特許第6568462号(P6568462)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6568462情報提示装置、情報提示方法、及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6568462
(24)【登録日】2019年8月9日
(45)【発行日】2019年8月28日
(54)【発明の名称】情報提示装置、情報提示方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   H04M 3/527 20060101AFI20190819BHJP
   H04M 3/42 20060101ALI20190819BHJP
   G06F 13/00 20060101ALI20190819BHJP
   H04W 4/14 20090101ALI20190819BHJP
【FI】
   H04M3/527
   H04M3/42 E
   G06F13/00 601A
   H04W4/14
【請求項の数】10
【全頁数】22
(21)【出願番号】特願2015-229629(P2015-229629)
(22)【出願日】2015年11月25日
(65)【公開番号】特開2017-98773(P2017-98773A)
(43)【公開日】2017年6月1日
【審査請求日】2018年10月18日
(73)【特許権者】
【識別番号】000233491
【氏名又は名称】株式会社日立システムズ
(74)【代理人】
【識別番号】110000198
【氏名又は名称】特許業務法人湘洋内外特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】北見 淳
(72)【発明者】
【氏名】細川 賢司
(72)【発明者】
【氏名】野村 充広
(72)【発明者】
【氏名】高森 浩信
【審査官】 伊東 和重
(56)【参考文献】
【文献】 特開2003−319085(JP,A)
【文献】 特開2002−44256(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04M 3/42−3/58
G06F 13/00
H04W 4/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
着呼すると発呼元の顧客端末の電話番号を特定する呼接続部と、
顧客の要求への応答を示す文書の参照情報と前記顧客端末から取得した入力情報とを関連付けた応答情報と、前記顧客への複数の送信先を含む顧客情報とを記憶する記憶部と、
前記入力情報を取得すると前記応答情報を用いて前記参照情報を特定し、前記参照情報を含むメッセージを生成するメッセージ生成部と、
前記メッセージの送信先を特定する送信先特定部と、
前記メッセージを前記送信先へ送信する通信部と、を備え、
前記送信先特定部は、前記顧客端末に対し前記メッセージを送信可能か否かを発呼元の前記電話番号を用いて判定し、送信不可能と判定する場合に前記顧客情報に含まれる他の前記送信先を特定することを特徴とする情報提示装置。
【請求項2】
請求項1に記載の情報提示装置であって、
前記通信部は、電話番号に対してデータの送信を可能とするデータ送信サービスを用いて前記メッセージを前記送信先の電話番号に送信し、
前記送信先特定部は、発呼元の前記電話番号を用いて特定される種別の前記顧客端末に対する前記メッセージの送信可否を判定することを特徴とする情報提示装置。
【請求項3】
請求項1に記載の情報提示装置であって、
発呼元の前記電話番号を用いて前記記憶部に記憶された優先番号案内条件を参照し、所定期間に確立した呼について該電話番号に係る前記顧客端末が前記優先番号案内条件を満たす場合に、優先的にオペレーター端末に接続する優先電話番号を特定する優先案内部を備え、
前記記憶部は、前記入力情報に応じて予め定められる前記優先番号案内条件を記憶しており、
前記メッセージ生成部は、前記優先電話番号を含む前記メッセージを生成することを特徴とする情報提示装置。
【請求項4】
請求項3に記載の情報提示装置であって、
前記呼接続部は、前記通信部により送信された前記メッセージに含まれる前記優先電話番号に対応する前記オペレーター端末を特定し、前記メッセージを送信した前記顧客端末を除く他の顧客端末と前記オペレーター端末との呼の確立を制限することを特徴とする情報提示装置。
【請求項5】
請求項3に記載の情報提示装置であって、
前記呼接続部は、前記電話番号毎の呼の確立回数を前記記憶部に記憶させ、
前記優先案内部は、前記呼接続部が所定回数以上呼を確立させた前記顧客端末について、前記優先番号案内条件を満たすと判定することを特徴とする情報提示装置。
【請求項6】
請求項3に記載の情報提示装置であって、
前記呼接続部は、確立した呼における前記顧客の待ち時間を計時して前記記憶部に記憶させ、
前記優先案内部は、前記所定期間に確立した呼における前記待ち時間が所定時間以上である前記顧客端末について、前記優先番号案内条件を満たすと判定することを特徴とする情報提示装置。
【請求項7】
請求項1に記載の情報提示装置であって、
確立した呼に対し自動音声応答を行う自動音声応答部を備え、
前記応答情報は、前記自動音声応答に対して前記顧客端末から入力された前記入力情報と前記参照情報とを関連付けており、
前記メッセージ生成部は、前記自動音声応答に対し入力された前記入力情報を用いて前記参照情報を特定することを特徴とする情報提示装置。
【請求項8】
請求項1に記載の情報提示装置であって、
前記顧客情報は、前記顧客がソフトウェアの利用に用いる識別情報と前記電話番号とを含み、
前記送信先特定部は、前記顧客端末について、電話番号に対してデータの送信を可能とするデータ送信サービスを用いる前記メッセージの送信可否を判定し、送信不可能と判定する場合に、発呼元の前記電話番号に係る前記顧客情報に含まれる前記識別情報を前記送信先として特定し、
前記通信部は、前記識別情報に対応する前記ソフトウェアを用いて前記メッセージを送信することを特徴とする情報提示装置。
【請求項9】
情報提示装置を用いた情報提示方法であって、
前記情報提示装置は、呼接続部と、メッセージ生成部と、送信先特定部と、通信部と、を備え、
前記呼接続部は、着呼すると発呼元の顧客端末の電話番号を特定する呼接続手順を実行し、
前記メッセージ生成部は、前記顧客端末から取得した入力情報を取得すると、記憶部に記憶され顧客の要求への応答を示す文書の参照情報と前記入力情報とを関連付けた応答情報を用いて前記参照情報を特定し、前記参照情報を含むメッセージを生成するメッセージ生成手順を実行し、
前記送信先特定部は、前記メッセージの送信先を特定する送信先特定手順を実行し、
前記通信部は、前記メッセージを前記送信先へ送信する通信手順と、を実行し、
前記送信先特定手順において、前記顧客端末に含まれる1の前記送信先に対し前記メッセージを送信可能か否かを発呼元の前記電話番号を用いて判定し、送信不可能と判定する場合に前記顧客情報に含まれる他の前記送信先を特徴とする情報提示方法。
【請求項10】
コンピュータを情報提示装置として機能させるプログラムであって、
前記情報提示装置は、呼接続部と、メッセージ生成部と、送信先特定部と、通信部と、を備え、
前記呼接続部は、着呼すると発呼元の顧客端末の電話番号を特定する呼接続手順を実行し、
前記メッセージ生成部は、前記顧客端末から取得した入力情報を取得すると、記憶部に記憶され顧客の要求への応答を示す文書の参照情報と前記入力情報とを関連付けた応答情報を用いて前記参照情報を特定し、前記参照情報を含むメッセージを生成するメッセージ生成手順を実行し、
前記送信先特定部は、前記メッセージの送信先を特定する送信先特定手順を実行し、
前記通信部は、前記メッセージを前記送信先へ送信する通信手順と、をコンピュータに実行させ、
