(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0015】
(第1実施形態)
以下、本開示の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本実施の形態の名刺情報提供システムの構成の一例を示す概念図である。ユーザの端末装置10は、例えば、スマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータなどの情報処理装置とすることができる。端末装置10には、名刺管理アプリケーションがインストールされており、カメラ又はスキャナ機能によって名刺を光学的に読み取り、読み取った名刺画像データに対してOCR処理を行って名刺情報(テキストデータ)を取得することができる。名刺は、ユーザが名刺交換をした相手(名刺交換相手)の名刺でもよく、ユーザ自身の名刺でもよい。
【0016】
端末装置10は、取得した名刺情報とともに名刺マスタデータの要求を出力すると、端末装置10は、取得した名刺情報に対応する名刺マスタデータ(後述の真正な名刺情報)を名刺マスタデータベース20から取得することができる。
【0017】
名刺マスタデータベース20は、以下のようにして構築することができる。企業Aにおいて、組織変更や人事異動があった場合、企業Aの担当者は、印刷会社に対して、対象社員の名刺を一括して発注する(名刺発注A)。印刷会社は、発注された名刺を製作して企業Aに納品する(名刺納品A)。名刺発注がされる場合には、正しい(「真正な」とも称する)名刺情報が企業Aから印刷会社に伝えられる。名刺発注の際の名刺情報を名刺マスタデータベース20に登録することにより、名刺マスタデータベース20は、真正な名刺情報によって構築される。
【0018】
同様に、企業Bにおいて、組織変更や人事異動があった場合、企業Bの担当者は、印刷会社に対して、対象社員の名刺を一括して発注する(名刺発注B)。印刷会社は、発注された名刺を製作して企業Bに納品する(名刺納品B)。名刺発注がされる場合には、正しい名刺情報が企業Bから印刷会社に伝えられる。名刺発注の際の名刺情報を名刺マスタデータベース20に登録することにより、名刺マスタデータベース20は、真正な名刺情報によって構築される。以下、同様に、多数の企業の名刺発注の際の名刺情報を名刺マスタデータベース20に登録することにより、名刺マスタデータベース20を、真正な名刺情報によって構築することができる。
【0019】
図2は本実施の形態の名刺情報提供システムの構成の一例を示すブロック図である。名刺情報提供システムは、名刺情報提供装置としての名刺情報提供サーバ30を備える。名刺情報提供サーバ30には、インターネットなどのネットワーク1を介して複数の端末装置10が接続される。また、名刺情報提供サーバ30は、名刺マスタデータベース20にアクセスすることができる。
【0020】
端末装置10は、装置全体を制御する制御部11、通信部12、読取部13、記憶部14、表示画面15及び操作部16を備える。
【0021】
制御部11は、CPU、ROM及びRAMなどで構成することができる。
【0022】
通信部12は、ネットワーク1を介して、名刺情報提供サーバ30及び他の端末装置10との間で通信を行う機能を有し、所要の情報の送受信を行うことができる。
【0023】
読取部13は、カメラ機能、スキャナ機能、OCR機能などを備え、名刺を光学的に読み取って名刺画像データを取得し、取得した名刺画像データに対してOCR処理を行って名刺テキストデータを取得することができる。
【0024】
記憶部14は、ハードディスク又はフラッシュメモリなどで構成され、名刺管理アプリケーション、端末装置10の各部で行った処理結果などを記憶することができる。
【0025】
表示画面15は、液晶パネル又は有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等で構成することができる。操作部16は、例えば、表示画面15に組み込まれたタッチパネルで構成することができ、ユーザが表示画面15上で行う所定の操作を受付けることができる。また、操作部16は、表示画面15に表示したキ−ボード上の操作を受付けることができる。なお、操作部16は、ハードウェアキーボード、マウスなどでもよい。
【0026】
名刺情報提供サーバ30は、サーバ全体を制御する制御部31、通信部32及び抽出部33を備える。
【0027】
制御部31は、CPU、ROM及びRAMなどで構成することができる。
【0028】
通信部32は、ネットワーク1を介して、端末装置10との間で通信を行う機能を有し、所要の情報の送受信を行うことができる。具体的には、通信部32は、取得部としての機能を有し、名刺を光学的に読み取って得られた名刺情報を端末装置10から取得する。なお、通信部32は、端末装置10から名刺情報とともに名刺情報提供要求を取得する。名刺情報提供要求は、名刺を光学的に読み取って得られた名刺情報に対応する真正な名刺情報の提供を要求することである。なお、名刺情報は、名刺に記載されている情報であり、情報の形式は画像データ及びテキストデータの両方を含む。
【0029】
抽出部33は、真正な名刺情報が複数登録された名刺マスタデータベース20(名刺データベース)に基づいて、取得した名刺情報に対応する真正な名刺情報を抽出する。真正な名刺情報とは、正しい名刺情報であり、誤りがないとすることができる。名刺マスタデータベース20は、
図1において説明したようにして、予め準備しておけばよい。取得した名刺情報に対応する真正な名刺情報とは、両者の名刺情報が完全に一致しない場合には、両者の名刺情報の大部分が一致し、取得した名刺情報の誤りを修正したものが真正な名刺情報に一致すると考えられる程度の差異があるとすることができる。
【0030】
通信部32は、抽出した真正な名刺情報を端末装置10(具体的には、名刺情報提供要求を出力した端末装置10)に出力する。これにより、取得した名刺情報に誤りがある場合、出力された真正な名刺情報に基づいて、誤りのない名刺情報が得られるので、スキャンされた名刺の情報に対して手作業による修正が不要となる。
【0031】
制御部31は、通信部32を介して、名刺発注依頼に含まれる名刺情報を取得し、取得した名刺情報を名刺マスタデータベース20に登録することができる。例えば、ある企業が印刷会社に名刺の発注(例えば、組織再編による大量の名刺の変更など)する場合、名刺の情報は真正な情報であると考えられる。名刺発注時の名刺情報を用いて名刺マスタデータベース20に登録することにより、真正な名刺情報を容易に登録することができる。なお、名刺発注依頼に含まれる名刺情報を名刺マスタデータベース20に登録する処理は、名刺情報提供サーバ30とは異なる別のサーバで行うようにしてもよい。
【0032】
図3は名刺マスタデータベース20の情報項目の一例を示す説明図である。
図3に示すように、一つの名刺に対して、企業名、部署名、役職名、氏名、住所、電話番号/FAX番号、メールアドレス、名刺画像データ、名刺テキストデータ、マスタ登録日、URLデータ及びその他などの情報項目を含めることができる。なお、
図3の情報項目は一例であって、これらに限定されるものではない。
【0033】
図4は端末装置10の表示画面15での名刺情報の表示の一例を示す模式図である。
図4に示すような表示は、例えば、端末装置10にインストールされた名刺管理アプリケーションが行うことができる。
図4に示すように、表示画面15には、読み取った名刺の画像と名刺に記載されたテキストが表示されるとともに、名刺マスタデータベース20から抽出されたマスタデータの名刺の画像と名刺に記載されたテキストが表示される。
【0034】
すなわち、制御部11(以下、名刺管理アプリケーションでもよい)は、取得した名刺情報と当該名刺情報に対応する真正な名刺情報とを対比させて表示画面15に表示する。両者の名刺情報を対比させて表示するので、取得した名刺情報に誤りがある場合、誤りの箇所を素早く見つけることができる。
【0035】
また、
図4に示すように、表示画面15には、「OK」アイコン、「編集」アイコンが表示される。ユーザが「編集」アイコンを操作すると、マスタデータの名刺の名刺情報を編集することができる。また、編集後に「OK」アイコンを操作すると、編集した名刺情報を名刺マスタデータベース20に登録することができる。また、編集をすることなく「OK」アイコンを操作すると、名刺情報を名刺マスタデータベース20に登録することができる。なお、名刺情報の登録先は、名刺マスタデータベース20に限定されるものではなく、後述の名刺DB71に登録するようにしてもよい。
【0036】
すなわち、制御部11は、表示画面15に表示された名刺情報を編集する操作を受け付ける。編集可能な名刺情報は、真正な名刺情報でもよく、取得した名刺情報でもよい。ユーザにとって編集しやすい方を選択できるようにすればよい。
【0037】
