(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記利用者が前記監視区域で作業中であると判定され且つ前記利用者の作業が前記対処作業でないと判定された場合に、前記送信情報生成部は、前記業務情報をプル型の配信形態で配信する前記送信情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の警備業務支援システム。
前記利用者が前記監視区域で作業していないと判定された場合に、前記送信情報生成部は、前記業務情報をプッシュ型の配信形態で配信する前記送信情報を生成し、前記送信制御部は、前記送信情報を前記携帯端末装置に送信することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の警備業務支援システム。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
本発明の実施形態に係る業務支援システムの一例として、所定の警備対象の監視区域に警備装置を設置することにより人手を介さずに監視区域を監視する警備業務支援システムを例示する。この警備業務支援システムでは、監視区域に発生した異常を警備装置により検知して、異常発生時には異常に対処する対処員を監視区域に派遣し、警備業務に関する業務情報を対処員が所持する携帯端末装置を介して伝達する。
ただし、本発明の業務支援システムは、このような警備業務支援システムに限定されるものではなく、警備業務に携わる携帯端末装置の利用者に、この携帯端末装置を介して業務情報を伝達する警備業務支援システムに広く適用可能である。
【0014】
(警備業務支援システムの全体構成)
図1を参照する。警備業務支援システム1は、警備対象である監視区域2に設置され異常を検知するセンサ4と、センサ4に接続される警備装置7と、監視センタ9に設置され通信回線8を通じて警備装置7に接続されるセンタ装置10を備える。警備業務支援システム1は、センタ装置10を監視する管制員11からの対処指示により、監視区域2へ向かう対処員12a及び12bによってそれぞれ所持される携帯端末装置13a及び13bを備える。
【0015】
なお、
図1は、対処員12aが監視区域2にて作業中であり、対処員12bが監視区域2での作業中でない状態を示している。監視区域2での作業中でない状態には、例えば、移動中の状態や、自社の事業所や詰め所で休憩又は待機中の状態が含まれてよい。
以下、対処員12a及び12bを総称して「対処員12」と表記することがある。携帯端末装置13a及び13bを総称して「携帯端末装置13」と表記することがある。
【0016】
センサ4は、例えば監視区域2内の施設の内部、又は窓もしくはドア等の開閉部に設置され、この施設への侵入者又は侵入物(以下、「侵入者等」と表記する)を検知する。またはセンサ4は、監視区域2内の施設の外壁、外側領域内、監視区域2の入口の開閉部に設置され監視区域2内への侵入者等を検知する。
センサ4は、例えば開閉部の開閉を検知するマグネットセンサ、受光した赤外線の光量変化に基づいて探知範囲の侵入者等の有無を検知する赤外線センサであってよい。また、センサ4は、例えば撮像画像と予め記憶された正常時の画像との差分に基づいて撮像範囲の侵入者等の有無を検知する画像センサであってもよい。センサ4は、監視区域2内に発生した異常を検知すると「検知信号」を警備装置7へ送信する。
【0017】
警備装置7は、センサ4からの検知信号により、監視区域2における異常の発生を検知する。警備装置7の動作モードには、警備セットモード及び警備解除モードがある。警備セットモードにて検知信号を受信した場合、警備装置7はセンタ装置10へ「異常信号」を送信する。警備装置7は、警備装置7自身やセンサ4の異常の発生を検知した場合にも、センタ装置10へ異常信号を送信する。
【0018】
異常信号を受信したセンタ装置10は、例えば表示部に異常発生を表示することにより、管制員11に異常発生を通知する。異常発生を確認した管制員11は、監視区域2の警備を担当する対処員12の何れかを選択し、選択された対処員12に対して対処を要請する。対処の要請を受けた対処員12は、異常が発生した監視区域2に向かい異常事態の確認、復旧などの対処業務を開始する。
【0019】
管制員11から対処員12への対処指示は、対処を要請する業務情報を配信するための「送信情報」を対処員12が所持する携帯端末装置13に送信し、携帯端末装置13に業務情報を表示することによって対処員12に伝達してよい。
図2の(a)及び
図2の(b)を参照する。
図2の(b)の例では、携帯端末装置13に表示されるメニュー画面20上に、業務情報を知らせる第1指示通知23がポップアップとして表示される。
第1指示通知23には、業務情報が表示される業務情報表示欄24が設けられる。例えば、業務情報は、対処員12への指示が、監視区域2に発生した異常に対処する「異常対処指示」であり、監視区域2の警備業務の顧客の識別コードが「0123456」であり、異常対処を行う監視区域2が「△△ビル」であることを警備上の情報として含む。
【0020】
対処員12が監視区域2で作業している状態で対処員12に業務情報を通知することは、対処員12の状態によって適切でない場合がある。例えば、対処員12が、監視区域2で発生した異常に対処する作業(以下、「対処作業」と表記する)中である場合には、監視区域内に警備装置7が検知した侵入者が残っている可能性があるため、侵入者から見つからずに行動することが対処員12に求められる。このような状態で携帯端末装置13に業務情報を通知すると、たとえ携帯端末装置13がマナーモードなどに設定されていても、業務情報の着信を知らせる携帯端末装置の動作によって侵入者が対処員12に気づく恐れがある。
また、例えば対処員12が監視区域2の正当な利用者である顧客を接客している状態で携帯端末装置13に業務情報を通知することも適切ではない。延々と通知を続けると顧客への礼を失するおそれがあり、また、警備上の情報を顧客や周囲の第三者に不用意に知得される恐れがある。
【0021】
このため、対処員12へ通知すべき業務情報があっても、対処員12が監視区域2にて作業中であり対処員12の作業種別が対処作業又は接客である場合には、対処員12への業務情報の通知を禁止する。例えば第1実施形態では、対処員12が監視区域2にて作業中であり対処員12の作業種別が対処作業又は接客である場合には、センタ装置10から携帯端末装置13への業務情報の配信を禁止する。
【0022】
対処員12が監視区域2で作業中であるか否かの状態及び監視区域2における対処員12の作業種別(以下「対処員状態」と表記する)は、例えば携帯端末装置13を用いて判定してよい。例えば携帯端末装置13は、対処員12が携帯端末装置13で行う操作によって対処員状態を判定してよい。例えば携帯端末装置13は、対処員12により携帯端末装置13に入力される対処員12の状態に関する情報に基づいて対処員状態を判定してよい。
【0023】
図2の(a)を参照する。対処員12の状態に関する情報の入力は、対処員12がメニュー画面20内の行動情報入力ボタン21を押下する操作に応じて表示される行動入力画面にて行う。行動情報入力ボタン21が押下されると
