【実施例】
【0089】
以下の実施例は単に例示目的で提供されるものであり、本開示の範囲を限定することを
意図するものではない。
【0090】
下の表1にいくつかの例示的な本開示の化合物と、その化合物の生理化学的特徴を示す
。
【0091】
【表1】
【0092】
実施例1−化合物Xの合成
スキーム1
【化5】
【0093】
(2S,3R)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−3−ヒドロキシ
ブタン酸(A)の合成
L−スレオニン(SM1)(100g、0.84mol)を含む1,4−ジオキサン(
500mL)および水(800mL)撹拌溶液にNa
2CO
3(178g、1.67mol
)を添加し、室温で30分間撹拌した。反応混合物を0℃まで冷却し、Boc−無水物(
219.6g、1.007mol)を滴下し、16時間撹拌し続けた。出発物質を消費し
た後(TLCにより)、反応混合物を減圧下で濃縮し、得られた残渣を1NのHCl(p
H約4)を使用して中和した。水層をEtOAc(2×250mL)で抽出した。分離さ
れた有機抽出物をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮し
てA(160g、87%)を得た。
1H−NMR:(500MHz,DMSO−d
6):δ 6.30(d,1H),4.07
−4.01(m,1H),3.90(d,1H),1.99(s,1H),1.42(s
,9H),1.09(d,3H).
LCMS(m/z):218.1[M
+−1]
【0094】
(2S,3R)−3−(ベンジルオキシ)−2−((tert−ブトキシカルボニル)
アミノ)ブタン酸(B)の合成
A(100g、0.45mol)を含むDMF(600mL)撹拌溶液に、60%Na
H(36.5g、0.91mol)をN
2雰囲気下、−20℃で少しずつ添加し、2時間
撹拌した、これにベンジルブロミド(66.8mL、0.55mol)を滴下し、反応混
合物を室温で12時間撹拌した。出発物質が消費された後(TLCにより)、反応混合物
を氷冷した水でクエンチし、ジエチルエーテル(2×250mL)で洗浄した。分離され
た水層を、1NのHClで酸性化し、EtOAc(2×250mL)で抽出した。組み合
わせた有機層を、無水Na
2SO
4で乾燥し、減圧下で濃縮して、B(100g、71%)
を得た。
【0095】
(2S,3R)−ベンジル 3−(ベンジルオキシ)−2−((tert−ブトキシカ
ルボニル)アミノ)ブタノアート(C)の合成
B(100g、0.32mol)を含むDMF(400mL)撹拌溶液に、K
2CO
3(
111.6g、0.81mol)をN
2雰囲気下で添加し、30分間撹拌した。これにベ
ンジルブロミド(47.4mL、0.38mol)を滴下し、室温で12時間撹拌した。
この反応混合物を氷冷水でクエンチし、ジエチルエーテル(2×250mL)で抽出した
。分離された有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した
。この粗製物質を、5%EtOAc/n−ヘキサンで溶出するシリカゲルカラムクロマト
グラフィーにより精製して、C(80g、62%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,DMSO−d
6):δ 7.41−7.25(m,10H
),5.09(s,2H),4.55−4.50(m,1H),4.34−4.30(m
,1H),2.09(s,3H),1.42(s,9H),1.15(d,3H).
【0096】
(2S,3R)−ベンジル 2−アミノ−3−(ベンジルオキシ)ブタノアート(In
t−D)の合成
C(80g、0.20mol)を含むメタノール(100mL)撹拌溶液に、メタノー
ルHCl(70mL)をN
2雰囲気下で添加し、12時間撹拌した。出発物質が消費され
た後(TLCにより)、反応混合物を減圧下で濃縮した。この粗製物質をn−ヘキサンで
洗浄し、減圧下で乾燥させて、HCl塩としてInt−D(45g、75%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,DMSO−d
6):δ 7.35−7.30(m,10H
),5.25(q,2H),4.58−4.52(m,3H),4.37(d,1H),
4.27(br s,1H),4.15−4.10(m,1H),1.30(d,3H)
.
LCMS(m/z):300.2[M
++1]
【0097】
(S)−メチルピロリジン−2−カルボキシラート(2)の合成
L−プロリン 1(100g、0.87mol)を含むメタノール(800mL)撹拌
溶液に塩化チオニル(76.9mL、1.04mol)を0℃でゆっくりと滴下した。反
応混合物を加熱して12時間還流した。出発物質が消費された後(TLCにより)、反応
物を減圧下で濃縮した。この残渣をn−ヘキサンで洗浄して、2(143.9g、HCl
塩)を得た。
1H−NMR:(400MHz,CDCl
3):δ 3.89(s,3H),3.68−3
.62(m,2H),3.59−3.47(m,2H),2.49−2.37(m,1H
),2.27−2.05(m,3H).
LCMS(m/z):166[M
++1]
【0098】
(S)−1−tert−ブチル 2−メチルピロリジン−1,2−ジカルボキシラート
(3)の合成
2(35g、0.22mol)を含むCH
2Cl
2(175mL)撹拌溶液に、Et
3N
(90mL、0.65mol)、次いでBoc−無水物(56.9mL、0.26mol
)を0℃で添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。出発物質が消費された
後(TLCにより)、反応物を水(100mL)で希釈し、CH
2Cl
2(2×100mL
)で抽出した。有機層を水、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濃縮した。粗製物
質を、30%EtOAc/n−ヘキサンで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィー
により精製して、3(41g、95%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,CDCl
3):δ 4.25−4.21(m,1H),3
.75(s,3H),3.57−3.26(m,2H),2.29−2.10(m,1H
),1.99−1.75(m,3H),1.45(s,9H).
LCMS(m/z):130[(M
++1)−Boc]
【0099】
1−tert−ブチル 2−メチル 2((ベンジルオキシ)メチル)ピロリジン−1
,2−ジカルボキシラート(4)の合成
3(100g、0.43mol)を含むTHF(800mL)撹拌溶液に、LiHMD
S(873mL、0.87mol)を−78℃で添加し、1時間撹拌した。これにBOM
−塩化物(93.2mL、0.65mol)を−78℃で滴下し、−20℃で2時間撹拌
した。出発物質が消費された後(TLCにより)、反応物をNH
4Cl水溶液でクエンチ
し、EtOAcで抽出した。分離された有機層を水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濃縮
して、4(180g、粗製物)を得た。この物質を、さらに精製することなく次のステッ
プに直接用いた。
LCMS(m/z):250[(M
++1)−Boc]
【0100】
2−((ベンジルオキシ)メチル)−1(tert−ブトキシカルボニル)ピロリジン
−2−カルボン酸(5)の合成
4(100g、0.28mol)を含むメタノール(200mL)撹拌溶液に、2Nの
NaOH溶液(300mL)を室温で添加した。この反応混合物を加熱して4時間還流し
た。出発物質が消費された後(TLCにより)、反応物由来の溶媒を減圧下で蒸発させ、
EtOAc(100mL)で希釈した。水層をクエン酸溶液を使用して酸性化し、CH2
Cl2(2×250mL)で抽出した。分離された有機層を水で洗浄し、Na2SO4で
乾燥させ、濃縮して5(60g、63%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,CDCl3):δ 7.37−7.32(m,5H),
4.61(s,2H),4.05−3.88(m,2H),3.65−3.42(m,2
H),2.54−2.46(m,2H),1.95(br s,2H),1.57(s,
9H).
LCMS(m/z):334[M+−1]
【0101】
1−(tert−ブトキシカルボニル)−2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−2−
カルボン酸(6)の合成
5(10g、29.81mmol)を含むメタノール(300mL)撹拌溶液に、50
%湿潤性の10%Pd/C(5g)を室温で添加し、H2雰囲気下(バルーン圧)で24
時間撹拌した。出発物質が消費された後(TLCにより)、反応混合物をセライトパッド
で濾過し、このパッドをメタノールで洗浄した。得られた濾液を減圧下で濃縮して6(6
g、82%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,DMSO−d
6):δ 12.55(br m,1H),
3.99(d,1H),3.88(d,1H),7.65−7.60(m,1H),3.
51−3.45(m,1H),3.39−3.34(m,1H),2.32−2.14(
m,1H),1.98−1.69(m,3H),1.39(s,9H).
【0102】
tert−ブチル 2(((2S,3R)−1,3−ビス(ベンジルオキシ)−1−オ
キソブタン−2−イル)カルバモイル)−2(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−カル
ボキシラート(7)の合成
6(3g、12.2mmol)を含むCH
2Cl
2(100mL)撹拌溶液に、Int−
D(5.8g、14.6mmol)、EDCI.HCl(2.8g、14.6mmol)
、次いでHOBt(1.99g、14.6mmol)およびDIPEA(4.8g、36
.7mmol)を室温で添加し、16時間撹拌した。出発物質が消費された後(TLCに
より)、反応混合物を水(100mL)で希釈し、CH
2Cl
2(2×100mL)で抽出
した。分離された有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧
下で濃縮した。得られた粗製物質を、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し
て、7(1.6g、25%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,DMSO−d
6):δ 8.25−8.12(m,1H)
,7.31−7.27(m,10H),5.85(t,1H),5.14(s,2H),
4.54−4.49(m,2H),4.31(dd,1H),4.15−4.07(m,
1H),3.91−3.50(m,1H),3.52−3.37(m,1H),3.31
−3.27(m,2H),2.35−2.07(m,1H),1.95−1.90(m,
1H),1.73−1.52(m,2H),1.39−1.27(m,9H),1.19
−1.12(m,3H).
質量(ESI):m/z 527.4[M
++1]
【0103】
tert−ブチル 2((2S,3R)−1,3−ビス(ベンジルオキシ)−1−オキ
ソブタン−2−イル)−1−オキソ−2,5−ジアザスピロ[3.4]オクタン−5−カ
ルボキシラート(8)の合成
7(1.4g、2.65mmol)を含むTHF(20mL)撹拌溶液に、トリフェニ
ルホスフィン(1.1g、3.98mmol)およびDTAD(1.2g、3.98mm
ol)を添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。出発物質が消費された後(T
LCにより)、反応物を減圧下で濃縮した。この粗製物質を、シリカゲルカラムクロマト
グラフィーにより精製して、8−F1(0.6g)および8−F2(0.55g)を得た
。
【0104】
(2S,3R)−2(5−(tert−ブトキシカルボニル)−1−オキソ−2,5−ジ
アザスピロ[3.4]オクタン−2−イル)−3−ヒドロキシブタン酸(9)の合成
8−F1および8−F2(0.6g)を含むメタノール(50mL)撹拌溶液に、10
%Pd/C(120mg)を室温で添加し、H
2雰囲気下(バルーン圧)で6時間撹拌し
た、出発物質が消費された後(TLCにより)、反応混合物をセライトパッドで濾過し、
このパッドをメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して粗製物を得、この粗製物を
ジエチルエーテルを使用して摩砕することにより、灰白色の固体として9(0.3g、8
2%)を得た。
1H−NMR:(500MHz,DMSO−d
6):δ 12.95(br s,1H),
4.97(br s,1H),4.24−4.20(m,1H),4.14−4.07(
m,1H),3.84(d,1H),3.53(t,1H),3.41−3.35(m,
1H),3.27−3.22(m,1H),2.14−2.08(m,2H),1.84
−1.80(m,2H),1.42(s,9H),1.24(d,3H).
LCMS(m/z):329.6[M
++1]
【0105】
tert−ブチル 2((2S,3R)−1−アミノ−3−ヒドロキシ−1−オキソブ
タン−2−イル)−1−オキソ−2,5−ジアザスピロ[3.4]オクタン−5−カルボ
キシラート(10)の合成
9(5g、15.2mmol)を含むCH
2Cl
2(100mL)撹拌溶液に、塩化アン
モニウム(2g、38.1mmol)、EDCI.HCl(3.5g、18.2mmol
)、次いでHOBt(5.9g、45.7mmol)およびDIPEA(5.9g、45
.7mmol)を室温で添加し、16時間撹拌した。出発物質が消費された後(TLCに
より)、反応混合物を水(100mL)で希釈し、CH
2Cl
2(2×100mL)で抽出
した。分離された有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、減圧下
で濃縮した。この粗製物質をEt
2O(50mL)およびn−ペンタン(50mL)で摩
砕し、灰白色の固体として10(2.5g、51%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,DMSO−d
6):δ 7.51(br s,1H),7
.19(br s,1H),4.64(d,1H),4.07−3.95(m,2H),
3.78(m,1H),3.62−3.35(m,2H),3.27−3.25(m,1
H),2.18−2.05(m,2H),1.86−1.74(m,2H),1.41(
s,9H),1.12(d,3H).
LCMS(m/z):328.2[M
++1]
【0106】
(2S,3R)−3−ヒドロキシ−2(1−オキソ−2,5−ジアザスピロ[3.4]
オクタン−2−イル)ブタンアミド(化合物X)の合成
10(2.2g、6.70mmol)を含むCH
2Cl
2(25mL)撹拌溶液に、TF
A(7.6g、67mmol)を0℃で添加し、室温で2時間撹拌した。反応混合物を減
圧下で濃縮して、TFA塩として化合物X(2g、87%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,D
2O):δ 4.33−4.29(m,2H),4.0
9(d,1H),3.95(d,1H),3.57−3.48(m,2H),2.51−
2.46(m,2H),2.25−2.19(m,2H),1.31(d,3H).
LCMS(m/z):455[2M
++1]
【0107】
実施例2−化合物Zの合成
スキーム3
【化6】
【0108】
(2S,3R)−2((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−3−ヒドロキシブ
タン酸(A)の合成
(2S、3R)−2−アミノ−3−ヒドロキシブタン酸(SM2)(30g、0.25
mol)を含むTHF(150mL)および水(150mL)の撹拌溶液に、NaHCO
3(65g、0.75mol)、次いでBoc−無水物(66mL、0.302mol)
を0℃で添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。出発物質が消費された後(T
LCにより)、反応混合物をEtOAc(2×150mL)で抽出した。水層を2NのH
Clを使用して酸性化し、次いで10%MeOH/CH
2Cl
2で抽出した。分離された有
機抽出物を無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して、A(30g、63%
)を得た。
1H−NMR:(400MHz,CDCl
3):δ 5.92−5.70(m,2H),5
.55(d,1H),4.42(br s,1H),4.29(d,1H),1.47(
s,9H),1.25(d,3H)
LCMS(m/z):218[M
+−1]
【0109】
tert−ブチル((2S,3R)−3−ヒドロキシ−1−オキソ−1(ピロリジン−
1−イル)ブタン−2−イル)カルバメート(B)の合成
A(13g、59.36mmol)を含むDMF(65mL)撹拌溶液に、EDCI.
HCl(12.5g、65.2mmol)、次いでHOBt(8.8g、65.2mmo
l)を0℃で添加した。5分間撹拌した後、DIPEA(30.6mL、0.17mol
)、次いでピロリジン(4.6g、65.2mmol)を反応混合物に添加し、室温でさ
らに16時間撹拌し続けた。この反応混合物を水で洗浄し、EtOAc(2×100mL
)で抽出した。有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、真空下で濃縮し
た。この粗製物を、カラムクロマトグラフィーにより精製して、B(5g、31%)を得
た。
1H−NMR:(400MHz,CDCl
3):δ 5.51(br s,1H),4.3
2(d,1H),4.15−4.10(m,1H),3.77−3.74(m,1H),
3.55−3.46(m,3H),1.99−1.94(m,2H),1.91−1.8
5(m,2H),1.47(s,9H),1.26(t,1H),1.29(d,3H)
.
【0110】
(2R,3S)−3((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−4−オキソ−4(
ピロリジン−1−イル)ブタン−2−イル 酢酸塩(D)の合成
B(4g、14.7mmol)を含むCH
2Cl
2(40mL)撹拌溶液に、Et
3N(
5.1mL、36.7mmol)、次いで無水酢酸(1.7g、17.6mmol)およ
び触媒量のDMAPを0℃で添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。出発物質
が消費された後(TLCにより)、反応混合物を水で希釈し、有機層を分離された。有機
層を水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。得られた粗製残渣を、
シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製してCを得た。これに1、4−ジオキサ
ン/HCl(20mL)を添加し、室温で2時間撹拌した。反応混合物を真空下で濃縮し
て、この残渣をEt
2O(2×15mL)で洗浄して、HCl塩としてD(3.5g、9
7%)を得た。
1H−NMR:(500MHz,DMSO−d
6)(回転異性体):δ 8.49(br
s,3H),8.15(br s,1H),5.14−5.10(m,1H),4.26
−4.22(m,1H),3.97−3.95(m,1H),3.59(s,2H),2
.09(s,3H),1.98(s,2H),1.87−1.80(m,2H),1.2
6(d,3H).
LCMS(m/z):215.1[M
++1]
【0111】
メチルピロリジン−2−カルボキシラート(1)の合成
ピロリジン−2−カルボン酸(SM1)(100g、0.87mol)を含むメタノー
ル(800mL)撹拌溶液に、塩化チオニル(76.9mL、1.04mol)を0℃で
ゆっくりと滴下した。反応混合物を加熱して12時間還流した。出発物質が消費された後
(TLCにより)、反応物を真空下で濃縮した。この残渣をn−ヘキサンで洗浄し、溶媒
を留去して1(143.9g、HCl塩)を得た。
1H−NMR:(400MHz,CDCl
3)(回転異性体):δ 3.89(s,3H)
,3.68−3.62(m,2H),3.59−3.47(m,2H),2.49−2.
37(m,1H),2.27−2.05(m,3H).
LCMS(m/z):166[M
++1]
【0112】
1−tert−ブチル 2−メチルピロリジン−1,2−ジカルボキシラート(2)の
合成
1(35g、0.22mol)を含むCH
2Cl
2(175mL)撹拌溶液に、Et
3N
(90mL、0.65mol)、次いでBoc−無水物(56.9mL、0.26mol
)を0℃で添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。出発物質が消費された後(
TLCにより)、反応物を水(100mL)で希釈し、CH
2Cl
2(2×100mL)で
抽出した。有機層を、水、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濃縮した。この粗製
物質を30%EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによ
り精製して、2(41g、95%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,CDCl
3)(回転異性体):δ 4.25−4.21(
m,1H),3.75(s,3H),3.57−3.26(m,2H),2.29−2.
10(m,1H),1.99−1.75(m,3H),1.45(s,9H).
LCMS(m/z):130[(M
++1)−Boc]
【0113】
1−tert−ブチル 2−メチル 2((ベンジルオキシ)メチル)ピロリジン−1
,2−ジカルボキシラート(3)の合成
2(100g、0.43mol)を含むTHF(800mL)撹拌溶液にLiHMDS
(873mL、0.87mol)を−78℃で添加し、1時間撹拌した。これにBOM−
塩化物(93.2mL、0.65mol)を−78℃で滴下し、−20℃で2時間撹拌し
た。出発物質が消費された後(TLCにより)、反応物を0℃のNH
4Clでクエンチし
た。分離された有機層を水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮して3(180g、粗
製物)を得た。この物質を、さらに精製することなく、次のステップ用に採取した。
LCMS(m/z):250[(M
++1)−Boc]
【0114】
2−((ベンジルオキシ)メチル)−1(tert−ブトキシカルボニル)ピロリジン
−2−カルボン酸(4)の合成
3(100g、0.28mol)を含むメタノール(200mL)撹拌溶液に、2Nの
NaOH溶液(300mL)を室温で添加した。反応混合物を加熱して4時間還流した。
出発物質が消費された後(TLCにより)、反応物由来の溶媒を真空下で蒸発させ、Et
OAc(100mL)で希釈した。この水層をクエン酸溶液を使用して酸性化し、CH
2
Cl
2(2×250mL)で抽出した。分離された有機層を水で洗浄し、Na
2SO
4で乾
燥させ、濃縮して、4(60g、63%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,CDCl
3)(回転異性体):δ 7.37−7.32(
m,5H),4.61(s,2H),4.05−3.88(m,2H),3.65−3.
42(m,2H),2.54−2.46(m,2H),1.95(br s,2H),1
.57(s,9H).
LCMS(m/z):334[M
+−1]
【0115】
tert−ブチル 2(((2S,3R)−3−アセトキシ−1−オキソ−1−(ピロ
リジン−1−イル)ブタン−2−イル)カルバモイル)−2((ベンジルオキシ)メチル
)ピロリジン−1−カルボキシラート(5)の合成
D(1g、2.90mmol)を含むDMF(8mL)撹拌溶液に、EDCI.HCl
(0.63g、3.28mmol)、次いでHOBt(0.44g、3.28mmol)
を0℃で添加した。5分間撹拌した後、DIPEA(1.3mL、7.46mmol)、
次いで化合物4(0.74g、3.58mmol)を反応混合物に添加し、室温でさらに
16時間撹拌し続けた。反応混合物を水で洗浄し、EtOAc(2×500mL)で抽出
した。この有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、真空下で濃縮した。
この粗製物を、カラムクロマトグラフィーにより精製して、5(0.6g、38%)を得
た。
LCMS(m/z):532[M
++1]
【0116】
tert−ブチル 2(((2S,3R)−3−アセトキシ−1−オキソ−1−(ピロ
リジン−1−イル)ブタン−2−イル)カルバモイル)−2(ヒドロキシメチル)ピロリ
ジン−1−カルボキシラート(6)の合成
5(4.5g、8.40mmol)を含むMeOH(40mL)撹拌溶液に湿潤性の1
0%Pd/C(1.5g)を不活性雰囲気下で添加し、H
2雰囲気下(バルーン圧)で4
時間撹拌した。反応混合物をセライトパッドで濾過し、減圧下で濃縮して6(3.0g、
81%)を得た。
LCMS(m/z):442.5[M
++1]
【0117】
tert−ブチル 2−((2S,3R)−3−アセトキシ−1−オキソ−1−(ピロ
リジン−1−イル)ブタン−2−イル)−1−オキソ−2,5−ジアザスピロ[3.4]
オクタン−5−カルボキシラート(7)の合成
6(3g、6.70mmol)を含むTHF(25mL)撹拌溶液に、トリフェニルホ
スフィン(2g、7.40mmol)、次いでDTAD(2.5g、10.2mmol)
を添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。出発物質が消費された後(TLCに
より)、反応物を減圧下で濃縮した。この粗製物質を10%MeOH/CH
2Cl
2で溶出
するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、7(1.2g、TPPOを伴う、4
3%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,DMSO−d
6):δ 5.25−5.19(m,1H)
,4.65(d,1H),3.61−3.57(m,3H),3.47−3.42(m,
2H),3.41−3.25(m,4H),2.05(s,4H),1.95−1.71
(m,7H),1.42(s,10H).
LCMS(m/z):424.4[M
++1]
【0118】
(2R,3S)−4−オキソ−3−(1−オキソ−2,5−ジアザスピロ[3.4]オ
クタン−2−イル)−4−(ピロリジン−1−イル)ブタン−2−イル 酢酸塩(8)の
合成
7(0.4g、0.94mmol)を含む1,4−ジオキサン/HCl(5mL)撹拌
溶液を0℃まで冷却し、室温で1時間撹拌した。出発物質が消費された後(TLCにより
)、反応混合物を減圧下で濃縮した。この粗製物質をn−ペンタン、次いでEtOAcで
洗浄して、8(0.22g、65%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,D
2O):δ 4.62(d,1H),4.41−4.2
9(m,2H),4.24(d,1H),3.89−3.77(m,3H),3.54−
3.49(m,3H),2.57−2.52(m,1H),2.49(s,3H),2.
42−2.00(m,8H),1.30(d,3H).
LCMS(m/z):324.3[M
++1]
UPLC 純度:99.37%
【0119】
tert−ブチル 2((2S,3R)−3−ヒドロキシ−1−オキソ−1(ピロリジ
ン−1−イル)ブタン−2−イル)−1−オキソ−2,5−ジアザスピロ[3.4]オク
タン−5−カルボキシラート(9)の合成
7(0.15g、0.41mmol)を含むNH
3(2mL)撹拌水溶液を室温で4時
間撹拌した。出発物質が消費された後(TLCにより)、反応物をCH
2Cl
2(75mL
)で希釈した。分離された有機層を無水Na
2SO
4で乾燥し、減圧下で濃縮して9(0.
1g、76%)を得た。
LCMS(m/z):382[M
++1]
【0120】
2−((2S,3R)−3−ヒドロキシ−1−オキソ−1−(ピロリジン−1−イル)
ブタン−2−イル)−2,5−ジアザスピロ[3.4]オクタン−1−オン(化合物Z)
の合成
9(0.2g、0.63mmol)を含むCH
2Cl
2(2mL)撹拌溶液にTFA(0
.3mL)を0℃で添加し、室温で1時間撹拌した。反応混合物を真空下で濃縮し、この
残渣を水で希釈し、CH
2Cl
2(2×25mL)で抽出した。分離された有機層を無水N
a
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して、TFA塩として化合物Z(0.2g、
80%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,D
2O):δ 4.64(t,1H),4.25−4.2
1(m,1H),4.09(d,1H),3.99−3.87(m,1H),3.70(
t,2H),3.55−3.47(m,5H),2.52−2.34(m,2H),2.
25−2.22(m,2H),2.08−1.98(m,5H),1.25(t,3H)
.
