(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0012】
最初に、本明細書で利用する用語について説明する。「口コミ」とは、店、商品、サービスといった対象物に対する評価、感想などの任意の情報である。また、「投稿」とは、SNSや口コミサイト上に口コミを掲示させることである。
【0013】
なお、本明細書では、クレジットカードによる決済の場合を説明するが、本発明は、プリペイドカードなどの任意の決済に適用することができる。また、本明細書では、顧客が実店舗にて代金を支払う場合を説明するが、本発明は、インターネット上のオンラインショップで代金を支払う場合にも適用することができる。また、本明細書では、SNSおよび口コミサイトに投稿する場合を説明するが、本発明は、ブログなどの任意のインターネットサービスに適用することができる。
【0014】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。
【0015】
図1は、本発明の一実施形態にかかる口コミ促進支援システム110を含む全体の概要図である。全体の概要図には、口コミ促進支援システム110、加盟店端末120、口コミ投稿サーバ130、顧客端末140が含まれている。クレジットカードの会員である顧客が、加盟店端末120が設置された加盟店でクレジットカードによる決済を行ったとする。そうすると、顧客は、自分の顧客端末140を用いて、口コミ投稿サーバ130(例えば、SNSサーバ131や口コミサイトサーバ132)が提供するインターネットサービス上で、その加盟店についての口コミを投稿することができる。以下、それぞれについて説明する。
【0016】
加盟店端末120は、クレジットカードによる決済を行うための端末である。具体的には、加盟店端末120は、口コミ促進支援システム110へ、顧客のクレジットカードの利用情報(以下、「カード利用情報」とも言う)を送信することができる。カード利用情報には、クレジットカードを利用した顧客の識別子(クレジットカード番号など)、クレジットカードが利用された加盟店(つまりは、加盟店端末120が設置されている加盟店)を特定するための情報、クレジットカードの利用日や利用金額の情報などが含まれうる。
【0017】
口コミ投稿サーバ130は、顧客が投稿した口コミを掲示することができるインターネットサービスを提供するサーバである。例えば、口コミ投稿サーバ130は、SNSを提供するSNSサーバ131、口コミサイトを提供する口コミサイトサーバ132である。具体的には、口コミ投稿サーバ130は、顧客端末140からの口コミを、口コミ促進支援システム110を経由して受信することができる。
【0018】
顧客端末140は、クレジットカードの会員である顧客のスマートフォンなどの端末である。顧客は、顧客端末140を用いて、口コミ促進支援システム110経由で、口コミ投稿サーバ130へ口コミを投稿することができる。
【0019】
口コミ促進支援システム110は、クレジットカードの会員である顧客が、加盟店端末120が設置された加盟店でクレジットカードによる決済を行うと、自分の顧客端末140を用いて、口コミ投稿サーバ130が提供するインターネットサービス上で、その加盟店についての口コミを投稿することを可能にするシステムである。口コミ促進支援システム110は、クレジットカード会社のクレジットカードの決済を管理するシステム内に設置されるか、または、クレジットカード会社のクレジットカードの決済を管理するシステムに接続されて設置される。以下、
図2を参照しながら、口コミ促進支援システム110の詳細を説明する。
【0020】
図2は、本発明の一実施形態にかかる口コミ促進支援システム110の機能ブロック図である。口コミ促進支援システム110は、利用情報取得部201、投稿可能店表示部202、ID連携部203、投稿部204、ROI測定部205、IDデータベース206を含む。口コミ促進支援システム110は、プロセッサおよびメモリを含む1または複数のコンピュータである。また、口コミ促進支援システム110は、利用情報取得部201、投稿可能店表示部202、ID連携部203、投稿部204、ROI測定部205を動作させるためのプログラム、または、後述する処理フローを実行するためのプログラム、を格納した記憶媒体を含む。
【0021】
利用情報取得部201は、加盟店端末120から、顧客のカード利用情報を受信することができる。上述したように、カード利用情報には、クレジットカードを利用した顧客の識別子(クレジットカード番号など)、クレジットカードが利用された加盟店(つまりは、加盟店端末120が設置されている加盟店)を特定するための情報、クレジットカードの利用日や利用金額の情報などが含まれうる。利用情報取得部201は、受信したカード利用情報をメモリ(図示せず)に格納することができる。
