特許第6563465号(P6563465)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6563465エモティコンを識別および提案するためのシステムおよび方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6563465
(24)【登録日】2019年8月2日
(45)【発行日】2019年8月21日
(54)【発明の名称】エモティコンを識別および提案するためのシステムおよび方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 16/335 20190101AFI20190808BHJP
   G06F 16/338 20190101ALI20190808BHJP
   G06F 3/0481 20130101ALI20190808BHJP
   G06F 17/27 20060101ALI20190808BHJP
【FI】
   G06F16/335
   G06F16/338
   G06F3/0481 170
   G06F17/27 685
   G06F17/27 665
   G06F17/27 615
【請求項の数】28
【外国語出願】
【全頁数】27
(21)【出願番号】特願2017-230299(P2017-230299)
(22)【出願日】2017年11月30日
(62)【分割の表示】特願2014-548845(P2014-548845)の分割
【原出願日】2012年12月19日
(65)【公開番号】特開2018-77861(P2018-77861A)
(43)【公開日】2018年5月17日
【審査請求日】2017年12月26日
(31)【優先権主張番号】13/330,357
(32)【優先日】2011年12月19日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】518230843
【氏名又は名称】エム・ゼット・アイ・ピィ・ホールディングス・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー
【氏名又は名称原語表記】MZ IP HOLDINGS, LLC
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】特許業務法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】レイドン,ガブリエル
【審査官】 鹿野 博嗣
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2008/0244446(US,A1)
【文献】 特開2011−138343(JP,A)
【文献】 特開2009−157660(JP,A)
【文献】 特開2008−225602(JP,A)
【文献】 特開2011−248538(JP,A)
【文献】 特表2009−538462(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 16/335
G06F 3/0481
G06F 16/338
G06F 17/27
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータによって実現される方法であって、
テキストフィールドにおける入力カーソルの現在位置に対して選択された対象の1つ以上のセグメントのセットを受け取ることを含み、前記対象の1つ以上のセグメントは、前記入力カーソルの現在位置の直前または直後の、単語、文の断片、文、句、および節のうちの少なくとも1つを含んでおり、前記方法はさらに、
前記対象の1つ以上のセグメントのコンテキストを決定するために意味解析を実行することを含み、前記コンテキストは、前記対象の1つ以上のセグメントに関連付けられるサブテキストを含んでおり、前記サブテキストは、前記対象の1以上のセグメントの気分および感情の中の少なくとも1つを含んでおり、前記方法はさらに、
候補のエモティコンのセットを、前記候補のエモティコンと前記コンテキストとの間の関連性に基づいて、前記テキストフィールドへの挿入のために識別することと、
エントリ選択のために前記候補のエモティコンのセットを提示することと、
前記候補のエモティコンのセットからの1つ以上の候補のエモティコンのエントリ選択を受け取ることと、
選択された前記1つ以上の候補のエモティコンを前記テキストフィールドに挿入することとを含む、方法。
【請求項2】
前記関連性は、前記コンテキストにおける前記候補のエモティコンの統計的な使用に基づく、請求項に記載の方法。
【請求項3】
前記統計的な使用は、個々のユーザおよびユーザのコミュニティの少なくとも一方による前記候補のエモティコンの過去の使用に基づく、請求項に記載の方法。
【請求項4】
前記1つ以上の候補のエモティコンの前記エントリ選択に従って前記統計的な使用を更新することをさらに含む、請求項2または3に記載の方法。
【請求項5】
前記候補のエモティコンのセットを識別することは、前記コンテキストにおける前記候補のエモティコンの統計的な使用に基づいて、エモティコンと前記コンテキストとの間の関連性の強さを決定することと、前記関連性の強さがしきい値を越える場合、前記候補のエモティコンのセットに前記エモティコンを加えることとを含む、請求項1〜のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記候補のエモティコンのセットを識別することは、ローカルデータストア、リモートデータストアおよびその組合せからなる群から選択される少なくとも1つのデータストアにアクセスすることを含む、請求項1〜のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
以前に提案されたエモティコンと以前にユーザによって選択されたエモティコンとのうちの少なくとも1つを前記少なくとも1つのデータストアに格納することをさらに含む、請求項に記載の方法。
【請求項8】
前記少なくとも1つのデータストアは、ユーザがカスタマイズしたエモティコンと、ユーザのお気に入りのエモティコンと、ユーザが好むエモティコンと、エモティコンとコンテキストとの間の関連性と、エモティコンを識別および提案することに関するユーザプレファレンスと、ユーザに関連する情報と、受信者に関連する情報とからなる群から選択される情報を格納する、請求項6または7に記載の方法。
【請求項9】
前記候補のエモティコンのセットは、文字エモティコンと、グラフィカルエモティコンと、グラフィカルにアニメーション化されたエモティコンと、音を伴ったエモティコンとからなる群から選択される少なくとも1つのエモティコンを含む、請求項1〜のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
前記候補のエモティコンのセットを識別することは、ユーザプレファレンス、ユーザに関連する情報、および受信者に関連する情報のうちの少なくとも1つを利用することを含む、請求項1〜のいずれか1項に記載の方法。
【請求項11】
前記候補のエモティコンのセットを提示することは、(i)前記入力カーソルにおいて前記候補のエモティコンのセットを表示することと、(ii)オンスクリーンキーボードにおいて前記候補のエモティコンのセットを表示することとのうちの少なくとも一方を含む、請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法。
【請求項12】
選択された前記1つ以上の候補のエモティコンを前記テキストフィールドに挿入することは、選択された前記1つ以上の候補のエモティコンに少なくとも1つのセグメントを置換することを含む、請求項1〜のいずれか1項に記載の方法。
【請求項13】
選択された前記1つ以上のエモティコンを前記テキストフィールドに挿入することは、選択された前記1つ以上のエモティコンを前記テキストフィールドにおいて前記入力カーソルの現在位置に挿入することを含む、請求項1〜12のいずれか1項に記載の方法。
【請求項14】
システムであって、
命令を格納している一時的でないコンピュータ読取可能媒体と、
動作を実行するよう前記命令を実行するように構成される少なくとも1つのプロセッサとを含み、前記動作は、
テキストフィールドにおける入力カーソルの現在位置に対して選択された対象の1つ以上のセグメントのセットを受け取ることを含み、前記対象の1つ以上のセグメントは、前記入力カーソルの現在位置の直前または直後の、単語、文の断片、文、句、および節のうちの少なくとも1つを含んでおり、前記動作はさらに、
前記対象の1つ以上のセグメントのコンテキストを決定するために意味解析を実行することを含み、前記コンテキストは、前記対象の1つ以上のセグメントに関連付けられるサブテキストを含んでおり、前記サブテキストは、前記対象の1以上のセグメントの気分および感情の中の少なくとも1つを含んでおり、前記動作はさらに、
候補のエモティコンのセットを、前記候補のエモティコンと前記コンテキストとの間の関連性に基づいて、前記テキストフィールドへの挿入のために識別することと、
エントリ選択のために前記候補のエモティコンのセットを提示することと、
前記候補のエモティコンのセットから1つ以上の候補のエモティコンのエントリ選択を受け取ることと、
選択された前記1つ以上の候補のエモティコンを前記テキストフィールドに挿入することとを含む、システム。
【請求項15】
前記関連性は、前記コンテキストにおける前記候補のエモティコンの統計的な使用に基づく、請求項14に記載のシステム。
【請求項16】
前記統計的な使用は、個々のユーザおよびユーザのコミュニティの少なくとも一方による前記候補のエモティコンの過去の使用に基づく、請求項15に記載のシステム。
【請求項17】
前記動作は、前記1つ以上の候補のエモティコンの前記エントリ選択に従って前記統計的な使用を更新することをさらに含む、請求項15または16に記載のシステム。
【請求項18】
前記候補のエモティコンのセットを識別することは、前記コンテキストにおける前記候補のエモティコンの統計的な使用に基づいて、エモティコンと前記コンテキストとの間の関連性の強さを決定することと、前記関連性の強さがしきい値を越える場合、前記候補のエモティコンのセットに前記エモティコンを加えることとを含む、請求項14〜17のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項19】
前記候補のエモティコンのセットを識別することは、ローカルデータストア、リモートデータストアおよびその組合せからなる群から選択される少なくとも1つのデータストアにアクセスすることを含む、請求項14〜18のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項20】
前記動作は、以前に提案されたエモティコンと以前にユーザによって選択されたエモティコンとのうちの少なくとも1つを前記少なくとも1つのデータストアに格納することをさらに含む、請求項19に記載のシステム。
【請求項21】
前記少なくとも1つのデータストアは、ユーザがカスタマイズしたエモティコンと、ユーザのお気に入りのエモティコンと、ユーザが好むエモティコンと、エモティコンとコンテキストとの間の関連性と、エモティコンを識別および提案することに関するユーザプレファレンスと、ユーザに関連する情報と、受信者に関連する情報とからなる群から選択される情報を格納する、請求項19または20に記載のシステム。