LCMS(m/z):282.4[M
++1]
スキーム2S−I−1
【化7】
【0121】
(2S,3R)−2((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−3−ヒドロキシブ
タン酸(2S−A)の合成
L−スレオニン(50g、420mol)を含むTHF/水(500mL/500mL
)撹拌溶液にNaHCO
3(111g、1.05mol)を添加し、室温で30分間撹拌
した。反応混合物を0℃まで冷却し、Boc−無水物(137mL、630mmol)を
滴下し、室温で16時間撹拌し続けた。出発物質が消費された後(TLCにより)、反応
混合物を減圧下で濃縮し、得られた残渣を水(100mL)で希釈し、1NのHCl(p
H約3)を使用して酸性化した。水層をEtOAc(2×250mL)で抽出した。組み
合わせた有機層をブライン(1×200mL)で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、濾過
し、減圧下で濃縮して、濃厚なシロップとして化合物2S−A(80g、87%)を得た
。
1H−NMR:(500MHz,DMSO−d
6):δ 12.5(br s,1H),6
.30(d,J=8.5Hz,1H),4.50(br s,1H),4.05−4.0
2(m,1H),3.88−3.86(m,1H),1.39(s,9H),1.08(
d,J=6.0Hz,3H);
LCMS m/z:218.1[M
+−1]
【0122】
(2S,3R)−3(ベンジルオキシ)−2((tert−ブトキシカルボニル)アミ
ノ)ブタン酸(2S−B)の合成
2S−A(40g、182mmol)を含むDMF(400mL)撹拌溶液に、60%
NaH(18.2g、758mmol)を、N
2雰囲気下、−20℃で少しずつ添加し、
2時間撹拌した。これにベンジルブロミド(66.8mL、0.55mol)を滴下し、
反応混合物を室温で3時間撹拌した。出発物質が消費された後(TLCにより)、反応混
合物を氷冷した水でクエンチし、ジエチルエーテル(2×250mL)で洗浄した。分離
された水層をクエン酸溶液(100mL)を使用して酸性化し、EtOAc(2×250
mL)で抽出した。組み合わせた有機層を無水Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮して
、濃厚なシロップとして化合物2S−B(45g、80%)を得た。
1H−NMR:(500MHz,DMSO−d
6):δ 12.64(br s,1H),
7.34−7.25(m,5H),6.46(d,J=8.5Hz,1H),4.53(
d,J=11.5Hz,1H),4.39(d,J=12.0Hz,1H),4.00−
3.98(m,2H),1.39(s,9H),1.15(d,J=6.0Hz,3H)
;
【0123】
(2S,3R)−ベンジル 3(ベンジルオキシ)−2((tert−ブトキシカルボ
ニル)アミノ)ブタノアート(2S−C)の合成
化合物2S−B(45g、146mmol)を含むDMF(400mL)撹拌溶液に、
N
2雰囲気下でK
2CO
3(40g、292mmol)を添加し、30分間撹拌した。これ
にベンジルブロミド(21mL、175mmol)を0℃で滴下し、室温で16時間撹拌
した。反応混合物を氷冷水でクエンチし、ジエチルエーテル(2×250mL)で抽出し
た。分離された有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮し
た。この粗製物質を、20%EtOAc/n−ヘキサンで溶出するシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーにより精製して、濃厚なシロップとして化合物2S−C(48g、82%
)を得た。
1H−NMR:(500MHz,DMSO−d
6):δ 7.37−7.18(m,10H
),6.81(d,J=9.0Hz,1H),5.08(s,2H),4.49(d,J
=12.0Hz,1H),4.32(d,J=12.0Hz,1H),4.25−4.2
2(m,1H),4.01−3.98(m,1H),1.38(s,9H),1.15(
d,J=6.0Hz,3H)
質量(ESI):m/z 399.4[M
++1];
【0124】
(2S,3R)−ベンジル 2−アミノ−3−(ベンジルオキシ)ブタノアート(2S
−D)の合成
化合物2S−C(48g、120mmol)を含むジエチルエーテル(50mL)撹拌
溶液に、HClで飽和させたジエチルエーテル(350mL)を0℃で添加し、室温で1
0時間撹拌した。出発物質が消費された後(TLCにより)、反応混合物を減圧下で濃縮
した。この粗製物質を、ジエチルエーテル/n−ペンタン(50mL/50mL)で摩砕
して、半固体として化合物2S−D(28g、77%)(HCl塩)を得た。
1H−NMR:(400MHz,DMSO−d
6):δ 8.59(s,2H),7.50
−7.25(m,10H),5.23(d,J=12.5Hz,1H),5.16(d,
J=12.5Hz,1H),4.54(d,J=12.0Hz,1H),4.36(d,
J=12.0Hz,1H),4.12−4.09(m,1H),4.09−3.99(m
,1H),1.29(d,J=6.5Hz,3H)
質量(ESI):m/z 299.4[M
++1];
スキーム2S−I−2
【化8】
【0125】
メチルピロリジン−2−カルボキシラート(2S−E)の合成
L−プロリン(50g、434mmol)を含むメタノール撹拌溶液に、塩化チオニル
(37.5mL、521mmol)を0℃で添加し、70℃となるまで16時間加熱した
。反応混合物を室温にし、真空下で濃縮して、濃厚なシロップとして化合物2S−E(7
0g、99%)(塩酸塩)を得た。
1H−NMR:(500MHz,DMSO−d
6):δ 4.15−4.13(m,1H)
,3.65(s,3H),3.35−3.30(m,2H),2.23−2.15(m,
1H),1.86−1.78(m,3H),1.41(s,9H);
LCMS m/z:129[M
++1]
【0126】
1−tert−ブチル 2−メチルピロリジン−1,2−ジカルボキシラート(2S−
F)の合成
化合物2S−E(70g、422mmol)を含むCH
2Cl
2(700mL)撹拌溶液
に、Et
3N(183mL、1.26mol)を0℃で添加し、10分間撹拌した。Bo
c−無水物(184mL、845mmol)を0℃で添加した後、反応混合物を室温で1
6時間撹拌した。出発物質が消費された後(TLCにより)、反応物を水(200mL)
で希釈し、CH
2Cl
2(2×200mL)で抽出した。組み合わせた有機層をクエン酸(
1×150mL)、ブライン(1×200mL)で洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥
させ、減圧下で濃縮して、粗製化合物を得た。この粗製化合物を、50%EtOAc/n
−ヘキサンで溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製して、濃厚なシロップとして
化合物2S−F(80g、83%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,DMSO−d
6):δ 4.15−4.13(m,1H)
,3.65(s,3H),3.35−3.30(m,2H),2.23−2.15(m,
1H),1.86−1.78(m,3H),1.41(s,9H);
LCMS m/z:229[(M
++1)−Boc].
【0127】
1−tert−ブチル 2−メチル 2((ベンジルオキシ)メチル)ピロリジン−1
,2−ジカルボキシラート(2S−G)の合成
化合物2S−F(25g、109mmol)を含むTHF(250mL)撹拌溶液に、
LiHMDS(240mL、240mmol)を−20℃で添加し、2時間撹拌した。こ
れにBOM−塩化物(23mL、163mmol)を−30℃で滴下し、2時間撹拌した
。出発物質が消費された後(TLCにより)、反応物をNH
4Cl水溶液(100mL)
でクエンチし、EtOAc(2×200mL)で抽出した。組み合わせた有機層を水(2
×150mL)、次いでブライン溶液(2×100mL)で洗浄した。有機層をNa
2S
O
4で乾燥させ、濃縮して粗製化合物を得た。この粗製化合物を、10%EtOAc/n
−ヘキサンで溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製して、濃厚なシロップとして
化合物2S−G(30g、79%)を得た。
1H−NMR:(500MHz,DMSO−d
6):δ 7.36−7.22(m,5H)
,4.59−4.48(m,2H),4.02−3.88(m,1H),3.63(s,
3H),3.49−3.35(m,2H),3.34−3.30(m,1H),2.31
−2.23(m,1H),2.04−1.89(m,2H),1.82−1.78(m,
1H);
LCMS m/z:349.4[(M
++1)−Boc]
【0128】
2−((ベンジルオキシ)メチル)−1(tert−ブトキシカルボニル)ピロリジン
−2−カルボン酸(2S−H)の合成
2S−G(30g、86mmol)を含むメタノール(70mL)撹拌溶液に、NaO
H水溶液(6.88g、70mLのH2O中)を室温で添加した。この反応混合物を70
℃となるまで16時間加熱した。出発物質が消費された後(TLCにより)、反応物から
の溶媒を減圧下で蒸発させ、EtOAc(2×200mL)で希釈した。分離された水層
をクエン酸溶液(pH約3)を使用して酸性化し、EtOAc(2×250mL)で抽出
した。組み合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濃縮して粗製物を得た。この粗製
物を、n−ヘキサンで摩砕し、灰白色の固体として化合物2S−H(25g、86.8%
)を得た。
1H−NMR:(400MHz,DMSO−d
6):δ 12.35(br s,1H),
7.37−7.29(m,5H),4.56−4.48(m,2H),4.06−4.0
0(m,1H),3.92−3.89(m,1H),3.66−3.45(m,1H),
3.37−3.28(m,1H),2.31−2.20(m,1H),2.05−1.9
7(m,1H),1.87−1.75(m,2H),1.38(s,9H);
LCMS m/z:335.3[M
++1]
【0129】
1−(tert−ブトキシカルボニル)−2(ヒドロキシメチル)ピロリジン−2−カ
ルボン酸(2S−I)の合成
化合物2S−H(25g、74mmol)を含むメタノール(150mL)撹拌溶液に
、50%湿潤性の10%Pd/C(7g)を室温で添加し、H2雰囲気下で10時間撹拌
した。出発物質が消費された後(TLCにより)、反応混合物をセライトパッドで濾過し
、このパッドをメタノール(100mL)で洗浄した。得られた濾液を減圧下で濃縮して
、白色の固体として化合物2S−I(15g、82.8%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,DMSO−d6):δ 4.66(br s,1H),
3.96−3.83(m,1H),3.63−3.59(m,1H),3.49−3.4
1(m,1H),3.34−3.25(m,1H),2.30−2.17(m,1H),
1.95−1.72(m,3H),1.38(s,9H).
質量(ESI):m/z 245[M
++1]
【0130】
tert−ブチル 2−(((2S,3R)−1,3−ビス(ベンジルオキシ)−1−
オキソブタン−2−イル)カルバモイル)−2(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−カ
ルボキシラート(2S−J)の合成
化合物2S−I(18g、73.4mmol)を含むCH2Cl2(180mL)撹拌
溶液に、DIPEA(40mL、220mmol)、2S−D(21.9g、73.4m
mol)、HATU(41.8g、110mmol)を室温で添加し、16時間撹拌した
。出発物質が消費された後(TLCにより)、反応混合物を水(50mL)で希釈し、C
H
2Cl
2(2×100mL)で抽出した。組み合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水
Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた粗製物質を、30%EtO
Ac/n−ヘキサンで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、淡
黄色の濃厚なシロップとして化合物2S−J(20g、52%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,DMSO−d
6):δ 8.25−8.12(m,1H)
,7.31−7.27(m,10H),5.85(t,J=4.8Hz,1H),5.1
4(s,2H),4.54−4.49(m,2H),4.31−4.20(m,1H),
4.15−4.07(m,1H),3.91−3.50(m,1H),3.52−3.3
7(m,1H),3.31−3.27(m,2H),2.35−2.07(m,1H),
1.95−1.90(m,1H),1.73−1.52(m,2H),1.39(s,9
H),1.19(d,J=6.4Hz,3H);
質量(ESI):m/z 527.4[M
++1]
【0131】
tert−ブチル 2((2S,3R)−1,3−ビス(ベンジルオキシ)−1−オキ
ソブタン−2−イル)−1−オキソ−2,5−ジアザスピロ[3.4]オクタン−5−カ
ルボキシラート(2S−K)の合成
トリフェニルホスフィン(24.7g、94mmol)を含むTHF(100mL)撹
拌溶液に、DIAD(15.3g、75mmol)を室温で添加し、30分間撹拌した。
これに化合物2S−J(20g、37.9mmol)を含むTHF(10mL)をゆっく
りと添加し、反応混合物を室温で2時間撹拌した。出発物質が消費された後(TLCによ
り)、反応物を減圧下で濃縮した。粗製物質を、25%EtOAc/n−ヘキサンで溶出
するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、淡黄色の濃厚なシロップとし
て化合物2S−K(17g、88%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,DMSO−d
6):δ 7.33−7.26(m,5H)
,7.23−7.18(m,5H),5.10(s,2H),4.80−4.73(m,
2H),4.60(s,2H),4.31(s,2H),4.05−4.00(m,2H
),1.80−1.68(m,4H),1.39(s,9H),1.18(d,J=6.
0Hz,3H);
質量(ESI):m/z 509.4[M
++1]
【0132】
(2S,3R)−2(5−(tert−ブトキシカルボニル)−1−オキソ−2,5−
ジアザスピロ[3.4]オクタン−2−イル)−3−ヒドロキシブタン酸(2S−L)の
合成
化合物2S−K(7g、13.7mmol)を含むメタノール(100mL)撹拌溶液
に、10%Pd/C(4g)を室温で添加し、H
2雰囲気下で6時間撹拌した。出発物質
が消費された後(TLCにより)、反応混合物をセライトパッドで濾過し、このパッドを
メタノール(50mL)で洗浄した。得られた濾液を減圧下で濃縮して組成物を得た。こ
の組成物をn−ペンタン(50mL)で摩砕して、白色の固体として化合物2S−L(4
g、88%)を得た。
1H−NMR:(500MHz,DMSO−d
6):δ 12.80(br s,1H),
4.78−4.73(m,1H),4.21−4.19(m,1H),4.09(s,2
H),3.55−3.46(m,2H),2.09−2.05(m,2H),1.80(
d,J=7.0Hz,1H),1.38(s,9H),1.35−1.28(m,2H)
,1.17(d,J=6.5Hz,3H)
LCMS m/z:329.6[M
++1]
スキーム2S−I−3
【化9】
【0133】
2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)酢酸(2S−M)の合成
グリシン(15g、200mmol)を含む1、4−ジオキサン/水(150mL/7
5mL)撹拌溶液に、Na
2CO
3(53g、500mmol)を添加した。その後Boc
−無水物(109mL、500mmol)を0℃でゆっくりと添加した。反応混合物を室
温で12時間撹拌した。出発物質が消費された後(TLCにより)、反応混合物を減圧下
で濃縮した。この粗製残渣をクエン酸溶液を使用することにより酸性化し(pH約4)、
水層をEtOAc(2×150mL)で抽出した。組み合わせた有機層をブライン溶液(
2×100mL)で洗浄した。この有機層を無水Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、真空下で
濃縮して、白色の固体として化合物2S−M(30g、85.7%)を得た。この物質を
、さらに精製することなく次のステップに直接使用した。
1H−NMR:(500MHz,DMSO−d
6):δ 12.41(br s,1H),
7.04(t,J=5.5Hz,1H),3.57(d,J=5.5Hz,2H),1.
37(s,9H);
【0134】
tert−ブチル(2−アミノ−2−オキソエチル)カルバメート(2S−N)の合成
2S−M(10g、57.14mmol)を含むCH
2Cl
2(100mL)撹拌溶液に
、HOBt(15.43g、114mmol)、EDCI.HCL(21.8g、114
mmol)、次いでNH
4CL(4.54g、85.71mmol)およびDIPEA(
30.7mL、171mmol)を0℃で添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌し
た。出発物質が消費された後(TLCにより)、反応混合物を水(2×100mL)で洗
浄した。有機層を無水Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮して粗製物を得た。この粗製
物を、2%MeOH/CH
2Cl
2で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより
精製した。化合物をエーテル(25mL)で摩砕し、沈殿した固体を濾過して、白色の固
体として2S−N(2g、20%)を得た。
1H−NMR:(500MHz,DMSO−d
6):δ 7.52(br s,1H),7
.17(br s,1H),3.46(d,J=6.5Hz,2H),1.38(s,9
H);
【0135】
(E)−tert−ブチル(2(((ジメチルアミノ)メチレン)アミノ)−2−オキ
ソエチル)カルバメート(2S−O)の合成
2S−N(7g、40.22mmol)を含むTHF(70mL)撹拌溶液に、DMF
.DMA(10.7mL、80.44mmol)を室温で添加し、80℃となるまでまで
2時間加熱した。出発物質が消費された後(TLCにより)、反応混合物を減圧下で濃縮
して、茶色のシロップとして2S−O(9g、粗製物)を得た。この粗製物質をさらに精
製することなく次のステップのために採取した。
1H−NMR:(500MHz,DMSO−d
6):δ 6.72(br s,1H),4
.35(s,1H),3.64(d,J=5.5Hz,2H),3.09(s,1H),
1.42(s,9H);
質量(ESI):m/z 230.2[M
++1];
【0136】
tert−ブチル((1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)メチル)カルバメー
ト(2S−P)の合成
2S−O(9G(粗製物)、39.30mmol)を含むエタノール(80mL)撹拌
溶液に、ヒドロキシルアミン塩酸塩(5.45g、78.60mmol)を、N
2雰囲気
下で添加し、反応混合物を90℃まで加熱し、2時間撹拌した。出発物質が消費された後
(TLCにより)、減圧下で溶媒を蒸発させ、粗製残渣を水(75mL)で希釈した。水
層をDCM(3×100mL)により抽出した。組み合わせた有機層をブライン溶液(1
×100mL)により洗浄した。有機層を、無水Na
2SO
4で乾燥させ、溶媒を減圧下で
濃縮して、粗製物を得た。この粗製物を、25%EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、2S−P(4g、51%)を得た。
1H−NMR:(500MHz,DMSO−d
6):δ 8.90(s,1H),7.64
(s,1H),4.44(s,2H),1.39(s,9H);
LCMS m/z:198.4[M
-−1]
【0137】
(1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)メタンアミン(2S−Q)の合成
2S−P(1.1g、5.52mmol)を含むDCM(30mL)撹拌溶液に、トリ
フルオロ酢酸(2.1mL、27.63mmol)を0℃で30分間かけて添加した。反
応混合物を室温で4時間撹拌した。出発物質が消費された後(TLCにより)、反応混合
物を真空下で濃縮した。この粗製残渣をエーテル(20mL)で摩砕して、白色の固体と
して2S−Q(850mg、72.6%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,DMSO−d
6):δ 9.13(s,1H),8.90
(br s,2H),4.56(s,2H);
LCMS(ESI):100.4[M
++1]
スキーム2S−I−4
【化10】
【0138】
メチル(tert−ブトキシカルボニル)グリシネート(2S−R)の合成
グリシンメチルエステル塩酸塩(50g、400mmol)を含む1,4ジオキサン/
水(300mL/200mL)撹拌溶液にNa
2CO
3(84.8g、800mmol)を
添加し、室温で10分間撹拌した。この反応混合物を0℃まで冷却し、Boc−無水物(
104mL、480mmol)を滴下し、室温で16時間撹拌し続けた。出発物質が消費
された後(TLCにより)、反応混合物を減圧下で濃縮し、得られた残渣を水(100m
L)で希釈し、EtOAc(2×250mL)で抽出した。組み合わせた有機層をブライ
ン(1×200mL)で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して
、濃厚なシロップとして2S−R(64g、84%)を得た。
1H−NMR:(500MHz,DMSO−d
6):δ 7.19(t,J=5.5Hz,
1H),3.67(d,J=6.0Hz,2H),3.62(s,3H),1.38(s
,9H);
LCMS m/z:190.2[M
++1]
【0139】
tert−ブチル(2−ヒドラジニル−2−オキソエチル)カルバメート(2S−S)
の合成
2S−R(20g、105mmol)を含むEtOH(100mL)溶液に、ヒドラジ
ン水和物(15.8g、315mmol)を室温で添加し、その後100℃で6時間撹拌
した。出発物質が消費された後(TLCにより)、エタノールを減圧下で蒸発させた。得
られた粗製物質を、n−ペンタン/ジエチルエーテル(20mL/20mL)で摩砕して
、白色の固体として2S−Sを得た。
1H−NMR:(400MHz,DMSO−d
6):δ 8.91(s,1H),6.88
(t,J=5.5Hz,1H),4.16(s,2H),3.47( d,J=6.0H
z,2H),1.37(s,9H);
LCMS m/z:190.2[M
++1]
【0140】
tert−ブチル((1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メチル)カルバメー
ト(2S−T)の合成
2S−S(14g、74mmol)を含むオルトギ酸トリエチル(140mL)溶液に
、p−TSA(触媒、140mg)を室温で添加し、その後、80℃で4時間撹拌した。
出発物質が消費された後(TLCにより)、オルトギ酸トリエチルを減圧下で蒸発させた
。この粗製残渣を、20%EtOAc/ヘキサンで溶出するカラムクロマトグラフィーに
より精製して、灰白色の固体として2S−T(6.1g、41.5%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,DMSO−d
6):δ 10.74(s,1H),7.4
5(s,1H),4.03(s,2H),1.47(s,9H);LCMS m/z:2
00.2[M
++1]
【0141】
(1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メタンアミン(2S−U)の合成
2S−T(5g、25mmol)を含むEtOAc(10mL)撹拌溶液に、HCLで
(60mL)飽和させたEtOAcを0℃で添加し、室温で16時間撹拌した。出発物質
が消費された後(TLCにより)、反応混合物を減圧下で濃縮した。この粗製物質を、ジ
エチルエーテル/n−ペンタン(25mL/25mL)で摩砕して、減圧下で乾燥させて
、灰白色の固体(HCl塩)として、2S−U(3g、88.7%)を得た。
1H−NMR:(500MHz,DMSO−d
6):δ 9.55(br s,2H),7
.99(s,1H),3.90(s,2H);
LCMS m/z:100[M
++1]
スキーム2S−I−5
【化11】
【0142】
(アジドメチル)ベンゼン(2S−V)の合成
ベンジルブロミド(30g、175mmol)を含むジメチルホルムアミド(300m
L)撹拌溶液に、アジ化ナトリウム(45.6g、701mmol)を、不活性雰囲気下
、室温で添加した。結果として得られた反応混合物を70℃で16時間撹拌した。モニタ
リングした反応が完了した後(TLCにより)、反応混合物を室温にした。揮発物を水(
300mL)およびエーテル(200mL)で希釈した。分離された有機層を、冷水(3
×200mL)により洗浄した。分離された有機層を無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し
、減圧下で濃縮して、灰白色の固体として化合物2S−V(18g,粗製物)を得た。
1H−NMR:(400MHz,CDCl
3):δ 7.40−7.29(m,5H),4
.32(s,2H).
【0143】
エチル 1−ベンジル−5−メチル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−カルボキ
シラート(2S−W2)の合成
エチル ブト−2−イノアート(8.0g、71.3mmol)を含むトルエン(80
mL)撹拌溶液に、2S−V(12.0g、107mmol)を不活性雰囲気下、室温で
添加した。結果として得られた反応混合物を100℃まで加熱し、16時間撹拌した。反
応混合物を室温にし、揮発物を減圧下で蒸発させた。この粗製残渣を、40%EtOAc
/ヘキサンで溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製して、2S−W1および2S
−W2(8.2g、47.1%)を得た(カラムクロマトグラフィーにより分離可能)。
1H−NMR:(400MHz,CDCl
3):δ 7.36−7.31(m,3H),7
.16(t,J=6.0Hz,2H),5.53(s,2H),4.43(q,J=7.
2Hz,2H),2.45(s,3H),1.41(t,J=7.2Hz,3H);
質量 m/z:246.3[M
++1]
【0144】
1−ベンジル−5−メチル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−カルボン酸(2S
−X2)の合成
化合物2S−W2(8.2g、33.4mmol)を含むTHF/H
2O(82mL/
82mL、1:1)撹拌溶液に、LiOH.H
2O(4.2g、0.4mmol)を室温
で添加し、16時間撹拌した。反応物が消費された後(TLCにより)、揮発物を減圧下
で蒸発させた。この残渣を、2NのHCl水溶液で酸性化し、沈殿した固体を濾過し、水
(25mL)で洗浄し、減圧下で乾燥させて、灰白色の固体として化合物2S−X2(7
.0g、96.6%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,DMSO−d
6):δ 13.01(br s,1H),
7.40−7.32(m,5H),5.63(s,2H),2.45(s,3H);
質量 m/z:218.3[M
++1];
スキーム2S−I−6
【化12】
【0145】
ピリミジン−2−イルメタンアミン(2S−Y)の合成
2−シアノピリミジン(2.0g、19.0mmol)を含むメタノール(50mL)
撹拌溶液に、10%Pd/C(300mg)、12NのHCl(1.5mL)を、N
2雰
囲気下で添加した。反応混合物をH
2雰囲気下(バルーン圧)、室温で3時間撹拌した。
出発物質が消費された後(TLCにより)、反応混合物をセライトパッドで濾過し、この
パッドをメタノールで洗浄した。得られた濾液を減圧下で濃縮して、粗製化合物を得た。
この化合物を、ジエチルエーテルで摩砕して、白色の固体として化合物2S−Y(1.2
g、44%)を得た。
1H−NMR:(500MHz,DMSO−d
6):δ 8.87(d,J=5.0Hz,
2H),8.69(br s,2H),7.52(t,J=5.0Hz,1H),4.2
4(s,2H);
質量(ESI):110.3[M
++1]
スキーム2S−I−7
【化13】
【0146】
(S)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−3−ヒドロキシプロパン
酸(2S−Z)の合成
L−セリン(76g、723mmol)を含む1,4ジオキサン/H
2O(350mL
/300mL)撹拌溶液に、NaOH(61g、1.51mol)、Boc−無水物(1
90mL、868mmol)を0℃で添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。
出発物質が消費された後(TLCにより)、反応混合物を2NのHCL(pH約4)で酸
性化し、EtOAc(5×500mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、黄色のシロップとして2S−Z(100g、67
.5%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,CDCl
3):δ 6.54(br s,1H),5.7
7(br s,1H),4.35−4.04(m,1H),3.87−3.84(m,2
H),1.45(s,9H).
