【課題を解決するための手段】
【0005】
概要
本開示の局面において、エンドエフェクターは、互いに対して移動可能である第1の顎部材および第2の顎部材と、駆動ねじと、親ねじナットと、駆動梁とを含む。駆動ねじは、第1の顎内に配置され、長手方向軸を規定する。親ねじナットは、ねじ切りされたボアを規定し、このねじ切りされたボアは、それを通して駆動ねじを受け取る。親ねじナットは、駆動ねじが第1の方向に回転させられる場合、駆動ねじに沿って前進させられ、駆動ねじが第1の方向と反対である第2の方向に回転する場合、駆動ねじに沿って後退させられる。駆動梁は、親ねじナットが後退位置にある場合、親ねじナットに解放可能に結合される。親ねじナットが第1の前進位置に向かって前進させられる場合、駆動梁は、親ねじナットによって引っ張られる。親ねじナットが第1の前進位置まで前進させられると、駆動梁は、親ねじナットから切り離され、その結果、親ねじナットは、第1の前進位置から第2の前進位置に、駆動梁に対して前進させられる。駆動梁は、通路を規定し得、この通路は、この通路を通して駆動ねじを受け取る。
【0006】
複数の局面において、エンドエフェクターは、そりを含み得、このそりは、チャネルを規定し、このチャネルは、駆動ねじを受け取り、そりを駆動ねじに沿って導くように構成されている。親ねじは、後退位置において、そりから間隔が空けられ、そりに対して近位に位置決めされている。親ねじナットは、第1の前進位置においてそりの近位表面を係合し得る。親ねじナットは、親ねじナットが第1の前進位置から第2の前進位置に向かって前進させられる場合、そりを遠位方向に押し得る。
【0007】
いくつかの局面において、第1の顎は、カートリッジアセンブリを含み得、このカートリッジアセンブリは、その中に配置されているステープルを含む。親ねじナットが第1の前進位置から第2の前進位置に向かって前進させられる場合、そりは、ステープルをカートリッジアセンブリ内から第2の顎に向かって射出し得る。カートリッジアセンブリは、ステープルの各々と関連付けられているステープルプッシャーを含み得、そりは、ステープルプッシャーを連続して係合することにより、ステープルをカートリッジアセンブリ内から射出する。そりを押した後、親ねじナットが、第1の前進位置に後退させられる場合、そりは、第1の前進位置と第2の前進位置との間の位置において静止したままであり得る。親ねじナットが第1の前進位置から後退位置に向かって後退させられる場合、親ねじナットは、駆動梁を後退位置に向かって押し、駆動梁に結合する。
【0008】
特定の局面において、エンドエフェクターは、ラッチを含み、このラッチは、近位端と遠位端とを有する細長い部分を有する。細長い部分の近位端は、駆動梁に旋回可能に結合されており、細長い部分の遠位端は、ブリッジを含む。ブリッジは、親ねじナットが後退位置にある場合、親ねじナットによって規定される切欠き内に受け取られることにより、駆動梁を親ねじナットに結合し得る。親ねじナットが第1の前進位置へ前進させられると、ブリッジは、切欠きの外に持ち上げられて、駆動梁を親ねじナットから切り離され得る。親ねじナットが第1の前進位置から後退位置に向かって後退させられる場合、ブリッジは、切欠きの中に下げられて、駆動梁を親ねじナットに結合し得る。
【0009】
特定の局面において、エンドエフェクターは、カム部材を含み、このカム部材は、駆動ねじに隣接して位置決めされ、カムスロットを規定する。カムスロットは、駆動ねじの長手方向軸と平行である第1の部分と、駆動ねじの長手方向軸に対して駆動ねじの長手方向軸から離れるある角度で、第1の部分から遠位方向に延びている第2の部分とを有し得る。細長い部分の遠位端は、ピンを含み得、このピンは、カムスロットの中にスライド可能に受け取られている。ブリッジは、ピンがカムスロットの第1の部分の中にある場合、切欠きの中に受け取られ得、ブリッジは、ピンがカムスロットの第2の部分に沿って遠位方向にスライドする場合、切欠きの外に持ち上げられ得る。
【0010】