【請求項22】
前記候補のエモティコンのセットは、文字エモティコンと、グラフィカルエモティコンと、グラフィカルにアニメーション化されたエモティコンと、音を伴ったエモティコンとからなる群から選択される少なくとも1つのエモティコンを含む、請求項14〜21のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項23】
前記候補のエモティコンのセットを識別することは、ユーザプレファレンス、ユーザに関連する情報、および受信者に関連する情報のうちの少なくとも1つを利用することを含む、請求項14〜22のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項24】
前記候補のエモティコンのセットを提示することは、(i)前記入力カーソルにおいて前記候補のエモティコンのセットを表示することと、(ii)オンスクリーンキーボードにおいて前記候補のエモティコンのセットを表示することとのうちの少なくとも一方を含む、請求項14〜23のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項25】
選択された前記1つ以上の候補のエモティコンを前記テキストフィールドに挿入することは、選択された前記1つ以上の候補のエモティコンに少なくとも1つのセグメントを置換することを含む、請求項14〜24のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項26】
選択された前記1つ以上のエモティコンを前記テキストフィールドに挿入することは、選択された前記1つ以上のエモティコンを前記テキストフィールドにおいて前記入力カーソルの現在位置に挿入することを含む、請求項14〜25のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項27】
データ処理装置に動作を実行させるコンピュータプログラムであって、前記動作は、
テキストフィールドにおける入力カーソルの現在位置に対して選択された対象の1つ以上のセグメントのセットを受け取ることを含み、前記対象の1つ以上のセグメントは、前記入力カーソルの現在位置の直前または直後の、単語、文の断片、文、句、および節のうちの少なくとも1つを含んでおり、前記動作はさらに、
前記対象の1つ以上のセグメントのコンテキストを決定するために意味解析を実行することを含み、前記コンテキストは、前記対象の1つ以上のセグメントに関連付けられるサブテキストを含んでおり、前記サブテキストは、前記対象の1以上のセグメントの気分および感情の中の少なくとも1つを含んでおり、前記動作はさらに、
候補のエモティコンのセットを、前記候補のエモティコンと前記コンテキストとの間の関連性に基づいて、前記テキストフィールドへの挿入のために識別することと、
エントリ選択のために前記候補のエモティコンのセットを提示することと、
前記候補のエモティコンのセットから1つ以上の候補のエモティコンのエントリ選択を受け取ることと、
選択された前記1つ以上の候補のエモティコンを前記テキストフィールドに挿入することとを含む、コンピュータプログラム。
【請求項28】
前記候補のエモティコンのセットを識別することは、前記コンテキストにおける前記候補のエモティコンの統計的な使用に基づいて、エモティコンと前記コンテキストとの間の関連性の強さを決定することと、前記関連性の強さがしきい値を越える場合、前記候補のエモティコンのセットに前記エモティコンを加えることとを含む、請求項27に記載のコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
発明の分野
本願明細書において記載される発明は一般的にエモティコン(emoticon)に関する。より特定的には、本発明は、コンピューティングデバイス上でのさまざまなアクティビティの間にエモティコンを識別および提案するためのシステムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0002】
関連技術の記載
元々、エモティコンは、文字、数および記号のようなコンピュータキーボード上に一般的に見出される文字(例えばASCII文字)によって示される顔表現であった。これらの元々のエモティコンは、著者による電子メッセージまたは電子投稿(たとえば電子掲示板)中に配置されると、著者の気分を伝えるか、または当該メッセージもしくは投稿の全体的な感情を伝達する/高めるよう意図されていた。最初は、これらのエモティコンは、幸福、怒り、悲しみおよび無関心といった気分を表すことに制限されていた。しかしながら徐々に、これらの文字ベースのエモティコンキャラクタ(以下、「文字エモティコン」)の使用は、意味とメッセージとを伝達することへと拡大した。
【0003】
最終的にエモティコンはさらに、タイプ、可用性、および使用において拡大した。今日、エモティコンは、文字エモティコンと、グラフィカルイメージによって示されるエモティコン(以下、「グラフィカルエモティコン」)とを含む。グラフィカルエモティコンの可用性により、ユーザは、文字エモティコンだけでは可能ではなかったより多くの気分、意味およびメッセージを表現することができる。ここで、文字エモティコンおよびグラフィカルエモティコンの両方は、さまざまなデジタルデバイス(たとえばモバイルテレコミュニケーションデバイスおよびタブレット)を通じて利用可能であり、特にインターネットに関するさまざまなコンピューティングアクティビティにおいて用いられている。たとえば、グラフィカルエモティコンは、個人的な電子メールを作成する際、メッセージをインターネット上に投稿する際(たとえばソーシャルネットワーキングサイトまたはウェブフォーラム上)、およびモバイルデバイス同士の間でメッセージ通信を行う際の使用に一般に利用可能である。一般に、ユーザがエモティコンに適用可能なコンピューティングアクティビティを行なう際には、ユーザはメニューまたはライブラリを通じてエモティコンにアクセスし得る。ユーザは、当該メニューまたはライブラリから、コンピューティングアクティビティで使用されるエモティコンをブラウズおよび選択し得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
グラフィカルエモティコンの出現により、ユーザが選ぶことができるエモティコンの数は膨大に増加したという問題がある。ほとんどすべての想像可能な事項に利用可能なグラフィカルエモティコンが存在する。エモティコンの数、使用、可用性および多様性の拡大により、エモティコンを適用可能なコンピューティングアクティビティに参加している際に所与のコンテキストについて、ブラウズして適切なエモティコンを選択することは、ユーザにとってかなり時間を浪費することであり得、時に閉口させられることである。
【0005】
実施の形態の概要
本願明細書において論じられるさまざまな実施の形態は、テキストのセグメントについてエモティコンを識別および提案するためのシステムおよび方法を提供する。いくつかのシステムおよび方法は、コンピューティングデバイス上でのユーザアクティビティの間に用いられ得る。ユーザアクティビティは、インスタントメッセージング、オンラインチャ
ットルームへの参加、電子メールの作成、ウェブブログの投稿、またはウェブフォーラムへの投稿を含むが、これらに限定されない。
【0006】
例示的な方法は、セグメントのセットをテキストフィールドから受け取るステップと、上記セグメントのセットに関連付けられる目標サブテキストまたは目標意味の少なくとも1つを決定するよう上記セグメントのセットを分析するステップと、候補のエモティコンのセットを識別するステップとを含み、上記候補のエモティコンのセットにおける各候補のエモティコンは、上記候補のエモティコンと上記目標サブテキストまたは上記目標意味の少なくとも1つとの間に関連性を有している。上記方法はさらに、エントリ選択のために入力カーソルの現在位置に上記候補のエモティコンのセットを提示するステップと、上記候補のエモティコンのセットからの選択されるエモティコンのセットについて、エントリ選択を受け取るステップと、上記選択されるエモティコンのセットを上記テキストフィールドにおける上記入力カーソルの現在位置に挿入するステップを含んでもよい。上記セグメントのセットは上記テキストフィールドにおける入力カーソルの現在位置に対して選択された対象の1つ以上のセグメントを含んでもよく、上記候補のエモティコンのセットは、1つ以上の候補のエモティコンを含んでもよく、上記選択されるエモティコンのセットは1つ以上の選択されるエモティコンを含んでもよい。実施の形態に依存して、上記セグメントのセットを分析するステップは、上記セグメントのセットの意味分析を含んでもよい。
【0007】
いくつかの実施の形態の場合、各関連性は、上記目標サブテキストまたは上記目標意味の少なくとも1つとの上記候補のエモティコンの統計的な使用を含んでもよい。さらに、いくつかの実施の形態の場合、上記方法は、上記選択されるエモティコンのセットについての上記エントリ選択に基づき、上記候補のエモティコンの上記統計的な使用を更新するステップをさらに含んでもよい。実施の形態に依存して、上記統計的な使用は単一のユーザまたは複数のユーザによる使用に基づいてもよい。
【0008】
エントリ選択のために上記エモティコンのセットを提示するステップは、エントリ選択のために上記入力カーソルの現在位置または現在位置の近くに上記エモティコンを表示するステップを含んでもよい。エントリ選択のために上記候補のエモティコンのセットを提示するステップは、エントリ選択のために物理的な入力装置または仮想入力装置(たとえばオンスクリーンキーボードまたは投影されたキーボード)上に上記候補のエモティコンのセットを表示するステップを含んでもよく、上記物理的な入力装置および表示された入力インターフェイスは、上記エントリ選択を実行するよう構成される。実施の形態に依存して、上記仮想入力装置は、上記テキストフィールドも表示している表示装置によって表示されてもよい。さらに、上記仮想入力装置は、上記テキストフィールドに近接近して表示されてもよい。
【0009】
いくつかの実施の形態では、上記方法はさらに、構文分析を用いて上記セグメントのセットを識別するステップを含んでもよい。対象の各セグメントは、入力カーソルの現在位置の前または後に存在する単語、文の断片、文、句、または節の少なくとも1つを含んでもよい。
【0010】
特定の実施の形態では、上記候補のエモティコンのセットを識別するステップはさらに、少なくともユーザプレファレンス、ユーザに関連する情報、または受信者に関連する情報に基づいてもよい。上記ユーザに関連する情報は、ユーザの興味と、ユーザの民族性と、ユーザの宗教と、ユーザの地理的位置と、ユーザの年齢と、ユーザの関係ステータスと、ユーザの職業とを含んでもよい。上記受信者に関連する情報は、ユーザに対する受信者の関係と、受信者の興味と、受信者の民族性と、受信者の宗教と、受信者の地理的位置と、受信者の年齢と、受信者の関係ステータスと、受信者の職業とを含んでもよい。
【0011】
例示的なシステムは、プロセッサと、表示モジュールと、入力モジュールと、セグメント分析モジュールと、エモティコン検索モジュールと、エモティコン提案モジュールと、エモティコン選択モジュールとを含む。上記表示モジュールは、テキストフィールドと上記テキストフィールドに入力される1つ以上のセグメントとを表示するよう構成されてもよい。
【0012】