制御部11は、編集された名刺情報を名刺データベースに登録することができる。これにより、名刺マスタデータベース20を最新の状態にすることができる。
【0038】
図5は端末装置10の処理手順の一例を示すフローチャートである。以下では、便宜上、処理の主体を制御部11として説明する。制御部11は、カメラやスキャナによる名刺の読取の有無を判定し(S11)、名刺の読取がない場合(S11でNO)、ステップS11の処理を続ける。名刺の読取があった場合(S11でYES)、制御部11は、読み取った名刺の名刺情報を取得する(S12)。なお、名刺情報は、名刺に記載されている情報であり、情報の形式は画像データ及びテキストデータの両方を含む。
【0039】
制御部11は、取得した名刺情報に対応する真正な名刺情報を名刺情報提供サーバ30に対して要求し(S13)、真正な名刺情報を名刺情報提供サーバ30から取得(受信)したか否かを判定する(S14)。真正な名刺情報を取得していない場合(S14でNO)、制御部11は、ステップS14の処理を続ける。
【0040】
真正な名刺情報を取得した場合(S14でYES)、制御部11は、読み取った名刺の名刺情報と真正な名刺情報とを対比させて表示画面15に表示する(S15)。両者の名刺情報を対比させて表示するので、取得した名刺情報に誤りがある場合、誤りの箇所を素早く見つけることができる。
【0041】
制御部11は、編集操作の有無を判定し(S16)、編集操作があった場合(S16でYES)、編集した名刺情報を名刺マスタデータベース20に登録し(S17)、後述のステップS18の処理を行う。
【0042】
編集操作がない場合(S16でNO)、制御部11は、処理を終了するか否かを判定し(S18)、処理を終了しない場合(S18でNO)、ステップS11以降の処理を行い、処理を終了する場合(S18でYES)、処理を終了する。
【0043】
図5に示すような処理の手順を定めたコンピュータプログラム(記録媒体に記録可能)をコンピュータに備えられたRAMにロードし、コンピュータプログラムをCPU(プロセッサ)で実行することにより、コンピュータ上で
図5の処理を実現することができる。
【0044】
図6は名刺情報提供サーバ30の処理手順の一例を示すフローチャートである。以下では、便宜上、処理の主体を制御部31として説明する。制御部31は、端末装置10からの真正な名刺情報の要求の有無を判定し(S31)、要求がない場合(S31でNO)、ステップS31の処理を続ける。
【0045】
要求があった場合(S31でYES)、制御部31は、端末装置10で読み取られた名刺情報を取得し(S32)、名刺マスタデータベース20を探索して、取得した名刺情報に対応する真正な名刺情報を抽出する(S33)。
【0046】
制御部31は、抽出した真正な名刺情報を端末装置10(要求を出力した端末装置10)に出力し(S34)、処理を終了するか否かを判定する(S35)。処理を終了しない場合(S35でNO)、制御部31は、ステップS31以降の処理を行い、処理を終了する場合(S35でYES)、処理を終了する。
【0047】
従来であれば、OCRの精度が90数%しかなく、100%の精度を確保するためには、手作業による修正作業が必要であったが、上述のように、第1実施形態によれば、名刺マスタデータベース20を用いることにより、名刺情報の修正のための手作業が全く不要になり、かつ名刺情報の100%精度を確保することができる。
【0048】
名刺情報提供サーバ30は、CPU(プロセッサ)、RAMなどを備えたコンピュータを用いて実現することもできる。
図6に示すような処理の手順を定めたコンピュータプログラム(記録媒体に記録可能)をコンピュータに備えられたRAMにロードし、コンピュータプログラムをCPU(プロセッサ)で実行することにより、コンピュータ上で名刺情報提供サーバ30を実現することができる。
【0049】
(第2実施形態)
図7は本実施の形態の名刺価値判定システムの構成の一例を示すブロック図である。名刺価値判定システムは、名刺価値判定装置50を備える。名刺価値判定装置50には、インターネットなどのネットワーク1を介して複数の端末装置10、金融機関サーバ200、及び転職エージェントサーバ300が接続される。名刺価値判定装置50は、統合DB70、外部DB80、スコアDB81、親和度DB82にアクセスすることができる。また、統合DB70には、名刺DB71、信用DB72、行政DB73、ウェブDB74、購買DB75、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)76、企業内DB77、取引DB78、個人情報DB79が接続され、名刺価値判定装置50は、名刺DB71、信用DB72、行政DB73、ウェブDB74、購買DB75、SNS76、企業内DB77、取引DB78、個人情報DB79にもアクセスすることができる。
【0050】
端末装置10の構成は、
図2に例示した第1実施形態の端末装置10と同様の構成を有するので、説明は省略する。
【0051】
名刺価値判定装置50は、装置全体を制御する制御部51、通信部52、キャリア情報特定部53、シェア情報特定部54、親和度算出部55、抽出部56、交換処理部57、記憶部58及び価値判定部60を備える。価値判定部60は、得点算出部61、人材価値判定部62及び企業価値判定部63を備える。
【0052】
制御部51は、CPU、ROM及びRAMなどで構成することができる。
【0053】
通信部52は、ネットワーク1を介して、複数の端末装置10、金融機関サーバ200及び転職エージェントサーバ300との間で通信を行う機能を有し、所要の情報の送受信を行うことができる。具体的には、通信部52は、取得部としての機能を有し、名刺を光学的に読み取って得られた名刺情報を端末装置10から取得する。なお、名刺は、ユーザ自身の名刺、ユーザが名刺交換を行った相手(名刺交換相手)の名刺を含む。なお、名刺情報は、名刺に記載されている情報であり、情報の形式は画像データ及びテキストデータの両方を含む。
【0054】
価値判定部60は、通信部52を介して取得した名刺情報に基づいて、ユーザの名刺に関する価値を判定する。ユーザの名刺に関する価値は、ユーザ自身の名刺の名刺情報に基づく価値、及びユーザが保有する名刺交換相手の名刺の名刺情報に基づく価値の少なくとも一方を含む。価値の判定は、例えば、スコア(得点)の多少で判定してもよく、あるいは、予め区分されたランクで判定してもよい。これにより、ユーザのビジネス上での価値を判断するための客観的な情報を提供することができる。
【0055】
以下、名刺に関する価値の判定方法について具体的に説明する。前述のように、ユーザの名刺に関する価値は、ユーザ自身の名刺の名刺情報に基づく価値と、ユーザが保有する名刺交換相手の名刺の名刺情報に基づく価値という二つの側面がある。まず、ユーザ自身の名刺に基づく価値判定について説明する。
【0056】
図8は名刺DB71の情報項目の一例を示す説明図である。
図8に示すように、名刺DB71は、一つの名刺に対して、企業名、役職名、氏名、住所、メールアドレス、名刺テキストデータ、名刺画像データ、登録日などの情報項目を含めることができる。なお、
図8の情報項目は一例であって、これらに限定されるものではない。ユーザ自身の名刺も、名刺交換相手の名刺も、
図8に示すような情報項目を含む。
【0057】
図9は外部DB80の情報項目の一例を示す説明図である。
図9に示すように、外部DB80は、企業毎に、上場区分(例えば、上場及び非上場)、業種区分(例えば、建設、機械、化学、小売、…など)、及び業績区分(例えば、好調、普通及び不調)などのフラグ情報を付与したものである。なお、
図9の情報項目は一例であって、これらに限定されるものではない。例えば、図示していないが、営業利益率、株主資本比率及び売上高成長率などの会計指標、従業員数、平均年収、従業員の平均年齢などの情報項目を用いてもよい。
【0058】
図10はユーザの名刺の登録の推移を示す登録推移情報の第1例を示す説明図である。
図10に示す第1例は、ユーザ自身の名刺の登録の推移(履歴)を示すものである。例えば、ユーザが端末装置10で自分の名刺を登録する都度、名刺価値判定装置50は、通信部52を介して名刺情報を取得する。キャリア情報特定部53は、取得された名刺情報及び外部DB80にアクセスして、ユーザの企業に対応する上場区分、業種区分及び業績区分を取得して、
図10に示すような登録推移情報を生成することができる。
【0059】
図10の例では、ユーザは、最初に、2014年4月1日に自分の名刺を読み取って登録している。このとき、ユーザの企業名はK建設であり、役職名は一般職であり、上場区分は非上場であり、業種区分は土木建設であり、業績区分は好調である。以下、同様に、ユーザは自身の名刺を登録し、最後に、2018年4月1日に自分の名刺を読み取って登録している。このとき、ユーザの企業名はS建設であり、役職名は課長であり、上場区分は上場であり、業種区分は土木建設であり、業績区分は普通である。