前記送信先特定手順において、前記顧客端末に含まれる1の前記送信先に対し前記メッセージを送信可能か否かを発呼元の前記電話番号を用いて判定し、送信不可能と判定する場合に前記顧客情報に含まれる他の前記送信先を特徴とするプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報提示装置、情報提示方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されたショートメッセージサービス配信システムは、「携帯端末から発信された発話情報を受信するステップと、前記発話情報からキャリア情報と端末情報と発信先情報とを取得するステップと、前記キャリア情報と前記端末情報と前記発信先情報とから、前記端末向けの送信情報を生成するステップ」とを備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2013−46180号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
顧客からの問合せを受け付けるコールセンター業務では、自動音声応答により顧客対応を行うシステムが用いられる。自動音声応答にて対応できない問合せについては、オペレーターへの通話変更が行われるが、種々の問合せに応えるためには多くのオペレーターを待機させねばならず、非効率的である。
【0005】
また、発呼元の電話番号に対して短いメッセージを送信するショートメッセージサービスを用いて、問合せに対応するショートメッセージを発呼元の電話番号に対して送信することが考えられるが、発呼元の電話がショートメッセージサービスに対応していない場合がある。
【0006】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、問合せに対する情報提示をより効率的に行うことのできる技術の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願は、上記課題の少なくとも一部を解決する手段を複数含んでいるが、その例を挙げるならば、以下の通りである。
【0008】
上記課題を解決するため、本発明の一態様に係る情報提示装置は、着呼すると発呼元の顧客端末の電話番号を特定する呼接続部と、顧客の要求への応答を示す文書の参照情報と前記顧客端末から取得した入力情報とを関連付けた応答情報と、前記顧客への複数の送信先を含む顧客情報とを記憶する記憶部と、前記入力情報を取得すると前記応答情報を用いて前記参照情報を特定し、前記参照情報を含むメッセージを生成するメッセージ生成部と、前記メッセージの送信先を特定する送信先特定部と、前記メッセージを前記送信先へ送信する通信部と、を備え、前記送信先特定部は、前記顧客端末に対し前記メッセージを送信可能か否かを発呼元の前記電話番号を用いて判定し、送信不可能と判定する場合に前記顧客情報に含まれる他の前記送信先を特定することを特徴とする。
【0009】
前記通信部は、電話番号に対してデータの送信を可能とするデータ送信サービスを用いて前記メッセージを発呼元の前記送信先の電話番号に送信し、前記送信先特定部は、前記電話番号を用いて特定される種別の前記顧客端末に対する前記メッセージの送信可否を判定することを特徴としてもよい。
【0010】
前記情報提示装置は、発呼元の前記電話番号を用いて前記記憶部に記憶された優先番号案内条件を参照し、当該着呼より前に確立した呼について前記電話番号に係る前記顧客端末が前記優先番号案内条件を満たす場合に、優先的にオペレーター端末に接続する優先電話番号を特定する優先案内部を備え、前記記憶部は、前記入力情報に応じて予め定められる前記優先番号案内条件を記憶しており、前記メッセージ生成部は、前記優先電話番号を含む前記メッセージを生成することを特徴としてもよい。
【0011】
前記呼接続部は、前記通信部により送信された前記メッセージに含まれる前記優先電話番号に対応する前記オペレーター端末を特定し、前記メッセージを送信した前記顧客端末を除く他の顧客端末と前記オペレーター端末との呼の確立を制限することを特徴としてもよい。
【0012】
前記呼接続部は、前記電話番号毎の呼の確立回数を前記記憶部に記憶させ、前記優先案内部は、前記呼接続部が所定回数以上呼を確立させた前記顧客端末について、前記優先番号案内条件を満たすと判定することを特徴としてもよい。
【0013】
前記呼接続部は、確立した呼における前記顧客の待ち時間を計時して前記記憶部に記憶させ、前記優先案内部は、前記所定期間に確立した呼における前記待ち時間が所定時間以上である前記顧客端末について、前記優先番号案内条件を満たすと判定することを特徴としてもよい。
【0014】
前記情報提示装置は、確立した呼に対し自動音声応答を行う自動音声応答部を備え、前記応答情報は、前記自動音声応答に対して前記顧客端末から入力された前記入力情報と前記参照情報とを関連付けており、前記メッセージ生成部は、前記自動音声応答に対し入力された前記入力情報を用いて前記参照情報を特定することを特徴としてもよい。
【0015】
前記顧客情報は、前記顧客がソフトウェアの利用に用いる識別情報と前記電話番号とを含み、前記送信先特定部は、前記顧客端末について、電話番号に対してデータの送信を可能とするデータ送信サービスを用いる前記メッセージの送信可否を判定し、送信不可能と判定する場合に、発呼元の前記電話番号に係る前記顧客情報に含まれる前記識別情報を前記送信先として特定し、前記通信部は、前記識別情報に対応する前記ソフトウェアを用いて前記メッセージを送信することを特徴としてもよい。
【0016】
また、上記課題を解決するため、本発明の他の態様に係る情報提示方法は、情報提示装置を用いた情報提示方法であって、前記情報提示装置は、呼接続部と、メッセージ生成部と、送信先特定部と、通信部と、を備え、前記呼接続部は、着呼すると発呼元の顧客端末の電話番号を特定する呼接続手順を実行し、前記メッセージ生成部は、前記顧客端末から取得した入力情報を取得すると、記憶部に記憶され顧客の要求への応答を示す文書の参照情報と前記入力情報とを関連付けた応答情報を用いて前記参照情報を特定し、前記参照情報を含むメッセージを生成するメッセージ生成手順を実行し、前記送信先特定部は、前記メッセージの送信先を特定する送信先特定手順を実行し、前記通信部は、前記メッセージを前記送信先へ送信する通信手順と、を実行し、前記送信先特定手順において、前記顧客端末に含まれる1の前記送信先に対し前記メッセージを送信可能か否かを発呼元の前記電話番号を用いて判定し、送信不可能と判定する場合に前記顧客情報に含まれる他の前記送信先を特徴とする。
【0017】
また、上記課題を解決するため、本発明のさらに他の態様に係るプログラムは、コンピュータを情報提示装置として機能させるプログラムであって、前記情報提示装置は、呼接続部と、メッセージ生成部と、送信先特定部と、通信部と、を備え、前記呼接続部は、着呼すると発呼元の顧客端末の電話番号を特定する呼接続手順を実行し、前記メッセージ生成部は、前記顧客端末から取得した入力情報を取得すると、記憶部に記憶され顧客の要求への応答を示す文書の参照情報と前記入力情報とを関連付けた応答情報を用いて前記参照情報を特定し、前記参照情報を含むメッセージを生成するメッセージ生成手順を実行し、前記送信先特定部は、前記メッセージの送信先を特定する送信先特定手順を実行し、前記通信部は、前記メッセージを前記送信先へ送信する通信手順と、をコンピュータに実行させ、前記送信先特定手順において、前記顧客端末に含まれる1の前記送信先に対し前記メッセージを送信可能か否かを発呼元の前記電話番号を用いて判定し、送信不可能と判定する場合に前記顧客情報に含まれる他の前記送信先を特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、問合せに対する情報提示をより効率的に行うことができる。
【0019】
上記した以外の課題、構成、及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】情報提示システムの機能構成の一例を示す機能ブロック図である。
図2】応答ログ情報のデータ構造の一例を示す図である。
図3】参照先情報のデータ構造の一例を示す図である。
図4】顧客情報のデータ構造の一例を示す図である。
図5】優先案内情報のデータ構造の一例を示す図である。
図6】情報提示装置のハードウェア構成例を示す図である。
図7】情報提示装置における情報提示処理の一例を示すフローチャート(その1)である。