図3に示す行動入力画面30が表示される。行動入力画面30は、対処員12の状態に関する情報として対処員12が現在いる施設や対処員12の移動先の施設を入力する施設入力欄31と、施設入力欄31に入力される施設が自社施設であるか否かを区別する種別情報を入力する種別情報入力欄32を含む。また、行動入力画面30は、対処員12の状態に関する情報として、施設入力欄31に入力される施設における対処員12の行動又は作業種別を入力する行動入力欄33と、対処員12の現在の行動状態を入力する行動状態入力欄34と、対処員12の移動手段を入力可能な移動手段入力欄35を含む。
【0024】
行動状態入力欄34には、現在の行動状態に関する情報として、例えば「到着」、「作業中」、「出発」、及び「休憩中」などが入力可能である。例えば、施設入力欄31に監視区域2の名称を入力した状態で、行動状態入力欄34に「到着」を入力すると監視区域2に対処員12がいると判定される。施設入力欄31に監視区域2の名称を入力した状態で、行動状態入力欄34に「作業中」を入力すると対処員12が監視区域2で作業中であると判定される。
【0025】
行動入力欄33には、対処員12の行動又は作業種別に関する情報として、「異常対処」、「保守点検」、「巡回」、「お客様対応」、「災害対応」、「工事」、「事務作業」、「状況確認」などが入力可能である。
例えば、行動入力欄33に「異常対処」を入力すると、監視区域2における対処員12の作業種別が対処作業であると判定される。例えば、行動入力欄33に「お客様対応」を入力すると、監視区域2における対処員12の作業種別が接客であると判定される。
【0026】
一方で、対処員12が監視区域2で作業中であると判定された状態であっても、行動入力欄33に「異常対処」及び「お客様対応」のいずれも入力されていない場合には、作業種別が対処作業及び接客のいずれでもないと判定される。例えば、行動入力欄33が未入力であるか、「保守点検」、「巡回」、「災害対応」、「工事」、「事務作業」及び「状況確認」のいずれかが入力されている場合には、作業種別が対処作業及び接客のいずれでもないと判定される。
【0027】
さらに、未入力の施設入力欄31に新たに施設の名称を入力するか、それまで施設入力欄31に入力されていた施設の名称を他の施設の名称に変更してから、行動状態入力欄34に「出発」を入力すると、対処員12は移動中であると判定される。また、行動状態入力欄34に「休憩中」を入力すると、対処員12は休憩中であると判定される。対処員12が移動中又は対処員12が休憩中と判定されると、対処員12は監視区域2で作業していないと判定される。
【0028】
ある実施形態では、単に監視区域2に対処員12がいると判定すれば、対処員12が監視区域2で作業中であると判定してもよい。また、監視区域2にて対処員12が作業中であると判定すれば、作業種別は対処作業又は接客であると判定してもよい。すなわち、監視区域2に対処員12がいると判定され、それによって対処員12の作業種別が対処作業又は接客であると判定された場合に、対処員12への業務情報の通知を禁止してもよい。
携帯端末装置13は、携帯端末装置13の操作に代えて、例えば、携帯端末装置13が備えるGPS(Global Positioning System)受信機を用いて、対処員12が監視区域2にいるか否かを判定してもよい。
【0029】
また、携帯端末装置13は、監視区域2に設置された無線機器との間の近距離通信によって、対処員12が監視区域2にいるか否かを判定してもよい。例えば、携帯端末装置13は、監視区域2に設置されたRFID(Radio Frequency IDentification)タグから発信される識別信号を受信することによって、対処員12が監視区域2にいるか否かを判定してもよい。なお、携帯端末装置13は、車両等の交通手段に設置された無線機器との間の近距離通信によって対処員12が移動中であるか否かを判定してもよい。
【0030】
警備装置7を用いて、対処員12が監視区域2にいるか否かを判定してもよい。例えば、警備装置7と携帯端末装置13との間の近距離通信によって、対処員12が監視区域2にいるのか否かを判定してもよい。例えば、警備装置7は、無線LAN(Local Area Network)を経由した携帯端末装置13との無線通信によって対処員12が監視区域2にいるのか否かを判定してもよい。また、例えば警備装置7は、携帯端末装置13に設けたRFIDタグから識別信号を受信することによって、対処員12が監視区域2にいるのか否かを判定してもよい。また、例えば警備装置7は、利用者から操作入力として受け付けたIDコードが対処員12のものであるか否か判別することで、対処員12が監視区域2にいるのか否かを判定してもよい。警備装置7は、対処員12が監視区域2にいるか否かの対処員状態を示す状態情報をセンタ装置10へ送信する。
【0031】
また、ある実施形態では、監視区域2における異常の発生を知らせる異常信号が警備装置7からセンタ装置10へ送信されている場合に、監視区域2における対処員12の作業種別が対処作業であると判定してもよい。
なお、本実施形態で配信される業務情報は、対処員12への対処指示だけでなく、例えば対処指示のキャンセルを知らせる情報であってもよい。業務情報は、対処指示やそのキャンセルのような対処員12への指示だけでなく、監視区域2にて対処員12が異常に対処する作業の作業支援に関する支援情報であってもよい。この支援情報は、警備装置7に検知された異常に関する詳細情報であってよい。
【0032】
詳細情報は、例えば、警備装置7に検知された異常の分類、発生箇所、及び原因、異常を検知したセンサ4又は異常が検知された警備装置7若しくはセンサ4の識別情報、警備装置7に検知された異常に対する対処方法に関する情報を含んでよい。
支援情報は、検出された異常に対処する際に必要な機材を対処員12の携行品として指定する携行品情報を含んでもよい。
【0033】
一方で、対処員12が監視区域2にて作業中であっても対処員12の作業種別が対処作業及び接客のいずれでもない場合には、業務情報を対処員12へ通知する。しかしながら、監視区域2には対処員12の周囲に第三者がいる可能性があるため、監視区域2にて対処員12が業務情報を受信してしまうと、対処員12が業務情報を確認する際に、第三者に警備上の情報を覗き見され取得されてしまう虞がある。
このため、監視区域2にて作業中の対処員12に業務情報を通知する場合は、不用意に業務情報が表示されにくいプル型の配信形態で業務情報を携帯端末装置13へ配信する。
【0034】
なお、「プル型の配信形態」とは、携帯端末装置13を所持する対処員12の能動的な動作に応答して、業務情報を携帯端末装置13に配信する配信形態を意味する。例えば「プル型の配信形態」は、携帯端末装置13を所持する対処員12の能動的な携帯端末装置13の操作に応答して、業務情報を携帯端末装置13に配信する配信形態である。
プル型の配信形態で業務情報を配信する場合、センタ装置10は、業務情報を配信する送信情報として「第1送信情報」及び「第2送信情報」を携帯端末装置13へ送信することによって業務情報を配信する。
【0035】
第1送信情報は、伝達すべき業務情報の存在を知らせる情報であり、
