(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記縁部は、前記デバイスの長さ、前記デバイスの幅、または前記デバイスの高さのうちの少なくとも1つと比較して、小さい有効半径を有する縁部を備える、請求項3に記載のデバイス。
前記第1の縁部は、翼に取り付け可能な前記ウイングレットの根元に対して遠位の前記ウイングレットの先端に実質的により近い前記前縁部の一部分に位置付け可能である、請求項5に記載のデバイス。
前記流れ中断器は、前記ウイングレットの第1の迎え角で前記ウイングレットのよどみ領域に延在する鋭い縁部を備え、前記ウイングレットの第2の迎え角で前記よどみ領域から突出する、請求項11に記載のウイングレット。
前記前縁部の前記部分は、翼に取り付け可能な前記ウイングレットの根元に対して遠位の前記ウイングレットの先端に実質的により近い前記前縁部の一部分を備える、請求項14に記載のウイングレット。
【図面の簡単な説明】
【0007】
発明を実施するための形態は、添付の図面を参照しながら記載される。この図面では、参照番号の最左の桁(複数可)は、参照番号が最初に現れる図面を識別する。異なる図面における同じ参照番号の使用は、類似または同一品目を示す。
【0008】
【
図1】航空機の翼に取り付け可能な垂直に延在する翼端デバイス上の例示的な流れ遮断器を示す。
【
図2】例示的な流れ遮断器が取り付けられた航空機を示す。
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図3】例示的な環境下で例示的な流れ遮断器が取り付けられた航空機を示す。
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図4】例示的な流れ遮断器および翼端デバイスの断面図を示す。
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図5】例示的な荷重および応力とともに例示的な流れ遮断器が取り付けられた航空機を示す。
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図6A】例示的な環境下および流れ表現で翼端デバイスとともに例示的な流れ遮断器の断面図を示す。
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図6B】例示的な環境下および流れ表現で翼端デバイスとともに例示的な流れ遮断器の断面図を示す。
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図6C】例示的な環境下および流れ表現で翼端デバイスとともに例示的な流れ遮断器の断面図を示す。
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図6D】例示的な環境下および流れ表現で翼端デバイスとともに例示的な流れ遮断器の断面図を示す。
【
図6E】例示的な環境下および流れ表現で翼端デバイスとともに例示的な流れ遮断器の断面図を示す。
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図6F】例示的な環境下および流れ表現で翼端デバイスとともに例示的な流れ遮断器の断面図を示す。
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図7A】翼端デバイスとともに例示的な流れ遮断器の断面図を示す。
【
図7B】翼端デバイスとともに例示的な流れ遮断器の断面図を示す。
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図7C】翼端デバイスとともに例示的な流れ遮断器の断面図を示す。
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図7D】翼端デバイスとともに例示的な流れ遮断器の断面図を示す。
【
図7E】翼端デバイスとともに例示的な流れ遮断器の断面図を示す。
【
図8A】翼端デバイスとともに追加の例示的な流れ遮断器の断面図を示す。
【
図8B】翼端デバイスとともに追加の例示的な流れ遮断器の断面図を示す。
【
図8C】翼端デバイスとともに追加の例示的な流れ遮断器の断面図を示す。
【
図8D】翼端デバイスとともに追加の例示的な流れ遮断器の断面図を示す。
【
図8E】翼端デバイスとともに追加の例示的な流れ遮断器の断面図を示す。
【
図8F】翼端デバイスとともに追加の例示的な流れ遮断器の断面図を示す。
【
図8G】翼端デバイスとともに追加の例示的な流れ遮断器の断面図を示す。
【
図8H】翼端デバイスとともに追加の例示的な流れ遮断器の断面図を示す。
【
図8I】翼端デバイスとともに追加の例示的な流れ遮断器の断面図を示す。
【
図8J】翼端デバイスとともに追加の例示的な流れ遮断器の断面図を示す。
【
図8K】翼端デバイスとともに追加の例示的な流れ遮断器の断面図を示す。
【
図8L】翼端デバイスとともに追加の例示的な流れ遮断器の断面図を示す。
【
図8M】翼端デバイスとともに追加の例示的な流れ遮断器の断面図を示す。
【
図8N】翼端デバイスとともに追加の例示的な流れ遮断器の断面図を示す。
【
図8O】翼端デバイスとともに追加の例示的な流れ遮断器の断面図を示す。
【
図8P】翼端デバイスとともに追加の例示的な流れ遮断器の断面図を示す。
【
図9A】翼端デバイス上の例示的な構成における例示的な流れ遮断器を示す。
【
図9B】翼端デバイス上の例示的な構成における例示的な流れ遮断器を示す。
【
図9C】翼端デバイス上の例示的な構成における例示的な流れ遮断器を示す。
【
図9D】翼端デバイス上の例示的な構成における例示的な流れ遮断器を示す。
【
図9E】翼端デバイス上の例示的な構成における例示的な流れ遮断器を示す。
【
図9F】翼端デバイス上の例示的な構成における例示的な流れ遮断器を示す。
【
図10】流れ遮断デバイスの動作を図解するフローチャートを示す。
【
