(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記在宅治療装置が、(i)血液透析装置、(ii)腹膜透析装置、(iii)血液ろ過装置、(iv)血液透析ろ過装置、(v)持続的腎代替装置、(vi)医用流体送達装置、又は(vii)栄養治療を実施する装置、からなる群より選択されるタイプのものである、請求項1に記載の在宅治療装置。
前記少なくとも一つのプロセッサが、前記在宅治療装置によって実行された在宅治療を記録するログファイルを作成すると共に前記ログファイルを前記システムハブに送る、請求項1に記載の在宅治療装置。
前記少なくとも一つのデバイスプログラムの前記パラメータの少なくとも1つがある値の範囲を含み、前記少なくとも一つのプロセッサは、前記患者が前記入力デバイスを介してその範囲内で値を選択できるようにする、請求項1に記載の在宅治療装置。
前記ユーザインタフェースが、前記患者の居宅又は居所で有していると記録されている補給品を示す在庫画面を表示し、前記補給品が、医薬品の容器、透析器、血液チューブセット、カセット又は針の少なくとも一つを含む、請求項1に記載の在宅治療装置。
前記少なくとも一つのプロセッサは、前記患者が前記患者の居宅又は居所に現在常駐している前記補給品の実際の量に関する情報を前記入力デバイスを介して入力できるようにする、請求項8に記載の在宅治療装置。
前記少なくとも一つのプロセッサが、前記計量器、前記タブレット、前記血圧モニタ及び前記水処理デバイスの少なくとも一つとワイヤレス通信する、請求項10に記載の在宅治療装置。
前記ユーザインタフェースが、(i)前記患者が前記在宅治療を実行する際の前記患者又は(ii)前記在宅治療に使用される補給品の識別子、の少なくとも一つの写真又は映像を撮影すると共に記憶するように動作可能なカメラを含む、請求項1に記載の在宅治療装置。
前記少なくとも一つの新たなデバイスプログラムは暗号化されており、前記新たなデバイスプログラム内にタグ付けされた患者情報データが前記在宅腎臓治療装置に記憶された患者情報にマッチする場合に、前記少なくとも一つのプロセッサが前記新たなデバイスプログラムを復号化する、請求項13に記載の在宅腎臓治療装置。
前記少なくとも一つのプロセッサが、前記少なくとも一つのプロセッサによって実行された在宅治療を記録するログファイルを作成すると共に前記ログファイルを前記システムハブに送る、請求項15に記載の在宅腹膜透析装置。
前記システムハブから受信された前記異なるデバイスプログラムの少なくとも一つについて、前記パラメータの少なくとも一つがある値の範囲を含み、前記少なくとも一つのプロセッサは、前記患者が前記入力デバイスを介してその範囲内で値を選択できるようにする、請求項15に記載の在宅腹膜透析装置。
前記少なくとも一つのプロセッサが、計量器、タブレット、血圧モニタ及び水処理デバイスの少なくとも一つと通信動作可能である、請求項15に記載の在宅腹膜透析装置。
【発明を実施するための形態】
【0036】
[00136]ここで図面を参照し特に
図1Aを参照すると在宅医用デバイスシステム110は、以下で考察するその他の多くの特徴の中でもとりわけ、腎臓治療装置100と、ワイヤレス計量器106と、ワイヤレスタブレットユーザインターフェース122と、血圧モニタ104と、水処理デバイス108と、モデム102と、を含む。リストした構成品は一般に、
図1Aの点線で示したような患者の居宅内に配置させる構成品である。装置100は、患者の居宅又はその他の任意の居所(例えば、ホテルの部屋、休養室、一時的な収容箇所、療養施設、別荘又は患者を雇用する者によって提供された社宅など)に配置させることがある。腎臓治療装置100が在宅血液透析装置である場合における適当な装置の1つが、その内容全体を参照により本明細書に組み入れると共これに依拠する、2008年8月27日に出願された「Modular Assembly For A Hemodialysis System」と題する米国特許公開第2009/0101549号に示されている。適当な水処理デバイス108の1つは、その内容全体を参照により本明細書に組み入れると共これに依拠する、2011年4月25日に出願された「Water Purification System And Method」と題する米国特許公開第2011/0197971号に示されている。
【0037】
[00137]腎臓治療装置100は一般に、患者の居宅にある構成品の間の結合子又はハブであると共に、デバイス104、106、108及び122と通信することが可能である。計量器106、血圧モニタ104、タブレット122及び水処理デバイス108は、一実施形態では腎臓治療装置100とだけ通信する。構成品104、106、108及び122はそのいずれも、腎臓治療装置100とワイヤレスで通信することや、腎臓治療装置100と有線式に連絡させることがある。ワイヤレス通信は、Bluetooth(登録商標)やWiFi(登録商標)のワイヤレス通信技術を介させることがある。代替形態として、構成品104、106、108及び122はそのいずれも、腎臓治療装置100と有線式通信を介して通信することが可能である。
【0038】
[00138]血圧モニタ104には、腎臓治療装置100にプラグ接続する血圧モジュールを設けることがある。例えば、モニタ104の血圧モジュールは、装置100の制御器バスにプラグ接続するプリント回路基板制御器を含むことがある。モニタ104のモジュールはその後に、データバス通信を介して主制御プロセッサ(「ACPU」)112と通信する。モニタ104の血圧モジュールは、装置100の外部まで延びる血圧測定用腕帯と空圧式に接続される。次いで患者は、例えばワイヤレスタブレットユーザインターフェースなどのユーザインターフェース122にあるボタンを押し、腕帯に圧力をかける。腕帯は、治療装置100内に配置させた空気圧を介して加圧されることがある。さもなければモニタ104のモジュールは、それ自身に腕帯を膨張させる小型の空圧式エアポンプを備えることがある。患者の血圧はACPU112によってログ記録され、またモニタ104の腕帯とユーザインターフェース122のうちの一方又は両方において患者に対して読み出されることがある。血圧モニタ104に適したモジュールの1つが、腎臓治療装置内に埋め込まれているため患者には血圧モニタ104のチューブ及び腕帯だけしか見えていないようなMicrolife、モデル3AC1−PCによって提供されている。ここでも、モニタ及び腕帯104は代替形態においてワイヤレス式とすることがある。
【0039】
[00139]患者は、計量器106によって自分の体重を測る。次いでこの体重は、例えば有線式やワイヤレス式の通信によってACPU112に送られる。ACPU112は一実施形態において、この体重を用いて限外ろ過又は限外ろ液(「UF」)をどの程度の量で患者から除去するかを計算する。適当なワイヤレス重量計106の1つが、LifeSource(A&D)(登録商標)、モデルUC−321PBTによって提供されている。別の代替的実施形態では、患者は自分の体重を測ると共に、その値を例えばタブレットユーザインターフェース122を介してシステム110に入力する。
【0040】
[00140]水処理デバイス108は、一実施形態ではイーサネット(登録商標)ケーブルを通して腎臓治療装置100に繋がっている。水処理デバイス108は通常給電されている。腎臓治療装置100は、必要に応じて水処理デバイス108に水を要求することが可能である。水処置デバイス108は、装置100が必要とする任意の量の水をオンライン式で供給するように構成されている。腎臓治療装置100は、水処理デバイス108を制御し且つ水処理デバイス108からデータを受け取る。一実施形態ではタブレット122は、水処理デバイス108を制御していない。これに代えて、水処理デバイス108をプログラムされたACPU112に対するスレーブとしている。水処理デバイス108は、腎臓治療装置100に警報状況などの自身のステータスを伝達すると共に、その他の任意の関連データをACPU112に送ることが可能である。腎臓治療装置100は、データを記憶してこのデータに基づいて動作する(例えば、警報を発するかどうかを判定する)。水処置デバイス108は一実施形態において、小形のユーザインターフェース及びディスプレイを含む。
【0041】
[00141]一実施形態では腎臓治療装置100は、患者の居宅において患者に血液透析を実行し、また次いでその処置の結果を当該患者の健康及び福祉の管理を担当する診療担当者、医師及び看護師に報告する。レポートを作成するために腎臓治療装置100は、ACPU112によって動作させるLinux(登録商標)オペレーティングシステムを利用することが可能である。腎臓治療装置100は、このオペレーティングシステムを用いてログファイルを書き込む。ログファイルは、腎臓治療装置100及び患者に関する処置の経過全体にわたる関連するパラメータ及び動作を記録する。ログファイルは、拡張可能マークアップ言語(「XML」)、コンマ区切り値(「CSV」)又はテキストファイルのうちの任意の1つ又は幾つかとすることができる。ログファイルは、腎臓治療装置100のソフトウェアのファイルサーバボックス内に配置されている。処置には数時間かかることがあり、また各々がログ記録されるデータを作成する多くのステップ及びサブステップを有することがある。
図1Aに示したように一実施形態では、タブレット122がカメラ136を含む。タブレット122はカメラ136を用いて、腎臓治療装置100が治療を実行する際に患者の写真又は映像を撮影することがある。例えば患者は、患者の静脈又は動脈内への針の挿入によって生じた皮膚の炎症を写真撮影することが可能である。ログファイルは、カメラ136によって記録された写真や映像を含むことがある。
【0042】
[00142]一実施形態では、腎臓治療装置100のACPU112及びユーザインターフェース122が患者を処置プロセス全体を通るよう案内すると共に、患者に対して段階別に処置を実行するように指令している。ユーザインターフェース画面は標準化されているが、装置100が診療担当者から受け取るデータが埋め込まれている(これについては、以下で詳細に説明する)。これらの指令は、医師の処方指示に基づくものであると共に、血流量、透析液流量及び限外ろ液体積など装置100が動作する際のパラメータを提供する。腎臓治療装置100は処置を実行すると共に、処置がパラメータに従って実行されたことを記録する。エラー、アラート、警報条件及び処置ステップが首尾よく実行されたか否かが記録される。腎臓治療装置100は、この情報を、各処置を記録するログファイルを作成することによって記録する。
【0043】
[00143]処置は、数時間以上にわたって行われることがある。処置が終わると腎臓治療装置100は、装置から切断するように患者に指令する。腎臓治療装置100は次いで、消毒モードに入ると共に、翌日又は数日後に行われることになる次の処置に向けて自らを準備する。腎臓治療装置100に必要に応じて水を提供する水処理デバイス108はまた、水処理デバイス108が行った措置及び処置中に起きた任意の警報又はアラート事象を記録するそれ自身のログファイルを記録し且つ維持する。水処理デバイス108は一実施形態では、腎臓治療装置100のログファイルに直接ログファイルを書き込んでいない。しかし腎臓治療装置100は、装置100が自身のログファイル内に記録をとっている水処理デバイス108から送られる何らかのデータ又はパラメータを含むことがある。例えば腎臓治療装置100は、水処理デバイス108がどれだけの量を製造して装置100に送達したかを記録すると共に、この情報を装置自体のログファイルに追加することがある。装置100に送られない水処理デバイス108上に記憶されたデータは一方、水処理デバイス108へのイーサネットデータ接続を介して取得されることがある。例えばあるサービス員は、イーサネット接続を介した水処理デバイス108へのラップトップ接続を介して追加のデータにアクセスすることが可能である。
【0044】
[00144]一実施形態ではユーザインターフェース122は、腎臓治療装置100に対するアクセスだけを許容するカスタム型高セキュリティインターフェースを稼働させるタブレットである。一実装形態では、タブレット122がワイヤレスで動作する。ここではタブレット122は、タブレット122を腎臓治療装置100とペアリングさせるため及びソフトウェア(例えば、ファームウェア)アップグレードを実行するために最初に腎臓治療装置100にプラグ接続することが可能である。タブレット122はまた、タブレット122への給電及びタブレット122の充電のために腎臓治療装置100にプラグ接続することがある。タブレット122と腎臓治療装置100の間の接続は、シリアルデータ接続を介する、ユニバーサルシリアルバス(「USB」)接続を用いる、並列接続させる、又は別の適当なデータ転送インターフェースを介することがある。タブレット122を腎臓治療装置100とペアリングさせた後、タブレット122は腎臓治療装置100とワイヤレスで(例えば、Bluetooth(登録商標)やWiFi(登録商標)を用いて)通信する。
【0045】
[00145]一実施形態では腎臓治療装置100は、例えば以下で考察するACPU112など装置100のその他の電子機器と一緒に配置させた関連するチップを介してBluetooth(登録商標)又はWiFi(登録商標)対応である。しかし腎臓治療装置100の回路基板(腎臓治療装置100の内部にある)上にBluetooth(登録商標)やWiFi(登録商標)のチップを有することによって、回路基板との電磁気干渉が生じることが判明した場合、代替として、タブレット122は、例えばBluetooth(登録商標)機能を例えば非Bluetooth(登録商標)デバイスに付加するUSB接続を介して腎臓治療装置100に着脱式にプラグ接続しているBluetooth(登録商標)ドングル、WiFi(登録商標)ドングル又は同様の他のデバイスを用いてもよい。
【0046】
[00146]一実施形態ではタブレット122は、ユーザがタブレット122を介して装置100へのデータの送信及び装置100からのデータの受信が可能になるという意味において、腎臓治療装置100に対するユーザインターフェースの役割をしている。ユーザインターフェースに入力されたデータは腎臓治療装置100に対して高いセキュリティで送られると共に、装置を実際に制御しているACPU112において処理される。一実施形態ではすべての処置データは、タブレット122ではなく腎臓治療装置100に記憶されている。タブレット122内に処置データを記憶しないことは、タブレット122が切断され、又は紛失しても機密性のデータや重要なデータが失われないため有利である。
【0047】
[00147]以下においてユーザインターフェース122を主にワイヤレス式ユーザインターフェースとして説明しているが、ユーザインターフェースは代替形態として、例えばその内容全体を参照により本明細書に組み入れると共これに依拠する米国特許公開第2009/0114582号に図示し説明されているような装置100に繋げることも可能である。しかし特段の記載がない限り、ユーザインターフェース122と装置100の間の機能上の関係は同じままである。
【0048】
[00148]一実施形態ではタブレット122は、カスタマイズされたバージョンのAndroid(登録商標)オペレーティングシステムを稼働させている。標準Android(登録商標)オペレーティングシステムは、アプリケーションをタブレット122上で動作させているときであっても常に画面上に留まったツールバーを表示している。このツールバーによってタブレット122上の他のアプリケーションが腎臓治療装置100にアクセス可能となり得るため、このツールバーによって在宅医用デバイスシステム110に対するセキュリティ上のリスクをもたらす可能性がある。このツールバーはまた、システム110のユーザインターフェースを表示させるべきときに、ユーザが他のアプリケーションにアクセスすることを可能にし得る。一実施形態ではこのカスタマイズされたタブレットオペレーティングシステムはツールバーを含むAndroid(登録商標)オペレーティングシステムのすべての機能を除去していると共に、腎臓治療装置100へのユーザインターフェースを提供するシステムアプリケーションの使用のみを許可している。一実施形態ではタブレット122は、腎臓治療装置100と通信することだけが可能である。タブレット122はしたがって、それ自身のインターネット接続を必要としない。
【0049】
[00149]一実施形態では腎臓治療装置100は、在宅医用デバイスシステム110の一部として設けられた単独の3Gモデム102を用いてインターネットにアクセスする。3Gモデム102は、Vodafone(登録商標)などのインターネットサービスプロバイダ(「ISP」)を用いることがある。一実施形態では、患者が3Gモデム102に例えばラップトップや携帯電話などの他の個人用デバイスを接続している可能性があるため、システム110は3Gモデム102に関する使用を監視して、腎臓治療装置100だけが3Gモデム102を使用するように保証している。ある特定の患者に関連付けされた診療所は3Gモデム102のプロバイダから使用情報を包含した定期的なレポートを受け取ることがある。診療担当者はこのレポートを検討し、ある特定の3Gモデム102が腎臓治療装置100を接続サーバ118に接続するために一般的に必要とする頻度以上にインターネットにアクセスしていないかどうかを判定することが可能である。システム110は、診療所に対して3Gモデム102のインターネット使用が所定の量を越えていることを診療所に通知する信号を送ることがある。代替的な一実施形態ではシステム110は、3Gモデム102にソフトウェア拘束をかけ、腎臓治療装置100以外のデバイスが3Gモデム102を用いてインターネットに接続できないようにしている。すなわち患者は3Gモデム102に個人用デバイスを物理的に接続することができるが、3Gモデム102を動作させるソフトウェアは腎臓治療装置100に対するインターネット接続のみを提供するように構成されている。代替形態としてその3Gモデム102を腎臓治療装置100に対して直接実配線することがあり、また3Gモデム102に対してデバイスを物理的に接続させない可能性もある。この実施形態では腎臓治療装置100及び3Gモデム102は永続性に取り付けられている。システム110は関連する診療所に対して、患者が腎臓治療装置100に対する実配線接続を除去すること又は3Gモデム102に個人用デバイスを接続しようとすることによって3Gモデム102に変更がなされたかどうかの信号を送る。
【0050】
[00150]モデム102を3Gモデムであるとして説明しているが、モデム102は4Gや将来開発されるであろう技術など使用可能な他のネットワーク構成技術やプロトコルを用いることがあることを理解すべきである。一実施形態では、モデム102を介して腎臓治療装置100を接続サーバ118に接続するために、各患者の居宅に専用のラインを設けている。
【0051】
[00151]一実施形態では腎臓治療装置100はインターネットを介して、モデム102とシステムハブ120の間でデータを転送するための接続サービスを使用している。この接続サービスを実装するように企図されるような様々な方法が存在する。一実装形態では、ソフトウェアは接続サービスの使用を要するソフトウェアライブラリにアクセスするACPU112上に記憶されている。別の実装形態では、接続サービスプロバイダによって開発された接続エージェント114が腎臓治療装置100上にインストールされると共に、ACPU112上で動作している。例示の接続サービスプロバイダの1つはAxeda(登録商標)である。本出願は主に接続エージェント114について考察しているが、本明細書におけるこれに帰属する機能はカスタマイズされた接続サービスの代替物にも使用可能である。この接続サービスは、医用デバイスと接続サーバ118の間の高セキュリティで管理された接続116を提供することができる。この接続サービスは一実施形態ではさらに、サーバ118及びシステム110に接続された腎臓治療装置100のすべてに関する情報を維持する。
【0052】
[00152]接続エージェント114は、腎臓治療装置100による接続サーバ118への接続並びにデータの接続サーバ118への及び接続サーバ118からの転送を可能にする。エージェント114及びサーバ118を介して動作する接続サービスによって、装置100との接続が高セキュリティであることが保証され、データが正しくそのファイアウォールを通過することが保証され、データ又はシステムクラッシュが存在したかどうかがチェックされ、且つ接続サーバ118が正しい腎臓治療装置100と通信しているかどうかがチェックされこれが保証されている。腎臓治療装置100は、ログファイルを作成すると共に、このログファイルを接続エージェント114に提供する。腎臓治療装置100は接続エージェント114と協働してログファイルを接続サーバ118に伝達している。接続サーバ118にデータを送るために腎臓治療装置100は、接続サービスに対して腎臓治療装置100上でのリモートスクリプトの実行を可能とさせている。
【0053】
[00153]一実施形態では腎臓治療装置100は、接続エージェント114がオンになっているときにのみ接続サーバ118への接続が可能である。処置及び事後処置消毒中で装置100が機能している間は、接続エージェント114はオフにされている。これによれば、腎臓治療装置100によるあらゆる主体との通信、並びに処置及び消毒中或いは装置100の通電中又は動作時におけるデータの送信又は受信が防止される。代替的な一実施形態では接続エージェント114は、処置の後であるが事後処置消毒の前にオンにされる。3Gモデム102はこれらの装置通電時においてオン状態又は起動状態のままとすることもオン状態又は起動状態のままとさせないこともあり得るが、接続エージェント114はオフ状態である。しかし腎臓治療装置100は、処置中に収集したデータを編集し、このデータをログファイルにするように暗号化し、次いでこのログファイルを腎臓治療装置100上のディレクトリに配置させている。一実施形態では腎臓治療装置100が例えば処置を完了した後で待機状態にあるときに、ACPU112は接続エージェント114をオンにしている。接続エージェント114は次いで、腎臓治療装置100からログファイルを取り出すと共に、接続サービスを用いて接続サーバ118にデータを転送する。接続サービスは、データパケットをその適正な宛て先までルート設定しているが、一実施形態ではデータに対して変更、アクセス又は暗号化を行わない。実際上このデータは、権限を与えられたユーザによってのみ操作させる又は「見せる」べき機密性の患者関連データであることがある。
【0054】
[00154]
図1Aのシステム110では、接続サーバ118を介した接続サービスは、様々な場所にシステムハブ120及びサービスポータル130を介してデータを伝送することが可能である。接続サーバ118によってサービス要員132a〜132n及び/又は診療担当者は、適当な腎臓治療装置100及び3Gモデム112などのネットワーク全体にわたる様々なアセット、並びに装置やモデムのシリアル番号などのその関連する情報を追跡し取り出すことが可能である。接続サーバ118はまた、サービスポータル130を介して権限を与えられた腎臓治療装置100に遠隔で取得させるような、サービス要員134の監督者によって承認されたファームウェアアップグレードを受け取り且つ提供するために使用することも可能である。
【0055】
[00155]一実施形態では腎臓治療装置100は、サービスモードにおいてサービス要員が腎臓治療装置100にオンサイトで及び/又は遠隔でアクセスし、診断し且つ障害探索できるように動作させることがある。例えば腎臓治療装置100を用いている患者がある問題に遭遇した場合に、その患者はサービス要員や技術者を呼ぶことが可能である。この患者及び/又はサービス員は次いでその腎臓治療装置100を、腎臓治療装置100の様々な構成品の装置設定値及び機能をサービス技術者が遠隔で検証することを可能にするサービスモードにすることが可能である。例えばサービス員は、処置が停止している間に装置100にログオンすることが可能である。代替形態として装置100は、サービス員による装置へのアクセスを可能にするために待機状態に、又はさらには電源断にしなければならない。さらなる代替形態として、サービス員による装置へのアクセスを可能にするためには装置100の患者からの切断だけが必要である。アクセスを受けた後にサービス技術者は、腎臓治療装置100上に記憶されたログファイルを遠隔で調査し且つ取り出してエラーの原因を決定することが可能である。サービス員はまた、例えば関連するセンサ(例えば、圧力、導電率又は温度センサ)が適正に動作しているかどうか及び/又は弁又はヒータ(例えば)が適正に動作しているかどうかを確認するために、弁の切替えやヒータの動作を行うことが可能である。
【0056】
[00156]接続サーバ118は、在宅医用デバイスシステム110の大部分と在宅医用デバイスシステムハブ120を介して通信する。システムハブ120は、システム110上の各腎臓治療装置100に関するデータ及び情報を装置100とサーバ118に接続されたクライアントとの間で接続サービスを介してやり取りすることを可能にする。図示した実施形態ではシステムハブ120は、企業資源計画システム140、サービスポータル130、ウェブポータル150、ビジネスインテリジェンスポータル160、HIPAA準拠のデータベース124、製品開発チーム128及び電子診療記録データベース126a〜126nに接続される。ウェブポータル150は一方、患者及び患者を処置している診療所152a〜152nに対して、システム110について公に使用可能なウェブサイトへのアクセスを可能にする。したがって装置100並びに関連する指令及びデータが保護され且つ規制された環境に保たれている間は、患者及び患者の診療所は自由にそのウェブサイトにアクセスすることができる。一実施形態では患者はこれを、タブレット122や装置100を用いることなく患者自身のコンピュータを用いて行うことがある。システム110は、ポータル150にあるウェブサイト上の患者又は診療担当者のアカウントにアクセスするために、患者又は診療所によるユーザ名及びパスワードの入力を要求することがある。この方式では、公衆は患者により受け取り可能な患者特異的なデータに対して制限を受けている。診療担当者データは当該の診療所に制限されている。
【0057】
[00157]企業資源計画システム140は、愁訴、課金情報及びライフサイクル管理情報など、患者や診療担当者のウェブサイトアクセスによって作成されたデータを取得し編集する。システムハブ120やポータル150から企業資源計画システム140に送られたデータは、非特定化された(送られたデータから患者の特定が不可能であるとの意味)データとすることがある。例えば愁訴に関するデータは、患者に関連付けさせることがない。マーケティング162、研究開発164及び製品開発128に送られるデータもまた非特定化されることがある。他のデータは患者特異的とすることが可能である。例えば、ハブ120に関わる課金データは患者に関連付けさせている。或いは、品質/医薬品安全性監視166のデータもまた患者に関連付けさせることがある。図示した実施形態では企業資源計画システム140は、請求及び発注データベース142に接続される。請求及び発注データベース142は、患者処方指示を実行するためのある種の補給品に権限を与える医師の電子署名を包含している。図示した実施形態では企業資源計画システム140もまた、企業資源計画システム140に関する情報を記憶する顧客関係管理(「CRM」)データベース144に接続される。
【0058】
[00158]電子診療記録(「EMR」)データベース126a〜126nは患者に関する電子情報を包含している。システムハブ120は、装置100のログファイルから収集したデータを病院又は診療所データベース126a〜126nに送り、当該患者の診療記録の合併又は補充をすることが可能である。データベース126a〜126nは、患者特異的な処置及び処方指示データを包含しており、したがってこうしたデータベースへのアクセスは厳しく制限されている。
【0059】
[00159]考察したようにウェブポータル150は、診療担当者や患者がウェブサイトやシステムハブ120にアクセスするためのポータルである。診療担当者はウェブポータル150を用いて、腎臓治療装置100向けの1つ又は複数のデバイスプログラムを更新することが可能である。システムハブ120は、腎臓治療装置100のログファイル全体をスキャンし、ウェブポータル150を通じて診療担当者に対して処置データを表示させている。診療担当者は、自身の居宅などを含むインターネットにアクセス可能ないずれの箇所からもウェブポータル150にアクセスすることが可能である。一実施形態ではパスワードが要求される。診療担当者は、様々なウェブポータル150の管理画面を見てアカウントを設定することになる。一実施形態ではウェブポータル150はまた、企業資源計画システム140に接続される。診療担当者はまた、ウェブポータル150を用いて患者に対して質問票やアラートを送ることがある。例えば診療担当者は患者に対して、最近の治療に関して患者に尋ねる質問票を送ることがある。その質問は患者が簡単且つ迅速に答えることができるような多項選択式の質問又はYes/No型の質問とすることがある。診療担当者はまたウェブポータル150を用いて、次回の医師の往診又は補給品の出荷の状況に関する注意喚起又はアラートを送ることがある。