図2の(b)に示した業務情報自体を含まず、業務情報の送信要求のための識別情報を含んでよい。携帯端末装置13における業務情報の要求操作に応じてこの識別情報を含んだ業務情報送信要求をセンタ装置10へ送信する。センタ装置10が業務情報送信要求を受信すると、業務情報自体を含んだ第2送信情報をセンタ装置10から携帯端末装置13へ送信する。
【0036】
図4の(a)及び
図4の(b)を参照する。
図4の(a)の例では、携帯端末装置13が第1送信情報を受信すると、メニュー画面20上に第2指示通知25がポップアップとして自動的に表示される。第2指示通知25は、伝達すべき業務情報の存在を知らせる「指示あり」のメッセージと、業務情報の要求操作手段26の表示と、「後で確認」ボタン27を含む。対処員12は、対処員12の能動的な動作の有無に関わらず第2指示通知25がポップアップ表示されることにより伝達すべき業務情報の存在を知ることができる。
【0037】
第1送信情報は、プル型の配信形態で業務情報の内容を配信可能とする送信情報であると同時に、伝達すべき業務情報の存在を知らせる情報をプッシュ型の配信形態で携帯端末装置13へ配信する情報でもある。「プッシュ型の配信形態」とは、携帯端末装置13を所持する対処員12の能動的な動作の有無に関わらず、携帯端末装置13に情報を配信する配信形態を意味する。例えば「プッシュ型の配信形態」は、携帯端末装置13を所持する対処員12の能動的な携帯端末装置13の操作に関わらず、携帯端末装置13に情報を配信する配信形態である。
【0038】
要求操作手段26は、対処員12による業務情報を含んだ第2送信情報の送信要求を受け付けるためのユーザインタフェースである。
図4の(a)の例では、要求操作手段26は、業務情報が記載されたWebページである第2送信情報の送信を要求するWebページへのリンク表示である。第1送信情報は、業務情報送信要求のための識別情報として、Webページの識別情報を含んだリンク情報を含んでよい。ある実施例では、要求操作手段26は、例えば業務情報の要求操作を受け付けるボタン等であってもよい。
【0039】
対処員12の周囲に第三者がいて携帯端末装置13の画面表示を覗き見される虞がある場合には、例えば、第三者が周囲にいない場所へ移動してから要求操作手段26を操作する。この要求操作手段26の操作に応じて、携帯端末装置13は、第1送信情報に含まれる識別情報を含んだ業務情報送信要求を生成し、センタ装置10へ送信する。センタ装置10は業務情報送信要求に応じて業務情報を含んだ第2送信情報を携帯端末装置13へ送信する。
【0040】
図4の(b)を参照する。第2送信情報を受信した携帯端末装置13は、例えば指示表示画面28を表示する。指示表示画面28には、
図2の(b)の業務情報表示欄24と同様に業務情報が表示される業務情報表示欄29が設けられる。指示表示画面28は、例えば業務情報が記載されたWebページであってよい。
図4の(a)を参照する。第三者により携帯端末装置13の画面表示を覗き見される虞を解消できない状態で、指示表示画面28を閲覧せずにメニュー画面20を操作したい場合には、「後で確認」ボタン27の押下操作によって第2指示通知25の表示を止めることができる。
【0041】
その後、第三者が周囲にいない場所へ移動する等により第三者による覗き見の虞がなくなった後に、
図2の(a)に示す「通知の確認」ボタン22の押下操作によって、第2指示通知25を再表示させることができる。そして、要求操作手段26を操作することによって指示表示画面28を携帯端末装置13にて表示し、第三者による覗き見の虞がない状態で業務情報を確認することができる。
【0042】
また、対処員12が監視区域2にて作業中でなく、例えば車両等で移動しているか自社施設で休憩中であれば、対処員12が携帯端末装置13で業務情報を表示しても、業務情報に含まれる警備上の情報を第三者に覗き見される虞は少ない。このため、対処員12が監視区域2にて作業していないと判定された場合には、業務情報の一覧性にすぐれたプッシュ型の配信形態で業務情報の内容を携帯端末装置13へ配信し、業務情報の伝達の効率を向上する。
【0043】
プッシュ型の配信形態で業務情報を配信する場合、センタ装置10は、業務情報を配信する送信情報として、業務情報を含む「第3送信情報」を携帯端末装置13へ送信する。第3送信情報を受信した携帯端末装置13は、例えば
図2の(b)に示した第1指示通知23をポップアップとしてメニュー画面20上に表示する。このとき第1指示通知23の業務情報表示欄24に第3送信情報に含まれる業務情報を表示する。
【0044】
プッシュ型の配信形態において対処員12の能動的動作なしに業務情報を配信するのと同様に、携帯端末装置13もまた、第1指示通知23を対処員12の能動的な動作(例えば携帯端末装置13の操作)の有無に関わらず受信した情報を表示画面の最前面に表示するポップアップ表示をしてよい。このように対処員12の能動的な動作が必要ないため、効率的に業務情報を伝達することができる。なお、第1指示通知23は、
図2の(a)に示す「通知の確認」ボタン22の押下操作によって後で再表示させることもできる。
【0045】
続いて、警備業務支援システム1の各部の構成について説明する。
(警備装置の構成)
図5を参照して警備装置7の構成を説明する。警備装置7は、入出力インタフェース40と、記憶部41と、通信回路42と、制御部43を備える。入出力インタフェース40は、センサ4に接続され、異常を検知したセンサ4からの検知信号を受信する。
記憶部41は、不揮発性メモリ又はハードディスクドライブ装置を備えてもよい。記憶部41には、制御部43により実行されるプログラム、プログラムの実行に必要なデータが記憶される。
通信回路42は、通信回線8を経由してセンタ装置10との有線通信又は無線通信を行うための回路である。
【0046】
制御部43は、異常検知部44を備える。制御部43は、プロセッサ、及びその周辺回路を備えており、記憶部41に記憶されたコンピュータプログラムを実行することにより、以下に説明する異常検知部44の処理を実施する。すなわちコンピュータプログラムは、異常検知部44の処理を制御部43に実行させる命令を含む。
異常検知部44は、警備装置7の動作モードが警備セットモードである間に、入出力インタフェース40を介してセンサ4から検知信号を受信すると、通信回路42を介して異常を知らせる異常信号をセンタ装置10へ送信する。また、異常検知部44は、警備装置7自身やセンサ4の異常の発生を検知した場合にも異常を知らせる異常信号をセンタ装置10へ送信する。
【0047】
(携帯端末装置の構成)
次に、
図6を参照して携帯端末装置13の構成を説明する。携帯端末装置13として、スマートフォンや携帯電話を採用可能である。ただし携帯端末装置13はこれらに限定されるものではない。携帯端末装置13は、携帯可能であり、センタ装置10との通信機能、及び情報処理機能を有し、アプリケーションプログラムを記憶してこれらの機能を実現することができる他の装置でもよい。
携帯端末装置13は、操作部50と、表示部51と、記憶部52と、音声出力部53と、通信回路54と、制御部55を備える。
【0048】
操作部50は、情報入力手段として機能し、入力ボタンや表示部51の表示画面に設けられたタッチパネルなどを備えていてよい。操作部50は、対処員12による携帯端末装置13への情報入力及び操作入力を受け付けるために使用される。例えば、操作部50は、