上記入力モジュールは、セグメント入力をユーザから受け取り、上記セグメント入力を上記テキストフィールド内に入力カーソルにて入力するよう構成されてもよい。セグメント分析モジュールは、セグメントのセットを上記テキストフィールドから受け取るよう構成されてもよく、上記セグメントのセットは上記テキストフィールドにおける上記入力カーソルの現在位置に対して選択された対象の1つ以上のセグメントを含む。上記セグメント分析モジュールはさらに、上記プロセッサを用いて、上記セグメントのセットに関連付けられる目標サブテキストまたは目標意味の少なくとも1つを決定するよう上記セグメントのセットを分析するよう構成されてもよい。上記エモティコン検索モジュールは、候補のエモティコンのセットを識別するよう構成されてもよく、上記候補のエモティコンのセットにおける各候補のエモティコンは、上記候補のエモティコンと上記目標サブテキストまたは上記目標意味の少なくとも1つとの間に関連性を有しており、上記候補のエモティコンのセットは、1つ以上の候補のエモティコンを含んでいる。上記エモティコン提案モジュールは、エントリ選択のために上記入力カーソルの現在位置に上記表示モジュールを通じて上記候補のエモティコンのセットを提示するよう構成されてもよい。上記エモティコン選択モジュールは、上記候補のエモティコンのセットからの選択されるエモティコンのセットについて、上記入力モジュールからエントリ選択を受け取るよう構成されてもよく、上記選択されるエモティコンのセットは1つ以上の選択されるエモティコンを含む。上記エモティコン選択モジュールはさらに、上記選択されるエモティコンのセットを上記テキストフィールドにおける上記入力カーソルの現在位置に挿入するよう構成されてもよい。
【0013】
いくつかの実施の形態では、上記システムは、上記テキストフィールドへのエントリが可能な1つ以上のエモティコンを含むエモティコンデータストアをさらに含み、上記エモティコン検索モジュールはさらに、上記エモティコンデータストア上の候補のエモティコンのセットを識別するよう構成される。
【0014】
さまざまな実施の形態では、各関連性は、上記目標サブテキストまたは上記目標意味の少なくとも1つとの上記候補のエモティコンの統計的な使用を含んでもよく、上記エモティコン選択モジュールはさらに、上記選択されるエモティコンのセットについての上記エントリ選択に基づき、上記候補のエモティコンの上記統計的な使用を更新するよう構成されてもよい。
【0015】
いくつかの実施の形態では、エントリ選択のために上記表示モジュールを通じて上記エモティコンのセットを提示することは、エントリ選択のために上記入力カーソルの現在位置または現在位置の近くに上記エモティコンを表示することを含んでもよい。上記入力モジュールは物理的な入力装置または仮想入力装置を含んでもよく、上記物理的な入力装置および仮想入力インターフェイスは、上記エントリ選択を実行するよう構成される。
【0016】
いくつかの実施の形態の他の特徴および局面は、添付の図面に関連して解釈される、さまざまな実施の形態に従って特徴を例示目的で記載する以下の詳細な説明から明らかになるであろう。
【0017】
以下の図を参照してさまざまな実施の形態が詳細に記載される。当該図面は、例示目的
にのみ提供されており、単にいくつかの例示的な実施の形態を示す。これらの図面は、さまざまな実施の形態についての読者の理解を促進するために提供されており、実施の形態の広さ、範囲または適用可能性を限定するとは考えられるべきではない。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】さまざまな実施の形態が用いられ得る環境の例を示す図である。
図2】いくつかの実施の形態に従った例示的なエモティコン提案システムのブロック図である。
図3】いくつかの実施の形態に従った、エモティコンを識別および提案するための例示的な方法のフローチャートである。
図4】いくつかの実施の形態に従ったクライアントサーバアーキテクチャを用いる例示的なエモティコン提案システムのブロック図である。
図5】ある実施の形態を利用するメッセージングアプリケーションのユーザインターフェイスを示す図である。
図6】ある実施の形態を利用するメッセージングアプリケーションのユーザインターフェイスを示す図である。
図7】例示的なデジタルデバイスのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
実施の形態の詳細な説明
本願明細書において記載される多くの実施の形態は、テキストフィールドへの文字のタイピングを伴う、コンピューティングデバイス上でのさまざまなアクティビティの間に、エモティコンを識別および提案するシステムおよび方法に関する。さまざまなシステムおよび方法が、テキストフィールドに存在するセグメントのコンテキストの分析をするとともにそのコンテキストに基づいてテキストフィールドへのエントリに利用可能な1つ以上の候補のエモティコンを識別することにより、エモティコンを識別し得る。その後、ユーザは候補のエモティコンから1つ以上のエモティコンを選択し得、選択されるエモティコンは、テキストフィールドに入力され得る。随意では、ユーザは、エモティコンの提案を完全に無視するよう選択し、コンピューティングデバイス上の自身のアクティビティを継続し得る。この記載において使用されるように、「セグメント」は、単語、句、文の断片、文または節を示す1つ以上の文字を含み得る。
【0020】
実施の形態に依存して、テキストフィールドに存在するセグメントのコンテキストの分析は、それらのセグメントの意味解析を必要とし得る、それらのセグメントに関するサブテキストまたは意味を決定することを伴い得る。さらに、本願明細書に記載されるように、特定の候補のエモティコンと特定のサブテキストまたは意味との間の関連性は、特定のサブテキストまたは意味を持つ特定の候補のエモティコンの(過去の)統計的な使用に基づき得る。さまざまな実施の形態では、このようなエモティコンの使用は、特定のサブテキストもしくは意味(たとえば特定のサブテキストもしくは意味における提案されるエモティコンのユーザの選択)との特定のエモティコンのユーザの個人的な使用に基づき得るか、または特定のサブテキストもしくは意味(たとえばユーザのコミュニティによるソーシャルネットワーク上の投稿におけるあるエモティコンの観察された使用)を持つ特定のエモティコンのコミュニティの使用に基づき得る。
【0021】
図1は、さまざまな実施の形態が用いられ得る環境100の例を示す。環境100は、タブレットコンピューティングデバイス104と、タブレットコンピューティングデバイス104に結合されたローカルのエモティコンデータストア102と、スマートフォンコンピューティングデバイス108と、スマートフォンコンピューティングデバイス108に結合されたローカルのエモティコンデータストア106と、デスクトップコンピューティングデバイス112と、デスクトップコンピューティングデバイス112に結合された
ローカルのエモティコンデータストア114と、エモティコン提案サーバ116と、エモティコン提案サーバ116に結合されたローカルのエモティコンデータストア118とを含む。環境100はさらに通信ネットワーク110を含む。通信ネットワーク110上で、タブレットコンピューティングデバイス104、スマートフォンコンピューティングデバイス108、デスクトップコンピューティングデバイス112およびエモティコン提案サーバ116が通信する。タブレットコンピューティングデバイス104、スマートフォンコンピューティングデバイス108、デスクトップコンピューティングデバイス112、およびエモティコン提案サーバ116は、プロセッサおよびメモリを有するデジタルデバイスの例である。さまざまな実施の形態が用いられ得る他の例示的なデジタルデバイスは、ラップトップ、ネットブック、ノートブック、メディアデバイス、音楽デバイス、携帯情報端末(PDA)などを含む。例示的なデジタルデバイスが、図7にさらに記載される。
【0022】
いくつかの実施の形態に従うと、タブレットコンピューティングデバイス104、スマートフォンコンピューティングデバイス108、およびデスクトップコンピューティングデバイス112は、入力のためのエモティコンを識別および提案するためのシステムおよび方法を利用する例示的なデジタルデバイスであり得る。たとえば、このようなコンピューティングデバイスは、ユーザがこのようなコンピューティングデバイス上でインスタントメッセージングアプリケーションを使用している場合、またはユーザがこのようなコンピューティングデバイスを通じてウェブサイトフォーラムにメッセージを投稿している場合に、ある実施の形態を用いてエモティコンを識別および提案し得る。本願明細書において記載されるさまざまな実施の形態に関連して他のデジタルデバイスが用いられ得ることが当業者には理解されるであろう。
【0023】
いくつかの実施の形態では、エモティコン提案サーバ116は、デジタルデバイスにてユーザのためにエモティコンの識別および提案を促進し得る。本願明細書において後述されるように、エモティコン提案サーバ116は、セグメントのコンテキストを決定し得るか、決定されたコンテキストに基づいて1つ以上の候補のエモティコンを識別し得るか、デジタルデバイスに1つ以上の候補のエモティコンを提案し得るか、またはそれらの何らかの組合せを行い得る。さまざまな実施の形態の場合、エモティコン提案サーバ116は、エモティコン提案サーバ116がインターネットサービスにエモティコンの提案機能性を提供する場合、インターネットサービスをホストするサーバ上で動作するサービスであり得る。たとえば、エモティコン提案サーバ116は、エモティコン提案サーバ116によってサービスが提供されている(すなわちエモティコン提案サーバ116によってエモティコンの提案が提供されている)ウェブサイト(たとえばウェブサイトフォーラムまたはソーシャルネットワーキングウェブサイト)をホストしているウェブサーバ上で動作するサービスであり得る。
【0024】
実施の形態に依存して、エモティコンを識別および提案するためのさまざまな動作およびコンポーネントは、エモティコンの提案を利用するデジタルデバイスに分離され得るか、または2つ以上のデジタルデバイスの間で変動するレベルで分散され得る。たとえば、スマートフォンコンピューティングデバイス108上で電子メールを作成する際にエモティコンを識別、提案、および入力するためのシステムまたは方法は、スマートフォンコンピューティングデバイス108上に格納および動作される電子メールアプリケーションに完全に埋め込まれ得る。代替的な例においては、ウェブサイトフォーラムのためにメッセージ投稿を準備するようタブレットコンピューティングデバイス104を使用している間、エモティコンを識別、提案、および入力するためのシステムまたは方法は、タブレットコンピューティングデバイス104を利用して、現在準備されるメッセージのコンテキストを決定し、エモティコン提案サーバ116を利用して、現在準備されるメッセージにおいて使用される1つ以上の候補のエモティコンを識別し、次いで、タブレットコンピュー
ティングデバイス104を利用して、提案されるエモティコンとして候補のエモティコンを提示し得る。
【0025】
