(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
本実施形態の信号レベル測定装置は、地上デジタル放送やBS/CS放送の放送電波を受信する受信アンテナから、伝送線や伝送機器を介して伝送されてくる受信信号を取り込み、その受信信号に含まれるテレビ放送信号の信号レベルや信号品質を測定するためのものである。
【0021】
このため、信号レベル測定装置には、
図1に示すように、測定対象となる受信信号を取り込むための入力端子2、及び、入力端子2から入力された受信信号の中から、その受信信号に含まれテレビ放送信号(詳しくは地上デジタル放送信号及びBS/CS放送信号)を放送チャンネル毎に選局し、その信号レベルを検出するレベル検出回路10が備えられている。
【0022】
また、信号レベル測定装置には、受信信号に含まれるテレビ放送信号の信号品質を測定するために、受信信号の中から地上デジタル放送及びBS/CS放送のテレビ放送信号をそれぞれ選局するUHFチューナ30及びBS/CSチューナ32と、これら各チューナ30、32で選局された各放送種別・放送チャンネルのテレビ放送信号を復調してMER(Modulation Error Ratio )、BER(Bit Error Rate )等の信号品質を測定する復調部34とを備える。
【0023】
そして、入力端子2から入力された受信信号は、切替スイッチ4を介して、レベル検出回路10側若しくは各チューナ30、32側に選択的に入力される。
なお、切替スイッチ4に代えて、分配器を設けてもよい。この場合、入力端子2から入力された受信信号は、分配器を介してレベル検出回路10及び各チューナ30、32側にそれぞれ入力されるので、後述の測定時に受信信号の入力経路を切り替える必要がなく、測定時間を短縮できる。
【0024】
また、各チューナ30、32側に入力された受信信号は、分波回路6にて、UHF帯の地上デジタル放送の受信信号と、これよりも周波数の高いBS/CS放送の受信信号とに分波され、その分波された受信信号は、UHFチューナ30及びBS/CSチューナ32にそれぞれ入力される。
【0025】
なお、復調部34は、UHFチューナ30にて選局された地上デジタル放送については、信号品質として、MER、BER、及び、遅延プロファイルを測定可能であり、BS/CSチューナ30にて選局されたBS/CS放送については、BER及びC/N(搬送波対雑音比)を測定可能である。
【0026】
ここで、遅延プロファイルは、地上デジタル放送の放送電波が反射等で遅れることにより生じる遅延波の遅延時間を表すパラメータである。
また、信号レベル測定装置には、測定結果を表示するための表示部36、測定指令を入力するための入力部38、及び、制御部40が備えられている。
【0027】
制御部40は、CPU、ROM、RAM等を中心とするマイクロコンピュータにて構成されており、切替スイッチ4、レベル検出回路10、UHFチューナ30、BS/CSチューナ32、及び、復調部34を制御することで、入力部38から指令された放送種別・放送チャンネルのテレビ放送信号の信号レベルや信号品質を測定し、測定結果を表示部36に表示する。
【0028】
次に、レベル検出回路10には、
図2に示すように、制御部40から指令されたUHF帯のテレビ放送信号を選局するUHFチューナ22と、UHFチューナ22にて選局されたテレビ放送信号を包絡線検波することで、その信号レベル(電圧)を検出し、その検出結果を制御部40に出力する検波回路24とが備えられている。
【0029】
また、レベル検出回路10には、切替スイッチ4を介して入力された受信信号を、地上デジタル放送の受信信号(周波数:470〜710MHz)とBS/CS放送の受信信号(BS/CS−IF)とに分波する分波回路12と、分波回路12にて分波されたBS/CS放送の受信信号の中から、制御部40から指令された特定チャンネルの放送信号を選局して、UHF帯(例えば中心周波数450MHz)のテレビ放送信号に変換するための混合器14、電圧制御発振器(VCO)16、及びバンドパスフィルタ(BPF)18と、が備えられている。
【0030】
なお、VCO16は、制御部40からの選局指令に応じて、特定チャンネルのBS又はCS放送の放送信号をUHF帯の特定周波数(例えば中心周波数450MHz)に周波数変換するのに必要な周波数を有する高周波信号を発生する発振器である。
【0031】
また、混合器14は、その高周波信号と受信信号(BS/CS−IF)とを混合することで、特定チャンネルのBS又はCS放送の放送信号をUHF帯の特定周波数に周波数変換するものであり、BPF18は、混合器14にて周波数変換されたBS又はCS放送の放送信号の中から、特定周波数(中心周波数450MHz)の放送信号を選択的に通過させる。
【0032】
そして、BPF18を通過した特定周波数(中心周波数450MHz)の放送信号は、混合回路20にて、分波回路12から出力される地上デジタル放送の受信信号(周波数:470〜710MHz)と混合されて、UHFチューナ22に入力される。
【0033】
また、UHFチューナ22は、制御部40から特定周波数(中心周波数450MHz)の放送信号(つまり、BS/CS放送信号)の選局指令が入力されると、その放送信号を選局して、検波回路24に出力する。
【0034】
このため、検波回路24では、地上デジタル放送だけでなく、BS/CS放送の受信信号についても、チャンネル毎に信号レベルを検出できることになる。