【0022】
投稿可能店表示部202は、クレジットカードを利用したことによって口コミを投稿することが可能になった加盟店(以下、投稿可能店とも言う)を顧客に対して提示することができる。例えば、投稿可能店表示部202は、クレジットカードの会員向けのサイト上で、投稿可能店を表示することができる。具体的には、投稿可能店表示部202は、利用情報取得部201が取得したカード利用情報の中から、クレジットカードの会員向けのサイトへのログイン時に入力された情報(例えば、IDとパスワード)に基づき、その顧客のカード利用情報を抽出することができる。また、投稿可能店表示部202は、抽出したカード利用情報をもとに、所定の条件を満たす加盟店をクレジットカードの会員向けのサイト上に表示することができる。所定の条件は、過去〇か月以内に利用された加盟店、1回あたり(または1か月あたり)〇円以上利用された加盟店などの任意の条件とすることができる。
【0023】
ID連携部203は、クレジットカード会社が管理しているクレジットカードの会員の識別子と、口コミ投稿サーバ130が管理している顧客の識別子と、を紐付けて管理することができる。例えば、ID連携部203は、クレジットカードの会員向けのサイトのIDと、SNSサーバ131が提供するSNSや口コミサイトサーバ132が提供する口コミサイトのアカウントと、を紐付けて管理することができる。以下、連携例1と連携例2を説明する。
【0024】
<連携例1>
連携例1では、ID連携部203は、顧客端末140から、SNSや口コミサイトを特定するための情報と、そのSNSや口コミサイトのアカウントの情報とを受信することができる。ID連携部203は、受信したアカウントと、その顧客のクレジットカードの会員向けのサイトのIDとを紐付けて、IDデータベース206に格納することができる。
【0025】
<連携例2>
連携例2では、顧客端末140が、クレジットカードの会員向けのサイトのIDとSNSや口コミサイトのアカウントとを紐付けてもよいという許可を、SNSサーバ131や口コミサイトサーバ132へ送信する。ID連携部203は、許可されたことをSNSサーバ131や口コミサイトサーバ132から通知されると、クレジットカードの会員向けのサイトのIDとSNSや口コミサイトのアカウントとを紐付けて、IDデータベース206に格納することができる。
【0026】
IDデータベース206は、クレジットカード会社が管理しているクレジットカードの会員の識別子と、口コミ投稿サーバ130が管理している顧客の識別子と、が紐付けて格納されているデータベースである。例えば、
図3に示されるように、IDデータベース206には、クレジットカードの会員向けのサイトのIDごとに、紐付けられているSNSや口コミサイトのアカウント1〜5が格納される。
【0027】
投稿部204は、口コミ投稿サーバ130が提供するインターネットサービス上で顧客が口コミを投稿することを可能にする。例えば、投稿部204は、投稿可能店表示部202がクレジットカードの会員向けのサイト上に表示した投稿可能店のうち顧客端末140によって選択された加盟店の口コミを、顧客端末140によって選択されたSNSまたは口コミサイト上で投稿することを可能にする。以下、SNSの場合と、口コミサイトの場合とに分けて説明する。
【0028】
<SNS>
投稿部204は、口コミを入力するための入力欄を、顧客端末140に表示することができる。また、投稿部204は、口コミに、顧客が投稿しようとしている加盟店を表すハッシュタグ、加盟店に関わるURLを付けることができる。各加盟店は、自身を表すハッシュタグ、自身に関わるURLを事前に登録しておくことができる。投稿部204は、顧客が投稿しようとしている加盟店を表すハッシュタグを、事前に登録されたハッシュタグの中から抽出して、口コミに付けることができる。投稿部204は、口コミとハッシュタグと顧客のアカウントを口コミ投稿サーバ130へ送信することができる。このように、顧客は、入力欄に入力した口コミを、自動的に付けられたハッシュタグとともに投稿することができる。なお、投稿部204は、クレジットカードを利用した者が投稿した口コミにフラグを立てて管理することもできるし、あるいは、フラグを立てずに管理することもできる。
【0029】
<口コミサイト>
