(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
請求項1に記載のハーネス締結システムであって、前記支持基底部は、前記ケーシング体の側壁に接続され、且つ前記施錠部分は、前記側壁から離れた前記支持基底部の端部で、前記支持基底部に接続され、且つ前記側壁を通り過ぎて延在することを特徴とする、ハーネス締結システム。
請求項2に記載のハーネス締結システムであって、前記側壁は前記開口部に対向し、且つ前記支持基底部は、第1軸に沿って前記側壁から前記開口部に向けて延在し、前記第1ストラップ締結具は、前記第1軸に沿って移動可能であり、前記開口部を通って前記ケーシング体の中に入ることを特徴とする、ハーネス締結システム。
請求項1、2又は3に記載のハーネス締結システムであって、前記ケーシング体は、前記開口部に隣接するストラップ溝を有することを特徴とする、ハーネス締結システム。
請求項1から6のいずれか一項に記載のハーネス締結システムであって、前記開口部は、前記ケーシング体の第1端部に設けられ、且つ前記解放作動器は、前記第1端部の反対側にある、前記ケーシング体の第2端部に隣接して配置されることを特徴とする、ハーネス締結システム。
請求項1から7のいずれか一項に記載のハーネス締結システムであって、前記施錠部分は自由端を有し、前記解放作動器は、前記自由端に接触すると共に前記自由端に押し当たるように動作可能であり、その結果として、前記解放作動器は、前記施錠部分が、前記第1ストラップ締結具との係合を解くために、前記支持基底部に対して偏向するのを引き起こすことを特徴とする、ハーネス締結システム。
請求項8に記載のハーネス締結システムであって、前記解放作動器は傾斜表面を有し、且つ前記解放作動器は、前記施錠部分が、前記傾斜表面と前記自由端との間の滑り接触を介して、前記第1ストラップ締結具との係合を解くために、前記支持基底部に対して偏向するのを引き起こすことを特徴とする、ハーネス締結システム。
請求項1から9のいずれか一項に記載のハーネス締結システムであって、前記開口部は、前記ケーシング体の2つの反対側の側壁の間で画成される幅を有し、且つ前記解放作動器は、前記2つの反対側の側壁の1つの上で露出されることを特徴とする、ハーネス締結システム。
請求項1から10のいずれか一項に記載のハーネス締結システムであって、前記ケーシング体及び前記解放作動器にそれぞれ接続されたばねを更に備え、前記ばねは、前記ケーシング体の外側に突き出るための偏りを前記解放作動器に与えることを特徴とする、ハーネス締結システム。
請求項1から12のいずれか一項に記載のハーネス締結システムであって、前記支持基底部及び前記施錠部分から成る前記舌部は、単一部分として一体的に形成されることを特徴とする、ハーネス締結システム。
請求項1から12のいずれか一項に記載のハーネス締結システムであって、前記ケーシング体及び、前記支持基底部及び前記施錠部分から成る前記舌部は、単一部分として一体的に形成されることを特徴とする、ハーネス締結システム。
請求項1から14のいずれか一項に記載のハーネス締結システムであって、前記少なくとも1つの施錠部分は、ほぼU字型の構造を形成する2つの施錠部分を含むことを特徴とする、ハーネス締結システム。
請求項15に記載のハーネス締結システムであって、前記2つの施錠部分及び、前記支持基底部の端部は、接合部を介して互いに接続されることを特徴とする、ハーネス締結システム。
【発明を実施するための形態】
【0006】
図1から
図5は、ハーネス締結システム100の実施形態を例示する。
図1から
図5を参照する。ハーネス締結システム100は、2つのストラップ締結具110及び130を含む。例えば、ストラップ締結具110は、雄のストラップ締結具であり得、且つストラップ締結具130は、雌のストラップ締結具であり得る。ストラップ締結具110及び130は、異なるストラップ部分にそれぞれ接続することが可能であり、且つハーネス締結システム100を締結する又は締結を解くために、互いに対して取り付け可能であると共に、互いから取り外し可能である。
ハーネス締結システム100に対する実施の例は、制限無く、介護者の体に寄せて幼児を運搬するために使用される幼児運搬具を含むことが可能であり、ストラップ締結具110及び130は、幼児運搬具の異なるストラップ部分に取り付ける。
【0007】
図3から