【0060】
[00160]ビジネスインテリジェンスポータル160はシステムハブ120からデータを収集すると共に、マーケティング162、研究開発164及び品質/医薬品安全性監視166にデータを提供する。一実施形態ではシステムハブ120は、患者特異的なあらゆる情報を除去することによってデータを非特定化し、この非特定化されたデータをビジネスインテリジェンスポータル160に定期的に(例えば、1日に1度)送る。マーケティング162、研究開発164及び品質/医薬品安全性監視166は、この非特定化されたデータを解析し、処置データに関する報告情報を提供することが可能である。
【0061】
[00161]在宅医用デバイスシステムのデバイス又はサブシステムのうちの任意のもの(例えば、装置100、モデム102、血圧モニタ104、計量器106、水処理デバイス108、サーバ118、システムハブ120、ユーザインターフェース122、サービスポータル130、企業資源計画システム140、ウェブポータル150、ビジネスインテリジェンスポータル160)からなる電気的システムに関するブロック図を
図1Bに示している。デバイス又はサブシステムのいずれか又はすべて100、102、104、106、108、118、120、122、130、140、150及び160を含むシステム110は、アドレス/データバス178によって1つ又は複数のメモリデバイス174、他のコンピュータ回路172並びに1つ又は複数のインターフェース回路180に電気的に結合された1つ又は複数のプロセッサ176を含むことが好ましい主ユニット170を含む。プロセッサ176は、INTEL PENTIUM(登録商標)マイクロプロセッサ群の中のマイクロプロセッサなど適当な任意のプロセッサとすることができる。メモリ174は、揮発性メモリと不揮発メモリを含むことが好ましい。メモリ174は、以下で説明するようなシステム110内のその他のデバイスとやり取りするソフトウェアプログラムを記憶することが可能である。このプログラムは、プロセッサ176によって適当な任意の方式で実行されることがある。メモリ174はまた、別のコンピューティングデバイスからの取り出し及び/又は入力デバイス194を介したロードを受けた文書、ファイル、プログラム、ウェブページ、その他を示したディジタルデータを記憶することがある。
【0062】
[00162]インターフェース回路180は、イーサネットインターフェース及び/又はユニバーサルシリアルバス(「USB」)インターフェースなどの適当な任意のインターフェース標準を用いて実装されることがある。インターフェース回路180には、主ユニット170にデータ及びコマンドを入力するために1つ又は複数の入力デバイス194を接続させることがある。例えば入力デバイス194は、キーボード、マウス、タッチ画面、トラックパッド、トラックボール、アイソポイント及び/又は音声認識システムとすることがある。インターフェース回路180は、インターネット、ローカルエリアネットワーク(「LAN」)、電話網(「POTS」)及び/又は他のネットワークなど任意のタイプのネットワーク182に接続させることがある。
【0063】
[00163]主ユニット170にはインターフェース回路180を介して、1つ又は複数のディスプレイ、プリンタ、スピーカ及び/又は他の出力デバイス192も接続させることがある。ディスプレイ192は、陰極線管(「CRT」)、液晶ディスプレイ(「LCD」)又はその他の任意のタイプのディスプレイとすることがある。ディスプレイ192は、デバイス又はサブシステム100、102、104、106、108、118、120、122、130、150、140、160の動作中に作成されたデータの視覚的表示を生成する。例えばディスプレイ192は、システムハブ120から受け取った情報を表示するために使用されることがある。この視覚的表示には、人に入力を促すプロンプト、実行時統計、計算された値、データ、その他を含むことがある。
【0064】
[00164]主ユニット170にはインターフェース回路180を介して、1つ又は複数の記憶デバイス190も接続させることがある。主ユニット170には例えば、ハードドライブ、CDドライブ、DVDドライブ及び/又は他の記憶デバイスを接続させることがある。記憶デバイス190は、任意のタイプの適当なデータを記憶することがある。
【0065】
患者の訓練及びセットアップ
[00165]ここで
図2を参照すると、患者による居宅での腎臓治療装置100の使用を準備するための例示のプロセス200について説明している。長円をした開始においてプロセス200が始められると、ブロック202で示したように患者は先ず診療所設定において腎臓治療装置100に関して訓練を受ける。訓練に用いられる腎臓治療装置100はその患者に特異的なものではなく、診療所設定において複数の患者によって使用することができる。訓練用装置100は、患者の居宅に配置させる装置100を少なくとも厳密に模したものである。
【0066】
[00166]ブロック204で示したように患者は次いで、システムハブ120上のあるアカウントとしてセットアップされる。さらに詳細には以下で説明することにするが、診療担当者(例えば、看護師)はウェブポータル150を用いて一意の患者識別子(「ID」)を作成することがある。特に請求及び発注データベース142は、診療担当者から新たな患者情報を受け取ると共に、その患者をこれ以降に在宅医用デバイスシステム110の全体において識別するための一意の患者IDを作成する。この一意の患者IDは、在宅医用デバイスシステム110の提供及びサポートの際に必要となるすべてのクライアント及びサブシステムに対して当該患者を識別している。
【0067】
[00167]一実施形態では患者は、在宅血液透析の実行を許可されるまでに診療所設定において訓練装置100を用いて4〜8週間の訓練を受けている。患者が適正に訓練を受けた後に、ブロック206で示したように第2の腎臓治療装置100が患者の居宅に送られる。この第2の腎臓治療装置100は、当該患者だけを目的とした個人用装置となる。個人用腎臓治療装置100は、患者の居宅に出荷された時点ではシステム110上で患者に対してリンクされない。
【0068】
[00168]ブロック208で示したように患者の居宅において患者は、ブロック204で作成された一意の患者IDをこの個人用腎臓治療装置100に入力する。一実施形態では腎臓治療装置100にはブロック208で示したように、第2の患者識別子(例えば、患者に特有の生年月日やその他の情報)も入力される。患者の一意のID及び/又は第2の患者識別子の入力はタブレット122を介して実行し在宅腎臓治療装置100を当該患者にリンクさせることが可能である。この入力されたID及び/又は第2の患者識別子に基づいて在宅腎臓治療装置100はブロック210で示したように、システムハブ120から処置の実行に必要となる医師及び/又は診療担当者によって事前に指示された患者処方指示やその他の任意の情報を取り出す。
【0069】
[00169]在宅腎臓治療装置100はブロック212で示したように、正しい患者処方指示が取り出されたことを検証するために患者に対して患者情報を表示させている。例えば在宅腎臓治療装置100は患者の名前を表示させることがある。在宅腎臓治療装置100はブロック214で示したように、患者に対してその患者情報が正しいかどうかを確認させるためのプロンプトを出す。患者情報が正しくなければ、在宅腎臓治療装置はブロック216で示したように、エラーメッセージを表示させると共に、患者に対して自分の診療所に連絡するようにプロンプトを出すことがある。患者情報が正しいものであると確認された場合には、ブロック218で示したように在宅腎臓装置の設定値が先ず患者処方指示の取り出しに基づいて設定される。ここにおいて在宅腎臓治療装置100は、患者及び患者の関連する装置100に特異的に処方指示された処置を実行するのに必要な情報を有している。次いでプロセス200は、長円の終了で示すように完了となる。
【0070】
[00170]一実施形態では腎臓治療装置100は、ある患者が自分の居宅でのみ使用するものであるため患者が腎臓治療装置100を使用するたびに患者を識別又は検証していない。しかし腎臓治療装置100は、腎臓治療装置100がオンになるたび及び/又は処置のプロンプトが出されるたびに「こんにちは、Bill Smithさん」などのメッセージを表示させることがある。誤った人が腎臓治療装置100を使用しようとするような万一の場合には、腎臓治療装置100がある特定の患者(例えば、Bill Smith)だけに向けられたものであることの注意喚起又は警告としてこのウェルカムメッセージが役立つ。
【0071】
補給品及びデバイスプログラムセットアップ
[00171]医療製品や薬剤は、腎臓治療装置100が処置中に使用するために患者の居宅に出荷又は送達される。医師の処方指示に従って承認された治療製品や薬剤だけを患者の居宅に出荷させることが可能である。米国では、処方指示は1年間継続する。システムハブ120内には各患者向けの1つ又は複数の処方指示が記憶されている。各腎臓治療装置100は処方指示に従った補給品及び設定値を使用する。患者の処方指示が変更された場合や処方指示が追加された場合には、その患者の診療担当者はウェブポータル150を用いて腎臓治療装置100の設定値を更新し、その処方指示を変更又は追加する。腎臓治療装置100の設定値が更新された場合にシステムハブ120は、上で考察したようにこの更新された設定値を接続サービスを介して腎臓治療装置100に送る。
【0072】
[00172]ここで
図3を参照するとプロセス300は、ある特定の患者に関する医師の処方指示に基づいて在庫を出荷し且つ腎臓治療装置100をプログラミングするための例示のプロセスを示している。すなわち診療所152a〜152nに関連付けされた医師もまた、ウェブポータル150を介してシステムハブ120にアクセスし、その患者を担当する診療担当者にデバイスプログラムを送達することが可能である。長円の開始でプロセス300が開始された後に、診療担当者はブロック302で示したように、ウェブポータル150を用いて医師によって指示された電子処方指示を取り出す。ウェブポータル150において診療担当者は、透析器、血液チューブセット、酸、重炭酸塩、針、その他及び腎臓治療装置100で動作させる処方指示を履行するのに必要なその他の補給品を選択する。選択された透析器やその他の補給品は、ブロック304で示したように患者の居宅に出荷されることになる。同時に又は異なる時点で診療担当者はブロック306で示したように、ウェブポータル150を通してシステムハブ120に遠隔でアクセスし、腎臓治療装置100を遠隔でプログラムすることがある。
【0073】
[00173]腎臓治療装置100を遠隔でプログラムするために診療担当者はブロック308で示したように、透析器モデル、処置種別及び継続時間を選択する。診療担当者はまたブロック310で示したように、腎臓治療装置100をプログラムするために使用される血流量、透析液流量、UF体積及びヘパリン流量フラッシュなどの様々な処置パラメータを設定する。診療担当者はまたブロック312で示したように、様々な設定値について許容範囲を指定する。すなわち患者には、あるパラメータについて指定されたデバイスプログラムの下である値の範囲内での選択が許容されている。この方式では患者は、実行される処置に対して一定の統制権を有する。例えば透析液温度は、患者の好み及び快適性に基づいて許容される値の範囲の中で設定されることがある。診療担当者はさらにブロック314で示したように、患者に設定値を全体的に変更する能力を与えるか否かを指定している。患者がパラメータ設定値の変更を許可されている場合には、その設定の変動をある許容範囲内にし、これにより患者が診療担当者がブロック312で指定した範囲内で値を選択するようにしている。診療担当者の設定値及びパラメータ範囲については、以下の
図16A〜16G並びに
図34A〜34Gを参照しながらさらに詳細に考察することにする。診療担当者は次いでブロック316で示したように、その設定値をシステムハブ120に送付する。システムハブ120は次いでブロック318で示したように、この設定値を上で考察した接続サービスを介して患者の居宅にある腎臓治療装置100に送る。プロセス300は次いで、長円の終了で示したように終了する。
【0074】
更新されたデバイスプログラムによって腎臓治療を実行する
[00174]処置を始める前に(例えば、前日の消毒後に)、腎臓治療装置100のACPU112は、エージェント114を介した接続サービスが当該の腎臓治療装置100に関して更新した処方指示をポストしたかどうかをチェックする。チェックを行うためには一実施形態では、腎臓治療装置100及びシステムハブ120が接続サービスを通じて処方指示バージョンの数を比較し、腎臓治療装置100が最新更新の処方指示を得ているかどうかを判定する。最新バージョンで得ていない場合は、最新の処方指示バージョンが治療装置100に送達される。
【0075】
[00175]ここで
図4を参照すると、患者のデバイスプログラムを更新し、更新されたデバイスプログラムを腎臓治療装置100に送り、治療を実行し、且つ腎臓治療装置100と接続サーバ118の間でデータを転送するための例示のプロセス400について説明している。ブロック402において診療担当者は、
図3のプロセス300で説明したようにウェブポータル150を用いて腎臓治療装置100向けのデバイスプログラムを遠隔で更新する。システムハブ120は次いでブロック404で示したように、更新されたデバイスプログラムを接続サーバ118に送る。ブロック406で示したように腎臓治療装置100に常駐する接続エージェント114が次にオンになるとき又は有効化されるときに、腎臓治療装置100はブロック408で示したように更新されたデバイスプログラムについてチェックを行う。更新されたデバイスプログラムの提示がある場合には、接続サーバ118はブロック410で示したように、この更新されたデバイスプログラムを腎臓治療装置100に送る。
【0076】
[00176]装置100は、患者に対して新たなデバイスプログラムを受け容れるようにプロンプトを出す。一実施形態では腎臓治療装置100の使用を継続するためには患者はこの新たなデバイスプログラムを受け容れなければならない。一実施形態では、装置100について新たなデバイスプログラムが提示されている場合、装置100は古いデバイスプログラムを動作させることがない。しかしブロック412で示したように、患者が新たな又は更新されたデバイスプログラムを受け容れるまでは、この新たなデバイスプログラムによって古いデバイスプログラムを上書きすることはない。この方式では患者は、患者が自分の処置が変更されたことを分かっていることを確認する。新たなデバイスプログラムを受け容れた後に、新たなデバイスプログラムが治療装置100のメモリ内に書き込まれる。代替的な一実施形態では装置100は、新たなデバイスプログラムがダウンロードされたときであっても古いデバイスプログラムをメモリ内に保持しており、複数のデバイスプログラムをメモリに記憶することが可能である。装置100は、異なるタイプ又は異なるカテゴリのデバイスプログラムを記憶することが可能である。異なる各タイプのデバイスプログラムは、例えば透析のために少量、中間量又は多量の限外ろ過を除去するような様々な処置を提供することがある。装置100は、各カテゴリごとに1つのデバイスプログラムを記憶することが可能である。
【0077】
[00177]患者が次に処置を実行しようとしている時点で、接続エージェント114はブロック414で示したようにオフにされている。ブロック416で示したように腎臓治療装置100はここで、ブロック402で指定された更新済みのデバイスプログラムを用いて処置を実行する。腎臓治療装置100はブロック418で示したように、新たな処置によって作成された処置データをログファイル内に書き込む。ブロック420で示したように接続エージェント114がオンにされる。一実施形態では腎臓治療装置100は、接続サービスへの接続を開始させる。代替的な一実施形態ではその接続サービスが腎臓治療装置100への接続を開始させることがある。ブロック422では、ログファイルが接続サーバ118にアップロードされる。プロセス400は次いで、長円の終了に示したように終了する。
【0078】
[00178]装置100は、装置や処置が次の処置で使用するためディスポーザブル物品を清浄する消毒手続きなどの処置後手技を実行することが可能である。一実施形態ではシステム110は、ブロック420において処置後であるが事後処置消毒が実施されている間に接続エージェントをオンにさせることが可能である。ブロック418における処置データの書き込みは消毒の間に実施することも可能である。代替形態として腎臓治療装置100は、消毒が完了して装置100が待機モードに入るまでブロック418におけるデータの書き込み、又はブロック420における接続エージェントのオン切替えを待っている。
【0079】
[00179]図示した実施形態では、接続エージェント114は処置前にオフにされ且つ処置が終わるまで再度オンに切替えられないため、システム110は処置に関する非リアルタイムの監視を提供する。警報やアラートを含む処置中に生じた事象は、システムハブ120に対して即座には報告されない。このような情報は、処置後にシステムハブ120に送られるログファイルの一部となる。
【0080】
[00180]代替的な一実施形態では接続エージェント114は、処置中にオンに維持されることがあり、且つ腎臓治療装置100及び処置に関する情報をリアルタイムで報告することがある。例えば一実施形態ではシステム110は、ユーザインターフェース122上で患者が参照している画面を診療担当者が遠隔で且つ同時に参照することを可能にすることがある。
【0081】
ファームウェアアップグレード
[00181]ACPU112が腎臓治療装置100上で動作させるソフトウェア(本明細書ではファームウェアと呼ぶこともある)は、時にはアップグレードを要することがある。在宅医用デバイスシステム110は、製品開発チーム128とサービス要員132a〜132nとを一体化したファームウェアをアップグレードするためのシームレスで高信頼の方式を提供している。
【0082】
[00182]
図5は、腎臓治療装置100に関するファームウェアをアップグレードするための例示のプロセス500を示している。長円の開始でプロセス500が開始された後に、製品開発チーム128はブロック502で示したようにファームウェアアップグレードを開発する。ブロック504では製品開発チーム128は、このファームウェアアップグレードをシステムハブ120に対してアップロードする。サービスポータル130は次いで、サービス要員監督者又は意志決定者134に対してアップグレードの参照及び承認を可能にする。アップグレードを承認した後に監督者134はブロック506で示したように、そのアップグレードをシステムハブ120から接続サーバ118にアップロードする。
図1Aに示した実施形態では監督者134は、腎臓治療装置100に対するサービス提供やメンテナンス及び患者との関係のメンテナンスを担当するサービス要員132a〜132nとは異ならせている。サービス要員監督者134は、アップグレードを接続サーバ118に送るかどうかを判定する権限を有するのみならず、監督者134はさらにどの装置100がアップグレードを受けるかを指定すること(装置100全部でない場合)、及びアップグレードを拒絶すること、或いは改良のためにこれを製品開発チーム128に戻すことも可能である。アップグレードが接続サーバ118に達することを許容した後にサービス要員132a〜132n又はそのうちの指定された者は、ブロック508に示したようにサービスポータル130を通じてファームウェアアップグレードを参照することが可能である。一実施形態では製品開発チーム128は、システムハブ120を通さずにファームウェアアップグレードを接続サーバ118に直接アップロードしている。
【0083】
[00183]上で考察したようにサービス要員132a〜132nは、患者との日々の関係を管理している。サービス要員132a〜132nは、患者スケジュールを熟知していると共に、患者がファームウェアアップグレードを受け取るべきときを決定するための最適な位置にいる。例えばサービス要員132a〜132nは、自分たちが通常サービス提供している腎臓治療装置100に関するメンテナンス及び動作スケジュールが分かっている。患者の装置100がファームウェアアップグレードに関して必要な部分を直ぐに受け取るようにスケジュール設定されている場合は、サービス要員132a〜132nはこの新たな部分がインストールされるまで待った後で患者の腎臓治療装置100上にファームウェア(新たな部分を必要とする)をアップグレードすることが可能である。
【0084】
[00184]各サービス要員132a〜132nはブロック510で示したように、その指定された腎臓治療装置100のうちのどれがそのファームウェアアップグレードを受け取るべきかを選択する。ブロック512で示したように選択された腎臓治療装置100上で接続エージェント114が次にオンになった時点で、エージェントがオンになるのを待っている接続サーバ118はブロック514で示したように、選択された腎臓治療装置100にそのアップグレードを送る。
【0085】
[00185]一実施形態では選択された腎臓治療装置100はブロック516で示したように、アップグレードを受け容れるか否かを判定することがある。選択された腎臓治療装置100がそのアップグレードを受け容れない場合、ブロック516及び長円の終了で示したようにプロセス500は終了する。選択された腎臓治療装置100のうちのいずれかがアップグレードを受け容れた場合、ブロック518で示したように対応する患者はそのアップグレードをインストールしたいかどうかに関してプロンプトを受ける。選択された腎臓治療装置100を用いている患者がアップグレードするように選択しなれば、ブロック520及び長円の終了で示したようにプロセス500は終了する。選択された腎臓治療装置100を用いている患者がアップグレードするように選択すると、ブロック522で示したようにそのアップグレードが実行されると共に腎臓治療装置100は患者にソフトウェアがアップグレードされたことを知らせる。幾つかの国は法律によって、患者のファームウェアのアップグレード前に患者承認を得なければならないことを要求する。一実施形態ではシステム110はブロック518及び520において、患者承認を要求する国にある腎臓治療装置100のみについてはファームウェアアップグレードを受け容れるかどうかのプロンプトを患者に出すことを必要とする場合がある。
【0086】
[00186]腎臓治療装置100は、以前のソフトウェアバージョンに戻す能力を保持することができてもよい。例えばファームウェアアップグレードが壊れている場合や、腎臓治療装置100上のファームウェアが壊れた場合に、腎臓治療装置100は一実施形態で以前の破損のないソフトウェアバージョンに戻すことができる。代替形態として腎臓治療装置100は以前のソフトウェアバージョンへ戻すことができない。ここでソフトウェアが壊れている又は壊れた場合は、新たなソフトウェアがインストールされるか、腎臓治療装置100が新たな腎臓治療装置100に取り替えられる。
【0087】
[00187]サーバ118にある接続サービスは、どの患者がアップグレードを受け取ったかや、どのサービス要員132a〜132nがそのアップグレードに関与したかなどファームウェアアップグレードに関連するすべての事象を記録する。接続サーバ118は、アップグレードプロセスの様々なステップが記録されるように且つシステム110上の各装置100の目下のソフトウェアバージョンをいつでも容易に取得可能となるように、シリアル番号、追跡番号及びソフトウェアバージョンを記憶する。
図5の長円の終了においてプロセス500は終了する。
【0088】
規則評価を伴う診療担当者ダッシュボード
[00188]診療担当者は、その診療担当者の患者のリスト及び各患者ごとにその患者に対する処置がどのように知らされたかを示すファイルを参照することが可能である。処置ファイルは、達成した流量、限外ろ液除去、達成した限外ろ過速度、治療進行全体にわたる血圧、体重、その他を含め、腎臓治療装置100内のログファイルから導出される。診療担当者は例えば血液透析(例えば、短時間毎日、夜間、隔日及び隔夜のような下位カテゴリをもつ)、腹膜透析(例えば、連続周期的腹膜透析(「CCPD」)、タイダルのような下位カテゴリをもつ))などの受け取った処置の種別、監督する医師、又は以下で説明する通知を含む多数のカテゴリを基準として患者のリストを分類することが可能である。診療担当者はまた、患者スナップショット及びその週、その月又はその他の期間ごとの概要を参照することが可能である。
【0089】
[00189]ウェブポータル150は、処置中に起こった事象に関する通知を有する診療担当者ダッシュボードを提供している。一実施形態ではその通知は、異なる通知条件に対応して異なる色相をもたせた色付きフラグを含む。診療担当者は、ダッシュボード上に出現する赤色又は黄色のフラグをどの事象に生成させるかを選択することが可能である。一実施形態ではこのフラグ設定値は、診療所特異的であり患者特異的ではない。したがって、ある種の事象に関して通知されるようにした選択は、その診療所の患者又はその診療担当者の症例下の患者のすべてに対して適用される。例えば診療担当者は、処置の継続が4時間未満だった場合にダッシュボード上に黄色フラグを出現させるように規則を設定することがある。次いでこの規則は、当該診療所の患者又はその診療担当者の患者看護下の患者のすべてに適用されることになる。ダッシュボードは例えば黄色フラグによって、任意の患者が4時間未満しか継続していない処置を受けたことを示す。
【0090】
[00190]別法として又は追加として、患者特異的な通知が存在することが可能である。例えば診療担当者は、患者Aについての継続が4時間未満だった場合にダッシュボード上に黄色フラグを出現させるように設定することがある。ダッシュボードは次いで、患者Aについてのみこの規則を当てはめると共に、患者Aに関する処置の継続が4時間未満である場合にのみ黄色フラグを生成させている。ここで診療担当者は、各患者ごとに個別にフラグを設定することが可能である。ダッシュボードはこの個別化式の実施形態であっても複数の黄色フラグを示すことがあるが、このフラグは診療所の患者又は診療担当者の患者看護下の患者すべてに対しては適用しないことがある。
【0091】
[00191]さらに、同じ診療担当者又は異なる診療担当者がある特定の処置に関するある1つ又は複数の通知をすでに検討したことがあるかどうかを示すインジケータが存在することがある。例えばダッシュボードを検討している診療担当者がある処置に関するフラグと当該フラグの隣にあるインジケータとを確認した場合に、その診療担当者は自分又は別の診療担当者がこの処置フラグ及びその対応する原因をすでに検討したことがあることが分かる。
【0092】
[00192]この通知は、診療担当者が設定した規則又は設定値に基づいて評価される。規則又は設定値が変更されると、フラグが再評価される。ダッシュボードは、最新の更新済み通知規則を反映している。例えば診療担当者が以前には処置中に警報が3回鳴った場合に通知をするような通知規則を設定していたが警報が2回鳴った場合に通知をするようにその規則を変更した場合、この変更に従ってフラグが再評価される。したがってここでは、以前には(3回の警報が必要であったときは)現れなかったフラグ(2回だけの警報を示す)を出現させることができる。ダッシュボードは、更新された規則に基づいて更新される。ウェブポータル150は各診療担当者及び各診療所に対して、具体的なニーズを満たすように処置条件のフラグ付けを適応させることを可能にする。
【0093】
[00193]
図6は、この規則を処置データと突き合わせて評価しこのデータをダッシュボード上に提示している規則又は基準を設定するための例示のプロセス600について説明している。ここで
図6を参照すると診療担当者は長円の開始で開始して、ブロック602で示したようにウェブポータル150を通じて通知規則を設定する。次いで接続サーバ118はブロック604で示したように、ログファイルをシステムハブ120に送る。システムハブ120はブロック606で示したように、このログファイルを通知規則に基づいて評価する。次いでシステムハブ120はブロック608で示したように、ログファイルからの情報及び評価結果をウェブポータル150に送る。ウェブポータル150は、
図12Aに示したようなダッシュボードや
図30Aに示したようなダッシュボードなどのダッシュボードを表示する。ダッシュボードはブロック610で示したように、評価済みの通知規則の結果を示している例えばチェックマークや感嘆符(
図12A、
図30A)などのアイコンを表示する。次いで診療担当者はブロック612で示したように、診療担当者がダッシュボードを参照中であってもウェブポータル150を通じて通知規則を変更することが可能である。診療担当者がブロック612に示したように通知規則を変更するように選択した場合、ウェブポータル150はブロック614で示したように、変更された通知規則をリアルタイムで評価すると共にダッシュボードを更新する。ウェブポータル150はこの第2の評価についてシステムハブ120における処理を使用することがあり、或いはウェブポータル150は変更された通知規則を局所的に評価することがある。プロセス600は長円の終了で終わりになる。
