【実施例】
【0051】
次に示す実施例においては、別段の指定がない限り、特定の装置および手順を使用した。
【0052】
反応装置:試験反応装置は、反応温度および撹拌速度を設定および制御するためのParr 4843コントローラを備えた機械撹拌式高圧Parr反応器(観察窓を有する定格2800psiおよび300℃の50mLチタン槽)とする。反応器圧の測定は反応器に取り付けた圧力変換器で行った。温度、圧力および撹拌速度をLabView(登録商標)データ取得システムで記録した。
【0053】
使用した材料および一般手順:純粋な5−ヒドロキシメチルフルフラール(HMF、純度99%)をAldrichより入手した。粗製HMF4956−57(純度21%)および5345−82(純度60%)のロットはArcher Daniels Midland Companyより入手した。これは、HMF二量体(5,5’−[オキシ−ビス(メチレン)]ビス−2−フルフラールすなわちOBMF)および他のヒューミン類(HMFの自己重合により生成した重合物)を多量に含んでいた。触媒、添加剤、基質および溶媒は全てさらなる精製を行わずに直接使用した。工業用(純度≧99.9%、H
2O<32ppm、THC<20ppm)液体CO
2および超高純度グレードの酸素をLinweldより購入した。
【0054】
50mLのチタン製Parr反応器内で、HMFから2,5−フランジカルボン酸(FDCA)への半回分式酸化を行った。通常は、最初に、触媒成分(Co、MnおよびBr)を含む既知の濃度の物質を溶解したおおよそで30mLの酢酸溶液を含む反応器に予め定められた量のN
2またはCO
2を加えた。次いで、反応器の内容物を反応温度に加熱した後、選択した最終圧力に到達するまでO
2を加えた。O
2および希釈剤の分圧は既知であるものとした。次いで、HMFの酢酸溶液を予め定められた速度で反応器にポンプ注入することにより反応を開始させた。反応器全圧が一定になるように維持した。75mLのステンレス鋼製貯留器から新鮮なO
2を連続的に供給することにより、反応により消費された酸素を補った。この外部酸素貯留器で認められた圧力降下を反応の進行の監視に用いた。
【0055】
反応完了後(すなわち、所定量のHMF溶液を反応器にポンプ注入し、O
2消費量が変化しなくなったら)、反応混合物を室温に冷却した。
【0056】
次いで気相から試料を採取してガスクロマトグラフィー(GC)(Shin Carbon ST 100/120メッシュ)で分析することにより溶媒および基質の燃焼によって生成したCOおよびCO
2の収量を求めた。
【0057】
液体混合物から不溶なFDCA生成物を濾過によって分離し、固体を酢酸で洗浄することにより可溶な不純物の大部分を除去した。結果として得られた白色固体を100℃のオーブンで2時間乾燥させることにより、吸収されていた溶媒を除去した。HPLCおよび
1H NMR分析から、このFDCAが実質的に純粋なものであることが分かった。反応器を酢酸およびメタノールで洗浄することにより固体FDCA(残留している場合)を回収した。この抽出液を、固体FDCAを単離した後に残しておいた濾液と一緒にHPLC(CI 8 ODS−2カラム)で分析して液体の組成を求めた。次に報告する酸化生成物の全収率は、固相および液相の組成を基準として求めたものである。特段の指定がない限り、百分率は全てモルパーセントで表す。
【0058】
実施例1〜11
実施例1〜11の場合は、HOAcを30mLおよびH
2Oを2mLの混合物中に異なる量のCo(OAc)
2・4H
2O、Mn(OAc)
2・4H
2OおよびHBrを加えたものを50mLのチタン反応器に装入し、5バールの不活性ガス(N
2またはCO
2)で加圧した。反応器を反応温度に加熱した後、反応器圧が30バールになるまで不活性ガスを添加した。30バールのO
