特許第6563140号(P6563140)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6563140共演ビデオにおける相手のマッチング方法及び端末並びにコンピュータ読み取り可能記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6563140
(24)【登録日】2019年8月2日
(45)【発行日】2019年8月21日
(54)【発明の名称】共演ビデオにおける相手のマッチング方法及び端末並びにコンピュータ読み取り可能記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04N 5/91 20060101AFI20190808BHJP
   H04N 5/76 20060101ALI20190808BHJP
   H04N 5/765 20060101ALI20190808BHJP
【FI】
   H04N5/91
   H04N5/76
   H04N5/765
【請求項の数】20
【全頁数】21
(21)【出願番号】特願2018-531229(P2018-531229)
(86)(22)【出願日】2017年2月21日
(65)【公表番号】特表2019-506035(P2019-506035A)
(43)【公表日】2019年2月28日
(86)【国際出願番号】CN2017074301
(87)【国際公開番号】WO2017157141
(87)【国際公開日】20170921
【審査請求日】2018年6月14日
(31)【優先権主張番号】201610143349.X
(32)【優先日】2016年3月14日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】514187420
【氏名又は名称】テンセント・テクノロジー・(シェンジェン)・カンパニー・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100091214
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 進介
(72)【発明者】
【氏名】ワン,クイアニ
(72)【発明者】
【氏名】ダイ,ヤンガン
(72)【発明者】
【氏名】シ,フェン
(72)【発明者】
【氏名】ウ,ファクイアン
(72)【発明者】
【氏名】チュイ,リンルイ
(72)【発明者】
【氏名】シオン,タオ
(72)【発明者】
【氏名】ガオ,ユー
(72)【発明者】
【氏名】ウ,ユンシェン
【審査官】 川中 龍太
(56)【参考文献】
【文献】 特開2014−175850(JP,A)
【文献】 特開2012−182724(JP,A)
【文献】 特開2010−057050(JP,A)
【文献】 特表2012−530404(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2012/0311448(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 5/76 − 5/956
H04N 21/00 − 21/858
G06F 13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
共演ビデオにおける相手マッチング方法であって、
プロセッサを使用することにより、第1のユーザ識別子により記録され且つ第1の役が演じられるビデオを取得するステップと、
設定されたユーザタイプと、前記第1の役にマッチする第2の役が演じられるビデオと、各ユーザタイプの中で前記第2の役を演じる第2のユーザ識別子とを取得するステップと、
各ユーザタイプの中で前記第2の役が各第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオの合計スコアを取得するステップと、
合計スコアの降順に、各ユーザタイプの中で前記第2の役が前記第2のユーザ識別子により対応して演じられる前記ビデオをランク付けするステップと、
各ユーザタイプの中で前記第2の役が演じられる前記ビデオのランク付け結果をそれぞれ表示するステップと、
前記ランク付け結果から選択され且つ前記第2の役が演じられるビデオを取得するステップと、
前記第2の役が演じられる前記選択されたビデオと、前記第1の役が演じられる前記ビデオとを完成ビデオに合成するステップと
を含む方法。
【請求項2】
各ユーザタイプの中で前記第2の役が各第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオの合計スコアを取得するステップは、
前記第2の役が前記第2のユーザ識別子により対応して演じられる前記ビデオのフィードバックスコアを取得するステップと、
前記第1の役を演じる第1のユーザの属性情報と、前記第2の役を演じる各第2のユーザの属性情報とを取得するステップと、
前記第1のユーザの前記属性情報及び各第2のユーザの前記属性情報に従って、各第2のユーザの属性スコアを取得するステップと、
各第2のユーザの前記属性スコアと対応するフィードバックスコアとの積に従って、前記第2の役が各第2のユーザ識別子により対応して演じられる前記ビデオの対応する合計スコアを取得するステップと
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第2の役が前記第2のユーザ識別子により対応して演じられる前記ビデオのフィードバックスコアを取得するステップは、
前記第2の役が前記第2のユーザ識別子により対応して演じられる前記ビデオを含む全てのビデオの基本スコアの和を取得するステップと、前記基本スコアの前記和を、前記第2の役が前記第2のユーザ識別子により対応して演じられる前記ビデオの前記フィードバックスコアとして使用するステップとを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第2の役が前記第2のユーザ識別子により対応して演じられる前記ビデオを含む全てのビデオの基本スコアの和を取得するステップは、
前記第2の役が前記第2のユーザ識別子により対応して演じられる各ビデオの再生スコア及びインタラクションスコアを取得するステップと、前記再生スコアと前記インタラクションスコアとの和を、前記第2の役が前記第2のユーザ識別子により対応して演じられる前記ビデオの基本スコアとして使用し、次に、全ての基本スコアの和を計算するステップとを含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記第2の役が前記第2のユーザ識別子により対応して演じられる各ビデオの再生スコア及びインタラクションスコアを取得するステップは、
前記第2の役が前記第2のユーザ識別子により対応して演じられる前記ビデオの再生回数、表示回数、コメント回数及びお気に入り回数を取得するステップと、
前記表示回数に対する前記再生回数の比を第1の係数因子で乗算することにより、前記第2の役が前記第2のユーザ識別子により対応して演じられる前記ビデオの前記再生スコアを取得するステップと、
前記コメント回数と第2の係数因子との積及び前記お気に入り回数と第3の係数因子との積を取得し、次に、前記第2の役が前記第2のユーザ識別子により対応して演じられる前記ビデオの前記インタラクションスコアを取得するために、前記再生回数に対する前記2つの積の和の比を取得するステップと
を含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
各ユーザタイプの優先度を取得するステップと、
優先度の降順に前記ユーザタイプをランク付けするステップと、
前記優先度のレベルに従って前記ユーザタイプを表示するステップと
を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
各ユーザタイプの中で表示されるのが許可されているビデオの最大数を取得するステップを更に含み、
各ユーザタイプの中で前記第2の役が演じられる前記ビデオのランク付け結果をそれぞれ表示するステップは、
前記第2の役が演じられるビデオの数がユーザタイプの中の対応する最大数を超えるときに、前記第2の役が演じられる前記ビデオの合計スコアの降順に、表示のための前記最大数のビデオを選択するステップ、又は
