(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記mmW−BSに前記UEに関連するビームフォーミング能力情報を送信することをさらに備え、ここにおいて、前記スキャンすることは、前記UEに関連する前記ビームフォーミング能力情報にさらに基づく、
請求項1に記載の方法。
前記mmW−BSに関連する前記ビームフォーミング能力情報または前記UEに関連する前記ビームフォーミング能力情報のうちの少なくとも1つに基づいて前記好ましいスキャンされたビームを通じてビーム情報を搬送するために前記UEと前記mmW−BSとの間の適切なシグナリングフレームワークおよびビーム探索プロシージャを決定することをさらに備え、ここにおいて、前記スキャンすることは、前記決定されたビーム探索プロシージャにより実行される、
請求項3に記載の方法。
前記mmW−BSに前記UEに関連するビームフォーミング能力情報を送信するための手段をさらに備え、ここにおいて、前記スキャンすることは、前記UEに関連する前記ビームフォーミング能力情報にさらに基づく、
請求項8に記載のUE。
前記mmW−BSに関連する前記ビームフォーミング能力情報または前記UEに関連する前記ビームフォーミング能力情報のうちの少なくとも1つに基づいて前記好ましいスキャンされたビームを通じてビーム情報を搬送するために前記UEと前記mmW−BSとの間の適切なシグナリングフレームワークおよびビーム探索プロシージャを決定するための手段をさらに備え、ここにおいて、前記スキャンすることは、前記決定されたビーム探索プロシージャにより実行される、
請求項10に記載のUE。
【発明を実施するための形態】
【0007】
[0019]添付された図面に関連して以下に記載される詳細な説明は、様々な構成の説明として意図され、本明細書において説明される概念が実行され得る唯一の構成を表すことは意図されない。詳細な説明は、様々な概念の徹底的な理解を提供するための具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの概念は、これらの具体的な詳細なしで実行され得ることが当業者にとって明らかになるであろう。幾つかの例では、周知の構造およびコンポーネントは、そのような概念を不明瞭にすることを回避するためにブロック図の形で示される。
【0008】
[0020]ここでは、電気通信システムの幾つかの態様が、様々な装置および方法に関連して提示される。これらの装置および方法は、以下の詳細な説明において説明され、添付された図面では、(総称して「要素」と呼ばれる)様々なブロック、モジュール、コンポーネント、回路、ステップ、プロセス、アルゴリズム、等によって示される。これらの要素は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはそれらの任意の組み合わせを使用して実装され得る。そのような要素がハードウェアまたはソフトウェアのいずれとして実装されるかは、特定の適用例および全体的システムに対して課せられた設計制約に依存する。
【0009】
[0021]例として、要素、または要素の一部、または要素の任意の組み合わせは、1つまたは複数のプロセッサを含む「処理システム」によって実装され得る。プロセッサの例は、マイクロプロセッサと、マイクロコントローラと、デジタル信号プロセッサ(DSP)と、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)と、プログラマブルロジックデバイス(PLD)と、ステートマシンと、ゲーテッドロジック(gated logic)と、ディスクリートハードウェア回路と、本開示全体を通じて説明される様々な機能を果たすように構成された他の適切なハードウェアと、を含む。処理システム内の1つまたは複数のプロセッサは、ソフトウェアを実行し得る。ソフトウェアとは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、またはその他のいずれとして呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、エクセキュータブル(executable)、実行スレッド、プロシージャ、関数、等を意味すると広義で解釈されるものとする。
【0010】
[0022]従って、1つまたは複数の例示的な実施形態において、説明される機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせ内に実装され得る。ソフトウェアにおいて実装される場合は、これらの機能は、コンピュータ可読媒体上において格納されまたは1つまたは複数の命令またはコードとして符号化され得る。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされることができる任意の利用可能な媒体であり得る。例として、および限定することなしに、そのようなコンピュータ可読媒体は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM(登録商標))、コンパクトディスクROM(CD−ROM)または他の光学ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気記憶デバイス、または、希望されるプログラムコードを命令またはデータ構造の形態で搬送または格納するために使用されることができおよびコンピュータによってアクセスされることができる任意の他の媒体、を備えることができる。上記の組合せもまた、コンピュータ可読媒体の適用範囲に含められるべきである。
【0011】
[0023]
図1は、LTEネットワークアーキテクチャ100を示した概略図である。LTEネットワークアーキテクチャ100は、発展型パケットシステム(EPS)100と呼ばれ得る。EPS100は、1つまたは複数のユーザ機器(UE)102と、発展型UMTS地上無線アクセスネットワーク(E−UTRAN)104と、発展型パケットコア(EPC)110と、オペレータのインターネットプロトコル(IP)サービス122と、を含み得る。EPSは、他のアクセスネットワークと相互に接続することができるが、単純化のため、それらのエンティティ/インタフェースは示されていない。示されるように、EPSは、パケット交換型サービスを提供する。しかしながら、当業者が容易に認識するように、本開示全体を通じて提示される様々な概念は、回線交換型サービスを提供するネットワークに拡張され得る。
【0012】
[0024]E−UTRANは、発展型ノードB(eNB)106と、他のeNB108と、を含み、および、マルチキャストコーディネーションエンティティ(MCE)128を含み得る。eNB106は、UE102へ向けてのユーザおよび制御プレーンプロトコル終端を提供する。eNB106は、バックホール(例えば、X2インタフェース)を介して他のeNB108に接続され得る。MCE128は、発展型マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)(eMBMS)に関する時間/周波数無線リソースを割り振り、eMBMSに関する無線構成(例えば、変調およびコーディング方式(MCS))を決定する。MCE128は、別個のエンティティまたはeNB106の一部であり得る。eNB106はまた、基地局、ノードB、アクセスポイント、ベーストランシーバ局、無線基地局、無線トランシーバ、トランシーバ機能、ベーシックサービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、または何らかの他の適切な用語と呼ばれ得る。eNB106は、UE102のためにEPC110にアクセスポイントを提供する。UE102の例は、携帯電話、スマートフォン、セッション開始プロトコル(SIP)フォン、ラップトップ、携帯情報端末(PDA)、衛星無線、全地球測位システム、マルチメディアデバイス、映像デバイス、デジタルオーディオプレーヤー(例えば、MP3プレーヤー)、カメラ、ゲームコンソール、タブレット、またはいずれかの他の同様の機能のデバイスを含む。UE102はまた、当業者によって、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、無線端末、遠隔端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の適切な用語と呼ばれ得る。
【0013】
[0025]eNB106は、EPC110に接続される。EPC110は、モビリティ管理エンティティ(MME)112と、ホーム加入者サーバ(HSS)120と、他のMME114と、サービングゲートウェイ116と、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)ゲートウェイ124と、ブロードキャストマルチキャストサービスセンター(BM−SC)126と、パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ118と、を含む。MME112は、UE102とEPC110との間のシグナリングを処理する制御ノードである。概して、MME112は、ベアラおよび接続管理を提供する。すべてのユーザIPパケットがサービングゲートウェイ116を通じて転送され、それ自体は、PDNゲートウェイ118に接続される。PDNゲートウェイ118は、UE IPアドレス割り振りおよび他の機能を提供する。PDNゲートウェイ118およびBM−SC126は、IPサービス122に接続される。IPサービス122は、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、PSストリーミングサービス(PSS)、および/または他のIPサービスを含み得る。BM−SC126は、MBMSユーザサービス提供および引き渡しに関する機能を提供し得る。BM−SC126は、コンテンツプロバイダMBMS送信のためのエントリポイントとして働き得、PLMN内においてMBMSベアラサービスを認可および開始するために使用され得、および、MBMS送信をスケジューリングおよび引き渡すために使用され得る。MBMSゲートウェイ124は、特定のサービスをブロードキャストするマルチキャストブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)エリアに属するeNB(例えば、106、108)にMBMSトラフィックを配信するために使用され得、および、セッション管理(開始/停止)およびeMBMS関連課金情報を収集することを担い得る。
【0014】
[0026]一態様において、UE102は、LTEネットワークおよびミリメートル波(mmW)システムを介して信号を通信することが可能である。従って、UE102は、LTEリンクを通じてeNB106および/または他のeNB108と通信し得る。さらに、UE102は、mmWリンクを通じて(mmWシステム通信が可能な)接続ポイント(CP)または基地局(BS)またはmmW基地局(mmW−BS)と通信し得る。