2を導入した後(反応器全圧60バール)、純粋な/精製HMF(13.2mmol)を溶解したHOAc溶液5.0mLを反応器に0.25mL/分の一定速度で連続的にポンプ注入した(したがって、ポンプ注入時間は計20分間)。ポンプ注入の間およびHMF/HOAc溶液添加完了後さらに10分間ずっと、反応混合物を反応温度で激しく撹拌した。次いで、生成物を分離して分析するために反応器を速やかに室温に冷却した。結果を表1に示す。
【0059】
【表1】
【0060】
表1に示すように、FDCAの収率は、コバルトの量が1.1から2.2mmolに増加するに従い、特に反応温度を160℃とした場合に増加した。少量のマンガンが存在することにより、(a)主反応の誘導期間が短縮され(O
2消費プロファイルから推量)、(b)FDCAの収率が増加し(実施例7および8を比較)、かつ(c)気体状副生成物であるCOの収量が低下した。マンガンの量が0.13mmolを超えてさらに増加すると、FDCAの収率に有利な効果は認められなかったが、COの収量は低下し続けた。
【0061】
実施例12〜18
Co(OAc)
2・4H
2Oを2.2mmolと、Mn(OAc)
2・4H
2Oを0.033mmolと、HBrを1.1mmolとを、体積比が異なるHOAcおよびH
2Oの様々な混合物(全体積32mL)に溶解した。各混合物を50mLのチタン反応器に装入し、N
2で5バールに加圧した。反応器を180℃に加熱した後、反応器圧が30バールになるまでN
2を添加し、次いで反応器全圧が60バールになるまで30バールのO
2を添加した。次いで、純粋な(99%)HMF(13.2mmol)を溶解したHOAc溶液5.0mLを0.25mL/分の一定速度で反応器に連続的にポンプ注入した(したがって、ポンプ注入時間は計20分間)。ポンプ注入を行う間およびHMF/HOAc溶液の添加完了後さらに10分間ずっと、反応混合物を180℃で激しく撹拌した。次いで、生成物を分離および分析するために反応器を速やかに室温に冷却した。結果を表2にまとめる。
【0062】
【表2】
【0063】
水が基質の転化率に影響することは認められなかったが(調査した全ての反応において>99%)、実施例12〜18に示すように、FDAおよび様々な副生成物の収率には大きく影響した。表2に示すように、FDCAの収率は水分含有率が低い場合は高く、水分が10%のときに最大に達した(約83%)。その後、さらに水分含有率が増加するに従いFDCA収率は単調に減少した。水分含有率がより高くなるとFDCAの生成が極度に阻害され(実施例17および18参照)、それに伴い、中間体である5−ホルミルフランカルボン酸(FFCA)の収率が大幅に増加した。しかしながら、気体状副生成物であるCOおよびCO
2の収量が低下したことから示されるように、溶媒および/または基質の燃焼に関しても、特に水分含有率が10%を超えると、水の阻害作用が顕著となった。
【0064】
実施例19〜24
Co(OAc)
2・4H
2Oを1.1mmolと、Mn(OAc)
2・4H
2Oを0.033mmolと、HBrを1.1mmolとを、HOAcを30mLおよびH
2Oを2mL中に溶解した溶液を50mLのチタン反応器に装入し、5バールのCO
2で加圧した。反応器を反応温度に加熱した後、反応器圧が30バールになるまでCO
2を添加し、30バールのO
2を反応器全圧が60バールになるまで連続的に添加した。その後、純度99%のHMF(13.2mmol)を溶解したHOAc溶液5.0mLを0.25mL/minの一定速度で反応器に連続的にポンプ注入した(したがって、ポンプ注入時間は計20分間)。ポンプ注入を行う間およびHMF/HOAc溶液の添加完了後さらに10分間ずっと、反応混合物を反応温度で激しく撹拌した。次いで生成物を分離および分析するために反応器を速やかに室温に冷却した。結果を表3にまとめる。
【0065】
【表3】