図5を参照する。ストラップ締結具110は、ケーシング体111と、舌部113と、解放作動器150と、ばね153とを含む。
ケーシング体111は、互いに隣接する2つの内側空洞112及び114を有することが可能である。内側空洞114は、軸X1に沿って延在し、且つケーシング体111の端部で、開口部114Aと軸方向に接続することが可能である。構成の例によれば、内側空洞114は、ケーシング体111の複数の側壁114B、114C、114D及び114Eによって、少なくとも部分的に範囲を定めることが可能である。側壁114Bは、軸X1に沿って、軸方向に開口部114Aと対向し、且つ内側空洞112及び114を互いから、少なくとも部分的に分離することが可能である。2つの反対側の側壁114C及び114Dは、側壁114Bの2つの反対側の端部にそれぞれ接続され、且つ側壁114Bから開口部114Aまで延在することが可能であり、開口部114Aの幅は、2つの側壁114Cと114Dとの間で画成される。
側壁114Eは、側壁114B、114C及び114Dにそれぞれ接続され、且つ、2つの側壁114B及び114Cの間で、且つ側壁114Bから開口部114Aまで延在することが可能である。内側空洞114は、ストラップ締結具130を少なくとも部分的に受け入れるように適合しており、ここでストラップ締結具130は、舌部113と係合するために、一般に軸X1に沿って滑り、開口部114Aを通って内側空洞114の中に入ることが可能である。
【0008】
図3及び
図4を参照する。舌部113は、内側空洞114の中に配置され、且つケーシング体111に接続される。より具体的には、舌部113は、ケーシング体111の側壁114Bに接続され、且つ、一般に軸X1に沿って、側壁114Bから開口部114Aに向けて延在することが可能である。構成の例によれば、舌部113は、ケーシング体111に接続された支持基底部1130と、支持基底部1130に接続された施錠部分1131とを含むことが可能である。
【0009】
支持基底部1130は、側壁114Bに接続され、且つ側壁114Bから、軸X1に沿って、開口部114Aに向けて延在することが可能である。構成の例によれば、支持基底部1130は、2つの側面部分1132と、横断部分1134とを含むことが可能である。
2つの側面部分1132は、側壁114Bにそれぞれ接続され、且つ一般に平行に延在することが可能であり、且つ、軸X1に沿って、開口部114Aに向けて、互いから一定間隔で配置することが可能である。横断部分1134は、2つの側面部分1132の間に延在することが可能であり、且つ側壁114Bから離れた支持基底部1130の端部で、2つの側面部分1132につながることが可能である。
【0010】
施錠部分1131は、側壁114Bから離れた支持基底部1130の端部で、支持基底部1130の横断部分1134に接続することが可能であり、且つ支持基底部1130の2つの側面部分1132の間に延在することが可能である。特に、施錠部分1131は、軸X1に沿って延在し、側壁114Bを通り過ぎ、側壁114Bに設けられた開口部1141を通って内側空洞112に入る。施錠部分1131は、内側空洞112内に少なくとも部分的に位置決めされる自由端115の中に入って終端してもよい。
施錠部分1131と、軸X1に沿った2つの側面部分1132の各々との間に、隙間を画成してもよく、この隙間は、軸X1に沿って、施錠部分1131が支持基底部1130の横断部分1134に接続する部分から、施錠部分1131の自由端115まで延在する。その上、ケーシング体111の側壁114C、114D及び114Eの各々と、施錠部分1131及び支持基底部1130から成る舌部113との間に、隙間を画成することが可能である。従って、舌部113の施錠部分1131は、ストラップ締結具130と係合するために、及びストラップ締結具130との係合を解くために、ケーシング体111の側壁114Eに向けて、且つ該側壁114Eから離れるように、支持基底部1130に対して弾性的に偏向することが可能である。
【0011】
図3及び
図4を参照する。施錠部分1131は、軸X1に沿った自由端115と横断部分1134との間に位置する開口部1133を、更に含んでもよい。
開口部1133は、施錠部分1131上の中心に位置決めしてもよく、且つストラップ締結具130の係合を受け入れることが可能である。構成の例によれば、開口部1133は、1つ以上の斜面を含んでもよいが、これは、施錠部分1131に対してストラップ締結具130を係合させること、及び/又はこの係合を解くことを容易にするためである。
