(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記ロック機構が、前記セグメントの一方に結合されたロッキングアームであって、前記セグメントの他方に結合された構造体に係合するためのロッキングアームを含む、請求項1に記載の電気掃除機。
前記ロック機構が第1ロッキングアーム及び第2ロッキングアームを含み、前記第1ロッキングアームが前記セグメントを前記直立形態でロックし、前記第2ロッキングアームが前記セグメントを前記格納形態でロックする、請求項6に記載の電気掃除機。
前記セグメントが、一端にヒンジ部材を備えた少なくとも第1セグメント及び第2セグメントを含み、前記ロック機構が前記ヒンジ部材の少なくとも1つに配置される、請求項6に記載の電気掃除機。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1A】本開示の実施形態と一致する、直立形態にある屈曲可能な管を備えた電気掃除機の側面図である。
【
図2】
図1Aの線2−2に沿って取られた管の中間断面の断面図である。
【
図3】屈曲可能な管を備えた電気掃除機の別の実施形態の後面図である。
【
図4】屈曲可能な管を備えた電気掃除機のさらなる実施形態の側面図である。
【
図5】屈曲可能な管を備えた電気掃除機のさらに別の実施形態の側面図であり、直立形態及び格納形態の両方を示している。
【
図6A】
図5に示される電気掃除機中で使用可能な屈曲可能な管継手の実施形態の斜視図である。
【
図6B】
図6Aの屈曲可能な管継手を1つの屈曲位置で示す写真である。
【
図6C】
図6Aの屈曲可能な管継手を1つの屈曲位置で示す写真である。
【
図6D】
図6Aの屈曲可能な管継手を1つの屈曲位置で示す写真である。
【
図7A】
図5に示される電気掃除機中で使用可能な屈曲可能な管継手の別の実施形態の斜視図である。
【
図7B】
図5に示される電気掃除機中で使用可能な屈曲可能な管継手の別の実施形態の側面図である。
【
図7C】
図5に示される電気掃除機中で使用可能な屈曲可能な管継手の別の実施形態の後面図である。
【
図8A】
図5に示される電気掃除機中で使用可能な屈曲可能な管継手のさらなる実施形態の斜視図である。
【
図8B】
図5に示される電気掃除機中で使用可能な屈曲可能な管継手のさらなる実施形態の側面図である。
【
図9A】
図5に示される電気掃除機中で使用可能な屈曲可能な管継手のさらに別の実施形態の斜視図である。
【
図9B】
図5に示される電気掃除機中で使用可能な屈曲可能な管継手のさらに別の実施形態の側面図である。
【
図10】屈曲可能な管を備えた電気掃除機のさらなる実施形態の側面斜視図である。
【
図11】
図11に示される電気掃除機中で使用される屈曲可能な管継手の側面図である。
【
図13】追加的な把持部を含む電気掃除機の一実施形態を示す。
【
図14】電気掃除機を直立位置及び格納位置で固定するための単一ロック機構の一実施形態を示す部分透視側面図である。
【
図15】電気掃除機を直立位置及び格納位置で固定するための
図14の単一ロック機構の中間位置の断面図である。
【
図16】電気掃除機を直立位置及び格納位置で固定するための
図14の単一ロック機構のロックされた格納位置の断面図である。
【
図17】電気掃除機を直立位置及び格納位置で固定するための
図14の単一ロック機構のロック解除された格納位置の断面図である。
【
図18】ロッキングキャビティの一実施形態を示す側端面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[0027] 本開示の実施形態と一致する電気掃除機は、格納形態を提供する及び/又は使用を容易にする折り畳み可能な管を含む。電気掃除機は、吸引ユニットに結合された第1端部と、吸引ヘッド又は表面掃除ヘッドに結合された第2端部と、を有する管を含む。管は、空気が表面掃除ヘッドから吸引ユニットに流れることを可能にする空気通路を規定し、管の少なくとも一部に沿って可撓性の空気通路を含む。管はまた、吸引ユニットが表面掃除ヘッドの頂部に近接して配置され、それによって格納形態を提供するまで管が前方方向に約180°折り畳み可能であるように、回動可能に互いに接続された複数のセグメントを含む。
【0009】
[0028]
図1A及び
図1Bは、カーペット及び/又は硬い床などの床表面を掃除又は処理するために使用することができる電気掃除機100の例示的な実施形態を示す。本明細書に記載の電気掃除機は、1つ又は複数の機能を実行するために表面を処理する又は表面上で作動する処理装置又は器具として使用されることができることを理解されたい。