【0066】
表3に示すように、FDCAの収率は180〜190℃の範囲で最大になった。160℃における反応と比較すると、180℃のO
2の消費プロファイルにおいては、HMFを添加すると、はっきりとした誘導期間がないままO
2消費量が安定し、HMF添加を停止すると間もなく変化しなくなった。酸素の大部分は所望の生成物(FDCA)の生成に消費された。しかしながら、反応温度が高い方が気体状副生成物であるCOの収量が高くなり、基質、生成物および溶媒が燃焼した可能性を示唆していた。
【0067】
実施例25〜29
Co(OAc)
2・4H
2Oを2.2mmolと、Mn(OAc)
2・4H
2Oを0.033mmolと、HBrを1.1mmolとをHOAcを30mLおよびH
2Oを2mL中に溶解した溶液を50mLのチタン反応器に装入し、CO
2で3〜5バールに加圧した。反応器を180℃に加熱した後、予め定められた特定の反応器圧になるまでCO
2を添加した。このステップの後、CO
2およびO
2の分圧比が1(すなわちCO
2/O
2=1)となるように反応器をO
2で加圧した。このステップの後、純度99%のHMF(13.2mmol)を溶解したHOAc溶液5.0mLを0.25mL/分の一定速度で反応器に連続的にポンプ注入した(したがって、ポンプ注入時間は計20分間)。ポンプ注入を行う間およびHMF/HOAc溶液の添加完了後さらに10分間ずっと、反応混合物を180℃で激しく撹拌した。次いで生成物を分離および分析するために反応器を速やかに室温に冷却した。結果を表4にまとめる。
【0068】
【表4】
【0069】
表4に示すように、反応器圧が60バールから30バールに低下するとFDCAの収率は83%から90%に増加した。さらに、気体状副生成物であるCOの生成に関しても圧力が低い方が不利であった。
【0070】
実施例30〜35
Co(OAc)
2・4H
2Oを1.1mmolと、Mn(OAc)
2・4H
2Oを0.033mmolと、HBrを1.1mmolと、ZrO(OAc)
2を0.20mmolとをHOAcを30mLおよびH
2Oを2mLの混合物中に溶解した溶液を50mLのチタン反応器に装入し、CO
2で5バールに加圧した。反応器を反応温度に加熱した後、反応器圧が30バールになるまでCO
2を加え、さらに反応器全圧が60バールになるまでO
230バールを添加した。このステップの後、純度99%のHMF(13.2mmol)を溶解したHOAc溶液5.0mLを0.25mL/分の一定速度で反応器に連続的にポンプ注入した(したがって、ポンプ注入時間は計20分間)。ポンプ注入の間およびHMF/酢酸溶液の添加完了後さらに10分間ずっと、反応混合物を反応温度で激しく撹拌した。次いで、生成物を分離および分析するために反応器を速やかに室温に冷却した。比較のため、ZrO(OAc)
2を使用しない反応も実施した。結果を表5にまとめる。
【0071】
【表5】
【0072】
表5に示すように、ZrO(OAc)
2を助触媒として使用することにより120℃および160℃においてFDCAの収率が約20%増加した。しかしながら、この増進効果は180℃で消失し、180℃においては、気体状生成物であるCOの収量の増加から推測されるように、ZrO(OAc)
2によって溶媒および基質の燃焼がかなり促進された。
【0073】
実施例36〜44
Co(OAc)
2・4H
2Oを2.2mmolと、Mn(OAc)
2・4H
2Oを0.033mmolと、HBrを1.1mmolとを、HOAcを30mLおよびH
2Oを2mLの混合物中に溶解した溶液を50mLのチタン反応器に装入し、CO
2で5バールに加圧した。反応器を180℃に加熱した後、CO
2を反応器圧が特定の値に到達するまで添加した。これと等しい分圧のO
2を導入した後(すなわち、CO
2/O