エモティコン提案サーバ116は、デジタルデバイスへのエモティコンの識別および提案の間、リモートのエモティコンデータストア118を利用し得る。ある実施の形態の場合、リモートのエモティコンデータストア118は、エモティコン提案サーバ116による提案に利用可能なエモティコンのライブラリと、当該ライブラリにおけるエモティコンとコンテキスト(たとえばサブテキストおよび意味)との間の関連性とを含み得る。たとえば、リモートのエモティコンデータストア118は、「幸せな顔」のエモティコンのライブラリと、「幸せな顔」のエモティコンと幸福なコンテキストとの間の関連性とを含み得る。別の例では、リモートのエモティコンデータストア118は、「サンフランシスコ」のエモティコンのライブラリと、「サンフランシスコ」のエモティコンとサンフランシスコの町を明示的または暗黙的に指すコンテキストとの間の関連性とを含み得る。いくつかの実施の形態の場合、リモートのエモティコンデータストア118は、所与のエモティコンと所与のコンテキスト(たとえばサブテキストまたは意味)との間の2つ以上の関連性を含み得る。たとえば、リモートのエモティコンデータストア118は、「しかめっ面」のエモティコンのライブラリと、「しかめっ面」のエモティコンと悲しいコンテキストとの間の関連性と、「しかめっ面」のエモティコンと不快なコンテキストとの間の関連性とを含み得る。さまざまなエモティコンライブラリおよびエモティコンとコンテキストとの間のさまざまな関連性が、リモートのエモティコンデータストア118上に格納され得るということを当業者であれば理解するであろう。
【0026】
実施の形態に依存して、エモティコンのライブラリは、任意のユーザによってアクセス可能なエモティコンか、(たとえば、プレミアムに基づくか、またはあるグループにのみアクセス可能であるといった)アクセスが制限された限定されたグループのユーザによってアクセス可能なエモティコンか、ユーザがカスタマイズしたエモティコンもしくはユーザがアップロードしたエモティコン、またはユーザのお気に入りであるエモティコンを含み得る。著者の気分または感情を伝える文字エモティコンおよびグラフィカルエモティコンに加えて、さまざまな実施の形態において使用されるエモティコンは、関心事、趣味、地理的な位置、イベント、休日、季節および天候などに関するエモティコンを含み得る。エモティコン提案データストア118上に格納されたエモティコンは、文字エモティコン、グラフィカルエモティコン、グラフィカルにアニメーション化されたエモティコン、および音を伴ったエモティコンを含み得る。いくつかの実施の形態の場合、リモートのエモティコンデータストア118はさらに、提案に好適なエモティコンを識別する際に実施の形態において利用され得るユーザプレファレンス、ユーザ情報または受信者情報を含み得る。たとえば、リモートのエモティコンデータストア118は、任意のユーザに一般に利用可能なエモティコンを提案する前に、ユーザが規定したエモティコンまたはユーザがアップロードしたエモティコンを実施の形態に提案させるユーザプレファレンスを格納し得る。別の例では、リモートのエモティコンデータストア118は、実施の形態によってユーザに提案された第1のエモティコンを実施の形態に自動的に挿入させるか、または所与のコンテキストにおいてもっとも使用が高い提案されるエモティコンを実施の形態に自動的に挿入させるユーザプレファレンスを格納し得る。
【0027】
いくつかの実施の形態では、タブレットコンピューティングデバイス104、スマートフォンコンピューティングデバイス108およびデスクトップコンピューティングデバイス112は各々、別個のローカルのエモティコンデータストアに結合され得る。別個のローカルのエモティコンデータストアは、ユーザがカスタマイズしたエモティコン、ユーザのお気に入りもしくはユーザが好むエモティコン、ローカルのエモティコン上に格納されたエモティコンとコンテキスト(たとえばサブテキストまたは意味)との間の関連性、エモティコンの識別および提案に関してのユーザプレファレンス、ユーザに関連する情報、
または受信者に関連する情報を格納可能である。たとえば、タブレットコンピューティングデバイス104は、ローカルのエモティコンデータストア102に結合され得、スマートフォンコンピューティングデバイス108は、結合されたローカルのエモティコンデータストア106に結合され得、デスクトップコンピューティングデバイス112は、ローカルのエモティコンデータストア114に結合され得る。
【0028】
さらに、ローカルのエモティコンデータストア102、106および114の各々は、それらのそれぞれのコンピューティングデバイスによって用いられて、以前に提案されたエモティコンまたは以前にユーザによって選択された提案されたエモティコンをローカルにキャッシュし得る。その際、いくつかの実施の形態は、当該提案されたエモティコンについてエモティコン提案サーバ116がクエリを受ける回数を制限しつつ、共通して発生するコンテキストについて同じエモティコンを繰り返し提案し得る。いくつかの実施の形態の場合、ローカルのエモティコンデータストア102、106および114にキャッシュされたエモティコンは、失効時間を有し得る。当該失効時間の後、キャッシュされたエモティコンは無効化またはパージされる。ひとたびキャッシュ中のエモティコンアイテムが失効すると、いくつかの実施の形態は、提案されるエモティコンについてエモティコン提案サーバ116にクエリを送ることを再開する。
【0029】
図2は、いくつかの実施の形態に従った例示的なエモティコン提案システム200のブロック図である。エモティコン提案システム200は、表示モジュール202、入力モジュール204、セグメント分析モジュール206、エモティコン検索モジュール208、エモティコン提案モジュール210、エモティコン選択モジュール212、およびエモティコンデータストア214を含み得る。いくつかの実施の形態では、エモティコン提案システム200はさらに、エモティコン提案システム200に含まれるさまざまなモジュールの動作を促進するメモリおよび少なくとも1つのプロセッサを含み得る。
【0030】
表示モジュール202は、テキストフィールドまたはテキストボックスのような入力フィールドを表示し得る。入力フィールドに、ユーザは入力モジュール204を使用して、1つ以上のセグメント、文字エモティコンまたはグラフィカルエモティコンを入力し得る。典型的に、セグメントおよびエモティコンは、入力フィールドに入力されると、入力フィールドに現われる。本願明細書において示されるように、「セグメント」は、単語、句、文の断片、文または節を示す1つ以上の文字を含み得る。入力フィールドの一部として、表示モジュール202は、ユーザの文字入力が次にどこに入力されるか、またはエモティコンが次にどこに入力されるかを示す入力カーソルを表示し得る。
【0031】
本願明細書において示されるように、さまざまな実施の形態は、入力フィールド内の入力カーソルの現在位置、入力の現在のセグメント内容、ユーザに関連する情報、受信者に関連する情報、ユーザプレファレンスまたはそれらの何らかの組合せに基づき、エモティコンを提案し得る。一般に、ひとたび1つ以上の候補のエモティコンがユーザへの提案のために(たとえば、入力フィールドのセグメント内容に基づいて)識別されると、候補のエモティコンは表示モジュール202を介してユーザに提案され得る。具体的には、表示モジュール202は、ユーザの選択のために、入力フィールドにおける入力カーソルの現在位置または当該現在位置の近くに、候補のエモティコンを表示し得る。実施の形態に依存して、表示モジュール202は、コールアウトボックスを介して、入力フィールドまたはその入力フィールドの近くに、候補のエモティコンを表示し得る。
【0032】
いくつかの実施の形態の場合、表示モジュール202は、デジタルデバイス(たとえばビデオディスプレイまたはビデオプロジェクタ)の一部を形成し得る。当該デジタルデバイスは、デジタルデバイスからのグラフィカル出力をすべて表示することを担い得る。いくつかの実施の形態では、表示モジュール202は、グラフィカルユーザインターフェイ
ス(GUI)の一部として、入力フィールドを表示し得る。たとえば、入力フィールドは、デジタルデバイス上で動作するアプリケーションのグラフィカルコンポーネントであり得る(たとえば電子メールクライアントもしくはインスタントメッセージングアプリケーション)か、またはデジタルデバイス上で動作するアプリケーションを通じて閲覧可能もしくは編集可能である文書のグラフィカル表示であり得る(たとえば、ウェブブラウザを通じて示されるウェブページのテキストフィールドもしくはワードプロセッサを通じて示される文書)。当業者であれば、実施の形態同士の間で入力フィールドのタイプとサイズが変動し得るということを理解するであろう。
【0033】
入力モジュール204は、ユーザから文字入力を受け取り得、受け取られたようにこのような文字入力を入力フィールドに入力し得る。文字入力が入力フィールドに入力されると、表示モジュール202は、当該文字入力で入力フィールドを更新し得る。さらに、さまざまな実施の形態に従うと、入力モジュール204は、提案されるエモティコンについてのエントリ選択を受け取り得る。一般に、選択に際して、選択されるエモティコンは、入力フィールドにおける入力カーソルの現在位置に挿入され得る。実施の形態に依存して、入力モジュールは、デジタルデバイスに外部的に結合されるか、またはデジタルデバイスに物理的に埋め込まれる物理的な入力装置を含み得る。物理的な入力装置の例は、キーボード、トラックパッドまたはコンピュータマウスを含み得るが、これらに限定されない。いくつかの実施の形態では、入力モジュールは、レーザ投射されたキーボードまたはオンスクリーンキーボードのような仮想入力装置を含み得る。仮想入力装置は、表示モジュール202を通じてユーザに提供され得る(すなわち表示され得る)。さまざまな実施の形態において、仮想入力装置が使用される際には、このような仮想入力装置は、セグメントが入力される入力フィールドまたはその入力フィールドの近くに表示され得る。
【0034】
図6にさらに記載されるように、いくつかの実施の形態において、提案されるエモティコンは、入力モジュール204を通じてユーザに提示され得る。たとえば、入力モジュール204が物理的なキーボードを含む場合、物理的なキーボードは、提案されるエモティコンを当該物理的なキーボードを通じて表示するように構成され得る。いくつかの実施の形態の場合、物理的なキーボードは、埋め込まれたディスプレイ(たとえばLCDボタン)を含むキーもしくはボタンによって、または物理的なキーボードの表面上(たとえばキーボードの頂部)に埋め込まれたディスプレイによって、提案されるエモティコンを表示し得る。実施の形態に依存して、提案されるエモティコンは、物理的なキーボードを通じてカラーまたはグレイスケールで表示され得る。提案されるエモティコンが物理的なキーボードを通じて表示される際、ユーザは、物理的なキーボードのキーまたはボタンを通じて、当該提案されるエモティコンの1つ以上を選択し得る。
【0035】
別の例では、入力モジュール204が、(何らかのタブレットコンピューティングデバイスおよびスマートフォンコンピューティングデバイス上に存在するもののような)オンスクリーンキーボードを含む場合、オンスクリーンキーボードの外観は、オンスクリーンキーボードを通じて、提案されるエモティコンを表示するよう再構成され得る。いくつかの実施の形態の場合、オンスクリーンキーボードの外観は、オンスクリーンキーボードのあるボタンが、提案されるエモティコンボタンに置換されるように再構成され得るか、またはオンスクリーンキーボードが、付加的な提案されるエモティコンボタンで強化されるように再構成され得る。提案されるエモティコンボタンは、ひとたびオンスクリーンキーボードを通じて提示されると、1つ以上の提案されるエモティコンから選択するようユーザによって使用され得る。
【0036】
