【実施例】
【0155】
  実施例1
  光学システム200と同様の光学システムをモデル化した。第2の四分の一波長位相子を、第2主表面216上に配設した。表面224、226、214、及び216に相当する表面のそれぞれは、式1によって記述される非球面の表面と見なし、多項式係数D、E、F、G、H、I...のそれぞれは、ゼロに等しいものとした。円錐定数kは、0.042435とし、表面半径、r=1/cは、−36.82391mmとした。表1は、これらの表面のそれぞれを説明するパラメータを列挙するものである。
【0156】
【表1】
【0157】
  この表中の表面の数字は、絞り面235(表面1)から出発して像面230(表面8又はIMA)で終了する光線が、表面に入射する回数を計数するものである。表面2は、第1表面224に相当し、表面3及び表面5は、第2表面226に相当し、表面4及び表面6は、第1表面214に相当し、表面7は、表面216に相当する。直径とは、その表面の有効口径を指すものとし、EVANASPHとは、偶数次の非球面を指す(rの偶数乗のみが、式1の展開に現れる)ものとし、半径は、式1のパラメータcの逆数であり、円錐定数は、式1のパラメータkであり、IMAとは、像面230を指すものとする。
【0158】
  第1の光学レンズ212は、1.53の屈折率を有する、Zenon  E48Rとしてモデル化し、第2の光学レンズ222は、1.585の屈折率を有する、ポリカーボネートとしてモデル化した。焦点距離は32.26271mmとし、視野は90度とし、画像の高さは27.14mmとし(像面230の直径は54.28mmとした)、F#は2.13とし、アイレリーフ(絞り面から第1のレンズの表面までの距離)は23.8mmとし、アイボックス(絞り面235の直径)は15mmとした。
【0159】
  像面によって放出され、絞り面を通って透過された各主光線は、その主光線が第1の光学積層体又は第2の光学積層体に入射する場合は毎回、約20度未満の入射角で、第1の光学積層体及び第2の光学積層体のそれぞれに入射するものとした。
【0160】
  この光学システムは、絞り面で90度の視野を有していた。像面及び絞り面を通って透過された、486nm及び656nmの波長を有する主光線は、絞り面での視野の約0.12パーセントである、3.4分角の、絞り面での最大色分離距離を有していた。
【0161】
  実施例2
  光学システム200と同様の光学システムをモデル化した。第2の四分の一波長位相子を、第2主表面216上に配設した。表面224、226、214、及び216に相当する表面のそれぞれは、式1によって記述される非球面の表面と見なした。表2及び表3は、これらの表面のそれぞれを説明するパラメータを列挙するものである。これらの表中の用語は、実施例1のものと同様である。表3の非球面多項式係数に関する単位は、mmの1−多項式のべき数乗である。
【0162】
【表2】
【0163】
【表3】
【0164】
  これらの表中の表面の数字は、絞り面235(表面1)から出発して像面230(表面12又はIMA)で終了する光線が、表面に入射する回数を計数するものである。表面2は、第1表面224に相当し、表面3及び表面5は、第2表面226に相当し、表面4及び表面6は、第1表面214に相当し、表面7は、表面216に相当する。表面8〜表面11は、像面230上に配設された表面層を指す。
【0165】
  第1の光学レンズ212は、1.53の屈折率を有する、Zenon  E48Rとしてモデル化し、第2の光学レンズ222は、1.585の屈折率を有する、ポリカーボネートとしてモデル化した。焦点距離は17.560mmとし、視野は90度とし、画像の高さは14.36mmとし(像面230の直径は28.72mmとした)、F#は2.55とし、アイレリーフは15mmとし、アイボックス(絞り面235の直径)は10.0mmとした。
【0166】
  像面によって放出され、絞り面を通って透過された各主光線は、その主光線が第1の光学積層体又は第2の光学積層体に入射する場合は毎回、約20度未満の入射角で、第1の光学積層体及び第2の光学積層体のそれぞれに入射するものとした。
【0167】
  この光学システムは、絞り面で90度の視野を有していた。像面及び絞り面を通って透過された、486nm及び656nmの波長を有する主光線は、絞り面での視野の約0.38パーセントである、10.8分角の、絞り面での最大色分離距離を有していた。
【0168】
  実施例3
  光学システム600と同様の光学システムをモデル化した。表面614及び表面616に相当する表面のそれぞれは、式1によって記述される非球面の表面と見なした。表4及び表5は、これらの表面のそれぞれを説明するパラメータを列挙するものである。この表中の用語は、実施例1及び実施例2のものと同様である。
【0169】
【表4】
【0170】
【表5】
【0171】
  これらの表中の表面の数字は、絞り面635(表面1)から出発して像面630(表面6又はIMA)で終了する光線が、表面に入射する回数を計数するものである。表面2及び表面4は、第1表面614に相当し、表面3及び表面5は、第2表面616に相当する。
【0172】
  焦点距離は35.0mmとし、視野は90度とし、画像の高さは33.3mmとし(像面630の直径は66.6mmとした)、F#は2.3とし、アイレリーフは19.4mmとし、アイボックス(絞り面635の直径)は15mmとした。
【0173】
  像面によって放出され、絞り面を通って透過された各主光線は、その主光線が第1の光学積層体又は第2の光学積層体に入射する場合は毎回、約20度未満の入射角で、第1の光学積層体及び第2の光学積層体のそれぞれに入射するものとした。
【0174】
  この光学システムは、絞り面で90度の視野を有していた。像面及び絞り面を通って透過された、486nm及び656nmの波長を有する主光線は、絞り面での視野の約0.9パーセントである、29.5分角の、絞り面での最大色分離距離を有していた。
【0175】
  実施例4
  光学システム800と同様の光学システムをモデル化した。第3の光学レンズ862の第2主表面866上に、反射偏光子を配設し、その反射偏光子上に、第1の四分の一波長位相子を配設した。第2の光学レンズ822の第1主表面824上に、部分反射体を配設し、第2の光学レンズ822の第2主表面826上に、第2の四分の一波長位相子を配設した。表面864、866、824、826、814、及び816に相当する表面のそれぞれは、式1によって記述される非球面の表面と見なした。表6及び表7は、これらの表面のそれぞれを説明するパラメータを列挙するものである。これらの表中の用語は、先行の実施例のものと同様である。
【0176】
【表6】
【0177】
【表7】
【0178】
  これらの表中の表面の数字は、絞り面835(表面1)から出発して像面830(表面10又はIMA)で終了する光線が、表面に入射する回数を計数するものである。表面2は、第1表面864に相当し、表面3及び表面5は、第2表面866に相当し、表面4及び表面6は、第1表面824に相当し、表面7は、表面266に相当し、表面8は、表面814に相当し、表面9は、表面816に相当する。
【0179】
  焦点距離は19.180mmとし、視野は82度とし、画像の高さは15.89mmとし(像面830の直径は31.87mmとした)、F#は2.12とし、アイレリーフは11mmとし、アイボックス(絞り面835の直径)は9mmとした。
【0180】
  像面によって放出され、絞り面を通って透過された各主光線は、その主光線が第1の光学積層体又は第2の光学積層体に入射する場合は毎回、約20度未満の入射角で、第1の光学積層体及び第2の光学積層体のそれぞれに入射するものとした。
【0181】
  この光学システムは、絞り面で80度の視野を有していた。像面及び絞り面を通って透過された、486nm及び656nmの波長を有する主光線は、絞り面での視野の約0.52パーセントである、14.9分角の、絞り面での最大色分離距離を有していた。
【0182】
  実施例5
  光学システム200と同様の光学システムをモデル化した。第2の四分の一波長位相子を、第2主表面216上に配設した。表面224、226、214、及び216に相当する表面のそれぞれは、式1によって記述される非球面の表面と見なし、多項式係数D、E、F、G、H、I...のそれぞれは、ゼロに等しいものとした。表8は、これらの表面のそれぞれを説明するパラメータを列挙するものであり、その用語は、先行の実施例のものと同様である。
【0183】
【表8】
【0184】
  この表中の表面の数字は、絞り面235(表面1)から出発して像面230(表面8又はIMA)で終了する光線が、表面に入射する回数を計数するものである。表面2は、第1表面224に相当し、表面3及び表面5は、第2表面226に相当し、表面4及び表面6は、第1表面214に相当し、表面7は、表面216に相当する。直径とは、その表面の有効口径を指すものとし、EVANASPHとは、偶数次の非球面を指す(rの偶数乗のみが、式1の展開に現れる)ものとし、半径は、式1のパラメータcの逆数であり、円錐定数は、式1のパラメータkであり、IMAとは、像面230を指すものとする。
【0185】
  第1の光学レンズ212は、1.53の屈折率を有する、Zenon  E48Rとしてモデル化し、第2の光学レンズ222は、1.585の屈折率を有する、ポリカーボネートとしてモデル化した。焦点距離は42.7mmとし、視野は100度とし、画像の高さは50.94mmとし(像面230の直径は101.88mmとした)、F#は3.25とし、アイレリーフは25mmとし、アイボックス(絞り面235の直径)は15mmとした。
【0186】
  像面によって放出され、絞り面を通って透過された各主光線は、その主光線が第1の光学積層体又は第2の光学積層体に入射する場合は毎回、約20度未満の入射角で、第1の光学積層体及び第2の光学積層体のそれぞれに入射するものとした。
【0187】
  この光学システムは、絞り面で100度の視野を有していた。像面及び絞り面を通って透過された、486nm及び656nmの波長を有する主光線は、絞り面での視野の約0.29パーセントである、11.9分角の、絞り面での最大色分離距離を有していた。
【0188】
  像面230で生成される歪みのない像をシミュレートし、その像の絞り面235での歪みが、1パーセント未満であると判定された。
【0189】
  実施例6〜実施例8
  DBEF(実施例6)、APF(実施例7)、及び四分の一波長位相子コーティングを有するAPF(実施例8)を熱成形して、レンズの外表面の幾何形状に、幾何学的に合致するフィルムを得た。これらのフィルムを、射出成型工具のレンズキャビティ内に適合するようにトリミングして、そのレンズキャビティの表面上に定置した。これらのトリミング済みフィルムは、63mmの直径、及び87mmの曲率半径を有するものとした。射出成型ポリカーボネート樹脂を使用して、そのフィルム上にレンズを形成した。これらのフィルムは、本説明の光学システム内で使用される場合に、そのレンズの、絞り面に向き合う側に形成するものとした。実施例7では、本説明の光学システム内で使用される場合に、APFが絞り面に向き合い、四分の一波長位相子が絞り面から離れる方向を向くように、レンズ上にフィルムを形成した。
【0190】
  これらのフィルムの熱成形は、MAACシート給送熱成形システム内で行い、真空を使用して、熱成形工具1681と同様の熱成形工具の外表面上に、加熱されたフィルムを引き込むものとした。この外表面は、結果として得られる熱成形フィルムが、冷却及び弛緩の後に回転対称となるように、短軸の約1.02倍の主軸を有する、ほぼ楕円体の形状を有するものとした。この熱成形プロセスのパラメータは、以下のものとした:シートのオーブン温度=320°F〜380°F(160℃〜193℃);成形時間=18秒;及び、シートの成形温度=330°F〜365°F(156℃〜185℃)。
【0191】
  熱成形されたDBEF(実施例6)及びAPF(実施例7)の反射偏光子試料の像を、非偏光の近ランバート光源を使用して、それらの試料を通過する光を、解析偏光子を含むカメラに放出して取得するものとし、この解析偏光子は、反射偏光子の遮断軸からの様々な角度で、その解析偏光子の遮断軸と合わせるものとした。ゼロ度では、双方のフィルムは、実質的に透過性であり、より高角度では、DBEFは、APF試料では存在しなかった光学的アーチファクトを示した。例えば、70度の角度では、APF試料は実質的に均一な暗さであったが、その一方で、DBEF試料は、色付きの環を示した。このフィルムインサート射出成型プロセスは、Krauss−Mafferi(Germany)によって構築された、往復スクリュー式水平クランプ射出成型システム内で行った。使用した射出成型工具は、6ベースレンズ部品用のものとし、Bayer  MAKROLON  3107−550115ポリカーボネート樹脂(Bayer  MaterialScience  LLC(Pittsburgh,PA)より入手可能)を使用して、レンズを形成した。この射出成型プロセスのパラメータは、以下のものとした:金型温度=180°F(82℃);溶融温度=560°F(293℃);充填時間=1.56秒;保持時間=5.5秒;保持圧力=11,000psi(75.8MPa);冷却時間=15秒。
【0192】
  実施例9〜実施例11
  反射偏光子を、50.8mmの直径及び38.6mmの曲率半径を有する凸状の回転対称形状へと、実施例6〜実施例8で概説されるように熱成形した。これらの反射偏光子は、DBEF(実施例9)、APF(実施例10)、及びワイヤグリッド偏光子(実施例11)とした。偏光能の向きを、Axometrics  AXOSCAN旋光計(Axometrics,Inc.(Huntsville,AL)より入手可能)を使用して、各試料に関して測定した。各試料に関して、フィルムの頂点を中心とし、直径20mmの円形の開口を有する、その試料の領域を特定し、その開口内での、その試料の透過軸の最大変動(一定方向からの透過軸の最大角偏差から、その一定方向からの透過軸の最小角偏差を差し引いたもの)を判定した。DBEFに関しては、最大変動は1.707度であり、APFに関しては、最大変動は0.751度であり、ワイヤグリッド偏光子に関しては、最大変動は0.931度であった。その領域の境界は、それらの試料の回転対称軸から10mmの半径方向距離で、1.32mmのサグを有するものとした。
【0193】
  以下は、例示的実施形態の列挙である。
  実施形態1は、光学システムであって、
  像面と、
  絞り面と
  像面と絞り面との間に配設され、直交する第1の軸及び第2の軸に沿って像面に向けて凸状の第1の光学積層体であって、
  第1の光学レンズと、
  所望の複数の波長で、少なくとも30%の平均光反射率を有する部分反射体と、
  を備える、第1の光学積層体と、
  第1の光学積層体と絞り面との間に配設され、第1の軸及び第2の軸に沿って像面に向けて凸状の第2の光学積層体であって、
  第2の光学レンズと、
  第1の偏光状態を有する光を実質的に透過し、直交する第2の偏光状態を有する光を実質的に反射する多層反射偏光子と、
  反射偏光子と第1の光学積層体との間に配設された第1の四分の一波長位相子と、
  を備える、第2の光学積層体と、
  を備える、光学システムである。
【0194】
  実施形態2は、画像源が、像面を備え、絞り面が、射出瞳である、実施形態1の光学システムである。
【0195】
  実施形態3は、画像源が、ディスプレイパネルを備える、実施形態2の光学システムである。
【0196】
  実施形態4は、ディスプレイパネルが、透明又は半透明である、実施形態3の光学システムである。
【0197】
  実施形態5は、画像源が、シャッタを備える、実施形態2〜実施形態4のうちのいずれかの光学システムである。
【0198】
  実施形態6は、画像源が、光学システムの外部の対象物から反射された光を受光するように適合された開口を備える、実施形態1の光学システムである。
【0199】
  実施形態7は、画像記録装置が、像面を備え、絞り面が、入射瞳である、実施形態1の光学システムである。
【0200】
  実施形態8は、光学システムが、像面を通って透過される中心光線の光路によって画定される折り返し光軸を中心とする、実施形態1〜実施形態7のうちのいずれかの光学システムである。
【0201】
  実施形態9は、絞り面が、第2の光学システムの入射瞳に重なり合うように適合されている、実施形態1〜実施形態8のうちのいずれかの光学システムである。
【0202】
  実施形態10は、第2の光学システムが、入射瞳で受け取った像を記録するように適合されている、実施形態9の光学システムである。
【0203】
  実施形態11は、絞り面が、観察者の目の入射瞳に重なり合うように適合されている、実施形態1の光学システムである。
【0204】
  実施形態12は、画像源が、像面を備え、画像源が、非偏光を放出する、実施形態1の光学システムである。
【0205】
  実施形態13は、第1の光学積層体が、部分反射体と像面との間に配設された第2の四分の一波長位相子を更に備える、実施形態1〜実施形態12のうちのいずれかの光学システムである。
【0206】
  実施形態14は、画像源が、像面を備え、画像源が、偏光を放出する、実施形態1の光学システムである。
【0207】
  実施形態15は、偏光が直線偏光である、実施形態14の光学システムである。
【0208】
  実施形態16は、偏光が円偏光である、実施形態14の光学システムである。
【0209】
  実施形態17は、偏光が楕円偏光である、実施形態14の光学システムである。
【0210】
  実施形態18は、部分反射体が、第2の反射偏光子である、実施形態1〜実施形態17のうちのいずれかの光学システムである。
【0211】
  実施形態19は、部分反射体が、所望の複数の波長で、少なくとも30%の平均光透過率を有する、実施形態1〜実施形態18のうちのいずれかの光学システムである。
【0212】
  実施形態20は、所望の複数の波長が、少なくとも1つの連続的な波長範囲を含む、実施形態1〜実施形態19のうちのいずれかの光学システムである。
【0213】
  実施形態21は、所望の複数の波長が、可視範囲の波長を含む、実施形態1〜実施形態20のうちのいずれかの光学システムである。
【0214】
  実施形態22は、可視範囲が、400nm〜700nmである、実施形態21の光学システムである。
【0215】
  実施形態23は、所望の複数の波長が、赤外範囲の波長を含む、実施形態1〜実施形態20のうちのいずれかの光学システムである。
【0216】
  実施形態24は、所望の複数の波長が、赤外波長、可視波長、及び紫外波長のうちの1つ以上を含む、実施形態1〜実施形態20のうちのいずれかの光学システムである。
【0217】
  実施形態25は、部分反射体が、ノッチ反射体である、実施形態1〜実施形態21のうちのいずれかの光学システムである。
【0218】
  実施形態26は、所望の複数の波長が、1つ以上の連続的な波長範囲を含み、それら連続的な波長範囲のうちの少なくとも1つが、100nm以下の半値全幅を有する、実施形態25の光学システムである。
【0219】
  実施形態27は、半値全幅が50nm以下である、実施形態26の光学システムである。
【0220】
  実施形態28は、多層反射偏光子が、その多層反射偏光子の頂点を通過する光軸からの半径方向距離r1、及び、その頂点で光軸に対して垂直な平面からの変位s1を有し、s1/r1が、少なくとも0.1である、少なくとも1つの第1の場所を有する、実施形態1〜実施形態27のうちのいずれかの光学システムである。