【0147】
(S)−3(ベンジルオキシ)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)プ
ロパン酸(2S−AA)の合成
2S−Z(50g、245mmol)を含むDMF(650mL)撹拌溶液に、NaH
(60%)(23g、563mmol)を−15℃で添加し、2時間撹拌した。ベンジル
ブロミド(32.8mL、269mmol)をゆっくりと添加した。反応混合物の温度を
室温まで温め、12時間撹拌した。出発物質が消費された後(TLCにより)、反応混合
物を冷水(200mL)の中に注ぎ、ジエチルエーテル(2×250mL)で抽出した。
水層をクエン酸(pH約4)で酸性化し、EtOAc(2×500mL)で抽出した。組
み合わせた有機層を水(3×250mL)で洗浄した。有機抽出物を無水Na
2SO
4で乾
燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、茶色のシロップとして2S−AA(54g、75%
)を得た。
1H−NMR:(400MHz,CDCl
3):δ 7.32−7.26(m,5H),5
.43(d,J=7.6Hz,1H),4.70−4.46(m,1H),4.45(s
,2H),4.13−3.91(m,1H),3.73−3.70(m,1H),1.4
4(s,9H).
【0148】
(S)−ベンジル3−(ベンジルオキシ)−2((tert−ブトキシカルボニル)ア
ミノ)プロパノエート(2S−AB)の合成
2S−AA(36g、122mmol)を含むDMF(250mL)撹拌溶液に、Na
2CO
3(20g、183mmol)を0℃で添加し、ベンジルブロミド(18mL、14
6mmol)をゆっくりと添加した。反応混合物の温度を室温まで温め、12時間撹拌し
た。出発物質が消費された後(TLCにより)、反応混合物を冷水(200mL)の中に
注ぎ、ジエチルエーテル(2×250mL)で抽出した。組み合わせた有機層を水(3×
250mL)で洗浄した。有機抽出物を無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃
縮して、茶色のシロップとして2S−AB(42g、91%)得た。この物質を、全く精
製することなく次のステップに直接使用した。
【0149】
(S)−ベンジル 2−アミノ−3(ベンジルオキシ)プロパノエート塩酸塩(2S−
AC)の合成
2S−AB(10g、25.9mmol)を含むHCl(50mL)で飽和したエーテ
ルの撹拌溶液に、を0℃で添加し、室温で12時間撹拌した。得られた沈殿物を濾過し、
ジエチルエーテル(2×100mL)で摩砕した。濾過した化合物を真空下で乾燥させて
、白色の固体として2S−AC(5g、60%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,DMSO−d
6):δ 8.66(s,2H),7.38
−7.27(m,10H),5.29−5.22(m,2H),4.57−4.44(m
,3H),3.91−3.81(m,2H)
スキーム2S−I−8
【化14】
【0150】
tert−ブチル 2(((S)−1,3−ビス(ベンジルオキシ)−1−オキソプロ
パン−2−イル)カルバモイル)−2(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−カルボキシ
ラート(2S−AD)の合成
化合物2S−I(5g、20.4mmol)を含むCH
2Cl
2(50mL)撹拌溶液に
、DIPEA(10.7mL、61.2mmol)、2S−AC(5.8g、20.4m
mol)、HATU(11.6g、30.6mmol)を0℃で添加し、室温で12時間
撹拌した。出発物質が消費された後(TLCにより)、反応混合物を水(100mL)で
希釈し、CH
2Cl
2(2×100mL)で抽出した。組み合わせた有機層をクエン酸(1
×100mL)、次いでブライン溶液(1×100mL)で洗浄した。有機層を、無水N
a
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた粗製物質を、50%EtOA
c/n−ヘキサンで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、黄色
の濃厚なシロップとして化合物2S−AD(8g、76.5%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,CD
3OD):δ 7.33−7.24(m,10H),
5.23−5.11(m,2H),4.72−4.66(m,2H),4.50−4.4
4(m,1H),4.18−3.91(m,2H),3.75−3.70(m,2H),
3.65−3.40(m,2H),2.34−2.03(m,2H),1.81−1.7
8(m,2H),1.41(s,9H);
質量(ESI):m/z 512.6[M
++1]
【0151】
tert−ブチル 2((S)−1,3−ビス(ベンジルオキシ)−1−オキソプロパ
ン−2−イル)−1−オキソ−2,5−ジアザスピロ[3.4]オクタン−5−カルボキ
シラート(2S−AE)の合成
トリフェニルホスフィン(640mg、2.44mmol)を含むTHF(5mL)撹
拌溶液に、DIAD(392mg、1.94mmol)を室温で添加し、15分間撹拌し
、次いで化合物2S−AD(500mg、0.97mmol)を含むTHF(5mL)を
ゆっくりと添加し、反応混合物を室温で2時間撹拌した。出発物質が消費された後(TL
Cにより)、反応物を減圧下で濃縮した。この粗製物質を、2%MeOH/DCMで溶出
するカラムクロマトグラフィーにより精製して、黄色の液体として化合物2S−AE(4
50mg、93%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,CD
3OD):δ 7.34−7.27(m,10H),
5.25−5.14(m,2H),4.78−4.73(m,1H),4.70−4.4
2(m,2H),4.04−3.98(m,1H),3.93−3.78(m,1H),
3.89−3.78(m,1H),3.76−3.68(m,1H),3.45−3.3
5(m,2H),2.20−2.09(m,2H),1.90−1.78(m,2H),
1.46(s,9H)
LCMS(ESI):m/z 495.5[M
++1]
【0152】
1−(tert−ブトキシカルボニル)−2(ヒドロキシメチル)ピロリジン−2−カ
ルボン酸(2S−AF)の合成
化合物2S−AE(500mg、1.01mmol)を含むメタノール(25mL)撹
拌溶液に、50%湿潤性の10%Pd/C(250mg)を室温で添加し、H
2雰囲気下
で24時間撹拌した。出発物質が消費された後(TLCにより)、反応混合物をセライト
パッドで濾過し、このパッドをメタノール(20mL)で洗浄した。得られた濾液を減圧
下で濃縮して、白色の固体として化合物2S−AF(400mg、粗製物)を得た。
1H−NMR:(400MHz,CD
3OD):δ 4.92−4.87(m,1H),4
.28−4.07(m,3H),3.63−3.60(m,1H),3.55−3.40
(m,2H),2.30−2.25(m,2H),1.95−1.87(m,2H),1
.47(s,9H);
LCMS:315.3[M+1]
スキーム2S−I−9
【化15】
【0153】
(S)−メチル 2−アミノ−3−ヒドロキシプロパノエート(2S−AG)の合成
L−セリン(40g、0.38mol)を含むメタノール(300mL)撹拌溶液に、
SOCl
2(33.6mL、0.45mol)を0℃で滴下し、1時間撹拌した。結果と
して得られた反応混合物を24時間還流させた。出発物質が消費された後(TLCにより
)、反応混合物を室温まで温め、真空下で濃縮し、n−ヘキサン(2×200mL)でデ
カントして、化合物2S−AG(59.18g、粗製物)を得た。
1H−NMR:(400MHz,DMSO−d
6):δ 8.62(s,3H),4.08
(d,J=3.2Hz,1H),3.83(d,J=3.6Hz,2H),3.78(s
,3H);
LCMS,m/z:120.2[M
+−1]
【0154】
(S)−メチル 2(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−3−ヒドロキシプ
ロパノエート(2S−AH)の合成
化合物2S−AG(40g、0.33mol)を含む1,4−ジオキサン(300mL
)および水(100mL)の撹拌溶液に、Na
2CO
3(71.18g、0.67mol)
を添加し、室温で30分間撹拌した。この反応混合物を0℃まで冷却し、クロロギ酸ベン
ジル(68.5g、0.40mol)を滴下し、室温で8時間撹拌し続けた。出発物質が
消費された後(TLCにより)、反応混合物をEtOAc(200mL)で希釈した。水
層をEtOAc(2×200mL)で抽出した。分離された有機抽出物をブラインで洗浄
し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。この粗製物質を、20%E
tOAc/n−ヘキサンで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して
、化合物2S−AH(53g、62%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,DMSO−d
6):δ 7.49(d,J= 8Hz,1
H),7.37−7.29(m,5H),5.04(s,2 H),4.93(t,J=
6Hz,1H),4.18−4.13(m,1H),3.78(s,3H),3.67−
3.56(m,2H)
【0155】
(S)−メチル 2(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)−3((tert−
ブチルジフェニルシリル)オキシ)プロパノエート(2S−AI)の合成
化合物2S−AH(20g、79.20mmol)を含むDCM(700mL)撹拌溶
液に、0℃で、イミダゾール(16g、237.6mmol)、次いでTBDPS(25
.9g、95.04mmol)を、N
2雰囲気下で添加し、室温で8時間撹拌した。出発
物質が消費された後(TLCにより)、反応混合物を水(100mL)で希釈し、水層を
、DCM(2×200mL)で抽出した。分離された有機層をブラインで洗浄し、無水N
a
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。この粗製物質を、20%EtOAc/n−ヘキ
サンで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、化合物2S−AI
(25g、64%)を得た。
1H−NMR:(500MHz,CDCl
3):δ 7.23−7.68(m,1H),7
.58(d,J=7Hz,3H),7.44−7.37(m,9H),7.34(d,J
=7.5Hz,2H),5.65(d,J=9Hz,1H),5.12(d,J=2,2
H),4.45(d,J=9Hz,1H),4.10−4.07(m,1H),3.91
−3.88(m,1H),3.74(s,3H),1.04(s,9H);
LCMS(m/z):492.1[M
+−1]
【0156】
(S)−メチル 2−アミノ−3((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)プ
ロパノエート(2S−AJ)の合成
化合物2S−AI(25g、51.12mmol)を含むエタノール(250mL)撹
拌溶液に、50%湿潤性の10%Pd/C(15g)を室温、H
2雰囲気下(バルーン圧
)で、8時間かけて添加した。出発物質が消費された後(TLCにより)、反応混合物を
セライトパッドで濾過し、このパッドをエタノールで洗浄した。得られた濾液を、減圧下
で濃縮して、黄色の液体として化合物2S−AJ(18g、97%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,CDCl
3):δ 7.66−7.61(m,4H),7
.43−7.36(m,6H),4.00−3.97(m,2H),3.74(s,3H
),3.64(t,J=4Hz,1H),2.65(s,2H),1.04(s,9H)
;
LCMS m/z:358[M
+−1]
スキーム2S−I−10
【化16】
【0157】
エチル ピロリジン−2−カルボキシラート塩酸塩(2S−AK)の合成
L−プロリン(110g、956.5mmol)を含むエタノール撹拌溶液に、塩化チ
オニル(141mL、1911.3mmol)を添加し、16時間還流させた。反応混合
物を室温にし、真空下で濃縮して、塩酸塩として化合物2S−AK(170g、99%)
を得た。
1H−NMR:(400MHz,CDCl
3):δ 4.15−4.10(m,2H),3
.68−3.62(m,2H),3.59−3.47(m,2H),2.49−2.37
(m,1H),2.27−2.05(m,3H),1.18(t,J=3.6Hz,3H
);
LCMS,m/z:143[M
++1]
【0158】
1−tert−ブチル 2−エチルピロリジン−1,2−ジカルボキシラート(2S−
AL)の合成
化合物2S−AK(70g、0.391mol)を含むCH
2Cl
2(700mL)撹拌
溶液に、Et
3N(170.7mL、1.22mol)、次いでBoc−無水物(133
g、0.61mol)を0℃で添加した。反応混合物を室温で12時間撹拌した。出発物
質が消費された後(TLCにより)、反応物を水(100mL)で希釈し、CH
2Cl
2(
2×200mL)で抽出した。。有機層を、水(1×150mL)、ブライン(1×20
0mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、濃厚なシロップとして化
合物2S−AL(90g、90%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,DMSO−d
6):δ 4.15−4.10(m,2H)
,4.09−4.02(m,1H),3.36−3.29(m,2H),2.25−2.
13(m,1H),1.87−1.76(m,3H),1.40(s,9H),1.18
(t,J=3.6Hz,3H);
LCMS,m/z:144[(M
++1)−Boc];
HPLC:96.11%
【0159】
1−tert−ブチル 2−エチル2−(1−ヒドロキシエチル)ピロリジン−1,2
−ジカルボキシラート(2S−AM)の合成
化合物2S−AL(5g、20.5mmol)を含むTHF(50mL)撹拌溶液に、
LiHMDS(20.3mL、20.5mmol)を−20℃で添加し、1時間撹拌した
。これにアセトアルデヒド(1.2mL、20.5mmol)を−20℃で滴下し、−2
0℃で1時間撹拌した。出発物質が消費された後(TLCにより)、反応物をNH
4Cl
水溶液でクエンチし、EtOAc(1×50mL)で抽出した。分離された有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濃縮して粗製化合物を得た。この粗製化合物を、10%EtOAc/
ヘキサンで溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製して、淡黄色のシロップとして
化合物2S−AM(1.8g、30%)を得た。
1H−NMR:(500MHz,DMSO−d
6):δ 5.10(d,J=8.5Hz,
1H),4.54−4.36(m,2H),4.05−3.99(m,2H),3.60
−3.49(m,1H),1.97−1.74(m,4H),1.40(s,9H),1
.18,1.15(dd,J=7.5Hz,6.5Hz,3H),0.96(d,J=9
.5Hz,3H);
LCMS,m/z:188[(M
++1)−Boc]
【0160】
1−(tert−ブトキシカルボニル)−2(1−ヒドロキシエチル)ピロリジン−2
−カルボン酸(2S−AN)の合成
化合物2S−AM(10g、34.8mmol)を含むメタノール(30mL)撹拌溶
液に、NaOH(2.7g、69.6mmol)、H
2O/THF(30mL/30mL
))を0℃で添加した。反応混合物を、5時間かけて80℃まで加熱した。出発物質が消
費された後(TLCにより)、溶媒を減圧下で蒸発させた。水層をクエン酸溶液を使用し
て酸性化し、EtOAc(2×100mL)で抽出した。分離された有機層を水(1×5
0mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮して茶色の粘性のある固体として化合物
2S−AN(4.8g、53.3%)を得た。
1H−NMR:(500MHz,DMSO−d
6):δ 4.60−4.54(m,1H)
,3.98(d,J=10.0Hz,1H),3.90−3.77(m,2H),3.4
4−3.34(m,1H),2.01−1.68(m,4H),1.40(s,9H),
1.26(d,J=10.0Hz,3H);
LCMS,m/z:258(M
+−1);
HPLC(純度):91.7%
【0161】
tert−ブチル 2−(((2S,3R)−1,3−ビス(ベンジルオキシ)−1−
オキソブタン−2−イル)カルバモイル)−2−(1−ヒドロキシエチル)ピロリジン−
1−カルボキシラート(2S−AO)の合成
化合物2S−AN(2.0g、7.72mmol)を含むCH
2Cl
2(50mL)撹拌
溶液に、DIPEA(4.2mL、22.4mmol)、EDCI.HCL(2.2g、
11.5mmol)、次いでHOBt(1.5g、11.5mmol)、化合物D(2.
8g、8.35mmol)を0℃で添加し、12時間撹拌した。出発物質が消費された後
(TLCにより)、反応混合物を水(30mL)で希釈し、CH
2Cl
2(2×50mL)
で抽出した。組み合わせた有機層を、ブライン(2×50mL)で洗浄し、無水Na
2S
O
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた粗製物質を、25%EtOAc/
n−ヘキサンにより溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、無色
の液体として化合物2S−AO(1.5g、36%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,DMSO−d
6):δ 8.47(t,J=8.8Hz,
1H),7.31−7.19(m,10H),5.73−5.58(m,1H),5.1
8(s,2H),4.64(s,2H),4.60−4.49(m,1H),4.29(
d,J=12.0Hz,1H),4.15−4.12(m,1H),3.59−3.59
(m,1H),3.24−3.13(m,1H),1.71−1.60(m,2H),1
.43−1.38(m,2H),1.35(s,9H),1.18(d,J=6.0Hz
,3H),1.04(d,J=6.4Hz,3H);
質量(ESI):m/z 540[M
-−1]
【0162】
tert−ブチル 2−((2S,3R)−1,3−ビス(ベンジルオキシ)−1−オ
キソブタン−2−イル)−1−メチル−3−オキソ−2,5−ジアザスピロ[3.4]オ
クタン−5−カルボキシラート(2S−AP)の合成
トリフェニルホスフィン(1.45g、5.53mmol)を含むTHF(30mL)
撹拌溶液に、DIAD(1.12g、5.53mmol)を室温で添加し、30分間撹拌
した。これに化合物2S−AO(1.5g、2.77mmol)を含むTHF(10mL
)をゆっくりと添加し、反応混合物を室温で2時間撹拌した。出発物質が消費された後(
TLCにより)、反応物を減圧下で濃縮した。この粗製物質を、20%EtOAc/ヘキ
サンで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、淡黄色のシロップ
として化合物2S−AP(800mg、57%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,DMSO−d
6):δ 7.33−7.18(m,10H
),5.07(s,2H),4.61(s,2H),4.38−4.31(m,1H),
3.77−3.75(m,1H),3.28−3.24(m,1H),2.67−2.6
6(m,1H),2.22−2.12(m,1H),1.98−1.92(m,3H),
1.72−1.60(m,1H),1.40(s,9H),1.18(d,J=5.6H
z,3H),1.13(d,J=6.4Hz,3H)
質量(ESI):m/z 523[M
++1]
【0163】
(2S,3R)−2(5(tert−ブトキシカルボニル)−1−メチル−3−オキソ
−2,5−ジアザスピロ[3.4]オクタン−2−イル)−3−ヒドロキシブタン酸(2
S−AQ)の合成
化合物2S−AP(900mg)を含むメタノール(30mL)撹拌溶液に、10%P
d/C(300mg)を室温で添加し、H
2雰囲気下(バルーン圧)で16時間撹拌した
。出発物質が消費された後(TLCにより)、反応混合物をセライトパッドで濾過し、メ
タノール(10mL)で洗浄した。得られた濾液を減圧下で濃縮して、黄色の濃厚なシロ
ップとして化合物2S−AQ(480mg、82%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,DMSO−d
6):δ12.80(br s,1H),5
.11−4.96(m,1H),4.83−4.04(m,3H),3.40−3.35
(m,1H),2.11(s,3H),2.10−2.03(m,2H),1.46(s
,9H),1.43−1.39(m,6H).
LCMS:342[M
-−1]
スキーム2S−I−11
【化17】
【0164】
エチル 5−オキソピロリジン−2−カルボキシラート(2S−AR)の合成
5−オキソピロリジン−2−カルボン酸(10g、77.4mmol)を含むエタノー
ル(100mL)撹拌溶液に、塩化チオニル(6.7mL、92.9mmol)を0℃で
添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。出発物質が消費された後(TLCによ
り)、反応混合物からの溶媒を真空下で除去した。この残渣をEtOAc(50mL)で
希釈し、K
2CO
3と共に撹拌した。有機層を、無水Na
2SO
4で乾燥し、減圧下で濃縮し
た。得られた粗製物質を、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、化合物
2S−AR(9g、74%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,DMSO−d
6):δ 7.98(br s,1H),4
.16(t,3H),2.37−2.30(m,1H),2.15(q,2H),2.0
3−1.97(m,1H),1.22(t,3H);
LCMS,m/z:157.9[M
++1]
【0165】
1−tert−ブチル 2−エチル 5−オキソピロリジン−1,2−ジカルボキシラ
ート(2S−AS)の合成
化合物2S−AR(9g、57.3mmol)を含むCH
2Cl
2(90mL)撹拌溶液
に、DMAP(7.0g、57.3mmol)、次いでEt
3N(15.9mL、114
.6mmol)およびBoc−無水物(36.7mL、171.9mmol)を0℃で添
加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。この反応混合物をCH
2Cl
2(50mL
)で希釈し、1NのHCl水溶液、次いでブラインで洗浄した。分離された有機層を、無
水Na
2SO
4で乾燥させ、真空下で濃縮した。得られた粗製物質を、50%EtOAc/
ヘキサンで溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製して、化合物2S−AS(12
g、82%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,DMSO−d
6):δ 4.61(dd,1H),4.1
9(q,2H),2.46−2.40(m,2H),2.37−2.25(m,1H),
1.91−1.85(m,1H),1.42(s,9H),1.22(t,3H).
【0166】
エチル 2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−5−オキソヘキサノアー
ト(2S−AT)の合成
不活性雰囲気下の化合物2S−AS(12g、46.6mmol)を含むTHF(12
0mL)撹拌溶液に、MeMgBr(3M、エーテル中)(20.2mL、60.6mm
ol)を0℃で添加し、2時間撹拌した。出発物質が消費された後(TLCにより)、反
応混合物をNH
4Cl水溶液でクエンチし、水層をEtOAc(2×200mL)で抽出
した。この組み合わせた有機抽出物を、無水Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。
得られた粗製残渣を、20%EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカゲルカラムクロマト
グラフィーにより精製して、化合物2S−AT(10g、79%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,CDCl
3):δ 5.14(br s,1H),4.2
3(q,2H),2.62−2.47(m,2H),2.17(s,4H),1.91−
1.82(m,1H),1.45(s,10H),1.26(t,3H).
【0167】
エチル 5−メチルピロリジン−2−カルボキシラート(2S−AU&2S−AV)の
合成
化合物2S−AT(10g、36.7mmol)を含むCH
2Cl
2(100mL)撹拌
溶液に、TFA(14.89mL、194.6mmol)を0℃で添加した。室温で2時
間撹拌した後、反応混合物を減圧下で濃縮して化合物2S−AUを得た。得られた物質を
、エタノール(100mL)および10%Pd/C(50%湿潤性、3g)にN
2雰囲気
下で溶解した。反応混合物をH
2雰囲気下(バルーン圧)で16時間撹拌した。反応混合
物をセライトパッドで濾過し、濾液を減圧下で濃縮して化合物2S−AV(15g、粗製
物)を得た。この物質を、さらに精製することなく次のステップに直接取り込んだ。
LCMS,m/z:158.1[M
++1]
【0168】
1−tert−ブチル 2−エチル 5−メチルピロリジン−1,2−ジカルボキシラ
ート(2S−AW)の合成
化合物2S−AV(30g、191mmol)を含むCH
2Cl
2(150mL)撹拌溶
液に、DMAP(23.3g、191mmol)、次いでEt
3N(79.8mL、57
3mmol)およびBoc−無水物(104mL、477mmol)を0℃で添加した。
反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物をCH
2Cl
2(50mL)で希釈し、
水(2×150mL)、次いでブラインで洗浄した。分離された有機層を無水Na
2SO
4
で乾燥させ、真空下で濃縮した。得られた粗製物質を、6%EtOAc/ヘキサンで溶出
するカラムクロマトグラフィーにより精製して、淡黄色の液体として化合物2S−AW(
30g、61.22%)を得た。
1H−NMR:(500MHz,DMSO−d
6):δ 4.13−3.86(m,4H)
,2.15(d,J=3.5Hz,1H),1.99−1.82(m,2H),1.52
(t,J=4.5Hz,1H),1.38(s,9H),1.24(t,J= 5.5H
z,3H),1.16(d,J=6.5Hz,3H).
LCMS,m/z:258[(M
++1)
【0169】
1−tert−ブチル 2−エチル 2((ベンジルオキシ)メチル)−5−メチルピ
ロリジン−1,2−ジカルボキシラート(2S−AX)の合成
化合物2S−AW(8.0g、31.12mmol)を含むTHF(70mL)撹拌溶
液に、LiHMDS(59mL、41.72mmol)を−78℃で添加し、2時間撹拌
した。これにBOM−塩化物(6.56mL、41.72mmol)を滴下し、−30℃
で2時間撹拌した。出発物質が消費された後(TLCにより)、反応物をNH
4Cl(2
0mL)水溶液でクエンチし、DCM(30mL)で抽出した。分離された有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濃縮して粗製物質を得た。この粗製物質を、10%EtOAc/ヘキ
サンにより溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製して、淡黄色の液体として化合
物2S−AX(11g、94.2%)を得た。
1H−NMR:(500MHz,DMSO−d
6):δ 7.33−7.25(m,5H)
,4.38(d,J=10.5Hz,2H),4.08−3.98(m,1H),3.8
8(d,J=9.5Hz,2H),2.20−2.08(m,2H),1.38(s,9
H),1.37−1.29(m,4H),1.19(t,J=7.5Hz,3H),1.