図4の(a)に示す第2指示通知25における要求操作手段26の操作入力を受け付ける。また例えば、操作部50は、
図3に示す行動入力画面30における対処員12の状態に関する情報の入力を受け付ける。
表示部51は、表示手段として機能し、制御部55の制御によって各種の情報の表示を行う。表示部51には、例えば
図2の(a)に示すメニュー画面20、
図2の(b)に示す第1指示通知23、
図3に示す行動入力画面30、
図4の(a)に示す第2指示通知25、及び
図4の(b)に示す指示表示画面28が表示されてよい。
【0049】
記憶部52は、例えば、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を備える。記憶部52は、不揮発性メモリ又はハードディスクドライブ装置を備えてもよい。記憶部52には、制御部55により実行されるコンピュータプログラム、及びコンピュータプログラムの実行に必要なデータが記憶される。
制御部55により実行されるコンピュータプログラムは、機械可読記録媒体に記録されて、図示しない媒体読取装置により読み取られて記憶部52にインストールされてもよい。また、このコンピュータプログラムは、通信回路54を介して通信回線8からダウンロードされ、記憶部52にインストールされてもよい。
【0050】
音声出力部53は、制御部55の制御によって音声情報の出力を行う。音声出力部53は、例えばスピーカであってよい。
通信回路54は、有線又は無線の通信インタフェースを備え、コネクタ又はアンテナを介して通信回線8に接続される。
【0051】
制御部55は、通信処理部56、第1状態判定部57、表示制御部58、及び報知制御部59を備える。制御部55は、プロセッサ及びその周辺回路を備えており、記憶部52に記憶されたコンピュータプログラムを実行することにより、以下に説明する通信処理部56、第1状態判定部57、表示制御部58、及び報知制御部59の処理を実施する。すなわち、コンピュータプログラムは、通信処理部56、第1状態判定部57、表示制御部58、及び報知制御部59の処理を制御部55に実行させる命令を含む。
【0052】
通信処理部56は、通信回路54を介してセンタ装置10との間の通信処理を行う。例えば、通信処理部56は、センタ装置10から送信される第1送信情報、第2送信情報、及び第3送信情報を受信するための処理を行う。
また例えば、第1状態判定部57が対処員状態を判定すると、通信処理部56は、判定された対処員状態を示す対処員状態情報をセンタ装置10へ送信するための処理を行う。
【0053】
第1状態判定部57は、対処員状態を判定する処理を行う。例えば、第1状態判定部57は、
図3に示す行動入力画面30で入力された対処員12の状態に関する情報に基づいて対処員状態を判定してよい。
また、例えば第1状態判定部57は、携帯端末装置13が備える図示しないGPS受信機の測位結果に基づいて対処員12が監視区域2にいるか否かを判定してもよい。また、例えば第1状態判定部57は、監視区域2に設置された無線機器との間の近距離通信の結果に基づいて対処員12が監視区域2にいるか否かを判定してもよい。また、例えば第1状態判定部57は、車両等の交通手段に設置された無線機器との間の近距離通信の結果に基づいて対処員12が移動中かどうかを判定してもよい。
【0054】
表示制御部58は、表示部51に各種画面を表示する処理を行う。例えば表示制御部58は、
図2の(a)に示すメニュー画面20を表示部51に表示し、対処員12が行動情報入力ボタン21を押下する操作を行うと、
図3に示す行動入力画面30を表示部51に表示する。また例えば、表示制御部58は、通信処理部56が第3送信情報を受信すると、
図2の(b)に示す第1指示通知23を表示部51にポップアップ表示する。
【0055】
また例えば表示制御部58は、通信処理部56が第1送信情報を受信すると、
図4の(a)に示す第2指示通知25を表示部51にポップアップ表示する。また、例えば表示制御部58は、メニュー画面20で対処員12が「通知の確認」ボタン22を押下する操作を行うと、過去に表示した第1指示通知23や第2指示通知25を表示部51に再表示する。
【0056】
また例えば、操作部50が
図4の(a)に示す要求操作手段26の操作入力を受け付けると、表示制御部58は、受信した第1送信情報に含まれる識別情報を含んだ業務情報送信要求をセンタ装置10へ送信するための処理を行う。また例えば、表示制御部58は、業務情報送信要求に応じて送信された第2送信情報を通信処理部56が受信すると、
図4の(b)に示す指示表示画面28を表示部51に表示する。
【0057】
報知制御部59は、対処員12が監視区域2にて作業中でない状態で第3送信情報を受信した場合に、通信処理部56が受信した第3送信情報に含まれる業務情報を、音声情報として音声出力部53を介して出力する。例えば、報知制御部59は、第3送信情報を受信した場合に、業務情報を音声情報として出力する。また例えば、報知制御部59は、対処員12が監視区域2にて作業中でないと第1状態判定部57が判定した場合に業務情報を音声情報として出力する。
業務情報を音声情報として出力することにより、対処員12は携帯端末装置13を見なくても業務情報を知得することができ、業務情報の伝達の効率が向上する。特に、車両で移動中の対処員12が携帯端末装置13を操作できなくても業務情報を知得することができるので業務情報の伝達の効率が向上する。
【0058】
報知制御部59は、例えば、テキスト情報として第3送信情報に含まれる業務情報を音声合成機能により読み上げることにより業務情報を音声情報として出力してよい。また例えば、業務情報を知らせる音声情報のパターンを予め業務情報に対応付けて記憶部52に格納しておき、報知制御部59は、受信した第3送信情報に含まれる業務情報に対応付けられたパターンを音声情報として出力してよい。また例えば、センタ装置10より業務情報を知らせる音声情報を含んだ第3送信情報に含めて送信し、報知制御部59は、第3送信情報に含まれる音声情報を出力する。
【0059】
(センタ装置10の構成)
次に、
図7を参照してセンタ装置10の構成を説明する。センタ装置10は、例えば監視センタ9に設置された1又は複数のコンピュータで構成されている。センタ装置10は、操作部70と、表示部71と、記憶部72と、通信回路73と、制御部74を備える。
操作部70は、情報入力手段として機能し、センタ装置10を構成するコンピュータに含まれるキーボード、マウス、タッチペン、タッチパッド又はトラックボールや、表示部71の表示画面に設けられたタッチパネルなどを備えていてよい。
操作部70は、管制員11によるセンタ装置10への操作入力を受け付けるために使用される。例えば、操作部70は、異常発生時に対処員12による対処指示する対処指示操作を受け付ける。
【0060】
表示部71は、表示手段として機能し、制御部74の制御によって各種の情報の表示を行う。表示部71には、例えば、異常発生を知らせる文字又は図形等の視覚情報や、異常が検知された監視区域2が表示されてよい。
記憶部72は、例えば、ROM及びRAMを備える。記憶部72は、不揮発性メモリ又はハードディスクドライブ装置を備えてもよい。記憶部72には、制御部74により実行されるコンピュータプログラム、及びコンピュータプログラムの実行に必要なデータが記憶される。