【0010】
[0029]
図1A及び
図1Bに示されるように、電気掃除機100の一実施形態は、把持部101、吸引ユニット105、管110、吸引ヘッド又は表面掃除ヘッド115、及び可撓性空気通路120を含む。吸引ユニット105は、ゴミ、ダスト、破片及び廃棄物を拾い上げるために吸込みを発生させるのに適した任意の数の装置を含んでもよい。一実施形態では、吸引ユニット105はモータ107(概略的に示す)を含んでもよく、モータ107は、ダストカップ109、及び、ダストカップ109とモータ107との間に配置されたフィルタ111(概略的に示す)を介して吸込みを発生させ、ダスト物質がダストカップ109内に配置されるようにする。吸引ユニット105は、取り外し可能に電気掃除機100の管110から切り離し可能であってもよい。このような実施形態では、吸引ユニット105は、切り離された場合に手持ち型掃除機として使用されるように構成されてもよい。
【0011】
[0030] いくつかの実施形態では、モータ107は、電気コンセントへの接続によって電気的に動力を供給されてもよく、他の実施形態では、モータ107は、バッテリによって動力を供給されてもよい。吸引ユニット105は、把持部101に一体的に又は取外し可能に取り付けられてもよい。一実施形態では、モータ107は、1つ、2つ、3つ等など、任意の数のサイクロンチャンバ(図示せず)を含んでもよい。一実施形態では、吸引ユニット105は、1つ、2つ、3つ等など、任意の数のダストカップ109を含んでもよい。以下で考察される実施形態と一致して、例えば、吸引ユニット105は、2つのダストカップと2つのサイクロンとを含んでもよい。
【0012】
[0031] 吸引ヘッド115は、電気掃除機100と吸引の対象となる領域との間の界面を提供する。電気掃除機100の異なる実施形態は、異なるタイプの吸引掃除ヘッド115を含んでもよい。
図1A及び
図1Bに示される実施形態では、吸引ヘッド115は、吸込導管開口部又は口部130とブラシガード135とを有するハウジングに回転可能に結合されたローラシステム125を含む。ローラ125は、電気掃除機100の移動を容易にする。多様な異なる種類のローラシステム125が、異なる実施形態で使用されてもよい。他の実施形態は、電気掃除機100の移動を容易にする異なる手段を使用してもよい。
【0013】
[0032] 口部130は、電気掃除機100の吸込導管にダスト、ゴミ又は他の廃棄物が吸い込まれ得る開口部を提供する。異なる実施形態は、口部130の構造に対して異なるタイプの設計を採用することができる。口部130は、形状及びサイズの組合せで規定されてもよく、1つより多い開口部に分割されてもよい。ブラシガード135はまた、異なる実施形態において多様な異なる形態を有することができる。
【0014】
[0033] 電気掃除機100は、可撓性の空気通路120(
図1Aでは隠れており、
図1Bに示されている)によって吸引掃除ヘッド115を吸引ユニット105に流体接続する。これにより、吸引ユニット105によって生成された吸込みを吸引掃除ヘッド115に送達することができる。ゴミ、破砕物及び他の廃棄物を吸引掃除ヘッド115で拾い上げ、可撓性空気通路120を介して吸い込むことができる。可撓性空気通路120はホースを含むことができる。異なるホースを異なる実施形態において使用することができ、他の材質が代替実施形態において可撓性空気通路に使用されてもよい。
【0015】
[0034] 一実施形態では、電気掃除機100の管110は、折り畳み式又は折り曲げ式に構成され、容易な格納及び使用のための容易な伸長を可能にする。
図1A及び
図1Bに示す実施形態では、管110は、吸引ユニット105と掃除ヘッド115との間に接続されてもよく、管110の少なくとも一部に沿って可撓性空気通路120を含む空気通路を規定する。管110は、互いに回動可能に連結された複数のセグメント140、145、150を含んでもよい。一実施形態では、管110は、第2セグメント145に回動可能に接続された第1セグメント140を含んでもよく、第2セグメント145が今度は第3セグメント150に回動可能に接続される。一実施形態では、回動接続は、第1セグメント140及び第2セグメント145の間に配置された第1ヒンジ155と、第2セグメント145及び第3セグメント150の間に配置された第2ヒンジ160とを用いて実現されてもよい。
【0016】