【0015】
[0027]さらなる態様において、他のeNB108のうちの少なくとも1つは、LTEネットワークおよびmmWシステムを介して信号を通信することが可能であり得る。従って、eNB108は、LTE+mmWB eNBと呼ばれ得る。別の態様において、CP/BS/mmW−BS130は、LTEネットワークおよびmmWシステムを介して信号を通信することが可能であり得る。従って、CP/BS/mmW−BS130は、LTE+mmW CP/BSと呼ばれ得る。UE102は、LTEリンクを通じておよびmmWリンクを通じて他のeNB108と通信し得る。
【0016】
[0028]さらに別の態様において、他のeNB108は、LTEネットワークおよびmmWシステムを介して信号を通信することが可能であり得、他方、CP/BS130は、mmWシステムのみを介して信号を通信することが可能である。従って、LTEネットワークを介して他のeNB108にシグナリングすることができないCP/BS130は、mmWバックホールリンクを通じて他のeNB108と通信し得る。
【0017】
[0029]
図2は、LTEネットワークアーキテクチャにおけるアクセスネットワーク200の例を示した概略図である。この例では、アクセスネットワーク200は、幾つかのセルラー領域(セル)202に分割される。1つまたは複数のより低い電力クラスのeNB208は、セル202のうちの1つまたは複数と重複するセルラー領域210を有し得る。より低い電力クラスのeNB208は、フェムトセル(例えば、ホームeNB(HeNB))、ピコセル、ミクロセル、またはリモートラジオヘッド(RRH)であり得る。マクロeNB204は、各々のセル202に各々割り当てられ、セル202内のすべてのUE206のためにEPC110にアクセスポイントを提供するように構成される。アクセスネットワーク200のこの例では中央集中型コントローラは存在しないが、代替構成においては中央集中型コントローラが使用され得る。eNB204は、無線ベアラ制御と、アドミッション制御と、モビリティ制御と、スケジューリングと、セキュリティと、サービングゲートウェイ116への接続性と、を含むすべての無線関連機能を担う。eNBは、(セクタとも呼ばれる)1つまたは複数の(例えば、3つの)セルをサポートし得る。用語「セル」は、特定のカバレッジエリアにサービスを提供するeNBおよび/またはeNBサブシステムの最小のカバレッジエリアを意味することができる。さらに、用語「eNB」、「基地局」、および「セル」は、本明細書においては互換可能な形で使用され得る。
【0018】
[0030]一態様において、UE206は、LTEネットワークおよびミリメートル波(mmW)システムを介して信号を通信し得る。従って、UE206は、LTEリンクを通じてeNB204と通信し、mmWリンクを通じて(mmWシステム通信が可能な)CPまたはBS212と通信し得る。さらなる態様において、eNB204およびCP/BS/mmW−BS212は、LTEネットワークおよびmmWシステムを介して信号を通信し得る。従って、UE206は、(eNB204がmmWシステム通信が可能であるときには)LTEリンクおよびmmWリンクを通じてeNB204と通信し得、または、(CP/BS/mmW−BS212がLTEネットワーク通信が可能であるときには)mmWリンクおよびLTEリンクを通じてCP/BS212と通信し得る。さらに別の態様において、eNB204は、LTEネットワークおよびmmWシステムを介して信号を通信し、他方、CP/BS/mmW−BS212は、mmWシステムのみを介して信号を通信する。従って、LTEネットワークを介してeNB204にシグナリングすることができないCP/BS/mmW−BS212は、mmWバックホールリンクを通じてeNB204と通信し得る。
【0019】
[0031] アクセスネットワーク200によって使用される変調および多元接続方式は、展開されている特定の電気通信規格に依存して異なり得る。LTE適用例では、周波数分割複信(FDD)および時分割複信(TDD)の両方をサポートするためにDL上ではOFDMが使用され、UL上ではSC−FDMAが使用される。後続する詳細な説明から当業者が容易に認識することになるように、本明細書において提示される様々な概念はLTE適用例に好適である。しかしながら、これらの概念は、他の変調および多元接続技法を使用する他の電気通信規格に容易に拡張され得る。例として、これらの概念は、エボリューション−データ・オプティテマイズド(EV−DO:Evolution−Data Optimized)またはウルトラモバイルブロードバンド(UMB:Ultra Mobile Broadband)に拡張され得る。EV−DOおよびUMBは、規格のCDMA2000ファミリの一部として第3世代パートナーシッププロジェクト2(3GPP2)によって公布されたエアインタフェース規格であり、移動局にブロードバンドインターネットアクセスを提供するためにCDMAを使用する。これらの概念はまた、ワイドバンド−CDMA(W−CDMA(登録商標))およびTD−SCDMAのようなCDMAのその他の変形を使用するユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)、TDMAを使用するグローバル移動通信システム(GSM(登録商標))、および、OFDMAを使用する発展型UTRA(E−UTRA)、IEEE802.11(Wi−Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、およびFlash−OFDMに対して拡張され得る。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTEおよびGSMは、3GPP団体からの文書において記述される。CDMA2000およびUMBは、3GPP2団体からの文書において記述される。使用される実際の無線通信規格および多元接続技術は、特定の適用例およびシステムに対して課せられている全体的設計制約に依存する。
【0020】
[0032]eNB204は、MIMO技術をサポートする複数本のアンテナを有し得る。MIMO技術の使用は、eNB204が空間多重化、ビームフォーミング、および送信ダイバーシティをサポートするために空間領域を利用することを可能にする。空間多重化は、データの異なるストリームを同じ周波数で同時に送信するために使用され得る。データストリームは、データレートを増大させるために単一のUE206にまたは全体的システム容量を増大させるために複数のUE206に送信され得る。これは、各データストリームを空間的にプリコードし(すなわち、振幅および位相のスケーリングを適用し)、次に、DL上で複数本の送信アンテナを通じて各々の空間的にプリコードされたデータストリームを送信することによって達成される。空間的にプリコードされたデータストリームは、異なる空間シグナチャを有する状態でUE206に到達し、このことは、UE206の各々がそのUE206に向けられた1つまたは複数のデータストリームを復元することを可能にする。UL上では、各UE206は、空間的にプリコードされたデータストリームを送信し、このことは、eNB204が各々の空間的にプリコードされたデータストリームのソースを特定することを可能にする。
【0021】
[0033]空間多重化は、チャネル状態が良好であるときに概して使用される。チャネル状態がそれよりも好ましくないときは、送信エネルギーを1つまたは複数の方向に集中させるためにビームフォーミングが使用され得る。これは、複数本のアンテナを通じての送信のためにデータを空間的にプリコードすることによって達成される。セルの縁部で良好なカバレッジを達成するために、単一ストリームビームフォーミング送信が送信ダイバーシティと組み合わせて使用され得る。
【0022】
[0034]後続する詳細な説明において、アクセスネットワークの様々な態様が、DL上でOFDMをサポートするMIMOシステムに関連して説明される。OFDMは、OFDMシンボル内の幾つかのサブキャリアにわたってデータを変調する拡散スペクトル技法である。サブキャリアは、正確な周波数で間隔をあけて配置される。間隔をあけた配置は、受信機がサブキャリアからデータを復元することを可能にする「直交性」を提供する。時間領域において、OFDMシンボル間干渉に対処するためにガード間隔(例えば、サイクリックプリフィックス)が各OFDMシンボルに加えられ得る。ULは、高いピーク対平均電力比(PAPR)を補償するためにDFT拡散OFDM信号の形でSC−FDMAを使用し得る。
【0023】
[0035]
図3は、アクセスネットワークにおいてUE350と通信状態にある基地局310のブロック図である。基地局310は、例えば、LTEシステムのeNB、mmWシステムのCP/アクセスポイント/基地局、LTEシステムおよびmmWシステムを介して信号を通信することが可能なeNB、またはLTEシステムおよびmmWシステムを介して信号を通信することが可能なCP/アクセスポイント/基地局であり得る。UE350は、LTEシステムおよび/またはmmWシステムを介して信号を通信することが可能であり得る。DL上で、コアネットワークからの上層パケットがコントローラ/プロセッサ375に提供される。DL上で、コントローラ/プロセッサ375は、ヘッダ圧縮、符号化、パケットセグメンテーションと順序再設定、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間での多重化、および、様々な優先度メトリックに基づいたUE350への無線リソース割り振りを提供する。コントローラ/プロセッサ375はまた、HARQ動作、失われたパケットの再送信、および、UE350へのシグナリングを担う。
【0024】
[0036]送信(TX)プロセッサ316は、様々な信号処理機能を実装する。信号処理機能は、UE350における前方誤り訂正(FEC)を容易にするためのコーディングおよびインターリービングと、様々な変調方式(例えば、2位相偏移変調(BPSK)、直交位相偏移変調(QPSK)、M位相偏移変調(M−PSK)、M直交振幅変調(M−QAM))に基づいて信号点配置にマッピングすることと、を含む。コーディングおよび変調されたシンボルは、平行するストリームに分割される。各ストリームは、OFDMサブキャリアにマッピングされ、時間領域および/または周波数領域において基準信号(例えば、パイロット)と多重化され、次に、時間領域OFDMシンボルストリームを搬送する物理チャネルを生成するために逆高速フーリエ変換(IFFT)を使用してまとめて結合される。OFDMストリームは、複数の空間ストリームを生成するために空間的にプリコードされる。チャネル推定器374からのチャネル推定値は、コーディングおよび変調方式を決定するために、および空間的処理のために使用され得る。チャネル推定値は、UE350によって送信された基準信号および/またはチャネル状態フィードバックから導き出され得る。各空間ストリームは、別個の送信機318TXを介して異なるアンテナ320に提供され得る。各送信機318TXは、送信のために各々の空間ストリームとともにRFキャリアを変調し得る。