前記第2の役が演じられるビデオの数がユーザタイプの中の対応する最大数を超えないときに、前記ユーザタイプの中で前記第2の役が演じられる前記ビデオの全てを表示するステップ
を含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記第2の役が演じられる前記選択されたビデオと、前記第1の役が演じられる前記ビデオとを前記完成ビデオに合成するステップは、
より高い優先度を有するユーザタイプが、前記第2の役が演じられるビデオを含む場合、より高い優先度を有する前記ユーザタイプから、合計スコアが最高であり且つ前記第2の役が演じられるビデオを選択し、合計スコアが最高であり且つ前記第2の役が演じられる前記選択されたビデオを、前記第2の役が演じられる選択されたビデオとして使用するステップ、又は
より高い優先度を有するユーザタイプが、前記第2の役が演じられるビデオを含まない場合、より低い優先度を有する隣接するユーザタイプから、合計スコアが最高であり且つ前記第2の役が演じられるビデオを選択し、合計スコアが最高であり且つ前記第2の役が演じられる前記選択されたビデオを、前記第2の役が演じられる選択されたビデオとして使用するステップ
を含む、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
メモリ及びプロセッサを含む端末であって、
前記メモリは、コンピュータ読み取り可能命令を記憶し、前記命令は、前記プロセッサにより実行されたときに、前記プロセッサに対して以下の動作、すなわち、
第1のユーザ識別子により記録され且つ第1の役が演じられるビデオを取得する動作と、
設定されたユーザタイプと、前記第1の役にマッチする第2の役が演じられるビデオと、各ユーザタイプの中で前記第2の役を演じる第2のユーザ識別子とを取得する動作と、
各ユーザタイプの中で前記第2の役が各第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオの合計スコアを取得する動作と、
合計スコアの降順に、各ユーザタイプの中で前記第2の役が前記第2のユーザ識別子により対応して演じられる前記ビデオをランク付けする動作と、
各ユーザタイプの中で前記第2の役が演じられる前記ビデオのランク付け結果をそれぞれ表示する動作と、
前記ランク付け結果から選択され且つ前記第2の役が演じられるビデオを取得する動作と、
前記第2の役が演じられる前記選択されたビデオと、前記第1の役が演じられる前記ビデオとを完成ビデオに合成する動作と
を実行させる端末。
【請求項10】
各ユーザタイプの中で前記第2の役が各第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオの合計スコアを取得する動作は、
前記第2の役が前記第2のユーザ識別子により対応して演じられる前記ビデオのフィードバックスコアを取得する動作と、
前記第1の役を演じる第1のユーザの属性情報と、前記第2の役を演じる各第2のユーザの属性情報とを取得する動作と、
前記第1のユーザの前記属性情報及び各第2のユーザの前記属性情報に従って、各第2のユーザの属性スコアを取得する動作と、
各第2のユーザの前記属性スコアと対応するフィードバックスコアとの積に従って、前記第2の役が各第2のユーザ識別子により対応して演じられる前記ビデオの対応する合計スコアを取得する動作と
を含む、請求項9に記載の端末。
【請求項11】
前記第2の役が前記第2のユーザ識別子により対応して演じられる前記ビデオのフィードバックスコアを取得する動作は、
前記第2の役が前記第2のユーザ識別子により対応して演じられる前記ビデオを含む全てのビデオの基本スコアの和を取得する動作と、前記基本スコアの前記和を、前記第2の役が前記第2のユーザ識別子により対応して演じられる前記ビデオの前記フィードバックスコアとして使用する動作とを含む、請求項10に記載の端末。
【請求項12】
前記第2の役が前記第2のユーザ識別子により対応して演じられる前記ビデオを含む全てのビデオの基本スコアの和を取得する動作は、
前記第2の役が前記第2のユーザ識別子により対応して演じられる各ビデオの再生スコア及びインタラクションスコアを取得する動作と、前記再生スコアと前記インタラクションスコアとの和を、前記第2の役が前記第2のユーザ識別子により対応して演じられる前記ビデオの基本スコアとして使用し、次に、全ての基本スコアの和を計算する動作とを含む、請求項11に記載の端末。
【請求項13】
前記第2の役が前記第2のユーザ識別子により対応して演じられる各ビデオの再生スコア及びインタラクションスコアを取得する動作は、
前記第2の役が前記第2のユーザ識別子により対応して演じられる前記ビデオの再生回数、表示回数、コメント回数及びお気に入り回数を取得する動作と、
前記表示回数に対する前記再生回数の比を第1の係数因子で乗算することにより、前記第2の役が前記第2のユーザ識別子により対応して演じられる前記ビデオの前記再生スコアを取得する動作と、
前記コメント回数と第2の係数因子との積及び前記お気に入り回数と第3の係数因子との積を取得し、次に、前記第2の役が前記第2のユーザ識別子により対応して演じられる前記ビデオの前記インタラクションスコアを取得するために、前記再生回数に対する前記2つの積の和の比を取得する動作と
を含む、請求項12に記載の端末。
【請求項14】
前記プロセッサは、
各ユーザタイプの優先度を取得し、
優先度の降順に前記ユーザタイプをランク付けし、
前記優先度のレベルに従って前記ユーザタイプを表示するように更に構成される、請求項9に記載の端末。
【請求項15】
前記プロセッサは、
各ユーザタイプの中で表示されるのが許可されているビデオの最大数を取得するように更に構成され、
各ユーザタイプの中で前記第2の役が演じられる前記ビデオのランク付け結果をそれぞれ表示する動作は、
前記第2の役が演じられるビデオの数がユーザタイプの中の対応する最大数を超えるときに、前記第2の役が演じられる前記ビデオの合計スコアの降順に、表示のための前記最大数のビデオを選択する動作、又は
前記第2の役が演じられるビデオの数がユーザタイプの中の対応する最大数を超えないときに、前記ユーザタイプの中で前記第2の役が演じられる前記ビデオの全てを表示する動作
を含む、請求項14に記載の端末。
【請求項16】
前記第2の役が演じられる前記選択されたビデオと、前記第1の役が演じられる前記ビデオとを前記完成ビデオに合成する動作は、
より高い優先度を有するユーザタイプが、前記第2の役が演じられるビデオを含む場合、より高い優先度を有する前記ユーザタイプから、合計スコアが最高であり且つ前記第2の役が演じられるビデオを選択し、合計スコアが最高であり且つ前記第2の役が演じられる前記選択されたビデオを、前記第2の役が演じられる選択されたビデオとして使用する動作、又は
より高い優先度を有するユーザタイプが、前記第2の役が演じられるビデオを含まない場合、より低い優先度を有する隣接するユーザタイプから、合計スコアが最高であり且つ前記第2の役が演じられるビデオを選択し、合計スコアが最高であり且つ前記第2の役が演じられる前記選択されたビデオを、前記第2の役が演じられる選択されたビデオとして使用する動作
を含む、請求項14に記載の端末。
【請求項17】
コンピュータ実行可能命令を含む1つ以上の不揮発性コンピュータ読み取り可能記憶媒体であって、
前記コンピュータ実行可能命令は、1つ以上のプロセッサにより実行されたときに、前記プロセッサに対して以下の動作、すなわち、
第1のユーザ識別子により記録され且つ第1の役が演じられるビデオを取得する動作と、
設定されたユーザタイプと、前記第1の役にマッチする第2の役が演じられるビデオと、各ユーザタイプの中で前記第2の役を演じる第2のユーザ識別子とを取得する動作と、
各ユーザタイプの中で前記第2の役が各第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオの合計スコアを取得する動作と、
合計スコアの降順に、各ユーザタイプの中で前記第2の役が前記第2のユーザ識別子により対応して演じられる前記ビデオをランク付けする動作と、
各ユーザタイプの中で前記第2の役が演じられる前記ビデオのランク付け結果をそれぞれ表示する動作と、