【0060】
図11はユーザの最新のキャリアの一例を示す説明図である。
図11の例は、
図10において、最後に名刺を登録した際の情報の一部が取り出されている。得点算出部61は、ユーザ自身の名刺情報に含まれる企業名及び役職の少なくとも一つに基づいて、ユーザの名刺に関するスコア(得点)を算出する。
図11の例では、企業の上場区分、業績区分及び役職名に基づいてスコアを算出することができる。なお、スコアの算出には、予め、企業の上場区分、業績区分及び役職名に対応させたポイントテーブルを定めておき、各項目のポイントの合計をスコアとすればよい。これにより、ユーザ自身のキャリアに基づく価値を判定することができる。
【0061】
図12はユーザのキャリア履歴情報の一例を示す説明図である。
図12の例は、
図10において、ユーザの転職、異動、昇進などのイベント毎のキャリアの推移を履歴として纏めたものである。
図12では、キャリアの履歴を、企業での在籍期間、転職回数、転職履歴、昇進・異動期間という情報項目によって表しているが、情報項目は
図12の例に限定されない。
図12に示すように、ユーザは、K建設に4年間在籍し、S建設に1年間在籍している。転職回数は、K建設からS建設への転職で1回である。転職履歴では、K建設及びS建設それぞれの上場区分、業種区分及び業績区分が示されている。昇進・異動期間では、例えば、昇進スピードを表すことができ、一般職から主任へは1年で昇進し、主任から課長へは2年で昇進していることが分かる。
【0062】
キャリア情報特定部53は、ユーザ自身の複数の名刺の名刺情報に基づいて、
図12に示すような、ユーザの転職、異動及び昇進の少なくとも一つを含むキャリア履歴情報(キャリア情報)を特定することができる。
【0063】
得点算出部61は、特定したキャリア履歴情報に基づいて、ユーザの名刺に関するスコア(得点)を算出する。
図12の例では、在籍期間、転職回数、転職履歴、昇進・異動期間に基づいてスコアを算出することができる。なお、スコアの算出には、予め、在籍期間、転職回数、企業の上場区分及び業績区分を含む転職履歴、昇進・異動期間に対応させたポイントテーブルを定めておき、各項目のポイントの合計をスコアとすればよい。これにより、ユーザの最新のキャリアだけでなく、過去から現在に亘って、どのようにキャリアが変更、あるいは成長したかを把握できるので、ユーザの今後のキャリアを推定して価値を判定することができる。
【0064】
次に、ユーザが保有する名刺交換相手の名刺の名刺情報に基づく価値判定について説明する。
【0065】
図13はユーザの名刺の登録の推移を示す登録推移情報の第2例を示す説明図である。
図13に示す第2例は、ユーザが名刺交換を行った名刺交換相手の名刺をユーザが登録した推移(履歴)を示すものである。例えば、ユーザが端末装置10で名刺交換相手の名刺を登録する都度、名刺価値判定装置50は、通信部52を介して名刺情報を取得する。シェア情報特定部54は、取得された名刺情報及び外部DB80にアクセスして、名刺交換相手の企業に対応する上場区分、業種区分及び業績区分を取得して、
図13に示すような登録推移情報を生成することができる。また、
図13に示すように、シェア情報特定部54は、名刺に記載された役職名を、予め定めた役職グループに変換することができる。これにより、役職名を所定数のグループに割り当てることができ、ポイントテーブルを簡素化することができる。
【0066】
図13の例では、ユーザは、2018年4月1日に、A建設の名刺交換相手の名刺を登録し、2018年4月2日に、B建設の名刺交換相手の名刺を登録している。以下、同様であり、例えば、ユーザが保有する名刺交換相手の名刺の数は、例えば、100枚、200枚、300枚などとすることができる。
【0067】
図14はユーザが保有する名刺交換相手の名刺のシェア情報の一例を示す説明図である。
図14では、シェア情報を、企業の上場区分構成比、業種区分構成比、業績区分構成比、役職グループ構成比という情報項目によって表しているが、情報項目は
図14の例に限定されない。
図14に示すように、ユーザが保有する名刺交換相手(例えば、100人、200人、300人など)の企業の上場区分は、名刺交換相手の70%が上場企業に属し、20%が非上場企業に属し、10%は不明である。また、名刺交換相手の企業の業種は、名刺交換相手の80%が土木建設であり、10%が電気であり、10%は不明である。
【0068】
名刺交換相手の企業の業績は、名刺交換相手の80%が好調であり、10%が普通であり、10%は不調である。また、名刺交換相手の役職は、名刺交換相手の20%が社長であり、30%が取締役であり、45%が部長であり、5%はその他である。
【0069】
得点算出部61は、名刺交換相手の名刺情報に含まれる企業名及び役職の少なくとも一つに基づいて、ユーザの名刺に関するスコア(得点)を算出する。これにより、ユーザの人脈(名刺交換相手)を考慮してユーザの名刺に関する価値を判定することができる。
【0070】
より具体的には、シェア情報特定部54は、複数の名刺交換相手の名刺の名刺情報に基づいて、
図14に示すような、複数の名刺交換相手の役職の構成比、企業の業種の構成比及び企業の業績の構成比の少なくとも一つを含むシェア情報を特定することができる。
【0071】
得点算出部61は、特定されたシェア情報に基づいて、ユーザの名刺に関するスコア(得点)を算出することができる。なお、スコアの算出には、予め、企業の上場区分構成比、業種区分構成比、業績区分構成比、役職グループ構成比に対応させたポイントテーブルを定めておき、各項目のポイントの合計をスコアとすればよい。これにより、ユーザの人脈(名刺交換相手)の役職や企業の業績などを考慮してユーザの名刺に関する価値を判定することができる。
【0072】
ユーザの名刺に関するスコアは、自身のキャリア情報に基づくスコアと、ユーザが保有する名刺交換相手のシェア情報に基づくスコアとの合計とすることができる。
【0073】
次に、与信情報を考慮する場合について説明する。
【0074】
価値判定部60は、信用DB72、行政DB73、ウェブDB74、購買DB75、SNS76にアクセスすることにより、ユーザ及び名刺交換相手の少なくとも一方の与信のための情報を取得することができる。また、価値判定部60は、個人情報DB79に記録された情報を用いて、ユーザの名刺に関する価値を判定してもよい。
【0075】
与信のための情報は、信用DB72に記録された、クレジットカードなどの支払履歴、支払遅延などを含む信用データを含む。また、与信のための情報は、行政DB73に記録された、税金や社会保険料の支払履歴や滞納などの行政データを含む。また、与信のための情報は、ウェブDB74に記録された、ウェブページの閲覧履歴などを含む。また、与信のための情報は、購買DB75に記録された、商品などの購買履歴などを含む。また、与信のための情報は、SNS76に記録された、人との繋がりを示す情報などを含む。個人情報DB79には、氏名、性別、生年月日、年齢、年収、家族構成、持家又は賃貸の別、給与振込先などの銀行口座の履歴などの情報を記録することができる。
【0076】
価値判定部60は、取得した与信のための情報に基づいて、ユーザの名刺に関する価値を判定することができる。これにより、ユーザの信用度やユーザの人脈(名刺交換相手)の信用度を考慮してユーザの名刺に関する価値を判定することができる。
【0077】
次に、個人の人材価値を考慮する場合について説明する。
【0078】
人材価値判定部62は、企業内DB77にアクセスして、ユーザ又は名刺交換相手の人事関連及び労務関連の少なくとも一つを含む企業内情報を取得することができる。企業内情報は、個人の人材価値を判定するための材料であればよく、企業内DB77には、例えば、一定期間における目標達成度、モチベーション指数、個人売上、人事評価、給与、昇級降格情報、一定期間における稼働時間(残業時間を含めてもよい)、従業員満足度、適正診断の結果などを記録することができる。
【0079】
図15は企業内情報の一例を示す説明図である。
図15の例では、個人(ユーザでも名刺交換相手でもよい)の人材価値スコアを算出するための情報が特定されている。
図15に示すように、企業内情報は、例えば、目標達成度が100%、モチベーション指数が95、個人売上が〇〇千万円、人事評価がA、給与が〇〇〇万円、昇級降格情報が2018年4月1日に〇〇昇級、稼働時間が△△△時間、従業員満足度が98%、適正診断の結果がAの如く表すことができる。
【0080】
人材価値判定部62は、取得した企業内情報に基づいて、ユーザ又は名刺交換相手のスコアを算出することができる。なお、スコアの算出には、予め、企業内情報の各項目に対応させたポイントテーブルを定めておき、各項目のポイントの合計をスコアとすればよい。これにより、ユーザ及びユーザの人脈の企業(仮に転職した場合には、転職後の企業も含めることができる)に対する貢献度を推定することが容易になる。