【0221】
  実施形態29は、s1/r1が、少なくとも0.2である、実施形態28の光学システムである。
【0222】
  実施形態30は、s1/r1が、0.2〜0.8の範囲である、実施形態28の光学システムである。
【0223】
  実施形態31は、s1/r1が、0.3〜0.6の範囲である、実施形態28の光学システムである。
【0224】
  実施形態32は、多層反射偏光子が、光軸からの半径方向距離r2、及び、平面からの変位s2を有し、s2/r2が、少なくとも0.3である第2の場所を有する、実施形態28〜実施形態31のうちのいずれかの光学システムである。
【0225】
  実施形態33は、多層反射偏光子が、その多層反射偏光子の頂点を通過する光軸からの半径方向距離r1、及び、その頂点で光軸に対して垂直な平面からの変位s1を有し、s1/r1が、少なくとも0.2である、少なくとも1つの第1の場所を有し、s1及びr1によって画定されるこの反射偏光子の領域に関して、その反射偏光子の透過軸の最大変動が、約2度未満である、実施形態1〜実施形態27のうちのいずれかの光学システムである。
【0226】
  実施形態34は、反射偏光子の透過軸の最大変動が、約1.5度未満である、実施形態33の光学システムである。
【0227】
  実施形態35は、反射偏光子の反射開口内での、その反射偏光子の透過軸の最大変動が、約1.5度未満である、実施形態1〜実施形態34のうちのいずれかの光学システムである。
【0228】
  実施形態36は、反射偏光子の反射開口内での、その反射偏光子の透過軸の最大変動が、約1度未満である、実施形態1〜実施形態34のうちのいずれかの光学システムである。
【0229】
  実施形態37は、像面が、最大横寸法Aを有し、絞り面が、最大横寸法Bを有し、A/Bが、少なくとも3である、実施形態1〜実施形態36のうちのいずれかの光学システムである。
【0230】
  実施形態38は、第1の光学レンズが、第2の光学レンズに向き合う第1主表面と、像面に向き合う反対側の第2主表面とを有し、第2の光学レンズが、絞り面に向き合う第1主表面と、第1の光学レンズに向き合う反対側の第2主表面とを有する、実施形態1〜実施形態37のうちのいずれかの光学システムである。
【0231】
  実施形態39は、部分反射体が、第1のレンズの第1主表面又は第2主表面上に配設される、実施形態38の光学システムである。
【0232】
  実施形態40は、部分反射体が、第1のレンズの第1主表面上に配設され、第2の四分の一波長位相子が、第1のレンズの第2主表面上に配設される、実施形態38の光学システムである。
【0233】
  実施形態41は、部分反射体が、第1のレンズの第2主表面上に配設され、第2の四分の一波長位相子が、第1のレンズの第2主表面の反対側でその部分反射体上に配設される、実施形態38の光学システムである。
【0234】
  実施形態42は、第2の四分の一波長位相子が、第1の光学レンズの第1主表面上に配設され、部分反射体が、第1の光学レンズの第1主表面の反対側でその第2の四分の一波長位相子上に配設される、実施形態38の光学システムである。
【0235】
  実施形態43は、第1の四分の一波長位相子が、第2の光学レンズの第2主表面上に配設され、多層反射偏光子が、第2の光学レンズの第1主表面上に配設される、実施形態38の光学システムである。
【0236】
  実施形態44は、多層反射偏光子が、第2の光学レンズの第2主表面上に配設され、第1の四分の一波長位相子が、第2の光学レンズの第2主表面の反対側でその多層反射偏光子上に配設される、実施形態38の光学システムである。
【0237】
  実施形態45は、多層反射偏光子が、少なくとも1つの層を備え、その少なくとも1つの層は、第2の光学積層体の光軸から離れた、その少なくとも1つの層上の少なくとも1つの第1の場所で、実質的に光学的二軸性であり、光軸から離れた少なくとも1つの第2の場所で、実質的に光学的一軸性である、実施形態1〜実施形態44のうちのいずれかの光学システムである。
【0238】
  実施形態46は、多層反射偏光子が、第2の光学積層体の光軸に対して実質的に回転対称の熱成形多層反射偏光子である、実施形態1〜実施形態45のうちのいずれかの光学システムである。
【0239】
  実施形態47は、多層反射偏光子が、第2の光学積層体の光軸に対して回転対称の熱成形多層反射偏光子である、実施形態1〜実施形態46のうちのいずれかの光学システムである。
【0240】
  実施形態48は、像面及び絞り面を通過する実質的にいずれの主光線も、約25度未満の入射角で、第1の光学積層体及び第2の光学積層体のそれぞれに入射する、実施形態1〜実施形態47のうちのいずれかの光学システムである。
【0241】
  実施形態49は、第1の光学積層体と第2の光学積層体とが、実質的に同じ形状を有する、実施形態1〜実施形態48のうちのいずれかの光学システムである。
【0242】
  実施形態50は、第1の光学積層体と第2の光学積層体とが、異なる形状を有する、実施形態1〜実施形態48のうちのいずれかの光学システムである。
【0243】
  実施形態51は、第1のレンズ及び第2のレンズのそれぞれが、プラノレンズである、実施形態1〜実施形態50のうちのいずれかの光学システムである。
【0244】
  実施形態52は、第1の光学レンズと第2の光学レンズとが、実質的に同じ形状を有する、実施形態1〜実施形態48のうちのいずれかの光学システムである。
【0245】
  実施形態53は、第1の光学レンズと第2の光学レンズとが、異なる形状を有する、実施形態1〜実施形態48のうちのいずれかの光学システムである。
【0246】
  実施形態54は、像面が、実質的に平面状である、実施形態1〜実施形態53のうちのいずれかの光学システムである。
【0247】
  実施形態55は、像面が湾曲している、実施形態1〜実施形態53のうちのいずれかの光学システムである。
【0248】
  実施形態56は、画像源が、像面を備え、この画像源が、歪みのない像を放出し、絞り面によって透過されるその放出された歪みのない像の歪みが、絞り面での視野の約10%未満となるように、部分反射体が、第1の形状を有し、反射偏光子が、異なる第2の形状を有する、実施形態1の光学システムである。
【0249】
  実施形態57は、絞り面によって透過される、放出された歪みのない像の歪みが、絞り面での視野の5%未満である、実施形態56の光学システムである。
【0250】
  実施形態58は、絞り面によって透過される、放出された歪みのない像の歪みが、絞り面での視野の3%未満である、実施形態56の光学システムである。
【0251】
  実施形態59は、可視波長範囲内で、少なくとも150nm離れた少なくとも第1の波長及び第2の波長を有し、像面及び絞り面を通って透過される実質的にいずれの主光線も、絞り面での視野の1.5パーセント未満の絞り面での色分離距離を有する、実施形態1〜実施形態58のうちのいずれかの光学システムである。
【0252】
  実施形態60は、絞り面での色分離距離が、絞り面での視野の1.2パーセント未満である、実施形態59の光学システムである。
【0253】
  実施形態61は、可視波長範囲内で、少なくとも150nm離れた少なくとも第1の波長及び第2の波長を有し、像面及び絞り面を通って透過される実質的にいずれの主光線も、20分角未満の、絞り面での色分離距離を有する、実施形態1〜実施形態60のうちのいずれかの光学システムである。
【0254】
  実施形態62は、絞り面での色分離距離が、10分角未満である、実施形態61の光学システムである。
【0255】
  実施形態63は、部分反射体が第1の形状を有し、多層反射偏光子が第2の形状を有し、それら第1の形状及び第2の形状の一方若しくは双方が、非球面多項サグ式によって記述される、実施形態1〜実施形態62のうちのいずれかの光学システムである。
【0256】
  実施形態64は、多層反射偏光子が、交互配置された複数のポリマー層を備える、実施形態1〜実施形態63のうちのいずれかの光学システムである。
【0257】
  実施形態65は、多層反射偏光子が、APFである、実施形態1〜実施形態64のうちのいずれかの光学システムである。
【0258】
  実施形態66は、多層反射偏光子が、熱成形APFである、実施形1〜実施形態64のうちのいずれかの光学システムである。
【0259】
  実施形態67は、多層反射偏光子が、ワイヤグリッド偏光子を備える、実施形態1〜実施形態64のうちのいずれかの光学システムである。
【0260】
  実施形態68は、多層反射偏光子が、回転対称である、実施形態1〜実施形態67のうちのいずれかの光学システムである。
【0261】
  実施形態69は、第1の光学積層体及び第2の光学積層体の少なくとも一方が、絞り面及び像面に対して調節可能な位置を有する、実施形態1〜実施形態68のうちのいずれかの光学システムである。
【0262】
  実施形態70は、第1の光学積層体及び第2の光学積層体の少なくとも一方が、調節可能な形状を有する、実施形態1〜実施形態69のうちのいずれかの光学システムである。
【0263】
  実施形態71は、光学システムであって、
  像面と、
  絞り面と
  像面と絞り面との間に配設された第1の光学積層体であって、
  第1の光学レンズと、
  所望の複数の波長で、少なくとも30%の平均光反射率を有する部分反射体と、
  を備える、第1の光学積層体と、
  第1の光学積層体と絞り面との間に配設された第2の光学積層体であって、
  第2の光学レンズと、
  少なくとも1つの層を備える多層反射偏光子であって、その少なくとも1つの層は、第2の光学積層体の光軸から離れた、その少なくとも1つの層上の少なくとも1つの第1の場所で、実質的に光学的二軸性であり、光軸から離れた少なくとも1つの第2の場所で、実質的に光学的一軸性である、多層反射偏光子と、
  反射偏光子と第1の光学積層体との間に配設された第1の四分の一波長位相子と、
  を備える、第2の光学積層体と、
  を備え、
  像面及び絞り面を通過する実質的にいずれの主光線も、約30度未満の入射角で、第1の光学積層体及び第2の光学積層体のそれぞれに入射する、
  光学システムである。
【0264】
  実施形態72は、画像源が、像面を備え、絞り面が、射出瞳である、実施形態71の光学システムである。
【0265】
  実施形態73は、画像源が、ディスプレイパネルを備える、実施形態72の光学システムである。
【0266】
  実施形態74は、ディスプレイパネルが、透明又は半透明である、実施形態73の光学システムである。
【0267】
  実施形態75は、画像源が、シャッタを備える、実施形態72〜実施形態74のうちのいずれかの光学システムである。
【0268】
  実施形態76は、画像源が、光学システムの外部の対象物から反射された光を受光するように適合された開口を備える、実施形態71の光学システムである。
【0269】
  実施形態77は、画像記録装置が、像面を備え、絞り面が、入射瞳である、実施形態71の光学システムである。
【0270】
  実施形態78は、光学システムが、像面を通って透過される中心光線の光路によって画定される折り返し光軸を中心とする、実施形態71〜実施形態77のうちのいずれかの光学システムである。
【0271】
  実施形態79は、絞り面が、第2の光学システムの入射瞳に重なり合うように適合されている、実施形態71〜実施形態78のうちのいずれかの光学システムである。
【0272】
  実施形態80は、第2の光学システムが、入射瞳で受け取った像を記録するように適合されている、実施形態79の光学システムである。
【0273】
  実施形態81は、絞り面が、観察者の目の入射瞳に重なり合うように適合されている、実施形態71の光学システムである。
【0274】
  実施形態82は、画像源が、像面を備え、画像源が、非偏光を放出する、実施形態71の光学システムである。
【0275】
  実施形態83は、第1の光学積層体が、部分反射体と像面との間に配設された第2の四分の一波長位相子を更に備える、実施形態71〜実施形態82のうちのいずれかの光学システムである。
【0276】
  実施形態84は、画像源が、像面を備え、画像源が、偏光を放出する、実施形態71の光学システムである。
【0277】
  実施形態85は、偏光が直線偏光である、実施形態84の光学システムである。
【0278】
  実施形態86は、偏光が円偏光である、実施形態84の光学システムである。
【0279】
  実施形態87は、偏光が楕円偏光である、実施形態84の光学システムである。
【0280】
  実施形態88は、部分反射体が、第2の反射偏光子である、実施形態71〜実施形態87のうちのいずれかの光学システムである。
【0281】
  実施形態89は、部分反射体が、所望の複数の波長で、少なくとも30%の平均光透過率を有する、実施形態71〜実施形態88のうちのいずれかの光学システムである。
【0282】
  実施形態90は、所望の複数の波長が、少なくとも1つの連続的な波長範囲を含む、実施形態71〜実施形態89のうちのいずれかの光学システムである。
【0283】
  実施形態91は、所望の複数の波長が、可視範囲の波長を含む、実施形態71〜実施形態90のうちのいずれかの光学システムである。
【0284】
  実施形態92は、可視範囲が、400nm〜700nmである、実施形態91の光学システムである。
【0285】
  実施形態93は、所望の複数の波長が、赤外範囲の波長を含む、実施形態71〜実施形態92のうちのいずれかの光学システムである。
【0286】
  実施形態94は、所望の複数の波長が、赤外波長、可視波長、及び紫外波長のうちの1つ以上を含む、実施形態71〜実施形態93のうちのいずれかの光学システムである。
【0287】
  実施形態95は、部分反射体が、ノッチ反射体である、実施形態71〜実施形態91のうちのいずれかの光学システムである。
【0288】
  実施形態96は、所望の複数の波長が、1つ以上の連続的な波長範囲を含み、それら連続的な波長範囲のうちの少なくとも1つが、100nm以下の半値全幅を有する、実施形態95の光学システムである。
【0289】
  実施形態97は、半値全幅が50nm以下である、実施形態96の光学システムである。
【0290】
  実施形態98は、多層反射偏光子が、その多層反射偏光子の頂点を通過する光軸からの半径方向距離r1、及び、その頂点で光軸に対して垂直な平面からの変位s1を有し、s1/r1が、少なくとも0.1である、少なくとも1つの第1の場所を有する、実施形態71〜実施形態97のうちのいずれかの光学システムである。
【0291】
  実施形態99は、s1/r1が、少なくとも0.2である、実施形態98の光学システムである。
【0292】
  実施形態100は、s1/r1が、0.2〜0.8の範囲である、実施形態98の光学システムである。
【0293】
  実施形態101は、s1/r1が、0.3〜0.6の範囲である、実施形態98の光学システムである。
【0294】
  実施形態102は、多層反射偏光子が、光軸からの半径方向距離r2、及び、平面からの変位s2を有し、s2/r2が、少なくとも0.3である第2の場所を有する、実施形態98〜実施形態101のうちのいずれかの光学システムである。
【0295】
  実施形態103は、多層反射偏光子が、その多層反射偏光子の頂点を通過する光軸からの半径方向距離r1、及び、その頂点で光軸に対して垂直な平面からの変位s1を有し、s1/r1が、少なくとも0.2である少なくとも1つの第1の場所をフィルム上に有し、s1及びr1によって画定されるこの反射偏光子の領域に関して、その反射偏光子の透過軸の最大変動が、約2度未満である、実施形態71〜実施形態97のうちのいずれかの光学システムである。
【0296】
  実施形態104は、反射偏光子の透過軸の最大変動が、約1.5度未満である、実施形態103の光学システムである。
【0297】
  実施形態105は、反射偏光子の反射開口内での、その反射偏光子の透過軸の最大変動が、約1.5度未満である、実施形態71〜実施形態104のうちのいずれかの光学システムである。
【0298】
  実施形態106は、反射偏光子の反射開口内での、その反射偏光子の透過軸の最大変動が、約1度未満である、実施形態71〜実施形態104のうちのいずれかの光学システムである。
【0299】
  実施形態107は、第1の光学レンズが、第2の光学レンズに向き合う第1主表面と、像面に向き合う反対側の第2主表面とを有し、第2の光学レンズが、絞り面に向き合う第1主表面と、第1の光学レンズに向き合う反対側の第2主表面とを有する、実施形態71〜実施形態106のうちのいずれかの光学システムである。
【0300】
  実施形態108は、部分反射体が、第1のレンズの第1主表面又は第2主表面上に配設される、実施形態107の光学システムである。
【0301】
  実施形態109は、部分反射体が、第1のレンズの第1主表面上に配設され、第2の四分の一波長位相子が、第1のレンズの第2主表面上に配設される、実施形態108の光学システムである。
【0302】
  実施形態110は、部分反射体が、第1のレンズの第2主表面上に配設され、第2の四分の一波長位相子が、第1のレンズの第2主表面の反対側でその部分反射体上に配設される、実施形態108の光学システムである。
【0303】
  実施形態111は、第2の四分の一波長位相子が、第1の光学レンズの第1主表面上に配設され、部分反射体が、第1の光学レンズの第1主表面の反対側でその第2の四分の一波長位相子上に配設される、実施形態107の光学システムである。
【0304】
  実施形態112は、第1の四分の一波長位相子が、第2の光学レンズの第2主表面上に配設され、多層反射偏光子が、第2の光学レンズの第1主表面上に配設される、実施形態107の光学システムである。
【0305】
  実施形態113は、多層反射偏光子が、第2の光学レンズの第2主表面上に配設され、第1の四分の一波長位相子が、第2の光学レンズの第2主表面の反対側でその多層反射偏光子上に配設される、実施形態107の光学システムである。
【0306】
  実施形態114は、像面が、最大横寸法Aを有し、絞り面が、最大横寸法Bを有し、A/Bが、少なくとも3である、実施形態71〜実施形態113のうちのいずれかの光学システムである。
【0307】
  実施形態115は、多層反射偏光子が、第2の光学積層体の光軸に対して実質的に回転対称の、熱成形多層反射偏光子である、実施形態71〜実施形態114のうちのいずれかの光学システムである。
【0308】
  実施形態116は、多層反射偏光子が、第2の光学積層体の光軸に対して回転対称の、熱成形多層反射偏光子である、実施形態71〜実施形態115のうちのいずれかの光学システムである。
【0309】
  実施形態117は、第1の光学積層体及び第2の光学積層体の一方若しくは双方が、直交する第1の軸及び第2の軸に沿って像面に向けて凸状である、実施形態71〜実施形態116のうちのいずれかの光学システムである。
【0310】
  実施形態118は、第1の光学積層体及び第2の光学積層体の双方が、第1の軸及び第2の軸に沿って像面に向けて凸状である、実施形態117の光学システムである。
【0311】
  実施形態119は、多層反射偏光子が、直交する第1の軸及び第2の軸に沿って像面に向けて凸状である、実施形態71〜実施形態118のうちのいずれかの光学システムである。
【0312】
