(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0011】
本開示の目的、技術的解決策及び利点をより明確且つより分かりやすくするために、以下に、添付図面及び実施例を参照して、本開示について詳細に更に説明する。ここに記載の具体的な実施例は、単に本開示を説明するために使用され、本開示を限定することを意図するものではないことが理解されるべきである。
【0012】
本開示において使用される「第1」及び「第2」のような用語は、明細書における様々な要素を記述するために使用できることが理解され得る。しかし、要素は、これらの用語により限定されない。これらの用語は、単に第1の要素を他の要素から区別するために使用されているに過ぎない。例えば、本開示の範囲を逸脱することなく、第1のクライアントは、第2のクライアントと呼ばれてもよい。同様に、第2のクライアントは、第1のクライアントと呼ばれてもよい。第1及び第2のクライアントの双方はクライアントであるが、同じクライアントではない。
【0013】
図1は、実施例による共演ビデオにおける相手マッチング方法の適用環境の概略図である。
図1に示すように、適用環境は、端末110とサーバ120とを含む。端末110は、ネットワークを使用することによりサーバ120とデータ通信する。第1のユーザ識別子により記録され且つ第1の役が演じられるビデオを取得した後に、端末110は、ビデオをサーバ120にアップロードする。サーバ120は、第1の役にマッチする第2の役が演じられるビデオを取得し、各ユーザタイプの中で第2の役が演じられるビデオをそれぞれ表示し、第2の役が演じられる選択されたビデオに従って、第2の役が演じられる選択されたビデオと、第1の役が演じられるビデオとを完成ビデオに合成する。
【0014】
図2は、実施例による端末の内部構成の概略図である。
図2に示すように、端末は、システムバスを使用することにより接続されたプロセッサと、不揮発性記憶媒体と、メモリと、ネットワークインタフェースと、音声収集デバイスと、表示画面と、スピーカと、入力デバイスとを含む。端末内の不揮発性記憶媒体は、オペレーティングシステムを記憶し、共演ビデオにおける相手マッチング装置を更に含む。プロセッサは、全体の端末の動作をサポートするために、計算及び制御機能を提供するように構成される。さらに、プロセッサは、共演ビデオにおける相手マッチング方法の手順を実行するように構成される。ネットワークインタフェースは、サーバとネットワーク通信を実行し、例えば、第2の役が演じられるビデオを取得する要求をサーバに送信したり、或いはサーバにより返信されたビデオを受信したりするように構成される。端末の表示画面は、液晶表示画面、電子インク表示画面等でもよい。入力デバイスは、表示画面を覆うタッチ層でもよく、或いは端末の筐体上に配置されたキー、トラックボール又はタッチパッドでもよく、或いは外部キーボード、タッチパッド、マウス等でもよい。端末は、移動電話、タブレットコンピュータ又はパーソナルデジタルアシスタントでもよい。当業者は、
図2に示す構成において、この出願における解決策に関係する部分的な構成のブロック図のみが示されており、この出願における解決策が適用される端末への限定を構成しないことを理解し得る。具体的には、端末は、図面に示すものより多くのコンポーネント又は少ないコンポーネントを含んでもよく、或いはいくつかのコンポーネントが組み合わされてもよく、或いは異なるコンポーネントの配置が使用されてもよい。
【0015】
図3は、実施例による共演ビデオにおける相手マッチング方法のフローチャートである。
図3に示すように、共演ビデオにおける相手マッチング方法は、以下の動作を含む。
【0016】
動作302:第1のユーザ識別子により記録され且つ第1の役が演じられるビデオを取得する。
【0017】
この実施例では、第1のユーザ識別子は、第1の役がユーザにより演じられているビデオ内のユーザのアイデンティティを一意に表すために使用される。第1のユーザ識別子は、文字列等でもよい。文字列は、adc又はadc123のような数字、字又は文字の1つ以上の組み合わせでもよい。代替として、第1のユーザ識別子は、モバイル番号、インスタント通信番号、電子メールボックス等でもよい。カメラのようなデバイスを使用することにより第1のユーザにより記録され且つ第1の役が第1のユーザにより演じられるビデオが取得される。
【0018】
動作304:設定されたユーザタイプと、第1の役にマッチする第2の役が演じられるビデオと、各ユーザタイプの中で第2の役を演じる第2のユーザ識別子とを取得する。
【0019】
この実施例では、ユーザタイプは、要件に従って設定されてもよい。ユーザタイプは、第1のユーザタイプ、第2のユーザタイプ、第3のユーザタイプ、第4のユーザタイプ、第5のユーザタイプ等を含んでもよく、これらに限定されない。
【0020】