【0094】
セキュリティ
[00194]一実施形態ではシステム110は、ある種の変更を実装可能にする前に検証情報を要求することによってセキュリティ機能を提供する。一例ではシステム110は、すでに認証を受けると共にウェブポータル150にログインしているユーザが、ある種の変更をした後にその変更を実際に実装する前に再度自分のパスワードをウェブポータル150に入力しなければならないことを必要とする。ここではそのセキュリティ機能は第2ユーザ認証を含む。さもなければシステム110は、ある変更が第2のユーザによって承認された場合にのみシステム内にその変更が実装されることを必要とすることがある。ここではそのセキュリティ機能は、権限を与えられた承認者によって入力された承認である。
【0095】
[00195]ここで
図7を参照すると、セキュリティ及びセットアッププロセス700は、新たなユーザを生成すること及び新たなデバイス又は処置プログラムを送付することのために使用される例示のセキュリティプロセスを示している。長円の開始でプロセス700が開始された後に、ブロック702で示したように診療所管理者が生成されると共に2次の認証によって確認を受ける。次いで診療所管理者はブロック704で示したように、デバイス管理ロール(
図18A〜18Eに関連して以下で説明する)によって診療所ユーザを生成させると共に、この診療所ユーザの生成を2次の認証によって確認している。
【0096】
[00196]次いでこの生成された診療所ユーザはブロック706で示したように、システム110にログイン可能であると共に、ユーザセットアップブロック704で確立された検証情報を入力することによって認証される。次いで診療所ユーザはブロック708で示したように、デバイス又は処置プログラムの生成及び/又は更新を行うことが可能である。診療所ユーザはブロック710で示したように、生成された又は更新されたデバイスプログラムを送付しており、2次の認証によってその送付が確認される。
【0097】
[00197]一実施形態ではシステムハブ120は、デバイスプログラムが腎臓治療装置100に送られる前に、生成された又は更新されたデバイスプログラムを暗号化している。腎臓治療装置100はブロック712で示したように、この暗号化されたデバイスプログラムを接続サーバ118を介してシステムハブ120からダウンロードすると共に、患者識別記号(例えば、患者生年月日)及び/又はプログラム設定値を確認する。腎臓治療装置100は、デバイスプログラムに対してタグ付けされたデータを腎臓治療装置100のメモリ内に記憶された同種のデータとマッチングさせることによってその情報を検証することがある。次いで患者はブロック714で示したように、デバイスプログラム設定値を確認する又は受け容れる。次いでプロセスは、セキュリティ及びセットアッププロセス700に関する長円の終了によって示したように終了する。
【0098】
[00198]一実施形態ではシステム110は、セキュリティを強化するための様々な規則を実装することがある。例えばシステムハブ120及び/又は接続サーバ118は、システム110とリンクさせたすべての腎臓治療装置100のインターネットプロトコル(「IP」)アドレスの記録をとどめることがある。腎臓治療装置100を当該腎臓治療装置100に通常関連付けされるIPアドレス以外の異なるIPアドレスに配置させた場合、システム110は第2のユーザ(例えば、第2の承認者)が腎臓治療装置100に対する新たなデバイス又は処置プログラムの送付を承認することを必要とすることがある。
【0099】
[00199]その他の事象も2次的ソースからの承認を要求することがある。例えば診療所管理者がデバイス管理ロール(
図18A〜18E)によって診療所ユーザを生成しようとする場合、システム110は指定された者による2次的承認を要求することがある。さもなければ診療所ユーザがデバイスプログラムの生成及び/又は更新を試みた場合に、指定された者によって2次的承認が要求されることがある。さらに別の例では、デバイスプログラムが生成され又は更新されるときには常に、診療所管理者又は診療所管理者が指定した者が、新たなデバイスプログラム又は更新に関して診療所の管理者/所員に知らせるための電子メールを受け取ることがある。
【0100】
[00200]システム110はまた、様々な腎臓治療装置に関する様々なデバイスプログラム及び設定値に対してなされている変更の総回数を監視及び追跡することがある。システム110は、所与のタイムフレーム内においてある回数の変更を予期することがある。デバイスプログラム設定値に対する変更回数が予期される変更回数をあるしきい値量だけ越えた場合に、システム110はセキュリティ違反が生じたと結論付けて自身をシャットダウンさせることがある。予期される回数はある特定の診療所に関して、その診療所内の患者に関して、又はこれら両方に関して設定されることがある。
【0101】
ウェブポータル
[00201]診療担当者及び患者は、在宅医用デバイスシステム110に関する情報に対して、システムハブ120を介してシステム110の残りの部分にリンクさせたウェブポータル150を介してアクセスすることが可能である。
図8は、ウェブポータル150からの患者へのアクセスが可能な様々なページを説明している患者の表示デバイス(Patient’s display device)192上の例示の患者サイトマップ800を示している。患者は、サイトマップ800のランディングページ(Landing Page)802に到達し、ログインページ(Login)804においてログインするようにプロンプトを受ける。ログインが失敗した場合は、ログイン失敗ページ(Login Failure)806が表示され、この後で患者は再度ログインを試みることができる。数回にわたって(例えば、3回)ログインを失敗すると、システム110はアカウントロックページ(Locked Account)808を提供する。患者が以前にログインしたことがなければシステム110は、ページ(Create Password)810においてアカウント及びパスワードを生成するように、またページ(Accept Term and Conditions)812において諸条件を受け容れるように患者にプロンプトを出す。患者が首尾よくシステム110にログインした後に、システム110は患者に対して患者ダッシュボード(Patient Dashboard)814を表示する。患者ダッシュボード814から患者は、処方画面(View Prescription)816において自分のデバイスプログラムをまた在庫画面(View At Home Inventory)818において患者の居宅内在庫を参照することが可能である。処方画面816は装置100が患者について現在実行する処置(又は、複数の処方指示が使用可能な場合は処置選択肢)を示している。在庫画面818は、患者が目下の居宅に有しておくべき補給品を示している。患者は、システム110にとって入手できない情報によって在庫画面818を更新する(例えば、使えなくなった在庫品や患者の居宅内在庫からなくなった在庫品を差し引く)ことがある。システム110は、患者がこのような調整を行ったことをログ記録することがある。
【0102】
[00202]診療担当者はまた、ウェブポータル150を在宅医用デバイスシステム110に関する情報を得るために使用する。診療担当者は一般に、個々の患者と比べてより多くの情報にアクセスすることができる。一実施形態では診療担当者は、ウェブポータル150を通じて自分の患者の各々に関する情報を参照することが可能である。一実施形態ではウェブポータル150は、ある診療所に属する診療担当者が他の診療所の患者や診療担当者に関する情報を見ることができないという意味で「診療所中心的(clinic−centric)」である。看護師や診療担当者は診療所に関連付けされることがあり、したがって所与の診療所についてはそのすべての患者を参照することが可能である。しかし医師は、患者に関連付けされており診療所には関連付けされないことがあり、したがってシステム110は医師に対して診療所に関連付けされたすべての患者の参照を許可しないことがある。ウェブポータル管理者(通常は、ある特定の診療所の診療担当者や看護師)によって、ある医師がどの患者を参照可能であるかが指定される。
【0103】
[00203]
図9は、診療担当者の表示デバイス192上に表示される例示の診療担当者サイトマップ900を示している。診療担当者サイトマップ900は診療担当者に対してアクセス可能なページを、患者の患者サイトマップ800が含むページと比べてさらに多く含む。診療担当者はランディングページ(Landing Page)902に到達し、ログインをするようにプロンプトを受ける。ログイン失敗があった場合は、画面(Login Failure)904が表示される。システム110は、試みが数回失敗した後にアカウントロックページ(Locked Account)906を提供する。初回においてユーザは、画面(Create Password)908においてログイン及びパスワードを生成するようにまた画面(Accept Term and Conditions)910において諸条件を受け容れるようにプロンプトを受ける。システム110はまた、診療担当者が自分のログイン電子メールアドレス又はパスワードを忘れた又は入れ間違えた場合に画面(Forget Email)912及び画面(Forget Password)914においてヘルプを提供する。
【0104】
[00204]ログインが終わると診療担当者は、患者特異的なレポートの参照が可能なダッシュボード(Dashboard)916を参照することが可能である。患者特異的なレポートは、処置概要画面(Treatment Summary (HHD Specific))918及び患者スナップショット画面(Patient Snapshot (HHD Specific))920上に示される。ダッシュボードからシステム110はまた、診療担当者に対して患者管理画面(Patient Management)922における処置パラメータの設定を可能にする。患者管理画面922は、患者情報の取得、患者の検索及びユーザの非アクティブ化など患者に関連する管理タスクのための画面を含む。患者管理画面922は、担当医治療承認画面(図には含まず)と、治療処方指示画面(
図10)と、デバイスプログラム画面(
図16A〜16G)と、患者設定値画面(
図15B、35A及び35B)と、システム設定値画面(
図15C及び36A〜36D)と、を含む。診療担当者はまた、ダッシュボードから診療所管理(Clinic Management)画面924にアクセスすることが可能である。診療担当者はまた、アカウント設定(図示せず)、アクセスレポート(Reports)画面926又はレポート参照(Report View)画面928にアクセスすることが可能である。
【0105】
[00205]
図10は、診療担当者の表示デバイス192上に表示される治療処方指示画面(Therapy Prescription)1000の一例(本明細書では補給品注文管理画面と呼ぶこともある)を示している。治療処方指示又は補給品注文管理画面1000の左上隅において、ウェブポータル150内の診療担当者に関する主要なカテゴリ選択を提供している。主要カテゴリの各々へのリンクには、患者情報、治療処方指示、デバイス処方指示、患者設定値及びシステム設定値を含む。本明細書においてデバイス処方指示のことを、代替として及び交換可能にデバイスプログラムと呼んでいる。目下の画面1000は治療処方指示画面であるため、リスト上で「治療処方指示」がハイライト表示されている。画面1000からその他の任意の主要なカテゴリに移動するためには、診療担当者はこれ以外のリンクのうちの1つを選択する。
【0106】
[00206]治療処方指示画面1000は診療担当者に対して、処置のために患者に送達させる製品及び補給品を選択することを可能にする。診療担当者は画面1000内に、1週間あたりの処置回数(Treatments per week)1004、処方指示が期限切れかどうか(Enable Prescription Expiration)1006及び処置の継続時間(Treatment Duration)1008を入力する。画面1000はまた診療担当者に対して、製品及び付属品に関する検索(Search)1010の実行が可能であり、次いで診療担当者の検索対象となった様々な製品に関するリスト1012が提示される。このリストされた様々な製品1012から診療担当者は医師の処方指示に従って、どの製品1014を患者に送るかを選択する。画面1000で選択された補給品は次いで患者の居住地に送達される。ここでも治療処方指示画面1000は、企業資源計画システム140とリンクさせた請求及び発注データベース142に記憶された医師の処方指示に従って操作される。換言すると診療担当者は、医師の処方指示に準拠した又は医師の処方指示に従った製品だけしか注文することができない。
【0107】
[00207]システム110は診療担当者に対して、テンプレート選択(Apply template to this prescription)1002においてテンプレートを利用することを可能にする。このテンプレートは様々な種類の処方指示について生成されており、このためテンプレート選択1002においてスクロールダウンメニューからある特定の処方指示を選択するとその診療担当者に関する製品及び量のリストが指定され、個々の各フィールド1014についてチェックを外したり選択したりする必要がない。テンプレートを選択することによって診療担当者は、既存の製品組からの選択が可能となり、これにより診療担当者は補給品の初期ストックについて迅速に注文を出すことができる。このテンプレートは、多くの患者が同じ補給品を必要とするような標準的な処方指示を用いているため極めて便利である。
【0108】
[00208]
図11は、診療担当者が治療処方指示テンプレートを生成することを可能にする、診療担当者の表示デバイス192上に表示される例示の治療処方指示テンプレート画面(Therapy Prescription Template)1100を示している。診療担当者は、ボックス1102においてテンプレート名(Template Name)を、ドロップダウンメニュー1104において1週間あたりの処置回数(Treatments per week)を、チェックボックス1106において処方指示が期限切れか否かを、ドロップダウンメニュー1108において期限満了日(Expiration Date)を、またドロップダウンメニュー1100において処置継続時間(Treatment duration)を、入力することが可能である。次いで診療担当者はさらに、製品検索(Search)1112を入力すること及び診療担当者が患者に出荷することが可能な様々な異なる製品をリストし選択することが可能である。次いでこれらの選択のすべては、将来使用するために保存されると共に、
図10に示した治療処方指示画面にあるフィールド1002内において当該テンプレートが選択されたときに適用される。
【0109】
診療担当者ダッシュボード
[00209]
図12Aは、診療担当者の表示デバイス192上に表示される診療所向けの例示のダッシュボード画面1200を示している。ダッシュボード画面1200は一実装形態では、ウェブポータル150にログインした際に見る最初の画面である。ダッシュボード画面1200は、当該診療所が扱っている患者に関する情報の概要を提供する。ダッシュボード画面内の情報は患者の健康又は状態に関する臨床的評価ではなくまた医学的助言を提供するものではなく、患者に関する情報の概要を診療担当者に提供するものであることを理解されたい。患者は、縦列1202に示した名前(患者名)を基準としてリスト表示されている。ダッシュボード1200は、診療担当者がドロップダウンメニュー1212に示したようなフィルタを適用することを可能にしてもよい。例えば診療担当者は図示した実施形態では、患者種別(図示せず)によって、ドロップダウンメニュー1212における担当医によって、又は患者のステータス(図示せず)によってダッシュボード内の情報をフィルタリングすることが可能である。診療担当者はまたダッシュボード内の情報を、チェックボックス1214を用いて通信が存在していない処置だけを表示させるように、或いはチェックボックス1216を用いてフラグが作成されている処置だけを表示させるようにフィルタリングすることが可能である。このフィルタによって診療担当者は、所望の特定の情報に焦点を合わせることが可能である。
【0110】
[00210]様々なアイコン1204、1206及び1208は、当該患者がある特定の日に実行した処置に関する情報を示している。アイコン1204、1206及び1208は、様々な種別の事象を示すことがある。例えばアイコン1204は、ある処置を首尾よく実行し終えたことを示すために使用されることがある。アイコン1206は、重大ではなく且つ即座に対処を要しないが将来的には厳密な監視を要するような事象に関して診療担当者に通知するために使用されることがある。アイコン1208は例えば、即座に対処を要する事象について診療担当者に通知するために使用されることがある。
【0111】
[00211]ユーザは、リンク1218を用いて凡例(Legend)にアクセスすることができる。ユーザがリンク1218を選択すると、ポップアップウィンドウ又は新たな画面1250が現れる。
図12Bは、ダッシュボード画面1200上に出現させることが可能な様々なアイコンについて説明しているような、診療担当者の表示デバイス192上に表示される例示の凡例画面1250を示している。アイコン1204は、処置が「Ok」に移行したことを示している。アイコン1208は、高プライオリティフラグを示している。アイコン1206は、通常プライオリティのフラグを示している。アイコン1210は、ある特定の処置について患者に関連付けされた腎臓治療装置100と通信したことがないことを示している。
【0112】
[00212]再度
図12Aを参照するとダッシュボード画面1200はさらに、ウェブポータルの様々な部分に診療担当者がアクセスすることを可能にするためのナビゲーションタブを含むことがある。例えばナビゲーションタブは、ダッシュボード(Dashboard)タブ1220と、レポート(Reports)タブ1221と、テンプレート(Templates)タブ1222と、ユーザ(Users)タブ1223と、を含む。診療担当者は、関連するナビゲーションタブを選択することによってウェブポータル150の様々な部分にアクセスすることが可能である。ナビゲーションタブは例示の一実施形態では複数の画面上にすべての時点で出現している。
【0113】
[00213]例示の一実施形態では、タブ1220などのナビゲーションタブを選択することによって、さらに多くのナビゲーション選択肢が表示される。
図13Aは、診療担当者の表示デバイス192上に表示される、ダッシュボード画面1200から起動させることが可能な例示の患者スナップショット画面1300を示している。
図12Aで指摘したダッシュボードタブ1220を選択することによって、
図13Aのようにダッシュボードタブ内にダッシュボード参照リンク(View Dashboard)1302、患者スナップショット参照リンク(View Patient Snapshot)1304及びデバイス設定値参照リンク(View Device Settings)1306などのナビゲーション選択肢が表示される。患者スナップショット画面1300は、個々の患者に関して診療担当者に詳細な情報を提供する。スナップショット画面1300は、血圧(Blood pressure)1308、心拍数(Heart Rate)1310及び除去済みUF体積(UF Volume Removed)1312などの情報を提供する。
【0114】
[00214]診療担当者はまた、例えばドロップダウンメニュー1318を用いて指定の処置データをフィルタリングすることが可能である。診療担当者は、患者スナップショット画面1300内で処置データに関してどの側面を参照するのかを指定することが可能である。図示した実施形態では診療担当者が患者体積を選択している。診療担当者はまた、ドロップダウンメニュー1320を用いてタイムフレームを選択することによって情報をフィルタリングすることが可能である。図示した実施形態では診療担当者は、7日間のタイムフレームにわたる処置データを参照するように選択している。ドロップダウンメニュー1320を用いて7日間を選択すると、指定の患者に関する7日分のデータを示しているカレンダー表示1322が得られる。この場合も患者スナップショット画面1300上において、
図12Bについて上で説明したのと同じアイコン及びアイコンに関する説明を表示している凡例(Legend)1324へのリンクが設けられている。
【0115】
[00215]
図13Bは、診療担当者の表示デバイス192上に表示される患者スナップショット画面1300上に表示されることがある追加的な情報を示している。患者スナップショット画面1300は例えば、1キログラム当たりの限外ろ過速度(UF Rate per Kilogram)1314及び患者の体重(weight)1316を表示する。
【0116】
[00216]
図14Aは、患者に対して実行されるある特定の処置に関する微細化した詳細を提供している、診療担当者の表示デバイス192上に表示される例示の処置概要画面1400を示している。処置概要画面1400は、カレンダー1322内の日付のうちから1日を選択することによって起動させることが可能である。図示した実施形態ではユーザによって、2010年7月31日が選択されている。
図14Aは、チャート1402で示したように2010年7月31日分の処置に関する情報を表示している。
【0117】
[00217]処置概要画面1400から診療担当者は、チャート1401にあるフラグ記号の意味を確認することが可能である。診療担当者は、チャート1402においては日付、開始時間及び総透析時間を、チャート1404においては処方指示されたデバイスプログラムを、またチャート1406においては様々な処置事象に関する正確な時間を表している表形式で全体処置概要ログを確認することも可能である。画面1400は診療担当者の表示デバイス192上の表示により
図14Bに続いている。
図14Bに示したように診療担当者は、チャート1408においては流体管理細目を、チャート1410においては処置用量に関する情報を、チャート1412においてはヘパリン細目を、チャート1414においては透析器使用延長データを、チャート1416においては血圧を、チャート1418においてはパルス細目を、チャート1420においては比較目的で取られた処置前サンプルを、またチャート1422においては処方指示されたデバイスプログラムに関する詳細を確認することが可能である。診療担当者はまたチャート1424において、腎臓治療装置100のデバイスID及び腎臓治療装置100と水処理デバイス108のソフトウェアバージョンを確認することが可能である。
【0118】
[00218]
図15Aは、診療担当者の表示デバイス192上に表示される、ダッシュボード画面1200から起動させることが可能な例示のデバイス設定値画面1500を示している。デバイス設定値画面1500は、患者が使用中の様々なデバイスプログラム、患者設定値及びシステム設定値に関する関連統合情報を表示すると共に、さらに診療担当者が患者看護の様々な側面にアクセス可能となるように統合された箇所又は画面を提供する。デバイス設定値画面1500から診療担当者は、デバイスプログラム(Device Programs)1502、患者設定値(Patient Settings)1504又はシステム設定値(System Settings)1506に関する情報にアクセスすることが可能である。デバイスプログラム1502の下で診療担当者は、当該患者について記憶されている様々なデバイスプログラムのすべてを参照することが可能である。例えば
図15Aの図示した実施形態では患者は、短時間毎日1508、夜間1510及び「デバイスプログラム3」と題する第3のプログラム1512という3つの異なるデバイスプログラムを使用している。診療担当者は、リンク1514を用いて当該患者について新たなデバイスプログラムを生成することが可能である。診療担当者は、デバイスプログラム1502、患者設定値1504又はシステム設定値1506を措置縦列1516にあるリンクを用いて参照又は編集することが可能である。デバイス設定値画面は、デバイスプログラム、患者設定値又はシステム設定値のいずれかを変更した最後の者も変更者縦列1518を用いて表示している。さらに変更の日付は、変更日縦列1520を用いて示されている。
【0119】
[00219]診療担当者は、
図15Bに示した診療担当者の表示デバイス192上に表示される患者設定値画面1530を用いて腎臓治療に関するある種の設定値を変更することが可能である。患者設定値画面1530は、
図15Aの患者設定値セクション1504の下で参照又は編集を選択することによって得ることが可能である。患者設定値画面1530で行った変更によって、次の処置をどのように実行するかが変更されるが、システムハブ120には報告されない。これに代えてこれらの変更は、次の処置後にシステムハブ120にログファイルが送られるときにシステムハブ120に伝達される。患者設定値は一般に、患者に対してどのように処置を表示させるかに影響を及ぼし、したがって医師の承認は必要としないような設定値に関わるものである。
【0120】
[00220]
図15Bの診療担当者の表示デバイス192上に表示される患者設定値画面1530において診療担当者は、前と同様に診療担当者が事前に選択した設定値からなる群を迅速且つ簡単に指定し埋め込むことを可能にする診療所テンプレート1532を適用することが可能である。患者設定値画面1530上において診療担当者は、入力部1534において処置データ間隔を、ドロップダウンメニュー1536において血液サンプルプロンプトを、ドロップダウンメニュー1538においてパルスプロンプトを、ドロップダウンメニュー1540において立位血圧プロンプトを、ドロップダウンメニュー1542において座位血圧プロンプトを、ドロップダウンメニュー1544において透析液薬品サンプルプロンプトを、ドロップダウンメニュー1546において透析液マイクロサンプルプロンプトを、ドロップダウンメニュー1548において水組成サンプルプロンプトを、またドロップダウンメニュー1550において水マイクロサンプルプロンプトを指定することが可能である。これらのドロップダウンメニューは、そのプロンプトに関する頻度設定値(例えば、装置100がどのくらいの頻度で患者にリストされた情報を求めるプロンプトを出すか)を設定する。診療担当者は、キャンセルボタン1554と送付ボタン1552を用いて、患者設定値をそれぞれキャンセル又は送付することが可能である。一実施形態では患者は、腎臓処置に関する様々な設定値を変更するために患者設定値画面1530にアクセスすることが可能である。
【0121】
[00221]
図15Cは、診療担当者の表示デバイス192上に表示されるシステム設定値画面1570の例示の画面ショットを示している。システム設定値画面1570によって診療担当者は、システムの動作に関連する様々な設定値を設定することが可能となる。診療担当者は、前と同様に診療担当者が事前に選択した設定値からなる群を迅速且つ簡単に指定し埋め込むことを可能にする診療所テンプレート1572を適用することが可能である。システム設定値画面1570はまた診療担当者に対して、ドロップダウンメニュー1574で示したように言語種別を選択すること、ドロップダウンメニュー1576によって時間フォーマットを指定すること、ドロップダウンメニュー1578によって日付フォーマットを指定すること、ドロップダウンメニュー1580によって数値フォーマットを指定すること及びドロップダウンメニュー1582によって体重の単位を指定することが可能である。
【0122】
[00222]システム設定値画面1570はまた診療担当者に対して、診療担当者パスワード1584の指定を可能にする。この後で腎臓治療装置100に対して患者の居宅から行おうとするあらゆる変更については診療担当者パスワードが必要となる。例えば患者が自宅にいて腎臓治療装置100のための設定値のいずれかの変更を望む場合、患者は診療担当者パスワード1584を与えられている必要があるか、診療担当者パスワード1584を知っている診療担当者が患者の居宅にいて腎臓治療装置100に診療担当者パスワード1584を入力する必要があるかのいずれかとなる。診療担当者パスワードはしたがって、権限を与えられたユーザだけが腎臓治療装置100に関する設定値を患者の居宅から変更することが可能であることを確実にするセキュリティレイヤーを提供する。
【0123】