【0012】
実施の例によれば、支持基底部1130及び施錠部分1131から成る舌部113は、ケーシング体111と接続される単一部分として一体的に形成してもよい。実施の例によれば、ケーシング体111及び、支持基底部1130及び施錠部分1131から成る舌部113は、単一部分として一体的に形成してもよい。
【0013】
図3及び
図4を参照する。ケーシング体111は、ストラップ溝1112を更に含むことが可能であり、このストラップ溝1112を通して、ストラップ部分を巻き、且つストラップ締結具110にしっかり固定してもよい。
ストラップ溝1112は、ケーシング体111の開口部114Aに隣接して配置してもよい。
【0014】
図3から
図5を参照する。解放作動器150は、解放ボタン151として提供してもよい。
解放作動器150は、ケーシング体111の内側空洞112の中に少なくとも部分的に受け入れられることが可能であり、且つケーシング体111の開口部112Aを通る動作に対して、側壁114Dの側面で露出させることが可能である。便利な利用法及び動作のために、解放作動器150は、典型的には、開口部114Aが設けられる場所とは反対側にある、ケーシング体111の端部に隣接して配置してもよい。解放作動器150は、ケーシング体111と共に移動可能に組み立てられ、且つ、施錠部分1131の自由端115に接触すると共に、自由端115に押し当たることが可能であり、それによって、解放作動器150は、施錠部分1131が偏向すると共に、ストラップ締結具130との係合を解くことを促す。
【0015】
構成の例によれば、解放作動器150は、軸X2に沿って滑るために、ケーシング体111と共に組み立ててもよく、且つ案内溝1510を含むことが可能である。この場合、施錠部分1131の自由端115は、案内溝1510の中に、滑るように受け入れられることが可能である。解放作動器150の移動の軸X2は、軸X1に対して実質的に垂直であり得る。解放作動器150における案内溝1510は、傾斜部分を有してもよく、この傾斜部分は、軸X2に対してある角度だけ傾いた、2つのほぼ平行な傾斜表面1511によって、少なくとも部分的に範囲が定めされる。
動作の間、解放作動器150は、軸X2に沿って移動可能であり、その結果として、舌部113の施錠部分1131が、側壁114Eに向けて、又は側壁114Eから離れるように、支持基底部1130に対して弾性的に偏向することを引き起こすが、これは、施錠部分1131の自由端115と、2つの傾斜表面1511の少なくとも1つとの間の滑り接触を介して起こる。構成の幾つかの例によれば、施錠部分1131の自由端115はまた、傾斜表面を有してもよいが、これは、自由端115と解放作動器150との間の滑り接触を容易にするためである。
【0016】
ばね153は、解放作動器150及び内側空洞112の側壁に、それぞれ接続することが可能である。ばね153は、側壁114Dの側面で外側に突き出るための偏りを、解放作動器150に与えることが可能である。解放作動器150は、内側空洞112の縁部112Bに寄りかかって接触できる停止リブ155を有することが可能であるが、これは、ばね153によって加えられた偏り力に抗して、解放作動器150を所定の位置に停止させるためである。
【0017】
図3及び
図4を参照する。ストラップ締結具130は、単一部分として一体的に形成することが可能である。
構成の例によれば、ストラップ締結具130は、受け入れ空洞130Bを有する支持枠130Aを含むことが可能である。受け入れ空洞130Bは、底板131及び底板131から突出する複数の側壁132によって、少なくとも部分的に範囲を定めることが可能である。また受け入れ空洞130Bは、挿入孔133を介してストラップ締結具130の側面に、及び開口部137を介して支持枠130Aの表面136上に、それぞれ開けることが可能である。
ストラップ締結具110の舌部113は、挿入孔133を介して、受け入れ空洞130Bの中に挿入することが可能であるが、これは、ストラップ締結具130の底板131を、舌部113とストラップ締結具110の側壁114Eとの間に、制限して位置決めすることによって行われる。その上、底板131は、突起135を有することが可能であるが、この突起135は、ストラップ締結具110をストラップ締結具130で施錠するために、施錠部分1131の開口部1133と係合するように適合している。
