【発明が解決しようとする課題】
【0012】
上述したように、特許文献1に記載の照明器具では、照明器具周囲の一定範囲を照射することはできるが、照明器具の足元まで反射光が届かないという課題がある。
また、光源であるランプが歩行者の目線と同じ位置か、又は目線よりも下に位置していることにより、配線等がむき出しとなっているランプ本体部分が歩行者に視認されるため、見栄えが悪いものとなっている。
【0013】
一方、特許文献2に記載の照明器具では、光源からの光を支柱の外方に反射させるための反射板として、第1の反射板に加えて、中間部分に中間照射部を別途準備しなければならず、部品点数が多くなり製品コストが増大するとともに、照明器具の組み立てが複雑となり組み立て工数も増大する。
【0014】
また、高さのある支柱を備える照明器具であれば、光源、中間照射部、第1の反射板を夫々配設するスペースを確保することができるが、支柱の高さが低い照明器具においては、中間照射部を配設するスペースを確保することが困難となる。
【0015】
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであり、主に公園や街路等に配置される支柱付の照明器具であり、広範な照射範囲を確保することができる照明器具、及び光の出射方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0016】
上記の目的を達成するために、本発明の照明器具は、支柱内部の所定の位置に配置された光源と、該光源から所定の距離だけ離間して、凸部が前記光源の中心を指向する錐体状の第1の反射板と、該第1の反射板の側面であって、前記凸部を含み前記第1の反射板と略相似形の錐体状の領域に形成された鏡面と、前記第1の反射板の側面であって、該鏡面を除いた錐台状の領域に形成された乱反射面と、前記支柱に支持された光出射部とを備えている。
【0017】
ここで、光源から所定の距離だけ離間した位置に、光源の中心を指向するように第1の反射板が配置されていることにより、光源から出射した光を第1の反射板で確実に反射させることがでる。
また、第1の反射板が錐体状であることにより、光源から出射された光を照明器具の全方位に向けて放射状に反射させることができる。
【0018】
また、第1の反射板の側面であって、凸部を含み、第1の反射板と略相似形の錐体状の領域に鏡面が形成されていることにより、光源から出射された光を予め定めた一定の角度で支柱の外方に反射させることができる。
従って、目的とする照射領域に確実に反射光を照射させることができる。
【0019】
また、第1の反射板の側面であって、鏡面を除いた錐台状の領域に乱反射面が形成されていることにより、光源から出射された光を乱反射させることができるため、鏡面反射した反射光の照射範囲以外の、例えば照明器具の足元に反射光を照射することができる。
【0020】
また、支柱に支持された光出射部を備えていることにより、第1の反射板で反射した反射光を確実に支柱の外方に出射することができる。
【0021】
上記の目的を達成するために、本発明の照明器具は、支柱内部の所定の位置に配置された光源と、該光源から所定の距離だけ離間して、凸部が前記光源の中心を指向する錐体状の第1の反射板と、該第1の反射板の側面であって、前記凸部を含み前記第1の反射板と略相似形の錐体状の領域に形成された鏡面と、前記第1の反射板の側面であって、該鏡面を除いた錐台状の領域に形成された乱反射面と、前記支柱に形成された開口部とを備えている。
【0022】
ここで、光源から所定の距離だけ離間した位置に、光源の中心を指向するように第1の反射板が配置されていることにより、光源から出射した光を第1の反射板で確実に反射させることがでる。
また、第1の反射板が錐体状であることにより、光源から出射された光を照明器具の全方位に放射状に反射させることができる。
【0023】
また、第1の反射板の側面であって、凸部を含み、第1の反射板と略相似形の錐体状の領域に鏡面が形成されていることにより、光源から出射された光を予め定めた一定の角度で支柱の外方に反射させることができる。
従って、目的とする照射領域に確実に反射光を照射させることができる。
【0024】
また、第1の反射板の側面であって、鏡面を除いた錐台状の領域に乱反射面が形成されていることにより、光源から出射された光を乱反射させることができるため、鏡面反射した反射光の照射範囲以外の、例えば照明器具の足元に反射光を照射することができる。
【0025】
また、支柱に形成された開口部により、第1の反射板で反射した反射光を確実に支柱の外方に出射することができる。
【0026】
また、乱反射面が塗料でコーティングされている場合には、光源から出射された光が、塗料に含まれる微小粒子により様々な方向に乱反射させることができる。
従って、鏡面反射した反射光の照射範囲以外の、例えば照明器具の足元に反射光を照射することができる。
更に、コーティングを施すことにより第1の反射板の傷つき防止、汚れ防止となるため、第1の反射板の耐久性を向上させることができる。
【0027】
また、乱反射面が凹凸形状である場合には、光源から出射された光が、凹凸で様々な方向に乱反射させることができる。
従って、鏡面反射した反射光の照射範囲以外の、例えば照明器具の足元に反射光を照射することができる。
【0028】
また、支柱の軸方向と垂直な軸と、鏡面で反射される反射光が交わる角度が略10°となるように、鏡面と支柱の軸方向のなす角度が設定される場合には、支柱上方への光漏を極力防止することができるとともに、歩行者のグレアを防止しつつ、目標とする路面の照射範囲を確実に照射することができる。
【0029】
また、光源の近傍に、光源からの光を支柱の軸方向と略平行であり、第1の反射板を指向する向きに反射させる第2の反射板を備える場合には、光源から出射された光の漏れを極力抑えて第1の反射板に向けて出射させることができるため、照明器具の照射効率をより高めることができる。
【0030】
また、第1の反射板と前記第2の反射板の間であって、第2の反射板からの反射光を第1の反射板に向けて導光する開口部が形成された導光板を有する場合には、第2の反射板で反射された反射光を第1の反射板の中心に向けて確実に出射させることができる。
【0031】
更に、導光板が支柱の軸方向平面視で、少なくとも第2の反射板を覆い隠す場合には、光源の位置が歩行者の目線と同じか、又は低い支柱においても、例えば光源につながる配線等を導光板で覆い隠すことができるため、照明器具の見栄えが向上する。
【0032】
また、導光板の開口部の最大幅をL、前記鏡面の最大幅をAとした場合に、L/2≦Aと設定した場合には、開口部から導光され、第1の反射板に入射する光の量を一定以上に確保し、目的とする照射範囲を確保することができる。
【0033】
また、導光板の開口部の最大幅をL、前記鏡面の最大幅をAとした場合に、A≦Lと設定し場合には、開口部から導光される光のうち支柱の軸方向に対して角度をもった光を確実に遮断することができる。
即ち、支柱の軸方向と平行な光のみを第1の反射板の鏡面に反射させることができるため、グレアの発生や光害を確実に防止して、目的とする照射領域に確実に照射することができる。
【0034】
上記の目的を達成するために、本発明の光の出射方法は、支柱内部の所定の位置に配置された光源から光を出射する工程と、光源からの光を前記支柱の軸方向に平行な向きに反射させる工程と、反射光の一部を支柱の外方に向けて略一定の角度で反射させると共に、反射光の一部を支柱の外方に向けて乱反射させる工程とを備えている。
【0035】
ここで、光源からの光を支柱の軸方向に平行な向きに反射させる工程を有することにより、光源からの光が支柱の外方に漏れることがなく、照射効率を高めることができる。
【0036】
また、反射光の一部を支柱の外方に向けて略一定の角度で反射させる工程を有することにより、目的とする照射領域に確実に反射光を照射させることができる。
【0037】
また、反射光の一部を支柱の外方に向けて乱反射させる工程を有することにより、照射領域をさらに広げることができる。