例えば、ユーザタイプは、有名人、ユーザの友達、ユーザによりフォローされている人、エキスパート、一般ユーザ等を含んでもよい。有名人は、特定のアイデンティティを有する人である。ユーザの友達は、インスタント通信の友達又はモバイル連絡先の友達等である。ユーザによりフォローされている人は、ソーシャルアプリケーションプログラムにおいてユーザによりフォローされている人である。エキスパートは、或る分野における専門家又は優れた人である。一般ユーザは、有名人、ユーザの友達、ユーザによりフォローされている人及びエキスパート以外のユーザである。
【0021】
ユーザタイプが取得されたときに、ユーザタイプに対応するユーザリストが取得される。各ユーザタイプのユーザリストの中に、ユーザタイプの中の全てのユーザ識別子及びユーザ識別子が役を演じるビデオが記録される。第2の役が演じられるビデオ及び第2のユーザ識別子は、ユーザリストの中で見つけられる。
【0022】
各ユーザタイプの中で第2の役が演じられるビデオ及び第2のユーザ識別子が取得される。第2のユーザ識別子は、第2の役を演じるユーザのアイデンティティを表すために使用される。第2のユーザ識別子は、文字列等でもよい。文字列は、adc又はadc123のような数字、字又は文字の1つ以上の組み合わせでもよい。代替として、第2のユーザ識別子は、モバイル番号、インスタント通信番号、電子メールボックス等でもよい。例えば、第2の役が有名人により演じられるビデオ及び役を演じる有名人のユーザ識別子が取得され、第2の役がユーザの友達により演じられるビデオ及び役を演じるユーザの友達の識別子が取得され、第2の役がユーザによりフォローされている人により演じられるビデオ及び役を演じるユーザによりフォローされている人の識別子が取得され、第2の役がエキスパートにより演じられるビデオ及び役を演じるエキスパートの識別子が取得され、第2の役が一般ユーザにより演じられるビデオ及び役を演じる一般ユーザの識別子が取得される。
【0023】
第2の役を演じるユーザの全ての識別子は、第2のユーザ識別子である。
【0024】
動作306:各ユーザタイプの中で第2の役が各第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオの合計スコアを取得する。
【0025】
この実施例では、1つのユーザタイプは、第2の役が1つ以上の第2のユーザ識別子により対応して演じられる複数のビデオを含んでもよいため、第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオの合計スコアを取得するために、第2の役が各第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオのスコアが評価される。
【0026】
例えば、ユーザタイプは有名人である。有名人A及び有名人Bが第2の役を演じる。第2の役が有名人Aにより演じられるビデオ及び第2の役が有名人Bにより演じられるビデオが取得され、第2の役が有名人Aにより演じられるビデオの合計スコア及び第2の役が有名人Bにより演じられるビデオの合計スコアが評価される。
【0027】
動作308:合計スコアの降順に、各ユーザタイプの中で第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオをランク付けする。
【0028】
この実施例では、各ユーザタイプの中で、第2の役が演じられるビデオは、合計スコアの降順にランク付けされ、すなわち、第2の役が演じられるビデオは、独立したユーザタイプ毎にランク付けされ、他のユーザタイプと混合されない。例えば、有名人のタイプの中で第2の役が演じられるビデオは、ユーザの友達のタイプの中で第2の役が演じられるビデオとは比較してランク付けされない。さらに、各ユーザタイプの中で第2の役が演じられるビデオは、合計スコアの昇順にランク付けされてもよい。
【0029】
明らかに、他の実施例では、全てのユーザタイプの中で第2の役が演じられる全てのビデオは、合計スコアの降順又は昇順にランク付けされてもよいことが理解され得る。
【0030】
動作310:各ユーザタイプの中で第2の役が演じられるビデオのランク付け結果をそれぞれ表示する。
【0031】
この実施例では、第2の役が演じられるビデオのランク付け結果は、ユーザタイプに従ってユーザタイプ毎に表示される。例えば、ユーザタイプが有名人であるときに、有名人のタイプの中で第2の役が演じられるビデオのランク付け結果は、有名人のタイプの中で表示され、ユーザタイプがユーザの友達であるときに、ユーザの友達のタイプの中で第2の役が演じられるビデオのランク付け結果は、ユーザの友達のタイプの中で表示される。
【0032】
動作312:ランク付け結果から選択され且つ第2の役が演じられるビデオを取得する。
【0033】
この実施例では、ランク付け結果から選択され且つ第2の役が演じられるビデオは、第1のユーザ自身により選択されてもよく、或いは初期設定でシステムにより選択されてもよい。
【0034】