次に、制御部40は、測定指令として、入力部38から放送種別・放送チャンネルが入力されると、その指定された特定放送種別(地上デジタル、BS/CS)・特定放送チャンネルのテレビ放送信号の信号レベル及び信号品質を測定し、入力部38から放送種別(地上デジタル、BS/CS)だけが指定されると、その指定された特定放送種別の全テレビ放送信号の信号レベル及び信号品質を一括して測定する。
【0035】
また、制御部40は、入力部38から全放送種別・全放送信号の一括測定が指令されると、
図3〜
図9に示す手順で、全放送一括測定処理を実行する。
この全放送一括測定処理は、本発明に関わる主要処理であるので、以下に詳しく説明する。
【0036】
なお、以下の説明において、地上デジタル放送は、地域によって受信可能な放送チャンネルが異なるので、測定対象となる放送チャンネルは、使用者が測定点で受信可能な放送チャンネル若しくは測定点の地域情報を入力することで、予め設定されているものとする。
【0037】
また、BS/CS放送の測定対象チャンネルは、実際に放送されていてBS/CSチューナ32及び復調部34にて選局/復調可能な全放送チャンネルが予め設定されているものとする。
【0038】
図3に示すように、全放送一括測定処理では、まず、S100(Sはステップを表す)にて、地上デジタル放送の全測定対象チャンネルの信号レベル及び信号品質を測定する地上波測定処理を実行し、続くS300にて、BS/CS放送の測定対象チャンネルの信号レベル及び信号品質を測定するBS/CS測定処理を実行する。
【0039】
また、S100及びS300にて各放送の測定処理が実行されると、S500に移行して、地上波測定処理による測定結果から、地上デジタル放送の受信信号の少なくとも1つに異常があったか否かを判断し、異常があった場合に、異常状態を解析する地上波解析処理を実行する。
【0040】
また、S500での地上波解析処理が終了すると、S700に移行して、BS/CS測定処理による測定結果から、BS/CS放送の受信信号の少なくとも1つに異常があったか否かを判断して、異常があった場合に、異常状態を解析するBS/CS解析処理を実行する。
【0041】
そして、S700によるBS/CS解析処理が終了すると、全放送一括測定処理を終了する。
次に、S100にて実行される地上波測定処理を
図4に沿って説明する。
【0042】
図に示すように、地上波測定処理では、まずS110及びS120にて、以降の処理で更新される取得チャンネル数(以下、チャンネルを単にchとも記載する)、及び、フラグやカウンタ等の変数、をそれぞれクリアする。
【0043】
そして、続くS130では、予め設定された全測定対象チャンネルの中の1つを今回の測定chとして設定し、S140にて、レベル検出回路10及びUHFチューナ30に測定chの選局指令を出力し、レベル検出回路10及び復調部34から、測定chの放送信号の信号レベル及び信号品質(MER、BER、遅延プロファイル)を取得する。
【0044】
なお、S140にて取得した信号レベル及び信号品質は、制御部40に内蔵されたメモリに記憶される。
次に、S150では、S140にて取得した測定chの信号レベルが、信号有無判定用として予め設定された判定レベル(例えば、18dBμ)以上であるか否かを判断する。そして、S140で取得した信号レベルが判定レベル以上であれば、S160に移行し、そうでなければ、S155にて、現在の測定chに対するNGフラグ1をセットした後、S200に移行する。
【0045】
また、S160では復調部34での復調結果から、受信信号に測定chの地上デジタル信号が含まれていたか否かを判断する。そして、測定chの地上デジタル信号があると判断すると、S170に移行し、測定chの地上デジタル信号がないと判断すると、S165にて、現在の測定chに対するNGフラグ2をセットした後、S200に移行する。
【0046】
また、S170では、S140にて取得した測定chの信号レベルが、レベル判定用として予め設定された閾値レベル(例えば、34dBμ)以上であるか否かを判断する。そして、S140で取得した信号レベルが閾値レベル以上であれば、S180に移行し、そうでなければ、S175にて、現在の測定chに対するNGフラグ3をセットした後、S180に移行する。
【0047】
また、S180では、S140にて取得したMERが予め設定された異常判定値(例えば、22dB)以上であるか否かを判断する。そして、MERが異常判定値以上であれば、S190に移行し、そうでなければ、S185にて、現在の測定chに対するNGフラグ4をセットした後、S190に移行する。
【0048】
また、S190では、S140にて取得したBERが予め設定された異常判定値(例えば、1.00E−5(つまり、0.00001))以下であるか否かを判断する。そして、BERが異常判定値以下であれば、S200に移行し、そうでなければ、S195にて、現在の測定chに対するNGフラグ5をセットした後、S200に移行する。
【0049】
次に、S200では、上述の処理でセットされたNGフラグがあるか否かを判断する。そして、セットされたNGフラグがなければ、S205に移行して、現在の測定chの受信信号は正常である旨を表すOKフラグをセットし、続くS210にて、OKフラグカウンタをカウントアップ(+1)し、S220に移行する。また、S200にてセットされたNGフラグがあると判断されると、そのままS220に移行する。