図8】情報提示装置における情報提示処理の一例を示すフローチャート(その2)である。
図9】送信先特定処理の一例を示すフローチャートである。
図10】優先番号案内処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態の例を説明する。図1は、情報提示システム1の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。情報提示システム1は、情報提示装置10と、オペレーター端末20と、IVR(interactive voice response)50と、PBX(private branch exchange)60と、を用いて、顧客端末30から発せられる問合せに応答する。
【0022】
情報提示装置10は、PC(Personal Computer)又はサーバーコンピュータ等の装置である。情報提示装置10は、例えば情報提示システム1を用いた情報提示サービスの事業提供者により管理される。
【0023】
オペレーター端末20は、オペレーターにより操作され、通話機能を備えたPC又は電話機等の装置である。PBX60は、オペレーター端末20、顧客端末30、及びIVR50の間の呼接続を行う装置である。顧客端末30とPBX60とは、公衆電話網40に接続されており、PBX60は情報提示装置10の制御により顧客端末30の呼の確立先を情報提示装置10とオペレーター端末20との間で切り替える。
【0024】
PBX60は回線交換により音声通信を仲介する装置である。なお、PBX60はモバイルゲートウェイであってもよい。その場合、例えばIP電話を用いることにより、顧客端末30とPBX60との間でデータ通信を行うことが可能である。
【0025】
IVR50は、顧客端末30に対して自動で音声応答を行う装置であって、録音音声又は合成音声の再生と、音声に対する入力操作(例えばプッシュボタン操作や音声認識を用いた操作)の受付とを行う装置である。IVR50については公知の装置を用いるため、説明を省略する。本図では、IVR50と情報提示装置10とを各々独立した装置として記載しているが、IVR50は情報提示装置10に含まれるものであってもよい。本実施形態では、IVR50は情報提示装置10の制御により機能を発揮する。そのため、便宜上顧客端末30と情報提示装置10との間で呼が確立するものとして説明する。
【0026】
顧客端末30は、電話機又はスマートフォン等の、通話機能を備えた装置である。顧客端末30からの発呼を情報提示装置10が着呼すると、情報提示装置10の制御により顧客端末30と情報提示装置10との間で呼が確立される。情報提示装置10は、必要に応じて呼の確立先をオペレーター端末20へと切り替える。これにより、顧客端末30の呼の確立先が情報提示装置10からオペレーター端末20へと切り替わる。
【0027】
情報提示装置10は、問合せに対する応答を示す文書の参照情報を含むメッセージを生成し、顧客端末30に送信する。顧客端末30と情報提示装置10とは、インターネット等のネットワーク70を介して接続されていてもよい。顧客端末30がネットワーク70に接続されている場合、顧客端末30はネットワーク70を介して情報提示装置10か又は他の情報処理装置の提供する文書を取得し、表示させる。顧客端末30がネットワーク70に接続されていない場合には、顧客はネットワーク70に接続された情報処理装置aに参照情報を入力することにより文書を取得し、閲覧する。なお、オペレーター端末20はネットワーク70に接続されていなくてもよい。
【0028】
情報提示装置10は、制御部110と、記憶部120と、通信部130と、を備える。制御部110は、情報提示装置10において、呼接続や問い合わせに対する応答情報の提示等の処理を制御する。記憶部120は、応答情報の提示や情報提示先を定めるために用いる情報、及び優先電話番号の案内等に用いる情報を記憶する。通信部130は、顧客端末30に対して情報の送信や受信を行う。
【0029】
通信部130は、電話番号に対してデータの送信を可能とするデータ送信サービス、例えばショートメッセージサービス(以下「SMS」(short message service)と記載)を使用して、顧客端末30に対して情報を送信する。他に、通信部130は、facebook(登録商標)等のソーシャルネットワークサービスを用いた情報の送信が可能であってもよい。
【0030】
制御部110は、自動音声応答部111と、呼接続部112と、メッセージ生成部113と、送信先特定部114と、優先案内部115と、を備える。自動音声応答部111は、IVR50を用いて自動音声応答を顧客端末30に送信する。また、自動音声応答部111は、自動音声応答に対して顧客端末30から入力された入力情報を記憶部120に記憶させる。
【0031】
呼接続部112は、発呼元の顧客端末30の電話番号を特定し、顧客端末30と情報提示装置10との間で呼を確立する。また、呼接続部112は、自動音声応答に対する顧客端末30からの応答を受信してから次の自動音声応答を送信するまでの間に生じる待ち時間や、オペレーター端末20へと切り替える際に生じる待ち時間を計時する。
【0032】
また、呼接続部112は、呼の確立回数を顧客端末30ごとに計時する。また、呼接続部112は、自動音声応答中に呼が切断されたか否かを判定し、切断された場合にその旨を示す情報を記憶部120に記憶させる。また、呼接続部112は、顧客に対して優先番号案内を行った場合に、優先電話番号に対応するオペレーター端末20への呼の確立を制限する。
【0033】
メッセージ生成部113は、顧客からの入力情報を用いて、顧客の問合せ内容が確定したことを検知する。メッセージ生成部113は、入力情報を用いて、問合せへの回答を示す文書情報を特定し、文書情報の参照先を示す参照情報を含むメッセージを生成する。文書情報とは、例えばウェブページであり、参照情報は該ウェブページのURL(uniform resource locator)等である。また、メッセージ生成部113は、後述の優先案内部115が優先電話番号を特定した場合に、優先電話番号を含むメッセージを生成する。
【0034】
送信先特定部114は、メッセージの送信先を特定する。送信先特定部114は、確立した呼の発呼元である顧客端末30に対する、メッセージの送信可否を判定する。送信先特定部114は、例えば顧客端末30の電話番号の所定箇所を参照し、顧客端末30の種別を特定する。送信先特定部114は、顧客端末30が携帯電話である場合に、メッセージの送信が可能であると判定し、電話番号を送信先として特定する。
【0035】
送信先特定部114は、顧客端末30についてメッセージの送信が不可能であると判定すると、後述の顧客情報123を参照して当該顧客の他の送信先を特定する。送信先特定部114は、顧客情報123に他の送信先が含まれていない場合に、顧客に対し入力を促すことにより、入力された送信先を特定する。送信先特定部114は、電話番号以外の情報を送信先として特定した場合に、該送信先へとメッセージを送信するためのソフトウェアを特定するが、詳細は後述する。
【0036】
優先案内部115は、発呼元の電話番号を用いて後述する優先案内情報と図示しない優先番号案内条件とを参照し、優先電話番号を送信する対象であるか否かを判定する。例えば、優先案内部115は、発呼した顧客端末30に対して所定期間に確立させた呼において発生した待ち時間が所定時間(例えば5分)以上である場合に、顧客端末30が優先電話番号を送信する対象であると判定する。
【0037】
また例えば、優先案内部115は、所定時間内に所定回数以上(例えば1時間につき3回以上)の呼の確立が認識された顧客端末30は、優先電話番号の送信対象であると判定する。また例えば、優先案内部115は、送信したメッセージが未到達であることを示す情報が関連付けられた顧客端末30については、優先電話番号の送信対象であると判定する。また例えば、優先案内部115は、以前に確立した呼において自動音声応答の最中に呼が切断されていた顧客端末30について、優先電話番号を送信する対象であると判定する。
【0038】
