特許第6563275号(P6563275)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6563275
(24)【登録日】2019年8月2日
(45)【発行日】2019年8月21日
(54)【発明の名称】車両用配線構造
(51)【国際特許分類】
   B60R 16/02 20060101AFI20190808BHJP
   H02G 3/04 20060101ALI20190808BHJP
【FI】
   B60R16/02 620Z
   B60R16/02 623U
   H02G3/04
【請求項の数】3
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2015-164860(P2015-164860)
(22)【出願日】2015年8月24日
(65)【公開番号】特開2017-43125(P2017-43125A)
(43)【公開日】2017年3月2日
【審査請求日】2018年7月18日
(73)【特許権者】
【識別番号】000006895
【氏名又は名称】矢崎総業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
(74)【代理人】
【識別番号】100100712
【弁理士】
【氏名又は名称】岩▲崎▼ 幸邦
(74)【代理人】
【識別番号】100101247
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 俊一
(74)【代理人】
【識別番号】100095500
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 正和
(74)【代理人】
【識別番号】100098327
【弁理士】
【氏名又は名称】高松 俊雄
(72)【発明者】
【氏名】野村 章一
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 学
(72)【発明者】
【氏名】下地 映次
(72)【発明者】
【氏名】古田 拓
(72)【発明者】
【氏名】角田 充規
【審査官】 上谷 公治
(56)【参考文献】
【文献】 特開平10−032913(JP,A)
【文献】 実開平06−021179(JP,U)
【文献】 特開2005−137145(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60R 16/02
H02G 3/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
被配策部材の配索経路に沿って複数の導電性部材を配置する車両用配線構造であって、
複数の前記導電性部材を、通電される電流値の大きさによって異なる種類のものを配置し
通電される電流値が小さい前記導電性部材は、前記被配索部材に配置された印刷配線部より形成され、
通電される電流値が大きい前記導電性部材は、電線やバスバーより形成され、
前記印刷配線部は、プロテクタが配置された配索経路では、前記プロテクタの面に形成され、
前記プロテクタは、ヒンジ部を境として2つの平面壁を有し、2つの前記平面壁の面に亘って前記印刷配線部が形成されたことを特徴とする車両用配線構造。
【請求項2】
請求項記載の車両用配線構造であって、
前記プロテクタは、プロテクタ本体と前記プロテクタ本体の開放面を塞ぐように組み付けされる蓋体とを有し、
前記印刷配線部は、前記プロテクタ本体と前記蓋体の少なくともいずれか一方に形成されたことを特徴とする車両用配線構造。
【請求項3】
請求項記載の車両用配線構造であって、
前記印刷配線部は、前記プロテクタ本体と前記蓋体の双方に形成され、前記プロテクタ本体に前記蓋体が組み付けされた状態で、前記プロテクタ本体と前記蓋体の双方の前記印刷配線部が電気的に接続されたことを特徴とする車両用配線構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、配策経路に沿って導電性部材を配置する車両用配線構造に関する。
【背景技術】
【0002】
車両には種々の電装機器が搭載され、電装機器の間等が電気的に接続される。このような車両用配線は、例えばワイヤーハーネスで構成するのが一般的であったが、ワイヤーハーネスは、電線束であり、大きな配索スペースを取る。そこで、特許文献1に示すように、車体に直接に導電性インク等によって印刷配線部を形成する技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第4432501号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、車両に搭載される電装機器はさまざまなシステムで構成されるため、システム毎に電流値が異なり、異なる電流値(小電流、大電流)に対応する印刷配線部とする必要がある。従って、車両用配線構造を印刷配線部によって形成する場合には、例えば図16及び図17に示すように、被配索部材130に小電流用の配線部100と大電流用の配線部110を形成する必要がある。
