【実施例】
【0074】
V.実施例
特許請求された方法の実施形態を使用して形成された多孔性発泡組成物、詳細には顆粒の水分含有率、保持CO
2含有率、崩壊時間、多孔度、かさ密度及びタップ密度、並びに他の特性を決定するための例が、本明細書に記載される。いくつかの例は、従来方法と比較して、本開示の組成物及び方法を使用することの利益を強調する。
【0075】
これらの特性を測定するのに使用される例示的な方法を下記に記載する。
【0076】
水分含有率の決定:投入ブレンド及び顆粒を、75℃で5分間、赤外線水分天秤分析器によって分析した。質量損失を、その初期質量に対する水分含有率パーセント(%)として記録した。
【0077】
保持CO
2含有量の決定:投入ブレンド5.0g及び顆粒5.0gを、2つの別個の10v/v%硫酸溶液100mlに添加した。ブレンド又は顆粒中に存在する硫酸と炭酸水素塩又は炭酸塩との反応の結果としてのCO
2の遊離による投入ブレンド及び顆粒の質量損失を、二酸化炭素の観測質量として記録した。反応後の投入ブレンド及び顆粒の質量と、投入ブレンド及び顆粒それぞれの初期質量との差を計算して、ブレンド又は顆粒中の保持CO
2含有量(g)を測定した。次いで、顆粒中のパーセント相対保持CO
2含有率(%)を、下記の式を使用して計算した:
相対保持CO
2含有率(%)=(顆粒中のCO
2の観測質量(g)×100)/投入ブレンド中のCO
2の観測質量(g)
【0078】
発泡錠の崩壊時間の決定:崩壊時間は、室温、約25℃±5℃で、精製水200ml中、3つの発泡錠(試験ユニット数(n)=3)のそれぞれが崩壊し、透明な溶液を形成するのに必要とされる平均時間として計算した。
【0079】
発泡錠の硬度及び厚さの決定:硬度は、5つの発泡錠(試験ユニット数(n)=5)のそれぞれについて、Inweka TBH 125硬度試験機(ドイツ)を使用して測定した硬度の平均として計算した。厚さは、5つの発泡錠(試験ユニット数(n)=5)のそれぞれについて、ノギスを使用して測定した厚さの平均として計算した。
【0080】
かさ密度及びタップ密度の測定:既知量(m)の投入ブレンド及び顆粒を、2つの別個の乾燥した100mlメスシリンダーに添加した。2つのシリンダーの内容物を圧密せずにならし、ゆるみ見掛けかさ体積(V
0)を最も近い目盛単位まで読み取った。
【0081】
かさ密度(g/ml)は、次式を使用して計算した:
かさ密度=質量(m)/かさ体積(V
0)
【0082】
タップ密度を計算するために、2つのシリンダーの内容物を最大1250回まで機械的にタップし、見掛けタップ体積(V
t)を最も近い目盛単位まで読み取った。タップ密度は、次式を使用して計算した:
タップ密度=質量(m)/タップ体積(V
t)
【0083】
多孔度の測定:多孔度は、相対かさ多孔度百分率及び相対タップ多孔度百分率の観点から測定した。
【0084】
相対かさ多孔度百分率は、1gの比(Sp)体積を考慮して、次式を使用して計算した:
相対かさ多孔度%=((顆粒1gのかさ比体積-投入ブレンド1gのかさ比体積)×100)/投入ブレンド1gのかさ比体積
(式中、顆粒1gのかさ比体積=1/顆粒のかさ密度、及び
投入ブレンド1gのかさ比体積=1/投入ブレンドのかさ密度)
【0085】
相対タップ多孔度百分率は、1gの比(Sp)体積を考慮して、次式を使用して計算した:
相対タップ多孔度%=((顆粒1gのタップ比体積-投入ブレンド1gのタップ比体積)×100)/投入ブレンド1gのタップ比体積
(式中、顆粒1gのタップ比体積=1/顆粒のタップ密度
投入ブレンド1gのタップ比体積=1/投入ブレンドのタップ密度)
【0086】
圧縮性の測定:圧縮性は、Hausner, H.H.、Int. J. Powd. Metall、第3巻、7頁、1967年並びにCarr, R.L.、Chem. Eng.、第72巻、第1号、163頁及び第2号、69頁、1965年にそれぞれ示されている、Hausner比及び圧縮性指数の観点から測定した。いずれの引用文献も、参照により本明細書に組み込まれる。