[00223]システム設定値画面1570(例えば、オンラインの血液透析向け)はまた診療担当者に対して、酸構成1586(例えば、ジャグ(jug)内に酸があるかどうか)、水システムフィルタパック構成1588、水システム拒絶弁設定1590及び在宅デバイス設定1592の指定を可能にする。治療が異なればシステム設定値(例えば、腹膜透析に関する透析液デキストロースレベル)が異なることになる。一実施形態では、ウェブポータル150を通じて使用可能な画面や選択肢の多くは、腎臓治療装置100上に現れる画面や選択肢に対応するようにコード化されている。例えば腎臓治療装置100を通じてアクセスを受ける在宅デバイス設定は、ユーザが腎臓治療装置100を無効化することを可能にする。
図15Cを通じてアクセスを受ける在宅デバイス設定1592は診療担当者に対して、装置を遠隔で完全にオフにすることを可能にする。診療担当者は、送付ボタン1594を用いてこれらの設定値を送付することや、キャンセルボタン1596を用いて設定値に対する任意の変更をキャンセルすることが可能である。
【0124】
デバイスプログラム
[00224]
図16A〜16Gは、腎臓治療装置100が患者の居宅において腎臓処置をどのように実行するかを制御するパラメータの値を診療担当者が設定することを可能にする、診療担当者の表示デバイス192上に表示される例示のデバイスプログラム画面1600を示している。
図16A〜16Gでは、様々なフィールドやパラメータが診療担当者によって指定される。このフィールドやパラメータは、患者に関する医師の処方指示から得られたものである。以下に示すようなフィールドやパラメータによって患者は、1つ又は複数のパラメータについてある値の範囲から値を選択することが可能となる。
【0125】
[00225]治療処方指示画面の場合と同様に、デバイスプログラム画面16A〜16Gはまた、診療担当者がスクロールダウンメニュー1602においてテンプレートを適用するための選択肢を提供する。この場合もこのテンプレートによって診療担当者はあるテンプレートを選択することによって複数のパラメータに関する事前に選択した値を同時に入力できるため、これらのテンプレートは便利である。例えば診療担当者は、それぞれ同じ処置継続時間、血流量及びヘパリン用量が必要な多くの患者を有していることがある。診療担当者は、テンプレートに認識可能な名前を付けて、このテンプレートの下に重複使用される値を保存しておくことができる。診療担当者が複数の患者の腎臓治療装置100に対してこれらの設定値を適用することを希望する場合、診療担当者はテンプレートを選択することが可能であり、デバイスプログラム画面1600上で各フィールドを指定する必要がない。したがってデバイスプログラムの生成又は変更の際に、このテンプレートはフィールドに値を事前に埋め込んでいる。ここから診療担当者は埋め込まれたフィールドを変更することが可能である。幾つかのフィールドだけを変更するような場合に、このテンプレートによって診療担当者の時間及び労力が節減される。このテンプレートによって腎臓治療の設定が単純化されるが、設定値はこれによらずに医師の処方指示に基づいたものである。このテンプレートは、以下で考察する処置デバイス設定値の任意の1つ又は幾つか、或いは全部に関連させることが可能である。デバイスプログラム画面16A〜16Gに関するテンプレートについて
図17A及び17Bでさらに説明している。
【0126】
[00226]デバイスプログラム画面1600は、全般(General)タブ1604(
図16A)、血流(Blood Flow)タブ1606(
図16B)、透析液(Dialysate)タブ1608(
図16C)、流体管理(Fluid Management)タブ1610(
図16D)、ヘパリン(Heparin)タブ1612(
図16E)、バックフラッシュ選択肢(Backflush Option)タブ1614(
図16F)及び「その他(Other)」とラベル付けされた別のタブ1616(
図16G)などの様々なタブを包含している。
【0127】
[00227]水平バー1618は、様々なタブ1604〜1616の各々にリストされた様々な縦列を説明したものである。水平バー1618は、タブ1604〜1616上の同じ項目をリストしたものであり、診療担当者が値を設定すること、患者設定可能な範囲を設定すること、及びさらにこれらの値を患者編集可能にするかどうかを指定することが可能であることを示している。水平バー1618において患者編集可能でないとマーキングした処置機能は患者によって変更することができない。例えば診療担当者は、あるカテゴリ又はその一部分が患者により編集可能でないと指定し、これにより患者がこれらの値に関する設定値を変更できないようにすることが可能できる。さもなければ診療担当者は、ボタン1619を用いて患者がある種の値を編集し得るように指定することが可能である。ある例では診療担当者はまた、以下でさらに詳細に説明するような範囲内で値を編集させるように患者に柔軟性を許容することがある。診療担当者によるこれらの値の変更を不可能にして、システム内にハードコード化された「Yes」と「No」1617によって示されるように診療担当者による制御を受けないようなある種の項目が存在する可能性がある。ここでは診療担当者は単に、腎臓治療装置100が可能にする範囲でのみ設定値の変更が可能である。したがって腎臓治療装置100は、診療担当者がその域内に留まらなければならないような装置限界値又は範囲を有することがある。
【0128】
[00228]
図16Aにおいて診療担当者の表示デバイス192上に表示されるデバイスプログラム画面1600は、アクセス種別(Access Type)1624(以下で考察する)が患者編集可能でないことを示している。アクセス種別(例えば、単一針(通常は、毎夜)、2重針短時間毎日、2重針夜間、2重針隔日(「EOO」)、2重針隔夜(「EON」))は、その他の多くのパラメータや機能に影響を及ぼすような包括的なパラメータや機能である。これは医師の処方指示に関する根本的部分の1つ(唯一の根本的部分でないとしても)でもある。したがってこの機能については、他の機能について例えばその機能の変更によって他の機能の範囲の変更を必要とすることになる場合と異なり、ロックされている。診療担当者は、あるカテゴリ又はその一部分について別の診療担当者がその設定を変更できないようにロックすることも可能である。さもなければある診療所に関する管理者は、あるカテゴリ又はその一部分についてその設定後に診療担当者が誰も設定を変更できないようにロックすることがある。
【0129】
[00229]デバイスプログラム画面1600で診療担当者は、入力部ボックス1620においてデバイスプログラム名を、ドロップダウンメニュー1622において患者が使用している透析器モデルを、ドロップダウン又はスクロールダウンメニュー1624において処置又はアクセス種別を、またフィールド1626において時間と分の両方のフィールドを有する処置継続時間を、指定することが可能である。デバイスプログラム画面1600はまた診療担当者に対して、設定範囲1628の指定を可能にする。
【0130】
[00230]患者は自分のスケジュールや気分に適したときに腎臓処置を適合させること(ただし、適合は許容範囲の域内とする)が可能であることが有利である。例えば患者は、長時間の処置を実行するだけ十分に良好な気分でないことがあり、先約があることがあり、或いは何かより短時間の処置の実行を希望するような状況にあることがあり得る。診療担当者が受容可能な範囲を指定することを可能にし、次いで装置100によって実行する実際の値を患者に選択させることによって、患者はその処置をある程度管理し自律することができる。患者選択は重要である。しかしどんな場合であっても、患者が(医師の処方指示ごとに)診療担当者が設定した範囲外でパラメータ設定値を変更することや、診療担当者により設定済みの範囲を変更することは不可能である。システム110はまた、診療担当者が上で説明した装置限界値内に留まるように強制する。換言すると診療担当者は指定の値と範囲とを設定する。診療担当者が指定する範囲は、その装置によって制限されている。次いで患者は、診療担当者が指定した範囲内で値を変化させることが可能である。
【0131】
[00231]
図16Bは、選択1630において単一針血流量を、選択1632において2重針血流量を、入力部1634において正ポンプ圧を、また入力部1636において負ポンプ圧を診療担当者が指定することを可能にするような、診療担当者の表示デバイス192上に表示されるデバイスプログラム画面1600の血流タブ1606を示している。図示した実施形態では血流量は、診療担当者が最小流量と最大流量を設定することを可能にすると共に、患者にこの間での値の選択を可能にする。
【0132】
[00232]ポンプ圧力は、血液及び透析液ポンプ(血液透析用)、透析液ポンプ(腹膜透析用)、代用ポンプ(血液ろ過及び血液透析ろ過用)、薬剤ポンプ(薬剤送達用)、その他を動作させる圧力である。例えばポンプが空圧式ポンプである場合、その圧力はポンプの空圧動作圧を設定することによって設定される。
【0133】
[00233]
図16Cは、診療担当者の表示デバイス192上に表示されるデバイスプログラム画面1600の透析液タブ1608を示している。タブ1608は診療担当者に対して、入力部1638において透析液流量を、またドロップダウンメニュー1640において透析液処方指示を指定することを可能にする。透析液流量は、透析器(血液透析の場合)又は患者(腹膜透析の場合)へ及びこれらから透析液をポンピングする際の流量である。透析液処方指示は、処置に使用される透析液の導電率を計測することによって一般に計測される透析液の化学的構成に関連する。
【0134】
[00234]
図16Dは、ドロップダウンメニュー1642において呼び水方法を、入力部1644において目標体重を、入力部1646において最大UF体積を、入力部1650において最大UF流量を、入力部1652においてリンスバック体積を、入力部1654において総リンスバック体積を、入力部1656において流体注入体積を、入力部1658において総流体注入を、また入力部1660において追加流体注入を診療担当者が指定することを可能にする、診療担当者の表示デバイス192上に表示されるデバイスプログラム画面1600の流体管理タブ1610を示している。
【0135】
[00235]呼び水方法は、処置の開始前に患者が血液セット内の呼び水流体を透析液で置き換えることを希望するか否かを含むことが可能である。目標体重とは、処置の終了時点における患者の希望する体重である。限外ろ過とは、患者が自分の目標体重に到達するために処置の間に患者から除去しなければならない血漿又は水の量である。UF流量とは、UFを患者から除去している処置中のある任意の時点の流量のことである。リンスバック体積とは、患者に血液を戻すプロセスの一部として処置の終了時点で与えられる流体の体積のことを意味する。透析液の体積に対する流体注入体積が低血圧事象に応答して患者に与えられる可能性がある。
【0136】
[00236]
図16Eは、診療担当者の表示デバイス192上に表示されるデバイスプログラム画面1600のヘパリンタブ1612を示している。ヘパリンタブ1612は診療担当者に対して、ボタン1662を介して統合したヘパリンを使用するかどうかを、ドロップダウンメニュー1664において負荷用量方法を、入力部1666において負荷用量体積を、選択1668において負荷用量保持時間を、選択1670においてヘパリン注入速度を、入力部1672においてヘパリン停止時間を、また入力部1674においてヘパリンボトル体積を指定することを可能にする。
【0137】
[00237]負荷用量保持時間とは、処置の開始前に患者にヘパリンボーラスを与えた後でシステムが待機する時間量のことを意味している。ヘパリン速度とは、処置中に血液回路にヘパリンを送達させる速度のことである。ヘパリン時間とは、患者が血液を通常凝固に戻すことを可能にするようにヘパリン送達を停止する処置の終了前の時間のことである。ボトル体積では、処置全体において送達するために使用可能なヘパリンがどの程度であるかを設定する。
【0138】
[00238]
図16Fは、診療担当者に対してドロップダウンメニュー1676においてバックフラッシュ体積をまたドロップダウンメニュー1678においてバックフラッシュ頻度を指定することを可能にするような、診療担当者の表示デバイス192上に表示されるデバイスプログラム画面1600のバックフラッシュ選択肢タブ1614を示している。ドロップダウンメニュー1676におけるバックフラッシュ体積は、透析器が詰まるのを防止するために透析器に送られる透析液の体積量のことである。この体積量はまた患者にも付与される。腎臓治療装置は、この流体を除去するためにそのUF流量を自動的に補償しており、したがって流体管理の観点からは流体転送は正味ではゼロである。ドロップダウンメニュー1678におけるバックフラッシュ頻度は、バックフラッシュボーラスがどの程度の頻度(分単位)で与えられるかであり、これにより処置全体にわたってバックフラッシュ頻度率でのプログラムされたバックフラッシュ体積の送達の自動化が可能である。
【0139】
[00239]
図16Gは、診療担当者に対してドロップダウンメニュー1680における停滞血液時間限界と透析器クリアランスしきい値1682との指定を可能にするような、診療担当者の表示デバイス192上に表示されるデバイスプログラム画面1600の「その他」タブ1616を示している。診療担当者はまた、患者による一時的切断1684の使用を可能にするかどうかを設定することが可能である。ドロップダウンメニュー1680における停滞血液時間は、処置が停止されてリンスバックが始まる前に処置中に血液ポンプをどの程度の長い時間一時停止にできるかを設定している。ドロップダウンメニュー1682における透析器クリアランスしきい値は、一実施形態において再使用される透析器に関する最小クリアランス値を設定している。透析器の実際のクリアランスがあるしきい値未満に下がった後に、その透析器は交換しなければならない。したがってしきい値を下げると、透析器の寿命が上昇する可能性はあるが、透析器の寿命が終わるときにはクリアランスが低下することが見込まれる。
【0140】
[00240]一時切断選択1684において診療担当者は、患者が処置中に装置から外れることを可能にするかを決定することが可能である。例えば患者は処置中に、トイレに行ったり何かの用事をしなければならないことがある。一時切断を可能とした場合に患者は、処置を中断すること、血液針から外れること、及び何か留意を要することに向かうことが可能である。血液チューブ内の血液は典型的には、患者が装置から外れることが可能になる前に患者にリンスバックされる。診療担当者は、患者がリンスバックし、切断し次いで再接続したとしても快適でないことがあり、またしたがって選択1250において一時切断を許可しないように選択することがある。
【0141】
[00241]フィールドのすべてを埋め込んだ後に診療担当者は、診療担当者の表示デバイス192上に表示されるデバイスプログラム画面1600上で入力された設定値を腎臓治療装置100に送るための
図16Gにある送付ボタン1686を選択する。一実施形態では診療担当者は、腎臓治療装置100の設定に対して権限を与えられた診療担当者だけが変更を行っていることを保証するために、送付ボタン1686を選択したときに自分の身元を明らかにすることが必要とされることがある。実際に診療担当者は、既存のデバイスプログラムに対する変更の実施又は新たなデバイスプログラムの制作を開始しただけでも識別番号を入力するように要求されることがある。一実施形態では送付ボタン1686を選択すると、縮約された(例えば、1ページの)フォーマットでデバイスプログラムの概要を提供する確認画面(図示せず)に至る。次いで診療担当者は、デバイスプログラムの各設定が正しいことを確認する。
【0142】
[00242]一実施形態では送付ボタン1686では治療装置100にデバイスプログラムを送らない。これに代えて送付ボタン1686は、デバイス設定値画面1500(
図15A)でリストされたデバイスプログラムに新たなデバイスプログラムを送るだけである。この方式では診療担当者は、必ずしも装置100にデバイスプログラムを送ることを要することなくそれぞれが医師の処方指示を満たす複数のデバイスプログラムを生成することが可能である。このことは、所望の場合に診療担当者による後からの補足や相談の機会を可能にする。さらに、同じ患者について診療担当者が装置100に複数のデバイスプログラムを送ることが明示的に企図される。したがって患者は、患者が例えば週ごとの柔軟性を有することができるように短時間、例えば、短時間毎日、夜間、EON、EODに関するデバイスプログラムを有することが可能である。
【0143】
[00243]削除ボタン1688によって診療担当者は、指定のデバイス又は処置プログラムを削除することが可能となる。一実施形態では診療担当者は、プログラムが処置又はデバイスプログラムの患者の保有庫から実際に削除又は除去される前に、自分がそのプログラムを削除したいのかどうかを確認しなければならない。一実施形態では送付ボタン1686及び削除ボタン1688は診療担当者がプログラムの送付やタブ1604〜1616のうちの任意の1つからのプログラムを削除することを可能にするようにタブ1604〜1616の各々の上に出現させている。
【0144】
[00244]上で考察したように新たなデバイスプログラムが患者によって承認されるまで装置100は処置を実行することはないが、ACPU112を介した動作のために最終的にダウンロードとなる前に患者は依然として新たなデバイスプログラムを検討し受け容れなければならない。したがって患者は、新たなデバイスプログラムに問題があるかどうか(例えば、新たな設定値が古い設定値から根本的にかけ離れているかどうかや、患者が新たな設定値では快適でないかどうか)を確認することが可能である。患者は、診療所に連絡をとると共に、新たなデバイスプログラムを検討することが可能である。
【0145】
[00245]一実施形態では、設定値が腎臓治療装置100に送付され且つ送られた後は、この設定値は診療担当者パスワード(
図15C)を用いてのみ変更可能である。診療担当者は、デバイスプログラム画面1200上においてパラメータの値を選択する際に、ウェブポータル150において診療担当者パスワードを指定する。設定値に対する変更が患者の居宅にある腎臓治療装置100でなされようとする場合、診療担当者は先ずそのパスワードを入力する。その後に設定値を変更することができる。
【0146】
[00246]上で考察したように、事前に選択した値を手軽に入力するためにテンプレートが提供されている。テンプレート値は、デバイスプログラムを改善するために変更されることがある。
図17Aは、ウェブポータル150の様々な部分に関するテンプレートを作成するために使用可能であるような、診療担当者の表示デバイス192上に表示される例示のデバイス設定テンプレート画面1700を示している。デバイス設定テンプレート画面1700によって診療担当者は、デバイスプログラムの生成の際の設定値の埋め込みに使用するためのデバイスプログラムテンプレート1706、患者設定値の埋め込みに使用するための患者設定値テンプレート1708、及びシステム設定値の埋め込みに使用するためのシステム設定値テンプレート1710を生成、参照及び編集することが可能となる。デバイス設定テンプレート画面1700を用いて生成されたテンプレートがデバイス設定値画面1500において値を埋め込むために使用可能であるため、デバイス設定テンプレート画面1700はデバイス設定値画面1500(
図15A)の同じ要素のうちの多くを包含している。診療担当者は、デバイス設定テンプレート画面(
図17A)及びフラグ規則画面(
図17C〜17E)まで進むためにリンク1702及び1704を選択することが可能である。
【0147】
[00247]
図17Bは、診療担当者がデバイスプログラム画面1600(
図16A)下の全般タブにおいて上で説明したパラメータの値及び設定範囲を指定するために使用可能であるような、診療担当者の表示デバイス192上に表示されるテンプレート1720を示している。診療担当者は、フィールド1712内でテンプレート名を指定することが可能である。
図16B〜16Gで説明した各タブについて、追加的なテンプレート画面(図示せず)が使用可能である。
【0148】
[00248]腎臓処置の間には多くの数の事象が発生しており、これを装置100はそのログファイル内に記憶する。在宅医用デバイスシステム110は、関連のある処置事象や条件に関して診療担当者に通知するための効率のよい方法を提供している。診療担当者は、最大の関心事である事象や条件を指定することが可能である。これらの事象が起きたとき又は条件が満たされたり満たされなかったりしたときに、システム110は関連する通知をトリガし患者の処置データを検討する診療担当者に対して表示させる。
【0149】
[00249]
図17Cは、診療担当者が通知をトリガする縦列1752に示した様々な処置事象を選択することを可能にする、診療担当者の表示デバイス192上に表示される例示のフラグ規則画面1750を示している。このフラグ規則画面は、ウェブポータル150のテンプレート部分の下に組織化させて示しているが、ウェブポータル150の異なる部分の下に組織化させることもある。縦列1752の各処置事象ごとにフラグ規則(Flag Rule)画面は、縦列1754内において当該事象に関する指令(Instructions)を、また縦列1756内において当該事象に関するトリガ(Triggers)を表示する。
図17Cに示したように診療担当者は、処置継続時間1764と、血流及び血液体積1766と、流体制御1768と、に関係するフラグ規則を設定することが可能である。
【0150】
[00250]フラグ規則画面1750はまた診療担当者に対して、第1の通知アイコン1758と第2の通知アイコン1760のいずれかを作成するパラメータ1762を指定することを可能にする。フラグ規則画面1750によって診療担当者は、診療担当者が
図12Aで説明したダッシュボード1200上のフラグ又は通知をトリガするように要望する様々な事象又は条件を迅速に指定又はチェック付けすることが可能である。診療担当者は、アラートをトリガする縦列1752内の事象に関連する様々な値をチェック付けする又は指定することが可能である。異なる通知アイコン1758及び1760はトリガすることが可能な異なるアラートを示している。通知アイコン1758及び1760は、ダッシュボード1200内に現れることになるアイコンである。通知アイコン1758及び1760については、凡例画面1250(
図12B)で説明されている。
【0151】
[00251]
図17Dは、システムアラート、警報又は障害1770に関連する事象もまた診療担当者の表示デバイス192上に表示されるフラグ規則画面1750上のフラグ規則をトリガ可能であることを示している。診療担当者は、送付(Submit)ボタン1774又はキャンセル(Cancel)ボタン1772のそれぞれを用いて設定値を送付又はキャンセルすることが可能である。
【0152】
[00252]
図17Eは、診療担当者の表示デバイス192上に表示されるフラグ規則1790の設定の一例を示している。図示した実施形態では診療担当者は、短時間処置が早く終わった(1776)ときに通知アイコンを介してダッシュボード画面1200上にアラートを受けることを望んでいる。診療担当者は、ある処置が30分以上短くなったときにダッシュボード画面1200上に通知アイコン1758が出現するようにパラメータ1762を設定する。診療担当者はまた、処置が例えば60分、90分又は120分又はこれ以上短くなったときにダッシュボード画面1200上に通知アイコン1760が出現するようにパラメータ1762を設定することが可能である。
【0153】
ユーザ管理
[00253]
図18Aは、診療担当者の表示デバイス192上に表示されるユーザ画面1800の例示の画面ショットである。一実施形態では、診療所管理者のみがユーザタブ1223にアクセス可能である。ユーザタブ1223が選択されると診療所管理者は、
図18Aに示したように画面の左側においてユーザリストの参照1802、ユーザのメンテナンス1804及びユーザの追加1806を行うことができる。図示した実施形態ではその診療所管理者は、ハイライトで表したようにユーザリスト参照1802を選択している。ユーザリストにおいて診療所管理者は、電子メールアドレス(ユーザ名)1808、ユーザの名前1810、ユーザのロール(Role)1812、ユーザのステータス1814及びユーザリスト内の当該ユーザエントリ上で実行し得る様々な措置(Actions)1816を参照することが可能である。
【0154】
[00254]診療所管理者は、ユーザメンテナンス1804を選択し、選択した特定のユーザに関する情報をメンテナンスすることがある。診療担当者の表示デバイス192上に表示されるユーザ画面1800を表した
図18Bに示したように、ユーザメンテナンスリンク(Maintain User)1804が選択されると、それが目下の選択であることを示すためにハイライトされる。ユーザメンテナンス1804を選択することによって診療所管理者に対して、ユーザ情報(User Information)1818、サイトアクセス(Site Access)1820及び患者アクセス(Patient Access)1822というさらに3つのタブが表示される。
図18Bに示した画面上で診療所管理者はさらに、ユーザ削除ボタン(Remove User)1824を用いてユーザを削除することが可能である。診療所管理者がユーザに関する情報を記入又は更新した後、診療所管理者は送付ボタン(Submit)1825を用いてこの情報を送付することが可能である。
【0155】
[00255]診療所管理者はまた、ユーザのロールを指定するためにサイトアクセスタブ1820を選択することがある。ユーザは、ロールのうちのその複数を同時に有することがある。各ロールは、ユーザに対してある種の機能及び能力をロック解除する又は開放する。診療所管理者は、ユーザに対して当該ユーザについて選択された1つ又は複数のロールに基づいてどの程度の支配権を与えるかを指定することが可能である。例えば
図18Cの診療担当者の表示デバイス192上に表示されるユーザ画面1800に示したように、ユーザは基本ロール(Basic)1826、デバイス管理ロール(Device Management)1828、デバイステンプレート管理ロール(Device Template Management)1830及びユーザ管理ロール(User Management)1832という4つのロールのうちの1つ又は幾つかを与えられる又は引き受けることがある。基本ロール1826はユーザに対して、処置情報を含む患者情報、デバイス設定値及びレポート(ダッシュボード画面1200を含む)を参照する能力を付与している。デバイス管理ロール1828はユーザに対して、デバイス設定値を生成及び編集する能力を付与している。デバイステンプレート管理ロール1830はユーザに対して、診療所デバイステンプレート及び診療所フラグ規則を生成及び編集する能力を付与している。ユーザ管理ロール1832はユーザに対して、診療所スタッフユーザを生成及び編集する能力を付与している。システム110に対する漸進的なアクセスに対応するために、単一ユーザに対して複数のロールを与えることがある。図示した実施形態ではユーザのDr.John Parkerには、選択1826のチェックボックスで示したように基本ロールが付与されている。
【0156】
[00256]診療所ユーザはまた、
図18Dに示したように診療担当者の表示デバイス192上に表示される患者アクセスタブ1822を選択することがある。患者アクセスタブ(Patient Access)1822によって診療所管理者は、患者アクセスのどの種別をユーザが有することが可能かを指定することができる。ユーザは患者アクセスを有しないこと、すべての患者へのアクセスを有すること、又は限定された患者アクセスを有することがある。ユーザが限定された患者アクセスを有するときはそのユーザは、ある指定された患者(図示せず)に関する情報にのみアクセスすることが可能である。例えば限定された患者アクセスは、医師に自分の患者へのアクセスだけを与えるために用いることができる。診療所管理者はまた、
図18Eにおいて診療担当者の表示デバイス192上に表示されるユーザ画面1800に示したようなリンク(Add User)1806を用いてユーザを追加することが可能である。
【0157】
レポート
[00257]
図19〜29は、診療担当者の表示デバイス192上に表示されるウェブポータル150において診療担当者に提示される例示のレポートを示している。このレポートにはレポートタブ1221(
図12A)からアクセスすることが可能である。
図19は、診療担当者に対して処置日付(Treatment Start Date)1902を含む表形式とした患者の処置履歴、利用したデバイス処方指示(又は、デバイスプログラム)の名称(Device Prescription Applied)1904、処置の平均継続時間(Average Duration of Treatment)1906、事象フラグの平均数(Average Number of Event Flags)1908、平均収縮期拡張期血圧(処置前)(Average Systolic Diastolic BP Pre)1910、平均収縮期拡張期血圧(処置後)(Average Systolic Diastolic BP Post)1912、処置前後の平均パルス(Average Pulse Pre/Post)1914、処置前後の平均体重(Average Weight Pre/Post)1916、平均目標体重(Average Target Weight)1918、処置前後の除去済み平均UF体積(Average UF Volume Removed Pre/Post)1920、及び処置前後の1キロ当たりの平均UF流量(Average UF Rate per Kilo Pre/Post)1922の参照を可能にするような、診療担当者の表示デバイス192上に表示される例示の患者処置履歴レポート1900を示している。
