特許第6563892号(P6563892)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6563892
(24)【登録日】2019年8月2日
(45)【発行日】2019年8月21日
(54)【発明の名称】ストリップグラバー
(51)【国際特許分類】
   G01N 35/04 20060101AFI20190808BHJP
   G01N 35/02 20060101ALI20190808BHJP
   G01N 33/52 20060101ALI20190808BHJP
【FI】
   G01N35/04 E
   G01N35/02 F
   G01N33/52 B
【請求項の数】20
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2016-501188(P2016-501188)
(86)(22)【出願日】2014年3月11日
(65)【公表番号】特表2016-511418(P2016-511418A)
(43)【公表日】2016年4月14日
(86)【国際出願番号】US2014023266
(87)【国際公開番号】WO2014164705
(87)【国際公開日】20141009
【審査請求日】2017年2月22日
(31)【優先権主張番号】61/776,506
(32)【優先日】2013年3月11日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】516043328
【氏名又は名称】アセンシア・ディアベティス・ケア・ホールディングス・アーゲー
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】ロバート・エス・サムズ
(72)【発明者】
【氏名】ユージーン・プライス
(72)【発明者】
【氏名】シミン・ヤオ
【審査官】 島田 保
(56)【参考文献】
【文献】 特表2007−526464(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2008/0286149(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01N 35/00−37/00
G01N 1/00−1/44
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
試験ストリップ取扱装置であって、
外部開口部を有するハウジングと、
前記ハウジング内に配置された内部区画であって、液状試料中の検体と反応して前記液状試料中の前記検体の濃度を示す反応を引き起こすように構成された試薬を含む少なくとも1つの試験ストリップを格納するように構成された空間を有する、内部区画と、
前記ハウジング内に互いに隣接して位置決めされた第1の部材および第2の部材と、
第3の部材を含むエネルギー蓄積装置であって、前記第3の部材が、前記第1の部材および前記第2の部材の一方と摩擦係合され、エネルギーを蓄積するために第1の方向に回転するように且つ蓄積された前記エネルギーの解放時に前記第1の部材および前記第2の部材を付勢して互いに対して動かすように構成されている、エネルギー蓄積装置と、
を備え、
前記第1の部材および前記第2の部材が、前記第1の部材と前記第2の部材との間に前記少なくとも1つの試験ストリップを受け入れかつ前記外部開口部から前記内部区画の前記空間内に前記少なくとも1つの試験ストリップを案内するように構築されかつ配設される、試験ストリップ取扱装置。
【請求項2】
前記少なくとも1つの試験ストリップが前記内部区画内に格納されたときに、前記第1の部材および前記第2の部材が、前記外部開口部を通しての前記少なくとも1つの試験ストリップの取り出しを阻止する、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記第1の部材が第1のローラであり、かつ前記第2の部材が第2のローラである、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記第1のローラが、略円筒形状を有するとともに長手方向に延びる第1の軸を有し、かつ前記第2のローラが、略円筒形状を有するとともに長手方向に延びる第2の軸を有し、前記第1の軸および前記第2の軸が互いに対して略平行である、請求項3に記載の装置。
【請求項5】
前記第1のローラと前記第2のローラとが互いに対して回転可能であり、かつ、前記第1のローラおよび前記第2のローラは、前記少なくとも1つの試験ストリップが前記第1のローラと前記第2のローラとの間に位置決めされたときに前記少なくとも1つの試験ストリップの並進移動を引き起こすように構成される、請求項3に記載の装置。
【請求項6】
前記第1のローラが前記第2のローラと接触した状態にある、請求項5に記載の装置。
【請求項7】
前記第1のローラおよび前記第2のローラが互いから離間しており、その結果、前記第1のローラと前記第2のローラとの間に隙間が作られ、前記隙間が、試験ストリップをその内部に受け入れる大きさとされる、請求項5に記載の装置。
【請求項8】
前記第1のローラの反時計回りの回転と前記第2のローラの時計回りの回転とは、前記少なくとも1つの試験ストリップが前記第1のローラと前記第2のローラとの間に位置決めされたときに、前記内部区画の前記空間に向かう方向への前記少なくとも1つの試験ストリップの並進移動を引き起こす、請求項5に記載の装置。
