特許第6567524号(P6567524)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6567524ヘッダープレートレス熱交換器の偏平チューブ
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6567524
(24)【登録日】2019年8月9日
(45)【発行日】2019年8月28日
(54)【発明の名称】ヘッダープレートレス熱交換器の偏平チューブ
(51)【国際特許分類】
   F28F 3/08 20060101AFI20190819BHJP
   F02M 26/29 20160101ALI20190819BHJP
   B21D 53/04 20060101ALI20190819BHJP
【FI】
   F28F3/08 311
   F28F3/08 301Z
   F02M26/29 301
   B21D53/04 Z
【請求項の数】3
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2016-538456(P2016-538456)
(86)(22)【出願日】2015年7月24日
(86)【国際出願番号】JP2015071731
(87)【国際公開番号】WO2016017788
(87)【国際公開日】20160204
【審査請求日】2018年7月9日
(31)【優先権主張番号】特願2014-155325(P2014-155325)
(32)【優先日】2014年7月30日
(33)【優先権主張国】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】000222484
【氏名又は名称】株式会社ティラド
(74)【代理人】
【識別番号】100082843
【弁理士】
【氏名又は名称】窪田 卓美
(72)【発明者】
【氏名】前川 一夫
(72)【発明者】
【氏名】杉本 弘仁
(72)【発明者】
【氏名】関谷 将仁
【審査官】 伊藤 紀史
(56)【参考文献】
【文献】 特開2013−096632(JP,A)
【文献】 特開2011−163642(JP,A)
【文献】 特開2012−247093(JP,A)
【文献】 特開2004−028469(JP,A)
【文献】 欧州特許出願公開第0874210(EP,A2)
【文献】 英国特許出願公開第02384299(GB,A)
【文献】 特開2004−293988(JP,A)
【文献】 特開2015−121343(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F28F 3/00−3/10
F28F 1/02
F28D 1/053
B21D 53/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
それぞれ金属板をプレス成形して溝底部(7)と両側壁部(8)とからなる溝形に曲折された内側プレート(2)と外側プレート(3)とを有し、
両プレート(2)(3)は、互いに溝底部(7)を対向させて内側プレート(2)の外側に外側プレート(3)が嵌着され且つ、それぞれのプレート(2)(3)の両端部に厚み方向に拡開部(9)が形成されたヘッダープレートレス熱交換器の偏平チューブにおいて、
前記内側プレート(2)の両側壁部(8)の両端部(4)には、その板厚分内側に鈎形に曲折して横断面が直線的な一対の段付き壁部(10)を有し且つ、その内側プレート(2)の中間部(5)には、横断面が外側に湾曲する一対の内側湾曲壁部(11)が形成され、
前記外側プレート(3)の両側壁部(8)の両端部(4)には、前記段付き壁部(10)に整合する横断面が直線的な一対の外側嵌着壁部(13)を有し且つ、その外側プレート(3)の中間部(5)には横断面が外側に湾曲して、前記内側湾曲壁部(11)に整合する外側湾曲壁部(12)が形成され、
前記内側プレート(2)の段付き壁部(10)の溝底部(7)からの高さが、その段付き壁部(10)以外の部分の溝底部(7)からの高さより、前記拡開部(9)の厚み方向に拡開された分、低く形成され、
前記外側プレート(3)の前記外側嵌着壁部(13)の端縁(13a)が内側プレート(2)の段付き壁部(10)の段部(10a)に着座し、
内側プレート(2)の前記内側湾曲壁部(11)の外面に、外側プレート(3)の前記外側湾曲壁部(12)の内面が圧接するように構成されたヘッダープレートレス熱交換器の偏平チューブ。
【請求項2】
請求項1に記載のヘッダープレートレス熱交換器の偏平チューブにおいて、
前記内側プレート(2)の前記拡開部(9)の横断面の内周長さ(2×L1+L2)と、前記拡開部(9)以外の横断面の内周長さとが同一の長さに形成されたヘッダープレートレス熱交換器の偏平チューブ。
