(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6564584
(24)【登録日】2019年8月2日
(45)【発行日】2019年8月21日
(54)【発明の名称】遮蔽装置および当該遮蔽装置を備えた座席
(51)【国際特許分類】
B60N 2/90 20180101AFI20190808BHJP
B60N 3/00 20060101ALI20190808BHJP
A47C 7/62 20060101ALI20190808BHJP
【FI】
B60N2/90
B60N3/00 Z
A47C7/62 Z
【請求項の数】5
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2015-43130(P2015-43130)
(22)【出願日】2015年3月5日
(65)【公開番号】特開2016-159866(P2016-159866A)
(43)【公開日】2016年9月5日
【審査請求日】2018年3月2日
(73)【特許権者】
【識別番号】309034490
【氏名又は名称】天龍工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000659
【氏名又は名称】特許業務法人広江アソシエイツ特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】杉山 善多佳
【審査官】
森林 宏和
(56)【参考文献】
【文献】
特開2005−335686(JP,A)
【文献】
実開昭56−059491(JP,U)
【文献】
米国特許第04978166(US,A)
【文献】
実開平04−138353(JP,U)
【文献】
特開2001−270360(JP,A)
【文献】
特開2006−102061(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60N 2/00 − 2/90
B60N 3/00 − 3/18
A47C 7/00 − 7/74
B60J 3/00 − 3/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
乗物用座席の側部に装着される遮蔽装置であって、
複数の長手状の骨部と、
前記骨部を回転自在に軸支する軸部であって、前記骨部の長手方向における一端部に設けられ、前記骨部の一端部を重ねた状態で軸支する軸部と、
前記骨部に装着されると共に、前記遮蔽装置の非使用時には、折り畳まれて前記骨部間に収容され、前記遮蔽装置の使用時には、前記骨部の回転に伴って扇形に展開される遮蔽部材と、
を備え、
前記骨部のうち、両側に位置する2本の前記骨部には、切欠き部が設けられており、
前記遮蔽部材は、2枚のシートを部分的に結合することにより構成され、2枚の前記シートが結合された結合部と、2枚の前記シートが結合されていない袋部と、を有しており、前記袋部には前記骨部が挿入され、
前記遮蔽部材の側端部には、前記袋部に前記骨部を挿入したときに前記切欠き部に相対する位置に切り込み部が設けられると共に、前記切り込み部によって折り曲げ片部が形成され、
前記折り曲げ片部を折り曲げて前記切欠き部に係止することにより、前記遮蔽部材は前記骨部に着脱自在に装着される、
ことを特徴とする遮蔽装置。
【請求項2】
前記切欠き部は、前記骨部の短手方向における端部から、前記骨部の長手方向における他端部に向けて傾斜して延びている、
ことを特徴とする請求項1に記載の遮蔽装置。
【請求項3】
前記切り込み部は、前記遮蔽部材の側端部と略垂直に形成されている、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の遮蔽装置。
【請求項4】
両側に位置する2本の前記骨部のうち、一方の前記骨部の長手方向における他端部は、それ以外の前記骨部の他端部よりも長手方向に突出している、
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の遮蔽装置。
【請求項5】