【請求項9】
前記エネルギー蓄積装置が、前記第1のローラと前記第2のローラとを互いに対して回転するように付勢するように構成されている、請求項3に記載の装置。
【請求項10】
前記第3の部材が、第3のローラであり、
前記エネルギー蓄積装置が、
ばねと、
ロック状態とロック解除状態との間で移行可能なロック機構と、
をさらに備え、
前記第1の方向への前記第3のローラの回転が、前記ばねを巻き込ませて前記ばねに位置エネルギーを蓄積させ、かつ、
前記ロック機構が前記ロック状態にあるときに、前記ばねは巻き戻りが防止され、かつ前記ロック機構が前記ロック解除状態にあるときに、前記ばねが巻き戻って前記位置エネルギーを運動エネルギーに変換し、前記運動エネルギーにより、前記第1のローラと前記第2のローラとを互いに対して回転させる、請求項9に記載の装置。
【請求項11】
前記ロック機構が、前記第1のローラと前記第2のローラとの少なくとも一方に動作可能に連結されたピニオンと、前記ロック状態にあるときに前記ピニオンに係合しかつ前記ロック解除状態にあるときに前記ピニオンから係合解除されるように構成されたラックと、を含む、請求項10に記載の装置。
【請求項12】
前記第1のローラと前記第2のローラとの互いに対する回転を生じさせるように構成されたアクチュエータを更に備える、請求項3に記載の装置。
【請求項13】
前記内部区画の前記空間に向かう方向に案内チャネルを通して前記少なくとも1つの試験ストリップを受け入れるように構成された案内チャネルを更に備える、請求項1に記載の装置。
【請求項14】
試験ストリップ取扱装置であって、
ハウジングと、
前記ハウジング内に配置された内部区画であって、液状試料中の検体と反応して前記液状試料中の前記検体の濃度を示す反応を引き起こすように構成された試薬を含む少なくとも1つの試験ストリップを格納するように構成された空間を有する、内部区画と、
前記ハウジング内に互いに隣接して位置決めされかつ互いに対して回転することができる第1のローラおよび第2のローラと、
第3のローラを含むエネルギー蓄積装置であって、前記第3のローラが、前記第1のローラおよび前記第2のローラの一方と摩擦係合され、エネルギーを蓄積するために第1の方向に回転するように且つ蓄積された前記エネルギーの解放時に前記第1のローラおよび前記第2のローラを付勢して互いに対して回転させるように構成されている、エネルギー蓄積装置と、
を備え、
前記少なくとも1つの試験ストリップが前記第1のローラと前記第2のローラとに隣接して位置決めされたときに、前記第1のローラの反時計回りの回転と前記第2のローラの時計回りの回転とが、前記内部区画の前記空間に向かう方向への前記少なくとも1つの試験ストリップの並進移動を引き起こす、試験ストリップ取扱装置。
【請求項15】
前記第1のローラが、略円筒形状を有するとともに、長手方向に延びる第1の軸を有し、かつ前記第2のローラが、略円筒形状を有するとともに、長手方向に延びる第2の軸を有し、前記第1の軸および前記第2の軸が互いに対して略平行である、請求項14に記載の装置。
【請求項16】
前記第1のローラが前記第2のローラと接触した状態にある、請求項15に記載の装置。
【請求項17】
前記第1のローラおよび前記第2のローラが互いから離間しており、その結果、前記第1のローラと前記第2のローラとの間に隙間が作られ、前記隙間が、前記試験ストリップをその内部に受け入れる大きさとされる、請求項15に記載の装置。
【請求項18】
前記エネルギー蓄積装置が、
ばねと、
ロック状態とロック解除状態との間で移行可能なロック機構と、
をさらに備え、
前記第1の方向への前記第3のローラの回転が、前記ばねを巻き込ませて前記ばねに位置エネルギーを蓄積させ、かつ、
前記ロック機構が前記ロック状態にあるときに、前記ばねは巻き戻りが防止され、かつ前記ロック機構が前記ロック解除状態にあるときに、前記ばねが巻き戻って前記位置エネルギーを運動エネルギーに変換し、前記運動エネルギーにより、前記第1のローラと前記第2のローラとを互いに対して回転させる、請求項15に記載の装置。
【請求項19】
試験ストリップを格納する方法であって、
液状試料中の検体と反応して前記液状試料中の前記検体の濃度を示す反応を引き起こすように構成された試薬を含む前記試験ストリップの端部を、試験ストリップ取扱装置の開口部内に配置するステップと、
前記試験ストリップが第1のローラと第2のローラとに隣接して位置決めされるように、前記試験ストリップ取扱装置内に収容された前記第1のローラと前記第2のローラとの接点に前記試験ストリップを位置決めするステップと、
作動時に前記第1のローラおよび前記第2のローラを回転させるために使用されるエネルギーを蓄積するために、第3のローラを回転させるステップと、
前記第1のローラを第1の方向に回転するようにかつ前記第2のローラを第2の方向に回転するように作動させるステップであって、前記第2の方向が前記第1の方向と反対方向である、作動させるステップと、
前記第1のローラおよび前記第2のローラが回転している間に前記試験ストリップを前記試験ストリップ取扱装置の内部区画内に引き込むステップと、
を含む、方法。
【請求項20】