【0158】
[00258]
図20は、診療担当者に対して指定されたタイムフレームにわたって指定の患者が使用する製品又は消耗品の量の確認を可能にするような、診療担当者の表示デバイス192上に表示される例示の患者使用レポート2000を示している。患者使用レポート2000において診療担当者は、処置月(Treatment Month)2002、使用した透析器(Dialyzer)2004、使用した血液処置セット(Blood treatment set)2006、使用した酸濃縮液(Acid concentrate)2008、使用した重炭酸塩濃縮液(Bicarbonate concentrate)2010、使用した水前置フィルタ(Water pre-filters)2012及び使用した配水ループ(Water distribution loop)2014を参照することが可能である。
【0159】
[00259]
図21は、診療担当者に対して透析器に関する情報の参照を可能にするような、診療担当者の表示デバイス192上に表示される例示の透析器ステータスレポート2100を示している。透析器ステータスレポート2100によって診療担当者は、処置日付(Treatment Start Date)2102、透析器使用(Dialyzer usage)2104、各処置ごとの拒否の割合(% decline)2106、処置の継続時間(Treatment duration)2108、ヘパリン保持時間(Heparin Hold Time)2110、注入したヘパリン体積(Heparin Volume Infused)2100及びヘパリン停止時間(Heparin Stop Time)2114を参照することが可能である。
【0160】
[00260]
図22は、診療担当者に対して診療所で使用される様々な製品や消耗品の参照を可能にするような、診療担当者の表示デバイス192上に表示される例示の診療所使用レポート2100を示している。診療所の使用レポート2100において診療担当者は、処置月(Treatment Month)2202、患者名(Patient Name)2204、患者の生年月日(Patient DOB)2206、患者ID(Patient ID)2208、診療所患者ID(Clinic Patient ID)2210、透析器(Dialyzer)2212、血液処置セット(Blood treatment set)2214、酸濃縮液(Acid concentrate)2216、重炭酸塩濃縮液(Bicarbonate concentrate)2218、水前置フィルタ(Water pre-filters)2220及び配水ループ(Water distribution loop)2222を参照することが可能である。
【0161】
[00261]
図23は、診療担当者に対して診療所全体に関する平均値を含む診療所に関するバイタル統計及び個々の患者ごとのバイタル統計の参照を可能にするような、診療担当者の表示デバイス192上に表示される例示の診療所バイタルレポート2300を示している。診療所バイタルレポート2300によって診療所は、患者名(Patient Name)2302、患者の生年月日(Patient DOB)2304、患者ID(Patient ID)2306、診療所患者ID(Clinic Patient ID)2308、平均開始血圧(Average Starting BP)2310、平均終了血圧(Average Ending BP)2312、平均開始パルス(Average Starting Pulse)2314、平均終了パルス(Average Ending Pulse)2316、月の最終日の目標体重(Target weight (last day of month))2318、処理した血液体積(Blood Vol processed)2320、透析時間数(Hours dialyzing)2322、処置回数(Number of treatments)2324及び処置1回あたり除去した平均体積(Avg Vol Removed per Tx)2326を参照することが可能である。
【0162】
[00262]
図24は、診療担当者に対して患者名(Patient Name)2402、患者の生年月日(Patient DOB)2404、患者ID(Patient ID)2406、診療所患者ID(Clinic Patient ID)2408、患者ステータス(Patient Status)2410、治療開始日(Therapy Start Date)2412、処置回数(Number of treatments)2414、処置時間数(Hours of Treatment)2416及び事象フラグの数(Number of Event Flags)2418を表示しているような、診療担当者の表示デバイス192上に表示される例示の診療所処置履歴レポート2400を示している。
【0163】
[00263]
図25は、診療担当者の表示デバイス192上に表示される例示のデバイス処方指示履歴レポート2500を示している。デバイス処方指示履歴レポートによって診療担当者は、腎臓治療装置100に関する設定値が最後に変更された時点(Last Modified On (Date/Time of change))2502、誰が変更したか(Last Modified By (name of user))2504を参照することが可能である。次いでデバイス処方指示履歴レポート2500は、異なる日付における様々な設定値の履歴をリストする。デバイス処方指示履歴レポートは各日付2502ごとに、透析器モデル(Dialyzer Model)2506、処置種別(Treatment Type)2508、処置継続時間(Treatment Duration)2512、血流量(Blood Flow Rate (mL/minute))2514、最大正ポンプ圧(Max Positive Pump Pressure (mmHg))2516、最大負ポンプ圧(Max Negative Pump Pressure (mmHg))2518、最大透析液流量(Max Dialysate Flow Rate (mL/min))2520、透析液処方指示(Dialysate Prescription)2522、呼び水方法(Prime Method)2524、及びリンスバック体積(Rinseback Volume (mL))2526をリストしている。
【0164】
[00264]
図26は、診療担当者に対して警報タイムスタンプ(Alarm Timestamp)2602、発せられたアラートの種別(Summary of Alert/Alarm/Caution Type)2604、オペレータがいつ対処したか(Operator Action Timestamp)2606、及びオペレータが何を要求したか(Details of the Operator Requested action during the treatment)2608など腎臓処置中に警報が発せられた時点及び理由の参照を可能にするような、診療担当者の表示デバイス192上に表示される例示のオペレータ関与レポート2600を示している。
【0165】
[00265]
図27は、様々な時間2702について処置前後の収縮期拡張期血圧2704及び2706、処置前後のパルス2708及び処置前後の体重2710を表示しているような、診療担当者の表示デバイス192上に表示される例示の処置スナップショットエクスポートレポート2700を示している。
【0166】
[00266]
図28は患者が入力した愁訴をリストしている診療担当者の表示デバイス192上に表示される例示の日別愁訴レポート2800を示しており、また
図29は愁訴に応答するために取られたステップをリストしている診療担当者の表示デバイス192上に表示される例示の愁訴調整レポート2900を示している。
【0167】
バーコード読取機
[00267]
図1Aに示したように、一実施形態ではタブレット122はカメラ136を含む。カメラ136は、腎臓治療装置100で用いられる補給品や腎臓治療装置100の構成品上にある又はこれに関連付けされたバーコードやその他の識別用記号を読み取るために用いられることがある。カメラ136は、バーコード、赤外線、レーザー、熱式及びサーモグラフィという種類のうちのいずれとすることもできる。
【0168】
[00268]カメラ136は一実施形態では、消耗品をスキャンするために用いられる。例えば患者は、腎臓治療装置100によって処置を実行するための補給品又は消耗品の送達を受けることがある。この消耗品は、各々がその消耗品に関する情報(例えば、ヘパリンの量及び濃度や血液セットが提供される透析器の種別)を包含したバーコード又は識別子を有する容器(例えば、ヘパリンのボトルやバッグに入った血液セット)に入れられることがある。患者は、バーコード又は識別子を写真撮影するかスキャンしてヘパリンの濃度、量その他又は透析器の種別(例えば、容量融通型)を特定するためにタブレット122のカメラ136をバーコード又は識別子に向けることができる。バーコード又は識別子を識別するためのソフトウェアは一実施形態では、タブレットのオペレーティングソフトウェア及びユーザ情報ソフトウェアと一緒に装置100によってタブレット122に提供されている。タブレット122はこのヘパリン、透析器やその他の情報を腎臓治療装置100に伝達する。ACPU112はこのヘパリンに関して受け取った情報を処理すると共に、ヘパリン濃度、量、その他が腎臓治療装置100にダウンロードされた処方指示又はデバイスプログラムに従って正しいことを検証する。同じチェックは、透析器、酸濃縮液、重炭酸塩濃縮液やその他のディスポーザブル物品の項目についても所望により実施することが可能である。一実施形態ではACPU112は、腎臓治療装置100内に記憶されたルックアップテーブルにアクセスするか、代替形態では腎臓治療装置100内に記憶されたデバイスプログラムにアクセスし、スキャンされた又は写真撮影されたバーコードに関連付けされた消耗品が正しい消耗品であることを保証している。視覚的検証のためのタブレット122上への表示のためにACPU112は、タブレット122に消耗品の動画を送るか、又はタブレット122に消耗品の動画を呼び出させることが企図される。
【0169】
[00269]この方式ではACPU112は、患者が腎臓治療装置100で使用しようとする消耗品(例えば、ヘパリンボトル)がデバイスプログラム内に包含された処方指示データに従って正しいボトルであることを検証することが可能である。識別子又はバーコード読取機の働きをするタブレットのカメラ136は、消耗品に対する検証を実行し、正しい消耗品が出荷され且つ選択されたことを患者が手作業で検査や検証する必要がないようにすることが可能であることを理解されたい。在宅医用デバイスシステム110全体にわたる複数の患者は、各自が従う処方指示やデバイスプログラムが異なるため消耗品について異なる濃度又は量を用いている可能性が高い。したがって、誤った種類又は量の消耗品が患者に出荷される可能性もあり得る。さもなければ患者は、同じ消耗品について様々な種類及び/又は量を求めているような複数のデバイスプログラムを処方指示されていることがある。バーコード読取機の働きをするタブレット122のカメラ136によれば在宅医用デバイスシステム110を用いている患者は、ある特定のデバイスプログラムについて正しい消耗品が用いられていることを簡単且つ高信頼性に検証することが可能となる。
【0170】
[00270]タブレット122から装置100に送られた消耗品識別情報が患者の処方指示の情報を一致しない場合、装置100は一実施形態では警報を出すと共に診療担当者に送るためにその事象がログ記録される。この不一致はまたタブレット122上にも表示される。この不一致は、患者が目下の消耗品での継続を希望する場合に、患者がこれを覆して受け容れ可能にする種類であることがある。患者は、この不一致を清算するように代用の消耗品を選択しスキャンする機会を与えられることがある。これを行うためにはタブレット122は患者に対して、タブレットカメラ136を使用してその代用の消耗品のバーコード又は識別子の写真を撮影するように指令する。後続の写真によって処方指示の一致が得られた場合、処置の継続が許可されると共に、サーバへの送達のために消耗品不一致エラー訂正メッセージがログ記録される。
【0171】
代替的な診療担当者ダッシュボード
[00271]ここで
図30A〜43Dを参照すると、診療担当者に観察される画面に関する様々な実施形態及び態様を示している。様々な機能によって、治療の処方指示と最適化及び患者処置監視など診療担当者が実行する特定のタスクについて有益となる方式で画面が一体に結び合わされている。様々な機能には、遠隔式の補給品注文及び処方指示の設定、テンプレートの再使用可能性、異なる画面で入力された値の相互依存性、腎臓治療パラメータに関する矛盾する値の入力の防止、及び患者の居宅にある治療装置とシステムハブとの間での通信をオンとオフに切替えている接続エージェントを介したデータ(例えば、処方指示設定値、処置を記録するログファイル及びファームウェアアップグレードを含む)のフロー制御が含まれる。
図30A〜43Dで説明したこれらの機能のうちの少なくとも幾つかは、
図10〜18Eと連携して使用することができる。
【0172】
[00272]
図30Aは、診療担当者の表示デバイス192(
図1B)上に表示される診療所向けの例示のダッシュボード画面3000である。ダッシュボード画面3000は一実装形態では、ウェブポータル150にログインした時点で診療担当者に観察される画面である。ダッシュボード画面1200(
図12A)と同様にダッシュボード画面3000は、ある特定の診療所が取り扱っている患者に関する情報の概要を提供する。診療担当者に提示されるダッシュボードは患者に提供された腎臓治療の種別に応じて様々となる可能性がある。例えばダッシュボード画面1200は診療担当者に対して腎臓治療装置100を介して在宅血液透析を受ける患者に関する情報を表示する一方、ダッシュボード画面3000は同じ又は異なる診療担当者に対して腎臓治療装置100を介して腹膜透析を受ける患者に関する情報を表示する。ダッシュボード1200(
図12A)及び3000(
図30A)は、診療担当者がある種類のダッシュボード(例えば、血液透析)から別の種類のダッシュボード(例えば、腹膜透析)に切替えることを可能にするボタン又は入力デバイスを有することが企図される。
【0173】
[00273]診療担当者の表示デバイス192は代替形態として、血液透析患者と腹膜透析患者を含むような統合型のダッシュボードを表示させることがある。この統合型ダッシュボードは、患者が血液透析患者であるか腹膜透析患者であるかを示すこと、及び診療担当者に対して治療種別による(例えば、患者が血液透析治療を受けるか腹膜透析治療を受けるかに基づく)患者のフィルタリングを可能にすることが企図される。ダッシュボード画面3000はまた、診療担当者が治療サブカテゴリ(自動腹膜透析患者と連続携行式腹膜透析患者との対比など)によって分類することを可能にしてもよい。別の例では診療担当者は、単一針夜間と2重針日中血液透析との対比に従って分類することが可能である。
【0174】
[00274]
図30Aでは患者は縦列3002に示した名前を基準としてリストされている。ダッシュボード画面1200(
図12A)と同様にダッシュボード画面3000は診療担当者に対して、ドロップダウンメニュー3012及び3013によって示したようなフィルタの適用を可能にすることがある。例えば診療担当者は図示した実施形態ではダッシュボード内の情報を、患者種別(図示していないがこの種別は男性か女性か、年齢、溶質搬送種別、受けるのが血液透析か腹膜透析か、その他)によって、ドロップダウンメニュー3012において主治医によって、又はドロップダウンメニュー3013において処置進行によって、フィルタリングすることが可能である。項目3014で示したようにダッシュボード画面3000は、指定された日付範囲(例えば図示した実施形態では、2011年7月25日〜2011年7月31日)に行われた処置に関する情報をレポートすることが可能である。
【0175】
[00275]様々なアイコン3004、3006、3008及び3010は、指定の日付に当該患者によって実行された処置に関する情報を示している。これらのアイコンは、ダッシュボード画面1200(
図12A)のアイコンと同様に様々な種別の事象を示すことがある。図示した実施形態では、チェックマークアイコン3004は当該日において処置が予定通り進行したことを意味している。感嘆符1つのアイコン3006が付いたフラグは、重大ではなく且つ即座に対処を要しないが将来的に厳密な監視を要するような事象を示している。感嘆符2つのアイコン3008が付いたフラグは、即座に対処を要する事象を示すことがある。Xアイコン3010は、指定の処置について当該患者に関連付けされた装置100と連絡がないことを示している。
【0176】
[00276]ダッシュボード画面3000はまた、ウェブポータル150の様々な部分に診療担当者がアクセスすることを可能にするためのナビゲーションタブを含むことがある。例えばダッシュボード3000にあるナビゲーションタブは、臨床的(Clinical)タブ3015、顧客サービス(Customer Service)タブ3016、レポート(Reports)タブ3017、診療所設定値(Clinic Settings)タブ3018及びユーザ(Users)タブ3019を含むことがある。診療担当者は、関連するナビゲーションタブを選択することによってウェブポータル150の様々な部分にアクセスすることが可能である。ナビゲーションタブは、例示の一実施形態では複数の画面上に常時現れており、したがって異なるダッシュボード画面を互いに結び合わせる役割をする。画面3000のある種のタブは目下のユーザに対して、例えばそのユーザが患者であるか診療担当者であるか又は診療所管理者であるかに基づいてこれらのタブへのアクセスが与えられた場合にのみ現れることがある。
【0177】
[00277]タブ3015は、患者スナップショット及び処置概要画面にアクセスしある特定の診療所が取り扱っている患者に関するデバイス設定値を参照及び編集するため、並びにユーザがダッシュボード3000から先に進んだ場合でダッシュボード3000に戻るために用いられる。タブ3016は、連絡及び送達情報、治療、溶液及びディスポーザブル物品情報、個々の患者に関する注文情報などの情報を参照及び編集するため、並びにある特定の診療所が取り扱っている患者のリストにさらなる患者を追加するために用いられる。タブ3017は、患者、診療所、治療装置の構成品、及び処置中に起こった事象に関係する様々なレポートを参照するために用いられる。タブ3018は、デバイス設定値テンプレート及びダッシュボード3000上にフラグを生成するフラグ規則を参照及び編集するために用いられる。タブ3019は、以下で説明する様々な画面の幾つか又は全部にアクセス可能な権限を与えられたユーザについて参照、メンテナンス及び追加するために用いられる。
【0178】
[00278]
図30Bに示したように患者ポップアップ(Patient Pop-up)3020は、診療担当者が縦列3002にリストされた患者のうちの1人の上でクリックしたときにダッシュボード画面3000上に出現する。患者ポップアップ3020は、選択した患者に関する追加的な情報3022と、さらにアイコンをまたしたがって選択した患者に関する処置月全体にわたる処置成果情報を提供するカレンダー参照3024と、を提供する。患者ポップアップ3020はまた、ユーザ(例えば、診療担当者)がリンク3026を介して患者スナップショットにアクセスする、又はリンク3028を介してデバイス設定値を参照することを可能にしてもよい。患者スナップショット3026及びリンク3028を介したデバイス設定値については以下で詳細に説明することにする。
【0179】
[00279]再度
図30Aを参照するとユーザは、ダッシュボード画面1200(
図12A)のリンク1218と同様にリンク3018を用いて凡例にアクセスすることが可能である。ユーザが凡例リンク3018を選択すると、ポップアップウィンドウ又は新たな画面3050が現れる。
図30Cは、ダッシュボード画面3000に出現させることが可能な様々なアイコンの意味を説明するために診療担当者の表示デバイス192上に提供される例示の凡例画面3050を示している。上で考察したようにアイコン3004は、処置が「Ok」になったことを示している。アイコン3006は、通常プライオリティのフラグを示している。アイコン3008は、高プライオリティフラグを示している。アイコン3010は、ある特定の日について当該患者に関連付けされた腎臓治療装置100と通信がなかったことを示している。
【0180】
[00280]
図30Aのアイコン3011は処置検討インジケータであり、これにより処置検討インジケータに関連付けされた処置が診療担当者によって検討済みであるかどうかが示される。例えば図示した実施形態では処置検討インジケータ3011は診療担当者に対して、診療担当者によって2011年7月30日の処置がすでに検討済みであることを示している。したがってダッシュボードを参照している診療担当者に対して、高プライオリティフラグ3008でマーク付けされた2011年7月30日の処置がすでに検討済みであることが知らされる。処置検討インジケータ3011はまた、高プライオリティフラグ3008が検討されたという記録の役割をする。処置検討インジケータ3011がなければ、診療担当者がログインしてダッシュボードを参照するたびに診療担当者に幾つかは即座に注目を要するような様々なフラグを確認することがあるがこれらのフラグがすでに検討済みのものであるかどうかが分からないことになる。
【0181】
[00281]アイコン3012は、患者がある日に複数の処置を実行したことを示している。フラグアイコン3006及び3008を含むアイコンのうちの1つ又は幾つかは、アイコンに関するさらに詳細な情報を参照するために選択することが可能である。このフラグの選択は例えば、ある特定の処置中にフラグが生じた理由を診療担当者に表示させる。
【0182】
[00282]再度
図30Bを参照すると上述のように、患者ポップアップ3020は患者スナップショット参照(View Patient Snapshot)リンク3026及びデバイス設定値参照(View Device Settings)リンク3028を含むことがある。
図31Aは、リンク3026から起動させることが可能な診療担当者の表示デバイス192上に表示される例示の患者スナップショット画面3100を示している。患者スナップショット画面3100は、診療担当者に対して個々の患者に関する詳細な情報(例えば、腎臓治療装置100によって患者に対して実行された腹膜透析処置)を提供する。診療担当者は、ドロップダウンメニュー3102を用いてタイムフレームを選択することによって情報をフィルタリングすることがある。図示した実施形態では診療担当者は、7日間のタイムフレームにわたる処置データを参照するように選択している。カレンダー3106は、データが参照される7日間について上で考察したアイコンのカレンダー参照を表示する。この場合も患者スナップショット画面3100上に凡例(Legend)3104へのリンクが提供されており、上の
図30Cにおいて記載した同じアイコン及びアイコンの説明が表示される。
【0183】
[00283]患者スナップショット画面3100は、24時間限外ろ液体積(UF Volume (mL))3108や治療前後の患者体重(Weight (kg))3110などの情報を提供する。スナップショット画面3100に表示される情報は、複数の情報項目を同じグラフで提供することがある。例えばチャート3108は、どれだけの限外ろ液が24時間にわたって除去されたのかを示しているバーを提示している。このバーは、3つの異なる色相又は濃淡から構成されている。キー3109で示したように、各濃淡は限外ろ液を除去するための方式の違い(例えば、その日中及びその夜の間に腎臓治療装置100によってどれだけの限外ろ液が除去されたか並びに手動式腹膜透析交換を介してどれだけの限外ろ液が除去されたか)を意味している。
【0184】
[00284]同様にしてチャート3110では、ある日の患者の体重を示している各グラフによって処置前後の患者の体重を示している。キー3111で示したように、ある日について濃い方の棒グラフは処置前の患者の体重を示しており、また薄い方又は異なる色付けとした棒グラフは処置後の患者の体重を示している。チャート3110はまた例えば、ハイライトされた日の患者の血圧及び/又はグルコースレベルデータを表示することも可能である。
【0185】
[00285]
図31Bは、診療担当者の表示デバイス192上に表示される患者スナップショット画面3100上に表示し得る追加的な情報を示している。患者スナップショット画面3100は例えば、血圧(Blood Pressure)チャート3112とパルス又は毎分の拍動数チャート3114を表示する。血圧情報チャート3112は、各表示日について4種類の血圧読み値を包含する。キー3113で示したように、例えばある日についての各グラフによって、菱形アイコンで示した事前収縮期血圧と、正方形アイコンで示した事前拡張期血圧情報と、3角形アイコンで示した収縮期後血圧と、円形アイコンで示した拡張期後血圧と、を示している。パルス(Pulse)チャート3114はまたキー3115で示したように、腹膜透析処置前後の患者のパルスに関連する様々な情報を示している。例えば各日についてのグラフは、菱形アイコンで示した事前処置パルスと、正方形アイコンで示した事後処置パルスと、を示している。血圧及びパルス読み出し値は、単一の時点で取得した単一サンプルを示した瞬時読み出し値の場合や、複数の時点にわたって取得し平均をとった平均読み出し値の場合もあり得る。
【0186】
[00286]したがって患者スナップショット画面3100によって診療担当者は、規定されたある時間期間にわたって指定の患者に対して処置がどのように実行されたかを迅速に参照し且つ視覚的に評価することが可能であることを理解されたい。診療担当者は、治療(例えば、腹膜透析)に関連する様々なパラメータに関するデータを簡単に参照することが可能である。例えば診療担当者は、限外ろ液除去がどのように進行したかの内訳を確認することが可能であり、さらにまた処置前後の患者の体重、血圧及びパルスを視覚的に評価することが可能である。患者スナップショット画面3100を
図31A及び31Bにわたって表示させているが、一実施形態では診療担当者に対して患者スナップショット画面3100の全体を診療担当者の表示デバイス192上に同時に表示させている。他の箇所で説明した他の画面も便宜上複数の図にわたって分割することがあるが、これも同様に診療担当者に対して診療担当者の表示デバイス192上のスクロール可能な一つの連続した画面で提示することができる。
【0187】
[00287]
図32Aは、診療担当者の表示デバイス192上の例示の処置概要画面3200を示している。概要画面3200はある特定の処置に関する微細化した詳細を提供している。処置概要画面3200は、
図31Aのカレンダー3106上にある日付のうちの1日を選択することによって起動させることが可能である。図示した実施形態ではユーザは、チャート3208に示したように2012年3月11日を選択している。処置概要画面3200から診療担当者は、チャート3202にあるフラグ記号の説明を確認することが可能である。診療担当者はまた、チャート3204において予定の処置からの偏差に関する説明を、またチャート3206において処置(例えば、腹膜透析処置)の間に生じたアラートを、確認することが可能である。診療担当者はまた、チャート3208に示したような処置の日付及び時間を、チャート3210において処方指示されたデバイスプログラムを、またチャート3212において様々な処置事象の正確な時間を表している表形式の全体処置概要ログを、確認することが可能である。チャート3212はその処置概要ログと一緒にしてプリントされて患者のファイルに追加されることがある。図示した実施形態では、腹膜透析処置を構成するサイクルに関する情報をチャート3212に表示させている。チャート3212は、各サイクルの開始時間並びに各サイクルごとの充填体積、充填時間、滞留時間、排出体積、排出時間及びUF除去を表示している。
【0188】
[00288]チャート3212を含む診療担当者の表示デバイス192上に表示される画面3200は
図32Bに続いている。