【0087】
(実施例1)
本開示による多孔性発泡組成物の調製:
4つの実験を実施して、異なる酸を含む例示的な顆粒を形成した。例示的な顆粒を形成するために使用した成分を下記に挙げる。
【0088】
【表1】
【0089】
顆粒を形成するために、投入ブレンドの各成分を45℃でトレイ乾燥して、その水分含有率を0.5w/w%未満に減少させ、続いて各成分をASTM60番メッシュ篩で別個に篩にかけた。篩にかけた成分をコーンブレンダーにおいて混合して、投入ブレンドを形成した。投入ブレンドを共回転二軸スクリュー押出機において直ちに加工した。機械仕様及びプロセスパラメータを、下記のTable 2(表2)に記載する:
【0090】
【表2A】
【0091】
【表2B】
【0092】
【表2C】
【0093】
【表2D】
【0094】
【表3】
【0095】
前述のパラメータは、4つの実験について一定に保ったが、供給速度及びバレル温度プロファイルは、下記に記述するように変動させた。
【0096】
供給速度:供給速度は、クエン酸については186グラム/分、リンゴ酸については205グラム/分、アジピン酸については225グラム/分、酒石酸については215グラム/分に維持した。
【0097】
異なる酸を使用して形成された例示的な顆粒のバレル温度プロファイル:下記に示すTable 3(表4)を参照されたい。
【0098】
【表4】
【0099】
共回転二軸スクリュー押出機の出口から得られた顆粒を、乾燥減量が0.5w/w%未満になるまで45℃でトレイ乾燥し、防湿包装中で保存した。次いで、顆粒を評価して、その特性を決定した。4つの実験において得られた顆粒の特性を、下記のTable 4(表5)に要約した。
【0100】
【表5】
【0101】
例として、クエン酸を含有する例示的な顆粒1の相対保持CO
2含有率%の計算を下記に示す:
相対保持CO
2含有率%=(顆粒中のCO
2の観測質量(g)×100)/投入ブレンド中のCO
2の観測質量(g)
【0102】
Table 4(表5)中の値を上記の式に代入すると、以下の値が得られる:
相対保持CO
2含有率%=(1.36×100)/1.43=95.10
【0103】
例として、クエン酸を含有する例示的な顆粒1の相対比かさ多孔度%の計算を下記に示す:
顆粒1gのかさ比体積=1/顆粒のかさ密度
投入ブレンド1gのかさ比体積=1/投入ブレンドのかさ密度
相対かさ多孔度%=((顆粒1gのかさ比体積-投入ブレンド1gのかさ比体積)×100)/投入ブレンド1gのかさ比体積
【0104】
Table 4(表5)中の値を上記の式に代入すると、以下の値が得られる:
顆粒1gのかさ比体積=1/0.389=2.570
投入ブレンド1gのかさ比体積=1/0.680=1.470
相対かさ多孔度%=(2.57-1.47×100)/1.47=74.81
【0105】
例として、クエン酸を含有する例示的な顆粒1の相対比タップ多孔度%の計算を下記に示す:
顆粒1gのタップ比体積=1/顆粒のタップ密度
投入ブレンド1gのタップ比体積=1/投入ブレンドのタップ密度
相対タップ多孔度%=((顆粒1gのタップ比体積-投入ブレンド1gのタップ比体積)×100)/投入ブレンド1gのタップ比体積
【0106】
Table 4(表5)中の値を上記の式に代入すると、以下の値が得られる:
顆粒1gのタップ比体積=1/0.555=1.801
投入ブレンド1gのタップ比体積=1/1.137=0.879
相対タップ多孔度%=(1.801-0.879×100)/0.879=104.86
【0107】
観察:相対保持CO
2含有率%は、90%超であることが見出され、顆粒の相対比かさ多孔度及び相対比タップ多孔度は、50%超であることが見出された。
【0108】
(実施例2)
例示的な発泡錠の調製