【0050】
S220では、現在の取得ch数が、予め設定された測定対象チャンネルのチャンネル数(測定ch数)から値1を減じた数と同じであるか否かを判断する。このS220の処理は、地上デジタル放送の全測定対象チャンネルに対し、上記一連の処理を実行したか否かを判断するための処理である。
【0051】
そして、S220にて、「測定ch数−1=取得ch数」であると判断されると、全測定チャンネルに対する信号レベル及び信号品質の測定が完了しているので、S240に移行し、そうでなければ、S225に移行する。
【0052】
S225では、取得ch数に値1を加えることで、取得ch数を更新する。また、続くS230では、予め設定された全測定対象チャンネルの中から、信号レベル及び信号品質の測定を未だ実施していない放送チャンネルを選択し、その放送チャンネルを次回の測定chとして設定する。そして、その後は、S140に移行する。
【0053】
次に、S240では、測定ch毎にNGフラグがセットされなかったときにS210にてカウントアップされるOKフラグカウンタの値が、測定ch数と一致しているか否か、つまり、測定対象チャンネル全てで、受信信号が正常であったか否かを判断する。
【0054】
そして、S240にて、OKフラグカウンタの値が測定ch数と一致している(全測定対象チャンネル正常)と判断されると、S250にて、地上デジタル放送の測定結果は正常である旨を表すメッセージ、例えば、UHF結果「受信OK」、を表示部36のUHF結果の表示領域に表示し、当該地上波測定処理を終了する。
【0055】
また、S240にて、OKフラグカウンタの値が測定ch数と一致していない(測定対象チャンネルの少なくとも1つに異常がある)と判断されると、S260にて、地上デジタル放送の測定結果に異常がある旨を表すメッセージ、例えば、UHF結果「受信NG」、を表示部36のUHF結果の表示領域に表示し、当該地上波測定処理を終了する。
【0056】
次に、S300にて実行されるBS/CS測定処理を
図5に沿って説明する。
図に示すように、BS/CS測定処理では、まずS310及びS320にて、以降の処理で更新されるBS/CS放送の取得ch数及び変数をそれぞれクリアする。
【0057】
そして、続くS330では、BS/CS放送の全測定対象チャンネルの中の1つを今回の測定chとして設定し、S340にて、レベル検出回路10及びBS/CSチューナ32に測定chの選局指令を出力し、レベル検出回路10及び復調部34から、測定chの放送信号の信号レベル及び信号品質(BER、C/N)を取得する。
【0058】
なお、S340にて取得した信号レベル及び信号品質は、制御部40に内蔵されたメモリに記憶される。
次に、S350では、S340にて取得した測定chの信号レベルが、予め設定された判定レベル(例えば、45dBμ)以上であるか否かを判断する。そして、S340で取得した信号レベルが判定レベル以上であれば、S360に移行し、そうでなければ、S355にて、現在の測定chに対するNGフラグ1をセットした後、S400に移行する。
【0059】
また、S360では復調部34での復調結果から、BS/CS放送の受信信号に測定chのBS/CS信号が含まれていたか否かを判断する。そして、測定chのBS/CS信号があると判断すると、S370に移行し、測定chのBS/CS信号がないと判断すると、S365にて、現在の測定chに対するNGフラグ2をセットした後、S400に移行する。
【0060】
また、S370では、S340にて取得した測定chの信号レベルが、閾値レベル(例えば、48dBμ)以上であるか否かを判断する。そして、S340で取得した信号レベルが閾値レベル以上であれば、S380に移行し、そうでなければ、S375にて、現在の測定chに対するNGフラグ3をセットした後、S380に移行する。
【0061】
また、S380では、S340にて取得したC/Nが予め設定された異常判定値(例えば、19dB)以上であるか否かを判断する。そして、C/Nが異常判定値以上であれば、S390に移行し、そうでなければ、S385にて、現在の測定chに対するNGフラグ4をセットした後、S390に移行する。
【0062】
また、S390では、S340にて取得したBERが予め設定された異常判定値(例えば、1.00E−5)以下であるか否かを判断する。そして、BERが異常判定値以下であれば、S400に移行し、そうでなければ、S395にて、現在の測定chに対するNGフラグ5をセットした後、S400に移行する。
【0063】
次に、S400では、上述の処理でセットされたNGフラグがあるか否かを判断する。そして、セットされたNGフラグがなければ、S405に移行して、現在の測定chの受信信号は正常である旨を表すOKフラグをセットし、続くS410にて、OKフラグカウンタをカウントアップ(+1)し、S420に移行する。また、S400にてセットされたNGフラグがあると判断されると、そのままS420に移行する。
【0064】
S420では、現在の取得ch数が、予め設定されたBS/CS放送の測定対象チャンネルのチャンネル数(測定ch数)から値1を減じた数と同じであるか否かを判断する。
そして、S420にて、「測定ch数−1=取得ch数」であると判断されると、BS/CS放送の全測定チャンネルに対する信号レベル及び信号品質の測定が完了しているので、S440に移行し、そうでなければ、S425に移行する。