  実施形態120は、第1の光学積層体と第2の光学積層体とが、実質的に同じ形状を有する、実施形態71〜実施形態119のうちのいずれかの光学システムである。
【0313】
  実施形態121は、第1の光学積層体と第2の光学積層体とが、異なる形状を有する、実施形態71〜実施形態119のうちのいずれかの光学システムである。
【0314】
  実施形態122は、第1のレンズ及び第2のレンズのそれぞれが、プラノレンズである、実施形態71〜実施形態121のうちのいずれかの光学システムである。
【0315】
  実施形態123は、第1の光学レンズと第2の光学レンズとが、実質的に同じ形状を有する、実施形態71〜実施形態119のうちのいずれかの光学システムである。
【0316】
  実施形態124は、第1の光学レンズと第2の光学レンズとが、異なる形状を有する、実施形態71〜実施形態119のうちのいずれかの光学システムである。
【0317】
  実施形態125は、像面が、実質的に平面状である、実施形態71〜実施形態124のうちのいずれかの光学システムである。
【0318】
  実施形態126は、像面が湾曲している、実施形態71〜実施形態124のうちのいずれかの光学システムである。
【0319】
  実施形態127は、像面及び絞り面を通過する実質的にいずれの主光線も、約25度未満の入射角で、第1の光学積層体及び第2の光学積層体のそれぞれに入射する、実施形態71〜実施形態126のうちのいずれかの光学システムである。
【0320】
  実施形態128は、画像源が、像面を備え、この画像源が、歪みのない像を放出し、絞り面によって透過されるその放出された歪みのない像の歪みが、絞り面での視野の約10%未満となるように、部分反射体が、第1の形状を有し、反射偏光子が、異なる第2の形状を有する、実施形態71の光学システムである。
【0321】
  実施形態129は、絞り面によって透過される、放出された歪みのない像の歪みが、絞り面での視野の5%未満である、実施形態128の光学システムである。
【0322】
  実施形態130は、絞り面によって透過される、放出された歪みのない像の歪みが、絞り面での視野の3%未満である、実施形態128の光学システムである。
【0323】
  実施形態131は、可視波長範囲内で、少なくとも150nm離れた少なくとも第1の波長及び第2の波長を有し、像面及び絞り面を通って透過される実質的にいずれの主光線も、絞り面での視野の1.5パーセント未満の絞り面での色分離距離を有する、実施形態71〜実施形態130のうちのいずれかの光学システムである。
【0324】
  実施形態132は、絞り面での色分離距離が、絞り面での視野の1.2パーセント未満である、実施形態131の光学システムである。
【0325】
  実施形態133は、可視波長範囲内で、少なくとも150nm離れた少なくとも第1の波長及び第2の波長を有し、像面及び絞り面を通って透過される実質的にいずれの主光線も、20分角未満の、絞り面での色分離距離を有する、実施形態71〜実施形態132のうちのいずれかの光学システムである。
【0326】
  実施形態134は、絞り面での色分離距離が、10分角未満である、実施形態133の光学システムである。
【0327】
  実施形態135は、部分反射体が第1の形状を有し、多層反射偏光子が第2の形状を有し、それら第1の形状及び第2の形状の一方若しくは双方が、非球面多項サグ式によって記述される、実施形態71〜実施形態134のうちのいずれかの光学システムである。
【0328】
  実施形態136は、多層反射偏光子が、交互配置された複数のポリマー層を備える、実施形態71〜実施形態135のうちのいずれかの光学システムである。
【0329】
  実施形態137は、多層反射偏光子が、熱成形APFである、実施形71〜実施形態136のうちのいずれかの光学システムである。
【0330】
  実施形態138は、多層反射偏光子が、ワイヤグリッド偏光子を備える、実施形態71〜実施形態136のうちのいずれかの光学システムである。
【0331】
  実施形態139は、多層反射偏光子が、回転対称である、実施形態71〜実施形態138のうちのいずれかの光学システムである。
【0332】
  実施形態140は、第1の光学積層体及び第2の光学積層体の少なくとも一方が、絞り面及び像面に対して、ユーザによる調節が可能な位置を有する、実施形態71〜実施形態139のうちのいずれかの光学システムである。
【0333】
  実施形態141は、第1の光学積層体及び第2の光学積層体の少なくとも一方が、ユーザによる調節が可能な形状を有する、実施形態71〜実施形態140のうちのいずれかの光学システムである。
【0334】
  実施形態142は、光学システムであって、
  歪みのない像を放出する、画像源と、
  射出瞳と、
  直交する第1の軸及び第2の軸に沿って画像源に向けて凸状の第1の形状を有し、既定の複数の波長で、少なくとも30%の平均光反射率を有する部分反射体と、
  第1の軸及び第2の軸に沿って画像源に向けて凸状の異なる第2の形状を有し、これにより、射出瞳によって透過される、放出された歪みのない像の歪みが、約10%未満となる、反射偏光子と、
  を備える、光学システムである。
【0335】
  実施形態143は、射出瞳によって透過される、放出された歪みのない像の歪みが、約5%未満である、実施形態142の光学システムである。
【0336】
  実施形態144は、射出瞳によって透過される、放出された歪みのない像の歪みが、約3%未満である、実施形態142の光学システムである。
【0337】
  実施形態145は、画像源と射出瞳との間に配設された、一体型光学積層体が、第1の光学レンズ、第1の四分の一波長位相子、部分反射体、及び反射偏光子を備える、実施形態142〜実施形態144のうちのいずれかの光学システムである。
【0338】
  実施形態146は、第1の四分の一波長位相子が、画像源に向き合う、第1の光学レンズの第1主表面上に配設され、部分反射体が、第1の光学レンズの反対側でその四分の一波長位相子上に配設される、実施形態145の光学システムである。
【0339】
  実施形態147は、部分反射体が、画像源に向き合う、第1の光学レンズの第1主表面上に配設される、実施形態145の光学システムである。
【0340】
  実施形態148は、第1の四分の一波長位相子が、第1主表面の反対側で第1の光学レンズの第2主表面上に配設される、実施形態147の光学システムである。
【0341】
  実施形態149は、反射偏光子が、第1の光学レンズの反対側で第1の四分の一波長位相子上に配設される、実施形態147の光学システムである。
【0342】
  実施形態150は、一体型光学積層体が、第2の四分の一波長位相子を更に備える、実施形態145〜実施形態149のうちのいずれかの光学システムである。
【0343】
  実施形態151は、第2の四分の一波長位相子が、画像源に向き合う、部分反射体の主表面上に配設される、実施形態150の光学システムである。
【0344】
  実施形態152は、既定の複数の波長で、少なくとも150nm離れた少なくとも第1の波長及び第2の波長を有し、画像源によって放出され、射出瞳によって透過される実質的にいずれの主光線も、その射出瞳での視野の1.5%未満の、射出瞳での色分離距離を有する、実施形態142〜実施形態151のうちのいずれかの光学システムである。
【0345】
  実施形態153は、既定の複数の波長で、少なくとも150nm離れた少なくとも第1の波長及び第2の波長を有し、画像源によって放出され、射出瞳によって透過される実質的にいずれの主光線も、20分角未満の、射出瞳での色分離距離を有する、実施形態142〜実施形態152のうちのいずれかの光学システムである。
【0346】
  実施形態154は、光学システムであって、
  画像源と、
  射出瞳と、
  画像源と射出瞳との間に配設された第1の光学積層体であって、
  第1の光学レンズと、
  既定の複数の波長で、少なくとも30%の平均光反射率を有する部分反射体と、
  を備える、第1の光学積層体と、
  第1の光学積層体と射出瞳との間に配設された第2の光学積層体であって、
  第2の光学レンズと、
  多層反射偏光子と、
  反射偏光子と第1の光学積層体との間に配設された第1の四分の一波長位相子と、
  を備える、第2の光学積層体と、
  を備え、
  既定の複数の波長で、少なくとも150nm離れた少なくとも第1の波長及び第2の波長を有し、画像源によって放出され、射出瞳によって透過される実質的にいずれの主光線も、その射出瞳での視野の1.5%未満の、射出瞳での色分離距離を有し、多層反射偏光子が、2つの直交軸に対して凸状である、
  光学システムである。
【0347】
  実施形態155は、射出瞳での色分離距離が、射出瞳での視野の1.2パーセント未満である、実施形態154の光学システムである。
【0348】
  実施形態156は、射出瞳での色分離距離が、20分角未満である、実施形態154又は実施形態155の光学システムである。
【0349】
  実施形態157は、射出瞳での色分離距離が、10分角未満である、実施形態154又は実施形態155の光学システムである。
【0350】
  実施形態158は、光学システムであって、
  画像源と、
  射出瞳と、
  画像源と射出瞳との間に配設された、第1の光学積層体であって、
  第1の光学レンズと、
  既定の複数の波長で、少なくとも30%の平均光反射率を有する部分反射体と、
  を備える、第1の光学積層体と、
  第1の光学積層体と射出瞳との間に配設された、第2の光学積層体であって、
  第2の光学レンズと、
  多層反射偏光子と、
  反射偏光子と第1の光学積層体との間に配設された第1の四分の一波長位相子と、
  を備える、第2の光学積層体と、
  を備え、
  既定の複数の波長で、少なくとも150nm離れた少なくとも第1の波長及び第2の波長を有し、画像源によって放出され、射出瞳によって透過される実質的にいずれの主光線も、20分角未満の、射出瞳での色分離距離を有し、多層反射偏光子が、2つの直交軸に対して凸状である、
  光学システムである。
【0351】
  実施形態159は、射出瞳での色分離距離が、10分角未満である、実施形態158の光学システムである。
【0352】
  実施形態160は、射出瞳での色分離距離が、射出瞳での視野の1.5パーセント未満である、実施形態158又は実施形態159の光学システムである。
【0353】
  実施形態161は、射出瞳での色分離距離が、射出瞳での視野の1.2パーセント未満である、実施形態158〜実施形態160のうちのいずれかの光学システムである。
【0354】
  実施形態162は、第1の光学積層体及び第2の光学積層体の少なくとも一方が、絞り面及び像面に対して調節可能な位置を有する、実施形態154〜実施形態160のうちのいずれかの光学システムである。
【0355】
  実施形態163は、第1の光学積層体及び第2の光学積層体の少なくとも一方が、調節可能な形状を有する、実施形態154〜実施形態162のうちのいずれかの光学システムである。
【0356】
  実施形態164は、第1の光学積層体が、直交する第1の軸及び第2の軸に沿って画像源に向けて凸状である、実施形態154〜実施形態163のうちのいずれかの光学システムである。
【0357】
  実施形態165は、第2の光学積層体が、直交する第1の軸及び第2の軸に沿って画像源に向けて凸状である、実施形態154〜実施形態164のうちのいずれかの光学システムである。
【0358】
  実施形態166は、画像源が、最大横寸法Aを有し、射出瞳が、最大横寸法Bを有し、A/Bが、少なくとも3である、実施形態142〜実施形態165のうちのいずれかの光学システムである。
【0359】
  実施形態167は、画像源からの少なくとも1つの主光線が、少なくとも40度の入射角で、射出瞳を通過する、実施形態142〜実施形態166のうちのいずれかの光学システムである。
【0360】
  実施形態168は、光学システムが、画像源によって放出される中心光の光路によって画定される折り返し光軸を中心とする、実施形態142〜実施形態167のうちのいずれかの光学システムである。
【0361】
  実施形態169は、射出瞳が、第2の光学システムの入射瞳に重なり合うように適合されている、実施形態142〜実施形態168のうちのいずれかの光学システムである。
【0362】
  実施形態170は、第2の光学システムが、入射瞳で受け取った像を記録するように適合されている、実施形態169の光学システムである。
【0363】
  実施形態171は、射出瞳が、観察者の目の入射瞳に重なり合うように適合されている、実施形態142〜実施形態169のうちのいずれかの光学システムである。
【0364】
  実施形態172は、画像源が、非偏光を放出する、実施形態142〜実施形態171のうちのいずれかの光学システムである。
【0365】
  実施形態173は、画像源が、偏光を放出する、実施形態142〜実施形態171のうちのいずれかの光学システムである。
【0366】
  実施形態174は、偏光が直線偏光である、実施形態173の光学システムである。
【0367】
  実施形態175は、偏光が円偏光である、実施形態173の光学システムである。
【0368】
  実施形態176は、偏光が楕円偏光である、実施形態173の光学システムである。
【0369】
  実施形態177は、部分反射体が、第2の反射偏光子である、実施形態142〜実施形態176のうちのいずれかの光学システムである。
【0370】
  実施形態178は、部分反射体が、既定の複数の波長で、少なくとも30%の平均光透過率を有する、実施形態142〜実施形態177のうちのいずれかの光学システムである。
【0371】
  実施形態179は、既定の複数の波長が、1つ以上の既定の波長範囲を含む、実施形態142〜実施形態178のうちのいずれかの光学システムである。
【0372】
  実施形態180は、既定の複数の波長が、可視範囲を含む、実施形態142〜実施形態179のうちのいずれかの光学システムである。
【0373】
  実施形態181は、可視範囲が、400nm〜700nmである、実施形態180の光学システムである。
【0374】
  実施形態182は、既定の複数の波長が、赤外範囲を含む、実施形態142〜実施形態179のうちのいずれかの光学システムである。
【0375】
  実施形態183は、既定の複数の波長が、赤外波長、可視波長、及び紫外波長のうちの1つ以上を含む、実施形態142〜実施形態179のうちのいずれかの光学システムである。
【0376】
  実施形態184は、部分反射体が、ノッチ反射体である、実施形態142〜実施形態180のうちのいずれかの光学システムである。
【0377】
  実施形態185は、既定の複数の波長が、100nm以下の半値全幅を有する、少なくとも1つの波長範囲を含む、実施形態184の光学システムである。
【0378】
  実施形態186は、既定の複数の波長が、50nm以下の半値全幅を有する、少なくとも1つの波長範囲を含む、実施形態184の光学システムである。
【0379】
  実施形態187は、反射偏光子が、その多層反射偏光子の頂点を通過する光軸からの半径方向距離r1、及び、その頂点で光軸に対して垂直な平面からの変位s1を有し、s1/r1が、少なくとも0.1である、少なくとも1つの第1の場所を有する、実施形態142〜実施形態186のうちのいずれかの光学システムである。
【0380】
  実施形態188は、s1/r1が、少なくとも0.2である、実施形態187の光学システムである。
【0381】
  実施形態189は、s1/r1が、0.2〜0.8の範囲である、実施形態187の光学システムである。
【0382】
  実施形態190は、s1/r1が、0.3〜0.6の範囲である、実施形態187の光学システムである。
【0383】
  実施形態191は、多層反射偏光子が、光軸からの半径方向距離r2、及び、平面からの変位s2を有し、s2/r2が、少なくとも0.3である、第2の場所を有する、実施形態187〜実施形態190のうちのいずれかの光学システムである。
【0384】
  実施形態192は、多層反射偏光子が、その反射偏光子の頂点を通過する光軸からの半径方向距離r1、及び、その頂点で光軸に対して垂直な平面からの変位s1を有し、s1/r1が、少なくとも0.2である、少なくとも1つの第1の場所を有し、s1及びr1によって画定される、この反射偏光子の領域に関して、その反射偏光子の透過軸の最大変動が、約2度未満である、実施形態142〜実施形態186のうちのいずれかの光学システムである。
【0385】
  実施形態193は、反射偏光子の透過軸の最大変動が、約1.5度未満である、実施形態192の光学システムである。
【0386】
  実施形態194は、反射偏光子の反射開口内での、その反射偏光子の透過軸の最大変動が、約1.5度未満である、実施形態142〜実施形態193のうちのいずれかの光学システムである。
【0387】
  実施形態195は、反射偏光子の反射開口内での、その反射偏光子の透過軸の最大変動が、約1度未満である、実施形態142〜実施形態193のうちのいずれかの光学システムである。
【0388】
  実施形態196は、反射偏光子が、少なくとも1つの層を備え、その少なくとも1つの層は、第2の光学積層体の光軸から離れた、その少なくとも1つの層上の少なくとも1つの第1の場所で、実質的に光学的二軸性であり、光軸から離れた少なくとも1つの第2の場所で、実質的に光学的一軸性である、実施形態142〜実施形態195のうちのいずれかの光学システムである。
【0389】
  実施形態197は、反射偏光子が、その反射偏光子の光軸に対して実質的に回転対称の熱成形多層反射偏光子である、実施形態142〜実施形態196のうちのいずれかの光学システムである。
【0390】
  実施形態198は、反射偏光子が、その反射偏光子の光軸に対して回転対称の熱成形多層反射偏光子である、実施形態142〜実施形態197のうちのいずれかの光学システムである。
【0391】
  実施形態199は、画像源によって放出され、射出瞳を通って透過される実質的にいずれの主光線も、約25度未満の入射角で、反射偏光子及び部分反射体のそれぞれに入射する、実施形態142〜実施形態198のうちのいずれかの光学システムである。
【0392】
  実施形態200は、部分反射体が第1の形状を有し、反射偏光子が第2の形状を有し、それら第1の形状及び第2の形状の一方若しくは双方が、非球面多項サグ式によって記述される、実施形態142〜実施形態202のうちのいずれかの光学システムである。
【0393】
  実施形態201は、反射偏光子が、交互配置された複数のポリマー層を備える、実施形態142〜実施形態200のうちのいずれかの光学システムである。
【0394】
  実施形態202は、反射偏光子が、熱成形APFである、実施形142〜実施形態201のうちのいずれかの光学システムである。
【0395】
  実施形態203は、反射偏光子が、ワイヤグリッド偏光子を備える、実施形態142〜実施形態201のうちのいずれかの光学システムである。
【0396】
  実施形態204は、反射偏光子が、回転対称である、実施形態142〜実施形態203のうちのいずれかの光学システムである。
【0397】
  実施形態205は、画像源が、ディスプレイパネルを備える、実施形態142〜実施形態204のうちのいずれかの光学システムである。
【0398】
  実施形態206は、ディスプレイパネルが、透明又は半透明である、実施形態205の光学システムである。