動作314:第2の役が演じられる選択されたビデオと、第1の役が演じられるビデオとを完成ビデオに合成する。
【0035】
この実施例では、第1の役が演じられるビデオと、第2の役が演じられるビデオとを完成ビデオに合成することは、一般的に、第1の役が演じられるビデオを複数のセグメントに分割し、第2の役が演じられるビデオを複数のセグメントに分割し、完成ビデオを形成するために、第1の役が演じられるビデオの複数のセグメントを、第2の役が演じられるビデオの複数のセグメントと交互に合成することである。
【0036】
前述の共演ビデオにおける相手マッチング方法によれば、各ユーザタイプの中で第1の役にマッチする第2の役が演じられるビデオが取得され、合計スコアに従ってビデオがランク付けされ、ランク付け結果が表示され、ランク付け結果から選択され且つ第2の役が演じられるビデオが取得され、第1の役が演じられるビデオ及び第2の役が演じられるビデオから完成ビデオが合成される。このように、第2の役が演じられるビデオは、第1の役が演じられるビデオに従ってマッチングにより自動的に取得され、ユーザが第2の役を積極的に演じるのを待機する必要はなく、それにより、ビデオ合成の効率が改善される。
【0037】
図4は、実施例に従って各ユーザタイプの中で第2の役が各第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオの合計スコアを取得する動作の具体的なフローチャートである。
図4に示すように、実施例では、各ユーザタイプの中で第2の役が各第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオの合計スコアを取得する動作は以下を含む。
【0038】
動作402:第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオのフィードバックスコアを取得する。
【0039】
実施例では、動作402は、第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオを含む全てのビデオの基本スコアの和を取得し、基本スコアの和を、第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオのフィードバックスコアとして使用することを含む。
【0040】
この実施例では、第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオのフィードバックスコア、すなわち、Feedスコア=第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオを含む全てのビデオの基本スコアの和である。例えば、第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオが2つの共演ビデオに配置されたときに、Feedスコアは、第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオの基本スコアと、2つの共演ビデオの基本スコアとの和である。
【0041】
例えば、第2の役がユーザAの友人Bにより演じられるビデオがCであり、ビデオCは、ユーザDにより共演されるビデオ及びユーザEにより共演されるビデオに配置され、ビデオCのフィードバックスコアは、ビデオCの基本スコアと、ビデオCを含み且つユーザD及びユーザBにより共演されるビデオの基本スコアと、ビデオCを含み且つユーザD及びユーザBにより共演されるビデオの基本スコアとの和である。
【0042】
ビデオの基本スコアは、再生スコアとインタラクションスコアとの和である。再生スコアは、ビデオ内のサムネイルの品質を決定する評価スコアである。サムネイルの品質は、明瞭さ及び歪みのようなビデオ自体の品質である。インタラクションスコアは、ビデオコンテンツの品質を決定する評価スコアである。ビデオコンテンツの品質は、記録されたビデオコンテンツが楽しいか否か等を示す。
【0043】
さらに、第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオを含む全てのビデオの基本スコアの和を取得する動作は、第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオの基本スコアとして、再生スコアとインタラクションスコアとの和を使用して、第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられる各ビデオの再生スコア及びインタラクションスコアを取得し、次に、全ての基本スコアの和を計算することを含む。
【0044】
さらに、第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられる各ビデオの再生スコア及びインタラクションスコアを取得する動作は、
第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオの再生回数、表示回数、コメント回数及びお気に入り回数を取得し、