投稿部204は、クレジットカードの会員向けのサイト上で、投稿可能店の表示とともに、口コミサイト内の、その投稿可能店についての口コミを投稿するページのURL(Uniform Resource Locator)を表示することができる。各加盟店は、自身のURLを登録することができる。顧客は、URLに基づいて遷移された口コミサイト上で、加盟店についての口コミを投稿したり、その加盟店に点数を付けたりすることができる。
【0030】
以下、実際に店の商品やサービスを利用した者(つまり、クレジットカードを利用した者)による口コミを加盟店に通知する方法について説明する。
【0031】
<SNS>
投稿部204は、クレジットカードの会員向けのサイトのIDに紐付けられたSNSのアカウントによって投稿された口コミであり、かつ、加盟店が事前に登録したハッシュタグが付けられた口コミを検索して抽出することができる。投稿部204は、抽出された口コミを、口コミの対象となった加盟店のコンピュータ(図示せず)へ通知することができる。そのため、加盟店は、実際に店の商品やサービスを利用した者の感想や評価を知ることができる。さらに、口コミを閲覧する者は、特定のハッシュタグ(すなわち、加盟店が事前に登録したハッシュタグ)が付けられた口コミを、クレジットカードを利用した者による口コミとして識別することができる。
【0032】
<口コミサイト>
投稿部204は、口コミサイトサーバ132から、口コミ促進支援システム110を経由して投稿された口コミを受信することができる。投稿部204は、受信された口コミを、口コミの対象となった加盟店のコンピュータ(図示せず)へ通知することができる。そのため、加盟店は、実際に店の商品やサービスを利用した者の感想や評価を知ることができる。さらに、口コミを閲覧する者は、特定の口コミ(例えば、口コミ投稿サーバ130は、口コミ促進支援システム110を経由して投稿された口コミを表示する際に、クレジットカードを利用した者によって投稿された口コミであると明示する)を、クレジットカードを利用した者による口コミとして識別することができる。
【0033】
さらに、本発明では、悪い口コミが投稿された場合に加盟店がそれらの口コミに対処することが可能である。以下、投稿前に対処する場合と、投稿後に対処する場合とに分けて説明する。
【0034】
<投稿前の対処例>
投稿部204は、口コミの投稿の前に、顧客端末140から、顧客が投稿しようとしている加盟店のスコア(点数など)を受信することができる。投稿部204は、スコアが所定の値以上である場合には、口コミの投稿の処理を続ける。一方、スコアが所定の値よりも低い場合には、投稿部204は、口コミの対象となった加盟店のコンピュータ(図示せず)へ、顧客によって入力された(投稿前の)口コミを送信することができる。なお、顧客によって決定されたスコアに加えてあるいは代えて、口コミに対して自然言語処理を行うことによって得られた加盟店のスコア(例えば、悪いことを意味するキーワードが含まれる口コミが投稿された加盟店のスコアは低くなる)を用いるようにしてもよい。投稿部204は、加盟店のコンピュータ(図示せず)から、口コミに対する加盟店の者による返信を受信することができる。投稿部204は、口コミ投稿サーバ130へ、口コミおよび返信を送信することができる。その後、口コミ投稿サーバ130は、受信した口コミおよび返信を、顧客によって入力された口コミおよび加盟店によって入力された返信として掲示することができる。
【0035】
<投稿後の対処例>
投稿部204は、クレジットカードの会員向けのサイトのIDに紐付けられたSNSのアカウントによって投稿された口コミであり、かつ、加盟店が事前に登録したハッシュタグが付けられた口コミを検索して抽出することができる。また、投稿部204は、口コミサイトサーバ132から、口コミ促進支援システム110を経由して投稿された口コミを受信することができる。そして、投稿部204は、抽出および受信した口コミの中から、所定のキーワード(例えば、加盟店に対して悪い評価を与えていると想定される単語)が含まれた口コミを抽出することができる。また、投稿部204は、所定のキーワードが含まれた口コミを、口コミの対象となった加盟店のコンピュータ(図示せず)へ送信することができる。加盟店は、各自、口コミ投稿サーバ130が提供するインターネットサービス上で、それらの口コミに対する返信を投稿することができる。
【0036】
<投稿後の別の対処例>
