(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記判定部は、前記複数のシリアル信号が供給されるXOR回路およびOR回路を備え、前記XOR回路の演算結果に基づいて、前記複数のシリアル信号に含まれるタイムスタンプの位置同士が同期しているか否かを判定し、前記複数のシリアル信号に含まれるタイムスタンプの位置同士が同期していると判定し、且つ前記OR回路の演算結果に基づいて、複数のシリアル信号に含まれるタイムスタンプが同じ値で継続していないと判定した場合に、前記複数のチャネルの一部または全部が異常ではないと判定する、
請求項1に記載のアレイアンテナ装置。
前記判定部は、前記複数のA/D変換部により出力された複数のシリアル信号に含まれるタイムスタンプの到来回数をカウントする第1のカウンタと、前記信号生成部から供給された前記基準タイミング信号をカウントする第2のカウンタとを含み、前記第1のカウンタによりカウントされた値と前記第2のカウンタによりカウントされた値とが一致している場合に、前記複数のチャネルの一部または全部が異常ではないと判定する、
請求項1または2に記載のアレイアンテナ装置。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、実施形態のアレイアンテナ装置、およびアレイアンテナ装置の異常検出装置を、図面を参照して説明する。
【0008】
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態のアレイアンテナ装置1の一例を示す図である。アレイアンテナ装置1は、例えば、複数のアンテナ素子10−1、・・・10−Nと、複数の信号処理部20−1、・・・20−Nと、複数のA/D(analog to digital)変換部30−1、・・・30−Nと、ビーム合成部40と、基準タイミング信号発生部50と、を含む。Nは任意の自然数である。以下、アンテナ素子を他のアンテナ素子と区別しない場合には「アンテナ素子10」と記載する。また、信号処理部を他の信号処理部と区別しない場合には「信号処理部20」と記載する。A/D変換部を他のA/D変換部30と区別しない場合には「A/D変換部30」と記載する。また、以下の説明においてアンテナ素子10と、アンテナ素子10により生成された受信信号を処理する信号処理部20およびA/D変換部30とを、同一のチャネルであるものとして説明する。
【0009】
なお、第1の実施形態のアレイアンテナ装置1は、空間に放射された電波を受信するものであるが、これに限定されない。アレイアンテナ装置1は、送受信切替器および送信回路を備え、送信回路から送信信号が供給されたことに応じて電波を空間に放射する機能を備えていてもよい。
【0010】
アンテナ素子10は、空間に放射された電波を受信して受信信号を生成する。アンテナ素子10は、生成した受信信号を信号処理部20に供給する。信号処理部20は、例えば、リミッタ、帯域通過フィルタ、増幅器、移相器などを含む。信号処理部20は、リミッタにより受信信号の信号レベルを制限する。帯域通過フィルタは、受信信号に含まれる不要な信号成分を抑圧する。増幅器は、受信用帯域通過フィルタを通過した受信信号の振幅を増幅する。移相器は、受信信号の位相を所望の位相に変化させる。移相器の移相は、アンテナ素子10ごとに設定されている。
【0011】
A/D変換部30は、信号処理部20から供給された受信信号にA/D変換を実施する。A/D変換部30は、A/D変換された受信データS(Rx)をビーム合成部40に出力する。なお、第1の実施形態において、ビーム合成を行う前に、A/D変換を行っているが、これに限定されない。アレイアンテナ装置1は、ビーム合成を行う前に、直交復調処理や、デジタル・ダウン・コンバートなどの受信処理を行ってもよい。
【0012】
ビーム合成部40は、複数のA/D変換部30受信信号S(Rx)−1、・・・S(Rx)−Nが供給される。ビーム合成部40は、複数の受信データに基づいてビーム合成をして受信ビームとして出力する。
【0013】
基準タイミング信号発生部50は、クロック信号CLKおよび基準タイミング信号SYSREFを生成する。