記憶部120は、応答ログ情報121と、参照先情報122と、顧客情報123と、優先案内情報124と、を記憶する。応答ログ情報121は、確立した呼に関する情報であって、後述する情報提示処理によって生成される。参照先情報122は、顧客の問合せへの応答を示す文書の参照先に関する情報であって、情報提示処理の前に記憶部120に記憶されている。顧客情報123は、顧客に関する情報であって、1又は2以上の顧客の連絡先を含み、情報提示処理の前に記憶部120に記憶されている。優先案内情報124は、後述する優先番号案内処理によって、顧客に案内した優先電話番号に関する情報であって、優先番号案内処理により生成される。
【0039】
このほか、記憶部120は、図示しない領域に優先番号案内条件を記憶する。優先番号案内条件は、予め情報提示装置10に入力される情報であって、顧客に対して優先電話番号を案内する条件に関する情報である。優先番号案内条件は、例えば「累計待ち時間が5分以上」、「1時間以内に3回呼が確立」、「送信メッセージ未到達」、又は「途中切断あり」といった、優先電話番号を案内するか否かの基準となる情報である。
【0040】
次に、記憶部120に含まれる各情報について説明する。
【0041】
図2は、応答ログ情報121のデータ構造の一例を示す図である。応答ログ情報121は、確立した呼に関する情報であって、例えば予め定められた所定数の呼に関する履歴を含んでいる。応答ログ情報121は、電話番号121aと、顧客識別子121bと、入電日時121cと、オペレーター接続フラグと121dと、途中切断フラグ121eと、優先番号案内フラグ121fと、メッセージ送信フラグ121gと、メッセージ受信フラグ121hと、問合せ内容121iと、累計待ち時間121jと、を含む。
【0042】
電話番号121aは、発呼元の顧客端末30の電話番号である。顧客識別子121bは、電話番号121aにより特定される顧客端末30を有する顧客を特定する識別情報である。入電日時121cは、呼が確立した日時を示す情報である。電話番号121aと入電日時121cとにより、呼が特定しうる。
【0043】
オペレーター接続フラグ121dは、顧客端末30をオペレーター端末20に接続させたか否かを示す情報である。情報提示装置10の呼接続部112が、呼接続を情報提示装置10からオペレーター端末20に切り替えた場合、オペレーター接続フラグ121dはオペレーター端末20に接続させたことを示す情報である。
【0044】
途中切断フラグ121eは、確立した呼が自動音声案内中に顧客端末30により切断されたか否かを示す情報である。優先番号案内フラグ121fは、関連する電話番号121a及び入電日時121cにより特定される呼について、顧客端末30に対して優先電話番号を案内したか否かを示す情報である。メッセージ送信フラグ121gは、関連する電話番号121a及び入電日時121cにより特定される呼について、顧客端末30に対してメッセージを送信したか否かを示す情報である。
【0045】
メッセージ受信フラグ121hは、メッセージ送信フラグ121gがメッセージを送信したことを示す情報である場合に、送信したメッセージが受信されたか否かを示す情報である。なお、ショートメッセージサービスを用いてメッセージを送信する場合、メッセージの送信元はメッセージが受信されたか否かを特定しうる。
【0046】
問合せ内容121iは、自動音声応答に対して顧客端末30から受け付けた入力操作を特定する入力情報である。複数の入力を受け付けた場合、問合せ内容121iは入力操作の遷移を示す情報を含む。累計待ち時間121jは、確立された呼において発生した待ち時間の累計を示す情報である。
【0047】
図3は、参照先情報122のデータ構造の一例を示す図である。参照先情報122は、問合せ内容122aと、参照情報122bと、を含む。問合せ内容122aは、自動音声応答に対して顧客端末30から受け付けた入力操作を特定する情報であって、複数の入力を受け付けた場合には入力処理の遷移をも含む。問合せ内容122aにより、顧客の問合せ内容を特定可能である。参照情報122bは、問合せ内容122aにより特定される問合せ内容に対する応答を示す文書の参照先を示す情報である。参照情報122bは、例えば製品情報を表示するウェブページのURLである。
【0048】
図4は、顧客情報123のデータ構造の一例を示す図である。顧客情報123は、顧客識別子123aと、自宅電話番号123bと、携帯電話番号123cと、氏名123dと、メールアドレス123eと、ソフトウェアAアカウント123fと、ソフトウェアBアカウント123gと、を含む。
【0049】
顧客識別子123aは、顧客を特定する識別情報であって、応答ログ情報121の顧客識別子121bと対応する。自宅電話番号123bは、顧客識別子123aにより特定される顧客の自宅の電話番号を示す情報である。顧客情報123は、加入用紙に顧客により記入された情報に基づいて情報提示装置10に対して入力される等、何らかの手段によって予め情報提示装置10に記憶された情報である。自宅又は携帯電話の別なく電話番号が入力された場合、電話番号に含まれる局番に基づいて携帯電話でないと判断された電話番号は、自宅電話番号123bとして顧客情報123に関連付けられる。
【0050】
携帯電話番号123cは、顧客の有する携帯電話の電話番号を示す情報である。氏名123dは、顧客の氏名を示す情報である。メールアドレス123eは、顧客のEメールアドレスを示す情報である。
【0051】
ソフトウェアAアカウント123f、及びソフトウェアBアカウント123gは、顧客が電話番号及びEメールアドレス以外の連絡先を有する場合の、連絡先を示す識別情報である。例えば、ソフトウェアAアカウント123fは、顧客がソーシャルネットワークサービスのアカウントを有する場合の、アカウントを特定する識別情報である。ソフトウェアAアカウント123fは、顧客がアカウントを有するソフトウェア(ソーシャルネットワークサービスを含む)を特定する情報を含む。
【0052】
図5は、優先案内情報124のデータ構造の一例を示す図である。優先案内情報124は、受信電話番号124aと、優先番号124bと、優先開始時刻124cと、優先終了時刻124dと、を含む。受信電話番号124aは、優先電話番号を案内した際の発呼元の顧客端末30の電話番号を示す情報である。優先番号124bは、受信電話番号124aにより特定される顧客端末30を有する顧客に対して案内した優先電話番号である。
【0053】
優先開始時刻124cは、優先番号124bと対応するオペレーター端末20の呼制御の制限を開始する日時である。優先開始時刻124cは、例えば顧客端末30に対して優先番号124bにより特定される優先電話番号を含む情報を送信した日時である。優先終了時刻124dは、オペレーター端末20の呼制御の制限を解除する日時である。優先終了時刻124dは、例えば優先開始時刻124cから予め定められた期間の経過後の日時である。
【0054】
なお、記憶部120に記憶される各情報について、図示される情報すべてを含むものでなくてもよい。また、図示されない情報を含むものであってもよい。
【0055】
図6は、情報提示装置10のハードウェア構成例を示す図である。情報提示装置10は、演算装置11と、メモリ12と、外部記憶装置13と、入力IF(Interface)14と、出力IF15と、通信IF16と、記憶媒体駆動装置17とを備え、各構成要素はバスにより接続されている。
【0056】
演算装置11はCPU(Central Processing Unit)等の演算装置であり、メモリ12又は外部記憶装置13に記録されたプログラムに従って処理を実行する。情報提示装置10では、メモリ12又は外部記憶装置13上に読み出されたプログラムに従って動作する演算装置11により処理が行われる。制御部110を構成する各処理部は、演算装置11がプログラムを実行することにより各々の機能を実現する。
【0057】
