(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記ベース固定部は、前記ドア側に突出して前記ドアによって支持され、前記ドアから前記ベース固定部を分離するように構成された締結部を備えてなる、請求項1に記載の衣類処理装置。
前記ベースプレートは、前記ベース弾性板及び前記ドアの間に配置され、前記ベース弾性板に弾性力を提供するように構成されたベース弾性部材をさらに備えてなる、請求項1に記載の衣類処理装置。
前記ベースプレートは、前記ベース弾性板に配置された弾性部材固定部をさらに備えてなり、前記ドア側に突出し、前記ベース弾性部材の少なくとも一部を前記弾性部材固定部に連結するように構成された、請求項13に記載の衣類処理装置。
前記皺除去モジュールは、前記第1ヒンジ及び第2ヒンジの間に位置し、前記ベースプレートと前記プレスプレートの間に位置するキャップカバーをさらに備えてなる、請求項16に記載の衣類処理装置。
前記皺除去モジュールは、前記ベースプレートの第2側又は前記プレスプレートの第2側に位置し、前記第1ヒンジ、前記第2ヒンジ及び前記キャップカバーの反対側に位置する偽装カバーをさらに備えてなる、請求項17に記載の衣類処理装置。
【発明を実施するための形態】
【0022】
図1及び
図2は一例の衣類処理装置を示す。
図3及び
図4は一例のサイクルアセンブリーを示す。
【0023】
衣類処理装置1は、前面が開放した処理チャンバー120を形成するケース10と、前記ケース10の前面を開閉するドア20とを含む。
【0024】
前記ケース10の内部は分離板11によって上下に区画される。前記分離板11の上側に衣類がつるされる処理チャンバー12が形成される。前記分離板11の下側には機械装置が設けられるサイクルチャンバー14が形成される。
【0025】
前記処理チャンバー12には衣類が吊るされ、スチーム又は空気循環などによって衣類のしわを除去するとか臭いを脱臭する。
【0026】
処理チャンバー12の上部には衣類を掛けるハンガーが吊るされるハンガー支持棒13が備えられる。ハンガー支持棒13はモーターなどの駆動装置によって処理チャンバー12内で前後、上下及び/又は左右方向に運動するように構成されることができ、このような運動は一定の周期を有する往復運動が好ましい。
【0027】
前記処理チャンバー12内には送風口16及びスチーム吐出口17が形成される。
【0028】
一部の実施例では、送風口16及びスチーム吐出口17が吐出パネル15に形成される。
【0029】
一部の実施例では、前記送風口16又はスチーム吐出口17は相異なるパネルに形成可能である。一部の実施例で、前記吐出パネル15はサイクルチャンバー14の一部面を形成する。前記吐出パネル15は分離板11の後方側に位置する。前記吐出パネル15は分離板11と連続した面をなし、前記分離板11に向かって傾くように配置される。
【0030】
送風ユニット30によって押送された空気は前記送風口16を通じて吐き出される。
【0031】
スチームユニット40で生成されたスチームが前記スチーム吐出口17を通じて吐き出される。
【0032】
前記サイクルチャンバー14には、前記処理チャンバー12内の空気を循環させる送風ユニット30と、前記処理チャンバー12にスチームを提供するスチームユニット40と、前記処理チャンバー12の空気を空気調和させるヒートポンプユニット50と、前記各ユニット30、40、50を制御する制御ユニット60とが設けられる。
【0033】
前記送風ユニット30、スチームユニット40、ヒートポンプユニット50、制御ユニット60などのように衣類処理装置の各行程を駆動させるための機械装置の組立体を一部の実施例ではサイクルアセンブリーと定義する。
【0034】
前記送風ユニット30は、送風ファン32と吸気口34とを含む。
【0035】
前記吸気口34は前記送風ファン32の吸入側に設けられ、前記処理チャンバー12の内部空気を前記送風ファン32に案内する。
【0036】
前記送風ファン32はファンの回転によって空気を流動させ、前記処理チャンバー12から空気を吸入した後、前記ヒートポンプユニット50に吐き出す。
【0037】
前記スチームユニット40は印加電源によって発熱し、後述する給水タンク72から水を受け、水を蒸気に変換させる。生成されたスチームは処理チャンバー12に吐き出される。
【0038】