実施例1に記載した4つの実験において得られた例示的な顆粒1〜4を、乾燥減量が0.5w/w%になるまで45℃に維持した。乾燥した顆粒を、ASTMメッシュ20番篩に通した。上記の工程からの顆粒を、20mm丸平面はす縁ツーリングを備えた単一ステーションの卓上Inweka打錠機(Ahmedabad、インド)を使用して、2.5グラムの質量の錠剤に圧縮した。次いで、錠剤を評価して、その特性を決定した。4つの実験において得られた錠剤の特性を、下記のTable 5(表6)に要約した。
【0109】
【表6】
【0110】
観察:錠剤は、少なくとも3Kpの硬度及び20から90秒の間の崩壊時間を有することが観察された。
【0111】
(実施例3)
APIを含む発泡錠の調製
3つの実験を実施して、API-アスピリン、N-アセチル-L-システイン(NAC)及びセフィキシムを含む発泡錠を形成した。発泡錠を形成するために使用した成分を下記に示す。
【0112】
【表7】
【0113】
上記のTable 6(表7)に記述した組成を有する発泡錠1、2及び3を形成するために、実施例1に従って調製した例示的な顆粒1を、ASTM30番メッシュ篩に通した。APIをASTM30番メッシュ篩で別個に篩過した。こうして得られた例示的な顆粒1及びAPIを手動で混合した。他の成分(スクラロース及びイチゴフレーバー)を、ASTM60番メッシュ篩に通し、次いで、上記で得られた混合物と混合した。最終混合物を、ASTM60番メッシュ篩に通した安息香酸ナトリウムで滑沢化した。滑沢化された混合物を、20mm丸平面はす縁ツーリングを備えた単一ステーションの卓上Inweka打錠機(Ahmedabad、インド)を使用して、錠剤に圧縮した。
【0114】
次いで、こうして得られた発泡錠を評価して、その特性を決定した。3つの実験において得られた錠剤の特性を、下記のTable 7(表8)に要約した。
【0115】
【表8】
【0116】
観察:錠剤は、少なくとも5Kpの硬度及び25秒という短い崩壊時間を有することが観察された。
【0117】
(実施例4)
積極的に添加される造粒剤として溶融性結合剤を使用することによる発泡顆粒の調製
1つの例では、積極的に添加される結合剤を使用して顆粒を形成する方法を使用して、錠剤を製造した。この例における錠剤を形成するために使用した成分を下記に示す。
【0118】
【表9】
【0119】
各成分を45℃でトレイ乾燥して、水分含有率を0.5w/w%未満に減少させ、ASTM60番メッシュ篩で別個に篩にかけた。調合した成分を手動で混合し、共回転二軸スクリュー押出機を使用して、下記に記述する加工条件に従って直ちに加工した。機械仕様及びプロセスパラメータを、下記のTable 9(表10)に記載する:
【0120】
【表10】
【0121】
このプロセスは、開示された方法において使用される新規なスクリュー構成及びエレメントを有する二軸スクリュー押出機において行った。
【0122】
【表11】
【0123】
こうして得られた顆粒を、水分含有率が0.5w/w%未満になるまで45℃でトレイ乾燥し、防湿包装中で保存した。次いで、顆粒を評価して、その特性を決定した。顆粒の特性を、下記のTable 11(表12)に要約した。
【0124】
【表12】
【0125】
観察:上記の方法を使用して製造された顆粒のCO
2含有量の効率は、本開示の教示を使用して得られた効率よりもはるかに低いことが見出された。CO
2の含有量の低下は、恐らく、酸と塩基との反応によるCO
2の損失に起因する。混練エレメント等の追加のエレメントは、造粒開始ゾーンに追加されても、満足のいく顆粒を生じないことが想定される。
【0126】
本開示の原理が適用されうる多くの可能な実施形態を考慮して、例示された実施形態は、本開示の好ましい例にすぎず、本開示の主題の範囲を限定するものと捉えられるべきではないと認識すべきである。むしろ、本開示の範囲は、以下の特許請求の範囲によって規定される。
【0127】
特定の実施形態
