特許第6567495号(P6567495)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6567495窓周りの装飾を製作するためのシステムにおいてプリフォーム積層体を搬送する方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6567495
(24)【登録日】2019年8月9日
(45)【発行日】2019年8月28日
(54)【発明の名称】窓周りの装飾を製作するためのシステムにおいてプリフォーム積層体を搬送する方法
(51)【国際特許分類】
   E06B 9/262 20060101AFI20190819BHJP
   B31D 3/02 20060101ALI20190819BHJP
【FI】
   E06B9/262
   B31D3/02
【請求項の数】9
【全頁数】27
(21)【出願番号】特願2016-503382(P2016-503382)
(86)(22)【出願日】2014年3月17日
(65)【公表番号】特表2016-526120(P2016-526120A)
(43)【公表日】2016年9月1日
(86)【国際出願番号】US2014030366
(87)【国際公開番号】WO2014145574
(87)【国際公開日】20140918
【審査請求日】2017年3月17日
(31)【優先権主張番号】61/790,169
(32)【優先日】2013年3月15日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】14/215,679
(32)【優先日】2014年3月17日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】500166987
【氏名又は名称】コンフォテクス コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100103034
【弁理士】
【氏名又は名称】野河 信久
(74)【代理人】
【識別番号】100075672
【弁理士】
【氏名又は名称】峰 隆司
(74)【代理人】
【識別番号】100140176
【弁理士】
【氏名又は名称】砂川 克
(72)【発明者】
【氏名】バース、ジェームズ
(72)【発明者】
【氏名】マルサク、トーマス・ジェイ.
(72)【発明者】
【氏名】コレイ、ジョン・エー.
(72)【発明者】
【氏名】エーカーズ、ロドニー
【審査官】 家田 政明
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2010/0065228(US,A1)
【文献】 特開昭57−027860(JP,A)
【文献】 特開平08−012169(JP,A)
【文献】 欧州特許第00076939(EP,B1)
【文献】 特開2005−206348(JP,A)
【文献】 特開昭63−15739(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E06B 9/262
B65H 75/34−75/50
B65H 29/00
B65H 33/00−33/18
B31D 3/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の折り畳み可能で押し潰し可能な窓用シェードを製作する方法であって、各シェードが、細長い柔軟な材料の連続的に移動する幅狭の条片から切断され続いてそれぞれの一続きの配列を形成するために積層され1つに結合された、複数の細長いプリフォームで形成され、該方法は、
前記移動する条片の第1の部分を少なくとも第1のプリフォームの組へと切断するステップであって、前記少なくとも1つのプリフォームの組が、積層され1つに結合されると、第1の顧客に指定されたシェードに実質的に対応する一続きの配列を形成するように切断するステップと、
前記第1のプリフォームの組を第1の受容装置内に堆積させ、前記第1のプリフォームの組の再配置を開始するステップと、
前記一続きの条片の前記連続的な移動を中断することなく、第2のプリフォームの組を生み出すために前記移動する条片の第2の部分に対して前記切断するステップを繰り返すことであって、前記第2のプリフォームの組の各プリフォームは、積層され1つに結合されると、第2の顧客に指定されたシェードに実質的に対応する一続きの配列を形成するように、前記移動する条片の第2の部分に対して前記切断するステップを繰り返すことと、 前記第1のプリフォームの組の前記再配置の間、流れ経路を変更することによって、前記第2のプリフォームの組を第1の受容装置と実質的に同じ水平面に位置する第2の受容装置内に堆積させるステップと、
を備え、ここにおいて、
前記第2の受容装置が前記第1の受容装置の下流に配置され、
前記第2の受容装置が前記第1の受容装置に直列に配置され、前記第1の受容装置および前記第2の受容装置内にプリフォームを交互に堆積させるために、停止機構が前記第1の受容装置と前記第2の受容装置との間で選択的に適用され取り外される、方法。
【請求項2】
複数の折り畳み可能で押し潰し可能な窓用シェードを製作する方法であって、各シェードが、細長い柔軟な材料の連続的に移動する幅狭の条片から切断され続いてそれぞれの一続きの配列を形成するために積層され1つに結合された、複数の細長いプリフォームで形成され、該方法は、
前記移動する条片の第1の部分を少なくとも第1のプリフォームの組へと切断するステップであって、前記少なくとも1つのプリフォームの組が、積層され1つに結合されると、第1の顧客に指定されたシェードに実質的に対応する一続きの配列を形成するように切断するステップと、
前記第1のプリフォームの組を、第1の受容装置内で第1の方向に個々のプリフォームを側方に押す双方向フィンガの作動によって、第1の受容装置内に堆積させ、前記第1のプリフォームの組の再配置を開始するステップと、
前記一続きの条片の前記連続的な移動を中断することなく、第2のプリフォームの組を生み出すために前記移動する条片の第2の部分に対して前記切断するステップを繰り返すことであって、前記第2のプリフォームの組の各プリフォームは、積層され1つに結合されると、第2の顧客に指定されたシェードに実質的に対応する一続きの配列を形成するように、前記移動する条片の第2の部分に対して前記切断するステップを繰り返すことと、 前記第1のプリフォームの組の前記再配置の間、前記第2のプリフォームの組を、第2の受容装置内で第1の方向と反対の第2の方向に個々のプリフォームを側方に押す前記双方向フィンガの作動によって、第2の受容装置内に堆積させるステップと、
を備える、方法。
【請求項3】
第1の受容装置および前記第2の受容装置の各々は、前記プリフォームが積層される堆積装置シュートと、前記プリフォームの積層体が堆積されている間、前記プリフォームの積層体の高さを調整する上昇装置バーと、を含む受容装置組立体である、請求項に記載の方法。
【請求項4】
前記第1の受容装置および前記第2の受容装置の各々は、プリフォームを運送する受容ベルトを備え、前記堆積装置シュートは、前記受容ベルトから前記プリフォームを受容する、請求項に記載の方法。
【請求項5】
前記第1の受容装置および前記第2の受容装置は固定的なものである、請求項に記載の方法。
【請求項6】
複数の折り畳み可能で押し潰し可能な窓用シェードを製作する方法であって、各シェードが、細長い柔軟な材料の連続的に移動する幅狭の条片から切断され続いてそれぞれの一続きの配列を形成するために積層され1つに結合された、複数の細長いプリフォームで形成され、該方法は、
複数のプリフォームを形成するために、条片形成装置を通して細長い柔軟な材料の条片を移動させるステップであって、複数のプリフォームが、前記プリフォームから形成されるべきシェードの幅によって決定される長さを含む顧客のシェードの特性を有する、細長い柔軟な材料の条片を移動させるステップと、
前記プリフォームの組を第1の位置にある第1の受容装置内に堆積させ、顧客のシェードを形成するのに必要な数のプリフォームが一旦堆積されたら、前記プリフォームの組の再配置を開始するステップと、
前記第1の受容装置内に堆積された前記プリフォームの組を再配置する間、第1の受容装置内の第1の方向および第2の受容装置内の第1の方向と反対の第2の方向に個々のプリフォームを側方に押す双方向フィンガの作動によって、前記第1の位置とは異なる第2の位置にある第2の受容装置内に他のプリフォームの組を形成し堆積するステップと、 顧客のシェードを形成するのに必要な数のプリフォームが一旦そこに堆積されたら、前記第2の受容装置内の前記プリフォームの組の再配置を開始するステップと、
各プリフォームの組の再配置が完了する際、一続きの条片の前記連続的な移動を中断することなく、前記第1の受容装置および第2の受容装置の交互でプリフォームの組を形成し、堆積させ続けるステップと、
を備える、方法。
【請求項7】
第1の受容装置および前記第2の受容装置の各々は、前記プリフォームが積層される堆積装置シュートと、前記プリフォームの積層体が堆積されている間、前記プリフォームの積層体の高さを調整する上昇装置バーと、を含む受容装置組立体である、請求項に記載の方法。
【請求項8】
前記第1の受容装置および前記第2の受容装置の各々は、プリフォームを運送する受容ベルトを備え、前記堆積装置シュートは、前記受容ベルトから前記プリフォームを受容する、請求項に記載の方法。
【請求項9】
前記第1の受容装置および前記第2の受容装置は固定的なものである、請求項に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、それらの全体が参照により本明細書に組み込まれる、2014年3月17日に出願された米国特許出願第14/215,679号、および2013年3月15日に出願された米国仮出願第61,790,169号に対する優先権を主張する。
【0002】
本発明は窓覆いに関し、より詳細には、柔軟な布材料で形成された、拡張可能なハニカム構造のまたはセル式の窓覆いを備えるタイプの窓覆いの製造および組立の、改善された方法に関する。開示される方法は、布羽根窓用遮光具、プリーツシェード、ローマンシェード、およびローラシェードなどの、接合されて反復する要素から構築されるまたはされ得る、他のタイプの窓覆い製品を形成するためにも使用され得る。
【背景技術】
【0003】