通信回路73は、有線又は無線の通信インタフェースを備え、コネクタ又はアンテナを介して通信回線8に接続される。
【0061】
制御部74は、通信処理部75と、第2状態判定部76と、作業種別判定部77と、送信情報生成部78と、送信制御部79を備える。制御部74は、プロセッサ及びその周辺回路を備えており、記憶部72に記憶されたコンピュータプログラムを実行することにより、以下に説明する通信処理部75と、第2状態判定部76と、作業種別判定部77と、送信情報生成部78と、送信制御部79の処理を実施する。
【0062】
通信処理部75は、通信回路73を介して警備装置7との通信処理と携帯端末装置13との通信処理を行う。例えば通信処理部75は、携帯端末装置13から送信される対処員状態情報を受信する処理を行う。通信処理部75は、対処員状態情報を受信すると、対処員状態情報を記憶部72に格納する。
第2状態判定部76は、携帯端末装置13から受信した対処員状態情報に応じて、対処員12が監視区域2で作業中であるか否かを判定する。
【0063】
作業種別判定部77は、対処員12が監視区域2で作業中であると判定された場合に、対処員状態情報に応じて対処員12の作業種別を判定する。例えば、作業種別判定部77は、対処員12の作業種別が対処作業であるか否かを判定する。また、例えば作業種別判定部77は、対処員12の作業種別が接客であるか否かを判定する。
送信情報生成部78は、業務情報自体を含んだ第2送信情報を生成し記憶部72に格納するとともに、生成した第2送信情報(すなわち業務情報自体)の送信を要求する業務情報送信要求のための識別情報を生成する。
【0064】
また、送信情報生成部78は、対処員12が監視区域2で作業中でないと第2状態判定部76が判定した場合に、プッシュ型の配信形態で業務情報を配信する第3送信情報を生成する。
一方で、送信情報生成部78は、対処員12が監視区域2で作業中であり、対処員12の作業種別が対処作業及び接客のいずれでもないと第2状態判定部76が判定した場合に、プル型の配信形態で業務情報を配信する送信情報として、第2送信情報の送信を要求する業務情報送信要求の識別情報を含んだ第1送信情報を生成する。
【0065】
送信制御部79は、対処員12が監視区域2で作業中であると第2状態判定部76が判定し、作業種別が対処作業及び接客のいずれかであると作業種別判定部77が判定した場合に、携帯端末装置13に対する業務情報を配信するための送信情報の送信を禁止する。すなわち、第1送信情報〜第3送信情報の送信を禁止する。送信制御部79は、業務情報を配信するための送信情報の送信を禁止する場合、業務情報が携帯端末装置13へ送信されないことを知らせる文字又は図形等の視覚情報を表示部71に表示する。
また、送信制御部79は、対処員12が監視区域2で作業中であると第2状態判定部76が判定し、作業種別が対処作業及び接客のいずれかでもないと作業種別判定部77が判定し、送信情報生成部78が第1送信情報を生成した場合に、第1送信情報を通信処理部75により携帯端末装置13に送信する。
【0066】
また、送信制御部79は、対処員12が監視区域2で作業中でないと第2状態判定部76が判定し、送信情報生成部78が第3送信情報を生成した場合に、第3送信情報を通信処理部75により携帯端末装置13に送信する。
また、送信制御部79は、携帯端末装置13から送信された業務情報送信要求を通信処理部75が受信すると、業務情報送信要求に応答して、プル型の配信形態で業務情報を配信する送信情報として、第2送信情報を通信処理部75により携帯端末装置13へ送信する。
【0067】
このとき、送信制御部79は、業務情報送信要求を受信すると業務情報送信要求に含まれる識別情報により識別される第2送信情報を記憶部72から読み込む。送信制御部79は、第2送信情報を通信処理部75により携帯端末装置13へ送信する。
なお、センタ装置10は特許請求の範囲に記載の遠隔装置の一例である。対処員12は利用者の一例である。対処員状態情報は利用者状態情報の一例である。業務情報送信要求は送信要求の一例である。携帯端末装置13の通信処理部56は、通信部の一例である。
【0068】
(第1実施形態の警備業務支援システムの動作)
次に、
図8を参照して、監視区域2で対処作業中の対処員12への業務情報の通知を禁止する際の第1実施形態の警備業務支援システムの動作の全体を説明する。
ステップS1において携帯端末装置13は、対処員状態を判定する。ステップS2において携帯端末装置13は、判定した対処員状態を示す対処員状態情報をセンタ装置10へ送信する。センタ装置10は、受信した対処員状態情報を記憶部72に格納する。
【0069】
その後、警備装置7が異常を検知すると、ステップS3において警備装置7は異常信号をセンタ装置10へ送信する。ステップS4においてセンタ装置10は、異常の発生を知らせる視覚情報や異常が検知された監視区域2を表示部71に表示する。ステップS5においてセンタ装置10は、管制員11による対処指示操作を受け付ける。
ステップS6においてセンタ装置10は、対処指示を指示する業務情報を配信するための第2送信情報を生成する。ステップS7においてセンタ装置10は、記憶部72に格納した対処員状態情報に基づき対処員12の対処員状態を判定する。ここでセンタ装置10は、対処員12が監視区域2で作業中か否かを判定する。
【0070】
対処員12が監視区域2で作業中であると判定した場合、ステップS8においてセンタ装置10は、対処員12の作業種別が対処作業及び接客のいずれかであるか、対処作業及び接客のいずれでもないかを判定する。
対処員12の作業種別が対処作業である場合、ステップS8においてセンタ装置10は、対処指示を指示する業務情報を配信するための送信情報の送信を禁止する。このとき、センタ装置10は、業務情報が携帯端末装置13へ送信されないことを知らせる文字又は図形等の視覚情報を表示部71に表示する。
【0071】
なお、ステップS1の動作は携帯端末装置13の第1状態判定部57の動作に相当する。ステップS2の動作は携帯端末装置13の通信処理部56の動作に相当する。ステップS3の動作は警備装置7の異常検知部44の動作に相当する。ステップS4の動作はセンタ装置10の表示部71の動作に相当する。ステップS5の動作はセンタ装置10の操作部70の動作に相当する。ステップS6の動作はセンタ装置10の送信情報生成部78の動作に相当する。ステップS7の動作はセンタ装置10の第2状態判定部76の動作に相当する。ステップS8の動作はセンタ装置10の作業種別判定部77の動作に相当する。ステップS9の動作はセンタ装置10の送信制御部79の動作に相当する。
【0072】
次に、
図9を参照して、対処作業及び接客以外の作業を監視区域2で行う対処員12へ業務情報を通知する際の第1実施形態の警備業務支援システムの動作の全体を説明する。ステップS10〜S17の動作は
図8に示すステップS1〜S8の動作と同様である。
監視区域2における対処員12の作業種別が対処作業及び接客のいずれでもない場合には、ステップS18においてセンタ装置10は、対処指示を指示する業務情報をプル型の配信形態で配信するための送信情報として、ステップS15で生成した第2送信情報の送信要求の識別情報を含んだ第1送信情報を作成する。
【0073】