溶融している酸の一部及び溶融していない酸の一部の組合せを含む無水酸成分と、カーボネート官能基を含み、酸成分と反応して二酸化炭素を形成することが可能である無水塩基成分とを含む顆粒状組成物であって、無水酸成分及び無水塩基成分が、1:9から9:1の範囲の質量比で存在する、積極的に添加される造粒剤を含まない、組成物。
【0128】
抗感染症薬、抗細菌薬、抗ヒスタミン薬、鬱血除去薬、抗炎症薬、抗寄生虫薬、抗ウイルス薬、抗真菌薬、殺アメーバ薬、殺トリコモナス剤、鎮痛薬、抗関節炎薬、抗喘息薬、抗凝固薬、抗けいれん薬、抗鬱薬、抗糖尿病薬、抗新生物薬、抗精神病薬、降圧薬、去痰薬、電解質、緩下薬、植物性医薬品、筋弛緩薬、利尿薬、又はそれらの組合せからなる群から選択される医薬活性作用物質を更に含む、該組成物。
【0129】
アスピリン、N-アセチル-L-システイン、セフィキシム、又はそれらの組合せを更に含む、該組成物。
【0130】
酸及び塩基を含む投入ブレンドから、投入ブレンドを二軸スクリュー加工機において造粒することによって形成された多孔性発泡組成物であって、in situ造粒剤によって形成された顆粒を含み、in situ造粒剤が酸の一部であり、前記酸の一部が、造粒中に溶融する酸の一部である、多孔性発泡組成物。
【0131】
投入ブレンドの多孔度よりも少なくとも50%大きい多孔度を有する、該多孔性発泡組成物。
【0132】
投入ブレンドの少なくとも90%の保持二酸化炭素含有率を有する、該多孔性発泡組成物。
【0133】
積極的に添加される造粒剤を含有しない、又は含まない、該多孔性発泡組成物。
【0134】
投入ブレンドの酸及び塩基の一方又は両方が、無水である、該多孔性発泡組成物。
【0135】
投入ブレンドが、組成物の0.5w/w%未満の水分含有率を有する、該多孔性発泡組成物。
【0136】
酸が、クエン酸、酒石酸、アジピン酸、リンゴ酸、又はそれらの組合せからなる群から選択される、該多孔性発泡組成物。
【0137】
投入ブレンドが、医薬、食品、獣医学、栄養補助、園芸、家庭、料理、殺虫、農業、化粧、除草、工業、洗浄、製菓及び着香用の作用物質、又はそれらの組合せからなる群から選択される1種又は複数の成分を更に含む、該多孔性発泡組成物。
【0138】
投入ブレンドが、可溶性及び不溶性滑沢剤、着香物質、着色剤、又はそれらの組合せからなる群から選択される1種又は複数の加工添加剤を更に含む、該多孔性発泡組成物。
【0139】
酸及び塩基を含む投入ブレンドから、投入ブレンドを二軸スクリュー加工機において造粒することによって形成された多孔性発泡組成物であって、in situ造粒剤によって形成された顆粒を含み、in situ造粒剤が酸の一部であり、前記酸の一部が、造粒中に溶融する酸の一部である、多孔性発泡組成物と、1種又は複数の任意選択の加工添加剤とを含む、経口固体剤形。
【0140】
投入ブレンドの酸及び塩基の一方又は両方が、無水である、該経口固体剤形。
【0141】
多孔性発泡組成物が、投入ブレンドの多孔度よりも少なくとも50%大きい多孔度を有する、該経口固体剤形。
【0142】
多孔性発泡組成物が、投入ブレンドの少なくとも90%のパーセント保持二酸化炭素含有率パーセントを有する、該経口固体剤形。
【0143】
酸が、クエン酸、酒石酸、アジピン酸、リンゴ酸、又はそれらの組合せからなる群から選択される、該経口固体剤形。
【0144】
医薬、食品、獣医学、栄養補助、園芸、家庭、料理、殺虫、農業、化粧、除草、工業、洗浄、製菓及び着香用の作用物質、又はそれらの組合せからなる群から選択される1種又は複数の成分を更に含む、該経口固体剤形。
【0145】
加工添加剤が、非発泡性崩壊剤、可溶性及び不溶性滑沢剤、着香物質、着色剤、又はそれらの組合せからなる群から選択される、該経口固体剤形。
【0146】
発泡錠、経口投与用散剤、又はそれらの組合せからなる群から選択される、該経口固体剤形。
【0147】
発泡錠が、速崩錠又は口腔内崩壊錠である、該経口固体剤形。
【0148】
発泡錠が、約25℃±5℃の室温で、水中で20から90秒の崩壊時間を有する、該経口固体剤形。