乗物用座席であって、
前記座席の両側部には請求項1から4のいずれか1項に記載の遮蔽装置がそれぞれ取り付けられており、
2つの前記遮蔽装置は、独立して操作可能である、
ことを特徴とする乗物用座席。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、乗物用座席の側部に設置され、着座者の頭部を遮蔽する遮蔽装置に関する。また、本発明は、当該遮蔽装置を備えた座席にも関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば長距離バス等の座席において、プライバシー保護や就寝時における暗闇を確保するため、着座者の顔を覆う遮蔽装置が設けられている場合がある。このような遮蔽装置は例えば特許文献1に開示されている。
【0003】
特許文献1には、乗物用座席10の背あて上部14の少なくとも一側に回動自在に回動アームフレーム16を装着させ、回動アームフレーム16の先端に、回動アームフレーム16と垂直に、かつ背あて12側に向けて巻取自在の遮蔽部材22を装着させ、背あて上部14に遮蔽部材用固定具20を装着させてなる乗客用頭部遮断装置が開示されている(特許文献1の請求項1および
図1など)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実開平4−138353号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、このような遮蔽装置において、遮蔽部材は、衛生上の観点から、適宜交換されることが好ましい。しかし、特許文献1の乗客頭部遮断装置では、遮蔽部材22は回動アームフレーム16に着脱可能に装着されておらず、そのため、遮蔽部材22を交換する際に手間が掛かるという問題がある。
【0006】
本発明は、遮蔽部材の交換が容易な遮蔽装置を提供することを目的とする。また、そのような遮蔽装置を備えた乗物用座席を提供することも目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、乗物用座席の側部に装着される遮蔽装置に関する。当該遮蔽装置は、複数の長手状の骨部と、骨部を回転自在に軸支する軸部であって、骨部の長手方向における一端部に設けられ、骨部の一端部を重ねた状態で軸支する軸部と、骨部に装着されると共に、遮蔽装置の非使用時には、折り畳まれて骨部間に収容され、遮蔽装置の使用時には、骨部の回転に伴って扇形に展開される遮蔽部材と、を備え、遮蔽部材は、骨部に着脱自在に装着されていることを特徴としている。
【0008】
本発明では、遮蔽部材が骨部に着脱自在に装着されているため、遮蔽部材を容易に交換することができる。
【0009】
本発明の遮蔽装置において、骨部のうち、両側に位置する2本の骨部には、切欠き部が設けられており、遮蔽部材は、2枚のシートを部分的に結合することにより構成され、2枚のシートが結合された結合部と、2枚のシートが結合されていない袋部と、を有しており、袋部には骨部が挿入され、遮蔽部材の側端部には、袋部に骨部を挿入したときに切欠き部に相対する位置に切り込み部が設けられると共に、切り込み部によって折り曲げ片部が形成され、折り曲げ片部を折り曲げて切欠き部に係止することにより、遮蔽部材は骨部に着脱自在に装着されることが好ましい。
【0010】
上記に記載の通り、遮蔽部材の袋部に骨部を挿入すると共に、骨部の切欠き部内に遮蔽部材の折り曲げ片部を係止することにより、遮蔽部材は骨部に取り付けられる。一方、遮蔽部材を骨部から取り外す際には、折り曲げ片部を切欠き部から取り外し、遮蔽部材を骨部の他端部側へ引き抜くことで、遮蔽部材は骨部から取り外される。このように、本発明の遮蔽装置では、遮蔽部材が骨部に着脱自在に装着されるため、遮蔽部材を容易に交換することができる。
【0011】
本発明の遮蔽装置において、切欠き部は、骨部の短手方向における端部から、骨部の長手方向における他端部に向けて傾斜して延びていることが好ましい。
【0012】
上記特徴により、遮蔽部材が骨部の他端部側へ引っ張られたとしても、折り曲げ片部が切欠き部に引っ掛かるため、遮蔽部材が骨部から容易には外れることがない。