2=1)、粗製HMFのHOAc溶液を予め定められた速度で反応器に連続的にポンプ注入した。ポンプ注入の間(連続運転中)およびHMFの添加完了後さらに10分間(連続運転中)ずっと、反応混合物を180℃で激しく撹拌した後、生成物を分離および分析するために反応器を速やかに室温に冷却した。比較のため、HMFを全て最初に添加する、時間を固定した回分式反応も実施した(30分間継続)。結果を表6にまとめる。
【0074】
【表6】
【0075】
表6に示すように、基質を回分方式で添加すると、多量のヒューミンを含む粗製HMFを酸化した場合のFDCAの収率が非常に低くなった(実施例37:0.455/6.77=6.7%)。10分後、触媒が失活(褐色析出物の生成により兆候が現れた)したので反応を停止した。これと比較すると、基質を連続的に添加することによって触媒の非常に急速な失活が何とか回避され、FDCAの収率ははるかに高くなり、粗製基質混合物中の純粋なHMFを基準として100%を超えたものもあった(実施例38、39、40および44)。
【0076】
実施例45
実施例38、39、40および44で認められた粗製HMFから得られたFDCAの収率が100%を超えることをより十分に理解するために、最初にHMF二量体調製物を用いて酸素を添加しないブランク実験に付した。この実験においては、Co(OAc)
2・4H
2Oを2.2mmolと、Mn(OAc)
2・4H
2Oを0.11mmolと、HBrを1.1mmolとを、HOAcを30mLおよびH
2Oを2mL中に溶解した溶液を50mLのチタン反応器に装入し、CO
2で5バールに加圧した。反応器を180℃に加熱した後、反応器圧が60バールになるまでCO
2を加えた。このステップの後、実施例36〜44の粗製HMF混合物中に認められたHMF二量体(5,5’−[オキシ−ビス(メチレン)]ビス−2−フルフラールすなわちOBMF)0.224mmolおよびHMF0.0244mmolを含む試料をHOAc5.0mLに溶解することにより二量体供給原料を調製した。この二量体供給原料を0.25mL/分の一定速度で反応器に連続的にポンプ注入した(したがって、ポンプ注入時間は計20分間)。ポンプ注入の間および二量体供給原料の添加完了後さらに10分間ずっと、反応混合物を1200rpm、180℃で激しく撹拌した。次いで生成物を分離および分析するために反応器を速やかに室温に冷却した。「酸素不使用」ブランク運転の結果、酸素の非存在下に、OBMFのわずか6.4%(すなわち0.0144mmol)がAcHMF0.0232mmolおよびHMF0.0158mmolを含む生成物に転化した。
【0077】
実施例46および47
実施例46および47のそれぞれにおいては、Co(OAc)
2・4H
2Oを2.2mmolと、Mn(OAc)
2・4H
2Oを0.033mmolと、HBrを1.1mmolとをHOAcを30mLおよびH
2Oを2mLの混合物中に溶解した溶液を50mLのチタン反応器に装入し、CO
2で5バールに加圧した。反応器を180℃に加熱した後、反応器圧が60バールになるまでCO
2を加えた。このステップの後、HMF二量体(5,5’−[オキシ−ビス(メチレン)]ビス−2−フルフラールすなわちOBMF)を0.224mmolおよびHMFを0.0244mmolを含む試料をHOAc5.0mLに溶解することにより二量体供給原料を調製した。等しい分圧のO
2(すなわちCO
2/O
2=1)を反応器に導入した後、二量体供給原料を0.25mL/分の一定速度で反応器に連続的にポンプ注入した(したがって、ポンプ注入時間は計20分間)。ポンプ注入の間および二量体供給原料の添加完了後さらに10分間ずっと、反応混合物を1200rpmおよび180℃で激しく撹拌した。次いで生成物を分離および分析するために反応器を速やかに室温に冷却した。この分析から、HMFおよびOBMFの両方の転化率が99%を超えたことが示され、実施例46および47においてはFDCAが0.200mmolおよび0.207mmol生成した。二量体供給原料中のHMFが酸化されて100%の選択性でFDCA生成物となることが実証され、OBMF1モルからFDCA2モルが生成するものと仮定すると、これらのFDCAの量はそれぞれ収率39.1および40.8パーセントに相当する。