図2は、第1の実施形態におけるクロック信号CLKおよび基準タイミング信号SYSREFの一例を示す図である。クロック信号CLKは、A/D変換部30が動作する基準となるタイミング信号である。基準タイミング信号SYSREFは、例えばCPI(Coherent Processing Interval)、PRI(Pulse Repetition Interval)など、複数のA/D変換部30が同期した受信データを出力するための情報である。
【0014】
図3は、第1の実施形態のA/D変換部30の一例を示す図である。
図4は、第1の実施形態のA/D変換部30により出力する受信データS(Rx)の一例を示す図である。A/D変換部30は、例えば、A/D変換器32と、タイムスタンプ挿入部34とを含む。A/D変換器32は、信号処理部20から受信信号が供給され、供給された受信信号を所定ビット数のビット列に変換する。A/D変換器32は、受信ビット列として、例えば16ビットのビット列を生成する。タイムスタンプ挿入部34は、A/D変換器32により変換された受信ビット列にタイムスタンプTSを挿入する。タイムスタンプ挿入部34がステップSを挿入する位置は、例えば16ビットのビット列のうち、受信信号に割り当てられた13ビットのビット列の次のビットに設定されている。A/D変換部30は、クロック信号CLKに基づいてタイムスタンプTSを挿入するタイミングを判定し、タイムスタンプTSを挿入する。
【0015】
図5は、第1の実施形態におけるビーム合成部40の一例を示す図である。ビーム合成部40は、例えば、シリアル信号インターフェース42−1、・・・42−Nと、ビーム合成器44と、故障検出部46とを含む。以下、シリアル信号インターフェースを他のシリアル信号インターフェースと区別しない場合には「シリアル信号インターフェース42」と記載する。
【0016】
シリアル信号インターフェース42は、シリアル信号を受信して、ビーム合成器44および故障検出部46に転送するインターフェース回路である。シリアル信号インターフェース42は、例えば、GHz帯で動作する高速インターフェース回路である。シリアル信号は、JESD204B等のIFが多く使用されている。シリアル信号インターフェース42は、複数のA/D変換部30から受信データS(Rx)がそれぞれ供給される。シリアル信号インターフェース42は、例えば、シリアル信号としての受信データS(Rx)のうち、0ビットから13ビットまでのビット列を受信データとしてビーム合成器44に供給する。
【0017】
ビーム合成器44には、シリアル信号インターフェース42から複数の受信データが供給される。ビーム合成器44は、複数の受信データを合成し、合成した受信データを受信ビームとして外部装置に出力する。外部装置は、例えば、受信ビームに含まれる電波を解析する電波解析装置である。
【0018】
故障検出部46は、例えば、XOR回路460と、OR回路462と、異常判定部464とを含む。故障検出部46は、FPGA(Field-Programmable Gate Array)により実現してもよいが、これに限定されない。故障検出部46の一部は、例えばCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサがプログラムメモリに格納されたプログラムを実行することで実現されてもよく、LSI(Large Scale Integration)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのハードウェアにより実現してもよい。
【0019】
XOR回路460は、複数のシリアル信号インターフェース42から供給された複数の受信データS(Rx)に対してXOR演算を行う。XOR回路460は、演算結果を異常判定部464に出力する。OR回路462は、複数のシリアル信号インターフェース42から供給された複数の受信データS(Rx)に対してOR演算を行う。OR回路462は、演算結果を異常判定部464に出力する。異常判定部464は、XOR回路460およびOR回路462の演算結果に基づいてチャネルの異常を判定する。
【0020】
図6は、第1の実施形態におけるXOR回路460の処理の一例を示す図である。XOR回路460は、複数の入力信号のいずれか一つが1である場合に、演算結果「1」を出力する。本実施形態の例において、K個のタイムスタンプTSの検出時刻が時刻t1およびt2で同期している場合、XOR回路460は、時刻t1およびt2の双方において演算結果「0」を出力する。