【0399】
  実施形態207は、画像源が、シャッタを備える、実施形態204又は実施形態205の光学システムである。
【0400】
  実施形態208は、光学システムであって、
  最大横寸法Aを有する像面と、
  最大横寸法Bを有し、A/Bが少なくとも3である絞り面と、
  像面と絞り面との間に配設された一体型光学積層体であって、
  第1の光学レンズと、
  既定の複数の波長で、少なくとも30%の平均光反射率を有する部分反射体と、
  第1の偏光状態を有する光を実質的に透過し、直交する第2の偏光状態を有する光を実質的に反射する多層反射偏光子と、
  既定の複数の波長内の少なくとも1つの波長での、第1の四分の一波長位相子と、
  を備える、一体型光学積層体と、
  を備え、
  絞り面及び像面を通って透過される少なくとも1つの主光線が、少なくとも40度の入射角で、絞り面を通過する、
  光学システムである。
【0401】
  実施形態209は、一体型光学積層体が、直交する第1の軸及び第2の軸に沿って像面に向けて凸状である、実施形態208の光学システムである。
【0402】
  実施形態210は、可視波長範囲内で、少なくとも150nm離れた少なくとも第1の波長及び第2の波長を有し、像面及び絞り面を通って透過される実質的にいずれの主光線も、絞り面での視野の1.5パーセント未満の、絞り面での色分離距離を有する、実施形態208又は実施形態209の光学システムである。
【0403】
  実施形態211は、絞り面での色分離距離が、絞り面での視野の1.2パーセント未満である、実施形態208〜実施形態210のうちのいずれかの光学システムである。
【0404】
  実施形態212は、可視波長範囲内で、少なくとも150nm離れた少なくとも第1の波長及び第2の波長を有し、像面及び絞り面を通って透過される実質的にいずれの主光線も、20分角未満の、絞り面での色分離距離を有する、実施形態208〜実施形態211のうちのいずれかの光学システムである。
【0405】
  実施形態213は、絞り面での色分離距離が、10分角未満である、実施形態208〜実施形態212のうちのいずれかの光学システムである。
【0406】
  実施形態214は、画像源が、像面を備え、絞り面が、射出瞳である、実施形態208〜実施形態213のうちのいずれかの光学システムである。
【0407】
  実施形態215は、画像源が、ディスプレイパネルを備える、実施形態214の光学システムである。
【0408】
  実施形態216は、ディスプレイパネルが、透明又は半透明である、実施形態215の光学システムである。
【0409】
  実施形態217は、画像源が、シャッタを備える、実施形態214〜実施形態216のうちのいずれかの光学システムである。
【0410】
  実施形態218は、画像源が、光学システムの外部の対象物から反射された光を受光するように適合された開口を備える、実施形態208の光学システムである。
【0411】
  実施形態219は、画像記録装置が、像面を備え、絞り面が、入射瞳である、実施形態208〜実施形態213のうちのいずれかの光学システムである。
【0412】
  実施形態220は、光学システムが、像面を通って透過される中心光線の光路によって画定される、折り返し光軸を中心とする、実施形態208〜実施形態219のうちのいずれかの光学システムである。
【0413】
  実施形態221は、絞り面が、第2の光学システムの入射瞳に重なり合うように適合されている、実施形態208の光学システムである。
【0414】
  実施形態222は、第2の光学システムが、入射瞳で受け取った像を記録するように適合されている、実施形態221の光学システムである。
【0415】
  実施形態223は、絞り面が、観察者の目の入射瞳に重なり合うように適合されている、実施形態208の光学システムである。
【0416】
  実施形態224は、画像源が、像面を備え、画像源が、非偏光を放出する、実施形態208の光学システムである。
【0417】
  実施形態225は、既定の複数の波長内の、少なくとも1つの波長での、第2の四分の一波長位相子を更に備え、この第2の四分の一波長位相子が、部分反射体と像面との間に配設され、第1の四分の一波長位相子が、多層反射偏光子と部分反射体との間に配設される、実施形態208〜実施形態224のうちのいずれかの光学システムである。
【0418】
  実施形態226は、画像源が、像面を備え、画像源が、偏光を放出する、実施形態208の光学システムである。
【0419】
  実施形態227は、偏光が直線偏光である、実施形態226の光学システムである。
【0420】
  実施形態228は、偏光が円偏光である、実施形態226の光学システムである。
【0421】
  実施形態229は、偏光が楕円偏光である、実施形態226の光学システムである。
【0422】
  実施形態230は、部分反射体が、第2の反射偏光子である、実施形態208〜実施形態229のうちのいずれかの光学システムである。
【0423】
  実施形態231は、部分反射体が、既定の複数の波長で、少なくとも30%の平均光透過率を有する、実施形態208〜実施形態230のうちのいずれかの光学システムである。
【0424】
  実施形態232は、既定の複数の波長が、少なくとも1つの連続的な波長範囲を含む、実施形態208〜実施形態231のうちのいずれかの光学システムである。
【0425】
  実施形態233は、既定の複数の波長が、可視範囲の波長を含む、実施形態208〜実施形態232のうちのいずれかの光学システムである。
【0426】
  実施形態234は、可視範囲が、400nm〜700nmである、実施形態233の光学システムである。
【0427】
  実施形態235は、既定の複数の波長が、赤外範囲の波長を含む、実施形態208〜実施形態234のうちのいずれかの光学システムである。
【0428】
  実施形態236は、既定の複数の波長が、赤外波長、可視波長、及び紫外波長のうちの1つ以上を含む、実施形態208〜実施形態235のうちのいずれかの光学システムである。
【0429】
  実施形態237は、部分反射体が、ノッチ反射体である、実施形態208〜実施形態236のうちのいずれかの光学システムである。
【0430】
  実施形態238は、既定の複数の波長が、1つ以上の連続的な波長範囲を含み、それら連続的な波長範囲のうちの少なくとも1つが、100nm以下の半値全幅を有する、実施形態237の光学システムである。
【0431】
  実施形態239は、半値全幅が50nm以下である、実施形態238の光学システムである。
【0432】
  実施形態240は、多層反射偏光子が、その多層反射偏光子の頂点を通過する光軸からの半径方向距離r1、及び、その頂点で光軸に対して垂直な平面からの変位s1を有し、s1/r1が、少なくとも0.1である、少なくとも1つの第1の場所を有する、実施形態208〜実施形態239のうちのいずれかの光学システムである。
【0433】
  実施形態241は、s1/r1が、少なくとも0.2である、実施形態240の光学システムである。
【0434】
  実施形態242は、s1/r1が、0.2〜0.8の範囲である、実施形態240の光学システムである。
【0435】
  実施形態243は、s1/r1が、0.3〜0.6の範囲である、実施形態240の光学システムである。
【0436】
  実施形態244は、多層反射偏光子が、光軸からの半径方向距離r2、及び、平面からの変位s2を有し、s2/r2が、少なくとも0.3である、第2の場所を有する、実施形態240の光学システムである。
【0437】
  実施形態245は、多層反射偏光子が、その多層反射偏光子の頂点を通過する光軸からの半径方向距離r1、及び、その頂点で光軸に対して垂直な平面からの変位s1を有し、s1/r1が、少なくとも0.2である、少なくとも1つの第1の場所を有し、s1及びr1によって画定されるこの反射偏光子の領域に関して、その反射偏光子の透過軸の最大変動が、約2度未満である、実施形態208〜実施形態244のうちのいずれかの光学システムである。
【0438】
  実施形態246は、反射偏光子の透過軸の最大変動が、約1.5度未満である、実施形態245の光学システムである。
【0439】
  実施形態247は、反射偏光子の反射開口内での、その反射偏光子の透過軸の最大変動が、約1.5度未満である、実施形態208〜実施形態246のうちのいずれかの光学システムである。
【0440】
  実施形態248は、反射偏光子の反射開口内での、その反射偏光子の透過軸の最大変動が、約1度未満である、実施形態209〜実施形態246のうちのいずれかの光学システムである。
【0441】
  実施形態249は、多層反射偏光子が、少なくとも1つの層を備え、その少なくとも1つの層は、第2の光学積層体の光軸から離れた、その少なくとも1つの層上の少なくとも1つの第1の場所で、実質的に光学的二軸性であり、光軸から離れた少なくとも1つの第2の場所で、実質的に光学的一軸性である、実施形態208〜実施形態248のうちのいずれかの光学システムである。
【0442】
  実施形態250は、多層反射偏光子が、第2の光学積層体の光軸に対して実質的に回転対称の、熱成形多層反射偏光子である、実施形態208〜実施形態249のうちのいずれかの光学システムである。
【0443】
  実施形態251は、多層反射偏光子が、第2の光学積層体の光軸に対して回転対称の、熱成形多層反射偏光子である、実施形態208〜実施形態250のうちのいずれかの光学システムである。
【0444】
  実施形態252は、像面及び絞り面を通過する、実質的にいずれの主光線も、約25度未満の入射角で、部分反射体、多層反射偏光子、及び第1の四分の一波長位相子のそれぞれに入射する、実施形態208〜実施形態251のうちのいずれかの光学システムである。
【0445】
  実施形態253は、画像源が、像面を備え、この画像源が、歪みのない像を放出し、絞り面によって透過される、その放出された歪みのない像の歪みが、絞り面での視野の約10%未満となるように、部分反射体が、第1の形状を有し、反射偏光子が、異なる第2の形状を有する、実施形態208の光学システムである。
【0446】
  実施形態254は、絞り面によって透過される、放出された歪みのない像の歪みが、絞り面での視野の約5%未満である、実施形態253の光学システムである。
【0447】
  実施形態255は、絞り面によって透過される、放出された歪みのない像の歪みが、絞り面での視野の約3%未満である、実施形態253の光学システムである。
【0448】
  実施形態256は、部分反射体が第1の形状を有し、多層反射偏光子が第2の形状を有し、それら第1の形状及び第2の形状の一方若しくは双方が、非球面多項サグ式によって記述される、実施形態208〜実施形態255のうちのいずれかの光学システムである。
【0449】
  実施形態257は、多層反射偏光子が、交互配置された複数のポリマー層を備える、実施形態208〜実施形態256のうちのいずれかの光学システムである。
【0450】
  実施形態258は、多層反射偏光子が、熱成形APFである、実施形208〜実施形態257のうちのいずれかの光学システムである。
【0451】
  実施形態259は、多層反射偏光子が、ワイヤグリッド偏光子を備える、実施形態208〜実施形態257のうちのいずれかの光学システムである。
【0452】
  実施形態260は、多層反射偏光子が、回転対称である、実施形態208〜実施形態259のうちのいずれかの光学システムである。
【0453】
  実施形態261は、一体型光学積層体が、第2の光学レンズを備える、実施形態208〜実施形態260のうちのいずれかの光学システムである。
【0454】
  実施形態262は、第1の四分の一波長位相子が、第1の光学レンズと第2の光学レンズとの間に配設される、実施形態261の光学システムである。
【0455】
  実施形態263は、多層反射偏光子が、絞り面に向き合う、第2の光学レンズの主表面上に配設され、部分反射体が、像面に向き合う、第1の光学レンズの主表面上に配設される、実施形態261又は実施形態262の光学システムである。
【0456】
  実施形態264は、光学システムであって、
  像面と、
  実質的に平面状の絞り面と、
  それら像面と絞り面との間に配設された、
  第1の光学レンズ、第2の光学レンズ、及び第3の光学レンズと、
  既定の複数の波長で、少なくとも30%の平均光反射率を有する部分反射体と、
  第1の偏光状態を有する光を実質的に透過し、直交する第2の偏光状態を有する光を実質的に反射する多層反射偏光子と、
  既定の複数の波長内の、少なくとも1つの波長での、第1の四分の一波長位相子と、
  を備え、
  この光学システムは、像面と絞り面との間に配設された複数の主表面を備え、各主表面が、直交する第1の軸及び第2の軸に沿って像面に向けて凸状であり、少なくとも6つの異なる主表面が、6つの異なる凸面を有する、
  光学システムである。
【0457】
  実施形態265は、複数の主表面が、第1の光学レンズの反対側の第1主表面及び第2主表面と、第2の光学レンズの反対側の第1主表面及び第2主表面と、第3の光学レンズの反対側の第1主表面及び第2主表面とを含み、各第1主表面が、絞り面に向き合い、各第2主表面が、像面に向き合う、実施形態264の光学システムである。
【0458】
  実施形態266は、第2の光学レンズが、第1の光学レンズと第3の光学レンズとの間に配設され、第3の光学レンズが、絞り面と第1の光学レンズとの間に配設される、実施形態265の光学システムである。
【0459】
  実施形態267は、部分反射体が、第2の光学レンズの第1主表面上に配設される、実施形態266の光学システムである。
【0460】
  実施形態268は、多層反射偏光子が、第3の光学レンズの第2主表面上に配設される、実施形態266又は実施形態267の光学システムである。
【0461】
  実施形態269は、第1の四分の一波長位相子が、多層反射偏光子上に配設される、実施形態268の光学システムである。
【0462】
  実施形態270は、既定の複数の波長内の、少なくとも1つの波長での、第2の四分の一波長位相子を更に備え、この第2の四分の一波長位相子が、第2の光学レンズの第2主表面上に配設される、実施形態266〜実施形態269のうちのいずれかの光学システムである。
【0463】
  実施形態271は、反射偏光子が、第3の光学レンズの第1主表面上に配設され、第1の四分の一波長位相子が、第3の光学レンズの第2主表面上に配設される、実施形態265の光学システムである。
【0464】
  実施形態272は、部分反射体が、第2の光学レンズの第1主表面又は第2主表面上に配設される、実施形態271の光学システムである。
【0465】
  実施形態273は、画像源が、像面を備え、絞り面が、射出瞳である、実施形態264〜実施形態272のうちのいずれかの光学システムである。
【0466】
  実施形態274は、画像源が、ディスプレイパネルを備える、実施形態273の光学システムである。
【0467】
  実施形態275は、ディスプレイパネルが、実質的に透明である、実施形態274の光学システムである。
【0468】
  実施形態276は、画像源が、シャッタを備える、実施形態273〜実施形態275のうちのいずれかの光学システムである。
【0469】
  実施形態277は、画像記録装置が、像面を備え、絞り面が、入射瞳である、実施形態264〜実施形態272のうちのいずれかの光学システムである。
【0470】
  実施形態278は、光学システムが、像面を通って透過される中心光線の光路によって画定される、折り返し光軸を中心とする、実施形態264〜実施形態277のうちのいずれかの光学システムである。
【0471】
  実施形態279は、絞り面が、第2の光学システムの入射瞳に重なり合うように適合されている、実施形態264〜実施形態278のうちのいずれかの光学システムである。
【0472】
  実施形態280は、第2の光学システムが、入射瞳で受け取った像を記録するように適合されている、実施形態279の光学システムである。
【0473】
  実施形態281は、絞り面が、観察者の目の入射瞳に重なり合うように適合されている、実施形態264〜実施形態272のうちのいずれかの光学システムである。
【0474】
  実施形態282は、画像源が、像面を備え、画像源が、非偏光を放出する、実施形態264〜実施形態272のうちのいずれかの光学システムである。
【0475】
  実施形態283は、光学積層体システムが、既定の複数の波長内の、少なくとも1つの波長での、第2の四分の一波長位相子を更に備え、この第2の四分の一波長位相子が、部分反射体と像面との間に配設され、第1の四分の一波長位相子が、多層反射偏光子と部分反射体との間に配設される、実施形態264〜実施形態269のうちのいずれかの光学システムである。
【0476】
  実施形態284は、画像源が、像面を備え、画像源が、偏光を放出する、実施形態264〜実施形態272のうちのいずれかの光学システムである。
【0477】
  実施形態285は、偏光が直線偏光である、実施形態284の光学システムである。
【0478】
  実施形態286は、偏光が円偏光である、実施形態284の光学システムである。
【0479】
  実施形態287は、偏光が楕円偏光である、実施形態284の光学システムである。
【0480】
  実施形態288は、部分反射体が、第2の反射偏光子である、実施形態264〜実施形態287のうちのいずれかの光学システムである。
【0481】
  実施形態289は、部分反射体が、既定の複数の波長で、少なくとも30%の平均光透過率を有する、実施形態264〜実施形態288のうちのいずれかの光学システムである。
【0482】
  実施形態290は、既定の複数の波長が、少なくとも1つの連続的な波長範囲を含む、実施形態264〜実施形態289のうちのいずれかの光学システムである。
【0483】
  実施形態291は、既定の複数の波長が、可視範囲の波長を含む、実施形態264〜実施形態290のうちのいずれかの光学システムである。
【0484】
  実施形態292は、可視範囲が、400nm〜700nmである、実施形態291の光学システムである。
【0485】
  実施形態293は、既定の複数の波長が、赤外範囲の波長を含む、実施形態264〜実施形態292のうちのいずれかの光学システムである。
【0486】
  実施形態294は、既定の複数の波長が、赤外波長、可視波長、及び紫外波長のうちの1つ以上を含む、実施形態264〜実施形態293のうちのいずれかの光学システムである。
【0487】
  実施形態295は、部分反射体が、ノッチ反射体である、実施形態264〜実施形態294のうちのいずれかの光学システムである。
【0488】
  実施形態296は、既定の複数の波長が、1つ以上の連続的な波長範囲を含み、それら連続的な波長範囲のうちの少なくとも1つが、100nm以下の半値全幅を有する、実施形態295の光学システムである。
【0489】
  実施形態297は、半値全幅が50nm以下である、実施形態296の光学システムである。
【0490】
  実施形態298は、多層反射偏光子が、その多層反射偏光子の頂点を通過する光軸からの半径方向距離r1、及び、その頂点で光軸に対して垂直な平面からの変位s1を有し、s1/r1が、少なくとも0.1である、少なくとも1つの第1の場所を有する、実施形態264〜実施形態297のうちのいずれかの光学システムである。
【0491】
  実施形態299は、s1/r1が、少なくとも0.2である、実施形態298の光学システムである。