図11】例示的な流れ遮断デバイスの揚力係数の前述のデバイスを有しない翼端デバイスと比較した例示的なプロットを示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
概要
本出願は、翼端デバイスへの横荷重によって引き起こされた力を減少させるために翼端デバイス上で使用され得る流れ分離デバイスを説明する。これらの力の減少は、航空機上の構造的応力または横断流によって引き起こされた抗力損失を減少させることができる。
【0010】
航空機は、相当な安全率とともに航空機が経験し得る静荷重および動荷重の両方を処理するように設計される。例えば、航空機は一般的に、対称的多数g操縦、非限定的な例として、2.5g操縦、ロール操縦、または横滑り操縦をもたらす突然の舵入力等の静荷重、ならびに突風または乱流によって引き起こされた荷重等の動荷重を処理するように設計される。航空機はまた、フラッタ誘導荷重を回避するように設計される。
【0011】
多くの場合、航空機の翼は、静荷重および動荷重を処理するために航空機を設計する際の限定要因である。翼は、航空機の胴体への翼の連結部に近い内側部分、ならびに翼端に近い外側部分を有することが多い。多くの場合、翼の各部分は、各部分が経験する最も高い荷重を処理するように設計される。例えば、翼の内側部分は、多数g操縦中、非限定的な例として、2.5g操縦中に最も高い荷重を経験し、結果として生じる荷重を処理するように設計される。同様に、翼の中間から外側部分への最も高い荷重は、スピードブレーキが延在するときに引き起こされることが多い。多くの場合、翼の外側先端は一般的に、ロール操縦を処理するように設計される。しかしながら、ウイングレットが存在すると、外側先端への最も高い荷重は通常、横滑り操縦または横方向の突風の間、ウイングレットへの荷重によって引き起こされる。したがって、ウイングレットを有する翼端は、横滑り操縦または横方向の突風によって引き起こされる荷重を処理するように設計される。
【0012】
しかしながら、航空機の動作の過程にわたって、横滑り操縦および横方向の突風の事象は、航空機の動作の全過程と比較するとき、頻度および継続時間が限定されることが多い。しかしながら、これらの事象を処理するのに必要とされる構造補強ならびに関連した応力および質量は、この補強がこれらの比較的稀な事象にのみ使用されるものだが、航空機の運用を通してのものである。したがって、付加構造を持つことの比較的より大きい不利のため、これらの低頻度の事象の間、翼端デバイスの効率の多少を失うことが有益であり得る。例えば、翼端デバイスは、航空機の動作の大部分にわたって名目上設計されるように動作するが、これらの限定された低頻度の事象の間、翼端デバイスの効果の一部分またはすべてを効果的に打ち消し得る。
【0013】
多くの場合、動荷重は、翼の外側部分の最大荷重に寄与する。例えば、突風または乱流に対する機体の反応は、翼およびウイングレット上の動的飛行荷重を作り出す。乱流の間、機体は、その空気力学、慣性、および剛性に応じて異なる周波数で反応することができる。これらのパラメータに対する修正は、機体がいかに乱流に反応するかを変えることができ、これは、翼によって経験される動荷重を変える。空力荷重のウイングレット誘導の増加に加えて、ウイングレット自体の重量およびその翼上の極限外側位置はまた、外側翼に対する動荷重を増加させることができる。例えば、ウイングレットが重ければ重いほど、翼が経験し得る動荷重が高くなる。
【0014】
多くの場合、航空機のフラッタ特性は、組み合わされた構造的および空気力学的相互作用が不安定または発散状態を生み出し得るときに高速で明らかになる。このような状況下では、ウイングレットを有する航空機は、ウイングレットの重量および重心(CG)および関連した構造的翼変更に敏感であることが多い。例えば、翼端の近くのさらなる重量は、翼の構造的中立軸より高いか、またはその後部のいずれかで、フラッタに悪影響を与え得る。したがって、翼端の近くの重量を減少させ、および/または翼の中立軸より高いか、もしくはその後部の領域から重量を移すことが望ましい場合がある。
【0015】
他の技術の中でも、付加構造を翼に追加すること、ウイングレットのトー角または相対迎え角を翼端で流れに適応すること、スピードブレーキの動作の範囲を制限すること、およびこれらの組み合わせを含む、様々な手法がこれらの設計の懸念に対処するために使用されてもよい。
【0016】
翼端デバイスは、様々な状況および/または様々な飛行状態で荷重を減少させるように設計または修正されてもよい。例えば、横滑り操縦中に、ウイングレットにわたる流れは、流れのさらなる横成分を含むことができる。流れのこの横成分は、ウイングレットによって経験される荷重の増加を引き起こす場合があり、そこでウイングレットにわたるこの増加した荷重は、翼におけるせん断荷重および曲げモーメントを引き起こし得る。
例示的な流れ遮断器
【0017】
図1は、航空機(図示せず)の航空機の翼104の翼端デバイス102の一部分に取り付け可能な例示的な流れ遮断器100を示す。一実施形態では、流れ遮断器100は、翼端デバイス102の前縁部108に固定して連結可能な第1の縁部106と、翼端デバイス102にかかる荷重を軽減するように構成された流れ中断器112を備える第2の縁部110とを含むことができる。翼端デバイス102は、これらに限定されないが、ウイングレット、エンドプレート、スパイロイド、分裂したウイングレット、フェンス、レーキ、スワローテール、またはこれらの組み合わせを含むことができる。翼端デバイス102は、実質的に垂直な部分114を有し得る。前縁部108は、垂直部分114の前縁部の一部分またはすべてであり得る。実質的に垂直な部分114は、翼104の端部または翼端延長部(図示せず)から直接延在することができる。加えてまたはあるいは、翼端デバイスは、ある特定の構成で実質的に垂直であり得る複数の垂直または可動表面を有し得る。加えてまたはあるいは、実質的に垂直な部分114は、翼104の上、翼104の下、またはこれらの組み合わせで延在することができる。加えてまたはあるいは、実質的に垂直な部分114は、翼104の端部から、例えば、螺旋状の翼端デバイスの外側部分の一部としてオフセットされてもよい。単に例として、