異常判定部464は、検出結果が「0」である場合、K個のチャネルが正常であることを判定する。異常判定部464は、K個のチャネルに異常がないことを表す検出結果を外部装置に出力する。外部装置は、例えば、アレイアンテナ装置1を管理する管理者に操作されるコンピュータである。
【0021】
図7は、第1の実施形態におけるXOR回路460の処理の他の一例を示す図である。XOR回路460は、時刻t1でタイムスタンプTS(1)を検出してタイムスタンプTS(K)を検出せず、時刻t1#でタイムスタンプTS(1)を検出せずタイムスタンプTS(K)を検出したものとする。また、XOR回路460は、時刻t2でタイムスタンプTS(1)を検出してタイムスタンプTS(K)を検出せず、時刻t2#でタイムスタンプTS(1)を検出せずタイムスタンプTS(K)を検出したものとする。このように、XOR回路460は、K個のタイムスタンプTSの検出時刻が時刻t1およびt2で同期していない場合、時刻t1、t1#、t2、およびt2#において演算結果「1」を出力する。異常判定部464は、検出結果が「1」である場合、K個のチャネルのうちいずれかのチャネルが異常であることを判定する。異常判定部464は、K個のチャネルのうちいずれかのチャネルが異常であることを表す検出結果を外部装置に出力する。
【0022】
図8は、第1の実施形態におけるOR回路462の処理の一例を示す図である。OR回路462は、複数の入力信号のうち少なくとも一つが「1」である場合に、演算結果「1」を出力する。本実施形態の例において、OR回路462は、2個のタイムスタンプTSのうち少なくとも一つが「1」である場合、演算結果「1」を出力する。なお、OR回路462は、2個のタイムスタンプTSが共に「0」である場合、演算結果「0」を出力する。
【0023】
異常判定部464は、XOR回路460の演算結果がある期間内で継続して「0」であり、且つOR回路462の演算結果がある期間内で継続して「0」である場合、複数のチャネルが正常であると判定する。異常判定部464は、XOR回路460の演算結果がある期間内で継続して「0」であり、且つOR回路462の演算結果がある期間内で継続して「1」である場合、異常があると判定する。
【0024】
以上説明した第1の実施形態のアレイアンテナ装置1によれば、複数のA/D変換部30により出力された複数の受信データS(Rx)に含まれるタイムスタンプTSの位置同士を比較し、比較結果に基づいて複数のチャネルの一部または全部の異常を判定するので、複数のチャネルのうち各チャネルが正常に動作していることを判定することができる。
【0025】
また、第1の実施形態のアレイアンテナ装置1によれば、複数の受信データS(Rx)のタイムスタンプTSの位置同士が同期している場合に、複数の受信データS(Rx)を出力したチャネルが正常であると判定できる。また、アレイアンテナ装置1によれば、OR回路462により、異常があるチャネルから出力された受信データS(Rx)のタイムスタンプTSの値がある期間内で継続して「1」であるか、タイムスタンプTSの値がある期間内で継続して「0」であるかを判定することができる。これにより、アレイアンテナ装置1によれば、XOR回路460の演算結果が「0」である期間が継続していても、例えば基準タイミング信号発生部50が故障してクロック信号CLKまたは基準タイミング信号SYSREFの値に異常があることを判定することができる。この結果、アレイアンテナ装置1によれば、基準タイミング信号発生部50に故障が無く、XOR回路460の演算結果に基づいてチャネルに異常があることを判定することができる。
【0026】
受信処理の異常を判定するために、例えば、チャネルの異常を判定するためにモニタ信号を信号処理部20に入力して、受信データの異常を判定する比較例が考えられる。しかしながら、この比較例は、一時的にアレイアンテナ装置の受信処理を停止させる期間を設けることとなる。これに対し、第1の実施形態のアレイアンテナ装置1は、一時的にアレイアンテナ装置の受信処理を停止させる期間を設けることなく、チャネルの異常を検出することができ、常時到来した電波を受信して電波を解析することなどができ、アンテナ装置の信頼性を向上させることができる。
【0027】
