(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6569166
(24)【登録日】2019年8月16日
(45)【発行日】2019年9月4日
(54)【発明の名称】時限開閉錠
(51)【国際特許分類】
A01K 5/02 20060101AFI20190826BHJP
A01K 1/035 20060101ALI20190826BHJP
【FI】
A01K5/02
A01K1/035 A
【請求項の数】5
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2019-86962(P2019-86962)
(22)【出願日】2019年4月29日
【審査請求日】2019年5月7日
(31)【優先権主張番号】201910315181.X
(32)【優先日】2019年4月18日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】519263442
【氏名又は名称】温州山衡鎖具有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】姚▲れい▼珍
【審査官】
吉田 英一
(56)【参考文献】
【文献】
実開平06−019450(JP,U)
【文献】
中国特許出願公開第108633759(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A01K 5/02
A01K 1/035
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ペット籠と、前記ペット籠の中に設置されるペット活動空間とを含み、前記ペット活動空間の中には封閉装置が設けられ、前記封閉装置が封閉扉を含み、前記封閉扉には錠機構が設けられ、前記ペット活動空間の中には給餌装置が設けられ、前記給餌装置が前記ペット活動空間の中に設置される給餌茶碗を含み、前記ペット活動空間の中には注意装置が設けられ、前記ペット籠の中には閉扉伝動空間が設けられ、前記閉扉伝動空間の中には封閉伝動装置が設置され、前記封閉伝動装置と前記封閉装置の中の前記封閉扉とが連結され、前記ペット籠の中にはラッチ空間が設けられ、前記ラッチ空間の中にはラッチ装置が設けられ、前記ラッチ装置が前記錠機構と協働するラッチを含み、前記ペット籠の中には動力空間が設けられ、前記動力空間の中には動力装置が設けられ、前記動力装置がタイマー起動を行える時限モータを含み、前記動力装置の中には歯車機構が設けられ、前記ペット籠の中にはメイン伝動空間が設けられ、前記メイン伝動空間の中には伝動装置が設けられ、前記伝動装置と前記動力装置の中の歯車機構とが伝動できるように連結され、前記伝動装置が前記封閉伝動装置と、前記給餌装置と、前記ラッチ装置と伝動できるように連結され、前記動力装置は前記ペット籠の中に設置される前記動力空間を含み、前記動力空間の右壁には前記時限モータが固定的に設置され、前記時限モータの左端には動力軸が伝動できるように連結され、前記動力軸の左端には駆動扇形歯車が固定的に設けられ、
その他、前記歯車機構は前記動力空間の右壁に回転できるように設置される第一伝動軸を含み、前記第一伝動軸が前記動力軸の後側に位置し、前記動力空間の後壁には第二伝動軸が回転できるように設けられ、前記第二伝動軸が前記動力軸の上側に位置し、前記動力空間の後壁には第三伝動軸が回転できるように設けられ、前記第三伝動軸が前記動力軸の前側に位置し、前記動力空間の後壁には第四伝動軸が回転できるように設けられ、前記第四伝動軸が前記動力軸の下側に位置し、前記動力空間の右壁には第五回転軸が回転できるように設けられ、前記第五回転軸が前記第四伝動軸の前側に位置し、前記第一伝動軸には給餌駆動歯車が固定的に設置され、前記第二伝動軸には閉扉駆動歯車が固定的に設置され、前記第三伝動軸には閉鎖駆動歯車が固定的に設置され、前記第五回転軸には解錠転向歯車が固定的に設置され、前記第四伝動軸には前記解錠転向歯車と噛み合う解錠駆動歯車が固定的に設置されることを特徴とする時限開閉錠。