前記ランク付け結果から選択され且つ前記第2の役が演じられるビデオを取得する動作と、
前記第2の役が演じられる前記選択されたビデオと、前記第1の役が演じられる前記ビデオとを完成ビデオに合成する動作と
を実行させる不揮発性コンピュータ読み取り可能記憶媒体。
【請求項18】
前記プロセッサは、
前記第2の役が前記第2のユーザ識別子により対応して演じられる前記ビデオのフィードバックスコアを取得し、
前記第1の役を演じる第1のユーザの属性情報と、前記第2の役を演じる各第2のユーザの属性情報とを取得し、
前記第1のユーザの前記属性情報及び各第2のユーザの前記属性情報に従って、各第2のユーザの属性スコアを取得し、
各第2のユーザの前記属性スコアと対応するフィードバックスコアとの積に従って、前記第2の役が各第2のユーザ識別子により対応して演じられる前記ビデオの対応する合計スコアを取得するように構成される、請求項17に記載のコンピュータ読み取り可能記憶媒体。
【請求項19】
前記プロセッサは、
前記第2の役が前記第2のユーザ識別子により対応して演じられる前記ビデオの再生回数、表示回数、コメント回数及びお気に入り回数を取得し、
前記表示回数に対する前記再生回数の比を第1の係数因子で乗算することにより、前記第2の役が前記第2のユーザ識別子により対応して演じられる前記ビデオの再生スコアを取得し、
前記コメント回数と第2の係数因子との積及び前記お気に入り回数と第3の係数因子との積を取得し、次に、前記第2の役が前記第2のユーザ識別子により対応して演じられる前記ビデオのインタラクションスコアを取得するために、前記再生回数に対する前記2つの積の和の比を取得し、
前記第2の役が前記第2のユーザ識別子により対応して演じられる各ビデオの再生スコア及びインタラクションスコアを取得し、前記再生スコアと前記インタラクションスコアとの和を、前記第2の役が前記第2のユーザ識別子により対応して演じられる前記ビデオの基本スコアとして使用し、次に、全ての基本スコアの和を計算し、
前記第2の役が前記第2のユーザ識別子により対応して演じられる前記ビデオを含む全てのビデオの基本スコアの和を取得し、前記基本スコアの前記和を、前記第2の役が前記第2のユーザ識別子により対応して演じられる前記ビデオの前記フィードバックスコアとして使用するように構成される、請求項18に記載のコンピュータ読み取り可能記憶媒体。
【請求項20】
前記プロセッサは、
各ユーザタイプの優先度を取得し、
優先度の降順に前記ユーザタイプをランク付けし、
前記優先度のレベルに従って前記ユーザタイプを表示し、
各ユーザタイプの中で表示されるのが許可されているビデオの最大数を取得するように構成され、
各ユーザタイプの中で前記第2の役が演じられる前記ビデオのランク付け結果をそれぞれ表示する動作は、
前記第2の役が演じられるビデオの数がユーザタイプの中の対応する最大数を超えるときに、前記第2の役が演じられる前記ビデオの合計スコアの降順に、表示のための前記最大数のビデオを選択する動作、又は
前記第2の役が演じられるビデオの数がユーザタイプの中の対応する最大数を超えないときに、前記ユーザタイプの中で前記第2の役が演じられる前記ビデオの全てを表示する動作
を含む、請求項17に記載のコンピュータ読み取り可能記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願]
この出願は、2016年3月14日に中国特許庁に出願された「PARTNER MATCHING METHOD AND APPARATUS IN COSTARRING VIDEO」という名称の中国特許出願第201610143349.X号の優先権を主張し、この全内容を参照により援用する。
【0002】
[技術分野]
本開示は、コンピュータアプリケーションの分野に関し、特に共演ビデオにおける相手マッチング方法、端末及びコンピュータ読み取り可能記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
ネットワーク技術の進展によって、ネットワークを使用することにより様々な社会活動に参加するユーザ数の増加がある。生活を豊かにするために、何人かのユーザは、記録デバイスを使用することにより、自分が役を演じるビデオを記録し、記録されたビデオをネットワークにアップロードし、他のユーザが相手役のビデオを記録するのを待機し、自分が演じた役のビデオと、相手の役のビデオとを共演ビデオに合成する。
【0004】
しかし、従来の方式では、ユーザ自身により演じられるビデオ内の役が最初に記録され、ビデオ内の残りの役は、静止画像又はアニメーションで埋められ、誰かによって積極的に演じられるのを待機する。待機時間が過度に長いときに、共演の効率はかなり低減される。
【発明の概要】
【0005】
この出願の様々な実施例によれば、共演ビデオにおける相手マッチング方法、端末及びコンピュータ読み取り可能記憶媒体が提供される。
【0006】
共演ビデオにおける相手マッチング方法は、以下の動作、すなわち、
第1のユーザ識別子により記録され且つ第1の役が演じられるビデオを取得する動作と、
設定されたユーザタイプと、第1の役にマッチする第2の役が演じられるビデオと、各ユーザタイプの中で第2の役を演じる第2のユーザ識別子とを取得する動作と、
各ユーザタイプの中で第2の役が各第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオの合計スコアを取得する動作と、
合計スコアの降順に、各ユーザタイプの中で第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオをランク付けする動作と、
各ユーザタイプの中で第2の役が演じられるビデオのランク付け結果をそれぞれ表示する動作と、
ランク付け結果から選択され且つ第2の役が演じられるビデオを取得する動作と、
第2の役が演じられる選択されたビデオと、第1の役が演じられるビデオとを完成ビデオに合成する動作と
を含む。
【0007】
メモリ及びプロセッサを含む端末であり、メモリは、コンピュータ読み取り可能命令を記憶し、命令は、プロセッサにより実行されたときに、プロセッサに対して以下の動作、すなわち、
第1のユーザ識別子により記録され且つ第1の役が演じられるビデオを取得する動作と、
設定されたユーザタイプと、第1の役にマッチする第2の役が演じられるビデオと、各ユーザタイプの中で第2の役を演じる第2のユーザ識別子とを取得する動作と、
各ユーザタイプの中で第2の役が各第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオの合計スコアを取得する動作と、
合計スコアの降順に、各ユーザタイプの中で第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオをランク付けする動作と、
各ユーザタイプの中で第2の役が演じられるビデオのランク付け結果をそれぞれ表示する動作と、
ランク付け結果から選択され且つ第2の役が演じられるビデオを取得する動作と、
第2の役が演じられる選択されたビデオと、第1の役が演じられるビデオとを完成ビデオに合成する動作と
を実行させる。
【0008】
1つ以上の不揮発性コンピュータ読み取り可能記憶媒体は、コンピュータ実行可能命令を含み、コンピュータ実行可能命令は、1つ以上のプロセッサにより実行されたときに、プロセッサに対して以下の動作、すなわち、
第1のユーザ識別子により記録され且つ第1の役が演じられるビデオを取得する動作と、
設定されたユーザタイプと、第1の役にマッチする第2の役が演じられるビデオと、各ユーザタイプの中で第2の役を演じる第2のユーザ識別子とを取得する動作と、
各ユーザタイプの中で第2の役が各第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオの合計スコアを取得する動作と、
合計スコアの降順に、各ユーザタイプの中で第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオをランク付けする動作と、
各ユーザタイプの中で第2の役が演じられるビデオのランク付け結果をそれぞれ表示する動作と、
ランク付け結果から選択され且つ第2の役が演じられるビデオを取得する動作と、
第2の役が演じられる選択されたビデオと、第1の役が演じられるビデオとを完成ビデオに合成する動作と