セグメント分析モジュール206は、入力フィールドに存在する1つ以上のセグメントを分析し、分析されたセグメントについてコンテキストを決定し得る。本願明細書に記載されるように、セグメント分析モジュール206によって決定されたコンテキストはその
後、ユーザに提案されるべき候補のエモティコンを識別する際に、利用され得る。さまざまな実施の形態では、セグメント分析モジュール206は、入力フィールドにおけるセグメントのコンテキストを決定する際に、入力フィールドから対象のセグメントのみを分析し得る。
【0037】
いくつかの実施の形態では、セグメント分析モジュール206はまず、入力フィールドにおける対象のセグメントを識別し、次いで、コンテキストを決定するよう対象のそれらのセグメントを分析する。一般に、対象のセグメントは、入力フィールドにおける入力カーソルの現在位置に関連して識別される。さらにいくつかの実施の形態の場合、セグメント分析モジュール206は、対象のセグメントを識別する際に、入力フィールドに現在存在するセグメントの構文分析を行ない得る。
【0038】
実施の形態に依存して、セグメント分析モジュール206は、対象のセグメント識別プロセスをガイドする条件付きまたは非条件付きのルールに基づいて、対象のセグメントを識別し得る。対象のセグメントを識別するための例示的なルールは、対象のセグメントとして、入力フィールドにおける入力カーソルの現在位置の直前の文の断片または文を識別することを含み得る。対象のセグメントを識別するための別の例示的なルールは、対象のセグメントとして、入力フィールドにおける入力カーソルの現在位置の直後の文の断片または文を識別することを含み得る。いくつかの実施の形態の場合、ルールは、対象のセグメントを決定するよう、セグメント分析モジュール206によって行なわれた構文分析に関連して利用され得る。
【0039】
1つより多い対象のセグメントが識別される場合、セグメント分析モジュール206は、対象のセグメントの各々のコンテキストを分析し得るか、または(たとえば、対象のあるセグメントが他のセグメントより重要性が高くなる重み付けシステムに基づいて)もっとも重要でない対象のセグメント以外のコンテキストを分析し得る。さらに1つ以上のルールは、2つ以上の対象のセグメントが識別される場合、対象のセグメントのうちどれを分析すべきかを決定し得る。
【0040】
セグメント分析モジュール206は、対象のセグメントからの2つ以上のコンテキストを決定し得る。このような場合、エモティコン提案システム200は、決定されたコンテキストのすべてに関連付けられる候補のエモティコンを検索し得るか、または(たとえばルールに基づいて決定された)もっとも重要なコンテキストのうち1つ以上にマッチする候補のエモティコンのみを検索し得る。
【0041】
対象の1つ以上のセグメントのコンテキストを決定するよう、セグメント分析モジュール206は、入力フィールドに存在する対象のセグメントを意味分析し得る。当業者であれば、このセグメントの意味分析は、当該技術において公知の1つ以上の技術に従って行なわれ得るということを理解するであろう。対象の1つ以上のセグメントのコンテキストを分析する場合、セグメント分析モジュール206は、対象のセグメントについてのサブテキストまたは意味を決定し得る。対象のセグメントについて識別されたサブテキストまたは意味に基づいて、エモティコン提案システム200は、提案のために1つ以上の候補のエモティコンを識別し得る。対象のセグメントのサブテキストは、当該対象のセグメントについて気分または感情を識別し得る。対象のセグメントについての例示的なサブテキストは、幸福、悲しみ、無関心、怒り、憤慨、悔恨または興奮を含み得るがこれらに限定されない。対象のセグメントについての意味は、対象のセグメントについての明示的な意味を識別し得る。たとえば、対象のセグメントが「新しい仕事をゲットした!」と記載する場合、セグメント分析モジュール206は対象のセグメントについての意味を「新しい仕事」として識別し得る。
【0042】
なお、いくつかの実施の形態の場合、セグメント分析モジュール206は、入力モジュール204を使用してユーザが文字またはエモティコンを加えるかまたは入力フィールドから文字またはエモティコンを取り除く際に、リアルタイムまたはほぼリアルタイムで対象のセグメントを識別および分析し得る。
【0043】
エモティコン検索モジュール208は、対象のセグメントの識別されたコンテキスト(たとえばサブテキストまたは意味)に基づいて、1つ以上の候補のエモティコンを検索し得る。いくつかの実施の形態では、エモティコン検索モジュール208は、エモティコン提案システム200によって識別された1つ以上のコンテキストに関連したエモティコンを求めて、エモティコンデータストア214を検索し得る。本願明細書に記載されるように、エモティコンデータストア214は、入力フィールドへの入力に利用可能なエモティコンと、エモティコンと1つ以上のコンテキストとの間の関連性とを含み得る。
【0044】
本願明細書において示されるように、所与のエモティコンと所与のコンテキストとの間の関連性は、当該所与のコンテキストとの所与のエモティコンの統計的な使用を含み得る。所与のエモティコンと所与のコンテキストとの間の関連性の強さは、このような統計的な使用に基づき得る。さらに、統計的な使用は、所与の内容との所与のエモティコンのユーザ自身の使用に基づき得るか、またはユーザのコミュニティによる所与の内容との所与のエモティコンの使用(たとえばソーシャルネットワーキングウェブサイト上の所与のコンテキストにおける所与のエモティコンの使用)に基づき得る。
【0045】
一般に、所与のコンテキストとの所与のエモティコンの使用が多くなるほど、当該所与のエモティコンと所与のコンテキストとの間の関連性が強くなる。いくつかの実施の形態の場合、エモティコンとコンテキストとの間の関連性の強さは、当該コンテキストについてのエモティコンを提案することにおける信頼性を示し得る。関連性の強さも、もっとも高い強さからもっとも低いの強さまで1つ以上の候補のエモティコンに優先順位を付けて提示するよう使用され得る。
【0046】
いくつかの実施の形態では、エモティコン検索エンジンモジュール208による1つ以上の候補のエモティコンの検索は、エモティコンとコンテキストとの間の関連性の強さを考慮し得る。たとえば、エモティコン検索エンジンモジュール208は、エモティコンと目標コンテキストとの間の関連性の強さが所定のしきい値に合致または超える場合、単にエモティコンを候補のエモティコンとして識別し得る。さらに、エモティコン検索エンジンモジュール208は、あるエモティコンと目標コンテキストとの間の関連性の強さが、他の潜在的な候補のエモティコンに対するしきい値に合致または越える場合に、単に当該エモティコンを候補のエモティコンとして識別し得る。
【0047】
本願明細書において示されたように、さまざまな実施の形態において、エモティコン検索モジュール208は、ユーザプレファレンス、ユーザに関連する情報、受信者に関連する情報、またはそれらの何らかの組合せを用いることによって、候補のエモティコンの検索をさらに狭め得る。ユーザプレファレンスの例は、他のタイプのエモティコンの前に、ユーザがカスタマイズしたエモティコンを提案するプレファレンスと、あるカテゴリのエモティコンを無視するプレファレンス(たとえば、ユーザに関して年齢が適切であるエモティコンのみを提案する)とを含み得るがこれらに限定されない。受信者に関連する情報の例は、ユーザの興味、ユーザの民族性、ユーザの宗教、ユーザの地理的位置、ユーザの年齢、ユーザの関係ステータス、およびユーザの職業を含み得るがこれらに限定されない。ユーザに関連する情報の例は、ユーザに対する受信者の関係と、受信者の興味と、受信者の民族性と、受信者の宗教と、受信者の地理的位置と、受信者の年齢と、受信者の関係ステータスと、受信者の職業とを含み得るがこれらに限定されない。ある実施の形態では、1つ以上の候補のエモティコンを検索する際、エモティコン検索モジュール208は、
さらに、文字エモティコンまたはグラフィカルエモティコンを受け取ることにおいて入力フィールドの制限を考慮し、それにしたがって候補のエモティコンを検索し得る。
【0048】
エモティコン提案モジュール210は、対象のセグメントの識別されたコンテキストに基づいて特定された1つ以上の候補のエモティコンを受け取り、選択のためにユーザに当該1つ以上の候補のエモティコンを提示し得る。本願明細書に示されるように、いくつかの実施の形態において、エモティコン提案モジュール210は、エントリ選択のために1つ以上の候補のエモティコンを入力フィールドにおける入力カーソルの現在位置またはその現在位置の近くに表示するよう表示モジュール202を使用し得る。さらに本願明細書において示されるように、さまざまな実施の形態において、エモティコン提案モジュール210は、物理的な入力装置または仮想入力装置を通じて、エントリ選択のために1つ以上の候補のエモティコンを表示するよう入力モジュール202を使用し得る。
【0049】
エモティコン選択モジュール212は、ユーザに提案される1つ以上の候補のエモティコンについてエントリ選択をユーザから受け取り得る。特定の実施の形態において、エモティコン選択モジュール212は、入力モジュール204を通じて1つ以上の候補のエモティコンについてエントリ選択を受け取り得、エモティコン選択モジュール212は、入力フィールドに1つ以上の選択されるエモティコンを入力し得る。本願明細書において示されるように、エモティコン選択モジュール212は、入力カーソルの現在位置に、1つ以上の選択されるエモティコンを入力し得る。いくつかの実施の形態の場合、エモティコン選択モジュール212は、入力フィールド内のセグメントまたは対象のセグメントを1つ以上の選択されるエモティコンに置換することによって、入力フィールドに1つ以上の選択されるエモティコンを入力し得る。さらに、いくつかの実施の形態は、モジュール212があるガイドラインに基づいて、提案されるエモティコンを自動選択するように(たとえばユーザプレファレンスを使用して)ユーザがエモティコン選択モジュール212を設定することを可能にする。たとえばユーザは、エモティコンの提案がなされると、第1の提案されたエモティコンが選択されるように、エモティコン選択モジュール212を構成し得る。
【0050】
いくつかの実施の形態では、エモティコンとコンテキストとの間の関連性がこのようなコンテキストとのこのようなエモティコンの統計的な使用を含む場合、エモティコン選択モジュール212は、ユーザから受け取られたエントリ選択に基づいて、統計的使用情報を更新し得る。特に、エモティコン選択モジュール212は、所与のコンテキストについての1つ以上の候補のエモティコンのエントリ選択を受け取り、選択された候補のエモティコンとそれらの使用のそれぞれのコンテキストとの間で、格納された統計的使用情報を更新し得る。実施の形態に依存して、エモティコン選択モジュール212は、エモティコンデータストア214上の統計的使用情報を更新し得る。
【0051】
エモティコンデータストア214は、エモティコン提案システム200による提案に利用可能なエモティコンのライブラリと、ライブラリにおけるエモティコンとコンテキスト(たとえばサブテキストおよび意味)との間の関連性とを含み得る。エモティコン検索モジュール208は、1つ以上の特定のコンテキストに関連付けられる1つ以上の候補のエモティコンを検索する場合、エモティコンデータストア214にアクセスし得る。本願明細書において示されるように、いくつかの実施の形態の場合、エモティコンデータストア214は、所与のエモティコンと所与のコンテキスト(たとえばサブテキストまたは意味)との間の2つ以上の関連性を含み得る。さらに、所与のエモティコンと所与のコンテキストとの間の関連性は、所与のコンテキストとの所与のエモティコンの統計的な使用を含み得る。このような統計的な使用は、エモティコンとコンテキストとの間の関連性の強さを反映し得る。
