボアの内部空間へ医療機器チュービングを通すことができる形状の開口部を有する導管を備え、長さ(l)および幅(w)を有する導管は、1つの第1の部材の少なくとも一部、1つの第2の部材の少なくとも一部、または両方の部材の少なくとも一部に設けられ、l:wの比が既定値nを上回ることによってRF遮蔽がもたらされる。
【0038】
本発明の他の目的は、MRDに連結されたRFSH部材が、MRD外壁の少なくとも一部、MRDボア内の少なくとも一部、MRD開口部周縁部の少なくとも一部、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択される場所で連結される、上記のいずれかで定義されたようなRFSHを開示することである。
【0039】
本発明の他の目的は、ヒンジ連結された第1の連結部材が、MRD開口部に対して、左側、右側、下側、上側、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択される場所で連結される、上記のいずれかで定義されたようなRFSHを開示することである。
【0040】
本発明の他の目的は、ヒンジ連結された第1の連結部材が、直接、間接的に、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択される方法でMRDに連結される、上記のいずれかで定義されたようなRFSHを開示することである。
【0041】
本発明の他の目的は、少なくとも1つのヒンジ連結部材が、手動、自動、自己、遠隔制御、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択される手段によって可動性を有する、上記のいずれかで定義されたようなRFSHを開示することである。
【0042】
本発明の他の目的は、RFSHの少なくとも一部が、反磁性材料、常磁性材料、強磁性材料、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択される材料を備える、上記のいずれかで定義されたようなRFSHを開示することである。
【0043】
本発明の他の目的は、MRDボアの内部空間から外部環境へ医療機器チュービングを通すことができるサイズおよび形状によって適合される、上記のいずれかで定義されたようなRFSHを開示することである。
【0044】
本発明の他の目的は、複数の形状およびサイズを有する医療機器チュービングを通すことができる形状である、上記のいずれかで定義されたようなRFSHを開示することである。
【0045】
本発明の他の目的は、医療機器チュービングを通すための少なくとも1つの所定の置き場をさらに備える、上記のいずれかで定義されたようなRFSHを開示することである。
【0046】
本発明の他の目的は、RFSH開口部の少なくとも一部が湾曲した端縁部輪郭を備える、上記のいずれかで定義されたようなRFSHを開示することである。
【0047】
本発明の他の目的は、少なくとも一部が滑面仕上げである、上記のいずれかで定義されたようなRFSHを開示することである。
【0048】
本発明の他の目的は、少なくとも1つのヒンジ連結された部材の取外しを可能にする緊急解除機構を備える、上記のいずれかで定義されたようなRFSHを開示することである。
【0049】
本発明の他の目的は、RFSHの少なくとも一部が、磁気遮蔽、RF遮蔽、物理遮蔽、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択される遮蔽を備える、上記のいずれかで定義されたようなRFSHを開示することである。
【0050】
本発明の他の目的は、少なくとも一部が電磁導電材料を備える、上記のいずれかで定義されたようなRFSHを開示することである。
【0051】
本発明の他の目的は、RFSCの少なくとも一部が透明材料を備える、上記のいずれかで定義されたようなRFSHを開示することである。
【0052】
本発明の他の目的は、導管がRF検出器システムをさらに備え、またRF検出システムは、可聴、感知、視覚、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択されるインジケータを備える、上記のいずれかで定義されたようなRFSHを開示することである。
【0053】
本発明の他の目的は、導管が、0〜約1000MHz、0〜約500MHz、0〜約200MHz、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択される周波数の通過を減衰させるように構成される、上記のいずれかで定義されたようなRFSHを開示することである。
【0054】
本発明の他の目的は、導管が、導波管、RFフィルタ、導波管フィルタ、減衰材料、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択される手段によって電磁干渉を減衰させるように構成される、上記のいずれかで定義されたようなRFSHを開示することである。
【0055】
本発明の他の目的は、RFSHの少なくとも一部が閉鎖アセンブリとの電磁導電回路を閉じる、上記のいずれかで定義されたようなRFSHを開示することである。
【0056】
本発明の他の目的は、MRDの外部環境で生じるEMIからMRDをRF遮蔽し、かつMRDで生じるEMIから外部環境をRF遮蔽するための方法であって、(a)(i)遠位端および近位端を有する長手方向主軸と、(ii)軸方向に伸長し、近位端に存在する開口部を終点とするオープンボアと、(iii)閉鎖アセンブリに取り付けられ、MRDの外部環境からボアの内部空間へ医療機器チュービングを通すことができる形状の開口部を有する少なくとも1つの導管を備える、開口部に嵌合する形状の閉鎖アセンブリとを備えるMRDを得ること、(b)導管を備える閉鎖アセンブリを取り付けること、(c)MRDボア内に患者を挿入すること、(d)導管に医療機器チュービングを通すこと、(e)MRDボアに閉鎖アセンブリで蓋をすること、および(f)患者を撮像することのステップを備え、導管は、l:wの比が既定値nを上回る長さ(l)および幅(w)によってRF遮蔽を提供することを特徴とする方法を開示することである。
【0057】
本発明の他の目的は、閉鎖アセンブリに突出しないように導管を連結するステップをさらに備え、それによってMRDボアと外部環境との間に間接的アクセスが提供される、上述したような方法を開示することである。
【0058】
本発明の他の目的は、導管に医療機器チュービングを通すための少なくとも1つの所定の置き場を連結するステップをさらに備える、上述したような方法を開示することである。
【0059】
本発明の他の目的は、取外し可能モジュールとして構成されたRFSCを連結するステップをさらに備える、上述したような方法を開示することである。
【0060】
本発明の他の目的は、RF検出器システムを連結するステップをさらに備え、また、可聴、感知、視覚、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループからRF検出システムインジケータを選択する、上述したような方法を開示することである。
【0061】
本発明の他の目的は、少なくとも1つの伸縮壁を備える導管を得るステップをさらに備える、上述したような方法を開示することである。
【0062】
本発明の他の目的は、導管の幅と長さとの比が既定値nを上回る範囲で、壁の幅、長さ、または奥行きを変えるステップをさらに備える、上述したような方法を開示することである。
【0063】
本発明の他の目的は、長さ方向に沿った開口面を備えるRFSCを得るステップをさらに備える、上述したような方法を開示することである。
【0064】
本発明の他の目的は、医療機器チュービングを機器端部から一切取り外さずに出入りさせるステップをさらに備える、上述したような方法を開示することである。
【0065】
本発明の他の目的は、RFSCが閉鎖アセンブリに取り付けられており、MRDに連結された少なくとも1つの第1の連結部材および閉鎖アセンブリに連結された少なくとも1つの第2の連結部材を有するヒンジをさらに備え、少なくとも1つの第1の連結部材が少なくとも1つの第2の連結部材に可動的に連結される、上述したような方法を開示することである。
【0066】
本発明の他の目的は、少なくとも1つのヒンジ連結された部材を取り外すことによって患者を緊急離脱させるステップをさらに備える、上述したような方法を開示することである。
【0067】
本発明の他の目的は、手動、自動、自己、遠隔制御、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択される手段によって少なくとも1つのヒンジ連結部材を動かすステップをさらに備える、上述したような方法を開示することである。
【0068】
本発明の他の目的は、MRDに連結された少なくとも1つの第1の連結部材および閉鎖アセンブリに連結された少なくとも1つの第2の連結部材を備え、少なくとも1つの第1の連結部材が少なくとも1つの第2の連結部材に可動的に連結され、MRDの外部環境からボアの内部空間へ医療機器チュービングを通すことができる形状の開口部を有する導管を備えるRF遮蔽ヒンジ(RFSH)を得るステップをさらに備える、上述したような方法を開示することである。
【0069】
本発明の他の目的は、手動、自動、自己、遠隔制御、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択される手段によって少なくとも1つのヒンジ連結部材を動かすステップをさらに備える、上述したような方法を開示することである。
【0070】
本発明の他の目的は、RFSHに医療機器チュービングを通すための少なくとも1つの所定の置き場を連結するステップをさらに備える、上述したような方法を開示することである。
【0071】
本発明の他の目的は、少なくとも1つのヒンジ連結された部材を取り外すことによって患者を緊急離脱させるステップをさらに備える、上述したような方法を開示することである。
【0072】
本発明の他の目的は、RF検出器システムを連結するステップをさらに備え、また、可聴、感知、視覚、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループからRF検出システムインジケータを選択する、上述したような方法を開示することである。
【0073】
本発明の他の目的は、MRD閉鎖アセンブリにおけるRF遮蔽導管(RFSC)を製造するための方法を開示することであって、方法は、(a)MRDボアの開口部に嵌合する形状の閉鎖アセンブリを得ること、(b)l:wの比が既定値nを上回るようにRFSCの長さ(l)および幅(w)の寸法を定めること、(c)医療機器チュービングを中に通すことができるようにRFSCの寸法を定めること、(d)取扱者にとってアクセスが可能であるように閉鎖アセンブリにおけるRFSCの場所を定めること、(e)定められたRFSCを形成すること、および(f)RFSCを閉鎖アセンブリに連結することのステップを備え、閉鎖アセンブリは、MRDボアに面したカットアウトを有する近位端およびMRDの外部環境に面したカットアウトを有する遠位端を備える長手方向軸を有する導管を備える。
【0074】
本発明の他の目的は、MRDボアの内部空間から外部環境へ医療機器チュービングを通すことができるサイズおよび形状によってRFSCを適合させるステップをさらに備える、上述したような方法を開示することである。