【0013】
本発明の遮蔽装置において、切り込み部は、遮蔽部材の側端部と略垂直に形成されていることが好ましい。
【0014】
上記特徴により、折り曲げ片部を切欠き部に引っ掛かりやすくし、遮蔽部材を骨部からさらに外れ難くすることができる。
【0015】
本発明の遮蔽装置において、両側に位置する2本の骨部のうち、一方の骨部の長手方向における他端部は、それ以外の骨部の他端部よりも長手方向に突出していることが好ましい。
【0016】
上記特徴により、遮蔽装置を使用する際に、着座者が骨部の突出した部分を掴みやすくなるため、遮蔽装置の操作が容易となる。
【0017】
本願の他の発明は、乗物用座席に関する。当該乗物用座席は、その両側部に上記のいずれかの特徴を有する遮蔽装置がそれぞれ取り付けられており、2つの遮蔽装置は、独立して操作可能であることを特徴としている。
【0018】
上記特徴により、乗物用座席の両側部に取り付けられた遮蔽装置によって、着座者の頭部側面の片方または両方を覆うことができる。
【発明の効果】
【0019】
本発明では、遮蔽部材を容易に交換することができる遮蔽装置を提供することができる。また、本発明では、そのような遮蔽装置を備えた乗物用座席を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図2】遮蔽装置の非使用時における図であり、(a)は正面図、(b)は右側面図である。
【
図4】遮蔽装置の使用時における骨部を表す正面図である。
【
図5】遮蔽装置の非使用時における骨部を表す図であり、(a)は正面図、(b)は右側面図である。
【
図7】遮蔽装置の使用時において遮蔽部材が展開された状態を表す正面図である。
【
図8】
図7におけるVIII−VIII矢視図である。
【
図10】乗物用座席の両側部に、遮蔽装置をそれぞれ取り付けた状態を表す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本発明について図面を参照しながら説明する。なお、以下で説明する実施形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。本発明は、以下の実施形態に限定されず、その主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0022】
図1は、本発明の遮蔽装置の使用時における正面図である。
図2は、本発明の遮蔽装置の非使用時における図であり、(a)は正面図、(b)は右側面図である。
図3は、
図1のIII部分の拡大図である。
【0023】
遮蔽装置1は、複数の長手状の骨部2と、複数の骨部2を回転自在に軸支する軸部3と、複数の骨部2に装着される遮蔽部材4と、を備えている。
【0024】
遮蔽装置1は、バス、鉄道または船舶等の乗物用座席の側部に取り付けられて使用され、使用時には、複数の骨部2が回転されることにより遮蔽部材4が扇形に展開され、非使用時には、複数の骨部2が重ねられると共に、遮蔽部材4が折れ襞状に折り畳まれて骨部2間に収容される。
【0025】
遮蔽部材4は骨部2に着脱自在に装着され、汚れた場合等には交換が容易となっている。遮蔽部材4と骨部2との着脱については、
図3を参照しながら後述する。
【0026】
図4は、遮蔽装置1の使用時における骨部2を表す正面図である。
図5は、本発明の遮蔽装置の非使用時における骨部2を表す図であり、(a)は正面図、(b)は右側面図である。
図6は、
図4におけるVI部分の部分拡大図である。
【0027】
骨部2は、例えば樹脂等から成る長尺な板状部材で構成されている。
図1および
図4では、骨部2が4本(2a、2b、2c、2d)からなる場合について示しているが、骨部2の数は4本に限定されない。骨部2の長手方向における一端部2eには、複数の骨部2の一端部2eを重ねた状態で軸支する軸部3が設けられており、骨部2は、軸部3によって回転自在に保持されている。骨部2は、遮蔽装置1の使用時には回転されて広げられ、遮蔽装置1の非使用時には互いに重ねられた状態で保持される。