【0025】
[0037]UE350において、各受信機354RXは、その各々のアンテナ352を通じて信号を受信する。各受信機354RXは、RF搬送波上に変調された情報を復元し、受信(RX)プロセッサ356にその情報を提供する。RXプロセッサ356は、様々な信号処理機能を実装する。RXプロセッサ356は、UE350に向けられたあらゆる空間ストリームを復元するために情報に関する空間的処理を行い得る。複数の空間ストリームがUE350向けである場合は、それらは、RXプロセッサ356によって単一のOFDMシンボルストリームに結合され得る。次に、RXプロセッサ356は、高速フーリエ変換(FFT)を使用してOFDMシンボルストリームを時間領域から周波数領域に変換する。周波数領域信号は、OFDM信号の各サブキャリアに関して別々のOFDMシンボルストリームを備える。各サブキャリア上のシンボル、および基準信号は、基地局310によって送信された最も可能性が高い信号点配置点を決定することによって復元および復調される。これらのソフト決定(soft decision)は、チャネル推定器358によって計算されたチャネル推定値に基づき得る。次に、ソフト決定は、物理チャネル上で基地局310によって最初に送信されたデータおよび制御信号を復元するために復号およびデインターリーブされる。次に、データおよび制御信号は、コントローラ/プロセッサ359に提供される。
【0026】
[0038]コントローラ/プロセッサ359は、プログラムコードおよびデータを格納するメモリ660と関連させることができる。メモリ360は、コンピュータ可読媒体と呼ばれ得る。DL上において、コントローラ/プロセッサ359は、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間での多重化解除、パケットリアセンブリ、復号、ヘッダ圧縮解除、コアネットワークから上層パケットを復元するための制御信号処理を提供する。次に、上層パケットは、データシンク362に提供される。様々な制御信号もまたデータシンク362に提供され得る。コントローラ/プロセッサ359はまた、HARQ動作をサポートするための肯定応答(ACK)および/または否定応答(NACK)プロトコルを使用した誤り検出を担う。
【0027】
[0039]UL上において、コントローラ/プロセッサ359に上層パケットを提供するためにデータソース367が使用される。基地局310によるDL送信に関連して説明される機能と同様に、コントローラ/プロセッサ359は、基地局310による無線リソース割り振りに基づいてヘッダ圧縮、符号化、パケットセグメンテーションと順序再設定、および論理チャネルとトランスポートチャネルとの間での多重化を提供する。コントローラ/プロセッサ359はまた、HARQ動作、失われたパケットの再送信、およびeNB610へのシグナリングを担う。
【0028】
[0040]基地局310によって送信された基準信号またはフィードバックからチャネル推定器358によって導き出されたチャネル推定値は、該当するコーディングおよび変調方式を選択するために、および空間処理を容易にするためにTXプロセッサ368によって使用され得る。TXプロセッサ368によって生成された空間ストリームは、別々の送信機354TXを介して異なるアンテナ352に提供され得る。各送信機354TXは、送信のために各々の空間ストリームとともにRFキャリアを変調し得る。
【0029】
[0041]UL送信は、UE350における受信機機能に関連して説明される方法と同様のそれで基地局310において処理される。各受信機318RXは、それの各々のアンテナ320を通じて信号を受信する。各受信機318RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し、RXプロセッサ370にその情報を提供する。
[0042] コントローラ/プロセッサ375は、プログラムコードおよびデータを格納するメモリ376と関連されることができる。メモリ376は、コンピュータ可読媒体と呼ばれ得る。ULにおいて、制御/プロセッサ375は、UE350から上層パケットを復元するためにトランスポートチャネルと論理チャネルとの間での多重化解除、パケットリアセンブリ、復号、ヘッダ圧縮、制御信号処理を提供する。コントローラ/プロセッサ375はまた、HARQ動作をサポートするためのACKおよび/またはNACKプロトコルを使用した誤り検出を担う。
【0030】
[0043]
図4は、デバイス・ツー・デバイス通信システム400の概略図である。デバイス・ツー・デバイス通信システム400は、複数の無線デバイス404、406、408、410を含む。デバイス・ツー・デバイス通信システム400は、例えば、ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)のようなセルラー通信システムと重複し得る。無線デバイス404、406、408、410の一部は、DL/UL WWANスペクトルを使用してデバイス・ツー・デバイス通信でいっしょに通信し得、幾つかは、基地局402と通信し得、および、幾つかは、両方を行い得る。例えば、
図4において示されるように、無線デバイス408、410は、デバイス・ツー・デバイス通信状態にあり、無線デバイス404、406は、デバイス・ツー・デバイス通信状態にある。無線デバイス404、406はまた、基地局402と通信中である。
【0031】
[0044]以下において論じられる例示的な方法および装置は、例えば、IEEE802.11規格に基づくFlashLinQ、WiMedia、Bluetooth(登録商標)、ZigBee、またはWi−Fiに基づくワイヤレスデバイス・ツー・デバイス通信システムのような様々なワイヤレスデバイス・ツー・デバイス通信システムのうちのいずれにも適用可能である。議論を単純化するために、例示的な方法および装置は、LTEに関して論じられる。しかしながら、例示的な方法および装置は、様々な他のワイヤレスデバイス・ツー・デバイス通信システムに対してより概して適用可能であることを当業者は理解するであろう。
【0032】
[0045](mmWアクセスシステムとも呼ばれる)mmW通信システムは、キャリア波長が約数ミリメートルである超高周波数帯域(例えば、10.0GHz乃至300.0GHz)で動作し得る。そのようなmmW通信システムは、低周波数キャリアシステム(例えば、6.0GHz未満)と比較して非常に多数のアンテナが所定のエリアにおいてパックされることを可能にし得る。一態様において、mmW−BSとUEとの間でのmmW通信システムにおけるデータやり取りは、ビームフォーミング方式の使用を通じて達成され得る。例えば、ビームフォーミング方式は、複数のアンテナから累積されたアレイ利得を提供する物理的動機の(physically−motivated)指向性ステアリングを実行するための方法であり得る。
【0033】
[0046] mmW通信システムにおいてデータやり取りを開始するために、UEは、UEの近傍におけるすべてのmmW−BSを発見することおよび信号品質または他のUE固有の考慮事項に基づいてmmW−BSと関連させることが必要になり得る。一態様において、UEとmmW−BSとの間での(同期化プロシージャまたはビーム探索プロシージャとも呼ばれる)関連付けプロシージャは、プライマリ同期信号(PSS)およびセカンダリ同期信号(SSS)のような適切に定義された信号の組を有する、ランダムアクセスチャネル(RACH)のような特定のチャネル上で送信するUEによって達成され得る。例えば、UEとmmW−BSとの間での同期化プロセスは、UEがセルフレームタイミング、キャリア周波数オフセット、OFDMシンボルタイミング、および/またはセルidのような対象となる情報を得ることを可能にし得る。
【0034】
[0047]低周波数通信システム(例えば、LTEワイヤレス通信システム)では、RACHプロセスで使用される信号は固定されており、物理的環境と関係を有さないまたは依存しない。しかしながら、mmWワイヤレス通信システムでは、シグナリングの指向性性質は、UEとmmW−BSとの間のRACHチャネル上で指向性ランダムアクセスプロシージャが実行されることを要求し得る。例えば、mmW−BSは、マスタ情報ブロック(MIB)を通じて予め定義されたビーム方向に対応するセクタ/ビームフォーミングベクタインデックスを送信し得る。UEは、UEがビームを送信または受信するための好ましい方向を決定するときにアップリンク上でRACH信号を送信し得る。
【0035】
[0048]一態様において、mmW通信システムにおけるmmW−BSおよびUEは、(非対称的能力とも呼ばれる)異なる能力を有し得る。例えば、mmW−BSおよびUEは、異なる本数のアンテナ、異なる数のアンテナサブアレイ、異なるタイプのサブアレイ(線形、平面、等)、異なるビームフォーマアーキテクチャタイプ(例えば、デジタル、アナログ/RF、ハイブリッド)、および/または異なる送信電力を有し得る。以下において論じられるように、mmW−BSとUEとの間の能力のそのような差は、ランダムアクセスプロシージャを効率的に実装するために利用され得る。
【0036】
[0049]別の態様において、第1のUE(例えば、無線デバイス404)および第2のUE(例えば、無線デバイス406)は、mmWシステムにおけるデバイス・ツー・デバイス通信のために構成され得、および、異なる能力を有し得る。例えば、第1のUEおよび第2のUEは、異なる本数のアンテナ、異なる数のアンテナサブアレイ、異なるタイプのサブアレイ(線形、平面、等)、異なるビームフォーマアーキテクチャタイプ(例えば、デジタル、アナログ/RF、ハイブリッド)、および/または異なる送信電力を有し得る。第1のUEと第2のUEとの間の能力のそのような差は、第1のUEと第2のUEとの間でRACHプロシージャを効率的に実装するために利用され得る。
【0037】
[0050]
図5は、mmW通信システム500の例を示した概略図である。mmW通信システム500は、UE502と、mmW−BS504と、を含む。一態様において、UE502およびmmW−BS504は、通信リンクを確立するために同期化プロシージャおよび発見を実行し得る。例えば、UE502およびmmW−BS504は、表面522から反射する経路506に沿って通信リンクを確立し得る。
【0038】