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態のアレイアンテナ装置1Aについて説明する。アレイアンテナ装置1Aは、タイムスタンプTSのカウント値と、基準タイミング信号SYSREFのカウント値とを比較することでチャネルに異常があるか否かを判定する点で、第1の実施形態のアレイアンテナ装置1とは異なる。以下、この相違点を中心に説明する。
【0028】
図9は、第2の実施形態のアレイアンテナ装置1Aの一例を示す図である。アレイアンテナ装置1Aの故障検出部46は、例えば、タイムスタンプカウンタ4661と、SYSREFカウンタ4662と、比較部467、第2異常判定部468とを含む。なお、第2の実施形態において、第1の実施形態の異常判定部464を、「第1異常判定部464」と記載する。
【0029】
タイムスタンプカウンタ4661は、故障検出部46に供給される複数の受信データS(Rx)に含まれるタイムスタンプTSを検出する度に、カウント値をカウントアップする。これにより、タイムスタンプカウンタ4661は、チャネル毎に、カウント値を取得する。タイムスタンプカウンタ4661は、第1のカウンタの一例である。タイムスタンプカウンタ4661は、基準タイミング信号SYSREFが複数回供給されるカウンタ期間に亘ってカウント値をカウントアップする。タイムスタンプカウンタ4661は、カウンタ期間が終了した場合に、カウント値をクリアする。
【0030】
SYSREFカウンタ4662は、故障検出部46に供給される基準タイミング信号SYSREFを入力する度に、カウント値をカウントアップする。SYSREFカウンタ4662は、第2のカウンタの一例である。SYSREFカウンタ4662は、カウンタ期間が終了した場合に、カウント値をクリアする。
【0031】
比較部467は、タイムスタンプカウンタ4661のカウント値と、SYSREFカウンタ4662のカウント値とを比較する。比較部467は、比較結果を第2異常判定部468に供給する。
【0032】
第2異常判定部468には、第1異常判定部464から供給された判定結果と、比較部467から供給された比較結果とが供給される。第2異常判定部468は、双方のカウント値が一致している比較結果である場合、タイムスタンプカウンタ4661のカウント値に対応するチャネルに異常がないと判定する。第2異常判定部468は、双方のカウント値が一致していない比較結果である場合、タイムスタンプカウンタ4661のカウント値に対応するチャネルに異常があると判定する。第2異常判定部468は、第1異常判定部464から供給された判定結果と、比較結果に基づく判定結果との双方が正常である場合には、複数のチャネルが正常であるという検出結果を出力する。第2異常判定部468は、第1異常判定部464から供給された判定結果と、比較結果に基づく判定結果との一方が異常である場合には、複数のチャネルが異常であるという検出結果を出力する。
【0033】
以上説明したように、第2の実施形態のアレイアンテナ装置1Aによれば、チャネル毎のタイムスタンプTSの到来回数をカウントしたカウント値と、基準タイミング信号SYSREFのカウント値とを比較して、双方のカウント値が一致している場合に各チャネルが正常であると判定することができる。また、第2の実施形態のアレイアンテナ装置1Aによれば、チャネル毎のタイムスタンプTSの到来回数をカウントしたカウント値と、基準タイミング信号SYSREFのカウント値とが一致していない場合に各チャネルが異常であると判定することができる。この結果、アレイアンテナ装置1Aによれば、第1の実施形態と同様に、複数のチャネルのうち各チャネルが正常に動作していることを判定することができる。
【0034】
また、第2の実施形態のアレイアンテナ装置1Aによれば、カウンタおよび比較部という単純な回路を用いてチャネルに異常があるか否かを判定することができる。これにより、アレイアンテナ装置1Aによれば、より確実にチャネルに異常があるか否かを判定することができる。
【0035】
(第3の実施形態)
以下、第3の実施形態のアレイアンテナ装置1Bについて説明する。
図10は、第3の実施形態のアレイアンテナ装置1Bの一例を示す図である。アレイアンテナ装置1Bは、第1または第2の実施形態のアレイアンテナ装置に加え、信号選択部48を備える。
【0036】