表示回数に対する再生回数の比を第1の係数因子で乗算することにより、第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオの再生スコアを取得し、
コメント回数と第2の係数因子との積及びお気に入り回数と第3の係数因子との積を取得し、次に、第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオのインタラクションスコアを取得するために、再生回数に対する2つの積の和の比を取得することを含む。
【0045】
この実施例では、再生回数は、ビデオが再生される回数である。表示回数は、ビデオが表示される回数である。再生スコア=a1*再生回数/表示回数である。インタラクションスコア=(コメント回数*a2+お気に入り回数*a3)/再生回数である。
【0046】
コメント回数は、他のユーザがコメントを行った回数である。お気に入り回数は、他のユーザがお気に入り(liking)を行った回数である。a1は第1の係数因子であり、a2は第2の係数因子であり、a3は第3の係数因子である。a1、a2及びa3は、情報統計を用いて取得されるパラメータ情報であり、調整されてもよい。この実施例では、a1は5.6であり、a2は128であり、a3は46.1である。
【0047】
動作404:第1の役を演じる第1のユーザの属性情報と、第2の役を演じる各第2のユーザの属性情報とを取得する。
【0048】
この実施例では、第1のユーザの属性情報と、各第2のユーザの属性情報との双方は、ユーザの年齢、地理的位置、性別、卒業校、出生地、職場等のうち1つ以上でもよい。
【0049】
動作406:第1のユーザの属性情報及び各第2のユーザの属性情報に従って、各第2のユーザの属性スコアを取得する。
【0050】
この実施例では、第2のユーザの属性スコアの基本スコアは1である。第1のユーザの属性情報及び第2のユーザの属性情報が予め設定された条件を満たすときに、第2のユーザの属性情報は、対応する属性スコアだけ増加する。例えば、第2のユーザ及び第1のユーザが異なる性別を有するときに、第2のユーザの属性スコアは、対応する属性因子b1だけ増加し、第1のユーザ及び第2のユーザが同じ地域にいるときに、第2のユーザの属性スコアは、対応する属性スコアb2だけ増加し、第2のユーザの年齢と第2のユーザの年齢との差が指定の範囲内にあるときに、第2のユーザの属性スコアは、対応する属性スコアb3だけ増加する。この実施例では、b1は0.2でもよく、b2は0.1でもよく、b3は0.2でもよい。
【0051】
動作408:各第2のユーザの属性スコアと対応するフィードバックスコアとの積に従って、第2の役が各第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオの対応する合計スコアを取得する。
【0052】
この実施例では、第2の役が各第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオcpの合計スコア=各第2のユーザの属性スコア*フィードバックスコアである。cpは、完成ビデオ内の単一の役のビデオセグメントの集合である。
【0053】
図5に示すように、実施例では、前述の共演ビデオにおける相手マッチング方法は以下を更に含む。
【0054】
動作502:各ユーザタイプの優先度を取得する。
【0055】
この実施例では、ユーザタイプは、第1のユーザタイプ、第2のユーザタイプ、第3のユーザタイプ、第4のユーザタイプ、第5のユーザタイプ等を含んでもよい。各ユーザタイプは、優先度を有する。例えば、第1のユーザタイプ、第2のユーザタイプ、第3のユーザタイプ、第4のユーザタイプ及び第5のユーザタイプの優先度が降順になるように設定される。
【0056】
具体的には、例えば、第1のユーザタイプは有名人であり、第2のユーザタイプはユーザの友達であり、第3のユーザタイプはユーザによりフォローされている人であり、第4のユーザタイプはエキスパートであり、第5のユーザタイプは一般ユーザである。有名人、ユーザの友達、ユーザによりフォローされている人、エキスパート及び一般ユーザの優先度は降順である。
【0057】
動作504:優先度の降順にユーザタイプをランク付けする。
【0058】
動作506:優先度のレベルに従ってユーザタイプを表示する。
【0059】
前述の共演ビデオにおける相手マッチング方法によれば、ユーザタイプについて優先度を設定することにより、優先度のレベルに従ってユーザタイプを管理し、優先度のレベルに従って第2の役が演じられるビデオを推薦することが便利になる。
【0060】
さらに、実施例では、前述の共演ビデオにおける相手マッチング方法は、各ユーザタイプの中で表示されるのが許可されているビデオの最大数を取得することを更に含む。
【0061】