前記第3のローラを回転させるステップが前記配置するステップの前に行われる、請求項19に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2013年3月11日付けで出願された米国仮特許出願第61/776,506号明細書の出願日の利益を主張するものであり、その開示内容が参照により本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0002】
本開示は、全体として、物品の収集、取り扱い、および/または廃棄に関する。より詳細には、本開示は、試薬試験ストリップなどの材料の薄いストリップの収集、取り扱い、および/または廃棄に関する。
【0003】
体液中に存在する様々な検体の検出は、多くの異なる病状の検出、管理、および治療に必要である。体液中の検体の量の決定は、ある特定の生理的状態の診断および維持において非常に重要である。例えば、ある特定の糖尿病患者は、食事でのグルコース摂取を制限するために血糖値の頻繁な検査を必要とする。もしあるならば、インスリン投薬治療などの、どの治療を施すべきかを決定するために、かかる試験の結果を使用することができる。
【0004】
従来では、血液、唾液、または尿などの体液中の検体の検出が熟練技術者により実験室内で行われていた。しかしながら、次第に、迅速でポイントオブケアの検査を提供する液状検体システムが使用されてきている。これらの液状検体システムは、時間とコストがかかる実験室分析を必要とすることなく、患者のベッドサイドでの検査を可能にする。
【0005】
しばしば、これらの液状検体システムでは、分析される体液中における特定の物質の存在および/または濃度を示す試験ストリップを利用する。試験ストリップは、多くの場合、試薬を含浸させた1つまたは複数のパッドを含む、紙またはプラスチックなどの材料の薄いストリップである。試薬は、所定の物質にさらされたときに化学反応を生じる物質である。試験ストリップが体液に接触すると、試験ストリップが体液を吸収し、所定の物質が体液中に存在する場合には、試薬がその物質と反応する。体液に接触したときの試薬の反応は、特定の物質の存在および/または濃度を示す。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
使用される試験ストリップが潜在的に危険な体液にさらされるので、保護されない状態での曝露の可能性を最小限に抑えるために、適切に取り扱いかつ廃棄することが望ましい。使用される試験ストリップの衛生的な取り扱いおよび廃棄を容易にする装置の必要性が継続して存在する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一実施形態において、試験ストリップ取扱装置は、ハウジングと、ハウジング内の内部区画と、を含んでもよい。内部区画は、少なくとも1つの物品が格納され得る空間を有してもよい。ハウジングは、内部区画の空間に接続される開口部を含んでもよい。装置は更に、第1の部材と第2の部材との間に少なくとも1つの物品を確実に受け入れかつ開口部を通して内部区画の空間内に少なくとも1つの物品を案内するように構成される第1の部材と第2の部材とを含んでもよい。第1の部材および第2の部材は、開口部を介しての少なくとも1つの物品の取り出しを阻止してもよい。案内チャネルは、少なくとも1つの物品を内部区画の空間に向けて導くために案内チャネルを通して少なくとも1つの物品を受け入れるように構成してもよい。ドアが、ハウジングに形成され、少なくとも1つの物品がドアを通って内部室から取り出され得る。
【0008】
第1の部材および第2の部材は、各々ローラであってもよい。第1のローラおよび第2のローラは、互いに接触してもよく、および/または互いに摩擦係合してもよい。第1の部材はローラであってもよく、第2の部材はローラであってもよい。第1のローラは、略円筒形状を有してもよく、かつ長手方向に延びる第1の軸を有してもよい。第2のローラは、略円筒形状を有してもよく、かつ長手方向に延びる第2の軸を有してもよい。第1の軸および第2の軸は、互いに略平行であってもよい。第1のローラおよび第2のローラは、互いに対して回転可能であってもよい。第1のローラおよび第2のローラは、少なくとも1つの物品が第1のローラと第2のローラとの間に位置決めされたときに少なくとも1つの物品の並進移動を引き起こすように構成されてもよい。アクチュエータは、第1のローラと第2のローラとの互いに対する回転を生じさせるように構成されてもよい。
【0009】
エネルギー蓄積装置は、第1のローラと第2のローラとを互いに対して回転するように付勢してもよい。エネルギー蓄積装置は、第3のローラと、ばねと、ロック機構と、を含んでもよく、このロック機構は、ロック状態とロック解除状態との間で移行可能であってもよい。第1の方向への第3のローラの回転が、ばねを巻き込ませてばねに位置エネルギーを蓄積させてもよい。ロック機構がロック状態にあるときに、ばねは巻き戻りが防止されてもよく、ロック機構がロック解除状態にあるときに、ばねは巻き戻って位置エネルギーを運動エネルギーに変換し、この運動エネルギーにより、第1のローラと第2のローラとを互いに対して回転させてもよい。ロック機構は、第1のローラと第2のローラとの少なくとも一方に動作可能に連結されるピニオンと、ロック状態にあるときにピニオンに係合しかつロック解除状態にあるときにピニオンから係合解除されるように構成されたラックと、を含んでもよい。