【0005】
小電流用の配線部100は、導体断面が狭くて済む。しかし、大電流用の配線部110は、回路抵抗を下げるために、導体断面を広くする必要がある。配線部110の導体断面を広く取ると、幅方向に広い形態となり、配策経路(配線部100,110を形成する領域)の幅方向d2が非常に広くなる。そのため、ワイヤーハーネスで配索したのと同様に、大きな配索スペースが必要であるという問題がある。
【0006】
また、ワイヤーハーネスの場合には、被配索部材130にリブ131が配置されていても直線的(最短経路)に配索可能であるが、各配線部100.110の場合には、図17(b)に示すように、リブ131の面伝いに形成するため、配策経路が長くなり、材料コストが高くなるという問題がある。
【0007】
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、配策スペースの削減を図ると共に材料コストを極力削減できる車両用配線構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、被配策部材の配索経路に沿って複数の導電性部材を配置する車両用配線構造であって、複数の前記導電性部材を、通電される電流値の大きさによって異なる種類のものを配置し、通電される電流値が小さい前記導電性部材は、前記被配索部材に配置された印刷配線部より形成され、通電される電流値が大きい前記導電性部材は、電線やバスバーより形成され、前記印刷配線部は、プロテクタが配置された配索経路では、前記プロテクタの面に形成され、前記プロテクタは、ヒンジ部を境として2つの平面壁を有し、2つの前記平面壁の面に亘って前記印刷配線部が形成されたことを特徴とする車両用配線構造である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、通電される電流値に応じて導電性部材の種類を異ならせるため、小電流用の導電性部材として小配策スペースで配策可能で、且つ、低コストな材料を選択し、大電流用の導電性部材として導体断面の幅が狭くても大電流通電が可能な材料を選択することにより、全体として配策スペースの削減を図ると共に材料コストを極力削減できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の第1実施形態を示し、車両用配線構造が適用されたパネルの裏面図である。
図2】本発明の第1実施形態を示し、(a)は図1のA−A線断面図、(b)は図1のB−B線断面図である。
図3】本発明の第2実施形態を示し、車両用配線構造が適用されたパネルの裏面図である。
図4】本発明の第2実施形態を示し、(a)は図3のC−C線断面図、(b)は図3のD−D線断面図である。
図5】本発明の第3実施形態を示し、プロテクタの正面図である。
図6】本発明の第3実施形態を示し、(a)はプロテクタ本体の斜視図、(b)は側壁部を底面壁に面一に展開したプロテクタ本体の斜視図である。
図7】本発明の第3実施形態の各変形例を示し、(a)は第1変形例であり、側壁部を底面壁に面一に展開したプロテクタ本体の斜視図、(b)は第2変形例であり、側壁部を底面壁に面一に展開したプロテクタ本体の斜視図、(c)は第3変形例のプロテクタ本体の斜視図である。
図8】本発明の第4実施形態を示し、プロテクタの正面図である。
図9】本発明の第4実施形態を示し、(a)はプロテクタ本体の斜視図、(b)は蓋体の斜視図である。
図10】本発明の第5実施形態を示し、プロテクタの正面図である。
図11】比較例を示し、(a)はプロテクタの斜視図、(b)は電線のジョイント箇所の斜視図である。
図12】印刷配線部の作製方法を説明する概念図である。
図13】(a)は第1マスク部材とパネルの斜視図、(b)は第1マスク部材によって印刷配線部を形成したパネルの斜視図である。
図14】(a)は第2マスク部材とパネルの斜視図、(b)は第2マスク部材によって印刷配線部を形成したパネルの斜視図である。
図15】(a)は第3マスク部材とパネルの斜視図、(b)は第3マスク部材によって印刷配線部を形成したパネルの斜視図である。
図16】従来例の車両用配線構造が適用されたパネルの裏面図である。
図17】(a)は図16のE−E線断面図、(b)は図16のF−F線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0012】
(第1実施形態)
図1及び図2は本発明の第1実施形態を示す。図1及び図2に示すように、車両用配線構造では、被配策部材であるパネル1の配策経路によって複数種類の導電性部材である印刷配線部10と電線20が配置されている。印刷配線部10と電線20は、補強用のリブ2が複数箇所に立設されたパネル1の裏面側に配置されている。