[0051]一態様において、UE502および/またはmmW−BS504は、同期化プロシージャを容易にし得る1つまたは複数のビームフォーミング能力を有し得る。一態様において、ビームフォーミング能力は、mmW通信システム500における1つのデバイスがmmW通信システム500における別のデバイスよりも多くの本数のアンテナを有することであり得る。例えば、mmW−BS504は、UE502よりも多くの本数のアンテナを有し得る。UE502とmmW−BS504との間でのアンテナの本数のこの差は、mmW−BS504が、ビームの各々の方向を学習するためにUE502よりも多くのタイムスロット内の方向および/またはセクタを通じてスキャンすることを可能にし得る。例えば、mmW−BS504は、UE502が所定のタイムスロットにおいてその可能なビームフォーミング角度(例えば、ビーム516、518、および/または520に対応する角度)の各々をスキャンすることができるよりも高速でその可能なビームフォーミング角度(例えば、ビーム508、510、および/または512に対応する角度)の各々をスキャンするためにそのより多い本数のアンテナを使用し得る。
【0039】
[0052]一態様において、ビームフォーミング能力は、アナログビームフォーミング能力であり得る。例えば、mmW−BS504は、mmW−BS504が一度に1つの利用可能なRFチェーンを通じて単一のビーム(例えば、経路506に沿ったビーム512)を送信することを可能にし得るアナログビームフォーミング能力を有し得る。用語RFチェーンは、モデムの送信側に言及するときには電力増幅器、デジタル−アナログ変換器、およびミキサの組み合わせ、モデムの受信機側に言及するときには低雑音増幅器、デミキサ、およびアナログ−デジタル変換器の組み合わせ、を意味する。一態様において、ビームフォーミング能力は、デジタルビームフォーミング能力であり得る。例えば、mmW−BS504は、アンテナの本数と同じ数のRFチェーンに対応するデジタルビームフォーミング能力を有し得、それは、mmW−BS504が各ビームのピーク利得を犠牲にして複数の方向に電磁エネルギーを放出することによって複数のビーム(例えば、ビーム510および512)を同時に送信することを可能にし得る。一態様において、ビームフォーミング能力は、ハイブリッドビームフォーミング能力であり得る。一態様において、ハイブリッドビームフォーミング能力は、複数のRFチェーンを含めるようにデバイスを構成することによって達成され得、ここで、複数のRFチェーンの数は、デバイスのアンテナの本数よりも少ない。例えば、mmW−BS504は、mmW−BS504のRFチェーンの各々からビームを送信することによってハイブリッドビームフォーミング能力を適用し得る。一態様において、UEにおけるビームフォーミング能力は、複数のアンテナサブアレイの利用可能性であり得る。例えば、UE502は、ビームの経路を誤って遮断し得るユーザの手、指、または体のようなRF障害物を克服するために複数のアンテナサブアレイを有し得る。このサブアレイダイバーシティは、UE502がアンテナサブアレイの各々からのビームを異なる方向(例えば、ビーム518および520の各々の方向)に送信することを可能にする。
【0040】
[0053]一態様において、UE502は、N本の数のアンテナを有し得、および、mmW−BS504は、NK本の数のアンテナを有し得、ここで、K>1である。そのような態様において、mmW−BS504は、UE502よりも係数Kだけ多くの本数のアンテナを有するという点でビームフォーミング能力を有する。従って、mmW−BS504は、所定の期間の間にUE502よりも多くの方向にわたってビームを探索し得る。別の態様において、mmW−BS504は、N
Bの数のセクタをスキャンし得、および、UE502は、N
Uの数のセクタをスキャンし得、ここで、N
B>N
Uである。
【0041】
[0054]一態様において、UE502は、UE502に関連するビームフォーミング能力情報および/またはmmW−BS504に関連するビームフォーミング能力情報に基づいてビーム探索プロシージャおよびUE502とmmW−BS504との間の適切なシグナリングフレームワークを決定し得る。一態様において、UE502およびmmW−BS504は、mmW帯域外でビームフォーミング能力情報をやり取りし得る。例えば、mmW−504がデジタルビームフォーミング能力を有するかまたはUE502が多アンテナサブアレイ能力を有するかに依存してビーム探索プロシージャ(例えば、RACHプロセス)のための2つの異なるフレーム構造がUE502によって利用可能であり得る。そのような例において、UE502は、mmW−BS504のデジタルビームフォーミング能力が利用されるか(例えば、ビットが「1」に設定される)またはmmW−BS504のデジタルビームフォーミング能力が利用されないか(例えば、ビットが「0」に設定される)をUE502が決定するのを可能にするビットをmmW−BS504から受信し得る。第1のシナリオにおいて、ビットが「1」に設定されている場合は、mmW−BS504は、そのデジタルビームフォーマを使用して方向iおよびjに沿って同時にビームフォーミング(例えば、同時に複数のビームを送信または受信)し得る。第2のシナリオにおいて、ビットが「0」に設定されている場合は、mmW−BS504は、最初に方向iに沿って、次に方向jに沿って、ビームフォーミング(例えば、一度に単一のビームを送信または受信)し得る。一態様において、これらのシナリオのいずれにおいても、UE502は、mmW−BS504の能力を知らないことがあり得、RACHプロセスを完了させるためにすべてのその方向に沿ってビームフォーミングし得る。一態様において、UE502が多サブアレイ能力を有する場合、UE502は、RACHプロセスを完了させるために要求される時間を短縮するために2つの異なる方向に沿ってビームフォーミングし得る。
【0042】
[0055]
図6は、UE502およびmmW−BS504のスキャン動作に関するフレーム構造例600を示した概略図である。
図6の態様において、UE502およびmmW−BS504は、単一のRFチェーンを各々有し得る。
図6において示されるように、UE502は、幾つかのタイムスロット(例えば、スロット1 602、スロット2 604、...、スロットP 606)の各々の間に単一の方向(例えば、方向「D
1」にビームを送信し得る。
図6においてさらに示されるように、mmW−BS504は、UE502からのビームのための最良の経路を決定するために対応するタイムスロット(例えば、スロット1 602、スロット2 604、...、スロットP 606)の各々の間にそのPの数の可能な方向(例えば、方向「D
1」乃至「D
P」)の各々をスキャンし得る。例えば、タイムスロット(例えば、スロット1 602、スロット2 604、...、スロットP 606)の各々は、同じ継続時間を有し得る。そのような例において、
図6におけるスキャン期間1の継続時間は、mmW−BS504がそのPの方向の各々をスキャンするために要求されるPのタイムスロットの合計に相当し得る。
【0043】
[0056]UE502は、引き続き別の方向(例えば、方向「D
2」)にビームを送信し得、他方、mmW−BS504は、UE502からのビームのための最良の経路を決定するためにそのPの数の可能な方向の各々をスキャンする。
図6において示されるように、UE502は、幾つかのタイムスロット(例えば、スロット1 608、スロット2 610、...、スロットP 612)の各々の間に単一の方向(例えば、方向「D
2」)にビームを送信し得る。
図6においてさらに示されるように、mmW−BS504は、UE502からのビームのための最良の経路を決定するために対応するタイムスロット(例えば、スロット1 608、スロット2 610、...、スロットP 612)の各々の間にそのPの数の可能な方向(例えば、方向「D
1」乃至「D
P」)の各々をスキャンし得る。例えば、タイムスロット(例えば、スロット1 608、スロット2 610、...、スロットP 612)の各々は、同じ継続時間を有し得る。そのような例において、
図6におけるスキャン期間2の継続時間は、mmW−BS504がそのPの方向の各々をスキャンするために要求されるPのタイムスロットの合計に相当し得る。
【0044】
[0057]UE502は、
図6のスキャン期間1および2に関して前述された送信と同様の方法でUの数の可能な方向のうちの最後の方向にビームを送信し得る。例えば、UE502は、対応するタイムスロット(例えば、スロット1 614、スロット2 616、...、スロットP 618)の各々の間にその可能な方向のうちの最後の方向(例えば、方向「D
U」)にビームを送信し得る。
図6においてさらに示されるように、mmW−BS504は、UE502からのビームのための最良の経路を決定するために対応するタイムスロット(例えば、スロット1 614、スロット2 616、...、スロットP 618)の各々の間にそのPの数の可能な方向(例えば、方向「D
1」乃至「D
P」)の各々をスキャンし得る。例えば、タイムスロット(例えば、スロット1 614、スロット2 616、...、スロットP 618)の各々は、同じ継続時間を有し得る。そのような例において、
図6におけるスキャン期間Uの継続時間は、mmW−BS504がそのPの方向の各々をスキャンするために要求されるPのタイムスロットの合計に相当し得る。
【0045】
[0058]
図7は、UE502およびmmW−BS504のスキャン動作に関するフレーム構造例700を示した概略図である。
図7の態様において、UE502およびmmW−BS504は、単一のRFチェーンを各々有し得る。
図7において示されるように、mmW−BS504は、幾つかのタイムスロット(例えば、スロット1 702、スロット2 704、...、スロットU 706)の各々の間に単一の方向(例えば、方向「D
1」)にビームを送信し得る。
図7においてさらに示されるように、UE502は、mmW−BS504からのビームのための最良の経路を決定するために対応するタイムスロット(例えば、スロット1 702、スロット2 704、...、スロットU 706)の各々の間にそのUの数の可能な方向(例えば、方向「D
1」乃至「D
U」)の各々をスキャンし得る。例えば、タイムスロット(例えば、スロット1 702、スロット2 704、...、スロットU 706)の各々は、同じ継続時間を有し得る。そのような例において、
図7におけるスキャン期間1の継続時間は、UE502がそのUの方向の各々をスキャンするために要求されるUのタイムスロットの合計に相当し得る。
【0046】
[0059]mmW−BS504は、引き続き別の方向(例えば、方向「D
2」)にビームを送信し得、他方、UE502は、mmW−BS504からのビームのための最良の経路を決定するためにそのUの数の可能な方向の各々をスキャンする。
図7において示されるように、mmW−BS504は、幾つかのタイムスロット(例えば、スロット1 708、スロット2 710、...、スロットU 712)の各々の間に単一の方向(例えば、方向「D2」)にビームを送信し得る。