メモリ12は、RAM(Random Access Memory)又はフラッシュメモリ等の記憶装置であり、プログラムやデータが一時的に読み出される記憶エリアとして機能する。外部記憶装置13は、例えばHDD(Hard Disk Drive)や、CD-R(Compact Disc- Recordable)、DVD-RAM(Digital Versatile Disk-Random Access Memory)、及びSSD(solid state drive)等の書き込み及び読み出し可能な記憶メディア及び記憶メディア駆動装置等である。記憶部120は、メモリ12又は外部記憶装置13によりその機能が実現される。なお、記憶部120は、通信IF16を介して接続される記憶装置によってその機能が実現されてもよい。
【0058】
入力IF14は、操作者からの入力操作を受け付けるためのインターフェイスであり、例えばタッチパネル、キーボード、マウス、マイク等の入力装置が接続される。出力IF15は、情報提示装置10に内蔵されたLCD(Liquid Crystal Display)ディスプレイ等の表示装置等に対して情報を出力するためのインターフェイスである。
【0059】
通信IF16は、情報提示装置10をIVR50に接続するためのインターフェイスである。通信IF16には、例えばLAN(Local Area Network)カード等の通信デバイスが接続される。通信部130は、通信IF16によりその機能が実現される。記憶媒体駆動装置17は、CD(Compact Disk)やDVD(Digital Versatile Disk)等の可搬性のメディア18から情報を入出力する装置である。
【0060】
なお、情報提示装置10の各構成要素の処理は、1つのハードウェアで実行されてもよいし、複数のハードウェアで実行されてもよい。また、情報提示装置10の各構成要素の処理は、1つのプログラムで実現されてもよいし、複数のプログラムで実現されてもよい。
【0061】
図7は、情報提示装置10における情報提示処理の一例を示すフローチャート(その1)である。本処理は、例えば情報提示装置10が起動されると開始される。
【0062】
まず、呼接続部112が、着呼を受け付ける(ステップS11)。呼接続部112は、発呼元の顧客端末30の電話番号を特定する。
【0063】
次に、呼接続部112は、優先対象者の番号であるか否かを判定する(ステップS12)。優先対象者とは、他の顧客よりも優先的にオペレーター端末20に接続する対象となる者であって、予め優先電話番号を提示している者である。呼接続部112は、発呼元の顧客端末30の電話番号を用いて応答ログ情報121を参照し、電話番号121aが対応し、かつ入電日時121cが最も新しい応答ログ情報121のレコードを特定する。呼接続部112は、特定したレコードの優先番号案内フラグ121fを参照し、優先電話番号を案内したことを示す情報である場合に、顧客端末30の電話番号が優先対象者の電話番号であると判定する。
【0064】
呼接続部112が、優先対象者の番号であると判定する場合(ステップS12で「YES」の場合)、呼接続部112は、優先対応時間内であるか否かを判定する(ステップS28)。呼接続部112は、着呼先(情報提示システム1側)の電話番号を特定し、優先案内情報124を参照する。呼接続部112は、着呼先の電話番号を優先番号124bに含み、かつステップS11で特定した顧客端末30の電話番号を受信電話番号124aに含む優先案内情報124のレコードを特定する。
【0065】
呼接続部112は、特定したレコードの優先開始時刻124cを始期とし、優先終了時刻124dを終期とする時間帯に現在時刻が含まれる場合に、優先対応時間内であると判定する。呼接続部112が、優先対応時間内でないと判定する場合(ステップS28で「NO」の場合)、呼接続部112は処理をステップS13に進める。また、呼接続部112は、特定したレコードの優先番号124bと着呼先の電話番号とが対応しない場合にも、同様に処理をステップS13に進める。
【0066】
呼接続部112が、優先対応時間内であると判定する場合(ステップS28で「YES」の場合)、呼接続部112は、優先番号対応オペレーターのオペレーター端末20に接続する(ステップS29)。自動音声応答部111は自動音声応答を終了する。呼接続部112は、情報提示システム1の対応している電話番号とオペレーター端末20とを関連付けた図示しない情報を参照し、優先電話番号に関連付けられたオペレーター端末20と顧客端末30との間で呼を確立する。
【0067】
呼接続部112が、顧客端末30が優先対象者の番号でないと判定する場合(ステップS12で「NO」の場合)、又は優先対応時間内でないと判定する場合(ステップS28で「NO」の場合)、優先案内部115は、優先案内対象者の番号であるか否かを判定する(ステップS13)。優先案内対象者とは、優先電話番号を送信する対象となる者である。
【0068】
優先案内部115は、発呼元の電話番号を用いて応答ログ情報121を参照し、入電日時121cが現在時刻から所定期間内であって、電話番号121aの対応する応答ログ情報121のレコードを抽出する。優先案内部115は、特定した応答ログ情報121のレコードと、記憶部120に記憶された優先番号案内条件とを比較し、顧客端末30が優先番号案内の対象であるか否かを判定する。換言すれば、優先案内部115は、呼接続部111が着呼を受け付けると、当該着呼より前の所定期間内に確立した呼について顧客端末30が優先番号案内条件を満たすか否かを判定する。
【0069】
上述したように、優先番号案内条件とは、顧客に対して優先電話番号を案内するか否かを判定する基準となる情報である。例えば「累計待ち時間が5分以上」、「1時間以内に3回呼が確立」、「送信メッセージ未到達」、又は「途中切断あり」といった優先番号案内条件を用いて、優先案内部115は顧客端末30が優先番号案内の対象であるか否かを判定する。
【0070】
より具体的には、所定の待ち時間を渡過することが優先番号案内条件に設定されている場合に、優先案内部115は、抽出したレコードのうち最も入電日時121cの新しいレコードを特定する。優先案内部115は、特定したレコードに含まれる累計待ち時間121jが該条件に含まれる待ち時間を渡過しているか否かを判定することにより、顧客端末30が優先番号案内の対象であるか否かを判定する。
【0071】
なお、優先案内部115は、抽出したレコードのうち現在時刻から所定時間を遡った時間内に呼の確立した応答ログ情報121をさらに抽出し、累計待ち時間121jを合算して、優先番号案内条件と比較することにより判定を行ってもよい。
【0072】
また、所定時間内に所定回数以上の呼の確立があったことが優先番号案内条件に設定されている場合に、優先案内部115は、抽出した応答ログ情報121の入電日時121cを参照し、現在時刻から所定時間を遡った時間内に確立させた呼に係る応答ログ情報121をさらに抽出する。優先案内部115は、抽出した応答ログ情報121のレコード数が所定数以上である場合に、顧客端末30が優先番号案内の対象であるか否かを判定する。
【0073】
なお、所定時間内に所定回数以上の着呼があったことが優先番号案内条件に設定されていてもよい。その場合、呼接続部113はステップS11において着呼を受け付けると応答ログ情報121を生成する。優先案内部115は、現在時刻から所定時間を遡った時間内の入電回数を応答ログ情報121により特定し、優先番号案内情報と比較することにより、顧客端末30が優先番号案内の対象であるか否かを判定する。
【0074】
また、送信したメッセージが未到達であることが優先番号案内条件に設定されている場合に、優先案内部115は、抽出したレコードのうち最も入電日時121cの新しいレコードのメッセージ受信フラグ121hを参照することにより、顧客端末30が優先番号案内の対象であるか否かを判定する。また、途中切断があったことが優先番号案内条件に設定されている場合に、優先案内部115は、該レコードの途中切断フラグ121dを参照することにより、顧客端末30が優先番号案内の対象であるか否かを判定する。
【0075】
なお、優先番号案内条件については上述の例に限定されない。例えば上述の例を組み合わせたものであってもよい。また、「3回以上途中切断がある」等、上述の例に加えて回数の制限や期間の制限を設けたものであってもよい。
【0076】