を実行させる。
【0009】
本出願の1つ以上の実施例の詳細は、以下の添付図面及び説明において提供される。本開示の他の特徴、目的及び利点は、明細書、添付図面及び特許請求の範囲において明確になる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本出願の実施例又は既存技術における技術的解決策をより明確に説明するために、以下に、実施例又は既存技術を説明するために必要な添付図面について簡単に説明する。明らかに、以下の説明における添付図面は、本出願の単にいくつかの実施例を示しているに過ぎず、当業者は、創造的取り組みなしに、依然としてこれらの添付図面から他の図面を導き得る。
図1】実施例による共演ビデオにおける相手マッチング方法の適用環境の概略図である。
図2】実施例による端末の内部構成の概略図である。
図3】実施例による共演ビデオにおける相手マッチング方法のフローチャートである。
図4】実施例に従って各ユーザタイプの中で第2の役が各第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオの合計スコアを取得する動作の具体的なフローチャートである。
図5】ユーザタイプのランク付けのフローチャートである。
図6】共演ビデオに推薦されるべき且つ第2の役が演じられるビデオを表示する概略図である。
図7】実施例による共演ビデオにおける相手マッチング装置の構成ブロック図である。
図8】実施例によるスコア評価モジュールの内部構成のブロック図である。
図9】他の実施例による共演ビデオにおける相手マッチング装置の構成ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本開示の目的、技術的解決策及び利点をより明確且つより分かりやすくするために、以下に、添付図面及び実施例を参照して、本開示について詳細に更に説明する。ここに記載の具体的な実施例は、単に本開示を説明するために使用され、本開示を限定することを意図するものではないことが理解されるべきである。
【0012】
本開示において使用される「第1」及び「第2」のような用語は、明細書における様々な要素を記述するために使用できることが理解され得る。しかし、要素は、これらの用語により限定されない。これらの用語は、単に第1の要素を他の要素から区別するために使用されているに過ぎない。例えば、本開示の範囲を逸脱することなく、第1のクライアントは、第2のクライアントと呼ばれてもよい。同様に、第2のクライアントは、第1のクライアントと呼ばれてもよい。第1及び第2のクライアントの双方はクライアントであるが、同じクライアントではない。
【0013】
図1は、実施例による共演ビデオにおける相手マッチング方法の適用環境の概略図である。図1に示すように、適用環境は、端末110とサーバ120とを含む。端末110は、ネットワークを使用することによりサーバ120とデータ通信する。第1のユーザ識別子により記録され且つ第1の役が演じられるビデオを取得した後に、端末110は、ビデオをサーバ120にアップロードする。サーバ120は、第1の役にマッチする第2の役が演じられるビデオを取得し、各ユーザタイプの中で第2の役が演じられるビデオをそれぞれ表示し、第2の役が演じられる選択されたビデオに従って、第2の役が演じられる選択されたビデオと、第1の役が演じられるビデオとを完成ビデオに合成する。
【0014】
図2は、実施例による端末の内部構成の概略図である。図2に示すように、端末は、システムバスを使用することにより接続されたプロセッサと、不揮発性記憶媒体と、メモリと、ネットワークインタフェースと、音声収集デバイスと、表示画面と、スピーカと、入力デバイスとを含む。端末内の不揮発性記憶媒体は、オペレーティングシステムを記憶し、共演ビデオにおける相手マッチング装置を更に含む。プロセッサは、全体の端末の動作をサポートするために、計算及び制御機能を提供するように構成される。さらに、プロセッサは、共演ビデオにおける相手マッチング方法の手順を実行するように構成される。ネットワークインタフェースは、サーバとネットワーク通信を実行し、例えば、第2の役が演じられるビデオを取得する要求をサーバに送信したり、或いはサーバにより返信されたビデオを受信したりするように構成される。端末の表示画面は、液晶表示画面、電子インク表示画面等でもよい。入力デバイスは、表示画面を覆うタッチ層でもよく、或いは端末の筐体上に配置されたキー、トラックボール又はタッチパッドでもよく、或いは外部キーボード、タッチパッド、マウス等でもよい。端末は、移動電話、タブレットコンピュータ又はパーソナルデジタルアシスタントでもよい。当業者は、図2に示す構成において、この出願における解決策に関係する部分的な構成のブロック図のみが示されており、この出願における解決策が適用される端末への限定を構成しないことを理解し得る。具体的には、端末は、図面に示すものより多くのコンポーネント又は少ないコンポーネントを含んでもよく、或いはいくつかのコンポーネントが組み合わされてもよく、或いは異なるコンポーネントの配置が使用されてもよい。
【0015】
図3は、実施例による共演ビデオにおける相手マッチング方法のフローチャートである。図3に示すように、共演ビデオにおける相手マッチング方法は、以下の動作を含む。
【0016】
動作302:第1のユーザ識別子により記録され且つ第1の役が演じられるビデオを取得する。
【0017】
この実施例では、第1のユーザ識別子は、第1の役がユーザにより演じられているビデオ内のユーザのアイデンティティを一意に表すために使用される。第1のユーザ識別子は、文字列等でもよい。文字列は、adc又はadc123のような数字、字又は文字の1つ以上の組み合わせでもよい。代替として、第1のユーザ識別子は、モバイル番号、インスタント通信番号、電子メールボックス等でもよい。カメラのようなデバイスを使用することにより第1のユーザにより記録され且つ第1の役が第1のユーザにより演じられるビデオが取得される。
【0018】
動作304:設定されたユーザタイプと、第1の役にマッチする第2の役が演じられるビデオと、各ユーザタイプの中で第2の役を演じる第2のユーザ識別子とを取得する。
【0019】
この実施例では、ユーザタイプは、要件に従って設定されてもよい。ユーザタイプは、第1のユーザタイプ、第2のユーザタイプ、第3のユーザタイプ、第4のユーザタイプ、第5のユーザタイプ等を含んでもよく、これらに限定されない。
【0020】
例えば、ユーザタイプは、有名人、ユーザの友達、ユーザによりフォローされている人、エキスパート、一般ユーザ等を含んでもよい。有名人は、特定のアイデンティティを有する人である。ユーザの友達は、インスタント通信の友達又はモバイル連絡先の友達等である。ユーザによりフォローされている人は、ソーシャルアプリケーションプログラムにおいてユーザによりフォローされている人である。エキスパートは、或る分野における専門家又は優れた人である。一般ユーザは、有名人、ユーザの友達、ユーザによりフォローされている人及びエキスパート以外のユーザである。
【0021】
ユーザタイプが取得されたときに、ユーザタイプに対応するユーザリストが取得される。各ユーザタイプのユーザリストの中に、ユーザタイプの中の全てのユーザ識別子及びユーザ識別子が役を演じるビデオが記録される。第2の役が演じられるビデオ及び第2のユーザ識別子は、ユーザリストの中で見つけられる。
【0022】
各ユーザタイプの中で第2の役が演じられるビデオ及び第2のユーザ識別子が取得される。第2のユーザ識別子は、第2の役を演じるユーザのアイデンティティを表すために使用される。第2のユーザ識別子は、文字列等でもよい。文字列は、adc又はadc123のような数字、字又は文字の1つ以上の組み合わせでもよい。代替として、第2のユーザ識別子は、モバイル番号、インスタント通信番号、電子メールボックス等でもよい。例えば、第2の役が有名人により演じられるビデオ及び役を演じる有名人のユーザ識別子が取得され、第2の役がユーザの友達により演じられるビデオ及び役を演じるユーザの友達の識別子が取得され、第2の役がユーザによりフォローされている人により演じられるビデオ及び役を演じるユーザによりフォローされている人の識別子が取得され、第2の役がエキスパートにより演じられるビデオ及び役を演じるエキスパートの識別子が取得され、第2の役が一般ユーザにより演じられるビデオ及び役を演じる一般ユーザの識別子が取得される。