図1に示される前縁部108は、真っ直ぐであるが、前縁部108は、湾曲され、不連続であり、または別の方法で成形されてもよい。
【0018】
図1はまた、単に例として、実質的に垂直な部分114および流れ遮断器100の例示的な断面116を示す。また、単に例として、実質的に垂直な部分114から分離された流れ遮断器100の例示的な断面118が
図1に示される。
流れ遮断器を有する例示的な航空機
【0019】
図2は、航空機206の航空機の翼204の翼端デバイス202の一部分に取り付け可能な例示的な流れ遮断器200を示す。一実施形態では、流れ遮断器200は、翼端デバイス202にかかる荷重を軽減するために翼端デバイス202の前縁部208に固定して連結可能であり得る。翼端デバイス202は、実質的に垂直な部分214を有し得る。様々な実施形態では、航空機206は、翼204に連結される一次飛行制御面210、例えば、および補助翼を有し得る。様々な実施形態では、翼204は、航空機の胴体212に連結され得る。航空機はまた、垂直安定板214を有し得、垂直安定板214に連結される舵216も有し得る。加えてまたはあるいは、航空機206は、複数の垂直安定板、V字型尾部を有するか、または垂直安定板を全く有しない場合がある。
流れ遮断器を有する航空機の周囲の例示的な流れ
【0020】
図3は、航空機306の翼304に取り付けられた翼端デバイス302上に実装された例示的な流れ遮断器300を示す。限定ではなく、単に例として、
図3は、航空機306の各翼端302上の流れ遮断器300を図解する。しかしながら、流れ遮断器300はまた、航空機306の他の表面上に配置されてもよい。
【0021】
図3はまた、様々な飛行状態における航空機の態様を表す矢印を示す。例えば、矢印308は、航空機306の軸を表す。様々な実施形態では、矢印308は、航空機306の主軸、例えば、長手方向軸を表すことができる。この長手方向軸はまた、航空機306によって作り出された推力を表し得る力ベクトルと実質的に同一平面上であり得る。
【0022】
図3はまた、航空機306が様々な飛行状態で遭遇し得る様々な流れを表すような矢印310、312、および314を示す。例えば、航空機は、流体、例えば、空気を通過することができる。限定ではなく、例として、矢印310は、航空機が正常な飛行から遭遇し得る正常な対向流のベクトルを表すことができる。加えてまたはあるいは、矢印312は、航空機の長手方向軸に実質的に垂直な流れ、例えば、直交流および/または横断流のベクトルを表すことができる。様々な実施形態では、直交流成分は、突風または操縦、例えば、横滑り操縦によって引き起こされ得る。しかしながら、様々な他の環境の要素または作用は、直交流成分を引き起こし、作り出し、および/または誘導し得る。加えてまたはあるいは、矢印314は、航空機306によって経験される有効な流れのベクトルを表すことができる。限定ではなく、例として、矢印314は、矢印310および矢印312によって表される任意の通常の流れの組み合わせである流れを表し得る。加えて、図面に示される矢印は、絶対または相対振幅で拡大縮小するように描写されてもよく、または描写されなくてもよい。
【0023】
図3はまた、航空機306の流れ遮断器300および翼端デバイス302が様々な飛行状態で遭遇し得る様々な流れを表すような矢印316、318、および320を示す。限定ではなく、例として、矢印316、318、および320は、それぞれ上述されるような矢印310、312、および314と類似の流れを表すことができる。しかしながら、矢印316、318、および320は、翼304の翼端、翼端デバイス302、および/または流れ遮断器300での局所的流れを示すことができる。局所的流れは、航空機306の様々な飛行状態、ならびに様々な飛行状態における動作中に翼304の上面と下面との間の圧力差によって引き起こされる相対流れによって影響を受け得る。
流れ遮断器の周囲の例示的な流れ
【0024】
図4は、航空機の翼(図示せず)に取り付けられた翼端デバイス402の垂直部分上に実装される例示的な流れ遮断器400の断面図を示す。様々な実施形態では、流れ遮断器400および翼端デバイス402は、
図1〜3に関して記載されるものに類似し得る。
図4はまた、それぞれ、航空機が0、410および412の迎え角で、様々な飛行状態で遭遇し得る様々な流れを表すような矢印404、406、および408を示す。例えば、矢印404は、翼端デバイス402の垂直部分に対する0迎え角での流れを示す。単に例として、翼端デバイスの迎え角は、翼、例えば、航空機の水平なベースライン翼の迎え角に類似し得る。しかしながら、ベースライン翼の迎え角が航空機のピッチに関連することが多いことが当業者によって理解されよう。ここで、しかしながら、様々な実施形態は、翼端デバイスの迎え角が航空機のヨーに関連し得ることを企図する。例えば、様々な実施形態は、翼端デバイス上の迎え角が航空機の垂直安定板によって経験される迎え角に類似し得ることを企図する。
【0025】
迎え角は、航空機の様々な特徴ならびに飛行状態によって影響を受け得る。例えば、翼端での気流は、翼端デバイスの垂直部分のトー角を含むがこれに限定されない要素によって影響を受ける場合があり、これは、様々な飛行状態中に、負、正、または中立として静的に位置決めされ、ならびに、負、正、または中立に動的に位置決めされ得る。加えてまたはあるいは、飛行状態は、様々な迎え角および飛行速度での翼、ならびにフラップ、スポイラー、前縁部デバイス、制御可能な気流修正デバイスの展開を含むがこれらに限定されない翼構成、および/またはこれらの組み合わせによって生じる揚力の量を含む翼端での気流に影響を与え得る。
【0026】
加えてまたはあるいは、翼端デバイスでの局所迎え角の決定は、特別な意味合いを持たせてもよく、胴体に対して測定される有効な対向流の迎え角の単純化された測定は、翼端で経験される実際の角度の代わりと呼ばれ得る。胴体での迎え角は、オフセット、単純な計算、複素変換、またはこれらの組み合わせで直接使用され得る。単純化のために、