【0075】
本発明の他の目的は、閉鎖アセンブリに突出しないようにRFSCを連結するステップをさらに備え、それによってMRDボアと外部環境との間に間接的アクセスを提供する、上述したような方法を開示することである。
【0076】
本発明の他の目的は、複数の形状およびサイズを有する医療機器チュービングを通すことができるようにRFSCを形成するステップをさらに備える、上述したような方法を開示することである。
【0077】
本発明の他の目的は、RFSCに医療機器チュービングを通すための少なくとも1つの所定の置き場を設計するステップをさらに備える、上述したような方法を開示することである。
【0078】
本発明の他の目的は、RFSCの幅方向に沿った輪郭を、湾曲U字形、多角U字形、C字形、V字形、W字形、対称形、非対称形、円筒形、多角形、ストレートフェース形、湾曲形、閉じた形状、開いた形状、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択するステップをさらに備える、上述したような方法を開示することである。
【0079】
本発明の他の目的は、RFSCの長手方向軸に沿った壁の形状を、直線形、湾曲形、多角形、対称形、非対称形、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択するステップをさらに備える、上述したような方法を開示することである。
【0080】
本発明の他の目的は、湾曲した端縁部輪郭を備えるRFSC開口部の少なくとも一部を形成するステップをさらに備える、上述したような方法を開示することである。
【0081】
本発明の他の目的は、RFSCの少なくとも一部を滑面仕上げで形成するステップをさらに備える、上述したような方法を開示することである。
【0082】
本発明の他の目的は、RFSCに穿孔するステップをさらに備え、また、孔は、0〜約1000MHz、0〜約500MHz、0〜約200MHz、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択されるRFを減衰させるための導波管として構成される長さおよび径を有する、上述したような方法を開示することである。
【0083】
本発明の他の目的は、RFSCを取外し可能モジュールとして構成するステップをさらに備える、上述したような方法を開示することである。
【0084】
本発明の他の目的は、電磁導電材料を備えるRFSCの少なくとも一部を形成するステップをさらに備える、上述したような方法を開示することである。
【0085】
本発明の他の目的は、透明材料を備えるRFSCの少なくとも一部を形成するステップをさらに備える、上述したような方法を開示することである。
【0086】
本発明の他の目的は、長手方向軸壁と、長手方向軸壁に垂直な少なくとも2つの壁とを備え、かつ壁の少なくとも一方が、定位置に固定された長手方向壁に可動的に連結されるRFSCを形成するステップをさらに備える、上述したような方法を開示することである。
【0087】
本発明の他の目的は、RF検出器システムを連結するステップをさらに備え、また、可聴、感知、視覚、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループからRF検出システムインジケータを選択する、上述したような方法を開示することである。
【0088】
本発明の他の目的は、導管の幅と長さとの比が既定値nを上回る範囲で、幅、長さ、または奥行きを変えることができる少なくとも1つの導管伸縮壁を形成するステップをさらに備える、上述したような方法を開示することである。
【0089】
本発明の他の目的は、閉鎖アセンブリとMRDとの間で周縁部の少なくとも一部の場所で閉鎖アセンブリにRFSCを取り付けるステップをさらに備える、上述したような方法を開示することである。
【0090】
本発明の他の目的は、長さ方向に沿った開口面をさらに備えるRFSCを形成するステップをさらに備え、それによって医療機器チュービングを機器端部から一切取り外さずに取り出すことができる、上述したような方法を開示することである。
【0091】
本発明の他の目的は、0〜約1000MHz、0〜約500MHz、0〜約200MHz、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択される周波数の通過を減衰させるように導管を構成するステップをさらに備える、上述したような方法を開示することである。
【0092】
本発明の他の目的は、導波管、RFフィルタ、導波管フィルタ、減衰材料、およびそれらの任意の組み合わせのグループから選択される手段によって電磁干渉を減衰させるように導管を構成するステップをさらに備える、上述したような方法を開示することである。
【0093】
本発明の他の目的は、磁気遮蔽、RF遮蔽、物理遮蔽、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択される遮蔽を備えるRFSCの少なくとも一部を形成するステップをさらに備える、上述したような方法を開示することである。
【0094】
本発明の他の目的は、RFSCの少なくとも一部を、閉鎖アセンブリとの導電回路を閉じる形状に形成するステップをさらに備える、上述したような方法を開示することである。
【0095】
本発明の他の目的は、MRDに連結された少なくとも1つの第1の連結部材および閉鎖アセンブリに連結された少なくとも1つの第2の連結部材を有するヒンジをさらに備える閉鎖アセンブリにRFSCを取り付けるステップをさらに備え、少なくとも1つの第1の連結部材が少なくとも1つの第2の連結部材に可動的に連結される、上述したような方法を開示することである。
【0096】
本発明の他の目的は、ヒンジに緊急解除機構を組み込むステップをさらに備え、それによって少なくとも1つのヒンジ連結された部材の取外しが可能である、上述したような方法を開示することである。
【0097】
本発明の他の目的は、ヒンジ部材とMRDとを連結する場所を、MRD外壁の少なくとも一部、MRDボア内の少なくとも一部、MRD開口部周縁部の少なくとも一部、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択するステップをさらに備える、上述したような方法を開示することである。
【0098】
本発明の他の目的は、ヒンジ部材とMRDとを連結する場所を、MRD開口部に対して、上側、下側、右側、左側、床に垂直、床に非垂直、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択するステップをさらに備える、上述したような方法を開示することである。
【0099】
本発明の他の目的は、直接、間接的に、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択される方法でヒンジ連結部材を連結するステップをさらに備える、上述したような方法を開示することである。
【0100】
本発明の他の目的は、手動、自動、自己、遠隔制御、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから、少なくとも1つのヒンジ連結部材を動かす手段を選択するステップをさらに備える、上述したような方法を開示することである。
【0101】
本発明の他の目的は、MRDに連結された少なくとも1つの第1の連結部材および閉鎖アセンブリに連結された少なくとも1つの第2の連結部材を有し、少なくとも1つの第1の連結部材が少なくとも1つの第2の連結部材に可動的に連結されるRF遮蔽ヒンジ(RFSH)の少なくとも一部に導管を形成するステップをさらに備える、上述したような方法を開示することである。
【0102】
本発明の他の目的は、MRD外壁の少なくとも一部、MRDボア内の少なくとも一部、MRD開口部周縁部の少なくとも一部、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択される場所でRFSH部材をMRDに連結するステップをさらに備える、上述したような方法を開示することである。
【0103】
本発明の他の目的は、MRD開口部に対して、左側、右側、下側、上側、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択される場所で、ヒンジ連結された第1の連結部材をMRDに連結するステップをさらに備える、上述したような方法を開示することである。
【0104】
本発明の他の目的は、直接、間接的に、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択される方法で、ヒンジ連結された第1の連結部材をMRDに連結するステップをさらに備える、上述したような方法を開示することである。
【0105】
本発明の他の目的は、手動、自動、自己、遠隔制御、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから、少なくとも1つのヒンジ連結部材を動かす手段を選択するステップをさらに備える、上述したような方法を開示することである。
【0106】
本発明の他の目的は、反磁性材料、常磁性材料、強磁性材料、およびそれらの組み合わせから成るグループから選択される材料を備えるRFSHの少なくとも一部を形成するステップをさらに備える、上述したような方法を開示することである。
【0107】
本発明の他の目的は、MRDボアの内部空間から外部環境へ医療機器チュービングを通すことができるサイズおよび形状によってRFSHを適合させるステップをさらに備える、上述したような方法を開示することである。
【0108】
本発明の他の目的は、複数の形状およびサイズを有する医療機器チュービングを通すことができるようにRFSHを形成するステップをさらに備える、上述したような方法を開示することである。
【0109】
本発明の他の目的は、導管に医療機器チュービングを通すための少なくとも1つの所定の置き場を設計するステップをさらに備える、上述したような方法を開示することである。
【0110】
本発明の他の目的は、湾曲した端縁部輪郭を備えるRFSH開口部の少なくとも一部を形成するステップをさらに備える、上述したような方法を開示することである。
【0111】
本発明の他の目的は、RFSHの少なくとも一部を滑面仕上げで形成するステップをさらに備える、上述したような方法を開示することである。
【0112】
本発明の他の目的は、少なくとも1つのヒンジ連結された部材の取外しを可能にする緊急解除機構を組み込むステップをさらに備える、上述したような方法を開示することである。
【0113】
本発明の他の目的は、磁気遮蔽、RF遮蔽、物理遮蔽、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから、RFSHの少なくとも一部の遮蔽を選択するステップをさらに備える、上述したような方法を開示することである。
【0114】
本発明の他の目的は、電磁導電材料を備えるRFSHの少なくとも一部を形成するステップをさらに備える、上述したような方法を開示することである。
【0115】
本発明の他の目的は、透明材料を備えるRFSHの少なくとも一部を形成するステップをさらに備える、上述したような方法を開示することである。
【0116】
