【実施例】
【0021】
以下本発明の実施例について図面とともに説明する。
図1は本実施例による結婚支援装置を機能実現手段で表したブロック図である。
本実施例による結婚支援装置は、氏名を含む基本情報を記憶する会員データベース11と、交際の申込などの特定の相手に対する行動をとった行為者及びその相手を記憶する行動履歴データベース12と、会員が出会の場として参加できるイベント情報を記憶するイベント情報データベース13を備えている。
会員データベース11には、基本情報の他に、プロフィール情報、こだわり情報、および退会情報を記憶している。
基本情報は、氏名の他に、例えば、生年月日、性別、年齢、住所、連絡先、身長、最終学歴、職業、家族構成、婚歴、および扶養家族の有無などの情報である。
プロフィール情報は、例えば、血液型、出身校、資格、勤務先、勤続年数、年収、喫煙の有無、飲酒の程度、住居、結婚後の同居希望、趣味、および自己PRなどの情報である。
こだわり情報は、相手に関して、例えば、年齢、身長、職業、年収、居住地、最終学歴、婚歴、子の有無、養子、同居、喫煙の有無、および飲酒の程度などのこだわり条件についての情報であり、こだわるか否か、そして、こだわる場合にはこだわり条件順位についても記憶される。
【0022】
会員データベース11に記憶される情報は、基本的には本システムを利用する会員が入力手段20から入力することで登録される。
行動履歴データベース12には、交際の申込者、交際の申込相手、申込日、及び申込の結果(交際か拒否)が記憶される。これらの情報は、申込者および申込相手の双方が会員を退会した後にも、蓄積されてリンク者情報として用いられる。
また、行動履歴データベース12には、会員が選択した申込相手候補者がお気に入りリストとして登録される。
イベント情報データベース13には、開催されるイベントに関する情報とともに、既に行われたイベントへの参加会員情報を記憶している。
【0023】
本実施例による結婚支援装置は、入力手段20と、処理手段30と、処理手段30で処理された情報やイベント情報を表示する表示手段40とを備えている。
入力手段20は、会員が基本情報、こだわり情報、申込相手候補者、またはイベント申込を入力する他、支援運営者が個別に会員やイベントに対する情報を入力する。
処理手段30は、会員データベース11に登録された対象者に対して、会員データベース11に登録された異性の中から推薦者を抽出する推薦者抽出手段31と、複数の申込相手候補者がお気に入りリストに登録されている場合に、申込相手候補者の表示順を決定するお気に入り順位決定手段32と、推薦者抽出手段31で抽出された推薦者の表示順を決定する推薦者順位決定手段33と、募集中のイベントに対して新しい出会のチャンスの多さを出会予報として演算する出会度演算手段34とを備えている。
表示手段40は、基本情報、こだわり情報、申込相手候補者、またはイベント申込の入力画面や、登録された基本情報、こだわり情報、申込相手候補者、またはイベントの閲覧画面が表示される。
【0024】
図2は本実施例による結婚支援装置を利用する会員の主な画面遷移を示す図、
図3は相手一覧表示画面のイメージ図、
図4は相手の詳細情報表示画面のイメージ図、
図5はイベント一覧画面のイメージ図である。
【0025】
図2を用いて会員が利用する主な画面遷移について説明する。
利用希望者は、基本情報を入力手段20で入力することで会員データベース11に基本情報が登録され会員となる(ステップ1)。
会員はステップ1における基本情報登録とともに、または基本情報登録の後にこだわり情報登録を行う(ステップ2)。
ステップ2におけるこだわり情報登録では、既に登録したこだわり条件についてその内容を変更し、またはこだわり条件順位を変更することができる。
会員は、ステップ2におけるこだわり情報登録の後に、会員データベース11に登録されている相手(異性)情報を閲覧できる。
会員は、相手情報の閲覧として、こだわり度順相手一覧表示と(ステップ3)、お勧め相手一覧表示(ステップ4)とを選択することができる。