【0028】
遮蔽装置1は、軸部3の締め付け度合いを調節することによって、複数の骨部2同士の密着度合い(接触抵抗)を調節することができるように構成されていることが好ましい。本実施形態では、骨部(2a、2b、2c、2d)の長手方向における一端部2eに貫通穴(不図示)が設けられており、その貫通穴に軸部3としてボルトが挿入されている。そして、ボルト(軸部3)の締め付け度合いを調節することにより、骨部(2a、2b、2c、2d)同士の密着度合いを調節することができるようになっている。
【0029】
骨部2aの一端部2eは、他の3本(2b、2c、2d)の一端部2eと比較して長手方向に突出している。すなわち、骨部2eには、他の骨部(2a、2b、2c)の一端部2eよりも長手方向に突出すると共に、傾斜部を有する突出部2fが設けられている。
【0030】
骨部2の他端部2gは円弧状となっており、後述するように、遮蔽部材4を骨部2に装着するときに、遮蔽部材4が骨部2に引っ掛かることを防止している。両側に位置する2本の骨部(2a、2d)のうち、骨部2dの他端部2gは、他の3本の骨部(2a、2b、2c)の他端部2gと比較して長手方向に突出している。すなわち、骨部2dには、他の骨部(2a、2b、2c)の他端部2gよりも長手方向に突出した突出部2hが設けられている。これにより、遮蔽装置1の使用時に、着座者が骨部2d(突出部2h)を掴み易くし、遮蔽装置1を操作しやすくすることができる。
【0031】
両側に位置する2本の骨部(2a、2d)には、切欠き部2iが設けられている。
図6に示すように、切欠き部2iは、骨部(2a、2d)の短手方向における端部(側端部)を始点とし、骨部(2a、2d)の長手方向のおける他端部2g側に向けて傾斜して延びている。なお、切欠き部2iは、骨部(2a、2d)の短手方向における端部を始点とし、骨部(2a、2d)の長手方向と略垂直となるよう設けられていてもよい。
【0032】
図7は、遮蔽装置1の使用時において遮蔽部材4が展開された状態を表す正面図である。
図8は、
図7におけるVIII−VIII矢視図である。
図9は、
図7におけるIX部分の拡大図である。
【0033】
遮蔽部材4は、不透明の2枚の扇形のシートを重ね、その2枚のシートを、例えば接着や縫合などによって部分的に結合することにより構成されている。遮蔽部材4の外周部4aは、直線が所定角度成して連続する多角形状をしている。遮蔽部材4は、2枚のシートが結合された結合部4bと、2枚のシートが結合されていない袋部4cと、を有している(
図7および
図8参照。
図7では、袋部4cを点線にて記載している)。遮蔽部材4の一方の側端部4dの外周部4aには、外周部4aから半径方向外側へ突出すると共に、その側端部4d側に形成されている袋部4cと連通する袋状の突出部4eが設けられている。これらの袋部4c内には、骨部2が挿入される。本実施形態における遮蔽装置1は、4本の骨部(2a、2b、2c、2d)により構成されているため、袋部4cも4つ設けられており、各袋部4cに4本の骨部(2a、2b、2c、2d)がそれぞれ挿入される。このとき、骨部2dの突出部2hが突出部4eに挿入される。上記の通り、骨部2の他端部2gは円弧状であるため、袋部4cに骨部2を挿入するときに、遮蔽部材4が骨部2に引っ掛かることなく骨部2を袋部4cにスムーズに挿入することができる。なお、扇形の遮蔽部材4の外周部4aは、多角形状に限られず、円弧状であってもよい。
【0034】
遮蔽部材4の両方の側端部4dには、袋部4cに骨部2を挿入したときに、骨部(2a、2d)の切欠き部2iに相対する位置に切り込み部4fが設けられている。
図9に示すように、切り込み部4fは、遮蔽部材4の側端部4dを始点とし、遮蔽部材4の側端部4dと略垂直に遮蔽部材4内方へ向けて延びている。遮蔽部材4の側端部4dに設けられた切り込み部4fにより、遮蔽部材4には折り曲げ可能な折り曲げ片部4gが形成される。
図3に示すように、骨部2を袋部4cに挿入した後、折り曲げ片部4gを折り曲げ、その折り曲げられた折り曲げ片部4gを切欠き部2iに引っ掛けることにより、遮蔽部材4は骨部2に係止される。こうして、遮蔽部材4は、骨部2に着脱自在に装着される。