本発明の他の目的は、RF検出器システムを連結するステップをさらに備え、また、可聴、感知、視覚、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択されるRF検出システムインジケータを選択する、上述したような方法を開示することである。
【0117】
本発明の他の目的は、0〜約1000MHz、0〜約500MHz、0〜約200MHz、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択される周波数の通過を減衰させるようにRFSHを構成するステップをさらに備える、上述したような方法を開示することである。
【0118】
本発明の他の目的は、導波管、RFフィルタ、導波管フィルタ、減衰材料、およびそれらの任意の組み合わせのグループから選択される手段によって電磁干渉を減衰させるように構成するステップをさらに備える、上述したような方法を開示することである。
【0119】
本発明の他の目的は、RFSCの少なくとも一部を、閉鎖アセンブリとの電磁導電回路を閉じる形状に形成するステップをさらに備える、上述したような方法を開示することである。
【0120】
本発明の他の目的は、医療機器に繋がれMRDボア内に載置される患者を、MRD内にRFを漏洩させずに磁気共鳴撮像するためのケアプロトコルの規格を開示することであって、これは、(a)遠位端および近位端を有する長手方向主軸と、(b)軸方向に伸長し、近位端に存在する開口部を終点とするオープンボアと、(c)開口部に嵌合する形状の閉鎖アセンブリとを備える磁気共鳴撮像装置(MRD)に、閉鎖アセンブリに取り付けられ、MRDの外部環境からボアの内部空間へ医療機器チュービングを通すことができる形状の開口部を有するRF遮蔽導管(RFSC)を設けるものであり、導管は、l:wの比が既定値nを上回る長さ(l)および幅(w)によってRF遮蔽を提供することを特徴とし、ここにおいて、(a)RFSCを用いる場合、MRD関連の患者の健康問題の平均数は、患者のMRI関連の健康問題の平均数と比べてn分の1であり、nは1.05以上であること、(b)RFSCを用いる場合、製造者、取扱者、使用者、操作者、医療関係者、医療施設、医療施設管理、またはそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択されるものの保険請求の平均数は、患者のMRI関連保険請求と比べてm分の1であり、mは1.05以上であること、(c)RFSCを用いる場合、EMIに起因するMRIの反復の平均回数は、MRIの反復の平均回数と比べてp分の1であり、pは1.05以上であること、(d)RFSCを用いる場合、EMIがもたらすアーティファクトに起因するMRIの誤解釈の平均回数は、MRIの反復の平均回数と比べてo分の1であり、oは1.05以上であること、(e)RFSCを用いる場合、MRI中に医療機器を取り外される患者の平均数は、MRI中に医療機器を取り外される患者の平均数と比べてz分の1であり、zは1.05以上であること、および(f)医療機器に干渉するEMIに起因する患者の健康問題の平均数は、RFSCアセンブリを用いる場合と比べてu倍であり、uは1.05以上であることの少なくとも1つが真である。
【0121】
以下に示す好適な実施形態の詳細な説明において、本明細書の一部を成す添付図面が参照され、図面には、本発明が実施され得る特定の実施形態が例示的に示される。本発明の範囲から逸脱することなく、他の実施形態が用いられ、構造の変化があってよいことが理解される。本発明は、これらの特定の詳細の一部または全部がなくとも特許請求の範囲に従って実施され得る。明確化する目的のために、本発明に関する技術分野において既知である技術事項は、本発明が不必要に不明瞭化されないように詳しく説明されない。
【図面の簡単な説明】
【0122】
図1A】オープン構成で提示されるMRDボアの入口を閉鎖するための長方形実施形態における閉鎖アセンブリに連結されたMRDの略図である。
図1B】多面形状の導管に挿入された長方形実施形態における閉鎖アセンブリの外観を示す略図である。
図1C】閉鎖アセンブリの左側に設置された多面形状の導管に挿入された長方形実施形態における閉鎖アセンブリを内側から示す略図である。
図1D】円筒形の導管を備える円形実施形態における閉鎖アセンブリの外観を示す略図である。
図1E】円筒形の導管を備える長方形実施形態における閉鎖アセンブリの外観を示す略図である。
図1F】上部に設置された導管を備える長方形実施形態における閉鎖アセンブリの外観を示す略図である。
図1G】複数の円筒形導管を備える長方形実施形態における閉鎖アセンブリの外観を示す略図である。
図2A】導管(100)の実施形態の略図である。
図2B】長方形実施形態の閉鎖アセンブリの側面輪郭に沿って導管が連結され、MRDに取り付けられた第2の部品に連結された反対側の側面にヒンジ式構造が存在する構成を示す、閉鎖アセンブリの外観を示す略図である。
図2C】導管(100)の湾曲実施形態の略図である。
図2D】導管(100)の実施形態の側面を示す略図である。
図3A】導管(107)を有するRF遮蔽ヒンジの実施形態の側面を示す略図である。
図3B】ヒンジの一部に沿って導管(108)を有するRF遮蔽ヒンジの実施形態の側面を示す略図である。
図3C】チュービングが中に通されるRF遮蔽ヒンジを包含する閉鎖アセンブリを有するMRDの実施形態を示す略図である。
図4A】チュービングが中に通されるRF遮蔽ヒンジ(100)の実施形態を示す略図である。
図4B】RF遮蔽ヒンジの一部にチュービングが通される、閉鎖アセンブリにおけるRF遮蔽ヒンジ(100)の実施形態を示す略図である。
図5】MRDの外部環境で生じるEMIからMRDをRF遮蔽し、かつMRDで生じるEMIから外部環境をRF遮蔽する方法を示すフローチャート図である。
図6】RF遮蔽ヒンジを用いて、MRDの外部環境で生じるEMIからMRDをRF遮蔽し、かつMRDで生じるEMIから外部環境をRF遮蔽する方法を示すフローチャート図である。
【発明を実施するための形態】
【0123】
以下に示す好適な実施形態の詳細な説明において、本明細書の一部を成す添付図面が参照され、図面には、本発明が実施され得る特定の実施形態が例として示される。本発明の範囲から逸脱することなく他の実施形態が用いられ、また構造的変化があってよいことが理解される。本発明は、これらの特定の詳細の一部または全部を伴わずとも特許請求の範囲に従って実施され得る。明確化のために、本発明に関連する技術分野において知られている技術事項は、本発明が不必要に不明瞭化されないように詳しくは説明されていない。本発明は、医療機器の通過を容易にするための手段を伴うMRIボアのための閉鎖アセンブリを提供する。
【0124】
本発明の本質は、MRDボア開口部に蓋をすることができるMRD閉鎖アセンブリに取り付けられたRF遮蔽導管を設けることによって、外部環境からMRDボア内への、またその逆方向の医療機器のためのRF遮蔽通路を提供することである。さらに、本発明は、導管を備えるRF遮蔽ヒンジを閉鎖アセンブリ内に設け、外部環境からMRDボア内への、またその逆方向の医療機器のためのRF遮蔽通路をさらに提供する。
【0125】
本発明のRF遮蔽導管は、MRDの内外へEMIを漏洩させずに患者が医療機器に繋がれることによりMRIの安全性を高める。さらに、患者が強磁性被牽引物体から保護されるとともに、医療機器のためのMRDボアの内部空間への通路を確保する。
【0126】
「磁気共鳴撮像装置」(MRD)という用語は、具体的には以下で、任意の磁気共鳴撮像(MRI)装置、任意の核磁気共鳴(NMR)分光器、任意の電子スピン共鳴(ESR)分光器、任意の核四重極共鳴(NQR)、またはそれらの任意の組み合わせに適用される。また本発明においてこの用語は、たとえばコンピュータ断層撮影(CT)、超音波検査(US)など、対象ボリュームを備える他の任意の分析および撮像装置にも適用される。本明細書に開示されるMRDは、任意選択的に、たとえばASPECT−MR社製の市販の装置などのポータブル式MRI装置、または市販の非ポータブル式装置である。
【0127】
「閉鎖ボアMRI」という用語は以下で、MRIマグネットの内側に大きな円筒形チューブを有するMRIスキャナを指す。
【0128】
「MRDボア」という用語は以下で、患者を収容するように設計されたMRIスキャナの大きな円筒形チューブと同義を指す。
【0129】
「MRDボアの内部空間」という用語は以下で、MRIボアの内部容積を指す。
【0130】
「外部環境」という用語は以下で、MRIスキャナの外側にある外部空間を指す。
【0131】
「約」という用語は以下で、定められた値から20%の増減を指す。
【0132】
「患者」という用語は以下で、新生児、乳幼児(baby、infant、toddler)、小児、青年、成人、高齢者などのグループから選択される用語と同義で用いられ、またこの用語は、人間または動物を指す。
【0133】
「医療機器」という用語は以下で、患者に関係する医療従事者によって用いられる全ての装置、チューブ、コネクタ、ワイヤ、液体搬送器、注射器、センサなどと同義を指す。この医療機器は、たとえば生命維持、換気、温度調節、MRIへの溶液注入、心拍数および呼吸速度の監視、患者の観察、流体輸送、外科手術の実施、患者の身体の少なくとも一部を動かすことなどの様々な目的のために用いられる。
【0134】
「医療機器チュービング」という用語は以下で、医療機器や物理的環境の維持または監視に関連して用いられる全てのチューブ、ケーブル、コネクタ、ワイヤ、液体搬送器、気体搬送器、電線、監視ケーブル、観察ケーブル、データケーブルなどと同義を指す。
【0135】
「透明材料」という用語は以下で、たとえばポリメチルメタクリレート、熱可塑性ポリウレタン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、イソフタル酸変性ポリエチレンテレフタレート、グリコール修飾ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリスチレン、アクリル、ポリアセテート、セルロースアセテート、ポリカーボネート、ナイロン、ガラス、ポリ塩化ビニルなどの材料と同義を指す。また、いくつかの実施形態において、この材料の少なくとも一部には、強度および/または導電性をもたらす手段としてたとえば金属ワイヤなど非透明材料が埋め込まれる。
【0136】
「機器端部」という用語は以下で、遠位端および近位端がある長手方向軸を有する任意の機器を指す。これは、遠位端が患者に繋がれ近位端が装置筐体に連結されたチューブを備える医療用生命維持または監視機器であってよい。
【0137】
「電磁干渉」という用語は以下で、たとえばMRD、NMR、ESR、NQR、CT、USなどの撮像装置や任意の電気回路に影響を及ぼす、電磁放射、電磁誘導、磁気、静電場などによって生じる電磁干渉(EMI)および無線周波数干渉(RFI)と同義を指す。この干渉は、たとえば地磁界、大気雑音、金属の移動質量、電線、地下鉄、セルラ通信機器、電気装置、テレビ局およびラジオ局、エレベータなどあらゆる自然要因または人工要因によって生じる。この干渉は、回路または装置の実効性能を阻害し、妨害し、低下させ、制限し、誤りデータを生じさせ得る。
【0138】
「電磁遮蔽」という用語は以下で、導電材料または磁気材料で形成されるバリアで電磁場を遮断することによって空間内の電磁場を縮小することを目的とした装置または行為を指す。遮蔽は、電波、電磁場、および静電場の影響を低減することができる。遮蔽は通常、外部環境から装置を隔絶するために適用され、またケーブルが通る環境からワイヤを隔絶するためにケーブルに適用される。
