(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6564291
(24)【登録日】2019年8月2日
(45)【発行日】2019年8月21日
(54)【発明の名称】外壁パネルフレーム交換方法および外壁パネルフレーム交換部構造
(51)【国際特許分類】
E04G 23/02 20060101AFI20190808BHJP
【FI】
E04G23/02 H
【請求項の数】7
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2015-193226(P2015-193226)
(22)【出願日】2015年9月30日
(65)【公開番号】特開2017-66717(P2017-66717A)
(43)【公開日】2017年4月6日
【審査請求日】2018年8月30日
(73)【特許権者】
【識別番号】390037154
【氏名又は名称】大和ハウス工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100105843
【弁理士】
【氏名又は名称】神保 泰三
(72)【発明者】
【氏名】木下 大洋
(72)【発明者】
【氏名】田村 聡一
(72)【発明者】
【氏名】兼村 博文
【審査官】
五十幡 直子
(56)【参考文献】
【文献】
特開2003−213942(JP,A)
【文献】
特開2012−188808(JP,A)
【文献】
国際公開第2005/093180(WO,A2)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04G 23/00−23/08
E04B 1/00−1/61
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
非閉鎖部を有する柱が上記非閉鎖部を屋内側に向けて配置されており、上記柱の側面と外壁パネルフレームの側面とを対向させて上記柱と外壁パネルフレームとが締結部材で固定された外壁パネル構造に用いられる外壁パネルフレーム交換方法であって、外壁面材を上記外壁パネルフレームから外した状態で、上記柱の屋外側の面に貫通孔をあけ、上記貫通孔から挿入した工具によって上記締結部材を外して上記外壁パネルフレームを取り外し、新たな外壁パネルフレームを上記柱に締結部材によって固定することを特徴とする外壁パネルフレーム交換方法。
【請求項2】
請求項1に記載の外壁パネルフレーム交換方法において、締結部材としてボルトとナットを用い、新たに配置した外壁パネルフレームの側から上記ボルトを差し込み、上記貫通孔から挿入したナットに上記ボルトを螺着させることを特徴とする外壁パネルフレーム交換方法。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の外壁パネルフレーム交換方法において、上記貫通孔を覆う補強プレートを、当該補強プレートを貫通して上記柱に螺着するビスによって取り付けることを特徴とする外壁パネルフレーム交換方法。
【請求項4】
請求項3に記載の外壁パネルフレーム交換方法において、上記補強プレートには所定の配置でビス用の下孔が形成されており、上記補強プレートを上記柱に当てた状態で上記下孔の位置に合せて上記柱にも下孔を形成し、タッピング機能を有するビスを上記下孔に螺着させることを特徴とする外壁パネルフレーム交換方法。
【請求項5】
請求項3に記載の外壁パネルフレーム交換方法において、上記補強プレートには所定の配置でビス用の下孔が形成されており、上記補強プレートを上記柱に当てた状態で上記下孔から、タッピング機能およびドリル機能を有するビスで上記柱にも下孔を形成しつつ、当該ビスを上記下孔に螺着させることを特徴とする外壁パネルフレーム交換方法。
【請求項6】
請求項3に記載の外壁パネルフレーム交換方法において、上記補強プレートには所定の配置でマークが印されており、上記補強プレートを上記柱に当てた状態で上記マークの位置に合せて上記補強プレートおよび上記柱に下孔を形成し、タッピング機能を有するビスを上記下孔に螺着させることを特徴とする外壁パネルフレーム交換方法。
【請求項7】
非閉鎖部を有する柱が上記非閉鎖部を屋内側に向けて配置されており、上記柱の側面と外壁パネルフレームの側面とを対向させて上記柱と外壁パネルフレームとが締結部材で固定された外壁パネル構造について、上記柱から既設の外壁パネルフレームが取り外されて新たな外壁パネルフレームの取り付けが行われた外壁パネルフレーム交換部構造であって、上記柱の屋外側の面に貫通孔が形成されており、上記貫通孔を覆う補強プレートが、当該補強プレートを貫通して上記柱に螺着するビスによって取り付けられていることを特徴とする外壁パネルフレーム交換部構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、柱から既設の外壁パネルフレームを取り外して新たな外壁パネルフレームを取り付ける外壁パネルフレーム交換方法および外壁パネルフレーム交換部構造に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、屋内方向から建物躯体に取り付けられている既存外壁パネルを別の外壁パネルに取り換える外壁パネル交換方法であって、上記既存外壁パネルを屋外方向から取り外した後に、上記別の外壁パネルを建物躯体に屋外方向から取り付ける外壁パネル交換方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−213942号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に開示された外壁パネル交換方法では、C形鋼等の非閉鎖部を有する柱を、上記非閉鎖部が屋内側に向くように配置し、当該柱の側面と外壁パネルフレームの側面とを対向させて、両者をボルトで共ぬい固定した構造において、屋外側から上記外壁パネルフレームを取り外して交換することについては開示していない。
【0005】
この発明は、上記の事情に鑑み、屋外側からの作業で柱から既設の外壁パネルフレームを取り外して交換することができる外壁パネルフレーム交換方法および外壁パネルフレーム交換部構造を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明の外壁パネルフレーム交換方法は、上記の課題を解決するために、非閉鎖部を有する柱が上記非閉鎖部を屋内側に向けて配置されており、上記柱の側面と外壁パネルフレームの側面とを対向させて上記柱と外壁パネルフレームとが締結部材で固定された外壁パネル構造に用いられる外壁パネルフレーム交換方法であって、外壁面材を上記外壁パネルフレームから外した状態で、上記柱の屋外側の面に貫通孔をあけ、上記貫通孔から挿入した工具によって上記締結部材を外して上記外壁パネルフレームを取り外し、新たな外壁パネルフレームを上記柱に締結部材によって固定することを特徴とする。
【0007】
上記の方法であれば、上記非閉鎖部が位置する屋内側からしか本来的に操作できない締結部材を、上記柱の屋外側の面にあけた貫通孔から操作し、居住者や入居者の生活に支障のないように、屋外側からの作業によって、柱から既設の外壁パネルフレームを取り外して新しい外壁パネルフレームと交換することができる。
【0008】
上記締結部材としてボルトとナットを用い、新たに配置した外壁パネルフレームの側から上記ボルトを差し込み、上記貫通孔から挿入したナットに上記ボルトを螺着させてもよい。これによれば、上記ボルトを上記貫通孔から入れるよりも容易な作業となる、換言すれば、上記貫通孔の大きさをあまり大きくしなくてもよいので、柱の補強処理が容易になる。
【0009】
上記貫通孔を覆う補強プレートを、当該補強プレートを貫通して上記柱に螺着するビスによって取り付けるようにしてもよい。これによれば、火災のおそれがある溶接によらずに、上記貫通孔を形成したことによる断面欠損部を補強することができる。
【0010】
上記補強プレートには所定の配置でビス用の下孔が形成されており、上記補強プレートを上記柱に当てた状態で上記下孔の位置に合せて上記柱にも下孔を形成し、タッピング機能を有するビスを上記下孔に螺着させてもよい。これによれば、上記ビスの螺子が隙間無く、ゼロクリアランスで螺着することができ、柱の補強強度を高めることができる。
【0011】
或いは、上記補強プレートには所定の配置でビス用の下孔が形成されており、上記補強プレートを上記柱に当てた状態で上記下孔から、タッピング機能およびドリル機能を有するビスで上記柱にも下孔を形成しつつ、当該ビスを上記下孔に螺着させてもよい。かかる方法でも、上記ビスの螺子が隙間無く、ゼロクリアランスで螺着することができ、柱の補強強度を高めることができる。
【0012】
或いは、上記補強プレートには所定の配置でマークが印されており、上記補強プレートを上記柱に当てた状態で上記マークの位置に合せて上記補強プレートおよび上記柱に下孔を形成し、タッピング機能を有するビスを上記下孔に螺着させてもよい。かかる方法でも、上記ビスの螺子が隙間無く、ゼロクリアランスで螺着することができ、柱の補強強度を高めることができる。
【0013】
また、この発明の外壁パネルフレーム交換部構造は、非閉鎖部を有する柱が上記非閉鎖部を屋内側に向けて配置されており、上記柱の側面と外壁パネルフレームの側面とを対向させて上記柱と外壁パネルフレームとが締結部材で固定された外壁パネル構造について、上記柱から既設の外壁パネルフレームが取り外されて新たな外壁パネルフレームの取り付けが行われた外壁パネルフレーム交換部構造であって、上記柱の屋外側の面に貫通孔が形成されており、上記貫通孔を覆う補強プレートが、当該補強プレートを貫通して上記柱に螺着するビスによって取り付けられていることを特徴とする。
【0014】