【0010】
本開示の実施形態の別の態様では、液状試料中の検体と反応して液状試料中の検体の濃度を示す反応を引き起こすように構成された試薬を含む試験ストリップを格納するために、試験ストリップ取扱装置を使用することができる。試験ストリップ取扱装置は、外部開口部を有するハウジングと、内部区画と、第1および第2の構成部品と、を含む。内部区画は、ハウジング内に配置することができ、かつ少なくとも1つの試験ストリップが格納され得る空間を含むことができる。第1の部材および第2の部材は、ハウジング内に互いに隣接して位置決めすることができ、かつ第1の部材と第2の部材との間に少なくとも1つの試験ストリップを受け入れかつ開口部から内部区画の空間内に少なくとも1つの試験ストリップを案内するように構築されかつ配設される。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの試験ストリップを内部区画内に格納することができ、かつ第1の部材および第2の部材が、開口部を通しての少なくとも1つの試験ストリップの取り出しを阻止することができる。案内チャネルは、内部区画の空間に向かう方向に案内チャネルを通して少なくとも1つの試験ストリップを受け入れるように構成することができる。
【0011】
第1の部材は、第1のローラとすることができ、第2の部材は、第2のローラとすることができる。第1のローラは、略円筒形状と、長手方向に延びる第1の軸と、を有してもよい。第2のローラは、略円筒形状を有するとともに長手方向に延びる第2の軸を有してもよい。第1の軸および第2の軸は、互いに対して略平行であってもよい。
【0012】
第1のローラおよび第2のローラは、互いに対して回転可能であってもよく、第1のローラおよび第2のローラは、少なくとも1つの試験ストリップが第1のローラと第2のローラとの間に位置決めされたときに少なくとも1つの試験ストリップを並進移動させるように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、第1のローラは、第2のローラと接触した状態にある。代替実施形態において、第1ローラおよび第2ローラは、互いから離間していてもよく、その結果、第1のローラと第2のローラとの間に隙間が作られる。隙間は、試験ストリップをその内部に受け入れる大きさとすることができる。
【0013】
第1のローラの反時計回りの回転および第2のローラの時計回りの回転は、少なくとも1つの試験ストリップが第1のローラと第2のローラとの間に位置決めされたときに、内部区画の空間に向かう方向への少なくとも1つの試験ストリップの並進移動を引き起こすことができる。
【0014】
アクチュエータは、第1のローラと第2のローラとの互いに対する回転を生じさせるように構成することができる。エネルギー蓄積装置は、第1のローラと第2のローラとを互いに対して回転するように付勢するように構成することができる。一実施形態において、エネルギー蓄積装置は、第3のローラと、ばねと、ロック状態とロック解除状態との間で移行可能であるロック機構と、を含む。第1の方向への第3のローラの回転が、ばねを巻き込ませてばねに位置エネルギーを蓄積させる。ロック機構がロック状態にあるときに、ばねは巻き戻りが防止される。代替的に、ロック機構がロック解除状態にあるときに、ばねが巻き戻って位置エネルギーを運動エネルギーに変換し、この運動エネルギーにより、第1のローラと第2のローラとを互いに対して回転させる。いくつかの実施形態において、ロック機構は、第1のローラと第2のローラとの少なくとも一方に動作可能に連結されたピニオンと、ロック状態にあるときにピニオンに係合するように構成されたラックであって、ロック解除状態にあるときにピニオンから係合解除される、ラックと、を含む。
【0015】
本発明の別の態様において、試験ストリップ取扱装置は、ハウジングと、ハウジング内に配置された内部区画と、ハウジング内に互いに隣接して位置決めされかつ互いに対して回転することができる第1のローラおよび第2のローラと、を含む。内部区画は、液状試料中の検体と反応して液状試料中の検体の濃度を示す反応を引き起こすように構成された試薬を含む少なくとも1つの試験ストリップが格納され得る空間を含んでもよい。少なくとも1つの試験ストリップが第1のローラと第2のローラとに隣接して位置決めされたときに、第1のローラの反時計回りの回転および第2ローラの時計回りの回転が、内部区画の空間に向かう方向への少なくとも1つの試験ストリップの並進移動を引き起こす。第1のローラは、略円筒形状と、長手方向に延びる第1の軸と、を有してもよい。第2のローラは、略円筒形状と、長手方向に延びる第2の軸と、を有してもよい。第1の軸および第2の軸は、互いに対して略平行であってもよい。いくつかの実施形態において、第1のローラは、第2のローラと接触した状態にある。他の実施形態において、第1のローラおよび第2のローラは互いから離間しており、その結果、第1のローラと第2のローラとの間に隙間が作られ、隙間が試験ストリップをその内部に受け入れる大きさとされる。また、先に概要で説明したように、第1のローラと第2のローラとを互いに対して回転するように付勢するために、エネルギー蓄積装置を使用することができる。
【0016】