【請求項2】
前記伝動装置は前記メイン伝動空間の底壁に回転可能に設置された給餌回転盤軸を含み、前記給餌回転盤軸と前記第一伝動軸との間が第一プーリによって伝動できるように連結され、前記給餌回転盤軸の上端には給餌回転盤が固定的に設置され、前記給餌回転盤の中には上下に貫通した給餌穴が設けられ、前記メイン伝動空間の底壁には錠軸が回転できるように設けられ、前記メイン伝動空間の頂壁には閉扉中間伝動軸が回転できるように設けられ、前記閉扉中間伝動軸と前記第二伝動軸との間が前記第二プーリによって伝動できるように連結され、前記閉扉中間伝動軸には閉扉変速伝動歯車が固定的に設けられ、前記錠軸と前記第三伝動軸と、前記第五回転軸とが第三プーリによって伝動できるように連結され、前記錠軸の上端には傘歯車が固定的に設けられ、前記メイン伝動空間の前壁には回転レバーが回転できるように設けられ、前記回転レバーの後端には前記傘歯車と噛み合う転向傘歯車が固定的に設置され、前記回転レバーには変速歯車が固定的に設置され、前記メイン伝動空間の右壁には固定ラックスライド溝が設けられ、前記固定ラックスライド溝の中にはラックがスライドできるように設けられ、前記ラックの前端には前記閉扉変速伝動歯車を固定する固定ブロックが固定的に設置され、前記メイン伝動空間の頂壁には固定伝動軸が回転できるように設けられ、前記固定伝動軸と前記錠軸との間が同期プーリによって伝動できるように連結され、前記固定伝動軸には前記ラックと噛み合う固定伝動歯車が固定的に設置されることを特徴とする請求項1に記載の時限開閉錠。
【請求項3】
前記封閉装置は前記ペット籠の中に設置される前記ペット活動空間を含み、前記ペット活動空間が前記メイン伝動空間の右側に位置し、前記ペット活動空間の上下壁の間には前記封閉扉がスライドできるように設けられ、前記封閉扉の中には柵が固定的に設けられ、前記錠機構が前記封閉扉の前端面に固定的に設置されるロックブロックを含み、前記ロックブロックの中には上下に貫通したロック穴が設けられることを特徴とする請求項1に記載の時限開閉錠。
【請求項4】
前記封閉伝動装置は前記封閉扉の上端面に固定的に設置された扉連結レバーを含み、前記扉連結レバーが前記閉扉伝動空間の中まで上へ伸びており、前記閉扉伝動空間の頂壁には扉スライドブロックスライド溝が設けられ、前記扉スライドブロックスライド溝の中には扉スライドブロックがスライドできるように設置され、前記扉連結レバーの上端が前記扉スライドブロックの下端面と固定的に連結され、前記扉スライドブロックの後端面と前記扉スライドブロックスライド溝の後壁との間が開扉ばねによって固定的に連結され、前記閉扉伝動空間の上下壁の間には閉扉伝動軸が回転できるように設けられ、前記閉扉伝動軸には閉扉伝動歯車が回転できるように設けられ、前記閉扉伝動歯車と前記閉扉変速伝動歯車とが噛み合い、前記閉扉伝動歯車にはリールが固定的に設置され、前記リールには閉扉引縄が周設され、前記閉扉引縄の後端と前記扉連結レバーの前端面とが固定的に連結され、前記給餌装置は前記メイン伝動空間の頂壁に固定的に設置される餌箱を含み、前記餌箱の上端が前記ペット籠の上側まで伸びており、前記餌箱の中には上方に開口した餌空間が設けられ、前記餌空間の上側には蓋がねじ山によって結合され、前記給餌回転盤が前記餌空間の中まで伸びており、前記餌空間の底壁には給餌パイプが固定的に連結され、前記給餌パイプと前記餌空間とが連通され、前記給餌パイプの右端が前記ペット活動空間の中まで伸びており、前記ペット活動空間の左壁には前記給餌茶碗が固定的に設けられ、前記給餌茶碗の中には上方に開口した給餌溝が設けられることを特徴とする請求項2に記載の時限開閉錠。
【請求項5】
前記注意装置は前記ペット活動空間の左壁に固定的に設置される注意スピーカを含み、前記ラッチ装置は前記ラッチ空間の前後壁の間にスライド可能に設置されたラッチラックを含み、前記ラッチラックと前記変速歯車とが噛み合い、前記ラッチラックの下端面には前記ラッチが固定的に設置され、前記ラッチ空間の底壁の中には上方に開口したラッチ固定溝が設けられることを特徴とする請求項2に記載の時限開閉錠。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は機械技術分野に関し、具体的には時限開閉錠に関する。