【0035】
上記の通り、切欠き部2iは、骨部2の長手方向と略垂直であるか、または、骨部2の他端部2g側へ向けて傾斜しているため、着座者が遮蔽装置1の操作時に遮蔽部材4を骨部2の他端部2g側へ引っ張ったとしても、折り曲げ片部4gが切欠き部2iに引っ掛かるため、遮蔽部材4は骨部2から容易には外れないようになっている。一方、遮蔽部材4を交換する際には、折り曲げ片部4gを切欠き部2iから取り外して、骨部2から遮蔽部材4を引き抜くだけでよいため、遮蔽部材4の交換が容易となっている。
【0036】
なお、シートとしては不透明の材料であれば特に限定されないが、例えばポリエステル製の不織布などが挙げられる。
【0037】
図10は、乗物用座席10の両側部に、遮蔽装置1をそれぞれ取り付けた状態を表す斜視図である。
図10では、説明の便宜上、上下方向、横方向および前後方向を定義する。
【0038】
図10に示す乗物用座席10は、座部10aと、背もたれ部10bと、肘掛け部10cと、を備えている。背もたれ部10bの側部10dには、横方向に延びるプレート10eが取り付けられており、プレート10eよりも前方位置には横方向に延びるシャフト10fが取り付けられている。本実施形態において、骨部2aの突出部2fの長さは、プレート10eとシャフト10fとの間の間隔よりも長く構成されている。遮蔽装置1は、シャフト10fと軸部3とを連結することにより、背もたれ部10bの側部10dに取り付けられる。遮蔽装置1の取付時において、遮蔽部材4の展開後に着座者が骨部2d(突出部2h)から手を離したとしても骨部(2a、2b、2c、2d)および遮蔽部材4が自重で下がることがないよう、軸部3の締め付け度合いを調節して、骨部(2a、2b、2c、2d)同士の密着度合い(接触抵抗)を調節している。
【0039】
遮蔽装置1を使用するときには、着座者が骨部2dの突出部2hを掴んで上方へ持ち上げる。骨部(2a、2b、2c、2d)は遮蔽部材4を介して互いに連結されているため、骨部2dを持ち上げたときに、その他の骨部(2a、2b、2c)も骨部2dと共回りし、各骨部(2a、2b、2c、2d)が広がらないおそれがある。しかし、上記の通り、骨部2aの突出部2fの長さは、プレート10eとシャフト10fとの間の間隔よりも長いため、骨部2aがわずかに回転したところで突出部2fはプレート10eに当接する。そのため、骨部2aは、それ以上回転できなくなる。その状態で、着座者がさらに骨部2dを上方へ持ち上げると、骨部(2b、2c、2d)が回転されて広げられ、それに伴って遮蔽部材4が展開される。このように、本実施形態では、骨部2aの突出部2fがプレート10eに当接してストッパとして機能することにより、骨部2dを持ち上げたときに、その他の骨部(2a、2b、2c)が骨部2dと共回りすることが防止されるため、各骨部(2a、2b、2c、2d)を確実に広げることができる。
【0040】
遮蔽部材4が展開されると、その展開された遮蔽部材4によって、着座者の頭部側面が覆い隠される。こうして、遮蔽装置1を挟んで隣接した座席に着座する着座者同士は、互いに顔を見合わせることがなくなり、着座者のプライバシーが保たれる。乗物用座席10の両方の側部10dに取り付けられた2つの遮蔽装置1は、それぞれ独立して操作可能である。
【0041】
なお、遮蔽装置1は下から上へ持ち上げるのではなく、上から下へ下ろすよう構成されていてもよい。また、遮蔽部材4の展開角度(骨部2aと骨部2dとの間の展開角度)は、90度や180度など、任意に設計することができる。
【符号の説明】
【0042】
1 遮蔽装置
2 骨部
2a〜2d 骨部
2e 一端部
2f 突出部
2g 他端部
2h 突出部
2i 切欠き部
3 軸部
4 遮蔽部材
4a 外周部
4b 接着部
4c 袋部
4d 側端部
4e 突出部
4f 切り込み部
4g 折り曲げ片部
10 乗物用座席
10a 座部
10b 背もたれ部
10c 肘掛け部
10d 側部
10e プレート
10f シャフト