優先案内部115が、優先案内対象者の番号であると判定する場合(ステップS13で「YES」の場合)、呼接続部112は優先番号案内処理へと処理を進める(ステップS30)。優先番号案内処理については後述する。その後、制御部110は本フローチャートの処理を終了する。
【0077】
呼接続部112が、優先案内対象者の番号でないと判定する場合(ステップS13で「NO」の場合)、呼接続部112は、顧客端末30と情報提示装置10との間で呼を確立し、応答ログ情報を生成する(ステップS14)。呼接続部112は、呼を確立し、ステップS11で特定した顧客の電話番号と、該電話番号と顧客情報123において対応する顧客識別子と、呼の確立日時と、を用いて、応答ログ情報121を生成する。
【0078】
次に、自動音声応答部111は、自動音声応答を出力する(ステップS15)。自動音声応答部111は、IVR50を用いて自動音声応答を出力する。自動音声応答部111は、出力した音声に基づいて顧客端末30から入力処理を受け付けた場合には、応答ログ情報121の問合せ内容121iに入力情報を記憶させる。
【0079】
次に、呼接続部112は、待ち時間が発生したか否かを判定する(ステップS16)。呼接続部112は、顧客端末30から入力処理を受け付けてから次の自動音声応答を送信するまでの間に生じたタイムラグや、情報提示装置10からオペレーター端末20へと呼を切り替える間に生じたタイムラグを、待ち時間と判定する。また、呼接続部112は、オペレーター端末20から他のオペレーター端末20へと呼の確立先を切り替える場合に生じたタイムラグを、待ち時間と判定する。
【0080】
呼接続部112は、待ち時間が発生しないと判定する場合(ステップS16で「NO」の場合)、呼接続部112は処理をステップS18に進める。
【0081】
呼接続部112が、待ち時間が発生したと判定する場合(ステップS16で「YES」の場合)、呼接続部112は、発生した待ち時間を計時する(ステップS17)。呼接続部112は、発生した待ち時間の累計を算出し、ステップS14で生成した応答ログ情報121の累計待ち時間121jに記憶させる。
【0082】
なお、呼接続部112は、自動音声応答部111が自動音声応答を終了する前に、呼が顧客端末30により切断されたことを検知した場合に、応答ログ情報121の途中切断フラグ121eに途中切断があったことを示す情報を記憶させる。また、呼接続部112は、入力情報に基づいて呼の確立先を情報提示装置10からオペレーター端末20へと切り替えた場合、応答ログ情報121のオペレーター接続フラグ121dにオペレーター端末20と接続したことを示す情報を記憶させる。
【0083】
次に、メッセージ生成部113は、問合せ内容を特定する(ステップS18)。メッセージ生成部113は、応答ログ情報121の問合せ内容121iを用いて参照先情報122を参照し、問合せ内容122aと一致するレコードが存在する場合に、問合せ内容が確定したものと取り扱う。
【0084】
次に、メッセージ生成部113は、当該呼において他に問合せがあるか否かを判定する(ステップS19)。メッセージ生成部113は、自動音声応答部111に対して他に問合せがあるか否かを質問させ、顧客端末30から返答の入力情報を得ることにより、他に問い合わせがあるか否かを判定する。メッセージ生成部113が、他に問合せがあると判定する場合(ステップS19で「YES」の場合)、メッセージ生成部113は処理をステップS18に戻す。その後、自動音声応答部111が他の問合せの入力を受け付ける。
【0085】
メッセージ生成部113は、他に問合せがないと判定する場合(ステップS19で「NO」の場合)、処理をステップS20に進める。
【0086】
なお、ステップS18において特定する問合せの数に上限を設けてもよい。その場合、ステップS18の処理を繰り返し行った結果、上限値と同じ数の問合せ内容を特定すると、次のステップS19では、他に問合せがない(ステップS19で「NO」)ものとして取り扱い、処理をステップS20に進める。
【0087】
図8は、情報提示装置10における情報提示処理の一例を示すフローチャート(その2)である。
【0088】
次に、自動音声応答部111は、SMSの希望有無を問い合わせる(ステップS20)。自動音声応答部111は、問合せ内容に対する回答をSMSで送信するか否かの質問を示す音声を顧客端末30に対して再生し、希望するか否かの入力を促す。
【0089】
次に、自動音声応答部111は、顧客がSMSでの回答送信を希望するか否かを判定する(ステップS21)。自動音声応答部111は、ステップS20での問合せに対する顧客端末30の入力情報を用いて、顧客がSMSでの回答送信を希望するか否かを判定する。
【0090】
自動音声応答部111が、SMSでの回答を希望すると判定する場合(ステップS21で「YES」の場合)、送信先特定部114は送信先特定処理を実行する(ステップS22)。送信先特定処理については後述する。送信先特定処理を実行した結果、メッセージの送信先と、メッセージを送信する際に用いる送信方法とが特定される。送信方法とは、メッセージを生成するソフトウェアを示す情報である。ソフトウェアとは、例えばショートメッセージを生成及び送信するソフトウェアや、ソーシャルネットワークサービスを利用するためのソフトウェアである。
【0091】
自動音声応答部111が、SMSでの回答を希望しないと判定する場合(ステップS21で「NO」の場合)、自動音声応答部111は自動音声応答を継続する(ステップS31)。
【0092】
次に、呼接続部112は、顧客端末30又は情報提示装置10からの入力に基づいて、呼を切断する(ステップS32)。自動音声応答部111が自動音声応答を終了すると、顧客端末30又は情報提示装置10からの入力に基づき、呼接続部112が呼を切断する。その後、制御部110は本フローチャートの処理を終了する。
【0093】
ステップS22において、送信先特定部114が送信先特定処理を行うと、メッセージ生成部113は問合せ内容に対応する参照情報を特定する(ステップS23)。メッセージ生成部113は、応答ログ情報121の問合せ内容121iを用いて参照先情報122を参照し、対応する問合せ内容122aと関連する参照情報122bを特定する。
【0094】
次に、呼接続部112は、呼を切断する(ステップS24)。その際、自動音声応答部111は自動音声応答を終了する。
【0095】
次に、メッセージ生成部113は、メッセージを生成する(ステップS25)。メッセージ生成部113は、ステップS22で特定されたソフトウェアと予め関連付けられたメッセージのテンプレートを記憶部120の図示しない領域から取得し、テンプレートに対してステップS23で特定した参照情報を貼り付けることにより、メッセージを生成する。
【0096】
次に、通信部130は、メッセージを送信する(ステップS26)。通信部130は、ステップS25で生成されたメッセージを、ステップS22の送信先特定処理において特定された送信先に対し、同ステップで特定された送信方法で送信する。通信部130は、ステップS14で生成した応答ログ情報121のレコードのメッセージ送信フラグ121gに、メッセージを送信したことを示す情報を記憶させる。
【0097】
次に、通信部130は、メッセージの送信が成功したか否かを判定する(ステップS28)。通信部130は、図示しないSMSゲートウェイサーバから送信される情報を用いて、メッセージの送信が成功したか否かを判定する。なお、通信部130は、図示しないEメールサーバーからEメールが到達していないことを示す情報を受信した場合や、ソーシャルネットワークサービスが使用するサーバーからメッセージが到達していないことを示す情報を受信した場合に、メッセージの送信が成功していないと判定してもよい。通信部130が、メッセージの送信が成功したと判定する場合(ステップS28で「YES」の場合)、制御部110は本フローチャートの処理を終了する。
【0098】
通信部130が、メッセージの送信が成功していないと判定する場合(ステップS28で「NO」の場合)、通信部130は応答ログ情報121を更新する(ステップS33)。通信部130は、ステップS14で生成した応答ログ情報121のレコードのメッセージ受信フラグ121hに、メッセージが受信されなかったことを示す情報を記憶させる。その後、制御部110は本フローチャートの処理を終了する。