突起135は、任意の適切な形状を有することが可能であり、それらは、例えば、長方形、正方形、円筒形などである。その上、突起135は、傾斜表面を有することが可能であるが、これは、ストラップ締結具110の舌部113を挿入すること又は除去することを容易にするためである。突起135上の傾斜表面は、施錠部分1131と滑り接触の状態にあってもよいが、これは、舌部113が、受け入れ空洞130Bの中に滑って入る、又は受け入れ空洞130Bから滑って出るからである。
【0018】
図3及び
図4を参照する。支持枠130Aは、2つのストラップ溝134を更に含むことが可能であり、該ストラップ溝を通って、2つのストラップ部分は、それぞれ、巻かれる共にストラップ締結具130でしっかりと固定されてもよい。2つのストラップ溝134は、受け入れ空洞130Bの2つの反対側に配置することが可能である。
【0019】
ハーネス締結システム100の典型的な動作について、
図1から
図5を参照しながら、以下で説明する。
ストラップ締結具110をストラップ締結具130に取り付けるためには、ストラップ締結具110の舌部113を、挿入孔133を通して、ストラップ締結具130の受け入れ空洞130Bの中に挿入することが可能である。舌部113は、受け入れ空洞130Bの中に滑って入るので、ストラップ締結具130の底板131は、ストラップ締結具110の舌部113と側壁114Eとの間に位置決めすることが可能であり、且つ底板131上の突起135は、舌部113の施錠部分1131を、側壁114Eから離れるように押すことが可能である。
一旦開口部1133が突起135に達すると、施錠部分1131は、側壁114Eに向けて弾性的に偏向することが可能であり、その結果として、突起135は、ストラップ締結具110をストラップ締結具130で施錠するために、開口部1133と係合する。ストラップ締結具110及び130が互いにしっかりと固定されると、ばね153の偏り力のために、解放作動器150は、ストラップ締結具110の側面で、外側に突き出ることが可能である。ストラップ締結具110及び130が互いに取り付けられた後、ストラップ締結具110のストラップ溝1112及びストラップ締結具130の2つのストラップ溝134は、同じ軸X1に沿って位置決めすることが可能である。その上、ストラップ締結具130の支持枠130Aは、ストラップ締結具110の内側空洞114を少なくとも部分的に覆い、且つケーシング体111の2つの側壁114C及び114Dの上方に広がる。
【0020】
ストラップ締結具130からストラップ締結具110を取り外すためには、ユーザはばね153の偏り力に抗して、解放作動器150を内側に押すことが可能である。解放作動器150の傾斜表面1511と施錠部分1131の自由端115との間の滑り接触のために、解放作動器150は、それに従って、舌部113の施錠部分1131を促して、施錠部分1131が、ケーシング体111の側壁114Eから離れるように偏向すると共に、それによって、突起135の、開口部1133との係合を解く。ストラップ締結具110及び130は、それによって、施錠が解かれ、且つ引っ張って互いから離すことが可能である。
【0021】
図6から
図10は、ハーネス締結システム200の別の実施形態を例示する模式図である。
図6から
図10を参照する。ハーネス締結システム200は、2つのストラップ締結具210及び230を含む。例えば、ストラップ締結具210は、雄のストラップ締結具であり得、且つストラップ締結具230は、雌のストラップ締結具であり得る。ストラップ締結具210及び230は、それぞれ異なるストラップ部分に接続することが可能であり、且つ、ハーネス締結システム200を締結する又はハーネス締結システム200の締結を解くために、互いに対して係合する又は係合を解くように動作することが可能である。
【0022】
図8及び
図9を参照する。ストラップ締結具210は、ケーシング体211と、舌部213と、2つの解放作動器250A及び250Bと、2つのばね253A及び253Bとを含むことが可能である。