一部の実施例では、前記ヒートポンプユニット50を通じて前記処理チャンバー12に流動するように流路が形成される。
【0039】
前記ヒートポンプユニット50は、圧縮器、凝縮器、蒸発器及び膨脹バルブを含む冷凍サイクルで構成される。前記ヒートポンプユニット50は、作動モードによって、前記処理チャンバー12の内部に冷却空気又は加熱空気を吐き出すことができる。
【0040】
一部の実施例で、前記ヒートポンプユニット50は冷媒との熱交換によって加熱された前記凝縮器周辺の空気が前記送風ユニット30によって処理チャンバー12内に供給されることができる。このように、処理チャンバー12内に供給された高温の空気はハンガー支持棒13に吊るされた衣類を処理するのに使われる。もちろん、前記ヒートポンプユニット50は作動せずに前記送風ユニットのみ作動する場合、処理チャンバー12内には常温の空気が供給される。また、前記蒸発器によって冷却された空気が送風ユニット50によって処理チャンバー12内に供給されることも可能である。
【0041】
前記ヒートポンプユニット50は前記処理チャンバー12内の水分を除湿することもできる。
【0042】
前記サイクルチャンバー14の前方には水を貯蔵するタンクモジュール70が設けられる。前記タンクモジュール70は、前記スチームユニット40に水を供給する給水タンク72と、前記処理チャンバー12で生成された凝縮水を集めて貯蔵するドレインタンク74とを含む。
【0043】
前記給水タンク72には前記給水タンク72に貯蔵された水の水位を感知する給水水位センサー81が設けられる。前記ドレインタンク74には前記ドレインタンク74に貯蔵された水の水位を感知するドレイン水位センサー91が設けられる。
【0044】
給水タンク72の水は給水ポンプ45によってスチームユニット40に流動する。
【0045】
処理チャンバー12で生成された凝縮水は自重によって処理チャンバーの下側に流動した後、ドレインポンプ46によってドレインタンク74に流動する。前記ヒートポンプユニット50で生成された凝縮水も前記ドレインポンプ46によってドレインタンク74に流動する。
【0046】
前記給水ポンプ46又はドレインポンプ46は制御ユニット60によって制御される。
【0047】
一部の実施例では、前記吸気口34の前方側にタンクモジュールフレーム71が設けられる。
【0048】
前記タンクモジュールフレーム71及びドア20の間にはタンク設置空間73が形成される。前記タンクモジュールフレーム71は前記分離板11と結合して前記サイクルチャンバー14を外部から分離させる。
【0049】
前記タンク設置空間73の前方側には給水タンク72又はドレインタンク74の中で少なくともいずれか一つと互いに干渉するタンク支持バー75が設けられる。
【0050】
前記タンク支持バー75は、前記給水タンク72又はドレインタンク74がタンク設置空間73から意図に反して分離されることを防止する。前記タンク支持バー75は前記給水タンク72及びドレインタンク74の前方を支持する。
【0051】
それで、ドア20の開閉時、前記給水タンク72及びドレインタンク74がタンク設置空間73から離脱することを抑制する。
【0052】
一部の実施例で、前記給水タンク72の下端は前記タンク支持バー75の上端に掛けられる。前記ドレインタンク74の下端は前記タンク支持バー75の上端に掛けられる。
【0053】
給水タンク72又はドレインタンク74の中で少なくともいずれか一つには前記タンク支持バー75と互いに干渉するタンク支持端79が形成される。
【0054】
前記タンク支持端79は凹むように陥没して形成される。
【0055】
前記タンク支持端79によって前記タンク支持バー75及び給水タンク72の前面は連続した面をなすことができる。前記タンク支持端79によって前記タンク支持バー75及びドレインタンク74の前面は連続した面をなすことができる。
【0056】
前記給水タンク72及びドレインタンク74はタンク設置空間73に配置され、左右に並列配置される。前記給水タンク72及びドレインタンク74はドア20の開放時に使用者に露出される。
【0057】
前記給水タンク72及びドレインタンク74は使用者が引き出すことができる。
【0058】
前記給水タンク72及びドレインタンク74はタンクモジュールフレーム71から分離可能である。前記給水タンク72及びドレインタンク74はタンク設置空間73に着脱可能である。
【0059】