【0149】
発泡錠が、少なくとも3Kpの硬度を有する、該経口固体剤形。
【0150】
酸及び塩基を含む投入ブレンドを二軸スクリュー加工機に供給する工程と、in situ造粒剤として機能するように、酸の一部のみを溶融させる工程と、投入ブレンドを造粒して顆粒を形成する工程と、任意選択で、投入ブレンドを造粒して顆粒を形成する二軸スクリュー加工機から顆粒を回収する工程とを含む、多孔性発泡顆粒を調製するための方法。
【0151】
酸の一部のみの溶融が、二軸スクリュー加工機の造粒開始ゾーンにおいて、材料の停滞なしに達成され、造粒開始ゾーンが、搬送エレメントから本質的になる、該方法。
【0152】
酸の一部のみの溶融が、二軸スクリュー加工機内における短い滞留時間を保つことによって達成される、該方法。
【0153】
酸の一部のみの溶融が、二軸スクリュー加工機の造粒開始ゾーン内における短い滞留時間を保つことによって達成される、該方法。
【0154】
造粒開始ゾーンが、酸の一部のみの溶融を引き起こすのに十分な温度に維持される、該方法。
【0155】
二軸スクリュー加工機の比投入エネルギーが、酸を完全に溶融させるのに必要とされるエネルギー未満である、該方法。
【0156】
二軸スクリュー加工機が、共回転二軸スクリュー押出機である、該方法。
【0157】
二軸スクリュー加工機から回収された顆粒が、投入ブレンドの多孔度よりも少なくとも50%大きい多孔度を有する、該方法。
【0158】
二軸スクリュー加工機から回収された顆粒が、投入ブレンドの少なくとも90%の保持二酸化炭素含有率を有する、該方法。
【0159】
連続法又はバッチ法である、該方法。
【0160】
酸及び塩基を含む投入ブレンドを受け入れるための取入れゾーンと、in situ造粒剤として機能するように、酸の一部を溶融させるための造粒開始ゾーンと、投入ブレンドを造粒するための造粒完了ゾーンと、顆粒を吐出するための出口とを含む、多孔性発泡顆粒を調製するための二軸スクリュー加工機。
【0161】
造粒開始ゾーンが、搬送エレメントから本質的になる、該二軸スクリュー加工機。
【0162】
造粒開始ゾーンが、造粒開始ゾーンを酸の一部のみを溶融させるのに十分な温度に維持する加熱エレメントを含む、該二軸スクリュー加工機。
【0163】
造粒完了ゾーンが、搬送エレメントから本質的になる、該二軸スクリュー加工機。
【0164】
造粒完了ゾーンが、造粒開始ゾーンの温度よりも低い温度に維持される、該二軸スクリュー加工機。
【0165】
造粒開始ゾーン及び造粒完了ゾーンの間に遷移ゾーンを更に含み、遷移ゾーンが、造粒開始ゾーンの温度よりも低く、且つ造粒完了ゾーンの温度よりも高い温度に維持される、該二軸スクリュー加工機。
【0166】
共回転二軸スクリュー押出機である、該二軸スクリュー加工機。
【0167】
酸及び塩基を含む多孔性発泡顆粒であって、顆粒を調製するために使用される投入ブレンドの多孔度よりも少なくとも50%大きい多孔度を有し、投入ブレンドの二酸化炭素の少なくとも90%を保持する、多孔性発泡顆粒。
【0168】
カーボネート含有塩基と、溶融した酸及び未溶融の酸の組合せとを含む組成物であって、組合せが、組成物の多孔度を少なくとも50%増加させるように構成されている、組成物。
【0169】
カーボネート含有塩基と、溶融した酸及び未溶融の酸の組合せとを含む組成物であって、組合せが、二酸化炭素の少なくとも90%を保持するように構成されている、組成物。
【0170】
酸及び塩基を含む投入ブレンドから、投入ブレンドを二軸スクリュー加工機において造粒することによって形成された多孔性発泡組成物であって、in situ造粒剤によって形成された顆粒を含み、in situ造粒剤が酸の一部であり、前記酸の一部が、造粒中に溶融する酸の一部であり、二軸スクリュー加工機の比投入エネルギーが、酸を完全に溶融させるのに必要とされるエネルギーの50%を超えない、多孔性発泡組成物。