ステップ3におけるこだわり度順相手一覧表示では、会員(対象者)がステップ2で登録したこだわり条件に一致する相手を、こだわり条件順位に従って表示される。なお、会員(対象者)が相手のこだわり条件に一致しない場合には表示対象から除外してもよい。
ステップ4におけるお勧め相手一覧表示では、推薦者抽出手段31で抽出された推薦者候補者を、推薦者順位決定手段33で決定された順位に従って表示される。
【0026】
図3に、ステップ3におけるこだわり度順相手一覧表示、またはステップ4におけるお勧め相手一覧表示のイメージ図を示す。
相手一覧表示では、会員を特定するID番号の他、例えば年齢、居住区域、相手のこだわり度が表示される。
また、相手一覧表示では、既に会員(対象者)が申込相手候補者としてお気に入りリストに登録しているか否かを選択状況欄に「選択済み」として表示する。
なお、ステップ3またはステップ4における相手一覧表示画面から、ステップ2におけるこだわり情報登録画面に戻ることができ、ステップ2におけるこだわり情報登録画面でこだわり条件またはこだわり条件順位を変更することで、ステップ3またはステップ4における相手一覧表示内容は変更される。
会員(対象者)は、ステップ3またはステップ4における相手一覧表示画面から、申込相手候補者を選択することができ、選択した申込相手候補者はお気に入りリストに登録される(ステップ5)。
ステップ5で登録されたお気に入りリストの内容は、申込相手候補者を確認するために閲覧できるとともに、お気に入りリスト登録画面から交際の申込相手を選択でき、交際の申込登録を行うことができる(ステップ7)。
お気に入りリストに、複数の申込相手候補者が登録されている場合には、お気に入り順位決定手段32によって、対象者および/または申込相手候補者が登録しているこだわり条件およびこだわり条件順位に従ってお気に入り順位が決定され、決定されたお気に入り順位に従ってお気に入りリストが表示される。
ステップ7において交際の申込登録が行われると、申込者、申込相手、および申込日が行動履歴データベース12に登録される。
【0027】
図3で表示されている「詳細」ボタンを指示することで、
図4に示すように、相手のこだわり情報を閲覧することができる(ステップ6)。相手のこだわり情報では、相手のこだわり条件内容およびこだわり条件順位を閲覧することができる。
図4で表示されている「前に戻る」ボタンを指示することで、
図3に示す相手一覧表示画面に戻ることができ、既に申込相手候補者として選択している相手である場合には、「申込リストから削除する」ボタンが表示され、このボタンを指示することでお気に入りリストから除外される。
【0028】
会員はステップ1における基本情報登録の後に、イベント一覧を閲覧することができる(ステップ8)。
図5に示すように、ステップ8におけるイベント一覧表示では、イベント単位で、イベントの開催日、現在公開中のイベント名、開催場所、新しい出会予報、および応募入力(「応募する」)ボタンが表示される。
図5に表示されるイベント名を指示することでイベント詳細情報が表示される(ステップ9)。
【0029】
図6から
図11を用いて
図2に示すお勧め一覧表示のための処理流れを説明する。なお、以下の説明では、対象者を男性として説明する。
【0030】
図6は、本実施例による結婚支援装置での第1推薦者を表示するための処理流れを示すフロー図、
図7は同処理流れの説明図である。
第1推薦者を抽出するための処理は、
図1に示す推薦者抽出手段31で行われる。
推薦者抽出手段31では、対象者(男性)M11に交際の申込を行ったことがある異性W11を第1異性リンク者WL11として行動履歴データベース12から抽出する(ステップ11)。
推薦者抽出手段31では、ステップ11の後に、抽出された第1異性リンク者WL11が交際の申込を行ったことがある同性(男性)M12、M13、M14を第1同性リンク者ML11として行動履歴データベース12から抽出する(ステップ12)。
推薦者抽出手段31では、ステップ12の後に、抽出された第1同性リンク者ML11に交際の申込を行ったことがある異性W12、W13、W14を推薦候補者R10とし、推薦候補者R10の中で更に第1同性リンク者ML11と交際が成立した異性W14を第1推薦候補者R11として行動履歴データベース12から抽出する(ステップ13)。