【0065】
S425では、取得ch数に値1を加えることで、取得ch数を更新する。また、続くS430では、予め設定されたBS/CS放送の全測定対象チャンネルの中から、信号レベル及び信号品質の測定を未だ実施していない放送チャンネルを選択し、その放送チャンネルを次回の測定chとして設定する。そして、その後は、S340に移行する。
【0066】
次に、S440では、測定ch毎にNGフラグがセットされなかったときにS410にてカウントアップされるOKフラグカウンタの値が、測定ch数と一致しているか否か、つまり、BS/CS放送の測定対象チャンネル全てで、受信信号が正常であったか否かを判断する。
【0067】
そして、S440にて、OKフラグカウンタの値が測定ch数と一致している(全測定対象チャンネル正常)と判断されると、S450にて、BS/CS放送の測定結果は正常である旨を表すメッセージ、例えば、BS/CS結果「受信OK」、を表示部36のBS/CS結果の表示領域に表示し、当該BS/CS測定処理を終了する。
【0068】
また、S440にて、OKフラグカウンタの値が測定ch数と一致していない(測定対象チャンネルの少なくとも1つに異常がある)と判断されると、S460にて、BS/CS放送の測定結果に異常がある旨を表すメッセージ、例えば、BS/CS結果「受信NG」、を表示部36のBS/CS結果の表示領域に表示し、当該BS/CS測定処理を終了する。
【0069】
次に、S500にて実行される地上波解析処理を
図6及び
図7に沿って説明する。
図に示すように、地上波解析処理では、まずS510にて、全測定対象チャンネルでNGフラグ1がセットされているか否かを判断する。
【0070】
そして、全測定対象チャンネルでNGフラグ1がセットされていれば、全測定対象チャンネルで受信信号がないので、S515に移行して、その認識したNG状態をメモリに記憶し、当該地上波解析処理を終了する。
【0071】
なお、S515では、S510で認識したNG状態を表示部36への表示によって報知できるようにするため、例えば、『レベルが測定できません。ケーブルの接続を確認してください。給電状態を確認してください。アンテナの設置状態を調整してください。』といったメッセージもメモリに記憶する。
【0072】
そして、制御部40は、入力部38からNG内容の表示指令が入力されると、その記憶したメッセージを、表示部36に表示する。
次に、S510にて、NGフラグ1は全測定対象チャンネルではセットされていないと判断されると、S520に移行して、今度は、全測定対象チャンネルでNGフラグ2がセットされているか否かを判断する。
【0073】
そして、全測定対象チャンネルでNGフラグ2がセットされていれば、復調部34にて地上デジタル放送を受信できていないので、S525に移行して、その認識したNG状態をメモリに記憶し、当該地上波解析処理を終了する。
【0074】
なお、S525では、S520で認識したNG状態を表示部36への表示によって報知できるようにするため、例えば、『地上デジタル信号が受信できません。アンテナの設置状態を調整してください。』といったメッセージもメモリに記憶する。
【0075】
次に、S520にて、NGフラグ2は全測定対象チャンネルではセットされていないと判断されると、S530に移行して、全測定対象チャンネルでNGフラグ3がセットされているか否かを判断する。
【0076】
そして、全測定対象チャンネルでNGフラグ3がセットされていれば、UHFチューナ30にて地上デジタル放送を受信できているものの、信号レベルが低いので、S535に移行して、その認識したNG状態をメモリに記憶し、当該地上波解析処理を終了する。
【0077】
なお、S535では、S530で認識したNG状態を表示部36への表示によって報知できるようにするため、例えば、『地上デジタル信号の受信レベルが全チャンネル低い状態です。アンテナの設置状態を調整してください。ブースターを確認してください。』といったメッセージもメモリに記憶する。
【0078】
次に、S530にて、NGフラグ3は全測定対象チャンネルではセットされていないと判断されると、S540に移行して、今度は、全測定対象チャンネルでNGフラグ4がセットされているか否かを判断する。
【0079】
そして、全測定対象チャンネルでNGフラグ4がセットされていれば、全測定対象チャンネルでMERが異常であるので、S555に移行し、逆にNGフラグ4は全測定対象チャンネルではセットされていない場合には、S550に移行する。
【0080】
S550では、全測定対象チャンネルでNGフラグ5がセットされているか否かを判断し、全測定対象チャンネルでNGフラグ5がセットされていれば、全測定対象チャンネルでBERが異常であるので、S555に移行し、逆にNGフラグ5は全測定対象チャンネルではセットされていない場合には、S560に移行する。
【0081】
S555では、S540又はS550にて、全測定対象チャンネルでMER及びBERの少なくとも一方が異常であることが認識されたので、そのNG状態をメモリに記憶し、当該地上波解析処理を終了する。
【0082】
また、S555では、その記憶したNG状態を表示部36への表示によって報知できるようにするため、例えば、『地上デジタル信号の信号品質が全チャンネル悪い状態です。アンテナの設置状態を調整してください。ブースターを確認してください。』といったメッセージもメモリに記憶する。