前記給水タンク72は前記スチームユニット40と連結されて水を供給し、前記ドレインタンク74は前記処理チャンバー12と連結され、前記処理チャンバー12又はヒートポンプユニット50から流入した水が貯蔵される。
【0060】
前記ドレインタンク74は前記給水タンク72と機能的に同一である。前記ドレインタンク74は前記給水タンク72と並んで配置される。
【0061】
前記ドア20は、前記ケース10の前面を開閉するドアパネル22と、前記ドアパネル22及びケース10をヒンジ連結するヒンジ部24と、前記ドアパネル22に配置され、前記ケース10の縁部と密着して前記ドア20及びケース10の間を密閉させるドアガスケット26と、前記ドアパネル22の内側面に配置され、前記処理チャンバー12で生成された凝縮水を前記分離板11に案内するドアライナー80とを含む。
【0062】
一部の実施例で、前記ドア20は処理チャンバー12及びタンク設置空間73を同時に開閉する構造である。一部の実施例で、前記ケース10に複数のドアが設けられることができる。よって、複数のドアが前記処理チャンバー12又はタンク設置空間73をそれぞれ開閉するように構成できる。
【0063】
前記ドアライナー80は前記処理チャンバー12に向かって取り付けられる。
【0064】
前記ドアライナー80は表面に生成された凝縮水を分離板11のドレイングリル13に案内する。
【0065】
前記ドアライナー80は、前記ドアパネル22の内側面に付着され、前記ドアパネル22と平行に形成されたライナー部82と、前記ライナー部82の下端に形成され、前記処理チャンバー12の内側に偏向するように形成されたライナーガイド部84とを含む。
【0066】
前記ドアライナー80は分離板11の上側に位置する。前記ドアライナー80は処理チャンバー12の前面より小さな面積で形成されることが好ましい。
【0067】
前記ドアパネル22を取り囲むように前記ドアガスケット26が取り付けられることができる。前記ドアガスケット26によって前記ドア20及びケース10を密閉することができる。
【0068】
前記ドアガスケット26は前記処理チャンバー12及びタンク設置空間73をそれぞれ区分して密閉することができる。
【0069】
前記ドアガスケット26は処理チャンバー12で生成された凝縮水がタンク設置空間73に流動することを遮断することができる。
【0070】
前記ライナー部82は前記ドアパネル22に密着する。
【0071】
一部の実施例で、前記ライナーガイド部84は前記ライナー部82と一体に形成される。一部の実施例で、前記ライナー部82及びライナーガイド部84は別に製作されることもできる。
【0072】
前記ライナーガイド部84は前記ライナー部82から前記処理チャンバー12側に偏向するように配置される。前記ライナーガイド部84は丸い形状又は傾斜面に形成可能である。
【0073】
前記ライナーガイド部84はドア20から処理チャンバー12の内側に突出するように形成可能である。
【0074】
ここで、前記ライナーガイド部84の下端にドロップ部86が形成される。前記ドロップ部86はアンダーカット状に形成可能である。前記ドロップ部86は凝縮水の液滴を増加させて下側に落下させる機能をする。
【0075】
前記ドアガスケット26の一部は前記ライナーガイド部84の下側に配置できる。前記ドアガスケット26は処理チャンバー12の凝縮水が前記タンク設置空間73に下がることを防止する。
【0076】
一部の実施例では、衣類に圧力を加えてしわを除去するしわ除去モジュール100が設けられる。前記しわ除去モジュール100はドア20に設けられる。一部の実施例で、前記しわ除去モジュール100は処理チャンバー12の内部に設けられることができる。
【0077】
前記しわ除去モジュール100は蒸気が供給される位置に設けられる。
【0078】
前記しわ除去モジュール100は、前記ドア20の内側面に設けられる衣類105(例えば、ズボン)を支持するベースプレート110と、前記ベースプレート110に密着してズボン105を加圧するプレスプレート140とを含む。
【0079】
前記ズボン105はハンガー部材120に掛けられる。前記ズボン105が掛けられたハンガー部材120はドア20の内側に配置された支持部25に掛けられる。
【0080】
前記ハンガー部材120としては、一部の実施例で、一般的なズボンハンガーが使われる。スカーフ、マフラーなどが掛けられる場合、他の種類のハンガー部材が使われても構わない。前記ハンガー部材の形態は多様に変形可能である。