【0139】
「磁気遮蔽」という用語は以下で、空間内の磁場を縮小することを目的とした装置または行為を指す。これは通常、たとえばニッケル含有合金など、磁気シールドを引き寄せ包含する高透磁率かつ低保磁性の合金を使用することによって実現される。
【0140】
「RF遮蔽」という用語は以下で、無線周波数電磁放射を遮断する電磁遮蔽を指す。
【0141】
「RF減衰特性」という用語は以下で、定められたRF波を通過させない特性と同義を指す。これは、たとえばRFを減衰させるように設計された導波管、RFフィルタ、導波管フィルタなどの手段によって実現され得る。
【0142】
「nの値」という用語は以下で、導管の長さ(l)と幅(w)との比に関する数値と同義で用いられ、l:wの比は既定値nよりも大きく、またnの数値は、2.5<n<6、4<n<6、4<n<9、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択される。
【0143】
「導波管」という用語は以下で、たとえば電磁波または音波などの波を誘導する構造と同義を指す。導波管の幾何学的形状がその機能を示す。導波管は、たとえば中空、中実竿杆、ワイヤなど様々な形状で構成される。それらは通常、導電材料または誘電材料のいずれかで構成される。また伝送波の周波数も導波管の形状に影響する。ウィキペディアに示されるように、導波管の軸方向の電磁波の伝搬は、Maxwell方程式によって導かれる波動方程式によって記述され、波長は、導波管の構造、導波管内の物質(空気、プラスチック、真空など)、および波の周波数に依存する。
【0144】
「導波管カットオフ」という用語は以下で、システム内を流れるエネルギが通過するのではなく低減、減衰、または反射され始める、システムの周波数応答における境界と同義を指す。この特性は、導波管のサイズおよび形状から得られる。したがって導波管は、特定の幾何学的形状において物理的に伝搬することができない波長、および定められた振幅を有する特定の範囲の周波数を減衰させるように設計される。
【0145】
「カットオフ周波数」(fc)という用語は以下で、それを超えると導波管が効率的にEMIを阻止しなくなる周波数と同義を指す。したがって、カットオフ周波数を下回る任意の励振周波数は、導波管に伝搬するのではなく減衰される。
【0146】
「RFフィルタ」という用語は以下で、MHz〜GHzの周波数範囲における信号をフィルタするように設計された部品と同義を指す。この周波数範囲は、ほとんどのラジオ放送、テレビ、無線通信によって用いられる範囲である。これらの部品は、送受信される信号に何らかの種類のフィルタリングをかける。フィルタは、たとえばワッフルアイアン型フィルタ、メカニカルRFフィルタなど能動型または受動型であってよい。RFフィルタは通常、MRD筐体の内外に電線を通す必要がある場合に、EMIが導電性配線と結合しないことを確実にするために設置される。これらのフィルタは、たとえば誘導子とコンデンサとの組み合わせなど受動部品であってよい。
【0147】
「RF検出システム」という用語は以下で、既定のRF波の存在を検出し警告するように設計されたシステムと同義を指す。このシステムは通常、たとえばアンテナなどのセンサおよびインジケータを含む。
【0148】
「視覚インジケータ」という用語は以下で、約380ナノメートル〜約740nmの可視光領域内の光の表示と同義を指す。より広範には、この用語は、本発明のユーザが認識できる可視域内の任意の光(光、閃光、明滅光、点滅光、光の色のスペクトルの変化など)を指す。
【0149】
「可聴インジケータ」という用語は以下で、通常は電圧としての音の表示と同義を指す。可聴インジケータは、約20〜20,000Hzの可聴周波数範囲(人間の聴覚の範囲)内の周波数を有する。可聴インジケータは直接合成されるか、またはたとえばマイクロフォン、楽器のピックアップ、蓄音器のピックアップ、またはテープヘッドなどの変換器から発する。
【0150】
「感知インジケータ」という用語は以下で、ユーザが認識できる、ユーザインタフェースの少なくとも一部の物理的な動き(横揺れ、振動、震動など)と同義を指す。
【0151】
「置き場」という用語は以下で、1または複数の医療機器チュービングを設置するための場所と同義を指す。これは、たとえばクリップ、アンカ、キャッチ、クラスプ、ストリップ、ネスト、ソケット、歯、ダクト、チャネル、ブリッジ、クランプ、ハーネス、凹形状、クレータ、間隙、ポケット、空洞、グリップ、ベルト、キャッチ、スナップ、ファスナ、フック、把持、支持、バックル、ラッチ、錠、掛け金、アフィクサ、バインダ、ジョイナ、バンド、リング、ストリング、タイ、リンク、チェーン、ファスナ、引込みラッチ、錠、ボルト、グリップ、バー、ボンド、クラスプ、連結、取付け具、バックル、ピン、釘、グラプネル、バンド、ピン、挿入などの手段によって実現される。
【0152】
MRD、閉鎖アセンブリ、および導管部品やモジュールに関連する「連結される」という用語は以下で、閉鎖アセンブリ部品同士の、またそれらと第三者との任意の接触、関連、結合、統合、相互連結、接合、挿入、縫合、溶接、織込み、載置、入れ子化、層化などと同義を指す。
【0153】
「複数」という用語は以下で、α>1である整数αと同義を指す。
【0154】
「ヒンジ」という用語は以下で、1つの部品が他の部品に対して可動式である任意の連結と同義を指す。部品は、可撓性機構または材料、ジョイント、フック、糸、軸、接続部、変向点、折畳み、屈曲、エルボー、ニー、角、フォーク、軸、柱、ピボット、ボールとソケット、顆状ジョイント、機械装置、ヒンジ、バレルヒンジ、ピボットヒンジ、複動フロアヒンジ、背出/彫込ヒンジ、ケースヒンジ、連続ヒンジ、ピアノヒンジ、隠しヒンジ、カップヒンジ、カップヒンジ、ユーロヒンジ、蝶形ヒンジ、H形持出ヒンジ、旗ヒンジ、ストラップヒンジ、Hヒンジ、HLヒンジ、カウンタフラップヒンジ、フラッシュヒンジ、コーチヒンジ、ライジングヒンジ、複動ばね付きヒンジ、T形ヒンジ、摩擦ヒンジ、セキュリティヒンジ、クランク式ヒンジ、ストームプルーフヒンジ、リフトオフヒンジ、自閉式ヒンジ、背出ヒンジなどによって連結され得る。
【0155】
閉鎖アセンブリの一部の動きに関する「自動」という用語は以下で、開始位置および終了位置を有する既定の動きと同義を指す。またこの動きは、エンジン、ラッチ機構が解除された時の自動スライド動作、(下向きの自動スライド動作によって圧縮される)空圧機構、液圧シリンダ、ギアシフトシステムの使用などによって得られ得る。
【0156】
閉鎖アセンブリの一部の動きに関する「手動」という用語は以下で、可動部の少なくとも一部を動かすことを目的として取扱者が任意の力を加えることと同義を指す。この力は、たとえば押す、引く、持ち上げる、梃子で動かす、回転する、捻じ曲げる、打つ、下ろすなどの動作によって生じる。
【0157】
「緊急解除機構」という用語は以下で、閉鎖アセンブリの少なくとも一部をワンステップで取り外し患者へのアクセスを提供することができる、MRDボアから患者を取り出すことが早急に必要な場合に用いられる機構と同義を指す。
【0158】
「遠隔制御機構」という用語は以下で、短い見通し距離から無線で装置を操作するために用いられる部品と同義を指す。これは、たとえばブルートゥース(登録商標)接続、動きセンサ制御、音声制御、RF、赤外線、超音波などの手段によって操作可能である。
【0159】
本発明の一実施形態によると、(a)遠位端および近位端を有する長手方向主軸と、(b)軸方向に伸長し、近位端に存在する開口部を終点とするオープンボアと、(c)開口部に嵌合する形状の閉鎖アセンブリとを備える磁気共鳴撮像装置(MRD)において、閉鎖アセンブリに取り付けられたRF遮蔽導管(RFSC)は、MRDの外部環境からボアの内部空間へ医療機器チュービングを通すことができる形状の開口部を有し、導管は、l:wの比が既定値nを上回る長さ(l)および幅(w)によってRF遮蔽を提供することを特徴とする。
【0160】
本発明の他の実施形態によると、閉鎖アセンブリは、参照としてその全体が組み込まれる、2012年10月31日付の“a protective cover for MRI”と題された実用新案第DE202012104183 U1号に示されるようなものである。
【0161】
本発明の他の実施形態によると、上述したようなRFSCが開示され、RFSCは、上記MRDボアの内部空間から外部環境へ医療機器チュービングを通すことができるようなサイズおよび形状によって適合される。
【0162】
本発明の他の実施形態によると、上述したようなRFSCが開示され、RFSCは、閉鎖アセンブリに突出しないように連結され、それによってMRDボアと外部環境との間に間接的アクセスが提供される。
【0163】
本発明の他の実施形態によると、上述したようなRFSCが開示され、RFSCは、複数の形状およびサイズを有する医療機器チュービングを通すことができる形状である。
【0164】
本発明の他の実施形態によると、上述したようなRFSCが開示され、RFSCは、医療機器チュービングを通すための少なくとも1つの所定の置き場をさらに備える。
【0165】
本発明の他の実施形態によると、上述したようなRFSCが開示され、RFSCの幅方向に沿った輪郭は、湾曲U字形、多角U字形、C字形、V字形、W字形、対称形、非対称形、円筒形、多角形、ストレートフェース形、湾曲形、閉じた形状、開いた形状、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択される形状である。
【0166】
本発明の他の実施形態によると、長さ方向に沿ったRFSC壁を備える上述したようなRFSCが開示され、壁は、直線形、湾曲形、多角形、対称形、非対称形、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択される形状である。
【0167】
本発明の他の実施形態によると、上述したようなRFSCが開示され、カットアウトは、開いた形状、閉じた形状、多角形、円形、対称形、非対称形、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択される形状である。
【0168】
本発明の他の実施形態によると、上述したようなRFSCが開示され、RFSC開口部の少なくとも一部は湾曲した端縁部輪郭を備え、またRFSCの少なくとも一部は滑面仕上げである。滑面仕上げなどを有することで、チュービングが導管に対して動く際の摩擦が軽減される。それによってチュービングの破壊が軽減され、導管内でのチューブの位置付けおよび他の操作が容易になる。
【0169】
本発明の他の実施形態によると、上述したようなRFSCが開示され、RFSCの少なくとも一部が穿孔され、また、孔は、特定のMRDの周波数および外部で生じるEMIの周波数に対処する必要に応じて0〜約1000MHz、0〜約500MHz、0〜約200MHzなどから成るグループから選択されるカットオフ周波数を有する導波管として構成される長さおよび径を有する。閉鎖アセンブリにおけるこれらの孔は、孔がなければ閉鎖される空間への通気および光透過を可能にするために設けられる。
【0170】