14−1.10(m,3H);
LCMS,m/z:378(M
++1)
【0170】
2−((ベンジルオキシ) メチル)−1(tert−ブトキシカルボニル)−5−メ
チルピロリジン−2−カルボン酸(2S−AY)の合成
化合物2S−AX(11g、29.17mmol)を含むCH
3OH/THF(22m
L/20mL)撹拌溶液に、2NのNaOH溶液(33mL)を室温で添加した。反応混
合物を8時間かけて65℃まで加熱した。出発物質が消費された後(TLCにより)、反
応物由来の溶媒を減圧下で蒸発させ、EtOAc(50mL)で希釈した。水層を、クエ
ン酸溶液を使用して酸性化し、CH
2Cl
2(2×100mL)で抽出した。分離された有
機層を水(1×50mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮して、化合物2S−A
Y(8g、80%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,DMSO−d
6):δ 12.58(s,1H),7.
34−7.28(m,5H),4.54−4.47(m,2H),4.05−3.87(
m,2H),3.70−3.62(m,1H),2.28−2.08(m,3H),1.
46−1.37(m,1H),1.28(s,9H);
LCMS,m/z:350[M
++1].
【0171】
1−(tert−ブトキシカルボニル)−2−(ヒドロキシメチル)−5−メチルピロ
リジン−2−カルボン酸(2S−AZ)の合成
化合物2S−AY(8g、1.45mmol)を含むメタノール(40mL)撹拌溶液
に、10%Pd/C(4g)をN
2雰囲気下で添加した。反応混合物をH
2雰囲気下(バル
ーン圧)、室温で16時間撹拌した。出発物質が消費された後(TLCにより)、反応混
合物をセライトパッドで濾過し、このパッドをメタノールで洗浄した。得られた濾液を、
減圧下で濃縮して、粗製化合物を得た。この粗製化合物をn−ペンタンで摩砕して、白色
の固体として化合物2S−AZ(4.5g、75.2%)を得た。
1H−NMR:(500MHz,DMSO−d
6):δ 12.37(br s,1H),
4.61(br s,1H),3.95−3.85(m,3H),2.18−2.06(
m,3H),1.44−1.41(m,1H),1.38(s,9H),1.09(d,
J=6.0Hz,3H);
LCMS(ESI):m/z 260[M
++1]
【0172】
tert−ブチル 2−(((2S,3R)−1,3−ビス(ベンジルオキシ)−1−
オキソブタン−2−イル)カルバモイル)−2(ヒドロキシメチル)−5−メチルピロリ
ジン−1−カルボキシラート(2S−BA)の合成
化合物2S−AZ(3g、11.58mmol)を含むDCM(30mL)撹拌溶液に
、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(6mL、34.7mmol)、Int−D(5
g、13.8mmol)、次いでEDCI(2.7g、13.8mmol)、HOBT(
1.9g、13.8mmol)を0℃で添加し、室温で16時間撹拌した。出発物質が消
費された後(TLCにより)、反応混合物を水(20mL)で希釈した。分離された有機
層を、NaHCO
3飽和水溶液(1×50mL)、2NのHCl溶液(30mL)、次い
でブライン溶液(1×40mL)で洗浄した。分離された有機層を、無水Na
2SO
4で乾
燥させ、減圧下で濃縮して、粗製化合物を得た。この粗製化合物を、カラムクロマトグラ
フィーにより精製して、淡黄色の液体として化合物2S−BA(2g、32.5%)を得
た。
1H−NMR:(500MHz,DMSO−d
6):δ 7.30−7.17(m,10H
),5.16−5.10(m,2H),4.50(t,J=5.2Hz,2H),4.2
8(t,J=12.0Hz,1H),4.13−4.07(m,1H),3.95(s,
2H),2.10−1.85(m,4H),1.40−1.35(m,1H),1.30
(s,9H),1.18,1.16(dd,J=6.4Hz,6H);
LCMS(ESI):m/z 440.3[M
++1]
【0173】
tert−ブチル 2−((2S,3R)−1,3−ビス(ベンジルオキシ)−1−オ
キソブタン−2−イル)−6−メチル−1−オキソ−2,5−ジアザスピロ[3.4]オ
クタン−5−カルボキシラート(2S−BB)の合成
化合物2S−BA(1.0g、1.85mmol)を含むTHF(10mL)撹拌溶液
に、トリフェニルホスフィン(0.935g、4.62mmol)およびDIAD(0.
75g、3.70mmol)を添加した。反応混合物を室温で8時間撹拌した。出発物質
が消費された後(TLCにより)、反応混合物を減圧下で濃縮した。この粗製物質を、2
0%EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し
て、黄色の液体として化合物2S−BB(0.8g、51%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,DMSO−d
6):δ 7.30−7.17(m,10H
),5.17(s,2H),4.79,4.76(dd,J=6.0Hz,2H),4.
73(s,2H),4.31−4.18(m,2H),3.84(t,J=6.8Hz,
2H),2.12(t,J=6.8Hz,1H),1.98−1.91(m,2H),1
.39(s,9H),1.32,1.25(dd,J=6.0Hz,6.4Hz,3H)
,1.18,1.09(dd,J=6.0Hz,6.4Hz,3H);
LCMS(ESI) :m/z 523.3[M
++1]
【0174】
(2S,3R)−2−(5−(tert−ブトキシカルボニル)−6−メチル−1−オ
キソ−2,5−ジアザスピロ[3.4]オクタン−2−イル)−3−ヒドロキシブタン酸
(2S−BC)の合成
化合物2S−BB(1g、1.91mmol)を含むメタノール(20mL)撹拌溶液
に、10%Pd/C(400mg)をN
2雰囲気下で添加した。反応混合物をH
2雰囲気下
(バルーン圧)、室温で16時間撹拌した。出発物質が消費された後(TLCにより)、
反応混合物をセライトパッドで濾過し、このパッドをメタノールで洗浄した。得られた濾
液を減圧下で濃縮して、白色の固体として化合物2S−BC(0.80g、粗製物)を得
た。
1H−NMR:(400MHz,DMSO−d
6):δ 12.75(br s,1H),
4.80−4.73(m,3H),4.20−4.05(m,2H),3.40,3.3
6(dd,J=6.8Hz,1H),2.21−2.13(m,1H),2.06−1.
99(m,2H),1.53(t,J= 6.0Hz,1H),1.40(s,9H),
1.11,1.10(dd,J=4.8Hz,5.2Hz,6H);
LCMS(ESI):m/z 343.3[M
++1]
スキーム2S−I−12
【化18】
【0175】
1−tert−ブチル 2−エチル 2(1−ヒドロキシエチル)−5−メチルピロリ
ジン−1,2−ジカルボキシラート(2S−BD)の合成
化合物2S−AW(20g、77.8mmol)を含むTHF(200mL)撹拌溶液
に、LiHMDS(84ml,155mmol)を−20℃で滴下し。30分間撹拌した
。これにアセトアルデヒド(8.77mL、155mmol)を滴下し、室温で3時間撹
拌した。出発物質が消費された後(TLCにより)、反応物をNH
4Cl水溶液(100
mL)でクエンチし、DCM(2×150mL)で抽出した。組み合わせた有機層を、ブ
ライン溶液(1×150mL)で洗浄した。分離された有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、
濃縮して粗製物質を得た。この粗製物質を、30%EtOAc/ヘキサンで溶出するカラ
ムクロマトグラフィーにより精製して、無色のシロップとして化合物2S−BD(16g
、23.1%)を得た。
1H−NMR:(500MHz,DMSO−d
6):δ 7.33−7.25(m,5H)
,4.38(d,J=10.5Hz,2H),4.08−3.98(m,1H),3.8
8(d,J=9.5Hz,2H),2.20−2.08(m,2H),1.38(s,9
H),1.37−1.29(m,4H),1.19(t,J=7.5Hz,3H),1.
14−1.10(m,3H);
LCMS m/z:378(M
++1)
【0176】
1−(tert−ブトキシカルボニル)−2−(1−ヒドロキシエチル)−5−メチル
ピロリジン−2−カルボン酸(2S−BE)の合成
化合物2S−BD(15g、49mmol)を含むEtOH/THF(10mL/20
mL)撹拌溶液に、NaOH(3.98g、99mmol)を含む水(10mL)を室温
で添加した。反応混合物を4時間かけて90℃まで加熱した。出発物質が消費された後(
TLCにより)、反応物からの溶媒を減圧下で蒸発させて、クエン酸(pH約4)を使用
することにより酸性化した。水層をDCM(2×200mL)で抽出し、組み合わせた有
機層をブライン溶液(1×150mL)で洗浄した。分離された有機層を、Na
2SO
4で
乾燥させ、濃縮して粗製化合物を得た。この粗製化合物を40%EtOAc/n−ヘキサ
ンで溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製して、茶色のシロップとして化合物2
S−BE(8.2g、60.7%)を得た。
1H−NMR:(500MHz,DMSO−d
6):δ 12.15(br s,2H),
4.54−4.50(m,1H),4.03−4.02(m,1H),2.17−1.7
7(m,3H),1.41(s,9H),1.39−1.09(m,3H),0.99−
0.94(m,3H);
LCMS m/z:272.4[M
-−1]
【0177】
tert−ブチル 2(((2S,3R)−1,3−ビス(ベンジルオキシ)−1−オ
キソブタン−2−イル)カルバモイル)−2(1−ヒドロキシエチル)−5−メチルピロ
リジン−1−カルボキシラート(2S−BF)の化合物
化合物2S−BE(8g、29.3mmol)を含むDCM(100mL)撹拌溶液に
、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(15.12mL、87mmol)、2S−D(
12.13g、40.6mmol)、次いでHATU(16.5g、43.5mmol)
を0℃で添加し、室温で12時間撹拌した。出発物質が消費された後(TLCにより)、
反応混合物を水(100mL)で希釈した。分離された有機層をクエン酸溶液(1×75
mL)、次いでブライン溶液(1×100mL)で洗浄した。有機層を無水Na
2SO
4で
乾燥させ、減圧下で濃縮して粗製化合物を得た。この粗製化合物を40%EtOAc/n
−ヘキサンで溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製して、淡黄色の液体として化
合物2S−BF(11g、68.4%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,DMSO−d
6):δ 7.31−7.19(m,10H
),5.14−5.06(m,2H),4.59−4.48(m,3H),4.31−4
.26(m,1H),4.05−4.00(m,2H),1.98−1.89(m,2H
),1.41(s,9H),1.39−1.35(m,3H),1.28−1.17(m
,6H),1.16−1.00(m,3H);
LCMS(ESI):555.6[M
++1]
【0178】
tert−ブチル 2((2S,3R)−1,3−ビス(ベンジルオキシ)−1−オキ
ソブタン−2−イル)−1,6−ジメチル3−オキソ−2,5−ジアザスピロ[3.4]
オクタン−5−カルボキシラート(2S−BG)の合成
トリフェニルホスフィン(3.5g、13.5mmol)を含むTHF(10mL)撹
拌溶液に、DIAD(2.72g、13.5mmol)を少しずつ添加し、室温で20分
間撹拌した。これに化合物2S−BF(3g、5.4mmol)を含むTHF(10mL
)をゆっくりと添加し、3時間撹拌した。出発物質が消費された後(LCMSにより)、
反応混合物を減圧下で濃縮した。この粗製物質を、20%EtOAc/ヘキサンで溶出す
るシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、黄色の液体として化合物2S−
BG(2.5g、86.5%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,DMSO−d
6):δ7.39−7.18(m,10H)
,5.19−5.10(m,2H),4.78−4.49(m,3H),4.34−4.
25(m,2H),3.85−3.76(m,1H),2.10−1.69(m,4H)
,1.40(s,9H),1.35−1.26(m,3H),1.18−1.12(m,
6H);
【0179】
(2S,3R)−2−(5−(tert−ブトキシカルボニル)−1,6−ジメチル−
3−オキソ−2,5−ジアザスピロ[3.4]オクタン−2−イル)−3−ヒドロキシブ
タン酸(2S−BH)の合成
化合物2S−BG(2g、3.72mmol)を含むメタノール(20mL)撹拌溶液
に、10%乾燥 Pd/C(200mg)を、N
2雰囲気下で添加した。反応混合物をH
2
雰囲気下、室温で12時間撹拌した。出発物質が消費された後(TLCにより)、反応混
合物をセライトパッドで濾過し、このパッドをメタノール(10mL)で洗浄した。得た
濾液を減圧下で濃縮して、黄色の固体として化合物2S−BH(1.8g、60.4%)
を得た。
1H−NMR:(400MHz,DMSO−d
6):δ 12.72(br s,1H),
5.11−4.97(m,1H),4.30−4.15(m,2H),3.91−3.7
6(m,2H),2.18−1.90(m,3H),1.40(s,9H),1.37−
1.29(m,1H),1.26−1.22(m,3H),1.21−1.10(m,6
H);
LCMS(ESI):357.5[M
++1]
スキーム2S−I−13
【化19】
【0180】
tert−ブチル((2S,3R)−3−ヒドロキシ−1−オキソ−1(ピロリジン−
1−イル)ブタン−2−イル)カルバメート(2S−BI)の合成
化合物2S−A(13g、59.36mmol)を含むDMF(65mL)撹拌溶液に
、EDCI.HCl(12.5g、65.2mmol)、次いでHOBt(8.8g、6
5.2mmol)を0℃で添加した。5分間撹拌した後、DIPEA(30.6mL、0
.17mol)、次いでピロリジン(4.6g、65.2mmol)を反応混合物に添加
し、さらに16時間室温で撹拌し続けた。この反応混合物を水で洗浄し、EtOAc(2
×100mL)で抽出した。有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、真
空下で濃縮した。この粗製物を、カラムクロマトグラフィーにより精製して、化合物2S
−BI(5g、31%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,CDCl
3):δ5.51(br s,1H),4.32
(d,1H),4.15−4.10(m,1H),3.77−3.74(m,1H),3
.55−3.46(m,3H),1.99−1.94(m,2H),1.91−1.85
(m,2H),1.47(s,9H),1.26(t,1H),1.29(d,3H).
【0181】
(2R,3S)−3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−4−オキソ−4
−(ピロリジン−1−イル)ブタン−2−イル 酢酸塩(2S−BJおよび2S−BK)
の合成
化合物2S−BI(4g、14.7mmol)を含むCH
2Cl
2(40mL)撹拌溶液
に、Et
3N(5.1mL、36.7mmol)、次いで無水酢酸(1.7g、17.6
mmol)、および触媒量のDMAPを0℃で添加した。反応混合物を室温で16時間撹
拌した。出発物質が消費された後(TLCにより)、反応混合物を水で希釈し、有機層が
分離された。有機層を水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。得た
粗製残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、化合物2S−BJを
得た。これに1,4−ジオキサン/HCL(20mL)を添加して、室温で2時間撹拌し
た。反応混合物を真空下で濃縮して、得られた物質をEt
2O(2×15mL)で洗浄し
、HCl塩として化合物2S−BK(3.5g、97%)を得た。
1H−NMR:(500MHz,DMSO−d
6)(回転異性体):δ 8.49(br
s,3H),8.15(br s,1H),5.14−5.10(m,1H),4.26
−4.22(m,1H),3.97−3.95(m,1H),3.59(s,2H),2
.09(s,3H),1.98(s,2H),1.87−1.80(m,2H),1.2
6(d,3H).
LCMS(ESI):215.1[M
++1].
スキーム2S−I−14
【化20】
【0182】
tert−ブチル((2S,3R)−3−(ベンジルオキシ)−1−オキソ−1−(ピ
ロリジン−1−イル)ブタン−2−イル)カルバメート(2S−BL)の合成
化合物2S−B(8g、25.8mmol)を含むDCM(80mL)撹拌溶液に、N
,N−ジイソプロピルエチルアミン(11mL、87.4mmol)、ピロリジン(2.
5mL、35.4mmol)、次いでEDCI(7.39g、38.7mmol)、HO
BT(5.2g、38.7mmol)を0℃で添加し、室温で16時間撹拌した。出発物
質が消費された後(TLCにより)、反応混合物を水(20mL)で希釈した。分離され
た有機層をNaHCO
3飽和溶液(1×25mL)、次いでブライン溶液(1×30mL
)で洗浄した。分離された有機層を、無水Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮して粗製
化合物を得た。この粗製化合物を、1%MeOH/DCMで溶出するカラムクロマトグラ
フィーにより精製して、白色の固体として化合物2S−BL(8g、86%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,DMSO−d
6):δ 7.34−7.24(m,5H)
,6.57(d,J=4.0Hz,1H),4.53,4.44(dd,J=12.0H
z,12.0Hz,2H),4.32−4.28(m,1H),3.74(t,J=6.
0Hz,1H),3.58−3.53(m,1H),3.42−3.38(m,1H),
3.28−3.24(m,2H),1.82−1.70(m,4H),1.37(s,9
H),1.11(d,J=6.4Hz,3H)
質量(ESI):m/z 363.4[M
++1].
【0183】
(2S,3R)−2−アミノ−3−(ベンジルオキシ)−1−(ピロリジン−1−イル
)ブタン−1−オン(2S−BM)の合成
化合物2S−BL(6g、 16.52mmol)を含むHCl(30mL)で飽和し
たエーテルの撹拌溶液に、を0℃で添加し、室温で2時間撹拌した。出発物質が消費され
た後(TLCにより)、反応混合物を減圧下で濃縮して粗製化合物を得た。この粗製化合
物を、ペンタン(15mL)で摩砕して、白色の固体として化合物2S−BM(4g、9
3%)を得た。
1H−NMR:(500MHz,DMSO−d
6):δ 8.25(s,2H),7.36
−7.29(m,5H),4.58,4.48(dd,J=12.0,11.5Hz,2
H),4.12(t,J=4.5Hz,1H),3.87(t,J=5.5Hz,1H)
,3.60−3.57(m,1H),3.37−3.33(m,3H),1.78−1.
70(m,4H),1.22(d,J=6.5Hz,3H).
質量(ESI):263.3[M
++1].
スキーム2S−1
【化21】
【0184】
tert−ブチル2−((ベンジルオキシ)メチル)−2−(((2S,3R)−3−
ヒドロキシ−1−メトキシ−1−オキソブタン−2−イル)カルバモイル)ピロリジン−
1−カルボキシラート(2S−1)の合成
化合物2S−H(2.0g、5.97mmol)を含むCH
2Cl
2(10mL)撹拌溶
液に、DIPEA(2.6mL、14.92mmol)、次いでHATU(2.26g、
5.94mmol)を0℃で添加し、10分間撹拌した。2−アミノ−3−ヒドロキシブ
タノアート塩酸塩(1g、5.97mmol)を含むCH
2Cl
2(10mL)溶液を反応
混合物に0℃で添加した。結果として得られた反応混合物を室温まで温め、さらに3時間
撹拌し続けた。揮発物を減圧下で蒸発させた。得られた残渣を水(25mL)で希釈し、
CH
2Cl
2(2×75mL)で抽出した。有機層を、無水Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下
で濃縮した。この粗製物を、40%EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーにより精製して、液体として化合物2S−1(1.8g、67%)を得
た。
1H−NMR:(400MHz,DMSO−d
6):δ 7.38−7.31(m,5H)
,5.16(br s,1H),4.54(s,2H),4.28−4.26(m,1H
),4.17−4.12(m,1H),3.84−3.82(m,1H),3.62(s
,3H),3.54−3.51(m,1H),2.32−2.27(m,4H),1.8
4−1.78(m,2H),1.42(s,9H),1.06(d,3H);
LCMS m/z:451.6[M
++1]
【0185】
tert−ブチル−2−(((2S,3R)−3−アセトキシ−1−メトキシ−1−オ
キソブタン−2−イル)カルバモイル)−2−((ベンジルオキシ)メチル)ピロリジン
−1−カルボキシラート(2S−2)の合成
化合物2S−1(1.0g、2.22mmol)を含むCH
2Cl
2(15mL)撹拌溶
液に、Et
3N(0.34mL、2.44mmol)を不活性雰囲気下、0℃で滴下した
。これにAc
2O(0.27mL、2.64mmol)、次いでDMAP(50mg、0
.40mmol)を0℃で添加し、室温で2時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、水
層をH
2Cl
2(2×25mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を、無水Na
2SO
4
で乾燥させ、減圧下で濃縮して、液体として化合物2S−2(0.8g、73%)を得た
。
1H−NMR:(400MHz,DMSO−d
6):δ 7.41−7.34(m,5H)
,5.26−5.24(m,1H),4.54(s,2H),4.06−3.97(m,
1H),3.78−3.72(m,1H),3.62(s,3H),3.52−3.49
(m,1H),2.68(s,6H),2.34−2.31(m,1H),1.87(s
,3H),1.78−1.74(m,2H),1.42(s,6H),1.14(d,3
H).
質量 m/z:493.8[M
++1]
【0186】
tert−ブチル−2−(((2S,3R)−3−アセトキシ−1−メトキシ−1−オ
キソブタン−2−イル)カルバモイル)−2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−カ
ルボキシラート(2S−3)の合成
化合物2S−2(0.8g、1.62mmol)を含むEtOAc(15mL)撹拌溶
液に、10%Pd−C(0.15g)を添加し、H
2雰囲気下(バルーン圧)、室温で2
4時間撹拌した。反応混合物をセライトパッドで濾過し、EtOAcで洗浄した。濾液を
減圧下で濃縮した。粗製化合物を、40%EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーにより精製して、液体として化合物2S−3(0.5g、77%
)を得た。
1H−NMR:(500MHz,DMSO−d
6):δ 8.16(br s,1H),5
.78−5.74(m,1H),5.23(d,J=9.5Hz,1H),4.64−4
.58(m,1H),4.03−3.98(m,1H),3.61(s,3H),3.5
2(d,J=10.0Hz,1H),3.43(d,J=6.5Hz,1H),2.29
−2.27(m,1H),1.96−1.94(m,4H),1.74−1.68(m,
2H),1.38−1.30(m,9H),1.14(d,J=6.5Hz,3H);
LCMS m/z:403.6[M
++1]
【0187】
tert−ブチル−2((2S,3R)−3−アセトキシ−1−メトキシ−1−オキソ
ブタン−2−イル)−1−オキソ−2,5−ジアザスピロ[3.4]オクタン−5−カル
ボキシラート(2S−FNL−1)の合成
化合物2S−3(0.35g、0.87mmol)を含むTHF(15mL)撹拌溶液
に、PPh
3(274mg、1.04mmol)を室温で添加し、不活性雰囲気下で30
分間撹拌した。次いで、反応混合物を0℃に冷却し、DTAD(0.22g、0.95m
mol)を反応混合物に添加し、室温まで温め、さらに20時間撹拌し続けた。これを飽
和クエン酸でクエンチし、NaCl飽和溶液で洗浄し、EtOAc(2×20mL)で抽
出した。組み合わせた有機抽出物を、無水Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。得
た粗製物質を、40%EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにより精製して、液体としてNRX−1076(2S−FNL−1)(160mg、
48%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,DMSO−d
6):δ 5.21−5.18(m,1H)
,4.57(d,1H),3.82(d,1H),3.64(d,3H),3.42(d
,2H),3.24−3.21(m,1H),2.14−2.11(m,2H),1.9
7(s,3H),1.84−1.78(m,2H),1.37(s,9H),1.18(
d,3H);
質量 m/z:383.1[M−1]
スキーム2S−2:
【化22】
【0188】
tert−ブチル 2−((2S,3R)−1−アミノ−3−ヒドロキシ−1−オキソ
ブタン−2−イル)−1−オキソ−2,5−ジアザスピロ[3.4]オクタン−5−カル
ボキシラート(2S−FNL−2)の合成
化合物2S−L(500mg、1.52mmol)を含むCH
2Cl
2(5mL)撹拌溶
液に、DIPEA(0.8mL、4.57mmol)、EDCI.HCl(350mg、
1.82mmol)、次いでHOBt(280mg、1.82mmol)、NH
4Cl(
161mg、3.04mmol)を0℃で添加し、室温で16時間撹拌した。出発物質が
消費された後(TLCにより)、反応混合物を水(10mL)で希釈し、CH
2Cl
2(2
×30mL)で抽出した。組み合わせた有機層をクエン酸溶液(2×30mL)で洗浄し
た。有機層を、無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた粗製物
質を、2%MeOH/DCMで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製
して、無色の液体として化合物(2S−FNL−2)(200mg、40%)を得た。
1H−NMR:(500MHz,DMSO−d
6):δ 7.53(s,2H),4.59
(s,1H),4.02(s,1H),3.77−3.70(m,2H),3.62−3
.53(m,2H),3.46−3.33(m,1H),2.17−2.03(m,2H
),1.88−1.71(m,2H),1.38(s,9H),1.18(d,J=6.