[0035] 第1ヒンジ155は、第1ヒンジ155を中心とする回転軸の周りのある移動範囲を第1セグメント140に与えるように構成することができる。同様に、第2ヒンジ160は、第2ヒンジ160を中心とする回転軸の周りのある移動範囲を第2セグメント145に与えるように構成することができる。これにより、ユーザは、格納又は他の目的のために電気掃除機100を変形することができる。代替的に又は追加的に、継手、アクスル、又はベアリングを使用して、セグメントを回動可能に接続することができる。
【0017】
[0036] 電気掃除機100のいくつかの実施形態は、2つ、4つ、5つ、6つ等など、3つより少ないセグメント又は3つを超えるセグメントを有することができる。異なる実施形態はまた、セグメントの移動範囲を許容するために、異なる数のヒンジ又は継手を含むことができる。いくつかの実施形態は、以下により詳細に記載されるように、ヒンジを1つ有し、それにより1つのセグメントにある移動範囲を与えるだけでもよい。
【0018】
[0037] いくつかの実施形態では、第1ヒンジ155は、第1セグメント140の移動範囲を、90度又は180度など所定の変位角度(図示せず)に制限するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、第2ヒンジ160は、第2セグメント145の移動範囲を、90度又は180度など所定の変位角度(図示せず)に制限するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、両方のヒンジは、各セグメントの移動範囲を制限するように構成されてもよい。
【0019】
[0038] 第1ヒンジ155の変位角は、例えば
図1Bに示すように、第2ヒンジ160の変位角と反対方向であってもよい。この実施形態では、第2セグメント145は前方に回転させられ、第1セグメント140は後方に回転させられる。その結果、この実施形態の把持部101は、ユーザに向かって上方を向いており、その結果、便利に把持されることができる。
【0020】
[0039] 図示されていない代替実施形態では、第2セグメント145を後方に回転させ、第1セグメント140を前方に回転させることができる。この実施形態の把持部101もまた、ユーザが容易につかむことができるように上方を向く。他の実施形態では、第1セグメント140及び/又は第2セグメント145は、前方及び後方に回転することが可能であり得る。
【0021】
[0040] 第1ヒンジ155の変位角は、例えば
図4に示すように、いくつかの実施形態では、第2ヒンジ160の変位角と同じ方向であってもよい。これにより、第1セグメント140は、都合よく格納できるように折り畳まれることが可能になる。いくつかの実施形態は、第1セグメント140がある位置から次の位置に容易に移行することができるように、追加の把持部(図示せず)又は切り離し可能な把持部(図示せず)を含むこともできる。
【0022】
[0041] 電気掃除機100はまた、第1セグメント140及び第2セグメント145を適所で固定するためのロック機構(
図1A及び1Bには図示せず)を含むことができる。様々なタイプのロック機構を異なる実施形態で使用することができる。いくつかの実施形態は、ロック機構をロック解除し、回転のために第1セグメント140及び第2セグメント145を解放するために押ボタンリリースシステムを使用することができる。押ボタンリリースは、いくつかの実施形態では、フットペダルによって作動させることができる。いくつかの実施形態では、両方のセグメントを同時に自動的にロック解除することができる。他の実施形態では、第1セグメント140及び第2セグメント145は、独立してロック解除することができる。
【0023】
[0042] いくつかの実施形態では、電気掃除機100は、第1セグメント140及び第2セグメント145が自動的に適所でロックされる予め設定された位置を有することができる。一実施形態では、第1位置は、第1セグメント140、第2セグメント145及び第3セグメント150が垂直に整列している直立モードに対応することができる。他の実施形態は他の位置を有することもできる。
【0024】
[0043] 可撓性空気通路120は、少なくとも第2セグメント140に沿って延びる可撓性ホースを含むことができる。
図2に示すように、第2セグメント145は、可撓性空気通路120が第2セグメント145内に受け入れられるが、回動させられるときに第2セグメント145から独立して動くことができるように、U字形の断面を有することができる。可撓性空気通路120は第2セグメント145によって拘束されないので、セグメント140、145、150は、可撓性空気通路120が撓んで接続されたままである一方で、格納形態(
図1B)に回動することができる。