【請求項3】
請求項1又は請求項2のいずれかに記載のヘッダープレートレス熱交換器の偏平チューブにおいて、
前記外側プレート(3)の前記拡開部(9)の横断面の内周長さ(2×L5+L6)と、前記外側プレート(3)の中間部(5)の横断面の内周長さ(2×L7+L8)とが同一の長さに形成されたヘッダープレートレス熱交換器の偏平チューブ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、EGRクーラ等に用いられるヘッダープレートレス熱交換器の偏平チューブに関する。
【背景技術】
【0002】
ヘッダープレートレス熱交換器に用いる偏平チューブとして、下記特許文献1のものが知られている。この偏平チューブは、一対の溝型プレートを互いに逆向きに嵌着し、その両端開口部を厚み方向に拡開して拡開部を形成したものである。
両プレートの拡開部の両側壁には、その底面と直交する断面コ字状の直線的な側壁部が形成され、その拡開部以外では、各プレートの両側壁の断面が外側に湾曲する湾曲壁部を形成している。
内側プレートの拡開部の側壁部には、その高さ方向の中間で、その肉厚分だけ内側に段付きに形成された段付き壁部を有し、各段付き壁部の先端縁に内側に曲折する一対の案内面が形成され、その先端は外側プレートの側壁部の根元に当接するように形成されている。この案内面により、容易に偏平チューブを組みやすくなっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2013−096632号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の偏平チューブは、各プレートの製造において、材料を切除する無駄が生じていた。
そこで、本発明は、偏平チューブに用いる各プレートの加工の際、材料の切除部分を必要最小限にし、無駄なく材料を利用できるヘッダープレートレス熱交換器の偏平チューブを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に記載の本発明は、それぞれ金属板をプレス成形して溝底部(7)と両側壁部(8)とからなる溝形に曲折された内側プレート(2)と外側プレート(3)とを有し、
両プレート(2)(3)は、互いに溝底部(7)を対向させて内側プレート(2)の外側に外側プレート(3)が嵌着され且つ、それぞれのプレート(2)(3)の両端部に厚み方向に拡開部(9)が形成されたヘッダープレートレス熱交換器の偏平チューブにおいて、
前記内側プレート(2)の両側壁部(8)の両端部(4)には、その板厚分内側に鈎形に曲折して横断面が直線的な一対の段付き壁部(10)を有し且つ、その内側プレート(2)の中間部(5)には、横断面が外側に湾曲する一対の内側湾曲壁部(11)が形成され、
前記外側プレート(3)の両側壁部(8)の両端部(4)には、前記段付き壁部(10)に整合する横断面が直線的な一対の外側嵌着壁部(13)を有し且つ、その外側プレート(3)の中間部(5)には横断面が外側に湾曲して、前記内側湾曲壁部(11)に整合する外側湾曲壁部(12)が形成され、
前記内側プレート(2)の段付き壁部(10)の溝底部(7)からの高さが、その段付き壁部(10)以外の部分の溝底部(7)からの高さより、前記拡開部(9)の厚み方向に拡開された分、低く形成され、
前記外側プレート(3)の前記外側嵌着壁部(13)の端縁(13a)が内側プレート(2)の段付き壁部(10)の段部(10a)に着座し、
内側プレート(2)の前記内側湾曲壁部(11)の外面に、外側プレート(3)の前記外側湾曲壁部(12)の内面が圧接するように構成されたヘッダープレートレス熱交換器の偏平チューブである。

請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載のヘッダープレートレス熱交換器の偏平チューブにおいて、
前記内側プレート(2)の前記拡開部(9)の横断面の内周長さ(2×L1+L2)と、前記拡開部(9)以外の横断面の内周長さとが同一の長さに形成されたヘッダープレートレス熱交換器の偏平チューブである。

請求項3に記載の本発明は、請求項1又は請求項2のいずれかに記載のヘッダープレートレス熱交換器の偏平チューブにおいて、
前記外側プレート(3)の前記拡開部(9)の横断面の内周長さ(2×L5+L6)と、前記外側プレート(3)の中間部(5)の横断面の内周長さ(2×L7+L8)とが同一の長さに形成されたヘッダープレートレス熱交換器の偏平チューブである。
【発明の効果】
【0006】