ケーシング体211は、互いに隣接して配置された複数の内側空洞212及び214を有することが可能である。内側空洞214は、軸X1に沿って延在し、且つケーシング体211の端部で、開口部214Aと軸方向に接続することが可能である。構成の例によれば、内側空洞214は、ケーシング体211の複数の側壁214B、214C、214D及び214Eによって、少なくとも部分的に範囲を定めることが可能である。側壁214Bは、軸X1に沿って、開口部214Aと軸方向に対向し、且つ2つの内側空洞212から内側空洞214を少なくとも部分的に分離することが可能である。
2つの反対側の側壁214C及び214Dは、側壁214Bの2つの反対側の端部にそれぞれ接続され、且つ側壁214Bから開口部214Aまで延在することが可能であり、開口部214Aの幅は、2つの側壁214C及び214Dの間で画成される。側壁214Eは、側壁214B、214C及び214Dにそれぞれ接続され、且つ、2つの側壁214B及び214Cの間で、且つ側壁214Bから開口部214Aまで延在することが可能である。内側空洞214は、ストラップ締結具230を少なくとも部分的に受け入れるように適合しており、ここでストラップ締結具230は、舌部213と係合するために、軸X1にほぼ沿って滑り、開口部214Aを通って内側空洞214の中に入る。
【0023】
図8及び
図9を参照する。舌部213は、内側空洞214の中に配置され、且つケーシング体211に接続される。より具体的には、舌部213は、ケーシング体211の側壁214Bに接続することが可能であり、且つ、軸X1にほぼ沿って、側壁214Bから開口部214Aに向けて延在することが可能である。
構成の例によれば、舌部213は、支持基底部215と、2つの施錠部分217A及び217Bとを含むことが可能である。支持基底部215は、典型的には、板形状を有することが可能である。支持基底部215は、ケーシング体211の側壁214Bに接続することが可能であり、且つ軸X1に沿って、側壁214Bから開口部214Aに向けて延在することが可能である。
【0024】
2つの施錠部分217A及び217Bは、同じ構造を有してもよい。より具体的には、2つの施錠部分217A及び217Bと、側壁214Bから離れた支持基底部215の端部とは、接合部218を介して、互いに接続することが可能である。2つの施錠部分217A及び217Bは、軸X1に沿って、互いに対して対称に広がることが可能である。また2つの施錠部分217A及び217Bは、側壁214Bを通り過ぎてそれぞれ延在し、2つの内側空洞212に入ることが可能である。特に、2つの施錠部分217A及び217Bの各々は、対応する内側空洞212の中に少なくとも部分的に位置決めされる自由端2171の中に入って終端してもよい。
図8及び
図9に示されるように、2つの施錠部分217A及び217Bは、ほぼU字型の構造を形成することが可能である。支持基底部215と施錠部分217A及び217Bの各々との間に、隙間を画成してもよく、この隙間は、軸X1に沿って、接合部218から自由端2171まで延在する。その上、ケーシング体211の側壁214C、214D及び214Eの各々と、支持基底部215及び、施錠部分217A及び217Bから成る舌部213との間に、隙間を画成することが可能である。従って、舌部213の施錠部分217Aは、ストラップ締結具230と係合するために、及びストラップ締結具230との係合を解くために、ケーシング体211の側壁214Cに向けて、及びケーシング体211の側壁214Cから離れるように、支持基底部215に対して弾性的に偏向することが可能である。同様に、舌部213の施錠部分217Bは、ストラップ締結具230と係合するために、及びストラップ締結具230との係合を解くために、ケーシング体211の側壁214Dに向けて、及びケーシング体211の側壁214Dから離れるように、支持基底部215に対して弾性的に偏向することが可能である。
【0025】
図8及び
図9を参照する。施錠部分217A及び217Bの各々は、自由端2171と軸X1に沿う接合部218との間に位置する切れ込み2173を更に含んでもよい。各切れ込み2173は、ストラップ締結具230とそれぞれ係合することが可能であるが、これは、ストラップ締結具230がストラップ締結具210から外れることを防止するためである。
【0026】
実施の例によれば、支持基底部215と施錠部分217A及び217Bとから成る舌部213は、ケーシング体211に接続される単一部分として一体的に形成してもよい。実施の例によれば、ケーシング体211及び、支持基底部215と施錠部分217A及び217Bとから成る舌部213は、単一部分として一体的に形成してもよい。