この実施例では、表示されるのが許可されているビデオの最大数は、ユーザタイプ毎に設定される。例えば、有名人のタイプの最大数は2であり、ユーザの友達のタイプの最大数は4であり、ユーザによりフォローされている人のタイプの最大数は2であり、一般ユーザのタイプの最大数は6等である。これは、これらに限定されない。
【0062】
各ユーザタイプの中で第2の役が演じられるビデオのランク付け結果をそれぞれ表示する動作は、
第2の役が演じられるビデオの数がユーザタイプの中の対応する最大数を超えるときに、第2の役が演じられるビデオの合計スコアの降順に、表示のための最大数のビデオを選択すること、又は第2の役が演じられるビデオの数がユーザタイプの中の対応する最大数を超えないときに、ユーザタイプの中で第2の役が演じられるビデオの全てを表示することを含む。
【0063】
実施例では、前述の共演ビデオにおける相手マッチング方法は、n1個のビデオを取得するために、第2の役が演じられるビデオを求めて第1のユーザタイプを検索し、n1個未満のビデオが存在する場合、n2個のビデオを取得するために、第2の役が演じられるビデオを求めて第2のユーザタイプを検索し、n2個未満のビデオが存在する場合、n3個のビデオを取得するために、第2の役が演じられるビデオを求めて第3のユーザタイプを検索し、n3個未満のビデオが存在する場合、n4個のビデオを取得するために、第2の役が演じられるビデオを求めて第4のユーザタイプを検索し、n4個未満のビデオが存在する場合、n5個のビデオを取得するために、第5のユーザタイプの中で第2の役が演じられるビデオから、合計スコアがスコア閾値sより大きいビデオを選択することを更に含む。
【0064】
この実施例では、n1、n2、n3、n4、n5及びsは、製品の要件に従って設定され、現在では2、6、8、10、16及び100でもよい。n1は第1のユーザタイプの中で許可されている最大数である。n2は第1のユーザタイプの中で許可されている最大数と第2のユーザタイプの中で許可されている最大数との和である。n3は第1のユーザタイプの中で許可されている最大数と第2のユーザタイプの中で許可されている最大数と第3のユーザタイプの中で許可されている最大数との和である。n4は第1のユーザタイプの中で許可されている最大数と第2のユーザタイプの中で許可されている最大数と第3のユーザタイプの中で許可されている最大数と第4のユーザタイプの中で許可されている最大数との和である。n5はユーザタイプの全てで表示されるのが許可されている最大数の和である。
【0065】
実施例では、第2の役が演じられる選択されたビデオと、第1の役が演じられるビデオとを完成ビデオに合成する動作は、
より高い優先度を有するユーザタイプが、第2の役が演じられるビデオを含む場合、より高い優先度を有するユーザタイプから、合計スコアが最高であり且つ第2の役が演じられるビデオを選択し、合計スコアが最高であり且つ第2の役が演じられる選択されたビデオを、第2の役が演じられる選択されたビデオとして使用すること、又は
より高い優先度を有するユーザタイプが、第2の役が演じられるビデオを含まない場合、より低い優先度を有する隣接するユーザタイプから、合計スコアが最高であり且つ第2の役が演じられるビデオを選択し、合計スコアが最高であり且つ第2の役が演じられる選択されたビデオを、第2の役が演じられる選択されたビデオとして使用することを含む。
【0066】
例えば、第1のユーザタイプは、第2のユーザタイプのものより高い優先度を有し、第1のユーザタイプは、第2の役が演じられるビデオA1及びビデオA2を含み、第2のユーザタイプは、第2の役が演じられるビデオB1及びビデオB2を含み、A1の合計スコアは、A2の合計スコアより高く、B1の合計スコアは、B2の合計スコアより高い。B1及びA1の合計スコアの大きさに拘わらず、ユーザタイプの優先度が最初に基準として使用される。第1のユーザタイプの優先度は第2のユーザタイプのものより高いため、ビデオは、最初に第1のユーザタイプから選択される。第1のユーザタイプが第2の役が演じられるビデオを含む場合、合計スコアが最高であるビデオA1が、第2の役が演じられる選択されたビデオとして、第1のユーザタイプから選択される。第1のユーザタイプが、第2の役が演じられるビデオを含まないときにのみ、ビデオは第2のユーザタイプから選択される。
【0067】
他の実施例では、全てのユーザタイプの中で第2の役が演じられるビデオは、合計スコアの大きさに従ってランク付けされてもよく、次に、第2の役が演じられ且つ合計スコアが最高であるビデオが、第1のユーザに推薦される。
【0068】
以下に、具体的な適用シナリオを参照して共演ビデオにおける相手マッチング方法の実現処理について説明する。ユーザタイプは、有名人と、ユーザの友達と、フォローされている人と、エキスパートと、一般ユーザとを含む。有名人のタイプの中で許可されている最大数は2であり、友達のタイプの中で許可されている最大数は4であり、フォローされている人のタイプの中で許可されている最大数は2であり、エキスパートのタイプの中で許可されている最大数は2であり、有名人のタイプ、ユーザの友達のタイプ、フォローされている人のタイプ、エキスパートのタイプ及び一般ユーザのタイプの数は、16になるまで増加する。実現処理は以下を含む。