推薦者抽出手段31では、ステップ13の後に、抽出された第1推薦候補者R11の中で退会者を除外し(ステップ14)、抽出された第1推薦候補者R11の中で他の男性と交際中(申込中を含む)の女性を除外し(ステップ15)、抽出された第1推薦候補者R11の中で既に対象者M11と交際した女性を除外する(ステップ16)。
ステップ14からステップ16での処理によって、第1推薦候補者R11の中から推薦不適者を除外して第1推薦者が決定される。
【0031】
処理手段30では、ステップ11からステップ16までの第1推薦者の抽出処理の後に、第1推薦者の表示順位決定のための処理を行う。第1推薦者の表示順位処理は、
図1に示す推薦者順位決定手段33で行われる。
推薦者順位決定手段33では、決定された第1推薦者が対象者M11のお気に入りリストに登録され、かつ対象者M11が決定された第1推薦者のお気に入りリストに登録されているか否かを判断する(ステップ51)。
推薦者順位決定手段33では、ステップ51において第1推薦者が対象者M11のお気に入りリストに登録され、かつ対象者M11が第1推薦者のお気に入りリストに登録されている場合(Yes)には、最上位ランクとなるように推薦者順位を決定し、更に最上位ランクに複数の第1推薦者が該当する場合には、対象者M11についてのお気に入り順位に従って最上位ランクの中での表示順位を決定する(ステップ52)。
【0032】
推薦者順位決定手段33では、ステップ51においてNoの場合には、ステップ53において第1推薦者が対象者M11のお気に入りリストに登録されているか、または対象者M11が第1推薦者のお気に入りリストに登録されているかが判断される。
ステップ53において、第1推薦者が対象者M11または第1推薦者のお気に入りリストに登録されている場合(Yes)には、ステップ52で決定される最上位ランクの次の上位ランクが決定され、更に上位ランクに複数の第1推薦者が該当する場合には、対象者M11についてのお気に入り順位、または対象者M11若しくは第1推薦者のこだわり条件に従って上位ランクの中での表示順位が決定される(ステップ54)。
ステップ53において、第1推薦者が対象者M11および第1推薦者のいずれのお気に入りリストにも登録されていない場合(No)には、ステップ53で決定される上位ランクよりも下のランクが決定され、更に複数の第1推薦者が該当する場合には、対象者M11または/および第1推薦者のこだわり条件に従って表示順位が決定される(ステップ55)。
ステップ51からステップ55での処理によって、第1推薦者の表示順位が決定され、決定された表示順位に従って第1推薦者がお勧め相手一覧表示される(ステップ56)。
ステップ56における第1推薦者表示は、
図2に示すステップ4おけるお勧め相手一覧表示である。
【0033】
本実施例によれば、第1同性リンク者ML11は異性からの好まれ方が対象者M11と同じグループであると考えられ、この第1同性リンク者ML11に交際の申込を行ったことがある異性W12、W13、W14は対象者M11を好む可能性が高いため、このような異性W12、W13、W14を推薦候補者R10として抽出することで、交際が成立する可能性を高めることができる。
また、本実施例によれば、交際の申込を行っただけでなくその結果として交際が成立した異性W14を第1推薦候補者R11とすることで、更に交際が成立する可能性を高めることができる。
【0034】
図8は、本実施例による結婚支援装置での第2推薦者を表示するための処理流れを示すフロー図、
図9は同処理流れの説明図である。
第2推薦者を抽出するための処理は、
図1に示す推薦者抽出手段31で行われる。
第2推薦者は、条件が似ている第1分析と好みが似ている第2分析によって抽出される。
推薦者抽出手段31では、対象者(男性)M21に交際の申込を行ったことがある異性W21、W22を第1異性リンク者WL21として行動履歴データベース12から抽出する(ステップ11)。