【0023】
第2の役を演じるユーザの全ての識別子は、第2のユーザ識別子である。
【0024】
動作306:各ユーザタイプの中で第2の役が各第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオの合計スコアを取得する。
【0025】
この実施例では、1つのユーザタイプは、第2の役が1つ以上の第2のユーザ識別子により対応して演じられる複数のビデオを含んでもよいため、第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオの合計スコアを取得するために、第2の役が各第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオのスコアが評価される。
【0026】
例えば、ユーザタイプは有名人である。有名人A及び有名人Bが第2の役を演じる。第2の役が有名人Aにより演じられるビデオ及び第2の役が有名人Bにより演じられるビデオが取得され、第2の役が有名人Aにより演じられるビデオの合計スコア及び第2の役が有名人Bにより演じられるビデオの合計スコアが評価される。
【0027】
動作308:合計スコアの降順に、各ユーザタイプの中で第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオをランク付けする。
【0028】
この実施例では、各ユーザタイプの中で、第2の役が演じられるビデオは、合計スコアの降順にランク付けされ、すなわち、第2の役が演じられるビデオは、独立したユーザタイプ毎にランク付けされ、他のユーザタイプと混合されない。例えば、有名人のタイプの中で第2の役が演じられるビデオは、ユーザの友達のタイプの中で第2の役が演じられるビデオとは比較してランク付けされない。さらに、各ユーザタイプの中で第2の役が演じられるビデオは、合計スコアの昇順にランク付けされてもよい。
【0029】
明らかに、他の実施例では、全てのユーザタイプの中で第2の役が演じられる全てのビデオは、合計スコアの降順又は昇順にランク付けされてもよいことが理解され得る。
【0030】
動作310:各ユーザタイプの中で第2の役が演じられるビデオのランク付け結果をそれぞれ表示する。
【0031】
この実施例では、第2の役が演じられるビデオのランク付け結果は、ユーザタイプに従ってユーザタイプ毎に表示される。例えば、ユーザタイプが有名人であるときに、有名人のタイプの中で第2の役が演じられるビデオのランク付け結果は、有名人のタイプの中で表示され、ユーザタイプがユーザの友達であるときに、ユーザの友達のタイプの中で第2の役が演じられるビデオのランク付け結果は、ユーザの友達のタイプの中で表示される。
【0032】
動作312:ランク付け結果から選択され且つ第2の役が演じられるビデオを取得する。
【0033】
この実施例では、ランク付け結果から選択され且つ第2の役が演じられるビデオは、第1のユーザ自身により選択されてもよく、或いは初期設定でシステムにより選択されてもよい。
【0034】
動作314:第2の役が演じられる選択されたビデオと、第1の役が演じられるビデオとを完成ビデオに合成する。
【0035】
この実施例では、第1の役が演じられるビデオと、第2の役が演じられるビデオとを完成ビデオに合成することは、一般的に、第1の役が演じられるビデオを複数のセグメントに分割し、第2の役が演じられるビデオを複数のセグメントに分割し、完成ビデオを形成するために、第1の役が演じられるビデオの複数のセグメントを、第2の役が演じられるビデオの複数のセグメントと交互に合成することである。
【0036】
前述の共演ビデオにおける相手マッチング方法によれば、各ユーザタイプの中で第1の役にマッチする第2の役が演じられるビデオが取得され、合計スコアに従ってビデオがランク付けされ、ランク付け結果が表示され、ランク付け結果から選択され且つ第2の役が演じられるビデオが取得され、第1の役が演じられるビデオ及び第2の役が演じられるビデオから完成ビデオが合成される。このように、第2の役が演じられるビデオは、第1の役が演じられるビデオに従ってマッチングにより自動的に取得され、ユーザが第2の役を積極的に演じるのを待機する必要はなく、それにより、ビデオ合成の効率が改善される。
【0037】
図4は、実施例に従って各ユーザタイプの中で第2の役が各第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオの合計スコアを取得する動作の具体的なフローチャートである。図4に示すように、実施例では、各ユーザタイプの中で第2の役が各第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオの合計スコアを取得する動作は以下を含む。
【0038】
動作402:第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオのフィードバックスコアを取得する。
【0039】
実施例では、動作402は、第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオを含む全てのビデオの基本スコアの和を取得し、基本スコアの和を、第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオのフィードバックスコアとして使用することを含む。
【0040】
この実施例では、第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオのフィードバックスコア、すなわち、Feedスコア=第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオを含む全てのビデオの基本スコアの和である。例えば、第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオが2つの共演ビデオに配置されたときに、Feedスコアは、第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオの基本スコアと、2つの共演ビデオの基本スコアとの和である。
【0041】
例えば、第2の役がユーザAの友人Bにより演じられるビデオがCであり、ビデオCは、ユーザDにより共演されるビデオ及びユーザEにより共演されるビデオに配置され、ビデオCのフィードバックスコアは、ビデオCの基本スコアと、ビデオCを含み且つユーザD及びユーザBにより共演されるビデオの基本スコアと、ビデオCを含み且つユーザD及びユーザBにより共演されるビデオの基本スコアとの和である。
【0042】
ビデオの基本スコアは、再生スコアとインタラクションスコアとの和である。再生スコアは、ビデオ内のサムネイルの品質を決定する評価スコアである。サムネイルの品質は、明瞭さ及び歪みのようなビデオ自体の品質である。インタラクションスコアは、ビデオコンテンツの品質を決定する評価スコアである。ビデオコンテンツの品質は、記録されたビデオコンテンツが楽しいか否か等を示す。
【0043】
さらに、第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオを含む全てのビデオの基本スコアの和を取得する動作は、第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオの基本スコアとして、再生スコアとインタラクションスコアとの和を使用して、第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられる各ビデオの再生スコア及びインタラクションスコアを取得し、次に、全ての基本スコアの和を計算することを含む。
【0044】
さらに、第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられる各ビデオの再生スコア及びインタラクションスコアを取得する動作は、
第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオの再生回数、表示回数、コメント回数及びお気に入り回数を取得し、