【背景技術】
【0002】
生活レベルの向上と伴い、生活においてペットの必要性を感じて飼う人が多くなってきた。夜にいい眠りを保証するために、生まれつきながら活動が頻繁である上に、飼い主と体内時計が違うペットに対して、夜になると籠の中に閉じ込め、昼になったら解放する方法を採用するものの、籠に対する抵抗が強いペットに対し、時限開閉錠を提供する必要があると思う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第105064820号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は時限開閉錠を提供し、既存の技術にある上記の欠陥を補うことにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の時限開閉錠は、ペット籠と、前記ペット籠の中に設置されるペット活動空間とを含み、前記ペット活動空間の中には封閉装置が設けられ、前記封閉装置が封閉扉を含み、前記封閉扉には錠機構が設けられ、前記ペット活動空間の中には給餌装置が設けられ、前記給餌装置が前記ペット活動空間の中に設置される給餌茶碗を含み、前記ペット活動空間の中には注意装置が設けられ、前記ペット籠の中には
閉扉伝動空間が設けられ、前記閉扉伝動空間の中には封閉伝動装置が設置され、前記封閉伝動装置と前記封閉装置の中の前記封閉扉とが連結され、前記ペット籠の中にはラッチ空間が設けられ、前記ラッチ空間
の中にはラッチ装置が設けられ、前記ラッチ装置が前記錠機構と協働するラッチを含み、前記ペット籠の中には動力空間が設けられ、前記動力空間の中には動力装置が設けられ、前記動力装置がタイマー起動を行える時限モータを含み、前記動力装置の中には歯車機構が設けられ、前記ペット籠の中にはメイン伝動空間が設けられ、前記メイン伝動空間の中には伝動装置が設けられ、前記伝動装置と前記動力装置の中の歯車機構とが伝動できるように連結され、前記伝動装置が前記封閉伝動装置と、前記給餌装置と、前記ラッチ装置と伝動できるように連結され、前記動力装置は前記ペット籠の中に設置される前記動力空間を含み、前記動力空間の右壁には前記時限モータが固定的に設置され、前記時限モータの左端には動力軸が伝動できるように連結され、前記動力軸の左端には駆動扇形歯車が固定的に設けられる。
【0006】
その他、前記歯車機構は前記動力空間の右壁に回転できるように設置される第一伝動軸を含み、前記第一伝動軸が前記動力軸の後側に位置し、前記動力空間の後壁には第二伝動軸が回転できるように設けられ、前記第二伝動軸が前記動力軸の上側に位置し、前記動力空間の後壁には第三伝動軸が回転できるように設けられ、前記第三伝動軸が前記動力軸の前側に位置し、前記動力空間の後壁には第四伝動軸が回転できるように設けられ、前記第四伝動軸が前記動力軸の下側に位置し、前記動力空間の右壁には第五回転軸が回転できるように設けられ、前記第五回転軸が前記第四伝動軸の前側に位置し、前記第一伝動軸には給餌駆動歯車が固定的に設置され、前記第二伝動軸には閉扉駆動歯車が固定的に設置され、前記第三伝動軸には閉鎖駆動歯車が固定的に設置され、前記第五回転軸には解錠転向歯車が固定的に設置され、前記第四伝動軸には前記解錠転向歯車と噛み合う解錠駆動歯車が固定的に設置される。
【0007】
さらなる技術プラントして、