本説明の目的に関して、「シェード」タイプの窓覆いは、最終形態が、(1)一般のローラシェードによって例示されるような、布に綴じ目または継ぎ目のない柔軟な布の単一の一続きの一体の個片、または(2)いくつかの市販のセル式のハニカム構造のシェードによって例示されるような、糊着、縫着、超音波溶着などによって隣接する同じような条片に直接接触し接続された、柔軟な布の同一のもしくは非常に類似した条片の連なり、のいずれかである、面積のある物品(area goods)またはパネルのタイプである。対照的に、本目的に関して、「ブラインド」は、面積のある物品のタイプでもパネルのタイプでもなく、代わりに、ブラインドを通した光の量および可視性を制御するために要素が様々な程度の傾斜にわたって傾けられることを可能にする、1つまたは複数の連接部材に接続される、別個の通常は実質的に剛性で不透光性の要素(多くの場合「スラット」または「羽根」と呼ばれる)の連なりを備える。「シェード」とは異なり、「ブラインド」の要素は、それらの連なりにおける隣接する要素に、(たとえば縁部同士で)直接は接合されない。
【0004】
製品の第3のタイプ、「布羽根窓用遮光具」は、シェードとブラインドの両方の物理的特性のうちのいくつかを併せ持っている。そのような製品の例は、Coreyの米国特許第6,024,819号において示されており、この中で製品は「布製ベネチアンブラインド」として記載されている。羽根は、従来のベネチアンブラインドの場合のような剛性の材料ではなく、比較的不透光性の布で形成され得、薄く透けたまたは比較的半透明な材料の、全面の前方パネルおよび後方パネルによって相互接続される。したがって、結果的に得られる製品は、複数の積層された拡張可能なセルを備えるパネルの形態であり、これらのセルの各々が、上側羽根と下側羽根と前方パネルおよび後方パネルの各々の一部分とによって画定される。この意味で、「布羽根窓用遮光具」は、本明細書において使用される定義の下では、「ブラインド」というよりは「シェード」を構成する。このため、これは、本特許出願においては「布羽根窓用遮光具」と呼ばれるものとする。
【0005】
また、本明細書で使用される場合、「プリフォーム」は、シェードパネルの細長い条片状の要素または構成部品を指し、この要素は平坦なまたは折り畳まれた、単一のまたは複数片のものとすることができ、これは、特定のサイズの窓に合うように、使用のための最終的な(または最終的だが多少のトリミングを要する)長さに切断されている。このプリフォーム、または中間製品は、その長手縁部に沿って、そのようなプリフォームの積層体中の同一のまたは実質的に同一の隣接するプリフォームに直接接合されるとき、窓覆いのパネル部分を形成する。
【0006】
本明細書で開示される様々な実施形態では、プリフォームは通常、完成後の窓覆いが注文される目的である窓の「幅」に対応する「長さ」を有するものとして記載されるが、これは、プリフォームが、そのような窓に据え付けられたとき、ごく一般的には水平に配向されることになるからである。また、同じ理由で、連続するプリフォームが圧縮と結合のために隣り合う隣接状態に置かれる堆積ステップは、通常、垂直な「積層体」の形となることが企図される。しかしながら、本明細書に開示される工程は、垂直に配向された要素またはプリフォームを有する窓覆いを製作するためにも使用され得、この場合、プリフォームの「長さ」が、垂直に、覆われるべき窓の「高さ」寸法と平行に配向されることになることを理解されたい。同様に、「積層」ステップは、連続するプリフォームを、垂直ではなく水平なまたは傾斜された隣接状態とすることによって、実施され得る。
【0007】
本明細書で検討されるすべての場合において、窓覆いの布パネル部分は、頂部レールおよび底部レール、制御コードまたは制御棒などの、据付および操作を容易にするための適切な建具類に好適であり、そのような建具類に組み付けられることが意図される。
【0008】
一般的なタイプの窓覆いは、隣接する条片に結合された個々の折り畳まれた条片、または柔軟なウェブ(布またフィルム)の横断方向に折り畳まれた一続きのシートのいずれかから製作される、セル式の窓用シェードである。折り畳み線は、熱硬化処理によって定着され、折り畳まれた条片の積層体またはシートは次いで、接合されたセルの一続きの柱体の形態の拡張可能なハニカム構造を創出するために、隣接する平行な結合線に沿って結合される。
【0009】
Colsonの米国特許第4,450,027号および米国特許第4,603,072号は、「単一セルの」ハニカム構造の窓覆い、すなわち、接合された拡張可能なセルの単一の柱体を有する製品を形成する1つの方法について記載する。この方法によれば、長手方向に移動する柔軟な材料の一続きの幅狭の条片が漸次折り畳まれて、平坦な概ねC字またはU字形状の管体となり、次いで管体における緊張を維持しつつ、折り畳み部を定着させるために熱処理される。次いで長手方向の接着剤の線が、移動する管体に適用され、管体は、細長い平坦な部分を有する回転するフレーム上にらせん状に巻回され、このことにより、前もって適用した接着剤により互いに接着される単一セル幅のセルの積層体を創出する。この結合された積層体の直線状の区間は次いで、巻回された管材の残りの部分から切り離される。この方法は、多くの時間がかかり高価であり、回転するフレームの隣接する平坦部分同士を接続する廃棄されねばならない巻きの平坦でない部分を生成する。結果的に得られる拡張可能な単一セルのハニカム構造の布の巻き体は、その最大に拡張された状態で、12フィート以上の幅で40フィートの長さであり得る。そしてこれらの巻き体は、顧客注文に応じるために必要とされるまで、在庫に置かれる。顧客に注文された特定の窓の幅および高さに応じて、注文された色および柄のストックされた大き目のサイズの巻き体またはパネルは、注文された窓の高さにとって必要とされる丈を提供するために、要求された幅およびセルの数になるように小さく切断されるが、これには熟練労働が要求され、所与の巻き体の残りの部分が在庫に戻されるとしても不可避的にかなりの廃棄が生じる結果となる。将来的に注文される窓サイズは統計的な方法以外では予測され得ないため、操作者は、個々の窓サイズの区域がストックされたブロックから切断されるときに、残余の廃棄を最小限にするために、複雑で不完全なアルゴリズムを使用しなければならない。ブロックを窓サイズの区域に転換する際の典型的な廃棄係数は、比較的小型の小売店における25%から、より安定した注文の流れのある大規模製造業者における15%の範囲にわたる。
【0010】
同様の方法が、Andersonの米国特許第4,631,217号において開示されており、ここでは、最初に折り畳まれて折り目を付けられた材料は、Z字形状の断面を有し、そのような条片の各巻きは、積層および結合後に、あるセルの前部および隣接するセルの後部を形成する。
【0011】
拡張可能なハニカム構造の布を形成する最近開発された方法が、本出願の譲受人に譲渡された、Coreyらの米国特許第5,193,601号において開示されている。この方法は、窓覆いの要求される幅と少なくとも同じ幅である幅を有する柔軟な材料の幅広のウェブを、所望される色または柄がこの材料上にプリントされるウェブ処理段を通して、連続的に給送することを含む。ウェブは次いで、適切な乾燥または硬化領域を通して、次いで移動するウェブ上の長手方向に離間された所定の場所に横断方向の平行な接着剤の線を適用するプリントローラ同士の間を通して、給送される。ウェブは次いで、これらの接着剤の線を中間的な扱い易い状態まで硬化するステーションを通過する。ウェブは次に、接着剤の線に対して所定の間隔でおよび所定の場所に、横断方向の折り畳み線を形成する、折り目付けおよびひだ付け装置を通過する。この時点で折り目の付けられた全体に蛇行した形状へと折り畳まれている、所定の長さのウェブは、次いでウェブの上流部分から切り離され、収集され圧縮されて積層体とされ、この場合、接着剤は、隣接する折り畳み部を所定の2セルの幅のセルのパターンで永久的に結合するためにさらに硬化される。この2セルの製品は、柱体(これは、廃棄を減らすために、最初は接着剤の線位置を移すことによってより幅狭とされる)のうちの1つを単に切断して離すことによって、または隣接する前方セルと後方セルとの間の互い違いの内部の接続索(ligament)を切ることによって、単一セルのパネルを製作するためにも使用され得る。この方法は、Colsonの方法よりも速いものの、積層体全体およびその収容構造を加熱することにより通常熱的に行われる硬化のために、材料の大きな積層体の収容を必要とする。この加熱方法は、過剰なエネルギーおよび時間を消費し、積層体の熱歪みのリスクを負う。
【0012】
最初のウェブは通常、典型的には幅10フィート、最大に拡張された長さが40フィートの、拡張可能なセルの柱体の形態の大きな巻き体として形成される。上に記載された単一セルの製品の場合のように、在庫管理労働、続く切断労働、および廃棄される材料には、費用がかかる。
【0013】
全体にセル式のタイプの製品を形成する別の方法が、本出願の譲受人に譲渡された米国特許第6,024,819号において開示されている。そこでは、薄く透けた前方パネルおよび後方パネルと比較的不透光性の布羽根とを備える、布羽根窓用遮光具が、接着剤、縫着、または他の結合技法により自体の2つの長手縁部に沿って隣接する薄く透けた条片に固定された不透光性の中心部分を有する、最初の細長く幅狭の3要素の条片から形成される。当然、これらの3つの要素は、3つの構成要素を同じまたは異なるものとして、他の材料から製作され得る。この3要素の条片は次いで、支持表面上にらせん式に巻回され、連続する各巻きは、(陳列用パックの中の厚切りにされたベーコンのように)直前の巻きに部分的にのみ重なり合い、長手方向に延在する結合線に沿って1つに結合される。最後に、結果的に得られるループは、長手方向に延在する結合線に対して垂直な切断線に沿って切断されて開かれ、次いで、幅10フィート、配備された状態の最大の丈まで広げられた場合の長さが13〜14フィートであり得るロールの形で、保管される。その他の開示された方法の場合のように、具体的にサイズ指定された窓覆いのために、最初に形成されたセル式の製品をより小さな複数の個片に小さく切断することは、熟練労働を必要とし、結果的にかなりの量の廃棄される材料を生じる。
【0014】
本出願の譲受人であるComfortex Corporationは、2013年6月18日に、窓周りの装飾を製作する改善された方法を対象とする、「Waste−Free Method of Making Window Treatments」という名称の米国特許第8,465,617号(’617特許)を受けた。’617において記載された方法は、複数の同一長さのプリフォームを一続きの材料の条片から切断し、このプリフォームを積層体として堆積させることを含む。’617特許の6列16行目から8列4行目までに記載されたように、プリフォームの積層体は、堆積装置シュート68内で上昇装置バー74上に堆積される。単一の窓覆いと関連付けられた適切な数のプリフォームが堆積装置シュート68内に堆積されると、プリフォームの積層体は堆積装置シュート68から取り除かれ、上昇装置バー74はその一番上の位置に戻される。