【0083】
次に、S560以降の処理では、全測定対象チャンネルの中から1チャンネル毎に判定結果(NGフラグ)を取り込み、異常である場合に、異常状態を解析して、報知用のメッセージと共にメモリに記憶する。
【0084】
すなわち、まず、S560では、全測定対象チャンネルの中からチャンネル毎の解析を行っていない解析対象chのNGフラグ1〜5を読み込み、セットされているNGフラグがあるか否かを判断する。
【0085】
そして、セットされているNGフラグがあれば、解析対象chに何らかの異常がある(NGである)ので、S562に移行し、セットされているNGフラグがなければ、解析対象chは正常である(OKである)ので、S561に移行する。
【0086】
S561では、現在の解析対象chは、全測定対象チャンネルの中で最後に解析対象chとなった最終chであるか否かを判断する。そして、現在の解析対象chは、最終chであれば、当該地上波解析処理を終了し、現在の解析対象chは、最終chでなければ、再度S560に移行する。
【0087】
この結果、再度実行されるS560では、全測定対象チャンネルの中から未だ解析を行っていない解析対象chを抽出して、そのチャンネルのNGフラグ1〜5を読み込むことで、その解析対象chが正常(OK)か異常(NG)かを判定することになる。
【0088】
次に、S562では、解析対象chのNGフラグ1はセットされているか否か(換言すれば、解析対象chの信号レベルは、判定レベル以上であるか否か)を判断する。そして、解析対象chのNGフラグ1がセットされていれば、信号レベルが著しく低いので、S564にて、その認識したNG状態をメモリに記憶し、S560に移行する。
【0089】
なお、S564では、その認識したNG状態を表示部36への表示によって報知できるようにするため、例えば、『chxxの受信レベルが低く、測定できません。アンテナの設置状態を確認してください。放送波の有無を確認して下さい。』といったメッセージもメモリに記憶する。ここで、「chxx」は、解析対象chのチャンネル番号である。
【0090】
また、S562にて、解析対象chのNGフラグ1はセットされていないと判断されると、S566に移行して、解析対象chのNGフラグ2はセットされているか否か(換言すれば、解析対象chの地上デジタル信号はあるか否か)を判断する。そして、解析対象chのNGフラグ2がセットされていれば、S568にて、その認識したNG状態をメモリに記憶し、S560に移行する。
【0091】
なお、S568では、その認識したNG状態を表示部36への表示によって報知できるようにするため、例えば、『地上デジタル信号が受信できません。アンテナの設置状態を確認してください。放送波の有無を確認して下さい。』といったメッセージもメモリに記憶する。
【0092】
また次に、S566にて、解析対象chのNGフラグ2はセットされていないと判断されると、S570に移行し、解析対象chのNGフラグ3はセットされているか否か(換言すれば、解析対象chの信号レベルは、閾値レベル以上であるか否か)を判断する。そして、解析対象chのNGフラグ3がセットされていれば、解析対象chの信号レベルが低下しているので、S575にて、その認識したNG状態をメモリに記憶し、S560に移行する。
【0093】
なお、S575では、その認識したNG状態を表示部36への表示によって報知できるようにするため、例えば、『chxxの受信レベルが低い状態です。アンテナの設置状態を調整してください。』といったメッセージもメモリに記憶する。
【0094】
一方、S570にて、解析対象chのNGフラグ3はセットされていないと判断されると、S580に移行して、解析対象chのNGフラグ4はセットされているか否か(換言すれば、MERは異常であるか否か)を判断する。そして、解析対象chのNGフラグ4がセットされていれば、S610に移行し、そうでなければ、S590に移行する。
【0095】
次に、S590では、解析対象chのNGフラグ5はセットされているか否か(換言すれば、BERは異常であるか否か)を判断する。そして、解析対象chのNGフラグ5がセットされていれば、S610に移行し、そうでなければ、S600に移行する。
【0096】
そして、S600では、解析対象chは正常であるので、その旨(chxx受信OK)をメモリに記憶し、再度S560に移行する。
次に、S610では、希望波である解析対象chに対する妨害波の比率(D/U)を求め、妨害波が解析対象chよりも所定レベル(例えば20dB)以上高いか否かを判断する。
【0097】
なお、S610でのD/Uの算出は、地上波測定処理にて測定した全測定対象chの信号レベルの中から最も高い信号レベルを抽出し、これを妨害波の信号レベルとして、解析対象chの信号レベルとの比率を求めることにより行う。
【0098】
これは、解析対象chの信号レベルに対し、数十dB(20〜30dB)高いレベルの信号が存在すると(隣接ch以外でも)、MER等の値が悪くなり、解析対象chを正常に受信できなくなる可能性があるからである。
【0099】
S610にて、妨害波(ここでは他のch)の信号レベルが解析対象chよりも所定レベル(例えば20dB)以上高いと判定されると、S615に移行して、その判定したNG状態をメモリに記憶し、再度S560に移行する。
【0100】