別の態様では、液状試料中の検体と反応して液状試料中の検体の濃度を示す反応を引き起こすように構成された試薬を含む試験ストリップを格納する方法がある。方法は、試験ストリップが第1のローラと第2のローラとに隣接して位置決めされるように、試験ストリップ取扱装置の開口部内に試験ストリップの端部を配置するとともに、試験ストリップ取扱装置内に収容された第1のローラと第2のローラとの接点に試験ストリップを位置決めするステップと、第1のローラを第1の方向に回転するようにかつ第2のローラを第2の方向に回転するように作動させるステップであって、第2の方向が第1の方向と反対方向である、作動させるステップと、第1のローラおよび第2のローラが回転している間に試験ストリップを試験ストリップ取扱装置の内部区画に引き込むステップと、を含む。いくつかの実施形態では、作動させるステップが配置するステップの後に行われる。
【0017】
本開示のこれらおよび他の実施形態を以下により完全に説明する。
【0018】
ここで、添付図面を参照しながら本発明の種々の実施形態を説明する。これらの図面は、本発明のいくつかの実施形態を描いているにすぎず、それゆえ、本発明の範囲を限定するものと見なされるべきではないことが理解される。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本開示に係るストリップ取扱装置の実施形態の概略斜視図である。
図2】部品が取り外された状態で示す図1のストリップ取扱装置の概略斜視図である。
図3】本開示に係るストリップ取扱装置の別の実施形態の概略斜視図である。
図4】切断線4−4に沿って切った図3のストリップ取扱装置の概略断面図である。
図5】部品が取り外された状態で示す図3のストリップ取扱装置の概略斜視図である。
図6A】部品が取り外された状態で示しかつ第1の状態にあるストリップ取扱装置の概略側面図である。
図6B図6Aに示しかつ第2の状態にあるストリップ取扱装置の概略側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
ここで、添付図面を参照しながら本開示の特定の実施形態を説明する。後に続く図および説明において、類似の参照符号は同様または同一の要素を示す。
【0021】
ここで、図1および図2を参照しながら試験ストリップ取扱装置100を説明する。試験ストリップ取扱装置100は、内部区画112を内部に有するハウジング110を含んでもよい。内部区画112は、1つまたは複数のストリップSが受け入れられかつ格納され得る空間を画定する。内部区画が空にされ得るように内部区画112へのアクセスを容易にするために、ドア114がハウジング110に形成されてもよい。ハウジング10に形成された窓116はまた、内部区画112へのアクセスを提供してもよい。内部区画内の物品が窓から外に出るのを第1のローラおよび第2のローラ120が防止するように、第1のローラ118および第2のローラ120が窓116と内部区画112との間に位置決めされてもよい。物品が第1のローラと第2のローラとの間を通らずには窓116を通過し得ないように、第1のローラ118および第2のローラ120が協働して窓116の空間を実質的に埋めてもよい。ローラが回転可能であるが、ローラの他の動きが阻止されるように、ローラ118、120は、ハウジング110に回動可能に連結されかつハウジング110により回動可能に支持されてもよい。
【0022】
第1のローラ118および第2のローラ120は、互いに摩擦接触した状態にあってもよく、または第1のローラ118と第2のローラ120との間にストリップSの厚さに対応する隙間を有してもよい。第1のローラ118および第2のローラ120は、互いに対して回転可能である。ストリップSが第1のローラ118と第2のローラ120との間に位置決めされたときに、第1のローラおよび第2のローラが互いに対して逆回転することにより、ストリップを第1のローラと第2のローラとの間で並進移動させる。
【0023】
第1のローラおよび第2のローラが回転する方向に応じて、ストリップSは、内部区画112に向かう方向かまたは内部室から離れる方向のいずれかに移動する。例えば、方向矢印Aで表す第1のローラ118の反時計回りの回転および方向矢印Bで表す第2のローラ120の時計回りの回転は、方向矢印Xで表す内部区画112に向かいかつ内部区画112内へのストリップSの並進移動をもたらす。アクチュエータ122は、第1のローラ118と第2のローラ120とを回転させるために装置100を選択的に起動してもよい。
【0024】
図2を参照するに、モータMを作動させたときに、第1のローラと第2のローラとが互いに対して回転するように、電気モータなどのモータMが、第1のローラ118と第2のローラ120とに動作可能に接続されてもよい。モータMは、モータから延びかつモータの動作時に回転するスピンドルMaを有してもよい。第2のローラ120は、第2のローラから延びるスピンドル120aを有してもよく、このスピンドル120aの回転が第2のローラの回転をもたらす。モータの動作時に第2のローラが回転するように、モータMのスピンドルMaと第2のローラ120のスピンドル120aとが、ケーブルCにより互いに動作可能に連結されてもよい。第2のローラ120が回転すると、第2のローラの第1のローラ118との摩擦係合が、第1のローラを第2のローラの回転と反対方向に回転させる。