本開示の別の局面において、外科手術器具は、ハンドルと、ハンドルから延びているシャフトと、シャフトの遠位端において支持されているエンドエフェクターとを含む。エンドエフェクターは、本明細書中に開示されるエンドエフェクターのうちの任意のものであり得る。
【0011】
本開示のさらに別の局面において、ステープルをカートリッジアセンブリから射出する方法は、エンドエフェクターを提供することと、カートリッジアセンブリを第1の顎に結合すること、親ねじナットを第1の前進位置に向かって前進させることと、親ねじナットを第1の前進位置から前進させることとを含む。エンドエフェクターは、本明細書中に開示されるエンドエフェクターのうちの任意のものであり得る。親ねじナットを第1の前進位置に向かって前進させることは、駆動ねじを第1の方向に回転させることによって達成される。駆動梁は、親ねじナットが第1の前進位置に向かって前進させられる場合、親ねじナットによって引っ張られる。駆動梁は、親ねじナットが第1の前進位置に到達すると、親ねじナットから切り離される。親ねじナットが第1の位置から前進させられる場合、駆動梁は、静止したままであり、親ねじナットは、カートリッジアセンブリを通してそりを押すことにより、ステープルを連続して射出する。
【0012】
複数の局面において、上記方法は、駆動ねじを第1の方向と反対の第2の方向に回転させることによって親ねじナットを第2の前進位置から第1の前進位置に向かって後退させることを含む。そりは、親ねじナットが後退させられる場合、静止したままである。上記方法は、親ねじナットを第1の前進位置から後退位置に向かって後退させることを含み得る。駆動梁は、親ねじナットが第1の前進位置から後退させられる場合、親ねじナットに結合する。
【0013】
いくつかの局面において、駆動梁は、駆動梁と動作可能に関連付けられているラッチのブリッジを親ねじナットによって規定される切欠きの外に持ち上げることによって、親ねじナットから切り離される。
【0014】
特定の局面において、駆動梁は、駆動梁と動作可能に関連付けられているラッチのブリッジを親ねじナットによって規定される切欠きの中に下げることによって、親ねじナットに結合する。
【0015】
さらに、本明細書中に記載される局面のうちの任意のものは、一貫した程度まで、本明細書中に記載される他の局面のうちの任意のものまたは全てとともに使用され得る。
【0016】
本発明は、例えば以下の項目を提供する。
(項目1)
エンドエフェクターであって、該エンドエフェクターは、
互いに対して移動可能である第1の顎および第2の顎と、
該第1の顎内に配置され、長手方向軸を規定する駆動ねじと、
親ねじナットであって、該親ねじナットは、ねじ切りされたボアを規定し、該ねじ切りされたボアは、該駆動ねじを受け取り、該親ねじナットは、該駆動ねじが第1の方向に回転させられる場合、該駆動ねじに沿って前進させられ、該駆動ねじが該第1の方向と反対の第2の方向に回転させられる場合、該駆動ねじに沿って後退させられる、親ねじナットと、
駆動梁であって、該駆動梁は、該親ねじナットが後退位置にある場合、該親ねじナットに解放可能に結合され、該駆動梁は、該親ねじナットが第1の前進位置に向かって前進させられる場合、該親ねじナットによって引っ張られ、該駆動梁は、該親ねじナットが該第1の前進位置まで前進させられると、該親ねじナットから切り離され、その結果、該親ねじナットは、該第1の前進位置から第2の前進位置に、該駆動梁に対して前進させられる、駆動梁と
を含む、エンドエフェクター。
(項目2)
上記駆動梁は、通路を規定し、該通路は、該通路を通して上記駆動ねじを受け取る、上記項目に記載のエンドエフェクター。
(項目3)
そりをさらに含み、該そりは、チャネルを規定し、該チャネルは、上記駆動ねじを受け取り、該そりを該駆動ねじに沿って導くように構成されている、上記項目のうちのいずれか一項に記載のエンドエフェクター。
(項目4)
上記親ねじナットは、上記後退位置において、上記そりから間隔が空けられ、該そりに対して近位に位置決めされている、上記項目のうちのいずれか一項に記載のエンドエフェクター。
(項目5)