本発明の他の実施形態によると、上述したようなRFSCが開示され、RFSCは、RF減衰特性を有する。これらの減衰特性は導管を導波管として構成することによって実現されるが、RFは導波管カットオフに満たない。また、定められた範囲のRFを遮断するように形成されたRFフィルタが取り付けられ得る。RFフィルタは、電力、データケーブルなどへの保護を提供する。これらのRFフィルタは、電気配線を通すことによってRF遮蔽を維持する。
【0171】
本発明の他の実施形態によると、上述したようなRFSCが開示され、RFSCは、取外し可能モジュールとして構成される。このモジュールはその後、たとえば患者のベッド、手術台、車台、車椅子などにおける特別に設計されたポートなど他の所定の場所に取り付けることができる。このようにすると、患者を別の場所に移す際に医療機器チュービングの取外しおよび取付けが不要である。
【0172】
本発明の他の実施形態によると、上述したようなRFSCが開示され、RFSCの少なくとも一部は、電磁導電材料を備える。
【0173】
本発明の他の実施形態によると、上述したようなRFSCが開示され、RFSCは、少なくとも一部の透明材料をさらに備える。また、透明材料は、患者の身体の少なくとも一部を可視にする。他の実施形態において、透明部分は、閉鎖アセンブリによって蓋をされたMRDボアに光が入ることを可能にする。
【0174】
本発明の他の実施形態によると、上述したようなRFSCが開示され、閉鎖アセンブリの少なくとも一部は、耐衝撃性に優れた材料で作られる。そのような材料は、たとえば金属、合金、複合材料、およびそれらの組み合わせなどの材料から成る。これらの複合物は、たとえばGFRP(ガラス繊維強化プラスチック)やCFRP(炭素繊維強化プラスチック)などである。
【0175】
本発明の他の実施形態によると、長さ方向に沿った長手方向軸壁と、長手方向軸壁に対して垂直な少なくとも2つの壁とを備える上述したようなRFSCが開示され、壁の少なくとも一方は、定位置に固定された長手方向壁部に可動的に連結される。この実施形態は、導管が、既定値nを上回るl:wの比を有する長さ(l)および幅(w)によってRF遮蔽を提供することを特徴とする範囲で、一方の壁を他方に対して動かして導管の空間を狭めることによって、導管内の医療機器チュービングの位置を固定することができる。
【0176】
本発明の他の実施形態によると、少なくとも1つの伸縮壁を備える上述したようなRFSCが開示され、この壁は、導管の幅と長さとの比が既定値nを上回る範囲で、幅、長さ、または奥行きを変えることができる。この実施形態は、医療機器チュービングのためのより広い空間をさらに提供する。また、この機構は、導管内のチュービングの位置を固定する働きをする。
【0177】
本発明の他の実施形態によると、上述したようなRFSCが開示され、RFSCはRF検出器システムをさらに備え、またRF検出システムは、可聴、感知、視覚、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択されるインジケータを備える。
【0178】
本発明の他の実施形態によると、上述したようなRFSCが開示され、RFSCは、閉鎖アセンブリとMRDとの間で周縁部の少なくとも一部の場所で閉鎖アセンブリに取り付けられる。
【0179】
本発明の他の実施形態によると、上述したようなRFSCが開示され、RFSCは、長さ方向に沿った開口面をさらに備え、それによって、医療機器チュービングを機器端部から一切取り外さずに取り出すことができる。
【0180】
本発明の他の実施形態によると、上述したようなRFSCが開示され、導管は、0〜約1000MHz、0〜約500MHz、0〜約200MHz、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択される周波数の通過を減衰させるように構成される。
【0181】
本発明の他の実施形態によると、上述したようなRFSCが開示され、導管は、導波管、RFフィルタ、導波管フィルタ、減衰材料、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択される手段によって電磁干渉を減衰させるように構成される。
【0182】
本発明の他の実施形態によると、上述したようなRFSCが開示され、RFSCの少なくとも一部は、磁気遮蔽、RF遮蔽、物理遮蔽、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択される遮蔽を備える。
【0183】
本発明の他の実施形態によると、上述したようなRFSCが開示され、RFSCは、閉鎖アセンブリとともに受動的電磁シールドとして機能する。効果的な非能動的磁気遮蔽をもたらすために、閉鎖アセンブリの少なくとも一部は、たとえばパーマロイなど高透磁率かつ低保磁性の磁気合金、および様々な種類のミューメタルから成る。これらは、たとえば金属シート、金属鋳造、金属スクリーン、金属含有発泡体、金属インキ、およびそれらの任意の組み合わせなどの成分から成る。
【0184】
本発明の他の実施形態によると、上述したようなRFSCが開示され、RFSCの少なくとも一部、MRDの外側構造、閉鎖アセンブリ、またはそれらの任意の組み合わせが導電回路を形成する。これは、既存のMRDによって、またはMRDの周囲の他の要素によって形成され得る。この構成は、電磁シールドとして機能する。また、閉鎖アセンブリの少なくとも一部および周囲の要素は通常、たとえば銅、亜鉛メッキ鋼、アルミニウムなどの金属から成る。
【0185】
本発明の他の実施形態によると、上述したようなRFSCが開示され、RFSCは閉鎖アセンブリに取り付けられており、MRDに連結された少なくとも1つの第1の連結部材および閉鎖アセンブリに連結された少なくとも1つの第2の連結部材を有するヒンジをさらに備え、また、少なくとも1つの第1の連結部材は少なくとも1つの第2の連結部材に可動的に連結される。
【0186】
本発明の他の実施形態によると、上述したようなRFSCが開示され、ヒンジは、緊急解除機構をさらに備え、それによって少なくとも1つのヒンジ連結された部材の取外しが可能である。
【0187】
本発明の他の実施形態によると、上述したようなRFSCが開示され、MRDに連結されたヒンジ部材は、MRD外壁の少なくとも一部、MRDボア内の少なくとも一部、MRD開口部周縁部の少なくとも一部、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択される場所で連結される。
【0188】
本発明の他の実施形態によると、上述したようなRFSCが開示され、MRDに連結されたヒンジ部材は、MRD開口部に対して、上側、下側、右側、左側、床に垂直、床に非垂直、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択される場所で連結される。
【0189】
本発明の他の実施形態によると、上述したようなRFSCが開示され、ヒンジ連結部材は、直接、間接的に、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択される方法で連結される。
【0190】
本発明の他の実施形態によると、上述したようなRFSCが開示され、少なくとも1つのヒンジ連結部材は、手動、自動、自己、遠隔制御、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択される手段によって可動性を有する。
【0191】
本発明の他の実施形態によると、(a)遠位端および近位端を有する長手方向主軸と、(b)軸方向に伸長し、近位端に存在する開口部を終点とするオープンボアと、(c)開口部に嵌合する形状の閉鎖アセンブリとを備える磁気共鳴撮像装置(MRD)において、MRDまたはそのオープンボアに連結された少なくとも1つの第1の連結部材および閉鎖アセンブリに連結された少なくとも1つの第2の連結部材を備え、少なくとも1つの第1の連結部材が少なくとも1つの第2の連結部材に可動的に連結されるRF遮蔽ヒンジ(RFSH)は、MRDの外部環境からボアの内部空間へ医療機器チュービングを通すことができる形状の開口部を有する導管を備え、長さ(l)および幅(w)を有する導管は、1つの第1の部材の少なくとも一部、1つの第2の部材の少なくとも一部、または両方の部材の少なくとも一部に設けられ、l:wの比が既定値nを上回ることによってRF遮蔽を提供する。
【0192】
本発明の他の実施形態によると、上述したようなRFSHが開示され、MRDに連結されたRFSH部材は、MRD外壁の少なくとも一部、MRDボア内の少なくとも一部、MRD開口部周縁部の少なくとも一部、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択される場所で連結される。
【0193】
本発明の他の実施形態によると、上述したようなRFSHが開示され、ヒンジ連結された第1の連結部材は、MRD開口部に対し、左側、右側、下側、上側、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択される場所で連結される。
【0194】
本発明の他の実施形態によると、上述したようなRFSHが開示され、ヒンジ連結された第1の連結部材は、直接、間接的に、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択される方法でMRDに連結される。この実施形態において、ヒンジ連結部材は、連結を支持し、閉鎖アセンブリの重量負荷の分割に関与するための、たとえばバー、ロッド、シート、ワイヤなどの追加要素によってさらに支持され得る。
【0195】
本発明の他の実施形態によると、上述したようなRFSHが開示され、少なくとも1つのヒンジ連結部材は、手動、自動、自己、遠隔制御、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択される手段によって可動性を有する。
【0196】
本発明の他の実施形態によると、上述したようなRFSHが開示され、RFSHの少なくとも一部は、反磁性材料、常磁性材料、強磁性材料、およびそれらの組み合わせから成るグループから選択される材料を備える。
【0197】
本発明の他の実施形態によると、上述したようなRFSHが開示され、RFSHは、MRDボアの内部空間から外部環境に、およびその逆方向に医療機器チュービングを通すことができるサイズおよび形状によって適合される。
【0198】
本発明の他の実施形態によると、上述したようなRFSHが開示され、RFSHは、複数の形状およびサイズを有する医療機器チュービングを通すことができる形状である。
【0199】
本発明の他の実施形態によると、上述したようなRFSHが開示され、RFSHは、医療機器チュービングを通すための少なくとも1つの所定の置き場をさらに備える。
【0200】
本発明の他の実施形態によると、上述したようなRFSHが開示され、RFSH開口部の少なくとも一部は、湾曲した端縁部輪郭を備える。
【0201】
本発明の他の実施形態によると、上述したようなRFSHが開示され、RFSHの少なくとも一部は滑面仕上げである。
【0202】
本発明の他の実施形態によると、緊急解除機構を備える上述したようなRFSHが開示され、この機構は、少なくとも1つのヒンジ連結された部材の取外しを可能にする。
【0203】
本発明の他の実施形態によると、上述したようなRFSHが開示され、RFSHの少なくとも一部は、磁気遮蔽、RF遮蔽、物理遮蔽、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択される遮蔽を備える。
