(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記操作制御部は、前記表示部に前記専用画面及び前記第二切替アイコンが表示される場合に、前記入力部に入力される操作に基づいて、前記表示部にて前記第二切替アイコンの表示位置を移動させる、請求項4に記載の操作盤。
【発明を実施するための形態】
【0013】
(1.システム1の概要)
本実施形態のシステム1について
図1を参照して説明する。当該システム1は、例えば工作機械を例に挙げる。当該システム1は、工作機械の他に、産業用ロボットなどに適用することもできる。システム1は、アクチュエータ10a、制御装置20a、及び、操作盤30を備える。
【0014】
アクチュエータ10aは、本実施形態においては、工作機械の機械構造本体に設けられるアクチュエータである。アクチュエータ10aは、例えば、工作機械の移動体を駆動するためのサーボモータ、ドアの開閉を行うアクチュエータ、マガジンの旋回や工具交換装置の駆動などを行うアクチュエータなどである。
【0015】
制御装置20aは、アクチュエータ10aを制御する。本実施形態においては、制御装置20aは、サーボモータを数値制御するための数値制御装置、及び、他のアクチュエータを制御するプログラマブルロジックコントローラ(PLC)などを含む。
【0016】
操作盤30は、操作者によって制御装置20aに対する操作及びモニタリングを行うための装置である。操作盤30は、複数種の制御装置20a,20b,20cに接続可能である。複数種の制御装置20a,20b,20cは、制御装置の操作画面や制御装置を操作するための指令情報、制御装置からの情報などの形式、手順、手続きなどが異なっている。そして、例えば、操作盤30は、1つの制御装置20aのみに接続可能な構成としてもよいし、複数の制御装置20a,20b,20cに接続可能な構成としてもよい。操作盤30は、制御装置20a,20b,20cと例えばイーサネットなどによって接続される。ここで、制御装置20a,20b,20cの製造者は多数存在しているが、操作盤30は、これらの複数種の制御装置20a,20b,20cに対応している。つまり、操作盤30は、複数種の制御装置20a,20b,20cのそれぞれを操作可能となる。
【0017】
(2.システム1の詳細構成)
制御装置20aは、データ記憶部21、専用画面記憶部22、アクチュエータ制御部23及びインターフェース24を備える。データ記憶部21は、アクチュエータ10aの制御に用いるデータを記憶する。例えば、数値制御に用いられるデータには、NCプログラムデータ、絶対座標系における工作機械の移動体のX軸、Y軸、Z軸などの座標値、主軸回転数などが含まれる。PLCの制御に用いられるデータには、アクチュエータ10aのON/OFF情報などが含まれる。
【0018】
専用画面記憶部22は、データ記憶部21に記憶されるデータを表示する専用画面22aを記憶する。専用画面記憶部22に記憶される専用画面22aは、制御装置20aの製造者のそれぞれによって設計される。従って、専用画面22aは、制御装置20aの製造者によって異なる。専用画面22aの一例は、
図2に示す。
【0019】
図2に示すように、専用画面22aは、NCプログラム、各軸のロードメータ、各軸の座標、指令位置までの残移動量、主軸に関する送り速度の指令値、実送り速度、主軸の回転速度の指令値、主軸の実回転速度、各種コードなどの表示項目を含む。専用画面22aには、
図2の他に、各種操作及びモニタリングを行うことができる画面が存在する。そこで、
図2においては、専用画面22aの右縁に沿う位置、及び、専用画面22aの下縁に沿う位置に、他の専用画面22aに関連付けられたボタンが配置される。また、専用画面22aの各項目は、データ記憶部21に記憶される各種データと関連付けられている。
【0020】
アクチュエータ制御部23は、データ記憶部21に記憶されるデータに基づいて、アクチュエータ10aを制御する。アクチュエータ制御部23は、データ記憶部21及び専用画面記憶部22との間で、情報のやりとりを行う。また、インターフェース24は、操作盤30との通信を行う。インターフェース24は、データ記憶部21、専用画面記憶部22及びアクチュエータ制御部23と接続されている。
【0021】
操作盤30は、入力部31、統一画面記憶部32、表示部33、操作制御部34及びインターフェース35を備える。入力部31は、操作者による操作を入力する。入力部31は、タッチパネルにおける位置入力装置及び各種ボタン等である。
【0022】
統一画面記憶部32は、データ記憶部21に記憶されるデータを表示する統一画面32a−32dを記憶する。上述した専用画面22aは、それぞれの制御装置20aに専用の画面であるのに対して、統一画面32a−32dは、複数種の制御装置20a,20b,20cに対して統一された画面である。統一画面32a−32dにおける各項目には、制御装置20aのデータ記憶部21に記憶される各種データと関連付けられている。つまり、統一画面32a−32dの各項目の関連付けの設定は、制御装置20aの種類に応じて異なる設定となる。従って、統一画面32a−32dの画面意匠は、操作盤30が接続される制御装置20aの種類に関わりなく、統一されている。