【0081】
前記支持部25は前記ケース10の内側に垂直方向に多数が配置され、前記ズボンの長さによって選択される。
【0082】
前記ベースプレート110は前記ドア20に取り付けられる。前記ベースプレート110は前記ドアパネル22又はドアライナー80に取り付けられることができる。
【0083】
前記ベースプレート110は弾性力を有するプレートの形状に形成される。前記ベースプレート110は少なくとも一部が前記ドア20から離隔している。
【0084】
前記ベースプレート110及びドア20の離隔した空間を通じて、ドア20に結ぶ凝縮水がライナーガイド部84に移動することができる。
【0085】
前記ベースプレート110の少なくとも一部は前記ドアライナー80から離隔している。よって、前記ドアライナー80に結ぶ凝縮水は衣類と接触しない。
【0086】
一部の実施例で、前記プレスプレート140は弾性素材で形成可能である。すなわち、前記ベースプレート110を硬い素材で形成し、プレスプレート140を弾性素材で形成することができる。一部の実施例で、プレスプレート140が提供する弾性力によって衣類をベースプレート110に密着させることができる。
【0087】
一部の実施例で、前記ベースプレート110は一枚のプレートを成形して使用する。一部の実施例で、複数のプレートを組み立てて製作することができる。
【0088】
前記ベースプレート110は、ズボンの縫着部106が位置する部分に溝が形成される。前記ベースプレート110は前記縫着部106と干渉することを防止し、ズボンと接触する面積を極大化する。
【0089】
前記ベースプレート110は、ズボンの縫着部106が位置する部位にプレス回避部111が形成される。
【0090】
前記ベースプレート110は、前記ドア20に固定されるベース固定部112と、前記ベース固定部112から伸び、前記ベース固定部112より前記ドア20から離隔するように形成されたベース弾性板114とを含む。
【0091】
前記ベース固定部112は、一部の実施例で、上下方向に長く延設される。前記ベース固定部112は、上側及び下側にそれぞれ締結部113が形成され、前記締結部113によって前記ドア20と結合した状態を維持する。
【0092】
前記ベース弾性板114は弾性力によって衣類を支持する。前記弾性支持によって前記ベース弾性板114は衣類と密着した状態を維持する。
【0093】
前記ベース弾性板114は、前記ベース固定部112から左側及び右側にそれぞれ延設された左側ベース弾性板115及び右側ベース弾性板116からなる。
【0094】
前記左側ベース弾性板115及び右側ベース弾性板116は素材の弾性によって前記ドア20の方向に弾性変形することができ、外力が除去されれば、元の状態に復元することができる。
【0095】
前記プレスプレート140によって前記ベースプレート110が押圧されるとき、前記ベースプレート110は前記締結部113を中心に所定角度だけ回転するとか拗じれるとかする変形が発生することができる。前記変形によって前記ベースプレート110及び前記プレスプレート140が均一に密着する。
【0096】
一部の実施例で、前記ズボン105が配置された状態で前記プレスプレート140が左側から右側に回転すれば、前記左側ベース弾性板115に先に圧力が加わってから前記右側ベース弾性板116に圧力が加わる。
【0097】
一部の実施例で、前記ベース弾性板114が締結部113を中心に左側に所定角度だけ弾性変形することによって前記ズボンに加わる圧力が分散され、よって前記ズボン全体にわたって均一に圧力を提供することができる。
【0098】
そして、前記ベース固定部112は前記ベース弾性板114より低く配置される。前記ベース固定部112は前記ベース弾性板114よりドア20に近く位置し、前記ベース弾性板114に対して高低差をなす。
【0099】
前記ベース固定部112の上側プレス回避部111が形成される。一部の実施例では、ベース固定部112及びベース弾性板114の高低差によって前記プレス回避部111が形成される。一部の実施例で、前記ベース固定部112に溝を形成することもできる。一部の実施例で、ズボンの縫着部106は前記ベース固定部112に位置する。
【0100】
前記縫着部106は織物が重なって形成されるから、厚さが厚く形成される。上述したように、プレス回避部111が形成されなければ、プレスプレート140による圧力が縫着部106に集中する。この場合、ズボン全体に均一に圧力が伝達されない。