【0204】
本発明の他の実施形態によると、上述したようなRFSHが開示され、RFSHの少なくとも一部は、電磁導電材料を備える。
【0205】
本発明の他の実施形態によると、上述したようなRFSHが開示され、RFSHの少なくとも一部は、透明材料を備える。
【0206】
本発明の他の実施形態によると、上述したようなRFSHが開示され、導管はRF検出器システムをさらに備え、また、RF検出システムは、可聴、感知、視覚、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択されるインジケータを備える。
【0207】
本発明の他の実施形態によると、上述したようなRFSHが開示され、導管は、0〜約1000MHz、0〜約500MHz、0〜約200MHz、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択される周波数の通過を減衰させるように構成される。
【0208】
本発明の他の実施形態によると、上述したようなRFSHが開示され、導管は、導波管、RFフィルタ、導波管フィルタ、減衰材料、およびそれらの任意の組み合わせのグループから選択される手段によって電磁干渉を減衰させるように構成される。
【0209】
本発明の他の実施形態によると、上述したようなRFSHが開示され、RFSHの少なくとも一部は、閉鎖アセンブリとの電磁導電回路を閉じる。
【0210】
本発明の他の実施形態によると、MRDの外部環境で生じるEMIからMRDをRF遮蔽し、かつMRDで生じるEMIから外部環境をRF遮蔽するための方法は、(a)(i)遠位端および近位端を有する長手方向主軸と、(ii)軸方向に伸長し、近位端に存在する開口部を終点とするオープンボアと、(iii)開口部に嵌合する形状の閉鎖アセンブリであって、閉鎖アセンブリに取り付けられ、MRDの外部環境からボアの内部空間へ医療機器チュービングを通すことができる形状の開口部を有する少なくとも1つの導管を備える閉鎖アセンブリと、を備えるMRDを得ること、(b)導管を備える閉鎖アセンブリを取り付けること、(c)MRDボア内に患者を挿入すること、(d)導管に医療機器チュービングを通すこと、(e)MRDボアに閉鎖アセンブリで蓋をすること、および(f)患者を撮像することのステップを備え、導管は、既定値nを上回るl:wの比を有する長さ(l)および幅(w)によってRF遮蔽を提供することを特徴とする。
【0211】
本発明の他の実施形態によると、閉鎖アセンブリに突出しないように導管を連結するステップをさらに備え、それによってMRDボアと外部環境との間に間接的アクセスが提供される、上述したような方法が開示される。
【0212】
本発明の他の実施形態によると、導管に医療機器チュービングを通すための少なくとも1つの所定の置き場を連結するステップをさらに備える、上述したような方法が開示される。
【0213】
本発明の他の実施形態によると、取外し可能モジュールとして構成されたRFSCを連結するステップをさらに備える、上述したような方法が開示される。
【0214】
本発明の他の実施形態によると、RF検出器システムを連結するステップをさらに備え、また、可聴、感知、視覚、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループからRF検出システムインジケータを選択する、上述したような方法が開示される。
【0215】
本発明の他の実施形態によると、少なくとも1つの伸縮壁を備える導管を得るステップをさらに備える、上述したような方法が開示される。
【0216】
本発明の他の実施形態によると、導管の幅と長さとの比が既定値nを上回る範囲で、壁の幅、長さ、または奥行きを変えるステップをさらに備える、上述したような方法が開示される。
【0217】
本発明の他の実施形態によると、長さ方向に沿った開口面を備えるRFSCを得るステップをさらに備える、上述したような方法が開示される。
【0218】
本発明の他の実施形態によると、医療機器チュービングを機器端部から一切取り外さずに出入りさせるステップをさらに備える、上述したような方法が開示される。
【0219】
本発明の他の実施形態によると、RFSCが閉鎖アセンブリに取り付けられており、MRDに連結された少なくとも1つの第1の連結部材および閉鎖アセンブリに連結された少なくとも1つの第2の連結部材を有するヒンジをさらに備え、少なくとも1つの第1の連結部材は少なくとも1つの第2の連結部材に可動的に連結される、上述したような方法が開示される。
【0220】
本発明の他の実施形態によると、少なくとも1つのヒンジ連結された部材を取り外すことによって患者を緊急離脱させるステップをさらに備える、上述したような方法が開示される。
【0221】
本発明の他の実施形態によると、手動、自動、自己、遠隔制御、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択される手段によって少なくとも1つのヒンジ連結部材を動かすステップをさらに備える、上述したような方法が開示される。
【0222】
本発明の他の実施形態によると、MRDに連結された少なくとも1つの第1の連結部材および閉鎖アセンブリに連結された少なくとも1つの第2の連結部材を備え、少なくとも1つの第1の連結部材が少なくとも1つの第2の連結部材に可動的に連結され、MRDの外部環境からボアの内部空間へ医療機器チュービングを通すことができる形状の開口部を有する導管を備えるRF遮蔽ヒンジ(RFSH)を得るステップをさらに備える、上述したような方法が開示される。
【0223】
本発明の他の目的は、手動、自動、自己、遠隔制御、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択される手段によって少なくとも1つのヒンジ連結部材を動かすステップをさらに備える、上述したような方法を開示することである。
【0224】
本発明の他の実施形態によると、医療機器チュービングをRFSHに通すための少なくとも1つの所定の置き場を連結するステップをさらに備える、上述したような方法が開示される。
【0225】
本発明の他の実施形態によると、少なくとも1つのヒンジ連結された部材を取り外すことによって患者を緊急離脱させるステップをさらに備える、上述したような方法が開示される。
【0226】
本発明の他の実施形態によると、RF検出器システムを連結するステップをさらに備え、また、可聴、感知、視覚、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループからRF検出システムインジケータを選択する、上述したような方法が開示される。
【0227】
本発明の他の実施形態によると、MRD閉鎖アセンブリにおけるRF遮蔽導管(RFSC)を製造するための方法は、(a)MRDボアの開口部に嵌合する形状の閉鎖アセンブリを得ること、(b)l:wの比が既定値nを上回るようにRFSCの長さ(l)および幅(w)の寸法を定めること、(c)医療機器チュービングが中を通ることができるRFSCの寸法を定めること、(d)取扱者にとってアクセスが可能であるように閉鎖アセンブリにおけるRFSCの場所を定めること、(e)定められたRFSCを形成すること、および(f)RFSCを閉鎖アセンブリに連結することのステップを備え、閉鎖アセンブリは、MRDボアに面したカットアウトを有する近位端とMRDの外部環境に面したカットアウトを有する遠位端とを備える長手方向軸を有する導管を備える。
【0228】
本発明の他の実施形態によると、MRDボアの内部空間から外部環境へ医療機器チュービングを通すことができるサイズおよび形状によってRFSCを適合させるステップをさらに備える、上述したような方法が開示される。
【0229】
本発明の他の実施形態によると、閉鎖アセンブリに突出しないようにRFSCを連結するステップをさらに備え、それによってMRDボアと外部環境との間に間接的アクセスを提供する、上述したような方法が開示される。
【0230】
本発明の他の実施形態によると、複数の形状およびサイズを有する医療機器チュービングを通すことができるようにRFSCを形成するステップをさらに備える、上述したような方法が開示される。
【0231】
本発明の他の実施形態によると、RFSCに医療機器チュービングを通すための少なくとも1つの所定の置き場を設計するステップをさらに備える、上述したような方法が開示される。
【0232】
本発明の他の実施形態によると、RFSCの幅方向に沿った輪郭を、湾曲U字形、多角U字形、C字形、V字形、W字形、対称形、非対称形、円筒形、多角形、ストレートフェース形、湾曲形、閉じた形状、開いた形状、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択するステップをさらに備える、上述したような方法が開示される。
【0233】
本発明の他の実施形態によると、RFSCの長手方向軸に沿った壁の形状を、直線形、湾曲形、多角形、対称形、非対称形、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択するステップをさらに備える、上述したような方法が開示される。
【0234】
本発明の他の実施形態によると、湾曲した端縁部輪郭を備えるRFSC開口部の少なくとも一部を形成するステップをさらに備える、上述したような方法が開示される。
【0235】
本発明の他の実施形態によると、RFSCの少なくとも一部を滑面仕上げで形成するステップをさらに備える、上述したような方法が開示される。
【0236】
本発明の他の実施形態によると、RFSCに穿孔するステップをさらに備え、また、孔は、0〜約1000MHz、0〜約500MHz、0〜約200MHz、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択されるRFを減衰させるための導波管として構成される長さおよび径を有する、上述したような方法が開示される。
【0237】
本発明の他の実施形態によると、RFSCを取外し可能モジュールとして構成するステップをさらに備える、上述したような方法が開示される。
【0238】
本発明の他の実施形態によると、電磁導電材料を備えるRFSCの少なくとも一部を形成するステップをさらに備える、上述したような方法が開示される。
【0239】
本発明の他の実施形態によると、透明材料を備えるRFSCの少なくとも一部を形成するステップをさらに備える、上述したような方法が開示される。
【0240】
本発明の他の実施形態によると、長手方向軸壁と、長手方向軸壁に垂直な少なくとも2つの壁とを備えるRFSCを形成するステップをさらに備え、また、壁の少なくとも一方は、定位置に固定された長手方向壁に可動的に連結される、上述したような方法が開示される。
【0241】
本発明の他の実施形態によると、RF検出器システムを連結するステップをさらに備え、また、可聴、感知、視覚、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループからRF検出システムインジケータを選択する、上述したような方法が開示される。
【0242】
本発明の他の実施形態によると、導管の幅と長さとの比が既定値nを上回る範囲で、幅、長さ、または奥行きを変えることができる少なくとも1つの導管伸縮壁を形成するステップをさらに備える、上述したような方法が開示される。
【0243】