上記の構成であれば、外壁パネルフレームの交換に関係した柱において、火災のおそれがある溶接によらずに、上記貫通孔を形成したことによる断面欠損部が補強された構造となる。
【発明の効果】
【0015】
本発明であれば、居住者や入居者の生活に支障のないように、屋外側からの作業によって、柱から既設の外壁パネルフレームを取り外して新しい外壁パネルフレームに取り替えることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明の実施形態にかかる外壁パネルフレーム交換方法を示した図であり、外壁面材を取り外した状態を示した説明図である。
【
図2】
図1の外壁パネルフレームと柱と締結部材とを示した横断面視の説明図である。
【
図3】本発明の実施形態にかかる外壁パネルフレーム交換方法を示した図であり、同図(A)は柱に貫通孔をあける工程を示した説明図であり、同図(B)は柱内のボルトをメガネレンチで緩める工程を示した説明図である。
【
図4】本発明の実施形態にかかる外壁パネルフレーム交換方法を示した図であり、既設の外壁パネルフレームを新たな外壁パネルフレームに取り替えた状態を示した説明図である。
【
図5】本発明の実施形態にかかる外壁パネルフレーム交換方法を示した図であり、同図(A)は補強プレートを柱に当てた状態を示した説明図であり、同図(B)は補強プレートを柱に固定した状態(本発明の実施形態にかかる外壁パネルフレーム交換部構造)を示した横断面視の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、例えば、耐震リフォーム等において、建物の外壁面材が取り外され、外壁パネルフレーム交換のために足場100が組まれている状態を示している。また、既設の外壁パネルフレーム1については、下側の横フレーム部に腐食および脱落が生じており、フレーム交換が必要となっている。腐食等の状況は、外壁面材が取り付けられている状態で、ハンマーや木槌等で壁面を叩き、ぶかぶかしたり、錆片が落ちるか等を確認して判断する。
【0018】
上記既設の外壁パネルフレーム1は、
図2にも示すように、その縦フレーム部1aにおいて建物の柱2に固定されている。具体的には、上記柱2は、非閉鎖部2aを有したC形鋼からなり、上記非閉鎖部2aを屋内側に向けて配置されている。そして、上記柱2の側面と外壁パネルフレーム1の縦フレーム部1a(側面)とを対向させた状態で上記柱2と外壁パネルフレーム1とが、締結部材であるボルト3とナット4とによって共縫い固定されている。上記ナット4は、上記縦フレーム部1aに溶接固定されている。
【0019】
外壁面材を外した箇所において、
図3(A)に示すように、電動回転工具5にホルソーカッター51をセットし、上記ボルト3と上記ナット4が存在するあたりの高さで、上記柱2の屋外面に、上記ホルソーカッター51を接触回転させて円形(例えば、直径42mm程度)の貫通孔2bをあける。このとき、キリ等を用いて、上記貫通孔2bをあける場所に予め5〜6mm程度の予備孔をあけ、この予備孔にホルソーカッター51のセンターピンを合せるとよい。
【0020】
次に、
図3(B)に示すように、上記貫通孔2bからメガネレンチ6を差し込み、このメガネレンチ6の六角孔部に上記ボルト3の六角頭部を嵌める。そして、上記メガネレンチ6を回して上記ボルト3とナット4との締結を解除させ、既設の外壁パネルフレーム1を上記柱2から取り外す。
【0021】
次に、上記外壁パネルフレーム1を外した箇所に、
図4に示すように、新しい外壁パネルフレーム1Aを嵌め込む。この外壁パネルフレーム1Aの縦フレーム部1a′には、上記ナット4に相当する新たなナット4′(縦フレーム部1a′に溶接固定)が設けられている(
図5(B)参照)。そして、上記縦フレーム部1a′の上記ナット4′にボルト3′(新しいボルト)を螺着し、また、上記貫通孔2bからナット4″(新しいナット)を挿入し、上記ボルト3′の螺子部に上記ナット4″を螺合させる。さらに、メガネレンチ6を回して上記ボルト3′とナット4″とを締結し、上記柱2と外壁パネルフレーム1Aとを、上記ボルト3′とナット4″で共縫い固定する。
【0022】
次に、
図5(A)および
図5(B)に示すように、上記貫通孔2bを覆う補強プレート7を上記柱2に固定する。
【0023】
例えば、上記補強プレート7の厚さは3.2mmであり、長さは150mmである。上記補強プレート7には、所定の配置で複数の下孔7aが形成されている。上記下孔7aは、上記貫通孔2bを囲うように4個形成され、さらに、その両外側であって当該補強プレート7の幅方向中心にそれぞれ1列に2個形成されている。上記下孔7aのピッチは、図示の通り(単位はmm)になっている。もちろん、このようなピッチの寸法、或いは、下孔7aについての端あき寸法や縁あき寸法等は例示に過ぎない。また、上記補強プレート7は、例えば、ZAM鋼板(亜鉛-アルミニウム-マグネシウム合金めっき鋼板)からなるが、このような素材に限るものではない。