請求項1に記載の発明は、前記内側プレート2の段付き壁部10の溝底部7からの高さが、その段付き壁部10以外の部分の溝底部7からの高さより、前記拡開部(9)の厚み方向に拡開された分、低く形成されたから、金属板をプレス成形して、段付き壁部10を有する溝型の内側プレート2を形成したとき、全長に渡って同一幅の金属板から、内側プレート2を成形できる。即ち、拡開部9の成形に伴う、拡開部における側壁高さの低下分をそのまま受け入れることができる。それにより、金属板を無駄なく利用でき、歩留りのよい偏平チューブを製造できる。
また、その内側プレート2の段付き壁部10の段部10aに、外側プレート3の外側嵌着壁部13の端縁13aが着座するとき、それらの横断面は直線的に形成されているため、内プレート2と外プレート3との位置決めを正確に行い得る。
それと同時に、両プレート2、3の湾曲壁部11、12の圧接により、両プレート2,3の間がそれら自体で互いに保持され、組立ての容易なヘッダープレートレス熱交換器を提供できる。

請求項2に記載の発明のように、内側プレート2の拡開部9の横断面の内周と、その拡開部9以外の部分の横断面の内周とが同一の長さに形成された場合には、金属板をプレス成形して、拡開部9と段付き壁部10を有する溝型の内側プレート2を形成したとき、全長に渡って同一幅の金属板から内側プレート2を成形できる。そのため、金属板をさらに無駄なく利用できると共に、製造が容易で、歩留りのよい偏平チューブを製造できる。

請求項3に記載の発明のように、外側プレート3の拡開部9の横断面の内周と、その中間部5の横断面の内周とが同一の長さに形成された場合には、金属板をプレス成形して、拡開部9を有する溝型の外側プレート3を形成したとき、略全長に渡って同一幅の金属板から外側プレート3を成形でき、金属板の切り取りが最小限に抑えられる。そのため、金属板をさらに無駄なく利用できると共に、製造が容易で、歩留りのよい偏平チューブを製造できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は本発明のヘッダープレートレス熱交換器の偏平チューブに用いる内側プレート2の斜視図である。
図2は同外側プレート3の斜視図である。
図3は内側プレート2の製造工程を示す説明図である。
図4は外側プレート3の製造工程を示す説明図である。
図5は本発明のヘッダープレートレス熱交換器の偏平チューブの分解斜視図である。
図6図5のVI−VI矢視断面図である。
図7は同偏平チューブの要部を示すものであり、(A)はその分解斜視図、(B)はその組立て斜視図である。
図8図7(B)のVIII‐VIII矢視断面図である。
図9図7(B)のIX‐IX矢視断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
次に図面に基づいて、本発明の実施の形態につき説明する。
本発明のヘッダープレートレス熱交換器の偏平チューブ1は、一対の内側プレート2と外側プレート3とを有する。
各プレート2、3は、金属板をそれぞれプレス成形して溝底部7と両側壁部8からなる偏平な溝形に曲折され、その両端部に厚み方向に膨出した拡開部9を形成する。
それらのプレート2、3は、図5に示す如く、その溝底部7を対向して、内側プレート2の側壁部8の外面に外側プレート3の側壁部8の内面が嵌着されて、偏平チューブ1を構成する。
(内側プレート2の特徴)
内側プレート2は、図1に示す如く、端部4、中間部5、徐変部6の区間で構成される。
内側プレート2の各側壁部8の両端部4には、その板厚分内側に鈎形に曲折して横断面が直線的な一対の段部10aを有する段付き壁部10が形成される。また、その内側プレート2の中間部5には、横断面が外側に湾曲する一対の内側湾曲壁部11が形成される。
同一幅の金属板から、内側プレート2の拡開部9を形成するため、その段付き壁部10の溝底部7の位置はその段付き壁部10以外の部分の溝底部7の位置より低く形成される。
各プレート2、3の端部4と中間部5との間には徐変部6が設けられている。この徐変部6は、側壁部8が直線的な端部4から徐々に湾曲して中間部5へ移行される部分である。
図1に示す如く、内側プレート2の端部4に形成されている段部10aは、同じ高さで徐変部6にまで延在されているが、中間部5へ向かうに従って徐々に段部10aの幅が薄くなり、その端部で段部が消失する。
ここで、拡開部9(端部4)の横断面の内周について述べる。
先ず、その段付き壁部10の長さの内周をL1とし、溝底部7の長さをL2とする。
また、中間部5の横断面の内周について、その内側湾曲壁部11の長さをL3とし、溝底部7の長さをL4とする。そして、徐変部6の横断面の内周について、その側壁部8の長さをL9とし、溝底部の長さをL10とする。
本願発明では、内側プレート2の拡開部9の横断面の内周長さ(2×L1+L2)と、中間部5の横断面の内周長さ(2×L3+L4)と、徐変部6の横断面の内周長さ(2×L9+L10)とが全て同一になるように形成されている。