【0015】
’617特許において記載されたように、プリフォームの積層体を堆積装置シュート68から取り除き上昇装置バー74をその一番上の位置に戻す工程は、一定の時間の量を必要とする。’617特許は、現在のプリフォームの積層体が堆積装置シュート68から取り除かれる間、後続の窓覆いのためのプリフォームの堆積を中断なく継続することを可能にする方法および装置について記載している。本発明の発明者は、’617特許において記載されたもののようなシステムにおいて、後続の窓覆いのためのプリフォームの堆積を容易にするための、代替のおそらくより効率的な機構および方法を開発した。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0016】
【特許文献1】米国特許第6,024,819号
【特許文献2】米国特許第4,450,027号
【特許文献3】米国特許第4,603,072号
【特許文献4】米国特許第4,631,217号
【特許文献5】米国特許第5,193,601号
【特許文献6】米国特許第6,024,819号
【特許文献7】米国特許第8,465,617号
【特許文献8】米国仮出願第61/029,201号
【特許文献9】米国仮出願第61/030,164号
【特許文献10】米国特許出願公開第2007/0251637号
【特許文献11】米国特許第6,302,982号
【発明の概要】
【0017】
現在のプリフォームの積層体が堆積装置シュートから取り除かれる間、後続の窓覆いのためのプリフォームの堆積を中断なく継続することを可能にするための複数の代替の方法および機構が、本明細書において記載される。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1A】わずかに拡張された状態で示された、図1Bにおいて示されるタイプの2つのプリフォームから製作された、単一セルタイプの拡張可能なハニカム構造の窓覆いの2つのセルの断片の端面図。
図1B図1Aにおいて示されたような単一セルの窓覆いとして積層し組み立てるように適合された、セルプリフォームの端面図。
図2】本発明による、図1Bにおいて示されたタイプの単一セルのプリフォームを製作するために使用される条片形成装置の簡略化された概略側面斜視図。
図3】本発明による、セル式の窓覆いの製作において使用するための、プリフォームの受容装置/積層装置の一部分の、簡略化された概略側面図。
図4】セルプリフォーム堆積装置シュートの一部分を追加的に示す、図3の装置の一部分の断片的な簡略化された概略斜視図。
図5図3および図4の装置の簡略化された概略端面図。
図6】無線周波数エネルギー放射結合プレス装置の簡略化された断面図。
図7A】拡張された状態で示された、図7Bにおいて示されたタイプの2つのプリフォームから製作された、2セルタイプの拡張可能なハニカム構造の窓覆いの断片の端面図。
図7B図7Aにおいて示されたような2セルの窓覆いとして積層し組み立てるように適合された、セルプリフォームの端面図。
図8A】部分的に光を通す状態で示された、2つの図8Bにおいて示されるタイプのプリフォームから製作された、布羽根窓用遮光具タイプの窓覆いの断片の端面図。
図8B図8Aにおいて示されたような布羽根窓用遮光具として部分的に重ね合わせて積層し組み立てるために適合された、セルプリフォームの端面図。
図9A】前のプリフォームの積層体が上昇装置バーから除荷される間、プリフォームの継続される堆積を保証するための手法の、第1の代替の実施形態の斜視図。
図9B】第2の状態で例示された、図9Aにおいて示された実施形態の斜視図。
図10】前のプリフォームの積層体が上昇装置バーから除荷される間、プリフォームの継続される堆積を保証するための手法の、第2の代替の実施形態の上面図。
図11】前のプリフォームの積層体が上昇装置バーから除荷される間、プリフォームの継続される堆積を保証するための手法の、第3の代替の実施形態の上面図。
図12】前のプリフォームの積層体が上昇装置バーから除荷される間、プリフォームの継続される堆積を保証するための手法の、第4の代替の実施形態の上面図。
図13】前のプリフォームの積層体が上昇装置バーから除荷される間、プリフォームの継続される堆積を保証するための手法の、第5の代替の実施形態の上面図。
図13A】第2の状態の堆積装置を示す、図13に例示された第5の代替の実施形態の斜視図。
図14】前のプリフォームの積層体が上昇装置バーから除荷される間、プリフォームの継続される堆積を保証するための手法の、第6の代替の実施形態の上面図。
【発明を実施するための形態】
【0019】
図1Aは、シェードタイプの窓覆いのために広く使用されているものなどの、従来の単一セルのハニカム構造のパネル10の一部分の端面図を例示する。例示を目的として、この部分は、細長いセルの全長に沿って長手方向に通常は延在する1対の接着剤ビード線14によって1つに結合された、ただ2つの同一のセル12を備える。セル10を形成する1つの従来の方法は、最初は平坦な細長い条片に2つの長手方向の折り目線16に沿って折り目を付け、次いで、外側部分を条片の中心線に向けて内向きに折り畳んでフラップ18を形成し、こうして図1Bに示された形状の「プリフォーム」20を創出することである。次に、接着剤の2つの平行な線またはビード14が、フラップ18の縁部に隣接して適用され、これらの接着剤の線は、好ましくはプリフォームの最大長さに関して延在する。次いでハニカム構造の材料の単一セルの柱体またはパネルが、こうして形成されたプリフォーム20の積層体における接着剤の線を整合させ、積層し、熱硬化することによって、創出され得る。
【0020】
好ましい条片形成装置22が、図2の簡略化された概略図に例示される。布供給ロール26およびその他の例示された構成要素が、1つまたは複数の垂直支持パネル24に固定される。この例示された実施形態では、供給ロールは、未着色で無地の平坦な条片28を担持する。条片28の幅は、図1Bにおいて例示された単一セルのプリフォーム、折り目を付けられ折り畳まれたときに重なり合いを有さないプリフォームを創出するように選択される。代替として、条片の幅は、形成されている特定のタイプのセルのために所望される場合に、プリフォームの縁部の重なり合いを提供するように選択され得る。布は、布地またはポリエステル糸で製作された織られた繊維品、あるいは薄膜ポリエステルなどの織られていない材料とすることができる。以下で記載されるように、代替のプロセスが、事前着色され柄付けされた布のロールから始まり得るか、あるいは、供給ロールの布は、事前に折り畳まれたもの、または、複数の接合された、隣接するもしくは重畳された、同一のもしくは異なる材料、織地、もしくは不透光性の条片の複合体とすることができる。
【0021】
条片28は、これが最大に形成されたある長さに切断されたプリフォーム30として現れるまで、すべて従来からのものである、供給リールモータ32と、1対のサーボモータで駆動されるニップロールまたは引っ張りロール34と、枢動する釣合重りの付けられた緊張平準化ダンサ36との組み合わされた制御によって、装置22を通して引っ張られる。ダンサ36から、条片28はデジタルインクジェットプリンタ38を通過し、ここで所望される色および柄が適用される。出願人は、この目的のために、Fuji Film Dimatixのプリンタを、関連付けられた専用ソフトウェアとともに使用した。着色された条片は次いで、硬化ステーション40の中へと移動し、ここで、好ましくは高強度のUV放射によって、インクが定着される。条片28は次いで、折り目付けステーション42を通って進み、ここで、図1Bの単一セルのプリフォーム20の場合、1対のばね付勢された、鋭い縁部とされた折り目付け装置の輪体が、条片の各縁部から中に幅1/4の箇所の近くで、条片の中に2つの折り目線16を刻印する。従来のタイプの折り目付けステーションが、図2において概略的な簡略化された形態で示されており、上述のColsonの特許、第4,450,027号においてより十分に記載され例示されている。
【0022】
折り目付けの後で、条片28は、同じく簡略化された概略的な形態で示された、従来の折り畳みステーション44を通して引かれる。このステーションは、フラップ18を上向きに、次いで条片の中心部分に対して再び下げ返して、図1Bにおいて示された構成へと折り畳むように働く、漸進的に変化する形状または配向の一連のローラおよび/またはチャンネルを備え得る。従来の折り畳みステーションの例示の構成要素が、上述のColsonの特許、第4,450,027号において例示され記載されている。次いで折り畳まれた条片が、折り畳み部を定着させるまたはアイロン式に形成する(iron in)ために、1対の加熱されたドラム46の周りを通り、次いで、同様に概略的な形態で示されている接着剤適用装置ステーション48を通過する。そこにおいては、液体結合材料、好ましくはポリエステルの熱溶融接着剤が、ポンプ(例示されていない)から供給され、連続的で一様で平行な接着剤ビード14をフラップの縁部の近くに適用するノズルに給送される。Colsonの特許、第4,450,027号を、さらなる例示の詳細のために参照されたい。以下に記載されるように、接着剤は、条片形成装置組立体22内にある間に、ゲル状態へと部分的にのみ硬化し、この結果、この接着剤は、これが続いて隣接するプリフォームと接触させられその後熱の適用によって完全に硬化された後にのみ、強固な結合を達成する。
【0023】
最後に、折り畳まれているが依然として一続きの条片28は、切断ナイフ50によって所定の長さに切断され、受容装置ベルト52上に載置される。主要な工程制御装置(例示されていない)は、ナイフ50の切断ストロークの時間的調整を行いこのことにより所定のプリフォームの長さを達成するためのデジタル命令を生成するために、ニップロール34を駆動するサーボモータからのデータを利用する。好ましくは、ベルト52は、ベルト52上での衝突および場合によっては整合不良を回避するようにプリフォーム30が続く条片部分から十分に離間されることを保証するために、条片28の速度よりも速く、条片形成装置組立体22を通って、移行する。
【0024】