図7においてさらに示されるように、UE502は、mmW−BS504からのビームのための最良の経路を決定するために対応するタイムスロット(例えば、スロット1 708、スロット2 710、...、スロットU 712)の各々の間にそのUの数の可能な方向(例えば、方向「D
1」乃至「D
U」)の各々をスキャンし得る。例えば、タイムスロット(例えば、スロット1 708、スロット2 710、...、スロットU 712)の各々は、同じ継続時間を有し得る。そのような例において、
図7におけるスキャン期間2の継続時間は、UE502がそのUの方向の各々をスキャンするために要求されるUのタイムスロットの合計に相当し得る。
【0047】
[0060]mmW−BS504は、
図7のスキャン期間1および2に関して前述された送信と同様の方法でそのPの数の可能な方向のうちの最後の方向にビームを送信し得る。例えば、mmW−BS504は、対応するタイムスロット(例えば、スロット1 714、スロット2 716、...、スロットU 718)の各々の間にその可能な方向のうちの最後の方向(例えば、方向「D
P」)にビームを送信し得る。
図7においてさらに示されるように、UE502は、mmW−BS504からのビームのための最良の経路を決定するために対応するタイムスロット(例えば、スロット1 714、スロット2 716、...、スロットU 718)の各々の間にそのUの数の可能な方向(例えば、方向「D
1」乃至「D
U」)の各々をスキャンし得る。例えば、タイムスロット(例えば、スロット1 714、スロット2 716、...、スロットU 718)の各々は、同じ継続時間を有し得る。そのような例において、
図7におけるスキャン期間Pの継続時間は、UE502がそのUの方向の各々をスキャンするために要求されるUのタイムスロットの合計に相当し得る。
【0048】
[0061]一態様において、mmW−BS504のRFビーム切り換え速度がUE502のRFビーム切り換え速度よりも速いシナリオでは
図6におけるフレーム構造600が
図7におけるフレーム構造700よりも優先され得る。代替として、UE502のRFビーム切り換え速度がmmW−BS504のRFビーム切り換え速度よりも速いシナリオでは
図7におけるフレーム構造700が
図6におけるフレーム構造600よりも優先され得る。
【0049】
[0062]
図8は、UE502およびmmW−BS504に関するスキャン動作例を示したフレーム構造800である。
図8の一態様において、UE502は、複数のアンテナサブアレイ(例えば、2つのアンテナサブアレイ)を有し得、および、mmW−BS504は、単一のRFチェーンを有し得る。従って、UE502の複数のアンテナサブアレイは、UE502が1つのタイムスロットにおいて複数のビームを同時に送信することを可能にし得る。
図8の例において、UE502は、UE502が1つのタイムスロットにおいて2つの異なる方向に2つのビームを同時に送信することを可能にする2つのアンテナサブアレイによって構成され得る。例えば、UE502から送信された各ビームは、対応するアップリンクRACH信号を含み得る。
【0050】
[0063]
図8において示されるように、UE502は、幾つかのタイムスロット(例えば、スロット1 802、スロット2 804、...、スロットP 806)の各々の間に2つの異なる方向に2つのビーム(例えば、方向「D
1」に第1のビームおよび方向「D
2」に第2のビーム)を同時に送信し得る。
図8においてさらに示されるように、mmW−BS504は、UE502からのビームのための最良の経路を決定するために対応するタイムスロット(例えば、スロット1 802、スロット2 804、...、スロットP 806)の各々の間にそのPの数の可能な方向(例えば、方向「D
1」乃至「D
P」)の各々をスキャンし得る。例えば、タイムスロットの各々は、同じ継続時間を有し得る。そのような例において、
図8におけるスキャン期間1の継続時間は、mmW−BS504がそのPの方向の各々をスキャンするために要求されるPのタイムスロットの合計に相当し得る。従って、ビームフォーミング能力は、UEが次の組の方向(例えば、「D
3」および「D
4」)に関してビームを送信するのをいつ開始すべきかを決定するためにmmW−BSのスキャン期間の長さの指示を含み得る。
【0051】
[0064]次に、UE502は、2つの他の方向に2つのビーム(例えば、方向「D
3」に第3のビームおよび方向「D
4」に第4のビーム)を同時に送信し得、他方、mmW−BS504は、UE502からのビームのための最良の経路を決定するためにそのPの数の可能な方向の各々をスキャンする。
図8において示されるように、UE502は、幾つかのタイムスロット(例えば、スロット1 808、スロット2 810、...、スロットP 812)の各々の間に異なる方向(例えば、方向「D
3」および方向「D
4」)に2つのビームを同時に送信し得る。
図8においてさらに示されるように、mmW−BS504は、UE502からのビームのための最良の経路を決定するために対応するタイムスロット(例えば、スロット1 808、スロット2 810、...、スロットP 812)の各々の間にそのPの数の可能な方向(例えば、方向「D
1」乃至「D
P」)の各々をスキャンし得る。例えば、タイムスロットの各々は、同じ継続時間を有し得る。そのような例において、
図8におけるスキャン期間2の継続時間は、mmW−BS504がそのPの方向の各々をスキャンするために要求されるPのタイムスロットの継続時間に相当し得る。
【0052】
[0065]UE502は、
図8のスキャン期間1および2に関して前述された送信と同様の方法でそのUの数の可能な方向のうちの最後の2つの方向にビームを送信し得る。例えば、UE502は、対応するタイムスロット(例えば、スロット1 814、スロット2 816、...、スロットP 818)の各々の間にその可能な方向のうちの最後の方向(例えば、方向「D
U−1」および「D
U」)にビームを同時に送信し得る。
図8においてさらに示されるように、mmW−BS504は、UE502からのビームのための最良の経路を決定するために対応するタイムスロット(例えば、スロット1 814、スロット2 816、...、スロットP 818)の各々の間にそのPの数の可能な方向(例えば、方向「D
1」乃至「D
P」)の各々をスキャンし得る。例えば、タイムスロットの各々は、同じ継続時間を有し得る。そのような例において、
図8におけるスキャン期間U/2の継続時間は、mmW−BS504がそのPの方向の各々をスキャンするために要求されるPのタイムスロットの合計に相当し得る。
【0053】
[0066]
図8の態様において、(遮断される可能性が最も高いアンテナサブアレイに関して)より頻繁に使用されるUE502のアンテナサブアレイに対応するためにアップリンクRACH信号の構造を整合させることによって、mmW−BS504からUE502へのリンクは最低の損失でおよびより高い確率で確立され得るため、同期化プロシージャを完了させるために要求される時間は短縮され得る。
【0054】
[0067]
図9は、UE502およびmmW−BS504に関するスキャン動作例を示したフレーム構造900である。一態様において、mmW−BS504は、NKの数のRFチェーンを有するデジタルビームフォーミング能力を有し得、および、UE502は、1つのRFチェーン(例えば、UE502は、アナログ/RFビームフォーマを有する)または多くても2つのRFチェーン(例えば、UE502は、ハイブリッドビームフォーマを有する)を有し得る。
図9の構成例において、mmW−BS504は、mmW−BS504が1つのタイムスロットにおいて2つの異なる方向に2つのビームを同時に送信することを可能にする2つのRFチェーンを有するデジタルビームフォーミング能力を有する。
【0055】
[0068]
図9において示されるように、mmW−BS504は、幾つかのタイムスロット(例えば、スロット1 902、スロット2 904、...、スロットP 906)の各々の間に2つの異なる方向に2つのビーム(例えば、方向「D
1」に第1のビームおよび方向「D
2」に第2のビーム)を同時に送信し得る。
図9においてさらに示されるように、UE502は、mmW−BS504からのビームのための最良の経路を決定するために対応するタイムスロット(例えば、スロット1 902、スロット2 904、...、スロットU 906)の各々の間にそのUの数の可能な方向(例えば、方向「D
1」乃至「D
U」)の各々をスキャンし得る。例えば、タイムスロットの各々は、同じ継続時間を有し得る。そのような例において、
図9におけるスキャン期間1の継続時間は、UE502がそのUの方向の各々をスキャンするために要求されるUのタイムスロットの合計に相当し得る。従って、ビームフォーミング能力は、mmW−BSが次の組の方向(例えば、「D
3」および「D
4」)に関してビームを送信するのをいつ開始すべきかを決定するためにUEのスキャン期間の長さの指示を含み得る。
【0056】
[0069]次に、mmW−BS504は、2つの他の方向に2つのビーム(例えば、方向「D
3」に第3のビームおよび方向「D
4」に第4のビーム)を同時に送信し得、他方、UE502は、mmW−BS504からのビームのための最良の経路を決定するためにそのUの数の可能な方向の各々をスキャンする。
図9において示されるように、mmW−BS504は、幾つかのタイムスロット(例えば、スロット1 908、スロット2 910、...、スロットU 912)の各々の間に異なる方向(例えば、方向「D
3」および方向「D
4」)に2つのビームを同時に送信し得る。
図9においてさらに示されるように、UE502は、mmW−BS504からのビームのための最良の経路を決定するために対応するタイムスロット(例えば、スロット1 908、スロット2 910、...、スロットP 912)の各々の間にそのUの数の可能な方向(例えば、方向「D
1」乃至「D
U」)の各々をスキャンし得る。例えば、タイムスロットの各々は、同じ継続時間を有し得る。そのような例において、
図9におけるスキャン期間2の継続時間は、UE502がそのUの方向の各々をスキャンするために要求されるUのタイムスロットの継続時間に相当し得る。
【0057】
[0070]mmW−BS504は、
図9のスキャン期間1および2に関して前述された送信と同様の方法でそのPの数の可能な方向のうちの最後の2つの方向にビームを送信し得る。例えば、mmW−BS504は、対応するタイムスロット(例えば、スロット1 914、スロット2 916、...、スロットU 918)の各々の間にその可能な方向のうちの最後の方向(例えば、方向「D
P−1」および「D
P」)に2つのビームを同時に送信し得る。
図9においてさらに示されるように、UE502は、mmW−BS504からのビームのための最良の経路を決定するために対応するタイムスロット(例えば、スロット1 914、スロット2 916、...、スロットP 918)の各々の間にそのUの数の可能な方向(例えば、方向「D
1」乃至「D