ステップS19においてセンタ装置10は、第1送信情報を携帯端末装置13へ送信する。ステップS20において携帯端末装置13は、業務情報の要求操作手段26の表示を含んだ第2指示通知25を表示部51に表示する。
ステップS21において携帯端末装置13は、要求操作手段26の操作入力を受け付ける。要求操作手段26の操作入力を受け付けると、ステップS22において携帯端末装置13は第1送信情報に含まれる識別情報を含んだ業務情報要求信号をセンタ装置10に送信する。
【0074】
ステップS23においてセンタ装置10は、業務情報要求信号に応答して、業務情報要求信号に含まれる識別情報により識別される第2送信情報を携帯端末装置13へ送信する。ステップS24において携帯端末装置13は、受信した第2送信情報に含まれる業務情報を含んだ指示表示画面28を表示部51に表示する。
なお、ステップS18の動作はセンタ装置10の送信情報生成部78の動作に相当する。ステップS19及びS23の動作はセンタ装置10の送信制御部79の動作に相当する。ステップS20〜S22及びステップS24の動作は携帯端末装置13の表示制御部58の動作に相当する。
【0075】
次に、
図10を参照して、監視区域2での作業中でない対処員12へ業務情報を通知する際の第1実施形態の警備業務支援システムの動作の全体を説明する。ステップS30〜S36の動作は
図8に示すステップS1〜S7の動作と同様である。
対処員12が監視区域2での作業中でないと判定した場合、ステップS37においてセンタ装置10は、対処指示を指示する業務情報をプッシュ型の配信形態で配信するための送信情報として、業務情報自体を含んだ第3送信情報を作成する。センタ装置10は、第3送信情報に加えて、対処指示を指示する業務情報をプル型の配信形態で配信するための送信情報として、ステップS35で生成した第2送信情報の送信要求の識別情報を含んだ第1送信情報を作成してもよい。
【0076】
ステップS38においてセンタ装置10は、第3送信情報を携帯端末装置13へ送信する。センタ装置10は、第3送信情報に加えて第1送信情報を携帯端末装置13へ送信してもよい。
ステップS39において携帯端末装置13は、第3送信情報に含まれる業務情報を含んだ第1指示通知23を表示部51に表示する。
なお、ステップS37の動作はセンタ装置10の送信情報生成部78の動作に相当する。ステップS38の動作はセンタ装置10の送信制御部79の動作に相当する。ステップS39の動作は携帯端末装置13の表示制御部58の動作に相当する。
【0077】
(第1実施形態のセンタ装置による処理)
次に、
図11を参照して第1実施形態に係るセンタ装置10が業務情報を配信する際の処理について説明する。
ステップS40において送信情報生成部78は、送信すべき業務情報があるか否かを判定する。送信すべき業務情報がある場合(ステップS40:Y)に処理はステップS41へ進む。送信すべき業務情報がない場合(ステップS40:N)に処理は終了する。
ステップS41において送信情報生成部78は、業務情報自体を含んだ第2送信情報と、この第2送信情報の送信を要求する業務情報送信要求のための識別情報を生成する。送信情報生成部78は、第2送信情報を記憶部72に格納する。
【0078】
ステップS42において第2状態判定部76は、携帯端末装置13から受信して記憶部72に格納された対処員状態情報に基づいて、対処員12が監視区域2で作業中か否かを判定する。対処員12が監視区域2で作業中でない場合(ステップS42:N)に処理はステップS43に進む。対処員12が監視区域2で作業中である場合(ステップS42:Y)に処理はステップS45に進む。
【0079】
ステップS43において送信情報生成部78は、業務情報をプッシュ型の配信形態で配信するための送信情報として業務情報自体を含んだ第3送信情報を作成する。送信情報生成部78は、第3送信情報に加えてステップS41で生成した第2送信情報の送信要求の識別情報を含んだ第1送信情報を作成してもよい。ステップS44において送信制御部79は、第3送信情報を携帯端末装置13へ送信する。送信制御部79は、第3送信情報に加えて第1送信情報を携帯端末装置13へ送信してもよい。その後に処理は終了する。
【0080】
ステップS45において作業種別判定部77は、対処員12の作業種別が対処作業及び接客のいずれかであるか否かを判定する。作業種別が対処作業及び接客のいずれかである場合(ステップS45:Y)に処理はステップS46に進む。作業種別が対処作業及び接客のいずれでもない場合(ステップS45:N)に処理はステップS47に進む。
ステップS46において送信制御部79は、業務情報を配信するための送信情報の送信を禁止する。その後に処理は終了する。このとき送信制御部79は、業務情報が携帯端末装置13へ送信されないことを知らせる文字又は図形等の視覚情報を表示部71に表示する。
ステップS47において送信情報生成部78は、プル型の配信形態で配信するための送信情報として第2送信情報の送信要求の識別情報を含んだ第1送信情報を作成する。ステップS48において送信制御部79は、第1送信情報を携帯端末装置13へ送信する。その後に処理は終了する。
【0081】
(第1実施形態の効果)
(1)センタ装置10の送信制御部79は、対処員12が監視区域2で作業中であり、対処員12の作業種別が対処作業である場合に、業務情報を含んだ送信情報の送信を禁止する。これにより、監視区域2で対処作業中の対処員12の携帯端末装置13に業務情報を通知することを防止する。このため、監視区域2内に残っている侵入者に見つからないように行動している対処員12が、業務情報の着信を知らせる携帯端末装置13の動作によって侵入者に気づかれるのを防ぐことができる。
【0082】
また、送信制御部79は、対処員12が監視区域2で作業中であり、対処員12の作業種別が接客である場合に、業務情報を含んだ送信情報の送信を禁止する。このため、延々と業務情報の通知を続けることで顧客への礼を失することを防止できる。また、警備上の情報を顧客や周囲の第三者に不用意に知得されるのを防止できる。
このように、監視区域2で作業する対処員12に対して、携帯端末装置13を介して業務情報が不適切に通知されるのを防止できる。
【0083】
(2)送信情報生成部78は、対処員12が監視区域2で作業中であり、対処員12の作業種別が対処作業及び接客のいずれでもない場合に、業務情報をプル型の配信形態で配信する送信情報を生成する。このため、監視区域2で作業中の対処員12が業務情報を確認する際に業務情報を第三者が覗き見る危険を低減できる。
(3)送信情報生成部78は、対処員12が監視区域2で作業中でない場合に、業務情報をプッシュ型の配信形態で配信する送信情報を生成する。このため、対処員12が業務情報を確認する際に業務情報を第三者が覗き見る可能性が低い状態では業務情報の一覧性にすぐれた形態で業務情報を配信し、携帯端末装置による業務情報の伝達を効率化することができる。
【0084】
(第2実施形態)
次に、第2実施形態を説明する。第2実施形態では、業務情報の受信について対処員12に伝達報知するか否か、並びにプル型及びプッシュ型のいずれの提示形態で業務情報を提示するかを、携帯端末装置13側で制御する。