【0025】
モータMは、バッテリ(図示せず)などの電源Bに電気的に接続されてもよい。アクチュエータ122は、ON位置にあるときに電力がモータMに供給されかつOFF位置では電力がモータに供給されないように、バッテリなどの電源Bを起動するスイッチとして機能する。電力がモータMに供給されると、モータが、上で説明したように、第1のローラ118および第2のローラ120の回転をもたらす。
【0026】
使用時には、ストリップSは、グルコース測定器などの、医療機器から延びてもよい(図示せず)。ストリップが第1のローラと第2のローラとの間に位置決めされるように、第1のローラと第2のローラとの接点において第1のローラ118と第2のローラ120とに接触した状態でストリップの端部を配置することによりストリップSの取り出しが実施されてもよい。次いで、操作者は、ストリップSが方向Xに内部区画112内に引き込まれるように第1のローラ118を方向Aに回転させかつ第2のローラ120を方向Bに回転させてもよい。内部区画112が満杯となったときに、装置100は、処分されるかまたはさもなければ廃棄されてもよい。代替的に、例えば、ドア114を開いて内部区画から収集されたストリップSを取り出すことにより、内部区画112を空にしてもよい。
【0027】
図3図6Bを参照しながら試験ストリップ取扱装置の別の実施形態を説明する。試験ストリップ取扱装置200は、内部区画212を内部に有するハウジング210を含んでもよい。内部区画212は、1つまたは複数のストリップSが受け入れられかつ格納され得る空間を画定する。内部区画が空にされ得るように内部区画212へのアクセスを容易にするために、ドア214がハウジング210に形成されてもよい。
【0028】
窓216が、ハウジングの外部と内部区画212との間においてハウジング210に形成されてもよい。第1のローラ218および第2のローラ220は、窓216の空間を実質的に埋めてもよく、物品が窓216を介して内部区画212から取り出されるのを防止する。第1のローラ218および第2のローラ220は各々、ローラが回転可能であるようにハウジング210により回動可能に支持される一対のスピンドルを両端部に含んでもよい。
【0029】
アクチュエータが第1のローラと第2のローラとを互いに対して回転させ得るように、アクチュエータ221は、第1のローラ218と第2のローラ220とに動作可能に接続されてもよい。第1のローラ218および第2のローラ220は、ローラの一方の回転が他方の回転を生じさせるように互いに摩擦接触した状態にあってもよい。第1のローラ218および第2のローラ220は、ストリップが第1のローラと第2のローラとの間に位置決めされたときに第1のローラと第2のローラとが互いに摩擦係合するように、ストリップSの厚さに対応する距離だけ離間していてもよい。ストリップSが第1のローラ218と第2のローラ220との間に位置決めされたときに、方向Aへの第1のローラの反時計回りの回転と方向Bへの第2のローラの時計回りの回転とが、ストリップを内部区画212内に向かってかつ内部区画212内へ方向Xに並進移動させる。
【0030】
巻き込み機構222は、ハウジング210により支持されるローラ223とねじりばね224とを含んでもよい。ローラ223は、ハウジング210に回動可能に固定され得るスピンドル223aを含んでもよい。ねじりばね224は、スピンドル223a上に位置決めされてもよい。ねじりばね224は、第1の端部224aと第2の端部224bとを含んでもよい。第1の端部224aはローラ223に固定されてもよく、第2の端部224bはハウジング210に固定されてもよい。第1の方向へのローラ223の回転は、ねじりばね224を巻き込ませてねじりばね224に位置エネルギーを蓄積させる。ローラ223は第2のローラ220と摩擦係合した状態にあってもよく、そして、この第2のローラが第1のローラ218と摩擦係合した状態にあってもよい。したがって、ねじりばね224は、巻き込まれたときに、第1のローラ218を方向Aに回転するように付勢しかつ第2のローラ220を方向Bに回転するように付勢する。ねじりばね224が巻き戻ることが許容されるときに、巻き込まれたねじりばねにより蓄積された位置エネルギーが、ローラ223を方向Aに回転させる運動エネルギーに変換される。ローラ223が、ローラ220に接触するので、方向Aと反対方向である方向Bに第2のローラ220を移動させる。第2のローラ220が回転すると、第2ローラの第1のローラ218との摩擦係合により、方向Aへの第1のローラの対応する回転がもたらされる。
【0031】
よって、ストリップSが第1のローラ218と第2のローラ220との間に位置決めされたときに、ストリップは、内部区画212に向けて内部区画212内に引き込まれる。図4に示すように、第1のローラ218および第2のローラ220は、一対の案内部材227間の空間により画定されるチャネルにストリップSを引き込んでもよく、それによりストリップを内部区画212内に導く。案内部材227は、内部区画212内に順次受け入れられるストリップSの予測可能な配置および積み重ねを容易にする。内部区画212内におけるストリップSの適切な配置および積み重ねが、内部区画内に受け入れ可能でかつ格納可能なストリップの数の最大化を容易にしてもよい。ヒンジ214aを介してハウジング210に動作可能に連結され得るドア214を開くことにより、ストリップSは廃棄のために内部区画212から取り出されてもよい。