本発明の他の実施形態によると、閉鎖アセンブリとMRDとの間で周縁部の少なくとも一部の場所でRFSCを閉鎖アセンブリに取り付けるステップをさらに備える、上述したような方法が開示される。
【0244】
本発明の他の実施形態によると、長さ方向に沿った開口部をさらに備えるRFSCを形成するステップをさらに備え、それによって医療機器チュービングを機器端部から一切取り外さずに取り出すことを可能にする、上述したような方法が開示される。
【0245】
本発明の他の実施形態によると、0〜約1000MHz、0〜約500MHz、0〜約200MHz、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択される周波数の通過を減衰させるように導管を構成するステップをさらに備える、上述したような方法が開示される。
【0246】
本発明の他の実施形態によると、導波管、RFフィルタ、導波管フィルタ、減衰材料、およびそれらの任意の組み合わせのグループから選択される手段によって電磁干渉を減衰させるように導管を構成するステップをさらに備える、上述したような方法が開示される。
【0247】
本発明の他の実施形態によると、磁気遮蔽、RF遮蔽、物理遮蔽、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択される遮蔽を備えるようにRFSCの少なくとも一部を形成するステップをさらに備える、上述したような方法が開示される。
【0248】
本発明の他の実施形態によると、RFSCの少なくとも一部を、閉鎖アセンブリとの導電回路を閉じる形状に形成するステップをさらに備える、上述したような方法が開示される。
【0249】
本発明の他の実施形態によると、MRDに連結された少なくとも1つの第1の連結部材および閉鎖アセンブリに連結された少なくとも1つの第2の連結部材を有し、また少なくとも1つの第1の連結部材が少なくとも1つの第2の連結部材に可動的に連結されるヒンジをさらに備える閉鎖アセンブリにRFSCを取り付けるステップをさらに備える、上述したような方法が開示される。
【0250】
本発明の他の実施形態によると、ヒンジに緊急解除機構を組み込むステップをさらに備え、それによって少なくとも1つのヒンジ連結された部材の取外しを可能にする、上述したような方法が開示される。
【0251】
本発明の他の実施形態によると、ヒンジ部材とMRDとを連結する場所を、MRD外壁の少なくとも一部、MRDボア内の少なくとも一部、MRD開口部周縁部の少なくとも一部、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択するステップをさらに備える、上述したような方法が開示される。
【0252】
本発明の他の実施形態によると、ヒンジ部材とMRDとを連結する場所を、MRD開口部に対して、上側、下側、右側、左側、床に垂直、床に非垂直、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択するステップをさらに備える、上述したような方法が開示される。
【0253】
本発明の他の実施形態によると、直接、間接的に、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択する方法でヒンジ連結部材を連結するステップをさらに備える、上述したような方法が開示される。
【0254】
本発明の他の実施形態によると、手動、自動、自己、遠隔制御、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから、少なくとも1つのヒンジ連結部材を動かす手段を選択するステップをさらに備える、上述したような方法が開示される。
【0255】
本発明の他の実施形態によると、MRDに連結された少なくとも1つの第1の連結部材および閉鎖アセンブリに連結された少なくとも1つの第2の連結部材を有し、少なくとも1つの第1の連結部材が少なくとも1つの第2の連結部材に可動的に連結されるRF遮蔽ヒンジ(RFSH)の少なくとも一部に導管を形成するステップをさらに備える、上述したような方法が開示される。
【0256】
本発明の他の実施形態によると、MRD外壁の少なくとも一部、MRDボア内の少なくとも一部、MRD開口部周縁部の少なくとも一部、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択される場所でRFSH部材をMRDに連結するステップをさらに備える、上述したような方法が開示される。
【0257】
本発明の他の実施形態によると、MRD開口部に対して、左側、右側、下側、上側、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択される場所で、ヒンジ連結された第1の連結部材をMRDに連結するステップをさらに備える、上述したような方法が開示される。
【0258】
本発明の他の実施形態によると、直接、間接的に、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択される方法でヒンジ連結された第1の連結部材をMRDに連結するステップをさらに備える、上述したような方法が開示される。
【0259】
本発明の他の実施形態によると、手動、自動、自己、遠隔制御、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから、少なくとも1つのヒンジ連結部材を動かす手段を選択するステップをさらに備える、上述したような方法が開示される。
【0260】
本発明の他の実施形態によると、反磁性材料、常磁性材料、強磁性材料、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択される材料を備えるRFSHの少なくとも一部を形成するステップをさらに備える、上述したような方法が開示される。
【0261】
本発明の他の実施形態によると、MRDボアの内部空間から外部環境へ医療機器チュービングを通すことができるサイズおよび形状によってRFSHを適合させるステップをさらに備える、上述したような方法が開示される。
【0262】
本発明の他の実施形態によると、複数の形状およびサイズを有する医療機器チュービングを通すことができるようにRFSHを形成するステップをさらに備える、上述したような方法が開示される。
【0263】
本発明の他の実施形態によると、導管に医療機器チュービングを通すための少なくとも1つの所定の置き場を設計するステップをさらに備える、上述したような方法が開示される。
【0264】
本発明の他の実施形態によると、湾曲した端縁部輪郭を備えるRFSH開口部の少なくとも一部を形成するステップをさらに備える、上述したような方法が開示される。
【0265】
本発明の他の実施形態によると、RFSHの少なくとも一部を滑面仕上げで形成するステップをさらに備える、上述したような方法が開示される。
【0266】
本発明の他の実施形態によると、緊急解除機構を組み込むステップをさらに備え、この機構は、少なくとも1つのヒンジ連結された部材の取外しを可能にする、上述したような方法が開示される。
【0267】
本発明の他の実施形態によると、磁気遮蔽、RF遮蔽、物理遮蔽、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから、RFSHの少なくとも一部の遮蔽を選択するステップをさらに備える、上述したような方法が開示される。
【0268】
本発明の他の実施形態によると、電磁導電材料を備えるRFSHの少なくとも一部を形成するステップをさらに備える、上述したような方法が開示される。
【0269】
本発明の他の実施形態によると、透明材料を備えるRFSCの少なくとも一部を形成するステップをさらに備える、上述したような方法が開示される。
【0270】
本発明の他の実施形態によると、RF検出器システムを連結するステップをさらに備え、また、可聴、感知、視覚、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択されるRF検出システムインジケータを選択する、上述したような方法が開示される。
【0271】
本発明の他の実施形態によると、0〜約1000MHz、0〜約500MHz、0〜約200MHz、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択される周波数の通過を減衰させるようにRFSHを構成するステップをさらに備える、上述したような方法が開示される。
【0272】
本発明の他の実施形態によると、導波管、RFフィルタ、導波管フィルタ、減衰材料、およびそれらの任意の組み合わせのグループから選択される手段によって電磁干渉を減衰させるように構成するステップをさらに備える、上述したような方法が開示される。
【0273】
本発明の他の実施形態によると、RFSCの少なくとも一部を、閉鎖アセンブリとの電磁導電回路を閉じる形状に形成するステップをさらに備える、上述したような方法が開示される。
【0274】
本発明の他の実施形態によると、医療機器に繋がれMRDボア内に載置される患者を、MRD内にRFを漏洩させずに磁気共鳴撮像するためのケアプロトコルの規格が開示され、これは、(a)遠位端および近位端を有する長手方向主軸と、(b)軸方向に伸長し、近位端に存在する開口部を終点とするオープンボアと、(c)開口部に嵌合する形状の閉鎖アセンブリとを備える磁気共鳴撮像装置(MRD)に、閉鎖アセンブリに取り付けられ、MRDの外部環境からボアの内部空間への医療機器チュービングを通すことができる形状の開口部を有するRF遮蔽導管(RFSC)を設けることを特徴とし、導管は、既定値nを上回るl:wの比を有する長さ(l)および幅(w)によってRF遮蔽を提供することを特徴とし、ここにおいて、(a)RFSCを用いる場合、MRD関連の患者の健康問題の平均数は、患者のMRI関連の健康問題の平均数と比べてn分の1であり、nは1.05以上であること、(b)RFSCを用いる場合、製造者、取扱者、使用者、操作者、医療関係者、医療施設、医療施設管理、またはそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択されるものの保険請求の平均数は、患者のMRI関連保険請求と比べてm分の1であり、mは1.05以上であること、(c)RFSCを用いる場合、EMIに起因するMRIの反復の平均回数は、MRIの反復の平均回数と比べてp分の1であり、pは1.05以上であること、(d)RFSCを用いる場合、EMIがもたらすアーティファクトに起因するMRIの誤解釈の平均回数は、MRIの反復の平均回数と比べてo分の1であり、oは1.05以上であること、(e)RFSCを用いる場合、MRI中に医療機器を取り外される患者の平均数は、MRI中に医療機器を取り外される患者の平均数と比べてz分の1であり、zは1.05以上であること、および(f)医療機器に干渉するEMIに起因する患者の健康問題の平均数は、RFSCアセンブリを用いる場合と比べてu倍であり、uは1.05以上であることの少なくとも1つが真である。
【0275】