投稿部204は、口コミの投稿の際に、顧客端末140から、顧客が投稿しようとしている加盟店のスコア(点数など)を受信することができる。投稿部204は、スコアの値にかかわらず、口コミの投稿の処理を続ける。ただし、投稿部204は、スコアが所定の値よりも低い場合には、口コミの対象となった加盟店のコンピュータ(図示せず)へ、顧客によって入力された(投稿済みの)口コミを送信することができる。なお、顧客によって決定されたスコアに加えてあるいは代えて、口コミに対して自然言語処理を行うことによって得られた加盟店のスコア(例えば、悪いことを意味するキーワードが含まれる口コミが投稿された加盟店のスコアは低くなる)を用いるようにしてもよい。加盟店は、各自、口コミ投稿サーバ130が提供するインターネットサービス上で、それらの口コミに対する返信を投稿することができる。
【0037】
また、本発明では、口コミの投稿のROI(投資利益率)を測定することが可能である。
図2の口コミ促進支援システム110のROI測定部205は、SNS上で顧客と友達関係にある者(以下、友達とも言う)が、その顧客が投稿した口コミを閲覧して加盟店に来店した場合には、口コミの効果があったと判断することができる。以下、友達がクレジットカードの会員である場合と、クレジットカードの会員ではない場合とに分けて説明する。
【0038】
<クレジットカードの会員である場合>
ROI測定部205は、SNSサーバ131から、口コミを投稿した顧客の友達の個人情報(名前やメールアドレスなど)を取得することができる。また、ROI測定部205は、SNSサーバ131から取得した友達の個人情報と、クレジットカード会社が保有するクレジットカードの会員の個人情報(名前やメールアドレスなど)と、利用情報取得部201が取得したカード利用情報と、に基づいて、友達が、顧客が口コミを投稿した加盟店でクレジットカードを利用したと判断することができる。この場合、ROI測定部205は、その友達は、顧客が投稿した口コミを閲覧して加盟店に来店した(つまり、口コミの効果があった)と見なすことができる。
【0039】
<クレジットカードの会員でない場合>
ROI測定部205は、SNSサーバ131から、口コミを投稿した顧客の友達の個人情報(メールアドレスなど)を取得することができる。また、ROI測定部205は、加盟店端末120から、その友達が加盟店で受領した電子化されたレシート(具体的には、その友達は、電子化されたレシートをメールにて受信する)、および、その友達のメールアドレスの情報を受信することができる。また、ROI測定部205は、SNSサーバ131から取得した友達の個人情報と、電子化されたレシートが受信されたメールアドレス(つまり、友達のメールアドレス)と、電子化されたレシートを発行した加盟店と、に基づいて、友達が、顧客が口コミを投稿した加盟店で代金を支払ったと判断することができる。この場合、ROI測定部205は、その友達は、顧客が投稿した口コミを閲覧して加盟店に来店した(つまり、口コミの効果があった)と見なすことができる。
【0040】
上記の<クレジットカードの会員である場合>、<クレジットカードの会員でない場合>において、友達が口コミを閲覧した際に画面上で所定の入力をさせる(例えば、閲覧済みのボタンを押下させる)ことによって、ROI測定部205が、友達が口コミを閲覧したという情報を収集するようにしてもよい。
【0041】
図4は、本発明の一実施形態にかかる処理の流れを示すシーケンス図である。
ステップ401(S401)において、加盟店端末120は、口コミ促進支援システム110へ、顧客のカード利用情報を送信する。
ステップ402(S402)において、口コミ促進支援システム110は、S401で受信したカード利用情報に基づいて投稿可能店を決定する。そして、口コミ促進支援システム110は、顧客端末140に対して、投稿可能店を提示する。
ステップ403(S403)において、顧客端末140は、S402で提示された投稿可能店についての口コミを、口コミ投稿サーバ130が提供するインターネットサービス上で投稿する。
【0042】
図5は、本発明の一実施形態にかかる口コミ通知(投稿前の対処)の処理フローの一例を示すフローチャートである。
ステップ501(S501)において、口コミ促進支援システム110は、顧客端末140から、顧客が投稿しようとしている加盟店のスコアを受信する。スコアが所定の値以上である場合にはステップ502へ、スコアが所定の値よりも低い場合にはステップ503へ進む。
ステップ502(S502)において、口コミ促進支援システム110は、口コミの投稿の処理を続ける。
ステップ503(S503)において、口コミ促進支援システム110は、口コミの対象となった加盟店のコンピュータ(図示せず)へ、顧客によって入力された(投稿前の)口コミを送信する。
ステップ504(S504)において、口コミ促進支援システム110は、加盟店のコンピュータ(図示せず)から、S503で送信した口コミに対する加盟店の者による返信を受信する。