図32Bに表したように診療担当者はまた、チャート3214において手動腹膜透析交換細目を、またチャート3216において処置前後の物理的パラメータの概要を、確認することが可能である。診療担当者はまた、チャート3217において、腎臓治療装置100のデバイスID及び腎臓治療装置100のソフトウェアバージョンを確認することが可能である。診療担当者は同様に、チャート3218においてデバイスプログラム解法を、またチャート3220においてデバイスプログラム詳細を確認することが可能である。例えば腹膜透析に関する溶液データは、体積及びデキストロースレベルを含む。このデバイスプログラムデータは、当該の日又は処置について装置100がどう動作するようにプログラムされているかを含んでおり、且つ腹膜透析についての1日あたり複数の処置を含むことがある。
【0189】
[00289]
図33は、ダッシュボード画面3000(
図30B)から起動させることが可能な診療担当者の表示デバイス192上に表示される例示のデバイス設定値画面3300を示している。
図15Aのデバイス設定値画面1500と同様にデバイス設定値画面3300は、腹膜透析装置100を稼働させるために使用されている様々なデバイスプログラム、患者設定値及びシステム設定値に関する関連統合情報を表示すると共に、さらに診療担当者が患者看護の様々な側面にアクセス可能となるように統合された箇所又は画面を提供する。デバイス設定値画面3300から診療担当者は、デバイスプログラム(Device Programs)3302、患者設定値(Patient Settings)3304又はシステム設定値(System Settings)3306に関する情報にアクセスすることができる。デバイスプログラム3302の下で診療担当者は、当該患者について記憶されている様々なデバイスや装置動作プログラム(例えば、腹膜透析用)のすべてを参照することが可能である。診療担当者は、リンク3308を用いて当該患者について新たなデバイスプログラムを生成することができる。診療担当者はまた、措置縦列3310にあるリンクを用いて既存のデバイスプログラム3302、患者設定値3304及びシステム設定値3306を編集することが可能である。
図15Aのデバイス設定値画面1500と同様にデバイス設定値画面3300もまた、変更者縦列3312に示したようにデバイスプログラム、患者設定値又はシステム設定値のいずれかを最後に変更した変更者を示している。変更の日付は変更日縦列3314に表される。
【0190】
[00290]
図34A〜34Fは、診療担当者が患者の居宅において腹膜透析処置などの透析処置をどのように実行させるかを制御するパラメータの値を設定することを可能にするような、診療担当者の表示デバイス192上に表示される例示のデバイスプログラム画面3400を示している。
図16A〜16Gに示したデバイスプログラム画面1600と同様にデバイスプログラム画面3400は、患者に対する医師の処方指示の成果である診療担当者により指定されたフィールド又はパラメータを示している。診療担当者はフィールド3402を用いてデバイスプログラムに名称付けすることが可能である。デバイスプログラム画面1600の場合と同様にデバイスプログラム画面3400もまた、診療担当者がスクロールダウンメニュー3404においてテンプレートを適用するための選択肢を提供している。前と同様にこれらのテンプレートは診療担当者に対してテンプレートを選択することによって複数のパラメータについて事前に選択された値を同時に入力することを可能にするため便利である。
【0191】
[00291]デバイスプログラム画面3400は、時間(Time)タブ3406(
図34A)、体積(Volume)タブ3408(
図34B)、設定値(Settings)タブ3410(
図34C)、溶液(Solutions)タブ3412(
図34D)及び患者編集可能な設定値(Patient Editable Settings)タブ3414(
図34E〜34G)などの様々なタブを包含している。一実施形態では様々なタブにわたって表示されるフィールドは相互に関係している。例えば、時間タブ3406、体積タブ3408、設定値タブ3410、溶液タブ3412及び患者編集可能な設定値タブ3414に入力された値はすべて、互いに一体として作用し、依存し合い且つ影響し合っている。タブ3406〜3414のうちの2番目のタブについては、タブ3406〜3414のうちの1番目のタブに診療担当者が何を入力したのかに基づいて受容可能な値が表示されることが企図される。したがってユーザは、以前の他のタブでユーザがすでに何を入力及び選択したのかに基づいてどの値が入力に使用可能であるかを計算又は決定することに関わる必要がない。在宅医用デバイスシステム110と一緒に動作している診療担当者のコンピュータがこの使用に関する計算を実行しており、タブの下での有効な値の入力や選択だけを可能にする。例えば、選択に使用可能な値だけをタブの下に表示させることがある。したがって診療担当者は、入力や選択する値が互いに矛盾がないかどうかの検証に関わる必要がない。
【0192】
[00292]
図34Aでは診療担当者は、時間タブ3406においてフィールドへの値を選択している(また、入力することもできる)。ここでは診療担当者は、夜間治療時間(Night Therapy Time)3416と1サイクルあたりの夜間滞留時間(Night Dwell Time per Cycle)3418のいずれかについて値を選択及び入力することが可能である。診療担当者は、表示された時間フィールドと分フィールドに対する値を入力する。診療担当者はまた、腹膜透析治療の夜間部分の間の滞留時間に対して提供する支配権をより大きくするスマート滞留(Smart Dwells)選択肢3420などの処置選択肢を有効化する能力を有する。スマート滞留3420を有効にすることによって診療担当者は、患者の生活様式に見合ったパラメータの選択が可能となる。スマート滞留が「有効(Enabled)」に設定されると腎臓治療装置100は、その滞留時間を調整して充填時間と排出時間の変更を調節し、これにより処置がスケジュール通りに終了するようにしている。スマート滞留が「無効(Disabled)」に設定されると治療滞留時間は変更可能でなくなり、したがって処置は予定とは異なる時間に終了することがある。
【0193】
[00293]
図34Bは、その処置が日中治療(Day Therapy)3422、夜間治療(Night Therapy)3424、タイダル(Tidal)治療3426又は最終充填(Last Fill)3428を含む場合に診療担当者に対して指定可能にするような診療担当者の表示デバイス192上に表示されるデバイスプログラム画面3400の体積タブ3408を診療担当者がスケジュール設定したことを示している。項目3422、3424、3426又は3428のうちの任意の1つが「Yes」と選択された場合、診療担当者は選択された項目に関して体積及びサイクル数を入力する。一実施形態ではシステム110と一緒に動作する診療担当者のコンピュータは次いで、体積とサイクル数とを乗算し、当該選択肢に関する総体積を決定し表示する。デバイスプログラム画面3400は、診療担当者のコンピュータに記憶されたプログラム論理を用い、時間タブ3406に入力された値に基づいて体積タブ3408の下にどのような値を入力し得るかを決定している。診療担当者は例えばある特定の体積やサイクル数については、その体積及び/又はサイクル数では以前のタブ時間タブ3406で指定された時間量が安全に使用したり実行したりできない場合に入力できないことがある。
【0194】
[00294]したがって、診療担当者の表示デバイス192上にあるダッシュボード3400によれば診療担当者は、記入できるフィールドだけを提示し且つその他の選択された値及び/又は患者の処方指示で動作できる又は実行可能な値の入力だけを可能にすることによって、所与の患者について実際に作用することになるパラメータを安全に指定することが可能となることを理解すべきである。したがって在宅医用デバイスシステム110によって、選択される値のすべてを確実に矛盾がないようにしなければならない診療担当者の負担が取り除かれる。
【0195】
[00295]すべての設定値を互いに突き合わせて検証しなければならない診療担当者を救済するという目標を達成するためには、1つ又は複数のタブ3406〜3416を1つ又は複数のその他のタブに応じて順次作成することが企図される。一例では診療担当者は、時間タブ3406において値を指定し終えた後(例えば、夜間治療時間3416と夜間滞留時間3418の少なくとも一方が診療担当者によって選択され且つ時間と分の単位で関連する時間量が診療担当者によって入力され終わった後)にだけ、時間タブ3406から体積タブ3408に進むことが可能である。時間タブ3406に入力される値は、後続のタブに入力し得る値を制限する。次いで診療担当者は、体積タブ3408で情報を指定する、これにより設定値タブ3410及び溶液タブ3412に入力可能な値がさらに制限されること又は入力可能な値が伝達されることがある。この方式では診療担当者には、ユーザに提示される画面及びフィールドが以前の画面で入力した値に依存しているようなスマートシステムが提示される。したがってダッシュボード3400は診療担当者に対して同時に処置のうちの1つの側面について指定することを可能にしており、この指定が処置の他の側面について入力可能なパラメータに影響を及ぼすことを理解すべきである。
【0196】
[00296]スマートシステムは、後続のタブで使用可能な値のフィルタリングに役立つように装置限界値及び/又は治療限界値を用いることが可能である。例えば時間が入力された後では、装置100に関する安全な最大流量(例えば、腹膜透析治療で装置100がどの程度の速度で患者を満たす又は空にすることが可能であるか)を知ることによって使用可能な体積が制限される可能性がある。別の例では、ある特定の種類の溶液はその溶液により提供される恩恵が確実に効果的に用いられるように最小滞留時間を要求することがある。これらの種類の規則は、システムハブ120及びウェブポータル150を介して診療担当者のコンピュータにソフトウェアをダウンロードすることによって記憶し得るような診療担当者のソフトウェア上に実装されている。
【0197】
[00297]デバイスプログラム画面3400の
図34Bに戻ると診療担当者は、体積タブ3408に必要な情報を入力し、次へ(next)を押す。
図34Cは、例示の設定値タブ3410を表示している。診療担当者は、推定される最大腹膜体積(Max Peritoneal Volume)3430、推定される夜間限外ろ液(Estimated Night UF)3432、最終充填溶液(Last Fill Solution)が夜間充填溶液と同じか異なるか3434、及び最小初期排出体積(Min Initial Drain Volume)3436に関する値の入力が求められる。最大腹膜体積3430は、患者の腹腔が腹膜透析について受け容れ可能であると推定される体積とすることがある。この体積は、部分ドレインが適当でないときを決定するために使用される。設定値タブ3410は、患者の身体質量に基づいて最大腹膜体積3430のフィールドに入力するための量を推奨することがある。上で記載したように設定値タブ3410のフィールド内に入力可能な値は、代替形態では診療担当者が時間タブ3406と体積タブ3408のそれぞれにおいて以前に指定した時間及び体積量に依存する可能性がある。例えば推定されるUFは、溶液体積、溶液種別及び滞留時間に依存する。
【0198】
[00298]診療担当者はまた、ボタン3438を押すことによって高度な設定にアクセスすることができる。高度な設定は、ある特定の患者向けに処置を調整し、これによって患者の利便性及び満足度を増大させるための追加的な設定を含むことがある。高度な設定は患者が排水サンプルを、未使用の溶液によってサンプルが薄められる前に収集できるように(未使用の溶液が排出された排水と一緒に収集されると仮定して)、処置の終了時に溶液バッグを空にする前に治療を一時停止させるような排水サンプル注意喚起を有効にする選択肢を含むことがある。高度な設定はまた、患者に対してその最終充填体積が送達される前に確実に完全な排出がなされるように設計された上乗せ最終排出モードを有効にするための選択肢と、患者が上乗せ最終排出モード選択肢を受ける前に必要な予測される夜間UFの百分率を示す百分率設定である上乗せドレインUF限界と、を含むことがある。高度な設定はまた、最終排出の終了時に生じると共に最終充填体積を受ける前に腎臓治療装置100上の確認ボタンを押すように患者にプロンプトを出す上乗せ最終排出アラートを有効にする選択肢を含むことがある。
【0199】
[00299]高度な設定はさらに、(i)初期排出を完了するのに許容される最短時間である最小初期排出時間を変更すること、(ii)夜間排出を完了するのに許容される最短時間である最小夜間排出時間を変更すること、(iii)日中排出を完了するのに許容される最短時間である最小日中排出時間を変更すること、(iv)次の治療フェーズに移る前に排出を要する日中充填体積の百分率である最小日中排出体積百分率を変更すること、に関する選択肢を含むことがある。
【0200】
[00300]デバイスプログラム画面3400の
図34Dは、診療担当者が溶液バッグ体積3440を指定しプログラム済み治療体積3442を参照することを可能にする溶液タブ3412(
図34A)をユーザが押したところを示している。診療担当者は、処置のために患者が使用すべき溶液体積3440において、溶液バッグ種別(例えば、Dianeal、Extraneal、その他)、グルコース百分率又は濃度(例えば、1.5%、2.5%、4.25%、その他)及びバッグ体積(例えば、1000mL、2000mL、5000mL、6000mL、その他)を指定することが可能である。ここでも診療担当者により入力可能な値は、時間タブ3406、体積タブ3408及び設定値タブ3410に対して以前に入力された値に依存する。プログラム済み治療体積3442は一実施形態では便利とするために、診療担当者が例えばその他のタブでプログラムした溶液体積の量を表示している。
【0201】
[00301]溶液体積3440とは、一日分の処置に対する溶液の体積である。したがって診療担当者は、日中治療中に使用される体積(
図34Bのフィールド3422で指定)、夜間治療中に使用される体積(
図34Bのフィールド3424で指定)、及び最終充填で使用される体積(
図34Bのフィールド3428で指定)の総和からなる溶液体積3440(
図34D)で診療担当者が設定したすべてのラインに関する総プログラム済み溶液体積である溶液体積をプログラム済み治療体積以上になるように選択しなければならない。一実施形態では診療担当者の表示デバイスは、その溶液体積がプログラム済み治療体積3442以下である場合にエラーメッセージを表示する。
【0202】
[00302]
図34Eは、診療担当者の表示デバイス192上に表示される患者編集可能な設定値タブ3414(
図34A)の下の例示の画面ショットを示している。診療担当者は、患者編集可能な設定値タブ3414を用いて、患者がある種の値の変更が可能であるか否かを指定する。
図16Aのデバイスプログラム画面1600に関連して説明した範囲と同様に、患者編集可能な設定値タブ3414は、患者が処置のある種のパラメータを編集又は変更することができるかどうか診療担当者が指定することを可能にする。診療担当者は、ドロップダウンメニュー3444においてどの患者がどのパラメータを変更することができるかを指定する。診療担当者がドロップダウンメニュー3444において「Yes」を選択した場合、患者が編集し得るパラメータのリスト3446が表示される。リスト3446内の各パラメータごとに診療担当者は、縦列3448内において患者が当該パラメータを編集することができるか否かを選択することが可能である。図示した例では診療担当者は、患者に夜間治療の継続時間(Night Therapy Time)3450、1サイクルあたりの夜間滞留時間(Night Dwell Time per Cycle)3452、又は、日中充填体積、日中サイクルの数及び夜間充填体積などの体積(Volume)3454に関する件の編集を可能にするか否かを判断することが可能である。
【0203】
[00303]診療担当者の表示デバイス192上に表示される、リスト3446を含む画面3400は
図34Fに続いている。
図34Fに示したように診療担当者はまた、患者が夜間サイクルの数、夜間治療体積、最終充填体積、タイダル全排出頻度、タイダル体積百分率及び追加サイクル数など体積に関する追加的な側面を編集することができると判断してもよい。診療担当者はまた、上乗せ最終排出アラートを適用するかどうか、上乗せドレインUF限界を適用するかどうか、及び流体サンプル注意喚起を有効にするか無効にするかなどの設定値(Settings)3456を患者が編集することができると判断してもよい。診療担当者はまた、例えば溶液体積などの溶液に関する情報(Solutions)3458を患者が編集することができると判断してもよい。
【0204】
[00304]患者がパラメータの値を編集することを診療担当者が可能にしている場合、診療担当者は縦列3448において当該パラメータの隣で「Yes」を選択する。
図34Gに示したようにシステム110は、縦列3448でパラメータについて「Yes」が選択されると当該パラメータの隣に追加的なフィールドを表示させる。図示した例では診療担当者は、患者が夜間治療体積、最終充填体積及びタイダル体積パーセントを編集することを可能にすると判断した。次いで診療担当者は、縦列3460において範囲を設定し、この範囲の間で各パラメータについて患者は選択可能となる。システム110は、縦列3460において診療担当者がある種の値についてその値が他のタブの他のフィールドに以前に入力された値と矛盾する場合に入力するのを防止することができる。患者は、診療担当者が入力した限界値にある又は限界値域内にあるパラメータの値だけを選択可能である。システム110は患者に対してシステムの下で患者のスケジュール及び欲求に応じて腹膜透析などの治療を調整する(ただし、安全な許容範囲で調整を行う)ことが可能にすることが有利である。
【0205】
[00305]
図34Hは、診療担当者が1つの画面上でデバイスプログラム画面3400(
図34A〜34G)のタブを用いて指定された値を参照及び確認することを可能にするデバイスプログラム確認画面3470を示している。デバイスプログラム確認画面3470は、デバイスプログラム画面3400の患者編集可能な設定値タブ3414(
図34E〜34G)上で検討ボタンを押すことによってアクセスを受けることがある。
図34Hは診療担当者に対して、接続サーバ118を介して患者の居宅にある腎臓治療装置100に設定値を実際に送付する前に設定値のすべてを互いに検証することを可能にする。メッセージ3464に示したようにアスタリスクによって、診療担当者がデフォルト値を用いるのではなく設定値が変更されたことを示している。デバイスプログラム確認画面3460は、パラメータの値すべて、患者設定可能な範囲、及び診療担当者が患者にこれらの値を編集することを可能にするか否かをリストしている設定値概要表3466を表示させている。デバイス確認画面3470は診療担当者に対して、デバイスプログラム画面3400(
図34A〜34G)を介して選択された様々な設定値のすべてについての高レベル且つ概要フォーマットでの参照を可能にする。確度及び正確さについて表3466を検討した後に診療担当者は送付(Submit)ボタン3468を押すことによって、接続サーバ118を介して設定値を患者のデバイスに送付することが可能である。送付ボタン3452が選択された後に、その値及びパラメータが上述のように接続サービス118を介して腎臓治療装置100に転送される。
【0206】
[00306]上で記載したようにデバイスプログラム画面3400によって診療担当者は、装置100によって提供される処置を制御することが可能となる。
図35Aに関連して以下で説明する患者設定値画面3500は診療担当者に対して、患者が自分の体重、パルス、血圧、グルコース及び温度のチェックなどのタスクを実行するかどうか又は手動式の交換を実行するかどうかの指定を可能にする。
図35Aに示した患者設定値画面3500は、診療担当者の表示デバイス192上でデバイス設定値画面3300(
図33)からアクセスを受けることがある。患者設定値画面1530(
図15B)の場合と同様に、患者設定値画面3500で行った変更によって、次の処置をどのように実行するかが変更されるが、システムハブ120には即座に報告されない。患者設定値画面3500において診療担当者は、ここでも診療担当者に対して患者設定値画面3500上に事前選択された設定値からなる群を迅速に且つ簡単に埋め込むことを可能にする診療所テンプレート3502を適用することが可能である。いずれの場合にも患者設定値画面3500によって診療担当者は、体重(Weight)3504、パルス(Pulse)3506、血圧(Blood Pressure)3508、グルコース(Glucose)3510、温度(Temperature)3512及び手動式交換(Manual Exchanges)3514に関する設定値の指定が可能となる。診療担当者は、キャンセル(Cancel)ボタン3516及び送付(Submit)ボタン3518を使用して患者設定値画面3500で選択した患者設定値のキャンセル又は送付のそれぞれを行うことが可能である。一実施形態では患者は、患者設定値画面3500にアクセスして腹膜透析処置に関する様々な設定値を変更することができる。
【0207】
[00307]
図35Bは、患者設定値確認画面3550を示している。
図35Bはまた、患者設定値画面3500によって設定したデータの種別(すなわち、患者がいつタスクを実行するか)を示している。例えば
図35Bは、患者が処置の前後に自分の体重を測ることを示している。血圧及び心拍数は処置後に計測される。血液グルコースは処置の前後に計測される。患者体温は図示した実施形態では計測されていないが、所望の場合には計測することが可能である。これらの患者設定値は装置100に対してこうした情報について患者にいつプロンプトを出すべきかを指示している。患者設定値確認画面3550は、患者設定値画面3500(
図35A)上で送付ボタンを押すことによってアクセスされることがある。表3552は、接続サーバ118を介して設定値を患者のデバイスに送付する前に診療担当者が設定値を検討できるように患者設定値画面3500で選択した値を要約している。患者設定値確認画面3550は診療担当者に対して、選択された様々な設定値のすべてについて高レベル且つ概要フォーマットでの参照を可能にする。確度及び正確さについて表3552を検討した後に診療担当者は、接続サーバ118を介して設定値を患者のデバイスに送付することが可能である。
【0208】
[00308]
図36Aは、診療担当者の表示デバイス192上に表示されるシステム設定値画面3600の例示の画面ショットを示している。システム設定値画面3600によって診療担当者は、腎臓治療装置100が発する警報及び出力に関連する様々な設定値を指定することが可能となる。出力される音は聴覚障害のある患者向けに出すことが可能である。セットアップについて患者を支援する音声ガイダンスを起動することが可能である。診療担当者は、前と同様に診療担当者が事前に選択した装置又はシステム設定値からなる群を迅速且つ簡単に指定し埋め込むことを可能にする診療所テンプレート3602を適用することが可能である。システム設定値画面3602によって診療担当者は、サウンド(Sounds)タブ3604、表示(Display)タブ3606、フォーマット(Format)タブ3608及び全般(General)タブ3610を介して患者のデバイスの様々な側面についてシステム設定値を選択することが可能となる。
図36Aに示したサウンドタブ3604下において診療担当者は、アラート音レベル(Alert Sound Level)3612、音響効果レベル(Sounds Effects Level)3614、処置終了アラート(Treatment End Alert)3616、音声ガイダンス(Voice Guidance)3618及び音声レベル(Voice Level)3620を指定することが可能である。ここでも、患者の聴覚機能に基づいてサウンドを調整することができる。さもなければ警報出力を起動させるために、警報音を標準治療音(例えば、音響効果や音声ガイダンス)の場合より高く設定することがある。
【0209】
[00309]
図36Bは、診療担当者の表示デバイス192上に表示されるシステム設定値画面3600にある表示(Display)タブ3606を示している。表示タブ3606において診療担当者は、日中輝度レベル(Day Brightness Level)3622、夜間輝度レベル(Night Brightness Level)3624、及び装置100のディスプレイ(例えば、血液透析向けのタブレット122ではなく例えば腹膜透析向けの専用の画面とし得る)を、ある時間期間後に休止状態モードに入らせるかどうかを設定する表示自動オフ(Display Auto-Off)3626を指定することが可能である。
図36Cは、診療担当者の表示デバイス192上に表示されるシステム設定値画面3600内のフォーマットタブ3608の例示の画面ショットを示している。フォーマットタブ3608において診療担当者は、日付フォーマット(Date Format)3628、時間フォーマット(Time Format)3630、数値フォーマット(Number Format)3632、体重単位(Weight Units)3634、温度単位(Temperature Units)3636及び血液グルコース単位(Blood Glucose Units)3638を指定することが可能である。したがってフォーマットはデータフォーマットの全体に適応される。
【0210】
[00310]
図36Dは、診療担当者の表示デバイス192上に表示されるシステム設定値画面3600内の全般タブ3610の例示の画面ショットを示している。全般タブ3610上で診療担当者は、流体温度(Fluid Temperature)3640、ユーザモード(User Mode)3642及び言語(Language)3644を指定することが可能である。流体温度3640は、流体保温器の温度及び患者に注入しようとする流体の温度を制御する。ユーザモード3642はユーザに対して、ユーザの専門知識が増えるにしたがって処置画面の統合を可能にする。言語3644では、テキストを表示させたり単語を発音させる言語を設定する。タブ3606、3608及び3610に関する画面の各々にはまた、それぞれの設定値を自動的に埋め込むための診療担当者のテンプレート選択肢が設けられている。
【0211】
[00311]
図37Aは、診療担当者の表示デバイス192上に表示されるデバイス設定値テンプレート画面3700の例示の画面ショットを示している。デバイス設定値テンプレート画面3700は診療所設定値タブ3018(
図30A)からアクセスを受けると共に、診療担当者に対してウェブポータル150を通じて診療担当者にアクセス可能な様々なテンプレートのすべてを参照することを可能にする。上で説明したようにテンプレートによって診療担当者は、複数のパラメータに関する事前選択値を同時に入力することが可能である。診療担当者はデバイスバージョンを基準にフィルタリングするドロップダウンメニュー3702又は設定値種別を基準にフィルタリングするドロップダウンメニュー3704を用いて、デバイス設定値テンプレート画面3700上に、したがってウェブポータル150を通じて表示されるテンプレートをフィルタリングすることが可能である。デバイスバージョン(Device - Version)3702によって診療担当者は、装置100上にインストールされた様々なソフトウェアバージョン又はハードウェアバージョンに従ってテンプレートをフィルタリングすることが可能である。設定値種別(Settings Type)3704によって診療担当者は、デバイスプログラムテンプレート、患者設定値テンプレート又はシステム設定値テンプレートなどの様々な種類のテンプレートをフィルタリングすることが可能である。診療担当者はまた、新規作成(Create New)ボタン3706を用いて新たなテンプレートを作成することも可能である。
【0212】
[00312]ドロップダウン項目3702及び3704における診療担当者の選択に従ってテンプレートがフィルタリングを受けた後でデバイス設定値テンプレート画面3700は、依然として診療担当者にとって使用可能な様々なテンプレートをリストしている表3708を表示する。表3708は、縦列3710においてテンプレートの名称(Template Name)を、縦列3712においてテンプレートのデバイスバージョン(Device - Version)を、縦列3714においてテンプレートの設定種別(Settings Type)を、縦列3716においてテンプレートを変更した最終ユーザを、縦列3718においてテンプレートが変更された日付を、また縦列3720においてテンプレートの参照又は編集などテンプレートに対して診療担当者が実行を許可されている措置をリストしている。
【0213】
[00313]
図37Bは、デバイスプログラムテンプレート画面3750の例示の画面ショットを示している。診療担当者は、デバイスプログラムテンプレートのうちの1つを選択することによって画面ショット3750に至り、デバイス設定値テンプレート画面3700(