【0032】
図3および図5を参照しながらストリップ取扱装置200の選択的作動を説明する。アクチュエータ221は、ロック機構233を選択的に作動させるために、ハウジング210の開口部210aを通して移動可能であってもよい。アクチュエータ221はフランジ面221aを有してもよく、このフランジ面221aは、アクチュエータがハウジング内に所定の深さだけ押下され得るようにハウジング210の外面と相互作用するように構成される。アクチュエータを非押下位置に向けて付勢するために、付勢部材230がアクチュエータ221の底面221bに固定されてもよい。付勢部材230は、アクチュエータ221がハウジング210内に深さ方向に押下されると付勢部材が撓んでアクチュエータをその初期非押下位置に戻すように僅かに撓むことができてもよい。
【0033】
ローラ218、220および223の各々は、スピンドル218a、220aおよび223aをそれぞれ含んでもよく、これらスピンドルは、ローラが回転可能であるが別の点ではハウジングに対して固定された位置に位置するように、ハウジング210内に取り付けられてもよい。ロック機構233は、ラック235を含む爪234を含んでもよく、このラック235は、ローラ218、220および223の少なくとも1つに動作可能に連結されるピニオン236と係合可能である。アクチュエータ221は、ラック235がピニオン236と係合される第1の位置(図6A)とラックがピニオンと係合されない第2の位置(図6B)とに爪234を移行させる。ラック235がピニオン236と係合されたときに、ラックの歯がピニオンの歯と相互作用し、それによりピニオンの回転を防止する。図5に示すように、ロック機構233がロック状態にあるときに、ラック235が第1のローラ218に係合してラック235の回転が防止されるように、ピニオン236が第1のローラ218に固定されてもよい。
【0034】
アクチュエータ221が作動させられないときにローラ218、220および223の回転が互いにロックされるように、爪234がピニオン236に対する係合位置に向けて付勢されてもよい。爪234は、スピンドル239を含んでもよく、このスピンドルは、爪234を回動させ得るが別の点では爪234がハウジングに対して適所に固定されるように、ハウジング210内にしっかりと固定されて取り付けられてもよい。ねじりばね237は、爪234のスピンドル239の周りに配置されてもよく、かつ爪に固定された第1の端部とハウジング210に固定された第2の端部とを有してもよい。ねじりばね237は、爪234のラック235をピニオン236に向けて径方向に付勢する蓄積された位置エネルギーを有してもよい。
【0035】
爪234は、略L字形状を有してもよく、かつアクチュエータ221から縦方向に延びる押下部材232に接触するアーム部材238を含んでもよい。非作動時には、図6Aに示すように、爪234のラック235は、ピニオン236と接触した状態にある。図6Bに示すように、アクチュエータ221が押下された(すなわち、アクチュエータ221を方向yに移動させた)ときに、押下部材232がアーム部材238に係合しかつ爪234をピニオン236から離れる方向jに回動させ、それによりローラ218、220および223が回転することを可能にする。ラック235をピニオン236から離れる方向に移動させるように爪234を回動させたときに、ばね237はよりきつく巻き込まれた状態となる。
【0036】
アクチュエータ221がもはや押下されていない場合、爪234が回動してその初期位置(図6A)に戻り、ラック235がピニオン236に対する係合位置に自動的に戻り、それにより、ローラ218、220および223の互いに対する回転をロックする。第1のローラ218が第2のローラ220と摩擦接触した状態にあり、この第2のローラ220がローラ223と摩擦接触した状態にあるので、ラック235によるピニオン236の係合が、全てのローラ218、220および223の回転を防止する。
【0037】
使用時には、ローラ223が方向Bに回転したときに、第1のローラと第2のローラの対応する回転がストリップを内部区画212に引き込ませるように、ストリップSの端部が第1のローラ218と第2のローラ220との接点に接触させられる。ストリップSの端部が第1のローラ218と第2のローラ220との間に位置決めされた時点で、アクチュエータ221は押下されてもよい。アクチュエータ221の押下は、上述したように、第1のローラと第2のローラを回転させ、それによりストリップを内部区画12に引き込む。内部区画212が収集されたストリップSで満杯となったときに、収集されたストリップと一緒に装置200が廃棄されてもよく、または、内部区画が空にされて、装置が再使用されてもよい。
【0038】
本開示のいくつかの実施形態を以下の段落で更に説明する。
【0039】
代替実施形態A
試験ストリップ取扱装置であって、
ハウジングと、
前記ハウジング内の内部区画であって、少なくとも1つの物品が格納される空間を有する、内部区画と、
前記ハウジングにおける開口部であって、前記内部区画の前記空間に接続される、開口部と、
第1の部材と、
第2の部材と、
を備え、