【0013】
複数種類の導電性部材は、通電される電流値の大きさによって異なる種類とされている。この実施形態では、複数種類の導電性部材は、小電流(数ミリアンペア〜1アンペアの範囲)用と大電流(1アンペアを超えるもの)用の2種類より形成されている。
【0014】
小電流用の導電性部材は、小さな配策幅で配策可能で、且つ、低コストな材料より選択されている。この実施形態では、小電流用の導電性部材は、パネル1の面に配置され、導電性インクや導電性ペーストより形成された印刷配線部10である。印刷配線部10は、パネル1の面に直接に導電性インクを吹き付けたり、導電性インクや導電性ペーストを設けたフィルムをパネル1に貼り付ける等して配置される。
【0015】
印刷配線部10は、リブ2の位置ではリブ2の各面を伝ってリブ2を乗り越える経路で配策されている。
【0016】
大電流用の導電性部材は、導体断面の幅が狭くても大電流通電が可能な材料が選択される。この実施形態では、大電流用の導電性部材は、パネル1の面に沿って配策される電線20である。電線20は、この実施形態では単芯丸型であり、芯線とこの芯線の外周を覆う被覆部材より形成されている。電線20は、パネル1の裏面に沿って配置され、複数のリブ2の箇所では複数のリブ2を跨ぐ経路とされている、電線20は、このようにして最短経路で配策されている。
【0017】
この第1実施形態によれば、通電される電流値に応じて導電性部材の種類を異ならせるため、小電流用の導電性部材として小配策スペースで配策可能で、且つ、低コストな材料(この実施形態では印刷配線部10)を選択し、大電流用の導電性部材として導体断面の幅が狭くても大電流通電が可能な材料(この実施形態では電線20)を選択することにより、全体として配策スペースの削減を図ると共に材料コストを極力削減できる。電線20は、複数のリブ2を跨ぐようにして最短経路で配策しているため、この点でも材料コストの削減になる。
【0018】
(第2実施形態)
図3及び図4は本発明の第2実施形態を示す。この第2実施形態は、前記第1実施形態と比較して大電流用の導電性部材の構成のみが相違する。つまり、第2実施形態の大電流用の導電性部材は、バスバー21である。バスバー21も、電線20と同様に、導体断面の幅が狭くても大電流通電が可能である。バスバー21は、パネル1にインサート成形によって形成されている。バスバー21の表面は、パネル1の裏面に面一である。バスバー21は、複数のリブ2の下面を貫通する経路とされ、これにより最短経路での配策とされている。
【0019】
第1実施形態と同一構成箇所については、図面に同一符号を付して説明を省略する。
【0020】
又、この明細書では、バスバー21は、板材のみのらず銅箔を含む。
【0021】
この第2実施形態にあっても、第1実施形態と同様の理由により、全体として配策スペースの削減を図ると共に材料コストを極力削減できる。又、バスバー21は、複数のリブ2の下を貫通するようにして最短経路で配策しているため、この点でも材料コストの削減になる。
【0022】
(第3実施形態)
図5及び図6は本発明の第3実施形態を示す。複数の導電性部材の配策経路には、電線20の保護を行うプロテクタ30が配置されている。図5及び図6に示すように、大電流用の導電性部材としての電線20は、プロテクタ30内に収容される。小電流用の導電性部材としての印刷配線部10は、プロテクタ30の面に形成される。以下、説明する。
【0023】
プロテクタ30は、プロテクタ本体31とプロテクタ本体31の開放面を塞ぐように組み付けされる蓋体32とを有する。プロテクタ本体31は、底面壁(平面壁)31aと底面壁31aの両側から立設された2つの側面壁(平面壁)31bから形成されている。底面壁31aと一方の側面壁31bを連結する角部は、ヒンジ部31cに形成されている。底面壁31aと一方の側面壁31bは、ヒンジ部31cの可撓性によって互いに同一平面となる展開形態(図6(b)の状態)と、組立形態(図6(a)の状態)に変形可能に形成されている。プロテクタ本体31を展開形態としてプロテクタ本体31の底面壁31aと側面壁31bの内面に、導電性インクの吹き付け等によって印刷配線部10を形成する。同一平面であるため、印刷配線部10の形成(導電性インクの吹き付け等)が容易にできる。
【0024】
この第3実施形態では、大電流用の導電性部材としての電線20を保護するプロテクタ30の面を、小電流用の導電性部材としての印刷配線部10の形成面としているため、プロテクタ30内に収容する電線20の数等を削減でき、プロテクタ30をコンパクトにできる。
【0025】
詳細には、図11の比較例のように、導電性部材を電線20のみで形成した場合には、電線20自体が印刷配線部10に比較して大スペースが必要であるため、プロテクタ30が大型化するが、第3実施形態では、プロテクタ30をコンパクトにできる。プロテクタ30が配策スペースの狭い箇所に配置する必要がある場合に、特に有効である。