U」)の各々をスキャンし得る。例えば、タイムスロットの各々は、同じ継続時間を有し得る。そのような例において、
図9におけるスキャン期間P/2の継続時間は、UE502がそのUの方向の各々をスキャンするために要求されるUのタイムスロットの合計に相当し得る。
【0058】
[0071]
図6および
図8に関連し、1つのRFチェーンによって構成されたUE502は、4つの可能な方向(例えば、U=4)にビームを送信し、UE502のすべての4つの方向(例えば、「D
1」乃至「D
4」)を網羅するために4つのスキャン期間(1つの方向当たり1つのスキャン期間)が要求されることが認識されることができる。しかしながら、
図8の態様において、2つのアンテナサブアレイによって構成されたUE502が4つの可能な方向(例えば、U=4)にビームを送信するときには、UE502のすべての4つの方向(例えば、「D
1」乃至「D
4」)を網羅するために2つのスキャン期間(2つの方向当たり1つのスキャン期間)が要求される。従って、
図6および
図8におけるタイムスロットが、継続時間が等しくなるように構成される場合、
図8の態様におけるスキャン動作は、UE502のすべての可能な方向をスキャンするために
図6の態様において要求されるスキャン期間の数の半数を要求することになる。
【0059】
[0072]
図7および
図9に関連し、
図9の態様におけるmmW−BS504の複数のRFチェーンは、mmW−BS504が複数の方向を同時に探索することを可能にするため、それらの複数のRFチェーンは、同期化プロシージャを実行するために要求される時間を短縮し得ることが認識されることができる。例えば、
図7の態様において、1つのRFチェーンによって構成されたmmW−BS504が4つの可能な方向(例えば、P=4)にビームを送信するときには、mmW−BS504のすべての4つの方向(例えば、方向「D
1」乃至「D
4」)を網羅するために4つのスキャン期間(1つの方向当たり1つのスキャン期間)が要求される。しかしながら、
図9の態様において、2つのRFチェーンによって構成されたmmW−BS504が4つの可能な方向(例えば、P=4)にビームを送信するときには、mmW−BS504のすべての4つの方向(例えば、「D
1」乃至「D
4」)を網羅するために2つのスキャン期間(2つの方向当たり1つのスキャン期間)が要求される。従って、
図7および
図9におけるタイムスロットが、継続時間が等しくなるように構成される場合、
図9の態様におけるスキャン動作は、mmW−BS504のすべての可能な方向をスキャンするために
図7の態様において要求されるスキャン期間の数の半数を要求することになる。
【0060】
[0073]
図10は、UE502およびmmW−BS504に関するスキャン動作例を示したフレーム構造1000である。
図10の構成において、UE502は、複数のアンテナサブアレイを有し得、および、mmW−BS504は、
デジタルビームフォーミング能力を有し得る。
図10において示されるように、mmW−BS504は、スキャン期間の対応するタイムスロット(例えば、スロット1 1002、スロット2 1004、...、スロットU/2 1006)の各々の間に2つの異なる方向に2つのビーム(例えば、方向「D
1」に第1のビームおよび方向「D
2」に第2のビーム)を同時に送信することによってPの数の可能な方向(例えば、方向「D
1」乃至「D
P」)にビームを送信し得る。
図10においてさらに示されるように、UE502は、mmW−BS504からのビームのための最良の経路を決定するために対応するタイムスロット(例えば、スロット1 1002、スロット2 1004、...、スロットU/2 1006)の各々の間にそのUの数の可能な方向のうちの2つの異なる方向(例えば、第1のタイムスロットにおける方向「D
1」と方向「D
2」、第2のタイムスロットにおける方向「D
3」と方向「D
4」、など)をスキャンし得る。例えば、タイムスロットの各々は、同じ継続時間を有し得る。そのような例において、
図10におけるスキャン期間1の継続時間は、mmW−BS504がそのPの方向の各々に関してビームを送信するために要求されるU/2のタイムスロットの合計に相当し得る。
【0061】
[0074]
図10においてさらに示されるように、mmW−BS504は、対応するタイムスロット(例えば、スロット1 1008、スロット2 1010、...、スロットU/2 1012)の各々の間に2つの異なる方向に2つのビーム(例えば、方向「D
3」に第1のビームおよび方向「D
4」に第2のビーム)を同時に送信し得る。
図10においてさらに示されるように、UE502は、mmW−BS504からのビームのための最良の経路を決定するために対応するタイムスロット(例えば、スロット1 1008、スロット2 1010、...、スロットU/2 1012)の各々の間にそのUの数の可能な方向のうちの2つの異なる方向(例えば、第1のタイムスロットにおける方向「D
1」と方向「D
2」、第2のタイムスロットにおける方向「D
3」と方向「D
4」、など)をスキャンし得る。例えば、タイムスロットの各々は、同じ継続時間を有し得る。そのような例において、
図10におけるスキャン期間2の継続時間は、mmW−BS504がそのPの方向の各々に関してビームを送信するために要求されるU/2のタイムスロットの合計に相当し得る。
【0062】
[0075]
図10において示されるように、mmW−BS504は、対応するタイムスロット(例えば、スロット1 1014、スロット2 1016、...、スロットU/2 1016)の各々の間に2つの異なる方向に2つのビーム(例えば、方向「D
P−1」に第1のビームおよび方向「D
P」に第2のビーム)を同時に送信することによってそのPの数の可能な方向のうちの各方向にビームを送信し得る。
図10においてさらに示されるように、UE502は、mmW−BS504からのビームのための最良の経路を決定するために対応するタイムスロット(例えば、スロット1 1014、スロット2 1016、...、スロットU/2 1018)の各々の間にそのUの数の可能な方向のうちの2つの異なる方向(例えば、第1のタイムスロットにおける方向「D
1」と方向「D
2」、第2のタイムスロットにおける方向「D
3」と方向「D
4」、など)をスキャンし得る。例えば、タイムスロットの各々は、同じ継続時間を有し得る。そのような例において、
図10におけるスキャン期間P/2の継続時間は、UE502がそのUの方向の各々をスキャンするために要求されるU/2のタイムスロットの合計に相当し得る。
【0063】
[0076]一態様において、mmW−BS504またはUE502における任意の能力とは無関係に、一旦UE502が最良ビーム(例えば、mmW−BS504に関するビームiおよびUE502に関するビームj)を決定すると、UE502は、RACHを通じてmmW−BS504にこの情報をシグナリングし得る。
【0064】
[0077]一態様において、フレーム構造1000は、他のUEよりも優れた信号品質という利益を有するUE(例えば、UE502)に関する最初の発見プロセスにおけるレーテンシーを大幅に短縮するように再構成され得る。例えば、より優れた信号品質という利益を有するそのようなUEは、セルのほぼ中央に所在され得、他方、他のUEは、セルの縁部に所在される。そのような態様において、N
Bのセクタの部分組は、mmW−BS504において順次に整合され得、これらのセクタのうちの1つに関してUE502からのRACHによって後続される(必要な場合)。関係するユーザに関するビームフォーミングシグナリングのための最も可能性が高い方向として第1の部分組を適宜選択することによって、最初の発見プロセスにおけるレーテンシーが高い確率で大幅に短縮されることができる。
【0065】
[0078]
図11は、ワイヤレス通信の方法のフローチャート1100である。方法は、UE(例えば、UE502、装置1202/1202’)によって実行され得る。
図11において点線で示されるブロック(例えば、ブロック1104、1106、および1112)は、任意選択のブロックを表すことが注記されるべきである。
【0066】
[0079]ブロック1102において、UEは、少なくともデジタル、アナログ、またはハイブリッドビームフォーミング能力のうちの1つを示すビームフォーミング能力情報を受信し、ビームフォーミング能力は、mmW−BSに関連する。例えば、
図5に関連し、ビームフォーミング情報は、mmW−BS504から受信され得、および、mmW−BS504の少なくともデジタル、アナログ、またはハイブリッドビームフォーミング能力のうちの1つを示す情報を受信し得る。別の例として、ビームフォーミング情報は、mmW−BS504の(アンテナ切り換え速度とも呼ばれる)RFビーム切り換え速度を示す情報を含み得る。
【0067】
[0080]ブロック1104において、UEは、mmW−BSにUEに関連するビームフォーミング能力情報を送信する。一態様において、UEに関連するビームフォーミング能力情報は、UEが複数のアンテナサブアレイを含むことを示す。一態様において、UEに関連するビームフォーミング能力情報は、アンテナの本数、アンテナサブアレイの数、サブアレイのタイプ(線形、平面、等)、ビームフォーマアーキテクチャタイプ(例えば、デジタル、アナログ/RF、ハイブリッド)、および/または送信電力を示し得る。別の態様において、ビームフォーミング能力情報は、UEの(アンテナ切り換え速度とも呼ばれる)RFビーム切り換え速度を示す。
【0068】
[0081]ブロック1106において、UEは、mmW−BSに関連するビームフォーミング能力情報および/またはUEに関連するビームフォーミング能力情報に基づいて好ましいスキャンされたビームを通じてビーム情報を搬送するためにビーム探索プロシージャおよびUEとmmW−BSとの間の適切なシグナリングフレームワークを決定する。例えば、UE502が複数のアンテナサブアレイを有し、mmW−BS504がアナログビームフォーミング能力およびUE502よりも高速のアンテナ切り換えを有する場合、UE502は、スキャンを完了させるために要求される時間を短縮するためにUE502およびmmW−BS504の能力を利用するために
図8のビーム探索プロシージャを適用することを決定し得る。別の例として、UE502が複数のアンテナサブアレイを有し、mmW−BS504がデジタルビームフォーミング能力情報を有する場合、UEは、スキャンを完了させるために要求される時間を短縮するためにUE502およびmmW−BS504の能力を利用するために
図10のビーム探索プロシージャを適用することを決定し得る。
【0069】
[0082]ブロック1108において、UEは、ビームフォーミング能力情報に基づいて、UEのMの受信ビーム方向の各々に関してmmW−BSからのNの送信ビームをスキャンする。一態様において、UEによるスキャンは、Nの送信ビームに関するアンテナ