推薦者抽出手段31では、ステップ11の後に、抽出された第1異性リンク者WL21が交際の申込を行ったことがある同性M22、M23を第1同性リンク者ML21として行動履歴データベース12から抽出する(ステップ12)。
ステップ11およびステップ12によって、条件が似ている第1分析が行われ、第1同性リンク者ML21が抽出される。
【0035】
推薦者抽出手段31では、対象者(男性)M21が交際の申込を行ったことがある異性W23を第2異性リンク者WL22として行動履歴データベース12から抽出する(ステップ21)。
推薦者抽出手段31では、ステップ21の後に、抽出された第2異性リンク者WL22に交際の申込を行ったことがある同性M24、M25、M26を第2同性リンク者ML22として行動履歴データベース12から抽出する(ステップ22)。
推薦者抽出手段31では、ステップ22の後に、抽出された第2同性リンク者ML22が交際の申込を行ったことがある異性(女性)W24、W25、W26、W27を第3異性リンク者WL23として抽出する(ステップ23)。
ステップ21からステップ23によって、好みが似ている第2分析が行われ、第3異性リンク者WL23が抽出される。
推薦者抽出手段31では、ステップ12およびステップ23の後に、第2分析で抽出された第3異性リンク者WL23の中で、第1分析で抽出された第1同性リンク者ML21に交際の申込を行ったことがある女性W26、W27を第2推薦候補者R12として抽出する(ステップ24)。
【0036】
推薦者抽出手段31では、ステップ24の後に、抽出された第2推薦候補者R12の中で退会者を除外し(ステップ14)、抽出された第2推薦候補者R12の中で他の男性と交際中(申込中を含む)の女性を除外し(ステップ15)、抽出された第2推薦候補者R12の中で既に対象者M21と交際した女性を除外する(ステップ16)。
ステップ14からステップ16での処理によって、第2推薦候補者R12の中から推薦不適者を除外して第2推薦者が決定される。
処理手段30では、第2推薦者の抽出処理の後に、第2推薦者の表示順位決定のための処理を行う。第2推薦者の表示順位処理は、
図6で既に説明した第1推薦者の表示順位処理と同一であるため対応するステップ番号を
図8で表示して説明を省略する。
【0037】
本実施例によれば、第1同性リンク者ML21は異性からの好まれ方が対象者M21と同じグループであると考えられ、この第1同性リンク者ML21に交際の申込を行ったことがある異性W26、W27は対象者M21を好む可能性が高いため、このような異性W26、W27を第2推薦候補者R12として抽出することで、交際が成立する可能性を高めることができる。
また、本実施例によれば、第2同性リンク者ML22は異性に対する好み方が対象者M21と同じグループであると考えられ、この第2同性リンク者ML22が交際の申込を行ったことがある異性W24、W25、W26、W27は対象者M21が好む可能性が高いため、このような異性W24、W25、W26、W27に第2推薦候補者R12を絞ることで、更に交際が成立する可能性を高めることができる。
【0038】
図10は、本実施例による結婚支援装置での第3推薦者を表示するための処理流れを示すフロー図、
図11は同処理流れの説明図である。
第3推薦者を抽出するための処理は、
図1に示す推薦者抽出手段31で行われる。
第3推薦者を抽出するための処理は、以下の点を除いて第1推薦者を抽出するための処理と同一である。
推薦者抽出手段31では、ステップ12の後に、抽出された第1同性リンク者ML11に交際の申込を行ったことがある異性W12、W13、W14を推薦候補者R10とし、推薦候補者R10の中で更に第1同性リンク者ML11と交際が成立していない異性W12、W13を第3推薦候補者R13として行動履歴データベース12から抽出する(ステップ33)。
【0039】
本実施例によれば、第1同性リンク者ML11は異性からの好まれ方が対象者M11と同じグループであると考えられ、この第1同性リンク者ML11に交際の申込を行ったことがある異性W12、W13、W14は対象者M11を好む可能性が高いため、このような異性W12、W13、W14を推薦候補者R10として抽出することで、交際が成立する可能性を高めることができる。