【0052】
エモティコンデータストア214上に格納されたエモティコンは、文字エモティコン、グラフィカルエモティコン、グラフィカルにアニメーション化されたエモティコン、および音を伴ったエモティコンを含み得る。いくつかの実施の形態の場合、エモティコンデータストア214はさらに、提案に好適なエモティコンを識別する際に、実施の形態において用いられ得るユーザプレファレンス、ユーザ情報、または受信者情報を含み得る。たとえば、エモティコンデータストア214は、任意のユーザに一般に利用可能なエモティコンを提案する前に、ユーザが規定したエモティコンまたはユーザがアップロードしたエモティコンを実施の形態に提案させるユーザプレファレンスを格納し得る。別の例では、エモティコンデータストア214は、実施の形態によってユーザに提案された第1のエモティコンを実施の形態に自動的に挿入させるユーザプレファレンスか、または所与のコンテキストにおいてもっとも高い使用を有する提案されるエモティコンを実施の形態に自動的に挿入させるユーザプレファレンスを格納し得る。
【0053】
当業者は、さまざまなエモティコンライブラリおよびエモティコンとコンテキストとの間のさまざまな関連性は、エモティコンデータストア214上に格納され得るということを理解するであろう。
【0054】
「モジュール」は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェアおよび/または回路網を含み得るということが理解されるであろう。一例では、プロセッサによって実行可能な命令を含む1つ以上のソフトウェアプログラムが、本願明細書において記載されたモジュールの機能の1つ以上を実行し得る。別の例では、回路網が、同じまたは同様の機能を実行し得る。代替的な実施の形態は、より多い、より少ない、または機能的に等価なモジュールを含み得、これも本実施の形態の範囲内である。たとえば、さまざまなモジュールの機能は、異なって組み合わせられるまたは分割され得る。たとえば、さまざまなモジュールの機能は、エモティコン提案サーバに存在する1つ以上のモジュールの間で分散され得、1つ以上のモジュールがエモティコン提案クライアントに存在する。
【0055】
図3は、いくつかの実施の形態に従った、エモティコンを識別および提案するための例示的な方法300のフローチャートである。ステップ302において、セグメント分析モジュール206は、表示モジュール202を通じて表示され得る入力フィールドから1つ以上のセグメントを受け取り得る。本願明細書において示されるように、1つ以上のセグメントを受け取る際、セグメント分析モジュール206は、コンテキスト分析の目的のために、対象のセグメントを識別し得る。
【0056】
ステップ304では、セグメント分析モジュール206は、セグメントの1つ以上の目標サブテキストまたは1つ以上の目標意味を決定するよう1つ以上のセグメントを分析し得る。セグメントの目標サブテキストおよび目標意味は、セグメントに関連した1つ以上のコンテキストを提供する。実施の形態に依存して、セグメント分析モジュール206は、セグメント分析モジュール206によって対象のセグメントとして識別されたセグメントのみを分析し得る。
【0057】
ステップ306では、エモティコン検索モジュール208は、1つ以上の目標コンテキストとの関連性を有する1つ以上の候補のエモティコンか、またはセグメント分析モジュール206によって決定され得た1つ以上の目標意味を識別し得る。いくつかの実施の形態では、エモティコン検索モジュール208は、目標サブテキストまたは目標意味と関連性とを有する、エモティコンデータストア214中の1つ以上の候補のエモティコンを識別し得る。本願明細書において示されるように、各関連性の強さは、所与のコンテキストとの所与のエモティコンの統計的な使用に基づき得、エモティコン検索モジュール208が1つ以上の候補のエモティコンを識別する際には、このような強さが考慮に入れられ得る。
【0058】
ステップ308では、エモティコン提案モジュール210は、入力フィールドにおける入力カーソルの現在位置に、エントリ選択のためにユーザに1つ以上の候補のエモティコンを提示し得る。本願明細書に記載されるように、入力フィールドおよびその中の入力カーソルは、表示モジュール202を通じてユーザに表示され得る。いくつかの実施の形態の場合、エモティコン提案モジュール210は、表示モジュール202を使用して、エントリ選択のためにユーザに1つ以上の候補のエモティコンを提示し得、入力フィールドにおける入力カーソルの現在位置またはその現在位置の近くに候補のエモティコンを表示し得る。さらに、エモティコン提案モジュール210は、入力モジュール204の1つ以上の入力装置を通じてエントリ選択のためにユーザに1つ以上の候補のエモティコンを提示し得る。たとえば、エモティコン提案モジュール210は、ディスプレイを有する物理的なキーボードのような物理的な入力装置を通じてまたはオンスクリーンキーボードのような仮想入力装置を通じて、ユーザに1つ以上の候補のエモティコンを提示し得る。
【0059】
ステップ310では、エモティコン選択モジュール212は、1つ以上の候補のエモティコンからの1つ以上の選択したエモティコンについて、ユーザからエントリ選択を受け取り得る。いくつかの実施の形態の場合、エモティコン選択モジュール212は、入力モジュール204からエントリ選択を受け取り得る。さらに、エントリ選択を受け取る際に、エモティコン選択モジュール212は、1つ以上の候補のエモティコンについて、エントリ選択に基づき、エモティコンデータストア214上で統計的使用情報を更新し得、これにより、候補のエモティコンと特定のコンテキストとの間の関連性を強くするまたは弱くする。
【0060】
ステップ312では、エントリ選択に基づき、エモティコン選択モジュール212は、テキストフィールドにおける入力カーソルの現在位置に、エモティコン選択モジュール212によって受け取られた1つ以上の候補のエモティコンを挿入し得る。本願明細書において示されるように、いくつかの実施の形態において、入力フィールドへの候補のエモティコンのエントリは、入力フィールドにおける1つ以上のセグメントを、選択されるエモティコンに置換することを伴い得る。
【0061】
図4は、いくつかの実施の形態に従った、クライアントサーバアーキテクチャを使用する例示的なエモティコン提案システム400のブロック図である。エモティコン提案システム400は、エモティコン提案クライアント402およびエモティコン提案サーバ420を含み得る。いくつかの実施の形態では、エモティコン提案クライアント402は、図7に記載されるデジタルデバイスまたは図1に記載されるコンピューティングデバイス(すなわちタブレットコンピューティングデバイス104、スマートフォンコンピューティングデバイス108およびデスクトップコンピューティングデバイス112)と同様であり得、エモティコン提案サーバ420は、図7に記載されるデジタルデバイスまたは図1に記載されたエモティコン提案サーバ116と同様であり得る。エモティコン提案クライアント402およびエモティコン提案サーバ420は、通信ネットワーク418上で互いに通信し得る。
【0062】
エモティコン提案クライアント402は、表示モジュール404、入力モジュール406、セグメント分析モジュール408、エモティコン検索モジュール410、ローカルのエモティコンデータストア412、エモティコン提案モジュール414、およびエモティコン選択モジュール416を含み得る。エモティコン提案サーバ420は、エモティコン検索エンジン422と、リモートのエモティコンデータストア424とを含み得る。
【0063】
エモティコン提案クライアント402では、表示モジュール404は、ユーザが入力モジュール406を使用して、1つ以上のセグメント、文字エモティコンまたはグラフィカ
ルエモティコンを入力し得る入力フィールドを表示し得る。典型的には、セグメントおよびエモティコンは、入力フィールドに入力されると、入力フィールドに現われる。当該入力フィールドにより、表示モジュール404は、入力フィールドに入力カーソルを表示し得る。入力フィールドでは、入力カーソルは、ユーザの文字入力が次にどこに入力されるか、またはエモティコンが次にどこに入力されるかを示す。
【0064】
さまざまな実施の形態は、たとえば、入力フィールドにおける入力カーソルの現在位置、入力の現在のセグメント内容、ユーザに関連する情報、受信者に関連する情報、ユーザプレファレンス、またはそれらの何らかの組合せを含む多くの要因に基づき、エモティコンを提案し得る。ひとたび識別された候補のエモティコンは、表示モジュール404を介してユーザに提案され得る。具体的には、表示モジュール404は、ユーザの選択のために、入力フィールドにおける入力カーソルの現在位置またはその現在位置の近くに候補のエモティコンを表示し得る。実施の形態に依存して、表示モジュール404は、コールアウトボックスを介して、入力フィールドまたはその入力フィールドの近くに候補のエモティコンを表示し得る。
【0065】
表示モジュール404によって、デジタルデバイスは、デジタルデバイスからのすべてのグラフィカル出力を表示し得る。いくつかの実施の形態では、表示モジュール404は、グラフィカルユーザインターフェイス(GUI)の一部として、入力フィールドを表示し得る。実施の形態に依存して、入力フィールドは、デジタルデバイス上で動作するアプリケーションのグラフィカルコンポーネントか、またはデジタルデバイス上で動作するアプリケーションを通じて閲覧可能もしくは編集可能である文書のグラフィカル表現であり得る。入力フィールドは、実施の形態ごとに、タイプおよびサイズが変動し得るということが当業者によって理解されるであろう。
【0066】
入力モジュール406は、ユーザから文字入力を受け取り、受け取られた文字入力を入力フィールドに入力し得る。文字入力が入力フィールドに入力されると、表示モジュール404は、当該文字入力で入力フィールドを更新し得る。さらに、入力モジュール406は、さまざまな実施の形態に従って提案されるエモティコンについてエントリ選択をさらに受け取り得る。一般に、選択の際、選択されるエモティコンは、入力フィールドにおける入力カーソルの現在位置に挿入され得る。本願明細書において示されるように、入力モジュールは、デジタルデバイスに外部から結合されるかもしくはデジタルデバイスに物理的に埋め込まれた物理的な入力装置か、または表示モジュール404によってユーザに提供され得るオンスクリーンキーボードのような仮想入力装置を含み得る。さまざまな実施の形態において、仮想入力装置が使用される場合、このような仮想入力装置は、セグメントが入力される入力フィールドまたはその入力フィールドの近くに表示され得る。
【0067】
いくつかの実施の形態の場合、提案されるエモティコンは、入力モジュール406を通じてユーザに提示され得る。たとえば、入力モジュール406が物理的なキーボードを含む場合、物理的なキーボードは、物理的なキーボードを通じて、提案されるエモティコンを表示するように構成され得る。いくつかの実施の形態の場合、物理的なキーボードは、埋め込まれたディスプレイ(たとえばLCDボタン)を含むキーまたはボタンによってか、または物理的なキーボードの表面(たとえばキーボードの頂部)上に埋め込まれたディスプレイによって、提案されるエモティコンを表示し得る。提案されるエモティコンは、物理的なキーボードを通じてカラーまたはグレイスケールで表示され得る。提案されるエモティコンが物理的なキーボードを通じて表示される際、ユーザは、物理的なキーボードのキーまたはボタンを通じて、それらの提案されるエモティコンの1つ以上を選択し得る。