【0069】
(1)ユーザにより記録され且つ第1の役が演じられるビデオと、第1の役を演じるユーザの属性情報とを取得する。
【0070】
(2)有名人のタイプ、友達のタイプ、フォローされている人のタイプ、エキスパートのタイプ及び一般ユーザのタイプの中で第2の役が演じられるビデオと、第2の役を演じるユーザの属性情報とを取得する。
【0071】
(3)許可された最大数の対応するビデオを選択するために、合計スコアの降順に、有名人のタイプ、友達のタイプ、フォローされている人のタイプ、エキスパートのタイプ及び一般ユーザのタイプのそれぞれの中で第2の役が演じられるビデオをランク付けする。
【0072】
ビデオcpの合計スコア=Feedスコア*ユーザ属性スコアである。Feedスコア=ビデオcpを含むビデオの基本スコアの和である。基本スコア=再生スコア+インタラクションスコアである。再生スコア=5.6*再生回数/表示回数である。インタラクションスコア=(コメント回数*128+お気に入り回数*46.1)/再生回数である。ユーザ属性スコア=1+反対の性別(+0.2)+同じ地域(+0.1)+年齢差が3年以内(+0.2)である。
【0073】
図6に示すように、有名人のタイプの中で第2の役が演じられるビデオはA1及びA2であり、友達のタイプの中で第2の役が演じられるビデオはB1、B2、B3及びB4であり、フォローされている人のタイプの中で第2の役が演じられるビデオはC1及びC2であり、エキスパートのタイプの中で第2の役が演じられるビデオはD1及びD2であり、一般ユーザのタイプの中で第2の役が演じられるビデオはE1〜E6である。
【0074】
図7は、実施例による共演ビデオにおける相手マッチング装置の構成ブロック図である。
図7に示すように、共演ビデオにおける相手マッチング装置は、第1の取得モジュール702と、第2の取得モジュール704と、スコア評価モジュール706と、ランク付けモジュール708と、表示モジュール710と、選択モジュール712と、合成モジュール714とを含む。
【0075】
第1の取得モジュール702は、第1のユーザ識別子により記録され且つ第1の役が演じられるビデオを取得するように構成される。
【0076】
第2の取得モジュール704は、設定されたユーザタイプと、第1の役にマッチする第2の役が演じられるビデオと、各ユーザタイプの中で第2の役を演じる第2のユーザ識別子とを取得するように構成される。
【0077】
この実施例では、ユーザタイプは、要件に従って設定されてもよい。ユーザタイプは、第1のユーザタイプ、第2のユーザタイプ、第3のユーザタイプ、第4のユーザタイプ、第5のユーザタイプ等を含んでもよく、これらに限定されない。
【0078】
例えば、ユーザタイプは、有名人、ユーザの友達、ユーザによりフォローされている人、エキスパート、一般ユーザ等を含んでもよい。有名人は、特定のアイデンティティを有する人である。ユーザの友達は、インスタント通信の友達又はモバイル連絡先の友達等である。ユーザによりフォローされている人は、ソーシャルアプリケーションプログラムにおいてユーザによりフォローされている人である。エキスパートは、或る分野における専門家又は優れた人である。一般ユーザは、有名人、ユーザの友達、ユーザによりフォローされている人及びエキスパート以外のユーザである。
【0079】
ユーザタイプが取得されたときに、ユーザタイプに対応するユーザリストが取得される。各ユーザタイプのユーザリストの中に、ユーザタイプの中の全てのユーザ識別子及びユーザ識別子が役を演じるビデオが記録される。第2の役が演じられるビデオ及び第2のユーザ識別子は、ユーザリストの中で見つけられる。
【0080】
スコア評価モジュール706は、各ユーザタイプの中で第2の役が各第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオの合計スコアを取得するように構成される。
【0081】
この実施例では、1つのユーザタイプは、第2の役が1つ以上の第2のユーザ識別子により対応して演じられる複数のビデオを含んでもよいため、第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオの合計スコアを取得するために、第2の役が各第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオのスコアが評価される。
【0082】
例えば、ユーザタイプは有名人である。有名人A及び有名人Bが第2の役を演じる。第2の役が有名人Aにより演じられるビデオ及び第2の役が有名人Bにより演じられるビデオが取得され、第2の役が有名人Aにより演じられるビデオの合計スコア及び第2の役が有名人Bにより演じられるビデオの合計スコアが評価される。