図4に示される矢印は、トー角が外側に正規化され、かつ翼端で局所化された流れ効果によって引き起こされた流れゆがみが無視される流れ状態を示す。
【0027】
図4はまた、ある特定の飛行状態での流れを表す矢印406を示す。矢印406は、矢印404によって図解されるような0迎え角からの迎え角410で翼端デバイス402に接近する流れを表し得る。迎え角410は、0迎え角に対して正または負であり得る。単に例として、迎え角410は、正として
図4に示される。加えてまたはあるいは、迎え角410のある角度での対向流は、揚力および推力を含む空気力学的力を誘導することができる。単に例として、流れによって作り出された揚力は、矢印414によって表される。加えてまたはあるいは、揚力の量は、翼および翼端デバイス402の形状、大きさ、および構成、速度、高度、気象条件、翼端デバイス上の流れの迎え角を含む飛行状態、付着された、剥離された、層流および/または乱流を含む流れのタイプ、ならびにまたはこれらの組み合わせに少なくとも一部基づいている。
流れ遮断器を有する航空機上の例示的な力および応力
【0028】
図5は、翼504に取り付けられた翼端デバイス502を有する例示的な航空機500を示す。
図5または、様々な飛行状態で航空機500によって経験される様々な単純化した代表的な力を例証する矢印を示す。例えば、矢印506は、様々な飛行状態で翼端デバイス502によって経験される揚力を例証する。この揚力506は、
図4に関して論述される揚力に類似し得る。加えてまたはあるいは、矢印508は、様々な飛行状態で翼504によって経験される揚力を例証する。矢印506および508によって表される揚力は、翼504および翼端デバイス502内で内部応力を引き起こし得る。例えば、矢印510は、矢印506によって表される揚力によって引き起こされた翼端デバイス502内の結果として生じるせん断力を例証する。加えてまたはあるいは、矢印512は、矢印506によって表される揚力によって引き起こされた翼端デバイス502内のモーメントを表す。加えてまたはあるいは、矢印514は、矢印508によって表される揚力ならびに翼端デバイス502から翼504に伝えられる応力によって引き起こされた翼504内の結果として生じるせん断力を例証する。加えてまたはあるいは、矢印516は、矢印508によって表される揚力ならびに翼端デバイス502から翼504に伝えられる応力によって引き起こされた翼504内のモーメントを表す。
【0029】
様々な実施形態では、
図5に図解される応力は、翼構造の設計に導き、これは、航空機の全重量それ故にその効率に影響を与えることが多い場合がある。したがって、ある特定の飛行状態である特定の位置である特定の力を選択的に減少させることは、結果として生じる応力を減少させることができ、構造の全重量を減少させることができ、航空機の効率を改善することができる。
従来のストールストリップとの例示的な相違
【0030】
従来のストールストリップは、航空機がストールに接近していることをパイロットに通知するか、または航空機の2つの翼間の非対称ストールを補正するように既知の位置(多くの場合、水平な翼の内側部分上に)で部分的ストールを開始するために航空機上で使用されることが多い。ストールの通知の例としては、胴体に対するバフェティング流によって引き起こされる航空機または飛行制御を振動させることが挙げられることが多い。この警告は、望ましくないストールを回避するためにパイロットに航空機の飛行を修正する時間を与えるように設計される。多くの場合、この通知の小さい副産物は、航空機の翼における揚力の損失である。加えて、2つの翼間の非対称ストールを補正することにより、限定された量の揚力を引き起こすことが多い。ストール内での制御に関する安全目的のために、対称的に失速する翼は、有益であり、所望のされることが多い。したがって、従来のストールストリップは従来、荷重軽減ではなく、安全目的のために使用される。
翼端デバイスおよび流れ遮断器の周囲の例示的な流れ
【0031】
図6A〜Fは、航空機の翼(図示せず)に取り付けられた翼端デバイスの例示的な垂直部分の断面図を示す。例えば、
図6A〜Cは、翼端デバイス602の垂直部分に取り付けられた例示的な流れ遮断器600を示す。加えて、
図6D〜Fは、流れ遮断器を有しない翼端デバイス604の例示的な垂直部分を示す。様々な実施形態では、流れ遮断器600および翼端デバイス602は、
図1〜5に関して記載されるものに類似し得る。
図6A〜Cはまた、それぞれ、航空機が0、610および612の迎え角での様々な飛行状態で遭遇し得る様々な流れを表すような矢印604、606、および608を示すが、
図6D〜Fは、航空機が0の迎え角620および622それぞれでの様々な飛行状態で遭遇し得る様々な流れを表すような矢印614、616、および618を示す。上述されるように、迎え角は、航空機の構成の様々な特徴ならびに飛行状態に影響を受け得る。また、上述されるように、
図6A〜Fに示される矢印は、トー角が外側に正規化され、かつ翼端で局所化された流れ効果によって引き起こされた流れゆがみが無視される流れ状態を示す。
【0032】
単に例として、迎え角に少なくとも一部に基づく流れによって作り出された揚力は、
図6A〜Fにおける矢印624、626、628、630、632、および634によってそれぞれ表される。例えば、所定の飛行状態に対して矢印606によって示される流れは、矢印626によって表される翼端デバイス602上の揚力を生じ得る。
【0033】
加えてまたはあるいは、
図6A〜Fは、翼端デバイス602および604上の選択された流れ状態を表す線を示す。例えば、
図6A〜Fは、流線636、638、640、642、644、および642をそれぞれ示す。
【0034】
様々な実施形態では、異なるタイプの流れが、流線636、638、640、642、644、および642によって表され得る。単に論述目的のために、異なるタイプの流れは、付着流、剥離流に減らされ得る。しかしながら、流れは、流れ方向ならびにスパン方向の両方で表面に沿って部分的に付着されるか、または部分的に剥離され得ることが当業者に理解されよう。