5Hz,3H);
質量(ESI):328.3[M
++1]
【0189】
(2S,3R)−3−ヒドロキシ−2−(1−オキソ−2,5−ジアザスピロ[3.4
]オクタン−2−イル)ブタンアミド(2S−FNL−3)の合成
化合物(2S−FNL−2)(200mg、0.61mmol)を含むCH
2Cl
2(5
mL)撹拌溶液に、TFA(0.5mL、6.1mmol)を0℃で添加し、室温で3時
間撹拌した。反応が完了した後(TLCにより)、反応混合物を減圧下で濃縮して粗製化
合物を得た。この粗製化合物を、n−ペンタン/ジエチルエーテル(5mL/5mL)で
摩砕して、白色の固体として化合物(2S−FNL−3)(100mg)(TFA塩)を
得た。
1H−NMR:(400MHz,D
2O):δ 4.33−4.29(m,2H),4.0
9(d,1H),3.95(d,1H),3.57−3.48(m,2H),2.51−
2.46(m,2H),2.25−2.19(m,2H),1.31(d,3H);
LCMS,m/z:455[2M
++1]
【0190】
(2S,3R)−3−ヒドロキシ−2−(5−イソブチリル−1−オキソ−2,5−ジ
アザスピロ[3.4]オクタン−2−イル)ブタンアミド(2S−FNL−4)の合成
(2S−FNL−3)(500mg(粗製物)、2.20mmol)を含むCH
2Cl
2(
10mL)撹拌溶液に、TEA(1mL、7.70mmol)、次いでSM3(256m
g、2.42mmol)を0℃で添加し、室温で16時間撹拌した。出発物質が消費され
た後(TLCにより)、反応混合物を水(10mL)で希釈し、CH
2Cl
2(2×30m
L)で抽出した。組み合わせた有機層をクエン酸溶液(2×30mL)で洗浄した。有機
層を無水Na
2SO
4で洗浄し、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた粗製物質を、2%M
eOH/DCMで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、白色の
固体として(2S−FNL−4)(100mg、15.2%)を得た。
1H−NMR:(500MHz,D
2O):δ 4.54−4.52(m,1H),4.4
1−4.37(m,1H),4.27(d,J=3.6Hz,1H),4.04(t,J
=6.5Hz,1H),3.85−3.72(m,1H),3.71−3.66(m,1
H),2.92−2.87(m,1H),2.38−2.27(m,2H),2.12−
2.05(m,2H),1.30(d,J=6.5Hz,3H),1.14(d,J=6
.5Hz,6H);
質量(ESI):298.3[M
++1]
【0191】
(2S,3R)−2−(5(1−ベンジル−5−メチル−1H−1,2,3−トリアゾ
ール−4−カルボニル)−1−オキソ−2,5−ジアザスピロ[3.4]オクタン−2−
イル)−3−ヒドロキシブタンアミド(2S−FNL−5)の合成
2S−X2(200mg、0.92mmol)を含むCH
2Cl
2(10mL)、DMF
(0.1mL)の撹拌溶液に塩化オキサリル(0.16mL、1.84mmol)を0℃
で添加した。反応混合物を室温まで温め、2時間撹拌した。揮発物を、N
2雰囲気の存在
する減圧下で蒸発させて、酸塩化物(300mg、粗製物)を得た。酸塩化物(300m
g、粗製物)を含むDCM(5mL)撹拌溶液に、(2S−FNL−3)(220mg、
0.92mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.53mL、2.76m
mol)を0℃で添加した。結果として得られた反応混合物を室温で1時間撹拌した。出
発物質が消費された後(TLCにより)、反応混合物を水(10mL)で希釈し、CH
2
Cl
2(2×20mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を、ブライン溶液(2×1
0mL)により洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮して粗製生成物を得た
。この粗製生成物を、3%MeOH/CH
2Cl
2で溶出するシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーにより精製して、薄茶色の固体として化合物(2S−FNL−5)(200mg
、48.6%)を得た。
1H−NMR:(500MHz,DMSO−d
6):δ 7.77(s,2H),7.38
−7.31(m,3H),7.18(d,J=7.5Hz,2H),5.65(s,2H
),4.89(d,J=5.5Hz,1H),4.76(d,J=4.0Hz,1H),
4.07−3.91(m,4H),3.62−3.48(m,1H),2.39(s,3
H),2.26−2.12(m,2H),1.98−1.91(m,2H),1.13(
d,J=6.5Hz,3H);
LCMS m/z:427.6[M
++1];
HPLC:95.5%(両方のエナンチオマー)
スキーム2S−2:
【化23】
【0192】
tert−ブチル 2−((ベンジルオキシ)メチル)−2−(((2S,3R)−3
−ヒドロキシ−1−メトキシ−1−オキソブタン−2−イル)カルバモイル)ピロリジン
−1−カルボキシラート(2S−4)の合成
化合物2S−H(50g、0.15mol)を含むCH
2Cl
2(500mL)撹拌溶液
に、メチル2−アミノ−3−ヒドロキシブタノアート(23.8g、0.18mol)、
EDCI.HCl(34.2g、0.18mol)、次いでHOBt(24.1g、0.
18mol)およびDIPEA(57.8g、0.45mol)を室温で添加し、2時間
撹拌した。出発物質が消費された後(TLCにより)、反応混合物を水(250mL)で
希釈し、CH
2Cl
2(2×250mL)で抽出した。分離された有機層を、水、ブライン
で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた粗製物質を
、50%EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精
製して、淡緑色の液体として化合物2S−4(53g、78.9%)を得た。
【0193】
tert−ブチル 2−(((2S,3R)−3−アセトキシ−1−メトキシ−1−オ
キソブタン−2−イル)カルバモイル)−2−((ベンジルオキシ)メチル)ピロリジン
−1−カルボキシラート(2S−5)の合成
化合物2S−4(15g、33.3mmol)を含むCH
2Cl
2(150mL)撹拌溶
液に、DIPEA(6.4g、49.9mmol)、次いで無水酢酸(4g、39.9m
mol)およびDMAP(408mg、3.33mmol)を室温で添加し、2時間撹拌
した。出発物質が消費された後(TLCにより)、反応混合物を水(100mL)で希釈
し、CH
2Cl
2(2×100mL)で抽出した。分離された有機層をブラインで洗浄し、
無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、淡褐色の液体として化合物2S
−5(16g、粗製物)を得た。
1H−NMR:(400MHz,CDCl
3):δ 7.35(d,5H),5.47−5
.44(m,1H),4.80(dd,1H),4.64−4.61(m,2H),4.
15−4.11(m,1H),3.86−3.83(m,1H),3.75(s,4H)
,3.54−3.50(m,2H),2.42−3.38(m,1H),1.91−1.
85(m,5H),1.45−1.41(m,10H),1.27(d,2H);
LCMS(ESI):492[M
+]
【0194】
tert−ブチル 2−(((2S,3R)−3−アセトキシ−1−メトキシ−1−オ
キソブタン−2−イル)カルバモイル)−2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−カ
ルボキシラート(2S−6)の合成
化合物2S−5(16g、32.5mmol)を含むメタノール(100mL)および
EtOAc(100mL)撹拌溶液に、木炭上10%Pd(3g)を室温で添加し、H
2
雰囲気下(バルーン圧)で4時間撹拌した。出発物質が消費された後(TLCにより)、
反応混合物をセライトパッドで濾過し、このパッドをメタノールで洗浄した。得られた濾
液を減圧下で濃縮して、茶色の濃厚なシロップとして化合物2S−6(10g、粗製物)
を得た。この物質を、さらに精製することなく次のステップに直接使用した。
【0195】
(Z)−tert−ブチル 2−(1−メトキシ−1−オキソブタ−2−en−2−イ
ル)−1−オキソ−2,5−ジアザスピロ[3.4]オクタン−5−カルボキシラート(
2S−7)の合成
化合物2S−6(10g、24.8mmol)を含むTHF(50mL)撹拌溶液に、
トリフェニルホスフィン(13g、49.7mmol)およびDTAD(11.15g、
37.3mmol)を添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。出発物質が
消費された後(TLCにより)、反応物を減圧下で濃縮した。この粗製物質を、40%E
tOAc/ヘキサンで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、化
合物2S−7(2g、24.8%)を得た。
【0196】
tert−ブチル 2−(1,3−ジアミノ−1−オキソブタン−2−イル)−1−オ
キソ−2,5−ジアザスピロ[3.4]オクタン−5−カルボキシラート(2S−FNL
−6)の合成
化合物2S−7(2g、6.16mmol)を含むメタノールNH
3(50mL)溶液
を、室温で4時間撹拌した。出発物質が消費された後(TLCにより)、反応混合物を減
圧下で濃縮した。得られた粗製物質を、Et
2O(25mL)およびn−ペンタン(25
mL)で洗浄し、白色の固体として(2S−FNL−6)(0.35g、16.6%)を
得た。
1H−NMR:(500MHz,DMSO−d
6):δ 7.70(br s,1H),7
.07(s,1H),3.85(d,1H),3.73(d,1H),3.42−3.3
8(m,2H),3.29−3.25(m,1H),3.12−3.07(m,1H),
2.09(t,2H),1.95(br s,1H),1.84−1.81(m,2H)
,1.93(s,9H),1.12(d,1H),0.99(d,2H);
LCMS(ESI) m/z:327.3[M
++1]
【0197】
3−アミノ−2−(1−オキソ−2,5−ジアザスピロ[3.4]オクタン−2−イル
)ブタンアミド(2S−FNL−7)の合成
(2S−FNL−6)(0.25g、0.76mmol)を含むCH
2Cl
2(10mL)
の撹拌溶液に、エーテル.HCL(5mL)を室温で添加し、4時間撹拌した。これに1
,4−ジオキサン−HCL(5mL)を添加し、2時間撹拌し続けた。出発物質が消費さ
れた後(TLCにより)、反応物由来の溶媒を減圧下で除去し、得られた粗製物質をAC
N(25mL)およびEt
2O(25mL)で洗浄して、灰白色の固体として(2S−F
NL−7)(0.11g、63.5%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,D
2O):δ 4.69−4.55(m,1H),4.1
2−3.86(m,3H),3.62−3.51(m,2H),2.56−2.23(m
,2H),2.25−2.21(m,2H),1.52−1.43(m,3H).
LCMS(ESI) m/z:227.2[M
++1];
UPLC(純度):97.96%
スキーム2S−3:
【化24】
【0198】
tert−ブチル 2−((2S,3R)−3−ヒドロキシ−1−(イソブチルアミノ
)−1−オキソブタン−2−イル)−1−オキソ−2,5−ジアザスピロ[3.4]オク
タン−5−カルボキシラート(2S−8)の合成
化合物2S−L(300mg、0.91mmol)を含むCH
2Cl
2(10mL)撹拌
溶液に、DIPEA(354mg、2.74mmol)、EDCI.HCl(210mg
、1.09mmol)、次いでHOBt(165mg、1.09mmol)、イソブチル
アミン(80mg、1.09mmol)を0℃で添加し、室温で16時間撹拌した。出発
物質が消費された後(TLCにより)、反応混合物を水(10mL)で希釈し、CH
2C
l
2(2×30mL)で抽出した。組み合わせた有機層を、ブライン(2×30mL)で
洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた粗製物質を、
2%MeOH/DCMで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、
白色の固体として化合物2S−8(250mg、71.5%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,DMSO−d
6):δ 8.02(t,J=5.2Hz,
1H),4.37(s,2H),4.04(t,J=5.6Hz,1H),4.00(d
,J=5.6Hz,1H),3.77−3.72(m,1H),3.61(d,J=6.
0Hz,1H),3.44−3.38(m,1H),2.98−2.84(m,3H),
2.19−2.08(m,3H),1.84−1.79(m,1H),1.42(s,9
H),1.39(d,J=5.5Hz,3H),0.84(d,J=6.4Hz,6H)
;
質量(ESI):m/z 384.4[M
++1]
【0199】
(2S,3R)−3−ヒドロキシ−N−イソブチル−2−(1−オキソ−2,5−ジア
ザスピロ[3.4]オクタン−2−イル)ブタンアミド(2S−FNL−8)の合成
化合物2S−8(250mg、0.65mmol)を含むCH
2Cl
2(5mL)撹拌溶
液に、TFA(0.6mL、6.52mmol)を0℃で添加した。反応が完了した後(
TLCにより)、反応混合物を減圧下で濃縮して、粗製化合物を得た。この粗製化合物を
、n−ペンタン/ジエチルエーテル(3×5mL)で摩砕して、白色の固体として(2S
−FNL−8)(125mg、67.9%)を得た。
1H−NMR:(500MHz,D
2O):δ 4.26(s,2H),4.09(t,J
=8.0Hz,1H),3.95(t,J=7.5Hz,1H),3.56−3.51(
m,2H),3.14−3.06(m,2H),2.50−2.43(m,2H),2.
25−2.21(m,2H),1.85−1.82(m,1H),1.30(d,J=5
.5Hz,3H),0.96(d,J=7.0Hz,6H);
質量(ESI):m/z 284.3[M
++1]
【0200】
スキーム2S−4:
【化25】
【0201】
tert−ブチル 2−((2S,3R)−1−((シクロブチルメチル)アミノ)−
3−ヒドロキシ−1−オキソブタン−2−イル)−1−オキソ−2,5−ジアザスピロ[
3.4]オクタン−5−カルボキシラート(2S−9)の合成
化合物2S−L(500mg、1.52mmol)を含むCH
2Cl
2(10mL)撹拌
溶液に、DIPEA(0.8mL、4.57mmol)、EDCI.HCl(350mg
、1.82mmol)、次いでHOBt(280mg、1.82mmol)、シクロブチ
ルアミン(155mg、1.82mmol)を0℃で添加し、室温で16時間撹拌した。
出発物質が消費された後(TLCにより)、反応混合物を水(10mL)で希釈し、分離
された有機層を、クエン酸(2×20mL)、ブライン(2×20mL)で洗浄した。組
み合わせた有機層を無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた粗
製物質を、80%EtOAc/n−ヘキサンで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにより精製して、無色のシロップとして化合物2S−9(250mg、41.5%)
を得た。
1H−NMR:(500MHz,DMSO−d
6):δ 8.20(t,J=11.5Hz
,1H),4.53(s,2H),4.03(t,J=7.5Hz,1H),3.88(
t,J=8.5Hz,2H),3.41−3.33(m,2H),3.32−3.24(
m,2H),2.41−2.33(m,3H),2.32−2.27(m,2H),2.
24−2.17(m,2H),2.10−1.90(m,2H),1.68(t,J=8
.5Hz,2H),1.40(s,9H),1.18(d,J=6.4Hz,3H);
質量(ESI):m/z 396.4[M
++1]
【0202】
(2S,3R)−N−(シクロブチルメチル)−3−ヒドロキシ−2−(1−オキソ−
2,5−ジアザスピロ[3.4]オクタン−2−イル)ブタンアミド(2S−FNL−9
)の合成
化合物2S−9(250mg、0.63mmol)を含むCH
2Cl
2(5mL)撹拌溶
液に、TFA(0.5mL、5.06mmol)を0℃で添加し、室温で3時間撹拌した
。反応が完了した後(TLCにより)、反応混合物を減圧下で濃縮して、粗製化合物を得
た。この粗製化合物をジエチルエーテル(5mL)で摩砕して、吸湿性の白色の固体(T
FA塩)として(2S−FNL−9)(90mg、48.3%)を得た。
1H−NMR:(500MHz,D
2O):δ 4.23(s,2H),4.08(t,J
=7.0Hz,1H),3.94(t,J=8.5Hz,1H),3.56−3.51(
m,2H),3.32−3.24(m,2H),2.56−2.53(m,3H),2.
48−2.43(m,2H),2.25−2.21(m,2H),2.07−1.88(
m,2H),1.71(t,J=8.5Hz,2H),1.28(d,J=6.4Hz,
3H);
質量(ESI):m/z 296.3[M
++1];
スキーム2S−5:
【化26】
【0203】
tert−ブチル 2((2S,3R)−1−(ベンジルアミノ)−3−ヒドロキシ−
1−オキソブタン−2−イル)−1−オキソ−2,5−ジアザスピロ[3.4]オクタン
−5−カルボキシラート(2S−FNL−10)の合成
化合物2S−L(1g、3.04mmol)を含むCH
2Cl
2(15mL)撹拌溶液に
、DIPEA(1.6mL、9.14mmol)、EDCI.HCl(700mg、3.
66mmol)、次いでHOBT(560mg、3.66mmol)、ベンジルアミン(
325mg、3.04mmol)を0℃で添加し、室温で16時間撹拌した。出発物質が
消費された後(TLCにより)、反応混合物を水(20mL)で希釈し、CH
2Cl
2(2
×30mL)で抽出した。組み合わせた有機層をクエン酸溶液(2×30mL)で洗浄し
、有機層を無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた粗製物質を
、5%MeOH/DCMで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して
、白色の固体として(2S−FNL−10)(800mg、63.5%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,CD
3OD):δ 7.38−7.20(m,5H),4
.62−4.60(m,1H),4.49−4.43(m,2H),4.33−4.25
(m,1H),4.04(d,J=5.6Hz,1H),3.96−3.92(m,1H
),3.51−3.45(m,1H),3.43−3.31(m,1H),2.31−2
.21(m,2H),1.98−1.86(m,2H),1.39(s,9H),1.2
4−1.22(m,3H);
質量(ESI):m/z 418.4[M
++1];
HPLC:91.8%(両方の異性体)
【0204】
(2S,3R)−N−ベンジル−3−ヒドロキシ−2−(1−オキソ−2,5−ジアザ
スピロ[3.4]オクタン−2−イル)ブタンアミド(2S−FNL−11)の合成
(2S−FNL−10)(700mg、1.67mmol)を含むCH
2Cl
2(10m
L)撹拌溶液に、TFA(1.9mL、16.7mmol)を0℃で添加し、室温で4時
間撹拌した。反応が完了した後(TLCにより)、反応混合物を減圧下で濃縮して粗製化
合物を得た。この粗製化合物をn−ペンタン/ジエチルエーテル(5mL/5mL)で摩
砕して、白色の固体として(2S−FNL−11)(400mg、75.6%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,D
2O):δ 7.45−7.34(m,5H),4.4
5(s,2H),4.29−4.21(m,2H),4.06−3.85(m,2H),
3.52−3.47(m,2H),2.45−2.35(m,2H),2.22−2.1
6(m,2H),1.24−1.20(m,3H);
質量(ESI):m/z 318.4[M
++1];
HPLC:89.1%(両方の異性体)
【0205】
(2S,3R)−2−(5−アセチル−1−オキソ−2,5−ジアザスピロ[3.4]
オクタン−2−イル)−N−ベンジル−3−ヒドロキシブタンアミド(2S−FNL−1
2)の合成
(2S−FNL−11)(240mg、0.75mmol)を含むCH
2Cl
2(10mL
)撹拌溶液に、TEA(0.31mL、2.25mmol)を室温で添加した。アセチル
クロリド(0.1mL、0.9mmol)をゆっくりと0℃で添加して、室温で2時間撹
拌した。出発物質が消費された後(TLCにより)、反応混合物を水(5mL)で希釈し
、CH
2Cl
2(2×20mL)で抽出した。組み合わせた有機層をクエン酸溶液(1×2
0mL)、ブライン(1×20mL)で洗浄した。分離された有機層を、無水Na
2SO
4
で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮させた。得られた粗製物質を、2%MeOH/DCM
で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、灰白色の固体として(
2S−FNL−12)(90mg、33.4%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,CD
3OD):δ 7.32−7.20(m,5H),4
.58−4.55(m,1H),4.52−4.42(m,2H),4.36−4.22
(m,1H),4.08−3.93(m,1H),3.70−3.65(m,2H),3
.64−3.53(m,2H),2.32−2.22(m,2H),2.20(s,3H
),2.04−1.95(m,2H),1.22−1.20(m,3H);
質量(ESI):m/z 360.3[M
++1];
HPLC:97.5%(両方の異性体)
【0206】
(2S,3R)−N−ベンジル−3−ヒドロキシ−2−(5−イソブチリル−1−オキ
ソ−2,5−ジアザスピロ[3.4]オクタン−2−イル)ブタンアミド(NR×256
3)(2S−FNL−13)の合成
(2S−FNL−11)(244mg、0.76mmol)を含むCH
2Cl
2(10m
L)撹拌溶液に、TEA(0.37mL、2.66mmol)を0℃で添加した。Int
−F(89mg、0.84mmol)を添加し、室温で2時間撹拌した。反応が完了した
後(TLCにより)、反応混合物を水(10mL)で希釈し、CH
2Cl
2(2×20mL
)で抽出した。組み合わせた有機層を、クエン酸溶液(2×30mL)で洗浄し、有機層
を無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた粗製物質を、60%
EtOAc/n−ヘキサンで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し
て、灰白色の固体として(2S−FNL−13)(150mg、51%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,CD
3OD):δ 7.35−7.20(m,5H),4
.82−4.49(m,1H),4.46−4.31(m,1H),4.29−4.03
(m,1H),3.90−3.70(m,2H),3.69−3.57(m,2H),3
.46−3.31(m,1H),2.77−2.73(m,1H),2.28−2.21
(m,2H),2.06−1.97(m,2H),1.22(d,J=6.8Hz,3H
),1.08−0.98(m,6H);
質量(ESI):m/z 388.4[M
++1];
HPLC:95.2%(両方の異性体)
スキーム2S−6:
【化27】
【0207】
tert−ブチル 2((2S,3R)−1−(((1,2,4−オキサジアゾール−
5−イル)メチル)アミノ)−3−ヒドロキシ−1−オキソブタン−2−イル)−1−オ
キソ−2,5−ジアザスピロ[3.4]オクタン−5−カルボキシラート(2S−FNL
−14)の合成
化合物2S−L(600mg、1.82mmol)を含むDMF(10mL)撹拌溶液
に、DIPEA(708mg、5.48mmol)、2S−Q(290mg、1.82m
mol)HATU(761mg、2.00mmol)を0℃で添加し、室温で16時間撹
拌した。出発物質が消費された後(TLCにより)、反応混合物を水(50mL)および
EtOAc(100mL)で希釈した。有機層を水(2×50mL)、次いでブライン溶
液(2×30mL)で洗浄した。有機層を無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で
濃縮した。得られた粗製物質を、2%MeOH/DCMで溶出するシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーにより精製した。得られた固体を、エーテル/n−ペンタン(5mL/5
mL)で摩砕して、白色の固体として(2S−FNL−14)(100mg、13.5%
)を得た。
1H−NMR:(400MHz,CD
3OD):δ 8.61(s,1H),4.85(s
,2H),4.78−4.63(m,1H),4.59−4.55(m,1H),4.3
0−4.25(m,1H),3.52−3.46(m,2H),3.43−3.29(m
,1H),2.31−2.23(m,2H),1.96−1.88(m,2H),1.4
5(s,9H),1.26−1.20(m,3H);
質量(ESI):m/z 410.4[M
++1];
HPLC:98.14%(両方の異性体)
スキーム2S−7:
【化28】
【0208】
tert−ブチル2−((2S,3R)−1−(((1,3,4−オキサジアゾール−
2−イル)メチル)アミノ)−3−ヒドロキシ−1−オキソブタン−2−イル)−1−オ
キソ−2,5−ジアザスピロ[3.4]オクタン−5−カルボキシラート(2S−FNL
−15)の合成
化合物2S−L(1g、3.04mmol)を含むDMF(10mL)撹拌溶液に、D
IPEA(1.58mL、9.12mmol)、BOP試薬(2.01g、4.56mm
ol)、次いで2S−U(496mg、3.64mmol)を0℃で添加し、室温で16
時間撹拌した。出発物質が消費された後(TLCにより)、反応混合物を水(100mL
)で希釈し、EtOAc(2×30mL)で抽出した。組み合わせた有機層をブライン溶
液(2×50mL)で洗浄し、有機層を無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃
縮した。得た粗製物質を、80%EtOAc/n−ヘキサンで溶出するシリカゲルカラム
クロマトグラフィー、次いで分取HPLCにより精製して灰白色の固体として(2S−F
NL−15)(67mg、5.4%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,DMSO−d
6):δ 10.92(s,1H),7.8
3(s,1H),4.97−4.88(m,2H),4.07(d,J=7.2Hz,2
H),3.83−3.65(m,2H),3.57−3.40(m,1H),3.38−
3.25(m,2H),2.15−2.01(m,2H),1.83−1.80(m,2
H),1.40(s,9H),1.22(d,J=6.4Hz,3H)
質量(ESI):m/z 410.4[M
++1];
HPLC:90.6%
【0209】
(2S,3R)−N−((1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メチル)−3−
ヒドロキシ−2−(1−オキソ−2,5−ジアザスピロ[3.4]オクタン−2−イル)
ブタンアミド(2S−FNL−16)の合成
化合物(2S−FNL−15)(70mg、0.71mmol)を含むCH
2Cl
2(5
mL)撹拌溶液に、TFA(195mg、1.71mmol)を0℃で添加し、室温で1
時間撹拌した。反応が完了した後(TLCにより)、反応混合物を減圧下で濃縮して、粗
製化合物を得た。この粗製化合物をn−ペンタン/ジエチルエーテル(5mL/5mL)
で摩砕して、灰白色の固体として化合物(2S−FNL−16)(60mg、84.5%
)化(TFA塩)を得た。
1H−NMR:(400MHz,,D
2O):δ 7.83(s,1H),5.20−5.