【0492】
  実施形態300は、s1/r1が、0.2〜0.8の範囲である、実施形態298の光学システムである。
【0493】
  実施形態301は、s1/r1が、0.3〜0.6の範囲である、実施形態298の光学システムである。
【0494】
  実施形態302は、多層反射偏光子が、光軸からの半径方向距離r2、及び、平面からの変位s2を有し、s2/r2が、少なくとも0.3である、第2の場所を有する、実施形態298〜実施形態301のうちのいずれかの光学システムである。
【0495】
  実施形態303は、多層反射偏光子が、その多層反射偏光子の頂点を通過する光軸からの半径方向距離r1、及び、その頂点で光軸に対して垂直な平面からの変位s1を有し、s1/r1が、少なくとも0.2である、少なくとも1つの第1の場所を有し、s1及びr1によって画定されるこの反射偏光子の領域に関して、その反射偏光子の透過軸の最大変動が、約2度未満である、実施形態264〜実施形態297のうちのいずれかの光学システムである。
【0496】
  実施形態304は、反射偏光子の透過軸の最大変動が、約1.5度未満である、実施形態303の光学システムである。
【0497】
  実施形態305は、反射偏光子の反射開口内での、その反射偏光子の透過軸の最大変動が、約1.5度未満である、実施形態264〜実施形態304のうちのいずれかの光学システムである。
【0498】
  実施形態306は、反射偏光子の反射開口内での、その反射偏光子の透過軸の最大変動が、約1度未満である、実施形態264〜実施形態304のうちのいずれかの光学システムである。
【0499】
  実施形態307は、多層反射偏光子が、少なくとも1つの層を備え、その少なくとも1つの層は、第2の光学積層体の光軸から離れた、その少なくとも1つの層上の少なくとも1つの第1の場所で、実質的に光学的二軸性であり、光軸から離れた少なくとも1つの第2の場所で、実質的に光学的一軸性である、実施形態264〜実施形態306のうちのいずれかの光学システムである。
【0500】
  実施形態308は、多層反射偏光子が、第2の光学積層体の光軸に対して実質的に回転対称の熱成形多層反射偏光子である、実施形態264〜実施形態307のうちのいずれかの光学システムである。
【0501】
  実施形態309は、多層反射偏光子が、第2の光学積層体の光軸に対して回転対称の熱成形多層反射偏光子である、実施形態264〜実施形態308のうちのいずれかの光学システムである。
【0502】
  実施形態310は、像面及び絞り面を通過する、実質的にいずれの主光線も、約25度未満の入射角で、部分反射体、多層反射偏光子、及び第1の四分の一波長位相子のそれぞれに入射する、実施形態264〜実施形態309のうちのいずれかの光学システムである。
【0503】
  実施形態311は、画像源が、像面を備え、この画像源が、歪みのない像を放出し、絞り面によって透過される、その放出された歪みのない像の歪みが、絞り面での視野の約10%未満となるように、部分反射体が、第1の形状を有し、反射偏光子が、異なる第2の形状を有する、実施形態264〜実施形態272のうちのいずれかの光学システムである。
【0504】
  実施形態312は、絞り面によって透過される、放出された歪みのない像の歪みが、絞り面での視野の約5%未満である、実施形態311の光学システムである。
【0505】
  実施形態313は、絞り面によって透過される、放出された歪みのない像の歪みが、絞り面での視野の約3%未満である、実施形態311の光学システムである。
【0506】
  実施形態314は、可視波長範囲内で、少なくとも150nm離れた少なくとも第1の波長及び第2の波長を有し、像面によって放出され、絞り面によって透過される、実質的にいずれの主光線も、絞り面での視野の1.5パーセント未満の、絞り面での色分離距離を有する、実施形態264〜実施形態313のうちのいずれかの光学システムである。
【0507】
  実施形態315は、絞り面での色分離距離が、絞り面での視野の1.2パーセント未満である、実施形態314の光学システムである。
【0508】
  実施形態316は、可視波長範囲内で、少なくとも150nm離れた少なくとも第1の波長及び第2の波長を有し、像面及び絞り面を通って透過される実質的にいずれの主光線も、20分角未満の、絞り面での色分離距離を有する、実施形態264〜実施形態315のうちのいずれかの光学システムである。
【0509】
  実施形態317は、絞り面での色分離距離が、10分角未満である、実施形態316の光学システムである。
【0510】
  実施形態318は、部分反射体が第1の形状を有し、多層反射偏光子が第2の形状を有し、それら第1の形状及び第2の形状の一方若しくは双方が、非球面多項サグ式によって記述される、実施形態264〜実施形態249のうちのいずれかの光学システムである。
【0511】
  実施形態319は、多層反射偏光子が、交互配置された複数のポリマー層を備える、実施形態264〜実施形態318のうちのいずれかの光学システムである。
【0512】
  実施形態320は、多層反射偏光子が、熱成形APFである、実施形264〜実施形態319のうちのいずれかの光学システムである。
【0513】
  実施形態321は、多層反射偏光子が、ワイヤグリッド偏光子を備える、実施形態264〜実施形態319のうちのいずれかの光学システムである。
【0514】
  実施形態322は、多層反射偏光子が、回転対称である、実施形態264〜実施形態321のうちのいずれかの光学システムである。
【0515】
  実施形態323は、第1の光学レンズ、第2の光学レンズ、及び第3の光学レンズのうちの少なくとも1つが、絞り面及び像面に対して、ユーザによる調節が可能な位置を有する、実施形態264〜実施形態322のうちのいずれかの光学システムである。
【0516】
  実施形態324は、第1の光学レンズ、第2の光学レンズ、及び第3の光学レンズのうちの少なくとも1つが、ユーザによる調節が可能な形状を有する、実施形態264〜実施形態323のうちのいずれかの光学システムである。
【0517】
  実施形態325は、像面が、実質的に平面状である、実施形態264〜実施形態324のうちのいずれかの光学システムである。
【0518】
  実施形態326は、像面が湾曲している、実施形態264〜実施形態324のうちのいずれかの光学システムである。
【0519】
  実施形態327は、光学システムの視野にわたって、少なくとも40の、絞り面でのコントラスト比を有する、実施形態1〜実施形態326のうちのいずれかの光学システムである。
【0520】
  実施形態328は、光学システムの視野にわたって、少なくとも50の、絞り面でのコントラスト比を有する、実施形態1〜実施形態327のうちのいずれかの光学システムである。
【0521】
  実施形態329は、光学システムの視野にわたって、少なくとも60の、絞り面でのコントラスト比を有する、実施形態1〜実施形態328のうちのいずれかの光学システムである。
【0522】
  実施形態330は、光学システムの視野にわたって、少なくとも80の、絞り面でのコントラスト比を有する、実施形態1〜実施形態329のうちのいずれかの光学システムである。
【0523】
  実施形態331は、光学システムの視野にわたって、少なくとも100の、絞り面でのコントラスト比を有する、実施形態1〜実施形態330のうちのいずれかの光学システムである。
【0524】
  実施形態332は、少なくとも1つのレンズが、不均一な縁部プロファイルを有する、実施形態1〜実施形態333のうちのいずれかの光学システムである。
【0525】
  実施形態333は、光学システムがヘッドマウント式ディスプレイ内で使用される場合に、縁部プロファイルが、顔面に適合化された形状を備える、実施形態332の光学システムである。
【0526】
  実施形態334は、熱成形多層反射偏光子であって、その熱成形多層反射偏光子の頂点を通過する光軸に対して実質的に回転対称であり、その光軸に直交する、直交する第1の軸及び第2の軸に沿って凸状であり、
  頂点から離れた少なくとも1つの第1の場所で、実質的に光学的一軸性である少なくとも1つの内部層と、
  光軸からの半径方向距離r1、及び、頂点で光軸に対して垂直な平面からの変位s1を有し、s1/r1が、少なくとも0.2である、その反射偏光子上の少なくとも1つの第1の場所と、
  を有する、
  熱成形多層反射偏光子である。
【0527】
  実施形態335は、s1及びr1によって画定される反射偏光子の領域に関して、その反射偏光子の透過軸の最大変動が、約2度未満である、実施形態334の熱成形多層反射偏光子である。
【0528】
  実施形態336は、反射偏光子の透過軸の最大変動が、約1.5度未満である、実施形態335の光学システムである。
【0529】
  実施形態337は、反射偏光子の反射開口内での、その反射偏光子の透過軸の最大変動が、約1.5度未満である、実施形態334〜実施形態336のうちのいずれかの光学システムである。
【0530】
  実施形態338は、反射偏光子の反射開口内での、その反射偏光子の透過軸の最大変動が、約1度未満である、実施形態334〜実施形態336のうちのいずれかの光学システムである。
【0531】
  実施形態339は、上記の少なくとも1つの内部層が、頂点から離れた、その少なくとも1つの層上の少なくとも1つの第2の場所で、実質的に光学的二軸性である、実施形態334〜実施形態338のうちのいずれかの熱成形多層反射偏光子である。
【0532】
  実施形態340は、熱成形多層反射偏光子であって、その熱成形多層反射偏光子の頂点を通過する光軸に対して実質的に回転対称であり、その光軸に直交する、直交する第1の軸及び第2の軸に沿って凸状であり、
  光軸からの半径方向距離r1、及び、頂点で光軸に対して垂直な平面からの変位s1を有し、s1/r1が、少なくとも0.2である、その反射偏光子上の少なくとも1つの第1の場所を有し、
  s1及びr1によって画定されるこの反射偏光子の領域に関して、その反射偏光子の透過軸の最大変動が、約2度未満である、
  熱成形多層反射偏光子である。
【0533】
  実施形態341は、反射偏光子の透過軸の最大変動が、約1.5度未満である、実施形態340の熱成形多層反射偏光子である。
【0534】
  実施形態342は、少なくとも1つの層を備え、その少なくとも1つの層は、反射偏光子の光軸から離れた、その少なくとも1つの層上の少なくとも1つの第1の場所で、実質的に光学的二軸性であり、光軸から離れた少なくとも1つの第2の場所で、実質的に光学的一軸性である、実施形態340又は実施形態341の熱成形多層反射偏光子である。
【0535】
  実施形態343は、s1/r1が、約0.8未満である、実施形態334〜実施形態342のうちのいずれかの熱成形多層反射偏光子である。
【0536】
  実施形態344は、反射偏光子が、光軸からの半径方向距離r2、及び、平面からの変位s2を有し、s2/r2が、少なくとも0.3である、第2の場所を有する、実施形態334〜実施形態343のうちのいずれかの熱成形多層反射偏光子である。
【0537】
  実施形態345は、s1/r1の方位変動が、10パーセント未満である、実施形態334〜実施形態344のうちのいずれかの熱成形多層反射偏光子である。
【0538】
  実施形態346は、s1/r1の方位変動が、8パーセント未満である、実施形態334〜実施形態344のうちのいずれかの熱成形多層反射偏光子である。
【0539】
  実施形態347は、s1/r1の方位変動が、6パーセント未満である、実施形態334〜実施形態344のうちのいずれかの熱成形多層反射偏光子である。
【0540】
  実施形態348は、s1/r1の方位変動が、4パーセント未満である、実施形態334〜実施形態344のうちのいずれかの熱成形多層反射偏光子である。
【0541】
  実施形態349は、s1/r1の方位変動が、2パーセント未満である、実施形態334〜実施形態344のうちのいずれかの熱成形多層反射偏光子である。
【0542】
  実施形態350は、s1/r1の方位変動が、1パーセント未満である、実施形態334〜実施形態344のうちのいずれかの熱成形多層反射偏光子である。
【0543】
  実施形態351は、交互配置された複数のポリマー層を備える、実施形態334〜実施形態350のうちのいずれかの熱成形多層反射偏光子である。
【0544】
  実施形態352は、熱成形APFである、実施形態334〜実施形態351のうちのいずれかの熱成形多層反射偏光子である。
【0545】
  実施形態353は、ワイヤグリッド偏光子を備える、実施形態334〜実施形態351のうちのいずれかの熱成形多層反射偏光子である。
【0546】
  実施形態354は、2つの直交方向に対して湾曲している表面を有し、その表面上に配設された実施形態334〜実施形態353のうちのいずれかの熱成形多層反射偏光子を備える、レンズである。
【0547】
  実施形態355は、光学積層体であって、
  第1のレンズと、
  第1のレンズに隣接する第2のレンズと、
  第1のレンズと第2のレンズとの間に配設された四分の一波長位相子と、
  第1のレンズの反対側で第2のレンズ上に配設された、反射偏光子と、
  第2のレンズの反対側で第1のレンズ上に配設された、部分反射体と、
  を備え、
  反射偏光子が、2つの直交軸に対して湾曲しており、この光学積層体が、一体型光学積層体である
  光学積層体である。
【0548】
  実施形態356は、第1のレンズが、第1の材料を含み、第2のレンズが、第2の材料を含む、実施形態355の光学積層体である。
【0549】
  実施形態357は、第1の材料と第2の材料とが同じである、実施形態356の光学積層体である。
【0550】
  実施形態358は、第1の材料と第2の材料とが異なる、実施形態356の光学積層体である。
【0551】
  実施形態359は、第1の材料及び第2の材料の少なくとも一方が、ポリマーである、実施形態355の光学積層体である。
【0552】
  実施形態360は、第1の材料が、第1のポリマーであり、第2の材料が、第2のポリマーである、実施形態359の光学積層体である。
【0553】
  実施形態361は、第1のポリマーと第2のポリマーとが異なる、実施形態360の光学積層体である。
【0554】
  実施形態362は、第1のレンズと第2のレンズとが、異なるアッベ数を有する、実施形態355、又は実施形態356、又は実施形態358〜実施形態361のうちのいずれか1つの光学積層体である。
【0555】
  実施形態363は、第1のレンズのアッベ数と第2のレンズのアッベ数との差が、5〜50の範囲である、実施形態362の光学積層体である。
【0556】
  実施形態364は、第1のレンズ及び第2のレンズの一方が、45超のアッベ数を有し、第1のレンズ及び第2のレンズの他方が、45未満のアッベ数を有する、実施形態355〜実施形態363のうちのいずれかの光学積層体である。
【0557】
  実施形態365は、第1のレンズ及び第2のレンズの一方が、50超のアッベ数を有し、第1のレンズ及び第2のレンズの他方が、40未満のアッベ数を有する、実施形態355〜実施形態364のうちのいずれかの光学積層体である。
【0558】
  実施形態366は、反射偏光子が、実施形態334〜実施形態353のうちのいずれかの熱成形多層反射偏光子である、実施形態355〜実施形態365のうちのいずれかの光学積層体である。
【0559】
  実施形態367は、部分反射体が、所望の複数の波長で、少なくとも30%の平均光反射率を有する、実施形態355〜実施形態366のうちのいずれかの光学積層体である。
【0560】
  実施形態368は、部分反射体が、所望の複数の波長で、少なくとも30%の平均光透過率を有する、実施形態355〜実施形態367のうちのいずれかの光学積層体である。
【0561】
  実施形態369は、部分反射体が、反射偏光子である、実施形態355〜実施形態368のうちのいずれかの光学積層体である。
【0562】
  実施形態370は、所望の複数の波長が、少なくとも1つの連続的な波長範囲を含む、実施形態355〜実施形態369のうちのいずれかの光学積層体である。
【0563】
  実施形態371は、所望の複数の波長が、可視範囲の波長を含む、実施形態355〜実施形態370のうちのいずれかの光学積層体である。
【0564】
  実施形態372は、可視範囲が、400nm〜700nmである、実施形態371の光学積層体である。
【0565】
  実施形態373は、所望の複数の波長が、赤外範囲の波長を含む、実施形態355〜実施形態372のうちのいずれかの光学積層体である。
【0566】
  実施形態374は、所望の複数の波長が、赤外波長、可視波長、及び紫外波長のうちの1つ以上を含む、実施形態355〜実施形態373のうちのいずれかの光学積層体である。
【0567】
  実施形態375は、部分反射体が、ノッチ反射体である、実施形態355〜実施形態374のうちのいずれかの光学積層体である。
【0568】
  実施形態376は、所望の複数の波長が、1つ以上の連続的な波長範囲を含み、それら連続的な波長範囲のうちの少なくとも1つが、100nm以下の半値全幅を有する、実施形態355〜実施形態375のうちのいずれかの光学積層体である。
【0569】
  実施形態377は、半値全幅が50nm以下である、実施形態355〜実施形態376のうちのいずれかの光学積層体である。
【0570】
  実施形態378は、像面と、絞り面と、それら像面と絞り面との間に配設された、実施形態355〜実施形態376のうちのいずれかの光学積層体とを備える、光学システムである。
【0571】
  実施形態379は、像面と、絞り面と、それら像面と絞り面との間に配設された、実施形態334〜実施形態353のうちのいずれかの熱成形多層反射偏光子とを備える、光学システムである。
【0572】
  実施形態380は、
  像面と反射偏光子との配設された四分の一波長位相子と、像面と四分の一波長位相子との間に配設された部分反射体とを更に備える、
  実施形態379の光学システムである。
【0573】
  実施形態381は、反射偏光子が、実施形態334〜実施形態353のうちのいずれかによる熱成形多層反射偏光子である、実施形態1〜実施形態333のうちのいずれかの光学システムである。
【0574】
  実施形態382は、光学積層体の作製方法であって、
  工具軸を中心とし、その工具軸に対して回転非対称の外表面を有する熱成形工具を準備するステップと、
  光学フィルムを加熱することにより、軟化光学フィルムを結果として得るステップと、
  少なくとも直交する第1の方向及び第2の方向に沿って工具軸から離れる方向にその軟化フィルムを延伸させながら、この軟化光学フィルムを外表面に適合させることにより、その適合化フィルムの光軸に対して回転非対称であり、その光軸が工具軸と一致している適合化光学フィルムを結果として得るステップと、
  その適合化光学フィルムを冷却することにより、光軸に対して回転対称の、対称性光学フィルムを結果として得るステップと、
  その対称性光学フィルム上に光学レンズを成型することにより、光学積層体を結果として得るステップと、
  を含む、方法である。
【0575】
  実施形態383は、冷却ステップが、光学フィルムを工具から離すステップを更に含む、実施形態382の方法である。
【0576】
  実施形態384は、光学レンズを成型するステップが、光学フィルムの反対側で光学レンズ上に第2のフィルムを成型するステップを含む、実施形態382又は実施形態383の方法である。