ここで、縮尺を考慮せずに本発明の実施形態を図示する図1Aを参照する。閉じた形状で示されるMRDボア(101)の入口を閉鎖するための長方形実施形態における閉鎖アセンブリ(200)に連結されたMRD(800)が示される。閉鎖アセンブリはさらに、医療機器チュービングを通すことができる形状のカットアウト(60、50)を有するRF遮蔽導管を包含する。また、導管は、様々なサイズおよび形状のたとえば生命維持チュービングおよびモニタのセンサを、MRDの外側からMRDの内側へ、またその逆方向へ通すことができる形状である。本発明のいくつかの実施形態において、閉鎖アセンブリは、たとえばパネル、蓋、シャッタ、ドア、リーフ、半透明ウェブ、バーなど(200)の部品を備える。
【0276】
次に、縮尺を考慮せずに本発明の実施形態を図示する図1Bを参照する。閉鎖アセンブリ(200)の長方形実施形態が、RF遮蔽導管(104)の多面形状実施形態内に挿入される。この実施形態において、導管は、MRDの外部環境における様々な方向へ医療機器チュービングを通すことができる2つの出口(65、66)を有する。
【0277】
次に、縮尺を考慮せずに本発明の実施形態を図示する図1Cを参照する。多面形状の導管(104)を含む閉鎖アセンブリ(200)の長方形実施形態を示す内面図である。
【0278】
次に、閉鎖アセンブリにおけるRF遮蔽導管の様々な実施形態を、縮尺を考慮せずに図示する図1D図1Gを参照する。閉鎖アセンブリは、開口部に蓋をするようにMRDボアの近位開口部に設置され、導管は、医療機器および健康状態監視および維持に伴われるチュービング、ケーブル、装置、センサなどのための、MRDボア内から外部環境への通路を維持する。図1Dにおいて、閉鎖アセンブリは、円筒形の導管(106)を備える円形実施形態(210)として示される。図1Eにおいて、閉鎖アセンブリは、閉鎖アセンブリの真ん中あたりから突出する円筒形の導管(112)を備える長方形実施形態(200)として示され、導管は、閉鎖アセンブリの左側、右側、内側、上側、下側、およびそれらの任意の組み合わせに設置される。図1Fにおいて、閉鎖アセンブリは、閉鎖アセンブリの上部輪郭に連結する導管を備える長方形実施形態(200)として示され、導管は、可撓性、伸縮性、または剛性のチューブ(113)である。図1Gにおいて、閉鎖アセンブリは、複数の円筒形の導管(111)を備える長方形実施形態(220)として示される。
【0279】
次に、一方にカットアウト面を有する多面取り中空U字形フレームから成る導管(100)を示す本発明の実施形態を、縮尺を考慮せずに図示する図2Aを参照する。またこの実施形態において、導管は、MRDボアに面する長方形開口部(50)およびMRDボアの外側に面する別の円形開口部(60)を含む。これらのカットアウトは、たとえば長方形、円形、楕円形、対称形、非対称形などの形状である。典型的なチューブ(150)は、カットアウトを介して導管に通される。導管は、各チューブを置くための所定の置き場を有し、これらの置き場は、特定のチューブ(不図示)の場所を示すのに役立つようにラベル付けされる。いくつかの実施形態において、チューブが設置され、たとえばケーブルアンカやストリップ(不図示)などの手段によって位置を固定される。いくつかの実施形態において、チューブは、所定の置き場ラベルや固定を伴わず設置される(図2A)。いくつかの実施形態において、チューブは、所定のカットアウトを伴わない導管の下側開口部を直接通る。また、導管の全体長さ(70)は、長さ(l)と幅(w)との比が既定値nを上回る範囲で変えられる。
【0280】
次に、縮尺を考慮せずに本発明の実施形態を図示する図2Bを参照する。閉鎖アセンブリ(200)の構成が外観図として示され、図内で導管(100)は閉鎖アセンブリの長方形実施形態の側面輪郭に沿って連結され、MRDに取り付けられる第2の部品(400)に連結された反対側の側面にヒンジ式構造(300)が存在する。MRDに取り付けられる部品は、たとえばスクリュー、ボルト、スパイク、ピン、スライドバー、ステープル、釘、接着剤、ベルト、ハーネスなどの手段によって連結される。このヒンジは、MRD壁、MRDボア内、閉鎖アセンブリの一部、およびそれらの任意の組み合わせから成るグループから選択される場所に直接または間接的に連結される。さらに、導管(100)は、閉鎖アセンブリ(200)の側面輪郭に連結される。この実施形態において、導管は、閉鎖アセンブリとMRDボアとの境界部分に沿う場所に設置される。この実施形態は、医療機器のチューブおよびワイヤが閉鎖アセンブリの側面に沿って通ることを可能にするので、患者が出入りする際にチュービングをどちらの端部でも取り外す必要がない。この実施形態はさらに、患者から医療用維持および監視装置を取り外すことによって生じる患者へのストレスを最小限にするとともに、必要に応じて患者の迅速な移動を可能にする。
【0281】
次に、典型的なチューブ(150)が入るための所定のカットアウト(50)を有し、下側開口部(60)からチューブを出す、U字形の輪郭を有するアーチ状導管(100)を示す本発明の実施形態を、縮尺を考慮せずに図示する図2Cを参照する。この導管は、閉鎖アセンブリとMRDボアとの境界部分に沿って、閉鎖アセンブリの円形実施形態に取り付けるのに適している。この実施形態は、医療機器チュービングを中に通すのではなく、いずれの側でもチューブを取り外さなくてよいようにチュービングを導管に沿って設置するだけで患者を出入りさせることを可能にする。
【0282】
次に、導管(100)の実施形態の側面図を示す本発明の実施形態を、縮尺を考慮せずに図示する図2Dを参照する。この実施形態において、導管の長手方向軸に沿った壁は、正弦波形(120)である。この実施形態において、チュービング(150)は、外側で測定される距離l1よりも長いl2の距離を通る。この実施形態は、長さ(l)と幅(w)との比を既定値nよりも大きく保つために全体がより短い導管を可能にする。
【0283】
次に、導管(107)を有するRF遮蔽ヒンジの実施形態の外観図を示す本発明の実施形態を、縮尺を考慮せずに図示する図3Aを参照する。ヒンジ式構造は、追従する導管(107)を備える。導管は、EMIを減衰させ、医療機器を通すことができる形状、サイズ、および材料によって構成される導波管である。ヒンジ式構造は、円筒形(107)または多面形状のいずれかである。ヒンジはさらに、閉鎖アセンブリ(200)に連結される。
【0284】
次に、ヒンジ部分に沿った導管(108)を有するRF遮蔽ヒンジの実施形態の外観図を示す本発明の実施形態を、縮尺を考慮せずに図示する図3Bを参照する。ヒンジ式構造は、ヒンジ式構造の一部のみに追従する導管(108)を備える。
【0285】
次に、縮尺を考慮せずに本発明の実施形態を図示する図3Cを参照する。この実施形態において、RF遮蔽ヒンジ(107)に連結された閉鎖アセンブリ(200)によって蓋をされた、オープンボアを有するMRD(800)の構成が示され、RF遮蔽ヒンジ(107)の一部において、外部環境から患者が載置されているMRDボア(202)の内部空間へ医療機器チュービング(150)が通される。
【0286】
次に、医療機器の典型的なチューブ(150)が通るのに適した導管を備えるRF遮蔽ヒンジ(100)の斜視図を示す本発明の実施形態を、縮尺を考慮せずに図示する図4Aを参照する。この実施形態において、ヒンジは、閉鎖アセンブリに連結された第1の連結部材(200)およびMRDに連結された第2の部材(400)を有する。ヒンジは、MRDに対して閉鎖アセンブリを動かすことを可能にする。チューブは、ヒンジの片側の開口部(60)からヒンジ内の中空部分に通され、適したカットアウト開口部(50)に抜け出る。いくつかの実施形態において、チューブの入口点および出口点としてヒンジの両側に開口部が存在する。また、それらは複数の形状およびサイズであってよい。医療機器チュービングが通される導管は、l:wの比が既定値nを上回る長さ(l)および幅(w)によってRF遮蔽を提供することを特徴とする。
【0287】
次に、一方の部材が閉鎖アセンブリ(200)に連結され、他方の部材がMRDに連結されるRF遮蔽ヒンジ(100)の実施形態を示す本発明の実施形態を、縮尺を考慮せずに図示する図4Bを参照する。医療機器チュービング(150)はRF遮蔽ヒンジの一部を通る。この実施形態における閉鎖アセンブリは取っ手(15)を含む。
【0288】
次に、MRDの外部環境で生じるEMIからMRDをRF遮蔽し、かつMRDで生じるEMIから外部環境をRF遮蔽する方法を説明するフローチャート図(500)を示す図5を参照する。第1のステップ(501)は、オープンボアと、オープンボア開口部に蓋をするのに適した閉鎖アセンブリとを有するMRDを得ることである。閉鎖アセンブリは、l:wの比が既定値nを上回る長さ(l)および幅(w)によってRF遮蔽を提供することを特徴とする導管を含むものである。このRF遮蔽導管は、医療機器チュービングを中に通すのに適したカットアウトを備える。またこの導管は、様々なサイズおよび形状の医療機器チュービングを、外部環境からMRDボア内へ、またその逆方向へ導入し、通すことができる形状である。次のステップ(502)は、導管を有する閉鎖アセンブリをMRDに取り付けることである。次に、MRDボアが開いている場合(503)、MRDボア内に患者を挿入する(505)。閉じている場合は、まず閉鎖アセンブリを開く(504)。患者が医療機器に繋がれている場合(506)、次のステップは、MRDボア内の患者からRF遮蔽導管を介して外部環境へ医療機器を通すこと(507)である。次に、患者が医療機器チュービングに繋がれたままの状態で、MRDボアに閉鎖アセンブリで蓋をする(508)。最後のステップは、患者を撮像すること(509)である。
【0289】
次に、RF遮蔽ヒンジを用いて、MRDの外部環境で生じるEMIからMRDをRF遮蔽し、かつMRDで生じるEMIから外部環境をRF遮蔽する方法を説明するフローチャート図(600)を示す図6を参照する。第1のステップ(601)は、オープンボアと、少なくとも1つの第1の連結部材および少なくとも1つの第2の連結部材を備えるRF遮蔽ヒンジ(RFSH)と、オープンボア開口部に蓋をするように設計された閉鎖アセンブリとを備えるMRDを得ることである。少なくとも1つの第1の連結部材は、少なくとも1つの第2の連結部材に可動的に連結される。また、RFSHは、MRDの外部環境からボアの内部空間への医療機器チュービングを通すことができる形状の開口部を有する導管を備え、長さ(l)および幅(w)を有する導管は、1つの第1の部材の少なくとも一部、1つの第2の部材の少なくとも一部、または両方の部材の少なくとも一部に設けられ、l:wの比が既定値nを上回ることによってRF遮蔽をもたらす。またこの導管は、様々なサイズおよび形状の医療機器チュービングを外部環境からMRDボア内へ、またその逆方向へ導入し、通すことができる形状である。次のステップ(602)は、閉鎖アセンブリをRFSHの第1の連結部材に取り付け、RFSHの第2の連結部材をMRDに取り付けることである。次に、MRDボアが開いている場合(603)、患者をMRDボア内に挿入する(605)。閉じている場合は、まず、RFSHに連結された閉鎖アセンブリ部分を動かすことによって閉鎖アセンブリを開く(604)。患者が医療機器に繋がれている場合(606)、次のステップは、MRDボア内の患者からRF遮蔽導管を介して外部環境へ医療機器を通すこと(607)である。次に、患者が医療機器チュービングに繋がれたままの状態で、MRDボアに閉鎖アセンブリで蓋をする(608)。最後のステップは、患者を撮像すること(609)である。
図1A
図1B
図1C
図1D
図1E
図1F
図1G
図2A
図2B
図2C
図2D
図3A
図3B
図3C
図4A
図4B
図5
図6