【0081】
次に、企業価値を考慮する場合について説明する。
【0082】
企業価値判定部63は、取引DB78にアクセスして、ユーザ自身の名刺情報及び名刺交換相手の名刺情報それぞれに含まれる企業の取引情報を取得することができる。取引DB78には、例えば、得意先推移、仕入先推移、外注先推移、及びこれらの取引額推移などの取引情報を記録することができる。
【0083】
図16は取引情報の一例を示す説明図である。
図16の例では、企業価値スコアを算出するための情報が特定されている。
図16の例では、S建設の得意先推移については、2018年度はS社であり、2017年度はB社である(便宜上、2016年度以前は不図示)。仕入先推移については、2018年度はAB社及びCD社であり、2017年度はAB社及びKK社である(便宜上、2016年度以前は不図示)。外注先推移については、2018年度はF社であり、2017年度もF社である(便宜上、2016年度以前は不図示)。取引額推移については、2018年度は〇〇億円であり、2017年度は△△億円である(便宜上、2016年度以前は不図示)。なお、取引額の推移は、得意先、仕入先、外注先毎に分けてもよく、一つに纏めてもよい。
【0084】
企業価値判定部63は、取得した取引情報に基づいて、企業の企業価値を判定する。例えば、企業が著名企業や上場企業、企業スコアの高い企業との取引や取引額が増えることにより、企業価値が高まるので、ユーザ又は名刺交換相手の企業価値を推定することが容易になる。
【0085】
図17はスコアDB81の情報項目の一例を示す説明図である。スコアDB81は、価値判定部60が判定した各ユーザの価値判定結果(
図17の例ではスコア)を記録したものである。例えば、ID=1のユーザについては、ユーザの企業名はAA建設であり、役職は取締役であり、氏名は〇〇〇〇であり、ユーザの名刺の登録日は2018年2月1日であり、スコアは75点である。また、ID=2のユーザについては、ユーザの企業名はBB電気であり、役職は課長であり、氏名は△△△△であり、ユーザの名刺の登録日は2017年10月5日であり、スコアは85点である。他のユーザについても、同様の情報が記録されている。
【0086】
制御部51は、通信部52を介して、ユーザの名刺に関する価値(例えば、スコア)をユーザの端末装置10へ出力することができる。これにより、ユーザは、名刺に関する価値を容易に把握することができる。
【0087】
また、制御部51は、通信部52を介して、ユーザの名刺に関する価値を転職エージェントサーバ300又は金融機関サーバ200に出力することができる。これにより、転職エージェントに対してヘッドハンティングやスカウト、転職広告に必要な情報の提供を提供することができ、また、金融機関に対して融資の信用調査に必要な情報を提供することができる。
【0088】
次に、ユーザの名刺情報と当該ユーザが保有する名刺交換相手の名刺情報との親和度(親和度合い)について説明する。
【0089】
親和度算出部55は、ユーザ自身の名刺情報及び名刺交換相手の名刺情報それぞれに含まれる企業名及び役職の少なくとも一つに基づいて、ユーザと名刺交換相手との親和度を算出することができる。例えば、企業の業種、業績、規模などが近い(類似している)ほど、親和度を高くすることができる。また、役職が近い(類似している)ほど、親和度を高くすることができる。
【0090】
制御部51は、通信部52を介して、算出した親和度をユーザの端末装置10へ出力することができる。これにより、ユーザは、名刺交換相手の中から自分の立場と近い相手を容易に見つけ出すことができる。
【0091】
交換処理部57は、ユーザの端末装置10からの要求に応じて、例えば、第1のユーザ自身の名刺情報を第2のユーザの端末装置10へ出力し、第2のユーザ自身の名刺情報を第1のユーザの端末装置10へ出力することができる。これにより、例えば、ユーザの端末装置10に名刺管理アプリケーションがインストールされている場合には、所望の相手と名刺交換をデジタル的に行うことができ、距離が離れている相手との名刺交換が可能となる。これにより、個人同士が紙の名刺を交換する必要がなく、ユーザ双方が直接会わなくても名刺を交換できるので、リモートネットワークやSNS上でのビジネスマッチングなどでの利用が期待される。
【0092】
また、価値判定部60は、第1実施形態の場合と同様に、真正な名刺情報が複数登録された名刺マスタデータベース20に基づいて、取得した名刺情報に対応する真正な名刺情報を抽出し、抽出した真正な名刺情報に基づいて、ユーザの名刺に関する価値を判定してもよい。
【0093】
これにより、スキャンされた名刺の情報に対して手作業による修正が不要となるとともに、ユーザのビジネス上での価値を判断するための客観的な情報を提供することができる。
【0094】
次に、端末装置10での操作又は表示について説明する。
【0095】
図18は初期登録画面100の一例を示す模式図である。なお、以下では表示画面を便宜上縦長で表示しているが、横長であってもよい。ユーザが端末装置10で名刺を読み取ることによって、制御部11(又は名刺管理アプリケーション)は、
図18に示すような初期登録画面100を表示する。表示項目のうち、企業名、役職名、氏名、住所、メールアドレス、名刺テキストデータ及び名刺画像データは、読み取った名刺から取得した名刺情報から抽出して表示される。なお、名刺テキストデータ及び名刺画像データについては、項目をタッチ操作することにより、画面が切り替わって、名刺テキストデータ及び名刺画像データが表示される。また、表示項目のうち、上場区分、業種区分、エリア区分は、外部DB80に記録された情報から抽出して表示される。エリア区分は、住所に対応するエリア区分であり、例えば、関東、中部、関西などの如くである。
【0096】
表示項目のうち、公開・非公開設定、商談希望テーマ、興味関心テーマ及びプロフィール情報は、ユーザ自身に関する項目であり、ユーザが適宜登録することができる。例えば、公開・非公開設定は、登録情報のうち、どれを公開可能とし、どれを非公開とするかをユーザが自由に設定することができる。例えば、氏名を非公開とし、企業名、役職などを公開とすることができる。
【0097】
編集アイコン101によって、表示項目を編集することができ、削除アイコン103によって所望の表示項目を削除することができる。登録アイコン102を操作することにより、登録が完了する。
【0098】
図19は名刺検索画面110の一例を示す模式図である。制御部11は、キーワード及び予め設定された選択可能な検索条件の少なくとも一つに基づいて、名刺交換相手の名刺を検索することができる。
図19の例では、キーワード入力欄111にキーワードを入力することができる。業種アイコン112、規模アイコン113、エリアアイコン114、商談テーマアイコン115を操作することにより、検索条件に、業種、企業の規模、エリア、商談のテーマなどを含めることができる。これにより、ユーザは自分が持っている多くの名刺交換相手の名刺の中から所望の名刺(名刺交換相手)を容易に見つけ出すことができる。
【0099】
図20はマイ名刺入れ画面120の一例を示す模式図である。マイ名刺入れ画面120には、他のユーザの名刺データとのマッチングに用いる登録情報の選択領域121、名刺情報(名刺画像)を表示する表示領域122、ユーザ自身の名刺情報と、表示領域122に表示された名刺交換相手の名刺情報との間の親和度合いを表示する親和度表示領域124、ユーザの名刺に関する価値(具体的には、スコア)を表示する価値表示領域125が配置されている。また、マイ名刺入れ画面120には、オファアイコン126、メッセージアイコン127、シェアアイコン128、保管アイコン129が表示されている。
【0100】
選択領域121では、企業名、役職、氏名、テーマ(例えば、商談テーマ)、タグ指定等のカテゴリによって、ユーザ自身の名刺情報と他のユーザの名刺情報とをマッチングさせる場合の条件を選択することができる。マッチングした名刺情報は、名刺画像として表示領域122に表示させることができる。マッチングした名刺が複数存在する場合には、送りアイコン123a、戻りアイコン123bを操作することにより、表示を切り替えることができる。すなわち、制御部11は、企業名、役職及び氏名の少なくとも一つのカテゴリの選択を受け付け、選択されたカテゴリに基づいて、他のユーザの名刺を表示画面15に表示することができる。これにより、カテゴリを選択して、他のユーザの名刺とマッチングできる。
【0101】
また、選択領域121には、ユーザが保有している名刺交換相手の名刺の中から、検索条件に合った名刺を選択可能に表示することができる。すなわち、検索された名刺が複数存在する場合には、送りアイコン123a、戻りアイコン123bを操作することにより、表示を切り替えることができる。