表示回数に対する再生回数の比を第1の係数因子で乗算することにより、第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオの再生スコアを取得し、
コメント回数と第2の係数因子との積及びお気に入り回数と第3の係数因子との積を取得し、次に、第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオのインタラクションスコアを取得するために、再生回数に対する2つの積の和の比を取得することを含む。
【0045】
この実施例では、再生回数は、ビデオが再生される回数である。表示回数は、ビデオが表示される回数である。再生スコア=a1*再生回数/表示回数である。インタラクションスコア=(コメント回数*a2+お気に入り回数*a3)/再生回数である。
【0046】
コメント回数は、他のユーザがコメントを行った回数である。お気に入り回数は、他のユーザがお気に入り(liking)を行った回数である。a1は第1の係数因子であり、a2は第2の係数因子であり、a3は第3の係数因子である。a1、a2及びa3は、情報統計を用いて取得されるパラメータ情報であり、調整されてもよい。この実施例では、a1は5.6であり、a2は128であり、a3は46.1である。
【0047】
動作404:第1の役を演じる第1のユーザの属性情報と、第2の役を演じる各第2のユーザの属性情報とを取得する。
【0048】
この実施例では、第1のユーザの属性情報と、各第2のユーザの属性情報との双方は、ユーザの年齢、地理的位置、性別、卒業校、出生地、職場等のうち1つ以上でもよい。
【0049】
動作406:第1のユーザの属性情報及び各第2のユーザの属性情報に従って、各第2のユーザの属性スコアを取得する。
【0050】
この実施例では、第2のユーザの属性スコアの基本スコアは1である。第1のユーザの属性情報及び第2のユーザの属性情報が予め設定された条件を満たすときに、第2のユーザの属性情報は、対応する属性スコアだけ増加する。例えば、第2のユーザ及び第1のユーザが異なる性別を有するときに、第2のユーザの属性スコアは、対応する属性因子b1だけ増加し、第1のユーザ及び第2のユーザが同じ地域にいるときに、第2のユーザの属性スコアは、対応する属性スコアb2だけ増加し、第2のユーザの年齢と第2のユーザの年齢との差が指定の範囲内にあるときに、第2のユーザの属性スコアは、対応する属性スコアb3だけ増加する。この実施例では、b1は0.2でもよく、b2は0.1でもよく、b3は0.2でもよい。
【0051】
動作408:各第2のユーザの属性スコアと対応するフィードバックスコアとの積に従って、第2の役が各第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオの対応する合計スコアを取得する。
【0052】
この実施例では、第2の役が各第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオcpの合計スコア=各第2のユーザの属性スコア*フィードバックスコアである。cpは、完成ビデオ内の単一の役のビデオセグメントの集合である。
【0053】
図5に示すように、実施例では、前述の共演ビデオにおける相手マッチング方法は以下を更に含む。
【0054】
動作502:各ユーザタイプの優先度を取得する。
【0055】
この実施例では、ユーザタイプは、第1のユーザタイプ、第2のユーザタイプ、第3のユーザタイプ、第4のユーザタイプ、第5のユーザタイプ等を含んでもよい。各ユーザタイプは、優先度を有する。例えば、第1のユーザタイプ、第2のユーザタイプ、第3のユーザタイプ、第4のユーザタイプ及び第5のユーザタイプの優先度が降順になるように設定される。
【0056】
具体的には、例えば、第1のユーザタイプは有名人であり、第2のユーザタイプはユーザの友達であり、第3のユーザタイプはユーザによりフォローされている人であり、第4のユーザタイプはエキスパートであり、第5のユーザタイプは一般ユーザである。有名人、ユーザの友達、ユーザによりフォローされている人、エキスパート及び一般ユーザの優先度は降順である。
【0057】
動作504:優先度の降順にユーザタイプをランク付けする。
【0058】
動作506:優先度のレベルに従ってユーザタイプを表示する。
【0059】
前述の共演ビデオにおける相手マッチング方法によれば、ユーザタイプについて優先度を設定することにより、優先度のレベルに従ってユーザタイプを管理し、優先度のレベルに従って第2の役が演じられるビデオを推薦することが便利になる。
【0060】
さらに、実施例では、前述の共演ビデオにおける相手マッチング方法は、各ユーザタイプの中で表示されるのが許可されているビデオの最大数を取得することを更に含む。
【0061】
この実施例では、表示されるのが許可されているビデオの最大数は、ユーザタイプ毎に設定される。例えば、有名人のタイプの最大数は2であり、ユーザの友達のタイプの最大数は4であり、ユーザによりフォローされている人のタイプの最大数は2であり、一般ユーザのタイプの最大数は6等である。これは、これらに限定されない。
【0062】
各ユーザタイプの中で第2の役が演じられるビデオのランク付け結果をそれぞれ表示する動作は、
第2の役が演じられるビデオの数がユーザタイプの中の対応する最大数を超えるときに、第2の役が演じられるビデオの合計スコアの降順に、表示のための最大数のビデオを選択すること、又は第2の役が演じられるビデオの数がユーザタイプの中の対応する最大数を超えないときに、ユーザタイプの中で第2の役が演じられるビデオの全てを表示することを含む。
【0063】
実施例では、前述の共演ビデオにおける相手マッチング方法は、n1個のビデオを取得するために、第2の役が演じられるビデオを求めて第1のユーザタイプを検索し、n1個未満のビデオが存在する場合、n2個のビデオを取得するために、第2の役が演じられるビデオを求めて第2のユーザタイプを検索し、n2個未満のビデオが存在する場合、n3個のビデオを取得するために、第2の役が演じられるビデオを求めて第3のユーザタイプを検索し、n3個未満のビデオが存在する場合、n4個のビデオを取得するために、第2の役が演じられるビデオを求めて第4のユーザタイプを検索し、n4個未満のビデオが存在する場合、n5個のビデオを取得するために、第5のユーザタイプの中で第2の役が演じられるビデオから、合計スコアがスコア閾値sより大きいビデオを選択することを更に含む。
【0064】
この実施例では、n1、n2、n3、n4、n5及びsは、製品の要件に従って設定され、現在では2、6、8、10、16及び100でもよい。n1は第1のユーザタイプの中で許可されている最大数である。n2は第1のユーザタイプの中で許可されている最大数と第2のユーザタイプの中で許可されている最大数との和である。n3は第1のユーザタイプの中で許可されている最大数と第2のユーザタイプの中で許可されている最大数と第3のユーザタイプの中で許可されている最大数との和である。n4は第1のユーザタイプの中で許可されている最大数と第2のユーザタイプの中で許可されている最大数と第3のユーザタイプの中で許可されている最大数と第4のユーザタイプの中で許可されている最大数との和である。n5はユーザタイプの全てで表示されるのが許可されている最大数の和である。
【0065】
実施例では、第2の役が演じられる選択されたビデオと、第1の役が演じられるビデオとを完成ビデオに合成する動作は、
より高い優先度を有するユーザタイプが、第2の役が演じられるビデオを含む場合、より高い優先度を有するユーザタイプから、合計スコアが最高であり且つ第2の役が演じられるビデオを選択し、合計スコアが最高であり且つ第2の役が演じられる選択されたビデオを、第2の役が演じられる選択されたビデオとして使用すること、又は
より高い優先度を有するユーザタイプが、第2の役が演じられるビデオを含まない場合、より低い優先度を有する隣接するユーザタイプから、合計スコアが最高であり且つ第2の役が演じられるビデオを選択し、合計スコアが最高であり且つ第2の役が演じられる選択されたビデオを、第2の役が演じられる選択されたビデオとして使用することを含む。
【0066】