【0035】
図6Aは、矢印604によって表されるような流入が低い迎え角、例えば、ほぼ0度で翼端デバイス602に接近している飛行状態を示す。この流れは、矢印624によって表されるような揚力を翼端デバイス602上に発生させることができる。矢印624の振幅は、単に例示的な目的のためである。発生された揚力は、飛行状態、航空機、および翼端デバイス602によって使用される成形されたエアフォイルに少なくとも一部基づいて、正、負、またはごくわずかであり得る。
図6Aに示されるように、流線636は、翼端デバイス602にわたる付着流を表す。様々な実施形態は、流れ遮断器600が翼端デバイスの前縁部の近くに形成するよどみ区域内に実質的に収容されることを企図する。
【0036】
図6Dは、矢印614によって表されるような流入が低い迎え角、例えば、ほぼ0度で翼端デバイス604に接近している飛行状態を示す。この流れは、矢印630によって表されるような揚力を翼端デバイス604上に発生させることができる。矢印630の振幅は、単に例示的な目的のためである。発生された揚力は、飛行状態、航空機、および翼端デバイス604によって使用される成形されたエアフォイルに少なくとも一部基づいて、正、負、またはごくわずかであり得る。
図6Dに示されるように、流線642は、翼端デバイス604にわたる付着流を表す。
【0037】
図6Bは、矢印606によって表されるような流入が0を超える迎え角610、例えば、2〜10度、3〜7度、および/またはほぼ5度で翼端デバイス602に接近している飛行状態を示す。様々な実施形態は、流れが閾値迎え角以上で分離し得ることを企図する。例えば、
図6Bに示されるように、流線638は、翼端デバイス602にわたる分離された流れを表す。様々な実施形態は、流れ遮断器600が翼端デバイスの前縁部の近くに形成するよどみ区域内に実質的に収容されないことを企図する。様々な実施形態は、流れ遮断器600がよどみ区域から実質的に現れ、翼端デバイス602上の境界層を実質的に遮断することを企図する。この遮断は、流れを翼端デバイス602から分離または剥離させることができる。この流れは、矢印626によって表されるような揚力を翼端デバイス602上に発生させることができ、矢印626の振幅は、単に例示的な目的のためである。この効果は、ある特定の飛行状態での飛行中に失速する翼に類似し得る。
【0038】
矢印626によって表されるような発生された揚力は、飛行状態、航空機、翼端デバイス602によって使用される成形されたエアフォイル、および流れのタイプに少なくとも一部基づいてもよい。単に例示的な目的のために、
図6Bに示されるように、流れ遮断器600は、翼端デバイス602にわたる流れを遮断し、流れを剥離させることができる。この剥離流は、付着流によって発生された揚力の量と比較して翼端デバイス602によって発生された揚力の量を減少させることができる。
【0039】
図6Eは、流入が
図6Bの迎え角610に類似し得る迎え角620で矢印616によって表されるように、翼端デバイス604に接近している飛行状態を示す。
図6Eに示されるように、流線644は、翼端デバイス604にわたる付着流を表す。この流れは、矢印632によって表されるような揚力を翼端デバイス604上に発生させることができ、矢印632の振幅は、単に例示的な目的のためである。
【0040】
上述されるように、
図6Eに示されるような付着流は、
図6Bに示される剥離流より大きい揚力を発生することができる。様々な実施形態は、流れが剥離される飛行状態で経験される揚力の減少が、例えば、
図5に関して上述されるような翼端デバイスおよび翼によって経験される応力の減少を可能にし得ることを企図する。
【0041】
図6Cは、矢印608によって表されるような流入が0を超える迎え角612、例えば、10〜18度、12〜16度、および/またはほぼ14度で翼端デバイス602に接近している飛行状態を示す。
図6Cに示されるように、流線640は、翼端デバイス602にわたる分離された流れを表す。様々な実施形態は、流れ遮断器600が翼端デバイスの前縁部の近くに形成するよどみ区域内に実質的に収容されないことを企図する。様々な実施形態は、流れ遮断器600がよどみ区域から実質的に現れ、翼端デバイス602上の境界層を実質的に遮断することを企図する。この流れは、矢印628によって表されるような揚力を翼端デバイス602上に発生させることができ、矢印628の振幅は、単に例示的な目的のためである。
【0042】
矢印628によって表されるように、発生された揚力は、飛行状態、航空機、翼端デバイス602によって使用される成形されたエアフォイル、および流れのタイプに少なくとも一部基づいてもよい。単に例示的な目的のために、
図6Cに示されるように、流れ遮断器600は、翼端デバイス602にわたる流れを遮断し、流れを剥離させることができる。この剥離流は、付着流によって発生された揚力の量と比較して翼端デバイス602によって発生された揚力の量を減少させることができる。
【0043】
図6Fは、流入が
図6Cの迎え角612に類似し得る迎え角622で矢印618によって表されるように、翼端デバイス604に接近している飛行状態を示す。例えば、
図6Fに示されるように、流線646は、翼端デバイス604にわたる分離された流れを表す。この流れは、矢印634によって表されるような揚力を翼端デバイス604上に発生させることができ、矢印634の振幅は、単に例示的な目的のためである。ウイングレット等の翼端デバイスを有する様々な航空機では、流れは、約14度の迎え角で分離することができる。この分離は、飛行状態、航空機、および/または翼端デバイスに使用されるエアフォイルによって引き起こされ得る。この効果は、ある特定の飛行状態での飛行中に失速する翼に類似し得る。
【0044】
例示的な流れ遮断器
図7A〜Eは、航空機の翼の翼端デバイスの一部分に取り付け可能であるか、またはそれに組み込まれ得る流れ遮断器の例示的な断面図を示す。例えば、