【0102】
価値表示領域125には、マイ名刺入れのスコア(図の例では、68点)が表示される。すなわち、制御部11は、取得した名刺情報に基づいて判定されたユーザの名刺に関する価値(図の例では、スコア)を表示画面15に表示する。なお、スコア(得点)に代えて、ランク(例えば、10段階のランク上から何番目のランクであるかの如く)でもよい。これにより、ユーザの名刺に関する価値を容易に確認することができる。
【0103】
親和度表示領域124には、ユーザ自身の名刺情報と、表示領域122に表示された名刺交換相手の名刺の名刺情報との間の親和度(図の例では、86%)が表示される。
【0104】
すなわち、制御部11は、複数の名刺交換相手の中から一の名刺交換相手の名刺を選択可能に表示画面15の表示領域122に表示する。そして、制御部11は、ユーザ自身の名刺情報及び選択された一の名刺交換相手の名刺情報それぞれに含まれる企業名及び役職の少なくとも一つに基づいて算出された、ユーザと当該一の名刺交換相手との親和度(親和度合い)を表示画面15の親和度表示領域124に表示する。これにより、複数の名刺交換相手の中から一の名刺交換相手を選択する都度、選択した名刺交換相手とユーザ自身との親密度合いを容易に把握することができる。なお、親和度の算出については、名刺価値判定装置50の親和度算出部55で行うことができる。
【0105】
ユーザが、例えば、表示領域122に表示された名刺や親和度表示領域124に表示された親和度を見て、当該名刺の本人に対して行動(例えば、商談のオファなど)を取りたい場合がある。例えば、ユーザが、オファアイコン126を操作すると、制御部11は、表示画面15に表示された名刺交換相手に対するメールを生成することができる。例えば、複数の名刺交換相手の名刺の中から選択した名刺の本人(名刺交換相手)に対して、何らかの連絡を取りたい場合に、メールを生成して送信することができる。生成するメールは、例えば、予め定型文を用意しておき、適切な定型文を選択するようにすれば、作業を簡単にすることができる。また、メールの作成とカレンダ機能とを連携するようにしてもよい。
【0106】
また、ユーザが、メッセージアイコン127を操作すると、制御部11は、表示画面15に表示された名刺の本人に対して、簡単な文章を送信することができる。この場合に、メッセージを送信することができるアプリが端末装置10に複数インストールされている場合、アプリを選択できるようにしてもよい。
【0107】
また、ユーザが、シェアアイコン128を操作すると、制御部11は、予め設定されたコミュニティ内の連絡先に対して、表示画面15に表示された名刺の本人の名刺情報を共有することができる。これにより、人脈を拡大させることができる。
【0108】
また、ユーザが、保管アイコン129を操作すると、制御部11は、表示画面15に表示された名刺の本人(名刺交換相手)に対するユーザの予定を分類して保管する。ユーザの予定は、例えば、名刺交換相手に対する行動予定であり、「明日、電話する」、「一週間後に連絡する」、「一か月以内に訪問する」などの予定を保管することができる。行動予定日の前、所定の時点でユーザに対して通知(アラーム)するようにしてもよい。これにより、名刺交換相手に対するユーザの将来の行動を容易に管理することができる。
【0109】
図21は親和度リスト画面130の一例を示す模式図である。親和度リスト画面130は、例えば、ユーザが親和度リスト表示アイコン(不図示)を操作することにより、表示させることができる。すなわち、制御部11は、ユーザが保有する複数の名刺交換相手それぞれとユーザ自身との親和度を表示画面15に表示することができる。表示する親和度の数は、
図21に示すように、例えば、上位から何番目までと定めてもよく、親和度が所定値以上のものを表示するようにしてもよい。
【0110】
図21の例では、親和度が90%、82%、80%、68%、65%の名刺交換相手の名刺情報(例えば、企業名、役職、氏名など)が表示されている。スクロールバーを操作することにより、さらに下位の親和度の名刺交換相手の名刺情報を表示することができる。表示された各名刺交換相手の名刺情報に対応させて選択アイコン131が表示されている。ユーザが選択アイコン131を操作することにより、所望の名刺交換相手を選択することができる。
【0111】
ユーザが詳細アイコン132を操作すると、制御部11は、選択された名刺交換相手のさらに詳細な名刺情報や他の関連情報(例えば、公開された個人情報、プロフィール情報など)を表示することができる。これにより、ユーザは、ユーザ自身との親和度が高い名刺交換相手の詳しい情報を得ることができる。
【0112】
ユーザがメッセージアイコン133を操作すると、制御部11は、名刺価値判定装置50を通じて、選択された名刺交換相手に対してメッセージを送信することができる。
【0113】
ユーザが商談アイコン134を操作すると、制御部11は、商談(例えば、新規業務提携のための商談など)に必要な事項を設定できる画面を表示し、ユーザが必要事項を記入するだけで、例えば、名刺価値判定装置50を通じて、商談の予約を設定することができる。
【0114】
ユーザが転職スカウトアイコン135を操作すると、制御部11は、名刺交換相手をスカウト(転職の勧め)するのに必要な事項を設定できる画面を表示し、ユーザが必要事項を記入するだけで、例えば、名刺価値判定装置50を通じて、名刺交換相手に転職を勧めるための面談の予約を設定することができる。
【0115】
図22の親和度DB82の情報項目の一例を示す説明図である。
図22に示すように、親和度DB82は、ユーザ毎に、そのユーザが保有する名刺交換相手の企業名、役職、氏名、名刺交換相手の名刺を登録した登録日、そのユーザと名刺交換相手との親和度などの情報項目を有する。例えば、ユーザY0001については、2017年12月10日に登録した名刺交換相手(BB建設の部長の××〇〇氏)との親和度は85%であり、2018年3月1日に登録した名刺交換相手(DD工業の課長の△△××氏)との親和度は80%である。図示していないが、他の名刺交換相手についても同様である。
【0116】
図23はスコア検索画面140の一例を示す模式図である。スコア検索画面140は、名刺価値判定装置50によって登録された各ユーザの価値判定結果(
図17に例示したスコアDB81に記録されたスコア)を検索するための画面である。
図23に示すように、スコア検索画面140は、業種を入力又は選択する領域141(図の例では、土木建設が設定されている)、役職を入力又は選択する領域142(図の例では、課長以上が設定されている)、スコアを入力又は選択する領域143(図の例では、70点以上が設定されている)を有する。ユーザが、これらの領域において所望の設定を行い、検索アイコン144を操作することにより、制御部11は、検索要求を名刺価値判定装置50に出力する。名刺価値判定装置50の制御部51は、設定された検索条件に基づいて、スコアDB81を検索し、検索結果を端末装置10に出力する。
【0117】
図24はスコアリスト画面150の一例を示す模式図である。
図24では、スコアが95点、89点、78点、77点、74点、70点の各ユーザの企業名、役職、氏名が表示されている。表示された各ユーザの名刺情報に対応させて選択アイコン151が表示されている。ユーザが選択アイコン151を操作することにより、所望のユーザを選択することができる。
【0118】
ユーザが詳細アイコン152を操作すると、制御部11は、選択されたユーザのさらに詳細な名刺情報や他の関連情報(例えば、公開された個人情報、プロフィール情報など)を表示することができる。これにより、ユーザは、他のユーザの詳しい情報を得ることができる。
【0119】
ユーザがメッセージアイコン153を操作すると、制御部11は、名刺価値判定装置50を通じて、選択されたユーザに対してメッセージを送信することができる。例えば、スコアが70点以上のユーザに対して、名刺価値判定装置50を通じて、交流会の案内を提供することができる。これにより、ビジネスの新規開拓、業務提携などに必要な場を提供することができる。
【0120】
ユーザが転職スカウトアイコン154を操作すると、制御部11は、選択されたユーザをスカウト(転職の勧め)するのに必要な事項を設定できる画面を表示し、ユーザが必要事項を記入するだけで、例えば、名刺価値判定装置50を通じて、他のユーザに転職を勧めるための面談の予約を設定することができる。
【0121】
また、制御部11(名刺管理アプリケーションでもよい)は、POS又はウェブサービス、アプリなどで発行した領収書をデジタルダウンロードして保管し、経費精算アプリなどと連携することにより、簡単に経費精算、立替精算をすることができる。具体的には、POS又はウェブサービス、アプリなどからQRコード(登録商標)又は特定のIDを取り出して領収証を発行し、ユーザは名刺管理アプリケーションでQRコードのスキャン又は特定のIDを検索して領収書を確認し、保管、管理、精算をすることができる。