【0099】
なお、メッセージを受信した顧客端末30において、メッセージに含まれる参照情報を選択することで、問合せに対する応答を参照することができる。本実施形態によれば、オペレーターを介さずに顧客に応答を提示することができるため、オペレーターを介して応答を提示する場合に比べてコストを削減でき、効率性の向上に資する。また、オペレーターを介して応答を提示する場合には、音声を用いて説明する必要があったが、本実施形態では参照情報を用いて文書を提示することができるため、より多くの情報を顧客に提示することができ、利便性が向上する。
【0100】
図9は、送信先特定処理の一例を示すフローチャートである。本フローチャートは、図8のステップS22において行われる送信先特定処理をより詳細に説明するものである。
【0101】
まず、送信先特定部114は、ステップS11で特定された顧客端末30の電話番号が、SMSを送信可能な電話番号であるか否かを判定する(ステップS221)。電話番号は、プレフィックスを示す番号と、該番号と連続する、交換局を示す局番とを含んでいる。交換局を示す局番により、電話が固定電話であるか、携帯電話であるかといった電話の種別を特定しうる。記憶部120の図示しない領域には、SMSの受信が可能か否かを示す情報と局番とが予め関連付けられている。例えば該領域には、携帯端末に付される局番とSMSの受信を可能とする情報とが関連付けられている。
【0102】
送信先特定部114は、該領域を参照し、顧客端末30の電話番号に含まれる局番が携帯端末に付される局番である場合に、SMSを送信可能な電話番号であると判定する。又は、送信先特定部114は、顧客端末30の電話番号を用いて顧客情報123を参照し、該電話番号が携帯電話番号123cに含まれる場合に、SMSを送信可能な電話番号であると判定する。送信先特定部114は、SMSを送信可能な電話番号と判定する場合(ステップS221で「YES」の場合)、処理をステップS228に進める。
【0103】
送信先特定部114が、SMS送信可能な番号でないと判定する場合(ステップS221で「NO」の場合)、送信先特定部114は、対応する携帯番号があるか否かを判定する(ステップS222)。送信先特定部114は、ステップS11で特定された顧客端末30の電話番号を用いて顧客情報123を参照し、該電話番号を自宅電話番号123bに含む1又は複数の顧客情報123のレコードを特定する。送信先特定部114は、特定したレコードに含まれる携帯電話番号123cの数を特定する。
【0104】
送信先特定部114は、特定したレコードに含まれる携帯電話番号の数が0個、又は顧客端末30の電話番号を自宅電話番号123bに含む顧客情報123がない場合には、対応する携帯番号がないものと判定する。
【0105】
送信先特定部114が、対応する携帯番号が1つであると判定する場合、送信先特定部114は処理をステップS228に進める。
【0106】
送信先特定部114が、対応する携帯番号が複数あると判定する場合(ステップS222で「複数」の場合)、送信先特定部114は、複数ある携帯番号の中から、SMSを送信する電話番号の選択を受け付ける(ステップS223)。送信先特定部114は、自動音声応答によって複数の携帯番号を読み上げる等によって、顧客に対してSMSを送信する電話番号の選択を要求する。送信先特定部114は、顧客端末30からの入力情報を用いて、SMSを送信する電話番号を特定する。その後、送信先特定部114は、処理をステップS228に進める。本処理は、例えば自宅の電話番号に対して複数の家族の携帯番号が顧客情報123に登録されている場合に有利である。
【0107】
ステップS221において、送信先特定部114が、SMSを送信可能な電話番号であると判定する場合(ステップS221で「YES」の場合)、又はステップS222において、送信先特定部114が、対応する電話番号が1つであると判定する場合(ステップS222で「1つ」の場合)、又はステップS223において電話番号の選択を受け付けた場合、送信先特定部114は、SMS送信先番号を特定する(ステップS228)。送信先特定部114は、顧客端末30の電話番号をSMS送信先番号に特定し、SMSを送信方法に特定する。その後、制御部110は処理をステップS23に進める。
【0108】
ステップS222において、送信先特定部114が、対応する電話番号がないと判定する場合(ステップS222で「なし」の場合)、送信先特定部114は、他の連絡先があるか否かを判定する(ステップS224)。送信先特定部114は、顧客端末30の電話番号が自宅電話番号123bに含まれる1又は複数の顧客情報123のレコードを特定する。送信先特定部114は、特定したレコードにメールアドレス123e、ソフトウェアAアカウント123f、又はソフトウェアBアカウント123gが含まれる場合に、他の連絡先があると判定する。
【0109】
なお、送信先特定部114は、特定した顧客情報123のレコードに他の連絡先がない場合、又は顧客端末30の電話番号が含まれる顧客情報123がない場合には、他の連絡先がないと判定する。
【0110】
送信先特定部114が、他の連絡先があると判定する場合(ステップS224で「YES」の場合)、送信先特定部114は、送信先と送信方法とを特定する(ステップS225)。送信先特定部114は、他の連絡先を送信先に特定し、該送信先に対応するソフトウェアを送信方法に特定する。なお、他の連絡先が複数ある場合には、送信先特定部114は、自動音声応答により複数の連絡先から応答を送信する連絡先の選択を顧客端末30に要求してもよい。又は、予め定められた優先順位に基づいて、優先順位の高い連絡先を送信先に特定してもよい。その後、制御部110は処理をステップS23に進める。
【0111】
送信先特定部114が、他の連絡先がないと判定する場合(ステップS224で「NO」の場合)、送信先特定部114は、連絡先と連絡方法とを問い合わせる(ステップS226)。送信先特定部114は、自動音声応答により連絡先と連絡方法とを問い合わせる音声を顧客端末30に対して送信することにより、顧客に対して連絡先と連絡方法との入力を促す。
【0112】
次に、送信先特定部114は、送信先と送信方法とを特定する(ステップS227)。顧客端末30は、SMSを送信する電話番号や、Eメールアドレス、又はソーシャルネットワークサービスのアカウント等の入力を受け付ける。送信先特定部114は、顧客端末30の入力情報を取得し、送信先と送信方法とを特定する。その後、制御部110は処理をステップS23に進める。
【0113】
なお、本ステップの処理を開始する前に、顧客端末30が送信先を入力可能な装置であるか否かの判定を行ってもよい。例えば送信先特定部114は、自動音声応答により顧客に対し所定のボタンを押下するよう促し、入力結果を用いて送信先を入力可能な装置であるか否かを判定する。
【0114】
また、本実施形態では、自動音声応答により顧客に対して連絡先の入力を促すが、オペレーターがオペレーター端末20に音声を入力することにより、連絡先の入力を促してもよい。その場合においても、顧客端末30の入力情報を用いて情報提示装置10の送信先特定部114が送信先を特定する。
【0115】
また、本実施形態では、上述のステップS221において、SMSに対応する電話番号であると判定された場合には、SMSを用いてメッセージが送信された。しかしながら、送信先特定部114が顧客情報123を参照することにより他の連絡先の有無を判定し、他の連絡先が含まれている場合には、SMS以外の方法も選択しうるよう、送信先特定部114が顧客に送信先及び送信方法の選択を促すものであってもよい。
【0116】
本実施形態において、SMSを受信することができない固定電話等の顧客端末30から問合せを受け付けた場合であっても、適切にメッセージを送信する送信先を特定することができる。これにより、問合せを行った顧客端末30の種別に依らず、応答が開示された文書を閲覧することができ、利便性が向上する。
【0117】