プル型の提示形態とは、携帯端末装置13を所持する対処員12の能動的な動作に応答して、業務情報を携帯端末装置13にて提示する提示形態を意味する。例えばプル型の提示形態は、携帯端末装置13を所持する対処員12の能動的な携帯端末装置13の操作に応答して、業務情報を携帯端末装置13にて提示する提示形態である。
また、プッシュ型の提示形態とは、携帯端末装置13を所持する対処員12の能動的な動作の有無に関わらず、業務情報を携帯端末装置13にて提示する提示形態を意味する。例えばプッシュ型の提示形態は、携帯端末装置13を所持する対処員12の能動的な携帯端末装置13の操作に関わらず、業務情報を携帯端末装置13にて提示する提示形態である。
【0085】
(構成)
図12を参照する。第2実施形態に係る携帯端末装置13は、第1実施形態に係る携帯端末装置13と類似の構成を有しており、第1実施形態と同じ構成要素には同じ参照符号を使用する。携帯端末装置13は、作業種別判定部80を備える。
制御部55は、記憶部52に記憶されたコンピュータプログラムを実行することにより、以下に説明する作業種別判定部80の処理を実施する。すなわち、コンピュータプログラムは、作業種別判定部80の処理を制御部55に実行させる命令を含む。
また、第2実施形態の警備装置7及びセンタ装置10は、
図5及び
図7を参照して説明した第1実施形態の警備装置7及びセンタ装置10と同様の構成を有する。なお、第2実施形態に係るセンタ装置10において、第2状態判定部76と作業種別判定部77を省略してもよい。
【0086】
第2実施形態に係るセンタ装置10の送信情報生成部78は、配信すべき業務情報が存在する場合、対処員12の対処員状態に関わらず、業務情報をプル型の配信形態で配信する送信情報と、業務情報をプッシュ型の配信形態で配信する送信情報の両方を生成する。すなわち、第2実施形態における送信情報生成部78は、対処員12が監視区域2で作業中であるか否か、及び対処員12の作業種別が対処作業及び接客のいずれかであるか否かに関わらず、業務情報をプル型の配信形態で配信する送信情報と、業務情報をプッシュ型の配信形態で配信する送信情報の両方を生成する。
【0087】
送信制御部79は、業務情報をプル型の配信形態で配信する送信情報と、業務情報をプッシュ型の配信形態で配信する送信情報の両方を、通信処理部75によって携帯端末装置13へ送信する。
第2実施形態に係る携帯端末装置13の第1状態判定部57は、対処員12が監視区域2で作業中であるか否かを判定する。また、対処員12が監視区域2で作業中であると判定された場合、作業種別判定部80は対処員12の作業種別を判定する。
携帯端末装置13の表示制御部58は、対処員12が監視区域2で作業中であり、かつ対処員12の作業種別が対処作業及び接客のいずれでもない場合にプル型の提示形態で対処員12に業務情報を提示する。このとき表示制御部58は、画面表示や音、バイブレーションなどで業務情報の受信を対処員12に伝達報知してよい。また、表示制御部58は、対処員12が監視区域2で作業中でない場合にプッシュ型の提示形態で対処員12に業務情報を提示する。このとき表示制御部58は、画面表示や音、バイブレーションなどで業務情報の受信を対処員12に伝達報知してよい。
【0088】
例えば、第2実施形態に係る送信情報生成部78は、対処員12が監視区域2で作業中であるか否か、及び対処員12の作業種別が対処作業及び接客のいずれかであるか否かに関わらず、業務情報をプル型の配信形態で配信する第1送信情報及び第2送信情報の業務情報と、プッシュ型の配信形態で配信する第3送信情報の両方を生成する。送信制御部79は、第1送信情報と第3送信情報の両方を携帯端末装置13へ送信する。
【0089】
対処員12が監視区域2で作業中であると第1状態判定部57が判定し、対処員12の作業種別が対処作業及び接客のいずれでもないと作業種別判定部80が判定した場合、携帯端末装置13の表示制御部58は、
図4の(a)に示すように、業務情報の要求操作手段26の表示を含んだ第2指示通知25をポップアップ表示する。表示制御部58は、操作部50が要求操作手段26の操作入力を受け付けると、業務情報を含んだ第2送信情報の送信を要求する業務情報送信要求をセンタ装置10へ送信するための処理を行う。
【0090】
表示制御部58は、業務情報送信要求に応じて送信された第2送信情報を通信処理部56が受信すると、
図4の(b)に示す指示表示画面28を表示部51に表示する。以上により、業務情報はプル型の提示形態で対処員12に提示される。
一方で、対処員12が監視区域2で作業中でないと第1状態判定部57が判定した場合、表示制御部58は、
図2の(b)に示すように、業務情報を含んだ第1指示通知23をメニュー画面20上に自動的にポップアップ表示する。以上により、業務情報はプッシュ型の提示形態で対処員12に提示される。
【0091】
また、対処員12が監視区域2で作業中であると第1状態判定部57が判定し、対処員12の作業種別が対処作業であると作業種別判定部80が判定した場合、表示制御部58は、センタ装置10から受信した送信情報(すなわち、送信情報に含まれる業務情報)を受信していることを対処員12に伝達報知することを禁止する。対処員12が監視区域2で作業中であると第1状態判定部57が判定し、対処員12の作業種別が接客であると作業種別判定部80が判定した場合にも、表示制御部58は、対処員12に送信情報を受信していることの伝達報知を禁止する。以上により、対処員12への業務情報の提示が禁止される。すなわち、これらの場合には、画面表示や音、バイブレーションなど報知手段による報知を禁止して、例えば侵入者に察知されることや顧客への礼を失するといったことを防止する。
【0092】
(第2実施形態の警備業務支援システムの動作)
次に、
図13を参照して、監視区域2で対処作業中の対処員12への業務情報の通知を禁止する際の第2実施形態の警備業務支援システムの動作の全体を説明する。
ステップS50〜S52の動作は、
図8に示すステップS3〜S5の動作と同様である。ステップS53においてセンタ装置10は、対処員12が監視区域2で作業中であるか否か、及び対処員12の作業種別が対処作業及び接客のいずれかであるか否かに関わらず、業務情報をプル型の配信形態で配信する第1送信情報及び第2送信情報と、業務情報をプッシュ型の配信形態で配信する第3送信情報の両方を生成する。ステップS54においてセンタ装置10は、対処員12が監視区域2で作業中であるか否か、及び対処員12の作業種別が対処作業及び接客のいずれかであるか否かに関わらず、第1送信情報と第3送信情報の両方を携帯端末装置13へ送信する。
【0093】
ステップS55において携帯端末装置13は、対処員12が監視区域2で作業中であるか否かを判定する。対処員12が監視区域2で作業中である場合、ステップS56において携帯端末装置13は対処員12の作業種別を判定する。作業種別が対処作業である場合に、ステップS57において携帯端末装置13は、業務情報の受信を伝達報知することを禁止する。
なお、ステップS53の動作はセンタ装置10の送信情報生成部78の動作に相当する。ステップS54の動作はセンタ装置10の送信制御部79の動作に相当する。ステップS55の動作は携帯端末装置13の第1状態判定部57の動作に相当する。ステップS56の動作は携帯端末装置13の作業種別判定部80の動作に相当する。ステップS57の動作は、携帯端末装置13の表示制御部58の動作に相当する。
【0094】