直前に記載されたものと同様の装置および方法が、本出願の譲受人に譲渡された、2008年2月15日に出願された米国仮出願第61/029,201号および2008年2月20日に出願された米国仮出願第61/030,164号において記載されている。それらにおいては、個々のセルが、連続的に給送される未着色の布の幅狭の条片から形成され、デジタルインクジェットプリントによる着色、折り畳み、および所定の長さへの切断のステップを含む。しかしながら、それらにおいて記載された工程では、個々のセルは、堆積され互いに直接接合されてセルの一体化された配列を形成することはなく、代わりに、離間され別個に拡張可能なセル上の羽根を有する、ブラインドタイプの窓覆いを形成する。
【0025】
図3図5において示されるように、ある長さに切断されたプリフォーム30は、これが給送停止部56に当たるまで、受容装置ベルト52によって、受容装置/積層装置組立体54に沿って輸送される。組立体54の長さは、生産される最も大きなシェードの幅(すなわちプリフォーム30の長さ)以上であるべきである。長手方向に離間されたアイドラローラ58のいくつかの組が、ベルト沈降領域60を創出するように機能し、そこにおいてベルト52は、プリフォーム30の輸送の水平面の下方に沈降する。これらの沈降領域は、プリフォームの長手方向の移動が給送停止部56によって停止されてから、一連のプリフォーム積層装置フィンガ62が、ベルトに妨害されずにまたはベルトと干渉せずにプリフォーム30をベルト52から側方に押すための、隙間を提供する。プリフォームは、それらが停止部56に向かって輸送されるとき、沈降領域60を横断して進むのに十分な剛性を有する。短いプリフォームでさえ、プリフォームの整合不良を起こさずにそれらを押すために、少なくとも2つの積層装置フィンガを必要とするので、停止部56に最も近い積層装置フィンガの対は、それ以外の対よりも密に離間されるべきである。さらに、プッシャの連続する対の間の間隔は、最少数のプッシャでプリフォームの長さの最大範囲に関する最適なプッシャ位置を保証するために、この端部からカッタの端部に向かって好ましくは一様に大きくなる。
【0026】
積層装置バー66とその積層装置フィンガ62の関連付けられた組とを、受容装置ベルト52を横断して横断方向にストロークさせるために、光学的な干渉(図示せず)により、停止部56に新たに到着したプリフォームを感知する。この移動は、フィンガ62を停止されたプリフォームの縁部に係合させ、フィンガ62に、シュート背部板70とシュート前部板72との間の空間として画定される堆積装置シュート68まで、プリフォームを押させる。背部板70の頂縁部は、これが横断方向に移動するプリフォーム30を先に堆積されたプリフォームと垂直方向に整合するための位置決め停止部として働くように、受容装置ベルト52の上側の走行経路およびこれにより運搬されるプリフォームよりもわずかに高い。プリフォームが背部板70と係合すると、このプリフォームは上昇装置バー74上で、または積層装置フィンガ62によってそこに先に載置された一番上のプリフォーム上で、静止することになる。各プリフォームが、積層装置フィンガによって係合されたときに停止部56に当接したため、堆積されたプリフォームの長手方向の位置は、同一となることになる。すなわち、積層体中のプリフォームのそれぞれの対向する端部が、側方に関して互いに整合されて、プリフォームの長さに対して実質的に垂直である、配列の対向する長手縁部を形成することになる。
【0027】
フィンガ62が、この時点では静止している一番上のプリフォーム30に、依然として係合している間に、上昇装置バー74上のプリフォームの積層体を最初に圧縮しプリフォーム同士の接着を助けるために、突き固めシリンダ78によって突き固めバー76が下向きにストロークされる。積層装置バー66が、受容装置ベルト52にわたるその戻り水平ストロークを始めるとき、フィンガ62は、受容装置ベルト52に沿って停止部56に向かって移動中の次のプリフォーム30をフィンガが通すように、積層装置フィンガ持ち上げシリンダ80によって積層装置バー66に対して上げられる。このようにして、積層装置バー66の前進および戻りのストロークは、続くプリフォームが受容装置ベルト52に沿って停止部56に向かって前進する間に経過した時間よりも、遅いサイクル時間で進行して、条片形成組立体22を通る布条片28の速度を低下させる必要性を回避し得る。積層装置バー66の戻りストロークの完結時には、積層装置フィンガ62は、積層装置バー66が次に堆積装置68に向かってストロークするときに続くプリフォーム30に係合するための所定位置にあるように、フィンガ持ち上げシリンダ80によって下げられる。この点に関して、切断ナイフ50から給送停止部56までの距離は、条片形成装置22を通るベルト52および条片28の線速度とともに、第1の(図3における右手の)積層装置フィンガ62が、先行するプリフォーム30に係合しこれを側方に押すためのその下げられた位置にあり、ベルト52を横切るその押しストロークを完了するまでは、所与のプリフォーム30の前縁が第1の積層装置フィンガ62まで前進していないように、調整されるべきである。
【0028】
図4図5に最も良く示されるように、上昇装置バー74およびその上で静止しているプリフォームの積層体30の上昇は、上昇装置シリンダ82によって制御される。上昇装置バー74は、プリフォーム積層体の頂部を、ベルト52から堆積している積層体上へのプリフォームの側方への移送を妨害することを回避するために、ベルト52の直下に維持しながら、その上に載置された各プリフォームに関して所定の量だけ降下する。この堆積装置の配置構成により、条片形成装置組立体22からの新たに切断されたプリフォーム30の連続的な送り込みが可能となるが、効率性は、顧客に注文されたシェードを形成するのに必要な所定の数のプリフォームの完成した積層体が、先行する動作が中断されることなく継続するように、堆積装置シュート68から直ちに取り除かれることをさらに要求する。全体的なシステム制御装置は、完成された積層体がさらなる加工のためにシュートから自動的におよび適時に取り除かれることになるように、ベルト52から堆積装置シュート68に移送されたプリフォームの数を記録する。
【0029】
取り除きステップは、受容装置ベルト52の下流端部から下流の箇所から、ベルト52の長さに沿って上流を(言い換えれば、図3図4の左端部からその右端部に向かって)見ている図である、図5において例示された装置によって行われる。上昇装置シリンダ82の位置およびそのストロークの長さは、上昇装置バー74上のプリフォームの完成された積層体90の頂部が、シュート背部板70の底部を通し得るように選択されて、積層体がその後(図5において見られるように)移送ベルト84上へと右に移動されることを可能にする。堆積装置シュート68内の積層体90が完成されると、上昇装置シリンダ82は、積層体上の最上部のプリフォームがシュート背部板70の底部より下方になるまで、上昇装置バー74を後退させる。次いで移送シリンダ86が、移送バー88を右にストロークさせて、移送バー88が、完成されたプリフォーム積層体90に係合し、これを移送ベルト84上に押し移送停止壁92に当接させる。移送ベルト84が、積層体が移送バー88によって停止板92に当接して保持されている間、静止した最底部のプリフォームの下方で移送ベルト84が自由に摺動することを可能にするための滑らかな表面を有していれば、移送ベルト84は連続的に動作し得る。続くバー88の後退は次いで、ベルト84によって接着剤硬化ステーション(図5には示されていない)に輸送されるべき積層体を、解放することになる。代替として、ベルト84は、完成された積層体90が移送バー88によってその上に載置された後にのみ、動作するように制御され得る。垂直に配向されたローラは、移送ベルト84が積層体90を硬化ステーションに運搬する際に、これを閉じ込め案内するために設けられ得る。ここで、積層体、すなわち、プリフォームの組を移送ベルト等のような新しい場所へ移動させることを「再配置」という。
【0030】
移送ベルト84は、プリフォーム積層体90を、図6において概略的に例示された硬化ステーション94へと輸送する。移送ベルトは、積層体の列の待ち状態保持装置としての役割を果たす。したがって、その長さは、先に記載された積層速度と比較された続く加熱および接着剤硬化ステップの硬化速度に応じて、要求されるように選択され得る。この列はベルト上に保持され得、このとき、列にされた積層体が移送ベルト84の下流端部にある停止部に優しく当接して積み上がる際に、操作者がベルトから積層体90を取り除きこれを加熱プレス装置またはプラテン96内に置くまで、それらの積層体の下で、ベルトの滑らかな表面が摺動する状態である。以下で説明されることになる理由から、無線周波数(RF)タイプの加熱プレス装置が好ましい。布ではなく接着剤を優先的に加熱するための、この加熱の形態の使用は、本出願の譲受人に譲渡された、2007年11月1日に公開された出願である、米国特許出願公開第2007/0251637号において開示されている。
【0031】
プレス装置96は、好ましくは企図される最大の積層体サイズを受容するような寸法とされる。プレス装置96は、基部98と、1つまたは複数のヒンジ102のところで相互接続された蓋100とを含む。圧縮ラム104が、すべてのプリフォーム30の整合を保証するために、ならびに積層体90およびその接着剤の線に圧力を加えるために、積層体の一方端部に配設される。積層体90がプレス装置96内に置かれ、蓋100が閉じられロックされ、圧縮ラム104が、加熱された接着剤の線14によって結合されるべき表面同士の間で完全な接触が保証されるように、積層体を圧縮するために前進される。その後、電気入力108によって電力供給される発生装置106によって、RF場が活性化される。硬化装置96の導電電極プラテン110、導電電極プラテン112に対する、電圧により結果的に得られるRF電磁場の適用は、接着剤の活性化と硬化とをトリガするために接着剤の線(たとえば図1Aおよび図1Bにおける接着剤の線またはビード14)を加熱し、このことにより、隣接するプリフォームの間に接着剤の線が存在するときにはいつでもそれらを1つに結合する。
【0032】
上昇装置バー74が完成された積層体を下げていきその一番上の位置に戻っていく間、新しい積層体の堆積が堆積装置シュート68内で継続することを可能にするために、様々な手法が採用され得る。本出願の「背景技術」において記載された’617特許は、背部シュート板70のスロットを通って水平方向に(図5において右から左へ)摺動することになる、幅狭で平坦で水平なブレードの形態の、一時的堆積装置フィンガ(例示されていない)の使用について記載する。フィンガは、次の積層体の最初の数個のプリフォームを、上昇装置バー74がその一番上の位置まで上がってしまうまで受容することになり、この時点で、一時的堆積装置フィンガは引き戻されて、堆積されたプリフォームを上昇装置バー74上に載置することになる。そのような一時的堆積装置フィンガの使用の代替が、以下で詳細に記載される。