【0078】
実施例48〜52
実施例48〜52においては、Greenfield, MAのBETE Fog, Nozzle, Inc.からのPJ(登録商標)シリーズ型式のチタン製霧化ノズルを備えた700mLのチタン製噴霧反応器(内径3インチ、長さ6インチ)を使用して、HMFからFDCAへの酸化を行い、噴霧可能な供給原料(HMF/酢酸)を噴霧ノズルから連続的に添加すると同時に、反応器内の圧力制御を維持するために気体および液体を抜き出した(同伴する固体FDCA生成物も一緒に)。PJ(登録商標)シリーズ型式霧化ノズルはインパクション・ピン型(impaction pin)すなわち衝突型であり、製造業者によれば、50ミクロン未満のサイズの小滴を「高い割合で」生成する。
【0079】
各運転においては、反応器に予め酢酸50mLを装入し、二酸化炭素および酸素の混合物(モル比1:1)で3〜5バールに加圧し、反応温度に加熱した。次いで、反応器圧が15バールになるまでさらに二酸化炭素/酸素を加えた。酢酸70mLを35mL/分で反応器内に噴霧することにより反応器(多点式熱電対を備える)全体に均一な温度プロファイルを確立した。次いで、純度99パーセントのHMFを13.2mmolと、Co(OAc)・4H
2Oを1.3mmolと、Mn(OAc)
2・4H
2Oを1.3mmolと、HBrを3.5mmolとを含む酢酸溶液105mLを反応温度に予熱してから、35mL/分で反応器内に噴霧し、その間、モル比1:1の二酸化炭素および酸素の混合物も反応温度に予熱し、これも反応器に300std mL/分で連続的に供給した。気体および液体の両方(同伴する固体粒子も一緒に)を噴霧反応器から背圧調整器を有するラインを通じて抜き出した。ノズルを洗浄するために酢酸35mLを後噴霧した後、生成物を分離および分析するために反応器を室温に冷却した。結果を表7にまとめた。
【0080】
【表7】
【0081】
表7に示すように、HMFを200℃および15バールで連続的に酸化することによってFDCAの収率は約85%になり、FFCAは約2%になり(実施例49および50)、3分間の噴霧プロセスの間に生成物の大部分が分離器から回収される。反応器温度も圧力も非常に良好に制御されていた。温度がさらに220℃に上昇すると反応の生産性が低くなり、FDCAの収率は72.3%、FFCAの収率は8.6%となった(実施例52)。同様に、固体FDCA生成物中のFFCAの含有率は1.6%から(実施例50、200℃)7.9%(実施例52、220℃)に増加する。温度が高い方が溶媒および基質が燃焼しやすくなり、それによってFDCA生成に利用できる酸素が減少する。FDCAの収率および生成物の純度は気体混合物の供給速度を2倍にしても有利にならない(実施例50および実施例51を比較)。酸素が利用しやすくなっても、気体流量が高くなることによって気相中の滞留時間が低下することにより相殺される可能性がある。
【0082】
本発明を、本発明の趣旨および必須の特徴から逸脱することなく、他の特定の形態で実施することができる。ここに記載した実施形態はあらゆる点に関して単なる例示であって限定を意図するものではないと見なすべきである。したがって、本発明の範囲は、前述の説明ではなく添付の特許請求の範囲によって示される。特許請求の範囲の意味の範囲内および均等な範囲内のあらゆる変化が本発明の範囲内に包含される。特段の指定がない限り、本明細書に引用した全ての参考文献および刊行物を本明細書の一部を構成するものとしてここに援用する。