例えば、第1のユーザタイプは、第2のユーザタイプのものより高い優先度を有し、第1のユーザタイプは、第2の役が演じられるビデオA1及びビデオA2を含み、第2のユーザタイプは、第2の役が演じられるビデオB1及びビデオB2を含み、A1の合計スコアは、A2の合計スコアより高く、B1の合計スコアは、B2の合計スコアより高い。B1及びA1の合計スコアの大きさに拘わらず、ユーザタイプの優先度が最初に基準として使用される。第1のユーザタイプの優先度は第2のユーザタイプのものより高いため、ビデオは、最初に第1のユーザタイプから選択される。第1のユーザタイプが第2の役が演じられるビデオを含む場合、合計スコアが最高であるビデオA1が、第2の役が演じられる選択されたビデオとして、第1のユーザタイプから選択される。第1のユーザタイプが、第2の役が演じられるビデオを含まないときにのみ、ビデオは第2のユーザタイプから選択される。
【0067】
他の実施例では、全てのユーザタイプの中で第2の役が演じられるビデオは、合計スコアの大きさに従ってランク付けされてもよく、次に、第2の役が演じられ且つ合計スコアが最高であるビデオが、第1のユーザに推薦される。
【0068】
以下に、具体的な適用シナリオを参照して共演ビデオにおける相手マッチング方法の実現処理について説明する。ユーザタイプは、有名人と、ユーザの友達と、フォローされている人と、エキスパートと、一般ユーザとを含む。有名人のタイプの中で許可されている最大数は2であり、友達のタイプの中で許可されている最大数は4であり、フォローされている人のタイプの中で許可されている最大数は2であり、エキスパートのタイプの中で許可されている最大数は2であり、有名人のタイプ、ユーザの友達のタイプ、フォローされている人のタイプ、エキスパートのタイプ及び一般ユーザのタイプの数は、16になるまで増加する。実現処理は以下を含む。
【0069】
(1)ユーザにより記録され且つ第1の役が演じられるビデオと、第1の役を演じるユーザの属性情報とを取得する。
【0070】
(2)有名人のタイプ、友達のタイプ、フォローされている人のタイプ、エキスパートのタイプ及び一般ユーザのタイプの中で第2の役が演じられるビデオと、第2の役を演じるユーザの属性情報とを取得する。
【0071】
(3)許可された最大数の対応するビデオを選択するために、合計スコアの降順に、有名人のタイプ、友達のタイプ、フォローされている人のタイプ、エキスパートのタイプ及び一般ユーザのタイプのそれぞれの中で第2の役が演じられるビデオをランク付けする。
【0072】
ビデオcpの合計スコア=Feedスコア*ユーザ属性スコアである。Feedスコア=ビデオcpを含むビデオの基本スコアの和である。基本スコア=再生スコア+インタラクションスコアである。再生スコア=5.6*再生回数/表示回数である。インタラクションスコア=(コメント回数*128+お気に入り回数*46.1)/再生回数である。ユーザ属性スコア=1+反対の性別(+0.2)+同じ地域(+0.1)+年齢差が3年以内(+0.2)である。
【0073】
図6に示すように、有名人のタイプの中で第2の役が演じられるビデオはA1及びA2であり、友達のタイプの中で第2の役が演じられるビデオはB1、B2、B3及びB4であり、フォローされている人のタイプの中で第2の役が演じられるビデオはC1及びC2であり、エキスパートのタイプの中で第2の役が演じられるビデオはD1及びD2であり、一般ユーザのタイプの中で第2の役が演じられるビデオはE1〜E6である。
【0074】
図7は、実施例による共演ビデオにおける相手マッチング装置の構成ブロック図である。図7に示すように、共演ビデオにおける相手マッチング装置は、第1の取得モジュール702と、第2の取得モジュール704と、スコア評価モジュール706と、ランク付けモジュール708と、表示モジュール710と、選択モジュール712と、合成モジュール714とを含む。
【0075】
第1の取得モジュール702は、第1のユーザ識別子により記録され且つ第1の役が演じられるビデオを取得するように構成される。
【0076】
第2の取得モジュール704は、設定されたユーザタイプと、第1の役にマッチする第2の役が演じられるビデオと、各ユーザタイプの中で第2の役を演じる第2のユーザ識別子とを取得するように構成される。
【0077】
この実施例では、ユーザタイプは、要件に従って設定されてもよい。ユーザタイプは、第1のユーザタイプ、第2のユーザタイプ、第3のユーザタイプ、第4のユーザタイプ、第5のユーザタイプ等を含んでもよく、これらに限定されない。
【0078】
例えば、ユーザタイプは、有名人、ユーザの友達、ユーザによりフォローされている人、エキスパート、一般ユーザ等を含んでもよい。有名人は、特定のアイデンティティを有する人である。ユーザの友達は、インスタント通信の友達又はモバイル連絡先の友達等である。ユーザによりフォローされている人は、ソーシャルアプリケーションプログラムにおいてユーザによりフォローされている人である。エキスパートは、或る分野における専門家又は優れた人である。一般ユーザは、有名人、ユーザの友達、ユーザによりフォローされている人及びエキスパート以外のユーザである。
【0079】
ユーザタイプが取得されたときに、ユーザタイプに対応するユーザリストが取得される。各ユーザタイプのユーザリストの中に、ユーザタイプの中の全てのユーザ識別子及びユーザ識別子が役を演じるビデオが記録される。第2の役が演じられるビデオ及び第2のユーザ識別子は、ユーザリストの中で見つけられる。
【0080】
スコア評価モジュール706は、各ユーザタイプの中で第2の役が各第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオの合計スコアを取得するように構成される。
【0081】
この実施例では、1つのユーザタイプは、第2の役が1つ以上の第2のユーザ識別子により対応して演じられる複数のビデオを含んでもよいため、第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオの合計スコアを取得するために、第2の役が各第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオのスコアが評価される。
【0082】
例えば、ユーザタイプは有名人である。有名人A及び有名人Bが第2の役を演じる。第2の役が有名人Aにより演じられるビデオ及び第2の役が有名人Bにより演じられるビデオが取得され、第2の役が有名人Aにより演じられるビデオの合計スコア及び第2の役が有名人Bにより演じられるビデオの合計スコアが評価される。
【0083】
ランク付けモジュール708は、合計スコアの降順に、各ユーザタイプの中で第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオをランク付けするように構成される。
【0084】
この実施例では、各ユーザタイプの中で、第2の役が演じられるビデオは、合計スコアの降順にランク付けされ、すなわち、第2の役が演じられるビデオは、独立したユーザタイプ毎にランク付けされ、他のユーザタイプと混合されない。例えば、有名人のタイプの中で第2の役が演じられるビデオは、ユーザの友達のタイプの中で第2の役が演じられるビデオとは比較してランク付けされない。さらに、各ユーザタイプの中で第2の役が演じられるビデオは、合計スコアの昇順にランク付けされてもよい。
【0085】
表示モジュール710は、各ユーザタイプの中で第2の役が演じられるビデオのランク付け結果をそれぞれ表示するように構成される。
【0086】
選択モジュール712は、ランク付け結果から選択され且つ第2の役が演じられるビデオを取得するように構成される。
【0087】
この実施例では、ランク付け結果から選択され且つ第2の役が演じられるビデオは、第1のユーザ自身により選択されてもよく、或いは初期設定でシステムにより選択されてもよい。
【0088】
合成モジュール714は、第2の役が演じられる選択されたビデオと、第1の役が演じられるビデオとを完成ビデオに合成するように構成される。
【0089】