前記伝動装置は前記メイン伝動空間の底壁に回転可能に設置された給餌回転盤軸を含み、前記給餌回転盤軸と前記第一伝動軸との間が第一プーリによって伝動できるように連結され、前記給餌回転盤軸の上端には給餌回転盤が固定的に設置され、前記給餌回転盤の中には上下に貫通した給餌穴が設けられ、前記メイン伝動空間の底壁には錠軸が回転できるように設けられ、前記メイン伝動空間の頂壁には閉扉中間伝動軸が回転できるように設けられ、前記閉扉中間伝動軸と前記第二伝動軸との間が前記第二プーリによって伝動できるように連結され、前記閉扉中間伝動軸には閉扉変速伝動歯車が固定的に設けられ、前記錠軸と前記第三伝動軸と、前記第五回転軸とが第三プーリによって伝動できるように連結され、前記錠軸の上端には傘歯車が固定的に設けられ、前記メイン伝動空間の前壁には回転レバーが回転できるように設けられ、前記回転レバーの後端には前記傘歯車と噛み合う転向傘歯車が固定的に設置され、前記回転レバーには変速歯車が固定的に設置され、前記メイン伝動空間の右壁には固定ラックスライド溝が設けられ、前記固定ラックスライド溝の中にはラックがスライドできるように設けられ、前記ラックの前端には前記閉扉変速伝動歯車を固定する固定ブロックが固定的に設置され、前記メイン伝動空間の頂壁には固定伝動軸が回転できるように設けられ、前記固定伝動軸と前記錠軸との間が同期プーリによって伝動できるように連結され、前記固定伝動軸には前記ラックと噛み合う固定伝動歯車が固定的に設置される。
【0008】
さらなる技術プラントして、前記封閉装置は前記ペット籠の中に設置される前記ペット活動空間を含み、前記ペット活動空間が前記メイン伝動空間の右側に位置し、前記ペット活動空間の上下壁の間には前記封閉扉がスライドできるように設けられ、前記封閉扉の中には柵が固定的に設けられ、前記錠機構が前記封閉扉の前端面に固定的に設置されるロックブロックを含み、前記ロックブロックの中には上下に貫通したロック穴が設けられる。
【0009】
前記封閉伝動装置は前記封閉扉の上端面に固定的に設置された扉連結レバーを含み、前記扉連結レバーが前記閉扉伝動空間の中まで上へ伸びており、前記閉扉伝動空間の頂壁には扉スライドブロックスライド溝が設けられ、前記扉スライドブロックスライド溝の中には扉スライドブロックがスライドできるように設置され、前記扉連結レバーの上端が前記扉スライドブロックの下端面と固定的に連結され、前記扉スライドブロックの後端面と前記扉スライドブロックスライド溝の後壁との間が開扉ばねによって固定的に連結され、前記閉扉伝動空間の上下壁の間には閉扉伝動軸が回転できるように設けられ、前記閉扉伝動軸には閉扉伝動歯車が回転できるように設けられ、前記閉扉伝動歯車と前記閉扉変速伝動歯車とが噛み合い、前記閉扉伝動歯車にはリールが固定的に設置され、前記リールには閉扉引縄が周設され、前記閉扉引縄の後端と前記扉連結レバーの前端面とが固定的に連結され、前記給餌装置は前記メイン伝動空間の頂壁に固定的に設置される餌箱を含み、前記餌箱の上端が前記ペット籠の上側まで伸びており、前記餌箱の中には上方に開口した餌空間が設けられ、前記餌空間の上側には蓋がねじ山によって結合され、前記給餌回転盤が前記餌空間の中まで伸びており、前記餌空間の底壁には給餌パイプが固定的に連結され、前記給餌パイプと前記餌空間とが連通され、前記給餌パイプの右端が前記ペット活動空間の中まで伸びており、前記ペット活動空間の左壁には前記給餌茶碗が固定的に設けられ、前記給餌茶碗の中には上方に開口した給餌溝が設けられる。
【0010】
前記注意装置は前記ペット活動空間の左壁に固定的に設置される注意スピーカを含み、
前記ラッチ装置は前記ラッチ空間の前後壁の間にスライド可能に設置されたラッチラックを含み、前記ラッチラックと前記変速歯車とが噛み合い、前記ラッチラックの下端面には前記ラッチが固定的に設置され、前記ラッチ空間の底壁の中には上方に開口したラッチ固定溝が設けられる。
【発明の効果】
【0011】
以上に述べた如く、本発明装置は構造が簡単で、使用が便利で、時間を設定することによって本装置の起動時間を調整でき、本装置が起動した後、給餌を自動的に行うとともに、声を発してペットを籠に入らせ、籠に入った後に自動的に閉扉して自動的に閉鎖し、指定した時間が経った後に自動的に解錠して開扉し、過程全般に人工がいらなく、ペットの籠に対する抵抗を解決し、飼い主の時間を大きく節約できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】