この場合、図3に示す如く、全長に渡って同一幅の金属板から内側プレート2を成形できる。そして、金属板の切断は、内側プレート2の切り離しの時のみに抑えられることになる。
(外側プレート3の特徴)
外側プレート3は、内側プレート2と同様、図2に示す如く、端部4、中間部5、徐変部6の区間で構成される。これらの各区間の長さは、内側プレート2の外周と整合する。
外側プレート3の各側壁部8の両端部4には、内側プレート2の段付き壁部10の外周に整合する横断面が直線的な一対の外側嵌着壁部13が形成される。また、その外側プレート3の中間部5には横断面が外側に湾曲して、内側プレート2の内側湾曲壁部11の外周に整合する一対の外側湾曲壁部12が形成される。
外側プレート3は、同一幅のプレートから、その拡開部9を形成するため、その外側嵌着壁部13の溝底部7からの高さは、その外側嵌着壁部13以外の部分の溝底部7からの高さより低く形成される。
ここで、拡開部9(端部4)の横断面の内周について述べる。
先ず、その外側嵌着壁部13の長さをL5とし、溝底部7の長さをL6とする。また、中間部5の横断面の内周について、その外側湾曲壁部12の長さをL7とし、溝底部7の長さをL8とする。
本願発明では、外側プレート3の拡開部9(端部4)の横断面の内周長さ(2×L5+L6)と、中間部5の横断面の内周長さ(2×L7+L8)とが同一になるようにされている。
外側プレート3の徐変部6は、溝底部7から外側嵌着壁部13の端縁13aまでの高さと整合させるため、その高さ分を切除して欠切部15が設けられる。それにより、外側プレート3の徐変部6の横断面の内周長さは、他の領域(端部4、中間部5)の長さより短くなる。
この場合、図4に示す如く、徐変部6以外の略全長に渡って同一幅の金属板から外側プレート3を成形でき、金属板の切り取りが最小限に抑えられる。
(偏平チューブ1の組立て)
このように形成された内側プレート2と外側プレート3は、図5図6に示す如く、外側プレート3の外側嵌着壁部13の端縁13aが内側プレート2の段付き壁部10の段部10aに着座し、欠切部15の端縁が内側プレート2の徐変部6の段部に着座する。
この時、内側プレート2の段付き壁部10の段部10aから先端までの外面は、図8に示す如く、外側嵌着壁部13の内面に被嵌される。
そして内側プレート2の段付き壁部10の段部10aから溝底部7までの外面と、外側プレート3の外側嵌着壁部13の外面は、面一になるように形成される。両プレート2、3が嵌着したとき、図7(B)、図8のように、偏平チューブ1の両端部の外周は段部10aに形成される継目部分を除いて略方形に形成される。
そして、内側プレート2の内側湾曲壁部11の外面に、外側プレート3の外側湾曲壁部12の内面が圧着されることにより偏平チューブ1が完成する。
なお、図9に示すごとく、内側プレート2と外側プレート3とを互いに嵌着した時、一旦両者が嵌着されると、両プレート2、3の湾曲壁部11、12の存在により、それらの間が弾性的に圧着し、両者が分離しないように形成される。
このような偏平チューブ1の内部には図示しないインナーフィンが介装される。そのインナーフィンの形状は、公知のものを使用できる。
各プレート2、3の外面側には、多数のディンプル14が互いに整合する位置で、外面側に突出する。そのディンプル14の突出高さは、拡開部9の突出高さと同一である。
各プレート2、3および図示しないインナーフィンの互いに接触する少なくとも一方の面には、ろう材が塗布または被覆される。
そして、多数の偏平チューブ1がその両端の拡開部9で積層されて、熱交換器のコアが形成される。その外周には、ケーシングおよびヘッダタンクが被嵌され、それらの各部が押圧状態で、高温の炉内で一体的にろう付け固定される。
このとき、各偏平チューブ1の内部にはインナーフィンが介装されており、且つ各偏平チューブ1の外面のディンプル14どうしが接触し、偏平チューブ1の中間部においては、その高さが特定される。
次に、ケーシングは、一例として、一対の溝形材を互いに嵌着して筒状に形成される。その横断面は方形で、その側壁に一対の冷却水出入口が設けられ、冷却水パイプが連結される。
そして、コアの各偏平チューブ1内には、一例として排気ガスが流通し、偏平チューブ1の外面側には冷却水が流通し、その冷却水によって排気ガスが冷却される。
【符号の説明】
【0009】
1 偏平チューブ
2 内側プレート
3 外側プレート
4 端部
5 中間部
6 徐変部
7 溝底部
8 側壁部
9 拡開部
10 段付き壁部
10a 段部
11 内側湾曲壁部
12 外側湾曲壁部
13 外側嵌着壁部
13a 端縁
14 ディンプル
15 欠切部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9