前述の共演ビデオにおける相手マッチング装置によれば、各ユーザタイプの中で第1の役にマッチする第2の役が演じられるビデオが取得され、合計スコアに従ってビデオがランク付けされ、ランク付け結果が表示され、ランク付け結果から選択され且つ第2の役が演じられるビデオが取得され、第1の役が演じられるビデオ及び第2の役が演じられるビデオから完成ビデオが合成される。このように、第2の役が演じられるビデオは、第1の役が演じられるビデオに従ってマッチングにより自動的に取得され、ユーザが第2の役を積極的に演じるのを待機する必要はなく、それにより、ビデオ合成の効率が改善される。
【0090】
図8は、実施例によるスコア評価モジュールの内部構成のブロック図である。図8に示すように、スコア評価モジュール706は、フィードバックスコア評価ユニット7061と、情報取得ユニット7062と、属性スコア評価ユニット7063と、合計スコア評価ユニット7064とを含む。
【0091】
フィードバックスコア評価ユニット7061は、第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオのフィードバックスコアを取得するように構成される。
【0092】
この実施例では、第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオのフィードバックスコア、すなわち、Feedスコア=第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオを含む全てのビデオの基本スコアの和である。例えば、第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオが2つの共演ビデオに配置されたときに、Feedスコアは、第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオの基本スコアと、2つの共演ビデオの基本スコアとの和である。
【0093】
例えば、第2の役がユーザAの友人Bにより演じられるビデオがCであり、ビデオCは、ユーザDにより共演されるビデオ及びユーザEにより共演されるビデオに配置され、ビデオCのフィードバックスコアは、ビデオCの基本スコアと、ビデオCを含み且つユーザD及びユーザBにより共演されるビデオの基本スコアと、ビデオCを含み且つユーザD及びユーザBにより共演されるビデオの基本スコアとの和である。
【0094】
ビデオの基本スコアは、再生スコアとインタラクションスコアとの和である。再生スコアは、ビデオ内のサムネイルの品質を決定する評価スコアである。サムネイルの品質は、明瞭さ及び歪みのようなビデオ自体の品質である。インタラクションスコアは、ビデオコンテンツの品質を決定する評価スコアである。ビデオコンテンツの品質は、記録されたビデオコンテンツが楽しいか否か等を示す。
【0095】
情報取得ユニット7062は、第1の役を演じる第1のユーザの属性情報と、第2の役を演じる各第2のユーザの属性情報とを取得するように構成される。
【0096】
属性スコア評価ユニット7063は、第1のユーザの属性情報及び各第2のユーザの属性情報に従って、各第2のユーザの属性スコアを取得するように構成される。
【0097】
合計スコア評価ユニット7064は、各第2のユーザの属性スコアと対応するフィードバックスコアとの積に従って、第2の役が各第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオの対応する合計スコアを取得するように構成される。
【0098】
さらに、フィードバックスコア評価ユニット7061は、第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオを含む全てのビデオの基本スコアの和を取得し、基本スコアの和を、第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオのフィードバックスコアとして使用するように更に構成される。
【0099】
フィードバックスコア評価ユニット7061は、第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられる各ビデオの再生スコア及びインタラクションスコアを取得し、再生スコアとインタラクションスコアとの和を、第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオの基本スコアとして使用し、次に、全ての基本スコアの和を計算するように更に構成される。
【0100】
フィードバックスコア評価ユニット7061は、第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオの再生回数、表示回数、コメント回数及びお気に入り回数を取得し、
表示回数に対する再生回数の比を第1の係数因子で乗算することにより、第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオの再生スコアを取得し、
コメント回数と第2の係数因子との積及びお気に入り回数と第3の係数因子との積を取得し、次に、第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオのインタラクションスコアを取得するために、再生回数に対する2つの積の和の比を取得するように更に構成される。
【0101】
図9は、他の実施例による共演ビデオにおける相手マッチング装置の構成ブロック図である。図9に示すように、共演ビデオにおける相手マッチング装置は、第1の取得モジュール702と、第2の取得モジュール704と、スコア評価モジュール706と、ランク付けモジュール708と、表示モジュール710と、選択モジュール712と、合成モジュール714とに加えて、タイプ優先度取得モジュール716と、数取得モジュール718とを含む。
【0102】
タイプ優先度取得モジュール716は、各ユーザタイプの優先度を取得するように構成される。
【0103】
ランク付けモジュール708は、優先度の降順にユーザタイプをランク付けするように更に構成される。
【0104】
表示モジュール710は、優先度のレベルに従ってユーザタイプを表示するように更に構成される。
【0105】
数取得モジュール718は、各ユーザタイプの中で表示されるのが許可されているビデオの最大数を取得するように構成される。
【0106】
表示モジュール710は、第2の役が演じられるビデオの数がユーザタイプの中の対応する最大数を超えるときに、第2の役が演じられるビデオの合計スコアの降順に、表示のための最大数のビデオを選択するように、或いは
第2の役が演じられるビデオの数がユーザタイプの中の対応する最大数を超えないときに、ユーザタイプの中で第2の役が演じられるビデオの全てを表示するように更に構成される。
【0107】
選択モジュール712は、より高い優先度を有するユーザタイプが、第2の役が演じられるビデオを含む場合、より高い優先度を有するユーザタイプから、合計スコアが最高であり且つ第2の役が演じられるビデオを選択し、合計スコアが最高であり且つ第2の役が演じられる選択されたビデオを、第2の役が演じられる選択されたビデオとして使用するように、或いはより高い優先度を有するユーザタイプが、第2の役が演じられるビデオを含まない場合、より低い優先度を有する隣接するユーザタイプから、合計スコアが最高であり且つ第2の役が演じられるビデオを選択し、合計スコアが最高であり且つ第2の役が演じられる選択されたビデオを、第2の役が演じられる選択されたビデオとして使用するように更に構成される。
【0108】
当業者は、前述の実施例における方法の手順の全部又は一部が、関係するハードウェアに命令するコンピュータプログラムにより実現されてもよいことを理解し得る。プログラムは、不揮発性コンピュータ読み取り可能記憶媒体に記憶されてもよい。プログラムが動作するときに、実施例における前述の方法の手順が実行されてもよい。記憶媒体は、磁気ディスク、光ディスク、読み取り専用メモリ(ROM)等でもよい。
【0109】
前述の実施例は、本開示のいくつかの実現形式のみを示しており、詳細に記載されているが、これらは、本開示の特許範囲への限定として解釈されるべきではない。当業者は、本開示の保護範囲内にあるものとする本開示の概念を逸脱することなく、様々な変更及び改善を行ってもよい点に留意すべきである。したがって、本開示の特許の保護範囲は、特許請求の範囲に従うものとする。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9