10(m,1H),4.80(s,1H),4.39−4.30(m,2H),4.13
−4.04(m,2H),3.53−3.48(m,2H),2.44−2.41(m,
2H),2.21−2.16(m,2H),1.31(d,J=6.4Hz,3H);質
量(ESI):m/z 310.1[M++1];
HPLC:90.99%
スキーム2S−8:
【化29】
【0210】
ベンジル(2S,3R)−3−(ベンジルオキシ)−2−(1−オキソ−2,5−ジア
ザスピロ[3.4]オクタン−2−イル)ブタノアート(8)の合成
化合物2S−K(800mg、1.57mmol)を含むDCM(10mL)撹拌溶液
に、TFA(1.2mL)を0℃で添加し、室温で2時間撹拌した。出発物質が消費され
た後(TLCにより)、反応混合物を減圧下で濃縮して、灰白色の固体として化合物2S
−10(500mg、78%)を得た(HCl塩)。これを次のステップに直接使用した
。
1H−NMR:(500MHz,D
2O):δ 7.48(m,5H),7.24−7.2
1(m,5H),5.29(s,2H),4.96(s,2H),4.80−4.62(
m,1H),4.29−4.18(m,2H),4.01−3.89(m,1H),3.
52−3.46(m,2H),2.43−2.38(m,2H),2.24−2.14(
m,2H),1.35−1.28(m,3H);
LCMS:408[M
++1]
【0211】
ベンジル(2S,3R)−2−(5−アセチル−1−オキソ−2,5−ジアザスピロ[
3.4]オクタン−2−イル)−3−(ベンジルオキシ)ブタノアート(2S−11)の
合成
化合物2S−10(500mg、1.22mmol)を含むDCM(5mL)撹拌溶液
に、TEA(0.46mL、3.36mmol)、次いでアセチルクロリド(0.1mL
、1.47mmol)を0℃で添加し、室温で2時間撹拌した。出発物質が消費された後
(TLCにより)、反応混合物を水(10mL)で希釈した。有機層を無水Na
2SO
4で
乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた粗製物質を2%MeOH/DCMで溶出
するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、白色の固体として化合物2S
−11(300mg、54.5%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,CD
3OD):7.36−7.29(m,5H),7.2
6−7.16(m,5H),5.13(s,2H),4.59(s,2H),4.32−
4.29(m,2H),4.16−4.13(m,1H),3.65−3.61(m,1
H),3.60−3.46(m,2H),2.21−2.09(m,2H),2.02(
s,3H),2.01−1.91(m,2H),1.21(d,J=6.4Hz,3H)
;
LCMS:451.3[M
++1]
【0212】
(2S,3R)−2−(5−アセチル−1−オキソ−2,5−ジアザスピロ[3.4]
オクタン−2−イル)−3−ヒドロキシブタン酸(2S−12)の合成
化合物2S−11(1g、2.22mmol)を含むメタノール(30mL)撹拌溶液
に、10%Pd/C(500mg)を室温で添加し、H
2雰囲気下で24時間撹拌した。
出発物質が消費された後(TLCにより)、反応混合物をセライトパッドで濾過し、この
パッドをメタノール(20mL)で洗浄した。得られた濾液を減圧下で濃縮して、灰白色
の固体として化合物2S−12(500mg、83.3%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,CD
3OD):δ 4.35−4.30(m,1H),4
.29−4.17(m,1H),4.09−4.04(m,1H),3.76−3.67
(m,1H),3.59−3.48(m,1H),3.34−3.31(m,1H),2
.29−2.24(m,2H),2.15(s,3H),2.04−1.96(m,2H
),1.28(d,J=6.4Hz,3H);
LCMS m/z:270.4[M
++1]
【0213】
(2S,3R)−2−(5−アセチル−1−オキソ−2,5−ジアザスピロ[3.4]
オクタン−2−イル)−3−ヒドロキシ−N−(ピリミジン−2−イルメチル)ブタンア
ミド(2S−FNL−17)の合成
化合物2S−12(700mg、2.59mmol)を含むDCM(15mL)撹拌溶
液に、DIPEA(1.35mL、7.77mmol)、2S−Y(410mg、2.8
4mmol)、EDCI(593mg、3.1mmol)、次いでHOBT(474mg
、3.1mmol)を0℃で添加し、室温で16時間撹拌した。出発物質が消費された後
(TLCにより)、反応混合物を水(40mL)で希釈した。有機層を無水Na
2SO
4で
乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた粗製物質を、3%MeOH/DCMで溶
出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、白色の固体として(2S−
FNL−17)(100mg、10.7%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,D
2O):δ 8.78(d,J=5.2Hz,2H),
7.49(t,J=5.2Hz,1H),4.79(s,2H),4.55−4.47(
m,1H),4.40−4.37(m,2H),3.79−3.56(m,3H),2.
37−2.26(m,2H),2.14−2.03(m,2H),2.01(s,3H)
,1.28(d,J=6.4Hz,3H);
質量(ESI):m/z 362.4[M
++1];
HPLC:92.3%(両方の異性体)
スキーム2S−9:
【化30】
【0214】
tert−ブチル 2−((2S,3R)−3−ヒドロキシ−1−オキソ−1−((ピ
リミジン−2−イルメチル)アミノ)ブタン−2−イル)−1−オキソ−2,5−ジアザ
スピロ[3.4]オクタン−5−カルボキシラート(2S−FNL−18)の合成
化合物2S−L(1g、3.04mmol)を含むCH
2Cl
2(30mL)撹拌溶液に
、DIPEA(1.63mL、9.14mmol)、EDCI.HCL(696mg、3
.64mmol)、次いでHOBT(558mg、3.64mmol)、2S−Y(24
1mg、3.34mmol)を0℃で添加し、室温で16時間撹拌した。出発物質が消費
された後(TLCにより)、反応混合物を水(30mL)で希釈した。有機層をクエン酸
溶液(2×30mL)、次いでブライン溶液(2×25mL)で洗浄した。有機層を無水
Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた粗製物質を5%MeOH/
DCMで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、白色の固体とし
て(2S−FNL−18)(800mg、63%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,CD
3OD):δ 8.72(t,J=4.8Hz,2H
),7.36(t,J=4.8Hz,1H),4.81−4.76(m,1H),4.6
2−4.49(m,1H),4.34−4.29(m,1H),4.18−4.03(m
,2H),3.56(d,J=5.6Hz,2H),3.52−3.46(m,1H),
2.30−2.25(m,2H),1.97−1.88(m,2H),1.46(s,9
H),1.31−1.28(m,3H);
質量(ESI):m/z 420.4[M
++1];
HPLC:99.6%(両方の異性体)
【0215】
(2S,3R)−3−ヒドロキシ−2−(1−オキソ−2,5−ジアザスピロ[3.4
]オクタン−2−イル)−N−(ピリミジン−2−イルメチル)ブタンアミド(2S−F
NL−19)の合成
(2S−FNL−18)(280mg、0.66mmol)を含むCH
2Cl
2(5mL)
撹拌溶液に、TFA(0.3mL、4.0mmol)を0℃で添加し、室温で4時間撹拌
した。反応が完了した後(TLCにより)、反応混合物を減圧下で濃縮して、粗製化合物
を得た。この粗製化合物を、n−ペンタン/ジエチルエーテル(5mL/5mL)で摩砕
して、白色の固体として(2S−FNL−19)(95mg、44.6%)を得た。
1H−NMR:(500MHz,D
2O):δ 8.81(d,J=4.5Hz,2H),
7.53(t,J=5.0Hz,1H),4.80−4.65(m,2H),4.46(
d,J=6.0Hz,1H),4.36−4.31(m,2H),4.10(d,J=7
.5Hz,1H),3.95(t,J=8.0Hz,1H),3.58−3.49(m,
1H),2.51−2.40(m,2H),2.26−2.17(m,2H),1.34
(d,J=6.0Hz,3H);
質量(ESI):m/z 320.3[M
++1]
【0216】
(2S,3R)−3−ヒドロキシ−2−(5−イソブチリル−1−オキソ−2,5−ジ
アザスピロ[3.4]オクタン−2−イル)−N−(ピリミジン−2−イルメチル)ブタ
ンアミド(2S−FNL−20)の合成
(2S−FNL−19)(300mg、0.94mmol)を含むCH
2Cl
2(5mL)
撹拌溶液に、TEA(0.4mL、2.82mmol)、次いでSM−4(120mg、
1.12mmol)を0℃で添加し、室温で2時間撹拌した。反応が完了した後(TLC
により)、反応混合物を水(10mL)で希釈し、CH
2Cl
2(2×20mL)で抽出し
た。組み合わせた有機層を、無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得
られた粗製物質を、2%MeOH/DCMで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーにより精製して、白色の固体として(2S−FNL−20)(100mg、27.3%
)を得た。
1H−NMR:(400MHz,CD
3OD):δ 8.73(t,J=5.2Hz,2H
),7.36(t,J=4.8Hz,1H),4.83−4.55(m,1H),4.5
1−4.29(m,3H),4.21−4.02(m,1H),3.75−3.69(m
,1H),3.64−3.60(m,1H),3.31−3.30(m,1H),2.7
9−2.72(m,1H),2.28−2.25(m,2H),2.08−1.97(m
,2H),1.31(d,J= 6.4Hz,3H),1.07−1.02(m,6H)
.
質量(ESI):m/z 390.4[M
++1],
HPLC:97.75%
スキーム2S−10:
【化31】
【0217】
tert−ブチル 2−(((S)−3((tert−ブチルジフェニルシリル)オキ
シ)−1−メトキシ−1−オキソプロパン−2−イル)カルバモイル)−2−(ヒドロキ
シメチル)ピロリジン−1−カルボキシラート(2S−13)の合成
化合物2S−I(11g、44.89mmol)を含むCH
2Cl
2(110mL)撹拌
溶液に、化合物2S−AJ(16.07g、44.89mmol)、HATU(20.4
g、 53.68mmol)、次いでDIPEA(17.37g、0.13mol)を室
温で添加し、10時間撹拌した。出発物質が消費された後(TLCにより)、反応混合物
を水(100mL)で希釈し、CH
2Cl
2(2×100mL)で抽出した。分離された有
機層を、ブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得
られた粗製物質を、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、黄色の液体と
して化合物2S−13(16g、61%)を得た。
1H−NMR:(500MHz,CDCl
3):δ 7.58−7.37(m,10H),
4.67(s,1H),4.12−4.08(m,2H),3.93(s,1H),3.
75(s,3H),3.72−3.64(m,2H),2.8(s,1H),2.35(
s,1H),2.04(s,1H),1.98−1.82(m,3H),1.25(s,
9H),1.03(s,9H);
質量(ESI):m/z 583.5[M
+−1].
【0218】
tert−ブチル 2−((S)−3−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキ
シ)−1−メトキシ−1−オキソプロパン−2−イル)−1−オキソ−2,5−ジアザス
ピロ[3.4]オクタン−5−カルボキシラート(2S−14)の合成
化合物2S−13(1.6g、2.73mmol)を含むTHF(20mL)撹拌溶液
に、トリフェニルホスフィン(0.994g、4.10mmol)およびDTAD(0.
788g、3.00mmol)を添加した。反応混合物を室温で8時間撹拌した。出発物
質が消費された後(TLCにより)、反応混合物を水で希釈し、EtOAc(2×30m
L)で抽出した。分離された有機層を無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮
した。この粗製物質を、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、黄色の粘
性化合物として化合物2S−14(0.8g、51%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,CDCl
3):δ 7.63−7.58(m,4H),7
.45−7.30(m,6H),4.1(s,3H),3.80−3.67(m,4H)
,3.56−3.44(m,3H),2.04−1.95(m,4H),1.59(s,
9H),1.04(s,9H).
質量(ESI):m/z 567.4[M
++1]
【0219】
tert−ブチル 2−((S)−1−アミノ−3−((tert−ブチルジフェニル
シリル)オキシ)−1−オキソプロパン−2−イル)−1−オキソ−2,5−ジアザスピ
ロ[3.4]オクタン−5−カルボキシラート(2S−15)の合成
化合物2S−14(6g)を含むメタノール(50mL)撹拌溶液に、メタノール性ア
ンモニア(50mL)を0℃で添加し、室温で12時間撹拌した。出発物質が消費された
後(TLCにより)、反応混合物を減圧下で濃縮し、粗製残渣を40%EtOAc:ヘキ
サンで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、淡黄色の固体とし
て化合物2S−15(1g、17%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,CDCl
3):δ 8.27(s,1H),7.67−7
.63(m,4H),7.45−7.36(m,7H),5.37(s,1H),4.5
6−4.54(m,1H),3.82(d,J=5.2Hz,1H),3.44(t,J
=7.6Hz,2H),3.35(d,J=5.2Hz,1H),3.21(s,1H)
,2.09−2.06(m,2H),2.03(d,J=4.8Hz,2H),1.44
(s,9H),1.08(s,9H).
LCMS(M/Z) m/z:214[M
++1].
【0220】
tert−ブチル 2−((S)−1−アミノ−3−ヒドロキシ−1−オキソプロパン
−2−イル)−1−オキソ−2,5−ジアザスピロ[3.4]オクタン−5−カルボキシ
ラート(2S−16)の合成
化合物2S−15(1g、1.81mmol)を含むTHF(10mL)撹拌溶液に、
TBAF(0.943g、3.62mmol)を0℃で添加し、反応混合物を室温までゆ
っくりと温め、2時間撹拌した。出発物質が消費された後(TLCにより)、反応混合物
を水(5mL)で希釈し、EtOAc(2×15mL)で抽出した。分離された有機層を
ブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた粗
製物質を、3%MeOH:DCMで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより
精製して、白色の固体として2S−16(0.13g、23%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,D
2O):δ 4.53(t,J=6.8Hz,1H),
4.03(d,J=4.8,1H),3.96−3.91(m,2H),3.85(t,
J=5.8Hz,1H),3.82(s,2H),2.30(t,J=4Hz,2H),
2.15−1.82(m,2H),1.49(s,9H).
LCMS(M/Z) m/z:314.2[M
++1]
【0221】
(2S)−3−ヒドロキシ−2−(1−オキソ−2,5−ジアザスピロ[3.4]オク
タン−2−イル)プロパンアミド(2S−FNL−21)の合成
2S−16(0.13g、0.415mmol)を含むCH
2Cl
2(3mL)撹拌溶液
に、TFA(1mL)を0℃で添加し、室温で2時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃
縮して、TFA塩として(2S−FNL−21)(100mg、粗製物)を得た。
1H−NMR:(400MHz,D
2O):δ 4.58(t,J=5.8Hz,1H),
4.09−4.03(m,3H),3.92(d,J=7.2Hz,1H),3.57−
3.52(m,2H),2.55−2.41(m,2H),2.28−2.19(m,2
H);
LCMS(M/Z) m/z:214[M
++1].
スキーム2S−11:
【化32】
【0222】
tert−ブチル 2−((S)−1−アミノ−3−ヒドロキシ−1−オキソプロパン
−2−イル)−1−オキソ−2,5−ジアザスピロ[3.4]オクタン−5−カルボキシ
ラート(2S−FNL−22)の合成
化合物2S−AF(250mg、0.79mmol)を含むDCM(10mL)撹拌溶
液に、DIPEA(0.5mL、2.38mmol)、EDCI(181mg、0.94
mmol)、HOBT(127mg、0.94mmol)、次いでNH
4CL(84.5
mg、 1.58mmol)を0℃で添加し、室温で12時間撹拌した。出発物質が消費
された後(TLCにより)、反応混合物を水(20mL)で希釈し、クエン酸(1×30
mL)、次いでブライン溶液(1×30mL)で洗浄した。有機層を無水Na
2SO
4で乾
燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた粗製物質を、5%MeOH/DCMで溶出
するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、黄色の濃厚なシロップとして
(2S−FNL−22)(150mg、60.7%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,CD
3OD):δ 4.1,3−4.07(m,2H),
3.96−3.88(m,1H),3.87−3.77(m,1H),3.63−3.4
7(m,2H),3.44−3.30(m,1H),2.31−2.26(m,2H),
1.97−1.88(m,2H),1.47(s,9H);
LCMS(ESI):m/z 314.3[M
++1];
HPLC:98.38%
スキーム2S−12:
【化33】
【0223】
tert−ブチル 2−((S)−3−ヒドロキシ−1−オキソ−1−((ピリミジン
−2−イルメチル)アミノ)プロパン−2−イル)−1−オキソ−2,5−ジアザスピロ
[3.4]オクタン−5−カルボキシラート(2S−FNL−23)の合成
化合物2S−AF(1.3g、4.14mmol)を含むDCM(25mL)撹拌溶液
に、DIPEA(2.15mL、12.42mmol)、HOBT(760mg、4.9
6mmol)、EDCI(1g、4.96mmol)、次いで2S−Y(715mg、
4.96mmol)を0℃で添加し、室温で16時間撹拌した。出発物質が消費された後
(TLCにより)、反応混合物を水(50mL)で希釈した。有機層をクエン酸(1×3
0mL)、次いで重炭酸塩溶液(1×30mL)で洗浄した。有機層を無水Na
2SO
4で
乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた粗製物質を、2%MeOH/DCMで溶
出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、白色の固体として(2S−
FNL−23)(800mg、50%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,CD
3OD):δ 8.75−8.71(m,2H),7
.37−7.34(m,1H),4.66−4.49(m,2H),4.27−4.24
(m,1H),4.19−4.14(m,1H),4.03−3.99(m,1H),3
.97−3.92(m,1H),3.66−3.54(m,1H),3.49−3.45
(m,1H),3.40−3.36(m,1H),2.32−2.27(m,2H),1
.97−1.88(m,2H),1.47(s,9H);
質量(ESI):m/z 406.4[M
++1].
HPLC:97.1%
【0224】
(2S)−3−ヒドロキシ−2−(1−オキソ−2,5−ジアザスピロ[3.4]オク
タン−2−イル)−N(ピリミジン−2−イルメチル)プロパンアミド(2S−FNL−
24)の合成
化合物(2S−FNL−23)(350mg、0.86mmol)を含むDCM(5m
L)撹拌溶液に、TFA(985mg、0.86mmol)を0℃で添加し、室温で3時
間撹拌した。反応混合物を室温にし、真空下で濃縮して、白色の固体として(2S−FN
L−24)(250mg、95.4%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,D
2O):δ 8.84(d,J=5.2Hz,2H),
7.55(t,J=4.8Hz,1H),4.90−4.67(m,3H),4.10−
4.06(m,3H),3.94−3.92(m,1H),3.57−3.51(m,2
H),2.54−2.43(m,2H),2.28−2.19(m,2H);
LCMS:m/z 306.4[M
++1];
HPLC:90.07%.
【0225】
(2S)−3−ヒドロキシ−2−(5−イソブチリル−1−オキソ−2,5−ジアザス
ピロ[3.4]オクタン−2−イル)−N−(ピリミジン−2−イルメチル)プロパンア
ミド(2S−FNL−25)の合成
化合物(2S−FNL−24)(500mg、1.63mmol)を含むDCM(5m
L)撹拌溶液に、TEA(0.7mL、4.91mmol)を0℃で添加した。その後I
nt−F(207mg、1.95mmol)を0℃でゆっくりと添加し、室温で3時間撹
拌した。出発物質が消費された後(TLCにより)、反応混合物を水(20mL)で希釈
した。有機層をクエン酸溶液(1×30mL)、次いでブライン溶液(1×30mL)で
洗浄した。有機層を無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた粗
製物質を、5%MeOH/DCMで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し
て、白色の固体として(2S−FNL−25)(100mg、16.3%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,CD
3OD):δ 8.73(t,J=4.8Hz,2H
),7.37(d,J=5.2Hz,1H),4.56−4.51(m,2H),4.3
2−4.29(m,1H),4.17−4.12(m,1H),4.05−3.98(m
,2H),3.74−3.68(m,1H),3.63−3.58(m,1H),3.5
7−3.51(m,1H),2.77−2.69(m,1H),2.31−2.26(m
,2H),2.08−1.95(m,2H),1.05−0.98(m,6H);
LCMS:m/z 376.4[M
++1];
HPLC:89.6%(両方の異性体)
スキーム2S−13:
【化34】
【0226】
tert−ブチル 2−(((2S,3R)−3−アセトキシ−1−オキソ−1−(ピ
ロリジン−1−イル)ブタン−2−l)カルバモイル)−2−((ベンジルオキシ)メチ
ル)ピロリジン−1−カルボキシラート(2S−17)の合成
化合物2S−BK(1g、2.90mmol)を含むDMF(8mL)撹拌溶液に、E
DCI.HCl(0.63g、3.28mmol)、次いでHOBt(0.44g、3.
28mmol)を0℃で添加した。5分間撹拌した後、DIPEA(1.3mL、7.4
6mmol)、次いで化合物2S−H(0.74g、3.58mmol)を反応混合物に
添加し、室温でさらに16時間撹拌し続けた。反応混合物を水で洗浄し、EtOAc(2
×500mL)で抽出した。有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、真
空下で濃縮した。この粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、化合物2S−
17(0.6g、38%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,CDCl
3)(回転異性体):δ7.34(s,5H),
5.37−5.34(m,1H),4.84−4.80(m,1H),4.72−4.6
5(m,2H),4.09−4.02(m,1H),3.91−3.87(m,1H),
3.65−3.61(m,3H),3.52−3.46(m,3H),2.41(br
s,1H),2.22−2.15(m,1H),1.98(d,5H),1.87−1.
84(m,4H),1.50−1.42(m,9H).
LCMS m/z:532[M
++1].
【0227】
tert−ブチル 2−(((2S,3R)−3−アセトキシ−1−オキソ−1−(ピ
ロリジン−1−イル)ブタン−2−l)カルバモイル)−2−(ヒドロキシメチル)ピロ
リジン−1−カルボキシラート(2S−18)の合成
化合物2S−17(4.5g、8.40mmol)を含むMeOH(40mL)撹拌溶
液に、湿潤性の10%Pd/C(1.5g)を不活性雰囲気下で添加し、H
2雰囲気下(
バルーン圧)で4時間撹拌した。反応混合物をセライトパッドで濾過し、減圧下で濃縮し
て、化合物2S−18(3.0g、81%)を得た。
LCMS m/z:442.5[M
++1].
【0228】
tert−ブチル 2−((2S,3R)−3−アセトキシ−1−オキソ−1(ピロリ
ジン−1−イル)ブタン−2−イル)−1−オキソ−2,5−ジアザスピロ[3.4]オ
クタン−5−カルボキシラート(2S−19)の合成
化合物2S−18(3g、6.70mmol)を含むTHF(25mL)撹拌溶液に、
トリフェニルホスフィン(2g、7.40mmol)、次いでDTAD(2.5g、10
.2mmol)を添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。出発物質が消費され
た後(TLCにより)、反応物を減圧下で濃縮した。この粗製物質を、10%MeOH/
CH
2Cl
2で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、化合物2S
−19(1.2g、TPPOを伴う、43%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,DMSO−d
6):δ 5.25−5.19(m,1H)
,4.65(d,1H),3.61−3.57(m,3H),3.47−3.42(m,
2H),3.41−3.25(m,4H),2.05(s,4H),1.95−1.71
(m,7H),1.42(s,10H).
LCMS m/z:424.4[M
++1].
【0229】
tert−ブチル 2−((2S,3R)−3−ヒドロキシ−1−オキソ−1−(ピロ
リジン−1−イル)ブタン−2−イル)−1−オキソ−2,5−ジアザスピロ[3.4]
オクタン−5−カルボキシラート(2S−20)の合成
2S−19(0.15g、0.41mmol)を含むNH
3水溶液(2mL)を室温で
4時間撹拌した。出発物質が消費された後(TLCにより)、反応物をCH
2Cl
2(75
mL)で希釈した。分離された有機層を無水Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、
化合物2S−20(0.1g、76%)を得た。
LCMS m/z:382[M
++1].
【0230】
2−((2S,3R)−3−ヒドロキシ−1−オキソ−1−(ピロリジン−1−イル)
ブタン−2−イル)−2,5 ジアザスピロ[3.4]オクタン−1−オン(2S−FN
L−26)の合成
化合物2S−20(0.2g、0.63mmol)を含むCH
2Cl
2(2mL)撹拌溶
液に、TFA(0.3mL)を0℃で添加し、室温で1時間撹拌した。反応混合物を真空
下で濃縮した。得られた残渣を水で希釈し、CH
2Cl
2(2×25mL)で抽出した。分
離された有機層を、無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮してTFA塩とし
て(2S−FNL−26)(0.2g、80%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,D
2O):δ 4.64(t,1H),4.25−4.2
1(m,1H),4.09(d,1H),3.99−3.87(m,1H),3.70(
t,2H),3.55−3.47(m,5H),2.52−2.34(m,2H),2.
25−2.22(m,2H),2.08−1.98(m,5H),1.25(t,3H)
.
LCMS(ESI) m/z:282.4[M
++1].