【0068】
いくつかの実施の形態では、入力モジュール406がオンスクリーンキーボードを含む
場合、オンスクリーンキーボードの外観は、提案されるエモティコンをオンスクリーンキーボードを通じて表示するよう再構成され得る。たとえば、オンスクリーンキーボードの外観は、オンスクリーンキーボードのあるボタンが提案されるエモティコンボタンに置換されるように、またはオンスクリーンキーボードが付加的な提案されるエモティコンボタンで増強されるように、再構成され得る。提案されるエモティコンボタンは、ひとたびオンスクリーンキーボードを通じて提示されると、1つ以上の提案されるエモティコンから選択するようユーザによって使用され得る。
【0069】
セグメント分析モジュール408は、入力フィールドに存在する1つ以上のセグメントを分析し得、分析されたセグメントについてコンテキストを決定し得る。本願明細書に記載されるように、セグメント分析モジュール408によって決定されたコンテキストは、ユーザに提案される候補のエモティコンを識別する際に、その後用いられ得る。さまざまな実施の形態では、入力フィールドにおけるセグメントのコンテキストを決定する際に、セグメント分析モジュール408はまず、入力フィールドにおける対象のセグメントを識別し、その後、それらの対象のセグメントのみを分析し得る。
【0070】
いくつかの実施の形態では、セグメント分析モジュール408は、対象のセグメントを識別する際、入力フィールドに現在存在するセグメントの構文分析を行い得る。さらに、セグメント分析モジュール408は、対象のセグメント識別プロセスをガイドする条件付きまたは非条件付きルールに基づき、対象のセグメントを識別し得る。
【0071】
対象の1つ以上のセグメントのコンテキストを決定するよう、セグメント分析モジュール408は、入力フィールドに存在する対象のセグメントを意味分析し得る。対象の1つ以上のセグメントのコンテキストを分析する際、セグメント分析モジュール408は、対象のセグメントのサブテキストまたは意味を決定し得る。対象のセグメントのサブテキストは、当該対象のセグメントについて気分または感情を識別し得る。対象のセグメントについて識別されたサブテキストまたは意味に基づき、エモティコン提案システム400は、提案のために1つ以上の候補のエモティコンを識別し得る。
【0072】
なお、いくつかの実施の形態の場合、セグメント分析モジュール408は、ユーザが入力モジュール408を使用して文字またはエモティコンを入力フィールドに加えるか、または入力フィールドから文字またはエモティコンを取り除く際に、リアルタイムもしくはほぼリアルタイムで、対象のセグメントを識別および分析し得る。
【0073】
エモティコン検索モジュール410は、対象のセグメントの識別されたコンテキスト(たとえばサブテキストまたは意味)に基づき、1つ以上の候補のエモティコンを検索し得る。いくつかの実施の形態では、1つ以上の特定のコンテキストに関連付けられる1つ以上の候補のエモティコンを検索する際、エモティコン検索モジュール410は、ローカルのエモティコンデータストア412にアクセスし得る。
【0074】
実施の形態に依存して、ローカルのエモティコンデータストア412は、ユーザがカスタマイズしたエモティコン、ユーザのお気に入りもしくはユーザが好むエモティコン、ローカルのエモティコン上に格納されたエモティコンとコンテキスト(たとえばサブテキストまたは意味)との間の関連性、エモティコンの識別および提案に関してのユーザプレファレンス、ユーザに関連する情報、または受信者に関連する情報を格納し得る。さらに、ローカルのエモティコンデータストア412は、以前に提案されるエモティコンまたは以前にユーザが選択した提案されるエモティコンをローカルにキャッシュするよう用いられ得る。
【0075】
いくつかの実施の形態では、エモティコン検索モジュール410は、エモティコン提案
サーバ420を用いて、候補のエモティコンを検索してエモティコン提案クライアント402に提供する。たとえば、エモティコン提案サーバ420は、リモートのエモティコンデータストア424上の候補のエモティコンを検索し、得られた候補のエモティコンをエモティコン提案クライアント402上のエモティコン検索モジュール410に提供し得る。エモティコン提案サーバ420は、エモティコン検索エンジン422を使用して、リモートのエモティコンデータストア424上の候補のエモティコンを検索すること、リモートのエモティコンデータストア424から候補のエモティコンを抽出すること、およびエモティコン検索モジュール410に候補のエモティコンを提供することとを行う。
【0076】
リモートのエモティコンデータストア424は、エモティコン提案クライアント402への提案に利用可能であるエモティコンのライブラリを含み得る。リモートのエモティコンデータストア424はさらに、ライブラリにおけるエモティコンとコンテキストとの間の関連性を含み得る。ある実施の形態の場合、上記関連性は、コンテキストとの、ライブラリにおけるエモティコンのうち所与のエモティコンの統計的な使用を含む。一般に、このような統計的な使用は、エモティコンとコンテキストとの間の関連性の強さを反映し得る。
【0077】
本願明細書に示されるように、リモートのエモティコンデータストア424上に格納されたエモティコンは、文字エモティコン、グラフィカルエモティコン、グラフィカルにアニメーション化されたエモティコン、および音を伴ったエモティコンを含み得る。いくつかの実施の形態の場合、リモートのエモティコンデータストア424はさらに、提案に好適なエモティコンを識別する際に、実施の形態において用いられ得るユーザプレファレンス、ユーザ情報、または受信者情報を含み得る。当業者は、さまざまなエモティコンライブラリおよびエモティコンとコンテキストとの間のさまざまな関連性は、リモートのエモティコンデータストア424上に格納され得るということを理解するであろう。
【0078】
エモティコン提案モジュール414は、対象のセグメントの識別されたコンテキストに基づいて特定された1つ以上の候補のエモティコンを受け取り、選択のためにユーザに当該1つ以上の候補のエモティコンを提示し得る。本願明細書に示されるように、いくつかの実施の形態において、エモティコン提案モジュール414は、エントリ選択のために1つ以上の候補のエモティコンを、入力フィールドにおける入力カーソルの現在位置またはその現在位置の近くに表示するよう表示モジュール414を使用し得る。本願明細書において示されるように、さまざまな実施の形態では、エモティコン提案モジュール414は、物理的な入力装置または仮想入力装置を通じて、エントリ選択のために1つ以上の候補のエモティコンを表示するよう入力モジュール406を使用し得る。
【0079】
エモティコン選択モジュール416は、ユーザに提案された1つ以上の候補のエモティコンについてエントリ選択をユーザから受け取り得る。特定の実施の形態において、エモティコン選択モジュール416は、入力モジュール404を通じて1つ以上の候補のエモティコンについてエントリ選択を受け取り得、エモティコン選択モジュール416は、入力フィールドに1つ以上の選択されるエモティコンを入力し得る。エモティコン選択モジュール416は、入力カーソルの現在位置に、1つ以上の選択されるエモティコンを入力し得る。さらに、エモティコン選択モジュール416は、入力フィールド内のセグメントまたは対象のセグメントを1つ以上の選択されるエモティコンに置換することによって、入力フィールドに1つ以上の選択されるエモティコンを入力し得る。いくつかの実施の形態では、モジュール416があるガイドラインに基づいて、提案されるエモティコンを自動選択するように、エモティコン選択モジュール416を(たとえばユーザプレファレンスを使用して)ユーザが設定することを可能にする。たとえば、ユーザは、エモティコンの提案がなされると、第1の提案されたエモティコンが選択されるように、エモティコン選択モジュール416を構成し得る。
【0080】
いくつかの実施の形態では、エモティコンとコンテキストとの間の関連性がこのようなコンテキストとのこのようなエモティコンの統計的な使用を含む場合、エモティコン選択モジュール416は、ユーザから受け取られたエントリ選択に基づいて、統計的使用情報を更新し得る。特に、エモティコン選択モジュール416は、所与のコンテキストについての1つ以上の候補のエモティコンのエントリ選択を受け取り、選択された候補のエモティコンとそれらの使用のそれぞれのコンテキストの間で、格納された統計的使用情報を更新し得る。
【0081】
実施の形態に依存して、エモティコン選択モジュール416は、ローカルのエモティコンデータストア412上またはリモートのエモティコンデータストア424上の統計的使用情報を更新し得る。たとえば、エモティコン選択モジュール416を通じて選択された1つ以上の候補のエモティコンがエモティコン提案サーバ420から提供された場合、それらの候補のエモティコンについての統計的使用情報は、リモートのエモティコンデータストア424上で更新されることになる。別の例では、エモティコン選択モジュール416を通じて選択された1つ以上の候補のエモティコンがローカルのエモティコンデータストア412から提供された場合、それらの候補のエモティコンについての統計的使用情報は、ローカルのエモティコンデータストア412上で更新されることになる。
【0082】
図5は、メッセージングアプリケーションのユーザインターフェイス500を示す。当該メッセージングアプリケーションはある実施の形態を利用する。いくつかの実施の形態では、ユーザは、ユーザインターフェイス500を用いて、オンラインチャット上で他のユーザから受け取られたメッセージを受け取ってレビューするとともに、オンラインチャット上で他のユーザへのメッセージを作成および送信し得る。メッセージングアプリケーションは、インスタントメッセージングシステム上のクライアントであり得、メッセージングアプリケーションは、スマートフォンコンピューティングデバイスまたはラップトップといった、ユーザにローカルなデジタルデバイス上で動作している。インスタントメッセージングシステムは、サーバのような別のデジタルデバイス上で動作し得、メッセージングアプリケーションはインスタントメッセージングシステムとインターフェイス接続する。実施の形態に依存して、メッセージングアプリケーションは、スタンドアロンアプリケーションとしてか、またはウェブブラウザを通じて動作するアプレット、プラグインもしくはスクリプトとしてデジタルデバイス上で動作し得る。
【0083】
メッセージングアプリケーションのユーザインターフェイス500は、会話ペイン502、メッセージ入力フィールド504、および送信ボタン514を含み得る。いくつかの実施の形態については、会話ペイン502は、オンラインチャットに提出されたメッセージを含み得る。そのため、会話ペイン502は、他人からオンラインチャットに提出されたメッセージと、ユーザインターフェイス500を通じてユーザによって提出されたメッセージとを含み得る。ユーザは、メッセージ入力フィールド504を使用して、オンラインチャットへメッセージを提出し得る。特に、ユーザは、オンラインチャットにメッセージを提出することをユーザが所望がする場合に、メッセージ入力フィールド504へメッセージを入力し、送信ボタン514を押し得る。