【0027】
図8及び
図9を参照する。ケーシング体211は、ストラップ溝2112を更に含むことが可能であり、このストラップ溝2112を通して、ストラップ部分を巻くと共に、ストラップ締結具210にしっかりと固定してもよい。ストラップ溝2112は、ケーシング体211の開口部214Aに隣接して配置してもよい。
【0028】
図6から
図10を参照する。2つの解放作動器250A及び250Bの各々は、解放ボタン251として提供してもよい。
2つの解放作動器250A及び250Bは、ケーシング体211の2つの内側空洞212の中に、それぞれ少なくとも部分的に受け入れることが可能であり、且つ側壁214C及び214D上の2つの反対側の開口部212Aを通る動作に対して、それぞれ露出させることが可能である。便利な利用法及び動作のために、2つの解放作動器250A及び250Bは、典型的には、開口部214Aが設けられる場所とは反対側にある、ケーシング体211の端部に隣接して配置しもよい。2つの解放作動器250A及び250Bは、ケーシング体211と共に移動可能に組み立てられ、且つ、それぞれ、施錠部分217A及び217Bの自由端2171に接触すると共に、自由端2171に押し当たることが可能であり、それによって、施錠部分217A及び217Bが偏向すると共に、ストラップ締結具230との係合を解くこと促す。
【0029】
構成の例によれば、解放作動器250Aは、軸X2に沿って滑るために、ケーシング体211と共に組み立ててもよく、ここで軸X2は、舌部213の軸X1に対して実質的に垂直であり得る。解放作動器250Aは、施錠部分217Aの自由端2171と対向する駆動表面2514を含むことが可能である。
動作の間、解放作動器250Aは、軸X2に沿って移動可能であり、その結果として、駆動表面2514が、自由端2171に接触すると共に、自由端2171に押し当たることを引き起こし、それによって、施錠部分217Aが、ストラップ締結具230との係合を解くために、ケーシング体211の側壁214Cから離れるように、弾性的に偏向することを促す。
【0030】
構成の例によれば、施錠部分217Aと解放作動器250Aとの間に、滑り接続を更に設けることが可能である。例えば、施錠部分217Aの自由端2171は、切れ込み2172を有することが可能であり、且つ解放作動器250Aは、切れ込み2172との滑り接触において、リブ2513を有することが可能である。この滑り接続は、施錠部分217Aの偏向移動を案内するのを援助することができる。
【0031】
図8及び
図9を再び参照する。ばね253Aは、解放作動器250A及びケーシング体211の側壁2114に、それぞれ接続することが可能である。ばね253Aの組み立てを容易にするために、解放作動器250Aは、通路2511を含んでもよく、この通路2511の中に、ばね253Aを少なくとも部分的に受け入れることが可能である。
ばね253Aは、側壁214Cの側面でケーシング体211の外側に突き出るための偏りを、解放作動器250Aに与えることが可能である。その上、解放作動器250Aは、内側空洞212の縁部2121に寄りかかって接触できる停止リブ2512を有することが可能であるが、これは、ばね253Aによって加えられた偏り力に抗して、解放作動器250Aを所定の位置に停止させるためである。
【0032】
解放作動器250Bは、上で説明された解放作動器250Aと同じ構造を有することが可能であり、且つ、同じ方法で、舌部213の施錠部分217Bと動作的に接続することが可能である。解放作動器250Aに関する、ばね253Aと同様な組み立て構造は、ばね253Bを解放作動器250Bと接続することに対して、使用することが可能であり、ばね253Bは、側壁214Dの側面でケーシング体211の外側に突き出るための偏りを、解放作動器250Bに与えるように動作することが可能である。
【0033】
図8及び
図9を参照する。ストラップ締結具230は、単一部分として一体的に形成することが可能である。構成の例によれば、ストラップ締結具230は、受け入れ空洞230Bを有する支持枠230Aを含むことが可能である。受け入れ空洞230Bは、底板231及び底板231から突出する複数の側壁232によって、少なくとも部分的に範囲を定めることが可能であり、また受け入れ空洞230Bは、挿入孔233を介してストラップ締結具230の側面に、及び開口部237を介して支持枠230Aの表面236上に、それぞれ開けることが可能である。