図7A〜Cは、それぞれ流れ遮断器700、702、および704が翼端デバイス706、708、および710に取り付けるように構成され得ることを図解する。様々な実施形態は、流れ遮断器が正規の製造者、第三者の据付者、エンドユーザ、またはこれらの組み合わせによって翼端デバイスに取り付けられ得ることを企図する。
図7A〜Cはまた、流れ遮断器700、702、および704の様々な実施形態を図解する。例えば、流れ遮断器702は、流れ遮断器700より比較的長くてもよいが、翼端デバイス706および708の厚さに対する相対厚さ比を実質的に維持することができる。加えてまたはあるいは、流れ遮断器704は、流れ遮断器700より比較的長くてもよいが、相対形状を実質的に維持し、翼端デバイス706および710の厚さに対する異なる厚さ比を作り出すことができる。加えてまたはあるいは、流れ遮断器700、702、および704は、様々な先端の鋭さを有し得る。例えば、流れ遮断器702は、流れ遮断器700および704より比較的鋭い前縁部を有し得る。様々な実施形態は、流れ遮断器の鋭い縁部が接触する2つの隣接する側面間に実質的に小さい半径を含み得ることを企図する。加えてまたはあるいは、流れ遮断器の鋭い縁部は、90度以下で接触する隣接する側面を備え得る。加えてまたはあるいは、流れ遮断器の鋭い縁部は、45度以下で接触する隣接する側面を備え得る。加えてまたはあるいは、流れ遮断器の鋭い縁部は、30度以下で接触する隣接する側面を備え得る。加えてまたはあるいは、流れ遮断器の鋭い縁部は、15度以下で接触する隣接する側面を備え得る。
【0045】
図7Dおよび7Eは、それぞれ流れ遮断器712および714が翼端デバイス716および718に組み込まれるように構成され得ることを図解する。例えば、
図7Dおよび7Eは、それぞれ流れ遮断器712および714から翼端デバイス716および718への実質的に円滑な移行を示す。加えてまたはあるいは、この移行は、例えば、
図7Dに示されるように、流れ遮断器から翼端デバイスへの実質的に凸面であってもよい。加えてまたはあるいは、この移行は、例えば、
図7Eに示されるように、流れ遮断器から翼端デバイスへの実質的に凹面であってもよい。
【0046】
図8A〜Pは、航空機の翼の翼端デバイスの一部分に取り付け可能であるか、またはそれに組み込まれ得る流れ遮断器の例示的な断面図を示す。例えば、
図8Aは、翼端デバイス802に取り付け可能な流れ遮断器800を示す。
図8Aはまた、
図8Bに拡大され、示される領域804を示す。
図8Cは、流れ遮断器806が流れ遮断器800より短い長さを有し、かつ流れ遮断器806の前縁部で効果的により低い鋭さを有する翼端デバイス808に連結される例示的な流れ遮断器806を示す。
図8Dは、流れ遮断器810が流れ遮断器800より長い長さを有し、かつ流れ遮断器810の前縁部で効果的により高い度合いの鋭さを有する翼端デバイス812に連結される例示的な流れ遮断器810を示す。
図8Eは、流れ遮断器814が流れ遮断器800と比較して比較的凹面を有し、かつ流れ遮断器814の前縁部で効果的により高い度合いの鋭さを有する翼端デバイス816に連結される例示的な流れ遮断器814を示す。
図8Fは、流れ遮断器818が流れ遮断器818の内面と翼端デバイス812との間に実質的に中空領域を作り出し得る一実施形態を示す。加えてまたはあるいは、
図8Eは、流れ遮断器822が流れ遮断器822の内面と翼端デバイス824との間に実質的に中空領域を作り出し得る別の実施形態を示す。様々な実施形態は、中空領域が追加されたストリップの全重量を減少させ得ることを企図する。加えてまたはあるいは、中空領域は、他の標準化された材料が流れ遮断器を製造するのに使用されることを可能にし得る。
【0047】
加えてまたはあるいは、流れ遮断器は、1つの側面に対して他の側面より鋭い縁部を有するように構成されてもよい。様々な実施形態は、迎え角が正であるとき、かつ迎え角が負であるとき、流れ状態が遭遇した流れとは異なり得ることを企図する。例えば、様々な実施形態は、迎え角が例として、
図3に関して上述されるような正であるとき、応力、例として、せん断力およびモーメントが例として、
図5に関して上述されるような翼上に発生されることを企図する。様々な実施形態は、迎え角が正である状況では、応力が揚力によって発生した翼における応力と実質的に同じ方向であり得ることを企図する。これらの応力をかけることは、翼構造をある特定の設計基準または制限に到達させ得る。しかしながら、様々な実施形態は、迎え角が負であると、応力が揚力によって発生した翼における応力とは実質的に反対方向であり得ることを企図する。これらの応力をかけることは、揚力によって引き起こされた翼における応力のうちの一部を打ち消すことができ、翼構造における全応力の有益な減少をもたらすことができる。
【0048】
様々な実施形態は、正または負の迎え角のいずれかから生じる応力のこの非対称性質および効果を企図する。例えば、
図8Hは、流れ遮断器826が1つの側面にバイアスがかけられる前縁部を有する翼端デバイス828に連結される例示的な遮断器826を示す。これは、流れが1つの側面からより高い迎え角、および他の側面からより低い迎え角で分離することを可能にし得る。例えば、流れが上述されるような正の迎え角から接近している場合、流れ遮断器826の前縁部は、よどみ区域から現れ、類似の負の迎え角からより低い迎え角で流れ剥離を引き起こし得る。
図8Iは、流れ遮断器830が1つの側面にバイアスがかけられる前縁部を有する翼端デバイス832に連結される例示的な流れ遮断器830を示す。例えば、流れが上述されるような負の迎え角から接近している場合、流れ遮断器830の前縁部は、よどみ区域から現れ、類似の正の迎え角からより低い迎え角で流れ剥離を引き起こし得る。
【0049】
加えてまたはあるいは、様々な実施形態は、流れ遮断器が複数の前縁部を備え得ることを企図する。例えば、
図8Jは、流れ遮断器が2つ以上の前縁部838および840を備え得る翼端デバイス832に連結される例示的な流れ遮断器834を示す。
図8Kは、流れ遮断器842が翼端デバイス844に連結され、流れ遮断器842が少なくとも2つの前縁部を備え、流れ遮断器842が流れ遮断器834と比較して比較的凹面を有し、かつ流れ遮断器842の前縁部でより高い度合いの鋭さを効果的に有する、一実施形態を示す。