【0033】
[A.実施形態 第1番 − 進路変更装置]
前のプリフォームの積層体が除荷される間のプリフォームの継続される堆積を保証するための第1の代替の手法が、図9Aおよび図9Bに関連して記載され、これらの両図は、図2図6に関連して上に記載されたシステムにおける、進路変更装置機構200を例示する(ここでは同じ参照番号は同じ要素に関する)。一般に、進路変更装置200は、切断ナイフ50と受容装置ベルト52との間に配置され、材料条片28が受容装置ベルト52へと渡ることを、ある時間の期間、典型的には上昇装置バー74が下げられる間の、およびこれがその一番上の位置に戻るまでの時間期間の間、防止するように、材料条片28の移行経路を選択的に進路変更するように構成される。進路変更装置200は、図9Aおよび図9Bにおいて示されるもののような、選択的に挿入可能なフェンスとすることができ、このフェンスは、当業者によって知られているような従来の方法で機械的におよび/または電気的に制御され得る。代替として、進路変更装置200は、材料条片28をその通常の移行経路から引き離すように構成された、真空吸引ダクトとすることができる。図9Aは、材料条片28の通常の経路の外側にある、第1の位置にある進路変更装置200を例示し、図9Bは、材料条片28を進路変更させるために材料条片28の通常の経路内にある、第2の位置にある進路変更装置200を例示する。材料条片28が進路変更されている時間の間は、これは、図9Aおよび図9Bにおいて要素210として示されるもののような、廃棄物容器210内に載置され得る。進路変更装置200は、現在のプリフォーム積層体(単一の窓覆いに対応する)の最後のプリフォーム30の切断および分離後に作動され得る。作動されると(図9Bに示される)、進路変更装置200は、堆積装置シュート68が空にされ上昇装置バー74がその一番上の位置まで上がってしまうまで、やって来る材料の条片を廃棄物受容装置210へと方向転換する。次いで、切断ナイフ50が再び作動され、廃棄条片をプリフォームの新しい積層体の開始部から切り離す。進路変更装置200は次いで作動を停止され、このことは、(後続の窓覆いための)プリフォーム30を、受容装置ベルト52上に再び流れさせ、堆積装置シュート68内におよび上昇装置バー74上に堆積させる。
【0034】
[実施形態 第2番 − 複数の可動式ベルトシュートおよび上昇装置バー組立体
(「受容装置組立体」)]
前のプリフォームの積層体が除荷される間のプリフォームの継続される堆積を保証するための第2の代替の手法が、図10に関連して記載され、図10は、図2図6に関連して上に記載されたシステムにおける、第2の実質的に同一のベルト52’、シュート68’、および上昇装置バー74’の組立体(まとめて「受容装置組立体」)を含むことを例示する(ここでは同じ参照番号は同じ要素に関する)。第2の受容装置組立体(52’、68’、74’)は、第1の受容装置組立体(52、68、74)のそばに配置される。これら2つの受容装置組立体は、側方スライド73上に装着される。スライド73は、受容装置組立体を、電子制御に応答して切断ナイフ56から近付いてくる条片28およびプリフォーム30の経路と(1回に1つずつ)整合させる、作動装置71を装備される。第1のプリフォームの積層体30が第1の上昇装置バー74上に形成されたとき、作動装置は状態を切り替えて、第1の受容装置組立体(52、68、74)を横に押し、第2受容装置組立体(52’、68’、74’)をやって来る条片28と整合させる。第2のプリフォームの積層体が第2のシュート68’および第2の上昇装置74’の組立体上に堆積している間、第1のプリフォームの積層体30が、第1の上昇装置バー74から取り除かれ、第1の上昇装置バー74はその一番上の位置に戻される。第2のプリフォームの積層体30が第2の上昇装置バー74’上に完全に堆積されると、作動装置は状態を反転し第1のベルト52をやって来る条片との整合状態に戻す。第1の上昇装置バー74が別のプリフォームの積層体を堆積している間、第2の上昇装置バー74’から第2の堆積されたプリフォームの積層体30が空にされ、第2の上昇装置バー74’はその一番上の位置に戻される。この一連の流れは、積層されたプリフォームの連続的な連なりを生み出すために繰り返される。
【0035】
この特定の実施形態は、条片28およびプリフォーム30の経路内の複数の受容装置組立体のうちの任意の1つを交互に整合させるために使用される、知られているタイプの横断ベルトまたは他の運搬装置(たとえば、鎖)によって接続される、複数(2つ以上)の実質的に同一の受容装置組立体を実装することによって修正され得る。運搬装置は、ベルト52の各々を、切断ナイフ50から近付いてくる条片28およびプリフォーム30の経路と順次整合させる、作動装置を装備され得る。第1のプリフォームの積層体30が第1の上昇装置バー74上に形成されたとき、作動装置は運搬装置を前進させて、第1の受容装置組立体を横に押し、第2のベルト52’をやって来る条片と整合させる。後続のプリフォームの積層体30が堆積している間に、第1の形成された積層体が取り除かれ、第1の上昇装置バー74はその一番上の位置に戻される。第2のプリフォームの積層体30が第2の上昇装置バー74’上に完全に堆積されると、作動装置は運搬装置を再び前進させて、第2の受容装置組立体を横に押し、後続のシュート52’’をやって来る条片28と整合させる。後続の上昇装置バー74’’が別のプリフォームの積層体を堆積している間に、第2の上昇装置バー74’から第2の堆積されたプリフォームの積層体30が空にされ、第2の上昇装置バー74’はその一番上の位置に戻される。この一連の流れは、積層されたプリフォームの連続的な連なりを生み出すために繰り返される。
【0036】
この実施形態の別の修正形態は、受容装置組立体としてシュート(68、68’)と上昇装置バー(74、74’)とのみを採用し、単一の固定ベルト52を維持することを含み得る。すなわち、カッタ50からプリフォームを運送するための単一のベルト52を維持することが可能であり、カッタ50は、フィンガ62を使用せずに、プリフォームの各々を直接シュート(68、68’)および上昇装置バー(74、74’)上に押す。この代替の実施形態では、プリフォームは、第1の積層体が堆積されるまで第1のシュート68および上昇装置バー74の中へと押され、次いで、第2のシュート68’および上昇装置バー74’が、単一のベルト52と整合するように移動され、その後プリフォームは、第2のプリフォームの積層体が堆積されるまで、第2のシュート68’および上昇装置バー74’上へと押される。
【0037】
[実施形態 第3番 − 複数の固定シュートおよび上昇装置組立体]
前のプリフォームの積層体が除荷される間のプリフォームの継続される堆積を保証するための第3の代替の手法が、図11に関連して記載され、図11は、図2図6に関連して上に記載されたシステムにおける、第2の固定シュート68’および上昇装置バー74’の組み合わせを例示する(ここでは同じ参照番号は同じ要素に関する)。実施形態第2番に関連して記載されたシステムと異なり、第1のシュート68および上昇装置バー74の組立体および第2のシュート68’および上昇装置バー74の組立体は固定的であり、選択的にプリフォーム30を積層するための機構が、一方または他方において使用される。1つの実施形態(図11において示される)では、2つのシュートおよび上昇装置組立体は、ベルト52の対向する両側に互いに平行に配置される。双方向フィンガ62’が、第1のシュート68および上昇装置74の組立体ならびに第2のシュート68’および上昇装置74’の組立体に向かって交互に作動されるように構成されることを除いて、双方向フィンガ62’は、フィンガ62(図3において示される)と同様に構成される。第1の窓覆いのためのプリフォームの積層体を堆積させる間、フィンガ62’は、個々の各プリフォームを第1のシュート68上に押すように動作する。第1のプリフォームの積層体が完成すると、シュート68および上昇装置74の組立体は下がり、フィンガ68’がやって来るプリフォームを第2のシュート68’および上昇装置74’の組立体上に押し始める。第2のプリフォームの積層体30が第2のシュート68’および上昇装置74’の組立体上に堆積している間、第1の形成されたプリフォームの積層体は第1のシュート68から取り除かれ、第1の上昇装置74はその一番上の位置に戻される。第2の積層体が第2の上昇装置バー74’上に完全に堆積されると、第2の上昇装置バー74’は下がり、フィンガ62’がプリフォーム30を第1のシュート68へと押す。第1の上昇装置バー74が別のプリフォームの積層体30を堆積している間、第2の上昇装置バー74’から第2の堆積されたプリフォームの積層体30が空にされ、第2の上昇装置バー74’はその一番上の位置に戻される。この一連の流れは、積層されたプリフォーム30の連続的な連なりを生み出すために繰り返される。
【0038】
フィンガ62’の代替として、システムは代わりに、入って来るプリフォーム30を捕捉し上昇装置バー74または上昇装置バー74’の一方の中に送達するために、よく知られているタイプのピックアンドプレースデバイス(たとえばサーボで駆動されるXYZスライド上の真空式持上装置)を装備され得る。第1のプリフォームの積層体30が第1の上昇装置バー74上に形成されると、ピックアンドプレースデバイスが、入って来るプリフォーム30を第2の上昇装置バー74’上に置くことを始める。第2のプリフォームの積層体30がそこに堆積している間、第1の形成された積層体は取り除かれ、第1の上昇装置74はその一番上の位置に戻される。第2の積層体が第2の上昇装置バー74’上に完全に堆積されると、ピックアンドプレースデバイスが、入ってくるプリフォーム30を、(その後自体の一番上の位置まで上がった)第1の上昇装置バー74を場合によっては含む、複数の上昇装置バー74’のうちの別のものの上に置くことを始める。この一連の流れは、積層されたプリフォーム30の連続的な連なりを生み出すために繰り返される。上昇装置バー74の数は、各上昇装置バー74が後続のプリフォームの積層体30のために再び必要とされる前に各上昇装置バー74を除荷するための、十分な時間を可能にするように選択される。
【0039】
この実施形態の別の修正形態は、受容装置組立体としてシュート(68、68’)と上昇装置バー(74、74’)とのみを採用することを含み得る。すなわち、フィンガ62またはピックアンドプレースデバイスを使用せずに、プリフォームの各々を直接シュート(68、68’)および上昇装置バー(74、74’)上に押すことによって、カッタ50からプリフォームを運送することが可能である。この代替の実施形態では、プリフォームは、第1の積層体が堆積されるまで第1のシュート68および上昇装置バー74の中へと押され、次いで進路変更装置(図示されず)が、プリフォームを第2のシュート68’および上昇装置バー74’へと方向転換し、その後プリフォームは、第2のプリフォームの積層体が堆積されるまで、第2のシュート68’および上昇装置バー74’上へと押される。