【0023】
統一画面32a−32dの一例は、
図3−
図6に示す。
図3に示す統一画面32aの中央右寄りには、各軸の機械座標系における座標の表示欄が配置される。また、統一画面32aの中央部には、各種動作の起動及び停止の操作及び状態表示を行うためのボタンや、クーラント入/切などの操作及び状態表示を行うためのボタンが配置される。統一画面32aの右縁に沿う位置には、他の統一画面32b−32dに関連付けられたボタンが配置される。
【0024】
統一画面32aにおける「NCツール」のボタンは、
図4に示す統一画面32bに関連付けられる。統一画面32bの上欄に配置されるボタン「座標2」及び「モーダル」に関連付けられた画面が、
図5に示す統一画面32cである。また、
図4及び
図5に示す統一画面32b,32cの上欄に配置されるボタン「座標3」及び「ロードメータ」に関連付けられた画面が、
図6に示す統一画面32dである。なお、
図4−
図6に示す統一画面32b−32dにおいて、「座標1」「座標2」「座標3」「プログラム」「モーダル」「ロードメータ」は、それぞれ独立して関連付けられており、統一画面32b−32dは、例えば、「座標1」及び「モーダル」が表示される画面とすることもできる。
【0025】
ここで、「座標1」「座標2」「座標3」には、各軸の座標や各軸に関する情報が含まれる。「プログラム」には、現在実行しているNCプログラムが表示され、且つ、現在実行しているNCプログラムのシーケンスに対応する部分が表示される。「モーダル」には、移動体の送り速度、主軸の回転速度、現在実行中の各コード情報が表示される。「ロードメータ」には、各軸の負荷割合が表示される。
【0026】
また、統一画面32b−32dの右縁に沿う位置には、他の画面に関連付けられたボタンが配置される。ここで、
図4−
図6に示す統一画面32b−32dにおける「操作盤」のボタンは、
図3に示す統一画面32aに関連付けられており、統一画面32b−32dから統一画面32aに切り替えるボタンである。
図4−
図6に示す統一画面32b−32dにおける「オリジナル画面」のボタンである第一切替ボタン321は、専用画面記憶部22に記憶される専用画面22aに関連付けられており、統一画面32b−32dから専用画面22aに切り替えるボタンである。
【0027】
統一画面記憶部32は、統一画面32a−32dに加えて、
図7に示す第二切替アイコン322を記憶する。第二切替アイコン322は、専用画面22aが表示される場合に表示部33に表示されるアイコンである。第二切替アイコン322は、統一画面32bに関連付けられており、専用画面22aから統一画面32bに切り替えるアイコンである。
【0028】
専用画面22aが表示部33に表示される場合に、第二切替アイコン322が表示される画面は、
図8に示すとおりである。
図8においては、第二切替アイコン322が、右上に位置する。ただし、第二切替アイコン322は、専用画面22aにおいて、自由に位置を変えることができる。
図9には、第二切替アイコン322の位置が変更された状態が示される。
【0029】
表示部33は、専用画面22a及び統一画面32a−32dを表示可能である。本実施形態においては、表示部33は、タッチパネルである。つまり、タッチパネルは、表示部33と入力部31が一体的となったものである。
【0030】
操作制御部34は、インターフェース35を介して制御装置20aと通信を行うことで、制御装置20aのデータ記憶部21、専用画面記憶部22及びアクチュエータ制御部23と情報のやりとりを行う。操作制御部34は、入力部31に入力される情報に基づいて、表示部33に専用画面22aと統一画面32a−32dとを切り替えて表示させる。
【0031】
つまり、操作制御部34は、統一画面記憶部32に記憶される統一画面32a−32dを取得すると共に、インターフェース24,35を介して制御装置20aのデータ記憶部21のデータを取得することで、表示部33に
図3−
図6に示す統一画面32a−32dを表示する。
【0032】
例えば、
図3に示す統一画面32aが表示部33に表示されている場合に、入力部31に「NCツール」のボタンのタッチ操作が入力されると、
図4に示す統一画面32bが表示部33に表示される。
図4に示す統一画面32bが表示部33に表示されている場合に、入力部31に「座標2」及び「モーダル」のボタンのタッチ操作が入力されると、
図5に示す統一画面32cが表示部33に表示される。
図5に示す統一画面32cが表示部33に表示されている場合に、入力部31に「座標3」及び「ロードメータ」のボタンのタッチ操作が入力されると、
図6に示す統一画面32dが表示部33に表示される。
【0033】
図4−
図6に示す統一画面32b−32dが表示部33に表示されている場合に、入力部31に「オリジナル画面」のボタンである第一切替ボタン321のタッチ操作が入力されると、操作制御部34は、表示部33に統一画面32b−32dから
図8に示す専用画面22aに切り替えて表示させる。
【0034】