重みおよび/または位相および振幅を設定することを含む。一態様において、Nの送信ビームをスキャンすることは、タイムスロットにおいて複数のアンテナサブアレイを使用してNの送信ビームをスキャンすることを備える。一態様において、UEによりスキャンすることは、UEに関連するビームフォーミング能力情報にさらに基づく。一態様において、UEによりスキャンすることは、決定されたビーム探索プロシージャにより実行される。
【0070】
[0083]ブロック1110において、UEは、Nの送信ビームの中から1つまたは複数の好ましいスキャンされたビームを決定する。一態様において、UEは、スキャンされたビームの信号品質をしきい値と比較することによって1つまたは複数の好ましいスキャンされたビームを決定する。
【0071】
[0084]ブロック1112において、UEは、mmW−BSに好ましい1つまたは複数のスキャンされたビームを示す情報を送信する。
【0072】
[0085]最後に、ブロック1114において、UEは、好ましい1つまたは複数のスキャンされたビームに基づいてmmW−BSとワイヤレス通信リンクを確立する。
【0073】
[0086]
図12は、例示的な装置1202における異なるモジュール/手段/コンポーネント間でのデータフローを示した概念的なデータフロー
図1200である。装置は、UEであり得る。装置は、少なくともデジタル、アナログ、またはハイブリッドビームフォーミング能力のうちの1つを示すビームフォーミング能力情報を受信するモジュール1204、ビームフォーミング能力はmmW−BSに関連する、と、mmW−BSに関連するビームフォーミング能力情報又はUEに関連するビームフォーミング能力情報のうちの少なくとも1つに基づいて好ましいスキャンされたビームを通じてビーム情報を搬送するためにビーム探索プロシージャおよびUEとmmW−BSとの間の適切なシグナリングフレームワークを決定するモジュール1206と、ビームフォーミング能力情報に基づいて、UEのMの受信ビーム方向の各々に関してmmW−BSからのNの送信ビームをスキャンするモジュール1208と、Nの送信ビームの中から1つまたは複数の好ましいスキャンされたビームを決定するモジュール1210と、好ましい1つまたは複数のスキャンされたビームに基づいてmmW−BSとワイヤレス通信を確立するモジュール1212と、mmW−BSにUEに関連するビームフォーミング能力情報を送信するモジュール1214、ここにおいて、スキャンは、UEに関連するビームフォーミング能力情報にさらに基づく、と、mmW−BSに好ましい1つまたは複数のスキャンされたビームを示す情報を送信するモジュール1216と、を含む。一態様において、モジュール1208は、決定されたビーム探索プロシージャによりスキャンすることを実行する。
【0074】
[0087]装置は、
図11の上記のフローチャート内のブロックの各々を実行する追加のモジュールを含み得る。従って、
図11の上記のフローチャート内の各ブロックは、モジュールによって実行され得、装置は、それらのモジュールのうちの1つまたは複数を含み得る。モジュールは、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に格納された、述べられたプロセスを実行するように構成されたプロセッサによって実装された述べられたプロセスを実行するように特に構成された1つまたは複数のハードウェアコンポーネント、またはそれらの何らかの組み合わせであり得る。
【0075】
[0088]
図13は、処理システム1314を使用する装置1202’に関するハードウェア実装の例を示した概略
図1300である。処理システム1314は、概してバス1324によって表されるバスアーキテクチャを用いて実装され得る。バス1324は、処理システム1314の特定の適用例および全体的な設計制約に依存して任意の数の相互接続バスとブリッジとを含み得る。バス1324は、プロセッサ1304、モジュール1204、1206、1208、1210、1212、1214、および1216、およびコンピュータ可読媒体/メモリ1306によって表される1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェアモジュールを含む様々な回路をまとめてリンクする。バス1324はまた、タイミングソース、周辺機器、電圧調整器、および電力管理回路のような様々な他の回路をリンクし得、それらは、当業においては周知であり、従って、それ以上は説明されない。
【0076】
[0089]処理システム1314は、トランシーバ1310に結合され得る。トランシーバ1310は、1本または複数本のアンテナ1320に結合される。トランシーバ1310は、送信媒体を通じて様々な他の装置と通信するための手段を提供する。トランシーバ1310は、1本または複数本のアンテナ1320から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、処理システム1314、具体的には受信モジュール1204、に抽出された情報を提供する。さらに、トランシーバ1310は、処理システム1314、具体的には送信モジュール1216、から情報を受信し、受信された情報に基づき、1本または複数本のアンテナ1320に適用されるべき信号を生成する。処理システム1314は、コンピュータ可読媒体/メモリ1306に結合されたプロセッサ1304を含む。プロセッサ1304は、コンピュータ可読媒体/メモリ1306に格納されたソフトウェアの実行を含む一般的処理を担う。ソフトウェアは、プロセッサ1304によって実行されると、いずれかの特定の装置に関して上述される様々な機能を実行することを処理システム1314に行わせる。コンピュータ可読媒体/メモリ1306はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ1304によって処理されるデータを格納するために使用され得る。処理システムは、モジュール1204、1206、1208、1210、1212、1214、および1216のうちの少なくとも1つをさらに含む。モジュールは、コンピュータ可読媒体/メモリ1306に常駐/格納された、プロセッサ1304内で走るソフトウェアモジュール、プロセッサ1304に結合された1つまたは複数のハードウェアモジュール、またはそれらの何らか組み合わせであり得る。処理システム1314は、UE350のコンポーネントであり得、メモリ360および/またはTXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0077】
[0090]一構成において、ワイヤレス通信のための装置1202/1202’は、少なくともデジタル、アナログ、またはハイブリッドビームフォーミング能力のうちの1つを示すビームフォーミング能力情報を受信するための手段、ビームフォーミング能力は、ミリメートル波基地局(mmW−BS)に関連する、と、ビームフォーミング能力情報に基づいて、UEのMの受信ビーム方向の各々に関してmmW−BSからのNの送信ビームをスキャンするための手段と、Nの送信ビームの中から1つまたは複数の好ましいスキャンされたビームを決定するための手段と、好ましい1つまたは複数のスキャンされたビームに基づいてmmW−BSとワイヤレス通信を確立するための手段と、mmW−BSに好ましい1つまたは複数のスキャンされたビームを示す情報を送信するための手段と、mmW−BSにUEに関連するビームフォーミング能力情報を送信するための手段、ここにおいて、スキャンすることは、UEに関連するビームフォーミング能力情報にさらに基づく、と、mmW−BSに関連するビームフォーミング能力情報又はUEに関連するビームフォーミング能力情報のうちの少なくとも1つに基づいて好ましいスキャンされたビームを通じてビーム情報を搬送するためにビーム探索プロシージャおよびUEとmmW−BSとの間の適切なシグナリングフレームワークを決定するための手段、ここにおいて、スキャンすることは、決定されたビーム探索プロシージャにより実行される、とを含む。上記の手段は、上記の手段によって表される機能を実行するように構成された装置1202の上記のモジュールのうちの1つまたは複数および/または装置1202’の処理システム1314であり得る。上述されるように、処理システム1314は、TXプロセッサ368と、RXプロセッサ356と、コントローラ/プロセッサ359と、を含む。従って、一構成において、上記の手段は、上記の手段によって表される機能を実行するように構成されたTXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359であり得る。
【0078】
[0091]開示されるプロセス/フローチャートにおけるブロックの特定の順序または階層は、例示的な手法を示したものであることが理解される。設計上の選好に基づき、プロセス/フローチャートにおけるブロックの特定の順序または階層は、再アレンジされ得ることが理解される。さらに、幾つかのブロックは、組み合わせまたは省略され得る。添付される方法請求項は、様々なステップの要素を見本の順序で提示するものであり、提示される特定の順序又は階層に限定されることは意味されない。
【0079】
[0092]前の説明は、任意の当業者が本明細書において説明される様々な態様を実行することを可能にするために提供される。これらの態様の様々な変更は、当業者にとって容易に明確になるであろう、および本明細書において定められる一般原理は、他の態様に対して適用され得る。以上のように、請求項は、本明細書において示される態様に限定されることは意図されず、言葉の請求項(language claim)に一致する限りにおいて最も広範な適用範囲が認められるべきであり、ここにおいて、単数形の要素への言及は、その旨の特記がないかぎり「1つおよび1つのみ」を意味することは意図されず、むしろ「1つまたは複数」であることを意味することが意図される。単語「例示的な」は、本明細書においては、「例、実例、または例示として働く」ことを意味するために使用される。本明細書において「例示的な」として説明されるいずれの実装も、他の実装よりも好ましいまたは有利であるとは必ずしも解釈されるべきでない。別の特記がないかぎり、用語「幾つか」は、1つまたは複数を意味する。「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、および「A、B、C、またはそれらの任意の組み合わせ」のような組み合わせは、A、B、および/またはCの任意の組み合わせを含み、および、Aの倍数、Bの倍数、またはCの倍数を含み得る。具体的には、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、および「A、B、C、またはそれらの任意の組み合わせ」のような組み合わせは、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AとB、AとC、BとC、または、AとBとCであり得、ここで、任意のそのような組み合わせは、A、B、またはCの1つまたは複数のメンバーを含み得る。この開示全体を通じて説明され、当業者に知られているまたはのちに知られることになる様々な態様の要素のすべての構造上のおよび機能上の同等物は、引用によって本明細書に明示で組み入れられており、請求項によって包含されることが意図される。さらに、本明細書において開示されるいずれのものも、そのような開示が請求項において明示で記述されているかどうかにかかわらず、公衆を対象にすることは意図されない。いずれの請求項要素も、その要素が句“〜のための手段”を使用して明示されないかぎり、手段プラス機能(means plus function)であるとは解釈されるべきでない。