【0040】
[実施形態 第4番 − 複数の連続したシュートおよび上昇装置組立体]
前のプリフォームの積層体が除荷される間のプリフォームの継続される堆積を保証するための第4の代替の手法が、図12に関連して記載され、図12は、図2図6に関連して上に記載されたシステムにおける、第2の固定シュート68’および上昇装置バー74’の組立体を例示する(ここでは同じ参照番号は同じ要素に関する)。シュート68内の第1の上昇装置バー74の後に、第2の実質的に同一の上昇装置バー74’が、一直線に配置される。これら2つの上昇装置組立体は各々、端部停止部56および端部停止部56’をそれぞれ装備されている。第1のプリフォームの積層体30が堆積しているとき、プリフォーム30が遠い方の上昇装置バー74’上に堆積するように、近い方の停止部56は引き戻され、遠い方の停止部56’は所定位置にある。第1のプリフォームの積層体が遠い方の上昇装置バー74’上に完全に形成されると、近い方の停止部56が、後続のプリフォーム30が停止され近い方の上昇装置バー74’に堆積されるように、所定位置へと切り替えられる。この後続の堆積の間、より遠い上昇装置バー74’上の第1の形成された積層体は取り除かれ、その上昇装置バー74はその一番上の位置に戻される。第2のプリフォームの積層体30が近い方の上昇装置バー74上に完全に堆積されると、近い方の停止部56は引き戻され、後続のプリフォーム30は、近い方の受容装置ベルト52を渡り、遠い方の停止部56’に当接して遠い方の上昇装置バー74’上に堆積する。より遠い上昇装置74’が、別のプリフォームの積層体30を堆積している間、より近い上昇装置74からその堆積されたプリフォームの積層体30が空にされ、より近い上昇装置74はその一番上の位置に戻される。この一連の流れは、積層され取り除かれたプリフォーム30の連続的な連なりを生み出すために繰り返される。
【0041】
[実施形態 第5番 − 拡張可能な貯留装置]
前のプリフォームの積層体が除荷される間のプリフォームの継続される貯留を保証するための第5の代替の手法が、図13および図13Aに関連して記載され、図13および図13Aは、図2図6に関連して上に記載されたシステムにおける、拡張可能な貯留装置を例示する(ここでは同じ参照番号は同じ要素に関する)。(スロット35内で選択的に摺動するローラ34を備える)拡張可能な貯留装置が、着色ステップ、折り畳みステップ、および糊着ステップの連続的な動作を維持するために、これらの後に、ただし切断ステップの前に、設けられ得る。図13は、条片28がシステムを通って流れておりプリフォーム30が生成されている第1の状態にある、拡張可能な貯留装置を例示する。図13Aは、把持装置51によって条片28の取り出しが停止され、条片28の貯留装置の弛みが拡張された貯留装置(スロット35内のローラ34)によって引き張られる、第2の状態にある、拡張可能な貯留装置を例示する。把持機構51は、条片材料28の取り出しを一時的に停止するために、カッタ50の近くに設けられ得る。作動されると把持機構51は降下し、条片材料28把持する。そのような停止期間の間、条片28が上に通される、一連の分離可能な輪体34が、そこに係合され下流の中断にも関わらず連続的な流れを吸収する条片の長さを長くするために、対応するスロット35内で離れるように移動される。貯留装置は、上昇装置バー74がその一番上の位置まで上がってしまうまで拡張する。次いで、把持装置51が引き戻され、条片の流出が再開し、カッタは再び条片28をプリフォーム30へと切断し、堆積されたプリフォーム30を上昇装置バー74上に載置する。
【0042】
[実施形態 第6番 − 把持装置]
前のプリフォームの積層体が除荷される間のプリフォームの継続される堆積を保証するための第6の代替の手法が、図14に関連して記載され、図14は、図2図6に関連して上に記載されたシステムにおける、把持装置機構71の組み込みを例示する(ここでは同じ参照番号は同じ要素に関する)。積層体取り除き用把持装置71が、上昇装置バー74の遠端に設けられる。プリフォームの積層体30が完成すると、把持装置71が作動され、積層体の遠端上で閉じ、次の入ってくるプリフォーム30から離れる積層体全体の加速される引っ張りによって、上昇装置バー74から積層体を引き抜き、この間、上昇装置バー74はその一番上の位置まで上がっていく。次のプリフォーム30は、空にされて上がってくる上昇装置バー74(これは、積層体の拡張された窓覆いの高さに対する積層体のコンパクトさのため、その一番上の位置よりも数インチを超えて下がることはない)上に自由に落下する。
【0043】
上に記載された代替形態のいずれも、連続したプリフォームの積層体の連続的な堆積を保証するために、有利に使用され得る。
【0044】
RF場硬化とともに有利に使用される接着剤は、熱硬化可能で励起に感応性がありRF電磁場に曝されたときに自己発熱または硬化するものでなければならない。これらは、そのような場から容易にエネルギーを吸収する、ポリエステルモノマー、金属塩、またはナイロンなどの化合物を含むであろう。
【0045】
例示の加熱プレス装置96では、発生装置106は、17MHzで動作する25KWの電源である。27.12MHzの周波数が、接着剤への結合には理想的であるが、場の効率および安定性は、より低い周波数において高められ、結合はそれでも十分である。この周波数では、組み立てられたプリフォームの布部分は、接着剤よりも著しく低いエネルギー吸収量を有し、繊細な線維の熱歪みのリスクを最小化する。上側電極110および下側電極112の温度は、冷やされたおよび加熱された水(図示されず)によって、華氏65度という一定の温度に制御される。温度は、周囲温度の変化とともに上げられおよび下げられる。電力と周波数は、硬化中の負荷の変化を補償するように絶えず調整される。圧縮ラム104および上側電極110の圧力は、20から50ポンド毎平方インチ(PSI)の間の2つの段において空圧式で送達可能である。
【0046】
1つの例示の工程では、積層体90は、プレス装置96内で下側電極112上に置かれる。蓋および上側電極110は、積層体と接触する所定の高さまで下げられる。積層体は最初に、空圧式ラム104によって圧縮され、このときRF場は、積層体90を積層された整合状態から強制的に外すことなく接着剤の線14を事前加熱するために、3.5アンペアで活性化される。所定の時間後、接着剤の線は軟化を完了され、積層体は次いでさらに圧縮され、RF場は、結合を完成させるために2.75アンペアに低減される。第2の所定の時間の期間の後、RF場は終了され、積層体は、所定位置で冷却するための所定の追加の冷却期間の間、圧力下に留まって、結合剤を固まらせる。冷却サイクル後、上側蓋100および上側電極110は上げられ、完全に結合され硬化された積層体90は、プレス装置96から取り除かれる。結合された配列またはパネルは次いで、頂部レールおよび底部レール、ならびに制御コードまたは制御棒などの二次構成要素への、従来の様式での組み付けのための準備が整う。
【0047】
結合された積層体内の個々のプリフォームの端部が完全には整合されない場合、最終的なトリミングのステップが必要となる場合がある。この目的のため、この工程は、切断ナイフ50によってある長さに切断されたものとしてのプリフォーム30が、ごくわずかだけ余分な長さとなるように設定され得る。しかしながら、積層の際の整合誤差は通常、プリフォームの各端部上で1インチの1/16未満であるので、このトリム損失が最小限であることが企図される。4フィートの典型的なシェード幅では、この1インチの1/8のトリム損失は、材料廃棄物の0.3%未満を表し、これはごくわずかな量である。
【0048】
ここで開示される機器および工程は、開示された方法の重要な態様のうちのいくつかから逸脱することなく修正され得る。たとえば、布供給ロール26上の条片は、このロール上に巻回される前に、プリフォームの形状へと事前に折り畳まれ得、このことにより折り目付け、折り畳み、および折り畳みを定着させる加熱ステップが条片形成組立体22内で発生することを排除する。他の修正形態は、昇華型または熱転写型などの、他のタイプのデジタルプリントデバイスの使用、あるいは、非デジタル式のプリント(たとえば噴霧もしくは転写ロールによる)、またはさらには供給ロール上での事前着色された布の使用による着色ステップの排除、あるいは、プリフォームがある長さに切断される前ではなくその後での、または中断されたステッチ状の線としての、接着剤の線の適用、あるいは、最初の製造中の結合を伴うまたは伴わない、おそらくは最終的な窓覆いのサイズの幅(すなわちプリフォームの長さ)への製造後のトリミングと組み合わされた、いくつかの標準的な長さ(たとえば一般の窓幅用のもの)で事前切断されたプリフォームを生成すること、あるいは、顧客注文を受けたときのみ、最終的な窓覆いへと切断することによって追随される、標準的な高さの窓用の所望される丈に対応する標準的な数のセルの、結合されたプリフォーム組立体を生成すること、あるいは、接着剤を硬化するための、他のタイプの加熱の使用を含む。制御コード用の通し穴の一直線のパンチングも、条片28がある長さに切断される前に、条片形成組立体22内の適切なステーションにおいて実現され得る。
【0049】
最初にある長さに切断されたプリフォームの長さが、同一の長さまたは異なる長さのいずれかの、2つ以上のプリフォームの組み合わせられた長さに対応するように選択され得ることも企図される。たとえば、顧客が、様式、色、および高さは同一だが幅の異なる(たとえば3および4フィート)複数の窓覆いを注文しようとする場合、最初のプリフォームは、それらの組み合わされた長さ(この例では7フィート)に切断され得る。(切断されるべき配列におけるプリフォームの位置的安定性を保証するための)この組み合わされた長さの配列の堆積および結合に続いて、結合された配列は次いで、この配列を2つの(またはそれを超える)指定された窓覆いの幅へと分割するために、再び切断され得る。
【0050】