【0122】
また、制御部11(名刺管理アプリケーションでもよい)は、GPSを作動させることにより、位置情報(ユーザの移動情報)を取得し、乗換案内アプリと連携することにより、交通費の精算の対象となる移動経路を複数予測し、ユーザは予測された複数の移動経路から実際の移動経路を特定することにより、交通費精算を自動で行うことができる。例えば、東京駅から上野へ移動する際に、ユーザは東京駅でGPSを作動させる。GPSで検出した移動情報及び地図情報に基づいて、制御部11は、現在地から目的地までの距離、移動時間、留まり時間などを時系列的に分析することができる。これにより、制御部11は、例えば、ユーザが移動中である、商談中である、食事中である等を予測することができる。
【0123】
図25は端末装置10の処理手順の一例を示すフローチャートである。以下では、便宜上、処理の主体を制御部11として説明する。制御部11は、ユーザ操作に応じて、名刺交換相手の検索条件を設定し(S41)、検索操作を受け付ける(S42)。これにより、制御部11は、検索要求を名刺価値判定装置50に出力する。
【0124】
制御部11は、名刺価値判定装置50から検索結果を取得したか否かを判定し(S43)、検索結果を取得していない場合(S43でNO)、ステップS43の処理を続ける。検索結果を取得した場合(S43でYES)、制御部11は、検索によって抽出された名刺交換相手の名刺画像を表示する(S44)。なお、複数の名刺交換相手が抽出された場合、そのうちの一の名刺交換相手の名刺画像が表示される。
【0125】
制御部11は、名刺交換相手の選択操作の有無を判定し(S45)、選択操作があった場合(S45でYES)、選択された名刺交換相手の名刺画像に切り替えて表し(S46)、後述のステップS47の処理を行う。
【0126】
選択操作がない場合(S45でNO)、制御部11は、ユーザのスコアを表示し(S47)、ユーザと表示された名刺交換相手のそれぞれの名刺情報に基づいて算出された親和度を表示する(S48)。制御部11は、オファ、メッセージ、シェア又は保管のアイコン操作の有無を判定し(S49)、アイコン操作があった場合(S49でYES)、操作されたアイコンに対応する処理を実行し(S50)、後述のステップS51の処理を行う。
【0127】
アイコン操作がない場合(S49でNO)、制御部11は、処理を終了するか否かを判定する(S51)。処理を終了しない場合(S51でNO)、制御部11は、ステップS41以降の処理を行い、処理を終了する場合(S51でYES)、処理を終了する。
【0128】
図25に示すような処理の手順を定めたコンピュータプログラム(記録媒体に記録可能)をコンピュータに備えられたRAMにロードし、コンピュータプログラムをCPU(プロセッサ)で実行することにより、コンピュータ上で
図25の処理を実現することができる。
【0129】
図26は名刺価値判定装置50の処理手順の一例を示すフローチャートである。以下では、便宜上、処理の主体を制御部51として説明する。制御部51は、ユーザによる名刺情報の登録の有無を判定し(S61)、登録がない場合(S61でNO)、ステップS61の処理を続ける。
【0130】
登録があった場合(S61でYES)、制御部51は、登録した名刺情報がユーザ自身の名刺情報であるか否かを判定する(S62)。ユーザ自身の名刺情報である場合(S62でYES)、制御部51は、ユーザ自身の名刺のスコアを算出し(S63)、後述のステップS64の処理を行う。
【0131】
ユーザ自身の名刺情報でない場合(S62でNO)、制御部51は、登録した名刺情報がユーザの名刺交換相手の名刺情報であるか否かを判定する(S64)。名刺交換相手の名刺情報である場合(S64でYES)、制御部51は、名刺交換相手のスコアを算出し(S65)、後述のステップS66の処理を行う。
【0132】
名刺交換相手の名刺情報でない場合(S64でNO)、制御部51は、ユーザの名刺スコアを算出し(S66)、ユーザと名刺交換相手それぞれの名刺情報に基づいて親和度を算出する(S67)。
【0133】
制御部51は、処理を終了するか否かを判定する(S68)。処理を終了しない場合(S68でNO)、制御部51は、ステップS61以降の処理を行い、処理を終了する場合(S68でYES)、処理を終了する。
【0134】
名刺価値判定装置50は、CPU(プロセッサ)、RAMなどを備えたコンピュータを用いて実現することもできる。
図26に示すような処理の手順を定めたコンピュータプログラム(記録媒体に記録可能)をコンピュータに備えられたRAMにロードし、コンピュータプログラムをCPU(プロセッサ)で実行することにより、コンピュータ上で名刺価値判定装置50を実現することができる。
【0135】
本実施の形態の名刺情報提供方法は、名刺を光学的に読み取って得られた名刺情報を取得し、真正な名刺情報が複数登録された名刺データベースに基づいて、取得した名刺情報に対応する真正な名刺情報を抽出し、抽出した真正な名刺情報を出力する。
【0136】
本実施の形態の名刺情報提供装置は、名刺を光学的に読み取って得られた名刺情報を取得する取得部と、真正な名刺情報が複数登録された名刺データベースに基づいて、取得した名刺情報に対応する真正な名刺情報を抽出する抽出部と、抽出した真正な名刺情報を出力する出力部とを備える。
【0137】
名刺情報提供方法は、名刺を光学的に読み取って得られた名刺情報を取得する。名刺は、例えば、ユーザが名刺交換によって受け取った名刺交換相手の名刺とすることができるが、ユーザ自身の名刺を含めることもできる。光学的に読み取るとは、例えば、スキャナ機能を用いて読み取ることである。読み取って得られたとは、例えば、OCR機能によって得られた名刺情報である。
【0138】
名刺情報提供方法は、真正な名刺情報が複数登録された名刺データベースに基づいて、取得した名刺情報に対応する真正な名刺情報を抽出する。真正な名刺情報とは、正しい名刺情報であり、誤りがないとすることができる。名刺データベースは、予め準備しておけばよい。取得した名刺情報に対応する真正な名刺情報とは、両者の名刺情報が完全に一致しない場合には、両者の名刺情報の大部分が一致し、取得した名刺情報の誤りを修正したものが真正な名刺情報に一致すると考えられる程度の差異があるとすることができる。
【0139】
名刺情報提供方法は、抽出した真正な名刺情報を出力する。これにより、取得した名刺情報に誤りがある場合、出力された真正な名刺情報に基づいて、誤りのない名刺情報が得られるので、スキャンされた名刺の情報に対して手作業による修正が不要となる。
【0140】
本実施の形態の名刺情報提供方法は、取得した名刺情報と該名刺情報に対応する真正な名刺情報とを対比させて表示画面に表示する。
【0141】
名刺情報提供方法は、取得した名刺情報と当該名刺情報に対応する真正な名刺情報とを対比させて表示画面に表示する。両者の名刺情報を対比させて表示するので、取得した名刺情報に誤りがある場合、誤りの箇所を素早く見つけることができる。
【0142】
本実施の形態の名刺情報提供方法は、前記表示画面に表示された名刺情報を編集する操作を受け付け、編集された名刺情報を前記名刺データベースに登録する。
【0143】
名刺情報提供方法は、表示画面に表示された名刺情報を編集する操作を受け付ける。表示された名刺情報は、取得した名刺情報でもよく、真正な名刺情報でもよい。
【0144】
名刺情報提供方法は、編集された名刺情報を名刺データベースに登録する。これにより、名刺データベースを最新の状態にすることができる。
【0145】
本実施の形態の名刺情報提供方法は、名刺発注依頼に含まれる名刺情報を取得し、取得した名刺情報を前記名刺データベースに登録する。
【0146】
名刺情報提供方法は、名刺発注依頼に含まれる名刺情報を取得し、取得した名刺情報を名刺データベースに登録する。例えば、ある企業が印刷会社に名刺の発注(例えば、組織再編による大量の名刺の変更など)する場合、名刺の情報は真正な情報であると考えられる。名刺発注時の名刺情報を用いて名刺データベースに登録することにより、真正な名刺情報を容易に登録することができる。
【0147】
本実施の形態のコンピュータプログラムは、コンピュータに、名刺を光学的に読み取って得られた名刺情報を取得する処理と、取得した名刺情報を含む名刺情報提供要求を出力する処理と、真正な名刺情報が複数登録された名刺データベースに基づいて、取得した名刺情報に対応する真正な名刺情報を取得する処理と、取得した名刺情報と該名刺情報に対応する真正な名刺情報とを対比させて表示画面に表示する処理とを実行させる。
【0148】
コンピュータプログラムは、名刺を光学的に読み取って得られた名刺情報を取得すると、取得した名刺情報を含む名刺情報提供要求を、例えば、名刺情報提供装置へ出力する。名刺情報提供装置では、真正な名刺情報が複数登録された名刺データベースに基づいて、取得した名刺情報に対応する真正な名刺情報が抽出される。