ステップ505(S505)において、口コミ促進支援システム110は、口コミ投稿サーバ130へ、S503で加盟店のコンピュータ(図示せず)へ送信した口コミおよびS504で加盟店のコンピュータ(図示せず)から受信した返信を送信する。
【0043】
図6は、本発明の一実施形態にかかる口コミ通知(投稿後の対処)の処理フローの一例を示すフローチャートである。
ステップ601(S601)において、口コミ促進支援システム110は、SNSに投稿された口コミを通知するか、あるいは、口コミサイトに投稿された口コミを通知するかを決定する。SNSの場合はステップ602へ、口コミサイトの場合はステップ605へ進む。
ステップ602(S602)において、口コミ促進支援システム110は、クレジットカードの会員向けのサイトのIDに紐付けられたSNSのアカウントによって投稿された口コミであり、かつ、加盟店が事前に登録したハッシュタグが付けられた口コミを検索して抽出する。
ステップ603(S603)において、口コミ促進支援システム110は、S602で抽出した口コミの中から、所定のキーワード(例えば、加盟店に対して悪い評価を与えていると想定される単語)が含まれた口コミを抽出する。
ステップ604(S604)において、口コミ促進支援システム110は、S603で抽出した悪い口コミを、口コミの対象となった加盟店のコンピュータ(図示せず)へ送信する。
ステップ605(S605)において、口コミ促進支援システム110は、口コミサイトサーバ132から、口コミ促進支援システム110を経由して投稿された口コミを受信する。
ステップ606(S606)において、口コミ促進支援システム110は、S605で受信した口コミの中から、所定のキーワード(例えば、加盟店に対して悪い評価を与えていると想定される単語)が含まれた口コミを抽出する。
ステップ607(S607)において、口コミ促進支援システム110は、S606で抽出した悪い口コミを、口コミの対象となった加盟店のコンピュータ(図示せず)へ送信する。
その後(S604およびS607の後)、加盟店は、各自、口コミ投稿サーバ130が提供するインターネットサービス上で、それらの口コミに対する返信を投稿することができる。
【0044】
なお、口コミ促進支援システム110が、口コミを投稿した顧客に対して、所定のインセンティブ(例えば、クレジットカードの利用金額に応じて付与されるポイント等)を付与するようにしてもよい。口コミ促進支援システム110は、顧客が口コミを投稿したことを認識すると、クレジットカード会社のシステムが管理している顧客のインセンティブに加点することができる。また、口コミ促進支援システム110が、顧客が加盟店についての口コミを投稿したことを認識すると、その加盟店から所定の報酬金を受領できるようにしてもよい。口コミ促進支援システム110は、報酬金の一部または全部を顧客に付与するインセンティブの原資とすることができる。
【0045】
また、口コミ促進支援システム110は、口コミ促進支援システム110を経由して投稿された口コミの一覧を表示するようにしてもよい。例えば、口コミ促進支援システム110は、クレジットカードの会員向けのサイト上で、加盟店ごとに、顧客の口コミおよびどのSNSや口コミサイトに投稿されたかを表示することができる。口コミ促進支援システム110は、これらの口コミを顧客が検索したり絞り込んだりできるようにすることができる。
【0046】
このように、本発明では、実際に店の商品やサービスを利用した顧客が口コミを投稿するよう促進することを支援することができる。
【0047】
ここまで、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態はあくまで一例であり、本発明は上述した実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。
【0048】
また、本発明の範囲は、図示され記載された例示的な実施形態に限定されるものではなく、本発明が目的とするものと均等な効果をもたらすすべての実施形態をも含む。さらに、本発明の範囲は、各請求項により画される発明の特徴の組み合わせに限定されるものではなく、すべての開示されたそれぞれの特徴のうち特定の特徴のあらゆる所望する組み合わせによって画されうる。
【解決手段】口コミ促進支援システムは、加盟店端末からカード利用情報を取得する利用情報取得部と、前記カード利用情報に基づいて、顧客に投稿可能店を提示する投稿可能店表示部と、前記顧客が前記投稿可能店についての口コミを投稿することを可能にし、および、前記口コミを加盟店に通知する、投稿部と、を備える。