【0577】
  実施形態385は、第2のフィルムが、部分反射体を備える、実施形態384の方法である。
【0578】
  実施形態386は、光学フィルムが、反射偏光子を備える、実施形態382〜実施形態385のうちのいずれかの方法である。
【0579】
  実施形態387は、光学フィルムが、四分の一波長位相子を更に備える、実施形態386の方法である。
【0580】
  実施形態388は、反射偏光子が、多層ポリマー反射偏光子である、実施形態386又は実施形態387の方法である。
【0581】
  実施形態389は、反射偏光子が、APFである、実施形態388の方法である。
【0582】
  実施形態390は、反射偏光子が、ワイヤグリッド偏光子である、実施形態386又は実施形態387の方法である。
【0583】
  実施形態391は、所望の形状を有する所望の光学フィルムの作製方法であって、
  所望の形状とは異なる第1の形状を有する外表面を有する熱成形工具を準備するステップと、
  光学フィルムを加熱することにより、軟化光学フィルムを結果として得るステップと、
  少なくとも直交する第1の方向及び第2の方向に沿ってその軟化フィルムを延伸させながら、この軟化光学フィルムを第1の形状を有する外表面に適合させることにより、第1の形状を有する適合化光学フィルムを結果として得るステップと、
  その適合化光学フィルムを冷却することにより、所望の形状を有する所望の光学フィルムを結果として得るステップと、
  を含む、方法である。
【0584】
  実施形態392は、冷却ステップが、適合化光学フィルムを工具から離すステップを更に含む、実施形態391の方法である。
【0585】
  実施形態393は、所望の形状が、所望の光学フィルムの光軸に対して回転対称である、実施形態391又は実施形態392の方法である。
【0586】
  実施形態394は、熱成形工具が、工具軸を中心とし、外表面が、工具軸に対して回転非対称である、実施形態391〜実施形態393のうちのいずれかの方法である。
【0587】
  実施形態395は、所望の光学フィルム上に光学レンズを成型することにより、光学積層体を結果として得るステップを更に含む、実施形態391〜実施形態393のうちのいずれかの方法である。
【0588】
  実施形態396は、光学レンズを成型するステップが、所望の光学フィルムの反対側で光学レンズ上に第2のフィルムを成型するステップを含む、実施形態395の方法である。
【0589】
  実施形態397は、第2のフィルムが、部分反射体を備える、実施形態396の方法である。
【0590】
  実施形態398は、所望の光学フィルムが、反射偏光子を備える、実施形態391〜実施形態397のうちのいずれかの方法である。
【0591】
  実施形態399は、所望の光学フィルムが、四分の一波長位相子を更に備える、実施形態398の方法である。
【0592】
  実施形態400は、反射偏光子が、多層ポリマー反射偏光子である、実施形態398又は実施形態399の方法である。
【0593】
  実施形態401は、反射偏光子が、APFである、実施形態400の方法である。
【0594】
  実施形態402は、反射偏光子が、ワイヤグリッド偏光子である、実施形態398又は実施形態399の方法である。
【0595】
  実施形態403は、光学システムであって、
  像面と、
  絞り面と
  像面と絞り面との間に配設された第1の光学積層体であって、
  第1の光学レンズと、
  所望の複数の波長で、少なくとも30%の平均光反射率を有する部分反射体と、
  を備える、第1の光学積層体と、
  第1の光学積層体と絞り面との間に配設された第2の光学積層体であって、
  第2の光学レンズと、
  その第2の光学積層体の光軸に対して回転対称であり、その光軸に直交する、直交する第1の軸及び第2の軸に沿って像面に向けて凸状の熱成形多層反射偏光子であって、その熱成形多層反射偏光子の頂点を通過する光軸からの半径方向距離r1、及び、その頂点で光軸に対して垂直な平面からの変位s1を有し、s1/r1が、少なくとも0.1である、少なくとも1つの第1の場所を有する、熱成形多層反射偏光子と、
  反射偏光子と第1の光学積層体との間に配設された第1の四分の一波長位相子と、
  を備える、第2の光学積層体と、
  を備える、光学システムである。
【0596】
  実施形態404は、画像源が、像面を備え、絞り面が、射出瞳である、実施形態403の光学システムである。
【0597】
  実施形態405は、画像源が、ディスプレイパネルを備える、実施形態404の光学システムである。
【0598】
  実施形態406は、ディスプレイパネルが、透明又は半透明である、実施形態405の光学システムである。
【0599】
  実施形態407は、画像源が、シャッタを備える、実施形態404〜実施形態406のうちのいずれかの光学システムである。
【0600】
  実施形態408は、画像源が、光学システムの外部の対象物から反射された光を受光するように適合された、開口を備える、実施形態403の光学システムである。
【0601】
  実施形態409は、画像記録装置が、像面を備え、絞り面が、入射瞳である、実施形態403の光学システムである。
【0602】
  実施形態410は、光学システムが、像面を通って透過される中心光線の光路によって画定される折り返し光軸を中心とする、実施形態403〜実施形態409のうちのいずれかの光学システムである。
【0603】
  実施形態411は、絞り面が、第2の光学システムの入射瞳に重なり合うように適合されている、実施形態403〜実施形態410のうちのいずれかの光学システムである。
【0604】
  実施形態412は、第2の光学システムが、入射瞳で受け取った像を記録するように適合されている、実施形態411の光学システムである。
【0605】
  実施形態413は、絞り面が、観察者の目の入射瞳に重なり合うように適合されている、実施形態403の光学システムである。
【0606】
  実施形態414は、画像源が、像面を備え、画像源が、非偏光を放出する、実施形態403の光学システムである。
【0607】
  実施形態415は、第1の光学積層体が、部分反射体と像面との間に配設された第2の四分の一波長位相子を更に備える、実施形態403〜実施形態414のうちのいずれかの光学システムである。
【0608】
  実施形態416は、画像源が、像面を備え、画像源が、偏光を放出する、実施形態403の光学システムである。
【0609】
  実施形態417は、偏光が直線偏光である、実施形態416の光学システムである。
【0610】
  実施形態418は、偏光が円偏光である、実施形態416の光学システムである。
【0611】
  実施形態419は、偏光が楕円偏光である、実施形態416の光学システムである。
【0612】
  実施形態420は、部分反射体が、第2の反射偏光子である、実施形態403〜実施形態419のうちのいずれかの光学システムである。
【0613】
  実施形態421は、部分反射体が、所望の複数の波長で、少なくとも30%の平均光透過率を有する、実施形態403〜実施形態420のうちのいずれかの光学システムである。
【0614】
  実施形態422は、所望の複数の波長が、少なくとも1つの連続的な波長範囲を含む、実施形態403〜実施形態421のうちのいずれかの光学システムである。
【0615】
  実施形態423は、所望の複数の波長が、可視範囲の波長を含む、実施形態403〜実施形態422のうちのいずれかの光学システムである。
【0616】
  実施形態424は、可視範囲が、400nm〜700nmである、実施形態423の光学システムである。
【0617】
  実施形態425は、所望の複数の波長が、赤外範囲の波長を含む、実施形態403〜実施形態424のうちのいずれかの光学システムである。
【0618】
  実施形態426は、所望の複数の波長が、赤外波長、可視波長、及び紫外波長のうちの1つ以上を含む、実施形態403〜実施形態425のうちのいずれかの光学システムである。
【0619】
  実施形態427は、部分反射体が、ノッチ反射体である、実施形態403〜実施形態426のうちのいずれかの光学システムである。
【0620】
  実施形態428は、所望の複数の波長が、1つ以上の連続的な波長範囲を含み、それら連続的な波長範囲のうちの少なくとも1つが、100nm以下の半値全幅を有する、実施形態427の光学システムである。
【0621】
  実施形態429は、半値全幅が50nm以下である、実施形態428の光学システムである。
【0622】
  実施形態430は、s1/r1が、少なくとも0.2である、実施形態403〜実施形態429のうちのいずれかの光学システムである。
【0623】
  実施形態431は、s1/r1が、0.2〜0.8の範囲である、実施形態403〜実施形態430のうちのいずれかの光学システムである。
【0624】
  実施形態432は、s1/r1が、0.3〜0.6の範囲である、実施形態403〜実施形態431のうちのいずれかの光学システムである。
【0625】
  実施形態433は、多層反射偏光子が、光軸からの半径方向距離r2、及び、平面からの変位s2を有し、s2/r2が、少なくとも0.3である、第2の場所を有する、実施形態424〜実施形態432のうちのいずれかの光学システムである。
【0626】
  実施形態434は、s1及びr1によって画定される反射偏光子の領域に関して、その反射偏光子の透過軸の最大変動が、約2度未満である、実施形態403〜実施形態433のうちのいずれかの光学システムである。
【0627】
  実施形態435は、s1及びr1によって画定される反射偏光子の領域に関して、その反射偏光子の透過軸の最大変動が、約1.5度未満である、実施形態403〜実施形態433のうちのいずれかの光学システムである。
【0628】
  実施形態436は、s1及びr1によって画定される反射偏光子の領域に関して、その反射偏光子の透過軸の最大変動が、約1度未満である、実施形態403〜実施形態433のうちのいずれかの光学システムである。
【0629】
  実施形態437は、第1の光学レンズが、第2の光学レンズに向き合う第1主表面と、像面に向き合う反対側の第2主表面とを有し、第2の光学レンズが、絞り面に向き合う第1主表面と、第1の光学レンズに向き合う反対側の第2主表面とを有する、実施形態403〜実施形態436のうちのいずれかの光学システムである。
【0630】
  実施形態438は、部分反射体が、第1のレンズの第1主表面又は第2主表面上に配設される、実施形態437の光学システムである。
【0631】
  実施形態439は、部分反射体が、第1のレンズの第1主表面上に配設され、第2の四分の一波長位相子が、第1のレンズの第2主表面上に配設される、実施形態437の光学システムである。
【0632】
  実施形態440は、部分反射体が、第1のレンズの第2主表面上に配設され、第2の四分の一波長位相子が、第1のレンズの第2主表面の反対側でその部分反射体上に配設される、実施形態437の光学システムである。
【0633】
  実施形態441は、第2の四分の一波長位相子が、第1の光学レンズの第1主表面上に配設され、部分反射体が、第1の光学レンズの第1主表面の反対側でその第2の四分の一波長位相子上に配設される、実施形態437の光学システムである。
【0634】
  実施形態442は、第1の四分の一波長位相子が、第2の光学レンズの第2主表面上に配設され、多層反射偏光子が、第2の光学レンズの第1主表面上に配設される、実施形態437の光学システムである。
【0635】
  実施形態443は、多層反射偏光子が、第2の光学レンズの第2主表面上に配設され、第1の四分の一波長位相子が、第2の光学レンズの第2主表面の反対側でその多層反射偏光子上に配設される、実施形態437の光学システムである。
【0636】
  実施形態444は、多層反射偏光子が、少なくとも1つの層を備え、その少なくとも1つの層は、第2の光学積層体の光軸から離れた、その少なくとも1つの層上の少なくとも1つの第1の場所で、実質的に光学的二軸性であり、光軸から離れた少なくとも1つの第2の場所で、実質的に光学的一軸性である、実施形態403〜実施形態443のうちのいずれかの光学システムである。
【0637】
  実施形態445は、像面及び絞り面を通過する実質的にいずれの主光線も、約25度未満の入射角で、第1の光学積層体及び第2の光学積層体のそれぞれに入射する、実施形態403〜実施形態444のうちのいずれかの光学システムである。
【0638】
  実施形態446は、第1の光学積層体と第2の光学積層体とが、実質的に同じ形状を有する、実施形態403〜実施形態445のうちのいずれかの光学システムである。
【0639】
  実施形態447は、第1の光学積層体と第2の光学積層体とが、異なる形状を有する、実施形態403〜実施形態445のうちのいずれかの光学システムである。
【0640】
  実施形態448は、第1のレンズ及び第2のレンズのそれぞれが、プラノレンズである、実施形態403〜実施形態447のうちのいずれかの光学システムである。
【0641】
  実施形態449は、第1の光学レンズと第2の光学レンズとが、実質的に同じ形状を有する、実施形態403〜実施形態448のうちのいずれかの光学システムである。
【0642】
  実施形態450は、第1の光学レンズと第2の光学レンズとが、異なる形状を有する、実施形態403〜実施形態448のうちのいずれかの光学システムである。
【0643】
  実施形態451は、像面が、実質的に平面状である、実施形態403〜実施形態450のうちのいずれかの光学システムである。
【0644】
  実施形態452は、像面が、実質的に湾曲している、実施形態403〜実施形態450のうちのいずれかの光学システムである。
【0645】
  実施形態453は、画像源が、像面を備え、この画像源が、歪みのない像を放出し、絞り面によって透過される、その放出された歪みのない像の歪みが、絞り面での視野の約10%未満となるように、部分反射体が、第1の形状を有し、反射偏光子が、異なる第2の形状を有する、実施形態403の光学システムである。
【0646】
  実施形態454は、絞り面によって透過される、放出された歪みのない像の歪みが、絞り面での視野の約5%未満である、実施形態453の光学システムである。
【0647】
  実施形態455は、絞り面によって透過される、放出された歪みのない像の歪みが、絞り面での視野の約3%未満である、実施形態453の光学システムである。
【0648】
  実施形態456は、可視波長範囲内で、少なくとも150nm離れた少なくとも第1の波長及び第2の波長を有し、像面及び絞り面を通って透過される実質的にいずれの主光線も、絞り面での視野の1.5パーセント未満の、絞り面での色分離距離を有する、実施形態403〜実施形態455のうちのいずれかの光学システムである。
【0649】
  実施形態457は、絞り面での色分離距離が、絞り面での視野の1.2パーセント未満である、実施形態456の光学システムである。
【0650】
  実施形態458は、可視波長範囲内で、少なくとも150nm離れた少なくとも第1の波長及び第2の波長を有し、像面及び絞り面を通って透過される実質的にいずれの主光線も、20分角未満の、絞り面での色分離距離を有する、実施形態403〜実施形態457のうちのいずれかの光学システムである。
【0651】
  実施形態459は、絞り面での色分離距離が、10分角未満である、実施形態458の光学システムである。
【0652】
  実施形態460は、部分反射体が第1の形状を有し、多層反射偏光子が第2の形状を有し、それら第1の形状及び第2の形状の一方若しくは双方が、非球面多項サグ式によって記述される、実施形態403〜実施形態459のうちのいずれかの光学システムである。
【0653】
  実施形態461は、多層反射偏光子が、交互配置された複数のポリマー層を備える、実施形態403〜実施形態460のうちのいずれかの光学システムである。
【0654】
  実施形態462は、多層反射偏光子が、熱成形APFである、実施形態403〜実施形態461のうちのいずれかの光学システムである。
【0655】
  実施形態463は、多層反射偏光子が、ワイヤグリッド偏光子を備える、実施形態403〜実施形態461のうちのいずれかの光学システムである。
【0656】
  実施形態464は、第1の光学積層体及び第2の光学積層体の少なくとも一方が、絞り面及び像面に対して調節可能な位置を有する、実施形態403〜実施形態463のうちのいずれかの光学システムである。
【0657】
  実施形態465は、第1の光学積層体が、調節可能な形状を有する、実施形態403〜実施形態464のうちのいずれかの光学システムである。
【0658】
  実施形態466は、光学システムであって、
  所望の複数の波長で、少なくとも30%の平均光反射率を有する部分反射体と、
  第1の偏光状態を有する光を実質的に透過し、直交する第2の偏光状態を有する光を実質的に反射する多層反射偏光子であって、直交する第1の軸及び第2の軸に沿って凸状であり、その多層反射偏光子上の少なくとも1つの第1の場所が、その多層反射偏光子の光軸からの半径方向距離r1、及び、その多層反射偏光子の頂点で光軸に対して垂直な平面からの変位s1を有し、s1/r1が、少なくとも0.1である、多層反射偏光子と、
  部分反射体と多層反射偏光子との間に配設された第1の四分の一波長位相子と、
  を備え、
  多層反射偏光子が、少なくとも1つの層を備え、その少なくとも1つの層は、光軸から離れた、その少なくとも1つの層上の少なくとも1つの第1の場所で、実質的に光学的二軸性であり、光軸から離れた少なくとも1つの第2の場所で、実質的に光学的一軸性である、
  光学システムである。
【0659】
  実施形態467は、多層反射偏光子が、部分反射体に隣接して配設され、部分反射体から離隔配置される、実施形態466の光学システムである。
【0660】
  実施形態468は、第1の光学積層体が、第1の光学レンズ及び部分反射体を備える、実施形態466又は実施形態467の光学システムである。
【0661】
  実施形態469は、第2の光学積層体が、第2の光学レンズ及び多層反射偏光子を備える、実施形態466〜実施形態468のうちのいずれかの光学システムである。
【0662】
  実施形態470は、光学システムであって、
  第1の光学積層体であって、
  第1の光学レンズと、
  所望の複数の波長で、少なくとも30%の平均光反射率を有する部分反射体と、
  を備える、第1の光学積層体と、
  第1の光学積層体に隣接して配設され、直交する第1の軸及び第2の軸に沿って凸状の第2の光学積層体であって、
  第2の光学レンズと、
  第1の偏光状態を有する光を実質的に透過し、直交する第2の偏光状態を有する光を実質的に反射する多層反射偏光子であって、その多層反射偏光子上の少なくとも1つの第1の場所が、第2の光学積層体の光軸からの半径方向距離r1、及び、その多層反射偏光子の頂点で光軸に対して垂直な平面からの変位s1を有し、s1/r1が、少なくとも0.1である、多層反射偏光子と、
  第2の光学積層体と第1の光学積層体との間に配設された第1の四分の一波長位相子と、
  を備える、第2の光学積層体と、
  を備え、
  多層反射偏光子が、少なくとも1つの層を備え、その少なくとも1つの層は、光軸から離れた、その少なくとも1つの層上の少なくとも1つの第1の場所で、実質的に光学的二軸性であり、光軸から離れた少なくとも1つの第2の場所で、実質的に光学的一軸性である、