【0083】
ランク付けモジュール708は、合計スコアの降順に、各ユーザタイプの中で第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオをランク付けするように構成される。
【0084】
この実施例では、各ユーザタイプの中で、第2の役が演じられるビデオは、合計スコアの降順にランク付けされ、すなわち、第2の役が演じられるビデオは、独立したユーザタイプ毎にランク付けされ、他のユーザタイプと混合されない。例えば、有名人のタイプの中で第2の役が演じられるビデオは、ユーザの友達のタイプの中で第2の役が演じられるビデオとは比較してランク付けされない。さらに、各ユーザタイプの中で第2の役が演じられるビデオは、合計スコアの昇順にランク付けされてもよい。
【0085】
表示モジュール710は、各ユーザタイプの中で第2の役が演じられるビデオのランク付け結果をそれぞれ表示するように構成される。
【0086】
選択モジュール712は、ランク付け結果から選択され且つ第2の役が演じられるビデオを取得するように構成される。
【0087】
この実施例では、ランク付け結果から選択され且つ第2の役が演じられるビデオは、第1のユーザ自身により選択されてもよく、或いは初期設定でシステムにより選択されてもよい。
【0088】
合成モジュール714は、第2の役が演じられる選択されたビデオと、第1の役が演じられるビデオとを完成ビデオに合成するように構成される。
【0089】
前述の共演ビデオにおける相手マッチング装置によれば、各ユーザタイプの中で第1の役にマッチする第2の役が演じられるビデオが取得され、合計スコアに従ってビデオがランク付けされ、ランク付け結果が表示され、ランク付け結果から選択され且つ第2の役が演じられるビデオが取得され、第1の役が演じられるビデオ及び第2の役が演じられるビデオから完成ビデオが合成される。このように、第2の役が演じられるビデオは、第1の役が演じられるビデオに従ってマッチングにより自動的に取得され、ユーザが第2の役を積極的に演じるのを待機する必要はなく、それにより、ビデオ合成の効率が改善される。
【0090】
図8は、実施例によるスコア評価モジュールの内部構成のブロック図である。
図8に示すように、スコア評価モジュール706は、フィードバックスコア評価ユニット7061と、情報取得ユニット7062と、属性スコア評価ユニット7063と、合計スコア評価ユニット7064とを含む。
【0091】
フィードバックスコア評価ユニット7061は、第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオのフィードバックスコアを取得するように構成される。
【0092】
この実施例では、第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオのフィードバックスコア、すなわち、Feedスコア=第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオを含む全てのビデオの基本スコアの和である。例えば、第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオが2つの共演ビデオに配置されたときに、Feedスコアは、第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオの基本スコアと、2つの共演ビデオの基本スコアとの和である。
【0093】
例えば、第2の役がユーザAの友人Bにより演じられるビデオがCであり、ビデオCは、ユーザDにより共演されるビデオ及びユーザEにより共演されるビデオに配置され、ビデオCのフィードバックスコアは、ビデオCの基本スコアと、ビデオCを含み且つユーザD及びユーザBにより共演されるビデオの基本スコアと、ビデオCを含み且つユーザD及びユーザBにより共演されるビデオの基本スコアとの和である。
【0094】
ビデオの基本スコアは、再生スコアとインタラクションスコアとの和である。再生スコアは、ビデオ内のサムネイルの品質を決定する評価スコアである。サムネイルの品質は、明瞭さ及び歪みのようなビデオ自体の品質である。インタラクションスコアは、ビデオコンテンツの品質を決定する評価スコアである。ビデオコンテンツの品質は、記録されたビデオコンテンツが楽しいか否か等を示す。
【0095】
情報取得ユニット7062は、第1の役を演じる第1のユーザの属性情報と、第2の役を演じる各第2のユーザの属性情報とを取得するように構成される。
【0096】
属性スコア評価ユニット7063は、第1のユーザの属性情報及び各第2のユーザの属性情報に従って、各第2のユーザの属性スコアを取得するように構成される。
【0097】
合計スコア評価ユニット7064は、各第2のユーザの属性スコアと対応するフィードバックスコアとの積に従って、第2の役が各第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオの対応する合計スコアを取得するように構成される。