また、本実施例によれば、交際の申込を行った結果として交際が成立しなかった異性W12、W13を第3推薦候補者R13とすることで、例えば第1推薦候補者R11が抽出できない場合に有効である。
【0040】
図6から
図11で説明した第1推薦者、第2推薦者、および第3推薦者は、それぞれ別々に、ステップ4におけるお勧め相手一覧として表示してもよいが、第1推薦者と第2推薦者とを併せて一覧表示とし、第1推薦者と第3推薦者とを併せて一覧表示とし、または第1推薦者と第2推薦者と第3推薦者とを併せて一覧表示とすることができる。
第1推薦者と第2推薦者とを併せて一覧表示とする場合には、第1推薦者を第1ランク、第2推薦者を第1ランクより下位とする第2ランクとして順位決定して表示することが好ましい。
第1推薦者と第3推薦者とを併せて一覧表示とする場合には、第1推薦者を第1ランク、第3推薦者を第1ランクより下位とする第2ランクとして順位決定して表示することが好ましい。
第1推薦者と第2推薦者と第3推薦者とを併せて一覧表示とする場合には、第1推薦者を第1ランク、第2推薦者を第1ランクより下位とする第2ランク、第3推薦者を第2ランクより下位とする第3ランクとして順位決定して表示することが好ましい。
【0041】
図12は、本実施例による結婚支援装置での新しい出会予報の算出処理を示すフロー図である。
出会度演算手段34では、対象イベントと同種の過去のイベントに参加したことがある第1会員リストをイベント情報データベース13から抽出する(ステップ61)。
また、出会度演算手段34では、対象者が過去に参加したイベントに参加したことがある第2会員リストを抽出する(ステップ62)。
そして、出会度演算手段34では、ステップ61で抽出した第1会員リストとステップ62で抽出した第2会員リストとの不一致率を演算する(ステップ63)。例えば、第1会員リストとして100名の会員が抽出され、第1会員リストにある100名の中で60名が第2会員リストで抽出された場合には一致率が60%となるため、新しい出会予報は40%となり、一致率が高いほど新しい出会予報数値は低く、一致率が低いほど新しい出会予報数値は高くなる。
表示手段40では、
図5に示すように、不一致率を対象イベントに対する対象者の新しい出会予報として表示する。
本実施例によれば、新しい出会のチャンスの多さを知ることができ、新しい出会の可能性の高いイベントに参加することができる。
【0042】
以上のように本発明は、処理手段30が、対象者M11、M21に交際の申込を行ったことがある異性W11、W21、W22を第1異性リンク者WL11、WL21として行動履歴データベース12から抽出する第1ステップと、抽出された第1異性リンク者WL11、WL21が交際の申込を行ったことがある同性M12、M13、M14を第1同性リンク者ML11、ML21として行動履歴データベース12から抽出する第2ステップと、抽出された第1同性リンク者ML11、ML21に交際の申込を行ったことがある異性W26、W27を推薦候補者R11、R12、R13として行動履歴データベース12から抽出する第3ステップを有する。
本発明によれば、第1同性リンク者ML11、ML21は異性からの好まれ方が対象者M11、M21と同じグループであると考えられ、この第1同性リンク者ML11、ML21に交際の申込を行ったことがある異性W12、W13、W14、W26、W27は対象者M11、M21を好む可能性が高いため、このような異性W12、W13、W14、W26、W27を推薦候補者R11、R12、R13として抽出することで、交際が成立する可能性を高めることができる。
更に本発明は、処理手段30が、第3ステップでは、第1同性リンク者ML11と交際が成立した異性W14を推薦候補者R11として行動履歴データベース12から抽出することで、交際の申込を行っただけでなくその結果として交際が成立した異性W14を推薦候補者R11とすることで、更に交際が成立する可能性を高めることができる。