【0024】
上記補強プレート7の上記下孔7aからドリルビス8をねじ込むことで当該ドリルビス8の先端のドリル部が上記柱2に切り込んでいく。上記下孔7aは、例えば、直径5mmで形成されており、上記ドリルビス8としては、例えば、タッピング機能を有する呼び径φ6mmのセルフタッピングビス(例えば、国土交通省認定の日本パワーファスニング株式会社製のハイパーテクス HEX6−25)が用いられる。このようなドリルビス8を上記下孔7aにセットして回転力を与えると、上記ドリルビス8が上記下孔7aに螺子を切っていく。そして、上記ドリルビス8は、先端のドリル部で上記柱2に下孔をあけながら、この下孔にも螺子を切っていくことになる。
【0025】
すなわち、上記下孔7aを用いてねじ込まれたドリルビス8によって上記柱2に螺子穴が形成されるとともに、この螺子穴に対して上記ドリルビス8が隙間無く、ゼロクリアランスで螺着することができる。これにより、上記補強プレート7と柱2との間でスリップ挙動が発生するのを抑制できる。
【0026】
上記のように新しい外壁パネルフレーム1Aに交換した後、この外壁パネルフレーム1Aに新しい外壁面材を取り付け、シーリング等の処理を行う。なお、上記補強プレート7を用いた柱部材に対して荷重試験を行ったが、上記補強プレート7を設けた箇所では変形が生じず、他の箇所で変形が生じるという結果が得られた。また、上記補強プレート7の幅方向中心は外壁の縦目地部となり、この場所に位置する上記ドリルビス8の頭部については問題ないが、上記幅方向中心以外の箇所に設けられる上記ドリルビス8の頭部が上記外壁面材の取り付けに干渉するようであれば、上記外壁面材の裏面を削る等の処置を行えばよい。
【0027】
上記の外壁パネルフレーム交換方法であれば、上記非閉鎖部2aが位置する屋内側からしか本来的に操作できない上記ボルト3とナット4を、上記柱2の屋外側の面にあけた上記貫通孔2bから操作し、居住者や入居者の生活に支障のないように、屋外側からの作業によって、上記柱2から既設の外壁パネルフレーム1を取り外して新しい外壁パネルフレーム1Aに取り替えることができる。
【0028】
上記貫通孔2bをホルソーカッター51であけると、比較的簡単に一定の大きさで上記貫通孔2bをあけることができる。
【0029】
上記締結部材としてボルト3′とナット4″を用い、新たな外壁パネルフレーム1Aの側から上記ボルト3′を差し込み、上記貫通孔2bから挿入したナット4″に上記ボルト3′を螺着させる方法であると、上記ボルト3′を上記貫通孔2bから入れるよりも容易な作業となる、換言すれば、上記貫通孔2bの大きさをあまり大きくしなくてもよいので、柱2の補強処理が容易になる。
【0030】
上記貫通孔2bを覆う補強プレート7を、当該補強プレート7を貫通して上記柱2に螺着するビスによって取り付けると、火災のおそれがある溶接によらずに、上記貫通孔2bを形成したことによる断面欠損部を補強することができる。
【0031】
また、上記補強プレート7に所定の配置でビス用の下孔7aが形成されており、上記補強プレート7を上記柱2に当てた状態で上記下孔7aから、タッピング機能およびドリル機能を有するビスで上記柱2にも下孔を形成しつつ、当該ビスを上記下孔に螺着させる方法であれば、上記ビスの螺子が隙間無く、ゼロクリアランスで螺着することができ、柱2の補強強度を高めることができる。
【0032】
なお、上記補強プレート7に所定の配置でビス用の下孔7aが形成されており、上記補強プレート7を上記柱2に当てた状態で上記下孔7aの位置に合せて上記柱2にも別途ドリルで下孔を形成し、タッピング機能を有するビスを上記下孔に螺着させる方法でも、上記ビスの螺子が隙間無く、ゼロクリアランスで螺着することができ、柱2の補強強度を高めることができる。
【0033】
また、上記補強プレート7に所定の配置でポンチ等によるマークが形成されており、上記補強プレート7を上記柱2に当てた状態で上記マークの位置に合せて上記補強プレート7および上記柱2に別途ドリルで下孔を形成し、タッピング機能を有するビスを上記下孔に螺着させる方法でも、上記ビスの螺子が隙間無く、ゼロクリアランスで螺着することができ、柱2の補強強度を高めることができる。
【0034】
なお、仮留め用ビスを用いて上記補強プレート7を上記柱2に仮固定してもよい。
【0035】
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
【符号の説明】
【0036】
1 :外壁パネルフレーム
1A :外壁パネルフレーム
1a、1a′ :縦フレーム部
2 :柱
2a :非閉鎖部
2b :貫通孔
3、3′ :ボルト(締結部材)
4、4′、4″ :ナット(締結部材)
5 :電動回転工具
6 :メガネレンチ
7 :補強プレート
7a :下孔
8 :ドリルビス
51 :ホルソーカッター
100 :足場