【0098】
さらに、フィードバックスコア評価ユニット7061は、第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオを含む全てのビデオの基本スコアの和を取得し、基本スコアの和を、第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオのフィードバックスコアとして使用するように更に構成される。
【0099】
フィードバックスコア評価ユニット7061は、第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられる各ビデオの再生スコア及びインタラクションスコアを取得し、再生スコアとインタラクションスコアとの和を、第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオの基本スコアとして使用し、次に、全ての基本スコアの和を計算するように更に構成される。
【0100】
フィードバックスコア評価ユニット7061は、第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオの再生回数、表示回数、コメント回数及びお気に入り回数を取得し、
表示回数に対する再生回数の比を第1の係数因子で乗算することにより、第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオの再生スコアを取得し、
コメント回数と第2の係数因子との積及びお気に入り回数と第3の係数因子との積を取得し、次に、第2の役が第2のユーザ識別子により対応して演じられるビデオのインタラクションスコアを取得するために、再生回数に対する2つの積の和の比を取得するように更に構成される。
【0101】
図9は、他の実施例による共演ビデオにおける相手マッチング装置の構成ブロック図である。
図9に示すように、共演ビデオにおける相手マッチング装置は、第1の取得モジュール702と、第2の取得モジュール704と、スコア評価モジュール706と、ランク付けモジュール708と、表示モジュール710と、選択モジュール712と、合成モジュール714とに加えて、タイプ優先度取得モジュール716と、数取得モジュール718とを含む。
【0102】
タイプ優先度取得モジュール716は、各ユーザタイプの優先度を取得するように構成される。
【0103】
ランク付けモジュール708は、優先度の降順にユーザタイプをランク付けするように更に構成される。
【0104】
表示モジュール710は、優先度のレベルに従ってユーザタイプを表示するように更に構成される。
【0105】
数取得モジュール718は、各ユーザタイプの中で表示されるのが許可されているビデオの最大数を取得するように構成される。
【0106】
表示モジュール710は、第2の役が演じられるビデオの数がユーザタイプの中の対応する最大数を超えるときに、第2の役が演じられるビデオの合計スコアの降順に、表示のための最大数のビデオを選択するように、或いは
第2の役が演じられるビデオの数がユーザタイプの中の対応する最大数を超えないときに、ユーザタイプの中で第2の役が演じられるビデオの全てを表示するように更に構成される。
【0107】
選択モジュール712は、より高い優先度を有するユーザタイプが、第2の役が演じられるビデオを含む場合、より高い優先度を有するユーザタイプから、合計スコアが最高であり且つ第2の役が演じられるビデオを選択し、合計スコアが最高であり且つ第2の役が演じられる選択されたビデオを、第2の役が演じられる選択されたビデオとして使用するように、或いはより高い優先度を有するユーザタイプが、第2の役が演じられるビデオを含まない場合、より低い優先度を有する隣接するユーザタイプから、合計スコアが最高であり且つ第2の役が演じられるビデオを選択し、合計スコアが最高であり且つ第2の役が演じられる選択されたビデオを、第2の役が演じられる選択されたビデオとして使用するように更に構成される。
【0108】
当業者は、前述の実施例における方法の手順の全部又は一部が、関係するハードウェアに命令するコンピュータプログラムにより実現されてもよいことを理解し得る。プログラムは、不揮発性コンピュータ読み取り可能記憶媒体に記憶されてもよい。プログラムが動作するときに、実施例における前述の方法の手順が実行されてもよい。記憶媒体は、磁気ディスク、光ディスク、読み取り専用メモリ(ROM)等でもよい。
【0109】
前述の実施例は、本開示のいくつかの実現形式のみを示しており、詳細に記載されているが、これらは、本開示の特許範囲への限定として解釈されるべきではない。当業者は、本開示の保護範囲内にあるものとする本開示の概念を逸脱することなく、様々な変更及び改善を行ってもよい点に留意すべきである。したがって、本開示の特許の保護範囲は、特許請求の範囲に従うものとする。