信号選択部48は、例えば、マルチプレクサである。信号選択部48は、シリアル信号インターフェース42から複数の受信データS(Rx)が供給される。信号選択部48は、複数の受信データS(Rx)のうち一部の受信データS(Rx)を選択して、故障検出部46に供給する。
図11は、実施形態の信号選択部48の動作の一例を示す図である。信号選択部48は、8個のタイムスタンプTS(1)〜TS(8)のうち、2個のタイムスタンプTS(1)およびTS(2)を選択して、故障検出部46に出力する。
【0037】
故障検出部46は、2個のタイムスタンプTSをXOR回路460およびOR回路462に供給することで、XOR回路460の演算結果およびOR回路462の演算結果を第1異常判定部464に出力する。第1異常判定部464は、XOR回路460の演算結果およびOR回路462の演算結果に基づいて、タイムスタンプTSを出力した2個の各チャネルが正常であるか否かを判定する。また、第1異常判定部464は、タイムスタンプTSを出力した2個の各チャネルが異常であると判定した場合、2個のチャネル(異常候補のチャネル)のうち一方のチャネルと、2個のチャネル以外のチャネルから出力されたタイムスタンプTSを用いて、異常候補のチャネルが異常であるか否かを判定する。これにより、第1異常判定部464は、8個のチャネルのうち2個のチャネルの組ごとの異常判定結果に基づいて、異常があるチャネルを特定することができる。
【0038】
信号選択部48は、例えば、8個のタイムスタンプTS(1)〜(8)のうち、TS(1)とTS(2)〜TS(8)の何れかとの組を故障検出部46に供給した場合に、第2異常判定部468により異常検出結果(1)〜(8)を取得する。例えば、タイムスタンプTS(1)とタイムスタンプTS(3)との組により判定された結果が異常であるものとする。この場合、信号選択部48は、異常が検出されたタイムスタンプTSの組(1)および(3)のうち各チャネル(3)を、タイムスタンプTS(1)以外のタイムスタンプTS(2)、(4)〜(8)と組み合わせて、異常検出結果を得る。信号選択部48は、全ての組で異常である場合、タイムスタンプTS(3)に対応するチャネルに異常があると判定する。
【0039】
また、故障検出部46は、2個のタイムスタンプTSのそれぞれをタイムスタンプカウンタ4661およびSYSREFカウンタ4662に供給することで、比較部467によりタイムスタンプカウンタ4661のカウント値のそれぞれと、SYSREFカウンタ4662のカウント値とを比較させる。これにより、第2異常判定部468は、カウント値の比較結果のそれぞれと、第1異常判定部464の判定結果とに基づいて、チャネルに異常があるか否かを判定する。
【0040】
以上説明した第3の実施形態のアレイアンテナ装置1Bによれば、信号選択部48により受信データS(Rx)を選択することにより、一部のチャネルに異常があるか否かを判定することができる。これにより、アレイアンテナ装置1Bによれば、全てのシリアル信号インターフェース42と故障検出部46とを接続する必要が無く、回路規模が大きくなることを抑制することができる。
【0041】
また、第3の実施形態のアレイアンテナ装置1Bによれば、チャネルに異常があることを検出した場合、信号選択部48により故障検出部46に供給するタイムスタンプTSを選択することにより、異常があるチャネルを特定することができる。
【0042】
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、信号処理部20により処理された信号を変換してシリアル信号のビット列を生成し、ビット列に、信号処理部20から供給された基準タイミング信号SYSREFのタイミングに基づいてタイムスタンプTSを挿入して出力するA/D変換部30を備える複数のチャネルと、基準タイミング信号SYSREFのタイミングに基づいて、複数のA/D変換部30により出力された複数のシリアル信号に含まれるタイムスタンプTSの位置同士を比較し、比較結果に基づいて複数のチャネルの一部または全部の異常を判定する故障検出部46を持つので、各チャネルにおける動作を停止させることなく、各チャネルが正常に動作していることを判定することができる。
【0043】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。