  光学システムである。
【0663】
  実施形態471は、光学システムであって、
  第1の光学積層体であって、
  第1の光学レンズと、
  所望の複数の波長で、少なくとも30%の平均光反射率を有する部分反射体と、
  を備える、第1の光学積層体と、
  第1の光学積層体に隣接して配設され、直交する第1の軸及び第2の軸に沿って凸状の第2の光学積層体であって、
  第2の光学レンズと、
  第1の偏光状態を有する光を実質的に透過し、直交する第2の偏光状態を有する光を実質的に反射する反射偏光子であって、その反射偏光子上の少なくとも1つの第1の場所が、第2の光学積層体の光軸からの半径方向距離r1、及び、その反射偏光子の頂点で光軸に対して垂直な平面からの変位s1を有し、s1/r1が、少なくとも0.1である反射偏光子と、
  第2の光学積層体と第1の光学積層体との間に配設された第1の四分の一波長位相子と、
  を備える、第2の光学積層体と、
  を備え、
  この光学システムが、その光学システムの視野にわたって、少なくとも50のコントラスト比を有する、
  光学システムである。
【0664】
  実施形態472は、コントラスト比が、少なくとも60である、実施形態471の光学システムである。
【0665】
  実施形態473は、コントラスト比が、少なくとも80である、実施形態471の光学システムである。
【0666】
  実施形態474は、コントラスト比が、少なくとも100である、実施形態471の光学システムである。
【0667】
  実施形態475は、第2の光学積層体が、第1の光学積層体から離隔配置される、実施形態469〜実施形態474のうちのいずれかの光学システムである。
【0668】
  実施形態476は、光学システムであって、
  第1の光学積層体であって、
  第1の光学レンズと、
  所望の複数の波長で、少なくとも30%の平均光反射率を有する部分反射体と、
  を備える、第1の光学積層体と、
  第1の光学積層体に隣接して配設され、直交する第1の軸及び第2の軸に沿って凸状の第2の光学積層体であって、
  第2の光学レンズと、
  第1の偏光状態を有する光を実質的に透過し、直交する第2の偏光状態を有する光を実質的に反射する反射偏光子であって、その反射偏光子上の少なくとも1つの第1の場所が、第2の光学積層体の光軸からの半径方向距離r1、及び、その反射偏光子の頂点で光軸に対して垂直な平面からの変位s1を有し、s1/r1が、少なくとも0.1である反射偏光子と、
  第2の光学積層体と第1の光学積層体との間に配設された第1の四分の一波長位相子と、
  を備える、第2の光学積層体と、
  を備え、
  この光学システムが、調節可能な光屈折補正を実現するように適合されている、
  光学システムである。
【0669】
  実施形態477は、反射偏光子が、少なくとも1つの層を備え、その少なくとも1つの層は、光軸から離れた、その少なくとも1つの層上の少なくとも1つの第1の場所で、実質的に光学的二軸性であり、光軸から離れた少なくとも1つの第2の場所で、実質的に光学的一軸性である、実施形態466〜実施形態476のうちのいずれかの光学システムである。
【0670】
  実施形態478は、反射偏光子が、ワイヤグリッド偏光子である、実施形態466〜実施形態476のうちのいずれかの光学システムである。
【0671】
  実施形態479は、調節可能な光屈折補正が、第1の光学積層体と第2の光学積層体との間の調節可能な距離、第1の光学積層体の調節可能な形状、及び第2の光学積層体の調節可能な形状のうちの1つ以上によって実現される、実施形態476の光学システムである。
【0672】
  実施形態480は、像面と、絞り面と、それら像面と絞り面との間に配設された部分反射体と、その部分反射体と絞り面との間に配設された反射偏光子とを更に備える、実施形態466〜実施形態479のうちのいずれかの光学システムである。
【0673】
  実施形態481は、反射偏光子が、直交する第1の軸及び第2の軸に対して像面に向けて凸状である、実施形態480の光学システムである。
【0674】
  実施形態482は、部分反射体が、直交する第1の軸及び第2の軸に対して像面に向けて凸状である、実施形態480又は実施形態481の光学システムである。
【0675】
  実施形態483は、像面及び絞り面を通過する実質的にいずれの主光線も、約30度未満の入射角で、部分反射体及び反射偏光子のそれぞれに入射する、実施形態480〜実施形態482のうちのいずれかの光学システムである。
【0676】
  実施形態484は、像面及び絞り面を通過する実質的にいずれの主光線も、約25度未満の入射角で、部分反射体及び反射偏光子のそれぞれに入射する、実施形態480〜実施形態482のうちのいずれかの光学システムである。
【0677】
  実施形態485は、反射偏光子が、APFである、実施形466〜実施形態477、又は実施形479〜実施形態482のうちのいずれかの光学システムである。
【0678】
  実施形態486は、反射偏光子が、熱成形APFである、実施形466〜実施形態477、又は実施形479〜実施形態485のうちのいずれかの光学システムである。
【0679】
  実施形態487は、部分反射体が、第2の反射偏光子である、実施形態466〜実施形態486のうちのいずれかの光学システムである。
【0680】
  実施形態488は、部分反射体が、所望の複数の波長で、少なくとも30%の平均光透過率を有する、実施形態466〜実施形態487のうちのいずれかの光学システムである。
【0681】
  実施形態489は、所望の複数の波長が、少なくとも1つの連続的な波長範囲を含む、実施形態466〜実施形態488のうちのいずれかの光学システムである。
【0682】
  実施形態490は、所望の複数の波長が、可視範囲の波長を含む、実施形態466〜実施形態489のうちのいずれかの光学システムである。
【0683】
  実施形態491は、可視範囲が、400nm〜700nmである、実施形態490の光学システムである。
【0684】
  実施形態492は、所望の複数の波長が、赤外範囲の波長を含む、実施形態466〜実施形態491のうちのいずれかの光学システムである。
【0685】
  実施形態493は、所望の複数の波長が、赤外波長、可視波長、及び紫外波長のうちの1つ以上を含む、実施形態466〜実施形態492のうちのいずれかの光学システムである。
【0686】
  実施形態494は、部分反射体が、ノッチ反射体である、実施形態466〜実施形態493のうちのいずれかの光学システムである。
【0687】
  実施形態495は、所望の複数の波長が、1つ以上の連続的な波長範囲を含み、それら連続的な波長範囲のうちの少なくとも1つが、100nm以下の半値全幅を有する、実施形態494の光学システムである。
【0688】
  実施形態496は、半値全幅が50nm以下である、実施形態495の光学システムである。
【0689】
  実施形態497は、s1/r1が、少なくとも0.2である、実施形態466〜実施形態496のうちのいずれかの光学システムである。
【0690】
  実施形態498は、s1/r1が、0.2〜0.8の範囲である、実施形態466〜実施形態497のうちのいずれかの光学システムである。
【0691】
  実施形態499は、s1/r1が、0.3〜0.6の範囲である、実施形態466〜実施形態498のうちのいずれかの光学システムである。
【0692】
  実施形態500は、反射偏光子が、光軸からの半径方向距離r2、及び、平面からの変位s2を有し、s2/r2が、少なくとも0.3である、第2の場所を有する、実施形態466〜実施形態499のうちのいずれかの光学システムである。
【0693】
  実施形態501は、s1及びr1によって画定される反射偏光子の領域に関して、その反射偏光子の透過軸の最大変動が、約2度未満である、実施形態466〜実施形態500のうちのいずれかの光学システムである。
【0694】
  実施形態502は、ビームエキスパンダである、実施形態466〜実施形態501のうちのいずれかの光学システムである。
【0695】
  実施形態503は、実施形態466〜実施形態501のうちのいずれかの光学システムを備える、ビームエキスパンダである。
【0696】
  実施形態504は、実施形態503のビームエキスパンダと、パターン化光を放出するように適合された画像形成装置とを備え、そのパターン化光をビームエキスパンダに向けて方向付けるように構成された、投影システムである。
【0697】
  実施形態505は、ビームエキスパンダの光学システムが、部分反射体が画像形成装置に向き合う状態に、方向付けされる、実施形態504の投影システムである。
【0698】
  実施形態506は、画像形成装置とビームエキスパンダとの間に配設された偏光ビームスプリッタを更に備える、実施形態504又は実施形態505の投影システムである。
【0699】
  実施形態507は、ビームエキスパンダと偏光ビームスプリッタとの間に配設された第2の反射偏光子を更に備える、実施形態506の投影システムである。
【0700】
  実施形態508は、偏光ビームスプリッタが、第1のプリズム及び第2のプリズムと、それら第1のプリズム及び第2のプリズムの斜面に沿って第1のプリズムと第2のプリズムとの間に配設された平坦な反射偏光子とを備える、実施形態506又は実施形態507の投影システムである。
【0701】
  実施形態509は、第1のプリズムが、第2のプリズムと画像形成装置との間に配設される、実施形態508の投影システムである。
【0702】
  実施形態510は、第1のプリズムが、第1の体積を有し、第2のプリズムが、第2の体積を有し、第1の体積が、第2の体積の約半分以下である、実施形態508又は実施形態509の投影システムである。
【0703】
  実施形態511は、実施形態503のビームエキスパンダ、及び照明器を備え、その照明器からの光出力を、ビームエキスパンダに向けて方向付けるように構成された、投影システムである。
【0704】
  実施形態512は、照明器が、
  偏光ビームスプリッタであって、
  入力面、出力面、及び第1の斜辺を有する、第1のプリズムと、
  結像面及び第2の斜辺を有し、この第2の斜辺が、第1の斜辺に隣接して配設されている、第2のプリズムと、
  第1の斜辺と第2の斜辺との間に配設された、第2の反射偏光子と、
  を備える、偏光ビームスプリッタと、
  入力面に隣接して配設され、その入力面上に入力アクティブ領域を画定する、光源と、
  光源から放出された光を受光し、パターン化光を放出するための、結像面に隣接して配設された画像形成装置であって、最大画像領域を有し、この最大画像領域が、出力面上に出力アクティブ領域を画定する、画像形成装置と、
  を備え、
  入力アクティブ領域及び出力アクティブ領域の一方若しくは双方が、最大画像領域の約半分未満である、実施形態511の投影システムである。
【0705】
  実施形態513は、入力アクティブ領域が、最大画像領域の約半分未満である、実施形態512の投影システムである。
【0706】
  実施形態514は、出力アクティブ領域が、最大画像領域の約半分未満である、実施形態512の投影システムである。
【0707】
  実施形態515は、入力アクティブ領域及び出力アクティブ領域のそれぞれが、最大画像領域の約半分未満である、実施形態512の投影システムである。
【0708】
  実施形態516は、入力面の最大表面積が、最大画像領域の約半分未満である、実施形態512の投影システムである。
【0709】
  実施形態517は、出力面の最大表面積が、最大画像領域の約半分未満である、実施形態512の投影システムである。
【0710】
  実施形態518は、入力面の最大表面積が、最大画像領域の約半分未満であり、出力面の最大表面積が、最大画像領域の約半分未満である、実施形態512の投影システムである。
【0711】
  実施形態519は、光源の反対側で偏光ビームスプリッタに隣接して配設された、反射構成要素を更に備える、実施形態512の投影システムである。
【0712】
  実施形態520は、第2の反射偏光子が、ポリマー多層反射偏光子、ワイヤグリッド偏光子、マクニール型反射偏光子、又はコレストリック反射偏光子である、実施形態512の投影システムである。
【0713】
  実施形態521は、第2の反射偏光子が、ポリマー多層反射偏光子である、実施形態512の投影システムである。
【0714】
  実施形態522は、光学システムが、光屈折補正を実現するように適合されている、実施形態1〜実施形態333のうちのいずれか、又は実施形態378〜実施形態381のうちのいずれか、又は実施形態403〜実施形態475のうちのいずれかの光学システムである。
【0715】
  実施形態523は、光屈折補正が調節可能である、実施形態522の光学システムである。
【0716】
  実施形態524は、実施形態1〜実施形態333のうちのいずれか、又は実施形態378〜実施形態381のうちのいずれか、又は実施形態403〜実施形態523のうちのいずれかの光学システムを備える、装置である。
【0717】
  実施形態525は、ヘッドマウント式ディスプレイである、実施形態524の装置である。
【0718】
  実施形態526は、ビームエキスパンダ、照明器、又は投影器である、実施形態524の装置である。
【0719】
  実施形態527は、カメラである、実施形態524の装置である。
【0720】
  実施形態528は、望遠鏡、顕微鏡、又は双眼鏡である、実施形態524の装置である。
【0721】
  実施形態529は、第1の光学システムを備え、その第1の光学システムが、実施形態1〜実施形態333のうちのいずれか、又は実施形態378〜実施形態381のうちのいずれか、又は実施形態403〜実施形態523のうちのいずれかの光学システムである、ヘッドマウント式ディスプレイである。
【0722】
  実施形態530は、視標追跡システムを更に備える、実施形態529のうちのいずれかのヘッドマウント式ディスプレイである。
【0723】
  実施形態531は、光学システムが、視標追跡システムから受信した信号に応答して、反射偏光子の位置、又は部分反射体の位置を調節するように適合されている、実施形態530のヘッドマウント式ディスプレイである。
【0724】
  実施形態532は、第2の光学システムを更に備え、その第2の光学システムが、実施形態1〜実施形態333のうちのいずれか、又は実施形態378〜実施形態381のうちのいずれか、又は実施形態403〜実施形態523のうちのいずれかの光学システムである、実施形態529のヘッドマウント式ディスプレイである。
【0725】
  実施形態533は、視標追跡システムを更に備える、実施形態532のヘッドマウント式ディスプレイである。
【0726】
  実施形態534は、光学システムが、視標追跡システムから受信した信号に応答して、第1の光学システムの反射偏光子の位置、又は第1の光学システムの部分反射体の位置を調節するように適合されている、実施形態533のヘッドマウント式ディスプレイである。
【0727】
  実施形態535は、光学システムが、視標追跡システムから受信した信号に応答して、第2の光学システムの反射偏光子の位置、又は第2の光学システムの部分反射体の位置を調節するように適合されている、実施形態533又は実施形態534のヘッドマウント式ディスプレイである。
【0728】
  実施形態536は、ヘッドマウント式ディスプレイであって、
  第1の光学システムであって、
  第1の像面と、
  第1の射出瞳と、
  第1の射出瞳と第1の像面との間に配設され、2つの直交軸に対して凸状の第1の反射偏光子と、
  第1の反射偏光子と第1の像面との間に配設され、既定の複数の波長で、少なくとも30%の平均光反射率を有する第1の部分反射体と、
  第1の反射偏光子と第1の部分反射体との間に配設された第1の四分の一波長位相子と、
  を備える、第1の光学システムと、
  第1の光学システムの近位に配設された、第2の光学システムであって、
  第2の像面と、
  第2の射出瞳と、
  第2の射出瞳と第2の像面との間に配設され、2つの直交軸に対して凸状の第2の反射偏光子と、
  第2の反射偏光子と第2の像面との間に配設され、既定の複数の波長で、少なくとも30%の平均光反射率を有する第2の部分反射体と、
  第2の反射偏光子と第2の部分反射体との間に配設された第2の四分の一波長位相子と、
  を備える、第2の光学システムと、
  を備える、ヘッドマウント式ディスプレイである。
【0729】
  実施形態537は、画像源が、第1の像面及び第2の像面を備える、実施形態536のヘッドマウント式ディスプレイである。
【0730】
  実施形態538は、画像源が、ディスプレイパネルを備える、実施形態537のヘッドマウント式ディスプレイである。
【0731】
  実施形態539は、ディスプレイパネルが、透明又は半透明である、実施形態538のヘッドマウント式ディスプレイである。
【0732】
  実施形態540は、画像源が、シャッタを備える、実施形態537〜実施形態539のうちのいずれかのヘッドマウント式ディスプレイである。
【0733】
  実施形態541は、第1の画像源が、第1の像面を備え、第2の画像源が、第2の像面を備える、実施形態536のヘッドマウント式ディスプレイである。
【0734】
  実施形態542は、第1の画像源が、第1のディスプレイパネルを備える、実施形態536のヘッドマウント式ディスプレイである。
【0735】
  実施形態543は、第1のディスプレイパネルが、透明又は半透明である、実施形態542のヘッドマウント式ディスプレイである。
【0736】
  実施形態544は、第1の画像源が、第1のシャッタを備える、実施形態541〜実施形態543のうちのいずれかのヘッドマウント式ディスプレイである。
【0737】
  実施形態545は、第2の画像源が、第2のディスプレイパネルを備える、実施形態541〜実施形態544のうちのいずれかのヘッドマウント式ディスプレイである。
【0738】
  実施形態546は、第2のディスプレイパネルが、透明又は半透明である、実施形態545のヘッドマウント式ディスプレイである。
【0739】
  実施形態547は、第2の画像源が、第2のシャッタを備える、実施形態541〜実施形態546のうちのいずれかのヘッドマウント式ディスプレイである。
【0740】
  実施形態548は、第1の像面及び第2の像面が、実質的に平面状である、実施形態536〜実施形態547のうちのいずれかのヘッドマウント式ディスプレイである。
【0741】
  実施形態549は、第1の像面及び第2の像面の一方若しくは双方が、湾曲している、実施形態536〜実施形態547のうちのいずれかのヘッドマウント式ディスプレイである。
【0742】
  実施形態550は、第1の光学システムが、第1の光学レンズを備える、実施形態536〜実施形態549のうちのいずれかのヘッドマウント式ディスプレイである。
【0743】
  実施形態551は、第1の反射偏光子が、第1の光学レンズの主表面上に配設される、実施形態550のヘッドマウント式ディスプレイである。
【0744】
  実施形態552は、第1の光学レンズが、不均一な縁部プロファイルを有する、実施形態550又は実施形態551のヘッドマウント式ディスプレイである。
【0745】
  実施形態553は、第2の光学システムが、第2の光学レンズを備える、実施形態536〜実施形態552のうちのいずれかのヘッドマウント式ディスプレイである。
【0746】