近年、ウェブの閲覧に一定の制限のある、いわゆるフィーチャーフォンと、ウェブの閲覧に特化したスマートフォンとを併せて複数台所有する者が増加している。このような顧客に対しても、例えばフィーチャーフォンから受け付けた問合せに対する応答をスマートフォンに対して送信する等、柔軟な対応が可能となる。
【0118】
図10は、優先番号案内処理の一例を示すフローチャートである。本フローチャートは、図7のステップS30に示す優先番号案内処理をより詳細に説明するものである。
【0119】
まず、優先案内部115は、顧客がSMSを希望するか否かを判定する(ステップS301)。具体的には、優先案内部115は、優先電話番号を案内する手段として、SMSによる送信を希望するか否かの選択を要求する音声情報を、自動音声応答により送信する。優先案内部115は、該音声情報に対する応答を示す入力情報を用いて、顧客がSMSを希望するか否かを判定する。
【0120】
優先案内部115が、顧客がSMSを希望すると判定する場合(ステップS301で「YES」の場合)、優先案内部115は、顧客端末30の電話番号がSMSの送信が可能な電話番号であるか否かを判定する(ステップS302)。本ステップで行われる処理は、図9に示すステップS221において行われる処理と同様である。
【0121】
優先案内部115が、顧客がSMSを希望しないと判定する場合(ステップS301で「NO」の場合)、又は、優先案内部115が、顧客端末30の電話番号がSMSが送信可能な電話番号でないと判定する場合(ステップS302で「NO」の場合)、制御部110は、処理を図7に示すステップS14に進める。その後、顧客端末30と情報提示装置10との間で呼が確立され、自動音声応答による顧客対応が行われる。
【0122】
優先案内部115が、SMSの送信が可能な電話番号であると判定すると(ステップS302で「YES」の場合)、呼接続部112は、情報提示装置10と顧客端末30の間に確立された呼を切断する(ステップS303)。呼の切断前に、自動音声応答部111は自動音声応答を終了する。
【0123】
次に、メッセージ生成部113は、優先電話番号を記載したメッセージを生成する(ステップS304)。優先案内部115が、記憶部120の図示しない領域に記憶された優先電話番号の候補から1つの優先電話番号を選択すると、メッセージ生成部113は、優先電話番号を記載したメッセージを生成する。
【0124】
次に、通信部130は、生成されたメッセージを送信する(ステップS305)。通信部130は、ステップS304で生成されたメッセージを、ステップS11で特定された顧客端末30の電話番号に対して、SMSを用いて送信する。
【0125】
次に、通信部130は、メッセージの送信が成功したか否かを判定する(ステップS306)。本ステップにおいて行われる処理は、図8に示すステップS27において行われる処理と同様であるため、説明を省略する。通信部130が、メッセージの送信が成功しなかったと判定する場合(ステップS306で「NO」の場合)、制御部110は本フローチャートの処理を終了する。
【0126】
通信部130が、メッセージの送信が成功したと判定する場合(ステップS306で「YES」の場合)、優先案内部115は、優先案内情報124を生成する(ステップS307)。優先案内部115は、ステップS304で選択した優先電話番号と、ステップS11で特定した顧客端末30の電話番号とを関連付けて、優先案内情報124を生成する。また、優先案内部115は、ステップS305でメッセージを送信した日時を優先開始時刻124cに、優先開始時刻を始期として記憶部120に予め記憶された所定時間を経過させた時刻を優先終了時刻124dに関連付ける。
【0127】
次に、呼接続部112は、所定時間、優先電話番号に対応するオペレーターの呼接続を制御する(ステップS308)。呼接続部112は、優先電話番号への着呼を検知すると、優先案内情報124を参照し、発呼元である顧客端末30の電話番号と優先電話番号との組み合わせが優先案内情報124に含まれ、かつ現在時刻が優先開始時刻124cから優先終了時刻124dまでの時間帯に含まれるか否かを判定する。呼接続部112は、発呼元の電話番号と優先電話番号との組み合わせが優先案内情報124に含まれないか、又は優先案内情報124が示す時間帯に現在時刻が含まれない場合、オペレーター端末20との間で呼の確立を行わない。具体的には、呼接続部112は、電話番号と対応するオペレーター端末20とを関連付けた上述の情報を参照し、優先電話番号と対応するオペレーター端末20と顧客端末30との間で、呼の確立を行わない。
【0128】
この場合において、呼接続部112は、ステップS14以降の処理を継続してもよい。つまり、呼接続部112は、顧客端末30と情報提示装置10との間で呼を確立してもよい。その後、制御部110は本フローチャートの処理を終了する。
【0129】
なお、優先番号案内処理では、優先電話番号をSMSで送信するものとして説明した。しかしながら、上述のステップS302において、顧客端末30がSMSの送信が可能な電話番号でないと判定された場合に、上述の情報提示処理と同様にEメールやソーシャルネットワークサービス等の他の手段により優先電話番号を送信するものであってもよい。その場合、ステップS302以降の処理として、顧客情報123を参照し、発呼元の電話番号と関連付けられた携帯電話番号や他の送信先及び送信方法を特定し、特定した送信方法を実行するソフトウェアを用いて優先電話番号を送信する。
【0130】
本実施形態により、自動音声応答において予め定められた優先番号案内条件を満たす顧客に対し、優先的に対応することのできる電話番号を案内することができる。これにより、以前の通話においてストレスを感じた顧客に対し優先的に対応することができるため、顧客満足度の向上に資する。
【0131】
以上、本発明に係る各実施形態及び変形例の説明を行ってきたが、本発明は、上記した実施形態の一例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施形態の一例は、本発明を分かり易くするために詳細に説明したものであり、本発明は、ここで説明した全ての構成を備えるものに限定されない。また、ある実施形態の一例の構成の一部を他の一例の構成に置き換えることが可能である。また、ある実施形態の一例の構成に他の一例の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の一例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることもできる。また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、図中の制御線や情報線は、説明上必要と考えられるものを示しており、全てを示しているとは限らない。ほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
【0132】
また、上記の情報提示装置10の機能構成は、理解を容易にするために、主な処理内容に応じて分類したものである。構成要素の分類の仕方や名称によって、本願発明が制限されることはない。上述に示す通り、情報提示装置10の構成は、処理内容に応じて、さらに多くの構成要素に分類することもできる。また、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行するように分類することもできる。
【符号の説明】
【0133】
1:情報提示システム、10:情報提示装置、11:演算装置、12:メモリ、13:外部記憶装置、14:入力IF、15:出力IF、16:通信IF、17:記憶媒体駆動装置、18:メディア、20:オペレーター端末、30:顧客端末、40:公衆電話網、50:IVR、60:PBX、70:ネットワーク、110:制御部、111:自動音声応答部、112:呼接続部、113:メッセージ生成部、114:送信先特定部、115:優先案内部、120:記憶部、121:応答ログ情報、122:参照先情報、123:顧客情報、124:優先案内情報、130:通信部、a:情報処理装置
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10