次に、
図14を参照して、対処作業及び接客以外の作業を監視区域2で行う対処員12へ業務情報を通知する際の第2実施形態の警備業務支援システムの動作の全体を説明する。ステップS60〜ステップS66の動作は、
図13に示すステップS50〜S56の動作と同様である。
監視区域2における対処員12の作業種別が対処作業及び接客のいずれでもない場合には、ステップS67において携帯端末装置13は、業務情報の要求操作手段26の表示を含んだ第2指示通知25を表示部51に表示する。ステップS68〜S71の動作は、
図9に示すステップS21〜S24の動作と同様である。なお、ステップS67の動作は携帯端末装置13の表示制御部58の動作に相当する。
【0095】
次に、
図15を参照して、監視区域2での作業中でない対処員12へ業務情報を通知する際の第1実施形態の警備業務支援システムの動作の全体を説明する。ステップS80〜ステップS85の動作は、
図13に示すステップS50〜S55の動作と同様である。
対処員12が監視区域2での作業中でない場合、ステップS86において携帯端末装置13は、第3送信情報に含まれる業務情報を含んだ第1指示通知23を表示部51に表示する。なお、ステップS86の動作は携帯端末装置13の表示制御部58の動作に相当する。
【0096】
(第2実施形態の携帯端末装置による処理)
次に、
図16を参照して第2実施形態に係る携帯端末装置13が業務情報を提示する際の処理について説明する。
ステップS90において通信処理部56は、第1送信情報及び第3送信情報をセンタ装置10から受信する。ステップS91において第1状態判定部57は、対処員12が監視区域2にて作業中であるか否かを判定する。対処員12が監視区域2にて作業中でない場合(ステップS91:N)に処理はステップS92に進む。対処員12が監視区域2にて作業中である場合(ステップS91:Y)に処理はステップS93に進む。
【0097】
ステップS92において表示制御部58は、第3送信情報に含まれる業務情報を含んだ第1指示通知23を表示部51に表示する。また、このとき、音声出力部53は業務情報を音声情報として出力する。その後に処理は終了する。
ステップS93において作業種別判定部80は、対処員12の作業種別が対処作業及び接客のいずれかであるか否かを判定する。作業種別が対処作業及び接客のいずれかである場合(ステップS93:Y)に処理はステップS94に進む。作業種別が対処作業及び接客のいずれでもない場合(ステップS93:N)に処理はステップS95に進む。
【0098】
ステップS94において表示制御部58は、業務情報の受信について報知することを禁止する。その後に処理は終了する。
ステップS95において表示制御部58は、業務情報の要求操作手段26の表示を含んだ第2指示通知25を表示部51に表示する。ステップS96において表示制御部58は、操作部50が要求操作手段26の操作入力を受け付けたか否かを判定する。操作部50が要求操作手段26の操作入力を受け付けた場合(ステップS96:Y)に処理はステップS97へ進む。操作部50が要求操作手段26の操作入力を受け付けていない場合(ステップS96:N)に処理はステップS96に戻る。
【0099】
ステップS97において表示制御部58は、第1送信情報に含まれる識別情報を含み、この識別情報により識別される第2送信情報を要求する業務情報送信要求をセンタ装置10へ送信する。ステップS98において通信処理部56は、業務情報送信要求に応答して送信された第2送信情報を受信する。ステップS99において表示制御部58は、第2送信情報に含まれる業務情報を含んだ指示表示画面28を表示部51に表示する。その後に処理は終了する。
【0100】
(第2実施形態の効果)
(1)携帯端末装置13の表示制御部58は、対処員12が監視区域2で作業中であり、対処員12の作業種別が対処作業である場合に、業務情報の受信を対処員12へ伝達報知することを禁止する。これにより、監視区域2で対処作業中の対処員12に業務情報を通知することを防止する。このため、監視区域2内に残っている侵入者に見つからないように行動している対処員12が、業務情報の通知によって侵入者に気づかれるのを防ぐことができる。
【0101】
また、表示制御部58は、対処員12が監視区域2で作業中であり、対処員12の作業種別が接客である場合に、業務情報の受信を対処員12へ伝達報知することを禁止する。このため、延々と業務情報の通知を続けることで顧客への礼を失することを防止できる。また、警備上の情報を顧客や周囲の第三者に不用意に知得されるのを防止できる。
このように、監視区域2で作業する対処員12に対して、携帯端末装置13を介して業務情報が不適切に通知されるのを防止できる。
【0102】
(2)表示制御部58は、対処員12が監視区域2で作業中であり、対処員12の作業種別が対処作業及び接客のいずれでもない場合に、プル型の提示形態で対処員12に業務情報を提示する。このため、監視区域2で作業中の対処員12が業務情報を確認する際に業務情報を第三者が覗き見る危険を低減できる。
(3)表示制御部58は、対処員12が監視区域2で作業中でない場合にプッシュ型の提示形態で対処員12に業務情報を提示する。このため、対処員12が業務情報を確認する際に業務情報を第三者が覗き見る可能性が低い状態では業務情報の一覧性にすぐれた形態で業務情報を提示し、携帯端末装置による業務情報の伝達を効率化することができる。
【0103】
(第2実施形態の変形例)
変形例に係るセンタ装置10の送信情報生成部78は、配信すべき業務情報が存在する場合、対処員12が監視区域2で作業中であるか否か、及び対処員12の作業種別が対処作業及び接客のいずれかであるか否かに関わらず第1送信情報のみを生成してもよい。送信制御部79は、対処員12が監視区域2で作業中であるか否か、及び対処員12の作業種別が対処作業及び接客のいずれかであるに関わらず第1送信情報のみを携帯端末装置13へ送信してもよい。
【0104】
携帯端末装置13の表示制御部58は、対処員12が監視区域2で作業中であり作業種別が対処作業及び接客のいずれでもない場合には、対処員12の能動的な動作を条件に第1送信情報に含まれる業務情報を表示部51に表示することにより、プル型の提示形態で対処員12に業務情報を提示してよい。例えば、表示制御部58は、対処員12による能動的な携帯端末装置13の操作があるまで業務情報の表示を禁止し、携帯端末装置13の操作があってから業務情報の表示を許可してよい。
【0105】
表示制御部58は、対処員12が監視区域2での作業中でない場合には、対処員12の能動的な動作の有無に関わらず第1送信情報に含まれる業務情報を、表示部51に表示し、また音声情報として出力することにより、プッシュ型の提示形態で対処員12に業務情報を提示してよい。
また、表示制御部58は、対処員12が監視区域2で作業中であり作業種別が対処作業及び接客のいずれかである場合には、第1送信情報に含まれる業務情報を表示部51に表示することを禁止してもよい。
【0106】
また、第1実施形態及び第2実施形態では、監視区域2での作業種別として対処作業及び接客のいずれかである場合に送信情報の送信又は受信報知を禁止したが、これに限定されず、少なくとも監視区域2で作業種別として対処作業である場合に、送信情報の送信又は受信報知を禁止してもよい。