上記親ねじナットは、上記第1の前進位置において上記そりの近位表面を係合し、該親ねじナットは、該親ねじナットが該第1の前進位置から上記第2の前進位置に向かって前進させられる場合、該そりを遠位方向に押す、上記項目のうちのいずれか一項に記載のエンドエフェクター。
(項目6)
上記第1の顎は、カートリッジアセンブリを含み、該カートリッジアセンブリは、その中に配置されているステープルを含み、上記親ねじナットが上記第1の前進位置から上記第2の前進位置に向かって前進させられる場合、上記そりは、該ステープルを該カートリッジアセンブリ内から上記第2の顎に向かって射出する、上記項目のうちのいずれか一項に記載のエンドエフェクター。
(項目7)
上記カートリッジアセンブリは、上記ステープルの各々と関連付けられているステープルプッシャーを含み、上記そりは、該ステープルプッシャーを連続して係合することにより、該ステープルを該カートリッジアセンブリ内から射出する、上記項目のうちのいずれか一項に記載のエンドエフェクター。
(項目8)
上記親ねじナットが、上記そりを押した後、上記第1の前進位置に後退させられる場合、該そりは、該第1の前進位置と上記第2の前進位置との間の位置において静止したままである、上記項目のうちのいずれか一項に記載のエンドエフェクター。
(項目9)
上記親ねじナットが上記第1の前進位置から上記後退位置に向かって後退させられる場合、該親ねじナットは、上記駆動梁を該後退位置に向かって押し、該駆動梁に結合する、上記項目のうちのいずれか一項に記載のエンドエフェクター。
(項目10)
ラッチをさらに含み、該ラッチは、細長い部分を含み、該細長い部分は、近位端と遠位端とを有し、該細長い部分の該近位端は、上記駆動梁に旋回可能に結合されており、該細長い部分の該遠位端は、ブリッジを含み、該ブリッジは、上記親ねじナットが上記後退位置にある場合、該親ねじナットによって規定される切欠き内に受け取られることにより、該駆動梁を該親ねじナットに結合する、上記項目のうちのいずれか一項に記載のエンドエフェクター。
(項目11)
上記親ねじナットが上記第1の前進位置へ前進させられると、上記ブリッジは、上記切欠きの外に持ち上げられて、上記駆動梁を該親ねじナットから切り離される、上記項目のうちのいずれか一項に記載のエンドエフェクター。
(項目12)
上記親ねじナットが上記第1の前進位置から上記後退位置に向かって後退させられる場合、上記ブリッジは、上記切欠きの中に下げられて、上記駆動梁を該親ねじナットに結合する、上記項目のうちのいずれか一項に記載のエンドエフェクター。
(項目13)
カム部材をさらに含み、該カム部材は、上記駆動ねじに隣接して位置決めされ、カムスロットを規定し、該カムスロットは、該駆動ねじの上記長手方向軸と平行である第1の部分と、該駆動ねじの該長手方向軸に対して該駆動ねじの該長手方向軸から離れるある角度で、該第1の部分から遠位方向に延びている第2の部分とを有し、上記細長い部分の上記遠位端は、ピンを含み、該ピンは、該カムスロットの中にスライド可能に受け取られている、上記項目のうちのいずれか一項に記載のエンドエフェクター。
(項目14)
上記ブリッジは、上記ピンが上記カムスロットの上記第1の部分の中にある場合、上記切欠きの中に受け取られており、上記ブリッジは、該ピンが該カムスロットの上記第2の部分に沿って遠位方向にスライドする場合、該切欠きの外に持ち上げられる、上記項目のうちのいずれか一項に記載のエンドエフェクター。
(項目15)
外科手術器具であって、該外科手術器具は、
ハンドルと、
該ハンドルから遠位方向に延びているシャフトと、
該シャフトの遠位端において支持されているエンドエフェクターと
を含み、該エンドエフェクターは、
互いに対して移動可能である第1の顎および第2の顎と、
長手方向軸を規定し、該第1の顎内に配置されている駆動ねじと、
親ねじナットであって、該親ねじナットは、ねじ切りされたボアを規定し、該ねじ切りされたボアは、該駆動ねじを受け取り、該親ねじナットは、該駆動ねじが第1の方向に回転させられる場合、該駆動ねじに沿って前進させられ、該駆動ねじが該第1の方向と反対の第2の方向に回転させられる場合、該駆動ねじに沿って後退させられる、親ねじナットと、