図1は本発明の時限開閉錠の全体構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
下記に
図1〜3を合わせて本発明について詳しく説明する。意思疎通の便利を図って、下記に記載の上下左右前後方向は
図1の投影関係の上下左右前後方向と一致している。
【0014】
図1−3が示すように、本発明装置の時限開閉錠は、ペット籠10と、前記ペット籠10の中に設置されるペット活動空間31とを含み、前記ペット活動空間31の中には封閉装置が設けられ、前記封閉装置が封閉扉35を含み、前記封閉扉35には錠機構が設けられ、前記ペット活動空間31の中には給餌装置が設けられ、前記給餌装置が前記ペット活動空間31の中に設置される給餌茶碗33を含み、前記ペット活動空間31の中には注意装置が設けられ、前記ペット籠10の中には
閉扉伝動空間13が設けられ、前記閉扉伝動空間13の中には封閉伝動装置が設置され、前記封閉伝動装置と前記封閉装置の中の前記封閉扉35とが連結され、前記ペット籠10の中にはラッチ空間22が設けられ、前記ラッチ空間22
の中にはラッチ装置が設けられ、前記ラッチ装置が前記錠機構と協働するラッチ25を含み、前記ペット籠10の中には動力空間69が設けられ、前記動力空間69の中には動力装置が設けられ、前記動力装置がタイマー起動を行える時限モータ44を含み、前記動力装置の中には歯車機構が設けられ、前記ペット籠10の中にはメイン伝動空間68が設けられ、前記メイン伝動空間68の中には伝動装置が設けられ、前記伝動装置と前記動力装置の中の歯車機構とが伝動できるように連結され、前記伝動装置が前記封閉伝動装置と、前記給餌装置と、前記ラッチ装置と伝動できるように連結され、
前記動力装置は前記ペット籠10の中に設置される前記動力空間69を含み、前記動力空間69の右壁には前記時限モータ44が固定的に設置され、前記時限モータ44の左端には動力軸70が伝動できるように連結され、前記動力軸70の左端には駆動扇形歯車65が固定的に設けられる。
【0015】
その他、前記歯車機構は前記動力空間69の右壁に回転できるように設置される第一伝動軸66を含み、前記第一伝動軸66が前記動力軸70の後側に位置し、前記動力空間69の後壁には第二伝動軸42が回転できるように設けられ、前記第二伝動軸42が前記動力軸70の上側に位置し、前記動力空間69の後壁には第三伝動軸52が回転できるように設けられ、前記第三伝動軸52が前記動力軸70の前側に位置し、前記動力空間69の後壁には第四伝動軸64が回転できるように設けられ、前記第四伝動軸64が前記動力軸70の下側に位置し、前記動力空間69の右壁には第五回転軸62が回転できるように設けられ、前記第五回転軸62が前記第四伝動軸64の前側に位置し、前記第一伝動軸66には給餌駆動歯車67が固定的に設置され、前記第二伝動軸42には閉扉駆動歯車43が固定的に設置され、前記第三伝動軸52には閉鎖駆動歯車51が固定的に設置され、前記第五回転軸62には解錠転向歯車63が固定的に設置され、前記第四伝動軸64には前記解錠転向歯車63と噛み合う解錠駆動歯車53が固定的に設置される。
【0016】
本発明装置において、
前記伝動装置は前記メイン伝動空間68の底壁に回転可能に設置された給餌回転盤軸50を含み、前記給餌回転盤軸50と前記第一伝動軸66との間が第一プーリ48によって伝動できるように連結され、前記給餌回転盤軸50の上端には給餌回転盤46が固定的に設置され、前記給餌回転盤46の中には上下に貫通した給餌穴47が設けられ、前記メイン伝動空間68の底壁には錠軸49が回転できるように設けられ、前記メイン伝動空間68の頂壁には閉扉中間伝動軸54が回転できるように設けられ、前記閉扉中間伝動軸54と前記第二伝動軸42との間が前記第二プーリ56によって伝動できるように連結され、前記閉扉中間伝動軸54には閉扉変速伝動歯車55が固定的に設けられ、前記錠軸49と前記第三伝動軸52と、前記第五回転軸62とが第三プーリ61によって伝動できるように連結され、前記錠軸49の上端には傘歯車60が固定的に設けられ、前記メイン伝動空間68の前壁には回転レバー