  実施形態554は、第2の反射偏光子が、第2の光学レンズの主表面上に配設される、実施形態553のヘッドマウント式ディスプレイである。
【0747】
  実施形態555は、第2の光学レンズが、不均一な縁部プロファイルを有する、実施形態553又は実施形態554のヘッドマウント式ディスプレイである。
【0748】
  実施形態556は、第1の反射偏光子が、実施形態334〜実施形態353のうちのいずれかの熱成形多層反射偏光子である、実施形態536〜実施形態555のうちのいずれかのヘッドマウント式ディスプレイである。
【0749】
  実施形態557は、第2の反射偏光子が、実施形態334〜実施形態353のうちのいずれかの熱成形多層反射偏光子である、実施形態536〜実施形態556のうちのいずれかのヘッドマウント式ディスプレイである。
【0750】
  実施形態558は、視標追跡システムを更に備える、実施形態536〜実施形態557のうちのいずれかのヘッドマウント式ディスプレイである。
【0751】
  実施形態559は、第1の光学システムが、視標追跡システムから受信した信号に応答して、第1の反射偏光子と第1の部分反射体との間の距離を調節するように適合されている、実施形態558のヘッドマウント式ディスプレイである。
【0752】
  実施形態560は、第2の光学システムが、視標追跡システムから受信した信号に応答して、第2の反射偏光子と第2の部分反射体との間の距離を調節するように適合されている、実施形態558又は実施形態559のヘッドマウント式ディスプレイである。
【0753】
  実施形態561は、既定の複数の波長が、少なくとも1つの連続的な波長範囲を含む、実施形態536〜実施形態560のうちのいずれかのヘッドマウント式ディスプレイである。
【0754】
  実施形態562は、既定の複数の波長が、可視範囲の波長を含む、実施形態536〜実施形態561のうちのいずれかのヘッドマウント式ディスプレイである。
【0755】
  実施形態563は、可視範囲が、400nm〜700nmである、実施形態562のヘッドマウント式ディスプレイである。
【0756】
  実施形態564は、既定の複数の波長が、赤外範囲の波長を含む、実施形態536〜実施形態563のうちのいずれかのヘッドマウント式ディスプレイである。
【0757】
  実施形態565は、既定の複数の波長が、赤外波長、可視波長、及び紫外波長のうちの1つ以上を含む、実施形態536〜実施形態564のうちのいずれかのヘッドマウント式ディスプレイである。
【0758】
  実施形態566は、部分反射体が、ノッチ反射体である、実施形態536〜実施形態565のうちのいずれかのヘッドマウント式ディスプレイである。
【0759】
  実施形態567は、既定の複数の波長が、1つ以上の連続的な波長範囲を含み、それら連続的な波長範囲のうちの少なくとも1つが、100nm以下の半値全幅を有する、実施形態566の光学ヘッドマウント式ディスプレイである。
【0760】
  実施形態568は、既定の複数の波長が、1つ以上の連続的な波長範囲を含み、それら連続的な波長範囲のうちの少なくとも1つが、50nm以下の半値全幅を有する、実施形態566の光学ヘッドマウント式ディスプレイである。
【0761】
  実施形態569は、第1の光学システムが、実施形態1〜実施形態333のうちのいずれか、又は実施形態378〜実施形態381のうちのいずれか、又は実施形態403〜実施形態523のうちのいずれかの光学システムである、実施形態536〜実施形態568のうちのいずれかのヘッドマウント式ディスプレイである。
【0762】
  実施形態570は、第2の光学システムが、実施形態1〜実施形態333のうちのいずれか、又は実施形態378〜実施形態381のうちのいずれか、又は実施形態403〜実施形態523のうちのいずれかの光学システムである、実施形態536〜実施形態569のうちのいずれかのヘッドマウント式ディスプレイである。
【0763】
  実施形態571は、仮想現実ディスプレイである、実施形態529〜実施形態570のうちのいずれかのヘッドマウント式ディスプレイである。
【0764】
  実施形態572は、カメラであって、
  開口と、
  画像記録装置と、
  開口と画像記録装置との間に配設され、2つの直交軸に対して湾曲している反射偏光子と、
  反射偏光子と画像記録装置との間に配設され、既定の複数の波長で、少なくとも30%の平均光反射率を有する部分反射体と、
  反射偏光子と部分反射体との間に配設された四分の一波長位相子と、
  を備える、カメラである。
【0765】
  実施形態573は、第1の光学積層体を更に備え、この第1の光学積層体が、第1のレンズ及び部分反射体を含む、実施形態572のカメラである。
【0766】
  実施形態574は、第2の光学積層体を更に備え、この第2の光学積層体が、第2のレンズ及び反射偏光子を含む、実施形態572又は実施形態573のカメラである。
【0767】
  実施形態575は、一体型光学積層体を更に備え、この一体型光学積層体が、第1の光学レンズ、反射偏光子、部分反射体、及び四分の一波長位相子を備える、実施形態572のカメラである。
【0768】
  実施形態576は、一体型光学積層体が、第1の光学レンズに隣接する第2の光学レンズを更に備え、四分の一波長位相子が、第1の光学レンズと第2の光学レンズとの間に配設され、部分反射体が、第2の光学レンズの反対側で第1の光学レンズの主表面上に配設され、反射偏光子が、第1の光学レンズの反対側で第2の光学レンズの主表面上に配設される、実施形態575のカメラである。
【0769】
  実施形態577は、反射偏光子上の少なくとも1つの第1の場所が、その反射偏光子の光軸からの半径方向距離r1、及び、その反射偏光子の頂点で光軸に対して垂直な平面からの変位s1を有し、s1/r1が、少なくとも0.1である、実施形態572〜実施形態576のうちのいずれかのカメラである。
【0770】
  実施形態578は、s1/r1が、少なくとも0.2である、実施形態577のカメラである。
【0771】
  実施形態579は、反射偏光子が、少なくとも1つの層を備え、その少なくとも1つの層は、光軸から離れた、その少なくとも1つの層上の少なくとも1つの第1の場所で、実質的に光学的二軸性であり、光軸から離れた少なくとも1つの第2の場所で、実質的に光学的一軸性である、実施形態577又は実施形態578のカメラである。
【0772】
  実施形態580は、反射偏光子が、熱成形APFである、実施形572〜実施形態579のうちのいずれかのカメラである。
【0773】
  実施形態581は、反射偏光子が、ワイヤグリッド偏光子である、実施形態572〜実施形態578のうちのいずれかのカメラである。
【0774】
  実施形態582は、反射偏光子が、画像記録装置に向けて凸状である、実施形態572〜実施形態581のうちのいずれかのカメラである。
【0775】
  実施形態583は、カメラが、光学システムを備え、この光学システムが、反射偏光子、四分の一波長位相子、及び部分反射体、像面及び絞り面を含み、像面が、画像記録装置の表面であり、絞り面が、開口によって画定された表面である、実施形態572のカメラである。
【0776】
  実施形態584は、光学システムが、実施形態1〜実施形態333のうちのいずれか、又は実施形態378〜実施形態381のうちのいずれか、又は実施形態403〜実施形態523のうちのいずれかによって更に特徴付けられる、実施形態583のカメラである。
【0777】
  実施形態585は、ビームエキスパンダであって、
  既定の複数の波長で、少なくとも30%の平均光反射率を有する部分反射体と、
  部分反射体に隣接して配設され、部分反射体から離隔配置され、2つの直交軸に対して湾曲している反射偏光子と、
  反射偏光子と部分反射体との間に配設された四分の一波長位相子と、
  を備える、ビームエキスパンダである。
【0778】
  実施形態586は、ビームエキスパンダが、部分反射体に入射する収束光を受光して、反射偏光子を通して発散光を透過するように適合されている、実施形態585のビームエキスパンダである。
【0779】
  実施形態587は、第1の光学積層体を更に備え、この第1の光学積層体が、第1のレンズ及び部分反射体を含む、実施形態585又は実施形態586のビームエキスパンダである。
【0780】
  実施形態588は、第2の光学積層体を更に備え、この第2の光学積層体が、第2のレンズ及び反射偏光子を含む、実施形態585〜実施形態587のうちのいずれかのビームエキスパンダである。
【0781】
  実施形態589は、一体型光学積層体を更に備え、この一体型光学積層体が、第1の光学レンズ、反射偏光子、部分反射体、及び四分の一波長位相子を備える、実施形態585又は実施形態586のビームエキスパンダである。
【0782】
  実施形態590は、一体型光学積層体が、第1の光学レンズに隣接する第2の光学レンズを更に備え、四分の一波長位相子が、第1の光学レンズと第2の光学レンズとの間に配設され、部分反射体が、第2の光学レンズの反対側で第1の光学レンズの主表面上に配設され、反射偏光子が、第1の光学レンズの反対側で第2の光学レンズの主表面上に配設される、実施形態589のビームエキスパンダである。
【0783】
  実施形態591は、反射偏光子上の少なくとも1つの第1の場所が、その反射偏光子の光軸からの半径方向距離r1、及び、その反射偏光子の頂点で光軸に対して垂直な平面からの変位s1を有し、s1/r1が、少なくとも0.1である、実施形態585〜実施形態590のうちのいずれかのビームエキスパンダである。
【0784】
  実施形態592は、s1/r1が、少なくとも0.2である、実施形態591のビームエキスパンダである。
【0785】
  実施形態593は、反射偏光子が、少なくとも1つの層を備え、その少なくとも1つの層は、光軸から離れた、その少なくとも1つの層上の少なくとも1つの第1の場所で、実質的に光学的二軸性であり、光軸から離れた少なくとも1つの第2の場所で、実質的に光学的一軸性である、実施形態585〜実施形態592のうちのいずれかのビームエキスパンダである。
【0786】
  実施形態594は、反射偏光子が、熱成形APFである、実施形585〜実施形態593のうちのいずれかのビームエキスパンダである。
【0787】
  実施形態595は、反射偏光子が、ワイヤグリッド偏光子である、実施形態585〜実施形態592のうちのいずれかのビームエキスパンダである。
【0788】
  実施形態596は、光源と、その光源からの光を受光してパターン化光を放出するように配設された画像形成装置と、その画像形成装置からのパターン化光が部分反射体に入射するように配設された、実施形態585〜実施形態595のうちのいずれかのビームエキスパンダとを備える、投影システムである。
【0789】
  実施形態597は、画像形成装置とビームエキスパンダとの間に配設された、偏光ビームスプリッタを更に備える、実施形態596の投影システムである。
【0790】
  実施形態598は、光源と、その光源からの光を受光して、収束パターン化光を放出するように配設された画像形成装置と、ビームエキスパンダとを備える投影システムであって、このビームエキスパンダが、
  既定の複数の波長で、少なくとも30%の平均光反射率を有する部分反射体と、
  部分反射体に隣接して配設され、部分反射体から離隔配置され、2つの直交軸に対して湾曲している反射偏光子と、
  反射偏光子と部分反射体との間に配設された四分の一波長位相子と、
  を備え、
  このビームエキスパンダが、画像形成装置からの収束パターン化光が部分反射体に入射して、そのビームエキスパンダが発散パターン化光を透過するように配設されている、投影システムである。
【0791】
  実施形態599は、ビームエキスパンダが、実施形態586〜実施形態595のうちのいずれかによって更に特徴付けられる、実施形態598の投影システムである。
【0792】
  実施形態600は、画像形成装置とビームエキスパンダとの間に配設された偏光ビームスプリッタを更に備える、実施形態598又は実施形態599の投影システムである。
【0793】
  実施形態601は、照明器であって、
  2つの直交方向に対して湾曲している反射偏光子を備える、ビームエキスパンダと、
  偏光ビームスプリッタであって、
  入力面、出力面、及び第1の斜辺を有する、第1のプリズムと、
  第1面及び第2の斜辺を有し、この第2の斜辺が、第1の斜辺に隣接して配設されている、第2のプリズムと、
  第1の斜辺と第2の斜辺との間に配設された第2の反射偏光子と、
  を備える、偏光ビームスプリッタと、
  入力面に隣接して配設され、その入力面上に入力アクティブ領域を画定する、光源と、
  光源から放出された光を受光し、収束光を放出するための、第1面に隣接して配設された反射構成要素であって、最大アクティブ領域を有し、この最大アクティブ領域が、出力面上に出力アクティブ領域を画定する、反射構成要素と、
  を備え、
  ビームエキスパンダが、収束光を受光して、発散光を透過するように配設され、入力アクティブ領域及び出力アクティブ領域の一方若しくは双方が、反射構成要素の最大アクティブ領域の約半分未満である、照明器である。
【0794】
  実施形態602は、ビームエキスパンダが、反射偏光子に隣接して離隔配置された部分反射体を更に備え、この部分反射体が、既定の複数の波長で、少なくとも30%の平均光反射率を有し、この部分反射体が、偏光ビームスプリッタと反射偏光子との間に配設される、実施形態601の照明器である。
【0795】
  実施形態603は、反射偏光子と部分反射体との間に配設された四分の一波長位相子を更に備える、実施形態602の照明器である。
【0796】
  実施形態604は、ビームエキスパンダが、実施形態585〜実施形態595のうちのいずれかによって更に特徴付けられる、実施形態601〜実施形態603のうちのいずれかの照明器である。
【0797】
  実施形態605は、反射構成要素が、画像形成装置である、実施形態601〜実施形態604のうちのいずれかの照明器である。
【0798】
  実施形態606は、画像投影器である、実施形態601〜実施形態605のうちのいずれかの照明器である。
【0799】
  実施形態607は、光学システムを備える拡大装置であって、この光学システムが、
  射出瞳と、
  射出瞳に近位の、2つの直交軸に対して湾曲している反射偏光子と、
  射出瞳の反対側で反射偏光子に隣接して配設された部分反射体であって、反射偏光子から離隔配置され、既定の複数の波長で、少なくとも30%の平均光反射率を有する部分反射体と、
  反射偏光子と部分反射体との間に配設された四分の一波長位相子と、
  を備える、拡大装置である。
【0800】
  実施形態608は、光学システムが、実施形態1〜実施形態333のうちのいずれか、又は実施形態378〜実施形態381のうちのいずれか、又は実施形態403〜実施形態523のうちのいずれかによって更に特徴付けられる、実施形態607の拡大装置である。
【0801】
  実施形態609は、対物部分及び接眼部分を更に備える、実施形態607又は実施形態608の拡大装置である。
【0802】
  実施形態610は、対物部分が、反射偏光子、部分反射体、及び四分の一波長位相子を備える、実施形態609の拡大装置である。
【0803】
  実施形態611は、接眼部分が、光学システムを備える、実施形態609の拡大装置である。
【0804】
  実施形態612は、光学システムが、第1の光学積層体を更に備え、この第1の光学積層体が、第1のレンズ及び部分反射体を含む、実施形態607〜実施形態611のうちのいずれかの拡大装置である。
【0805】
  実施形態613は、光学システムが、第2の光学積層体を更に備え、この第2の光学積層体が、第2のレンズ及び反射偏光子を含む、実施形態607〜実施形態612のうちのいずれかの拡大装置である。
【0806】
  実施形態614は、光学システムが、一体型光学積層体を更に備え、この一体型光学積層体が、第1の光学レンズ、反射偏光子、部分反射体、及び四分の一波長位相子を備える、実施形態607〜実施形態611のうちのいずれかの拡大装置である。
【0807】
  実施形態615は、一体型光学積層体が、第1の光学レンズに隣接する第2の光学レンズを更に備え、四分の一波長位相子が、第1の光学レンズと第2の光学レンズとの間に配設され、部分反射体が、第2の光学レンズの反対側で第1の光学レンズの主表面上に配設され、反射偏光子が、第1の光学レンズの反対側で第2の光学レンズの主表面上に配設される、実施形態614の拡大装置である。
【0808】
  実施形態616は、双眼鏡、望遠鏡、又は顕微鏡である、実施形態607〜実施形態615のうちのいずれかの拡大装置である。
【0809】
  実施形態617は、反射偏光子上の少なくとも1つの第1の場所が、その反射偏光子の光軸からの半径方向距離r1、及び、その反射偏光子の頂点で光軸に対して垂直な平面からの変位s1を有し、s1/r1が、少なくとも0.1である、実施形態607〜実施形態616のうちのいずれかの拡大装置である。
【0810】
  実施形態618は、s1/r1が、少なくとも0.2である、実施形態617の拡大装置である。
【0811】
  実施形態619は、反射偏光子が、少なくとも1つの層を備え、その少なくとも1つの層は、光軸から離れた、その少なくとも1つの層上の少なくとも1つの第1の場所で、実質的に光学的二軸性であり、光軸から離れた少なくとも1つの第2の場所で、実質的に光学的一軸性である、実施形態607〜実施形態618のうちのいずれかの拡大装置である。
【0812】
  実施形態620は、反射偏光子が、熱成形APFである、実施形607〜実施形態619のうちのいずれかの拡大装置である。
【0813】
  実施形態621は、反射偏光子が、ワイヤグリッド偏光子である、実施形態607〜実施形態618のうちのいずれかの拡大装置である。
【0814】
  特に指示がない限り、本明細書及び特許請求の範囲で使用される、数量、特性の測定値などを表現する、全ての数値は、用語「約」によって修飾されているものとして理解されたい。したがって、そうではないことが示されない限り、本明細書及び特許請求の範囲に記載される数値パラメータは、本出願の教示を利用して当業者が得ようとする所望の特性に応じて変動し得る、近似値である。特許請求の範囲に対する均等論の適用を制限しようとするものではなく、各数値パラメータは、少なくとも、報告される有効桁数を考慮し、通常の四捨五入法を適用することによって解釈されるべきである。本発明の広義の範囲を記載する数値範囲及び数値パラメータは、近似値ではあるが、いずれの数値も、本明細書で説明される具体例に記載される限りにおいて、それらは、適度に可能な範囲で正確に報告されるものである。しかしながら、いずれの数値も、試験又は測定の限界に関連付けられた、誤差を含む可能性がある。
【0815】
  図中の要素に関する説明は、特に指示がない限り、又は文脈が明確にそうではないことを示さない限り、他の図中の対応する要素にも等しく適用されることを理解されたい。本明細書では、具体的な実施形態が図示及び説明されているが、本開示の範囲から逸脱することなく、それら図示及び説明された具体的な実施形態を、様々な代替的及び/又は等価的な実装で置き換えることができる点が、当業者には理解されるであろう。本出願は、本明細書で論じられた具体的な実施形態の、あらゆる適合例又は変形例を包含することを意図するものである。それゆえ、本開示は、特許請求の範囲及びその等価物によってのみ限定されるものとする。