なお、S615では、メモリに記憶したNG状態を表示部36への表示によって報知できるようにするため、例えば、『chxxレベルに対して、20dB以上レベルが高いチャンネルが存在しています。アンテナの設置状態を調整してください。』といったメッセージもメモリに記憶する。
【0101】
また、S610にて、妨害波の信号レベルは解析対象chよりも所定レベル(例えば20dB)以上高くないと判定された場合には、S620に移行し、地上波測定処理で測定された解析対象chの遅延プロファイルに基づき、解析対象chにガードインターバル(GI)を越える遅延波が存在するか否かを判断する。
【0102】
そして、解析対象chにGIを越える遅延波が存在すると判断されると、S625に移行して、その判断したNG状態をメモリに記憶し、再度S560に移行する。
なお、S625では、メモリに記憶したNG状態を表示部36への表示によって報知できるようにするため、例えば、『GI超えの遅延波が存在しています。アンテナの設置状態を調整してください。』といったメッセージもメモリに記憶する。
【0103】
次に、S620にて、解析対象chにはGIを越える遅延波は存在しないと判断されると、S630に移行し、解析対象chのNGフラグ4はリセット状態で、NGフラグ5がセットされているか否か(つまり、MERは正常で、BERが異常であるか否か)を判断する。
【0104】
そして、S630にて、NGフラグ4はリセット状態で、NGフラグ5がセットされていると判断されると、S635に移行し、そうでなければ、S640に移行する。
S635では、信号品質の内、BERだけが異常であるので、そのNG状態をメモリに記憶して、S560に移行し、S640では、BER及びMERが共に異常であるので、そのNG状態をメモリに記憶して、S560に移行する。
【0105】
なお、S635では、メモリに記憶したNG状態を表示部36への表示によって報知できるようにするため、例えば、『chxxのBERが劣化しており、ブースター発振が発生しています。ブースターを確認してください。』といったメッセージもメモリに記憶する。また、同様に、S640では、例えば、『アンテナの設置状態を調整して下さい。』といったメッセージもメモリに記憶する。
【0106】
次に、S700にて実行されるBS/CS解析処理を
図8及び
図9に沿って説明する。
図に示すように、BS/CS解析処理では、まずS710にて、BS/CS放送の全測定対象チャンネルでNGフラグ1がセットされているか否かを判断する。
【0107】
そして、全測定対象チャンネルでNGフラグ1がセットされていれば、BS/CS放送の全測定対象チャンネルで受信信号がないので、S712に移行して、地上デジタル放送の受信信号はあるか否かを判断する。
【0108】
S712にて、地上デジタル放送の受信信号はあると判断した場合には、受信信号の伝送経路には異常はないので、S714に移行して、そのNG状態をメモリに記憶し、当該BS/CS受信解析処理を終了する。
【0109】
なお、S714では、メモリに記憶したNG状態を表示部36への表示によって報知できるようにするため、例えば、『レベルが測定できません。ケーブルの接続を確認してください。コンバーターへの給電状態を確認してください。測定系で使用している機器の周波数帯を確認してください。』といったメッセージもメモリに記憶する。
【0110】
また、S712にて、地上デジタル放送の受信信号がないと判断した場合には、受信信号の伝送経路に異常があるので、S716に移行して、そのNG状態をメモリに記憶し、当該BS/CS受信解析処理を終了する。
【0111】
なお、S716では、メモリに記憶したNG状態を表示部36への表示によって報知できるようにするため、例えば、『レベルが測定できません。ケーブルの接続を確認してください。コンバーター、ブースターへの給電状態を確認してください。』といったメッセージもメモリに記憶する。
【0112】
次に、S710にて、BS/CS放送のNGフラグ1は全測定対象チャンネルではセットされていないと判断されると、S720に移行して、今度は、BS/CS放送の全測定対象チャンネルでNGフラグ2がセットされているか否かを判断する。
【0113】
そして、BS/CS放送の全測定対象チャンネルでNGフラグ2がセットされていれば、BS/CSチューナ32にてBS/CS放送を受信できていないので、S725に移行して、その認識したNG状態をメモリに記憶し、当該BS/CS解析処理を終了する。
【0114】
なお、S725では、メモリに記憶したNG状態を表示部36への表示によって報知できるようにするため、例えば、『BS/CS信号が受信できません。アンテナの設置状態を調整してください。』といったメッセージもメモリに記憶する。
【0115】
次に、S720にて、NGフラグ2は全測定対象チャンネルではセットされていないと判断されると、S730に移行して、BS/CS放送の全測定対象チャンネルでNGフラグ3がセットされているか否かを判断する。
【0116】
そして、BS/CS放送の全測定対象チャンネルでNGフラグ3がセットされていれば、BS/CS放送の信号レベルが閾値レベル未満であるので、S735に移行して、その認識したNG状態をメモリに記憶し、当該BS/CS解析処理を終了する。
【0117】