以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ユーザ機器(UE)に関するワイヤレス通信の方法であって、
少なくともデジタル、アナログ、またはハイブリッドビームフォーミング能力のうちの1つを示すビームフォーミング能力情報を受信すること、前記ビームフォーミング能力は、ミリメートル波基地局(mmW−BS)に関連する、と、
前記ビームフォーミング能力情報に基づいて、前記UEのMの受信ビーム方向の各々に関して前記mmW−BSからのNの送信ビームをスキャンすることと、
前記Nの送信ビームの中から1つまたは複数の好ましいスキャンされたビームを決定することと、
前記好ましい1つまたは複数のスキャンされたビームに基づいて前記mmW−BSとワイヤレス通信リンクを確立することと、を備える、方法。
[C2]
前記mmW−BSに前記好ましい1つまたは複数のスキャンされたビームを示す情報を送信することをさらに備える、
C1に記載の方法。
[C3]
前記mmW−BSに前記UEに関連するビームフォーミング能力情報を送信することをさらに備え、ここにおいて、前記スキャンすることは、前記UEに関連する前記ビームフォーミング能力情報にさらに基づく、
C1に記載の方法。
[C4]
前記mmW−BSに関連する前記ビームフォーミング能力情報または前記UEに関連する前記ビームフォーミング能力情報のうちの少なくとも1つに基づいて前記好ましいスキャンされたビームを通じてビーム情報を搬送するためにビーム探索プロシージャおよび前記UEと前記mmW−BSとの間の適切なシグナリングフレームワークを決定することをさらに備える、
C3に記載の方法。
[C5]
前記UEに関連する前記ビームフォーミング能力情報は、前記UEが複数のアンテナサブアレイを備えることを示し、および、
前記Nの送信ビームを前記スキャンすることは、前記タイムスロットにおいて前記複数のアンテナサブアレイを使用して前記Nの送信ビームをスキャンすることを備える、
C3に記載の方法。
[C6]
前記スキャンすることは、前記Nの送信ビームに関するアンテナ重量および/または位相および振幅を設定することを備える、
C1に記載の方法。
[C7]
前記1つまたは複数の好ましいスキャンされたビームを決定することは、前記スキャンされたビームの信号品質をしきい値と比較することを備える、
C1に記載の方法。
[C8]
ワイヤレス通信のためのユーザ機器(UE)であって、
少なくともデジタル、アナログ、またはハイブリッドビームフォーミング能力のうちの1つを示すビームフォーミング能力情報を受信するための手段、前記ビームフォーミング能力は、ミリメートル波基地局(mmW−BS)に関連する、と、
前記ビームフォーミング能力情報に基づいて、前記UEのMの受信ビーム方向の各々に関して前記mmW−BSからのNの送信ビームをスキャンするための手段と、
前記Nの送信ビームの中から1つまたは複数の好ましいスキャンされたビームを決定するための手段と、
前記好ましい1つまたは複数のスキャンされたビームに基づいて前記mmW−BSとワイヤレス通信リンクを確立するための手段と、を備える、ワイヤレス通信のためのユーザ機器(UE)。
[C9]
前記mmW−BSに前記好ましい1つまたは複数のスキャンされたビームを示す情報を送信するための手段をさらに備える、
C8に記載のUE。
[C10]
前記mmW−BSに前記UEに関連するビームフォーミング能力情報を送信するための手段をさらに備え、ここにおいて、前記スキャンすることは、前記UEに関連する前記ビームフォーミング能力情報にさらに基づく、
C8に記載のUE。
[C11]
前記mmW−BSに関連する前記ビームフォーミング能力情報または前記UEに関連する前記ビームフォーミング能力情報のうちの少なくとも1つに基づいて前記好ましいスキャンされたビームを通じてビーム情報を搬送するためにビーム探索プロシージャおよび前記UEと前記mmW−BSとの間の適切なシグナリングフレームワークを決定するための手段をさらに備える、
C11に記載のUE。
[C12]
前記UEに関連する前記ビームフォーミング能力情報は、前記UEが複数のアンテナサブアレイを備えることを示し、および、
前記Nの送信ビームを前記スキャンすることは、前記タイムスロットにおいて前記複数のアンテナサブアレイを使用して前記Nの送信ビームをスキャンすることを備える、
C10に記載のUE。
[C13]
前記スキャンすることは、前記Nの送信ビームに関するアンテナ重量および/または位相および振幅を設定することを備える、
C8に記載のUE。
[C14]
前記1つまたは複数の好ましいスキャンされたビームを決定することは、前記スキャンされたビームの信号品質をしきい値と比較することを備える、
C8に記載のUE。
[C15]
ワイヤレス通信のためのユーザ機器(UE)であって、
メモリと、
前記メモリに結合され、および、
少なくともデジタル、アナログ、またはハイブリッドビームフォーミング能力のうちの1つを示すビームフォーミング能力情報を受信し、前記ビームフォーミング能力は、ミリメートル波基地局(mmW−BS)に関連し、
前記ビームフォーミング能力情報に基づいて、前記UEのMの受信ビーム方向の各々に関して前記mmW−BSからのNの送信ビームをスキャンし、
前記Nの送信ビームの中から1つまたは複数の好ましいスキャンされたビームを決定し、および、
前記好ましい1つまたは複数のスキャンされたビームに基づいて前記mmW−BSとワイヤレス通信リンクを確立するように構成された、
少なくとも1つプロセッサと、を備える、ワイヤレス通信のためのユーザ機器(UE)。
[C16]
前記少なくとも1つプロセッサは、前記mmW−BSに前記好ましい1つまたは複数のスキャンされたビームを示す情報を送信するようにさらに構成される、
C15に記載のUE。
[C17]
前記少なくとも1つプロセッサは、前記mmW−BSに前記UEに関連するビームフォーミング能力情報を送信するようにさらに構成され、ここにおいて、前記スキャンすることは、前記UEに関連する前記ビームフォーミング能力情報にさらに基づく、
C15に記載のUE。
[C18]
前記少なくとも1つプロセッサは、前記mmW−BSに関連する前記ビームフォーミング能力情報または前記UEに関連する前記ビームフォーミング能力情報のうちの少なくとも1つに基づいて前記好ましいスキャンされたビームを通じてビーム情報を搬送するためにビーム探索プロシージャおよび前記UEと前記mmW−BSとの間の適切なシグナリングフレームワークを決定するようにさらに構成される、
C17に記載のUE。
[C19]
前記UEに関連する前記ビームフォーミング能力情報は、前記UEが複数のアンテナサブアレイを備えることを示し、および、
前記Nの送信ビームを前記スキャンすることは、前記タイムスロットにおいて前記複数のアンテナサブアレイを使用して前記Nの送信ビームをスキャンすることを備える、
C17に記載のUE。
[C20]
前記スキャンすることは、前記Nの送信ビームに関するアンテナ重量および/または位相および振幅を設定することを備える、
C15に記載のUE。
[C21]
前記1つまたは複数の好ましいスキャンされたビームを決定することは、前記スキャンされたビームの信号品質をしきい値と比較することを備える、
C15に記載のUE。
[C22]
コンピュータプログラム製品であって、コンピュータ可読媒体上に格納され、および、少なくとも1つのプロセッサ上で実行されると、
少なくともデジタル、アナログ、またはハイブリッドビームフォーミング能力のうちの1つを示すビームフォーミング能力情報を受信し、前記ビームフォーミング能力は、ミリメートル波基地局(mmW−BS)に関連し、
前記ビームフォーミング能力情報に基づいて、前記UEのMの受信ビーム方向の各々に関して前記mmW−BSからのNの送信ビームをスキャンし、
前記Nの送信ビームの中から1つまたは複数の好ましいスキャンされたビームを決定し、および、
前記好ましい1つまたは複数のスキャンされたビームに基づいて前記mmW−BSとワイヤレス通信リンクを確立することを前記少なくとも1つのプロセッサに行わせるコードを備える、コンピュータプログラム製品。
[C23]
前記少なくとも1つのプロセッサ上で実行されると、前記mmW−BSに前記好ましい1つまたは複数のスキャンされたビームを示す情報を送信することを前記少なくとも1つのプロセッサに行わせるコードをさらに備える、
C22に記載のコンピュータプログラム製品。
[C24]
前記少なくとも1つプロセッサ上で実行されると、前記mmW−BSに前記UEに関連するビームフォーミング能力情報を送信することを前記少なくとも1つのプロセッサに行わせるコードをさらに備え、ここにおいて、前記スキャンすることは、前記UEに関連する前記ビームフォーミング能力情報にさらに基づく、
C22に記載のコンピュータプログラム製品。
[C25]
前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記mmW−BSに関連する前記ビームフォーミング能力情報または前記UEに関連する前記ビームフォーミング能力情報のうちの少なくとも1つに基づいて前記好ましいスキャンされたビームを通じてビーム情報を搬送するためにビーム探索プロシージャおよび前記UEと前記mmW−BSとの間の適切なシグナリングフレームワークを決定することを前記少なくとも1つのプロセッサに行わせるコードをさらに備える、
C24に記載のコンピュータプログラム製品。
[C26]
前記UEに関連する前記ビームフォーミング能力情報は、前記UEが複数のアンテナサブアレイを備えることを示し、および、
前記Nの送信ビームを前記スキャンすることは、前記タイムスロットにおいて前記複数のアンテナサブアレイを使用して前記Nの送信ビームをスキャンすることを備える、
C24に記載のコンピュータプログラム製品。
[C27]
前記スキャンすることは、前記Nの送信ビームに関するアンテナ重量および/または位相および振幅を設定することを備える、
C22に記載のコンピュータプログラム製品。
[C28]
前記1つまたは複数の好ましいスキャンされたビームを決定することは、前記スキャンされたビームの信号品質をしきい値と比較することを備える、
C22に記載のコンピュータプログラム製品。