【0025】
[0044]
図3に示されるように、電気掃除機100’の別の実施形態は、可撓性空気通路120の両側に、及びヒンジ155、160の間に2つの側部146a、146bを有する第2セグメント145’を含む。電気掃除機100’のこの実施形態は、可撓性空気通路120が側部146a、146bの間で撓むことを可能にしながら、
図1Bに示すような電気掃除機100と同様の格納形態に移動させることができる。
【0026】
[0045]
図4を参照すると、電気掃除機100’’の別の実施形態は、吸引ユニット105が吸引ヘッド115に近接して配置され格納形態を提供するように、約180°前方に回動する折り畳み式の管110を含む。電気掃除機100’’のこの実施形態は、
図1A及び
図1Bに示す電気掃除機100に似ているが、第2セグメント145はより短く、ヒンジ155は前方方向の回動を許容する。
【0027】
[0046]
図5を参照すると、折り畳み式の管を有する電気掃除機500のさらなる実施形態が示されて説明される。電気掃除機500は、例えば上述のように、吸引ユニット505、管510、及び吸引ヘッド又は表面掃除ヘッド515を含む。この実施形態では、管510は、第1及び第2剛性セグメント540、550を含み、それらの間に可撓性空気通路520(例えばホース)が延びている。可撓性空気通路520は、セグメント540、550の間のみに延在してもよく、又はセグメント540、550内を吸引ユニット505及び表面掃除ヘッド515まで延在してもよい。電気掃除機500のこの実施形態は、セグメント540、550の両方に回動可能に連結され、屈曲可能な管継手570を形成する単一のヒンジ555を含む。
【0028】
[0047] このようにセグメント540、550は、セグメント540、550の間で可撓性空気通路520が撓んだ状態で管510を曲げる又は折り畳むために、ヒンジ555の周りで回動可能である。図示される実施形態では、可撓性管継手570は、吸引ユニット505が、図示されるように、格納形態において表面掃除ヘッド515の頂部に近接して配置されるように、管510が約180°折り畳まれることを可能にする。これにより格納形態においてより低い重心が提供され、電気掃除機500の取り扱い及び格納が容易になる。可撓性管継手570はまた、使用中に管が曲がることを可能にし、例えば、ユーザに同程度に前屈することを要求することなく管を下げることを可能にする。これにより、使用中にユーザの背中に負担がかからないようにすることができる。
【0029】
[0048] 電気掃除機500はまた、格納形態で使用することができる追加の把持部502を含むことができる。いくつかの実施形態では、図示のように、追加の把持部502は、格納形態においてセグメント540、550の間に結合される。追加の把持部502は、一方のセグメント550に回動可能に取り付けられ、次に他方のセグメント540と係合されるように回動されてもよい。
【0030】
[0049] 本開示の少なくとも1つの実施形態と一致する追加の把持部502の一例が、
図13に全体的に示されている。確認できるように、追加の把持部502は、第1セグメント540の少なくとも一部に結合されてもよく、及び/又は、第1セグメント540の少なくとも一部に近接して配置されてもよい。例えば、追加の把持部502は、第1側から反対の側へ(例えば左側から右側へ)延在してもよく、吸引ユニット505に近接して(例えば、単一のヒンジ555よりも吸引ユニット505により近い位置に)配置されてもよい。追加的な把持部502位置のこの位置は、数多くの予想外の利点をもたらす。例えば、
図13の折り畳まれた位置にあるとき、追加の把持部502の位置は電気掃除機500上でより低くなり、これによりユーザは、特にユーザがより低い身長の場合、電気掃除機500を地面からより簡単に持ち上げることが可能になる。追加の把持部502のこの位置はまた、電気掃除機500を上の階に運ぶことを容易にするために電気掃除機500が折り畳まれるとき好ましい高さにある。さらに、追加の把持部502のこの位置は、前方を見るとき追加の把持部502の本体がコネクタによって隠されるので、より広い運搬面を可能にする。継手は、追加の把持部502の本体の大部分が頂部にあるので、正面からは細いままである。追加の把持部502のこの位置は、電気掃除機500を折り畳まれた(例えば格納)位置から直立位置に持ち上げることを容易にする。持ち上げ用の把持部502がない場合、ユーザはハンド掃除機把持部(これは望ましくないことにユーザに床まで前屈することを要求する)から、ダストカップ(これは不快であり、偶発的なダストカップの離脱を招く恐れがある)から、及び/又は、支柱(直感的でもなければより低く抑えるために非常に求められるより高いてこの力でもない)から電気掃除機500を伸長させ得る。記載したように、これらの代替の方法の全てはいくつかの欠点に悩まされる。これらの欠点は、