なお、S735では、メモリに記憶したNG状態を表示部36への表示によって報知できるようにするため、例えば、『BS/CS放送信号の受信レベルが全チャンネル低い状態です。アンテナの設置状態を調整してください。』といったメッセージもメモリに記憶する。
【0118】
次に、S730にて、NGフラグ3は全測定対象チャンネルではセットされていないと判断されると、S540に移行して、今度は、BS/CS放送の全測定対象チャンネルでNGフラグ4がセットされているか否かを判断する。
【0119】
そして、BS/CS放送の全測定対象チャンネルでNGフラグ4がセットされていれば、全測定対象チャンネルでC/Nが異常であるので、S755に移行し、逆にNGフラグ4は全測定対象チャンネルではセットされていない場合には、S750に移行する。
【0120】
S750では、BS/CS放送の全測定対象チャンネルでNGフラグ5がセットされているか否かを判断し、全測定対象チャンネルでNGフラグ5がセットされていれば、全測定対象チャンネルでBERが異常であるので、S755に移行し、逆にNGフラグ5は全測定対象チャンネルではセットされていない場合には、S760に移行する。
【0121】
S755では、S740又はS750にて、BS/CS放送の全測定対象チャンネルでC/N及びBERの少なくとも一方が異常であることが認識されたので、そのNG状態をメモリに記憶し、当該BS/CS解析処理を終了する。
【0122】
また、S755では、メモリに記憶したNG状態を表示部36への表示によって報知できるようにするため、例えば、『BS/CS信号の信号品質が全チャンネル悪い状態です。アンテナの設置状態を調整してください。』といったメッセージもメモリに記憶する。
【0123】
次に、S760以降の処理では、BS/CS放送の全測定対象チャンネルの中から1チャンネル毎に判定結果(NGフラグ)を取り込み、異常である場合に、異常状態を解析して、報知用のメッセージと共にメモリに記憶する。
【0124】
すなわち、まず、S760では、BS/CS放送の全測定対象チャンネルの中からチャンネル毎の解析を行っていない解析対象chのNGフラグ1〜5を読み込み、セットされているNGフラグがあるか否かを判断する。
【0125】
そして、セットされているNGフラグがあれば、解析対象chに何らかの異常がある(NGである)ので、S762に移行し、セットされているNGフラグがなければ、解析対象chは正常である(OKである)ので、S761に移行する。
【0126】
S761では、現在の解析対象chは、全測定対象チャンネルの中で最後に解析対象chとなった最終chであるか否かを判断する。そして、現在の解析対象chは、最終chであれば、当該BS/CS解析処理を終了し、現在の解析対象chは、最終chでなければ、再度S760に移行する。
【0127】
この結果、再度実行されるS760では、BS/CS放送の全測定対象チャンネルの中から未だ解析を行っていない解析対象chを抽出して、そのチャンネルのNGフラグ1〜5を読み込むことで、その解析対象chが正常(OK)か異常(NG)かを判定することになる。
【0128】
次に、S762では、解析対象chのNGフラグ1はセットされているか否か(換言すれば、解析対象chの信号レベルは、判定レベル以上であるか否か)を判断する。そして、解析対象chのNGフラグ1がセットされていれば、信号レベルが著しく低いので、S764にて、その認識したNG状態をメモリに記憶し、S760に移行する。
【0129】
なお、S764では、その認識したNG状態を表示部36への表示によって報知できるようにするため、例えば、『chxxの受信レベルが低く、測定できません。アンテナの設置状態を確認してください。ケーブルを確認して下さい。コンバーターを確認して下さい。』といったメッセージもメモリに記憶する。
【0130】
また、S762にて、解析対象chのNGフラグ1はセットされていないと判断されると、S766に移行して、解析対象chのNGフラグ2はセットされているか否か(換言すれば、解析対象chのBS/CS信号はあるか否か)を判断する。そして、解析対象chのNGフラグ2がセットされていれば、S768にて、その認識したNG状態をメモリに記憶し、S760に移行する。
【0131】
なお、S768では、その認識したNG状態を表示部36への表示によって報知できるようにするため、例えば、『BS/CS信号が受信できません。アンテナの設置状態を確認してください。ケーブルを確認して下さい。コンバーターを確認して下さい。』といったメッセージもメモリに記憶する。
【0132】
また次に、S766にて、解析対象chのNGフラグ2はセットされていないと判断されると、S770に移行し、解析対象chのNGフラグ3はセットされているか否か(換言すれば、解析対象chの信号レベルは、閾値レベル以上であるか否か)を判断する。そして、解析対象chのNGフラグ3がセットされていれば、解析対象chの信号レベルが低下しているので、S775にて、その認識したNG状態をメモリに記憶し、S760に移行する。
【0133】
なお、S775では、メモリに記憶したNG状態を表示部36への表示によって報知できるようにするため、例えば、『chxxの受信レベルが低い状態です。アンテナの設置状態を調整してください。』といったメッセージもメモリに記憶する。
【0134】
一方、S770にて、解析対象chのNGフラグ3はセットされていないと判断されると、S780に移行して、解析対象chのNGフラグ4はセットされているか否か(換言すれば、C/Nは異常であるか否か)を判断する。そして、解析対象chのNGフラグ4がセットされていれば、S810に移行し、そうでなければ、S790に移行する。