【0084】
メッセージ入力フィールド504は、オンラインチャットへの提出のためにユーザによって準備されたメッセージを含み得、当該メッセージを受け取るように構成され得る。メッセージ入力フィールド504は、ユーザから1つ以上のセグメントを受け取り得るか、または、いくつかの実施の形態に従って入力された1つ以上のエモティコンを受け取り得る。メッセージ入力フィールド504はさらに入力カーソル516を含み得る。
【0085】
ユーザがメッセージ入力フィールド504におけるメッセージを準備する際、さまざま
な実施の形態は、入力カーソル516の現在位置での入力のためにエモティコンを提案し得る。たとえば、ユーザがメッセージ入力フィールド504に「とても楽しかった」と書いた場合、実施の形態は、「とても楽し」を記載する対象のセグメント512の実施の形態の分析に基づき、入力フィールド504へのエントリのために「笑顔」のグラフィカルエモティコン510を提案し得る。実施の形態は、「笑顔」のグラフィカルエモティコン510と、対象のセグメント512のコンテキストとの間の関連性に基づいて、「笑顔」のグラフィカルエモティコン510を提案し得る。ひとたびユーザが「笑顔」のグラフィカルエモティコン510を選択すると、実施の形態は、メッセージ入力フィールド504に「笑顔」のグラフィカルエモティコン510を入力し得る。
【0086】
同様に、ユーザが「ありがとう、あなたの町を案内してくれて」とメッセージ入力フィールド504に書く場合、実施の形態は、対象のセグメント514のコンテキスト分析に基づいて、複数のグラフィカルエモティコン506を提案し得る。本願明細書において示されるように、実施の形態は、入力カーソル516の現在位置またはその現在位置の近くに位置決めされたコールアウトボックス508にグラフィカルエモティコン506を表示することによって、提案されたグラフィカルエモティコン506を提示し得る。「あなたの町」と記載する対象のセグメント514の分析に基づいて、実施の形態は、町に関するグラフィカルエモティコン506を提案し得る。
【0087】
図6は、メッセージングアプリケーションのユーザインターフェイス600を示す。当該メッセージングアプリケーションはある実施の形態を利用する。図5と同様に、ユーザは、ユーザインターフェイス600を用いて、オンラインチャット上で他のユーザから受け取られたメッセージを受け取ってレビューするとともに、オンラインチャット上で他のユーザへのメッセージを作成および送信し得る。メッセージングアプリケーションは、インスタントメッセージングシステム上のクライアントであり得、メッセージングアプリケーションは、スマートフォンコンピューティングデバイスまたはラップトップといった、ユーザにローカルなデジタルデバイス上で動作している。インスタントメッセージングシステムは、サーバのような別のデジタルデバイス上で動作し得、メッセージングアプリケーションはインスタントメッセージングシステムとインターフェイス接続する。実施の形態に依存して、メッセージングアプリケーションは、スタンドアロンアプリケーションとしてか、またはウェブブラウザを通じて動作するアプレット、プラグインもしくはスクリプトとしてデジタルデバイス上で動作し得る。
【0088】
メッセージングアプリケーションのユーザインターフェイス600は、会話ペイン602、メッセージ入力フィールド604、オンスクリーンキーボード606、および送信ボタン616を含み得る。いくつかの実施の形態の場合、会話ペイン602は、ユーザインターフェイス600を通じてユーザによって提出されたメッセージを含む、オンラインチャットに提出されたメッセージを含み得る。ユーザは、メッセージ入力フィールド604を使用して、オンラインチャットへメッセージを提出し得る。具体的には、ユーザは、オンラインチャットにメッセージを提出することをユーザが所望がする場合に、オンスクリーンキーボード606を用いてメッセージ入力フィールド604へメッセージを入力し、送信ボタン616を押し得る。
【0089】
メッセージ入力フィールド604は、オンラインチャットへの提出のためにユーザによって準備されたメッセージを含み得、当該メッセージを受け取るように構成され得る。メッセージ入力フィールド604は、ユーザからオンスクリーンキーボード606を通じて1つ以上のセグメントを受け取り得るか、またはオンスクリーンキーボード606を通じて選択される1つ以上のエモティコンを受け取り得る。メッセージ入力フィールド604はさらに入力カーソル610を含み得る。
【0090】
オンスクリーンキーボード606は、QWERTYキーボードと、(たとえば使用されていない場合に)視界からオンスクリーンキーボード606を隠すボタン624と、エモティコンメニュー622とを含み得る。エモティコンメニュー622を通じて、ユーザは、入力カーソル610の現在位置にて、メッセージ入力フィールド604へのエントリのために1つ以上のエモティコンを選択し得る。エモティコンメニュー622は、デフォルトのエモティコンライブラリまたは実施の形態によって提案されるエモティコンのセレクションからのエモティコンを含み得る。左の選択ボタン618および右の選択ボタン620により、ユーザは、エモティコンメニュー622を通じてエントリ選択に利用可能であるエモティコンをスクロールおよびブラウズすることが可能になる。
【0091】
ユーザがメッセージ入力フィールド604においてメッセージを準備する際、さまざまな実施の形態が、入力カーソル610の現在位置へのエントリのためにエモティコンを提案し得る。たとえば、ユーザがメッセージ入力フィールド604に「思いもしなかった、あのフットボール」と書いた場合、実施の形態は、「フットボール」を記載する対象のセグメント612の実施の形態の分析に基づき、入力フィールド604へのエントリのために「フットボール」のグラフィカルエモティコン614を提案し得る。実施の形態は、「フットボール」のグラフィカルエモティコン614と、対象のセグメント512のコンテキストとの間の関連性に基づいて、「フットボール」のグラフィカルエモティコン614を提案し得る。ひとたびユーザが「フットボール」のグラフィカルエモティコン614を選択すると、実施の形態は、メッセージ入力フィールド604に「フットボール」のグラフィカルエモティコン614を入力し得る。
【0092】
同様に、ユーザがメッセージ入力フィールド604に「50ヤードのフィールドゴール」と書くと、実施の形態は、対象のセグメント608のコンテキスト分析に基づき、複数の「フィールドゴール」のグラフィカルエモティコンを提案し得る。特に、実施の形態は、オンスクリーンキーボード606の一部として表示され得るエモティコンメニュー622にグラフィカルエモティコンを表示することによって、エントリ選択のために「フィールドゴール」のグラフィカルエモティコンを提示し得る。
【0093】
図7は、例示的なデジタルデバイス700のブロック図である。デジタルデバイス700は、通信可能にバス714に結合されたプロセッサ702、メモリシステム704、ストレージシステム706、通信ネットワークインターフェイス708、I/Oインターフェイス710、および表示インターフェイス712を含む。プロセッサ702は、実行可能な命令(たとえばプログラム)を実行するように構成される。いくつかの実施の形態では、プロセッサ702は、実行可能な命令を処理することができる回路網または任意のプロセッサを含む。
【0094】
メモリシステム704は、データを格納するように構成される任意のメモリである。メモリシステム704のいくつかの例は、RAMまたはROMのようなストレージデバイスである。メモリシステム704は、RAMキャッシュを含み得る。さまざまな実施の形態では、データはメモリシステム704内に格納される。メモリシステム704内のデータは、消去されるかまたはストレージシステム706に最終的に転送され得る。
【0095】
ストレージシステム706は、データを抽出および格納するように構成された任意の一時的でないストレージである。ストレージシステム706のいくつかの例は、フラッシュドライブ、ハードドライブ、光学ドライブおよび/または磁気テープである。いくつかの実施の形態では、デジタルデバイス700は、RAMの形態にあるメモリシステム704と、フラッシュデータの形態にあるストレージシステム706とを含む。メモリシステム704およびストレージシステム706の両方は、プロセッサ702を含むコンピュータプロセッサによって実行可能である命令またはプログラムを格納し得るコンピュータ可読
媒体を含む。
【0096】
通信ネットワークインターフェイス(com.ネットワークインターフェイス)708は、リンク716を介してネットワーク(たとえば通信ネットワーク110)に結合され得る。通信ネットワークインターフェイス708は、たとえばイーサネット(登録商標)接続、シリアル接続、パラレル接続、またはATA接続上の通信をサポートし得る。通信ネットワークインターフェイス708はさらに、無線通信(たとえば802.11 alb/gin、WiMax)をサポートし得る。通信ネットワークインターフェイス708は、多くの有線規格および無線規格をサポートし得るということは当業者に明らかであろう。
【0097】
随意の入出力(I/O)インターフェイス710は、ユーザから入力を受け取るとともにデータを出力する任意の装置である。随意の表示インターフェイス712は、ディスプレイにグラフィックスおよびデータを出力するように構成される任意の装置である。一例では、表示インターフェイス712は、グラフィックスアダプタである。すべてのデジタルデバイス700が、I/Oインターフェイス710または表示インターフェイス712のいずれかを含むわけではないということが理解されるであろう。
【0098】
デジタルデバイス700のハードウェア要素は、図7に示されたものに限定されないということが当業者によって理解されるであろう。デジタルデバイス700は、示されたものよりも多いまたは少ないハードウェア要素を含んでもよい。さらに、ハードウェア要素は、機能性を共有してもよく、それでも、本願明細書で記載されるさまざまな実施の形態の内にある。一例では、エンコーディングおよび/またはデコーディングが、プロセッサ702および/またはGPU(Le., Nvidia)に配置されるコプロセッサによって行なわ
れてもよい。
【0099】
上記の機能およびコンポーネントは、コンピュータ可読媒体のような記憶媒体上に格納される命令で構成され得る。命令は、プロセッサによって抽出および実行され得る。命令のいくつかの例は、ソフトウェア、プログラムコードおよびファームウェアである。記憶媒体のいくつかの例は、メモリデバイス、テープ、ディスク、集積回路およびサーバである。命令は、プロセッサによって実行された際には、プロセッサに指示していくつかの実施の形態に従って動作させる動作状態である。当業者は、命令、プロセッサおよび記憶媒体に精通している。
【0100】
さまざまな実施の形態が、例として本願明細書において記載されている。さまざまな修正例がなされ得るとともに、他の実施の形態が本発明のより広い範囲から逸脱することなく使用され得るということは当業者に明らかであろう。したがって、例示的な実施の形態に対するこれらおよび他の変形例は、本発明によってカバーされるように意図される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7