駆動梁であって、該駆動梁は、該親ねじナットが後退位置にある場合、該親ねじナットに解放可能に結合され、該駆動梁は、該親ねじナットが第1の前進位置に向かって前進させられる場合、該親ねじナットによって引っ張られ、該駆動梁は、該親ねじナットが該第1の前進位置まで前進させられると、該親ねじナットから切り離され、その結果、該親ねじナットは、該第1の前進位置から第2の前進位置に、該駆動梁に対して前進させられる、駆動梁と
を含む、外科手術器具。
(項目16)
エンドエフェクターであって、該エンドエフェクターは、
第1の顎と、
該第1の顎内に配置され、長手方向軸を規定する駆動ねじと、
親ねじナットであって、該親ねじナットは、ねじ切りされたボアを規定し、該ねじ切りされたボアは、該駆動ねじを受け取る、親ねじナットと、
後退位置において、該親ねじナットに解放可能に結合されている駆動梁と、
該第1の顎に解放可能に結合されているカートリッジアセンブリであって、該カートリッジアセンブリは、ステープルを含む、カートリッジアセンブリと
を含み、該駆動ねじを第1の方向に回転させることによって該親ねじナットが第1の前進位置に向かって前進させられる場合、該駆動梁は、該親ねじナットによって引っ張られ、該駆動梁は、該親ねじナットが該第1の前進位置に到達すると、該親ねじナットから切り離され、
該駆動梁は、該親ねじナットが該第1の前進位置から第2の前進位置に向かって前進させられる場合、静止したままであり、該親ねじナットは、該カートリッジアセンブリを通して該そりを押すことにより、該ステープルを連続して射出する、エンドエフェクター。
(項目17)
上記駆動ねじを上記第1の方向と反対の第2の方向に回転させることによって上記親ねじナットが上記第2の前進位置から上記第1の前進位置に向かって後退させられる場合、上記そりは、静止したままである、上記項目のうちのいずれか一項に記載のエンドエフェクター。
(項目18)
上記親ねじナットは、上記第1の前進位置から後退位置に向かって後退させられ、上記駆動梁は、該親ねじナットが該第1の前進位置から後退させられる場合、該親ねじナットに結合する、上記項目のうちのいずれか一項に記載のエンドエフェクター。
(項目19)
上記駆動梁は、該駆動梁と動作可能に関連付けられているラッチのブリッジを上記親ねじナットによって規定される切欠きの外に少なくとも持ち上げることによって切り離される、上記項目のうちのいずれか一項に記載のエンドエフェクター。
(項目20)
上記駆動梁は、該駆動梁と動作可能に関連付けられているラッチのブリッジを上記親ねじナットによって規定される切欠きの中に少なくとも下げることによって、該親ねじナットに結合される、上記項目のうちのいずれか一項に記載のエンドエフェクター。
(項目21)
外科手術エンドエフェクターであって、該外科手術エンドエフェクターは、
互いに対して移動可能である第1の顎および第2の顎と、
該第1の顎内に配置され、長手方向軸を規定するドライバー要素と、
該ドライバー要素に解放可能に結合されている駆動部材と
を含み、該駆動部材は、該ドライバー要素によって第1の前進位置に向かって引っ張られ、該第1の顎および該第2の顎の閉鎖位置に対応する所定の位置への到達時、該ドライバー要素から切り離され、該外科手術エンドエフェクターは、ステープルを該第1の顎から発射するためのそりを含み、該ドライバー要素は、該駆動部材が該ドライバー要素から切り離された後、該そりを移動させて、ステープルを発射させる、外科手術エンドエフェクター。
(項目22)
上記駆動部材は、I梁の形状を有する、上記項目のうちのいずれか一項に記載の外科手術エンドエフェクター。
(項目23)
上記ドライバー要素は、ねじ切りされた部材である、上記項目のうちのいずれか一項に記載の外科手術エンドエフェクター。
(項目24)
内側がねじ切りされたナットをさらに含む、上記項目のうちのいずれか一項に記載の外科手術エンドエフェクター。
(項目25)