図37A)上で参照又は編集を行う。デバイスプログラムテンプレート画面3750は、テンプレート名(Template Name)3752及び選択されたテンプレートに対応する様々なタブを表示する。例えばデバイスプログラムテンプレート画面3750は、時間タブ3754、体積タブ3756、設定値タブ3758、溶液タブ3760及び患者編集可能な設定値タブ3762を表示する。
図37Bに表示されるタブ及びフィールドは、
図34A〜34Gに表示されるタブ及びフィールドに対応する。したがって、デバイスプログラム画面3400(
図34A)上でフィールド3404を選択することによって、デバイスプログラムテンプレート画面3750内でテンプレートの一部として記憶された値を迅速に呼び出すことが可能であることを理解すべきである。テンプレート画面3750で設定された値は、単一の患者向けにカスタマイズされた値ではなくすべての患者又は多くの患者に関する平均値とすることが可能である。
【0214】
[00314]
図38Aは、診療担当者の表示デバイス192上に表示される例示のフラグ規則画面3800を示している。例示のフラグ規則画面1750(
図17C及び17D)と同様にしてフラグ規則画面3800によって診療担当者は、縦列3802内で選択されたフラグ通知をトリガし、次いでダッシュボード3000(
図30A)上に表示されることになる様々な処置事象を選択することが可能となる。縦列3802内の各処置事象ごとにフラグ規則画面3800は、縦列3804においてフラグをどのように設定するかを、また縦列3806においてはフラグ事象に対するトリガを表示する。フラグ規則画面3800は診療担当者に対して、第1レベル通知アイコン3808又は第2レベル通知アイコン3810を生成するパラメータ3812の指定を可能にする。
図17C及び17Dのフラグ規則画面1750と同様にフラグ規則画面3800は診療担当者に対して、診療担当者が
図30Aで説明したダッシュボード3000上でフラグ又は通知のトリガを希望する様々な事象又は条件を迅速に指定又はチェック付けすることを可能にする。
図38Aに示したように診療担当者は、処置継続時間(Treatment Duration)3814及び処置分散(Treatment Variances)3816に関係するフラグ規則を設定することが可能である。フラグ規則画面3800は、さらに診療担当者が流体制御(Fluid Control)3818、患者関与(Patient Intervention)3820、システムアラート(System Alerts)3822及び処置偏差(Treatment Deviations)3824に関係するフラグ規則の設定が可能であることを示している
図38Bに続いている。フラグ規則の各々については、
図31A及び31Bに関連して十分に詳細に説明している。診療担当者は、キャンセルボタン3826又は送付ボタン3828のそれぞれを用いて設定値のキャンセル又は設定値の送付を行うことが可能である。
【0215】
[00315]
図39Aは、診療担当者の表示デバイス192上に表示される患者リスト3900の例示の画面ショットを示している。患者リスト3900にはタブ3016(
図30A)からアクセス可能である。診療担当者は、
図39Aの表3902において患者のリストを参照することが可能である。
図39Aに示したように診療担当者は、患者の名前(Name)3904、治療モード(Therapy Mode)3906、患者の生年月日(Date of Birth)3908、診療所患者ID(Clinic Patient ID)3910、患者がアクティブ状態か、保留状態か又は非アクティブ状態かのいずれかなどの患者のステータス(Status)(縦列3912)、当該患者に補給品が送達される次の送達日(Next Delivery Date)3914、患者の作業リスト(To-Do’s)3916及び患者の臨床的(Clinical)ステータス3918を参照することが可能である。診療担当者は、作業リスト縦列3916にあるアイコンの意味を確認するために凡例リンク3920にアクセスすることが可能である。臨床的ステータス3918は、診療担当者ダッシュボード3000(
図30A)からのアイコンを用いて情報を表示する。診療担当者はまた、患者追加(Add Patient)リンク3922を選択することによって患者を追加するための患者追加画面(
図41A)まで進むことが可能である。
【0216】
[00316]
図39Bは、診療担当者の表示デバイス192上に表示される凡例(Legend)画面ポップアップ3950の例示の画面ショットを示している。凡例画面ポップアップ3950は、アイコン及びその関連する意味のリストを表示することがある。ポップアップ3950は、凡例リンク3920を選択することによって取得される。アイコン3952は至急の作業(Urgent To-Do)を示しており、アイコン3954は至急でない作業(Non-Urgent To-Do)を示しており、アイコン3956は処置が「Ok」であったこと(Treatment Okay)を示しており、アイコン3958は高プライオリティフラグ(High Priority Flag)を示しており、アイコン3960は通常のプライオリティフラグ(Priority Flag)を示しており、アイコンなしは何も処置が実行されなかったこと(No Treatment)を示しており、またアイコン3962は関連する日付に腹膜透析装置などの患者の治療装置100との通信がなかったこと(No Communication)を示している。診療担当者はまた、ポップアップ3960(
図39C)を診療担当者の表示デバイス192上に表示させるようにマウスカーソル又はポインタを画面3900の作業縦列3916の上に重ねることが可能である。
図39Cに示したように診療担当者はポップアップ3960において、患者Jack Flashについて2つの作業が存在していることを確認することが可能である。
【0217】
[00317]
図40Aは、診療担当者の表示デバイス192上に表示される患者情報画面4000の例示の画面ショットを示している。患者情報画面4000は、患者リスト3900(
図39A)の縦列3904内で患者のうちの任意の1人を選択することによってアクセスを受ける。診療担当者は、患者情報(Patient Information)タブ4002、送達情報(Delivery Information)タブ4004及び追加連絡先(Additional Contacts)タブ4006において患者に関する情報を参照することが可能である。診療担当者はまた、患者情報画面4000が患者情報の編集に使用し得ることを示しているメッセージ4008を参照することが可能である。診療担当者は、タブ4002において名前、性別及び生年月日などの患者に関する情報を参照及び編集することが可能である。診療担当者はまた、治療モダリティ(Therapy Modality)4012、主治医(Attending Physician)4014、専任看護師(Primary Nurse)4016、患者の請求先(Patient Bill)4018、糖尿病ステータス(Diabetic Status)4020、診療所患者ID(Clinic Patient ID)4022、体重増理由(Gain Reason)4024及び予定された患者の処置初日にあたる開始予定日(Scheduled Start Date)4026などの患者に関連する臨床的情報を参照及び編集することが可能である。診療担当者は、キャンセルボタン4028、送付ボタン4030を用いて画面4000上で情報をキャンセル、送付することが可能である。診療担当者はまた、患者リスト参照(Patient Information)リンク4019を選択することによって患者リスト3900(
図39A)に戻ることが可能である。診療担当者は同様に、治療情報参照(View Therapy Information)リンク4021、患者注文参照(View Patient Orders)リンク4023及び患者追加(Add Patient)リンク4025を用いることによって患者に関連するデータを参照及び編集するための様々な画面まで進むことが可能である。診療担当者はまた、患者スナップショット参照(View Patient Snapshot)リンク4027を介して患者スナップショット(
図31A及び31B)まで、またデバイス設定値参照(View Device Settings)リンク4029を介してデバイス設定値(
図33)まで進むことが可能である。
【0218】
[00318]
図40Bは、診療担当者の表示デバイス上に表示される患者情報画面4000の送達情報(Delivery Information)タブ4004の例示の画面ショットを示している。送達情報タブ4004は診療担当者に対して、ある特定の患者に関する補給品の送達に関連する情報の参照及び/又は編集を可能にする。診療担当者はまた、フィールド4032に示したように患者への補給品の送達をより簡単にさせ得る追加的な送達情報(Additional Delivery Information)を参照及び編集することが可能である。診療担当者はまた、ドロップダウン4034によって示したように患者に関する送達頻度(Frequency of Delivery)を指定することが可能である。
【0219】
[00319]
図40Cは、診療担当者の表示デバイス192上に表示される患者情報画面4000の追加連絡先(Additional Contacts)タブ4006の例示の画面ショットを示している。診療担当者は、患者に関係する者或いは補給品及び/又は治療を受け取ることに関して患者を支援する者に関する連絡先情報を参照及び編集することが可能である。診療担当者は、連絡先の続柄(Relationship to Patients)4036及びその連絡先が主たる連絡先か(チェックボックス4038を用いる)副次的な連絡先か(ドロップダウン4040を用いる)を含む追加的な連絡先を指定することが可能である。診療担当者はまた、ボタン4042及び4044のそれぞれを用いて連絡先を追加又は削除することができる。
【0220】
[00320]
図41Aは、患者追加リンク3922(
図39A)を選択することによってアクセスを受ける診療担当者の表示デバイス192上に表示される患者追加画面4100の例示の画面ショットを示している。患者追加画面4100は、患者情報(Patient Information)タブ4102、送達情報(Delivery Information)タブ4104及び患者連絡先(Patient Contacts)タブ4106など、患者情報画面4000(
図40A〜40C)にあるタブと同様のタブを表示している。診療担当者は、タブ4102を用いて患者に関する情報を指定することが可能である。
図41Bは、診療担当者の表示デバイス192上に表示される患者追加画面4100の送達情報(Delivery Information)タブ4104を示している。送達情報タブ4104は、患者へ補給品を送達する箇所及び頻度を指定するために診療担当者によって用いることができる。
図41Cは、診療担当者の表示デバイス192上に表示される患者追加画面4100の例示の画面ショットにある患者連絡先タブ4106を示している。患者連絡先(Patient Contacts)タブ4106は、患者の連絡先情報を指定するために診療担当者によって用いることができる。
【0221】
[00321]
図42Aは、治療情報参照リンク4021(
図40A)からアクセス可能であり且つ診療担当者の表示デバイス192上に表示される治療情報画面4200の例示の画面ショットを示している。治療情報画面4200は、治療情報(Therapy Information)タブ4202、溶液(Solutions)タブ4204及びディスポーザブル物品(Disposables)タブ4206を表示している。
図42Aに示したように診療担当者は、治療情報タブ4202において患者の治療情報を参照及び/又は編集することが可能である。診療担当者は、治療モダリティ(Therapy Modality)4208、処方指示担当医(Prescribing Physician)4210、購入注文数(Purchase Order)4212、予備日数(Days Reserve)4214(患者が何日分の予備補給品を保持しておくべきかを示す)、1日あたりのリットル数(Liters/Day)フィールド4216、有効期間(Period of Effectiveness)ドロップダウン4218、有効日付(Effective Date)4220及び有効期限日付(Expiration Date)4222を参照又は編集することが可能である。診療担当者はまた、ドロップダウン4224を用いて患者のハードウェア(Hardware)を指定することが可能である。診療担当者は、キャンセル又は送付ボタン4226又は4228のそれぞれを用いて画面4200上の情報をキャンセル又は送付することが可能である。
【0222】
[00322]
図42Bは、診療担当者の表示デバイス192上に表示される治療情報画面4200にある溶液タブ4204の例示の画面ショットを示している。治療情報画面4200は、治療情報参照リンク4021(
図40A)からアクセス可能である。診療担当者は、患者の居宅にある腎臓治療装置100が使用する溶液に関する情報を参照することが可能である。
図42Bに示したように診療担当者は、最大量、予備日数及び1日あたりのリットル数など溶液に関する情報をリストしているメッセージ4230を参照することが可能である。診療担当者はドロップダウン4232を用いて、ここでも診療担当者に対してテンプレートを選択することによって画面上に表示された複数のパラメータに関する事前に選択した値を同時に入力することを可能にするテンプレートを適用することが可能である。
【0223】
[00323]診療担当者はまた、1ラインあたりに使用される溶液を参照することが可能である。図示した実施形態では診療担当者は、縦列4234に示したように腹膜透析に対して使用される2つのライン(Line)に関する情報を参照及び編集することが可能である。縦列4236(Product)は、そのラインで使用される溶液を指定している。縦列4238は、ラインに関するバッグ種別(Bag Type)を指定している。縦列4240はグルコースの百分率(% Glucose)を示しており、縦列4242は体積(Volume)を示しており、縦列4244は頻度(Frequency)を示しており、縦列4246は1頻度あたりの単位数(Units/Frequency)を示しており、縦列4248は溶液の予備日数(Days Reserve)を示しており、また縦列4250はバッグの最大量(Max Quantity)を示している。
【0224】
[00324]
図42Cは、診療担当者の表示デバイス192上に表示される治療情報画面4200にあるディスポーザブル物品タブ4206の例示の画面ショットを示している。治療情報画面4200は、治療情報参照リンク4021(
図40A)からアクセス可能である。診療担当者は、縦列4252に示したような1ライン(Line)あたりのディスポーザブル物品及び縦列4254にある各ラインごとの製品(Product)に関する情報を参照及び編集することが可能である。縦列4256は頻度(Frequency)を示しており、縦列4258は1頻度あたりの単位数(Units/Frequency)を示しており、縦列4260は溶液の予備日数(Days Reserve)を示しており、また縦列4262はディスポーザブル物品の最大量(Max Quantity)を示している。
【0225】
[00325]
図43Aは、診療担当者の表示デバイス192上に表示される患者注文画面4300の例示の画面ショットを示している。患者注文画面4300は患者注文参照リンク4023(
図40A)からアクセス可能である。患者注文画面4300は、カレンダー(Calendar)タブ4302、注文履歴(Order History)タブ4304及び患者注文(Place Patient Order)タブ4306を示している。診療担当者は、タブ4302において患者のカレンダー情報を参照することが可能である。アイコンは、例えば2012年5月7日に電話があったことを示しているアイコン4308など、指定の日付に起きた事象を示している。
【0226】
[00326]
図43Bは、診療担当者の表示デバイス192上に表示される患者注文画面4300の注文履歴タブ4304の例示の画面ショットを示している。診療担当者は
図43Bにおいて、縦列4310における注文数(Order #)、縦列4312における出荷予定日(Scheduled Shipment Date)、縦列4314における注文日(Order Date)、縦列4316における注文者情報(Ordered By)、縦列4318における購入注文(Purchase Order)、及び縦列4320におけるステータス(Status:注文が送達済みであるか、取り寄せ中か、まだ注文されていないかなど)といった患者の注文履歴を参照することが可能である。診療担当者はまた、縦列4322にある詳細参照リンクを用いて注文に関する追加的な詳細を参照することが可能である。
【0227】
[00327]
図43Cは、縦列4322(
図43B)にある詳細参照リンクを選択することによって参照し得る追加的な詳細の例示の画面ショット4350を示している。
図43Cで指摘したように診療担当者は、患者に関する情報、送達情報、課金情報、及び基本製品(Base Products)4352、注文の一部である付属品(Accessories)4354及び注文の一部である付随的補給品(Ancilliaries)4356など患者製品注文数量を参照することが可能である。
【0228】
[00328]
図43Dは、診療担当者の表示デバイス192上に表示される患者注文画面4300の患者発注(Place Patient Order)タブ4306の例示の画面ショットを示している。診療担当者は、ドロップダウン4324を用いて在庫品注文又は非在庫品注文のいずれかを行うことが可能である。
【0229】
[00329]したがって、
図30A〜43Dに示した画面によって診療担当者は、装置100により提供される治療について効率よく且つ遠隔式の管理が可能となることを理解すべきである。診療担当者は、補給品を遠隔で注文し且つ患者に処置を提供するように装置100を遠隔で制御する処方指示を設定することが可能としながらも、依然として患者は治療に関するある側面の制御が可能である。これらの画面によって、テンプレートの使用を介してこれらの機能を効率よく且つ手軽に実行可能となると共に、診療担当者が入力や選択する値が互いに矛盾しないかどうかを判断する必要がないため値の入力がフェイルセーフ型となる。診療担当者はまた、処置を記録したログを検討すると共に、処置中にある種の条件が発生した場合にアラートを出すことが可能である。これらの画面は、腹膜透析に限定されるものではなく、血液透析、血液ろ過、血液透析ろ過、CRRT、栄養治療又は薬剤の医学的送達において同様に実装することが可能である。
【0230】
患者ポータル
[00330]上で記載したようにウェブポータル150は、システムハブ120にアクセスするために診療担当者によっても患者によっても使用されることがある。一実施形態ではウェブポータル150は、患者の居宅にあるタブレット122又は治療装置100の専用の表示デバイス上で参照し得る患者ダッシュボードを提供している。
図44は、タブレット122又は装置100の専用の表示デバイス上に表示される患者ダッシュボード4400の例示の画面ショットを示している。
図44で指摘したように患者ダッシュボード4400は、居宅(Home)タブ4402、自分のアカウント(Your Account)タブ4404及びヘルプ(Help)タブ4406を表示している。一実施形態では居宅タブ4402は、患者の補給品注文に関して患者に情報を提供している。図示した実施形態ではメッセージ4408は患者に対して、25日で患者から次の注文が見込まれることを示している。患者は、リンク4410を介して補給品を発注することができる。居宅タブ4402はまた、患者の最近の注文(Your recent orders)4412並びに患者の注文のカレンダー(Your calendar)参照4414を表示する。図示した実施形態では最近の注文情報4412は、最近の注文日付及び注文数、並びにこれらの注文ステータス(例えば、送達済みか保留中か)を含む。注文カレンダー4414は、注文が出された日にアイコンを表示させ、注文ステータスを提供する。
【0231】
[00331]
図45A〜45Gは、タブレット122又は装置100の専用の表示デバイスの注文画面4500上に表示される例示の画面ショットである。図示した実施形態では患者は目下のところ、項目4503で示したように「ステップ1:溶液」(Step 1: Solutions)にある。タブレット122又は装置100の専用の表示デバイス上に表示される
図45Aで指摘したように患者は、患者が補給品を注文するために完了させる必要があるステップをリストしているタイムライン4502を参照することが可能である。タイムライン4502の内部にあるカートアイコン4504は、患者が注文過程に沿ってどこまで進んだかを示している。患者はメッセージ4506において、患者の居宅に残っている補給品のボックス数及び各溶液について患者が1週間あたり使用するバッグ数を入力するように指示される。在宅医用デバイスシステム110は次いで、患者の次の注文で必要となるボックス数を計算する。
【0232】
[00332]タブレット122又は装置100の専用の表示デバイス上に表示される注文画面4500は、注文することが可能な様々な種類の消耗品のチャート4510を表示する。溶液種別(Solution Type)縦列4514は、ウルトラバッグ溶液又はサイクラー溶液などの様々な種類の溶液をリストしている。縦列4516は、患者の居宅にある各溶液ごとのボックス数(Number of Boxes at Home)に関するフィールドをリストしている。縦列4518によって患者は1週間あたり使用する量(Quantity Used/ Week)を入力することが可能となる。患者はチェックボックス4520を使用し、フィールド内に直前の注文から情報を埋め込むことがある。これにより患者はチェックボックス4520を用いて時間を節約すると共に、直前の注文の場合と同じ数の補給品を手軽に注文することが可能である。表4510内の縦列4516及び4518に値を入力するに従って、腎臓治療装置100は縦列4522に示したように注文すべきボックス数を計算する。代替形態として患者は、縦列4522について腎臓治療装置100に注文すべきボックス数を計算させる計算機アイコン4523を押すことも可能である。患者は次いで、次のリンク(Next)4524を押してタイムライン4502の次のステップ(ディスポーザブル物品)に進むことができる。
【0233】
[00333]代替形態として患者に、メッセージ4506に示したように注文を要するボックスの数の直接入力を可能にすることがある。在宅医用デバイスシステム110は患者に対して、患者の居宅に確実に十分な量の消耗品及び補給品が保管されるように腎臓治療、栄養治療又は医用送達治療、並びにそれに対応する消耗品及び補給品の使用に関する自分の経験を使用することを可能にする。患者はしたがって、患者の居宅に残っている補給品に関する情報を提供し在宅医用デバイスシステム110に必要なボックス数を計算させることが可能であり、或いは患者が指定のボックス数を直接注文することが可能である。したがって、患者ダッシュボード4400及び注文画面4500によって補給品をどのように注文するかに関する柔軟性を提供できることを理解すべきである。
【0234】
[00334]患者が
図45Aのリンク4508を押してボックス数を直接入力して注文することを選択した場合、患者には
図45Bに表示した例示の注文画面4500が提示される。
図45Bは、注文するボックス数を直接入力するためのタブレット122又は専用のユーザインターフェース上に表示される代替の注文画面4500を示している。各溶液ごとの患者の居宅にあるボックス数及び患者が1週間あたり使用するバッグ数を入力することをユーザに可能にし、これにより在宅医用デバイスシステム110による患者の次の注文に必要なボックス数の計算が可能となるような
図45Aに表示される注文画面4500と異なり、注文画面4500又は
図45Bは患者に対して注文するボックス数を直接入力することを可能とさせている。したがって
図45Aでは患者は値を縦列4516及び4518に入力しており、また
図45Bでは患者は値を縦列4522に入力している。
【0235】
[00335]
図45Cは、タブレット122又は装置100の専用の表示デバイス上に表示される注文画面4500の例示の画面ショットを示している。項目4525は、患者がステップ1の溶液と違ってステップ2(ディスポーザブル物品)にいることを示している。タイムライン4502は、カートアイコン4504がタイムライン4502内部のディスポーザブル物品のステップにあることを示している。
図45Cに示した画面上で患者はメッセージ4526に示したように、患者が居宅に持っているディスポーザブル物品の量及び患者が各ディスポーザブル物品について注文を希望するボックス数を示すことが可能である。
図45Cに示したように、縦列4528は注文し得る様々なディスポーザブル物品(Disposable)をリストしており、縦列4530はユーザに対して患者が居宅に持っているディスポーザブル物品の数(Number at Home)の指定を可能にしており、また縦列4532はユーザに対して各ディスポーザブル物品ごとに患者が注文を希望するボックス数(Boxes Ordered)の指定を可能にする。チェックボックス4534はここでも患者に対して、フィールドに直前の注文で入力した値を埋め込むことを可能にしており、患者が直前の注文の場合と同じ数のディスポーザブル物品の注文を希望する場合に患者にとって時間の節約となる。
【0236】
[00336]
図45Dは、タブレット122又は装置100の専用の表示デバイス上に表示される注文画面4500の別の例示の画面ショットを示している。項目4535は、患者がステップ3(付随品)にいることを示している。タイムライン4502は、カートアイコン4504もまたタイムライン4502の内部の付随品ステップにあることを示している。メッセージ4536は患者に対して、次の注文について患者がどの付随的補給品を必要とするかを示しているのか尋ねる。
図45Dに示したように患者は、所望の付随品項目に関連付けされた追加(Add)ボタン(例えば、4538)を選択することによって必要な付随的補給品を指定することが可能である。患者はここでも、チェックボックス4540を用いてこの画面に以前に注文した量を埋め込むことが可能である。
【0237】
[00337]
図45Eは、メッセージ4542及び4544に示したようにユーザが付随品項目、ガーゼやマスクを追加するように選択したこと(Added)を示している、タブレット122又は装置100の専用の表示デバイス上に表示される注文画面4500の例示の画面ショットを示している。
【0238】
[00338]
図45Fは、タブレット122又は装置100の専用の表示デバイス上に表示される注文画面4500のまた別の例示の画面ショットを示している。項目4545は、患者が現在ステップ4(検討)にあることを示している。タイムライン4502は、カートアイコン4504がタイムライン4502に沿って検討ステップにあることを示している。この画面上でユーザはメッセージ4546に示したように、注文詳細の検討、送達アドレスの選択及び注文の確認が可能である。ユーザは、編集(Edit)ボタン4548を用いて注文項目を編集することや、削除(Remove)ボタン4550を用いることによって注文項目を削除することが可能である。
図45Gは、注文画面4500に関する
図45Fの例示の画面ショットの続きである。ここではユーザはボタン4552を押して注文を出す(Place Order)ことが可能である。
【0239】
[00339]
図46Aは、ユーザタブレット122又は装置100の専用の表示デバイス上に表示し得る補給品注文確認画面4600の例示の画面ショットを示している。確認画面4600は、注文が完了したというメッセージ4602を提供すると共に、注文したすべての項目を再集計している。
図46Bは確認画面4600の例示の画面ショットの続きである。
【0240】
本開示に関する追加の態様
[00340]本明細書に記載した主題の態様は、単独で役立つことも、本明細書に記載した他の態様のうちの任意の1つ又は幾つかとの組合せにより役立つこともある。上記の説明を制限するものではないが本開示の1番目の態様では、在宅医用デバイスシステムは、患者に対して在宅治療を実行する複数の在宅治療装置と、接続サーバと、接続サーバを通して在宅治療装置に結合されたシステムハブと、システムハブにアクセスするように構成されたウェブポータルと、ウェブポータルを介してシステムハブに接続された複数の診療所と、ウェブポータルを介してアクセス可能なウェブサイトであって、複数の在宅治療装置を用いている患者にとって使用可能な患者部分を含み、さらに診療所が在宅治療装置を管理することを可能にする診療担当者部分を含むウェブサイトと、を備える。
【0241】
[00341]本明細書に記載した他の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用し得る本開示の2番目の態様では、在宅治療は腎臓治療を含む。