条片形成組立体22は、2セルのハニカム構造のプリーツシェード、膨らまされたまたは開いたフラップのローマンシェードなどのひだ付けされていないまたは折り目付けされていないシェード、異なる材料または色または柄の水平な条片で形成された従来のローラシェード、あるいは布羽根窓用遮光具などの他のタイプの知られている窓覆いパネルを形成するように、容易に修正され得、これらの各々は、隣接する同じような要素に直接接合された複数のプリフォーム要素から成るまたは成ることができる。転換ステップは、供給ロール26上の布の材料または幅の変更、折り目付けステーション42における折り目付け輪体の数または側方位置の変更、ステーション48における接着剤適用装置の数または位置の変更、および垂直に積層されないことになるプリフォームを堆積させるための送出装置における変更のうちの、1つまたは複数を含み得る。
【0051】
図7および図8は、他のタイプの窓覆いパネルを形成するために使用される異なって形状形成されたプリフォームの例を示す。図7Aは、1つに結合されている2つの同一のプリフォーム116aおよびプリフォーム116b(これらの一方が図7Bに示される)から製造された、従来の2セルの窓覆いパネル114の3つのセルの断片を示す。各プリフォームは、2つの折り目120と、3つの長手方向に延在する接着剤の線122、接着剤の線124、および接着剤の線126とを有する。折り目は、条片形成装置組立体22における折り畳みおよび折り畳み部の熱定着の後で、中心部分128と、長いフラップ130と、短いフラップ132とを有するプリフォーム116を創出する、張りのあるヒンジ箇所としての役割を果たす。好ましくは、折り目120が適用され2つのフラップが図7Bにおいて示される構成へと折り畳まれた後で、接着剤の線124が、フラップ130を中心部分128に最終的に固定するために適用され、このことにより第1の閉じられたセルを画定する。続いて、プリフォームが条片形成装置組立体22から出る前に、接着剤の線122および接着剤の線126が適用される。その後、(図3図4に関して先に記載されたように)プリフォーム116がある長さに切断されて積層されると、図7Aに示されるように、接着剤の線122bおよび接着剤の線126bが、プリフォーム116aおよびプリフォーム116bを1つに結合することになる。代替として、プリフォーム115は、短いフラップ132を下向きではなく上向きに折り畳むこと、および接着剤の線126をフラップ132の上側表面へとその自由端に隣接するように移すことによって、図7BのZ字形状ではなくC字形状で形成され得る。この位置では、接着剤の線126は、下側の隣接するプリフォームではなく、上側の隣接するプリフォームに接触することになる。
【0052】
図8Aは、隣接する部分的に重なり合う同一の3構成要素のプリフォーム136aおよびプリフォーム136bを1つに結合することによって製作された、布羽根窓用遮光具134の2つのプリフォームの断片を例示する。布羽根窓用遮光具を製作するために使用され得る他の複数構成要素のプリフォームが、本出願の譲受人に譲渡された、Coreyの米国特許第6,024,819号、ならびにCoreyおよびMarusakの米国特許第6,302,982号において開示されている。窓覆いを形成し組み立てる本明細書で開示される方法は、これらの先立つ発明において開示された構成を有する布羽根窓用遮光具を創出するためにも使用され得る。図8Aおよび図8Bを参照すると、例として、形成工程は、自体の隣り合う長手縁部が糊着、超音波溶着、熱結合、または縫着により接続されている少なくとも2つの異種の布から成る、3構成要素の条片から始まることになる。高速であり隣り合う縁部の精確な位置決めを可能にするので、超音波溶着が好ましい。外側条片138、外側条片140は、比較的半透明なまたは薄く透けた材料で形成され、同じまたは異なる布で形成され得る。中心部分142は、より密に織られた材料の使用により、あるいは被覆またはラミネートにより、あるいは一体に形成されたポケット内への不透光性の挿入物の挿入により、不透光性とされた、比較的不透光性の材料で形成される。代替として、中心部分142は、外側条片138、外側条片140と同じ未着色の布から形成され、次いで、所望されるコントラストを提供するために、インクジェットプリンタ38によりデジタル式で着色され得る。好ましくは、3構成要素の条片は、接合前の状態で供給リール26上に巻回されることになるが、3要素の条片の隣接する構成要素138、構成要素140、構成要素142の接合は、開示される条片形成装置組立体22の予備的であるがそれでも一続きである延長部分において実現可能であり、または、この接合は、超音波接合ではなく折り畳むことによって達成され得る。図8Aおよび図8Bにおいて示されるように、開示される布羽根窓用遮光具の実施形態において、接着剤の線144および接着剤の線146が、条片形成装置22内で、ただし折り目付けまたは折り畳みステップ無しで、プリフォーム136に適用される。
【0053】
図8Aにおいて示されるように、布羽根窓用遮光具の形成は、陳列用パックの中にベーコンの条片が置かれる方法と同様に、連続するプリフォーム136a、プリフォーム136bの、側方に互い違いとされ一部分のみ重なり合うような配置を必要とする。連続するプリフォームは、その他の開示されるプリフォームの構成の場合のように、互いと側方に関して位置合わせされたそれらの端部をやはり有することになる。連続する薄く透けた条片138a、条片138b等が、完成された布羽根窓用遮光具の前方または後方の薄く透けたパネルの隣接する区域を形成し、一方連続する薄く透けた条片140a、条片140b等が、他方の薄く透けたパネルの隣接する区域を形成することになるように、この配置構成が必要とされる。このタイプの製品では一般的であるように、平行な前方および後方の薄く透けたパネルの間の不透光性の羽根142の角位置は、これら2つの薄く透けたパネルの間の相対移動を引き起こすことによって、手で制御できる。完全に重ね合わせられ積層された構成ではなく、この互い違いとされた構成を実現するためには、受容装置/積層装置組立体54は、切断されたプリフォーム要素が受容装置ベルト52から、垂直な堆積装置シュート68内にではなく、横断方向に移動するまたは間欠的に動作するベルト上へと押されるように修正されることを必要とすることになる。結果的に得られる製品は、水平方向に配向された羽根を有する布羽根窓用遮光具としてではなく、羽根が垂直に配向された垂直な薄く透けたまたは布羽根の窓用遮光具として使用され得る。
【0054】
他のタイプの窓覆いの反復する直接接合された要素を形成するために、本明細書において開示される装置および方法を使用して、プリフォームのさらに別の構成が創出され得ることを、当業者は認識するであろう。折り目付け輪体の位置、折り畳みステーションの構成、および接着剤適用装置の位置の、適切な修正が必要とされることになろう。
【0055】
上に記載されたRFエネルギー硬化工程の1つの利点は、「平行」(すなわち一方の電極から他方の電極に至る)でも「垂直」(すなわち場に対して直交する広い平坦な標的を提示する)でもない複数の直線的な接着剤の特徴への適用である。「漂遊場」加熱と呼ばれるいくつかの例では、加熱されるべき接着剤は、電極板に対して垂直にもまたは平行にも配置構成され得ない。しかしながら、記載された工程では、隣接する基材材料はRF伝導性ではなく、したがって漂遊場からのRFエネルギーの吸収をほとんど受けない。リール26から供給される布材料は、織られた布、織られていない布、ポリエステル、などで形成され得る。記載された工程は、非連続的な複数の吸収剤領域(接着剤の線14)の均一な吸収および加熱を生むために、これらの領域の均一な設置に依存する。そうでなければ、場の安定性および加熱の均一性が持続不可能となる。
【0056】
別の利点は、柔軟な基材へのRFプレス装置96の適合である。上で引用された本出願の譲受人に譲渡された公開された出願である、米国特許出願公開第2007/0251637号において記載されたような、複雑で柔軟で拡張可能な製品のRF硬化は、独特のものであると考えられ、繊細な窓覆い材料を結合する先行技術の方法に対して利点を提供する。
【0057】
当業者には明らかとなるように、記載された実施形態および方法は、コンパクトさおよび利便性という特定の利点を有するが、企図される唯一の方法または配置構成であるとは限らない。いくつかの例示の変形形態は、a)処理され結合されるべき材料が、RF場を通して、バッチ式ではなく連続的な流れで給送され得る、と、b)結合されるべき材料ブロックが、より小さい場の面積を通して、ブロック全体が一度にではなく一方の端部から他方へと順次硬化しながら、給送され得る、と、c)周波数およびこれを受ける材料の任意の組み合わせが、選択されたRFおよび接着剤と置換され得る、と、を含む。
【0058】
かさ張る材料の積層体ではなく接着剤への、活性化エネルギーの精確な適用は、a)低減された総エネルギー使用量と、b)かさ張る材料または収容容器の加熱および冷却を待つことのない、低減されたサイクル時間と、c)大きな乾燥炉によるバッチ処理ではない直線的な処理による、低減された物品の取り回しと、d)低減された、積層体材料の均一でない加熱に起因する熱歪みおよび変色と、e)さらなる層への裏抜けのない、隣接する層の均一で完全な結合を保証するための、接着剤の精確で均一な加熱と、f)大きな量での熱的なおよび他の接着剤硬化サイクルを受けることのできない積層体材料との使用可能性と、g)硬化中の低減された締め付けおよび熱負荷による、ひだの整合および接着剤の線の配置の改善された規則正しさと、を含む、多くの利点を有する。
【0059】
デジタル制御されたインクジェットプリンタの使用は、供給された布に適用されるインクの色および柄においてのみならず、プリンタを通して給送されている条片の長さに沿った色または柄の変更においても、大きな柔軟性を提供する。すなわち、一様でない色または柄が、(切断後に)個々のプリフォームとなるものの長さに沿って適用され得るのみならず、所与の窓覆いの各プリフォームが、色または柄において所与の積層体および窓覆い中の他のものと同一である必要がない。したがって、所与の窓覆いの異なった着色または柄付けされた連続するプリフォームが適切に整列されると、自体の完全な表現のために窓覆いの複数のプリフォームの統合を必要とする、大きな柄、縁取り、または図像が創出され得、各プリフォームは、所望される全体的なデザインの一部分のみを供給する。
【0060】