上記駆動部材は、上記ナットに解放可能に結合され、該ナットは、上記ドライバー要素とねじ式に係合されている、上記項目のうちのいずれか一項に記載の外科手術エンドエフェクター。
(項目26)
上記駆動部材は、ラッチによって上記ナットに解放可能に結合されている、上記項目のうちのいずれか一項に記載の外科手術エンドエフェクター。
(項目27)
上記ラッチを係合解除するためのカムをさらに含む、上記項目のうちのいずれか一項に記載の外科手術エンドエフェクター。
(項目28)
上記ナットは、上記ドライバー要素が第1の方向に回転させられる場合、該ドライバー要素に沿って前進させられ、該ドライバー要素が該第1の方向と反対の第2の方向に回転させられる場合、該ドライバー要素に沿って後退させられる、上記項目のうちのいずれか一項に記載の外科手術エンドエフェクター。
(項目16A)
ステープルをカートリッジアセンブリから射出する方法であって、該方法は、
エンドエフェクターを提供することであって、該エンドエフェクターは、
第1の顎と、
該第1の顎内に配置され、長手方向軸を規定する駆動ねじと、
親ねじナットであって、該親ねじナットは、ねじ切りされたボアを規定し、該ねじ切りされたボアは、該駆動ねじを受け取る、親ねじナットと、
後退位置において、該親ねじナットに解放可能に結合されている駆動梁と
を含む、ことと、
カートリッジアセンブリを該第1の顎に結合することであって、該カートリッジアセンブリは、ステープルを含む、ことと、
該駆動ねじを第1の方向に回転させることによって該親ねじナットを第1の前進位置に向かって前進させることであって、該駆動梁は、該親ねじナットによって引っ張られ、該駆動梁は、該親ねじナットが該第1の前進位置に到達すると、該親ねじナットから切り離される、ことと、
該親ねじナットを該第1の前進位置から第2の前進位置に向かって前進させることであって、該駆動梁は、静止したままであり、該親ねじナットは、該カートリッジアセンブリを通して該そりを押すことにより、該ステープルを連続して射出する、ことと
を含む、方法。
(項目17A)
上記駆動ねじを上記第1の方向と反対の第2の方向に回転させることによって、上記親ねじナットを上記第2の前進位置から上記第1の前進位置に向かって後退させることをさらに含み、上記そりは、該親ねじナットが後退させられる場合、静止したままである、上記項目のうちのいずれか一項に記載の方法。
(項目18A)
上記親ねじナットを上記第1の前進位置から後退位置に向かって後退させることをさらに含み、上記駆動梁は、該親ねじナットが該第1の前進位置から後退させられる場合、該親ねじナットに結合する、上記項目のうちのいずれか一項に記載の方法。
(項目19A)
上記駆動梁を切り離すことは、該駆動梁と動作可能に関連付けられているラッチのブリッジを上記親ねじナットによって規定される切欠きの外に少なくとも持ち上げることを含む、上記項目のうちのいずれか一項に記載の方法。
(項目20A)
上記駆動梁を上記親ねじナットに結合することは、該駆動梁と動作可能に関連付けられているラッチのブリッジを該親ねじナットによって規定される切欠きの中に下げることを含む、上記項目のうちのいずれか一項に記載の方法。
【0017】
(摘要)
エンドエフェクターは、第1の顎および第2の顎と、駆動ねじと、親ねじナットと、駆動梁とを含む。駆動ねじは、第1の顎内に配置されている。親ねじナットは、ねじ切りされたボアを規定し、このねじ切りされたボアは、駆動ねじを受け取る。親ねじナットは、駆動ねじが第1の方向に回転させられる場合、駆動ねじに沿って前進させられ、駆動ねじが第2の方向に回転する場合、駆動ねじに沿って後退させられる。駆動梁は、親ねじナットが後退位置にある場合、親ねじナットに解放可能に結合されている。親ねじナットが前進させられる場合、駆動梁は、親ねじナットによって引っ張られる。駆動梁は、親ねじナットが前進させられる場合、親ねじナットから切り離され、その結果、親ねじナットは、駆動梁に対して前進させられる。
【0018】
本開示の様々な局面が、図面を参照して以下に記載され、図面は、本明細書中に組み込まれ、本明細書の一部を構成する。