ストラップ締結具210の舌部213は、挿入孔233を介して、受け入れ空洞230Bの中に挿入することが可能であるが、これは、ストラップ締結具230の底板231を、舌部213とストラップ締結具210の側壁214Eとの間に、制限して位置決めすることによって行われる。その上、2つの反対側の側壁232は、それぞれ、2つの突起234を有することが可能であるが、ここで突起234は、ストラップ締結具210をストラップ締結具230で施錠するために、2つの施錠部分217A及び217B上に設けられた切れ込み2173と係合するように適合している。
【0034】
図8及び
図9を参照する。支持枠230Aは、2つのストラップ溝235を更に含むことが可能であり、該ストラップ溝235を通して、2つのストラップ部分を、それぞれ巻くと共に、ストラップ締結具230にしっかりと固定してもよい。2つのストラップ溝235は、受け入れ空洞230Bの2つの反対側に配置することが可能である。
【0035】
ハーネス締結システム200の典型的な動作について、
図6から
図10を参照しながら、以下で説明する。
ストラップ締結具210をストラップ締結具230に取り付けるためには、ストラップ締結具210の舌部213を、挿入孔233を通して、ストラップ締結具230の受け入れ空洞230Bの中に挿入することが可能である。舌部213は、受け入れ空洞230Bの中に滑って入るので、ストラップ締結具230の底板231は、ストラップ締結具210の舌部213と側壁214Eとの間に位置決めすることが可能であり、且つ2つの側壁232上の突起234は、舌部113の2つの施錠部分217A及び217Bをそれぞれ押し、その結果として、施錠部分217A及び217Bが、互いに向けて偏向すると共に、それぞれ側壁214C及び214Dから離れるように偏向することが可能である。一旦突起234が切れ込み2173に達すると、施錠部分217A及び217Bは、互いから離れるように、且つそれぞれ側壁214C及び214Dに向けて、弾性的に偏向することが可能であり、その結果として、突起234は、ストラップ締結具210をストラップ締結具230で施錠するために、切れ込み2173とそれぞれ係合する。
ストラップ締結具210及び230が互いに対して取り付けられると、ばね253A及び253Bの偏り力のために、2つの解放作動器250A及び250Bは、ストラップ締結具210の2つの反対側で、外側に突き出ることが可能である。ストラップ締結具210及び230が互いに対して取り付けられた後、ストラップ締結具210のストラップ溝2112及びストラップ締結具230の2つのストラップ溝235は、同じ軸X1に沿って位置決めすることが可能である。その上、ストラップ締結具230の支持枠230Aは、ストラップ締結具210の内側空洞214を少なくとも部分的に覆うことが可能であり、且つケーシング体211の2つの側壁214C及び214Dの上方に広がる。
【0036】
ストラップ締結具210をストラップ締結具230から取り外すために、ユーザは、ばね253A及び253Bの偏り力に抗して、2つの解放作動器250A及び250Bを、それぞれ内側に押すことが可能である。その結果、2つの解放作動器250A及び250Bは、舌部213の2つの施錠部分217A及び217Bが、互いに向けて、且つケーシング体211の側壁214C及び214Dからそれぞれ離れるように、偏向するのを促すことが可能であり、それによって、突起234の、切れ込み2173との係合を解く。ストラップ締結具210及び230は、それによって、施錠が解かれ、且つ引っ張って互いから離すことが可能である。
【0037】
本明細書で説明された構造の利点は、動作が便利で、小型サイズであり、2つのストラップ締結具を有効な方法で取り付けることが可能であるハーネス締結システムを提供できることを含む。
【0038】
ハーネス締結システムの実施について、特定の実施形態の文脈において説明してきた。これらの実施形態は、例証的且つ非限定的であることが意図されており、多くの変形例、変更例、追加例、及び改良例が可能である。これら及びその他の変形例、変更例、追加例、及び改良例は、以下に続く請求項で定義される、本発明の範囲の中に含まれるであろう。