57が回転できるように設けられ、前記回転レバー57の後端には前記傘歯車60と噛み合う転向傘歯車59が固定的に設置され、前記回転レバー57には変速歯車58が固定的に設置され、前記メイン伝動空間68の右壁には固定ラックスライド溝36が設けられ、前記固定ラックスライド溝36の中にはラック39がスライドできるように設けられ、前記ラック39の前端には前記閉扉変速伝動歯車55を固定する固定ブロック38が固定的に設置され、前記メイン伝動空間68の頂壁には固定伝動軸41が回転できるように設けられ、前記固定伝動軸41と前記錠軸49との間が同期プーリ45によって伝動できるように連結され、前記固定伝動軸41には前記ラック39と噛み合う固定伝動歯車40が固定的に設置される。
【0017】
本発明装置において、前記封閉装置は前記ペット籠10の中に設置される前記ペット活動空間31を含み、前記ペット活動空間31が前記メイン伝動空間68の右側に位置し、前記ペット活動空間31の上下壁の間には前記封閉扉35がスライドできるように設けられ、前記封閉扉35の中には柵34が固定的に設けられ、前記錠機構が前記封閉扉35の前端面に固定的に設置されるロックブロック27を含み、前記ロックブロック27の中には上下に貫通したロック穴28が設けられる。
【0018】
本発明装置において、
前記封閉伝動装置は前記封閉扉35の上端面に固定的に設置された扉連結レバー18を含み、前記扉連結レバー18が前記閉扉伝動空間13の中まで上へ伸びており、前記閉扉伝動空間13の頂壁には扉スライドブロックスライド溝16が設けられ、前記扉スライドブロックスライド溝16の中には扉スライドブロック15がスライドできるように設置され、前記扉連結レバー18の上端が前記扉スライドブロック15の下端面と固定的に連結され、前記扉スライドブロック15の後端面と前記扉スライドブロックスライド溝16の後壁との間が開扉ばね14によって固定的に連結され、前記閉扉伝動空間13の上下壁の間には閉扉伝動軸19が回転できるように設けられ、前記閉扉伝動軸19には閉扉伝動歯車20が回転できるように設けられ、前記閉扉伝動歯車20と前記閉扉変速伝動歯車55とが噛み合い、前記閉扉伝動歯車20にはリール21が固定的に設置され、前記リール21には閉扉引縄17が周設され、前記閉扉引縄17の後端と前記扉連結レバー18の前端面とが固定的に連結され、前記給餌装置は前記メイン伝動空間68の頂壁に固定的に設置される餌箱12を含み、前記餌箱12の上端が前記ペット籠10の上側まで伸びており、前記餌箱12の中には上方に開口した餌空間37が設けられ、前記餌空間37の上側には蓋11がねじ山によって結合され、前記給餌回転盤46が前記餌空間37の中まで伸びており、前記餌空間37の底壁には給餌パイプ26が固定的に連結され、前記給餌パイプ26と前記餌空間37とが連通され、前記給餌パイプ26の右端が前記ペット活動空間31の中まで伸びており、前記ペット活動空間31の左壁には前記給餌茶碗33が固定的に設けられ、前記給餌茶碗33の中には上方に開口した給餌溝32が設けられる。
【0019】
本発明装置において、前記注意装置は前記ペット活動空間31の左壁に固定的に設置される注意スピーカ29を含み、
前記ラッチ装置は前記ラッチ空間22の前後壁の間にスライド可能に設置されたラッチラック24を含み、前記ラッチラック24と前記変速歯車58とが噛み合い、前記ラッチラック24の下端面には前記ラッチ25が固定的に設置され、前記ラッチ空間22の底壁の中には上方に開口したラッチ固定溝30が設けられる。
【0020】
前記時限開閉錠の実現方法は、下記のステップを含む:
【0021】
初期状態において、前記駆動扇形歯車65が前記給餌駆動歯車67と噛み合い、前記固定ブロック38が前記閉扉変速伝動歯車55を固定せず、前記餌空間37と前記給餌パイプ26とが前記給餌穴47によって連通されず、前記封閉扉35が前記ペット活動空間31を封閉せず、
【0022】