このとき、操作制御部34は、インターフェース24,35を介して制御装置20aの専用画面22a及びデータ記憶部21のデータを取得することで、表示部33に
図8に示す専用画面22aを表示させる。さらに、表示部33に専用画面22aが表示される場合には、操作制御部34は、統一画面記憶部32に記憶される第二切替アイコン322を表示部33に表示する。つまり、
図8に示すように、表示部33には、専用画面22a及び第二切替アイコン322が同時に表示される。
【0035】
さらに、表示部33に
図8に示すように専用画面22a及び第二切替アイコン322が表示されている場合に、入力部31に第二切替アイコン322の位置を変更する操作が入力されると、操作制御部34は、例えば
図9に示すように、表示部33における第二切替アイコン322の表示位置を移動させる。
【0036】
そして、表示部33に
図8又は
図9に示すように専用画面22a及び第二切替アイコン322が表示されている場合に、入力部31に第二切替アイコン322のタッチ操作が入力されると、操作制御部34は、表示部33に
図4に示す統一画面32bに切り替えて表示させる。
【0037】
さらに、操作制御部34は、入力部31に入力される情報に基づいて、制御装置20aのアクチュエータ制御部23を制御させる。例えば、統一画面32aが表示部33に表示されている場合に、入力部31に「NC起動」のボタンのタッチ操作が入力されると、操作制御部34は、インターフェース24,35を介してアクチュエータ制御部23にNCプログラムに基づくアクチュエータ10aの制御を開始する。
【0038】
操作盤30が他の制御装置20bに接続される構成について、
図10を参照して説明する。
図1においては、操作盤30は、制御装置20aに接続される場合を例示した。
図10においては、操作盤30は、制御装置20aとは異なる制御装置20bに接続される。制御装置20bは、
図1に示すアクチュエータ10aと同一のアクチュエータ10aを制御する。このように、アクチュエータ10aが同一であっても、制御装置20a,20bの種類が異なる構成となることがある。この場合であっても、操作盤30は、共通しており、統一画面32a−32dは共通する画面である。ただし、統一画面32a−32dにおける各項目は、対応する制御装置20bの各種データに関連付ける必要がある。
【0039】
上記においては、操作盤30は、複数種の制御装置20a,20b,20cの1つのみが接続されており、操作制御部34は、表示部33に統一画面32a−32dが表示される場合に、接続される制御装置20aのデータ記憶部21に記憶されるデータを表示させた。この他に、
図11に示すように、1つの操作盤130が、複数種の制御装置20a,20b,20cに接続されるようにしてもよい。
【0040】
ここでは、制御装置20aはアクチュエータ10aを制御し、制御装置20bはアクチュエータ10bを制御し、制御装置20cはアクチュエータ10cを制御する。アクチュエータ10aと制御装置20aとが、操作盤130の機能を除く1つの工作機械ユニット111である。アクチュエータ10bと制御装置20bとが、操作盤130の機能を除く1つの工作機械ユニット112である。アクチュエータ10cと制御装置20cとが、操作盤130の機能を除く1つの工作機械ユニット113である。
【0041】
この場合、統一画面32a−32dは、複数種の制御装置20a,20b,20cの中から表示対象装置を選択するボタンを備える。そして、表示部33に統一画面32a−32dが表示されている場合に、入力部31に操作者の操作により複数種の制御装置20a,20b,20cの中から選択された表示対象装置が入力されると、操作制御部34は、表示対象装置に対応する制御装置20a,20b,20cのデータ記憶部21に記憶されるデータを表示部33に表示させる。
【0042】
(3.実施形態の効果)
操作盤30,130は、アクチュエータ10a,10b,10cを制御可能な複数種の制御装置20a,20b,20cに接続可能である。制御装置20a,20b,20cは、アクチュエータ10a,10b,10cの制御に用いるデータを記憶するデータ記憶部21と、データを表示する専用画面22aを記憶する専用画面記憶部22と、アクチュエータ10a,10b,10cを制御するアクチュエータ制御部23とを備える。
【0043】
操作盤30,130は、操作者による操作を入力する入力部31と、複数種の制御装置20a,20b,20cに対して統一された画面であって、データを表示する統一画面32a−32dを記憶する統一画面記憶部32と、専用画面22a及び統一画面32a−32dを表示可能な表示部33と、入力部31に入力される情報に基づいて表示部33に専用画面22aと統一画面32a−32dとを切り替えて表示させると共に、入力部31に入力される情報に基づいてアクチュエータ制御部23を制御させる操作制御部34とを備える。
【0044】