【0135】
次に、S790では、解析対象chのNGフラグ5はセットされているか否か(換言すれば、BERは異常であるか否か)を判断する。そして、解析対象chのNGフラグ5がセットされていれば、S810に移行し、そうでなければ、S800に移行する。
【0136】
そして、S800では、解析対象chは正常であるので、その旨(chxx受信OK)をメモリに記憶し、再度S760に移行する。
次に、S810では、解析対象chだけでNGフラグ5がセットされているのか否か(換言すれば、解析対象chでNGフラグ5がセットされていないか、或いは、解析対象chだけでなく他のchでもNGフラグ5がセットされているのか)を判断する。
【0137】
そして、S810にて、解析対象chだけでNGフラグ5がセットされていると判断すると、S815に移行して、その判断したNG状態をメモリに記憶し、再度S760に移行する。
【0138】
なお、S815では、メモリに記憶したNG状態を表示部36への表示によって報知できるようにするため、例えば、『発振などにより測定chのみ低いC/Nとなっています。ケーブルを確認して下さい。コンバーターを確認して下さい。』といったメッセージもメモリに記憶する。
【0139】
また、S810にて、NGフラグ5は解析対象chだけでセットされていないと判断された場合には、S820に移行し、解析対象chよりも周波数が高い上位のchでNGフラグ4がセットされているか否かを判断する。
【0140】
そして、S820にて上位chでNGフラグ4がセットされていると判断されると、S825に移行し、そうでなければ、S830に移行する。
S825では、上位chでC/Nが異常であるので、そのNG状態をメモリに記憶して、S760に移行し、S830では、上位chでC/Nに異常はないものの、解析対象chの信号品質が悪くなっているので、そのNG状態をメモリに記憶して、S760に移行する。
【0141】
なお、S825では、メモリに記憶したNG状態を表示部36への表示によって報知できるようにするため、例えば、『周波数が高いchにおいて、低いC/Nとなっています。アンテナの設置状態を確認して下さい。ケーブルを確認して下さい。』といったメッセージもメモリに記憶する。また、同様に、S830では、例えば、『アンテナの設置状態を調整して下さい。ケーブルを確認して下さい。』といったメッセージもメモリに記憶する。
【0142】
以上説明したように、本実施形態の信号レベル測定装置においては、入力部38から全放送種別・全放送信号の一括測定が指令されると、制御部40が、地上デジタル放送、BS放送及びCS放送の受信信号の信号レベル及び信号品質を一括して測定し、その測定結果を表示する。このため、使用者は、極めて簡単に放送種別及びチャンネルの異なる放送信号の受信状態を確認できる。
【0143】
また、測定結果の表示は、単に測定した信号レベルや信号品質を表示するのではなく、これら各パラメータが正常であるか否かを判断して、異常があれば「NG」、正常であれば「OK」を表示するので、使用者は、各パラメータを確認して正常/異常を判断する必要がなく、極めて簡単に全測定対象チャンネルの受信状態を把握できる。
【0144】
また、測定した信号レベルや信号品質に何らかの異常がある場合には、地上波解析処理及びBS/CS解析処理にて、測定対象チャンネル毎に、異常状態が解析されて、その異常内容と共に異常を解消するためのメッセージがメモリに記憶される。
【0145】
そして、使用者は、入力部38から指令を入力することで、メモリに記憶された異常内容やメッセージを表示部36に表示させて、確認することができる。よって、本実施形態の信号レベル測定装置は、使用者にとって、極めて使い勝手がよい測定装置となる。
【0146】
なお、本実施形態においては、UHFチューナ30及びBS/CSチューナ32と、レベル検出回路10内の混合器14、VCO16、BPF18、及び、UHFチューナ22とが、本発明の選局手段に相当する。
【0147】
また、レベル検出回路10内の検波回路24が本発明の信号レベル測定手段に相当し、復調部34が本発明の信号品質測定手段に相当し、制御部40が、本発明の判定手段に相当し、表示部36が本発明の報知手段に相当する。
【0148】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にて、種々の態様をとることができる。
例えば、上記実施形態では、地上波測定処理又はBS/CS測定処理で測定対象チャンネルの信号レベル若しくは信号品質に異常があると判断されると、地上波解析処理若しくはBS/CS解析処理にて、その異常状態を解析して、解析結果として報知用のメッセージを記憶するようにしている。
【0149】
しかし、地上波解析処理若しくはBS/CS解析処理は必ずしも実行する必要はなく、地上波測定処理及びBS/CS測定処理にて、測定結果の正常/異常を報知するだけでも、従来装置に比べ、使い勝手のよい信号レベル測定装置を提供することができる。
【0150】
また、上記実施形態では、報知手段として、表示部36を備えるものとして説明したが、報知手段は、音声案内にて測定結果や異常状態の解析結果を報知するようにしてもよく、或いは、音声と表示との両方で報知するようにしてもよい。