上で開示された工程は、最大に形成された拡張可能な物品の大きな巻き体を、顧客に注文された窓覆いサイズへと小さく切断することにおいて、これまで付き物であった廃棄材料の、事実上完全な排除をもたらす。巻き体の製造中のおよび製造に続くそのような材料の取り回しの追加のコスト、ならびに、製造者の利用可能な製品のカタログ内の様々な色および布の各々の大きな巻き体と残余物とを保管する、保管スペースおよびコストも排除される。この工程は、注文入力および取り回しの間違いをより少なくしつつ、顧客注文を送達可能な物品へとより速く転換することも可能にする。この目的のために、様式と、窓の高さおよび幅と、布、色および柄の選択とを含む指定された窓覆いのタイプに関する顧客注文が、インターネットまたは他の電子通信媒体によって、小売店またはインテリアデザイナーのスタジオから製造業者に伝送され得、この製造業者のところで、適切なソフトウェアおよびルックアップテーブルにより、顧客の仕様を、本明細書において開示されるシステムのためのデジタル命令へと変換し得ることが企図される。たとえば、当技術分野で知られているように、セル式のタイプの窓覆いの指定された垂直方向の高さまたは「丈」は、ルックアップテーブルを参照することにより、必要とされるセルまたはプリフォームの数へと容易に変換され得る。
【0061】
先行する説明は、本発明の方法およびシステムの例示の実施形態を例示し記載するためにのみ提示された。網羅的であること、または開示されたいずれかの精確な形態に本発明を限定することは、意図されていない。本発明の範囲から逸脱することなく、様々な変更が行われ得、等価物がその要素を置き換え得ることが、当業者には理解されよう。加えて、特定の状況または材料を本発明の教示に適合させるために、本質的な範囲から逸脱することなく、多くの修正が行われ得る。したがって、本発明が、本発明を実行するために企図された最良の形態として開示された特定の実施形態に限定されないこと、そうではなく、本発明が、特許請求の範囲の範囲内にあるすべての実施形態を含むことが、意図されている。本発明は、その精神または範囲から逸脱することなく、具体的に説明され例示されているものとは別の方法で実施され得る。本発明の範囲は、以下の特許請求の範囲によってのみ限定される。

以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1] 複数の折り畳み可能で押し潰し可能な窓用シェードを製作する方法であって、各シェードが、細長い柔軟な材料の連続的に移動する幅狭の条片から切断され続いてそれぞれの一続きの配列を形成するために積層され1つに結合された、複数の細長いプリフォームで形成され、
前記移動する柔軟な材料の一続きの条片の第1の部分上に着色剤を載置することと、
その後、移動する着色剤で被覆された条片の前記第1の部分をプリフォームの少なくとも1つの組へと切断することであって、各プリフォームは、色、柄、および長さの第1の組み合わせを有し、そのようなプリフォームの各組は、積層され1つに結合されると、第1の顧客に指定されたシェードに実質的に対応する色と柄と高さと幅とを有する一続きの配列を形成する、移動する着色剤で被覆された条片の前記第1の部分をプリフォームの少なくとも1つの組へと切断することと、
その後、前記プリフォームの組を再配置し、前記再配置の時間期間の間に前記移動する柔軟な材料の一続きの条片を第1の流れ経路から第2の流れ経路へと進路変更し、前記移動する一続きの材料の条片を前記再配置するステップの完了後に前記第1の流れ経路に戻すことと、
その後、前記一続きの条片の前記連続的な移動を中断することなく、第2のプリフォームの組を生み出すために前記移動する条片の第2の部分に対して前記載置するステップおよび前記切断するステップを繰り返すことであって、前記第2の組の各プリフォームは、前記第1の組み合わせと異なる色、柄、および長さの第2の組み合わせを有し、そのような第2のプリフォームの組は、積層され1つに結合されると、第2の顧客に指定されたシェードに実質的に対応する色と柄と高さと幅とを有する一続きの配列を形成する、前記移動する条片の第2の部分に対して前記載置するステップおよび前記切断するステップを繰り返すことと、
を備える、方法。
[2] 前記進路変更するステップが、前記移動する一続きの材料の条片を廃棄物容器へと進路変更することを含む、[1]に記載の方法。
[3] 複数の折り畳み可能で押し潰し可能な窓用シェードを製作する方法であって、各シェードが、細長い柔軟な材料の連続的に移動する幅狭の条片から切断され続いてそれぞれの一続きの配列を形成するために積層され1つに結合された、複数の細長いプリフォームで形成され、
前記移動する柔軟な材料の一続きの条片の第1の部分上に着色剤を載置することと、 その後、移動する着色剤で被覆された条片の前記第1の部分をプリフォームの少なくとも第1の組へと切断することであって、各プリフォームは、色、柄、および長さの第1の組み合わせを有し、そのようなプリフォームの各組は、積層され1つに結合されると、第1の顧客に指定されたシェードに実質的に対応する色と柄と高さと幅とを有する一続きの配列を形成する、移動する着色剤で被覆された条片の前記第1の部分をプリフォームの少なくとも第1の組へと切断することと、
前記第1のプリフォームの組を第1の受容デバイス内に堆積させ、前記第1のプリフォームの組の再配置を開始することと、
前記一続きの条片の前記連続的な移動を中断することなく、第2のプリフォームの組を生み出すために前記移動する条片の第2の部分に対して前記載置するステップおよび前記切断するステップを繰り返すことであって、前記第2の組の各プリフォームは、前記第1の組み合わせと異なる色、柄、および長さの第2の組み合わせを有し、そのような第2のプリフォームの組は、積層され1つに結合されると、第2の顧客に指定されたシェードに実質的に対応する色と柄と高さと幅とを有する一続きの配列を形成する、前記移動する条片の第2の部分に対して前記載置するステップおよび前記切断するステップを繰り返すことと、
前記第1のプリフォームの組の前記再配置の間、前記第2のプリフォームの組を第2の受容デバイス内に堆積させることと、
を備える、方法。
[4] 前記第1の受容デバイスと前記第2の受容デバイスとを前記プリフォームの前記流れ経路において交互に配置するステップをさらに備える、[3]に記載の方法。
[5] 前記第1の受容デバイスおよび前記第2の受容デバイスが互いに平行に配置され、複数の前記プリフォームが、前記第1のプリフォームの組を堆積させるために前記第1の受容デバイスの中へと側方に、および前記第2のプリフォームの組を堆積させるために前記第2の受容デバイスの中へと側方に、交互に押される、[3]に記載の方法。
[6] 前記プリフォームの前記流れ経路を前記第1の受容デバイスおよび前記第2の受容デバイスに即して交互に方向付けるように、前記移動する柔軟な材料の一続きの条片の前記流れ経路を変更するステップをさらに備える、[3]に記載の方法。
[7] 前記第2の受容デバイスが前記第1の受容デバイスの下流に配置される、[3]に記載の方法。
[8] 前記第2の受容デバイスが前記第1の受容デバイスに即して配置され、前記第1の受容デバイスおよび前記第2の受容デバイス内にプリフォームを交互に堆積させるために、停止機構が前記第1の受容デバイスと前記第2の受容デバイスとの間で選択的に適用され取り外される、[7]に記載の方法。
[9] 複数の折り畳み可能で押し潰し可能な窓用シェードを製作する方法であって、各シェードが、細長い柔軟な材料の連続的に移動する幅狭の条片から切断され続いてそれぞれの一続きの配列を形成するために積層され1つに結合された、複数の細長いプリフォームで形成され、
前記移動する柔軟な材料の一続きの条片の第1の部分上に着色剤を載置することと、
その後、移動する着色剤で被覆された条片の前記第1の部分をプリフォームの少なくとも第1の組へと切断することであって、各プリフォームは、色、柄、および長さの第1の組み合わせを有し、そのようなプリフォームの各組は、積層され1つに結合されると、第1の顧客に指定されたシェードに実質的に対応する色と柄と高さと幅とを有する一続きの配列を形成する、移動する着色剤で被覆された条片の前記第1の部分をプリフォームの少なくとも第1の組へと切断することと、
第2のプリフォームの組を生み出すために前記移動する条片の第2の部分に対して前記載置するステップを繰り返すことであって、前記第2の組の各プリフォームは、前記第1の組み合わせと異なる色、柄、および長さの第2の組み合わせを有し、そのような第2のプリフォームの組は、積層され1つに結合されると、第2の顧客に指定されたシェードに実質的に対応する色と柄と高さと幅とを有する一続きの配列を形成する、前記移動する条片の第2の部分に対して前記載置するステップを繰り返すことと、
前記第1のプリフォームの組を再配置し、前記再配置の時間期間の間に、前記切断するステップを一時的に停止し前記移動する柔軟な材料の一続きの条片を前記再配置するステップの完了まで堆積させることと、
を備える、方法。
[10] 前記堆積させるステップが、前記移動する条片の経路を徐々に長くすることを備える、[9]に記載の方法。
[11] 前記経路が、スロット内に互いに離して装着されるローラを徐々に移動させることによって徐々に長くされる、[10]に記載の方法。
[12] 複数の折り畳み可能で押し潰し可能な窓用シェードを製作する方法であって、各シェードが、細長い柔軟な材料の連続的に移動する幅狭の条片から切断され続いてそれぞれの一続きの配列を形成するために積層され1つに結合された、複数の細長いプリフォームで形成され、
前記移動する柔軟な材料の一続きの条片の第1の部分上に着色剤を載置することと、 その後、移動する着色剤で被覆された条片の前記第1の部分をプリフォームの少なくとも第1の組へと切断することであって、各プリフォームは、色、柄、および長さの第1の組み合わせを有し、そのようなプリフォームの各組は、積層され1つに結合されると、第1の顧客に指定されたシェードに実質的に対応する色と柄と高さと幅とを有する一続きの配列を形成する、移動する着色剤で被覆された条片の前記第1の部分をプリフォームの少なくとも第1の組へと切断することと、
前記第1のプリフォームの組を受容デバイス内で受容することと、
前記第1のプリフォームの組を再配置するために、前記第1のプリフォームの組を把持し前記第1のプリフォームの組を前記受容デバイスから引っ張ることと、
前記一続きの条片の前記連続的な移動を中断することなく、第2のプリフォームの組を生み出すために前記移動する条片の第2の部分に対して前記載置するステップを繰り返すことであって、前記第2の組の各プリフォームは、前記第1の組み合わせと異なる色、柄、および長さの第2の組み合わせを有し、そのような第2のプリフォームの組は、積層され1つに結合されると、第2の顧客に指定されたシェードに実質的に対応する色と柄と高さと幅とを有する一続きの配列を形成する、前記移動する条片の第2の部分に対して前記載置するステップを繰り返すことと、
を備える、方法。
図1A
図1B
図2
図3
図4
図5
図6
図7A
図7B
図8A
図8B
図9A
図9B
図10
図11
図12
図13
図13A
図14