起動すると、前記時限モータ44が起動して前記動力軸70によって前記駆動扇形歯車65を駆動して回転させ、前記駆動扇形歯車65が前記給餌駆動歯車67と、前記第一伝動軸66と、前記第一プーリ48とによって前記給餌回転盤軸50を駆動して回転させ、前記給餌回転盤軸50が前記給餌回転盤46を駆動して回転させて前記給餌穴47によって前記給餌パイプ26と前記餌空間37とを連通して給餌を行い、前記注意スピーカ29が起動して注意を発してペットを前記ペット活動空間31の中に入らせ、前記駆動扇形歯車65が前記給餌駆動歯車67から離脱し、給餌が終わり、前記駆動扇形歯車65が前記閉扉駆動歯車43と噛み合って前記第二伝動軸42と、前記第二プーリ56と、前記閉扉中間伝動軸54と、前記閉扉変速伝動歯車55とによって前記閉扉伝動歯車20を駆動して回転させ、前記閉扉伝動歯車20が前記閉扉伝動軸19によって前記ペット活動空間31を駆動して回転させて糸を繰り入れて前記閉扉引縄17によって前記扉連結レバー18を引き動かし、前記扉連結レバー18が前記封閉扉35を駆動して前記ペット活動空間31を封閉し、前記ロックブロック27が前記ラッチ空間22の中に挿入され、前記駆動扇形歯車65が前記閉扉駆動歯車43から離脱する直前に前記閉鎖駆動歯車51と噛み合い、前記閉鎖駆動歯車51が前記第三伝動軸52と、前記第三プーリ61と、前記錠軸49と、前記同期プーリ45と、前記固定伝動軸41とによって前記固定伝動歯車40を駆動して回転させ、前記固定伝動歯車40が前記ラック39を駆動して前記固定ブロック38により前記閉扉変速伝動歯車55を固定させ、前記錠軸49が回転して前記傘歯車60と、前記転向傘歯車59と、前記回転レバー57とによって前記変速歯車58を駆動して回転させ、前記変速歯車58が前記ラッチラック24を駆動して下へ運動させ、これにより前記ラッチ25を前記ロック穴28から前記ラッチ固定溝30の中に挿入してドアをロックし、この時前記駆動扇形歯車65が前記閉鎖駆動歯車51から離脱し、且つ前記解錠駆動歯車53と噛み合っていなく、前記時限モータ44の回転が停止し、
【0023】
開扉する時、前記時限モータ44が再び起動し、前記駆動扇形歯車65が前記解錠駆動歯車53と噛み合って前記解錠転向歯車63と、前記第五回転軸62と、前記第三プーリ61とによって前記ラッチラック24と、前記ラッチ25とを復帰させ、前記固定ブロック38が前記閉扉変速伝動歯車55から離脱し、前記開扉ばね14が復帰して前記扉スライドブロック15と、前記扉連結レバー18によって前記封閉扉35を連動させて復帰させ、これにより開扉を実現し、この時前記駆動扇形歯車65が初期状態に戻る。
【0024】
以上に述べた如く、本発明装置は構造が簡単で、使用が便利で、時間を設定することによって本装置の起動時間を調整でき、本装置が起動した後、給餌を自動的に行うとともに、声を発してペットを籠に入らせ、籠に入った後に自動的に閉扉して自動的に閉鎖し、指定した時間が経った後に自動的に解錠して開扉し、過程全般に人工がいらなく、ペットの籠に対する抵抗を解決し、飼い主の時間を大きく節約できる。
【0025】
以上に述べたのはただ本実用新型のより良い実施例で、本実用新型を限定することに使わないである。本実用新型の意義と原則のもとで行う全ての修正、同等の入れ替えと改善などは本実用新型の保護範囲に含まれる。
【要約】
【課題】本発明は時限開閉錠を開示した。
【解決手段】ペット籠と、前記ペット籠の中に設置されるペット活動空間とを含み、前記ペット活動空間の中には封閉装置が設けられ、前記封閉装置が封閉扉を含み、前記封閉扉には錠機構が設けられ、前記ペット活動空間の中には給餌装置が設けられ、前記給餌装置が前記ペット活動空間の中に設置される給餌茶碗を含み、前記ペット活動空間の中には注意装置が設けられ、本発明装置は構造が簡単で、使用が便利で、時間を設定することによって本装置の起動時間を調整でき、本装置が起動した後、給餌を自動的に行うとともに、声を発してペットを籠に入らせ、籠に入った後に自動的に閉扉して自動的に閉鎖し、指定した時間が経った後に自動的に解錠して開扉し、過程全般に人工がいらなく、ペットの籠に対する抵抗を解決し、飼い主の時間を大きく節約できる。
【選択図】
図1