【0050】
図8Lは、流れ遮断器846が少なくとも2つの前縁部850および852を備える翼端デバイス848に流れ遮断器846が連結される一実施形態を示す。様々な実施形態は、流れ遮断器の前縁部が、異なる前縁部が異なる構成を有するように構成され得ることを企図する。例えば、前縁部850は、前縁部852と比較して、比較的より大きくてもよく、およびまたはより鋭い縁部を有し得る。上述されるように、これは、1つの側面からの所定の迎え角であるが、他の側面からの同じ迎え角ではなく、流れの分離を引き起こし得る。
図8Mは、流れ遮断器854が翼端デバイス856に連結され、流れ遮断器854が少なくとも2つの前縁部を備え、流れ遮断器854が流れ遮断器846と比較して比較的凹面を有し、かつ流れ遮断器854の前縁部でより高い度合いの鋭さを効果的に有する、一実施形態を示す。
【0051】
加えてまたはあるいは、様々な実施形態は、翼端デバイスに連結される2つ以上の流れ遮断器があり得ることを企図する。例えば、流れ遮断器858および860は、翼端デバイス862に連結され得る。流れ遮断器858および860は、形状および大きさが同じまたは実質的に類似し得るか、あるいは、それらは、大きさおよび形状が実質的に異なり得る。加えてまたはあるいは、流れ遮断器は、翼端デバイス862の前縁部上の対応する位置または異なる位置に位置し得る。
【0052】
加えてまたはあるいは、様々な実施形態は、翼端デバイス866に取り付けられた流れ遮断器864が比較的積極的な凹面および/または比較的鋭い前縁部を有し得ることを企図する。加えてまたはあるいは、様々な実施形態は、流れ遮断器868が、比較的矩形の縁部を有する実質的に鈍的前縁部を有し得、翼端デバイス870に連結され得ることを企図する。上述されるように、
図8A〜Pに示される流れ遮断器は、各々の特徴が流れ遮断器の他の特徴と組み合わせて使用され得る例示である。
例示的な流れ遮断器の構成
【0053】
図9A〜Fは、翼端デバイスに連結され得る流れ遮断器の例示的な図を示す。例えば、
図9Aは、航空機の取り付け領域904で航空機の翼(図示せず)の翼端デバイス902の一部分に取り付け可能な例示的な流れ遮断器900を示す。様々な実施形態は、流れ遮断器900が翼端デバイス902の前縁部906の一部分またはすべてを覆い得ることを企図する。加えてまたはあるいは、翼端デバイス902は、実質的に垂直な部分908を有し得る。様々な実施形態は、垂直部分908が実質的に翼の上、翼の下、またはこれらの組み合わせで延在し得ることを企図する。
【0054】
図9Bは、翼端デバイス912の一部分に取り付け可能な例示的な流れ遮断器910を示す。様々な実施形態は、流れ遮断器910が翼端デバイス912の前縁部914の一部分に連結し得ることを企図する。加えてまたはあるいは、流れ遮断器910に連結される前縁部914の部分は、翼(図示せず)に取り付け可能な翼端デバイス912の領域918に対して遠位の翼端デバイス912の端部916に実質的により近くてもよい。単に例として、翼端デバイス912は、流れ遮断器910に連結される前縁部914の部分が翼に取り付け可能なウイングレットの根元に対して遠位のウイングレットの先端に実質的により近くてもよいウイングレットを備え得る。
【0055】
図9Cは、翼端デバイス922の一部分に取り付け可能な例示的な流れ遮断器920を示す。様々な実施形態は、流れ遮断器920が翼端デバイス922の前縁部924の一部分に連結し得ることを企図する。加えてまたはあるいは、流れ遮断器920に連結される前縁部924の部分は、翼端デバイス922の端部926に対して実質的に遠位であり、翼(図示せず)に取り付け可能な翼端デバイス922の領域928に実質的により近くてもよい。
【0056】
図9D〜Fは、流れ遮断器が翼端デバイスの前縁部に沿って分割され得る例示的な実施形態を示す。例えば、
図9Dは、航空機の取り付け領域934で航空機の翼(図示せず)の翼端デバイス932の一部分に取り付け可能な例示的な流れ遮断器930を示す。様々な実施形態は、流れ遮断器930が翼端デバイス932の前縁部936の一部分またはすべてを覆い得ることを企図する。様々な実施形態は、流れ遮断器930が前縁部936に沿った断片からなり得ることを企図する。様々な実施形態は、断片が前縁部936の部分に沿って規則的または不規則に分散され得ることを企図する。加えてまたはあるいは、翼端デバイス932は、実質的に垂直な部分938を有し得る。様々な実施形態は、垂直部分938が実質的に翼の上、翼の下、またはこれらの組み合わせで延在し得ることを企図する。
【0057】
図9Eは、翼端デバイス942の一部分に取り付け可能な例示的な流れ遮断器940を示す。様々な実施形態は、流れ遮断器940が翼端デバイス942の前縁部944の一部分に連結し得ることを企図する。加えてまたはあるいは、流れ遮断器940に連結される前縁部944の部分は、翼(図示せず)に取り付け可能な翼端デバイス942の領域948に対して遠位の翼端デバイス942の端部946に実質的により近くてもよい。単に例として、翼端デバイス942は、流れ遮断器940に連結される前縁部944の部分が翼に取り付け可能なウイングレットの根元に対して遠位のウイングレットの先端に実質的により近くてもよいウイングレットを備え得る。様々な実施形態は、流れ遮断器940が前縁部944に沿った断片からなり得ることを企図する。様々な実施形態は、断片が前縁部944の部分に沿って規則的または不規則に分散され得ることを企図する。
【0058】
図9Fは、翼端デバイス952の一部分に取り付け可能な例示的な流れ遮断器950を示す。様々な実施形態は、流れ遮断器950が翼端デバイス952の前縁部954の一部分に連結し得ることを企図する。加えてまたはあるいは、流れ遮断器950に連結される前縁部954の部分は、翼端デバイス952の端部956に対して実質的に遠位であり、翼(図示せず)に取り付け可能な翼端デバイス952の領域958に実質的により近くてもよい。様々な実施形態は、流れ遮断器950が前縁部954に沿った断片からなり得ることを企図する。様々な実施形態は、断片が前縁部954の部分に沿って規則的または不規則に分散され得ることを企図する。