【0242】
[00342]本明細書に記載した他の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用し得る本開示の3番目の態様では、腎臓治療は、血液透析、腹膜透析、血液ろ過、血液透析ろ過又は持続的腎代替のうちの任意の1つ又は幾つかを含む。
【0243】
[00343]本明細書に記載した他の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用し得る本開示の4番目の態様では、在宅治療装置は、(i)血液透析装置、(ii)腹膜透析装置、(iii)血液ろ過装置、(iv)血液透析ろ過装置、(v)持続的腎代替装置、(vi)医用送達装置又は(vii)栄養治療を実施する装置からなる群より選択される少なくとも1つのタイプのものである。
【0244】
[00344]本明細書に記載した他の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用し得る本開示の5番目の態様では、各在宅治療装置は、在宅治療装置によって実行された処置を記録するログファイルを作成すると共に、このログファイルを接続サーバを通してシステムハブに送る。
【0245】
[00345]本明細書に記載した他の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用し得る本開示の6番目の態様では、接続サーバは対応する在宅治療装置がオンになるまで診療所からのデータを受け取って記憶しており、その後でこのデータは対応する在宅治療装置に転送される。
【0246】
[00346]本明細書に記載した他の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用し得る本開示の7番目の態様では本システムは、転送されたデータが新たなデバイスプログラムを含む場合に、対応する在宅治療装置の患者は新たなデバイスプログラムが対応する在宅治療装置によって実行される前に新たなデバイスプログラムを受け容れなければならないように構成されている。
【0247】
[00347]本明細書に記載した他の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用し得る本開示の8番目の態様では、ウェブサイトの診療担当者部分は、在宅治療装置のうちの1つを動作させるために患者の居宅で必要となる補給品を指定するための治療処方指示画面を含む。
【0248】
[00348]本明細書に記載した他の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用し得る本開示の9番目の態様では、ウェブサイトの診療担当者部分は、在宅治療装置のうちの1つを動作させるためのパラメータを設定するためのデバイスプログラム画面を含む。
【0249】
[00349]本明細書に記載した他の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用し得る本開示の10番目の態様ではデバイスプログラム画面は、同じ在宅治療装置と患者について、異なるデバイスプログラムにおいてパラメータを異なる設定にすることが可能である。
【0250】
[00350]本明細書に記載した他の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用し得る本開示の11番目の態様では、パラメータのうちの少なくとも1つが範囲として設定され、患者は在宅治療装置による動作のためにこの範囲内で選択することが可能である。
【0251】
[00351]本明細書に記載した他の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用し得る本開示の12番目の態様では、デバイスプログラム画面は、複数のパラメータに事前に選択した値を埋め込むためのテンプレートを呼び出すことを可能にする。
【0252】
[00352]本明細書に記載した他の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用し得る本開示の13番目の態様では、ウェブサイトの診療担当者部分は、診療担当者が少なくとも1つの処置表示の様子を設定することを可能にする患者設定値画面を含む。
【0253】
[00353]本明細書に記載した他の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用し得る本開示の14番目の態様では、ウェブサイトの診療担当者部分は、患者のリストと、各患者に関連付けされており、処置中に事前定義の処置条件又はアラートが生じたかどうかを示す通知と、を含む診療担当者ダッシュボードを含む。
【0254】
[00354]本明細書に記載した他の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用し得る本開示の15番目の態様では、ダッシュボードは、患者のリスト内の各患者を、(i)患者に関する詳細な処置データを提供する処置概要、又は(ii)患者に関する履歴処置データを提供する患者スナップショットのうちの少なくとも一方に関連付ける。
【0255】
[00355]本明細書に記載した他の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用し得る本開示の16番目の態様では、本システムは、システムハブと通信する製品開発クライアントを含み、製品開発クライアントは、システムハブ及び接続サーバを介して在宅治療装置にダウンロード可能なファームウェアアップグレードを提供することが可能である。
【0256】
[00356]本明細書に記載した他の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用し得る本開示の17番目の態様では、本システムは、システムハブと通信するサービス要員監督者を含み、サービス要員監督者は、複数の在宅治療装置のうちの1つ又は幾つかに関するファームウェアアップグレードを、承認を受ける在宅治療装置にファームウェアアップグレードがダウンロードされる前に承認することができる。
【0257】
[00357]本明細書に記載した他の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用し得る本開示の18番目の態様では、本システムは、システムハブと通信する少なくとも1人のサービス要員を含み、各サービス要員は、複数の在宅治療装置のうちの少なくとも1つに対して専従であり、少なくとも1人のサービス要員は、ファームウェアアップグレードをサービス要員監督者による承認後にいつ少なくとも1つの専用の在宅治療装置に送達させるかを決定することができる。
【0258】
[00358]本明細書に記載した他の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用し得る本開示の19番目の態様では接続サーバは、(i)パケット状のデータ内のすべてのデータが実際に送られたこと、又は(ii)データが適正な在宅治療装置に送られたことのうちの少なくとも一方のチェックを提供するように構成されている。
【0259】
[00359]本開示の20番目の態様では、第1〜19番目の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部は、第1〜19番目の態様のそれ以外のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用することができる。
【0260】
[00360]本明細書に記載した他の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用し得る本開示の21番目の態様では治療装置を個人別設定するための方法は、患者に対する一意の患者IDを作成するステップと、患者に関する情報を作成するステップであって、情報が処方指示に基づく治療装置設定値を含む、ステップと、患者ID及び第2の患者識別子を治療装置に入力することによって治療装置を患者にリンクさせるステップであって、この情報が治療装置に送られるようにさせるリンクさせるステップと、を含む。
【0261】
[00361]本明細書に記載した他の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用し得る本開示の22番目の態様では、治療装置が第2の治療装置であると共に、診療所内に第1の治療装置を設けるステップと、第1の治療装置を動作させて診療所において腎臓治療を実行するように患者を訓練するステップと、第2の治療装置を患者の居宅に送るステップであって、リンクさせるステップが第2の治療装置を患者の居宅に送るステップの後で行われている送るステップと、をさらに含む。
【0262】
[00362]本明細書に記載した他の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用し得る本開示の23番目の態様では、診療担当者によって患者IDが第2の治療装置に入力される。
【0263】
[00363]本明細書に記載した他の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用し得る本開示の24番目の態様では、その治療装置が第2の治療装置であると共に、そのリンクのステップが患者によって使用される第1の治療装置が機能不全となった後に実行される。
【0264】
[00364]本明細書に記載した他の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用し得る本開示の25番目の態様では、第2の患者識別子が患者の生年月日である。
【0265】
[00365]本明細書に記載した他の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用し得る本開示の26番目の態様では、第2の治療装置は最初に前記治療装置設定値に従って動作する。
【0266】
[00366]本開示の27番目の態様では、21番目〜26番目の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部は、21番目〜26番目の態様のそれ以外のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用することができる。
【0267】
[00367]本明細書に記載した他の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用し得る本開示の28番目の態様では、腎臓治療装置を用いて患者の居宅又は居所において腎臓治療を実行するための方法は、腎臓治療に関する医師の処方指示を取り出すステップと、医師の処方指示に基づいて、患者の居宅以外の第1の箇所において透析器を含む補給品を選択するステップと、補給品及び腎臓治療装置を患者の居宅又は居所に送るステップと、を含む。
【0268】
[00368]本明細書に記載した他の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用し得る本開示の29番目の態様では、腎臓治療装置を用いて患者の居宅において腎臓治療を実行するための方法は、腎臓治療に関する医師の処方指示を取り出すステップと、医師の処方指示に基づいて、腎臓治療装置を動作させるために患者の居宅又は居所以外の第1の箇所において設定値を選択するステップと、設定値に従って患者に対して腎臓治療を実行するステップと、を含む。
【0269】
[00369]本明細書に記載した他の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用し得る本開示の30番目の態様では、本方法はさらに、第1の箇所において腎臓治療装置を動作させるための設定値を変更するステップと、患者の居宅又は居所において変更した設定値に従って患者に対して腎臓治療を実行するステップと、を含む。
【0270】
[00370]本明細書に記載した他の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用し得る本開示の31番目の態様では、設定値は、パラメータとパラメータに関する許容される値の範囲とを含む。
【0271】
[00371]本明細書に記載した他の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用し得る本開示の32番目の態様では、設定値はパラメータに関する患者編集可能な設定値をさらに含み、且つ患者編集可能な設定値が有効である場合に患者はパラメータに関する許容される値の範囲内でパラメータの値を変更することが可能である。
【0272】
[00372]本開示の33番目の態様では、29番目〜32番目の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部は、29番目〜32番目の態様のそれ以外のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用することができる。
【0273】
[00373]本明細書に記載した他の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用し得る本開示の34番目の態様では、在宅治療装置を動作させる方法は、在宅治療装置を用いて処置を実行するステップと、処置に関係するログファイルを記憶するステップと、システム通信を用いてログファイルを接続サーバに送るステップと、を含む。
【0274】
[00374]本明細書に記載した他の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用し得る本開示の35番目の態様では、本方法はさらに、在宅治療装置を用いて処置を実行する前に、在宅治療装置の設定の更新に関して接続サーバに問合せするステップと、更新された設定値が存在する場合に、更新された設定値をシステム通信を介して在宅治療装置に送るステップと、を含む。
【0275】
[00375]本明細書に記載した他の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用し得る本開示の36番目の態様では、本方法は、処置に関係するログファイルを記憶した後で且つログファイルを接続サーバに送る前に少なくとも1つの事後処置動作を実行するステップを含む。
【0276】
[00376]本開示の37番目の態様では、34番目〜36番目の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部は、34番目〜36番目の態様のそれ以外のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用することができる。
【0277】
[00377]本明細書に記載した他の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用し得る本開示の38番目の態様では、在宅治療装置に関するファームウェアをアップグレードする方法は、複数の在宅治療装置に関してアップグレードされたファームウェアを作成するステップと、複数の在宅治療装置に関するアップグレードされたファームウェアを承認するステップと、アップグレードされたファームウェアを第1の箇所にアップロードするステップと、承認された在宅治療装置のうちのどれがアップグレードされたファームウェアを受け取るべきかを決定するステップと、アップグレードされたファームウェアを受け取るべきとされた各在宅治療装置について(i)第1の箇所からアップグレードされたファームウェアを受け取るべきとされた各在宅治療装置に関連付けされた接続サーバにアップグレードされたファームウェアをアップロードするサブステップと、(ii)アップグレードされたファームウェアをアップグレードされたファームウェアを受け取るべきとされた各在宅治療装置に送る時点を選択するサブステップと、(iii)アップグレードされたファームウェアを選択された時点で接続サーバからアップグレードされたファームウェアを受け取るべきとされた各在宅治療装置に送るサブステップと、を含む。
【0278】
[00378]本明細書に記載した他の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用し得る本開示の39番目の態様では、本方法は、アップグレードされたファームウェアを受け取る在宅治療装置に関連付けされた各患者にアップグレードされたファームウェアをインストールするかどうかについてプロンプトを出すステップを含む。
【0279】
[00379]本明細書に記載した他の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用し得る本開示の40番目の態様では、本方法は、アップグレードされたファームウェアをインストールするかどうかについてのアップグレードされたファームウェアを受け取る在宅治療装置による決定を含む。
【0280】
[00380]本明細書に記載した他の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用し得る本開示の41番目の態様では、本方法は、アップグレードされたファームウェアを受け取る在宅治療装置に関連付けされた各患者にアップグレードされたファームウェアをインストールすることを承認するためのプロンプトを出すステップと、アップグレードされたファームウェアが承認済みであるかどうかについてのアップグレードされたファームウェアを受け取る在宅治療装置による決定と、を含む。
【0281】
[00381]本開示の42番目の態様では、38番目〜41番目の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部は、38番目〜41番目の態様のそれ以外のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用することができる。
【0282】
[00382]本明細書に記載した他の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用し得る本開示の43番目の態様では、治療エントリ、変更及び報告システムは、治療エントリ、変更及び報告の情報を表示するためのウェブサイトと、ウェブサイトと患者に対して在宅治療を実行する複数の在宅治療装置との間の情報の流れを管理するためのシステムハブと、を含んでおり、このウェブサイトは、在宅治療装置のうちの1つを動作させるために患者の居宅で必要となる補給品を指定するための治療処方指示画面と、在宅治療装置のうちの1つが動作する際のパラメータを設定するためのデバイスプログラム画面と、患者のリスト及び各患者に関連付けされている処置中に事前定義の処置条件又はアラートが生じたかどうかを示す通知とを有する診療担当者ダッシュボードと、を含む。
【0283】
[00383]本明細書に記載した他の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用し得る本開示の44番目の態様では、デバイスプログラム画面が第1のパラメータと第2のパラメータとを含み、且つ第2のパラメータに入力可能な値が第1のパラメータに入力された値に依存する。
【0284】
[00384]本明細書に記載した他の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用し得る本開示の45番目の態様では、デバイスプログラム画面が第1のデバイスプログラム画面であると共に第2のデバイスプログラム画面を含み、第1のパラメータが第1のデバイスプログラム画面上に出現し且つ第2のパラメータが第2のデバイスプログラム画面上に出現するようにしている。
【0285】
[00385]本明細書に記載した他の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用し得る本開示の46番目の態様では、第2のデバイスプログラム画面への診療担当者のアクセスが第1のデバイスプログラム画面上でパラメータに入力された値に依存する。
【0286】
[00386]本開示の47番目の態様では、43番目〜46番目の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部は、43番目〜46番目の態様のそれ以外のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用することができる。
【0287】
[00387]本明細書に記載した他の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用し得る本開示の48番目の態様では、ユーザインターフェースを有する在宅治療装置によって使用される補給品を検証する方法は、在宅治療に関する医師の処方指示を取り出すステップと、補給品を在宅治療装置に接続するステップであって、この補給品は自身に関する情報を示したコードを含む接続するステップと、在宅治療装置のユーザインターフェースを用いてコードを取得するステップと、取得したコードから補給品に関する情報を決定するステップと、補給品に関する決定された情報を処方指示と比較するステップと、補給品に関する決定された情報が処方指示と適合する場合に在宅治療を実行するステップと、を含む。
【0288】
[00388]本明細書に記載した他の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用し得る本開示の49番目の態様では、補給品が医薬品に関する容器を含み、処方指示が在宅治療で使用すべき医薬品の濃度を含み、且つコードが容器内の医薬品の実際の濃度を示している。
【0289】
[00389]本明細書に記載した他の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用し得る本開示の50番目の態様では、補給品が透析器を含み、処方指示が透析器の種類を含み、且つコードが透析器の種類を示している。
【0290】
[00390]本明細書に記載した他の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用し得る本開示の51番目の態様では、ユーザインターフェースは在宅治療装置とワイヤレスで通信する。
【0291】
[00391]本明細書に記載した他の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用し得る本開示の52番目の態様では、ユーザインターフェースはコードを読み取るように動作可能なカメラを含む。
【0292】
[00392]本開示の53番目の態様では、48番目〜52番目の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部は、48番目〜52番目の態様のそれ以外のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用することができる。
【0293】
[00393]本明細書に記載した他の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用し得る本開示の54番目の態様では、在宅治療装置に対して、在宅治療装置上に記憶された複数の処方指示からのある処方指示の患者選択を可能にすること、選択した処方指示に従って在宅治療装置を使用して処置を実行すること、在宅治療装置を消毒すること、在宅治療装置によって実行された処置を記録するログファイルを作成すること、を行わせる命令を記憶するコンピュータ読み取り可能媒体が構築される。
【0294】
[00394]本明細書に記載した他の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用し得る本開示の55番目の態様では、その命令は在宅治療装置に対して、ログファイルをシステムハブに送ること、(i)複数の処方指示からの処方指示のうちの1つに関する更新、又は(ii)新たな処方指示のうちの少なくとも一方についてシステムハブに問合せすること、を行わせるようにさらに構築されている。
【0295】
[00395]本明細書に記載した他の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用し得る本開示の56番目の態様では、その命令は在宅治療装置に対して、水処理デバイス、重量計、血圧測定用腕帯又はタブレットのうちの少なくとも1つからデータを受け取らせるようにさらに構築されている。
【0296】
[00396]本明細書に記載した他の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用し得る本開示の57番目の態様では、在宅治療装置は重量計、血圧測定用腕帯又はタブレットのうちの少なくとも1つにワイヤレスで接続される。
【0297】
[00397]本開示の58番目の態様では、54番目〜57番目の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部は、54番目〜57番目の態様のそれ以外のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用することができる。
【0298】
[00398]本明細書に記載した他の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用し得る本開示の59番目の態様では、診療担当者が複数の在宅治療装置を管理することを可能にする診療担当者ユーザインターフェースをコンピューティングデバイスに表示させる命令を記憶するコンピュータ読み取り可能媒体が構築されており、この診療担当者ユーザインターフェースは、(i)在宅治療装置のうちの1つが処置を実行させるパラメータを設定するためのデバイスプログラム画面と、診療担当者ダッシュボードであって(a)患者のリストと(b)各患者に関連付けされている、処置中に事前定義の条件が生じたかどうかを示す通知とを含む診療担当者ダッシュボードと、を含む。
【0299】
[00399]本明細書に記載した他の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用し得る本開示の60番目の態様では、その命令はコンピューティングデバイスに対して、デバイスプログラム画面上で第1のパラメータに入力された第1の値を記憶すること、この第1の値に基づいて、第2の値をデバイスプログラム画面上で第2のパラメータに入力することが可能であるかどうかを決定すること、を行わせるようにさらに構築されている。
【0300】
[00400]本明細書に記載した他の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用し得る本開示の61番目の態様では、その命令はコンピューティングデバイスに対して、デバイスプログラム画面、在宅治療装置のうちの1つに関する補給品を注文するための治療処方指示画面、患者に対して処置を出現させる方法を制御するための患者設定値画面、又は在宅治療装置上で処置を実行する方法以外の設定値を制御するためのシステム設定値画面のうちの少なくとも1つに事前に選択した値を埋め込むために呼び出すことが可能なテンプレートを記憶させるようにさらに構築されている。
【0301】
[00401]本明細書に記載した他の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用し得る本開示の62番目の態様では、その命令はコンピューティングデバイスに対して、処置の間に生じる可能性がある処置事象をリストした規則画面を表示すること、この規則画面内に診療担当者が入力した処置事象に関連する条件を記憶すること、この条件に基づいて在宅治療装置から受け取ったログファイルを評価して通知を作成すること、を行わせるようにさらに構築されている。
【0302】
[00402]本明細書に記載した他の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用し得る本開示の63番目の態様では、その命令はコンピューティングデバイスに対して、通知に関連付けされた条件を同じ診療担当者が検討したか異なる診療担当者が検討したかを示しているインジケータを表示させるようにさらに構築されている。
【0303】
[00403]本開示の64番目の態様では、59番目〜63番目の態様のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部は、59番目〜63番目の態様のそれ以外のうちのいずれか1つ又は幾つか又は全部と組み合わせて使用することができる。
【0304】
[00404]65番目の態様では、
図1〜46Bに関連して図示し説明した構造及び機能のうちのいずれをも、本明細書にリストした任意の一態様と組み合わせて、又は本明細書にリストした複数の態様と組み合わせて用いることができる。
【0305】
[00405]本明細書に記載した目下の好ましい実施形態に対する様々な変更及び修正は当業者には明らかであることを理解されたい。こうした変更及び修正は、本主題の精神及び範囲を逸脱することなく且つその目的とする利点を減ずることなく実施することが可能である。したがって、こうした変更及び修正は添付の特許請求の範囲によって包含されるように意図している。