【0101】
一部の実施例で、前記ズボンは、縫着部106を除いた部分に圧力が加わる。
【0102】
そして、前記ベースプレート110及びドア20の間にはベースプレート110を弾支するベース弾性部材118が配置される。
【0103】
前記ベース弾性部材118としては、一部の実施例で、コイルスプリングが使われる。一部の実施例で、リーフスプリングが使われることができる。また、前記ベースプレート110に一体に形成された素材(例えば、リブ)の弾性力によって弾性を提供することもできる。
【0104】
一部の実施例で、前記ベース弾性部材118は前記左側ベース弾性板115の上側及び下側、かつ前記右側ベース弾性板116の上側及び下側にそれぞれ配置される。
【0105】
一部の実施例で、前記ベースプレート110には前記ベース弾性部材118が結合される弾性部材固定部119が形成される。
【0106】
一部の実施例で、前記弾性部材固定部119はフック状に形成される。
【0107】
前記コイルスプリングの一部は前記弾性部材固定部119にかかって固定される。
【0108】
前記弾性部材固定部119はドア20及びベースプレート110の間に形成される。前記弾性部材固定部119は一体に製作される。一部の実施例で、前記弾性部材固定部119は別個の部品で製作されてから組み立てられることができる。
【0109】
前記プレスプレート140はベースプレート110と対向する。
【0110】
前記プレスプレート140は前記ベースプレート110に対して回転することができる。一部の実施例で、前記プレスプレート140は水平方向に回転する構造である。一部の実施例で、前記プレスプレート140は上下方向に回転する構造として設けられることができる。
【0111】
前記プレスプレート140は平板状に形成される。
【0112】
前記プレスプレート140は、前記縫着部106との干渉を回避するためのプレス回避部142と、前記ベース弾性板114と密着するプレス部144とが前記プレス回避部142の左側及び右側にそれぞれ形成される。
【0113】
ここで、前記プレスプレート140には、スチームをズボンに供給するために開放した開口部145が形成される。一部の実施例で、前記開口部145は前記プレス回避部142と重畳して配置される。一部の実施例で、前記プレス回避部142及び開口部145は別に分離されて配置できる。一部の実施例で、前記開口部145は前記プレス部144に形成されても構わない。
【0114】
一部の実施例で、前記開口部145は一つが形成される。一部実施例で、前記開口部145は前記プレスプレート140に多孔を形成することで形成してもよく、前記多孔が多様な形状又はパターンを有するように形成可能である。
【0115】
一部の実施例では、プレス回避部111、142が複数配置される。一部の実施例で、前記ベースプレート110に形成されたプレス回避部111又は前記プレスプレート140に形成されたプレス回避部142のいずれか一方のみ形成可能である。
【0116】
一方、前記プレスプレート140は前記ベースプレート110に対して回転しながら前記ズボン105を加圧するように設けられる。
【0117】
一部の実施例で、しわ除去モジュール100は前記ベースプレートが一枚の板で製作されることで、プレスプレートから加わる圧力を効果的に分散させることができる利点がある。
【0118】
また、一部の実施例で、しわ除去モジュール100は上下方向に長く延設されたベース固定部110にズボンの縫着部106を位置させるから、前記縫着部106に圧力が集中することを防止することができ、よってズボン105の全体に均一に圧力を加えてしわを効果的に伸ばす利点がある。
【0119】
一方、一部の実施例で、前記ドア20はヒンジ部24の設置位置によって左側から右側に開かれるように取り付けることもでき、右側から左側に開かれるように取り付けることもできる。
【0120】
したがって、前記しわ除去モジュール100のプレスプレート140はドア20の開放方向に対して対応するように右側から左側又は左側から右側に開かれることができるリバーサル構造130に構成される。
【0121】
前記ドア20は左側から右側に開かれるように取り付けられるとかあるいは右側から左側に開かれるように取り付けられることができる。ドア20の開かれる方向は衣類処理装置が設置される空間を効率的に用いるために、あるいは使用者の好みによって選択可能である。