【0026】
図7(a)は、第3実施形態の第1変形例を示す。この第1変形例では、複数の印刷配線部10を連結するジョイント配線部10aを形成することによってジョイント処理ができるため、小スペースでジョイント回路が形成できる。
【0027】
詳細には、図11の比較例のように、導電性部材が電線20であり、複数の電線20をジョイント接続する場合には、スプライス端子(図示せず)及びテープ4を使用するため、ジョイント処理箇所に大きなスペースが必要であり、プロテクタ30の収納効率が悪く、プロテクタ30が大型化する。これに対し、第3実施形態の第1変形例では、小スペースでジョイント処理が可能で、プロテクタ30をコンパクト化できる。
【0028】
図7(b)は、第3実施形態の第2変形例を示す。この第2変形例では、印刷配線部10の上に電子部品5が搭載されている。導電性部材が電線20の場合に較べて、電子部品5の搭載が容易である。プロテクタ本体31には隔壁31dが立設されている。この隔壁31dは、電線収容空間に収容された電線20と電子部品5の干渉を防止している。
【0029】
図7(c)は、第3実施形態の第3変形例を示す。この第3変形例では、プロテクタ本体31の端部にコネクタ6が装着されている。コネクタ6は、プロテクタ30に形成された印刷配線部(図示せず)と、コネクタ6に一端が接続された電線Wとの間を接続している。この第3変形例では、プロテクタ30内の印刷配線部(図示せず)と電線Wとを容易に電気的に接続可能である。
【0030】
(第4実施形態)
図8及び図9は、本発明の第4実施形態を示す。この第4実施形態も第3実施形態と同様に、小電流用の導電性部材は、プロテクタ30に成形された印刷配線部10であるが、第3実施形態のものと異なり、印刷配線部10は、プロテクタ本体31と蓋体32の両方に形成されている。蓋体32の係止枠40とプロテクタ本体31の係止爪41に係止し、蓋体32をプロテクタ本体31に組み付けると、プロテクタ本体31の印刷配線部10と蓋体32の印刷配線部10の所定配線部間が導通し、双方の印刷配線部10によって所望の回路体が形成される。
【0031】
第4実施形態では、プロテクタ本体31と蓋体32の双方の面を印刷配線部10の形成面としているため、小電流用の導電性部材である印刷配線部10の配策スペースを広く取れ、複雑な回路等に対応できる。
【0032】
(第5実施形態)
図10は、本発明の第5実施形態を示す。この第5実施形態は、第4実施形態と比較して、プロテクタ本体31側の印刷配線部10がプロテクタ本体31の外面に形成されている点が相違する。この第5実施形態では、プロテクタ本体31と蓋体32のロック検査及び印刷配線部10間の導通検査が容易にできる。
【0033】
(印刷配線部の印刷装置・印刷方法)
次に、印刷配線部10の印刷装置及びこれを用いた印刷方法の一例を説明する。図12に示すように、印刷装置50は、被配策部材であるパネル1の上に選択的に配置される第1〜第3マスク部材51,52,53と、第1〜第3マスク部材51,52,53の上方より導電性インクを吹き付けるノズル54とを備えている。
【0034】
第1〜第3マスク部材51,52,53は、インクを透過しないインク不透過部51a,52a,53aと、インクを透過するメッシュ状のインク透過部51b,52b,53bとから形成されている。各マスク部材51,52,53によってインク不透過部51a,52a,53aの位置及び大きさが異なっている。ノズル54は、図12に示すように、所定の軌跡上(図12の破線軌跡)を移動し、導電性インクを吹き付ける。
【0035】
図13(a)に示すように、第1マスク部材51を使用した場合には、図13(b)に示すようなパターンの印刷配線部10が形成される。図14(a)に示すように、第2マスク部材52を使用した場合には、図14(b)に示すようなパターンの印刷配線部10が形成される。図15(a)に示すように、第3マスク部材53を使用した場合には、図15(b)に示すようなパターンの印刷配線部10が形成される。
【0036】
この印刷装置及び印刷方法によれば、一定の軌跡を移動するノズル54を使用して、単にマスク部材51,52,53を変更するだけで、所望のパターンの印刷配線部10を形成できる。
【0037】
(変形例)
各実施形態では、複数の導電性部材は、小電流用と大電流用の2種類に区分けしたが、3種類以上に区分けしても良い。
【符号の説明】
【0038】
1 パネル(被配策部材)
10 印刷配線部(小電流用の導電性部材)
20 電線(大電流用の導電性部材)
21 バスバー(大電流用の導電性部材)
30 プロテクタ
31 プロテクタ本体
31a 底面壁(平面壁)
31b 側面壁(平面壁)
31c ヒンジ部
32 蓋体
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17