【0149】
コンピュータプログラムは、名刺情報提供装置から真正な名刺情報を取得すると、取得した名刺情報と当該名刺情報に対応する真正な名刺情報とを対比させて表示画面に表示する。両者の名刺情報を対比させて表示するので、取得した名刺情報に誤りがある場合、誤りの箇所を素早く見つけることができる。
【0150】
本実施の形態の名刺価値判定方法は、ユーザ自身の名刺及び該ユーザが取得した名刺交換相手の名刺を光学的に読み取って得られた名刺情報を取得し、取得した名刺情報に基づいて、前記ユーザの名刺に関する価値を判定する。
【0151】
本実施の形態の名刺価値判定装置は、ユーザ自身の名刺及び該ユーザが取得した名刺交換相手の名刺を光学的に読み取って得られた名刺情報を取得する取得部と、取得した名刺情報に基づいて、前記ユーザの名刺に関する価値を判定する判定部とを備える。
【0152】
本実施の形態のコンピュータプログラムは、コンピュータに、ユーザ自身の名刺及び該ユーザが取得した名刺交換相手の名刺を光学的に読み取って得られた名刺情報を取得する処理と、取得した名刺情報に基づいて、前記ユーザの名刺に関する価値を判定する処理とを実行させる。
【0153】
名刺価値判定方法は、ユーザ自身の名刺及びユーザが取得した名刺交換相手の名刺を光学的に読み取って得られた名刺情報を取得する。光学的に読み取るとは、例えば、スキャナ機能を用いて読み取ることである。読み取って得られたとは、例えば、OCR機能によって得られた名刺情報である。
【0154】
名刺価値判定方法は、取得した名刺情報に基づいて、ユーザの名刺に関する価値を判定する。ユーザの名刺に関する価値は、ユーザ自身の名刺の名刺情報に基づく価値、及びユーザが名刺交換を行った名刺交換相手の名刺の名刺情報に基づく価値の少なくとも一方を含む。価値の判定は、例えば、スコア(得点)の多少で判定してもよく、あるいは、予め区分されたランクで判定してもよい。これにより、ユーザのビジネス上での価値を判断するための客観的な情報を提供することができる。
【0155】
本実施の形態の名刺価値判定方法は、前記ユーザ自身の名刺情報に含まれる企業名及び役職の少なくとも一つに基づいて、前記ユーザの名刺に関する価値を判定する。
【0156】
名刺価値判定方法は、ユーザ自身の名刺情報に含まれる企業名及び役職の少なくとも一つに基づいて、ユーザの名刺に関する価値を判定する。例えば、企業に関する外部のデータベースを参照して、企業の規模、業績などに基づいて、ユーザの名刺に関する価値を判定することができる。また、ユーザ自身の役職に基づいて、ユーザの名刺に関する価値を判定することができる。これにより、ユーザ自身のキャリアに基づく価値を判定することができる。
【0157】
本実施の形態の名刺価値判定方法は、前記ユーザ自身の複数の名刺を光学的に読み取って得られた前記複数の名刺それぞれの名刺情報を取得し、取得した名刺情報に基づいて、前記ユーザの転職、異動及び昇進の少なくとも一つを含むキャリア情報を特定し、特定したキャリア情報に基づいて、前記ユーザの名刺に関する価値を判定する。
【0158】
名刺価値判定方法は、ユーザ自身の複数の名刺を光学的に読み取って得られた複数の名刺それぞれの名刺情報を取得する。複数の名刺は、例えば、ユーザが転職した場合、昇進した場合に、名刺が変わることにより、ユーザ自身の名刺が複数存在することになる。
【0159】
名刺価値判定方法は、取得した名刺情報に基づいて、ユーザの転職、異動及び昇進の少なくとも一つを含むキャリア情報を特定し、特定したキャリア情報に基づいて、ユーザの名刺に関する価値を判定する。これにより、ユーザの最新のキャリアだけでなく、過去から現在に亘って、どのようにキャリアが変更、あるいは成長したかを把握できるので、ユーザの今後のキャリアを推定して価値を判定することができる。
【0160】
本実施の形態の名刺価値判定方法は、前記ユーザ又は前記名刺交換相手の人事関連及び労務関連の少なくとも一つを含む企業内情報を取得し、取得した企業内情報に基づいて、前記ユーザ又は前記名刺交換相手の人材価値を判定する。
【0161】
名刺価値判定方法は、ユーザ又は名刺交換相手の人事関連及び労務関連の少なくとも一つを含む企業内情報を取得する。企業内情報は、個人の人材価値を判定するための材料であればよく、例えば、一定期間における目標達成度、モチベーション指数、個人売上、人事評価、給与、昇級降格情報、一定期間における稼働時間(残業時間を含めてもよい)、従業員満足度、適正診断の結果などを含めることができる。
【0162】
名刺価値判定方法は、取得した企業内情報に基づいて、ユーザ又は名刺交換相手の人材価値を判定する。これにより、ユーザ及び人脈の企業(転職後の企業も含めることができる)に対する貢献度を推定することが容易になる。
【0163】
本実施の形態の名刺価値判定方法は、前記名刺交換相手の名刺情報に含まれる企業名及び役職の少なくとも一つに基づいて、前記ユーザの名刺に関する価値を判定する。
【0164】
名刺価値判定方法は、名刺交換相手の名刺情報に含まれる企業名及び役職の少なくとも一つに基づいて、ユーザの名刺に関する価値を判定する。例えば、企業に関する外部のデータベースを参照して、企業の規模、業績などに基づいて、名刺交換相手の名刺に関する価値を判定することができる。また、名刺交換相手の役職に基づいて、名刺交換相手の名刺に関する価値を判定することができる。これにより、ユーザの人脈(名刺交換相手)を考慮してユーザの名刺に関する価値を判定することができる。
【0165】
本実施の形態の名刺価値判定方法は、複数の名刺交換相手の名刺を光学的に読み取って得られた前記複数の名刺交換相手それぞれの名刺情報を取得し、取得した名刺情報に基づいて、前記複数の名刺交換相手の役職の構成比、企業の業種の構成比及び企業の業績の構成比の少なくとも一つを含むシェア情報を特定し、特定したシェア情報に基づいて、前記ユーザの名刺に関する価値を判定する。
【0166】
名刺価値判定方法は、複数の名刺交換相手の名刺を光学的に読み取って得られた複数の名刺交換相手それぞれの名刺情報を取得する。
【0167】
名刺価値判定方法は、取得した名刺情報に基づいて、複数の名刺交換相手の役職の構成比、企業の業種の構成比及び企業の業績の構成比の少なくとも一つを含むシェア情報を特定する。役職の構成比は、例えば、役職を「社長」、「取締役」、「部長」及び「その他」の如く区分した場合に、名刺交換相手が「社長」である割合、「取締役」である割合、「部長」である割合及び「その他」である割合とすることができる。企業の業種の構成比は、業種を複数の区分で分けた場合に、名刺交換相手が、どの業種にどの程度の割合であるかを示す。企業の業績の構成比は、例えば、業績を「好調」、「普通」及び「不調」の如く区分した場合に、名刺交換相手の企業の業績が「好調」である割合、「普通」である割合及び「不調」である割合とすることができる。
【0168】
名刺価値判定方法は、特定したシェア情報に基づいて、ユーザの名刺に関する価値を判定する。これにより、ユーザの人脈(名刺交換相手)の役職や企業の業績などを考慮してユーザの名刺に関する価値を判定することができる。
【0169】
本実施の形態の名刺価値判定方法は、前記ユーザ自身の名刺情報及び前記名刺交換相手の名刺情報それぞれに含まれる企業の取引情報を取得し、取得した取引情報に基づいて、前記企業の企業価値を判定する。
【0170】
名刺価値判定方法は、ユーザ自身の名刺情報及び名刺交換相手の名刺情報それぞれに含まれる企業の取引情報を取得する。企業の取引情報は、例えば、得意先推移、仕入先推移、外注先推移、及びこれらの取引額推移などを含めることができる。
【0171】
名刺価値判定方法は、取得した取引情報に基づいて、企業の企業価値を判定する。例えば、企業が著名企業や上場企業、企業スコアの高い企業との取引や取引額が増えることにより、企業価値が高まるので、ユーザの企業価値を推定することが容易になる。
【0172】
本実施の形態の名刺価値判定方法は、前記ユーザ及び前記名刺交換相手の少なくとも一方の与信のための情報を取得し、取得した情報に基づいて、前記ユーザの名刺に関する価値を判定する。
【0173】
名刺価値判定方法は、ユーザ及び名刺交換相手の少なくとも一方の与信のための情報を取得する。与信のための情報は、例えば、クレジットカードなどの支払履歴、支払遅延などを含む信用データ、税金や社会保険料の支払履歴や滞納などを含む行政データ、ウェブの閲覧履歴などを含むウェブ履歴、商品などの購買履歴、人との繋がりが分かるSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などを含む。
【0174】
名刺価値判定方法は、取得した情報に基づいて、ユーザの名刺に関する価値を判定する。これにより、ユーザの信用度やユーザの人脈(名刺交換相手)の信用度を考慮してユーザの名刺に関する価値を判定することができる。