【0231】
(2R,3S)−4−オキソ−3−(1−オキソ−2,5−ジアザスピロ[3.4]オ
クタン−2−イル)−4−(ピロリジン−1−イル)ブタン−2−イル酢酸塩(2S−F
NL−27)の合成
化合物2S−19(0.4g、0.94mmol)を含む1、4−ジオキサン/HCl
(5mL)撹拌溶液を0℃まで冷却し、室温で1時間撹拌した。出発物質が消費された後
(TLCにより)、反応混合物を減圧下で濃縮した。得られた粗製物質を、n−ペンタン
、次いでEtOAcで洗浄して、(2S−FNL−27)(0.22g、65%)を得た
。
1H−NMR:(400MHz,D
2O):δ 4.62(d,1H),4.41−4.2
9(m,2H),4.24(d,1H),3.89−3.77(m,3H),3.54−
3.49(m,3H),2.57−2.52(m,1H),2.49(s,3H),2.
42−2.00(m,8H),1.30(d,3H).
LCMS m/z:324.3[M
++1].
HPLC 純度:99.37%.
スキーム2S−14:
【化35】
【0232】
tert−ブチル 2−((2S,3R)−1−アミノ−3−ヒドロキシ−1−オキソ
ブタン−2−イル)−6−メチル−1−オキソ−2,5−ジアザスピロ[3.4]オクタ
ン−5−カルボキシラート(2S−21)の合成
化合物2S−AQ(480mg、1.40mmol)を含むCH
2Cl
2(15mL)撹
拌溶液に、DIPEA(543mg、4.20mmol)、EDCI.HCl(382m
g、2.0mmol)、次いでHOBt(280mg、2.0mmol)、NH
4Cl(
111mg、2.0mmol)を0℃で添加し、室温で16時間撹拌した。出発物質が消
費された後(TLCにより)、反応混合物を水(20mL)で希釈し、CH
2Cl
2(2×
30mL)で抽出した。組み合わせた有機層をブライン(2×50mL)で洗浄し、無水
Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた粗製物質を、2%MeOH
/DCMで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、無色の濃厚な
シロップとして化合物2S−21(150mg、31%)を得た。
1H−NMR:(500MHz,DMSO−d
6):δ5.00−4.88(m,1H),
4.05−3.94(m,4H),3.37(t,J=10.5Hz,2H),2.10
−1.93(m,4H),1.45(s,9H),1.39−1.27(m,1H),1
.24−1.16(m,6H);
質量(ESI):m/z364.3[M
++Na]
【0233】
(2S,3R)−3−ヒドロキシ−2−(1−メチル−3−オキソ−2,5−ジアザス
ピロ[3.4]オクタン−2−イル)ブタンアミド(2S−FNL−28)の合成
化合物2S−21(150mg、0.43mmol)を含むCH
2Cl
2(5mL)撹拌
溶液に、TFA(0.4mL、4.39mmol)を0℃で添加し。室温で2時間撹拌し
た。反応が完了した後(TLCにより)、反応混合物を減圧下で濃縮して粗製化合物を得
た。この粗製化合物をジエチルエーテル/n−ペンタン(5mL/5mL)で摩砕して、
粘性固体(TFA塩)として(2S−FNL−28)(100mg、65.7%)を得た
。
HPLC(純度):99.7%
1H−NMR:(400MHz,D
2O):δ4.50−4.46(m,3H),3.63
−3.49(m,2H),2.56−2.49(m,2H),2.35−2.29(m,
2H),1.57(d,J=6.8Hz,3H),1.36(d,J=6.0Hz,3H
);
質量(ESI):m/z 483.1[2M
++1]
スキーム2S−15:
【化36】
【0234】
tert−ブチル2−((2R,3S)−3−ヒドロキシ−1−オキソ−1−((ピリ
ミジン−2−イルメチル)アミノ)ブタン−2−イル)−1−メチル−3−オキソ−2,
5−ジアザスピロ[3.4]オクタン−5−カルボキシラート(2S−FNL−29)の
合成
化合物2S−AQ(500mg、1.46mmol)を含むCH
2Cl
2(15mL)撹
拌溶液に、DIPEA(0.76mL、4.38mmol)、EDCI.HCl(334
mg、1.75mmol)、HOBt(334mg、1.75mmol)、次いで2S−
Y(252mg、1.75mmol)を0℃で添加し、室温で16時間撹拌した。出発物
質が消費された後(TLCにより)、反応混合物を水(20mL)で希釈し、CH
2Cl
2
(2×30mL)で抽出した。組み合わせた有機層をクエン酸溶液(20mL)、NaH
CO
3(1×30mL)、次いでブライン(1×50mL)で洗浄した。有機層を無水N
a
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた粗製物質を、2%MeOH/
DCMで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、白色の固体とし
て(2S−FNL−29)(200mg、31.6%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,CD
3OD):δ 8.74−8.70(m,2H),7
.37−7.32(m,1H),4.72−4.43(m,3H),4.24−4.14
(m,1H),4.10−3.88(m,2H),3.52−3.36(m,2H),2
.22−2.19(m,2H),2.01−1.94(m,1H),1.88−1.79
(m,1H),1.45−1.41(m,3H),1.40(s,9H),1.29−1
.26(m,3H),
質量(ESI):434.5[M
++1],HPLC:92.8%
【0235】
(2S,3R)−3−ヒドロキシ−2−(1−メチル−3−オキソ−2,5−ジアザス
ピロ[3.4]オクタン−2−イル)−N−(ピリミジン−2−イルメチル)ブタンアミ
ド(2S−FNL−30)の合成
化合物(2S−FNL−29)(250mg、0.57mmol)を含むDCM(10
mL)撹拌溶液に、TFA(0.44mL)をN
2雰囲気下で添加し、室温で2時間撹拌
した。出発物質が消費された後(TLCにより)、反応混合物を減圧下で濃縮した。得た
粗製物質をジエチルエーテル/n−ペンタン(5mL/5mL)で摩砕し、減圧下で乾燥
させて、半固体(TFA塩)として(2S−FNL−30)(180mg、94.7%)
を得た。
1H−NMR:(400MHz,D
2O):δ 8.82(d,J=2.0Hz,2H),
7.53(t,J=4.8Hz,1H),4.67−4.62(m,2H),4.44−
4.40(m,1H),4.34−4.32(m,2H),3.61−3.56(m,2
H),2.51−2.20(m,4H),1.55−1.46(m,3H),1.32−
1.29(m,3H)
LCMS(ESI) :m/z 333.3
HPLC:90.7%
【0236】
(2S,3R)−3−ヒドロキシ−2−(5−イソブチリル−1−メチル−3−オキソ
−2,5−ジアザスピロ[3.4]オクタン−2−イル)−N−(ピリミジン−2−イル
メチル)ブタンアミド(2S−FNL−31)の合成
化合物(2S−FNL−30)(150mg、0.45mmol)を含むDCM(5m
L)撹拌溶液にTEA(0.18mL、1.35mmol)、次いで塩化イソブチリル(
57mg、0.54mmol)を0℃、N
2雰囲気下で添加し、室温で2時間撹拌した。
出発物質が消費された後(TLCにより)、反応混合物を水(5mL)で希釈し、CH
2
Cl
2(2×10mL)で抽出した。組み合わせた有機層を無水Na
2SO
4で乾燥させ、
濾過し、減圧下で濃縮した。得られた粗製物質を、2%MeOH/DCMで溶出するシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、半固体として(2S−FNL−31)
(85mg、47%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,CD
3OD):δ 8.73(d,J=4.8Hz,2H
),7.36(t,J=4.8Hz,1H),4.83−4.54(m,3H),4.3
5−4.32(m,1H),4.22−4.11(m,1H),3.93−3.88(m
,1H),3.76−3.71(m,1H),3.67−3.60(m,2H),2.8
1−2.76(m,1H),2.21−2.07(m,3H),1.96−1.91(m
,1H),1.29−1.26(m,6H),1.05−1.02(m,6H)
LCMS(ESI) :m/z 404.4
HPLC:93.57%
スキーム2S−16:
【化37】
【0237】
tert−ブチル 2−(((2S,3R)−3−(ベンジルオキシ)−1−オキソ−
1−(ピロリジン−1−イル)ブタン−2−イル)カルバモイル)−2(1−ヒドロキシ
エチル)ピロリジン−1−カルボキシラート(2S−22)の合成
化合物2S−AN(2.5g、9.65mmol)を含むCH
2Cl
2(50mL)撹拌
溶液に、化合物2S−BM(2.7g、10.6mmol)、EDCI.HCl(2.7
g、14.4mmol)、次いでHOBt(1.9g、14.4mmol)およびDIP
EA(5.3mL、28.9mmol)を0℃で添加し、12時間撹拌した。出発物質が
消費された後(TLCにより)、反応混合物を水(30mL)で希釈し、CH
2Cl
2(2
×50mL)で抽出した。分離された有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ
、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた粗製物質を、2%MeOH/DCMで溶出するシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、無色の液体として化合物2S−22
(3.5g、73%)を得た。
1H−NMR:(500MHz,DMSO−d
6):δ 8.11(d,J=9.0Hz,
1H),7.82(d,J=8.5Hz,1H),7.33−7.26(m,5H),6
.56(s,1H),4.68−4.63(m,1H),4.56(s,2H),3.8
0−3.74(m,1H),3.55−3.33(m,5H),1.76−1.66(m
,7H),1.40(s,9H),1.37−1.24(m,2H),1.08−0.9
7(m,6H).
質量(ESI):m/z 504[M
++1].
【0238】
tert−ブチル2−((2S,3R)−3−(ベンジルオキシ)−1−オキソ−1−
(ピロリジン−1−イル)ブタン−2−イル)−1−メチル−3−オキソ−2,5−ジア
ザスピロ[3.4]オクタン−5−カルボキシラート(2S−23)の合成
化合物2S−22(3.5g、6.95mmol)を含むTHF(50mL)撹拌溶液
に、トリフェニルホスフィン(3.6g、13.9mmol)およびDTAD(3.2g
、13.9mmol)を添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。出発物質が消
費された後(TLCにより)、反応物を減圧下で濃縮した。この粗製物質を、30%Et
OAc/ヘキサンで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、淡黄
色の液体として化合物2S−23(1.0g、30%)を得た。
1H−NMR:(500MHz,DMSO−d
6):δ 7.63−7.54(m,1H)
,7.41−7.24(m,4H),4.60−4.37(m,3H),3.98(d,
J=10.0Hz,1H),3.91(d,J=7.0Hz,1H),3.77(d,J
=7.0Hz,2H),3.44−3.34(m,4H),2.01−1.91(m,2
H),1.85−1.68(m,6H),1.40(s,9H),1.20−1.11(
m,6H).
質量(ESI):m/z 486.6[M
++1].
【0239】
(2S,3R)−2−(5−(tert−ブトキシカルボニル)−1−オキソ−2,5
−ジアザスピロ[3.4]オクタン−2−イル)−3−ヒドロキシブタン酸(2S−24
)の合成
化合物2S−23(1g)を含むメタノール(30mL)撹拌溶液に、10%Pd/C
(400mg)を室温で添加し、H
2雰囲気下(バルーン圧)で12時間撹拌した。出発
物質が消費された後(TLCにより)、反応混合物をセライトパッドで濾過し、このパッ
ドをメタノールで洗浄した。得られた濾液を減圧下で濃縮して、白色の固体として化合物
2S−24(230mg、28%)を得た。
1H−NMR:(500MHz,DMSO−d
6):δ 4.79(br s,1H),4
.34(br s,1H),4.27(d,J=8.5Hz,1H),4.03−3.9
5(m,1H),3.78(d,J=6.5Hz,1H),3.67−3.63(m,1
H),3.53−3.49(m,2H),3.39(t,J=9.0Hz,2H),2.
04−1.67(m,8H),1.36(s,9H),1.26(d,J=6.0Hz,
3H),1.08,1.06(dd,J=6.5Hz,3H).
LCMS:396.4[M
++1].
【0240】
2−((2S,3R)−3−ヒドロキシ−1−オキソ−1−(ピロリジン−1−イル)
ブタン−2−イル)−3−メチル−2,5−ジアザスピロ[3.4]オクタン−1−オン
(2S−FNL−32)の合成
化合物2S−24(230mg、0.58mmol)を含むCH
2Cl
2(2mL)撹拌
溶液に、TFA(0.44mL、5.82mmol)を0℃で添加し、室温で2時間撹拌
した。反応が完了した後(TLCにより)、反応混合物を減圧下で濃縮して、(2S−F
NL−32)を得た。これを、ペンタンおよびジエチルエーテル(5mL/5mL)で摩
砕して、粘性の固体として得た(TFA塩)(210mg、92%)。
1H−NMR:(400MHz,D
2O):δ 4.27(d,J=8.0Hz,1H),
4.07−4.03(m,1H),4.01−3.97(m,1H),3.52−3.4
8(m,1H),3.39−3.35(m,2H),3.32−3.20(m,3H),
2.16(t,J=7.6Hz,2H),2.06−1.96(m,2H),1.89−
1.80(m,2H),1.78−1.74(m,2H),1.43(d,J=6.4H
z,3H),1.06(d,J=6.0Hz,3H);
スキーム2S−17:
【化38】
【0241】
tert−ブチル 2−((2S,3R)−1−アミノ−3−ヒドロキシ−1−オキソ
ブタン−2−イル)−6−メチル−1−オキソ−2,5−ジアザスピロ[3.4]オクタ
ン−5−カルボキシラート(2S−FNL−33)の合成
化合物2S−BC(1.5g、4.38mmol)を含むDCM(25mL)撹拌溶液
に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(2.35mL、13.14mmol)、NH
4Cl(310mg、8.76mmol)、次いでEDCI(1g、5.25mmol)
、HOBT(793mg、5.25mmol)を0℃で添加し、室温で16時間撹拌した
。出発物質が消費された後(TLCにより)、反応混合物を水(20mL)で希釈した。
分離された有機層をクエン酸溶液(1×30mL)、次いでブライン溶液(1×30mL
)で洗浄した。有機層を無水Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮して粗製化合物を得た
。この粗製化合物を、5%MeOH/DCMで溶出するカラムクロマトグラフィーにより
精製して、白色の固体として化合物(2S−FNL−33)(600mg、41%)を得
た。
1H−NMR:(400MHz,CD
3OD):δ 4.24−4.17(m,1H),4
.03−3.99(m,3H),3.67−3.46(m,1H),2.40−1.99
(m,3H),1.68−1.62(m,1H),1.46(s,9H),1.24−1
.18(m,6H);
LCMS(ESI):m/z 342.5[M
++1]
【0242】
(2S,3R)−3−ヒドロキシ−2−(6−メチル−1−オキソ−2,5−ジアザス
ピロ[3.4]オクタン−2−イル)ブタンアミド(2S−FNL−34)の合成
化合物(2S−FNL−33)(200mg、0.58mmol)を含むDCM(10
mL)撹拌溶液に、トリフルオロ酢酸(0.5mL)を、N
2雰囲気下、0℃で添加した
。反応混合物を室温で2時間撹拌した。出発物質が消費された後(TLCにより)、反応
混合物を減圧下で濃縮して粗製物を得た。この粗製物を、n−ペンタン(10mL)で摩
砕して白色の固体として(2S−FNL−34)(100mg、71%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,D
2O):δ 4.35−4.27(m,2H),4.0
8−3.93(m,3H),2.58−2.52(m,1H),2.48−2.44(m
,2H),1.92−1.86(m,1H),1.51,1.48(dd,J=6.8H
z,6.4Hz,3H),1.31,1.28(dd,J=6.0Hz,6.4Hz,3
H);
LCMS(ESI):241.3[M
++1]
スキーム2S−18:
【化39】
【0243】
tert−ブチル 2−(((2S,3R)−3(ベンジルオキシ)−1−オキソ−1
−(ピロリジン−1−イル)ブタン−2−イル)カルバモイル)−2−(ヒドロキシメチ
ル)−5−メチルピロリジン−1−カルボキシラート(2S−25)の合成
化合物2S−AZ(1.1g、4.28mmol)を含むDCM(20mL)撹拌溶液
に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(2.2mL、12.8mmol)、2S−B
M(1.2g、4.78mmol)、次いでEDCI(2.45g、12.8mmol)
、HOBT(1.7g、12.8mmol)を0℃で添加し、室温で12時間撹拌した。
出発物質が消費された後(TLCにより)、反応混合物を水(10mL)で希釈した。分
離された有機層をNaHCO
3飽和溶液(1×25mL)、次いでブライン溶液(1×3
0mL)で洗浄した。分離された有機層を無水Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮して
粗製化合物を得た。この粗製化合物を、5%MeOH/DCMで溶出するカラムクロマト
グラフィーにより精製して、濃厚な白色のシロップとして化合物2S−25(1.2g、
57%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,DMSO−d
6):δ 7.93(t,J=7.6Hz,
1H),7.71−7.26(m,5H),5.30(br s,1H),4.65−4
.61(m,1H),4.57(s,2H),3.93−3.85(m,2H),3.5
7−3.34(m,2H),3.17−3.09(m,2H),2.07−1.94(m
,2H),1.77−1.73(m,4H),1.36−1.28(m,10H),1.
20(s,9H);
LCMS:m/z 504.7[M
++1].
【0244】
tert−ブチル2−((2S,3R)−3−(ベンジルオキシ)−1−オキソ−1−
(ピロリジン−1−イル)ブタン−2−イル)−6−メチル−1−オキソ−2,5−ジア
ザスピロ[3.4]オクタン−5−カルボキシラート(2S−26)の合成
化合物2S−25(0.6g、1.19mmol)を含むTHF(10mL)撹拌溶液
に、トリフェニルホスフィン(0.46g、1.78mmol)およびDTAD(0.4
g、1.78mmol)を添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。出発物質が
消費された後(TLCにより)、反応混合物を水(10mL)で希釈した。分離された有
機層をブライン溶液(1×30mL)で洗浄した。分離された有機層を無水Na
2SO
4で
乾燥させ、減圧下で濃縮して粗製化合物を得た。この粗製化合物を、2%MeOH/DC
Mで溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製して、白色の固体として化合物2S−
26(0.2g、35%)を得た。
1H−NMR:(500MHz,DMSO−d
6):δ 7.63−7.26(m,5H)
,4.52(s,2H),3.91−3.77(m,3H),3.56−3.36(m,
4H),2.35−2.11(m,4H),1.94−1.68(m,6H),1.39
(s,9H),1.13,1.09(dd,J=6.0Hz,5.5Hz,3H),1.
04(d,J=6.5Hz,3H);
LCMS:m/z 486.6[M
++1].
【0245】
tert−ブチル 2−((2S,3R)−3−(ベンジルオキシ)−1−オキソ−1
(ピロリジン−1−イル)ブタン−2−イル)−6−メチル−1−オキソ−2,5−ジア
ザスピロ[3.4]オクタン−5−カルボキシラート(2S−27)の合成
化合物2S−26(1.5g、3.09mmol)を含むメタノール(20mL)撹拌
溶液に、10%Pd/C(200mg)をN
2雰囲気下で添加した。反応混合物をH
2雰囲
気下(バルーン圧)、室温で4時間撹拌した。出発物質が消費された後(TLCにより)
、反応混合物をセライトパッドで濾過し、このパッドをメタノールで洗浄した。得られた
濾液を減圧下で濃縮して粗製化合物を得た。この粗製化合物をカラムクロマトグラフィー
により精製して、白色の固体として化合物2S−27(0.9g、90.9%)を得た。
1H−NMR:(500MHz,CDCl
3):δ 4.11(d,J=7.0Hz,1H
),3.96−3.90(m,1H),3.73(s,2H),3.49(d,J=13
.0Hz,2H),3.40−3.34(m,2H),2.50−2.28(m,4H)
,2.17−1.82(m,6H),1.53(s,9H),1.52−1.41(m,
3H),1.36−1.18(m,3H);
LCMS:396.5[M
++1].
【0246】
2−((2S,3R)−3−ヒドロキシ−1−オキソ−1−(ピロリジン−1−イル)
ブタン−2−イル)−6−メチル−2,5−ジアザスピロ[3.4]オクタン−1−オン
(2S−FNL−35)の合成
化合物2S−27(0.18g、0.45mmol)を含むメタノール(10mL)撹
拌溶液にTFA(3mL)を、N
2雰囲気下、0℃で添加した。出発物質が消費された後
(TLCにより)、反応混合物を減圧下で濃縮して粗製化合物を得た。この粗製化合物を
n−ペンタン(10mL)で摩砕して白色の固体として(2S−FNL−35)(0.1
g、74.6%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,DMSO−d
6):δ 9.99(br s,1H),9
.57(br s,1H),4.32(d,J=7.6Hz,1H),3.93(t,J
=6.0Hz,1H),3.81−3.75(m,3H),3.51−3.46(m,2
H),3.30(t,J=6.8Hz,2H),2.29−2.20 (m,3H),1
.93−1.75(m,4H),1.68−1.63(m,1H),1.34(d,J=
6.8Hz,3H),1.13(d,J=6.4Hz,3H);
質量(ESI):m/z 296.3[M
++1]
スキーム2S−19:
【化40】
【0247】
tert−ブチル 2−((2S,3R)−1−アミノ−3−ヒドロキシ−1−オキソ
ブタン−2−イル)−1,6−ジメチル3−オキソ−2,5−ジアザスピロ[3.4]オ
クタン−5−カルボキシラート(2S−FNL−36)の合成
化合物2S−BH(1.8g、5.05mmol)を含むCH
2Cl
2(50mL)撹拌
溶液に、DIPEA(2.62mL、15.15mmol)、EDCI(1.92g、1
0.1mmol)、HOBt(1.36g、10.1mmol)、次いでNH
4Cl(8
03mg、15.15mmol)を0℃で添加し、室温で12時間撹拌した。出発物質が
消費された後(TLCにより)、反応混合物を水(30mL)で希釈した。分離された有
機層をクエン酸溶液(1×50mL)、次いでブライン溶液(1×50mL)で洗浄した
。有機層を無水Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮して粗製化合物を得た。この粗製化
合物を、4%MeOH/DCMにより溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製して
、白色の固体として(2S−FNL−36)(468mg、26%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,DMSO−d
6):δ7.25(s,2H),4.92−
4.48(m,1H),4.34−4.01(m,1H),3.97−3.72(m,3
H),2.32−1.88(m,3H),1.58−1.51(m,1H),1.41(
s,9H),1.36−1.20(m,6H),1.16−1.07(m,3H);
LCMS(ESI):356.4[M
++1];
HPLC:99.19%
【0248】
(2S,3R)−2−(1,6−ジメチル3−オキソ−2,5−ジアザスピロ[3.4
]オクタン−2−イル)−3−ヒドロキシブタンアミド(2S−FNL−37)の合成
(2S−FNL−36)(200mg、0.56mmol)を含むDCM(5mL)撹拌
溶液に、TFA(0.45mL、5.63mmol)を0℃で添加し、室温で2時間撹拌
した。出発物質が消費された後(TLCにより)、反応混合物を減圧下で濃縮した。この
粗製物質をジエチルエーテル/n−ペンタン(50mL/50mL)で摩砕し、減圧下で
乾燥して吸湿性の白色の固体(TFA塩)として(2S−FNL−37)(140mg、
98%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,D
2O):δ4.42−4.36(m,1H),4.34
−4.28(m,1H),4.27−4.15(m,1H),4.07−4.01(m,
1H),2.57−2.49(m,1H),2.46−2.36(m,2H),2.01
−1.90(m,1H),1.56−1.50(m,6H),1.32−1.29(m,
3H);
LCMS(ESI):256.4[M
++1];
HPLC(ELSD):93.86%.
スキーム2S−20:
【化41】
【0249】
tert−ブチル2−(((2S,3R)−3−(ベンジルオキシ)−1−オキソ−1
−(ピロリジン−1−イル)ブタン−2−イル)カルバモイル)−2−(1−ヒドロキシ
エチル)−5−メチルピロリジン−1−カルボキシラート(2S−28)の合成
化合物2S−BE(2g、7.32mmol)を含むDMF(20mL)撹拌溶液に、
N,N−ジイソプロピルエチルアミン(6.7mL、36.5mmol)、2S−BM(
2.6g、8.7mmol)、次いでHATU(3.3g、8.7mmol)を0℃で添
加し、室温で16時間撹拌した。出発物質が消費された後(TLCにより)、反応混合物
を水(100mL)およびEtOAc(200mL)で希釈した。分離された有機層を重
炭酸ナトリウム溶液(2×75mL)、クエン酸溶液(2×50mL)、次いでブライン
溶液(1×50mL)で洗浄した。分離された有機層を無水Na
2SO
4で乾燥させ、減圧
下で濃縮して粗製化合物を得た。この粗製化合物を40%EtPAc/n−ヘキサンで溶
出するカラムクロマトグラフィーにより精製して、淡黄色の液体として化合物2S−28
(1g、27%)を得た。
LCMS(ESI):518[M
++1]
【0250】
tert−ブチル 2−((2S,3R)−3−(ベンジルオキシ)−1−オキソ−1
−(ピロリジン−1−イル)ブタン−2−イル)−1,6−ジメチル3−オキソ−2,5
−ジアザスピロ[3.4]オクタン−5−カルボキシラート(2S−29)の合成
トリフェニルホスフィン(1.5g、5.7mmol)を含むTHF(10mL)撹拌
溶液に、DIAD(976mg、4.8mmol)を少しずつ添加し、室温で20分間撹
拌した。これに化合物2S−28(1g、1.93mmol)を含むTHF(10mL)
をゆっくりと室温で添加し、4時間撹拌した。出発物質が消費された後(LCMSにより
)、反応混合物を減圧下で濃縮した。粗製物質を、30%EtOAc/ヘキサンで溶出す
るシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、黄色の液体として化合物2S−
29(500mg、63%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,CDCl
3):δ7.69−7.66(m,1H),7.