【0059】
加えてまたはあるいは、様々な実施形態は、流れ遮断器の形状および外形が前縁部の部分に沿って変化され得ることを企図する。例えば、流れ遮断器は、翼に取り付ける領域により近い外形よりも翼に取り付ける領域から離れて先端での閾値迎え角で境界層を中断する、より長く、より鋭い特徴を有する外形を有し得る。
例示的な方法
【0060】
図10は、流れ遮断デバイスを動作する1つの例示的な方法1000のフローチャートである。理解を容易にするために、方法1000は、
図4および6A〜Cに示される構成において記載される。しかしながら、方法1000は、このような構成を用いる性能に限定されず、他の航空機および他のタイプの翼端デバイスに適用可能であり得る。
【0061】
この特定の実装では、方法1000は、航空機が翼端デバイスへの横荷重を引き起こす翼端デバイス上の横断流を経験し得るブロック1002から開始する。様々な実施形態は、横断流成分が対向正常流れ成分と組み合わせて、迎え角で翼端デバイスに係合し得る有効な流れを発生し得ることを企図する。
【0062】
ブロック1004では、横断流は、横荷重を減少させるために翼端デバイスからの流れ分離を引き起こすように、遮断され得る。様々な実施形態は、横断流が例えば、有効な流れが閾値迎え角を超える迎え角で翼端デバイスに係合するとき、有効な流れを遮断することによって遮断され得ることを企図する。加えてまたはあるいは、分離された流れは、流れが翼端デバイスに付着された場合、流れによって加えられる揚力未満のレベルまで翼端デバイス上の流れによって加えられた揚力を減少させ得る。
【0063】
ブロック1006では、流れは、横断流が弱まった後、翼端デバイスに再付着され得る。加えてまたはあるいは、流れは、横断流がまだ0を超え得るが、有効な流れが閾値迎え角未満の迎え角で翼端デバイスに係合し得るように横断流が十分に低くあり得る点で再付着し得る。
【0064】
様々な実施形態は、横断流が遭遇し、そこから出る際に本方法が繰り返され得ることを企図する。
【0065】
例示的な揚力係数
図11は、翼端デバイスの迎え角(β)に対する2つの翼端デバイス、例えば、ウイングレットの揚力係数のプロット1100の例示的としての例を示す。例えば、線1102は、所定の構成の翼端デバイスのβの関数としてCLの例示的な傾斜を示す。様々な実施形態は、他の特徴の中でも、所定の構成が所定のエアフォイル、平面図、曲線、トー角を有し得ることを企図する。境界層遮断デバイスを有しない所定の構成の翼端デバイスは、翼端デバイスによって発生した揚力が減少を開始する点まで迎え角が増加した閾値β1104に到達し、その後、線1106が示すように下落することをことができる。翼端デバイスは、流れが翼端デバイスから分離する前に、CL
max1108を経験し得る。
【0066】
図11はまた、境界層遮断デバイスを有する所定の構成の翼端デバイスのβの関数としてCLの線1102の例示的な傾斜を示す。様々な実施形態は、境界層遮断デバイス自体を除いて、所定の構成が境界層遮断デバイスを有する翼端デバイスおよび境界層遮断デバイスを有しない翼端デバイスに対して実質的に同じであり得ることを企図する。様々な実施形態は、境界層遮断デバイスによって、境界層遮断デバイスを有する所定の構成の翼端デバイスが、翼端デバイスによって発生した揚力が減少を開始する点まで迎え角が増加した閾値β1110に到達し、その後、線1112を示すように下落し得ることを企図する。翼端デバイスは、流れが翼端デバイスから分離する前に、CLmax1114を経験し得る。
【0067】
単に例として、様々な実施形態は、境界層遮断デバイス、例えば、流れ遮断器100を有する翼端デバイスが境界層遮断デバイスを有しない翼端デバイスの50%のCLで閾値迎え角に到達し得ることを企図する。加えてまたはあるいは、単に例として、様々な実施形態は、境界層遮断デバイスを有する翼端デバイスが境界層遮断デバイスを有しない翼端デバイスの25%〜75%のCLで閾値迎え角に到達し得ることを企図する。加えてまたはあるいは、単に例として、様々な実施形態は、境界層遮断デバイスを有する翼端デバイスが境界層遮断デバイスを有しない翼端デバイスの10%〜60%のCLで閾値迎え角に到達し得ることを企図する。
【0068】
考え得る便益のうちの1つは、例えば、
図5に関して論述されるように、境界層遮断デバイスを有する翼端デバイス上の揚力の減少であり得る。例えば、揚力は、L=q*S*CLで定義されることが多く、式中、qは、翼端デバイスによって経験される動圧であり、Sは、翼端デバイスの面積であり、CLは、翼端デバイスの揚力係数である。様々な実施形態は、翼端デバイス上の力、例えば、揚力が、翼端デバイスによって経験されるCLを制限することによって減少され得ることを企図する。例えば、L=q*S*CL
maxである。様々な実施形態は、CLmaxが流れ遮断デバイスを有する翼端デバイスによって減少される場合、揚力から結果として生じる力は、同様に減少されることを企図する。例えば、境界層遮断デバイスを有しない翼端デバイスは、βが閾値迎え角1110超える迎え角βで、境界層遮断デバイスを有する翼端デバイスより高い揚力を経験し得る。
【0069】
結論
実施形態は、構造的特徴および/または方法論的行為に特有の表現で記載されるが、本開示および添付の特許請求の範囲は、記載される特定の特徴または行為に必ずしも限定されないことが理解されるべきである。それよりむしろ、特定の特徴および行為は、実施形態を実装する例示的な形態として開示される。例えば、方法論的行為は、本明細書に記載される順序または組み合わせで実施される必要はなく、1つ以上の行為の任意の組み合わせで実施されてもよい。加えてまたはあるいは、構造的特徴および/またはその動作は、記載されるように、または本開示においてどこかに論述されるすべて、部分、もしくは他の構造的特徴および/もしくはその動作とともに使用されてもよい。