【0122】
図1に示したように、ドアが左側から右側に開かれる場合、プレスプレート140は右側から左側に回転することができるように取り付けられる。
【0123】
これと反対に、ドアが右側から左側に開かれる場合には、プレスプレート140が左側から右側に回転することができるように取り付けられる。
【0124】
前記しわ除去モジュール100はこのようにプレスプレート140の開放方向を転換させるためのリバーサル構造130を含む。
【0125】
図5、
図6及び
図10は一例のしわ除去モジュールを示す。
図7及び
図8は一例のベースプレートを示す。
図9は
図5と比較して一例のしわ除去モジュールの開閉方向が変わった場合の一例のしわ除去モジュールを示す図である。
【0126】
前記リバーサル構造130は、前記ベースプレート110及びプレスプレート140の一側を結合させ、前記一側を中心に前記プレスプレート140を回転させる第1ヒンジ152及び第2ヒンジ154と、前記ベースプレート110及びプレスプレート140の他側に設けられ、前記プレスプレート140の密着時に前記プレスプレート140を前記ベースプレート110に固定させるラッチ160と、前記第1ヒンジ152及び第2ヒンジ154の間に配置されたキャップカバー170と、前記ベースプレート110及びプレスプレート140の他側に設けられる偽装カバー180とを含む。
【0127】
一部の実施例では、前記プレスプレート140が右側から左側に回転する設置状態を例として説明する(
図1、
図5及び
図6参照)。
【0128】
前記第1ヒンジ152は左側上端に配置され、前記ベースプレート110及びプレスプレート140をヒンジ連結させる。
【0129】
前記第2ヒンジ154は左側下端に配置され、前記ベースプレート110及びプレスプレート140をヒンジ連結させる。
【0130】
前記キャップカバー170は前記第1ヒンジ152及び第2ヒンジ154の間に形成された空間に配置されて組み立てられる。前記キャップカバー170は前記ベースプレート110及びプレスプレート140の間に位置することができる。
【0131】
前記ラッチ(latch)160は前記第1ヒンジ152及び第2ヒンジ154の反対側である前記プレスプレート140の他側に取り付けられる。
【0132】
前記ラッチ160は、密着時、フック結合によって前記プレスプレート140及びベースプレート110を互いに結合させる。前記フック結合した状態でさらにプレスプレート140がベースプレート110側に密着すれば、前記フック結合が解除される。前記ラッチ160はワンタッチフック結合をなすように構成される。
【0133】
前記偽装カバー180は前記キャップカバー170の反対側に位置する。
【0134】
前記偽装カバー180は第1ヒンジ152、第2ヒンジ154及びキャップカバー170の設置位置が使用者に露出されることを防止するための構成である。前記偽装カバー180は第1ヒンジ152、第2ヒンジ154及びキャップカバー170の設置可能位置を隠蔽する。
【0135】
前記偽装カバー180はベースプレート110又はプレスプレート140のいずれか一方に固定される。前記偽装カバー180はプレスプレート140が開かれる入口に設けられる。
【0136】
一部の実施例で、前記偽装カバー180はベースプレート110に設けられる。
【0137】
取り付けられた第1ヒンジ152、第2ヒンジ154及びキャップカバー170の形状と偽装カバー180の形状は同一である。結果として、前記しわ除去モジュール100の左側及び右側の形状が互いに同じに形成される。
【0138】
図5の状態から
図6の状態に反転される場合、
図6及び
図10に示したように、第1ヒンジ152、第2ヒンジ154及びキャップカバー170をプレスプレート140の右側に取り付け、偽装カバー180を左側に取り付けることで反転を完了することができる。
【0139】
しわ除去モジュール100は使用者のニーズによって開閉方向を選択して設置することができる利点がある。
【0140】
しわ除去モジュール100はドア20の開閉方向によってプレスプレート140の開閉方向を設定することができる。
【0141】
衣類処理装置は障害のある使用者又は左利きのように使用者の身体的特徴を反映してドア20又はしわ除去モジュール100の開閉方向を選択することができる。