図13の位置にある追加の把持部502によって対処される。
【0031】
[0050] 上述したように、吸引ユニット515は、バッテリによって動力供給されてもよく、又は、コードによって外部電源に接続されてもよい。吸引ユニット515は、格納形態にあるときに吸引ユニット515を取り外すことなく充電することができる充電式バッテリを含むことができる。例えば、吸引ユニット515の充電用接点又は接続部は、格納形態にあるときに吸引ユニット515を充電ユニットに接続することを可能にする吸引ユニット505上の位置にあってもよい。
【0032】
[0051] 電気掃除機500とともに使用することができる屈曲可能な管継手670の実施形態が
図6A〜
図6Dにさらに詳細に示されている。屈曲可能な管継手670は、第1管セグメント640の端部に第1ヒンジ部材641を含み、第2管セグメント650の端部に第2ヒンジ部材651を含む。ヒンジ部材641、651は、ヒンジ655に回動可能に連結される。可撓性ホース620が、ヒンジ部材641、651及び管セグメント640、650の間に延びている。ヒンジ部材641、651がヒンジ655の周りで回動すると、可撓性ホース620は、
図6C及び
図6Dに示されるように撓む。
【0033】
[0052] 第1ロック機構675は、ヒンジ部材641、651を一緒に保持して、屈曲可能な管継手655を(例えば、
図6Aに示すような伸長すなわち直立位置に)ロックすることができる。ロック機構675のこの実施形態は、一方のヒンジ部材641から延びて他方のヒンジ部材651上の構造に係合するロッキングアーム677を含む。第1ロック機構675はリリースボタン679を含んでもよく、リリースボタン679を押すことにより、ロッキングアーム677を
図6Bに示されるように切り離し、ロック解除することができる。
【0034】
[0053] 第2ロック機構680は、ヒンジ部材641、651を一緒に保持して、屈曲可能な管継手655を異なる位置に(例えば、
図6Dに示すような格納形態のための折り畳み位置に)ロックすることができる。第2ロック機構680のこの実施形態は、一方のヒンジ部材651から延びて他方のヒンジ部材641上の構造に係合するロッキングアーム683を含む。他のロック機構も可能であり、本開示の範囲内である。
【0035】
[0054] ここで
図14〜
図18を参照すると、ロック機構1400の別の実施形態が全体的に示されている。ここで説明されるように、ロック機構1400は、第1ロック機構675と第2ロック機構680との両方のロック機能を果たす単一のロック機構であり、すなわち、ロック機構1400は、ヒンジ部材641、651を一緒に保持して、屈曲可能な管継手655を伸長すなわち直立位置)にロックすることができ、及び、ヒンジ部材641、651を一緒に保持して、屈曲可能な管継手655を格納形態のための折り畳まれた位置にロックすることもできる。屈曲可能な継手655は、
図6の可撓性ホース620に類似した可撓性ホース620(分かりやすくするために
図14〜
図18には図示せず)を含むことができることを理解されたい。
【0036】
[0055] ロック機構1400は、ロッキングカラー又はそれに類するもの1402を含み、ロッキングカラー又はそれに類するもの1402は、第2ヒンジ部材651に回動点1404を中心として回動可能に結合することができる(ただし、ロッキングカラー1402は、第1ヒンジ部材541に回動可能に結合されてもよいことを理解されたい)。ロッキングカラー1402は、少なくとも1つのリリースボタン1406と、第1及び第2ロッキングアーム1408、1410と、を含んでもよい。図示される実施形態では、ロッキングアーム1408、1410は、それぞれヒンジ部材641、651を直立位置及び格納位置に固定する(例えばロックする)ために、第1ヒンジ部材641内に形成された第1及び第2対応するロッキングキャビティ1412、1414(カラー1402が第1ヒンジ部材641に回動可能に結合されている場合この構成は逆にされてもよいことを再度理解されたい)と機械的に係合するように構成されている。一実施形態によれば、ロッキングアーム1408、1410は、対応するロッキングキャビティ1412、1414の一部にラッチ係合して、第1及び第2ヒンジ部材641、651を所望の位置(例えば、直立した位置又は折り畳まれた位置)に固定するロッキングつめ、フック又はそれらに類するものを含んでもよい。任意選択的に、ロッキングカラー1402は、ロッキングカラー1402を初期設定のロック位置に付勢する付勢装置(バネ又はそれに類するものなどであるがそれらに限定されず、またわかりやすくするために図示されていない)を含んでもよい。初期設定のロック位置は、ロッキングアーム1408、1410が、それぞれ、直立した位置又は折り畳まれた位置のどちらかにあるときに、対応するロッキングキャビティ1412、1414に固定される位置に対応し得る。