前記第1の部材および前記第2の部材が、前記第1の部材と前記第2の部材との間に前記少なくとも1つの物品を確実に受け入れかつ前記開口部を通して前記内部区画の前記空間内に前記少なくとも1つの物品を案内するように構成される、
試験ストリップ取扱装置。
【0040】
代替実施形態B
前記第1の部材および前記第2の部材が、前記開口部を介しての前記少なくとも1つの物品の取り出しを阻止する、実施形態Aに記載の装置。
【0041】
代替実施形態C
前記第1の部材が第1のローラであり、かつ前記第2の部材が第2のローラである、実施形態Aに記載の装置。
【0042】
代替実施形態D
前記第1のローラが、略円筒形状を有するとともに、長手方向に延びる第1の軸を有し、かつ前記第2のローラが、略円筒形状を有するとともに、長手方向に延びる第2の軸を有し、前記第1の軸および前記第2の軸が互いに対して略平行である、実施形態Cに記載の装置。
【0043】
代替実施形態E
前記第1のローラと前記第2のローラとが互いに対して回転可能であり、前記第1のローラと前記第2のローラとの互いに対する回転、前記第1のローラおよび前記第2のローラは、前記少なくとも1つの物品が前記第1のローラと前記第2のローラとの間に位置決めされたときに前記少なくとも1つの物品の並進移動を引き起こすように構成される、実施形態Cに記載の装置。
【0044】
代替実施形態F
前記第1のローラが前記第2のローラと接触した状態にある、実施形態Eに記載の装置。
【0045】
代替実施形態G
前記第1のローラの反時計回りの回転と前記第2のローラの時計回りの回転とは、前記少なくとも1つの物品が前記第1のローラと前記第2のローラとの間に位置決めされたときに、前記内部区画の前記空間に向かう方向への前記少なくとも1つの物品の並進移動を引き起こす、実施形態Eに記載の装置。
【0046】
代替実施形態H
前記第1のローラと前記第2のローラとを互いに対して回転するように付勢するように構成されたエネルギー蓄積装置を更に備える、実施形態Cに記載の装置。
【0047】
代替実施形態I
前記エネルギー蓄積装置が、
第3のローラと、
ばねと、
ロック状態とロック解除状態との間で移行可能なロック機構と、
を備え、
第1の方向への前記第3のローラの回転が、前記ばねを巻き込ませて前記ばねに位置エネルギーを蓄積させ、かつ、
前記ロック機構が前記ロック状態にあるときに、前記ばねは巻き戻りが防止され、かつ前記ロック機構が前記ロック解除状態にあるときに、前記ばねが巻き戻って前記位置エネルギーを運動エネルギーに変換し、前記運動エネルギーにより、前記第1のローラと前記第2のローラとを互いに対して回転させる、実施形態Hに記載の装置。
【0048】
代替実施形態J
前記ロック機構が、前記第1のローラと前記第2のローラとの少なくとも一方に動作可能に連結されたピニオンと、前記ロック状態にあるときに前記ピニオンに係合しかつ前記ロック解除状態にあるときに前記ピニオンから係合解除されるように構成されたラックと、を含む、実施形態Iに記載の装置。
【0049】
代替実施形態K
前記第1のローラと前記第2のローラとの互いに対する回転を生じさせるように構成されたアクチュエータを更に備える、実施形態Cに記載の装置。
【0050】
代替実施形態L
前記ハウジングに形成されたドアを更に備え、前記少なくとも1つの物品が前記ドアを通って前記内部区画から取り出され得る、実施形態Aに記載の装置。
【0051】
代替実施形態M
前記内部区画の前記空間に向かう方向に案内チャネルを通して前記少なくとも1つの物品を受け入れるように構成された案内チャネルを更に備える、実施形態Aに記載の装置。
【0052】
本明細書で述べた実施形態に明示された種々の特徴を、本明細書で提示した方法と異なる方法で組み合わせることができることが理解されるであろう。また、個々の実施形態に関連して説明した特徴を本明細書で述べた他の実施形態と共有してもよいことが理解されるであろう。
【0053】
本明細書では、特定の実施形態を参照しながら本発明を説明してきたが、これらの実施形態が単に本発明の原理および用途を例示したものにすぎないことを理解すべきである。それゆえ、例示的な実施形態に対して多数の変更を行ってもよいこと、ならびに以下の特許請求の範囲で詳述される本発明の精神および範囲から逸脱することなく、他の配置を考案してもよいことを理解すべきである。
【符号の説明】
【0054】
100 試験ストリップ取扱装置
110 ハウジング
112 内部区画
114 ドア
116 窓
118 第1のローラ
120 第2のローラ
120a スピンドル
122 アクチュエータ
200 試験ストリップ取扱装置
210 ハウジング
210a 開口部
212 内部区画
214 ドア
216 窓
218 第1のローラ
218a スピンドル
220 第2のローラ
220a スピンドル
221 アクチュエータ
221a フランジ面
221b 底面
222 巻き込み機構
223 ローラ
223a スピンドル
224 ねじりばね
224a 第1の端部
224b 第2の端部
230 付勢部材
232 押下部材
233 ロック機構
234 爪
235 ラック
236 ピニオン
237 ねじりばね
238 アーム部材
239 スピンドル
A 方向
B 方向
B 電源
C ケーブル
j 方向
M モータ
Ma スピンドル
S ストリップ
X 方向
y 方向
図1
図2
図3
図4
図5
図6A
図6B