【0175】
本実施の形態の名刺価値判定方法は、前記ユーザの名刺に関する価値を前記ユーザの端末装置へ出力する。
【0176】
名刺価値判定方法は、ユーザの名刺に関する価値をユーザの端末装置へ出力することができる。これにより、ユーザは、名刺に関する価値を容易に把握することができる。
【0177】
本実施の形態の名刺価値判定方法は、前記ユーザ自身の名刺情報及び前記名刺交換相手の名刺情報それぞれに含まれる企業名及び役職の少なくとも一つに基づいて、前記ユーザと前記名刺交換相手との親和度合いを算出し、算出した親和度合いを前記ユーザの端末装置へ出力する。
【0178】
本実施の形態のコンピュータプログラムは、コンピュータに、前記ユーザ自身の名刺情報及び前記名刺交換相手の名刺情報それぞれに含まれる企業名及び役職の少なくとも一つに基づいて、前記ユーザと前記名刺交換相手との親和度合いを算出する処理と、算出した親和度合いを出力する処理とを実行させる。
【0179】
名刺価値判定方法は、ユーザ自身の名刺情報及び名刺交換相手の名刺情報それぞれに含まれる企業名及び役職の少なくとも一つに基づいて、ユーザと名刺交換相手との親和度合いを算出する。例えば、企業の業種、業績、規模などが近い(類似している)ほど、親和度合いを高くすることができる。また、役職が近い(類似している)ほど、親和度合いを高くすることができる。
【0180】
名刺価値判定方法は、算出した親和度合いをユーザの端末装置へ出力する。これにより、ユーザは、名刺交換相手の中から自分の立場と近い相手を容易に見つけ出すことができる。
【0181】
本実施の形態の名刺価値判定方法は、真正な名刺情報が複数登録された名刺データベースに基づいて、前記取得した名刺情報に対応する真正な名刺情報を抽出し、抽出した真正な名刺情報に基づいて、前記ユーザの名刺に関する価値を判定する。
【0182】
本実施の形態のコンピュータプログラムは、コンピュータに、真正な名刺情報が複数登録された名刺データベースに基づいて、前記取得した名刺情報に対応する真正な名刺情報を抽出する処理と、抽出した真正な名刺情報に基づいて、前記ユーザの名刺に関する価値を判定する処理とを実行させる。
【0183】
名刺価値判定方法は、真正な名刺情報が複数登録された名刺データベースに基づいて、取得した名刺情報に対応する真正な名刺情報を抽出し、抽出した真正な名刺情報に基づいて、ユーザの名刺に関する価値を判定する。
【0184】
これにより、スキャンされた名刺の情報に対して手作業による修正が不要となるとともに、ユーザのビジネス上での価値を判断するための客観的な情報を提供することができる。
【0185】
本実施の形態の名刺価値判定方法は、前記ユーザの名刺に関する価値を転職エージェント又は金融機関のサーバに出力する。
【0186】
名刺価値判定方法は、ユーザの名刺に関する価値を転職エージェント又は金融機関のサーバに出力する。これにより、ヘッドハンティングやスカウト、転職広告に必要な情報の提供、融資の信用調査に必要な情報を提供することができる。
【0187】
本実施の形態の名刺価値判定方法は、複数のユーザの名刺に関する価値を収集し、前記価値が所定の基準を充足する各ユーザに対して、交流会の案内を提供する。
【0188】
名刺価値判定方法は、複数のユーザの名刺に関する価値を収集し、価値が所定の基準を充足する各ユーザに対して、交流会の案内を提供する。これにより、ビジネスの新規開拓、業務提携などに必要な場を提供することができる。
【0189】
本実施の形態の名刺価値判定方法は、第1のユーザ自身の名刺情報を第2のユーザの端末装置へ出力し、前記第2のユーザ自身の名刺情報を前記第1のユーザの端末装置へ出力する。
【0190】
名刺価値判定方法は、第1のユーザ自身の名刺情報を第2のユーザの端末装置へ出力し、第2のユーザ自身の名刺情報を第1のユーザの端末装置へ出力する。これにより、例えば、ユーザの端末装置に名刺管理アプリケーションがインストールされている場合には、所望の相手と名刺交換をデジタル的に行うことができ、距離が離れている相手との名刺交換が可能となる。
【0191】
本実施の形態のコンピュータプログラムは、コンピュータに、ユーザ自身の名刺及び該ユーザが取得した名刺交換相手の名刺を光学的に読み取って得られた名刺情報を取得する処理と、取得した名刺情報に基づいて判定された前記ユーザの名刺に関する価値を表示画面に表示する処理を実行させる。
【0192】
コンピュータプログラムは、ユーザ自身の名刺及び当該ユーザが取得した名刺交換相手の名刺を光学的に読み取って得られた名刺情報を取得し、取得した名刺情報に基づいて判定されたユーザの名刺に関する価値を表示画面に表示する。これにより、ユーザの名刺に関する価値を容易に確認することができる。
【0193】
本実施の形態のコンピュータプログラムは、コンピュータに、複数の名刺交換相手の中から一の名刺交換相手の名刺を選択可能に前記表示画面に表示する処理と、前記ユーザ自身の名刺情報及び前記一の名刺交換相手の名刺情報それぞれに含まれる企業名及び役職の少なくとも一つに基づいて算出された、前記ユーザと前記一の名刺交換相手との親和度合いを前記表示画面に表示する処理とを実行させる。
【0194】
コンピュータプログラムは、複数の名刺交換相手の中から一の名刺交換相手の名刺を選択可能に表示画面に表示する。コンピュータプログラムは、ユーザ自身の名刺情報及び選択された一の名刺交換相手の名刺情報それぞれに含まれる企業名及び役職の少なくとも一つに基づいて算出された、ユーザと当該一の名刺交換相手との親和度合いを表示画面に表示する。これにより、複数の名刺交換相手の中から一の名刺交換相手を選択する都度、ユーザ自身との親密度合いを容易に把握することができる。
【0195】
本実施の形態のコンピュータプログラムは、コンピュータに、企業名、役職及び氏名の少なくとも一つのカテゴリの選択を受け付ける処理と、選択されたカテゴリに基づいて、他のユーザの名刺を前記表示画面に表示する処理とを実行させる。
【0196】
コンピュータプログラムは、企業名、役職及び氏名の少なくとも一つのカテゴリの選択を受け付け、選択されたカテゴリに基づいて、他のユーザの名刺を表示画面に表示する。これにより、カテゴリを選択して、他のユーザの名刺とマッチングすることができる。
【0197】
本実施の形態のコンピュータプログラムは、コンピュータに、前記表示画面に表示された一の名刺交換相手に対するメールを生成する処理を実行させる。
【0198】
コンピュータプログラムは、表示画面に表示された一の名刺交換相手に対するメールを生成する。複数の名刺交換相手の名刺の中から所望の名刺を選択することができ、当該名刺の本人(名刺交換相手)に対して、何らかの連絡を取りたい場合に、メールを生成して送信することができる。生成するメールは、例えば、予め定型文を用意しておき、適切な定型文を選択するようにすれば、作業を簡単にすることができる。また、メールの作成とカレンダ機能とを連携するようにしてもよい。
【0199】
本実施の形態のコンピュータプログラムは、コンピュータに、前記表示画面に表示された一の名刺交換相手に対する前記ユーザの予定を分類して保管する処理を実行させる。
【0200】
コンピュータプログラムは、表示画面に表示された一の名刺交換相手に対するユーザの予定を分類して保管する。ユーザの予定は、例えば、名刺交換相手に対する行動予定であり、「明日、電話する」、「一週間後に連絡する」、「一か月以内に訪問する」などの予定を保管することができる。また、行動予定日の前、所定の時点でユーザに対して通知(アラーム)するようにしてもよい。これにより、名刺交換相手に対する将来の行動を容易に管理することができる。
【0201】
本実施の形態のコンピュータプログラムは、コンピュータに、キーワード及び予め設定された選択可能な検索条件の少なくとも一つに基づいて、名刺交換相手の名刺を検索する処理を実行させる。
【0202】
コンピュータプログラムは、キーワード及び予め設定された選択可能な検索条件の少なくとも一つに基づいて、名刺交換相手の名刺を検索する。検索条件は、例えば、業種、企業の規模、エリア、商談のテーマなどを含めることができる。これにより、ユーザは自分が持っている多くの名刺交換相手の名刺の中から所望の名刺(名刺交換相手)を容易に見つけ出すことができる。
【課題】スキャンされた名刺の情報に対して手作業による修正を必要としない名刺情報提供方法、名刺情報提供装置、名刺価値判定方法、名刺価値判定装置及びコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】名刺情報提供システムにおいて、名詞情報提供サーバ30は、名刺を光学的に読み取って得られた名刺情報を端末装置10から取得し、真正な名刺情報が複数登録された名刺データベース20に基づいて、取得した名刺情報に対応する真正な名刺情報を抽出し、抽出した真正な名刺情報を出力する。