また本発明は、処理手段30が、対象者M21が交際の申込を行ったことがある異性W22を第2異性リンク者WL22として行動履歴データベース12から抽出する第4ステップと、抽出された第2異性リンク者WL22に交際の申込を行ったことがある同性M24、M25、M26を第2同性リンク者ML22として行動履歴データベース12から抽出する第5ステップと、抽出された第2同性リンク者ML22が交際の申込を行ったことがある異性W24、W25、W26、W27を第3異性リンク者WL23として行動履歴データベース12から抽出する第6ステップを有し、第3ステップでは、第6ステップで抽出された第3異性リンク者WL23の中で、第1同性リンク者ML21に交際の申込を行ったことがある異性W26、W27を推薦候補者R12として行動履歴データベース12から抽出する。
本発明によれば、第2同性リンク者ML22は異性に対する好み方が対象者M21と同じグループであると考えられ、この第2同性リンク者ML22が交際の申込を行ったことがある異性W24、W25、W26、W27は対象者M21が好む可能性が高いため、このような異性W24、W25、W26、W27に更に絞ることで、更に交際が成立する可能性を高めることができる。
また本発明は、処理手段30が、第3ステップでは、第1同性リンク者ML11と交際が成立していない異性W12、W13を第3推薦候補者R13として行動履歴データベース12から抽出することで、第1推薦候補者R11が存在しないか極めて少人数である場合に、お勧め相手として多くの相手を抽出することができる。
また本発明は、推薦者抽出手段31で複数の推薦者が抽出された場合には、推薦者順位決定手段33が、対象者M11のお気に入りリストに登録されている推薦者を、対象者M11のお気に入りリストに登録されていない推薦者よりも上位ランクとなるように推薦者順位を決定することで、複数の推薦者が抽出された場合に、対象者M11の好みに合う異性を上位に表示させることができる。
また本発明は、推薦者抽出手段31で複数の推薦者が抽出された場合には、推薦者順位決定手段33が、対象者M11をお気に入りリストに登録している推薦者を、対象者M11をお気に入りリストに登録していない推薦者よりも上位ランクとなるように推薦者順位を決定することで、複数の推薦者が抽出された場合に、交際が成立する可能性が高い異性を上位に表示させることができる。
また本発明は、推薦者抽出手段31で複数の推薦者が抽出された場合には、推薦者順位決定手段33が、対象者M11のお気に入り順位に従って推薦者順位を決定することで、こだわり条件に合致する異性を上位に表示させることができる。
なお、上記各実施例では行動履歴として、交際の申込を例に説明したが、申込は、交際やお見合いに限るものではなく、また行動履歴は、交際やお見合いの申込以外に対話やコメント送信など、特定の個人に対して具体的な行動(意思表示)を行った履歴であればよい。また、特定の個人に対する具体的な行動は予備的な行動でもよく、予備的な行動履歴としては、例えばお気に入りリストへの登録のように、特定の個人に対しては未だ行動を行っていないが、登録という行動で記録されている履歴を用いることができる。
また、本実施例では、
図2で説明したように、ステップ1における会員登録が行われると、ステップ2からステップ7に示す交際の申込が行えるとともに、ステップ8からステップ9に示すイベント参加が行えるとして説明したが、登録する基本情報の内容を区別して、ステップ2からステップ7に示す交際の申込が行える会員と、ステップ8からステップ9に示すイベント参加が行える会員とを区別することもできる。この場合には、例えば、イベント参加が行える会員は、登録する基本情報を、氏名、生年月日、性別、年齢、住所、連絡先、および職業のように、交際の申込が行える会員が登録する基本情報よりも少なくする。このように、登録に必要な基本情報を交際の申込が行える会員とイベント参加が行える会員とで区別し、イベント参加が行える会員の登録情報を、交際の申込が行える会員の登録情報の一部に限ることで、イベント参加の会員を増やすことができる。