上記の通り、操作盤30,130の表示部33は、専用画面22aと統一画面32a−32dとを切り替えて表示する。表示部33に統一画面32a−32dが表示されている場合には、操作者は、接続されている制御装置20a,20b,20cの種類に関わりなく統一された画面によって、制御装置20a,20b,20cの情報を取得することができる。従って、操作者は、統一画面32a−32dに表示される情報であれば、制御装置20a,20b,20cの種別に関わりなく、容易に把握できる。つまり、熟練した操作者でなくても、制御装置20a,20b,20cの種別に関わりなく、制御装置20a,20b,20cの情報を取得できる。
【0045】
一方、統一画面32a−32dに表示される情報では足りない場合には、操作者は、表示部33に専用画面22aを表示させることによって、接続されている制御装置20a,20b,20cの詳細な情報を把握できる。つまり、専用画面22aを把握できる操作者であれば、表示部33に専用画面22aを表示させることにより詳細情報を把握することができる。そして、熟練した操作者であっても、常に専用画面22aで把握するのではなく、一部の情報であっても統一画面32a−32dにより把握することの方が、操作者の労力が低減する。つまり、操作盤30,130より、操作者は、制御装置20a,20b,20cの動作を容易に把握でき、且つ、詳細な設定を行うことも容易に行うことができる。
【0046】
また、統一画面32b−32dは、統一画面32b−32dから専用画面22aに切り替える第一切替ボタン321を備える。操作制御部34は、表示部33に統一画面32b−32dが表示されている場合であって、入力部31が操作者による第一切替ボタン321の操作を入力する場合に、表示部33に統一画面32b−32dから専用画面22aに切り替えて表示させる。これにより、操作者による、統一画面32b−32dから専用画面22aに切り替える操作性が良好となる。
【0047】
また、統一画面記憶部32は、専用画面22aから統一画面32b−32dに切り替える第二切替アイコン322を記憶する。操作制御部34は、表示部33に専用画面22aが表示される場合に第二切替アイコン322を表示部33に表示する。さらに、操作制御部34は、入力部31が操作者による第二切替アイコン322の操作を入力する場合に、表示部33に専用画面22aから統一画面32b−32dに切り替えて表示させる。
【0048】
ここで、専用画面22aは、制御装置20a,20b,20cの製造者が決定する画面である。そのため、専用画面22a自身は、統一画面32b−32dに切り替えるためのボタンを備えるものではない。そこで、統一画面記憶部32に第二切替アイコン322を記憶させておき、第二切替アイコン322が専用画面22aと共に表示されるようにすることで、操作者は、専用画面22aから統一画面32b−32dへ切り替えることができる。
【0049】
また、操作制御部34は、表示部33に専用画面22a及び第二切替アイコン322が表示される場合に、入力部31に入力される操作に基づいて、表示部33にて第二切替アイコン322の表示位置を移動させる。そもそも、専用画面22aは、第二切替アイコン322の存在を考慮した設計にされていない。そのため、第二切替アイコン322の表示位置を固定してしまうと、専用画面22aの表示内容の一部を覆い隠すことになり、操作者は専用画面22aの表示内容の一部を確認できない状態となる。しかし、操作者の操作によって第二切替アイコン322の表示位置が自由に移動できるため、操作者は、専用画面22aの表示内容を全て確認することができる。
【0050】
また、
図1及び
図10に示すように、操作盤30は、複数種の制御装置20a,20b,20cの1つのみが接続される装置であり、操作制御部34は、表示部33に統一画面32a−32dが表示される場合に、接続される制御装置20aのデータ記憶部21に記憶されるデータを表示させる。従って、操作盤30,130がどの制御装置20a,20b,20cに接続されているとしても、操作盤30,130の表示部33に表示される内容は、接続される制御装置20a,20b,20cに対応するデータとなる。
【0051】
また、
図11に示すように、操作盤130は、複数種の制御装置20a,20b,20cに接続されている。そして、入力部31は、操作者の操作により複数種の制御装置20a,20b,20cの中から選択された表示対象装置を入力し、操作制御部34は、表示部33に統一画面32a−32dが表示されている場合に、複数種の制御装置20a,20b,20cのうち表示対象装置に対応する制御装置20a,20b,20cのデータ記憶部21に記憶されるデータを表示させる。
【0052】
操作盤130が複数種の制御装置20a,20b,20cに接続されているときに、統一画面32a−32dは、選択した表示対象装置に対応するデータとなる。従って、操作者は、選択された制御装置20a,20b,20cの操作及びモニタリングが可能となる。そして、複数種の制御装置20a,20b,20cのデータを表示部33に表示する場合に、統一画面32a−32dの画面意匠は同一である。従って、操作者は、容易に選択した制御装置20a,20b,20cの操作及びモニタリングが可能となる。また、操作盤130には複数種の制御装置20a,20b,20cに接続される場合を例示したが、操作盤130に接続される制御装置には、同じ種類の複数の制御装置が含まれても良い。