48−7.43(m,1H),7.32−7.29(m,3H),4.68(s,2H)
,4.46−4.40(m,1H),4.26−4.05(m,2H),3.97−3.
91(m,0.5H),3.87−3.81(m,0.5H),3.58−3.53(m
,1H),3.40−3.32(m,2H),2.16−2.11(m,1H),2.0
4−1.90(m,2H),1.80−1.71(m,2H),1.41(s,9H),
1.32−1.21(m,10H),1.17−1.15(m,3H).
LCMS(ESI):500[M
++1].
【0251】
tert−ブチル2−((2S 3R)−3−ヒドロキシ−1−オキソ−1−(ピロリ
ジン−1−イル)ブタン−2−イル)−1,6−ジメチル3−オキソ−2,5−ジアザス
ピロ[3.4]オクタン−5−カルボキシラート(2S−30)の合成
化合物2S−29(200mg、0.40mmol)を含むメタノール(5mL)撹拌
溶液に、10%Pd/C(50mg)をN
2雰囲気下で添加した。反応混合物をH
2雰囲気
下、室温で4時間撹拌した。出発物質が消費された後(TLCにより)、反応混合物をセ
ライトパッドで濾過し、このパッドをメタノール(10mL)で洗浄した。得られた濾液
を減圧下で濃縮して粗製化合物を得た。この粗製化合物を、1%MeOH/DCMで溶出
するカラムクロマトグラフィーにより精製して、黄色のシロップとして化合物2S−30
(100g、61%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,DMSO−d
6):δ 4.93(d,J=5.6Hz,
1H),4.26(d,J=9.2Hz,0.5 H),4.17(d,J=7.2Hz
,0.5 H),4.02−3.99(m,1H),3.91−3.66(m,3H),
3.33−3.30(m,1H),3.55−3.50(m,1H),3.19−3.1
6(m,1H),2.69(s,1H),2.1,3−2.03(m,1H),1.99
−1.87(m,3H),1.81−1.75(m,2H),1.56−1.50(m,
1H),1.39(s,9H),1.19(d,J=5.6Hz,3H),1.13(d
,J=6.4Hz,6H).
LCMS:410.5[M
++1].
【0252】
2−((2S,3R)−3−ヒドロキシ−1−オキソ−1−(ピロリジン−1−イル)
ブタン−2−イル)−3,6−ジメチル2,5−ジアザスピロ[3.4]オクタン−1−
オン(2S−FNL−38)の合成
化合物2S−30(300mg、0.73mmol)を含むDCM(20mL)撹拌溶
液に、TFA(418mg、3.66mmol)を、0℃、N
2雰囲気下で添加した。反
応混合物を室温で4時間撹拌した。出発物質が消費された後(TLCにより)、反応混合
物を減圧下で蒸発させて粗製物を得た。この粗製物を分取HPLC法により精製して、濃
厚なシロップとして(2S−FNL−38)(140mg、46%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,D
2O):δ4.53−4.46(m,1H),4.34
−4.22(m,2H),4.03(d,J=6.4Hz,1H),3.68(s,2H
),3.52−3.41(m,2H),2.44−2.37(m,3H),2.03−1
.94(m,5H),1.56(d,J=6.4Hz,6H),1.27(d,J=6.
0Hz,3H).
LCMS(ESI):310[M
++1].
スキーム2S−I−15
【化42】
【0253】
tert−ブチル 2−(((S)−1,3−ビス(ベンジルオキシ)−1−オキソプ
ロパン−2−イル)カルバモイル)−2−(1−ヒドロキシエチル)−5−メチルピロリ
ジン−1−カルボキシラート(2S−BN)の合成
2S−BE(3g、10.98mmol)を含むDCM(30mL)撹拌溶液に、N,
N−ジイソプロピルエチルアミン(5.73mL、32.96mmol)、2S−AC(
3.75g、13.17mmol)、次いでHATU(5g、13.17mmol)を0
℃で添加し、室温で16時間撹拌した。出発物質が消費された後(TLCにより)、反応
混合物を水(20mL)で希釈した。分離された有機層をブライン溶液(30mL)で洗
浄した。有機層を無水Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製化合物を得た。こ
の粗製化合物を20%EtOAc/n−ヘキサンで溶出することによるカラムクロマトグ
ラフィーにより精製して、茶色の濃厚なシロップとして化合物2S−BN(2.9g、4
9%)を得た。
1H−NMR:(500MHz,DMSO−d
6):δ 8.50(m,1H),7.33
−7.27(m,10H),5.68−5.60(m,1H),5.22−5.09(m
,2H),4.72−4.43(m,3H),3.89−3.63(m,3H),2.2
8−1.78(m,3H),1.45−1.42(m,1H),1.36(s,9H),
1.26−1.04(m,6H);
LCMS(ESI):m/z 541.6[M
++1]
【0254】
tert−ブチル 2−((S)−1,3−ビス(ベンジルオキシ)−1−オキソプロ
パン−2−イル)−1,6−ジメチル3−オキソ−2,5−ジアザスピロ[3.4]オク
タン−5−カルボキシラート(2S−BO)の合成
トリフェニルホスフィン(3.51g、13.42mmol)を含む脱水THF(30
mL)撹拌溶液に、DIAD(2.21g、10.74mmol)を少しずつ添加し、室
温で15分間撹拌した。この沈殿溶液に2S−BN(2.9g、5.37mmol)を含
む脱水THF(15mL)を室温でゆっくりと添加し、16時間撹拌した。出発物質が消
費された後(TLCにより)、反応混合物を減圧下で濃縮した。この粗製物質を30%ジ
エチルエーテル/n−ペンタンで摩砕した。この濾液を減圧下で濃縮して粗製化合物を得
た。この粗製化合物を、30%EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーにより精製して、茶色の濃厚なシロップとして2S−BO(2.5g、89
.2%)を得た。
1H−NMR:(500MHz,DMSO−d
6):δ 7.38−7.25(m,10H
),5.22−5.15(m,2H),4.80−4.73(m,2H),4.56−4
.43(m,2H),3.92−3.60(m,3H),1.89−1.83(m,3H
),1.50−1.44(m,1H),1.40(s,9H),1.22−1.18(s
,3H),1.16−1.13(m,3H);
LCMS(ESI):m/z 523.6[M
++1]
【0255】
(2S)−2−(5(tert−ブトキシカルボニル)−1,6−ジメチル3−オキソ
−2,5−ジアザスピロ[3.4]オクタン−2−イル)−3−ヒドロキシプロパン酸(
2S−BP)の合成
2S−BO(2.5g、4.78mmol)を含むメタノール(50mL)撹拌溶液に
、10%Pd/C(800mg)をN
2雰囲気下で添加した。反応混合物をH
2雰囲気下、
室温で16時間撹拌した。出発物質が消費された後(TLCにより)、反応混合物をセラ
イトパッドで濾過し、このパッドをメタノール(30mL)で洗浄した。得られた濾液を
減圧下で濃縮して、粗製物を得た。この粗製物をn−ペンタン(30mL)で摩砕して、
粘性の固体として2S−BP(900mg、56.2%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,DMSO−d
6):δ 4.78−4.75(m,1H)
,4.24−4.18(m,1H),3.86−3.81(m,1H),3.80−3.
72(m,2H),3.64−3.59(m,1H),2.15−1.93(m,3H)
,1.55−1.50(m,1H),1.39(s,9H),1.24−1.10(m,
6H);
LCMS(ESI):m/z 343.3[M
++1]
スキーム2S−21:
【化43】
【0256】
tert−ブチル 2−((S)−3−ヒドロキシ−1−(イソプロピルアミノ)−1
−オキソプロパン−2−イル)−1−オキソ−2,5−ジアザスピロ[3.4]オクタン
−5−カルボキシラート(2S−FNL−39)の合成
2S−AF(200mg、0.63mmol)を含むCH
2Cl
2(10mL)撹拌溶液
に、DIPEA(0.32mL、1.90mmol)、イソプロピルアミン(0.08m
L、0.94mmol)、HATU(287mg、0.75mmol)を0℃で添加し、
室温で5時間撹拌した。出発物質が消費された後(TLCにより)、反応混合物を水(1
0mL)で希釈した。分離された有機層をクエン酸溶液(1×20mL)、次いでブライ
ン溶液(1×20mL)で洗浄した。有機層を無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧
下で濃縮した。得られた粗製物質を、分取HPLC精製により精製して、白色の固体とし
て(2S−FNL−39)(150mg、67.2%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,DMSO−d
6):δ 7.76(d,J=8.4Hz,
1H),5.01−4.91(m,1H),4.70(t,J=6.0Hz,1H),4
.14−4.07(m,1H),3.99−3.80(m,2H),3.78−3.61
(m,2H),3.58−3.35(m,2H),2.20−2.05(m,2H),1
.85−1.77(m,2H),1.43(s,9H),1.10−1.00(m,6H
)
質量(ESI):m/z 356.6[M
++1]
HPLC:99.27%
スキーム2S−22:
【化44】
【0257】
tert−ブチル2−((2S,3R)−1−(ベンジルアミノ)−3−ヒドロキシ−
1−オキソブタン−2−イル)−1,6−ジメチル3−オキソ−2,5−ジアザスピロ[
3.4]オクタン−5−カルボキシラート(2S−FNL−40)の合成
2S−BH(250mg、0.70mmol)を含むCH
2Cl
2(10mL)撹拌溶液
に、DIPEA(0.36mL、2.11mmol)、EDCI(161mg、0.84
mmol)、HOBt(129mg、0.84mmol)、次いでベンジルアミン(82
mg、0.77mmol)を0℃で添加し、室温で12時間撹拌した。出発物質が消費さ
れた後(TLCにより)、反応混合物を水(10mL)で希釈した。分離された有機層を
無水Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮して粗製化合物を得た。この粗製化合物を5%
MeOH/DCMで溶出することによるカラムクロマトグラフィーにより精製して、灰白
色の固体として(2S−FNL−40)(55mg、16%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,DMSO−d
6):δ 7.31−7.20(m,5H)
,4.92−4.87(m,1H),4.64−4.55(m,1H),4.46−4.
37(m,2H),4.22−4.10(m,1H),4.02−3.90(m,2H)
,2.39−1.95(m,3H),1.70−1.60(m,1H),1.37(s,
9H),1.30−1.22(m,9H);
LCMS(ESI):m/z 446.56[M
++1];
HPLC:89.54%
スキーム2S−23:
【化45】
【0258】
tert−ブチル 2−((2S,3R)−1((4−フルオロベンジル)アミノ)−
3−ヒドロキシ−1−オキソブタン−2−イル)−1,6−ジメチル3−オキソ−2,5
−ジアザスピロ[3.4]オクタン−5−カルボキシラート(2S−FNL−41)の合
成
2S−BH(500mg、1.40mmol)を含むCH
2Cl
2(10mL)撹拌溶液
に、DIPEA(0.73mL、4.21mmol)、EDCI(321mg、1.68
mmol)、HOBt(257mg、1.68mmol)、次いで4−フルオロベンジル
アミン(175mg、1.40mmol)を0℃で添加し、室温で12時間撹拌した。出
発物質が消費された後(TLCにより)、反応混合物を水(15mL)で希釈した。分離
された有機層をクエン酸溶液(1×25mL)、次いでブライン溶液(1×25mL)で
洗浄した。この有機層を無水Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮して粗製化合物を得た
。この粗製化合物を、5%MeOH/DCMで溶出するカラムクロマトグラフィー、次い
で分取HPLC精製により精製し、白色の固体として(2S−FNL−41)(150m
g、23.07%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,CD
3OD):δ 7.34−7.30(m,2H),7
.02−6.98(m,2H),4.65−4.59(m,1H),4.55−4.36
(m,2H),4.34−4.20(m,1H),4.12−3.99(m,2H),2
.39−2.31(m,1H),2.19−2.01(m,2H),1.71−1.62
(m,1H),1.40(s,9H),1.29−1.13(m,9H);
LCMS(ESI):m/z 464.5[M
++1];
HPLC:96.32%
スキーム2S−24:
【化46】
【0259】
tert−ブチル 2−((2S,3R)−3−ヒドロキシ−1−((4−メトキシベ
ンジル)アミノ)−1−オキソブタン−2−イル)−1,6−ジメチル3−オキソ−2,
5−ジアザスピロ[3.4]オクタン−5−カルボキシラート(2S−FNL−42)の
合成
2S−BH(250mg、0.70mmol)を含むCH
2Cl
2(10mL)撹拌溶液
に、DIPEA(0.36mL、2.11mmol)、EDCI(161mg、0.84
mmol)、HOBt(129mg、0.84mmol)、次いで4−メトキシベンジル
アミン(106mg、0.77mmol)を0℃で添加し、室温で12時間撹拌した。出
発物質が消費された後(TLCにより)、反応混合物を水(10mL)で希釈した。分離
された有機層をクエン酸溶液(1×20mL)、次いでブライン溶液(1×25mL)で
洗浄した。有機層を無水Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮して粗製化合物を得た。こ
の粗製化合物を、5%MeOH/DCMで溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製
して、灰白色の固体として(2S−FNL−42)(60mg、17.9%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,CD
3OD):δ 7.24(d,J=1.6Hz,2H
),6.85(d,J=1.6Hz,2H),4.64−4.58(m,1H),4.3
9−4.28(m,1H),4.21−4.08(m,2H),4.06−3.99(m
,1H),3.98−3.88(m,1H),3.83(s,3H),2.39−2.2
8(m,1H),2.22−2.13(m,1H),2.09−1.97(m,1H),
1.71−1.61(m,1H),1.40(s,9H),1.31−1.22(m,9
H);
LCMS(ESI):m/z 476.6[M
++1];
HPLC:90.29%
スキーム2S−25:
【化47】
【0260】
tert−ブチル 2−((2S,3R)−3−ヒドロキシ−1−(イソプロピルアミ
ノ)−1−オキソブタン−2−イル)−1,6−ジメチル−3−オキソ−2,5−ジアザ
スピロ[3.4]オクタン−5−カルボキシラート(2S−FNL−43)の合成
2S−BH(500mg、1.40mmol)を含むCH
2Cl
2(10mL)撹拌溶液
に、DIPEA(0.73mL、4.21mmol)、イソプロピルアミン(100mg
、1.68mmol)、HATU(798mg、2.1mmol)を0℃で添加し、室温
で12時間撹拌した。出発物質を消費した後(TLCにより)、反応混合物を水(10m
L)で希釈した。分離された有機層をクエン酸溶液(15mL)、次いでブライン溶液(
15mL)で洗浄した。有機層を無水Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮して粗製化合
物を得た。この粗製化合物を、2%MeOH/DCMで溶出するカラムクロマトグラフィ
ー、次いで分取HPLC精製により精製して、白色の固体として(2S−FNL−43)
(100mg、18%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,D
2O):δ 4.42−3.89(m,5H),2.3
8−2.04(m,3H),1.77−1.72(m,1H),1.40(s,9H),
1.36−1.17(m,15H)
LCMS(ESI):m/z 398.5[M
++1];
HPLC:93.36%
スキーム2S−26:
【化48】
【0261】
tert−ブチル 2−((2S,3R)−1−(tert−ブチルアミノ)−3−ヒ
ドロキシ−1−オキソブタン−2−イル)−1,6−ジメチル3−オキソ−2,5−ジア
ザスピロ[3.4]オクタン−5−カルボキシラート(2S−FNL−44)の合成
2S−BH(500mg、1.40mmol)を含むCH
2Cl
2(10mL)撹拌溶液
に、DIPEA(0.62mL、3.51mmol)、tert−ブチルアミン(125
mg、1.68mmol)、HATU(798mg、2.1mmol)を0℃で添加し、
室温で12時間撹拌した。出発物質が消費された後(TLCにより)、反応混合物を水(
10mL)で希釈した。分離された有機層をクエン酸溶液(15mL)、次いでブライン
溶液(15mL)で洗浄した。有機層を無水Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮して粗
製化合物を得た。この粗製化合物を、2%MeOH/DCMで溶出するカラムクロマトグ
ラフィー、次いで分取HPLC精製により精製して、白色の固体として(2S−FNL−
44)(100mg、17.3%)を得た。
1H−NMR:(500MHz,CD
3OD):δ 4.53−4.50(m,1H),4
.08−3.99(m,2H),3.82−3.79(m,1H),2.38−2.34
(m,1H),2.20−2.17(m,2H),2.09−2.01(m,1H),1
.71−1.67(m,1H),1.40(s,9H),1.38(s,9H),1.3
3−1.21(m,9H);
LCMS(ESI):m/z 412.5[M
++1];
HPLC:93.91%
スキーム2S−27:
【化49】
【0262】
tert−ブチル 2−((S)−1((4−フルオロベンジル)アミノ)−3−ヒド
ロキシ−1−オキソプロパン−2−イル)−1,6−ジメチル3−オキソ−2,5−ジア
ザスピロ[3.4]オクタン−5−カルボキシラート(2S−FNL−45)の合成
2S−BP(200mg、0.58mmol)を含むDCM(10mL)撹拌溶液に、
N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.3mL、1.75mmol)、EDCI(1
33mg、0.69mmol)、HOBT(93mg、0.69mmol)、次いで4−
フルオロベンジルアミン(79.7mg、0.63mmol)を0℃で添加し、室温で1
6時間撹拌した。出発物質が消費された後(TLCにより)、反応混合物を水(20mL
)で希釈した。分離された有機層をクエン酸(20mL)、次いでブライン溶液(30m
L)で洗浄した。分離された有機層を無水Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮して粗製
化合物を得た。この粗製化合物を、3%MeOH/DCMで溶出するカラムクロマトグラ
フィーにより精製して、濃厚なシロップとして(2S−FNL−45)(46mg、17
.7%)を得た。
1H−NMR:(500MHz,DMSO−d
6):δ 8.63−8.59(m,1H)
,7.30−7.26(m,2H),7.15−7.07(m,2H),5.07−5.
00(m,1H),4.31−4.21(m,3H),3.89−3.62(m,4H)
,2.1,3−1.84(m,3H),1.58−1.52(m,1H),1.36(s
,9H),1.32−1.20(m,3H),1.18−1.13(m,3H);
LCMS(ESI):m/z 450.5[M
++1]
HPLC:93%
スキーム2S−28:
【化50】
【0263】
tert−ブチル 2−((S)−1((4−フルオロベンジル)アミノ)−3−ヒド
ロキシ−1−オキソプロパン−2−イル)−1,6−ジメチル3−オキソ−2,5−ジア
ザスピロ[3.4]オクタン−5−カルボキシラート(2S−FNL−46)の合成
2S−BP(500mg、1.46mmol)を含むDCM(15mL)撹拌溶液に、
N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.76mL、4.38mmol)、シクロブチ
ルアミン(124mg、1.75mmol)、次いでHATU(665mg、1.75m
mol)を0℃で添加し、室温で16時間撹拌した。出発物質が消費された後(TLCに
より)、反応混合物を水(20mL)で希釈した。分離された有機層をクエン酸(20m
L)、次いでブライン溶液(30mL)で洗浄した。有機層を無水Na
2SO
4で乾燥させ
、濾過し、減圧下で濃縮して粗製化合物を得た。この粗製化合物を3%MeOH/DCM
で溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製して、灰白色の固体として(2S−FN
L−46)(110mg、19%)を得た。
1H−NMR:(400MHz,DMSO−d
6):δ 8.23(d,J=8.0Hz,
1H),4.98−4.83(m,1H),4.30−4.13(m,2H),3.95
−3.76(m,2H),3.72−3.66(m,2H),2.49−1.89(m,
3H),1.64−1.54(m,3H),1.48(s,9H),1.19−1.12
(m,10H);
LCMS(ESI):m/z 396.5[M
++1]
HPLC:96.6%
【0264】
実施例3−[3H]MK−801結合アッセイ
方法
Moskalら(Moskal,J.R.,Kuo,A.G.,Weiss,C.,W
ood,P.L.,O’Connor Hanson,A.,Kelso,S.,Har
ris,R.B.,Disterhoft,J.F.,2005gLYX−13:a m
onoclonal antibody−derived peptide that
acts as aNのN−メチル−D−aspartate receptor mo
dulator.Neuropharmacology.49,1077−87)に記載
されている通りにアッセイを実施した。濃度を漸増させた被験化合物および50μMグル
タミン酸の存在下、[3H]MK−801(5nM;22.5Ci/mmol)と十分に
洗浄したラット皮質膜(200μg)との結合の増強を非平衡条件下で(25℃で15分
間)測定した。グリシンリガンドが全く存在せず、30μM 5,7DCKAが存在する
状態でゼロレベルを決定した。1mMグリシンの存在下で最大刺激を測定し、全試料中に
50μMグルタミン酸が存在していた。3パラメータのlogアゴニスト対応答方程式を
用いて、被験化合物による[
3H]MK−801結合の促進を計算し(Graph pa
d Prism、USA)、被験化合物の効力(EC
50、pMで表される)および最大活
性(%最大刺激)を計算した。
【0265】
結果
表2および
図1に示すように、化合物XのpEC50および最大活性は、−7.4%お
よび38%である。
【表2】
【0266】
追加の生物データ
【表3】
【0267】
実施例4−海馬薄片における長期増強
方法
Zhangらに記載されている通りにアッセイを実施した(Zhang,X.L.,S
ullivan,J.A.,Moskal,J.R.,Stanton,P.K.,20
08.A NMDA receptor グリシン site partial ago
nist,GLYX−13,simultaneously enhances LTP
および reduces LTD at Schaffer collateral−
CA1 synapses in hippocampus.Neuropharmac
ology.55,1238−50)。Sprague−Dawleyラット(12〜1
8日齢;Taconic Farms)をイソフルランで深麻酔し、断頭した。ラット脳
を迅速に取り出し、124mM NaCl、4mM KCl、2mM MgSO
4、2m
M CaCl
2、1.25mM NaH
2PO
4、26mM NaHCO
3、10mM グル
コースを含有し、95%O
2/5%CO
2が常時供給されたpH7.4の氷冷人工脳脊髄液
(ACSF、2〜4℃)に浸漬した。ラット脳を二等分して前頭葉を切除し、個々の半球
をシアノアクリレート接着剤を用いて台に接着させて氷冷ACSFに浸漬し、スライスす
る間、95%O
2/5%CO
2を常時供給した。ビブラトーム(Leica VT1200
S)を用いて冠状薄片(厚さ400μm)を作成し、インターフェースを備えたチャンバ
に移して室温で最低1時間インキュベートした後、Haas型インターフェース記録チャ
ンバに移し、酸素を含む32±0.5℃のACSFを3mL/分で常時灌流した。薄肉ホ
ウケイ酸ガラスで低抵抗記録電極を作成し(ACSF充填後で1〜2MΩ)、CA1領域
の放線状層にあるシャッファー側枝終末領域の頂端側樹状領域に挿入して興奮性シナプス
後場電位(fEPSP)を記録した。ステンレス製双極刺激電極(FHC Co.)をC
A3放線状層のシャッファー側枝・交連線維に当て、30秒に1回、fEPSPの最大値
の約半分が誘発されるように定電流刺激強度を調節した(50〜100pA;持続時間1
00μs)。LTPの誘導前および誘導後に陰性波の最大値の20〜80%の直線補間に
よってfEPSPの傾きを測定し、実験開始前の少なくとも15分間は傾きが±10%以
内で安定していることを確認した。シャッファー側枝に連続刺激を与えてLTPを誘発す
る30分前に、バスに被験化合物(1μM)を加えた。10×100Hz/5パルスバー
ストの一連の高頻度θバースト刺激を200msのバースト間隔で4回実施してシャッフ
ァー側枝軸索を刺激することによりLTPを誘導した。一連の刺激はそれぞれ持続時間を
2秒間とし、15秒間隔で与えた。Multiclamp 700B増幅器を用いてシグ
ナルを記録し、Digidata 1322(Axon Instruments、US
A)でデジタル化した。IBMと互換性のあるパーソナルコンピュータにpClampソ
フトウェア(バージョン9、Axon Instruments)を用いてデータを解析
した。
【0268】
結果
図2に示されるように、1μMの被験化合物Xでは、CA1錐体ニューロンで記録され
たラットシャッファー側枝誘発性NMDA e.p.s.c.sに高頻度刺激後の長期増
強の増大が認められた。
追加的な生物データ
【表4】
【0269】
均等物
当業者は、ルーチンの実験のみを用いて、本明細書に記載される本発明の特定の実施形
態に対する均等物を多数認識する、または確認することが可能であろう。このような均等
物は以下の特許請求の範囲に包含されるものとする。
【0270】
参照による組込み
本明細書に引用される特許、公開特許出願、ウェブサイトをはじめとする参考文献につ
いては、その全体が参照により明示的に本明細書に組み込まれる。