【0037】
[0056] 現在の位置から代わりの位置にヒンジ部材641、651を移動するために、ユーザはリリースボタン1406を付勢装置に対して内側に押す(例えば推進する)ことができ、付勢装置は、ロッキングアーム1408、1410を回動させ、それぞれのロッキングキャビティ1412、1414からリリースし、それによって、ユーザがヒンジ部材641、651を一方の位置から他方の位置に移動させることを可能にする。新しい位置に来ると、新しい位置に対応するロッキングアーム1408、1410が、対応するロッキングキャビティ1412、1414に機械的に係合する(例えばロックする)。
【0038】
[0057] 少なくとも1つの実施形態において、本開示の背中保護装置は、格納位置へ折り畳まれると自動的にロックし、格納位置から使用位置(例えば直立位置)へ背中保護装置を持ち上げるために十分な力(例えば外向きの力)を与えることによって自動的にロック解除するように構成することができる。
【0039】
[0058]
図7A〜
図7C、
図8A〜
図8B及び
図9A〜
図9Bは、
図5に示す電気掃除機500と共に使用することができる屈曲可能な管継手の他の実施形態を示す。さらなる実施形態では、
図5に示される折り畳み可能な管を有する電気掃除機500は、共通に所有され、参照により本明細書に完全に組み込まれる米国特許第8,296,901号に記載されているような再構成可能な空気流管を使用して実行することもできる。
【0040】
[0059]
図10〜
図12を参照すると、屈曲可能な管を有する電気掃除機1000のさらなる実施形態が示され、説明されている。この実施形態では、電気掃除機1000は、ロッキングアーム1077をリリースするための摺動アクチュエータ1079を備えたロック機構1075を含む屈曲可能な管継手1070を含む。上述のように、屈曲可能な管継手1070は、管1010のセグメント1040、1050の間に配置されている。管セグメント1040、1050は、それぞれ吸引ユニット1005及び表面掃除ヘッド1015に結合され、可撓性ホース1020が、少なくとも管セグメント1040、1050の間に延在する。摺動アクチュエータ1079は、管セグメント1040の周囲にオーバーモールドされたスリーブを含んでもよい。ユーザは、摺動アクチュエータ1079のスリーブを吸引ユニット1005の方に引っ張って、ロッキングアーム1077をリリースさせ、屈曲可能な管継手1070を折り曲げることを可能にすることができる。
図10に示すように、屈曲可能な管継手1070は、管セグメント1040、1050が約180°回動することを可能にし、その結果、吸引ユニット1005を格納形態において表面掃除ヘッド1015の頂部に近接して配置することができる。
【0041】
[0060] 従って、本開示と一致する、屈曲可能な管を備えた電気掃除機は、使用中に背中にかかる負担を軽減する一方で同時に格納を容易にする一助となり得る。
【0042】
[0061] 「その時」、「等価の」、「〜する間」、「完全な」及びそれらに類する語など、比較、測定、及びタイミングの語は、「実質的にその時」、「実質的に等価の」、「実質的に〜する間」、「実質的に完全な」等を意味し、ここで「実質的に」とは、そのような比較、測定、及びタイミングが、暗示的又は明示的に述べられた所望の結果を達成するために使用できることを意味することを理解されたい。「〜の周り」、「〜に近い」、「〜に近接する」及び「〜に隣接する」など、要素の相対的位置に関する語は、各システム要素の相互作用に重要な影響を及ぼすのに十分近いことを意味するものとする。
【0043】
[0062] 本発明の原理を本明細書に記載してきたが、当業者には、この記載は単に例であり、本発明の範囲を限定するものではないことが理解されるであろう。本明細書に示し記載した例示的な実施形態に加えて、他の実施形態が本発明の範囲内にあると考えられる。当業者による修正及び置換は、以下の特許請求の範囲によって限定される本発明の範囲内にあると考えられる。